JP2001017318A - 調理器の制御方法及び調理器 - Google Patents

調理器の制御方法及び調理器

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JP2001017318A JP11197427A JP19742799A JP2001017318A JP 2001017318 A JP2001017318 A JP 2001017318A JP 11197427 A JP11197427 A JP 11197427A JP 19742799 A JP19742799 A JP 19742799A JP 2001017318 A JP2001017318 A JP 2001017318A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 修正、変更が容易であり、かつ、異なる機種
間での汎用性を有する制御プログラムにより調理器にお
ける調理フローを実現する。 【解決手段】 調理器1は、少なくとも一つの温度セン
サS1,S2を含む入力要素と、少なくとも一つの加熱
手段6,8を含む出力要素と、少なくとも一つの計時手
段19A,18Bを備える。また、調理器1は、少なく
ともモード出力制御及びモード移行を行う、異なる調理
フロー間で共用可能な汎用モード制御部と、個別の調理
器に対応する各モードのデータを有する個別データ部と
を有する制御プログラムを記憶した記憶手段16,17
と、制御プログラムに従って、計時手段19A,19B
と協働しつつ入力要素からの入力の処理及び出力要素へ
の出力を行う制御手段15とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、炊飯器、自動製パ
ン器等の調理器の制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の調理器は、少なくと
も一つのセンサを含む入力要素と、少なくとも一つの加
熱手段を含む出力要素と、少なくとも一つの計時手段
と、制御プログラムに従って計時手段と協働しつつ上記
入力要素からの入力の処理及び出力要素への出力を行っ
て調理器の機能を実現するための一連の入出力手順(調
理フロー)を実行する制御手段とを備えている。
【0003】一般に、上記制御プログラムにはバッチ処
理的に制御とデータが混在しているため、同一又は同様
の制御が一つの制御プログラム中に重複して存在してい
る。そのため、制御に不具合か゛生じた場合や、仕様や
調理フローに変更が生じた場合には、制御プログラム中
の複数箇所を変更する必要があり、変更作業が煩雑であ
った。また、制御とデータが混在する制御プログラム
は、調理器の機種が異なり実行する調理フローが異なる
場合や、同一の機種の調理器であっても実行する調理フ
ローが異なる場合には共用することができず、汎用性に
欠けるものであった。
【0004】これに対して、本出願人に係る実登258
0255号公報には、モード制御部とデータ部とが分離
された制御プログラムにより調理フローを実行する調理
器が記載されている。この調理器では、ユーザーがデー
タ部のみを書き換えることにより、制御プログラムを変
更することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記実登25
80255号公報に記載の調理器で使用されている制御
プログラムも、モード制御部は特定機種の調理器専用で
あり、異なる機種には使用することができず、汎用性に
欠けるものであった。
【0006】そこで、本発明は、修正、変更が容易であ
り、かつ、調理器の機種の相違等により実現する調理フ
ローが異なる場合にも汎用性を有する制御プログラムに
基づいて、上記入力要素及び計時手段からの入力の処理
と出力要素への出力を行う調理器の制御方法を提供する
ことを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に第1の発明は、少なくとも一つのセンサを含む入力要
素と、少なくとも一つの加熱手段を含む出力要素と、少
なくとも一つの計時手段とを備える調理器の制御方法に
おいて、少なくともモード出力制御及びモード移行を行
う、異なる調理フロー間で共用可能な汎用モード制御部
と、個別の調理フローに対応する各モードのデータを有
する個別データ部とを有する制御プログラムに従って、
上記入力要素及び計時手段からの入力の処理及び出力要
素への出力を行うことを特徴とする調理器の制御方法を
提供するものである。
【0008】第1の発明の調理器の制御方法で使用する
制御プログラムは、異なる調理フロー間で共用可能な汎
用モード制御部と、個別の調理フローに対応する個別デ
ータ部とを有するため、個別データのみを修正、変更す
るだけで制御プログラムの修正、変更を行うことか゛で
きる。また、汎用モード制御部は異なる調理フローで共
用可能であるため、新機種の制御プログラムを開発する
際には個別データ部のみを作成すればよく、開発期間を
短縮することができる。
【0009】上記汎用モード制御部は、さらにモード移
行時に移行モード判別を行うものであることが好まし
い。この場合、より複雑な制御を実現することができ
る。
【0010】また、上記汎用モード制御部は、上記入力
要素数と、上記出力要素数を指定可能であることが好ま
しい。この場合、入力要素数や出力要素数の異なる調理
器間でも制御プログラムの汎用モード制御部を共用する
ことができる。
【0011】さらに、上記制御プログラムの個別データ
部分、入力要素数及び出力要素数が書き換え可能であっ
てもよい。この場合、商品開発時等に制御プログラムを
容易に変更することができる。
【0012】第2の発明は、少なくとも一つのセンサを
含む入力要素と、少なくとも一つの加熱手段を含む出力
要素と、少なくとも一つの計時手段と、少なくともモー
ド出力制御及びモード移行を行う、異なる調理フロー間
で共用可能な汎用モード制御部と、個別の調理器に対応
する各モードのデータを有する個別データ部とを有する
制御プログラムを記憶した記憶手段と、上記制御プログ
ラムに従って、上記計時手段と協働しつつ上記入力要素
からの入力信号の処理及び出力要素への信号の出力を行
う制御手段とを備える調理器を提供するものである。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、図面に示す本発明の実施形
態を説明する。図1に示すように、本発明の制御方法が
適用される炊飯器1は、蓋体2により開閉される炊飯器
本体3の内部に、内鍋4を取出し自在に配設したもので
ある。また、炊飯器1は、入力要素である炊飯スイッチ
SW1、取り消しスイッチSW2、蓋体温度センサS
1、内鍋温度センサS2を備えている。さらに、炊飯器
1は、出力要素である蓋ヒータ6、底ヒータ8、LCD
表示装置等からなる表示装置10及びブザー等からなる
報知装置12を備えている。
【0014】炊飯器本体3内に収容されたマイクロコン
ピュータからなる制御装置14は、制御手段である中央
処理装置(CPU)15、記憶手段であるROM16及
びRAM17のほか、計時手段である第1タイマ19A
及び第2タイマ19Bを備えている。上記ROM16に
は、汎用モード制御部と個別データ部を有する制御プロ
グラムが記憶されている。上記CPU15は、この制御
プログラムに従って、上記第1及び第2タイマ19A,
19Bと協働しつつ、上記炊飯スイッチSW1、取り消
しスイッチSW2、蓋体温度センサS1及び内鍋温度セ
ンサS2からの入力信号を処理し、蓋ヒータ6、底ヒー
タ8、表示装置10及び報知装置12を制御する。
【0015】次に、上記汎用モード制御部と個別データ
部を有する制御プログラムについて説明する。まず、上
記汎用モード制御部は、図2から図7のフローチャート
に示すモード制御を実行するものであり、制御対象であ
る調理器が異なるために調理フローが相違する場合や、
同一機種の調理器で異なる調理フローを実行する場合に
も共用可能となるように構成されている。なお、上記図
2から図7のフローチャートにおいて使用されているパ
ラメータの定義は以下の通りである。
【0016】OT:出力要素数 I:入力要素数(タイマを含む) TM:タイマ数 M:モード数
【0017】ot:出力要素番号(0〜OTn) i:入力要素番号(0〜In) tm:タイマ番号(0〜TMn) m:モード番号
【0018】OTn:出力要素番号otの最大値(OT
n=OT−1) In:入力要素番号iの最大値(In=I−1) TMn:タイマ番号tmの最大値(TMn=TM−1) Mn:モード番号mの最大値(Mn=M−1)
【0019】ID[i]:入力要素番号iの入力要素から
の入力 DOT[m][ot]:モード番号mにおける出力要素番号o
tに対応する出力要素への出力 DI[m][i]:モード番号mにおける入力要素番号iに
対応する入力要素に関するモード移行条件 DJ[m][i]:モード移行条件DI[m][i]が成立し、移
行モード判別条件DH[m][i]が存在しない場合の移行
先モード番号 DH[m][i]:移行モード判別条件 DHJ1[m][i]:移行モード判別条件DH[m][i]が成立
した場合の移行先モード番号 DHJ2[m][i]:移行モード判別条件DH[m][i]が不成
立の場合の移行先モード番号 DR[m][tm]:モード番号mにおけるタイマ番号tm
に対応するタイマのリセットの有無を示すリセットデー
タ(0:リセットせず、1:リセット)
【0020】この汎用モード制御部では、まず、図2の
ステップS1において、出力要素数OT、入力要素数
I、タイマ数TM及びモード数Mが指定され、出力要素
番号otの最大値OTn、入力要素番号iの最大値I
n、モード番号mの最大値Mn及びタイマ番号tmの最
大値TMnが計算される。なお、出力要素番号ot、入
力要素番号i及びモード番号mの初期値は0である。
【0021】このステップS1に示すように、汎用モー
ド制御部は出力要素数OT及び入力要素数Iを指定可能
であるため、ヒータ等の入力要素の数や、センサ等の入
力要素の数が異なる機種間で共用することができる。
【0022】次に、ステップS2でモード出力制御が実
行される。このモード出力制御では、まず、図3のステ
ップS2−1で出力要素番号otを0に設定される。次
に、ステップS2−2で出力DOT[m][ot]を対応する
出力要素に出力し、ステップS2−3で出力要素番号o
tに1を加算する。ステップ2−4で出力要素番号ot
が最大値OTn以上であると判断されるまで、ステップ
S2−2とステップS2−3の処理が繰り返される。ス
テップS2−4で出力要素番号otが最大値OTn以上
であると判断されると、そのモードでのモード出力制御
が終了する。なお、上記ステップS2−2で個々の出力
要素を作動させるためのハードウェア制御プログラム
は、出力要素毎に異なる。
【0023】モード出力制御に続いて、図2のステップ
S3のモード入力制御が実行される。このモード入力制
御では、まず、図4のステップS3−1で入力制御番号
iが0に設定される。次に、ステップS3−2で対応す
る入力要素から入力ID [i]を入力し、ステップS3−
3で入力要素番号iに1を加算する。ステップ3−4で
入力要素番号iが最大値In以上であると判断されるま
で、ステップS3−2とステップS3−3の処理が繰り
返される。ステップS3−4で入力要素番号iが最大値
In以上であると判断されると、そのモードでのモード
入力制御が終了する。なお、上記ステップS3−2で個
々の入力要素を作動させるためのハードウェア制御プロ
グラムは、入力要素毎に異なる。
【0024】モード入力制御に続いて、図2のステップ
S4でモード移行条件の成立の有無が判断される。この
ステップS4でモード移行条件が成立する場合には、ス
テップS5のモード移行が実行され、成立しない場合に
は上記ステップS2及びステップS3が繰り返される。
【0025】このモード移行条件成立判断制御では、ま
ず、図5のステップS4−1で入力要素番号iが0に設
定される。次に、ステップS4−2で、モード移行条件
I[m][i]が存在するか否か判断される。ステップS
4−2でモード移行条件DI[m][i]が存在すれば、ス
テップS4−3に移行する。ステップS4−3でモード
移行条件DI[m][i]が成立すると判断されると、ステ
ップS4−4で図2のステップS5に移行し、そのモー
ドでのモード移行条件成立の判断が終了する。
【0026】一方、上記ステップS4−2でモード移行
条件DI[m][i]が存在しない場合及び上記ステップS
4−3でモード移行条件DI[m][i]が成立しない場合
には、ステップS4−5で入力要素番号iに1を加算す
る。そして、ステップS4−6で入力要素番号iが最大
値In以上でなければステップS4−2に戻り、最大値
In以上であればステップS4−7で図2のステップS
2に戻る。
【0027】上記図1のステップS5のモード移行で
は、まず、図6のステップS5−1で対応する移行モー
ド判別条件DH[m][i]が存在するか否かが判断され、
移行モード判別条件DH[m][i]が存在しない場合に
は、ステップS5−2でモード番号mを移行先モード番
号DJ[m][i]に設定し、モード移行が終了する。
【0028】一方、ステップS5−1で対応する移行モ
ード判別条件DH[m][i]が存在する場合には、ステッ
プS5−3でその移行モード判別条件DH[m][i]が成
立するか否かが判断される。ステップS5−3で移行モ
ード判別条件DH[m][i]が成立する場合には、ステッ
プS5−4でモード番号mを移行先モード番号D
HJ1[m][i]に設定し、モード移行が終了する。一方、
ステップS5−3で移行モード判別条件DH[m][i]が
成立しない場合には、ステップS5−5でモード番号m
を移行先モード番号DHJ2[m][i]に設定し、モード移
行が終了する。
【0029】このようにモード移行では、単にモード移
行条件DI[m][i]の成立を判断するだけでなく、移行
モード判別条件DH[m][i]がある場合には、それに基
づいて移行先モードを決定するようになっているため、
より複雑な調理フローを実現することができる。
【0030】モード移行に続いて図2のステップS6の
タイマ操作が実行される。このタイマ操作では、まず、
図7のステップS6−1でタイマ番号tmが0に設定さ
れる。次に、ステップS6−2でリセットデータD
R[m][tm]が1であれば、ステップS6−3で対応す
るタイマをリセットした後ステップS6−4に移行す
る。一方、ステップS6−2でリセットデータDR[m]
[tm]が1でない場合は、タイマをリセットすることな
くステップS6−4に移行する。ステップS6−4では
タイマ番号tmに1を加算する。次に、ステップS6−
5でタイマ番号tmが最大値TMn以上である場合に
は、タイマ操作が終了する。一方、ステップS6−5で
タイマ番号tmが最大値TMn以上でない場合には、上
記ステップS6−2に戻る。
【0031】上記制御プログラムの個別データ部は上記
汎用モード制御部の各モードにおけるモード出力制御、
モード移行条件、移行モード判別条件、移行先モード及
びリセットデータからなるデータ群であり、上記汎用モ
ード制御部で使用される各パラメータの具体的な数値等
のデータにより構成される。上記汎用モード制御部が機
種の相違等により調理フローが異なる場合にも共用可能
であるのに対して、この個別データ部は個別の調理フロ
ーに固有のデータにより構成されている。上記図1に示
す炊飯器1の個別データ部は表1及び表2に示す通りで
ある。
【0032】
【表1】
【0033】
【表2】
【0034】図1の炊飯器1では、出力要素数OTは
4、入力要素数Iは6、タイマ数TMは2、モード数M
は20である。また、出力要素番号otは最大値OTn
が3であり、0が蓋ヒータ6、1が底ヒータ8、2が表
示装置10、3が報知装置12に対応している。また、
入力要素番号iは最大値Inが5であり、0が炊飯スイ
ッチSW1、1が取り消しスイッチSW2、2が蓋体温
度センサS1、3が内鍋温度センサS2、4が第1タイ
マ19A、5が第2タイマ19Bに対応している。さら
に、タイマ番号tmは最大値TMnが1であり、0が第
1タイマ19A、1が第2タイマ19Bに対応してい
る。さらにまた、モード番号mの最大値Mnは19であ
る。
【0035】次に、上記図2から図7のフローチャート
に示す汎用モード制御部と、上記表1及び表2の個別デ
ータ部とからなる制御プログラムをCPU15が実行す
ることにより実現される調理フローを詳細に説明する。
【0036】まず、モード番号0では、蓋ヒータ6、底
ヒータ8及び報知装置12はいずれもオフ状態で、表示
装置10には何も表示されない。ユーザーが炊飯スイッ
チSW1をオンすると、モード移行条件DI[0][0]が
成立し、第1及び第2タイマ19A,19Bをリセット
した後、移行先モード番号DJ[0][0]に対応するモー
ド番号1に移行する。なお、以下のモード番号1〜19
のいずれにおいても第2スイッチ19Bがオンであるこ
とが検出されると、上記モード番号0に移行する。
【0037】モード番号1〜4は予熱工程であり、約1
0分間、内鍋温度センサS2の検出温度が45℃となる
ように、底ヒータ8を作動させる。
【0038】これらのモードのうちモード番号1につい
て説明すると、蓋ヒータ6はオフ状態、底ヒータ8はオ
ン状態、報知装置12はオフ状態で、表示装置10には
「予熱中」と表示される。内鍋温度センサS2の検出温
度が45℃を上回ると、モード移行条件DI[1][3]が
成立し、第1及び第2タイマ19A,19Bをリセット
した後、移行先モード番号DJ[1][3]に対応するモー
ド番号3に移行する。また、第1タイマ19Aの計時し
ている時間が10秒に達すると、モード移行条件D
I[1][4]が成立し、第1及び第2タイマ19A,19
Bをリセットした後、移行先モード番号DJ[1][4]に
対応するモード番号2に移行する。
【0039】上記予熱工程に含まれるモード番号3又は
モード番号4で第2タイマ19Bの計時する時間が60
0秒に達すると、モード移行条件DI[3][5],DI[4]
[5]が成立し、第1タイマ19Aをリセットした後、移
行先モード番号DJ[3][5],DJ[4][5]に対応するモ
ード番号5に移行する。このモード番号5は中パッパ工
程であり、蓋ヒータ6はオフ状態、底ヒータ8はオン状
態、報知装置12はオフ状態で、表示装置10には「炊
飯中」と表示される。内鍋温度センサS2の検出温度が
55℃を上回ると、モード移行条件DI[5][3]が成立
し、第1及び第2タイマ19A,19Bをリセットした
後、移行先モード番号DJ[5][3]に対応するモード番
号6に移行する。
【0040】モード番号6は容量判別工程であり、内鍋
温度センサS2の検出温度が55℃を上回ってから12
0秒後の内鍋温度センサS2の検出温度により内鍋4内
の容量が判別される。具体的には、モード番号6では、
蓋ヒータ6はオフ状態、底ヒータ8はオン状態、報知装
置12はオフ状態で、表示装置10には「炊飯中」と表
示される。第1タイマ19Aの計時する時間が120秒
に達すると、モード移行条件DI[6][4]が成立する。
この場合、内鍋温度センサS2の検出温度が70℃を上
回るか否かという移行モード判別条件DH[6][4]が存
在する。そして、この移行モード判別条件DH[6][4]
が成立する場合には、内鍋4内の容量は少量であると判
断して移行先モード番号DHJ1[6][4]に対応するモー
ド番号7に移行し、成立しない場合には内鍋4内の容量
は多量であると判断して移行先モード番号DHJ2[6]
[4]に対応するモード番号10に移行する。
【0041】モード番号7〜12は、中パッパ工程後の
炊飯工程であり、モード番号7からモード9は内鍋4の
内容物が少量である場合に対応し、モード番号10〜1
2は内鍋4の内容物が多量である場合に対応している。
【0042】上記少量に対応するモード番号7〜9で
は、まず、モード番号7で蓋体温度センサS1の検出温
度が85℃を上回るまで、底ヒータ8をオン状態で維持
し、その後、内鍋温度センサS2の検出温度が115℃
を上回るまで、モード番号8により底ヒータ8を8秒間
オンする状態と、モード番号9により底ヒータ8を7秒
間オフする状態とを繰り返す。一方、上記多量に対応す
るモード番号10からモード番号12では、まず、モー
ド番号10で蓋体温度センサS1の検出温度が90℃を
上回るまで、底ヒータ8をオン状態で維持し、その後、
内鍋温度センサS2の検出温度が120℃を上回るま
で、モード番号11により底ヒータ8を12秒間オンす
る状態と、モード番号12により底ヒータ8を4秒間オ
フする状態とを繰り返す。
【0043】モード番号8,9,11,12で内鍋温度
センサS2の検出温度が115℃又は120℃を上回る
と、モード移行条件DI[8][3],DI[9][3],DI[1
1][3],DI[12][3]が成立し、移行先モード番号D
J[8][3],DJ[9][3],D J[11][3],DJ[12]
[3]に対応するモード番号13に移行する。
【0044】モード番号13,14はむらし工程であ
り、底ヒータ8をオフ状態で維持する一方、蓋ヒータ6
のオン・オフを繰り返して、720秒間、蓋体温度セン
サS1の検出温度が119℃から120℃の範囲に維持
されるように加熱を行う。モード番号13,14の開始
から720秒経過すると、モード番号15に移行する。
【0045】上記モード番号15は炊飯終了報知であ
り、報知装置12を作動させてユーザーに炊飯が終了し
たことを知らせる。また、モード番号15では蓋ヒータ
6及び底ヒータ8はオフ状態であり、表示装置10には
「炊飯中」と表示される。モード番号15が5秒間継続
した後、モード番号16に移行する。
【0046】モード番号16,17は炊飯終了後の保温
工程であり、蓋ヒータ6及び底ヒータ8のオン・オフを
繰り返して、内鍋温度センサS2の検出温度が69℃か
ら70℃の範囲に維持されるように加熱を行う。このモ
ード番号16,17による保温工程は、取り消しスイッ
チSW2がオンされるまで継続する。
【0047】上記中パッパ工程後の炊飯工程であるモー
ド番号7〜12で第2タイマ19Bの計時する時間が1
200秒に達した場合には、異常発生であると判断して
モード番号18に移行する。
【0048】モード番号18では蓋ヒータ6及び底ヒー
タ8がオフされ、内鍋4の加熱が停止される。また、表
示装置10に「異常」と表示されると共に、報知装置1
2が作動してユーザーに異常発生を知らせる。モード番
号18開始から5秒経過すると、モード番号19に移行
し、取り消しスイッチSW2がオンされない限り蓋ヒー
タ6及び底ヒータ8はオフ状態で保持される。
【0049】このように炊飯器1の調理フローは、汎用
モード制御部と個別データ部とからなる制御プログラム
により実現されるため、調理フローに不具合が生じた場
合や、調理フローの変更が必要となる場合には、個別デ
ータのみを修正、変更するだけで制御プログラムの修
正、変更を行うことか゛できる。
【0050】上記炊飯器1では汎用モード制御部と個別
データ部の両方がROM16に記憶に記憶されている
が、個別データ部と汎用モード制御部の入出力要素数指
定部分(図2のステップS1)をRAM17に記憶させ
て書き換え可能としてもよい。この場合、商品開発時等
に制御プログラムを容易に変更することができる。
【0051】上記のように図2から図7に示す制御プロ
グラムの汎用モード制御部は、上記炊飯器1に限定され
ず、異なる機種の調理器にも使用可能である。よって、
新機種の制御プログラムを開発する際には、個別データ
部のみを新たに作成すればよく、開発期間を短縮するこ
とができる。
【0052】例えば、上記汎用モード制御部は、出力要
素としてヒータ、撹拌用の羽根を駆動するモータ、表示
装置及び報知装置を備え、入力要素として作動スイッ
チ、停止スイッチ及び温度センサを備え、かつ、1個の
タイマを有する自動製パン器の調理フローを実行する制
御プログラムに使用することができる。この場合、上記
表1及び表2のものとは別の、自動製パン器用の個別デ
ータ部を作成し、自動製パン器の制御装置に汎用モード
制御部とその個別データ部を記憶させればよい。上記自
動製パン器の制御装置は、図2から図7に示す汎用モー
ド制御部と自動製パン器用の個別データ部からなる制御
プログラムに従って入力要素及びタイマからの入力の処
理と出力要素への出力を行い、自動製パン器の調理フロ
ーが実現される。
【0053】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の調理器の制御方法で使用する制御プログラムは、異な
る調理フロー間で共用可能な汎用モード制御部と、個別
の調理フローに対応する個別データ部と有するため、個
別データのみを修正、変更するだけで制御プログラムの
修正、変更を行うことか゛できる。また、汎用モード制
御部は異なる調理フロー間で共用可能であるため、新機
種の制御プログラムを開発する際には個別データ部のみ
を作成すればよく、開発期間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の制御方法で制御される炊飯器を示す
概略図である。
【図2】 汎用モード制御部を示すフローチャートであ
る。
【図3】 モード出力制御を示すフローチャートであ
る。
【図4】 モード入力制御を示すフローチャートであ
る。
【図5】 モード移行条件成立判断を示すフローチャー
トである。
【図6】 モード移行を示すフローチャートである。
【図7】 タイマ操作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 炊飯器 2 蓋体 3 炊飯器本体 4 内鍋 SW1 炊飯スイッチ SW2 取り消しスイッチ S1 蓋体温度センサ S2 内鍋温度センサ 6 蓋ヒータ 8 底ヒータ 10 表示装置 12 報知装置 14 制御装置 15 CPU 16 ROM 17 RAM 19A 第1タイマ 19B 第2タイマ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一つのセンサを含む入力要素
    と、 少なくとも一つの加熱手段を含む出力要素と、 少なくとも一つの計時手段とを備える調理器の制御方法
    において、 少なくともモード出力制御及びモード移行を行う、異な
    る調理フロー間で共用可能な汎用モード制御部と、個別
    の調理フローに対応する各モードのデータを有する個別
    データ部とを有する制御プログラムに従って、上記入力
    要素及び計時手段からの入力の処理及び出力要素への出
    力を行うことを特徴とする調理器の制御方法。
  2. 【請求項2】 上記汎用モード制御部は、さらにモード
    移行時に移行モード判別を行うものである請求項1に記
    載の調理器の制御方法。
  3. 【請求項3】 上記汎用モード制御部は、入力要素数
    と、出力要素数を指定可能である請求項1又は請求項2
    に記載の調理器の制御方法。
  4. 【請求項4】 上記制御プログラムの個別データ部分、
    入力要素数及び出力要素数が書き換え可能である請求項
    1から請求項3のいずれか1項に記載の調理器の制御方
    法。
  5. 【請求項5】 少なくとも一つのセンサを含む入力要素
    と、 少なくとも一つの加熱手段を含む出力要素と、 少なくとも一つの計時手段と、 少なくともモード出力制御及びモード移行を行う、異な
    る調理フロー間で共用可能な汎用モード制御部と、個別
    の調理器に対応する各モードのデータを有する個別デー
    タ部とを有する制御プログラムを記憶した記憶手段と、 上記制御プログラムに従って、上記計時手段と協働しつ
    つ上記入力要素からの入力の処理及び出力要素への出力
    を行う制御手段とを備える調理器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010284190A (ja) * 2009-06-09 2010-12-24 Tiger Vacuum Bottle Co Ltd 電気炊飯器

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