JP2001021011A - 液圧テンショナ - Google Patents
液圧テンショナInfo
- Publication number
- JP2001021011A JP2001021011A JP11189959A JP18995999A JP2001021011A JP 2001021011 A JP2001021011 A JP 2001021011A JP 11189959 A JP11189959 A JP 11189959A JP 18995999 A JP18995999 A JP 18995999A JP 2001021011 A JP2001021011 A JP 2001021011A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plunger
- hydraulic tensioner
- chamber
- ventilation
- main surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H7/00—Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
- F16H7/08—Means for varying tension of belts, ropes, or chains
- F16H7/0829—Means for varying tension of belts, ropes, or chains with vibration damping means
- F16H7/0836—Means for varying tension of belts, ropes, or chains with vibration damping means of the fluid and restriction type, e.g. dashpot
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H7/00—Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
- F16H7/08—Means for varying tension of belts, ropes, or chains
- F16H2007/0802—Actuators for final output members
- F16H2007/0806—Compression coil springs
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H7/00—Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
- F16H7/08—Means for varying tension of belts, ropes, or chains
- F16H2007/0802—Actuators for final output members
- F16H2007/0812—Fluid pressure
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H7/00—Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
- F16H7/08—Means for varying tension of belts, ropes, or chains
- F16H2007/0802—Actuators for final output members
- F16H2007/0812—Fluid pressure
- F16H2007/0814—Fluid pressure with valves opening on surplus pressure
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H7/00—Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
- F16H7/08—Means for varying tension of belts, ropes, or chains
- F16H7/0848—Means for varying tension of belts, ropes, or chains with means for impeding reverse motion
- F16H2007/0859—Check valves
Abstract
(57)【要約】
【課題】 液圧テンショナにおいて、組立てコストを低
減させ、通気装置からの空気の流出をスムーズに行わせ
る。 【解決手段】 ハウジング２の穴２ａ内にスライド自在
に挿入された中空のプランジャ３と、プランジャ３を突
出方向に付勢するスプリング４と、プランジャ３の内部
において先端部３１側に一体的に組み込まれたプレッシ
ャーリリーフバルブ組立体５およびエアベントディスク
１０とを設ける。ディスク形状のエアベントディスク１
０は、第１，第２の主面１０ａ，１０ｂおよび外周面１
０ｃとから構成されており、外径がプランジャ３の内径
よりもわずかに小さく、貫通孔１５を有している。第１
の主面１０ａには螺旋状の溝１３が形成され、第１の主
面１０ａの周縁部にはアール部１６が形成されている。
溝１３の始端１３ａはアール部１６に配置され、終端１
３ｂは第１の主面１０ａの中央に配置されている。
減させ、通気装置からの空気の流出をスムーズに行わせ
る。 【解決手段】 ハウジング２の穴２ａ内にスライド自在
に挿入された中空のプランジャ３と、プランジャ３を突
出方向に付勢するスプリング４と、プランジャ３の内部
において先端部３１側に一体的に組み込まれたプレッシ
ャーリリーフバルブ組立体５およびエアベントディスク
１０とを設ける。ディスク形状のエアベントディスク１
０は、第１，第２の主面１０ａ，１０ｂおよび外周面１
０ｃとから構成されており、外径がプランジャ３の内径
よりもわずかに小さく、貫通孔１５を有している。第１
の主面１０ａには螺旋状の溝１３が形成され、第１の主
面１０ａの周縁部にはアール部１６が形成されている。
溝１３の始端１３ａはアール部１６に配置され、終端１
３ｂは第１の主面１０ａの中央に配置されている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンのカムシ
ャフト等を駆動するチェーンやベルトに適正な緊張力を
作用させるための液圧テンショナに関する。
ャフト等を駆動するチェーンやベルトに適正な緊張力を
作用させるための液圧テンショナに関する。
【０００２】
【従来の技術およびその課題】液圧テンショナは、一般
に、ハウジングと、ハウジングに形成された穴にスライ
ド自在に挿入されたプランジャと、プランジャを常時突
出方向に付勢するばねとから主として構成されている。
そして、ハウジング内部において、穴内壁面とプランジ
ャとによりチャンバが形成されており、該チャンバに外
部の油圧供給源から作動油が供給されて、該チャンバ内
に油圧が作用するようになっている。
に、ハウジングと、ハウジングに形成された穴にスライ
ド自在に挿入されたプランジャと、プランジャを常時突
出方向に付勢するばねとから主として構成されている。
そして、ハウジング内部において、穴内壁面とプランジ
ャとによりチャンバが形成されており、該チャンバに外
部の油圧供給源から作動油が供給されて、該チャンバ内
に油圧が作用するようになっている。
【０００３】ところで、液圧テンショナにおいては、チ
ャンバ内の作動油中に空気が混入する場合があり、この
ような場合、空気が可圧縮性流体であることから、チェ
ーンやベルトの張力が増加した際に混入空気が圧縮され
てプランジャが後退し、その結果、チェーンやベルトに
ばたつきが生じることになる。
ャンバ内の作動油中に空気が混入する場合があり、この
ような場合、空気が可圧縮性流体であることから、チェ
ーンやベルトの張力が増加した際に混入空気が圧縮され
てプランジャが後退し、その結果、チェーンやベルトに
ばたつきが生じることになる。
【０００４】そこで、このような問題を解消すべく、特
開平７−１５８７０３号公報に示すような液圧テンショ
ナが提案されている。この液圧テンショナは、通気装置
として機能するディスクをプランジャ内部に有してい
る。ディスクの表面には、たとえば螺旋状の溝が形成さ
れており、溝の始端はディスク表面の外周側に配置さ
れ、終端はディスク表面の中央部に配置されている。
開平７−１５８７０３号公報に示すような液圧テンショ
ナが提案されている。この液圧テンショナは、通気装置
として機能するディスクをプランジャ内部に有してい
る。ディスクの表面には、たとえば螺旋状の溝が形成さ
れており、溝の始端はディスク表面の外周側に配置さ
れ、終端はディスク表面の中央部に配置されている。
【０００５】図６は、上記公報に示された液圧テンショ
ナのプランジャ先端部分を拡大して示している。同図に
おいて、プランジャ１００の先端には開孔１００ａが形
成されており、プランジャ１００の内部に形成された穴
１００ｂには、ディスク１１０が挿入されている。ディ
スク１１０の一方の主面（上面）には、螺旋状の溝１１
０ａが形成されており、またディスク１１０の外周面の
一部には、中心軸方向に延びかつ溝１１０ａの始端と連
絡する溝１１０ｂが形成されている。
ナのプランジャ先端部分を拡大して示している。同図に
おいて、プランジャ１００の先端には開孔１００ａが形
成されており、プランジャ１００の内部に形成された穴
１００ｂには、ディスク１１０が挿入されている。ディ
スク１１０の一方の主面（上面）には、螺旋状の溝１１
０ａが形成されており、またディスク１１０の外周面の
一部には、中心軸方向に延びかつ溝１１０ａの始端と連
絡する溝１１０ｂが形成されている。
【０００６】このような液圧テンショナにおいては、チ
ャンバ内に混入した空気は、ディスク１１０の外周の溝
１１０ｂから螺旋状の溝１１０ａを通り、プランジャ１
００の開孔１００ａを通って作動油とともに大気中に漏
出する。また、このとき、ディスク１１０の主面に形成
された溝１１０ａが螺旋形状をしていることから、チャ
ンバ内の作動油がテンショナ外部に過剰に漏出するのが
抑制されている。
ャンバ内に混入した空気は、ディスク１１０の外周の溝
１１０ｂから螺旋状の溝１１０ａを通り、プランジャ１
００の開孔１００ａを通って作動油とともに大気中に漏
出する。また、このとき、ディスク１１０の主面に形成
された溝１１０ａが螺旋形状をしていることから、チャ
ンバ内の作動油がテンショナ外部に過剰に漏出するのが
抑制されている。
【０００７】その一方、特開平９−１１９４９０号公報
に示すように、通気装置を備えた液圧テンショナにおい
て、さらにプレッシャーリリーフバルブを備えたものも
提案されている。このプレッシャーリリーフバルブは、
運転中にチャンバ内の液圧が所定の最大値を超えたとき
に、チャンバ内から流体が流出するのを許容してチャン
バ内の液圧を減少させるためのものである。
に示すように、通気装置を備えた液圧テンショナにおい
て、さらにプレッシャーリリーフバルブを備えたものも
提案されている。このプレッシャーリリーフバルブは、
運転中にチャンバ内の液圧が所定の最大値を超えたとき
に、チャンバ内から流体が流出するのを許容してチャン
バ内の液圧を減少させるためのものである。
【０００８】上記公報に示す液圧テンショナでは、エア
ベントディスクがプランジャ内の先端部に設けられ、プ
レッシャーリリーフバルブがハウジングの底壁側に設け
られている。
ベントディスクがプランジャ内の先端部に設けられ、プ
レッシャーリリーフバルブがハウジングの底壁側に設け
られている。
【０００９】このような液圧テンショナを組み立てる際
には、プランジャ内へのエアベントディスクの組込み
と、ハウジング内へのプレッシャーリリーフバルブの組
込みとを別工程で行わなければならず、その分、工数が
かかり、組立てコストが上昇する。
には、プランジャ内へのエアベントディスクの組込み
と、ハウジング内へのプレッシャーリリーフバルブの組
込みとを別工程で行わなければならず、その分、工数が
かかり、組立てコストが上昇する。
【００１０】本発明は、このような従来の問題点を解消
すべくなされたもので、組立てコストを低減させること
ができ、しかも、通気装置からの空気の流出をスムーズ
に行わせることができる液圧テンショナを提供すること
を目的とする。
すべくなされたもので、組立てコストを低減させること
ができ、しかも、通気装置からの空気の流出をスムーズ
に行わせることができる液圧テンショナを提供すること
を目的とする。
【００１１】
【課題を解決するための手段】請求項１の発明に係る液
圧テンショナは、一端に開口する穴が形成されたハウジ
ングと、前記穴内にスライド自在に挿入され、開孔が形
成された先端部を有するとともに、前記穴との間でチャ
ンバを形成する中空のプランジャと、前記プランジャを
突出方向に付勢する付勢部材と、前記プランジャの内部
において前記先端部側に配置され、前記付勢部材により
前記先端部側に付勢されるとともに、予め設定された特
定の圧力状態下で前記チャンバ内からの流体の流出を許
容するプレッシャーリリーフバルブ組立体と、前記プラ
ンジャの内部において前記先端部側に配置され、前記プ
レッシャーリリーフバルブ組立体と一体的に設けられる
通気装置とを備え、前記通気装置が、対向配置された第
１，第２の主面およびこれらの間に配置された外周面と
から構成されるディスク形状を有し、前記通気装置の外
径が前記プランジャの内径よりもわずかに小さくなって
おり、前記第１，第２の主面には中央に開口する貫通孔
が形成され、前記第１の主面には通気用流路が形成され
るとともに、前記通気装置の前記第１の主面の周縁部に
は、面取り部またはアール部が形成され、前記通気用流
路の始端が前記面取り部またはアール部に配置されてお
り、前記通気用流路の終端が前記第１の主面の略中央に
配置されていることを特徴としている。
圧テンショナは、一端に開口する穴が形成されたハウジ
ングと、前記穴内にスライド自在に挿入され、開孔が形
成された先端部を有するとともに、前記穴との間でチャ
ンバを形成する中空のプランジャと、前記プランジャを
突出方向に付勢する付勢部材と、前記プランジャの内部
において前記先端部側に配置され、前記付勢部材により
前記先端部側に付勢されるとともに、予め設定された特
定の圧力状態下で前記チャンバ内からの流体の流出を許
容するプレッシャーリリーフバルブ組立体と、前記プラ
ンジャの内部において前記先端部側に配置され、前記プ
レッシャーリリーフバルブ組立体と一体的に設けられる
通気装置とを備え、前記通気装置が、対向配置された第
１，第２の主面およびこれらの間に配置された外周面と
から構成されるディスク形状を有し、前記通気装置の外
径が前記プランジャの内径よりもわずかに小さくなって
おり、前記第１，第２の主面には中央に開口する貫通孔
が形成され、前記第１の主面には通気用流路が形成され
るとともに、前記通気装置の前記第１の主面の周縁部に
は、面取り部またはアール部が形成され、前記通気用流
路の始端が前記面取り部またはアール部に配置されてお
り、前記通気用流路の終端が前記第１の主面の略中央に
配置されていることを特徴としている。
【００１２】請求項２の発明に係る液圧テンショナは、
請求項１において、前記通気装置の前記外周面に、前記
面取り部またはアール部と連絡する中心軸方向の溝また
は切欠きが形成されていることを特徴としている。
請求項１において、前記通気装置の前記外周面に、前記
面取り部またはアール部と連絡する中心軸方向の溝また
は切欠きが形成されていることを特徴としている。
【００１３】請求項３の発明に係る液圧テンショナは、
請求項１において、前記通気用流路が、その始端から終
端に至るまで遠回りの道筋を有していることを特徴とし
ている。
請求項１において、前記通気用流路が、その始端から終
端に至るまで遠回りの道筋を有していることを特徴とし
ている。
【００１４】請求項４の発明に係る液圧テンショナは、
請求項３において、前記通気用流路が螺旋形状を有して
いることを特徴としている。
請求項３において、前記通気用流路が螺旋形状を有して
いることを特徴としている。
【００１５】請求項５の発明に係る液圧テンショナは、
請求項３において、前記通気用流路の始端が、先端に向
かうにしたがい先細り形状を有していることを特徴とし
ている。
請求項３において、前記通気用流路の始端が、先端に向
かうにしたがい先細り形状を有していることを特徴とし
ている。
【００１６】請求項６の発明に係る液圧テンショナは、
請求項１において、前記通気装置が、前記付勢部材の付
勢力により前記プランジャの前記先端部側に付勢されて
いることを特徴としている。
請求項１において、前記通気装置が、前記付勢部材の付
勢力により前記プランジャの前記先端部側に付勢されて
いることを特徴としている。
【００１７】請求項７の発明に係る液圧テンショナは、
請求項１において、前記ハウジング内に、前記チャンバ
を外部の加圧流体源に接続するための流路がさらに設け
られていることを特徴としている。
請求項１において、前記ハウジング内に、前記チャンバ
を外部の加圧流体源に接続するための流路がさらに設け
られていることを特徴としている。
【００１８】請求項８の発明に係る液圧テンショナは、
請求項７において、前記チャンバと前記流路との間に、
前記チャンバ内への流体の流れを許容しかつ逆方向への
流体の流れを阻止するチェックバルブが設けられている
ことを特徴としている。
請求項７において、前記チャンバと前記流路との間に、
前記チャンバ内への流体の流れを許容しかつ逆方向への
流体の流れを阻止するチェックバルブが設けられている
ことを特徴としている。
【００１９】請求項１の発明に係る液圧テンショナの組
立ての際には、通気装置の第２の主面をプレッシャーリ
リーフバルブ組立体に対向配置させて、通気装置および
プレッシャーリリーフバルブ組立体を一体的に組み立て
た状態で、これらをプランジャの内部に挿入する。この
とき、通気装置の通気用流路が形成された第１の主面が
プランジャ先端側に対向配置している。
立ての際には、通気装置の第２の主面をプレッシャーリ
リーフバルブ組立体に対向配置させて、通気装置および
プレッシャーリリーフバルブ組立体を一体的に組み立て
た状態で、これらをプランジャの内部に挿入する。この
とき、通気装置の通気用流路が形成された第１の主面が
プランジャ先端側に対向配置している。
【００２０】この場合には、通気装置およびプレッシャ
ーリリーフバルブ組立体がプランジャ内部に一体的に組
み立てられた状態で組み込まれるので、同一の工程（す
なわち、組立機の同一のステーション）で両者の組立て
を行うことができ、これにより、工数を削減でき、組立
コストを低減できる。
ーリリーフバルブ組立体がプランジャ内部に一体的に組
み立てられた状態で組み込まれるので、同一の工程（す
なわち、組立機の同一のステーション）で両者の組立て
を行うことができ、これにより、工数を削減でき、組立
コストを低減できる。
【００２１】一方、チャンバ内に混入した空気は、通気
装置の外周面とプランジャの内周面との間の隙間を通
り、通気装置の第１の主面の周縁部に形成された面取り
部またはアール部を通って通気用流路の始端に流入す
る。そして、混入空気は、通気用流路を通ってその終端
に流入し、次に、プランジャ先端部の開孔を通って大気
中に排出される。
装置の外周面とプランジャの内周面との間の隙間を通
り、通気装置の第１の主面の周縁部に形成された面取り
部またはアール部を通って通気用流路の始端に流入す
る。そして、混入空気は、通気用流路を通ってその終端
に流入し、次に、プランジャ先端部の開孔を通って大気
中に排出される。
【００２２】この場合には、通気装置の外周面とプラン
ジャの内周面との間に隙間が形成されているので、チャ
ンバ内の混入空気は、通気装置の外周面の任意の位置を
通って通気装置の第１の主面側に流入する。そして、こ
のとき、通気装置の第１の主面の周縁部に形成された面
取り部または曲面状のアール部に通気用流路の始端が配
置されているので、混入空気は、この面取り部またはア
ール部を通って通気用流路の始端にスムーズに流入し、
通気用流路を経てその終端部からテンショナ外部に流出
する。このようにして、通気装置からの混入空気の流出
をスムーズに行わせることができる。
ジャの内周面との間に隙間が形成されているので、チャ
ンバ内の混入空気は、通気装置の外周面の任意の位置を
通って通気装置の第１の主面側に流入する。そして、こ
のとき、通気装置の第１の主面の周縁部に形成された面
取り部または曲面状のアール部に通気用流路の始端が配
置されているので、混入空気は、この面取り部またはア
ール部を通って通気用流路の始端にスムーズに流入し、
通気用流路を経てその終端部からテンショナ外部に流出
する。このようにして、通気装置からの混入空気の流出
をスムーズに行わせることができる。
【００２３】また、運転中にチャンバ内部が高圧になっ
たときには、プレッシャーリリーフバルブの作動によ
り、通気装置の貫通孔およびプランジャ先端部の開孔を
介して、チャンバ内の流体がテンショナ外部に流出し、
これにより、チャンバ内部が異常に高圧になるのが防止
される。
たときには、プレッシャーリリーフバルブの作動によ
り、通気装置の貫通孔およびプランジャ先端部の開孔を
介して、チャンバ内の流体がテンショナ外部に流出し、
これにより、チャンバ内部が異常に高圧になるのが防止
される。
【００２４】請求項２の発明では、面取り部またはアー
ル部と連絡する中心軸方向の溝または切欠きが通気装置
の外周面に形成されている。したがって、運転中にチャ
ンバ内に混入した空気は、この溝または切欠きを通って
容易に通気装置の第１の主面側に移動し、次に、周縁部
の面取り部またはアール部を介して通気用流路の始端に
流入し、該通気用流路を経てテンショナ外部に排出され
る。
ル部と連絡する中心軸方向の溝または切欠きが通気装置
の外周面に形成されている。したがって、運転中にチャ
ンバ内に混入した空気は、この溝または切欠きを通って
容易に通気装置の第１の主面側に移動し、次に、周縁部
の面取り部またはアール部を介して通気用流路の始端に
流入し、該通気用流路を経てテンショナ外部に排出され
る。
【００２５】請求項３の発明では、通気用流路がその始
端から終端に至るまで遠回りの道筋を有しているので、
チャンバ内から漏出する流体の流れを制限して、漏出流
量を抑制することができる。
端から終端に至るまで遠回りの道筋を有しているので、
チャンバ内から漏出する流体の流れを制限して、漏出流
量を抑制することができる。
【００２６】通気用流路は、請求項４の発明に記載され
ているように、螺旋形状を有していてもよい。
ているように、螺旋形状を有していてもよい。
【００２７】請求項５の発明では、通気用流路の始端
が、先端に向かうにしたがい先細り形状を有しているの
で、通気用流路の始端に多量の流体が流入するのが抑制
されており、これにより、漏出流量を制限できる。
が、先端に向かうにしたがい先細り形状を有しているの
で、通気用流路の始端に多量の流体が流入するのが抑制
されており、これにより、漏出流量を制限できる。
【００２８】請求項６の発明では、通気装置が付勢部材
の付勢力によりプランジャの先端部側に付勢されてい
る。これにより、組立時に、通気装置の第１の主面をプ
ランジャ先端部の内壁面に密に接触させることができ
る。
の付勢力によりプランジャの先端部側に付勢されてい
る。これにより、組立時に、通気装置の第１の主面をプ
ランジャ先端部の内壁面に密に接触させることができ
る。
【００２９】請求項７の発明では、チャンバを外部の加
圧流体源に接続するための流路がハウジング内に設けら
れるので、外部の加圧流体源からの流体はこの流路を通
ってチャンバ内に供給されることになる。
圧流体源に接続するための流路がハウジング内に設けら
れるので、外部の加圧流体源からの流体はこの流路を通
ってチャンバ内に供給されることになる。
【００３０】請求項８の発明では、チャンバと流路との
間にチェックバルブが設けられるので、加圧流体源から
チャンバ内部に向かう流体の流れが許容される一方、逆
方向の流体の流れが阻止されている。
間にチェックバルブが設けられるので、加圧流体源から
チャンバ内部に向かう流体の流れが許容される一方、逆
方向の流体の流れが阻止されている。
【００３１】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施態様を添付図
面に基づいて説明する。図１は本発明の一実施態様によ
る液圧テンショナの断面図、図２は図１の一部拡大図、
図３はエアベントディスクの断面拡大図、図４は図３の
左側面図、図５はエアベントディスクの作動を説明する
ための図である。
面に基づいて説明する。図１は本発明の一実施態様によ
る液圧テンショナの断面図、図２は図１の一部拡大図、
図３はエアベントディスクの断面拡大図、図４は図３の
左側面図、図５はエアベントディスクの作動を説明する
ための図である。
【００３２】図１に示すように、液圧テンショナ１は、
ハウジング２と、ハウジング２に形成された穴２ａ内に
スライド自在に挿入された中空のプランジャ３と、プラ
ンジャ３を穴２ａから突出する方向に付勢するスプリン
グ４とから主として構成されている。
ハウジング２と、ハウジング２に形成された穴２ａ内に
スライド自在に挿入された中空のプランジャ３と、プラ
ンジャ３を穴２ａから突出する方向に付勢するスプリン
グ４とから主として構成されている。
【００３３】ハウジング２内において、穴２ａの内壁面
およびプランジャ３の内壁面等からチャンバ２０が形成
されている。プランジャ３の先端部３１の中央部には、
開孔３１ａが形成されている。
およびプランジャ３の内壁面等からチャンバ２０が形成
されている。プランジャ３の先端部３１の中央部には、
開孔３１ａが形成されている。
【００３４】ハウジング２内部のチャンバ底壁側には、
ボールチェックバルブ６が設けられている。このボール
チェックバルブ６は、チャンバ２０内への流体の流れを
許容するとともに、逆方向の流体の流れを阻止するため
に設けられている。またハウジング２には、チャンバ２
０を外部の加圧流体源（図示せず）に接続するための流
路７が設けられている。
ボールチェックバルブ６が設けられている。このボール
チェックバルブ６は、チャンバ２０内への流体の流れを
許容するとともに、逆方向の流体の流れを阻止するため
に設けられている。またハウジング２には、チャンバ２
０を外部の加圧流体源（図示せず）に接続するための流
路７が設けられている。
【００３５】プランジャ３の内部において先端部３１側
には、プレッシャーリリーフバルブ組立体５が設けられ
ている。このプレッシャーリリーフバルブ組立体５は、
チャンバ２０内の液圧が所定の最大値を超えたときに、
チャンバ２０内から流体が流出するのを許容するための
ものである。
には、プレッシャーリリーフバルブ組立体５が設けられ
ている。このプレッシャーリリーフバルブ組立体５は、
チャンバ２０内の液圧が所定の最大値を超えたときに、
チャンバ２０内から流体が流出するのを許容するための
ものである。
【００３６】プレッシャーリリーフバルブ組立体５に
は、通気装置としてのエアベントディスク１０が一体的
に組み込まれている。スプリング４のばね力は、プレッ
シャーリリーフバルブ５およびエアベントディスク１０
を介してプランジャ３に作用しており、このスプリング
４のばね力の作用により、エアベントディスク１０およ
びプランジャ先端部３１は、互いに密に接触している。
は、通気装置としてのエアベントディスク１０が一体的
に組み込まれている。スプリング４のばね力は、プレッ
シャーリリーフバルブ５およびエアベントディスク１０
を介してプランジャ３に作用しており、このスプリング
４のばね力の作用により、エアベントディスク１０およ
びプランジャ先端部３１は、互いに密に接触している。
【００３７】次に、プレッシャーリリーフバルブ組立体
５およびエアベントディスク１０を拡大したものを図２
に示す。
５およびエアベントディスク１０を拡大したものを図２
に示す。
【００３８】図２に示すように、プレッシャーリリーフ
バルブ組立体５は、両端に開孔５１ａ，５１ｂが形成さ
れたバルブハウジング５１と、バルブハウジング５１内
に固定されたプラグ部材５２と、バルブハウジング５１
内に形成されたシート面５１ｃに当接し得るボール５３
と、ボール５３をシート面５１ｃ側に付勢するバルブス
プリング５４とを備えている。
バルブ組立体５は、両端に開孔５１ａ，５１ｂが形成さ
れたバルブハウジング５１と、バルブハウジング５１内
に固定されたプラグ部材５２と、バルブハウジング５１
内に形成されたシート面５１ｃに当接し得るボール５３
と、ボール５３をシート面５１ｃ側に付勢するバルブス
プリング５４とを備えている。
【００３９】図３の拡大図に示すように、エアベントデ
ィスク１０は、概ねディスク形状を有しており、対向配
置された第１，第２の主面１０ａ，１０ｂと、外周面１
０ｃとから構成されている。第１の主面１０ａの周縁部
には、曲面状のアール部１６が形成されている。なお、
このアール部１６のかわりに、該アール部１６と同程度
の取りしろを有する面取り部を形成するようにしてもよ
い。
ィスク１０は、概ねディスク形状を有しており、対向配
置された第１，第２の主面１０ａ，１０ｂと、外周面１
０ｃとから構成されている。第１の主面１０ａの周縁部
には、曲面状のアール部１６が形成されている。なお、
このアール部１６のかわりに、該アール部１６と同程度
の取りしろを有する面取り部を形成するようにしてもよ
い。
【００４０】第１の主面１０ａには、通気用流路とし
て、螺旋形状の溝１３が形成されている（図４参照）。
図４に示すように、溝１３の始端１３ａは先細り形状を
しており、その先端は、アール１部１６に配置されてい
る。溝１３の終端１３ｂは、中央に形成された座ぐり穴
１４に接続されている。エアベントディスク１０の中央
には、座ぐり穴１４と連通する貫通孔１５が形成されて
いる。
て、螺旋形状の溝１３が形成されている（図４参照）。
図４に示すように、溝１３の始端１３ａは先細り形状を
しており、その先端は、アール１部１６に配置されてい
る。溝１３の終端１３ｂは、中央に形成された座ぐり穴
１４に接続されている。エアベントディスク１０の中央
には、座ぐり穴１４と連通する貫通孔１５が形成されて
いる。
【００４１】また、エアベントディスク１０の外径Ｄ
（図３）は、プランジャ３の穴径よりも若干小さくなっ
ており、図２に示すように、プランジャ３内への組込み
時には、エアベントディスク１０の外周面１０ｃとプラ
ンジャ内壁面との間にクリアランスｃが形成されるよう
になっている。
（図３）は、プランジャ３の穴径よりも若干小さくなっ
ており、図２に示すように、プランジャ３内への組込み
時には、エアベントディスク１０の外周面１０ｃとプラ
ンジャ内壁面との間にクリアランスｃが形成されるよう
になっている。
【００４２】次に、本実施態様の作用効果について説明
する。液圧テンショナ１を組み立てる際には、エアベン
トディスク１０の第２の主面１０ｂをプレッシャーリリ
ーフバルブ組立体５のバルブハウジング５１に対向配置
させて、エアベントディスク１０およびプレッシャーリ
リーフバルブ組立体５を一体的に組み立てた状態で、こ
れらをプランジャ３の内部に挿入する。このとき、エア
ベントディスク１０の溝１３が形成された第１の主面１
０ａがプランジャ先端側３１に対向配置している。
する。液圧テンショナ１を組み立てる際には、エアベン
トディスク１０の第２の主面１０ｂをプレッシャーリリ
ーフバルブ組立体５のバルブハウジング５１に対向配置
させて、エアベントディスク１０およびプレッシャーリ
リーフバルブ組立体５を一体的に組み立てた状態で、こ
れらをプランジャ３の内部に挿入する。このとき、エア
ベントディスク１０の溝１３が形成された第１の主面１
０ａがプランジャ先端側３１に対向配置している。
【００４３】この場合には、エアベントディスク１０お
よびプレッシャーリリーフバルブ組立体５がプランジャ
内部に一体的に組み立てられた状態で組み込まれるの
で、同一の工程（すなわち、組立機の同一のステーショ
ン）で両者の組立てを行うことができ、これにより、工
数を削減でき、組立コストを低減できる。
よびプレッシャーリリーフバルブ組立体５がプランジャ
内部に一体的に組み立てられた状態で組み込まれるの
で、同一の工程（すなわち、組立機の同一のステーショ
ン）で両者の組立てを行うことができ、これにより、工
数を削減でき、組立コストを低減できる。
【００４４】一方、液圧テンショナ１の運転中には、ス
プリング４のばね力およびチャンバ２０内の液圧により
プランジャ３が突出して、その先端部３１が図示しない
チェーンに当接し、該チェーンに緊張力が作用する。こ
のとき、チェーンからプランジャ３に作用するハウジン
グ内方への力が、スプリング４のばね力およびチャンバ
２０内の液圧によるハウジング外方への力と釣り合って
いる。
プリング４のばね力およびチャンバ２０内の液圧により
プランジャ３が突出して、その先端部３１が図示しない
チェーンに当接し、該チェーンに緊張力が作用する。こ
のとき、チェーンからプランジャ３に作用するハウジン
グ内方への力が、スプリング４のばね力およびチャンバ
２０内の液圧によるハウジング外方への力と釣り合って
いる。
【００４５】チェーンの緊張力が増加すると、チェーン
からプランジャ３に作用するプランジャ縮退方向の力が
増加する。プランジャ３が縮退方向に押圧されると、チ
ャンバ２０内の液圧が増加するが、このとき、ボールチ
ェックバルブ６により、チャンバ２０内から流体が流出
するのが阻止される。そして、チャンバ２０内の液圧が
所定の最大値を超えると、プレッシャーリリーフバルブ
組立体５のバルブが開き、チャンバ２０からの流体の流
出を許容する。
からプランジャ３に作用するプランジャ縮退方向の力が
増加する。プランジャ３が縮退方向に押圧されると、チ
ャンバ２０内の液圧が増加するが、このとき、ボールチ
ェックバルブ６により、チャンバ２０内から流体が流出
するのが阻止される。そして、チャンバ２０内の液圧が
所定の最大値を超えると、プレッシャーリリーフバルブ
組立体５のバルブが開き、チャンバ２０からの流体の流
出を許容する。
【００４６】このプレッシャーリリーフバルブ組立体５
の作動時には、チャンバ２０内の液圧の作用により、ボ
ール５３がバルブスプリング５４のばね力に抗してシー
ト面５１ｃから離れる側に移動する。すると、チャンバ
２０内の流体は、ボール５３とシート面５１ｃとの間の
隙間を通って、バルブハウジング５１内に進入し、さら
に、バルブハウジング５１とプラグ部材５２との間の隙
間（図示せず）を通って、エアベントディスク１０側に
移動する。
の作動時には、チャンバ２０内の液圧の作用により、ボ
ール５３がバルブスプリング５４のばね力に抗してシー
ト面５１ｃから離れる側に移動する。すると、チャンバ
２０内の流体は、ボール５３とシート面５１ｃとの間の
隙間を通って、バルブハウジング５１内に進入し、さら
に、バルブハウジング５１とプラグ部材５２との間の隙
間（図示せず）を通って、エアベントディスク１０側に
移動する。
【００４７】そして、エアベントディスク１０の貫通穴
１５および座ぐり穴１４を通り、さらに、プランジャ先
端部３１の開孔３１ａを通ってテンショナ外部に流出す
る。このようにして、チャンバ２０内の液圧が減少す
る。
１５および座ぐり穴１４を通り、さらに、プランジャ先
端部３１の開孔３１ａを通ってテンショナ外部に流出す
る。このようにして、チャンバ２０内の液圧が減少す
る。
【００４８】次に、チャンバ２０内の流体中に空気が混
入した場合には、この混入空気は、プランジャ３の内周
面と、プレッシャーリリーフバルブ組立体５のバルブハ
ウジング５１の外周面およびエアベントディスク１０の
外周面１０ｃとの間の隙間から、エアベントディスク１
０の第１の主面１０ａの周縁部に形成されたアール部１
６を通って溝１３の始端１３ａに流入する。そして、混
入空気は、溝１３を通ってその終端１３ｂに流入し、次
に、プランジャ先端部３１の開孔３１ａを通って流体
（作動油）とともに大気中に排出される。
入した場合には、この混入空気は、プランジャ３の内周
面と、プレッシャーリリーフバルブ組立体５のバルブハ
ウジング５１の外周面およびエアベントディスク１０の
外周面１０ｃとの間の隙間から、エアベントディスク１
０の第１の主面１０ａの周縁部に形成されたアール部１
６を通って溝１３の始端１３ａに流入する。そして、混
入空気は、溝１３を通ってその終端１３ｂに流入し、次
に、プランジャ先端部３１の開孔３１ａを通って流体
（作動油）とともに大気中に排出される。
【００４９】この場合には、エアベントディスク１０の
外周面１０ｃとプランジャ３の内周面との間に隙間が形
成されているので、チャンバ２０内の混入空気は、エア
ベントディスク１０の外周面１０ｃの任意の位置を通っ
てエアベントディスク１０の第１の主面１０ａ側に流入
する。そして、このとき、エアベントディスク１０の第
１の主面１０ａの周縁部に形成されたアール部１６に溝
１３の始端１３ａが配置されているので、混入空気は、
このアール部１６から溝１３の始端１３ａにスムーズに
流入し、溝１３を経てその終端１３ｂからテンショナ外
部に流出する。このようにして、エアベントディスク１
０からの混入空気の流出をスムーズに行わせることがで
きる。
外周面１０ｃとプランジャ３の内周面との間に隙間が形
成されているので、チャンバ２０内の混入空気は、エア
ベントディスク１０の外周面１０ｃの任意の位置を通っ
てエアベントディスク１０の第１の主面１０ａ側に流入
する。そして、このとき、エアベントディスク１０の第
１の主面１０ａの周縁部に形成されたアール部１６に溝
１３の始端１３ａが配置されているので、混入空気は、
このアール部１６から溝１３の始端１３ａにスムーズに
流入し、溝１３を経てその終端１３ｂからテンショナ外
部に流出する。このようにして、エアベントディスク１
０からの混入空気の流出をスムーズに行わせることがで
きる。
【００５０】このとき、エアベントディスク１０の主面
１０ａに形成された溝１３が螺旋形状をした遠回りの道
筋を有していることから、チャンバ２０内の流体がテン
ショナ外部に過剰に漏出するのが抑制されている。ま
た、溝１３の始端１３ａが、先端に向かうにしたがい先
細り形状を有しているので（図４参照）、溝１３の始端
１３ａに多量の流体が流入するのが抑制されており、こ
れにより、漏出流量を制限できる。
１０ａに形成された溝１３が螺旋形状をした遠回りの道
筋を有していることから、チャンバ２０内の流体がテン
ショナ外部に過剰に漏出するのが抑制されている。ま
た、溝１３の始端１３ａが、先端に向かうにしたがい先
細り形状を有しているので（図４参照）、溝１３の始端
１３ａに多量の流体が流入するのが抑制されており、こ
れにより、漏出流量を制限できる。
【００５１】なお、図示していないが、エアベントディ
スク１０の外周面１０ｃに、中心軸方向に延びかつアー
ル部１６と連通する溝または切欠きを形成するようにし
てもよい。この場合には、運転中にチャンバ２０内に混
入した空気は、エアベントディスク１０の外周面１０ｃ
に形成された溝または切欠きを通り、エアベントディス
ク１０の第１の主面１０ａの周縁部に形成されたアール
部１６を通って溝１３の始端１３ａに流入する。そし
て、混入空気は、溝１３を通ってその終端１３ｂに流入
し、次に、プランジャ先端部３１の開孔３１ａを通って
流体（作動油）とともに大気中に排出される。
スク１０の外周面１０ｃに、中心軸方向に延びかつアー
ル部１６と連通する溝または切欠きを形成するようにし
てもよい。この場合には、運転中にチャンバ２０内に混
入した空気は、エアベントディスク１０の外周面１０ｃ
に形成された溝または切欠きを通り、エアベントディス
ク１０の第１の主面１０ａの周縁部に形成されたアール
部１６を通って溝１３の始端１３ａに流入する。そし
て、混入空気は、溝１３を通ってその終端１３ｂに流入
し、次に、プランジャ先端部３１の開孔３１ａを通って
流体（作動油）とともに大気中に排出される。
【００５２】また、前記実施態様では、通気用流路とし
ての溝１３が螺旋形状を有している例を示したが、溝１
３の形状はこれには限定されず、その始端から終端に至
るまでの遠回りの道筋として、種々の形状が考えられ
る。
ての溝１３が螺旋形状を有している例を示したが、溝１
３の形状はこれには限定されず、その始端から終端に至
るまでの遠回りの道筋として、種々の形状が考えられ
る。
【００５３】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明に係る液圧
テンショナによれば、通気装置およびプレッシャーリリ
ーフバルブ組立体がプランジャ内部に一体的に組み立て
られた状態で組み込まれるので、同一の工程で両者の組
立てを行うことができ、これにより、工数を削減でき、
組立コストを低減できる効果がある。
テンショナによれば、通気装置およびプレッシャーリリ
ーフバルブ組立体がプランジャ内部に一体的に組み立て
られた状態で組み込まれるので、同一の工程で両者の組
立てを行うことができ、これにより、工数を削減でき、
組立コストを低減できる効果がある。
【００５４】また、通気装置の外周面とプランジャの内
周面との間に隙間が形成され、通気装置の第１の主面の
周縁部に面取り部またはアール部が形成されるととも
に、通気用流路の始端が面取り部またはアール部に配置
されるので、チャンバ内の混入空気は面取り部またはア
ール部を通って通気用流路の始端にスムーズに流入する
ことができ、これにより、通気装置からの混入空気の流
出をスムーズに行わせることができる効果がある。
周面との間に隙間が形成され、通気装置の第１の主面の
周縁部に面取り部またはアール部が形成されるととも
に、通気用流路の始端が面取り部またはアール部に配置
されるので、チャンバ内の混入空気は面取り部またはア
ール部を通って通気用流路の始端にスムーズに流入する
ことができ、これにより、通気装置からの混入空気の流
出をスムーズに行わせることができる効果がある。
【図１】本発明の一実施態様による液圧テンショナの断
面図。
面図。
【図２】図１の一部拡大図であって、エアベントディス
クおよびプレッシャーリリーフバルブ組立体を示す図。
クおよびプレッシャーリリーフバルブ組立体を示す図。
【図３】エアベントディスクの断面拡大図。
【図４】図３のIV矢視図。
【図５】エアベントディスクの作動を説明するための
図。
図。
【図６】従来の液圧テンショナの一部拡大図。
１ 液圧テンショナ ２ ハウジング ２ａ 穴 ２０ チャンバ ３ プランジャ ３１ 先端部 ３１ａ 開孔 ４ スプリング（付勢部材） ５ プレッシャーリリーフバルブ組立体 ６ チェックバルブ ７ 流路 １０ エアベントディスク（通気装置） １０ａ 第１の主面 １０ｂ 第２の主面 １０ｃ 外周面 １３ 溝（通気用流路） １３ａ 始端 １３ｂ 終端 １５ 貫通孔 １６ アール部
Claims (8)
- 【請求項１】 チェーンに緊張力を作用させるための液
圧テンショナであって、 一端に開口する穴が形成されたハウジングと、 前記穴内にスライド自在に挿入され、開孔が形成された
先端部を有するとともに、前記穴との間でチャンバを形
成する中空のプランジャと、 前記プランジャを突出方向に付勢する付勢部材と、 前記プランジャの内部において前記先端部側に配置さ
れ、前記付勢部材により前記先端部側に付勢されるとと
もに、予め設定された特定の圧力状態下で前記チャンバ
内からの流体の流出を許容するプレッシャーリリーフバ
ルブ組立体と、 前記プランジャの内部において前記先端部側に配置さ
れ、前記プレッシャーリリーフバルブ組立体と一体的に
設けられる通気装置とを備え、 前記通気装置が、対向配置された第１，第２の主面およ
びこれらの間に配置された外周面とから構成されるディ
スク形状を有し、前記通気装置の外径が前記プランジャ
の内径よりもわずかに小さくなっており、前記第１，第
２の主面には中央に開口する貫通孔が形成され、前記第
１の主面には通気用流路が形成されるとともに、前記通
気装置の前記第１の主面の周縁部には、面取り部または
アール部が形成され、前記通気用流路の始端が前記面取
り部またはアール部に配置されており、前記通気用流路
の終端が前記第１の主面の略中央に配置されている、こ
とを特徴とする液圧テンショナ。 - 【請求項２】 請求項１に記載の液圧テンショナにおい
て、 前記通気装置の前記外周面には、前記面取り部またはア
ール部と連絡する中心軸方向の溝または切欠きが形成さ
れている、ことを特徴とする液圧テンショナ。 - 【請求項３】 請求項１に記載の液圧テンショナにおい
て、 前記通気用流路が、その始端から終端に至るまで遠回り
の道筋を有している、ことを特徴とする液圧テンショ
ナ。 - 【請求項４】 請求項３に記載の液圧テンショナにおい
て、 前記通気用流路が螺旋形状を有している、ことを特徴と
する液圧テンショナ。 - 【請求項５】 請求項３に記載の液圧テンショナにおい
て、 前記通気用流路の始端が、先端に向かうにしたがい先細
り形状を有している、ことを特徴とする液圧テンショ
ナ。 - 【請求項６】 請求項１に記載の液圧テンショナにおい
て、 前記通気装置が、前記付勢部材の付勢力により前記プラ
ンジャの前記先端部側に付勢されている、ことを特徴と
する液圧テンショナ。 - 【請求項７】 請求項１に記載の液圧テンショナにおい
て、 前記ハウジング内には、前記チャンバを外部の加圧流体
源に接続するための流路がさらに設けられている、こと
を特徴とする液圧テンショナ。 - 【請求項８】 請求項７に記載の液圧テンショナにおい
て、 前記チャンバと前記流路との間には、前記チャンバ内へ
の流体の流れを許容しかつ逆方向への流体の流れを阻止
するチェックバルブが設けられている、ことを特徴とす
る液圧テンショナ。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11189959A JP2001021011A (ja) | 1999-07-05 | 1999-07-05 | 液圧テンショナ |
| US09/599,822 US6435993B1 (en) | 1999-07-05 | 2000-06-21 | Hydraulic chain tensioner with vent device and pressure relief valve |
| DE60027227T DE60027227T2 (de) | 1999-07-05 | 2000-07-03 | Hydraulischer Kettenspanner mit Entlüftungseinrichtung und Überdruckventil |
| EP00305562A EP1067314B1 (en) | 1999-07-05 | 2000-07-03 | Hydraulic chain tensioner with vent device and pressure relief valve |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11189959A JP2001021011A (ja) | 1999-07-05 | 1999-07-05 | 液圧テンショナ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001021011A true JP2001021011A (ja) | 2001-01-26 |
Family
ID=16250064
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11189959A Pending JP2001021011A (ja) | 1999-07-05 | 1999-07-05 | 液圧テンショナ |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6435993B1 (ja) |
| EP (1) | EP1067314B1 (ja) |
| JP (1) | JP2001021011A (ja) |
| DE (1) | DE60027227T2 (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7174799B2 (en) | 2004-11-02 | 2007-02-13 | Tsubakimoto Chain Co. | Hydraulic tensioner |
| CN103154570A (zh) * | 2011-03-09 | 2013-06-12 | 伊威斯发动机系统有限责任两合公司 | 带有至少两个通风元件的张紧装置 |
| WO2016109171A1 (en) * | 2014-12-29 | 2016-07-07 | Borgwarner Inc. | Weight and cost optimized carrier for modular hydraulic tensioner |
| JP2017015107A (ja) * | 2015-06-27 | 2017-01-19 | ボーグワーナー インコーポレーテッド | 一体型チェック・リリーフバルブ |
| JP2019157974A (ja) * | 2018-03-12 | 2019-09-19 | 株式会社椿本チエイン | テンショナ |
| JP2020503476A (ja) * | 2017-01-04 | 2020-01-30 | ボーグワーナー インコーポレーテッド | 油圧テンショナ用のチェックバルブアセンブリ構造 |
| JP2020518768A (ja) * | 2016-12-21 | 2020-06-25 | ボーグワーナー インコーポレーテッド | 油圧テンショナ用の圧力リリーフバルブのフィルター構造 |
Families Citing this family (42)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3356762B2 (ja) * | 2000-10-26 | 2002-12-16 | 株式会社椿本チエイン | リリーフバルブ機構付きテンショナ |
| US7070528B2 (en) * | 2002-03-28 | 2006-07-04 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Hydraulic tensioner lifter |
| JP4014145B2 (ja) * | 2002-08-02 | 2007-11-28 | 本田技研工業株式会社 | 自動車用パワートレンのブリーザ装置 |
| US6945889B2 (en) * | 2002-10-04 | 2005-09-20 | Borgwarner Inc. | Hydraulic chain tensioner |
| JP3642527B1 (ja) * | 2004-05-31 | 2005-04-27 | 株式会社椿本チエイン | 油圧式テンショナ |
| DE102004040222A1 (de) * | 2004-08-19 | 2006-03-02 | Ina-Schaeffler Kg | Hydraulische Spannvorrichtung für einen Zugmitteltrieb |
| DE102004048281A1 (de) * | 2004-10-05 | 2006-04-06 | Ina-Schaeffler Kg | Hydraulischer Spanner |
| JP3980023B2 (ja) * | 2004-10-26 | 2007-09-19 | 株式会社椿本チエイン | リリーフバルブ付き油圧式テンショナ |
| JP3962054B2 (ja) * | 2004-11-22 | 2007-08-22 | 株式会社椿本チエイン | 脱気型油圧テンショナ |
| BRPI0614323A2 (pt) * | 2005-08-09 | 2016-11-22 | Stackpole Ltd | válvula para utilização em sistemas de fluidos |
| DE102005061444A1 (de) | 2005-12-22 | 2007-07-05 | GM Global Technology Operations, Inc., Detroit | Kettenspanneinrichtung für einen Verbrennungsmotor |
| DE202006006861U1 (de) * | 2006-04-28 | 2007-08-30 | JOH. WINKLHOFER & SÖHNE GMBH & Co. KG | Kettenspanner mit Deckelelement |
| JP2009541676A (ja) * | 2006-06-21 | 2009-11-26 | ボーグワーナー・インコーポレーテッド | バネ保持されたボールを有するチェック弁 |
| JP4327191B2 (ja) * | 2006-10-12 | 2009-09-09 | 株式会社椿本チエイン | 脱気型油圧テンショナ |
| DE102007033600A1 (de) * | 2007-07-17 | 2009-01-22 | Schaeffler Kg | Hydraulisches Spannsystem mit integriertem Überdruckventil |
| US7549898B2 (en) * | 2007-09-26 | 2009-06-23 | Fci Americas Technology, Inc. | Waterproof electrical connector |
| DE102008005766A1 (de) * | 2008-01-24 | 2009-07-30 | Schaeffler Kg | Überdruckventil mit Hubbegrenzung |
| JP2010091055A (ja) * | 2008-10-09 | 2010-04-22 | Ntn Corp | チェーンテンショナ |
| DE102008053930A1 (de) | 2008-10-30 | 2010-05-06 | Schaeffler Kg | Überdruckventil |
| TWI385327B (zh) * | 2010-01-27 | 2013-02-11 | Kmc Chain Ind Co Ltd | 液壓張緊裝置 |
| DE102011006602A1 (de) * | 2011-03-31 | 2012-10-04 | Schaeffler Technologies Gmbh & Co. Kg | Zugmittelspanner mit einem Überdruckventil, das einen dichtenden Käfig aufweist sowie Zugmitteltrieb mit einem solchen Zugmittelspanner |
| DE102011079184A1 (de) * | 2011-07-14 | 2013-01-17 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | Überdruckventil in einem Spannsystem |
| DE102012216056A1 (de) | 2012-09-11 | 2014-03-13 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | Als Rückschlagventil ausgeführtes Überdruckventil |
| US10006524B2 (en) * | 2013-12-03 | 2018-06-26 | Borgwarner Inc. | Integrated pressure relief valve for hydraulic tensioner |
| DE102013225984B4 (de) * | 2013-12-16 | 2017-03-23 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | Hydraulische Spannvorrichtung für einen Zugmitteltrieb |
| CN107110309A (zh) * | 2014-10-29 | 2017-08-29 | 博格华纳公司 | 涡流通道 |
| DE112015004316T5 (de) * | 2014-10-29 | 2017-06-14 | Borgwarner Inc. | Ventilartige pfade |
| JP6294851B2 (ja) * | 2015-04-03 | 2018-03-14 | 株式会社椿本チエイン | チェーンテンショナ及びリリーフバルブユニット |
| JP6523844B2 (ja) * | 2015-07-18 | 2019-06-05 | ボーグワーナー インコーポレーテッド | 一体型チェック・リリーフバルブ |
| US10781892B2 (en) | 2015-07-31 | 2020-09-22 | Borgwarner Inc. | Press-fit check valve for a hydraulic tensioner reservoir with metered backflow |
| JP6374840B2 (ja) * | 2015-08-03 | 2018-08-15 | 株式会社椿本チエイン | テンショナ |
| JP6408975B2 (ja) * | 2015-11-10 | 2018-10-17 | 株式会社椿本チエイン | チェーンテンショナ |
| JP6408977B2 (ja) * | 2015-11-25 | 2018-10-17 | 株式会社椿本チエイン | テンショナ |
| DE102016207779B4 (de) * | 2016-05-04 | 2022-01-05 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | Spannvorrichtung für einen Kettentrieb |
| US10738861B2 (en) * | 2016-12-20 | 2020-08-11 | Borgwarner Inc. | Control of hydraulic tensioner tuning using hole size in piston nose |
| DE102018114200A1 (de) | 2017-06-15 | 2018-12-20 | Borgwarner Inc. | Spanner mit Rückschlagventil mit steuerbarer Steifigkeit |
| CN110005770B (zh) * | 2017-12-22 | 2022-05-06 | 株式会社椿本链条 | 张紧装置 |
| KR20200115642A (ko) | 2018-02-26 | 2020-10-07 | 보르그워너 인코퍼레이티드 | 내부 리저버 기술 일차 보어를 갖는 가변력 텐셔너 |
| JP6982243B2 (ja) * | 2018-04-18 | 2021-12-17 | 株式会社椿本チエイン | テンショナ |
| CN108869670A (zh) * | 2018-06-15 | 2018-11-23 | 重庆长安汽车股份有限公司 | 一种正时链条张紧装置、发动机及汽车 |
| JP2020101279A (ja) * | 2018-12-21 | 2020-07-02 | ボーグワーナー インコーポレーテッド | 内部チェックバルブを含むピストンが備えられたテンショナ |
| JP7417032B2 (ja) * | 2019-06-11 | 2024-01-18 | 株式会社椿本チエイン | テンショナ |
Family Cites Families (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE3639389A1 (de) * | 1986-11-18 | 1988-05-19 | Winkelhofer & Soehne Joh | Kettenspann- und -schmiervorrichtung |
| US5346436A (en) | 1993-09-23 | 1994-09-13 | Borg-Warner Automotive, Inc. | Air vent for hydraulic chain tensioner |
| US5700213A (en) | 1995-08-18 | 1997-12-23 | Borg-Warner Automotive, Inc. | Integral inlet and pressure relief valve for an automotive tensioner |
| JP3752017B2 (ja) | 1996-05-10 | 2006-03-08 | ボルグワーナー・モールステック・ジャパン株式会社 | 油圧テンショナ |
| CN1092304C (zh) * | 1996-08-02 | 2002-10-09 | Ina滚动轴承谢夫勒无限责任公司 | 张紧装置 |
| US5707309A (en) | 1997-01-23 | 1998-01-13 | Borg-Warner Automotive, Inc. | Hydraulic tensioner with modular inlet check valve with pressure relief |
| US5993342A (en) * | 1997-03-26 | 1999-11-30 | Borg-Warner Automotive, Inc. | Hydraulic tensioner with force limiting tensioner spring |
| US6139454A (en) | 1998-09-21 | 2000-10-31 | Borgwarner Inc. | Hydraulic tensioner with plastic cap check valve or vent |
-
1999
- 1999-07-05 JP JP11189959A patent/JP2001021011A/ja active Pending
-
2000
- 2000-06-21 US US09/599,822 patent/US6435993B1/en not_active Expired - Lifetime
- 2000-07-03 EP EP00305562A patent/EP1067314B1/en not_active Expired - Lifetime
- 2000-07-03 DE DE60027227T patent/DE60027227T2/de not_active Expired - Lifetime
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7174799B2 (en) | 2004-11-02 | 2007-02-13 | Tsubakimoto Chain Co. | Hydraulic tensioner |
| CN103154570A (zh) * | 2011-03-09 | 2013-06-12 | 伊威斯发动机系统有限责任两合公司 | 带有至少两个通风元件的张紧装置 |
| WO2016109171A1 (en) * | 2014-12-29 | 2016-07-07 | Borgwarner Inc. | Weight and cost optimized carrier for modular hydraulic tensioner |
| US10753435B2 (en) | 2014-12-29 | 2020-08-25 | Borgwarner Inc. | Weight and cost optimized carrier for modular hydraulic tensioner |
| JP2017015107A (ja) * | 2015-06-27 | 2017-01-19 | ボーグワーナー インコーポレーテッド | 一体型チェック・リリーフバルブ |
| JP2020518768A (ja) * | 2016-12-21 | 2020-06-25 | ボーグワーナー インコーポレーテッド | 油圧テンショナ用の圧力リリーフバルブのフィルター構造 |
| JP2020503476A (ja) * | 2017-01-04 | 2020-01-30 | ボーグワーナー インコーポレーテッド | 油圧テンショナ用のチェックバルブアセンブリ構造 |
| JP2019157974A (ja) * | 2018-03-12 | 2019-09-19 | 株式会社椿本チエイン | テンショナ |
| CN110259898A (zh) * | 2018-03-12 | 2019-09-20 | 株式会社椿本链条 | 张紧装置 |
| JP7007582B2 (ja) | 2018-03-12 | 2022-01-24 | 株式会社椿本チエイン | テンショナ |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| EP1067314B1 (en) | 2006-04-12 |
| DE60027227D1 (de) | 2006-05-24 |
| EP1067314A3 (en) | 2003-12-17 |
| DE60027227T2 (de) | 2006-08-31 |
| US6435993B1 (en) | 2002-08-20 |
| EP1067314A2 (en) | 2001-01-10 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2001021011A (ja) | 液圧テンショナ | |
| JP2001021013A (ja) | 液圧テンショナ | |
| JPH07158703A (ja) | 液圧チェーンテンショナ | |
| US5707309A (en) | Hydraulic tensioner with modular inlet check valve with pressure relief | |
| US6398682B1 (en) | Hydraulic tensioner with relief valve | |
| EP0952375B1 (en) | Hydraulic tensioner with pressure relief valve | |
| US5643117A (en) | Hydraulic tensioner with check valve vent | |
| US6383103B1 (en) | Hydraulic tensioner | |
| JP3038681B2 (ja) | 圧縮機の安全弁 | |
| JP4384273B2 (ja) | チェックバルブ開放装置つき油圧式ラッシュアジャスタ | |
| EP1348887A2 (en) | Hydraulic tensioner lifter | |
| JP2000136859A (ja) | 液圧テンショナ | |
| US4079750A (en) | Vacuum delay valve | |
| JP2005526940A (ja) | 液圧式の緊張装置 | |
| US7320334B1 (en) | Valve Assembly | |
| JP2007032711A (ja) | 油圧式オートテンショナ | |
| JP2007032678A (ja) | 油圧式オートテンショナ | |
| JP2001027188A (ja) | スクロール流体機械 | |
| JP2912591B2 (ja) | 逆止弁装置 | |
| US6267566B1 (en) | Oil pump | |
| JPH08166073A (ja) | 逆止弁 | |
| US6382230B1 (en) | Ball valve | |
| US5220939A (en) | Flow control apparatus | |
| US20020040734A1 (en) | One- way control valve | |
| JP2002188697A (ja) | 油圧式オートテンショナ |