JP2001019289A - ダブルデッキエレベーター装置 - Google Patents

ダブルデッキエレベーター装置

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JP2001019289A
JP2001019289A JP11195379A JP19537999A JP2001019289A JP 2001019289 A JP2001019289 A JP 2001019289A JP 11195379 A JP11195379 A JP 11195379A JP 19537999 A JP19537999 A JP 19537999A JP 2001019289 A JP2001019289 A JP 2001019289A
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car
floor
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JP11195379A
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Koji Ishikawa
浩二 石川
Atsuya Fujino
篤哉 藤野
Satoshi Toyabe
訓 鳥谷部
Toru Yamaguchi
透 山口
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Hitachi Ltd
Hitachi Mito Engineering Co Ltd
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Hitachi Ltd
Hitachi Mito Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】食堂階のような需要の多い特定階に対し上下両
方のかごをサービスさせるダブルデッキエレベーターに
おいて、輸送能力を向上すること。 【解決手段】特定階の乗り場呼びにサービスするダブル
デッキエレベーターが逆方向から接近した場合、特定階
にいずれか一方の乗りかごを停止させ、同時に、かごに
持たされた運転方向を反転させる。次いで、他方の乗り
かごを特定階に停止させる方向に1階床運転を行う(場
合によっては、かごに持たされた運転方向にとって後退
となる)。その後、かごに持たされた運転方向に走行さ
せる。また、この運転に応じて、かご内及び乗り場に案
内表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ダブルデッキエレ
ベーター装置に関し、特に特定階の需要に対するダブル
デッキエレベーターの配車の改善に関する。
【0002】
【従来の技術】上かごと下かごを連結して運転するダブ
ルデッキエレベーターの運転方式には、ダブルデッキ
運転方式、シングルデッキ運転方式及びセミダブル
デッキ運転方式がある。
【0003】ダブルデッキ運転方式は、偶数階の乗り場
呼びに対しては上かご(又は下かご)を、奇数階の乗り場
呼びに対しては下かご(又は上かご)をサービスさせる
というように、上下のかごをそれぞれ1階床おきにサー
ビスさせる。このため、スキップ運転方式とも呼ばれ
る。このダブルデッキ運転方式では、一般のエレベータ
ーに比べて2倍の定員を半分の停止回数で運べるため、
エレベーターの一周時間が短くなり、輸送能力が大幅に
向上し、また乗り場での待ち時間も短縮できる。シング
ルデッキ運転方式は、上下2つのかごのうち上かご(又
は下かご)を閉鎖して下かご(又は上かご)だけを使用
し、一般のエレベーターと同じように乗り場呼びにサー
ビスさせる運転方式である。このシングルデッキ運転方
式は、一方のかごを使用しない特殊ケースでの運転のた
め、折角のダブルデッキエレベーターの輸送能力を有効
に活用できないことになる。
【0004】セミダブルデッキ運転方式は、上かごと下
かごのサービス階を偶数階と奇数階に特定せず、上かご
及び下かごはどの階床にもサービスできるようにした運
転方式である。このセミダブルデッキ運転方式は、ダブ
ルデッキ運転方式に比べて停止回数が増加して、乗り場
での待ち時間や乗車時間は長くなる。
【0005】上述した3通りのダブルデッキエレベータ
ーの運転方式のうち、昼食時間帯の食堂階などの混雑階
では、混雑階への需要及び混雑階からの需要に対して輸
送能力を向上させるために、ダブルデッキ運転方式が有
効である。しかし、このダブルデッキ運転方式では、混
雑階が1フロアの場合、混雑階が偶数階(又は奇数階)の
とき、偶数階(又は奇数階)から混雑階に行く利用者や
混雑階から偶数階(又は奇数階)に行く利用者にとって
は一般のエレベーターと同様に使用できるが、奇数階
(又は偶数階)から混雑階へ行く利用者や混雑階から奇数
階(又は偶数階)へ行く利用者にとっては階段を1階床だ
け上下しなければならず不便である。必ずしもエレベー
ターの乗り場付近に階段があるとは限らないからであ
る。
【0006】そこで、実公昭54−2533号公報や特開平7
−133082 号公報に示されているように、ダブルデッキ
運転方式において、昼食時間帯の食堂階などの混雑階に
は上下両方のかごをサービス可能にするダブルデッキエ
レベーターの制御装置がある。また、特開平9−124236
号公報に示されているように、偶数階から奇数階,奇数
階から偶数階への階間移動に対する使い勝手を考慮した
セミダブルデッキ運転方式において、乗り場呼び階の混
雑を検出し、混雑階であると判断された場合にのみ、こ
の混雑階の乗り場呼びにもう一方のかごを追加割当て
し、追加割当てしたかごが混雑階から1階床前方にある
場合には1階床バックさせるダブルデッキエレベーター
の運転装置がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したように輸送能
力向上を目的としたダブルデッキエレベーターの特徴を
生かすとすれば、出勤時間帯や昼食時間帯などの混雑時
間帯では、上下かごを1階床おきに運転するダブルデッ
キ運転方式が有効であり、上記実公昭54−2533号公報や
特開平7−133082 号公報に示されているように、混雑階
の乗り場呼びに上下両方のかごをサービスさせた場合、
上下1階床分の階段利用を免れ得る利用者にとっては使
い勝手が向上するが、後述するように混雑階のサービス
のための停止回数が増加し、輸送能力は低下してしま
う。
【0008】また、上記特開平9−124236 号公報に示さ
れているように、偶数階から奇数階,奇数階から偶数階
への階間移動に対する使い勝手を考慮したセミダブルデ
ッキ運転方式において、乗り場呼び階の混雑を検出し、
混雑階であると判断された場合にのみ、この混雑階の乗
り場呼びにもう一方のかごを追加割当てする方式では、
一周時間が長くなるため昼食時間帯などの混雑時間帯で
の輸送能力が低下する。
【0009】本発明の目的は、特定階の需要に対するダ
ブルデッキエレベーターの使い勝手を向上させるととも
に、特定階の需要に対し輸送能力を向上させたダブルデ
ッキエレベーターの制御装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、その一面にお
いて、上かごと下かごとが連結されたダブルデッキエレ
ベーターの一方のかごを偶数階にサービスさせ他方のか
ごを奇数階にサービスさせ、予め指定した階床に両方の
かごをサービスさせるダブルデッキエレベーター装置に
おいて、前記指定階の乗り場呼びに両方のかごをサービ
スさせることを決定したとき指定階に両方のかごを停止
させれば方向反転可能であることを検出した場合には、
両方のかごを指定階にそれぞれ1回だけ停止させた後他
の階へ向けて運転させるようにしたものである。
【0011】この本発明の望ましい一実施形態において
は、前記指定階の乗り場呼びにサービス予定のダブルデ
ッキ乗りかごが指定階の乗り場呼びの方向に対して反対
の方向から指定階に接近したとき、両かごが指定階に停
止すれば方向反転可能であることを検出した場合には、
指定階の乗り場呼びの方向に対して後方のかごを先に指
定階の乗り場呼びにサービスさせ、指定階の乗り場に表
示するかごの運転方向を反転させるとともに、乗り場に
表示された運転方向とは逆方向に1階床運転させるよう
にしたものである。
【0012】これによって、乗り場呼びの方向に対して
後方のかごを先に指定階にサービス(停止,戸開)した
とき、乗り場に表示するかごの運転方向は切換わってい
るので指定階の偶数階(又は奇数階)を行き先とする待
ち客を乗込ませることができ、次いで、他方のかごを指
定階にサービスさせるために、乗り場に表示したかごの
運転方向とは逆の方向に1階床だけ運転させることによ
り、奇数階(又は偶数階)を行き先とする待ち客を乗り
込ませることができる。したがって、指定階への停止を
2回で済ませ、運転効率を向上することができる。
【0013】また、本発明の望ましい他の実施態様にお
いては、前記指定階の乗り場呼びにサービス予定のダブ
ルデッキ乗りかごが指定階の乗り場呼びの方向と反対方
向から指定階に接近したとき、両かごが指定階に停止す
れば方向反転可能であることを検出した場合に、指定階
の乗り場呼びの方向に対して先方のかごを先に指定階の
乗り場呼びにサービスさせるとともに、前記先方かごが
指定階に到着したときに(指定階に表示する)かごの運
転方向を反転させるようにしたものである。
【0014】これによって、乗り場呼びの方向に対して
先方のかごを先に指定階にサービス(停止,戸開)した
とき、(乗り場に表示する)かごの運転方向は切換わっ
ている。このため、この例では逆に指定階の奇数階(又
は偶数階)を行き先とする待ち客を先に乗り込ませるこ
とができ、次いで、(乗り場に表示した)かごの運転方
向に1階床だけ運転させることにより、偶数階(又は奇
数階)を行き先とする待ち客を乗り込ませることができ
る。したがって、指定階への停止を2回で済ませ、運転
効率を向上することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】実施形態1.図1〜図4は本発明
の一実施の形態を示す図で、図1は全体構成図、図2は
群管理制御装置の処理を説明するフローチャート、図3
は号機制御装置の処理を説明するフローチャート、図4
は動作及び案内表示例説明図である。
【0016】図1において、エレベーター機械室にある
制御装置1は群管理制御装置2と複数の号機制御装置3
1,32及び33で構成されている。乗りかご4の上か
ご4Uにはかご呼び釦5U、下かご4Lにはかご呼び釦
5Lが設けられており、上下かごのかご呼び釦5U,5
Lの信号は該当する号機制御装置31,32又は33へ
入力される。各階の乗り場、例えば1階〜14階には乗
り場呼び釦6が設けられており、それらの信号は、ここ
では群管理制御装置2へ直接入力している。乗り場案内
装置としては、割当て予約灯としてのホールランタン
7,情報を表示する乗り場表示装置8及び乗り場音声案
内装置9が設けられている。かご内案内装置としては、
上かごのかご内表示装置10U,下かごのかご内表示装
置10L,上かごのかご内音声案内装置11U及び下かご
のかご内音声案内装置11Lが設けられている。これら
の案内装置は、該当する号機制御装置31,32又は3
3から案内情報や信号を受取る。群管理制御装置2は、
各号機制御装置31,32又は33から通信で送られて
くる上かご4U及び下かご4Lのかご位置,方向,かご
呼びの状況などを加味して、新たに発生した乗り場呼び
をダブルデッキエレベーターのうちの上かご4U又は下
かご4Lのいずれかに割当て、予約灯点灯信号及び/又
は割当信号を対応する号機制御装置31,32又は33
に送る。号機制御装置31,32又は33は、それぞれ
のダブルデッキエレベーターの走行制御,戸開閉制御を
行い、上下かご4U,4Lからのかご呼び釦5U,5L
などのかご情報を群管理制御装置2へ出力する。また、
号機制御装置31,32又は33は、群管理制御装置2
からの予約灯信号によりホールランタン7を点灯制御し
てサービスかごのサービス可能階などを表示する乗り場
表示装置8や乗り場音声案内装置9からなる乗り場案内
装置を制御するほか、かご内表示装置10U,10Lや
かご内音声案内装置11U,11Lからなるかご内案内
装置を制御して乗り場待ち客やかご内乗客に対するサー
ビス案内を行う。
【0017】図4の例示のビルにおいて、乗りかご4の
サービス階床が1階から14階で、上かご4Uは2階,
4階,…,14階の偶数階を、下かご4Lは1階,3
階,…,13階の奇数階をサービスするダブルデッキ運
転を行っているものとする。但し、12階は食堂階等の
混雑階であるため、この12階を指定階とし、上かごの
かご呼びだけでなく下かご4Lのかご呼び釦5Lでも1
2階のかご呼びを登録可能になっている。また、12階
の乗り場呼びにも、上かご4U及び下かご4Lの両方の
かごを割当てて、乗り場呼びに上かご4U及び下かご4
Lの両方のかごをサービスするようにしている。なお、
図4において、乗りかご4の上下に付帯する矢印は、乗
りかご4がその時点で持たされている運転方向を示す。
乗りかごが持つ運転方向は、一般に、現在の運転方向で
の最終の呼びに応答して停止のために減速を開始するま
でその方向が保持され、この減速開始とともに運転方向
を反転させる。この乗りかごが持つ運転方向に応じて、
かご内及び乗り場の案内装置類が動作する。
【0018】今、12階の下り方向の乗り場呼び12D
が乗りかご4の上かご4U及び下かご4Lに割当てら
れ、乗りかご4は8〜9階付近を上昇運転中であり、上
かご4Uには12階の最終かご呼び4Ucが登録され、
また下かご4Lにも12階の最終かご呼び4Lcが登録
されているものとする。
【0019】このような状況において、この実施形態1
では、動作比較図の図9のような運転動作になるところ
を、図4の(1)に示すような運転動作にするものであ
る。すなわち、以下に説明するように、図9では、指定
階サービスのために3回停止が必要であるのに対し、実
施形態1では2回の停止で済むのである。
【0020】さて、図9において、(a)に示すよう
に、先ず上かご4Uがかご呼び4Ucに応答するため1
2階に停止するが運転方向は上り方向であるため、12
階乗り場の下り方向の待ち客は上かご4Uには乗り込む
ことができない(逆方向のエレベーターには通常乗り込
まない)。続いて乗りかご4が上昇し、(b)に示すよう
に、下かご4Lがかご呼び4Lcに応答してあるいは1
2階の乗り場下降呼び12Dに割当てられて12階に停
止するために減速を開始したとき、乗りかご4の持つ運
転方向が反転する。したがって、下かご4Lが12階に
停止したとき、下かご4L内の乗客が降りると同時に、
12階乗り場の下り方向の奇数階行き待ち客は下かご4
Lに乗り込むことができる。乗りかご4が下降運転を開
始し、(c)に示すように、上かご4Uが指定階の乗り
場呼び12Dに割当てられこれに応答するため12階に
停止したとき、12階の下り方向の偶数階行き待ち客は
上かご4Uに乗り込むことができる。このように、乗り
かご4は指定階12階にサービスするために3回停止す
ることが考えられ、運転効率の悪化が懸念される。な
お、12階を行き先とする下かごのかご呼び4Lcがな
くても同じであることは容易に理解できる。
【0021】次に、本発明による実施の形態1の動作を
図2〜図4を参照して説明する。なお、図2及び図3に
示すフローチャートのプログラムは、指定階の乗り場呼
びへのかごの割当てがあることを条件に起動され、それ
ぞれ群管理制御装置2及び号機制御装置31〜33内で
周期的に、例えば40ミリ秒周期で繰返し実行されてい
る。
【0022】群管理制御装置2のプログラムのフローチ
ャートである図2において、ステップS1010で、割
当てかごは指定階に停止するために減速を開始したかを
判定する。今、12階の下り方向の乗り場呼び12Dを
割当てられた上かご4U及び下かご4Lのうち、上かご
4U内の12階のかご呼び4Ucにより上かご4Uが1
2階に停止するために減速を開始したとすると、ステッ
プS1020に進む。ステップS1020では、割当て
かごの運転方向は乗り場呼び方向と反対方向かを判定す
る。乗りかご4は上り方向で運転中であり、乗り場呼び
12Dは下降方向であるため、YESと判定しステップ
S1030へ進む。ステップS1030では、減速を開
始した乗りかご4は指定階である12階より先方に割当
て乗り場呼び、またはかご呼びが無いことを判定する。
すなわち、指定階に上下かごでサービス後は運転方向を
反転できるか否かの条件を検出している。乗りかご4の
上かご4U、及び下かご4Lはいずれも最終かご呼びで
12階に停止するので、12階より先方への割当て乗り
場呼び、またはかご呼びを持ってはおらず、YESと判定
しステップS1040へ進む。ステップS1040で
は、群管理制御装置2は、乗りかご4の号機制御装置3
2へ運転方向強制反転指令を出力し、さらに、ステップ
S1050で1階床後退指令を出力する。
【0023】なお、図2において、下かご4L内の12
階のかご呼び4Lcがない場合にも、ステップS103
0の判定で、指定階より先方へのかご呼びが無いことか
らYESと判定し、以下同様である。
【0024】号機制御装置31〜33のプログラムのフ
ローチャートである図3において、ステップS2010
で、かごは指定階で戸閉中かを判定する。乗りかご4は
上り方向で走行中の段階ではNOであり、ステップS2
060でかごは指定階に停止するために減速を開始した
かを判定する。乗りかご4の上かご4Uは、仮定により
かご呼び4Ucによって12階に停止するために減速を
開始しているので、ステップS2070へ進み、強制反
転指令があるかを判定する。図2で説明したように、乗
りかご4には群管理制御装置2から強制反転指令が出力
されているので、ステップS2080に進み、乗りかご
4が図4(1)の(a)ように停止すると、その運転方向を
強制反転させ、指定階の乗り場に表示する乗りかご4の
運転方向を下り方向にする。このとき、ステップS20
90での乗り場へのサービス可能階案内では、図4(2)
の(a)(a−1)に示すように12階の乗り場表示装置に
「下り 偶数階行き」と表示される。したがって、図4
(1)の(a)に示すように上かご4Uがかご呼び4Ucで
12階に停止したとき、上かご4U内の乗客が降りると
同時に、12階の下り方向の偶数階行き待ち客は上記
「下り 偶数階行き」の表示を見ることにより、上かご4
Uに乗り込むことができる。
【0025】上かご4Uが12階の下り方向の乗り場呼
び12Dに応答後、戸閉開始すると、ステップS201
0で、かごは指定階で戸閉中かを判定する。上かご4U
が戸閉を開始した段階でステップS2030へ進む。指
定階で戸閉中のかごには1階床後退指令があるかを判定
する。前述したように、乗りかご4には、群管理制御装
置2から1階床後退指令が出力されているので、ステッ
プS2040に進み、図4(2)の(a)(a−2)に示すよ
うに上かご4U内のかご内表示装置10Uに「1階床後
退します。」と表示及び/又はアナウンスされ、ステッ
プS2050で乗りかご4を1階床後退させる。
【0026】乗りかご4が1階床後退中に、ステップS
2010でかごは指定階で戸閉中かを判定し、乗りかご
4は戸閉しているため、ステップS2060へ進み、か
ごは指定階に停止するため減速を開始したかを判定す
る。乗りかご4は1階床後退中、下かご4Lは12階の
最終かご呼び4Lc、及び12階の下り方向の乗り場呼
び12Dに応答するため、12階に停止するために減速
を開始しているので、ステップS2070へ進む。ステ
ップ2070では、強制反転指令があるかを判定し、既
に強制反転指令は群管理制御装置2から出力されていな
いので、ステップS2090で図4(2)の(b)(b−1)
に示すように12階の乗り場表示装置には「下り 奇数
階行き」が案内される。そして、図4(1)の(b)に示す
ように下かご4Lがかご呼び4Lcに応答して、あるい
は乗り場下り呼び12Dに割当てられて12階に停止し
たとき、下かご4L内の乗客が降りると同時に12階の
下り方向の奇数階行き待ち客は下かご4Lに乗り込むこ
とができる。
【0027】このように、本発明の実施形態1は、上か
ごと下かごとが連結されたダブルデッキエレベーターの
一方のかごを偶数階にサービスさせ他方のかごを奇数階
にサービスさせ、予め指定した階床に両方のかごをサー
ビスさせるダブルデッキエレベーター装置において、前
記指定階の乗り場呼びにサービス予定のダブルデッキ乗
りかごが前記指定階の乗り場呼びの方向と反対の方向か
ら前記指定階に接近したとき、両かごが前記指定階に停
止すれば方向反転可能であることを検出した場合には、
前記指定階の乗り場呼びの方向に対して後方のかごを先
に前記指定階の乗り場呼びにサービスさせ、前記指定階
の乗り場に表示する運転方向を反転させるとともに、前
記乗り場に表示された運転方向とは逆方向に1階床運転
させるようにしたものであり、指定階に3回停止すると
ころを2回の停止で済ませることができ、運転効率が良
くなり、輸送能力を向上させることができる。
【0028】実施形態2.実施形態1の図2に代えて図
5の群管理制御装置のプログラムのフローチャートを用
いたものが本発明の実施形態2であり、図4に代わって
図6がその動作及び案内表示例説明図である。
【0029】この実施形態2では、図9の動作比較図の
ような運転動作になるところを、図6の(1)に示すよう
な運転動作にし、以下に説明するように、図9では指定
階サービスのために3回停止が必要であるのに対し、実
施形態1と同様にこの実施形態2でも2回の停止で済む
のである。
【0030】実施の形態2の動作を図1,図5及び図3
を用い、図6を参照して説明する。群管理制御装置のプ
ログラムのフローチャートを示す図5において、ステッ
プS3010で、割当てかごは指定階に停止するための
減速開始直前まで接近したかを判定する。今、12階の
下り方向の乗り場呼び12Dを割当てられた上かご4U
及び下かご4Lのうち、上かご4U内の12階のかご呼
び4Ucにより上かご4Uが12階に停止するための減
速開始直前まで接近したとすると、ステップS3020
で割当てかごの運転方向は乗り場呼び方向と反対方向か
を判定する。乗りかご4は上り方向で運転中であり、乗
り場呼び12Dは下降方向であるため、割当てかごの運
転方向は乗り場呼び方向と反対方向であると判定し、ス
テップS3030へ進む。ステップS3030では、減
速開始直前まで接近したかごは指定階より先方への割当
て乗り場呼び、またはかご呼びを持っていないことを判
定する。すなわち、指定階に上下かごでサービス後は運
転方向を反転できるか否かの条件を検出している。乗り
かご4の上かご4U、及び下かご4Lはいずれも最終か
ご呼びで12階に停止するので、12階より先方への割
当て乗り場呼び、またはかご呼びを持ってはおらず、Y
ESと判定しステップS3040へ進む。ステップS3
040では、群管理制御装置2は、乗りかご4の号機制
御装置32へ1階床先行指令を出力する。この1階床先
行指令とは、指定階の乗り場呼びに対して先方となるか
ごを先に指定階にサービスさせることを意味する。した
がって、次に、1階床だけ運転させることで、後方とな
るかごにも指定階にサービスさせることとなる。
【0031】なお、図6において、下かご4L内の12
階のかご呼び4Lcが登録されていない場合にも、ステ
ップS3030の判定で、上かご4Uは12階に最終か
ご呼びで停止するためYESと判定され、以下同様であ
る。
【0032】号機制御装置31〜33のプログラムのフ
ローチャートである図3において、ステップS2010
でかごは指定階で戸閉中かを判定する。乗りかご4は上
り方向で走行中であるので、ステップS2060でかご
は指定階に停止するために減速を開始したかを判定す
る。乗りかご4は上かご4Uのかご呼び4Ucで12階
に停止するための減速を開始する直前であるとするとス
テップS2060でNOと判定され、ステップS210
0へ進む。ステップS2100でかごは指定階に停止す
るための減速開始直前まで接近したかを判定する。乗り
かご4の上かご4Uはかご呼び4Ucで12階に停止す
るための減速開始直前まで接近しているのでYESと判
定し、ステップS2120へ進む。ステップS2120
では、乗りかご4に1階床先行指令があるかを判定す
る。乗りかご4には群管理制御装置2から1階床先行指
令が出力されているのでYESと判定しステップS21
30に進む。ステップS2130では、図6(2)の(a)
(a−2)に示すように上かご4U内のかご内表示装置1
0Uに「1階床先行します。」と案内し、ステップS2
140で乗りかご4を1階床先行(上昇)させる。
【0033】乗りかご4が1階床先行すると、ステップ
S2010でかごは指定階で戸閉中かを判定し、乗りか
ご4は戸閉しているのでNOと判定し、ステップS20
60でかごは指定階である12階に停止するために減速
を開始したかを判定する。乗りかご4の上かご4Uは1
3階に、下かご4Lは12階に停止するために減速を開
始すると、ステップS2060の判定でYESと判定
し、ステップS2070へ進む。ステップS2070で
乗りかご4に強制反転指令があるかを判定する。乗りか
ご4には群管理制御装置2から強制反転指令は出力され
ていないのでNOと判定しステップS2090へ進む
が、乗りかご4は指定階に最終かご呼びで停止し、次に
指定階の乗り場呼び12Dに応答するため運転方向は下
り方向となる。このとき、乗りかご4の運転方向は下り
方向のため、ステップS2090で、図6(2)の(a)
(a−1)に示すように12階の乗り場表示装置には「下
り 奇数階行き」が案内される。そして、図6(1)の
(a)に示すように下かご4Lがかご呼び4Lc、及び乗
り場呼び12Dに応答するために12階に停止したと
き、下かご4L内の乗客が降りると同時に12階の下り
方向の奇数階行き待ち客は下かご4Lに乗り込むことが
できる。
【0034】下かご4Lが12階の下り方向の乗り場呼
び12Dに応答後、戸閉開始すると、ステップS201
0でかごは指定階で戸閉中かを判定する。下かご4Lは
戸閉中であるのでYESと判定しステップS2030へ
進む。ステップS2030で指定階に戸閉中のかごに群
管理制御装置2から1階床後退指令が出力されているか
を判定する。12階で戸閉中のかごには群管理制御装置
2から1階床後退指令は出力されていないのでここで本
周期の処理を終了する。
【0035】下かご4Lが戸閉完了すると、ステップS
2010でかごは指定階で戸閉中かを判定し、下かご4
Lは戸閉完了しているのでNOと判定し、ステップS20
60でかごは指定階に停止するために減速を開始したかを
判定する。上かご4Uは12階のかご呼び4Uc、及び
12階の下り方向の乗り場呼び12Dに応答するため、
12階に停止するための減速を開始すると、ステップS
2070で強制反転指令があるかを判定し、乗りかご4
には既に強制反転指令は群管理制御装置2から出力され
ていないのでNOと判定しステップS2090へ進む。
ステップS2090で図6(2)の(b)(b−1)に示すように
12階の乗り場表示装置には「下り 偶数階行き」が案
内される。そして、図6(1)の(b)に示すように上かご
4Uが12階に停止したとき、上かご4Uのかご呼び4
Ucの乗客が降りると同時に12階の下り方向の偶数階
行き待ち客は上かご4Uに乗り込むことができる。な
お、上かご4Uが12階に停止するための減速を開始す
る直前である場合には、上記ステップS2060の判定
でNOと判定しステップS2100へ進み、ステップS
2100の判定でYESと判定するが、既に乗りかご4
には群管理制御装置2から1階床先行指令は出力されて
いないので、ステップS2120の判定でNOと判定さ
れる。
【0036】このように、本発明の実施形態2は、上か
ごと下かごとが連結されたダブルデッキエレベーターの
一方のかごを偶数階にサービスさせ他方のかごを奇数階
にサービスさせ、予め指定した階床に両方のかごをサー
ビスさせるダブルデッキエレベーター装置において、前
記指定階の乗り場呼びにサービス予定の前記ダブルデッ
キ乗りかごが指定階の乗り場呼びの方向と反対方向から
指定階に接近したとき、両かごが前記指定階に停止すれ
ば方向反転可能であることを検出した場合に、指定階の
乗り場呼びの方向に対して先方のかごを先に指定階の乗
り場呼びにサービスさせるとともに、指定階に到着時に
指定階に表示するかごの運転方向を反転させるようにし
たものであり、従来、指定階に3回停止するところを2
回の停止で済ませることができるので運転効率が良くな
り、輸送能力を向上させることができる。
【0037】実施形態3.図7は本発明のさらに他の一
実施の形態を示す図で、群管理制御装置2に付加される
処理を説明するフローチャートである。なお、図1〜図
3または図1,図5及び図3はこの実施形態3にも共用
されるものとする。
【0038】この実施形態3では、時間帯に応じて図4
(1)、または図6(1)に示すいずれか一方の動作を選択
して動作するものである。なお、この実施形態3では、
図4又は図6に示す指定階12階を食堂階と仮定し、食
堂階の交通需要が多い、または食堂階の交通需要が多い
時間帯(昼食時間帯)を例に採って説明する。
【0039】図7において、先ずステップS02で指定
階への交通需要が多い状態か、または指定階への交通需
要が多い時間帯かを判定する。今、食堂階への交通需要
が多い状態、または食堂階への交通需要が多い時間帯
(昼食時間帯の前半)で、一般階から食堂階に向かう利
用者が多い場合には、ステップS02の判定でYESと
判定しステップS10へ進む。ステップS10では上述
した実施形態1に示した動作により、食堂階の下り方向
の乗り場呼び12Dに上かご4Uを配車制御する。即
ち、図4(1)に示す動作説明図において、食堂階12階
の下り方向の乗り場呼び12Dに先に上かご4Uを停止
・サービスさせ、上かご4Uのサービス後に1階床後退
させ、下かご4Lを停止・サービスさせるようにする。
一般に、昼食時間帯の前半では、食堂階での降り客に比
べて食堂階からの乗り客は少ない。したがって、食堂階
の下り方向の乗り場呼び12Dに先に上かご4Uを停止
させ待ち客を乗せた場合、下かご4Lが乗り場呼び12
Dに応答するために1階床後退したとき、上かご4U内
の乗客は少ない。これに対して、図6のように、食堂階
の下り方向の乗り場呼び12Dに先に下かご4Lを停止
させ待ち客を乗せた場合、下かご4Lが乗り場呼び12
Dに応答するために1階床先行したとき、上かご4U内
の乗客、すなわち上かご4Uから12階に降りる乗客は
多数である。したがって、昼食時間帯の前半のような食
堂階への需要が多い時間帯では、図4のように、食堂階
での降り客を優先して、食堂階の下り方向の乗り場呼び
12Dには先に上かご4Uをサービスさせるようにす
る。これにより、図6のように食堂階の下り方向の乗り
場呼び12Dに先に下かご4Lをサービスさせ、かご内
が混雑した状態で1階床先行させることによるかご内乗
客のイライラ感をなくすことができる。
【0040】また、ステップS02で指定階への交通需
要が多い状態ではなく、また、指定階への交通需要が多
い時間帯でもない場合は、ステップS04で指定階から
の交通需要が多い状態か、または指定階からの交通需要
が多い時間帯かを判定する。今、食堂階からの交通需要
が多い状態、または食堂階からの交通需要が多い時間帯
(昼食時間帯の後半)で、食堂階から一般階に向かう利
用者が多い場合には、ステップS30で上述した実施形
態2を適用した「指定階からの乗客優先処理」により、
食堂階の下り方向の乗り場呼び12Dに乗りかご4を配
車制御する。即ち、図6(1)に示す動作説明図におい
て、食堂階12階の下り方向の乗り場呼び12Dに先に
下かご4Lを停止・サービスさせ、その後に上かご4U
を12階に停止・サービスさせるようにする。一般に昼
食時間帯の後半では、食堂階からの乗り客は多い。この
ため、実施形態1によって、図4のように、食堂階の下
り方向の乗り場呼び12Dに先に上かご4Uをサービス
させた場合、その後に下かご4Lが食堂階の下り方向の
乗り場呼び12Dにサービスするために1階床後退させ
られるときの上かご4U内の乗客は多数であり、かご内
が混雑した状態で1階床後退させられることによる上か
ご内乗客のイライラ感は大きな問題となる。これに対
し、昼食時間帯の後半では、食堂階からの乗り客に比べ
食堂階での降り客は少ない。したがって、この状況では
実施形態2を適用することによって、図6のように、食
堂階の下り方向の乗り場呼び12Dに先に下かご4Lを
停止させた場合、この停止のために13階まで先行させ
られる上かご4U内の乗客は少数であり、問題は少な
く、上述した弊害をなくすことができる。
【0041】以上のように、特定階への需要が多い時間
帯では特定階での降り客を、また特定階からの需要が多
い時間帯では特定階からの乗り客を優先するようにし
て、かご内混雑状態で1階床後退させられる、または先
行させられる機会を低減するとともに、従来、指定階に
3回停止するところを2回の停止で済ませることがで
き、特定階の需要に対して効率的な配車制御により輸送
能力を向上させることができる。
【0042】上述した実施の形態1,実施の形態2、お
よび実施の形態3において、乗り場およびかご内への案
内を乗り場表示装置およびかご内表示装置としたが、乗
り場音声案内装置、かご内音声案内装置とすることも可
能である。また、乗り場表示装置と乗り場音声案内装置
の組合せ、かご内表示装置とかご内音声案内装置の組合
せとすることも可能である。
【0043】また、上述した実施の形態1,実施の形態
2、および実施の形態3において、図8に示す乗り場案
内装置としても良い。図8は指定階の乗り場に設置さ
れ、号機制御装置31〜33に接続された号機の乗り場
案内装置で、上かご4Uが上り方向で到着することを表
示するホールランタン7UU,上かご4Uが下り方向で
到着することを表示するホールランタン7UL,下かご
4Lが上り方向で到着することを表示するホールランタ
ン7LU,下かご4Lが下り方向で到着することを表示
するホールランタン7LLが設置されている。これらの
ホールランタンは、乗り場呼びがその乗りかごに割当て
られたことを点灯表示し、到着予報を点滅表示する。
【0044】たとえば、上述した実施の形態1,実施の
形態2、および実施の形態3では、12階の下り方向の
乗り場呼び12Dに偶数階行きの上かご4Uが割当てら
れた場合には、ホールランタン7ULが点灯し乗り場の
待ち客を誘導・案内し、接近して到着が近づくと点滅し
て乗車準備を促す。12階の下り方向の乗り場呼び12
Dに奇数階行きの下かご4Lが割当てられた場合には、
ホールランタン7LLが点灯し乗り場の待ち客を誘導・案
内し、接近して到着が近づくと点滅して乗車準備を促す
ことができる。
【0045】以上のように、本発明の実施の形態1〜3
は、上かごと下かごとが連結されたダブルデッキ乗りか
ごと、この一方のかごを偶数階にサービスさせ他方のか
ごを奇数階にサービスさせる手段と、予め指定した階床
に両方のかごをサービスさせる手段を備えたダブルデッ
キエレベーター装置において、前記指定階の乗り場呼び
に両方のかごをサービスさせることを決定したとき指定
階に両方のかごを停止させれば方向反転可能である場合
には、両方のかごを指定階にそれぞれ1回だけ停止させ
た後他の階へ向けて運転させるものであり、特定階の需
要に対するダブルデッキエレベーターの使い勝手を向上
させ、特定階の需要に対して効率的な配車制御により輸
送能力を向上させることができる。
【0046】
【発明の効果】本発明のダブルデッキエレベーターの制
御装置によれば、特定階の需要に対するダブルデッキエ
レベーターの使い勝手を向上させるとともに、特定階の
需要に対して輸送能力を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるダブルデッキエレベー
ターの制御装置の全体構成図。
【図2】本発明の実施形態1を示す群管理制御装置の処
理を説明するフローチャート。
【図3】本発明の実施形態1及び2を示す号機制御装置
の処理を説明するフローチャート。
【図4】本発明の実施形態1を示す動作説明図で、(1)
は本発明の動作説明図、(2)は乗り場及びかご内案内表
示例。
【図5】本発明の実施形態2を示す群管理制御装置の処
理を説明するフローチャート。
【図6】本発明の実施形態2を示す動作説明図で、(1)
は本発明の動作説明図、(2)は乗り場及びかご内案内表
示例。
【図7】本発明の実施形態3を示す群管理制御装置の処
理を説明するフローチャート。
【図8】本発明のその他の実施形態を示す乗り場案内装
置。
【図9】本発明の実施形態1及び実施形態2を説明する
ための動作比較説明図。
【符号の説明】
1…エレベーター制御装置、2…群管理制御装置、4…
乗りかご、4U…上かご、4L…下かご、5U…上かご
のかご呼び釦、5L…下かごのかご呼び釦、6…乗り場
呼び釦、7…ホールランタン、8…乗り場表示装置、9
…乗り場音声案内装置、10U…上かごのかご内表示装
置、10L…下かごのかご内表示装置、11U…上かご
のかご内音声案内装置、11L…下かごのかご内音声案
内装置、31〜33…号機制御装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤野 篤哉 茨城県ひたちなか市市毛1070番地 株式会 社日立製作所水戸工場内 (72)発明者 鳥谷部 訓 茨城県ひたちなか市市毛1070番地 株式会 社日立製作所水戸工場内 (72)発明者 山口 透 茨城県ひたちなか市市毛1070番地 株式会 社日立製作所水戸工場内 Fターム(参考) 3F002 AA02 BB10 3F303 AA02 CA01 CB29

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上かごと下かごとが連結されたダブルデッ
    キ乗りかごの一方のかごを偶数階にサービスさせ他方の
    かごを奇数階にサービスさせ、予め指定した階床に両方
    のかごをサービスさせるダブルデッキエレベーター装置
    において、 前記指定階の乗り場呼びに前記両方のかごをサービスさ
    せることを決定したとき前記指定階に前記両方のかごを
    停止させれば方向反転可能であることを検出する条件検
    出手段と、この条件検出手段の動作に応じて前記両方の
    かごを前記指定階にそれぞれ1回だけ停止させた後他の
    階へ向けて運転させる手段とを備えたことを特徴とする
    ダブルデッキエレベーター装置。
  2. 【請求項2】上かごと下かごとが連結されたダブルデッ
    キ乗りかごと、乗り場呼びに対して前記上かご及び下か
    ごをそれぞれ1階床おきに限定してサービスさせる手段
    と、予め指定した階床には前記上かご及び下かごの両方
    のかごをサービスさせる手段を備えたダブルデッキエレ
    ベーター装置において、 前記指定階の乗り場呼びにサービス予定の前記ダブルデ
    ッキ乗りかごが前記指定階の乗り場呼びの方向と反対の
    方向から前記指定階に接近したとき、前記両かごが前記
    指定階に停止すれば方向反転可能であることを検出する
    条件検出手段と、この条件検出手段が動作すると前記指
    定階の乗り場呼びの方向に対して後方のかごを先に前記
    指定階の乗り場呼びにサービスさせる手段と、前記指定
    階の乗り場に表示するかごの運転方向を反転させる手段
    とを備えたことを特徴とするダブルデッキエレベーター
    装置。
  3. 【請求項3】請求項2において、前記指定階の乗り場に
    表示するかごの運転方向を反転させた状態で、前記乗り
    場に表示された運転方向とは逆方向に1階床運転させる
    手段を設けたことを特徴とするダブルデッキエレベータ
    ー装置。
  4. 【請求項4】上かごと下かごとが連結されたダブルデッ
    キ乗りかごと、乗り場呼びに対して前記上かご及び下か
    ごをそれぞれ1階床おきに限定してサービスさせる手段
    と、予め指定した階床には前記上かご及び下かごの両方
    のかごをサービスさせる手段を備えたダブルデッキエレ
    ベーター装置において、 前記指定階の乗り場呼びにサービス予定の前記ダブルデ
    ッキ乗りかごが前記指定階の乗り場呼びの方向と反対方
    向から前記指定階に接近したとき、前記両かごが前記指
    定階に停止すれば方向反転可能であることを検出する条
    件検出手段と、この条件検出手段が動作すると前記指定
    階の乗り場呼びの方向に対して先方のかごを先に前記指
    定階の乗り場呼びにサービスさせる手段を備えたことを
    特徴とするダブルデッキエレベーター装置。
  5. 【請求項5】請求項4において、前記指定階に到着時
    に、かごの運転方向を反転させる手段を備えたことを特
    徴とするダブルデッキエレベーター装置。
  6. 【請求項6】上かごと下かごとが連結されたダブルデッ
    キ乗りかごと、乗り場呼びに対して前記上かご及び下か
    ごをそれぞれ1階床おきに限定してサービスさせる手段
    と、予め指定した階床には前記上かご及び下かごの両方
    のかごをサービスさせる手段を備えたダブルデッキエレ
    ベーター装置において、 前記指定階の乗り場呼びにサービス予定の前記ダブルデ
    ッキ乗りかごが前記指定階の乗り場呼びの方向に対して
    反対方向から前記指定階に接近したとき、前記両かごが
    前記指定階に停止すれば方向反転可能であることを検出
    する条件検出手段と、この条件検出手段が動作すると前
    記指定階の乗り場呼びの方向に対して後方のかごを先に
    前記指定階の乗り場呼びにサービスさせる第1のサービ
    ス手段と、前記条件検出手段が動作すると前記指定階の
    乗り場呼びの方向に対して先方のかごを先に前記指定階
    の乗り場呼びにサービスさせる第2のサービス手段と、
    これら第1又は第2のサービス手段を切換え採用する手
    段を備えたことを特徴とするダブルデッキエレベーター
    装置。
  7. 【請求項7】請求項6において、前記切換採用手段を、
    時間帯または交通需要に応動させることを特徴とするダ
    ブルデッキエレベーター装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106853929A (zh) * 2015-12-09 2017-06-16 东芝电梯株式会社 电梯控制装置
JP6251345B1 (ja) * 2016-09-13 2017-12-20 東芝エレベータ株式会社 エレベータの非接触給電システム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106853929A (zh) * 2015-12-09 2017-06-16 东芝电梯株式会社 电梯控制装置
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