JPH07206282A - 昇降機システム - Google Patents

昇降機システム

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Publication number
JPH07206282A
JPH07206282A JP6004409A JP440994A JPH07206282A JP H07206282 A JPH07206282 A JP H07206282A JP 6004409 A JP6004409 A JP 6004409A JP 440994 A JP440994 A JP 440994A JP H07206282 A JPH07206282 A JP H07206282A
Authority
JP
Japan
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traveling direction
hoistway
car
hoistways
operation control
Prior art date
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Application number
JP6004409A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsuya Fujino
篤哉 藤野
Toshimitsu Hida
敏光 飛田
Hideki Nihei
秀樹 二瓶
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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Publication of JPH07206282A publication Critical patent/JPH07206282A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明の目的はマルチカー方式昇降機システム
において、輸送能力の向上を達成する運行制御装置を提
供することにある。 【構成】複数の昇降路と、複数の昇降路を接続する横行
路と、複数の昇降路,横行路を移動して走行可能な複数
の乗りかごとからなるマルチカー方式昇降機システムの
運行制御装置で、交通需要の検出結果により、昇降路内
の走行方向を変更,設定して、高需要方向に走行する昇
降路数を増加させる。 【効果】出勤時の基準階での乗り込み、昼食時の食堂階
での乗降など、輸送能力向上のボトルネックとなる状況
を解消することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、昇降機の運行制御装置
に係り、特に、共通の昇降路内に複数の乗りかごを運行
するマルチカー方式昇降機システムにおいて輸送能力を
強化することが可能な運行制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ビル内の縦の乗客輸送を行う
昇降機システムとしては、エレベーター,エスカレータ
ーが広く用いられてきた。エレベーターは、各かご毎に
個別の走行シャフトが設けられ、その中を上下方向に自
由に走行していた。
【0003】しかし、ビルにおける利用可能面積を増加
させるためには、各乗りかご毎に個別の昇降路を設ける
エレベーターより、共通の昇降路に複数の乗りかごを走
行させるマルチカー方式の昇降機システムが有利であ
り、その技術が出願,公開されている。例えば、マルチ
カー方式昇降機システムの機構として、特開平1− 2
67287号公報に昇降用駆動ロープと方向反転用機構を組
み合わせたものがある。これらマルチカー方式昇降機シ
ステムの運行制御に関しては、1つの循環路を急行用
に、もう1つを各階停止用に用いる例が、特開平5−391
73号公報に開示されている。また、平成5年電気学会全
国大会講演論文集S.12−11頁からS.12−14頁
「ロープレスエレベータ構想」に、出勤時と平常時で運
行パターンを変更するものが開示されている。
【0004】一方、道路交通では、時間帯により中央車
線を変更すること(5車線で午前は上り3車線下り2車
線、午後は上り2車線下り3車線等)が、仙台市などで
行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】マルチカー方式昇降機
システムは、通常のエレベーターと比較して、同面積あ
たりの輸送能力を高めることを目的としている。しかし
前記従来例のような、循環型を基本としたマルチカー方
式昇降機システムでは、高需要時における輸送能力は、
例えば出勤時は基準階での乗り込み、昼食時は食堂階に
おける乗降が、システム全体のボトルネックとなり、昇
降路内の乗りかご数を増加させても、一定値以上の輸送
能力を実現できず、大幅な輸送能力向上が困難である。
【0006】本発明の目的は、前記のボトルネックを解
消して、輸送能力の向上を達成するマルチカー方式昇降
機システムの運行制御装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記した目的を達成する
ために、複数の昇降路と,複数の昇降路を接続する横行
路と,複数の昇降路,横行路を移動して走行可能な複数
の乗りかごとからなるマルチカー方式昇降機システムの
運行制御装置に、交通需要を検出する手段と,昇降路内
の走行方向を設定する手段と,乗りかごの運行を制御す
る運行制御手段とを備えたものである。
【0008】
【作用】交通需要検出手段は、昇降機システム利用者の
利用状況を測定して、方向別の交通量、または、方向別
の交通量の比率等を検出する。
【0009】走行方向設定手段は、検出した高需要方向
の交通量、または、その比率を所定値と比較し、昇降路
の走行方向を設定する。
【0010】運行制御手段は、走行方向設定手段が設定
方向を変更した昇降路の実際の走行方向を変更するよう
に、該当昇降路内の乗りかごの運行を制御する。また、
乗りかごの追突防止,呼びへの応答等の運行制御を行
う。
【0011】
【実施例】以下、本発明の1実施例を図面により説明す
る。
【0012】図1は、マルチカー方式昇降機システムの
概略を説明する図である。
【0013】マルチカー方式昇降機システムとは、複数
の乗りかご1が、複数の昇降路2、及び、横行路3の内
部を、移動走行し、利用者を輸送するシステムである。
マルチカー方式であるので、昇降路2内に同時に複数台
の乗りかご1が走行可能とする。また、乗りかご1の数
は、昇降路2の数より多いものとする。
【0014】乗りかご1は、昇降路2内を走行し、横行
路3により、例えば、左から1本目の昇降路から3本目
へ、というように、走行する昇降路2を変更する。乗り
かごの走行機構としては、例えば、リニアモータにより
自走するものが特開平3− 152078号公報に、昇降用駆動
ロープと方向反転用機構を組み合わせたものが特開平1
−267287 号公報に開示されている。しかし本発明は、
乗りかご1が横行路3により走行し、昇降路2を変更す
ることができるものであれば、駆動機構に関係なく適用
できるので、乗りかごの駆動機構はどのような方式を用
いてもよい。
【0015】昇降路2は、下端のサービス階から上端の
サービス階までの範囲とする。乗りかご1は、横行路3
部分と後述する昇降路2の方向変更中の特定の場合を除
き、昇降路2内部では同一方向に走行するものとする。
【0016】また本発明で、横行路3は、乗りかご1が
昇降路2を変更できるものであればよく、図1に示した
ような昇降路2の上下外部に横行路3を設置する方法の
他、昇降路2の上下端部に、鉄道線路のポイント切り替
え機構を備えたもの等であってもよい。また、中間部に
おいても横行できるものであっても構わない。
【0017】ここで、本発明の基本的な考え方につい
て、図2により説明する。
【0018】図2は、昇降路2の利用方向設定の例と、
その時の輸送能力をシミュレーションにより求め、比較
した結果を示した図である。
【0019】図2では、昇降路2を4本設け、昇降路2
の上下外部に横行路3を備えたものを対象として説明す
る。また、交通流は、輸送能力の比較であるので、下端
の基準階に乗客が到着し、各階に上昇利用する出勤時相
当のものとする。
【0020】図2(1)は、4本の昇降路2を、上昇と下
降の循環型利用2組として用いた場合であり、昇降路2
の設定例1とする。
【0021】これに対し、図2(2)は、本発明の考え方
を適用して、高需要の上昇方向の昇降路2の数を3本,
下降方向を1本とした場合であり、設定例2とする。
【0022】設定例1,設定例2に対して、輸送能力を
算出した結果が図2(3)である。
【0023】輸送能力の算出では、乗りかご数を変数と
して、30分間に輸送できた人数を輸送能力値とした。
その他の設定は、サービス階が、基準階1階,一般階2
階から15階,乗りかごの定員20人,昇降速度2.5
m/s,横行速度0.5m/sである。乗客は、1階に
無限数が待ち行列を作り、各階に均等に向かう設定であ
る。
【0024】図2(3)に示すように、マルチカー方式昇
降機システムの輸送能力には、昇降路2内の乗りかご数
に比例する領域と、飽和する領域とが存在する。この理
由は次のように考えられる。
【0025】出勤時における基準階からの輸送能力は、
基準階でかごに乗り込んだ人間の数となるため、30分
間に基準階から出発した乗りかご数に、定員を乗算した
値となる。
【0026】マルチカー方式において、各乗りかごが他
の乗りかごに干渉しないで走行できる場合には、輸送能
力は乗りかご数に対して比例し、乗りかごの平均一周時
間が、輸送能力の決定要因となる。図2(3)において、
乗りかご数の少ない領域で、輸送能力が比例増加してい
るのは、この理由による。
【0027】しかし、乗りかご数の増加に伴い、乗りか
ご間の干渉が発生すると、輸送能力は、その干渉か所を
ボトルネックとして、飽和状態となる。
【0028】基準階においては、乗りかごの到着,乗客
の乗り込み,出発,次の乗りかごの到着、のサイクルを
繰り返す。この乗客の乗り込み時間,出発から次の乗り
かごの到着までの時間は、制御装置で短縮することがで
きないものである。そのため、乗りかご数を増加して
も、この時間間隔以上には、出発することができず、横
行路と下降側の昇降路に増加した分の乗りかごが待機す
る状態になる。この時間に45秒を必要とする場合に
は、設定例1では2か所で同時に行えるので、全体とし
ての輸送能力飽和値は、 (1800(秒)/45(秒))*2(か所)*20(人)=1600(人/30分) …(数1) となり、設定例2では、3か所同時乗降で、 (1800(秒)/45(秒))*3(か所)*20(人)=2400(人/30分) …(数2) となる。
【0029】設定例2では、下降側の昇降路2が1本で
あるため、下降側昇降路2から横行路3への時間間隔が
次のボトルネックとなるが、前記した交通流では下降側
の乗客は無視するため、乗降時間は必要なく、乗りかご
の通過間隔が15秒(45/3)以下であれば、数2の
輸送能力を発揮することができる。
【0030】よって、輸送能力が基準階での乗車をボト
ルネックにより飽和する場合には、基準階での同時乗車
可能か所を2から3に増やすことにより、より多くの乗
客を輸送することが可能になる。本発明は、以上の考え
方を実現し、輸送能力の向上を図ったものである。ま
た、昼食時など、食堂階での乗降がボトルネックとなる
場合においても、考え方は同じである。
【0031】以下、前記の考え方を実現するための、シ
ステム構成、各種処理について、図3から図13を用い
て説明する。なお、以下の説明では、昇降路の数は4本
の場合を基に説明する。
【0032】図3は、本発明の一実施例の制御システム
構成図である。
【0033】運行制御装置4の内部には、交通需要検出
部4−1,走行方向設定部4−2,運行制御部4−3,
実走行方向データ4−4,設定方向データ4−5があ
る。乗りかご1の実際の動き(走行,戸開閉等)は、運
行制御装置4の指令に従い、乗りかご制御装置5が制御
する。また、ホール呼び釦6が、利用者からの利用要求
を受け取る。
【0034】交通需要検出部4−1は、各階での乗降客
数,呼びの発生数等を測定し、統計処理を行い、運行制
御部4−3,走行方向設定部4−2,実走行法データ4
−5,設定方向データ4−5等にそのデータを送信す
る。
【0035】走行方向設定部4−2における処理が、本
発明の主体である。
【0036】運行制御部4−3は、乗りかご1を、走行
方向設定部4−2から指示された方向に走行させ、か
つ、追突防止,呼びへの応答を行う。
【0037】実走行方向データ4−4は、交通需要検出
部4−1からのデータに基づいて、各昇降路のその時点
での実際の走行方向を記憶したデータである。設定方向
データ4−5は、走行方向設定部4−2が決定した、各
昇降路の変更すべき走行方向を記憶したデータである。
昇降路の走行方向の切り替えは、昇降路内の乗りかごの
状況により、走行方向設定部4−2の決定から即座には
行えないため、走行方向の変更処理中の昇降路の実走行
方向データ4−4と設定方向データ4−5は異なる方向
となる。
【0038】さらに、各階の各昇降路2に対応して設置
した表示装置(特に図示しない)に、実走行方向データ
4−4の方向を表示することにより、乗客が待つ場所が
わかり、使い勝手が向上する。
【0039】図4は、交通需要検出部4−1における、
交通需要検出処理のフローチャート10である。交通需
要検出処理は、例えば1分毎等のように周期的に起動さ
れる処理である。また、この交通需要検出処理は、公知
であるため、その概略のみを説明する。
【0040】ステップ10−1では、直前5分間の上昇
方向の交通量を検出する。
【0041】ステップ10−2では、直前5分間の下降
方向の交通量を検出する。
【0042】ステップ10−3では、10−1,10−
2で検出した方向別の交通量から、上昇と下降の利用比
率を算出する。
【0043】ここで、直前5分間等の、フローチャート
内に使用する数値は、本実施例で取り上げた一例であ
り、他の値を用いるた場合においても、本発明を同様に
実施できる。これは、以下の数値についても同様であ
る。
【0044】図5は、走行方向設定部4−2における、
走行方向設定処理のフローチャート20である。走行方
向設定処理は、例えば1分毎等のように周期的に起動さ
れる、もしくは、交通需要検出処理から所定の条件で起
動される処理である。
【0045】ステップ20−1では、交通需要検出処理
の検出結果の上昇と下降の交通量の比率により、条件分
岐する。
【0046】上昇が70%以上である場合には、ステッ
プ20−2へ進み、上昇交通量と、現時点での昇降路の
方向設定(上昇,下降の本数により異なる)の最大輸送
能力との比較を行う。上昇交通量が、最大輸送能力の8
0%以上である場合には、ステップ20−3で、上昇方
向の昇降路2の数を3本に、下降方向の昇降路2の数を
1本にするように、設定方向データを更新する。上昇交
通量が、最大輸送能力の80%未満であれば、ステップ
20−4で、上昇方向の昇降路2の数を2本に、下降方
向の昇降路2の数を2本にするように、設定方向データ
4−5を更新する。
【0047】ステップ20−1で、上昇,下降の比率
が、ともに70%未満の場合には、ステップ20−4
で、上昇方向の昇降路2の数を2本に、下降方向の昇降
路2の数を2本にするように、設定方向データ4−5を
更新する。
【0048】ステップ20−1で、下降が70%以上で
ある場合には、ステップ20−5へ進み、下降交通量
と、現時点での昇降路2の方向別設定本数(上昇,下降
の本数により異なる)による最大輸送能力との比較を行
う。下降交通量が、最大輸送能力の80%以上である場
合には、ステップ20−6で、上昇方向の昇降路2の数
を1本に、下降方向の昇降路2の数を3本にするよう
に、設定方向データ4−5を更新する。上昇交通量が、
最大輸送能力の80%未満であれば、ステップ20−4
で、上昇方向の昇降路2の数を2本に、下降方向の昇降
路2の数を2本にするように、設定方向データ4−5を
更新する。
【0049】図5の例では、上昇,下降の交通量と、そ
の比率を同時に利用する処理方法を示したが、交通量,
比率のどちらかのみを用いてもよい。
【0050】ステップ20−3,20−4,20−6に
おける、設定方法変更の方法を以下に説明する。
【0051】昇降路の走行方向を変更する方法として
は、所定の昇降路2の走行方向を変更し、上昇,下降の
昇降路数,時間帯等に対して、所定の昇降方向のパター
ンを用いる方法と、方向変更時の状況により、変更する
昇降路2を動的に選択して変更する方法がある。
【0052】はじめに、所定の昇降路2の走行方向を変
更し、上昇,下降の昇降路2の数,時間帯等に対して、
所定の昇降方向のパターンを用いる方法について説明す
る。一般のビルでは、外来者よりビルの在館者の利用が
多いため、利用者がある程度固定されている。その場合
には、時間帯(出勤,昼食等)により、昇降路2の走行
方向が決まっているほど、利用者は、どの戸の前で待て
ば良いかがわかり、使い勝手がよいという効果がある。
【0053】図6は、4本の昇降路2を上昇2本,下降
2本に設定した場合を示す図である。
【0054】図6(1)は、上昇,下降,上昇,下降の順
で配置した例である。この設定によれば、横行路3にお
ける移動がスムーズに行える効果がある。
【0055】図6(2)は、上昇,上昇,下降,下降の順
で配置した例である。この設定によれば、上昇側利用者
は左側の2つの戸の前で、下降側利用者は右側の2つの
戸の前で待つように分離可能で、建屋配置,使い勝手の
両面で使いやすくなる効果がある。
【0056】図6(3)は、下降,上昇,上昇,下降の順
で配置した例である。この設定によれば、上昇側の利用
を中央に集中することができ、また、横行路3における
移動もスムーズに行える効果がある。よって、フレック
ス出勤の時間帯など、交通量はピークではないが、上昇
利用が多い場合に好適である。図6(4)は、上昇,下
降,下降,上昇の順で配置した例であり、下降利用に好
適である。
【0057】図7は、4本の昇降路2を上昇3本,下降
1本に設定した場合を示す図である。この2つの設定
は、上昇側の輸送能力を向上させる効果がある。
【0058】図7(1)は、上昇,上昇,上昇,下降の順
で配置した例である。この設定によれば、上昇側の利用
者は左側の3つの戸の前で、下降側の利用者は右側の戸
の前で待つように分離可能で、建屋配置,使い勝手の両
面で使いやすくなる効果がある。
【0059】割り当て図7(2)は、上昇,上昇,下降,
上昇の順で配置した例である。この設定によれば、図7
(1)より横行路3における移動がスムーズに行えるた
め、輸送能力向上効果がより大きい。
【0060】図8は、4本の昇降路2を上昇1本,下降
3本に設定した場合を示す図である。この2つの設定
は、下降側の輸送能力を向上させる効果がある。
【0061】図8(1)は、下降,下降,下降,上昇の順
で配置した例であり、図8(2)は、下降,下降,上昇,
下降の順で配置した例である。
【0062】図9は、3本の昇降路2を上昇2本,下降
1本に設定した場合を示す図である。この2つの設定
は、上昇側の輸送能力を向上させる効果があり、また、
上昇方向の輸送能力に関しては、図6の例の3/4の面
積で、同程度にすることができる。
【0063】図9(1)は、上昇,上昇,下降の順で配置
した例である。この設定によれば、上昇側利用者は左側
の2つの戸の前で、下降側利用者は右側の戸の前で待つ
ように分離可能である。
【0064】図9(2)は、上昇,下降,上昇の順で配置
した例である。この設定によれば、横行路3における移
動をスムーズに行うことができる。
【0065】図10は、3本の昇降路2を上昇1本,下
降2本に設定した場合を示す図である。この2つの設定
は、下降側の輸送能力を、図6の例の3/4の面積で、
同程度にすることができる。
【0066】図10(1)は、下降,下降,上昇の順で配
置した例であり、図10(2)は、下降,上昇,下降の順
で配置した例である。
【0067】なお、実施例では、昇降路2は上昇、また
は、下降の方向を持つものとして説明したが、必要とさ
れる交通量や昇降機システムの運行形態への要望によっ
ては、1つの昇降路2を休止シャフトとして残りの昇降
路2だけで運行したり、特定の昇降路2は1台の乗りか
ごがエレベーターとして運行したりするものを組み合わ
せてもよい。また、5本以上の昇降路2を用いる場合に
おいても、以上説明した配置を含んで実現することがで
きることは明白である。
【0068】次に、昇降路2の走行方向を変更する方法
の第2として、方向変更時の状況により、変更する昇降
路2を動的に選択して変更する方法について説明する。
【0069】昇降路2の走行方向を予め設定しておく方
法では、状況により走行方向変更の決定から、実際の変
更までに時間差が大きくなる場合がある。そのため、行
いたい走行方向の変更を最も早く行える昇降路2を選択
して、走行方向変更の指令を行うものである。
【0070】その考え方は、各昇降路2は、昇降路2内
の全ての乗りかごが、現時点でのかご内乗客を輸送しな
いかぎり、走行方向を反転できないため、乗りかごのか
ご内荷重合計値、または、かご内の登録された目的階数
の合計数が最小の昇降路2を、走行方向を変更する昇降
路2として選択するものである。
【0071】図11は、走行方向を変更する昇降路2を
選択・設定するフローチャート30である。変更昇降路
選択処理は、変更する昇降路2を動的に選択する場合
に、走行方向設定処理20に引き続き起動することによ
り、実行する。
【0072】ステップ30−1では、昇降路2を増やす
方向を選択する。
【0073】上昇方向を増やす場合には、ステップ30
−2で、実走行方向データ4−4が下降方向の昇降路2
の、内部を走行中の乗りかご全台のかご内荷重合計値を
算出する。
【0074】下降方向を増やす場合には、ステップ30
−3で、実走行方向データ4−4が上昇方向の昇降路2
の、内部を走行中の乗りかご全台のかご内荷重合計値を
算出する。
【0075】ステップ30−4では、算出したかご内荷
重合計値が最小の昇降路2を、走行方向を変更する昇降
路2として選択し、設定方向データ4−5を更新する。
この時、該当昇降路2内の乗りかごに割り当てられてい
る実走行方向のホール呼びは、他の昇降路2に割り当て
変更することもできる。また、方向変更までの時間遅れ
を考慮して、設定方向のホール呼びを割り当ることも可
能である。
【0076】図11では、かご内荷重を用いる方法を説
明したが、かご内の登録された目的階数の合計数を用い
る場合も同様である。
【0077】最後に、昇降路2の走行方向を変更するた
めの、乗りかごの運行制御について説明する。
【0078】図12は、運行制御部4−3における、乗
りかごの運行を制御するフローチャート40である。
【0079】乗りかご運行制御処理は、0.1 秒等の周
期で起動される処理である。
【0080】ステップ40−1とステップ40−14
は、乗りかご数に関するループ処理である。
【0081】ステップ40−2で、該当乗りかごが走行
モードである場合には、ステップ40−3へ、走行モー
ドでない場合には、ステップ40−9へ分岐する。
【0082】ステップ40−3では、乗りかごが目的階
に到着したかを判定する。ここで、目的階とは、ホール
呼びの割り当てされている階、かご内の目的階登録され
ている階,追突防止のために、閉そく停止に指定されて
いる階,昇降路2の走行方向の最終階、または、横行路
3である。
【0083】ステップ40−3で、目的階に到着してい
ない場合には、ステップ40−4で、乗りかごの現在位
置を判定する。
【0084】現在位置が、昇降路2の実走行方向データ
と設定方向データの一致している順方向昇降路2内であ
る場合には、ステップ40−5で次の目的階への走行を
継続する。
【0085】現在位置が、昇降路2の実走行方向データ
と設定方向データの一致していない逆方向昇降路2内で
ある場合には、サブルーチン50の処理へ移る。
【0086】現在位置が、横行路3内である場合には、
ステップ40−6で目的の昇降路2への移動を継続す
る。ここで、目的の昇降路2とは、昇降路2の実走行方
向データと設定方向データが一致しており、かつ、その
方向が該当の横行路3から進行可能な昇降路2を指すも
のである。
【0087】ステップ40−3で、目的階に到着してい
る場合には、ステップ40−7で、モードを走行モード
から停止モードに変更し、ステップ40−8で、乗降・
待機処理を開始する。ここで、待機とは、他の乗りかご
に追突しないように、他の乗りかごの移動を待つ処理で
ある。
【0088】ステップ40−2で、走行モードでない場
合には、ステップ40−9で、乗降・待機処理が完了し
ているかを判定する。
【0089】乗降・待機処理が完了している場合には、
ステップ40−10で、モードを走行モードに変更し、
ステップ40−11で、次の目的階へ走行開始する。
【0090】ステップ40−9で、乗降・待機処理が完
了していない場合には、ステップ40−12で、乗降・
待機処理を継続する。
【0091】以上の各処理を行った後、ステップ40−
13で、乗りかごの位置を基に、他の乗りかごとの追突
を防止するための閉そく範囲を設定する。
【0092】図13は、方向反転中の昇降路2における
サブルーチン処理のフローチャート50である。
【0093】ステップ50−1で、該当乗りかごに該当
昇降路の実走行方向データの方向に走行中の後続かごの
有無を判定する。
【0094】後続かごがない場合には、ステップ50−
2で、かご内の乗客の有無を判定する。
【0095】ステップ50−1で、後続かごが有る場
合、または、ステップ50−2で、かご内に乗客がいる
場合には、ステップ50−3で、次の目的階への走行を
継続する。
【0096】かご内に乗客がいない場合には、該当かご
は、該当昇降路2の実走行方向の最後尾の、自由な方向
に走行することが可能なかごである。
【0097】ステップ50−4では、該当昇降路2の実
走行方向データの方向に走行中の前走かごの有無を判定
する。
【0098】前走かごが有る場合には、ステップ5−5
で、該当かごは走行方向を反転し、ステップ50−6
で、該当昇降路2の設定方向データの方向の最終階経
由、横行路3へ移動する。
【0099】ステップ50−4で前走かごがない場合に
は、該当かごは、該当昇降路2内の唯一の自由な方向に
走行することが可能なかごである。
【0100】ステップ50−7では、該当昇降路2の設
定方向データの方向のホール呼び割り当て階への到着時
間を予測する。
【0101】ステップ50−8では、ホール呼び割り当
て階への、横行路3経由で到着可能な他の乗りかごの到
着時間を予測する。
【0102】ステップ50−9では、50−7,50−
8で予測した値を比較する。
【0103】該当かごがホール呼び割り当て階へ先着で
きない場合には、ステップ50−10で、該当かごは走
行方向を反転し、ステップ50−11で、該当昇降路2
の設定方向データの方向の最終階経由、横行路3へ移動
する。これにより、該当昇降路2内の全ての乗りかごの
方向反転を完了するので、ステップ50−12で、該当
昇降路2の実走行方向データを、設定方向データに変更
する。
【0104】ステップ50−9で該当かごがホール呼び
割り当て階へ先着できる場合には、ステップ50−13
で、該当ホール呼び割り当て階へ走行する。
【0105】ステップ50−14で、該当階への到着を
判定し、到着した場合には、ステップ50−15で、該
当かごは走行方向を反転し、これにより、該当昇降路2
内の全ての乗りかごの方向反転を完了するので、ステッ
プ50−16で、該当昇降路2の実走行方向データを、
設定方向データに変更する。
【0106】ステップ50−14での、該当階への到着
判定は、次の処理周期以降になる場合もある。
【0107】以上の処理により、昇降路2の走行方向反
転処理を完了する。
【0108】本実施例によれば、昇降方向の変更を最小
の時間で実現する乗りかごの運行,昇降路2,横行路3
の運用を行うことができる効果がある。
【0109】
【発明の効果】本発明によれば、マルチカー方式昇降機
システムの輸送能力を向上させることが可能になる効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】マルチカー方式昇降機システムの概略を示す図
である。
【図2】昇降路の設定例と輸送能力の比較を示す図であ
る。
【図3】本発明の一実施例の制御システム構成を示す図
である。
【図4】交通需要検出のフローチャートである。
【図5】走行方向設定のフローチャートである。
【図6】4昇降路を上昇2本,下降2本に設定した場合
を示す図である。
【図7】4昇降路を上昇3本,下降1本に設定した場合
を示す図である。
【図8】4昇降路を上昇1本,下降3本に設定した場合
を示す図である。
【図9】3昇降路を上昇2本,下降1本に設定した場合
を示す図である。
【図10】3昇降路を上昇1本,下降2本に設定した場
合を示す図である。
【図11】走行方向を変更する昇降路を選択・設定する
フローチャートである。
【図12】乗りかごの運行を制御するフローチャートで
ある。
【図13】方向反転中の昇降路における処理のフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1…乗りかご、2…昇降路、3…横行路、4…運行制御
装置、4−1…交通需要検出部、4−2…走行方向設定
部、4−3…運行制御部、4−4…実走行方向データ、
4−5…設定方向データ、5…乗りかご制御装置、6…
ホール呼び釦、10…交通需要検出フローチャート、2
0…走行方向設定フローチャート、30…走行方向変更
昇降路選択フローチャート、40…乗りかご運行制御フ
ローチャート、50…方向反転中昇降路フローチャー
ト。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の昇降路と,前記複数の昇降路の昇り
    方向と降り方向を一対として昇降路間を接続する横行路
    と,前記一対の昇降路内と横行路内を走行可能な複数の
    乗りかごと,前記複数の乗りかごを制御する運行制御装
    置を備えた昇降機システムにおいて、前記運行制御装置
    が、交通需要を検出する交通需要検出手段と,前記交通
    需要検出手段の検出結果により前記複数の昇降路内の複
    数の乗りかごの走行方向を昇降路単位に設定する走行方
    向設定手段と,前記走行方向設定手段の設定結果に基づ
    いて運行制御を行う運行制御手段とを備えたことを特徴
    とする昇降機システム。
  2. 【請求項2】複数の昇降路と,前記複数の昇降路の昇り
    方向と降り方向を一対として昇降路間を接続する横行路
    と,前記一対の昇降路内と横行路内を走行可能な複数の
    乗りかごと,前記複数の乗りかごを制御する運行制御装
    置を備えた昇降機システムにおいて、前記運行制御装置
    が、交通需要を検出する交通需要検出手段と,前記交通
    需要検出手段で検出した、上昇、または、下降方向の交
    通需要が所定値以上である場合に、前記所定値以上であ
    る方向に走行する複数の乗りかごを有する昇降路の本数
    を増加するように設定する走行方向設定手段と,前記走
    行方向設定手段の設定結果に基づいて運行制御を行う運
    行制御手段とを備えたことを特徴とする昇降機システ
    ム。
  3. 【請求項3】請求項2において、前記走行方向設定手段
    が、前記交通需要検出手段で検出した昇降路数を増加さ
    せた方向の交通需要が所定値未満となった場合に、方向
    別の昇降路数を増加する前と同じ本数に戻すように、前
    記昇降路内の走行方向を設定することを特徴とする昇降
    機システム。
  4. 【請求項4】複数の昇降路と,前記複数の昇降路の昇り
    方向と降り方向を一対として昇降路間を接続する横行路
    と,前記一対の昇降路内と横行路内を走行可能な複数の
    乗りかごと,前記複数の乗りかごを制御する運行制御装
    置を備えた昇降機システムにおいて、前記運行制御装置
    が、交通需要を検出する交通需要検出手段と、前記交通
    需要検出手段で検出した、上昇、または、下降方向の交
    通需要の方向別の比率が所定値以上である場合に、所定
    値以上である方向に走行する複数の乗りかごを有する昇
    降路の本数を増加するように前記昇降路内の走行方向を
    設定する走行方向設定手段と、前記走行方向設定手段の
    設定結果に基づいて運行制御を行う運行制御手段とを備
    えたことを特徴とする昇降機システム。
  5. 【請求項5】請求項4において、前記交通需要検出手段
    で検出した、前記昇降路の本数を増加させた方向の交通
    需要の比率が所定値未満となった場合に、方向別の昇降
    路数を増加する前と同じ本数に戻すように、前記昇降路
    内の走行方向を設定することを特徴とする昇降機システ
    ム。
  6. 【請求項6】請求項1,3、または、5において、前記
    走行方向設定手段が、走行方向変更の候補となる全ての
    昇降路内の、全乗りかごのかご内荷重の合計値を算出手
    段を有し、合計値の最小となる昇降路の走行方向を変更
    することを特徴とする昇降機システム。
  7. 【請求項7】請求項1,3、または、5において、前記
    走行方向設定手段が、走行方向変更の候補となる全ての
    昇降路内の、乗りかご内の登録済みの目的階数の合計数
    を算出し、合計数の最小となるの昇降路の走行方向を変
    更することを特徴とする昇降機システム。
  8. 【請求項8】請求項1,3、または、5において、前記
    運行制御手段は、前記昇降路が、昇降路内の実際の走行
    方向である実走行方向データと、前記走行方向設定手段
    の設定方向データの2つの属性データを備え、前記乗り
    かごが、前記実走行方向データに従って走行するように
    制御することを特徴とする昇降機システム。
  9. 【請求項9】請求項8において、前記運行制御手段が、
    前記横行路内の乗りかごを、前記実走行方向データと設
    定方向データの一致しない昇降路への移動を阻止するよ
    うに制御することを特徴とする昇降機システム。
  10. 【請求項10】請求項8において、前記運行制御手段
    が、前記実走行方向データと設定方向データの一致しな
    い昇降路内の乗りかご数が1台のみの場合に、かご内に
    乗客がいる場合にはかご内の乗客を全ての目的階へ輸送
    し、かご内に乗客がいない場合には昇降路の設定方向デ
    ータの方向のホール呼び割り当て階、または、設定方向
    データの方向の最終階経由横行路へ移動させ、該当乗り
    かごの走行方向が反転した時点で、昇降路の実走行方向
    データを設定方向データの方向に変更するように動作す
    ることを特徴とする昇降機システム。
  11. 【請求項11】請求項11において、前記運行制御手段
    が、前記実走行方向データと設定方向データの一致しな
    い昇降路内の1台のみの乗客がいない乗りかごを、昇降
    路の設定方向データの方向のホール呼び割り当て階への
    到着予測時間が横行路から該当昇降路へ移動可能な乗り
    かごの該当階への到着予測時間より短い場合には、該当
    ホール呼び割り当て階へ移動させ、長い場合には、設定
    方向データの方向の最終階経由横行路へ移動させること
    を特徴とする昇降機システム。
  12. 【請求項12】請求項8において、前記運行制御手段
    が、前記実走行方向データと設定方向データの一致しな
    い昇降路内の乗りかご数が複数台の場合に、該当昇降路
    内の実走行方向最後尾の乗りかごのかご内に乗客がいな
    い場合には該当乗りかごを昇降路の設定方向データの方
    向の最終階経由横行路へ移動させ、該当昇降路内の実走
    行方向最後尾以外の乗りかご、および、該当昇降路内の
    実走行方向最後尾の乗客のいる乗りかごは、実走行方向
    のかご内の乗客を全ての目的階、または、実走行方向の
    最終階経由横行路へ移動させるように動作するすること
    を特徴とする昇降機システム。
  13. 【請求項13】請求項1,3、または、5において、昇
    降路の走行方向を表示する表示装置を備えたことを特徴
    とする昇降機システム。
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