JP2001022167A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001022167A
JP2001022167A JP11198544A JP19854499A JP2001022167A JP 2001022167 A JP2001022167 A JP 2001022167A JP 11198544 A JP11198544 A JP 11198544A JP 19854499 A JP19854499 A JP 19854499A JP 2001022167 A JP2001022167 A JP 2001022167A
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cleaning
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forming apparatus
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Atsunori Kitazawa
北澤淳憲
Eiji Shimura
志村英次
Yujiro Nomura
野村雄二郎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】手動による帯電部材の清掃においてユーザの負
担を軽減するとともに、清掃動作をより一層簡単にする
ことのできる画像形成装置を提供する。 【解決手段】取っ手11の把持部11aをつかんでこの
取っ手11をプロセスカートリッジ8の外へ引き出す
と、リング状清掃部材10が帯電部材9の帯電部9bの
方へ軸方向に移動する。そして、ガイド部10aが帯電
部9bに嵌合開始すると同時にガイド部10aの最大外
径部分の下端部がOPC2の外周面に載るようになる。
更に取っ手11が引き出されると、帯電部9bがガイド
部10aの内周傾斜面にガイドされて径方向に移動し、
OPC2の外周面から離間する。そして、清掃部10b
が帯電部9bに嵌合されると、清掃部10bの内周面の
全周が帯電部9bの外周面の全周を摺動するので、帯電
部9bの外周面に付着しているトナー等の異物がその全
周にわたって清掃部10bにより除去されるようにな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、帯電ローラ等の帯
電部材を感光体に接触させることでこの感光体を帯電
し、帯電した感光体上に静電潜像を形成することにより
画像を形成する画像形成装置の技術分野に属し、特に、
帯電部材に付着したトナー等の異物を除去するための帯
電部材の清掃部材を備えた画像形成装置の技術分野に属
する。
【0002】
【従来の技術】静電複写機やプリンタ等の画像形成装置
は感光体を帯電する帯電装置を備えており、この帯電装
置として、従来、コロナ帯電が広く利用されている。し
かし、このコロナ帯電はオゾンや窒素酸化物が発生して
感光体などの表面に付着するので、画像欠陥を起こすと
いう問題がある。
【0003】そこで、帯電装置として、電圧を印加した
例えばウレタンゴム等からなる帯電部材を感d光体に接
触させて感光体を帯電させるという接触帯電方式が、例
えば特開昭63−149668号公報において提案され
ている。このような接触帯電方式の帯電によれば、前述
のコロナ帯電で発生する問題が解消される。しかしなが
ら、接触帯電方式は帯電部材が感光体に接触しているこ
とから、クリーニング装置からすり抜けた感光体上のト
ナーや現像器から飛散したトナー等の異物が帯電部材の
表面に付着してしまう。このため、感光体の帯電不良が
引き起こされ、画像劣化が発生してしまう。
【0004】このようなことから、帯電部材の表面に付
着したトナー等の異物を取り除くための清掃部材を備え
た画像形成装置が、例えば特公平7−101325号公
報において提案されている。この公告公報に開示されて
いる画像形成装置においては、感光体、帯電部材、およ
び帯電部材の清掃部材等が1つのプロセスカートリッジ
に収容されており、手動によりこの帯電部材を回転させ
るとともに、清掃部材をプロセスカートリッジ内で帯電
部材に対して軸方向に接触させて、帯電部材の表面に付
着したトナー等の異物を除去している。この清掃部材を
備えた画像形成装置によれば、帯電部材の表面が清掃さ
れ、感光体の帯電が良好になるとともに、手動により帯
電部材を清掃することは画像形成装置の簡略化および小
型化を実現できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来の画像形成装置では、手動により帯電部材を回転させ
るようにしているため、帯電部材の清掃にあたり、ユ−
ザの負担が大きくなる。しかも、清掃する清掃部材を帯
電部材の回転動作とは別動作で帯電部材に接触させる必
要があり、清掃に伴う動作が複雑となっている。更に、
帯電部材の清掃はプロセスカートリッジを画像形成装置
本体から取り出して行う必要があるが、プロセスカート
リッジの故障の原因を引き起こすおそれがある。
【0006】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、その目的は、手動による帯電部材の清
掃においてユーザの負担を軽減するとともに、清掃動作
をより一層簡単にすることのできる画像形成装置を提供
することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、請求項1の発明は、静電潜像が形成される感光体
と、この感光体に接触して感光体を帯電する帯電部材
と、この帯電部材に対して離接可能に設けられて前記帯
電部材を清掃する清掃部材と、前記清掃部材を前記帯電
部材に対して離接動作させる手動操作手段とを少なくと
も備えている画像形成装置において、前記帯電部材が定
荷重方式で支持されて前記感光体の径方向に移動可能と
されており、前記清掃部材が、内周面が前記帯電部材に
嵌合可能でかつ前記帯電部材に対して摺動可能なリング
状清掃部材であり、このリング状清掃部材は前記帯電部
材の軸方向にかつ前記感光体の径方向に移動可能に支持
されていて、前記内周面が前記帯電部材に嵌合すること
で、前記帯電部材が前記感光体の径方向に移動されるよ
うになっていることを特徴としている。
【0008】また、請求項2の発明は、静電潜像が形成
される感光体と、この感光体に接触して感光体を帯電す
る帯電部材と、この帯電部材に対して離接可能に設けら
れて前記帯電部材を清掃する清掃部材と、前記清掃部材
を前記帯電部材に対して離接動作させる手段と、画像形
成装置本体に着脱可能に装着され、前記感光体、前記帯
電部材、前記清掃部材、および前記離接動作させる手段
を収容するプロセスカートリッジとを少なくとも備えて
いる画像形成装置において、前記帯電部材が定荷重方式
で支持されて前記感光体の径方向に移動可能とされてお
り、前記清掃部材が、内周面が前記帯電部材に嵌合可能
でかつ前記帯電部材に対して摺動可能なリング状清掃部
材であり、このリング状清掃部材は前記帯電部材の軸方
向にかつ前記感光体の径方向に移動可能に支持されてい
て、前記内周面が前記帯電部材に嵌合することで、前記
帯電部材が前記感光体の径方向に移動されるようになっ
ており、更に、離接動作させる手段が前記画像形成装置
本体に設けられている開閉カバーであり、この開閉カバ
ーの開閉動作に連動して、前記リング状清掃部材の清掃
動作を行うことを特徴としている。更に、請求項3の発
明は、前記帯電部材における帯電部の両端部の少なくと
も一方の端部にこの端部より外側にトナー等の異物回収
装置を備えていることを特徴としている。
【0009】
【作用】このように構成された本発明の画像形成装置に
おいては、手動操作手段を操作することにより、リング
状清掃部材が帯電部材の軸方向に移動してその内周面が
帯電部材の外周面に摺動可能に嵌合される。そして、こ
のリング状清掃部材内周面によって、帯電部材の外周面
に付着しているトナー等の異物が除去されることによ
り、帯電部材の全周にわたり同時に清掃されるようにな
る。その場合、単に手動操作手段を操作するだけで、帯
電部材を回転させる必要もないので、清掃動作がきわめ
て簡単になるとともに、ユーザの負担が大幅に軽減す
る。
【0010】また、帯電部材が定荷重方式で支持されて
いるので、帯電部材が感光体の径方向に移動可能となる
が、その場合、リング状清掃部材により、帯電部材の径
方向移動と清掃部の帯電部材への当接(嵌合)が同時に
行われるようになり、動作が更に簡単になりかつ確実に
なる。更に、本発明の画像形成装置においては、画像形
成装置本体の開閉カバーの開閉動作に連動してリング状
清掃部材が作動するようになる。したがって、例えばジ
ャム時での開閉カバーの開閉動作等の開閉動作に連動し
て自動的に帯電部材が清掃されるようになる。これによ
り、ユーザは帯電部材の清掃を意識的に実施する必要が
なくなり、帯電部材9の清掃のメンテナンスが簡単にな
る。
【0011】特に、請求項3の発明においては、リング
状清掃部材によって帯電部材から除去され捕獲されたト
ナー等の異物は、リング状清掃部材が待機時の状態に設
定されたとき、異物回収装置内に溜めることが可能とな
る。これにより、リング状清掃部材によって除去された
異物によって、画像形成装置内が汚染されることを抑制
されるようになる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて、本発明の実
施の形態について説明する。図1は、本発明の画像形成
装置の実施の形態の一例が適用されたフルカラ−の中間
転写型の画像形成装置を模式的に示す図である。図1に
示すように、この例の画像形成装置1は、感光体(以
下、OPCともいう)2、帯電装置3、露光装置4、現
像装置5、中間転写装置6、およびクリーニング装置7
を備えているとともに、図示しないが中間転写装置6の
転写ベルト6aに転写された中間転写画像を転写紙等の
転写材に転写する転写装置および転写材に転写された転
写画像を定着する定着装置を備えている。
【0013】帯電装置3、露光装置4、現像装置5、中
間転写装置6、およびクリーニング装置7は、従来の画
像形成装置と同様にOPC2の周囲にこれらの順に図に
おいて時計回りに配設されている。そして、OPC2、
帯電装置3、現像装置5、およびクリーニング装置7が
1つのプロセスカ−トリッジ8(図1には、プロセスカ
−トリッジ8が模式的に示されている)内に収容されて
いる。
【0014】図2に詳細に示すように、この例の画像形
成装置1では、OPC2がプロセスカ−トリッジ8の枠
体8aに回転可能に支持されている。また、プロセスカ
−トリッジ8内に収容されている帯電装置3は、OPC
2に接触してこのOPC2を帯電するための帯電ローラ
等の帯電部材9、この帯電部材9の表面を清掃する、弾
性部材からなるリング状清掃部材10、リング清掃部材
10に連結され、このリング清掃部材10を作動操作す
る取っ手11、一対のばね12,13により枠体8aに
支持され、帯電部材9の回転軸9aを回転可能に支持す
る一対の軸受14,15を備えている。帯電部材9は一
対のばね12,13の一定のばね力による定荷重方式で
OPC2の径方向に移動可能に枠体8aに支持されてい
る。
【0015】また、リング状清掃部材10は筒状の截頭
円錐形状のガイド部10aと円筒状の清掃部10bとか
らなり、ガイド部10aの最大径となっている開口端の
内径が帯電部材9の帯電部9bの外径より大きく設定さ
れているとともに、清掃部10bの内径が帯電部9bの
外径よりほぼ同じか若干小さく設定されている。このリ
ング状清掃部材10はOPC2の径方向にかつ帯電部材
9の軸方向に移動可能にされている。
【0016】更に、取っ手11がリング状清掃部材10
の清掃部10bに連結されている。この取っ手11は枠
体8aに適宜の手段で帯電部材9の軸方向にかつ径方向
に移動可能に支持されているとともに、枠体8aの側壁
を図において上下左右方向に移動可能に貫通してプロセ
スカートリッジ8の外部に延出しており、この延出した
部分にユーザー等がつかむことのできる把持部11aが
設けられている。この把持部11aをつかんで取っ手1
1を操作することで、リング状清掃部材10をOPC2
の径方向にかつ帯電部材9の軸方向に移動させるように
している。
【0017】そして、図2に示すように待機時、つまり
清掃が行われない通常時は、リング状清掃部材10は、
帯電部材9の帯電部9bから外れて回転軸9aの位置に
設定されている。この状態では、リング状清掃部材10
のガイド部10aの外形の最大外径部分の図において下
端位置は、OPC2の最上端位置とほぼ同じ位置にさ
れ、リング状清掃部材10が軸方向に移動したときOP
C2の外周面に載るように設定されているとともに、帯
電部材9の帯電部9bは一対のばね12,13による定
荷重でOPC2に押圧されている。
【0018】また、図2に示す待機時の状態から、取っ
手11の把持部11aをつかんでこの取っ手11をプロ
セスカートリッジ8の外へ引き出すと、リング状清掃部
材10が帯電部材9の帯電部9bの方へ軸方向に移動す
る。そして、ガイド部10aが帯電部9bに嵌合開始す
ると同時にガイド部10aの最大外径部分の下端部がO
PC2の外周面に載るようになっている。その場合、ガ
イド部10aがOPC2の端に当たる場合は、取っ手1
1を操作してリング状清掃部材10をOPC2の径方向
に移動してこのOPC2の端に当たらないようにする。
更に、取っ手11が引き出されると、帯電部9bがガイ
ド部10aの内周傾斜面にガイドされて径方向に移動
し、OPC2の外周面から離間する。そして、清掃部1
0bが帯電部9bに嵌合されると、リング状清掃部材1
0は図3に示す清掃時の状態に設定され、清掃部10b
の内周面の全周が帯電部9bの外周面の全周を摺動する
ので、帯電部9bの外周面に付着しているトナー等の異
物がその全周にわたって清掃部10bにより除去される
ようになる。
【0019】そして、取っ手11の引き出しおよび押し
込みを所定回数繰り返すことで、清掃部10bが帯電部
9bの軸方向全長の領域で所定回数往復動し、帯電部9
bの清掃が行われる。清掃が終了すると、取っ手11を
押し込むことで、再び図2に示す待機時の状態に設定さ
れる。もちろん、取っ手11の引き出しのみ、あるいは
引き出しおよび押し込みを1回のみ行うようにすること
もできることは言うまでもない。
【0020】現像装置5は、従来のフルカラーの画像形
成装置の現像器と同様に、イエロー、マゼンタ、シア
ン、および黒の各現像器16,17,18,19を備えて
おり、これらの各現像器16,17,18,19はOPC
2の外周に沿って配設されている。その場合、各色の現
像器16,17,18,19の配設順序は、前述の順序に
限定されることなく任意に設定される。なお、以下の説
明では、説明の便宜上、前述の色の順序、つまり、イエ
ロー、マゼンタ、シアン、および黒の順で各現像器1
6,17,18,19が配設されているものとする。
【0021】クリーニング装置7も、従来のフルカラー
の画像形成装置と同様にクリーナハウジング20および
クリーニングブレード21を備えている。その場合、ク
リーナハウジング20は、図示のようにプロセスカート
リッジ8の枠体8aと一体に形成されている。なお、ク
リーナハウジング20は枠体8aと別体に形成し、この
枠体8aに取り付けるようにすることもできる。
【0022】このように、この例の画像形成装置1で
は、OPC2、帯電部材9、帯電部材9のリング状清掃
部材10、取っ手11、一対のばね12,13、一対の
軸受14,15、現像装置5、およびクリーニング装置
7が、1つのプロセスカートリッジ8内に収容されてい
る(なお、現像装置5およびクリーニング装置7がプロ
セスカートリッジ8内に収容されていることが図示され
ていないが、これらはこの例でも従来と同様の方法でプ
ロセスカートリッジ8内に収容されている)。
【0023】このように構成されたこの例の画像形成装
置1の作動について説明する。まず、通常時は、清掃部
材10は図3に示す離間位置に設定されて帯電部材9か
ら離間している。画像形成にあたり、従来の一般的な画
像形成装置と同様に帯電部材9でOPC2の表面に帯電
させた後、露光装置4で画像がOPC2上の帯電された
部分に静電潜像として露光される。そして、このOPC
2上の静電潜像がイエロー、マゼンタ、シアン、および
黒の各現像器16,17,18,19で順に現像されて可
視像化され、更に、OPC2上の現像画像が中間転写装
置6に一次転写されて転写装置(不図示)に送られ、こ
の転写装置で色合わせが行われて転写材(不図示)に転
写された後、定着装置(不図示)で定着することによ
り、転写材上に所望の画像が得られるようになる。
【0024】そして、現像画像が転写材に転写された
後、OPC2上に残留する残余トナーはクリーニング装
置7のクリーニングブレード21によって除去され、ク
リーナハウジング20に収容される。こうして、画像形
成装置1により、画像形成が終了し、OPC2が除電さ
れた後、次の画像形成のため、OPC2が帯電部材9に
よって再び帯電され、以下同様の画像形成工程が行われ
る。
【0025】ところで、転写後、OPC2上に残留する
残余トナーはクリーニングブレード21によってOPC
2から除去されてクリーナハウジング20に収容される
ようになっているが、その一部は除去されずに、クリー
ニングブレード21をすり抜けて帯電部材9の方へ移動
し、この帯電部材9に付着するようになる。また、所定
期間画像形成が行われている間に現像器から飛散したト
ナーも帯電部材9に付着する場合や、感光体2周辺の飛
び散っているちりやほこりが帯電部材9に付着する場合
がある。このため、この例の画像形成装置1では、清掃
工程が行われ、帯電部材9に付着した異物がリング状清
掃部材10によって除去される。
【0026】この清掃工程では、まず、前述のように取
っ手11を引き出すことで、清掃部10bを帯電部9b
に嵌合させて図3に示す清掃時の状態に設定した後、清
掃部10bを往復動させて帯電部9bの清掃がその全周
にわたって同時に行われる。清掃部10bの往復動が所
定回数繰り返されると、清掃が終了し、取っ手11を押
し込むことで、図2に示す待機時の状態に設定される。
こうして、清掃工程が終了する。
【0027】そして、感光体2等の交換時期が来た場
合、プロセスカートリッジ8が画像形成装置本体から取
り外され、新しいプロセスカートリッジ8が画像形成装
置本体に装着される。したがって、このときリング状清
掃部材10も交換されるので、リング状清掃部材10を
改めて交換する必要がなくなる。その場合、リング状清
掃部材10もほぼ交換時期となっている場合が多いの
で、リング状清掃部材10を一緒に交換してもほとんど
無駄になることはない。
【0028】このように、この例の画像形成装置1によ
れば、取っ手11の引き出しおよび押し込みを繰り返し
て、リング状清掃部材10を帯電部材9の軸方向に繰り
返し移動させることにより、帯電部材9の帯電部9bの
全周にわたり同時に清掃することができる。その場合、
単に取っ手11の引き出しおよび押し込みを繰り返す動
作だけで、帯電部材9を回転させる必要もないので、清
掃動作がきわめて簡単になるとともに、ユーザの負担を
大幅に軽減することができる。
【0029】また、帯電部材9が一対のばね12,13
により定荷重方式で支持されているので、帯電部材9を
OPC2の径方向に移動させることができるようになる
が、その場合、リング状清掃部材10により、帯電部材
9の径方向移動と清掃部10bの帯電部9bへの当接
(嵌合)を同時に行うことができ、清掃動作が更に簡単
になりかつ確実になる。
【0030】図4は、本発明の実施の形態の他の例を部
分的に示す、図2と同様の図である。図4に示すよう
に、この例の画像形成装置1は、前述の例の画像形成装
置1に、更にリング状清掃部材10によって除去したト
ナー等の異物を回収する異物回収装置22を設けたもの
である。この異物回収装置22は、帯電部材9の帯電部
9bの一端側でこの帯電部9bの端より外側に設けられ
ている。この例の画像形成装置1の他の構成は、前述の
例と同じである。
【0031】このように構成されたこの例の画像形成装
置1では、リング状清掃部材10によって帯電部9bか
ら除去され捕獲されたトナー等の異物は、リング状清掃
部材10が待機時の状態に設定されたとき、クリーニン
グブレード等の適宜の手段で異物回収装置22内に溜め
ることが可能となる。これにより、リング状清掃部材1
0によって除去された異物によって、画像形成装置1内
が汚染されることを抑制することができるようになる。
この例の画像形成装置1の他の作用効果は、前述の例と
同じである。なお、異物回収装置22は帯電部9bの他
端側でこの帯電部9bの端より外側に設けることもでき
るし、帯電部9bの両端側でこの帯電部9bの両端より
外側に設けることもできる。
【0032】図5は、本発明の実施の形態の更に他の例
を部分的に示す、図2と同様の図である。前述の図2に
示す例の画像形成装置1では、取っ手11の把持部11
aをつかんで、この取っ手11の引き出しおよび押し込
みを繰り返すことでリング状清掃部材10を手動で作動
するようにしているが、この例の画像形成装置1では、
図5に示すようにリング状清掃部材10の清掃部10b
が、画像形成装置1の本体に設けられている、例えば開
閉カバー23に引き出しおよび押し込み可能なワイヤ2
4を介して連結されている。この例の画像形成装置1の
他の構成は、前述の図1に示す例と同じである。
【0033】このように構成されたこの例の画像形成装
置1では、画像形成装置本体の開閉カバー23の実線で
示す開位置と点線で示す閉位置との間の開閉動作に連動
してリング状清掃部材10を作動させることができるよ
うになる。したがって、例えばジャム時での開閉カバー
23の開閉動作等の開閉動作に連動して自動的に帯電部
材9の帯電部9bを清掃することができるようになる。
これにより、ユーザは帯電部材9の清掃を意識的に実施
する必要がなくなり、帯電部材9の清掃のメンテナンス
が簡単になる。
【0034】なお、前述の例の画像形成装置1では、O
PC2、帯電部材9、清掃部材10、離接手段20、駆
動手段15、現像装置5、およびクリーニング装置7
を、1つのプロセスカートリッジ8内に収容するものと
しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、
少なくともOPC2、帯電部材9、清掃部材10、離接
手段20、および駆動手段15を1つのプロセスカート
リッジ8内に収容することもできる。
【0035】また、前述の例では、本発明をフルカラー
の画像形成装置に適用して説明しているが、本発明はこ
れに限定されるものではなく、少なくとも感光体、この
感光体を帯電する帯電部材、この帯電部材の清掃部材、
およびプロセスカートリッジを備える画像形成装置であ
れば、どのような画像形成装置にも適用することができ
る。
【0036】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の画像形成装置によれば、手動操作手段でリング状清掃
部材の内周面を帯電部材の外周面に摺動可能に嵌合させ
てリング状清掃部材を帯電部材の軸方向に移動させてい
るので、このリング状清掃部材によって、帯電部材の全
周にわたり同時に清掃できるようになる。その場合、単
に手動操作手段を操作するだけで、帯電部材を回転させ
る必要もないので、清掃動作をきわめて簡単にできると
ともに、ユーザの負担を大幅に軽減することができる。
【0037】また、帯電部材を定荷重方式で支持して、
帯電部材を感光体の径方向に移動可能としているので、
リング状清掃部材により、帯電部材の径方向移動と清掃
部の帯電部材への当接(嵌合)を同時に行うことができ
るようになり、清掃動作を更に簡単にかつ確実にでき
る。
【0038】更に、本発明の画像形成装置によれば、画
像形成装置本体の開閉カバーの開閉動作に連動してリン
グ状清掃部材を作動するようにしているので、例えばジ
ャム時での開閉カバーの開閉動作等の開閉動作に連動し
て自動的に帯電部材を清掃することができる。これによ
り、ユーザは帯電部材の清掃を意識的に実施する必要が
なくなり、帯電部材の清掃のメンテナンスを簡単にでき
る。
【0039】特に、請求項3の発明によれば、リング状
清掃部材によって帯電部材から除去され捕獲されたトナ
ー等の異物を、リング状清掃部材が待機時の状態に設定
されたとき、異物回収装置内に溜めることが可能とな
る。これにより、リング状清掃部材によって除去された
異物によって、画像形成装置内が汚染されることを抑制
できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の画像形成装置の実施の形態の一例が
適用されたフルカラ−の中間転写型の画像形成装置を模
式的に示す図である。
【図2】 図1に示す例の感光体と帯電装置の部分を模
式的に示し、リング状清掃部材の待機時の状態を示す斜
視図である。
【図3】 図1に示す例の感光体と帯電装置の部分を模
式的に示し、リング状清掃部材の清掃時の状態を示す斜
視図である。
【図4】 本発明の実施の形態の他の例を部分的に示
す、図2と同様の図である。
【図5】 本発明の実施の形態の更に他の例を部分的に
示す、図2と同様の図である。
【符号の説明】
1…画像形成装置、2…感光体(OPC)、3…帯電装
置、4…露光装置、5…現像装置、6…中間転写装置、
7…クリーニング装置、8…プロセスカートリッジ、8
a…プロセスカートリッジ8の枠体、9…帯電部材、1
0…リング状清掃部材、10a…ガイド部、10b…清
掃部、11…取っ手、11a…把持部、12,13…ば
ね、15,16…軸受、22…異物回収装置、23…画
像形成装置の本体の開閉カバー、24…ワイヤ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野村雄二郎 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ −エプソン株 式会社内 Fターム(参考) 2H003 AA12 BB11 CC05 EE11 2H071 BA03 BA41 CA01 CA05 DA06 DA15

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静電潜像が形成される感光体と、この感
    光体に接触して感光体を帯電する帯電部材と、この帯電
    部材に対して離接可能に設けられて前記帯電部材を清掃
    する清掃部材と、前記清掃部材を前記帯電部材に対して
    離接動作させる手動操作手段とを少なくとも備えている
    画像形成装置において、 前記帯電部材が定荷重方式で支持されて前記感光体の径
    方向に移動可能とされており、 前記清掃部材は、内周面が前記帯電部材に嵌合可能でか
    つ前記帯電部材に対して摺動可能なリング状清掃部材で
    あり、このリング状清掃部材は前記帯電部材の軸方向に
    かつ前記感光体の径方向に移動可能に支持されていて、
    前記内周面が前記帯電部材に嵌合することで、前記帯電
    部材が前記感光体の径方向に移動されるようになってい
    ることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 静電潜像が形成される感光体と、この感
    光体に接触して感光体を帯電する帯電部材と、この帯電
    部材に対して離接可能に設けられて前記帯電部材を清掃
    する清掃部材と、前記清掃部材を前記帯電部材に対して
    離接動作させる手段と、画像形成装置本体に着脱可能に
    装着され、前記感光体、前記帯電部材、前記清掃部材、
    および前記離接動作させる手段を収容するプロセスカー
    トリッジとを少なくとも備えている画像形成装置におい
    て、 前記帯電部材が定荷重方式で支持されて前記感光体の径
    方向に移動可能とされており、 前記清掃部材は、内周面が前記帯電部材に嵌合可能でか
    つ前記帯電部材に対して摺動可能なリング状清掃部材で
    あり、このリング状清掃部材は前記帯電部材の軸方向に
    かつ前記感光体の径方向に移動可能に支持されていて、
    前記内周面が前記帯電部材に嵌合することで、前記帯電
    部材が前記感光体の径方向に移動されるようになってお
    り、 更に、離接動作させる手段は前記画像形成装置本体に設
    けられている開閉カバーであり、この開閉カバーの開閉
    動作に連動して、前記リング状清掃部材の清掃動作を行
    うことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記帯電部材における帯電部の両端部の
    少なくとも一方の端部にこの端部より外側にトナー等の
    異物回収装置を備えていることを特徴とする請求項1ま
    たは2記載の画像形成装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009098180A (ja) * 2007-10-12 2009-05-07 Kyocera Mita Corp 帯電装置及びこれを搭載した画像形成装置
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US11333992B2 (en) 2020-06-12 2022-05-17 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus and cartridge

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