JP2001021805A - 撮像装置及び撮像光学系 - Google Patents

撮像装置及び撮像光学系

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JP2001021805A JP11194400A JP19440099A JP2001021805A JP 2001021805 A JP2001021805 A JP 2001021805A JP 11194400 A JP11194400 A JP 11194400A JP 19440099 A JP19440099 A JP 19440099A JP 2001021805 A JP2001021805 A JP 2001021805A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な構成で、幅広い自然の被写体に対し
て、色を含め良好な像の再現を可能とする光学系。 【解決手段】 撮像光学系1とカラー画像を得るための
3つ以上の異なる分光特性を有する電子撮像素子3とそ
れからの出力を基に信号処理や画像処理を行うコントロ
ーラ4とを有する撮像装置において、撮像光学系1中の
焦点距離の決定に関わる光学素子は屈折現象のみを用い
た光学素子から構成され、同一物点から発し撮像光学系
1に入射する入射光束の光量を入力光量とし、その入射
光束に対応してコントローラ4から出力する信号の強さ
を出力信号強度とするとき、波長400nm〜700n
mで入力光量に対する出力信号強度の比が最も高い波長
の入出力比に対して、波長400nmの入出力比が10
%以下である撮像装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮像装置及び撮像
光学系に関し、特に、CCD等の電子撮像素子を用いた
撮像装置及び撮像光学系に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電子撮像素子を用いた電子撮像装
置では、電子撮像素子の受光量を確保するため、400
nm以下の波長に対する感度を確保している。また、電
子撮像素子で受光した光量が弱い場合等、ガンマ特性を
コントロールすることで、画像再生時に光電変換素子へ
の入力の比率以上の出力を得る場合もある。この場合、
被写体の分光状態が略一定であれば特に問題ないが、4
00nm付近の波長のエネルギーが、例えば450nm
に対して大きい場合、再生像の色味が実際の人間の目で
見た色味に対して例えば青くなるという問題が出てく
る。これは、人間の目の感度は可視域の短波長側に対し
てはかなり小さいにもかかわらず、電子撮像素子の感度
が短波長域でも高いため、これを人間の見えやすい色に
再生してしまうからである。
【0003】一方、近年のデジタルカメラの高画素化と
低価格化と小型化が進み、撮像光学系も、高性能化、小
型化、ズーム等の高機能化、低コスト化の要求が高まっ
ている。高性能化を達成するには、系の受光感度の持つ
波長域全体での結像性能を高くする必要がある。ここで
は、波長による結像性能の変化を色収差と呼ぶ。色収差
は、一般に材質毎に波長に対する屈折率の変化の割合
(分散)が異なることを利用して補正される。例えば正
の焦点距離を持つ光学系の場合、正の屈折力を持つ光学
素子に分散の小さい材質を、負の屈折力を持つ光学素子
に分散の大きい材質を用いて色収差を補正する。
【0004】また、前述のように光学素子を組み合わせ
て色収差を補正する場合、色収差だけではなく像面全体
の結像性能をも考慮しなければならず、光学素子の枚数
を増やす等の対応をとる。正の焦点距離を有するレンズ
群と負の焦点距離を有するレンズ群を含む複数のレンズ
群の間隔を変化させて全系の焦点距離を変化させるズー
ムレンズ系では、さらに複雑な光学素子の組み合わせが
必要となる。このとき、ガラスやプラスチックの材質で
屈折型光学素子(レンズ)を形成するとき、材質により
差があるが、長波長から短波長に波長が変化するにつれ
て屈折率が高くなり、さらにその変化の程度が激しくな
る。
【0005】図21は、550nmの波長で屈折力(焦
点距離の逆数)が1となる単レンズを代表的な硝子材料
と超低分散ガラスと呼ばれる材質で構成したときの、波
長による屈折力の変化を示す図である。また、図22
は、500nmを基準にしたとき、一般的な屈折型光学
素子のみからなる光学系の波長に対する後側焦点位置の
ずれ量を示す図で、横軸が波長で縦軸がずれ量である。
図21から分かるように、屈折型光学素子は、普通の材
質も超低分散の材質も波長に対するパワーの変化は同じ
ような傾向であるので、実用的な範囲の材質よりなる屈
折型光学素子で構成された撮像光学系の軸上色収差は、
図22に示すようにV字型になり、2つの波長でのみ同
じ点に結像し短波長側と長波長側で色収差が大になる。
特に短波長側での色収差の変化は激しい。この色収差の
変化を緩和するために螢石や超低分散ガラス等のような
特殊なガラスを用いることが提案されているが、これら
の特殊なガラスも図21で示したような特性を持ってお
り、短波長側の色収差の変化を十分少なくすることは困
難である。よって、電子撮像素子を用いた場合、短波長
での色が色収差と共に現れ、不自然な色にじみとして認
識されてしまうといった問題が生じる。
【0006】先行技術として、回折型光学素子を用いて
この短波長側の色収差の変化を十分少なくした提案が特
開平10−170822号で提案されている。この公報
では、回折光学素子の逆分散特性を利用することで使用
次数光での色収差を補正している。しかしながら、回折
光学素子は、使用次数光以外の次数の回折光が不要次数
光として現われ、ゴースト、フレアーの原因となる。こ
の公報では、回折光学素子の不要次数光の影響を低減す
るために波長帯域を制限することで解決している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この不
要次数光は、使用次数光とは非連続的(独立的)に結像
面に到達する。また、分光波長特性も不要次数光と使用
次数とは非連続的である。この公報は、全く正規(使用
次数光による)の結像と無関係な不要次数光をその波長
特性の差に着目して低減するものである。そのため、良
像を得るためには、不要次数光による像の強度を大幅に
低減させる必要が生じる。この公報では、具体的には、
420nmでほとんど感度のない系を具体例として提案
している。
【0008】しかしながら、420nmは、人間の視覚
において特に色の認知に対して影響を有しており、この
波長域を低減するのは、色再現の観点からみると必要以
上に短波長成分を低減させてしまうことになり、自然な
色の再現を損なう可能性が高い。よって、この公報に示
される技術では、不要次数光による影響を目立たなくす
るために、人間の視覚に影響を与える短波長域を大幅に
カットしなければならないために、高水準での色再現性
と、フレア除去との両立が難しいという問題点があっ
た。
【0009】本発明は従来技術のこのような問題点に鑑
みなされたものであり、その目的は、簡易な構成で、幅
広い自然の被写体に対して、色を含め良好な像の再現を
可能とする光学系を提供することである。言い換える
と、 イ)本発明の目的は、被写体の色を自然に再現するた
め、人間の視覚でほとんど考慮していない波長の再生像
の色の決定への関与を低減若しくは削除することであ
る。
【0010】ロ)本発明の別の目的は、人間の視覚でほ
とんど考慮していない波長による再生像の劣化を低減若
しくはなくすことである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の撮像装置
は、少なくとも撮像光学系とカラー画像を得るための3
つ以上の異なる分光特性を有する電子撮像素子と該電子
撮像素子からの出力を基に信号処理や画像処理を行うコ
ントローラとを有する撮像装置において、前記撮像光学
系中の焦点距離の決定に関わる光学素子は、屈折現象の
みを用いた光学素子から構成され、同一物点から発し該
撮像光学系に入射する入射光束の光量を入力光量とし、
その入射光束に対応してコントローラから出力する信号
の強さを出力信号強度とするとき、波長400nm〜7
00nmで入力光量に対する出力信号強度の比が最も高
い波長の入出力比に対して、波長400nmの入出力比
が10%以下であることを特徴とするものである。
【0012】第1の撮像装置の作用を説明する。撮像光
学系中の焦点距離の決定に関わる光学素子が屈折現象の
みを用いた光学素子から構成される点について、回折光
学素子を焦点距離の決定に関わる光学素子として用いる
と、有効次数の色収差は良好に補正することができる
が、人の視覚特性に近い波長域での撮影では、不要次数
光による長波長側、短波長側に別の結像がなされ、総合
的な激しい像の劣化が生じる。そこで、屈折素子のみを
用い、回折光学素子を用いないので、簡易に構成できる
と共に、使用する波長域での像の性質をなだらかに変化
させることができる(ただし、ローパスフィルター等、
回折現象による複数の次数の光束を積極的に用いる光学
素子を含むものは、この第1の撮像装置に含まれ
る。)。
【0013】また、波長400nm〜700nmで入力
光量に対する出力信号強度の比が最も高い波長の入出力
比に対して、波長400nmの入出力比が10%以下で
ある点について、400nm以下の比視感度に占めるウ
エイトは約0.01%であり、また、CIE1964X
YZ表色系10°視野の等色関数zの占めるウエイトは
約0. 6%である。CIE1964XYZ表色系10°
視野の等色関数xの占めるウエイトは約0. 1%であ
る。すなわち、この点の構成を満足しないと、特に40
0nm以下の波長のエネルギーが他に比べ比較的高い場
合、人が直接物体を見て感じる色と撮像装置を通じて再
生された物体のを見て感じる色との間に乖離が発生し、
不自然な色になる場合がある。より好ましくは、波長4
00nmの入出力比が5%以下であることが望ましく、
さらに好ましくは、波長400nmの入出力比が2%以
下であることが望ましい。なお、色と波長の関係、CI
E1964XYZ表色系10°視野の等色関数は、例え
ば「色彩工学の基礎」池田光男、朝倉書店等を参照。
【0014】なお、第1の撮像装置で言う「カラー画像
を得るための3つ以上の異なる分光特性を有する電子撮
像素子」とは、像を形成することを目的とした画像素子
であり、直接は画像を形成しないAE(自動露出調節)
やAF(オートフォーカス)のための画像素子を指すも
のではない。当然、像を形成することを目的とした画像
素子にAEやAFの機能が付加されたものは、この第1
の撮像装置に含まれる。
【0015】本発明の第2の撮像装置は、第1の撮像装
置において、波長400nm〜700nmで入力光量に
対する出力信号強度の比が最も高い波長の入出力比に対
して、波長420nmの入出力比が10%以上であるこ
とを特徴とするものである。
【0016】第2の撮像装置の作用を説明する。波長4
20nm付近(415nmから425nm)の比視感度
に占めるウエイトは約1. 6%であり、また、CIE1
964XYZ表色系10°視野の等色関数zの占めるウ
エイトは約12%である。CIE1964XYZ表色系
10°視野の等色関数xの占めるウエイトは約2. 6%
である。比視感度における影響度は低いものの、色味を
決定する要素としては十分影響を及ぼす波長域である。
波長420nmの入出力比が10%を下回って少ない
と、自然な色の再現ができない。より好ましくは、波長
420nmの入出力比が15%以上であることが望まし
く、さらに好ましくは、波長420nmの入出力比が2
0%以上であることが望ましい。
【0017】本発明の第3の撮像装置は、少なくとも撮
像光学系とカラー画像を得るための3つ以上の異なる分
光特性を有する電子撮像素子とを有する撮像装置におい
て、前記撮像光学系中の焦点距離の決定に関わる光学素
子は、屈折現象のみを用いた光学素子から構成され、同
一物点から発し該撮像光学系に入射する入射光束の光量
を入力光量とし、その入射光束に対応して撮像素子から
出力する信号の強さを出力信号強度とするとき、波長4
00nm〜700nmで入力光量に対する出力信号強度
の比が最も高い波長の入出力比に対して、波長400n
mの入出力比が6%以下であることを特徴とするもので
ある。
【0018】第3の撮像装置の作用を説明する。コント
ローラでは、撮像素子から出力される信号が弱いとき、
ガンマー補正等で入出力比を変えることを行う場合があ
る。コントローラでの信号処理や画像処理は必要に応じ
てソフト的に変更することができる。この第3の撮像装
置では、この変更されることを考慮し、撮影光学系から
撮像素子までの出力において、色の再現性を良好にする
構成としている。なお、より好ましくは、波長400n
mの入出力比が3%以下であることが望ましく、さらに
好ましくは、波長400nmの入出力比が1.2%以下
であることが望ましい。
【0019】本発明の第4の撮像装置は、第3の撮像装
置において、波長400nm〜700nmで入力光量に
対して出力信号強度の比が高い波長の入出力比に対し
て、波長420nmの入出力比が6%以上であることを
特徴とするものである。
【0020】この第4の撮像装置の作用は第2の撮像装
置のと同じである。より好ましくは、波長420nmの
入出力比が9%以上であることが望ましく、さらに好ま
しくは、波長420nmの入出力比が12%以上である
ことが望ましい。
【0021】本発明の第5の撮像装置は、少なくとも撮
像光学系とカラー画像を得るための3つ以上の異なる分
光特性を有する電子撮像素子とを有する撮像装置におい
て、前記撮像光学系中の焦点距離の決定に関わる光学素
子は、屈折現象のみを用いた光学素子から構成され、該
撮像光学系に入射部から該電子撮像素子入射部までの分
光透過率が、波長400nm〜700nmで透過率が最
も高い波長の透過率に対する400nmの波長の透過率
の比が15%以下であることを特徴とするものである。
【0022】第5の撮像装置の作用を説明する。撮像素
子は、そのコストにおいて量産効果の大きい構成部材で
ある。室内等400nm付近の光束がほとんどない被写
体を撮影する撮像装置や、ディスプレーやプリント時等
に画面部位毎に色の補正を行うことを前提とする等色の
再現性の自然さを余り要求しない撮像装置に搭載する撮
像素子を共通の撮像素子として使うことは、コスト上、
また、生産上好ましいことである。これら両用途の撮像
装置では、色の再現性等より光量の確保の方が優先され
る。第5の撮像装置では、例えば太陽光線下等の短波長
を多く含む光源下でこのような撮像素子を用いた場合で
あっても、撮像光学系の入射部から電子撮像素子入射部
までの分光透過率について、波長400nmの透過率を
限定することにより、色再現性の良好な画像が得られる
撮像装置を提供することが可能となる。なお、より好ま
しくは、波長400nmの透過率の比が8%以下である
ことが望ましく、さらに好ましくは、波長400nmの
透過率の比が3%以下であることが望ましい。
【0023】本発明の第6の撮像装置は、第5の撮像装
置において、波長400nm〜700nmで透過率が最
も高い波長の透過率に対する420nmの波長の透過率
の比が15%以上であることを特徴とするものである。
【0024】この第6の撮像装置の作用は第2の撮像装
置のと同じである。より好ましくは、420nmの波長
の透過率の比が20%以上であることが望ましく、さら
に好ましくは、420nmの波長の透過率の比が25%
以上であることが望ましい。
【0025】本発明の第7の撮像装置は、第5又は第6
の撮像装置において、カラー画像を得るための3つ以上
の異なる分光特性を有する電子撮像素子の内、少なくと
も一つの分光特性は、2つの高い感度を持つピーク波長
を持ち、その2つのピーク波長の間に、2つのピーク波
長の感度の双方に対して50%以下の感度の波長を有す
ることを特徴とするものである。
【0026】第7の撮像装置の作用を説明する。第7の
撮像装置の撮像素子はいわゆる補色フィルターによるカ
ラー対応撮像装置である。補色フィルターは原色フィル
ターに対して、光量を確保しやすいという利点がある
が、2つの高い感度を持つピーク波長を有するフィルタ
ーを少なくとも1種類配置する必要がある。フィルター
に求められるのは、ピークとピークの間の谷の底ができ
るだけ一定でかつ急激立ちあがりでピーク感度になるも
のである。これにさらに短波長側のピーク感度から40
0nm付近の感度を落とすことは、フィルター構成上複
雑になり、さらに420nmの感度をある程度確保する
とさらに複雑となり好ましくない。第7の撮像装置で
は、撮像素子に入射する前に400nm又は400nm
と420nmの透過率を限定した撮像装置とすることに
より、光量が確保しやすく汎用性のある撮像装置を提供
するものである。
【0027】本発明の第8の撮像光学系は、カラー画像
を得るための3つ以上の異なる分光特性を有する電子撮
像素子を有する撮像装置に装着可能な撮像光学系におい
て、前記撮像光学系中の焦点距離の決定に関わる光学素
子は、屈折現象のみを用いた光学素子から構成され、該
撮像光学系の分光透過率が、波長400nm〜700n
mで透過率が最も高い波長の透過率に対する400nm
の波長の透過率の比が15%以下であることを特徴とす
るものである。
【0028】第8の撮像光学系の作用を説明する。この
ような撮像光学系を異なる撮像装置に装着しても、良い
色再現を得ることができる。なお、より好ましくは、波
長400nmの透過率の比が8%以下であることが望ま
しく、さらに好ましくは、波長400nmの透過率の比
が3%以下であることが望ましい。
【0029】本発明の第9の撮像光学系は、第8の撮像
光学系において、波長400nm〜700nmで透過率
が最も高い波長の透過率に対して、波長420nm透過
率の比が15%以上であることを特徴とするものであ
る。
【0030】なお、より好ましくは、波長420nm透
過率の比が20%以上であることが望ましく、さらに好
ましくは、波長420nm透過率の比が25%以上であ
ることが望ましい。
【0031】本発明の第10の撮像装置は、カラー画像
を得るための3つ以上の異なる分光特性を有する電子撮
像素子と該電子撮像素子からの出力を基に信号処理や画
像処理を行うコントローラと前記電子撮像素子に外界の
像を導く撮像光学系を着脱可能にするマウント部とを有
する撮像装置において、入射光束の光量を入力光量と
し、その入射光束に対応してコントローラから出力する
信号の強さを出力信号強度とするとき、波長400nm
〜700nmで入力光量に対する出力信号強度の比が最
も高い波長の入出力比に対して、波長400nmの入出
力比が10%以下とする波長域調整手段を有することを
特徴とするものである。
【0032】第10の撮像装置の作用を説明する。この
第10の撮像装置に異なる撮像光学系を装着しても、良
い色再現を得ることができる。なお、より好ましくは、
波長400nmの入出力比が5%以下であることが望ま
しく、さらに好ましくは、波長400nmの入出力比が
2%以下であることが望ましい。
【0033】本発明の第11の撮像装置は、その波長域
調整手段により波長400nm〜700nmで入力光量
に対する出力信号強度の比が最も高い波長の入出力比に
対して、波長420nmの入出力比が20%以上とした
ことを特徴とするものである。
【0034】本発明の第12の撮像装置は、第10又は
第11の撮像装置において、波長域調整手段が、電子撮
像素子とマウント部の間に配されたフィルターであるこ
とを特徴とするものである。
【0035】第12の撮像装置の作用を説明する。撮像
素子のモザイクフィルターや、撮像素子の入射面に他の
フィルターを配することで、信号処理を複雑化させるこ
となく色再現の良好な像を得ることができる。
【0036】本発明の第13の撮像装置は、第1から第
7の撮像装置の何れかにおいて、撮像光学系の有効画面
の70%で無限遠物点に合焦したときの波長400nm
の子午断面での色収差が4画素以上であることを特徴と
するものである。
【0037】第13の撮像装置の作用を説明する。撮像
光学系に用いる光学素子の屈折力は波長の変化と共に変
化する。所謂ガラスやプラスチックの材質は、波長が短
くなると屈折力が高くなる性質を持つ。すなわち、波長
の変化によって結像性能が変化する。波長による屈折力
の変化の急激さを示す指標としてアッべ数がある。アッ
べ数の異なる材質を正レンズ、負レンズにて配置し、波
長の変化による結像性能の変化を低減することが行われ
ている。顕微鏡等と異なり、一般的なデジタルカメラ等
画角の比較的広い撮像装置においては、画面全体の結像
性能を維持しつつ広い範囲の波長の変化による結像性能
の変化を維持することは、撮像光学系の構成を複雑に
し、また、高価で加工性の良くない材質を必要とし、ま
た、製作精度の要求レベルが高くなることにつながる。
【0038】この第13の撮像装置によれば、有効画面
の70%の範囲で無限遠物点に合焦したときの波長40
0nmの子午断面での色収差が4画素以上になるように
光学系を構成することにより、画像形成にかかわる波長
域の結像性能を高くする光学系を簡易な構成で提供でき
る。
【0039】ここで、子午断面での色収差が4画素と
は、撮像装置で無限遠物点に合焦させた状態(つまり、
オートフォーカス機構により略無限遠物点に対して合焦
を行った状態、あるいは、マニアルフォーカスにて無限
遠メモリに合わせて略無限遠物点に対して合焦を行った
状態あるいは光軸上にある無限遠物点に対し光軸上でd
線(587.6nm)のPSF(Point Spread Functio
n )強度のピークを最大にした状態)にて、特定波長に
おけるPSFの強度の最大値に対しその最大値の1.6
%以上となる範囲の子午断面上の寸法δを色収差と定義
し、波長400nmにおけるその寸法δ(400)が4
画素以上となる構成にすることを意味する。
【0040】また、有効画面の70%の範囲とは、撮像
面の中心から最大有効像高までを1としたとき、撮像面
中心から最大有効像高の0.7倍を半径とする円の内側
を言う。
【0041】本発明の第14の撮像装置は、第13の撮
像装置において、波長435nmから600nmの色収
差が、有効画面の70%の範囲で3画素以内であること
を特徴とするものである。
【0042】第14の撮像装置の作用を説明する。この
構成により、波長による結像性能変化が実用上問題ない
撮像光学系が提供できる。なお、撮像光学系が撮像装置
から着脱可能であっても、撮像光学系がその撮像装置に
着けて使用することを前提とするものは本発明に含まれ
る。
【0043】また、上記構成に代えて、電子撮像素子の
有効対角長をD、上記定義による有効画面の70%の範
囲での波長400nmでの色収差をδ(400)、波長
420nmでの色収差をδ(420)と定義したとき、 δ(400)/D>2.0×10-3 を満たすとよい。
【0044】さらに、 δ(420)/D<1.5×10-3 を満たすとよい。
【0045】また、色収差について、波長400nmと
420nmについて論じたが、波長400nmの色収差
に代えてh線(404.7nm)の色収差、波長420
nmの色収差に代えてg線(435.8nm)の色収差
に置き換えても同様の効果を得ることができる。
【0046】また、倍率の色収差に注目すると、d線の
中心ベストにて、d線スポットのピークとg線スポット
のピークの距離が電子撮像素子の有効な全画面にわたり
7画素以下とするとよく、さらに、d線とh線との距離
が10画素以上のところを含む構成とするとよい。
【0047】又は、先のd線とh線のピーク間の距離を
Δdh、d線とg線のピーク間の距離をΔdg、電子撮
像素子の有効対角長をDと定義したとき、画面の少なく
とも一部で、 Δdh/D>6.0×10-3 を満たすとよい。
【0048】さらに、全画面にわたり、 Δdg/D<4.5×10-3 を満たすとよい。
【0049】なお、上記第13の撮像装置、第14の撮
像装置等に記載の撮像光学系は以下のような光学素子の
配置をすると好ましい。
【0050】本発明の第15の撮像装置は、第1から第
14の撮像装置の何れかにおいて、撮像光学系は、開口
絞りを有し、前記開口絞りより撮像素子側の光学系は全
体に正の屈折力を持ち、さらに少なくとも1枚の負レン
ズを含むことを特徴とするものである。
【0051】第15の撮像装置の作用を説明する。開口
絞りより撮像素子側の光学系が全体に正の屈折力を持つ
点は、撮像素子への入射光束の光電変換の効率を上げる
ための条件(テレセントリックに近づける)である。ま
た、さらに少なくとも1枚の負レンズを含むことは、球
面収差、軸上・倍率の色収差を補正するための条件であ
る。この条件を満たすことにより、波長400nmの色
収差は大きくなるが、必要な波長域の結像性能を良好に
できる簡易な構成の撮像光学系が提供できる。
【0052】本発明の第16の撮像装置は、第15の撮
像装置において、撮像光学系は、開口絞りと、それより
も撮像素子側の構成が、物体側から順に、正レンズ・負
レンズと正レンズ群又は正レンズ・正レンズ・負レンズ
と正レンズ群であることを特徴とするものである。
【0053】第16の撮像装置の作用を説明する。この
ような配置により、絞りより撮像素子側の全長を短くす
る作用がある。負レンズのパワーを大きくすることによ
りこの作用を高めることができるが、同時に波長400
nm付近の収差が大きくなる。
【0054】本発明の第17の撮像装置は、第15の撮
像装置において、撮像光学系は、絞りより撮像素子側
に、広角端から望遠端に変倍する際、像側から物体側に
単調に移動しかつ負レンズをを含む群を有することを特
徴とするものである。
【0055】第17の撮像装置の作用を説明する。この
構成は、全長短縮・ 変倍比・ 大口径比化に効果があるこ
とが知られている。この構成は、絞りよりも後ろの群も
変倍に寄与している。また、負先行タイプでは絞りより
後ろの群のみが変倍に寄与している。また、含まれる負
レンズは像面湾曲等の収差の補正と色収差の補正の機能
を有している。この負レンズは、基準波長の収差の補正
のためにパワーや形状に制約を受け、適切なアッベ数の
材質で構成することにより色収差を補正する。しかし、
短波長に行く程屈折率の変化が大きくなるという特性の
ため、波長400nmの色収差まで補正することは困難
である。
【0056】本発明の第18の撮像装置は、第17の撮
像装置において、撮像光学系の移動群は絞りの直後に位
置することを特徴とするものである。
【0057】第18の撮像装置の作用を説明する。この
構成にすることにより、さらに全長短縮・ 変倍比・ 大口
径比化に効果があることが知られているが、この負レン
ズでは近軸光線高が高く、波長400nm付近の色収差
が大きくなりやすい。特にF値が明るいと色収差は大き
くなり、第18の撮像装置の効果は大きくなる。
【0058】本発明の第19の撮像装置は、第15から
第17の撮像装置の何れかにおいて、前記負レンズが以
下の条件を満たすことを特徴とするものである。
【0059】 (3) 0.2< SRN/D<2 (4) 1.7<nRN<1.95 (5) 20<νRN<30 (6) 0.004<ΔθRN<0.05 ただし、 SRNは前記負レンズの小さい方の曲率半径、
Dは撮像素子の有効撮像面の対角長、nRNは前記負レン
ズの屈折率、νRNは前記負レンズのアッベ数、ΔθRN
硝材のθg-F とνd をプロットした内のガラスコード5
11605((株)オハラの商品名NSL7。θg-F
値は0.5436、νd の値は60.49)とガラスコ
ード620363((株)オハラの商品名PBM2。θ
g-F の値は0.5828、νd の値は36.26)の間
の直線上を基準にしたときの前記負レンズの硝材のθ
g-F 方向への変位量で、異常分散性を数値的に表したも
のである。
【0060】条件式(3)は、撮像光学系の必要なfバ
ックを確保するためのものである。上限の2を越える
と、必要なfバックが確保するのが困難になり、下限の
0.2を越えると、(4)から(6)の条件式を満足し
ても、必要な波長における色収差が大きくなりすぎる。
条件式(4)、(5)、(6)に規定される硝材を選択
することにより、必要な波長における色収差を良好にコ
ントロールすることができる。ただし、これらは部分分
散比の異常さが大きいので、短波長になる程色収差が急
速に出るようになり、波長400nmの色収差を補正す
るのは困難である。なお、この条件式(3)の左辺は、
好ましくは0.3であることが望ましく、さらに好まし
くは0.5であることがより望ましい。また、条件式
(6)の左辺は、好ましくは0.007であることが望
ましく、さらに好ましくは0.01であることがより望
ましい。
【0061】本発明の第20の撮像装置は、第15から
第18の撮像装置の何れかにおいて、撮像光学系の最も
物体側の屈折力を有する光学素子は正レンズであること
を特徴とするものである。
【0062】このような構成にすることにより、全長を
小さくできることが知られているが、この正レンズの色
収差がこれより撮像素子側の光学系で拡大されることに
なる。波長400nmの色収差は例えば波長435nm
の色収差より大きく、この差が拡大されることになる。
特に倍率の色収差への影響が大きい。
【0063】本発明の第21の撮像装置は、第20の撮
像装置において、その正レンズと隣りのレンズとの空気
間隔が変倍に際して変化することを特徴とするものであ
る。
【0064】このように構成すると、ズーム時の群の移
動量が少なくなり好ましい。
【0065】本発明の第22の撮像装置は、第15から
第21の撮像装置の何れかにおいて、撮像光学系が、物
体側から順に、正の屈折力を有する第1群、負の屈折力
を有する第2群、正の屈折力を有する第3群、正の屈折
力を有する第4群を含む変倍系より構成されていること
を特徴とするものである。
【0066】このように構成すると、ズーム時の群の移
動量が少なくなり好ましい。また、全長を短くすること
やF値を明るくすることが容易である。
【0067】本発明の第23の撮像装置又は撮像光学系
は、第1から第9、第13、第14の撮像装置又は撮像
光学系の何れかにおいて、撮像光学系中に反射率が波長
400nmで50%以上、波長420nmで10%以下
である反射面を有することを特徴とするものである。
【0068】第23の撮像装置の作用を説明する。波長
420nmでは反射防止、波長400nmでは反射増加
の作用を持つ反射面を配置することにより、クリアな画
像を得ることができる。
【0069】本発明の第24の撮像装置又は撮像光学系
は、第23の撮像装置又は撮像光学系において、その反
射面は、少なくとも2つの異なる屈折率を有する複数の
薄膜を積層させた面からなることを特徴とするものであ
る。
【0070】第24の撮像装置の作用を説明する。その
反射面は光学素子面に多層膜を積層することにより構成
することが望ましい。
【0071】本発明の第25の撮像装置は、少なくとも
撮像光学系とフィルタ又はプリズムとカラー画像を得る
ための3つ以上の異なる分光特性を有する電子撮像素子
とを有する撮像装置において、前記撮像光学系中の焦点
距離の決定に関わる光学素子は、屈折現象のみを用いた
光学素子から構成され、少なくとも1枚のフィルター又
はプリズムの透過率が、最大透過率波長の透過率に対し
て波長400nmで10%以下であることを特徴とする
ものである。
【0072】第25の撮像装置の作用を説明する。撮像
装置では、赤外線カットフィルター、ローパスフィルタ
ー、光路分割プリズムを配置することが求められること
が多い。このフィルター又はプリズムの材質を、透過率
が、最大透過率に対して波長400nmで10%以下に
することにより、新たな波長400nmの光束を制限す
る部材を追加する必要がなく、好ましい。なお、波長4
20nmの透過率は最大透過率波長に対して40%以上
であることが望ましい。
【0073】本発明の第26の撮像装置は、少なくとも
撮像光学系と前記撮像光学系の光路中に設けられ、一方
をファインダー系光路とし、他方を撮影系光路とすべく
光路を分割する光路分割手段とカラー画像を得るための
3つ以上の異なる分光特性を有する電子撮像素子とを有
する撮像装置において、前記撮像光学系中の焦点距離の
決定に関わる光学素子は、屈折現象のみを用いた光学素
子から構成され、該光路分割手段での入射光束に対する
電子撮像素子側への射出光束の割合が、使用波長域の最
長波長の射出率に対する波長400nmの射出率が1未
満であることを特徴とするものである。
【0074】第26の撮像装置の作用を説明する。その
量がファイダーを外して眺めても問題ない被写体からの
入射光に対して、ファインダー系に波長400nm以下
の光束が多く入射しても、人間の視覚での色の認識や像
の認識への影響は少ない。一方、撮像素子では、波長4
00nmの光束は、波長435nmの光束と同様に扱わ
れるので、色の認識への影響がある。すなわち、波長4
00nmの光束をよりファインダー系に分割する構成を
許す第26の撮像装置は好ましい。
【0075】
【発明の実施の形態】以下、本発明の撮像装置の発明の
実施形態と実施例について図面を参照にして説明する。
【0076】図1は、所謂デジタルカメラ10の構成図
である。物点を発した光束は、屈折現象のみを用いた光
学素子から構成される撮影レンズ系1で結像作用を受
け、CCD等の撮像素子3に像を形成する。このとき、
撮像素子3が規則正しい光電変換素子の集まりであるこ
とから生じる所謂モワレ現象を防ぐため、ローパス効果
を持つフィルター2を撮像面3より物体側に配置する。
また、赤外光をカットするIRカットの効果を持つフィ
ルターを配置することもある。撮像素子3に入射した光
束は、その光電変換素子で電気信号となり、コントロー
ラ4に入力される。コントローラ4でガンマー補正や画
像圧縮処理等の信号処理がなされ、内蔵メモリー5やイ
ンターフェース7を介し、パソコン8等に出力される。
また、コントローラ4から液晶モニター6へ通信され、
撮影しようとする画像や撮像された画像を撮影者が確認
するができるようにもできる。また、内蔵メモリー5か
ら所謂スマートメディア(商標)等の補助メモリー9へ
画像データを通信することができるようにもできる。こ
のとき、撮影光学系1に入射する波長400nm〜70
0nmで入力光量に対して出力信号強度の比が高い波長
の入出力比(入力光量に対する出力信号強度比)に対し
て、波長400nmの入出力比が10%以下、より好ま
しくは5%以下、さらに好ましくは2%以下であるよう
にシステム構成している。
【0077】また、波長400nm〜700nmで入力
光量に対して出力信号強度の比が高い波長の入出力比
(入力光量に対する出力信号強度比)に対して、波長4
20nmの入出力比が10%以上、より好ましくは15
%以上、さらに好ましくは20%以上であるようにシス
テム構成してもよい。
【0078】ところで、カラー画像を得るには、3つ以
上の異なる波長特性の光電変換素子を有するよう、撮像
素子に図2や図3に示したようなフィルター配置のカラ
ーフィルターを配置する。図2は、原色フィルターと呼
ばれるタイプで、赤(R)、緑(G)、青(B)のフィ
ルターからなる。それぞれの波長特性を図4に示す。図
3は、補色フィルターと呼ばれるタイプで、シアン
(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Ye )のフィルタ
ーからなる。それぞれの波長特性を図5に示す。補色フ
ィルターの場合、コントローラ4で、次のような処理を
行い、 輝度信号 Y=|G+M+Ye +C|*1/4 色信号 R−Y=|(M+Ye )−(G+C)| B−Y=|(M+C)−(G+Ye )| R,G,Bに変換される。原色フィルターは、色を再現
するための処理が容易であり、補色フィルターは、光電
変換面への光量を増やすことができる。
【0079】また、カラー画像を得るには、撮影レンズ
系1の像側に色分解フィルターを配置し、3つ以上の撮
像素子の上に像を形成するようにしてもよい。図6は、
R,G,Bに分解した例である。すなわち、物点を発し
た光束は、屈折現象のみを用いた光学素子から構成され
る撮影レンズ系1で結像作用を受け、第1プリズム11
1 、第2プリズム112 、第3プリズム113 からな
り、界面にダイクロイックミラーを施してなる色分解プ
リズム11によりR,G,Bに分解され、色分解された
R,G,Bの結像光束はそれぞれR,G,B用撮像素子
R 、3G 、3Bに像を形成する。
【0080】また、図7に示すように、図1と異なる形
態として、撮像素子3より物体側で、ハーフミラープリ
ズム12で光束を分割し、その分割された光束をファイ
ンダー光学系13に導く所謂TTLファインダー形式も
ある。このタイプは、電力の消費を少なくし、被写体を
観察することができる特徴がある。ファインダー系と撮
影系との光路分割手段12での入射光束に対する撮像素
子3側への射出光束の割合が、最大波長に対して、波長
400nmで1未満であるように構成してもよい。な
お、図7では、透過側に撮像素子3を、反射側にファイ
ンダー光学系13を配置しているが、反射側に撮像素
子、透過側にファインダー光学系を配置するようにして
もよい。
【0081】これらの実施の形態において、その入射光
束の対応して撮像素子から出力する信号の強さを出力信
号強度比とするとき、何れの画像形成を行う分光感度特
性を持つ撮像素子においても、波長400nm〜700
nmで入力光量に対して出力信号強度の比が高い波長の
入出力比(入力光量に対する出力信号強度比)に対し
て、波長400nmの入出力比が10%以下、より好ま
しくは5%以下、さらに好ましくは2%以下であるよう
に構成してもよい。
【0082】そのとき、カラーフィルターの特性を図8
や図9のようにして実施してもよい。図9の場合、図5
の特性のフィルターと図10のような特性のフィルター
を重ねることにより実現してもよい。これにより、マゼ
ンタの特性を容易に実現することができる。
【0083】また、撮像レンズの透過率を図11のよう
に波長420nmの感度を保ちながら波長400nmの
感度を下げるようにしてしてもよい。また、このとき、
図12に示すように、透過率をコントロールするための
フィルター14を撮像素子3より物体側に配置してもよ
いし、このフィルター14の作用を他のフィルターに持
たせてもよい。また、撮影レンズ系を構成するレンズ素
子上に、図13のような特性を持つ反射防止コートを配
置してもよい。このコートは、MgF2 とSiO2 等の
材質を適宜重ねて蒸着することによって構成してもよ
い。
【0084】実施の別の形態として、図14に示すよう
に、撮影レンズ系1と撮像素子3を含む本体を着脱可能
にしてもよい。マウント部15としては、スクリュータ
イプやバヨネットタイプ等を用いる。また、このとき、
撮影レンズ系1で波長400nmと420nmの透過率
をコントロールしてもよいし、撮像素子3を含む本体で
波長400nmと420nmの入射光に対する出力信号
をコントロールしてもよい。例えば、撮影レンズ系1で
波長400nmと420nmの透過率をコントロールす
ることにより、前述のように撮像素子3の量産性を上げ
ることができる。また、色の再現性より特に短波長側の
光量を必要とする用途については、別の撮影レンズ系を
用意することで対応できる。また、撮像素子3を含む本
体で波長400nmと420nmの入射光に対する出力
信号をコントロールすることにより、従来通りの撮影レ
ンズ系を装着しても、良い色再現や結像性能を得ること
ができる。
【0085】さて、次に以上のような本発明の実施の形
態に適した光学系の実施例A〜Fを示す。これらの実施
例には、フィルターが含まれているものとないものがあ
るが、適宜必要に応じて配置してよい。
【0086】図15〜図17にそれぞれ実施例A〜Cの
光軸を含む断面図を示す。また、図18〜図20にそれ
ぞれ実施例D〜Fの広角端での光軸を含む断面図を示
す。実施例A〜Cは固定焦点距離のレンズ系であり、実
施例D〜Fは可変焦点距離のズームレンズ系である。図
中、Fはフィルター、プリズム類、Iは像面を示す。実
施例Bは、撮像光学系内に反射部材Rが配置され、カメ
ラの薄型化に適しているが、この反射部材Rの反射特性
を波長420nmでは反射率を確保し、波長400nm
では反射率を落とすようにしてもよい。実施例Dは、所
謂TTLファインダー形式や色分解プリズムを用いた3
板式に適している。
【0087】以下、各実施例のレンズ構成を説明する。
【0088】実施例Aは、図15に示すように、物体側
へ凸面を向けた正メニスカスレンズと、物体側へ凸面を
向けた負メニスカスレンズと、絞りと、両凹レンズを両
凸レンズの接合レンズと、両凸レンズの4群5枚構成で
ある。また、非球面は、最も像面側の両凸レンズの物体
側の面1面に用いている。
【0089】実施例Bは、図16に示すように、物体側
へ凸面を向けた負メニスカスレンズと、光路を折り曲げ
るための反射面Rと、絞りと、両凸レンズと、両凸レン
ズを両凹レンズの接合レンズと、像面側に強い凸面を向
けた正レンズの4群5枚構成である。また、非球面は、
絞りの後の両凸レンズに1面と、最も像面側の正レンズ
の1面の合計2面に用いている。
【0090】実施例Cは、図17に示すように、物体側
へ凸面を向けた2枚の負メニスカスレンズと、凸レンズ
と、絞りと、両凹レンズを両凸レンズの接合レンズと、
両凸レンズの5群6枚構成である。また、非球面は、2
番目の負メニスカスレンズの1面、最も像面側の両凸レ
ンズの1面の合計2面に用いている。
【0091】実施例Dは、図18に示すように、第1群
G1は、物体側へ凸面を向けた負メニスカスレンズと物
体側へ凸面を向けた正メニスカスレンズの接合レンズ
と、物体側へ凸面を向けた正メニスカスレンズとの3枚
からなり、第2群G2は、物体側へ凸面を向けた負メニ
スカスレンズと、両凹レンズと、両凹レンズと物体側へ
凸面を向けた正メニスカスレンズの接合レンズとの4枚
からなり、その後に絞りSが位置し、第3群G3は、物
体側へ凸面を向けた正メニスカスレンズと、両凸レンズ
と、物体側へ凸面を向けた負メニスカスレンズとの3枚
からなり、第4群G4は、像面側に凸面を向けた負メニ
スカスレンズと像面側に凸面を向けた正メニスカスレン
ズの接合レンズと、両凸レンズ2枚との4枚からなる。
また、非球面は、第3群G3の両凸レンズの物体側の面
と、第4群G4の最も像面側レンズに1面の合計2面に
用いている。広角端から望遠端への変倍の際、図に矢印
で示すように、第1群G1と絞りSは固定で、第2群G
2は物体側から像面側に移動し、第3群G3と第4群G
4は像面側から物体側に移動する。
【0092】実施例Eは、図19に示すように、第1群
G1は、凸レンズ1枚からなり、第2群G2は、物体側
に凸面を向けた負メニスカスレンズと、両凹レンズと物
体側に凸面を向けた正メニスカスレンズとの接合レンズ
からなり、その後に絞りSが位置し、第3群G3は、両
凸レンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズ
と物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズの接合レン
ズからなり、第4群G4は、両凸レンズ1枚からなる。
また、非球面は、第3群G3の最も物体側のレンズに1
面と、第4群G4の最も物体側の面の2面に用いてい
る。広角端から望遠端への変倍の際、図に矢印で示すよ
うに、第1群G1と絞りSは固定で、第2群G2は物体
側から像面側に移動し、第3群G3と第4群G4は相互
の間隔を広げながら像面側から物体側に移動する。
【0093】実施例Fは、図20に示すように、第1群
G1は、物体側に凸面を向けた正レンズ1枚からなり、
第2群G2は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレン
ズと、両凹レンズと、物体側に強い凸面を向けた正レン
ズからなり、その後に絞りSが位置し、第3群G3は、
両凸レンズと、物体側に凸面を向けた負メニスカスレン
ズからなり、第4群G4は、像面側に強い凸面を向けた
正レンズ1枚からなる。また、非球面は、第4群G4の
物体側の面1面に用いている。広角端から望遠端への変
倍の際、図に矢印で示すように、第1群G1と絞りSは
固定で、第2群G2は物体側から像面側に移動し、第3
群G3と第4群G4は像面側から物体側に移動する。
【0094】以下に、上記各実施例の数値データを示す
が、記号は上記の他、fは全系焦点距離、FNOはFナン
バー、2ωは画角、pは画素ピッチ、r1 、r2 …は各
レンズ面の曲率半径、d1 、d2 …は各レンズ面間の間
隔、nd1、nd2…は各レンズのd線の屈折率、ng1、n
g2…は各レンズのg線の屈折率、nh1、nh2…は各レン
ズのh線の屈折率、ΔθRN1 、ΔθRN2 …は各レンズの
ΔθRNの値、νd1、ν d2…は各レンズのd線のアッベ数
である。曲率半径、間隔の単位はmmである。なお、非
球面形状は、xを光の進行方向を正とした光軸とし、y
を光軸と直行する方向にとると、下記の式にて表され
る。
【0095】x=(y2 /r)/[1+{1−(K+
1)(y/r)2 1/2 ]+A44 +A66 +A88
A1010+ A1212 ただし、rは近軸曲率半径、Kは円錐係数、A4、A6
A8、A10 、A12 はそれぞれ4次、6次、8次、10次、
12次の非球面係数である。 実施例A f = 5.55 FNO= 2.88 2ω= 64.4 ° p = 4.15μm D = 6.64 r1 = 13.9598 d1 = 2.4200 nd1 =1.84666 νd1 =23.78 r2 = 56.3701 d2 = 0.2700 r3 = 7.6185 d3 = 0.8700 nd2 =1.48749 νd2 =70.21 r4 = 2.4917 d4 = 3.3154 r5 = ∞(絞り) d5 = 1.0735 r6 = -8.2879 d6 = 0.8000 nd3 =1.84666 νd3 =23.78 r7 = 10.5000 d7 = 3.7900 nd4 =1.72916 νd4 =54.68 r8 = -5.2842 d8 = 0.1500 r9 = 9.8776(非球面) d9 = 3.3700 nd5 =1.56384 νd5 =60.67 r10= -13.3796 d10= 2.7100 r11= ∞ d11= 2.3200 nd6 =1.51633 νd6 =64.14 r12= ∞ d12= 1.6000 r13= ∞ d13= 0.8000 nd7 =1.51633 νd7 =64.14 r14= ∞ d14= 1.0048 r15= ∞(像面) ng1 =1.89419 nh1 =1.91428 ΔθRN1 =+0.0174 ng2 =1.49596 nh2 =1.49898 ΔθRN2 =+0.0022 ng3 =1.89419 nh3 =1.91428 ΔθRN3 =+0.0174 ng4 =1.74570 nh4 =1.75173 ΔθRN4 =-0.0086 ng5 =1.57532 nh5 =1.57947 ΔθRN5 =-0.0031 ng6 =1.52621 nh6 =1.52977 ΔθRN6 =-0.0024 ng7 =1.52621 nh7 =1.52977 ΔθRN7 =-0.0024 非球面係数 第9面 K = 0 A4 =-3.6930 ×10-4 A6 = 7.0898 ×10-7 (3) SRN/D=1.248177 (4)nRN =1.84666 (5)νRN =23.78 (6)ΔθRN =+0.0174 。
【0096】 実施例B f = 9.88 FNO= 2.8 2ω= 59.12° p = 3.9 μm D = 11 r1 = 42.746 d1 = 1.80 nd1 =1.48749 νd1 =70.23 r2 = 9.841 d2 = 21.36 r3 = ∞(絞り) d3 = 5.09 r4 = 96.670 d4 = 4.16 nd2 =1.69350 νd2 =53.20 r5 = -14.943 (非球面) d5 = 0.08 r6 = 9.051 d6 = 6.95 nd3 =1.62041 νd3 =60.29 r7 = -33.014 d7 = 0.98 nd4 =1.80518 νd4 =25.42 r8 = 5.859 d8 = 4.21 r9 = -51.618 d9 = 5.06 nd5 =1.58913 νd5 =61.28 r10= -7.361 (非球面) d10= 1.50 r11= ∞ d11= 1.00 nd6 =1.51633 νd6 =64.14 r12= ∞ d12= 1.60 nd7 =1.54771 νd7 =62.84 r13= ∞ ng1 =1.49596 nh1 =1.49898 ΔθRN1 =+0.0022 ng2 =1.70972 nh2 =1.71566 ΔθRN2 =-0.0081 ng3 =1.63315 nh3 =1.63778 ΔθRN3 =-0.0012 ng4 =1.84729 nh4 =1.86494 ΔθRN4 =+0.0158 ng5 =1.60103 nh5 =1.60535 ΔθRN5 =-0.0018 ng6 =1.52621 nh6 =1.52977 ΔθRN6 =-0.0024 ng7 =1.55843 nh7 =1.56226 ΔθRN7 =-0.0045 非球面係数 第5面 K = 0 A4 = 6.18542×10-5 A6 = 3.07784×10-7 第10面 K = 0 A4 = 4.92151×10-4 A6 =-3.57904×10-6 A8 = 4.22919×10-8 (3) SRN/D=0.532636 (4)nRN =1.80518 (5)νRN =25.42 (6)ΔθRN =+0.0158 。
【0097】 実施例C f = 4.4182 FNO= 2.4 2ω= 80.9 ° p = 4.15μm or 3μm D = 6.64 r1 = 13.2550 d1 = 0.9000 nd1 =1.60311 νd1 =60.64 r2 = 7.0317 d2 = 1.0000 r3 = 12.0000(非球面) d3 = 0.8000 nd2 =1.56384 νd2 =60.67 r4 = 4.9103 d4 = 4.6372 r5 = 7.9159 d5 = 1.1424 nd3 =1.84666 νd3 =23.78 r6 = ∞ d6 = 0.5000 r7 = ∞(絞り) d7 = 1.8751 r8 = -3.7652 d8 = 1.0000 nd4 =1.80518 νd4 =25.42 r9 = 8.7546 d9 = 2.1667 nd5 =1.72916 νd5 =54.68 r10= -4.8805 d10= 0.1500 r11= 10.0186(非球面) d11= 2.2298 nd6 =1.56384 νd6 =60.67 r12= -8.4667 d12= 2.3588 r13= ∞ d13= 1.9000 nd7 =1.51633 νd7 =64.14 r14= ∞ d14= 0.8000 nd8 =1.51633 νd8 =64.14 r15= ∞ d15= 1.2000 r16= ∞ d16= 0.7500 nd9 =1.48749 νd9 =70.23 r17= ∞ d17= 1.2200 r18= ∞(像面) ng1 =1.61541 nh1 =1.61987 ΔθRN1 =-0.0019 ng2 =1.57532 nh2 =1.57947 ΔθRN2 =-0.0031 ng3 =1.89419 nh3 =1.91428 ΔθRN3 =+0.0174 ng4 =1.84729 nh4 =1.86494 ΔθRN4 =+0.0158 ng5 =1.74570 nh5 =1.75173 ΔθRN5 =-0.0086 ng6 =1.57532 nh6 =1.57947 ΔθRN6 =-0.0031 ng7 =1.52621 nh7 =1.52977 ΔθRN7 =-0.0024 ng8 =1.52621 nh8 =1.52977 ΔθRN8 =-0.0024 ng9 =1.49596 nh9 =1.49898 ΔθRN9 =+0.0022 非球面係数 第3面 K = 0 A4 = 3.1698 ×10-4 A6 = 6.1083 ×10-5 A8 =-4.6332 ×10-6 A10=-1.4286 ×10-7 第11面 K = 0 A4 =-1.0432 ×10-3 A6 =-2.9351 ×10-5 A8 = 4.2352 ×10-6 A10=-1.8071 ×10-7 (3) SRN/D=0.567048 (4)nRN =1.80518 (5)νRN =25.42 (6)ΔθRN =+0.0158 。
【0098】 実施例D f = 9.099 〜 18.100 〜 35.998 FNO= 2.008 〜 2.065 〜 2.481 2ω= 68.4 °〜 35.8 °〜 18.6 ° p = 3.9 μm D = 11 r1 = 74.1213 d1 = 2.5000 nd1 =1.84666 νd1 =23.78 r2 = 45.2920 d2 = 7.6976 nd2 =1.61800 νd2 =63.33 r3 = 200.0000 d3 = 0.1500 r4 = 53.6322 d4 = 5.1636 nd3 =1.77250 νd3 =49.60 r5 = 160.3763 d5 = (可変) r6 = 86.4469 d6 = 1.8938 nd4 =1.77250 νd4 =49.60 r7 = 12.9947 d7 = 6.5582 r8 = -633.9388 d8 = 1.3849 nd5 =1.84666 νd5 =23.78 r9 = 53.5036 d9 = 3.0086 r10= -70.1852 d10= 1.3000 nd6 =1.48749 νd6 =70.21 r11= 19.4251 d11= 4.0971 nd7 =1.80518 νd7 =25.42 r12= 567.6091 d12= (可変) r13= ∞(絞り) d13= (可変) r14= 35.5332 d14= 2.9155 nd8 =1.84666 νd8 =23.78 r15= 149.5334 d15= 1.9951 r16= 23.1874(非球面) d16= 3.2540 nd9 =1.69350 νd9 =53.20 r17= -136.5790 d17= 0.1500 r18= 54.2006 d18= 1.1258 nd10=1.80518 νd10=25.42 r19= 17.2110 d19= (可変) r20= -12.6096 d20= 1.1000 nd11=1.80518 νd11=25.42 r21= -55.3792 d21= 3.1600 nd12=1.61800 νd12=63.33 r22= -15.6001 d22= 0.1500 r23= 74.9447 d23= 3.2661 nd13=1.61800 νd13=63.33 r24= -30.4739 d24= 0.1500 r25= 124.0475 d25= 2.5117 nd14=1.69350 νd14=53.20 r26= -68.0400(非球面) d26= (可変) r27= ∞ d27= 24.0000 nd15=1.51633 νd15=64.14 r28= ∞ d28= 1.0000 r29= ∞ d29= 1.5700 nd16=1.54771 νd16=62.84 r30= ∞ d30= 1.0000 r31= ∞ d31= 0.8000 nd17=1.51823 νd17=58.96 r32= ∞ ng1 =1.89419 nh1 =1.91428 ΔθRN1 =+0.0174 ng2 =1.63010 nh2 =1.63451 ΔθRN2 =+0.0051 ng3 =1.79197 nh3 =1.79917 ΔθRN3 =-0.0092 ng4 =1.79197 nh4 =1.79917 ΔθRN4 =-0.0092 ng5 =1.89419 nh5 =1.91428 ΔθRN5 =+0.0174 ng6 =1.49596 nh6 =1.49898 ΔθRN6 =+0.0022 ng7 =1.84729 nh7 =1.86494 ΔθRN7 =+0.0158 ng8 =1.89419 nh8 =1.91428 ΔθRN8 =+0.0174 ng9 =1.70972 nh9 =1.71566 ΔθRN9 =-0.0081 ng10=1.84729 nh10=1.86494 ΔθRN10 =+0.0158 ng11=1.84729 nh11=1.86494 ΔθRN11 =+0.0158 ng12=1.63010 nh12=1.63451 ΔθRN12 =+0.0051 ng13=1.63010 nh13=1.63451 ΔθRN13 =+0.0051 ng14=1.70972 nh14=1.71566 ΔθRN14 =-0.0081 ng15=1.52621 nh15=1.52977 ΔθRN15 =-0.0024 ng16=1.55843 nh16=1.56226 ΔθRN16 =-0.0045 ng17=1.52915 nh17=1.53314 ΔθRN17 =+0.0035 非球面係数 第16面 K = 0 A4 =-1.3659 ×10-5 A6 =-5.3156 ×10-9 A8 =-2.4548 ×10-11 A10= 2.2544 ×10-12 第26面 K = 0 A4 = 6.6763 ×10-6 A6 = 3.7977 ×10-8 A8 =-4.9995 ×10-10 A10= 2.3437 ×10-12 (3) SRN/D=1.5645 1.14632 (4)nRN =1.80518 1.80518 (5)νRN =25.42 25.42 (6)ΔθRN =+0.0158 +0.0158 。
【0099】 実施例E f = 6.608 〜 11.270 〜 19.098 FNO= 2.03 〜 2.36 〜 2.91 p = 3.9 μm D = 8 r1 = 36.688 d1 = 4.14 nd1 =1.48749 νd1 =70.23 r2 = ∞ d2 = (可変) r3 = 21.750 d3 = 1.25 nd2 =1.84666 νd2 =23.78 r4 = 8.054 d4 = 5.45 r5 = -27.511 d5 = 1.00 nd3 =1.48749 νd3 =70.23 r6 = 10.412 d6 = 4.50 nd4 =1.84666 νd4 =23.78 r7 = 40.550 d7 = (可変) r8 = ∞(絞り) d8 = (可変) r9 = 17.583 (非球面) d9 = 3.42 nd5 =1.58913 νd5 =61.30 r10= -35.670 d10= 0.20 r11= 9.390 d11= 4.35 nd6 =1.77250 νd6 =49.60 r12= 87.943 d12= 0.90 nd7 =1.84666 νd7 =23.78 r13= 6.609 d13= (可変) r14= 13.553 (非球面) d14= 3.28 nd8 =1.58913 νd8 =61.30 r15= -30.808 ng1 =1.49596 nh1 =1.49898 ΔθRN1 =+0.0022 ng2 =1.89419 nh2 =1.91428 ΔθRN2 =+0.0174 ng3 =1.49596 nh3 =1.49898 ΔθRN3 =+0.0022 ng4 =1.89419 nh4 =1.91428 ΔθRN4 =+0.0174 ng5 =1.60103 nh5 =1.60535 ΔθRN5 =-0.0018 ng6 =1.79197 nh6 =1.79917 ΔθRN6 =-0.0092 ng7 =1.89419 nh7 =1.91428 ΔθRN7 =+0.0174 ng8 =1.60103 nh8 =1.60535 ΔθRN8 =-0.0018 非球面係数 第9面 K = 0.000 A4 =-4.66054×10-5 A6 =-1.33346×10-6 A8 = 6.88261×10-8 A10=-1.18171×10-9 A12= 1.21868×10-12 第14面 K = 0.000 A4 =-9.93375×10-5 A6 =-9.76311×10-7 A8 = 3.21037×10-7 A10=-1.95172×10-8 A12= 3.74139×10-10 (3) SRN/D=0.826125 (4)nRN =1.84666 (5)νRN =23.78 (6)ΔθRN =+0.0174 。
【0100】 実施例F f = 9.000 〜15.590 〜27.000 FNO= 2.800 〜 3.030 〜 4.069 2ω=67.094°〜39.462°〜23.030° p = 6.7 μm D = 11 r1 = 44.5137 d1 = 4.4000 nd1 =1.69680 νd1 =55.53 r2 = 137.7320 d2 = (可変) r3 = 23.5602 d3 = 1.6000 nd2 =1.69680 νd2 =55.53 r4 = 12.0406 d4 = 5.7412 r5 = -54.8255 d5 = 1.5000 nd3 =1.56384 νd3 =60.70 r6 = 13.6238 d6 = 3.8135 r7 = 16.0196 d7 = 2.2000 nd4 =1.84666 νd4 =23.78 r8 = 23.3091 d8 = (可変) r9 = ∞(絞り) d9 = (可変) r10= 31.1300 d10= 6.5179 nd5 =1.77250 νd5 =49.60 r11= -15.0403 d11= 0.1939 r12= -13.3787 d12= 0.8893 nd6 =1.84666 νd6 =23.78 r13= -65.0570 d13= (可変) r14= -2370.3961(非球面) d14= 4.3000 nd7 =1.49241 νd7 =57.66 r15= -14.2694 d15= (可変) r16= ∞ d16= 1.1400 nd8 =1.54771 νd8 =62.84 r17= ∞ d17= 0.8100 nd9 =1.54771 νd9 =62.84 r18= ∞ d18= 1.0000 r19= ∞ d19= 1.0000 nd10=1.48749 νd10=70.23 r20= ∞ d20= 1.0000 r21= ∞ d21= 0.8000 nd11=1.51823 νd11=58.96 r22= ∞ ng1 =1.71234 nh1 =1.71800 ΔθRN1 =-0.0082 ng2 =1.71234 nh2 =1.71800 ΔθRN2 =-0.0082 ng3 =1.57532 nh3 =1.57947 ΔθRN3 =-0.0031 ng4 =1.89419 nh4 =1.91428 ΔθRN4 =+0.0174 ng5 =1.79197 nh5 =1.79917 ΔθRN5 =-0.0092 ng6 =1.89419 nh6 =1.91428 ΔθRN6 =+0.0174 ng7 =1.50320 nh7 =1.50713 ΔθRN7 =+0.0104 ng8 =1.55843 nh8 =1.56226 ΔθRN8 =-0.0045 ng9 =1.55843 nh9 =1.56226 ΔθRN9 =-0.0045 ng10=1.49596 nh10=1.49898 ΔθRN10 =+0.0022 ng11=1.52915 nh11=1.53314 ΔθRN11 =+0.0035 非球面係数 第14面 K = 0.0000 A4 =-7.8946 ×10-5 A6 = 3.2441 ×10-8 A8 =-1.6090 ×10-9 A10= 1.6631 ×10-11 (3) SRN/D=1.21624 (4)nRN =1.84666 (5)νRN =23.78 (6)ΔθRN =+0.0174 。
【0101】以上の本発明の撮像装置及び撮像光学系は
例えば次のように構成することができる。
【0102】〔1〕 少なくとも撮像光学系とカラー画
像を得るための3つ以上の異なる分光特性を有する電子
撮像素子と該電子撮像素子からの出力を基に信号処理や
画像処理を行うコントローラとを有する撮像装置におい
て、前記撮像光学系中の焦点距離の決定に関わる光学素
子は、屈折現象のみを用いた光学素子から構成され、同
一物点から発し該撮像光学系に入射する入射光束の光量
を入力光量とし、その入射光束に対応してコントローラ
から出力する信号の強さを出力信号強度とするとき、波
長400nm〜700nmで入力光量に対する出力信号
強度の比が最も高い波長の入出力比に対して、波長40
0nmの入出力比が10%以下であることを特徴とする
撮像装置。
【0103】〔2〕 波長400nm〜700nmで入
力光量に対する出力信号強度の比が最も高い波長の入出
力比に対して、波長420nmの入出力比が10%以上
であることを特徴とする上記1記載の撮像装置。
【0104】〔3〕 少なくとも撮像光学系とカラー画
像を得るための3つ以上の異なる分光特性を有する電子
撮像素子とを有する撮像装置において、前記撮像光学系
中の焦点距離の決定に関わる光学素子は、屈折現象のみ
を用いた光学素子から構成され、同一物点から発し該撮
像光学系に入射する入射光束の光量を入力光量とし、そ
の入射光束に対応してコントローラから出力する信号の
強さを出力信号強度とするとき、波長400nm〜70
0nmで入力光量に対する出力信号強度の比が最も高い
波長の入出力比に対して、波長400nmの入出力比が
6%以下であることを特徴とする撮像装置。
【0105】〔4〕 波長400nm〜700nmで入
力光量に対して出力信号強度の比が高い波長の入出力比
に対して、波長420nmの入出力比が6%以上である
ことを特徴とする上記3記載の撮像装置。
【0106】〔5〕 少なくとも撮像光学系とカラー画
像を得るための3つ以上の異なる分光特性を有する電子
撮像素子とを有する撮像装置において、前記撮像光学系
中の焦点距離の決定に関わる光学素子は、屈折現象のみ
を用いた光学素子から構成され、該撮像光学系に入射部
から該電子撮像素子入射部までの分光透過率が、波長4
00nm〜700nmで透過率が最も高い波長の透過率
に対する400nmの波長の透過率の比が15%以下で
あることを特徴とする撮像装置。
【0107】〔6〕 波長400nm〜700nmで透
過率が最も高い波長の透過率に対する420nmの波長
の透過率の比が15%以上であることを特徴とする上記
5記載の撮像装置。
【0108】〔7〕 上記5又は6において、カラー画
像を得るための3つ以上の異なる分光特性を有する電子
撮像素子の内、少なくとも一つの分光特性は、2つの高
い感度を持つピーク波長を持ち、その2つのピーク波長
の間に、2つのピーク波長の感度の双方に対して50%
以下の感度の波長を有することを特徴とする撮像装置。
【0109】〔8〕 カラー画像を得るための3つ以上
の異なる分光特性を有する電子撮像素子を有する撮像装
置に装着可能な撮像光学系において、前記撮像光学系中
の焦点距離の決定に関わる光学素子は、屈折現象のみを
用いた光学素子から構成され、該撮像光学系の分光透過
率が、波長400nm〜700nmで透過率が最も高い
波長の透過率に対する400nmの波長の透過率の比が
15%以下であることを特徴とする撮像光学系。
【0110】
〔9〕 波長400nm〜700nmで透
過率が最も高い波長の透過率に対して、波長420nm
透過率の比が15%以上であることを特徴とする上記8
記載の撮像光学系。
【0111】〔10〕 カラー画像を得るための3つ以
上の異なる分光特性を有する電子撮像素子と該電子撮像
素子からの出力を基に信号処理や画像処理を行うコント
ローラと前記電子撮像素子に外界の像を導く撮像光学系
を着脱可能にするマウント部とを有する撮像装置におい
て、入射光束の光量を入力光量とし、その入射光束に対
応してコントローラから出力する信号の強さを出力信号
強度とするとき、波長400nm〜700nmで入力光
量に対する出力信号強度の比が最も高い波長の入出力比
に対して、波長400nmの入出力比が10%以下とす
る波長域調整手段を有することを特徴とする撮像装置。
【0112】〔11〕 前記波長域調整手段により波長
400nm〜700nmで入力光量に対する出力信号強
度の比が最も高い波長の入出力比に対して、波長420
nmの入出力比が20%以上としたことを特徴とする上
記10記載の撮像装置。
【0113】〔12〕 前記波長域調整手段が、前記電
子撮像素子と前記マウント部の間に配されたフィルター
であることを特徴とする上記10又は11記載の撮像装
置。
【0114】〔13〕 該撮像光学系の有効画面の70
%で無限遠物点に合焦したときの波長400nmの子午
断面での色収差が4画素以上であることを特徴とする上
記1から7の何れか1項記載の撮像装置。
【0115】〔14〕 波長435nmから600nm
の色収差が、有効画面の70%の範囲で3画素以内であ
ることを特徴とする上記13記載の撮像装置。
【0116】〔15〕 前記撮像光学系は、開口絞りを
有し、前記開口絞りより撮像素子側の光学系は全体に正
の屈折力を持ち、さらに少なくとも1枚の負レンズを含
むことを特徴とする上記1から14の何れか1項記載の
撮像装置。
【0117】〔16〕 前記撮像光学系は、開口絞り
と、それよりも撮像素子側の構成が、物体側から順に、
正レンズ・負レンズと正レンズ群又は正レンズ・正レン
ズ・負レンズと正レンズ群であることを特徴とする上記
15記載の撮像装置。
【0118】〔17〕 前記撮像光学系は、絞りより撮
像素子側に、広角端から望遠端に変倍する際、像側から
物体側に単調に移動しかつ負レンズをを含む群を有する
ことを特徴とする上記15記載の撮像装置。
【0119】〔18〕 前記撮像光学系の移動群は絞り
の直後に位置することを特徴とする上記17記載の撮像
装置。
【0120】〔19〕 前記負レンズが以下の条件を満
たすことを特徴とする上記15から17の何れか1項記
載の撮像装置。
【0121】(3) 0.2< SRN/D<2 (4) 1.7<nRN<1.95 (5) 20<νRN<30 (6) 0.004<ΔθRN<0.05 ただし、 SRNは前記負レンズの小さい方の曲率半径、
Dは撮像素子の有効撮像面の対角長、nRNは前記負レン
ズの屈折率、νRNは前記負レンズのアッベ数、ΔθRN
硝材のθg-F とνd をプロットした内のガラスコード5
11605((株)オハラの商品名NSL7。θg-F
値は0.5436、νd の値は60.49)とガラスコ
ード620363((株)オハラの商品名PBM2。θ
g-F の値は0.5828、νd の値は36.26)の間
の直線上を基準にしたときの前記負レンズの硝材のθ
g-F 方向への変位量で、異常分散性を数値的に表したも
のである。
【0122】〔20〕 前記撮像光学系の最も物体側の
屈折力を有する光学素子は正レンズであることを特徴と
する上記15から18の何れか1項記載の撮像装置。
【0123】〔21〕 前記正レンズと隣りのレンズと
の空気間隔が変倍に際して変化することを特徴とする上
記20記載の撮像装置。
【0124】〔22〕 前記撮像光学系が、物体側から
順に、正の屈折力を有する第1群、負の屈折力を有する
第2群、正の屈折力を有する第3群、正の屈折力を有す
る第4群を含む変倍系より構成されていることを特徴と
する上記15から21の何れか1項記載の撮像装置。
【0125】〔23〕 上記1から9、13、14の何
れか1項において、撮像光学系中に反射率が波長400
nmで50%以上、波長420nmで10%以下である
反射面を有することを特徴とする撮像装置又は撮像光学
系。
【0126】〔24〕 上記23において、前記反射面
は、少なくとも2つの異なる屈折率を有する複数の薄膜
を積層させた面からなることを特徴とする撮像装置又は
撮像光学系。
【0127】〔25〕 少なくとも撮像光学系とフィル
タ又はプリズムとカラー画像を得るための3つ以上の異
なる分光特性を有する電子撮像素子とを有する撮像装置
において、前記撮像光学系中の焦点距離の決定に関わる
光学素子は、屈折現象のみを用いた光学素子から構成さ
れ、少なくとも1枚のフィルター又はプリズムの透過率
が、最大透過率波長の透過率に対して波長400nmで
10%以下であることを特徴とする撮像装置。
【0128】〔26〕 少なくとも撮像光学系と前記撮
像光学系の光路中に設けられ、一方をファインダー系光
路とし、他方を撮影系光路とすべく光路を分割する光路
分割手段とカラー画像を得るための3つ以上の異なる分
光特性を有する電子撮像素子とを有する撮像装置におい
て、前記撮像光学系中の焦点距離の決定に関わる光学素
子は、屈折現象のみを用いた光学素子から構成され、該
光路分割手段での入射光束に対する電子撮像素子側への
射出光束の割合が、使用波長域の最長波長の射出率に対
する波長400nmの射出率が1未満であることを特徴
とする撮像装置。
【0129】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によると、簡易な構成で、幅広い自然の被写体に対し
て、色を含め良好な像の再現を可能とする撮像装置及び
撮像光学系を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施形態のデジタルカメラの構成図
である。
【図2】原色フィルターのフィルター配置を示す図であ
る。
【図3】補色フィルターのフィルター配置を示す図であ
る。
【図4】図2の波長特性を示す図である。
【図5】図3の波長特性を示す図である。
【図6】本発明の別の実施形態のデジタルカメラの構成
図である。
【図7】本発明のさらに別の実施形態のデジタルカメラ
の構成図である。
【図8】原色カラーフィルターの特性の1例を示す図で
ある。
【図9】補色カラーフィルターの特性の1例を示す図で
ある。
【図10】図5の特性のフィルターと重ねることにより
図9の特性を得るために用いるフィルターの特性を示す
図である。
【図11】撮像レンズの透過率特性を1例を示す図であ
る。
【図12】透過率をコントロールするためのフィルター
を撮像素子より物体側に配置した実施形態の構成図であ
る。
【図13】反射防止コートの特性の1例を示す図であ
る。
【図14】本発明のもう1つ別の実施形態のデジタルカ
メラの構成図である。
【図15】実施例Aの光軸を含む断面図である。
【図16】実施例Bの光軸を含む断面図である。
【図17】実施例Cの光軸を含む断面図である。
【図18】実施例Dの広角端での光軸を含む断面図であ
る。
【図19】実施例Eの広角端での光軸を含む断面図であ
る。
【図20】実施例Fの広角端での光軸を含む断面図であ
る。
【図21】550nmの波長で屈折力が1となる単レン
ズの波長による屈折力の変化を示す図である。
【図22】500nmを基準にしたときの一般的な屈折
型光学素子のみからなる光学系の波長に対する後側焦点
位置のずれ量を示す図である。
【符号の説明】
1…撮影レンズ系 2…ローパス効果を持つフィルター 3…撮像素子 3R …R用撮像素子 3G …G用撮像素子 3B …B用撮像素子 4…コントローラ 5…内蔵メモリー 6…液晶モニター 7…インターフェース 8…パソコン 9…補助メモリー 10…デジタルカメラ 11…色分解プリズム 111 …第1プリズム 112 …第2プリズム 112 …第3プリズム 12…ハーフミラープリズム 13…ファインダー光学系 14…透過率をコントロールするフィルター 15…マウント部 G1…第1群 G2…第2群 G3…第3群 G4…第4群 S…絞り F…フィルター、プリズム類 I…像面 R…反射部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 9/07 H04N 9/07 A Fターム(参考) 2H087 KA03 LA03 PA04 PA05 PA10 PA16 PA18 PB05 PB06 PB14 QA02 QA07 QA12 QA17 QA21 QA22 QA25 QA26 QA34 QA41 QA42 QA45 QA46 RA05 RA12 RA13 RA32 RA41 RA43 RA44 RA48 SA23 SA27 SA29 SA32 SA63 SA64 SA65 SA72 SB02 SB04 SB14 SB15 SB23 SB24 SB32 SB35 5C022 AA13 AB21 AC51 AC54 AC55 5C065 AA01 BB09 BB13 CC01 DD01 DD02 EE01 EE03 EE06 EE07 EE12 EE14 EE16 GG27 HH01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも撮像光学系とカラー画像を得
    るための3つ以上の異なる分光特性を有する電子撮像素
    子と該電子撮像素子からの出力を基に信号処理や画像処
    理を行うコントローラとを有する撮像装置において、 前記撮像光学系中の焦点距離の決定に関わる光学素子
    は、屈折現象のみを用いた光学素子から構成され、 同一物点から発し該撮像光学系に入射する入射光束の光
    量を入力光量とし、その入射光束に対応してコントロー
    ラから出力する信号の強さを出力信号強度とするとき、
    波長400nm〜700nmで入力光量に対する出力信
    号強度の比が最も高い波長の入出力比に対して、波長4
    00nmの入出力比が10%以下であることを特徴とす
    る撮像装置。
  2. 【請求項2】 少なくとも撮像光学系とカラー画像を得
    るための3つ以上の異なる分光特性を有する電子撮像素
    子とを有する撮像装置において、 前記撮像光学系中の焦点距離の決定に関わる光学素子
    は、屈折現象のみを用いた光学素子から構成され、 同一物点から発し該撮像光学系に入射する入射光束の光
    量を入力光量とし、その入射光束に対応して撮像素子か
    ら出力する信号の強さを出力信号強度とするとき、波長
    400nm〜700nmで入力光量に対する出力信号強
    度の比が最も高い波長の入出力比に対して、波長400
    nmの入出力比が6%以下であることを特徴とする撮像
    装置。
  3. 【請求項3】 少なくとも撮像光学系とカラー画像を得
    るための3つ以上の異なる分光特性を有する電子撮像素
    子とを有する撮像装置において、 前記撮像光学系中の焦点距離の決定に関わる光学素子
    は、屈折現象のみを用いた光学素子から構成され、 該撮像光学系に入射部から該電子撮像素子入射部までの
    分光透過率が、波長400nm〜700nmで透過率が
    最も高い波長の透過率に対する400nmの波長の透過
    率の比が15%以下であることを特徴とする撮像装置。
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