JP5072075B2 - ズームレンズおよび撮像装置および携帯情報端末装置 - Google Patents
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さらに、高性能化という面では、昨今では少なくとも800万〜1000万画素の撮像素子に対応した解像力を全ズーム域にわたって有することが求められている。
撮影レンズの広画角化を望むユーザも多く、ズームレンズの短焦点端(広角端)での半画角は38度以上であることが好ましく、さらに、半画角:42度以上を望む声も少なくない。半画角:38度、42度はそれぞれ、35mm銀塩カメラ(いわゆるライカ版)換
算の焦点距離で28mm、24mmに相当する。
特許文献1、2において用いられている「アッベ数:80以上の低分散ガラス」は硝種として「特殊低分散ガラス」と呼ばれるものであり、高価ではあるが、倍率色収差の補正に有効な材料である。特に、広角端での広画角化を実現するためには「広画角化に伴って増大する倍率色収差の2次スペクトルを低減する必要」があるが、特殊低分散ガラスの使用は、このような場合に有効である。しかし、特許文献1に記載のズームレンズでは、第2レンズ群に特殊低分散ガラスを用いていながら、具体的な実施例における広角端の半画角は33度未満に留まっており、特殊低分散ガラスの使用が広角化にたいして十分に生かされていない。
殊低分散ガラスをレンズ径の大きい第1レンズ群中に使用しており、レンズ径の大きさの
ためにズームレンズ自体のコストが相当に高価になってしまう。
特許文献3において「第2レンズ群の正レンズにアッベ数:80以上の低分散ガラス」を使用した実施例4は、軸上色収差・倍率色収差とも良好に補正されているが、広角端の半画角:39度程度であり、半画角:42度は達成されていない。
屈折力を有する第2レンズ群、正の屈折力を有する第3レンズ群を配し、第2レンズ群の
物体側に第2レンズ群と一体に移動する絞りを有してなり、広角端から望遠端への変倍に
際して、第1レンズ群と第2レンズ群の間隔が小さくなり、第2レンズ群と第3レンズ群
の間隔が大きくなるように、少なくとも第1レンズ群と第2レンズ群が移動するズームレ
ンズ」であって、以下の如き特徴を有する(請求項1)。
この「少なくとも1枚の非球面正レンズ」は、その硝種のアッベ数:νdと異常分散性:Δθg,Fとが、条件:
(1) νd> 80.0
(2) Δθg,F > 0.025
を満足する。
θg,F=(ng−nF)/(nF−nC)
により定義される部分分散比:θg,Fを縦軸、アッベ数:νdを横軸とする直交2軸の2次元座標面上で、基準硝種:K7の座標点(νd=60.49,θg,F=0.5432)と基準硝種:F2の座標点(νd=36.26,θg,F=0.5830)とを結んだ直線を標準線とするとき、硝種の部分分散比:θg,Fの「2次元座標面上における標準線からの偏差」として定義される。
部分分散比:θg,Fは「硝種ごとに定まる物理量」である。「標準線」は上述の如く、上記2次元座標面上において、基準硝種:K7の部分分散比:θg,F(K7:0.5432)とアッベ数:νd(K7:60.49)とをそれぞれ縦・横座標とする座標点と、基準硝種:F2の部分分散比:θg,F(F2:0.5830)とアッベ数:νd(F2:36.26)とをそれぞれ縦・横座標とする座標点とを結ぶ直線である。
る像側の非球面レンズの焦点距離:fAが、条件:
(4) 0.4 < fA/f2 < 1.0
を満足する。
距離:fAは、それらのうち最大のものである。
(1) νd> 80.0
(2) Δθg,F > 0.025
を満足することが好ましい(請求項3)。なお、請求項3では、請求項1における「第2
レンズ群中の非球面正レンズ」との混同を避けるため第3レンズ群をなす1枚の正レンズ
を「非球面レンズ」と呼ぶ。
面までの光軸上の距離:dS−L、絞りから第2レンズ群における最も像側の非球面まで
の光軸上の距離:dS−Aが、条件:
(3) 0.75 < (dS−A)/(dS−L) ≦ 1.0
を満足することが好ましい(請求項4)。
硝種による非球面レンズ(第2レンズ群における非球面正レンズ、第3レンズ群の非球面
レンズ)は、少なくとも一方の光学面に薄い樹脂層が設けられ、この樹脂層の空気接触面
が非球面形状をなす「ハイブリッド非球面レンズ」であることが好ましい(請求項5)。
非球面レンズ全体の中心肉厚:tA、樹脂層の中心肉厚:tRが、条件:
(5) 0.01 < tR/tA < 0.1
を満足することが好ましく(請求項6)、請求項5または6記載のズームレンズにおける
ハイブリッド非球面レンズは、その樹脂層の空気接触面である非球面の、近軸曲率半径:
rA、樹脂層が形成された球面の曲率半径:rBが条件:
(6) 0.5 < rB/rA < 1.4
を満足することが好ましい(請求項7)。
)を満足する硝種による非球面正レンズ以外に、少なくとも1つの非球面レンズを有する
ことができる(請求項8)。この場合、第2レンズ群における1つの非球面正レンズ(条
件(1)、(2)を満足する硝種による非球面正レンズ)が、第2レンズ群の最も像側に
配置され、1つの非球面レンズが第2レンズ群の最も物体側に配設されることが好ましい
(請求項9)。
上であり、800万〜1000万画素の撮像素子に対応した解像力を有するもの」である
ことができる(請求項11)。
ームレンズ」として有する撮像装置であり(請求項12)、ズームレンズによる物体像が
「カラー撮像素子の受光面上に結像される」ものであることができる(請求項13)。
により、撮像素子の画素数が800万〜1000万画素以上であることができる(請求項
14)。
む携帯情報端末装置」である(請求項15)。
このような「残存色収差」である。
いては、条件(1)において、非球面正レンズの硝種のアッベ数:νdが80.0以下であると倍率色収差を十分に補正することができなくなる。また、条件(2)において、異常分散性:Δθg,Fが0.025以下であると、倍率色収差の2次スペクトルが比較的大きく残存し、色滲みの抑制と解像力の確保の両立が難しくなる。
請求項1のように、第2レンズ群の像側に「正の第3レンズ群」を有し、負・正・正の3群構成とすることにより「射出瞳距離の確保」が容易となるとともに「第3レンズ群の移動によるフォーカシング」も可能である。
2次スペクトルを十分に低減して十分な色収差補正を行いつつ、「色収差補正と球面収差補正」をより良好にバランスさせるには、上記パラメータ:fA/f2は、条件(4)よりもやや狭い条件:
(4A) 0.5 <fA/f2< 0.95
を満足することが好ましい。
球面レンズはガラス等の無機材料で簡単に形成することができ、温度・湿度等の環境変動に対する特性の変化も小さいが、非球面部分に用いる樹脂層はガラスレンズに比して環境変動に対する特性の変化(膨張・収縮、屈折率変化等)が大きい。
物体側に隣接して配設される負レンズと接合された状態で使用するようにすると、非球面
正レンズの物体側に高分散の負レンズを配設することによって、倍率色収差や色コマ収差
のより良好な補正が可能になる。また、これらを互いに接合することによって製造・組付
誤差の影響が抑制され、より安定した性能の確保が可能となる。
第1レンズ群は物体側から順に、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズ、負レンズ、正レンズの3枚を有する構成とすることが好ましい。第1レンズ群の物体側に負レンズを2枚配置することで「大きな入射角を持つ軸外光束」を計4つの面で少しずつ屈折させることができ、軸外収差の発生をより小さく抑えることが可能となる。
図1は、ズームレンズの実施の1形態を説明するための図である。この図は、後述する実施例1に対するものである。
図1のズームレンズは、物体側(図の左方)より順に、負の屈折力を有する第1レンズ群I、正の屈折力を有する第2レンズ群II、正の屈折力を有する第3レンズ群IIIを有するとともに、第2レンズ群IIの物体側に第2レンズ群IIと一体に変位する絞りSを有してなり、広角端から望遠端への変倍に際して、矢印で示すように、第1レンズ群Iと第2レンズ群IIとの間隔が減少し、第2レンズ群IIと第3レンズ群IIIとの間隔が増大するように、少なくとも第1レンズ群Iおよび第2レンズ群IIが移動するズームレンズである。後述する実施例1に示すように、第2レンズ群に含まれる非球面正レンズの硝種は、条件(1)、(2)を満足する。
図2のズームレンズは、物体側(図の左方)より順に、負の屈折力を有する第1レンズ群I、正の屈折力を有する第2レンズ群II、正の屈折力を有する第3レンズ群IIIを有するとともに、第2レンズ群IIの物体側に第2レンズ群IIと一体に変位する絞りSを有してなり、広角端から望遠端への変倍に際して、矢印で示すように、第1レンズ群Iと第2レンズ群IIとの間隔が減少し、第2レンズ群IIと第3レンズ群IIIとの間隔が増大するように、少なくとも第1レンズ群Iおよび第2レンズ群IIが移動するズームレンズである。後述する実施例2に示すように、第2レンズ群に含まれる非球面正レンズの硝種は、条件(1)、(2)を満足する。
図3のズームレンズは、物体側(図の左方)より順に、負の屈折力を有する第1レンズ群I、正の屈折力を有する第2レンズ群II、正の屈折力を有する第3レンズ群IIIを有するとともに、第2レンズ群IIの物体側に第2レンズ群IIと一体に変位する絞りSを有してなり、広角端から望遠端への変倍に際して、矢印で示すように、第1レンズ群Iと第2レンズ群IIとの間隔が減少し、第2レンズ群IIと第3レンズ群IIIとの間隔が増大するように、少なくとも第1レンズ群Iおよび第2レンズ群IIが移動するズームレンズである。後述する実施例3に示すように、第2レンズ群に含まれる非球面正レンズの硝種は、条件(1)、(2)を満足する。
る実施例4に対するものである。
図4のズームレンズは、物体側(図の左方)より順に、負の屈折力を有する第1レンズ群I、正の屈折力を有する第2レンズ群II、正の屈折力を有する第3レンズ群IIIを有するとともに、第2レンズ群IIの物体側に第2レンズ群IIと一体に変位する絞りSを有してなり、広角端から望遠端への変倍に際して、矢印で示すように、第1レンズ群Iと第2レンズ群IIとの間隔が減少し、第2レンズ群IIと第3レンズ群IIIとの間隔が増大するように、少なくとも第1レンズ群Iおよび第2レンズ群IIが移動するズームレンズである。後述する実施例4に示すように、第2レンズ群に含まれる非球面正レンズの硝種は、条件(1)、(2)を満足する。
即ち、図1〜図4の実施の形態ではズームレンズは3群構成(請求項1)である。
図5のズームレンズは、物体側(図の左方)より順に、負の屈折力を有する第1レンズ群I、正の屈折力を有する第2レンズ群IIを有するとともに、第2レンズ群IIの物体側に第2レンズ群IIと一体に変位する絞りSを有してなり、広角端から望遠端への変倍に際して、矢印で示すように、第1レンズ群Iと第2レンズ群IIとの間隔が減少し、第2レンズ群IIと像面との間隔が大きくなるように、第1レンズ群Iおよび第2レンズ群IIが移動するズームレンズである。後述する実施例5に示すように、第2レンズ群に含まれる非球面正レンズの硝種は、条件(1)、(2)を満足する。
即ち、図5に示す参考例の形態では、ズームレンズは請求項1のズームレンズを2群構成として実施した例である
なお、図1〜図5において、符号Fで示す平行平板は「光学ローパスフィルタ・赤外カットフィルタ等の各種フィルタやCCDセンサ等の受光素子のカバーガラス(シールガラス)」を単一の平行平板として示すものである。
図21、図22に示すように、携帯情報端末装置30は撮影レンズ31と撮像素子である受光素子(エリアセンサ)45を有し、撮影レンズ31による「撮影対象物の像」を受光素子45上に結像させて受光素子45により読み取るように構成されている。
撮影レンズ31としては請求項1〜11の任意の1に記載されたズームレンズ、具体的には、例えば後述の実施例1〜4のうちの何れかが用いられる。また、受光素子45としては、画素数:800万〜1000万画素のもの、例えば、受光領域の対角長:9.1mm、画素ピッチ:2μm、画素数:略1000万画素のCCDエリアセンサ等を使用できる(請求項14)。
全ての実施例において最大像高は4.70mmである。
各実施例における記号の意味は以下の通りである。
f:全系の焦点距離
F:Fナンバ
ω:半画角
R:曲率半径
D:面間隔
Nd:屈折率
νd:アッベ数
K:非球面の円錐定数
A4:4次の非球面係数
A6:6次の非球面係数
A8:8次の非球面係数
A10:10次の非球面係数
A12:12次の非球面係数
A14:14次の非球面係数
A16:16次の非球面係数
A18:18次の非球面係数
「非球面」の形状は、近軸曲率半径の逆数(近軸曲率):C、光軸からの高さ:H、円錐定数:K、非球面係数:A4、A6、A8・・として、周知の式:
X=CH2/{1+√(1-(1+K)C2H2)}
+A4・H4+A6・H6+A8・H8+A10・H10+A12・H12+A14・H14+A16・H16+A18・H18
で表される形状である。
f=5.204〜14.996,F=2.66〜4.67,ω=43.26〜17.51
面番号 R D Nd νd Δθg,F 硝種名
01 24.422 1.60 1.73310 48.89 -0.0093 OHARA L-LAM72
02* 9.225 4.11
03 -180.153 1.20 1.77250 49.60 -0.0092 OHARA S-LAH66
04 11.584 4.10
05 20.498 3.55 1.80100 34.97 0.0015 OHARA S-LAM66
06 -34.360 1.00 1.75700 47.82 -0.0076 OHARA S-LAM54
07 232.236 可変(A)
08 絞り 1.00
09* 8.821 1.56 1.77250 49.60 -0.0092 OHARA S-LAH66
10 22.899 0.10
11 7.072 1.45 1.80440 39.59 -0.0045 OHARA S-LAH63
12 11.355 0.70 1.80100 34.97 0.0015 OHARA S-LAM66
13 3.897 2.25 1.48749 70.24 0.0022 OHARA S-FSL5
14 6.572 0.33
15 11.142 0.60 1.74950 35.28 0.0025 OHARA S-LAM7
16 4.205 2.13 1.49700 81.54 0.0280 OHARA S-FPL51
17* -100.000 可変(B)
18 12.952 2.50 1.43875 94.94 0.0461 OHARA S-FPL53
19* -153.191 可変(C)
20 ∞ 1.24 1.51680 64.20 各種フィルタ
21 ∞ 。
非球面には「*印」を付してある。以下の実施例においても同様である。
K = 0.0,
A4= -1.28414×10-4,A6= -6.57446×10-7,A8= -6.30308×10-9,
A10= -1.72874×10-10,A12= -2.57252×10-12,A14= 2.13910×10-14,
A16= 7.39915×10-16,A18= -1.13603×10-17
「第9面」
K = 0.0,
A4 = -7.05273×10-5,A6 = 5.04003×10-7,A8 = -6.78678×10-8,
A10 = 1.47308×10-9
「第17面」
K = 0.0,
A4 = 4.43634×10-5,A6 = 1.20686×10-5,A8 = -4.69301×10-6,
A10 = 1.28473×10-7
「第19面」
K = 0.0,
A4= 6.54212×10-5,A6= -8.10291×10-6,A8= 1.98320×10-7,
A10= -2.19065×10-9 。
短焦点端 中間焦点距離 長焦点端
f = 5.20 f = 8.83 f = 15.00
A 21.349 7.868 1.825
B 3.669 7.448 17.837
C 4.009 4.883 2.771 。
条件(1)、(2)のパラメータは上記データ中に記載されている。以下の実施例においても同様である。
dS−A/dS−L=1.00
fA/f2=0.555
実施例1にはハイブリッド非球面レンズは使用されていないので、条件(5)、(6)は該当しない。
f=5.201〜14.992,F=2.61〜4.55,ω=43.30〜17.52
面番号 R D Nd νd Δθg,F 硝種名
01 24.778 1.60 1.73310 48.89 -0.0093 OHARA L-LAM72
02* 9.258 4.13
03 -135.512 0.90 1.77250 49.60 -0.0092 OHARA S-LAH66
04 11.450 3.68
05 20.052 3.62 1.80100 34.97 0.0015 OHARA S-LAM66
06 -31.678 0.80 1.75700 47.82 -0.0076 OHARA S-LAM54
07 575.312 可変(A)
08 絞り 1.00
09* 8.059 1.70 1.77250 49.60 -0.0092 OHARA S-LAH66
10 33.197 0.23
11 8.347 1.41 1.74320 49.34 -0.0085 OHARA S-LAM60
12 15.124 0.74 1.80100 34.97 0.0015 OHARA S-LAM66
13 4.000 1.97 1.48749 70.24 0.0022 OHARA S-FSL5
14 5.836 0.81
15 11.591 0.76 1.69895 30.13 0.0103 OHARA S-TIM35
16 6.099 1.80 1.43875 94.94 0.0461 OHARA S-FPL53
17 -83.437 0.04 1.52000 52.00 樹脂層
18* -92.525 可変(B)
19 11.393 2.77 1.43875 94.94 0.0461 OHARA S-FPL53
20* -173.335 可変(C)
21 ∞ 1.24 1.51680 64.20 各種フィルタ
22 ∞ 。
「第2面」
K = 0.0,
A4= -1.35800×10-4,A6= -6.92172×10-7,A8= -6.14443×10-9,
A10= -1.43503×10-10
A12=-3.48101×10-12,A14= 2.10140×10-14,A16= 9.10457×10-16,
A18= -1.22550×10-17
「第9面」
K = 0.0,
A4= -1.07511×10-4,A6= -2.17978×10-7,A8= -6.37972×10-8,
A10=9.25387×10-10
「第18面」
K = 0.0,
A4= 9.82250×10-5,A6 = 2.14093×10-5,A8= -4.33536×10-6,
A10= 2.17218×10-7
「第20面」
K = 0.0,
A4= 1.17631×10-4,A6= -9.65391×10-6,A8= 2.41593×10-7,
A10= -2.63773×10-9 。
短焦点端 中間焦点距離 長焦点端
f = 5.20 f = 8.83 f = 14.99
A 21.522 8.000 1.810
B 3.665 7.592 17.621
C 3.514 4.348 2.830 。
dS−A/dS−L=1.00
fA/f2=0.884
tR/tA=0.0217
rB/rA=0.902 。
f=5.204〜15.004,F=2.64〜4.66,ω=43.27〜17.52
面番号 R D Nd νd Δθg,F 硝種名
01 25.388 1.60 1.73310 48.89 -0.0093 OHARA L-LAM72
02* 9.192 4.03
03 -284.803 0.90 1.77250 49.60 -0.0092 OHARA S-LAH66
04 11.799 4.27
05 20.868 3.43 1.80100 34.97 0.0015 OHARA S-LAM66
06 -34.927 0.80 1.75700 47.82 -0.0076 OHARA S-LAM54
07 206.277 可変(A)
08 絞り 1.00
09* 8.032 1.65 1.79952 42.22 -0.0060 OHARA S-LAH52
10 22.923 0.57
11 7.349 1.69 1.78470 26.29 0.0146 OHARA S-TIH23
12 3.790 1.74 1.48749 70.24 0.0022 OHARA S-FSL5
13 6.487 0.44
14 15.189 0.75 1.74950 35.28 0.0025 OHARA S-LAM7
15 6.168 0.16
16* 6.977 0.12 1.52000 52.00 樹脂層
17 6.589 1.50 1.43875 94.94 0.0461 OHARA S-FPL53
18 -22.660 可変(B)
19 12.659 2.72 1.43875 94.94 0.0461 OHARA S-FPL53
20* -112.732 可変(C)
21 ∞ 1.24 1.51680 64.20 各種フィルタ
22 ∞ 。
「第2面」
K = 0.0,
A4= -1.36863×10-4,A6= -6.47708×10-7,A8= -7.35880×10-9,
A10= -1.35479×10-10,A12= -3.38913×10-12,A14= 2.21060×10-14,
A16= 9.07422×10-16,A18= -1.29112×10-17
「第9面」
K = 0.0,
A4= -9.88713×10-5,A6= -2.55374×10-7,A8= -7.80472×10-8,
A10= 1.69652×10-9
「第16面」
K = 0.0,
A4= -4.0.962×10-5,A6= 5.78224×10-6,A8= 1.51452×10-6,
A10= -1.25128×10-8
「第20面」
K = 0.0,
A4= 3.98967×10-5,A6= -5.16113×10-6,A8= 1.10338×10-7,
A10= -1.01513×10-9 。
短焦点端 中間焦点距離 長焦点端
f = 5.20 f = 8.84 f = 15.00
A 21.350 7.748 1.828
B 4.087 8.347 19.430
C 4.321 5.093 2.815 。
dS−A/dS−L=0.832
fA/f2=0.811
tR/tA=0.0741
rB/rA=0.944 。
f=5.206〜15.006,F=2.58〜4.49,ω=43.27〜17.47
面番号 R D Nd νd Δθg,F 硝種名
01 24.439 1.60 1.73310 48.89 -0.0093 OHARA L-LAM72
02* 9.047 4.04
03 -208.323 0.90 1.74400 44.79 -0.0035 OHARA S-LAM2
04 12.228 4.35
05 22.021 2.42 1.80518 25.42 0.0158 OHARA S-TIH6
06 250.000 可変(A)
07 絞り 1.00
08* 7.935 1.64 1.79952 42.22 -0.0060 OHARA S-LAH52
09 25.546 0.28
10 7.796 1.54 1.80610 40.93 -0.0052 OHARA S-LAH53
11 -205.340 0.50 1.85000 32.40 0.0039 SUMITA K-LaSFn21
12 4.000 1.95 1.48749 70.24 0.0022 OHARA S-FSL5
13 5.774 0.39
14 10.938 1.17 1.68893 31.07 0.0092 OHARA S-TIM28
15 6.023 1.80 1.43875 94.94 0.0461 OHARA S-FPL53
16 -56.695 0.08 1.52000 52.00 樹脂層
17* -59.395 可変(B)
18 11.698 2.64 1.43875 94.94 0.0461 OHARA S-FPL53
19* -225.859 可変(C)
20 ∞ 1.24 1.51680 64.20 各種フィルタ
21 ∞ 。
「第2面」
K = 0.0,
A4= -1.30875×10-4,A6= -6.16199×10-7,A8= -9.33434×10-9,
A10= -1.13135×10-10,A12= -3.64254×10-12,A14= 2.18018×10-14,
A16= 9.66843×10-16,A18= -1.47933×10-17
「第8面」
K = 0.0,
A4= -9.42018×10-5,A6= 1.48563×10-7,A8= -9.08707×10-8,
A10= 2.14140×10-9
「第17面」
K = 0.0,
A4= 1.48391×10-4,A6= 2.15451×10-5,A8= -4.41154×10-6,
A10= 2.28669×10-7
「第19面」
K = 0.0,
A4= 1.35253×10-4,A6= -8.89107×10-6,A8= 1.65638×10-7,
A10= -1.21325×10-9 。
短焦点端 中間焦点距離 長焦点端
f = 5.21 f = 8.84 f = 15.01
A 21.161 7.897 1.822
B 3.661 7.342 17.177
C 3.498 4.405 2.848 。
dS−A/dS−L=1.00
fA/f2=0.871
tR/tA=0.0444
rB/rA=0.955 。
f=5.200〜12.492,F=2.84〜3.96,ω=43.22〜20.63
面番号 R D Nd νd Δθg,F 硝種名
01 27.986 1.60 1.73310 48.89 -0.0093 OHARA L-LAM72
02* 9.245 2.67
03 47.734 0.90 1.77250 49.60 -0.0092 OHARA S-LAH66
04 8.311 3.60
05 16.509 2.79 1.71736 29.52 0.0110 OHARA S-TIH1
06* 250.000 可変(A)
07 絞り 1.00
08* 7.987 1.54 1.79952 42.22 -0.0060 OHARA S-LAH52
09 35.368 0.16
10 10.446 1.57 1.77250 49.60 -0.0092 OHARA S-LAH66
11 -13.557 0.96 1.83400 37.16 -0.0037 OHARA S-LAH60
12 4.260 3.53 1.49700 81.54 0.0280 OHARA S-FPL51
13 7.834 0.59
14 6.809 0.50 1.73400 51.47 -0.0096 OHARA S-LAL59
15 4.128 3.24 1.43875 94.94 0.0461 OHARA S-FPL53
16 -19.373 0.04 1.52000 52.00 樹脂層
17* -19.770 可変(B)
18 ∞ 1.24 1.51680 64.20 各種フィルタ
19 ∞ 。
「第2面」
K = 0.0,
A4 = -1.23905×10-4,A6 = -2.67726×10-6,A8 = 1.13346×10-8,
A10 = -7.07042×10-11,A12 = -4.31642×10-12,A14 = 1.17946×10-14,
A16 = 9.29475×10-16,A18 = -1.19738×10-17
「第6面」
K = 0.0,
A4 = -3.05548×10-5,A6 = 1.71370×10-7,A8 = -2.16113×10-8,
A10 = 9.03382×10-11
「第8面」
K = 0.0,
A4 = -9.07935×10-5,A6 = 2.92706×10-7,A8 = -1.23507×10-7,
A10 = 5.11168×10-9
「第17面」
K = 0.0,
A4 = 2.07163×10-4,A6 = 4.32738×10-6,A8 = -1.9072×10-6,
A10 = 1.13689×10-8 。
短焦点端 中間焦点距離 長焦点端
f = 5.20 f = 8.06 f = 12.49
A 21.075 9.408 1.879
B 6.431 8.997 12.976 。
dS−A/dS−L=1.00
fA/f2=0.656
tR/tA=0.0122
rB/rA=1.020 。
実施例2に関する収差図を図9〜図11に示す。図9は「短焦点端(広角端)」、図10は「中間焦点距離」、図11は「長焦点端(望遠端)」における収差図である。
実施例3に関する収差図を図12〜図14に示す。図12は「短焦点端(広角端)」、図13は「中間焦点距離」、図14は「長焦点端(望遠端)」における収差図である。
実施例4に関する収差図を図15〜図17に示す。図15は「短焦点端(広角端)」、図16は「中間焦点距離」、図17は「長焦点端(望遠端)」における収差図である。
実施例5に関する収差図を図18〜図20に示す。図18は「短焦点端(広角端)」、図19は「中間焦点距離」、図20は「長焦点端(望遠端)」における収差図である。
各実施例とも、収差は十分に補正され、800万〜1000万画素の受光素子への対応が可能となっている。
II 第2レンズ群
III 第3レンズ群
S 絞り
Claims (15)
- 物体側より順に、負の屈折力を有する第1レンズ群、正の屈折力を有する第2レンズ群
、正の屈折力を有する第3レンズ群を配し、第2レンズ群の物体側に第2レンズ群と一体
に移動する絞りを有してなり、広角端から望遠端への変倍に際して、第1レンズ群と第2
レンズ群の間隔が小さくなり、第2レンズ群と第3レンズ群の間隔が大きくなるように、
少なくとも第1レンズ群と第2レンズ群が移動するズームレンズにおいて、
第2レンズ群が、少なくとも3枚の正レンズと2枚の負レンズを有すると共に、上記3
枚の正レンズのうち少なくとも1枚は非球面正レンズであり、
g線に対する屈折率:ng、F線に対する屈折率:nF、c線に対する屈折率:ncに
より、次式:
θg,F=(ng−nF)/(nF−nC)
により定義される部分分散比:θg,Fを縦軸、アッベ数:νdを横軸とする直交2軸の
2次元座標面上で、基準硝種:K7の座標点(νd=60.49,θg,F=0.543
2)と基準硝種:F2の座標点(νd=36.26,θg,F=0.5830)とを結ん
だ直線を標準線とし、硝種の部分分散比:θg,Fの、上記2次元座標面上における上記
標準線からの偏差を上記硝種の異常分散性:Δθg,Fとするとき、
上記第2レンズ群中の少なくとも1枚の非球面正レンズの硝種につき、そのアッベ数:
νdと異常分散性:Δθg,Fとが、条件:
(1) νd> 80.0
(2) Δθg,F > 0.025
を満足し、且つ、
上記第2レンズ群の焦点距離:f2、第2レンズ群における像側の非球面レンズの焦点
距離:fAが、条件:
(4) 0.4 < fA/f2 < 1.0
を満足することを特徴とするズームレンズ。 - 請求項1記載のズームレンズにおいて、
第3レンズ群が1枚の正レンズにより構成されることを特徴とするズームレンズ。 - 請求項2記載のズームレンズにおいて、
第3レンズ群の1枚の正レンズは非球面レンズであり、その硝種のアッベ数:ν d と異
常分散性:Δθ g,F とが、条件:
(1) ν d > 80.0
(2) Δθ g,F > 0.025
を満足することを特徴とするズームレンズ。 - 請求項1〜3の任意の1に記載のズームレンズにおいて、
絞りから第2レンズ群の最も像側の面までの光軸上の距離:dS−L、上記絞りから第
2レンズ群における最も像側の非球面までの光軸上の距離:dS−Aが、条件:
(3) 0.75 < (dS−A)/(dS−L) ≦ 1.0
を満足することを特徴とするズームレンズ。 - 請求項1〜4の任意の1に記載のズームレンズにおいて、
条件(1)、(2)を満足する硝種による第2レンズ群中の非球面正レンズは、少なく
とも一方の光学面に薄い樹脂層が設けられ、上記樹脂層の空気接触面が非球面形状をなす
ハイブリッド非球面レンズであることを特徴とするズームレンズ。 - 請求項5記載のズームレンズにおいて、
ハイブリッド非球面レンズ全体の中心肉厚:tA、樹脂層の中心肉厚:tRが、条件:
(5) 0.01 < tR/tA < 0.1
を満足することを特徴とするズームレンズ。 - 請求項5または6記載のズームレンズにおいて、
ハイブリッド非球面レンズにおける樹脂層の空気接触面である非球面の近軸曲率半径:
rA、上記樹脂層が形成された球面の曲率半径:rBが条件:
(6) 0.5 < rB/rA < 1.4
を満足することを特徴とするズームレンズ。 - 請求項1〜7の任意の1に記載のズームレンズにおいて、
第2レンズ群が、条件(1)、(2)を満足する硝種による非球面正レンズ以外に、少
なくとも1つの非球面レンズを有することを特徴とするズームレンズ。 - 請求項8記載のズームレンズにおいて、
第2レンズ群における条件(1)、(2)を満足する硝種による1つの非球面正レンズ
が第2レンズ群の最も像側に配置され、1つの非球面レンズが第2レンズ群の最も物体側
に配設されることを特徴とするズームレンズ。 - 請求項1〜9の任意の1に記載のズームレンズにおいて、
第2レンズ群の1つの非球面正レンズが、第2レンズ群の最も像側に配置され、その物
体側に隣接して配置される負レンズと接合されていることを特徴とするズームレンズ。 - 請求項1〜10の任意の1に記載のズームレンズにおいて、
広角端における半画角が42度以上であり、800万〜1000万画素の撮像素子に対
応した解像力を有するものであることを特徴とするズームレンズ。 - 請求項1〜11の任意の1に記載のズームレンズを、撮影用ズームレンズとして有する
撮像装置。 - 請求項12記載の撮像装置において、
ズームレンズによる物体像が、カラー撮像素子の受光面上に結像されることを特徴とす
る撮像装置。 - 請求項13記載の撮像装置において、
ズームレンズとして請求項11記載のものが用いられ、撮像素子の画素数が800万〜
1000万画素以上であることを特徴とする撮像装置。 - 請求項12または13または14記載の撮像装置を含む携帯情報端末装置。
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