JP2001016549A - データ記録再生システム及びその再生方法並びにそのプログラムを格納した記憶媒体 - Google Patents

データ記録再生システム及びその再生方法並びにそのプログラムを格納した記憶媒体

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JP2001016549A
JP2001016549A JP11184338A JP18433899A JP2001016549A JP 2001016549 A JP2001016549 A JP 2001016549A JP 11184338 A JP11184338 A JP 11184338A JP 18433899 A JP18433899 A JP 18433899A JP 2001016549 A JP2001016549 A JP 2001016549A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ランダムアクセス可能なサーバを導入した放
送システムにおいて、素材のプレビューを高速で行うこ
とができるとともに、プレイリストに変更が生じた場合
にも柔軟に対処することができるデータ記録再生システ
ムを提供する。 【解決手段】 映像、音声等の放送用素材を格納し、ラ
ンダムアクセスが可能な記憶媒体を用いたビデオサーバ
403a、403bを備えたCMバンクシステムにおい
て、プレビュー端末202は、CM素材を送出時刻順に
並べたプレイリストを一覧表示し、その表示を参照して
ビデオサーバ403a、403bに記録されたCM素材
のうち、任意のCM素材を選択するためのプレイリスト
表示領域14と、モニタ装置407に表示出力されるC
M素材の再生動作(特に、再生速度、及び、キューアッ
プ動作)を制御するプレビュー操作パネル16と、を具
備している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ記録再生シ
ステム及びその再生方法並びにそのプログラムを格納し
た記憶媒体に関し、例えば、放送事業者、特に一般放送
事業者の放送局で使用するビデオサーバシステムに適用
して好ましいデータ記録再生システム及びその再生方法
並びにそのプログラムを格納した記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】放送事業者は、局の内外で製作した様々
な映像や音声等の放送用素材を管理し、プレイリストや
番組編成表に従って、決められた時間に正確に送出しな
ければならない。特に“民放”と略称される一般放送事
業者にあっては、番組用のデータに加えて、さらに大量
のコマーシャル素材も扱わなければならないので、その
素材管理や送出制御の煩雑さを否めない。
【0003】例えば、コマーシャル映像(以下、CMと
略称する)の場合、1日分の送出順序が記載されたプレ
イリストに従って、CM素材をVTRテープに順番に記
録する一本化作業を行って、「一本化テープ」と呼ばれ
る送出用テープを作成した後、送出前リハーサルとし
て、一本化テープに記録されたCM素材の内容を確認す
る「オンエアプレビュー」と呼ばれる作業を行い、放送
当日には、一本化テープを送出装置にセットしてプレイ
リストや番組編成表に従って送出していた。ここで、オ
ンエアプレビュー作業は、具体的には、上記の一本化テ
ープをVTR(ビデオテープレコーダ)に挿入して再生
し、オペレータが手元にあるプレイリストを参照しなが
ら、CMが正規の並び順で記録されているか否かを確認
していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た一本化テープに使用される磁気テープ媒体は、ランダ
ムアクセスが不可能な記憶媒体であるため、オンエアプ
レビュー作業において、特定のCM素材の頭出しや、C
M素材中の任意の箇所を再生する場合等には、テープを
早送り(あるいは、巻き戻し)しなければならず、加え
て、一日分の送出CMは、1本の一本化テープには収ま
らないため、途中でテープを差し替える等の作業を必要
とし、オンエアプレビューの作業効率が極めて悪いとい
う問題を有していた。
【0005】また、一般に、上記テープは使い回しし
て、何度も記録再生を繰り返すため、オンエアプレビュ
ーの本来の目的である、CMの並び順を確認するという
作業に加え、テープ自体に劣化が生じていないか否か、
また、CM素材にキズがついていないか否かという点に
ついても確認を行わなければならず、多大な手間と時間
を要していた。この場合、CMの並び順を確認するとい
う作業のみであれば、VTRに付属する倍速、早送り等
の再生速度の変更機能(Variable機能)を用いて、高速
でプレビューを行うことができるが、テープの劣化状態
や素材のキズの確認を行うためには、必然的に、放送時
と同等の再生速度(1倍速)でプレビューを行わざるを
得なかった。
【0006】さらに、一本化テープに記録されるCMの
並び順は、プレイリストにしたがって記録されているた
め、プレイリストに変更が生じた場合には、変更された
CM素材を再記録し、再作成された一本化テープをさら
に再プレビューして、内容の確認を行わなければならな
いという問題を有していた。したがって、プレイリスト
に沿ったCMの並びを高速で確認(プレビュー)すること
ができるとともに、所望のCM素材の頭出しや、CM素
材中の任意の箇所へのCUEUP(キューアップ;指定
した任意の再生開始点から一時に再生を始めること)を
行うことができ、さらに、プレイリストの変更にも柔軟
に対処することができる放送システムの実現が求められ
ていた。
【0007】ところで、近年、CATV(ケーブルテレ
ビ)等による多チャンネル放送の普及や、放送業務自体
の効率化等の観点から、従来のVTRテープを用いたシ
ーケンシャル(リニア)記録再生に替えて、ハードディ
スク(HD)や光磁気ディスク等のランダムアクセスが
可能(あるいは、ノンリニアアクセスが可能)な記憶媒
体を用いて、映像・音声データを記録、再生、編集する
ことができるビデオサーバ、あるいは、AV(Audio and
/or Video)サーバと呼ばれる装置が普及しつつある。
【0008】一般に、放送局に設置されるビデオサーバ
は、画質や音質に対する要求が極めて高いため、必要と
されるデータの転送レートが高い上に長時間のデータを
記録とするために大容量であることが要求される。そこ
で、映像・音声データを時分割的に記録再生動作する複
数のハードディスク装置を含むデータ記録再生装置を用
いることにより、データの転送レートの高速化と大容量
化を図る試みや、更にパリティデータを記録しておくこ
とにより、万一いずれかのハードディスク装置が故障し
ても信頼性を確保できるように構成されている。
【0009】これにより、放送事業者が制作としようと
している番組の内容や放送形態等に応じて、分散的に記
録された複数の音声・映像データからなる素材データを
効率的に編集したり、また、同一の素材データの多チャ
ンネル送出を同時に行ったり、再生時間をずらして多チ
ャンネルで再生することにより、VOD(ビデオオンデ
マンド)やNVOD(ニアビデオオンデマンド)などの
システムを構築するなど、多様な使用形態に対応するこ
とができるマルチチャンネルビデオサーバが実現されて
いる。
【0010】なお、このようなビデオサーバに用いられ
るデータ記憶再生装置には、1988年 Pattersonら
によって発表された技術論文(“A Case for Redundant
Arrays of Inexpensive Disks(RAID)”,ACM SIGMOND C
onference, Chicago, III,Jun.1-3,1988.)に提唱され
ている複数のハードディスクからなるハードディスクド
ライブ(HDD)をさらに複数台配置して構成されたR
AID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks)技
術が用いられている。
【0011】そこで、本発明は、上述したような問題点
に鑑み、ランダムアクセス可能なサーバを導入した放送
システムにおいて、素材のプレビューを高速で行うこと
ができるとともに、プレイリストに変更が生じた場合に
も柔軟に対処することができるデータ記録再生システム
及びその再生方法並びにそのプログラムを格納した記憶
媒体を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係るデータ記録
再生システムは、映像、音声等の放送用素材を格納し、
ランダムアクセスが可能な記憶媒体を用いたビデオサー
バ(素材蓄積手段)を備えたデータ記録再生システムに
おいて、送出すべき素材を送出時刻順に並べたプレイリ
ストを一覧表示するとともに、任意の素材を選択するプ
レビュー手段と、該選択された素材の、少なくとも再生
速度を含む再生動作を制御して、表示手段に表示出力す
る再生動作制御手段とを有していることを特徴としてい
る。そのため、本発明に係るデータ記録再生システムに
おいては、プレビュー手段によりプレイリストが一覧表
示されるとともに、プレイリストの中から任意に選択さ
れた素材を再生処理する際に、ビデオサーバに記録され
た該当する素材に瞬時にアクセスされ、かつ、再生動作
制御手段により設定された任意の再生動作(再生速度)
で表示出力される。
【0013】また、本発明に係るデータ記録再生システ
ムは、映像、音声等の放送用素材を格納し、ランダムア
クセスが可能な記憶媒体を用いたビデオサーバ(素材蓄
積手段)を備えたデータ記録再生システムにおいて、プ
レイリストの更新状態を監視するプレイリスト変更監視
手段と、プレイリストの更新情報に基づいて、最新のプ
レイリストを一覧表示するとともに、任意の素材を選択
するプレビュー手段と、該選択された素材の、少なくと
も再生速度を含む再生動作を制御して、表示手段に表示
出力する再生動作制御手段とを有していることを特徴と
している。そのため、本発明に係るデータ記録再生シス
テムにおいては、プレイリスト変更監視手段によりプレ
イリストの更新状態が常時監視され、プレイリストの変
更が生じた場合には、プレビュー手段により最新のプレ
イリストが瞬時に表示されるとともに、一覧表示された
最新のプレイリストの中から任意に選択された素材を再
生処理する際に、ビデオサーバに記録された該当する素
材に瞬時にアクセスされ、かつ、再生動作制御手段によ
り設定された任意の再生動作(再生速度)で表示出力さ
れる。
【0014】本発明に係るデータ記録再生システムの再
生方法は、映像、音声等の放送用素材を格納し、ランダ
ムアクセスが可能な記憶媒体を用いたビデオサーバ(素
材蓄積手段)を備えたデータ記録再生システムの再生方
法であって、送出すべき素材の属性を送出時刻順に並べ
たプレイリストをプレビュー手段に一覧表示し、該一覧
表示を参照して、任意の素材を選択する手順と、該素材
の再生表示条件を設定して、表示手段に該素材を表示出
力する手順と、を含むことを特徴としている。そのた
め、本発明に係るデータ記録再生システムの再生方法に
おいては、プレビュー手段にプレイリストが一覧表示さ
れるとともに、プレイリストの中から任意に選択した素
材の再生動作(再生速度)が任意に設定されて表示出力
される。
【0015】また、本発明に係るデータ記録再生システ
ムの再生方法は、映像、音声等の放送用素材を格納し、
ランダムアクセスが可能な記憶媒体を用いたビデオサー
バ(素材蓄積手段)を備えたデータ記録再生システムの
再生方法であって、記憶手段に登録されたプレイリスト
の更新情報に基づいて、プレビュー手段に最新のプレイ
リストを一覧表示し、該一覧表示を参照して、任意の素
材を選択する手順と、該素材の再生表示条件を設定し
て、表示手段に該素材を表示出力する手順と、を含むこ
とを特徴としている。そのため、本発明に係るデータ記
録再生システムの再生方法においては、プレイリストに
変更が生じた場合であっても、プレビュー手段に常時最
新のプレイリストが一覧表示されるとともに、該最新の
プレイリストの中から任意に選択した素材の再生動作
(再生速度)が任意に設定されて表示出力される。
【0016】本発明に係るデータ記録再生システムの再
生方法を実行するプログラムを格納した記憶媒体は、映
像、音声等の放送用素材を格納し、ランダムアクセスが
可能な記憶媒体を用いたビデオサーバ(素材蓄積手段)
を備えたデータ記録再生システムの再生方法であって、
送出すべき素材の属性を送出時刻順に並べたプレイリス
トをプレビュー手段に一覧表示し、該一覧表示を参照し
て、任意に選択された前記素材の再生表示条件を設定す
る手順と、素材蓄積手段に対して、前記素材の表示出力
を指示する手順と、を含む一連のデータ記録再生システ
ムの再生処理を実行するプログラムを記憶媒体に格納し
たことを特徴としている。そのため、本発明に係るデー
タ記録再生システムの再生方法を実行するプログラムを
格納した記憶媒体においては、プレビュー手段にプレイ
リストが一覧表示されるとともに、プレイリストの中か
ら任意に選択した素材に対して、再生動作(再生速度)
を任意に設定して、表示手段に表示出力する一連の処理
手順が、既存あるいは新規に導入されるデータ記録再生
システムに組み込み適用される。
【0017】また、本発明に係るデータ記録再生システ
ムの再生方法を実行するプログラムを格納した記憶媒体
は、映像、音声等の放送用素材を格納し、ランダムアク
セスが可能な記憶媒体を用いたビデオサーバ(素材蓄積
手段)を備えたデータ記録再生システムの再生方法であ
って、送出すべき素材の属性を送出時刻順に並べたプレ
イリストの更新情報に基づいて、最新の前記プレイリス
トをプレビュー手段に一覧表示し、該一覧表示を参照し
て、任意に選択された前記素材の再生表示条件を設定す
る手順と、素材蓄積手段に対して、前記素材の表示出力
を指示する手順と、を含む一連のデータ記録再生システ
ムの再生処理を実行するプログラムを記憶媒体に格納し
たことを特徴としている。そのため、本発明に係るデー
タ記録再生システムの再生方法を実行するプログラムを
格納した記憶媒体においては、プレイリストに変更が生
じた場合であっても、プレビュー手段に常時最新のプレ
イリストが一覧表示されるとともに、該最新のプレイリ
ストの中から任意に選択した素材に対して、再生動作
(再生速度)を任意に設定して、表示手段に表示出力す
る一連の処理手順が、既存あるいは新規に導入されるデ
ータ記録再生システムに組み込み適用される。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、詳しく説明する。図1は、本発明に係るデータ記録
再生システムを放送局内に構築されたCMバンクシステ
ム(あるいは、番組バンクシステム)に適用した場合の
一実施形態を示す全体構成図である。図1に示すよう
に、CMバンクシステムは、大別して、局内上位サブシ
ステム100と、操作サブシステム200と、データベ
ースサブシステム300と、大容量記憶サブシステム4
00と、送出系サブシステム500と、LAN等のネッ
トワーク600と、を有して構成されている。
【0019】これらの各サブシステムは、その機能の全
て、又は、一部を効率的に実現するために、必要に応じ
て汎用のオペレーティングシステム(OS)を搭載した
パーソナルコンピュータ、若しくは、ワークステーショ
ン(以下、「コンピュータ」と総称する)等により構成
される。特に、操作サブシステム200は、操作端末で
あるコンピュータを操作するオペレータとの良好なマン
・マシン・インターフェースを図るために、GUI(グ
ラフィカル・ユーザ・インターフェース)環境に優れた
所定の汎用OS(例えば、Windows95/98/NT
等:いずれもMicrosoft社の登録商標)を搭載したネッ
トワーク対応の複数のコンピュータ(ネットワークカー
ドやハードディスクドライブを実装したコンピュータ本
体、ディスプレイ装置及びキーボードやマウス等の入力
装置を含む)を有している。
【0020】以下、各サブシステムの具体的な構成及び
機能について説明する。 (局内上位サブシステム100)局内上位サブシステム
100は、編集部門や営業部門に設置された上位管理シ
ステム101を含み、編集部門や営業部門から受け取っ
た素材(放送素材の実体的データ;例えば、CM素材と
しての映像及び音声)に素材コードと呼ばれる局内管理
用の情報を付与したり、素材の送出順番(いわゆる、プ
レイリスト)を作成する。
【0021】なお、上位管理システム101は、本発明
に係るデータ蓄積運用システム(本実施形態ではCMバ
ンクシステム)とは異なる別のネットワーク系に接続さ
れており、データゲートウェイ102が、このネットワ
ークとCMバンクシステムとのデータやファイルの受け
渡しを調停する機能を有している。例えば、上位管理シ
ステム101から素材データやプレイリストを受信し
て、後述するデータベースサーバ301に登録し、ま
た、データベースサーバ301から供給される更新登録
結果や、放送を完了した素材データのリスト(送出結果
リスト)を上位データ管理システム101に返信する。
【0022】また、データゲートウェイ102は、本シ
ステム内で稼働する各種アプリケーションプログラムの
起動を管理する機能(アプリケーション管理機能)を有
するほか、システム全体の日付を管理(日付同期管理)
する機能、システム内で発生する各種ワーニングやエラ
ーを一括管理して、その対応を通知する機能(ワーニン
グ監視機能)をも具備している。ここで、上述した素材
データとは、後述するビデオサーバ403a、403b
に格納される素材の属性を識別するデータであって、例
えば素材コード、素材名及びスポンサー名等であって、
実体としての素材そのものではない。また、プレイリス
トとは、1日に送出するCM枠(あるいはCM素材)を
送出時刻順に並べたデータテーブルであって、CM枠と
そのCM枠を形成する素材とをそれぞれ個別に識別する
属性情報の他、枠スタート時刻及び素材長などの時刻情
報を備える。
【0023】(操作サブシステム200)操作サブシス
テム200は、GUI環境を備えた汎用OSを搭載した
コンピュータ(図では便宜的に3台)201〜203を
備え、これらのコンピュータ201〜203は、例え
ば、ファイリング作業やプレビュー作業、送出制御作業
等、使用目的に対応したアプリケーションプログラムが
組み込まれており、それぞれの作業を担当するオペレー
タにより操作される。ここでは、各々のコンピュータ2
01〜203をファイリング端末、プレビュー端末、送
出監視端末として使用する場合について説明する。ファ
イリング端末201は、データベースサーバ301に登
録された素材データを基に、ビデオサーバ403a、4
03b(現用、予備)の両系、若しくは、いずれか一方
側の系に記録させるべき素材を送出系に指示したり、そ
の指示に対応した素材記録結果をデータベースサーバ3
01に通知する。
【0024】また、ファイリング端末201では、デー
タベースサーバ301に登録されたプレイリストにした
がって、ビデオサーバ403a、403bに記録された
素材を放送順に、所定のフォーマットでVTRテープに
記録編集して送出バックアップテープを作成する一本化
処理を実行する。プレビュー端末202は、マザープレ
ビュー処理及びオンエアプレビュー処理を行う。ここ
で、マザープレビュー処理とは、ビデオサーバ403
a、403bに記録された素材を、各素材毎にその映像
及び音声をモニタで確認する処理である。また、オンエ
アプレビュー処理とは、データベースサーバ301に登
録されたプレイリストに従った放送順に、ビデオサーバ
403a、403bに記録された素材の映像及び音声を
モニタで確認する処理であって、上述した従来技術にお
いて説明したように、CM素材が記録された一本化テー
プをVTRにセットして内容を順次確認する作業に相当
する。
【0025】送出監視端末203は、プレイリスト管理
処理及びオンエア監視処理を行う。プレイリスト管理処
理では、データベースサーバ301に登録されるプレイ
リストを画面表示したり、その内容を編集する。オンエ
ア監視処理では、素材送出の実行状態を監視したり、番
組編成の変更に伴う送出制御指示や、トラブル発生時に
送出制御のリカバリー指示を出す。なお、図では、各々
のコンピュータ201〜203が、それぞれ個別の作業
に対応したアプリケーションプログラムが組み込まれた
専用装置であるが如く示したが、1台のコンピュータに
ファイリング用、プレビュー用、送出制御用等の各種ア
プリケーションプログラム(又は、これらを統合したア
プリケーションプログラム)を組み込み、作業内容に応
じて適宜アプリケーションプログラムを切り替えて起動
する汎用装置が、複数台ネットワーク600に接続され
ているものであってもよい。後述するライセンス管理機
能の具体的な説明においては、このような汎用装置を対
象にして説明する。
【0026】(データベースサブシステム300)デー
タベースサブシステム300は、ネットワーク対応のデ
ータベースエンジン(例えば、SQLデータベースエン
ジン)を搭載し、このデータベースエンジンを介して、
操作サブシステム200の各端末201〜203から自
由にレコードデータの参照や更新及び追加を行うことが
可能なデータベーステーブルを備えたデータベースサー
バ301を有して構成され、上述したデータゲートウェ
イ102や、ファイリング端末201、プレビュー端末
202、送出監視端末203から送出される各種処理結
果をデータベースに登録する一方、その登録に応じて更
新された素材データ、プレイリスト及び送出結果リスト
を、データゲートウェイ102を介して、上位データ管
理システム101に転送する。データベースサーバ30
1は、記憶手段を構成する。また、データベースサブシ
ステム300には、データベースサーバ301に登録さ
れたプレイリストの更新状態を監視する変更監視サーバ
302が設けられ、上位データ管理システム101から
データゲートウェイ102を介して、プレイリストの更
新があると、ファイリング端末201、プレビュー端末
202、送出監視端末203等に通知する。変更監視サ
ーバ302は、プレイリスト変更監視手段を構成する。
具体的な動作機能については、後述する。
【0027】(大容量記憶サブシステム400)大容量
記憶サブシステム400は、例えば、上述したRAID
技術を駆使して構築された大容量のハードディスクシス
テムに、大量の素材を蓄積し、その素材をプレイリスト
等にしたがって管理し、且つ、所望のタイミングで送出
するものであって、障害耐性を向上するために、現用系
及び予備系からなるデュアル構成を有し、各系に同一の
素材が記憶されるようになっている。すなわち、SMS
401a、IDC(Intelligent Device Controller)
402a及びビデオサーバ403aを備えた現用系と、
SMS401b、IDC402b及びビデオサーバ40
3bを備えた予備系から構成されている。さらに、各系
共通のカセット制御装置404、カセットオートチェン
ジャ405、各系のIDC402a、402bによって
制御される素材機406、プレビュー画像等を表示する
モニタ装置407とを備えている。ここで、ビデオサー
バ403a、403bは、素材蓄積手段を構成し、モニ
タ装置407は、表示手段を構成する。
【0028】モニタ装置407は、操作サブシステム2
00の各操作端末201〜203の近傍に配置され、オ
ペレータは各操作端末201〜203を操作しながら、
素材の内容等が確認できるように構成されている。カセ
ットオートチェンジャ405は、従来のテープ方式によ
る送出素材蓄積装置に相当し、ビデオサーバ403a、
403bのデータバックアップ用や一本化テープの作成
に利用される。なお、カセット制御装置404は、ファ
イリング端末201やプレビュー端末202又は送出監
視端末203からのリソース要求に応答してカセットオ
ートチェンジャ405の各種リソースの割り当てを調停
する。
【0029】(送出系サブシステム500)送出系サブ
システム500は、送出部門に設置された上位制御シス
テム(以下、便宜的に「送出制御システム」という)5
01を含むとともに、この送出制御システム501から
の通知データ(スタンバイコマンド)にしたがって、送
出のための素材の頭出しを行う現用系の送出制御ゲート
ウェイ502a、及び、予備系の送出制御ゲートウェイ
502bと、各系共通のマスタースイッチャ503等を
含んで構成されている。なお、送出制御システム501
から各系のIDC402a、402bに対して送出プレ
イ制御情報が送出されるとともに、マスタースイッチャ
503から各系のIDC402a、402bに対してオ
ンエアタリー情報が供給される。その制御情報にしたが
って、ビデオサーバ403a、403bから素材の再生
を行い、その結果を現用系及び予備系の送出制御ゲート
ウェイ502a、502bが送出結果リストとして、デ
ータベースサブシステム300へ追加する。
【0030】次に、本実施形態に係るCMバンクシステ
ムにおける全体的な処理動作について説明する。まず、
局内または局外で製作されたCM等の素材データは、磁
気テープなどの可搬型記憶媒体に収められ、その素材デ
ータを放送する放送事業者の担当部署(例えば、編集部
門や営業部門など)に届けられる(このことを便宜的に
「入荷」と称する)。なお、入荷は、可搬型記憶媒体だ
けに限らない。専用線などの通信回線を利用した入荷、
すなわち、データのみの入荷も有り得るが、以下の説明
では簡単化のために、可搬型記憶媒体を用いた入荷を例
にして説明することにする。
【0031】入荷が発生すると、当該部署の担当者は、
上位管理システム101に属する端末を操作して素材デ
ータ毎の受付処理を実行する。この受付処理では、各々
の素材データを一意に識別するための素材コードを付与
する。素材コードは、重複のない唯一無二の識別可能な
独自のコードでなければならない。素材コードの書式
は、例えば、適当な接頭文字と複数桁の一連番号とを組
み合わせたものとすることができる。接頭文字はその素
材コードの種別を表す適当な文字(または文字列)を含
むことができ、例えば、CM素材の場合は“CM”とす
ることができる。そして、一連番号を自動的にカウント
アップさせながら自動発生させることにより、独自の素
材コードを設定することができる。具体例については後
述する。
【0032】受付処理では、上記素材コードの付与に加
え、さらに、素材データに関する様々な属性データの入
力を行ってプレイリストを作成する。属性データは、例
えば、素材データの長さ(DUR)、素材データの提供
者名(スポンサー名)、素材データの名前(素材名)、
素材データに含まれる音声データの種類(モノラル、ス
テレオ等)、素材データに含まれる映像データの種類
(NTSC、PAL等)・・・・などである。
【0033】次いで、上位管理システム101における
受付処理を完了すると、この受付管理システム101か
らデータゲートウェイ102を介して、上記の素材コー
ド及び属性データを含むプレイリストが転送され、デー
タベースサーバ301内に作成されたデータベーステー
ブルに追加登録される。例えば、上位管理システム10
1で“S00005”の素材データを受付し、当該素材
データを含むプレイリストを作成した場合は、その受付
処理の完了後に、データベースサーバ301に設けられ
たデータベーステーブルに、図2に示すようなレコード
データを含む新規レコードが追加登録される。但し、新
規レコードの追加段階では、レコードデータの各フィー
ルドデータのうちステータスフィールドの情報は“空
白”(または長さゼロの文字列若しくはNULL値)に
設定されている。なお、図2は、データベースサーバに
作成されるデータベーステーブルの構造図である。
【0034】次いで、ファイリング作業、プレビュー作
業、または、送出制御作業を担当するオペレータは、操
作サブシステム200の各端末(ファイリング端末20
0、プレビュー端末202及び送出制御端末203)を
操作し、データベースサブシステム300や大容量記憶
サブ400システムにアクセスしながら自己の担当作業
を実行する。ここで、上記担当作業を分類すると、「素
材のファイリング作業」、「素材のプレビュー作業」、
「プレイリスト登録作業」、「オンエアプレビュー作
業」、「一本化テープの作成作業」及び「送出制御作
業」に、大別することができる。各作業に対応する具体
的な機能動作については後述する。
【0035】なお、前述したとおり、本実施の形態では
上位管理システム101から転送されたプレイリスト
を、データゲートウェイ102を介してデータベースシ
ステム300に自動的に登録できるようになっているた
め、特にプレイリストの登録作業を必要としない。但
し、上位管理システム101にトラブルが発生した場合
や上位管理システム101との間のデータ接続に不調が
発生した場合等においては、プレイリストをフロッピィ
ディスクなどの可搬型記憶媒体に収めて届けられること
があるので、このような場合に備えてデータベースシス
テム300で直接登録できるようにしたり、操作サブシ
ステム200の任意の端末から遠隔登録できる構成を有
していることが望ましい。
【0036】次に、上記全体動作のうち、主要な作業の
機能動作として、「素材のファイリング機能」、「素材
のプレビュー機能」、「プレイリスト登録機能」、「オ
ンエアプレビュー機能」、「一本化テープの作成機能」
及び「送出機能」について、さらに詳しく説明する。 「素材のファイリング機能」素材のファイリング作業
は、データベースサーバ301に、上位管理システム1
01からデータゲートウェイ102を経由して素材デー
タが仮登録された後、ファイリング端末201における
素材データの本登録操作によって、仮登録された素材デ
ータのうち、実際にビデオサーバ403a、403bに
記録(登録)する素材についての素材データをデータベ
ースサーバ301に更新登録し、登録した素材データに
基づいて、素材来406を制御し、素材をビデオサーバ
403a、403bへ記録することにより行われる。
【0037】したがって、ファイリング端末201によ
りファイリング操作を実行すると、データベースサーバ
301に更新登録された素材データに対応した素材を、
素材機406にて再生してビデオサ−バ403a、40
3bに登録するようにSMS401a、401bに指示
する。これにより、SMS401a、401bでは、現
用系及び予備系のビデオサーバ403a、403bの両
系、若しくは、いずれか一方側の系に、素材機406の
再生出力(映像や音声等の素材)を登録するよう制御す
る。ファイリング操作に応じてデータベース上で更新登
録された素材データは、ファイリング結果として、デー
タベースサーバ301に仮登録されている素材データに
付加され、データゲートウェイ102を経由して上位管
理システム101に戻される。
【0038】「素材のプレビュー機能」素材のプレビュ
ー作業は、ビデオサ−バ403a、403bに登録され
た素材の確認を行うものであって、プレビュー端末20
2にて実行されるマザープレビュー処理にて行われる。
マザープレビュー処理では、データベースサーバ301
に登録されている素材データを表示して、その内から内
容確認したい素材データを選択して、ビデオサ−バ40
3a、403bに登録された素材をモニタ装置407に
表示出力して、素材内容及び画質、音質をモニタチェッ
クする。したがって、プレビュー端末202により素材
プレビューを実行すると、選択した素材データに対応し
た素材をモニタ出力するようSMS401a、401b
に指示する。これにより、SMS401a、401b
は、IDC402a、402bを介してビデオサーバ4
03a、403bに該当する素材をプレビュー出力する
よう制御する。
【0039】「プレイリスト登録機能」プレイリスト登
録作業は、上位管理システム101により生成されたプ
レイリストが、データゲートウェイ102を経由してデ
ータベースサーバ301に自動的に登録される。また、
上位管理システム101からフロッピーディスク等の記
録媒体により出力(受け渡し)される場合には、例え
ば、送出監視端末203にてプレイリスト管理処理を起
動し、その記録媒体からプレイリストを読み出してデー
タベースサーバ301に登録する。データベースサーバ
301に登録されたプレイリストは、送出監視端末20
3により実行されるプレイリスト管理処理により直接、
入力編集可能な形式となっている。
【0040】「オンエアプレビュー機能」オンエアプレ
ビュー作業は、プレビュー端末202により、後述する
オンエアプレビュー処理を起動することにより、データ
ベースサーバ301に登録されたプレイリストにしたが
って、ビデオサーバ403a、403bに記録された素
材を放送順に、その映像及び音声をモニタ装置407で
確認する。オンエアプレビュー処理を行う際には、現用
系、予備系のいずれのビデオサーバ403a、403b
を使用するか指定する。したがって、プレビュー端末2
02によりオンエアプレビュー処理を実行すると、プレ
イリストに沿った素材を、指定した系側のビデオサーバ
からモニタ出力するようSMS401a(401b)に
指示する。これにより、SMS401a(401b)
は、IDC402a(402b)を介して指定した系側
のビデオサーバ403a(403b)がプレビュー出力
するよう制御する。
【0041】「一本化テープの作成機能」一本化テープ
の作成作業は、ファイリング端末201により、一本化
処理を起動することにより、データベースサーバ301
に登録されたプレイリストにしたがって、ビデオサーバ
403a、403bに記録された素材を放送順に、所定
のフォーマットにてVTRテープに記録編集して送出バ
ックアップ用の一本化テープを作成する。そして、上述
したように、一本化テープは、プレイリストにしたがっ
てVTRテープに送出する順に素材を記録したものであ
り、本システムで障害が発生して送出できなくなった場
合に、この一本化テープを送出制御システム501に含
まれる送出VTRで再生して送出を継続させる。したが
って、ファイリング端末101により一本化処理を実行
すると、プレイリストに沿った素材を、指定した系側の
ビデオサーバ403a(403b)からカセットオート
チェンジャ405へ再生出力するように、SMS401
a(401b)に指示する一方、カセット制御装置40
4にVTR記録を指示する。
【0042】「送出制御機能」送出制御作業において
は、現用系と予備系とで独立して行われ、現用系のビデ
オサーバ403aからの素材送出については、送出制御
ゲートウェイ502aが、また、予備系のビデオサーバ
403bからの素材送出については、送出制御ゲートウ
ェイ502bがそれぞれ担う。送出制御ゲートウェイ5
02a、502bは、データベースサーバ301に登録
されるプレイリストのうち、当日及び翌日分のプレイリ
ストを自動的に読み込み、そのプレイリストを参照して
対応する素材を記録するビデオサーバ403a、403
bからそれぞれ送出するようSMS401a、401b
に指示する。送出制御ゲートウェイ502a、502b
では、送出結果リストを作成し、作成した送出結果リス
トを、データゲートウェイ102を介して上位管理シス
テム101に送信する。
【0043】次に、本実施形態に係るCMバンクシステ
ムに適用されるプレビュー機能について詳しく説明す
る。ここで、本実施形態に適用されるプレビュー機能
は、プレビュー端末に組み込まれる(インストールされ
る)アプリケーションプログラム(プレビュー処理プロ
グラム)により実現される。まず、プレビュー端末20
2に画面表示されるプレビュー処理プログラムのインタ
ーフェース(GUI)画面について、図面を参照して説
明する。図3は、プレビュー端末202のGUI画面を
示す図である。図3に示すように、プレビュー端末のモ
ニタに表示されるGUI画面10の上段領域には、タイ
トルバー11、メニューバー12及びコマンドボタンC
TL群13が配置され、下段領域には、プレビュー対象
表示ボックス15、プレビュー操作パネル16、ビデオ
サーバ選択パネル17、エラーメッセージボックス18
及びプレビュー素材数表示ボックス19が配置されてい
る。また、これら上下段領域に挟まれた領域には、プレ
イリストの表示領域14が配置されている。
【0044】まず、上段領域について説明する。タイト
ルバー11は、起動されているアプリケーションプログ
ラム(プレビュー処理プログラム)を示す適当なタイト
ルメッセージ(「「オンエアプレビュー」等)が表示さ
れる(図では「オンエアプレビュー」)とともに、その
GUI画面10を表示中のプレビュー端末が表示してい
るプレイリストの回線が表示される(図では「LOCA
L回線」)。また、タイトルバー11には、適当にデザ
インされたイメージオブジェクト11aや、そのGUI
画面10を閉じるためのボタン11b、表示最大化ボタ
ン11c及び最小化ボタン11dなどが配置されてい
る。
【0045】メニューバー12は、タイトルバー11の
下方に配置され、幾つかのメニュー項目(図では、ファ
イル(F)、編集(E)、操作(O)、表示(V)、設
定(S)及びヘルプ(H))が設定されている。そし
て、任意のメニュー項目をクリック(マウスの左ボタン
操作;以下同様)することにより、プルダウン式のサブ
メニュー項目が表示されるようになっている。コマンド
ボタンコントロール(以下「コントロール」を「CT
L」と記す)群13は、メニューバー12の下方に配置
され、複数のコマンドボタンCTLが設定されており、
各々のコマンドボタンCTLに使用頻度の高いサブメニ
ュー項目(メニューバー12に登録されたサブメニュー
項目)が割り当てられている。
【0046】ここで、“コントロール”(CTL)と
は、再利用可能なプログラムモジュールの一種であっ
て、特に、Visualなプログラム開発ツールにあら
かじめ付属する(または、オプションとして別売され
る)GUI画面設計用の様々な部品をいう。例えば、V
BX(Visual Basic Extension)、OCX(OLEカス
タムコントロール)、クラスライブラリ、Active
Xコントロールなどがその代表例である。したがって、
GUI画面10を設計する際に、用途に応じた適切なコ
ントロールを選択し、そのコントロールを画面に貼り付
けるだけで画面をレイアウトできるので、開発工数が大
幅に短縮される。
【0047】次いで、プレイリストの表示領域14につ
いて説明する。図4は、プレイリストの表示領域14を
示すレイアウト図である。プレイリストの表示領域14
は、プレビュー手段を構成し、図4に示すように、プレ
イリストの表示領域14には、多数の行と列から構成さ
れた一つのデータシートCTL14aが配置され、プレ
ビュー実行対象となるプレイリストの内容が送出時刻順
に一覧表示される。また、データシートCTL14aに
は、縦方向及び横方向のスクロールバー14b、14c
が設けられ、表示されていない領域を表示できる。
【0048】データシートCTL14aに表示されるプ
レイリストの形式は、CM枠14dとCM枠14dに含
まれる素材(群)14eとから構成され、通常、CM枠
単位でプレイリスト項目が表示される。プレイリスト項
目は、「枠コード/素材コード」、「ステータス」、
「CH(チャンネル)」「DUR(枠長/素材長)」、
「枠名/素材名」及び「スポンサー名」等の項目が設定
されており、これらの項目は、データベースサーバ30
1のデータベーステーブル(図2参照)の各フィールド
にリンクされている。そして、プレイリスト表示領域1
4にCM枠14d毎のプレイリスト項目が表示されてい
る状態で、任意のCM枠14dの行をダブルクリックす
ると、そのCM枠14dに含まれる素材(群)14eが
リスト表示されるようになっている。さらに、任意の素
材の行をマウスでクリックすることにより、その行を選
択状態にすることができる。例えば、図4では、上から
2行目(素材コード“S00002”の行)が反転表示
されており、この行が選択状態にあることを示してい
る。
【0049】各行のステータスは、その行の素材の現在
の処理状態を表している。例えば、「未ファイル」は、
ファイリングが完了していない素材を表し、「PLA
Y」は、ビデオサーバで対象となっている素材が再生中
であることを表している。また、「END」は、ビデオ
サーバで対象となっている素材の再生が終了した状態に
あることを表し、「CUEUP」は、ビデオサーバで対
象となっている素材の頭出しが完了した状態にあること
を表し、「WAIT」は、処理動作が待機中であること
を表している。各行のステータスの表示部は、ステータ
ス情報表示手段を構成している。なお、オンエアプレビ
ュー作業は、一般に放送(送出)の前日あるいは前々日
に行われる、いわば最終チェック作業であるため、オン
エアプレビュー作業の際に、ステータスが「未ファイ
ル」の状態の素材が存在すると、オンエア事故の原因と
なるので、素材の「未ファイル」状態をオペレータに報
知するために、画面上の当該素材の行を警告色で表示す
る等のエラー表示がされる。
【0050】次いで、下段領域について説明する。図5
は、プレビュー端末202に表示されるGUI画面の下
段領域に設定されるプレビュー対象表示ボックス15及
びビデオサーバ選択パネル17を示すレイアウト図であ
り、図6は、プレビュー端末202に表示されるGUI
画面の下段領域に設定されるプレビュー操作パネル16
を示すレイアウト図である。プレビュー対象表示ボック
ス15は、図5に示すように、プレイリスト表示領域1
4に表示されるプレイリストの一覧のうち、オペレータ
の操作により、プレビュー(再生処理)が実際に行われ
ている素材のCM枠及びCM素材の名称を、CM枠名ボ
ックス15a及び素材名ボックス15bに表示する。例
えば、図4では、上から2行目(素材コード“S000
02”の行)の素材のステータスが選択され、再生処理
(「PLAY」)されているため、CM枠名の表示ボッ
クスには、該当するCM枠の名称「おはようニュース」
が表示され、素材名の表示ボックスには、該当する素材
の名称「MDマン改訂30秒」が表示される。
【0051】プレビュー操作パネル16は、図6に示す
ように、上記プレイリストの一覧のうち、オペレータの
操作により、選択状態にある素材の再生動作条件を入力
するコントロールパネルであって、従来技術における一
本化テープを再生するためのVTRのコントローラに相
当するが、本発明独自の構成をも含んでいる。プレビュ
ー操作パネル16は、再生動作制御手段を構成する。具
体的には、プレビュー操作パネル16には、CUEUP
タイム表示用の「CUEUP POINT」テキストボ
ックスCTL16aと、「CUEUP POINT」テ
キストボックスCTL16aに近接して設けられ、「R
ESET」と命名されたコマンドボタンCTL16b
と、同じく、「CUEUP POINT」テキストボッ
クスCTL16aに近接して設けられ、「CUEUP」
と命名されたコマンドボタンCTL16cと、「タイム
コード」表示用のテキストボックスCTL16dと、
「TCSET」と命名されたコマンドボタンCTL16
eと、再生速度表示用の「SPEED」テキストボック
スCTL16fと、「SPEED」テキストボックスC
TL16fに近接して設けられ、「RESET」と命名
されたコマンドボタンCTL16gと、「再生(PLA
Y)」、「停止(STOP)」、「前素材頭出し(LA
ST)」、「次素材頭出し(NEXT)」、「送り方向
駒送り」及び「戻り方向駒送り」の各コマンドボタンC
TL16h、16i、16j、16k、16m、16n
が設けられている。
【0052】ここで、各CTLの機能を説明すると、
「CUEUP POINT」テキストボックスCTL1
6aは、プレイリスト中の選択された素材を、任意の頭
出し位置(再生開始点;キューアップポイント)にキュ
ーアップするための、タイムコードを入力設定するため
のものであり、「RESET」コマンドボタンCTL1
6bは、「CUEUP POINT」テキストボックス
CTL16aの値を初期値(00:00:00:00)
にリセットするためのものである。「CUEUP」と命
名されたコマンドボタンCTL16cは、プレイリスト
中の選択された素材を、「CUEUP POINT」テ
キストボックスCTL16aで入力設定されたタイムコ
ードに対応する再生開始点にキューアップするためのも
のである。テキストボックスCTL16a、コマンドボ
タンCTL16b、コマンドボタンCTL16cは、キ
ューアップ手段を構成し、特に、「CUEUP POI
NT」テキストボックスCTL16aは、キューアップ
ポイント入力手段を構成する。なお、「CUEUP P
OINT」テキストボックスCTL16aには、入力値
をアップダウンするための、上下向きの二つの三角のコ
マンドボタン(入力値変更手段)が設けられている。
【0053】「タイムコード」テキストボックスCTL
16dは、CM素材の再生進行状況を示すタイムコード
が表示されるものであり、「TCSET」コマンドボタ
ンCTL16eは、「タイムコード」テキストボックス
CTL16dに表示されているタイムコードの値を「C
UEUP POINT」テキストボックスCTL16a
に設定するためのものである。再生速度表示用の「SP
EED」テキストボックスCTL16fは、再生速度変
更手段を構成し、プレビュー時の再生速度を入力設定す
るためのものである。初期値は“×1”(1倍速)であ
り、右端の上下向きの二つの三角のコマンドボタンをク
リックすることにより、例えば、所定の間隔で×1〜×
4、又は、×1〜×1/16再生速度を設定することが
できる。また、コマンドボタンCTL16gは、「SP
EED」テキストボックスCTL16fの値を初期化
(×1)するものである。
【0054】「再生(PLAY)」、「停止(STO
P)」、「前素材頭出し(LAST)」、「次素材頭出
し(NEXT)」、「送り方向駒送り」及び「戻り方向
駒送り」の各コマンドボタンCTL16h、16i、1
6j、16k、16m、16nは、それぞれ、選択され
た素材をプレビュー(再生)し、プレビューを中止(停
止)し、CUEUP中又は再生中の素材の一つ前の素材
を頭出し(前素材頭出し)し、CUEUP中又は再生中
の素材の次の素材を頭出し(次素材頭出し)し、CUE
UP中の素材を送り方向に駒送り(送り方向駒送り)
し、又は、CUEUP中の素材を戻り方向に駒送り(戻
り方向駒送り)するためのものである。「前素材頭出し
(LAST)」及び「次素材頭出し(NEXT)」の各
コマンドボタンCTL16j、16kは、素材頭出し手
段を構成し、「送り方向駒送り」及び「戻り方向駒送
り」の各コマンドボタンCTL16m、16nは、素材
駒送り手段を構成する。
【0055】ビデオサーバ選択パネル17は、図5に示
すように、A系選択コマンドボタンCTL17a及びB
系選択コマンドボタンCTL17bを備え、プレビュー
作業の対象となる系(大容量記憶サブシステム400の
現用系ビデオサーバ(A系)/予備系ビデオサーバ(B
系))を選択するためのものである。これらのA系選択
コマンドボタンCTL17a、B系選択コマンドボタン
CTL17bは、グループ化されたトグルボタンCTL
であり、一つを選択(図では右端のコマンドボタンCT
L17bを選択している)すると、そのボタンは押し込
まれた状態を維持し、他のボタンは飛び出した状態を維
持する。タイトルに“A”が表記されたボタンはA系選
択用、“B”が表記されたボタンはB系選択用である。
エラーメッセージボックス18には、システムエラー等
のメッセージ情報がリアルタイムで表示される。また、
プレビュー素材数表示ボックス19には、プレイリスト
のCM枠と素材のプレビュー済イベント数(分母はプレ
イリスト内の総イベント数)が表示される。
【0056】したがって、以上のようなGUI画面10
をプレビュー端末のモニタ画面上に表示することによ
り、プレビュー作業担当のオペレータは、GUI画面1
0を見ながら対話的にプレビュー作業に関する所定の操
作を行うことができる。なお、上述した各コマンドボタ
ンやボックスの表示内容や配置は、例えば、表示コマン
ドの設定により任意の表示内容に変更できるものであっ
てもよいし、また、マウスによるドラッグアンドドロッ
プ操作により任意の位置に配置できるものであってもよ
い。
【0057】次に、本実施形態に係るプレビュー方法
(再生方法)について、図面を参照して説明する。な
お、本実施形態に係るプレビュー方法について、以下、
通常のプレビュー方法、キューアップ機能を利用したプ
レビュー方法(便宜的に、「キューアップ・プレビュー
方法」と称する)に分けて説明する。(通常のプレビュ
ー方法) 図7は、上述した構成を有するCMバンクシステムの第
1のプレビュー方法の処理手順を示すフローチャートで
ある。 (STEP11)まず、プレビュー端末202の電源が
投入され、プレビュー作業担当のオペレータにより、オ
ンエアプレビューのアプリケーションプログラムが起動
され、所望の放送(送出)日が指示されると、データベ
ースサーバ301に登録されたプレイリストが、プレビ
ュー端末202のモニタ画面に一覧表示される。この画
面表示(GUI画面)を表したのが、図3である。ここ
で、プレイリストは、上述したように、上位管理システ
ム101が設置された編集部門や営業部門において作成
され、CMバンクシステムのデータゲートウェイ102
を介してデータベースサーバ301に随時登録される。
【0058】(STEP12)次いで、オペレータは、
図3に示したようなGUI画面10に表示されたプレイ
リストを参照し、プレビュー作業の対象とするCM枠及
びCM素材の行を、例えばマウスポインタでクリックし
て選択する。ここで、本実施形態に係るプレビュー作業
におけるCM素材の再生方法としては、図3に示したプ
レイリストの最上段(先頭)から順次時系列的に再生す
る方法や、特定の時間帯のCM枠及びCM素材を指定し
て再生する方法がある。
【0059】したがって、(STEP11)において指
示された放送日について、プレビュー作業を初めて行う
場合等には、プレイリストの最上段(先頭)から順次時
系列的に再生する方法を採用し、特定の注目すべきCM
枠やCM素材のプレビュー作業が必要な場合等には、特
定のCM枠及びCM素材を指定して再生する方法を採用
することができる。なお、各CM素材は、CM枠毎にコ
ードを指定して格納されている。したがって、所定のC
M枠を、例えばマウスポインタでダブルクリックするこ
とにより、そのCM枠に属する(格納されている)全て
のCM素材が一覧表示される。オペレータは、特定の時
間帯のCM枠を選択して、そのCM枠に属する全てのC
M素材を表示させた後、所望のCM素材を選択状態にす
ることができる。
【0060】(STEP13)次いで、オペレータが、
プレビュー操作パネル16の「SPEED」テキストボ
タンCTL16fに、選択されたCM素材の再生速度を
指示する。通常、初期値として“×1”(1倍速)に設
定されており、選択されたCM素材のプレビュー作業に
おいて適当な再生速度が設定される。具体的な設定方法
として、オペレータは、「SPEED」テキストボック
スCTL16fの右端の上下向きの二つの三角のコマン
ドボタンをクリックすることにより、あらかじめ用意さ
れた、例えば、高速再生用の、2倍(×2)、4倍(×
4)、あるいは、低速再生用の、1/2倍(×1/
2)、1/4倍(×1/4)、1/16倍(×1/1
6)の各再生速度のなかから、任意の再生速度を選択し
て設定することができる。
【0061】(STEP14)次いで、オペレータが、
プレビュー操作パネル16の「CUEUP」コマンドボ
タンCTL16cを、マウスポインタでクリックする
と、選択状態にあるCM枠又はCM素材を先頭にプレイ
リストの並び順にしたがって、スタンバイ動作を行う。
具体的には、以下の処理動作が実行される。 (STEP15)すなわち、「CUEUP」コマンドボ
タンCTL16cをクリックした時点における、CM枠
又はCM素材の選択状態、及び、再生速度の設定値がチ
ェックされる。
【0062】(STEP16)次いで、プレビュー端末
202からSMS401a(401b)に対して、ビデ
オサーバ403a(403b)へのアクセス及び送出制
御を、チェックされた諸情報でスタンバイするように通
知される。 (STEP17)そして、SMS401a(401b)
において、上記チェックされた諸情報でのスタンバイが
行われたかどうかが、確認される。 (STEP18)SMS401a(401b)における
スタンバイが終了した後、オペレータが、プレビュー操
作パネル16の「再生(PLAY)」コマンドボタンC
TL16hをマウスポインタでクリックすると、選択状
態にあるCM素材について、上記(STEP13)によ
り設定された再生速度条件での再生動作がビデオサーバ
403a(403b)に指示される。 (STEP19)そして、SMS401a(401b)
は、IDC402a(402b)を通じて、ビデオサー
バ403a(403b)に記憶されたCM素材のうち、
選択状態にあるCM素材を読み出すとともに、設定され
た再生速度条件でモニタ装置407に送出する。このと
き、選択状態にあって、再生が行われているCM素材
は、画面上のステータスに「PLAY」の表示がされ、
再生状態がオペレータに一目で認識されるようになって
いる。
【0063】そして、選択状態にあるCM素材の再生中
に、オペレータが、「停止(STOP)」コマンドボタ
ンCTL16iをクリックすると、再生動作を停止し、
また、「前素材頭出し(LAST)」コマンドボタンC
TL16jをクリックすると、選択状態にあるCM素材
の一つ前(上段)のCM素材を頭出しし、「次素材頭出
し(NEXT)」コマンドボタンCTL16kをクリッ
クすると、選択状態にあるCM素材の次(下段)のCM
素材を頭出しし、「送り方向駒送り」コマンドボタンC
TL16mをクリックすると、選択状態にあるCM素材
を送り方向に駒送りし、「戻り方向駒送り」コマンドボ
タンCTL16nをクリックすると、選択状態にあるC
M素材を戻り方向に駒送りすることができる。
【0064】したがって、オペレータは、モニタ装置4
07に表示されたCM素材の内容を確認しつつ、必要に
応じて、上述したような種々の再生動作をプレビュー端
末の画面上で操作することができる。具体的には、オン
エアプレビュー作業において、オペレータは、CM素材
の一部(冒頭部分)を見れば、CM素材の内容を認識で
き、CM素材の並び順を確認することができるため、特
定のCM素材の再生中に、「次素材頭出し(NEX
T)」コマンドボタンCTL16kをクリックすること
により、CM素材が完全に終了するまでの15秒や30
秒の間、待機する必要がなく、次のCM素材の冒頭まで
スキップすることができる。また、すでに再生が終了し
たCM素材について、内容を再度確認するような場合に
は、「前素材頭出し(LAST)」コマンドボタンCT
L16jをクリックすることにより、一つ前のCM素材
の頭出しができる。
【0065】なお、上述したCM素材の再生時には、選
択状態にあるCM素材が必ず最上段(先頭)に表示され
るようにし、また、再生動作中は、CM枠に属している
CM素材が自動的に一覧表示されて、順次選択状態に切
り替わり再生されるようにし、さらに、再生動作の進行
状況に対応して、選択状態にあるCM素材を常時画面上
に表示するために、プレイリストの画面を自動的にスク
ロールする。また、上述した一連のプレビュー方法は、
プレビュー端末のモニタ画面に表示されたGUI画面に
対して、マウスポインタをクリックあるいはダブルクリ
ックすることにより、CM素材の選択や再生動作の制御
を行う場合を示したが、マウス操作によらず、キーボー
ドにより入力操作を行うものであってもよい。例えば、
ファンクションキーに特定の機能を付与し、上下左右の
矢印キーにより項目を選択するものであってもよい。
【0066】(キューアップ・プレビュー方法)図8
は、上述した構成を有するCMバンクシステムの第2の
プレビュー方法の処理手順を示すフローチャートであ
る。 (STEP21)まず、上述した第1のプレビュー方法
と同様に、プレビュー端末202のモニタ画面に、所望
の放送日のプレイリストが一覧表示される。 (STEP22)次いで、オペレータは、プレイリスト
を参照して、プレビュー作業の対象とするCM枠及びC
M素材の行を選択する。
【0067】(STEP23)次いで、オペレータが、
プレビュー操作パネル16の「SPEED」テキストボ
タンCTL16fに、選択されたCM素材の再生速度を
指示するとともに、「CUEUP POINT」テキス
トボタンCTL16aに、選択されたCM素材の任意の
キューアップポイントを示すタイムコードを入力設定す
る。ここで、再生速度の設定は、上述した(STEP1
3)と同等である。また、CM素材のタイムコードは、
CM素材の送出長さ(又は、CM素材の長さ;例えば、
00:30)の範囲内で任意に設定され、通常、初期状
態として空白(00:00)に設定されている。この場
合、再生動作を行うと、選択されたCM素材の最初から
再生が開始される。一方、タイムコードを変更して、C
M素材の送出長さの範囲内の、任意の時間(例えば、0
0:12)に設定すると、当該時間に相当する位置が再
生開始点に設定され、頭出しが行われる。なお、オペレ
ータは、「CUEUP POINT」テキストボックス
CTL16aの右端の上下向きの二つの三角のコマンド
ボタンをクリックすることにより、入力された時間を増
減操作することができる。
【0068】(STEP24)次いで、オペレータが、
プレビュー操作パネル16の「CUEUP」コマンドボ
タンCTL16cを、マウスポインタでクリックする
と、選択状態にあるCM素材について、上記(STEP
23)により設定されたキューアップポイントから、か
つ、上記(STEP23)により設定された再生速度条
件での再生動作がビデオサーバ403a(403b)に
指示される。具体的には、以下の処理動作が実行され
る。 (STEP25)すなわち、「CUEUP」コマンドボ
タンCTL16cをクリックした時点における、CM素
材の選択状態、キューアップポイント入力値、及び、再
生速度の設定値がチェックされる。
【0069】(STEP26)次いで、チェックされた
諸情報が、プレビュー端末202からSMS401a
(401b)へ通知され、ビデオサーバ403a(40
3b)へのアクセス及び送出制御が依頼される。 (STEP27)次いで、SMS401a(401b)
により、上記設定されたキューアップポイントにキュー
アップが行われる。 (STEP28)SMS401a(401b)における
キューアップ(スタンバイ)が終了した後、オペレータ
が、プレビュー操作パネル16の「再生(PLAY)」
コマンドボタンCTL16hをマウスポインタでクリッ
クすると、選択状態にあるCM素材について、キューア
ップポイントから、上記設定された再生速度条件での再
生動作がビデオサーバ403a(403b)に指示され
る。 (STEP29)そして、SMS401a(401b)
は、IDC402a(402b)を通じて、ビデオサー
バ403a(403b)に記憶されたCM素材のうち、
選択状態にあるCM素材を読み出すとともに、該CM素
材の上記設定されたキューアップポイントを再生開始点
として、かつ、上記設定された再生速度条件でモニタ装
置407に送出する。なお、キューアップポイントを指
定する第2のプレビュー方法においても、上述した場合
と同様に、CM素材の再生中に、「停止(STOP)」
コマンドボタンCTL16i、「前素材頭出し(LAS
T)」コマンドボタンCTL16j、「次素材頭出し
(NEXT)」コマンドボタンCTL16k、「送り方
向駒送り」コマンドボタンCTL16m、「戻り方向駒
送り」コマンドボタンCTL16nを操作して、任意の
再生動作を実行することができる。
【0070】次に、本実施形態に適用されるプレイリス
トの変更監視制御について、図面を参照して説明する。
図9は、本実施形態に係るプレイリストの変更監視制御
における機能動作を示す概念図である。プレイリスト
は、上述したように、上位管理システム101が設置さ
れた編集部門や営業部門において作成され、データゲー
トウェイ102を介してデータベースサーバ301に随
時登録される。そして、このようなプレイリストの変更
についても、上位管理システム101側で決定処理さ
れ、差し替えのデータ(更新されたプレイリスト)が、
データゲートウェイ102により受信される。このと
き、受信データのプロトコル等がチェックされて、プロ
トコルが合致する場合には、データベースサーバ301
に登録されている更新前(元の)データが更新されると
ともに、データベースサーバ301内に作成された変更
監視領域に変更通知発行依頼を出力し、変更監視領域に
変更監視フラグをセットする。
【0071】一方、データベースサブシステム300内
に設置された、変更監視サーバ302は、データベース
サーバ301内に作成された変更監視領域を常時監視
し、更新されたプレイリストの登録に伴って変更監視フ
ラグがセットされたことを検出すると、プレイリストを
参照する全てのアプリケーションプログラムに対して、
変更通知(更新情報)を送出する。具体的には、プレビ
ュー端末202は勿論、ファイリング端末201や送出
監視端末203等には、データベースサーバ301に登
録されたプレイリストを参照して、各々の作業処理を実
行するアプリケーションプログラムが組み込まれている
ため、変更監視サーバは、これらのアプリケーションプ
ログラムが組み込まれた操作端末に対して、プレイリス
トが更新された旨の通知信号を発する。ここで、プレビ
ュー端末202に組み込まれたアプリケーションプログ
ラムを、図9中では、便宜的に「オンエプレビュープロ
グロラム」と表記する。
【0072】プレビュー端末202は、変更通知サーバ
から上記変更通知を受信すると、データベースサーバ3
01にアクセスして、更新されたプレイリストを取得
し、モニタ画面に表示されている更新前のプレイリスト
の表示を、更新されたプレイリストに切り替えて表示す
る。この更新されたプレイリストを参照して行うプレビ
ュー作業は、上述したプレビュー方法の処理手順と同等
であるので、その説明を省略する。したがって、すでに
作成されたプレイリストが、送出の間際(例えば、放送
前日)になって変更された場合、従来技術に示した一本
化テープによるプレビュー方法では、全てのCM素材を
更新されたプレイリストにしたがって再度記録し直し、
再作成された一本化テープを、さらにプレビューして、
内容をチェックしなければならないのに対して、本実施
形態に係るプレイリストの変更監視制御処理を適用した
プレビュー方法によれば、上位管理システム101から
データゲートウェイ102を介して、データベースサー
バ301に更新されたプレイリストが登録された時点
で、変更監視サーバにより変更通知が発せられるととも
に、最新のプレイリストが直ちにプレビュー端末のモニ
タ画面に表示される。
【0073】そのため、オペレータは、プレイリストの
変更を直ぐさま認識して、更新されたCM枠やCM素材
をクリックすることにより、所定の再生動作条件で瞬時
に再生することができ、極めて短時間で変更されたデー
タの内容の確認を行うことができる。なお、上述したよ
うな変更監視サーバ302が実行する変更監視制御機能
は、データベースサーバ301が有するプログラム機能
を利用して構築することによっても実現される。
【0074】以上説明した本実施形態に係るプレビュー
方法の処理手順及び変更監視制御の処理手順は、これを
実行するプログラムを記憶媒体に格納し、既存のCMバ
ンクシステム、あるいは、新規に導入されるCMバンク
システムを構成するプレビュー端末を含む各種操作端
末、データベースサーバ、データゲートウェイ等に組み
込むことにより、本発明に係るデータ記録再生システム
及びその再生方法を容易に実現することができる。
【0075】ここで、記憶媒体とは、一般的なフロッピ
ィディスク、CD−ROM、メモリカード、ROMチッ
プ等の可搬型のものに限定されるものではなく、固定記
憶装置(ハードディスク)に予め上記プログラムをイン
ストールして提供するものであってもよい。さらに、ネ
ットワークや通信回線を介してプログラムを配布する場
合にあっては、配布元の記憶装置も、上記記憶媒体に含
まれる。したがって、上述した記憶媒体に記憶されたプ
ログラムは、データ記録再生システム(CMバンクシス
テム)に備えられたプレビュー端末やデータベースサー
バあるいはデータゲートウェイ等に内蔵又は付設された
ハードウェアシステムに実行可能な形式でロードされ、
当該プログラムを実行することにより、上記プレビュー
方法や変更監視処理がソフトウェア制御により実現され
る。
【0076】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、映像、音
声等の放送用素材を格納し、ランダムアクセスが可能な
記憶媒体を用いた素材蓄積手段を備えたデータ記録再生
システムにおいて、オペレータは、プレビュー手段に一
覧表示されたプレイリストを参照して、任意の素材を選
択して、素材蓄積手段に格納された所望の素材をランダ
ムアクセスすることができるとともに、再生動作制御手
段を操作して、素材の再生動作を任意に設定することが
できるため、迅速かつ多彩な素材の再生処理を行うこと
ができ、プレビュー作業の効率化を図ることができる。
【0077】請求項2又は13記載の発明によれば、再
生速度変更手段により、表示出力される素材の再生速度
を任意に変更制御することができるため、必要に応じて
素材の再生速度を速めて、高速プレビューを行うことが
でき、プレビュー作業時間を短縮することができる。請
求項3又は14記載の発明によれば、再生速度選択手段
により、表示出力される素材の再生速度をあらかじめ用
意された複数の再生速度の中から、任意の再生速度を選
択することができるため、例えばマウスポインタ等によ
り簡易に入力操作を行うことができ、プレビュー作業の
一層の効率化を図ることができる。
【0078】請求項4又は15記載の発明によれば、素
材頭出し手段により、表示出力される一連の素材群に対
して、一つ前の素材、及び、一つ後の素材の頭出しを行
うことができるため、CUEUP又は再生中の素材を中
心にして、送り方向及び戻り方向に簡易にスキップ動作
を行うことができるため、一連の素材群を効率的にプレ
ビューすることができる。請求項5又は16記載の発明
によれば、素材駒送り手段により、表示出力される素材
に対して、素材を構成するフレームを任意方向(戻り方
向、送り方向)に駒送りすることができるため、素材の
内容を詳細にプレビューしてチェックすることができ
る。
【0079】請求項6又は17記載の発明によれば、キ
ューアップ手段により、表示出力される素材の、任意の
再生開始位置にキューアップすることできるため、素材
の中の所定の位置の頭出しを瞬時に行い、再生を開始す
ることができ、プレビュー作業の大幅な効率化を図るこ
とができる。請求項7又は18記載の発明によれば、キ
ューアップポイント入力手段により、表示出力される素
材の、任意の再生開始位置を入力設定することができる
ため、素材の中の任意の位置の頭出しを瞬時に行い、再
生を開始することができ、素材の特定の内容を詳細にプ
レビューすることができるとともに、プレビュー作業の
効率化を図ることができる。
【0080】請求項8又は19記載の発明によれば、入
力値変更手段により、キューアップポイント入力手段に
入力された値を任意にアップダウンすることができるた
め、表示出力される素材の再生開始位置を操作性良く調
整することができ、プレビュー作業を効率化することが
できる。請求項9又は20記載の発明によれば、プレイ
リストを構成する素材属性が、送出枠と素材情報とから
形成され、送出枠を選択して、ダブルクリック等の指示
操作を行うことにより、送出枠に含まれる全ての素材情
報を一覧表示することができるため、プレイリストを効
率的に表示することができるとともに、簡易な支持操作
により一覧を参照することができ、プレビュー作業の操
作性及び効率の向上を図ることができる。
【0081】請求項10又は21記載の発明によれば、
プレビュー手段により選択される任意の素材が、送出時
刻順に並んだ一連の素材群であるため、複数の素材を連
続的に一括してプレビューすることができ、プレビュー
作業性の向上を図ることができる。請求項11又は22
記載の発明によれば、ステータス情報表示手段により、
プレイリストを構成する各素材の再生動作の状況を表示
することができるため、素材の再生状況を容易に把握す
ることができ、プレビュー作業を効率化することができ
る。
【0082】請求項12記載の発明によれば、映像、音
声等の放送用素材を格納し、ランダムアクセスが可能な
記憶媒体を用いた素材蓄積手段を備えたデータ記録再生
システムにおいて、プレイリスト変更監視手段によりプ
レイリストの更新状態が常時監視され、プレイリストの
変更が生じた場合には、プレビュー手段により最新のプ
レイリストが瞬時に表示され、最新のプレイリストに基
づいてプレビュー作業を行うことができるとともに、再
生動作制御手段を操作して、素材の再生動作を任意に設
定することができるため、プレイリストの変更に迅速に
対処することができるとともに、多彩な素材の再生処理
を行うことができ、プレビュー作業の効率化を図ること
ができる。
【0083】請求項23記載の発明によれば、映像、音
声等の放送用素材を格納し、ランダムアクセスが可能な
記憶媒体を用いた素材蓄積手段を備えたデータ記録再生
システムの再生方法において、一覧表示されたプレイリ
ストを参照して、任意の素材を選択し、さらに、選択さ
れた素材の再生表示条件を設定して、素材を再生出力す
ることにより、素材蓄積手段に格納された所望の素材を
ランダムアクセスして出力することができるとともに、
素材の再生表示状態を任意に設定することができるた
め、迅速かつ多彩な素材の再生処理を行うことができ、
プレビュー作業の効率化を図ることができる。
【0084】請求項24、27、30又は32記載の発
明によれば、再生表示条件を設定する手順において、表
示出力される素材の再生速度を任意に変更制御すること
ができるため、必要に応じて素材の再生速度を速めて、
高速プレビューを行うことができ、プレビュー作業時間
を短縮することができる。請求項25又は28記載の発
明によれば、再生表示条件を設定する手順において、表
示出力される素材の、任意の再生開始位置を入力設定す
ることができるため、素材の中の任意の位置の頭出しを
瞬時に行い、再生を開始することができ、素材の特定の
内容を詳細にプレビューすることができるとともに、プ
レビュー作業の効率化を図ることができる。
【0085】請求項26記載の発明によれば、映像、音
声等の放送用素材を格納し、ランダムアクセスが可能な
記憶媒体を用いた素材蓄積手段を備えたデータ記録再生
システムの再生方法において、プレイリストの更新状態
が常時監視され、プレイリストの変更が生じた場合に
は、最新のプレイリストが瞬時に表示され、最新のプレ
イリストに基づいてプレビュー作業を行うことができる
とともに、素材の再生表示状態を任意に設定することが
できるため、プレイリストの変更に迅速に対処すること
ができるとともに、多彩な素材の再生処理を行うことが
でき、プレビュー作業の効率化を図ることができる。
【0086】請求項29記載の発明によれば、映像、音
声等の放送用素材を格納し、ランダムアクセスが可能な
記憶媒体を用いた素材蓄積手段を備えたデータ記録再生
システムの再生方法であって、送出すべき素材の属性を
送出時刻順に並べたプレイリストをプレビュー手段に一
覧表示し、該一覧表示を参照して、任意に選択された前
記素材の再生表示条件を設定する手順と、素材蓄積手段
に対して、前記素材の表示出力を指示する手順と、を含
む一連のデータ記録再生システムの再生処理を実行する
プログラムを記憶媒体に格納することにより、既存ある
いは新規に導入されるデータ記録再生システムに実行可
能な形式で組み込むことができるため、一連の素材再生
制御処理を実行するデータ記録再生システムを安価かつ
簡易に実現することができる。
【0087】請求項31に記載の発明は、映像、音声等
の放送用素材を格納し、ランダムアクセスが可能な記憶
媒体を用いた素材蓄積手段を備えたデータ記録再生シス
テムの再生方法であって、送出すべき素材の属性を送出
時刻順に並べたプレイリストの更新情報に基づいて、最
新の前記プレイリストをプレビュー手段に一覧表示し、
該一覧表示を参照して、任意に選択された前記素材の再
生表示条件を設定する手順と、素材蓄積手段に対して、
前記素材の表示出力を指示する手順と、を含む一連のデ
ータ記録再生システムの再生処理を実行するプログラム
を記憶媒体に格納することにより、既存あるいは新規に
導入されるデータ記録再生システムに実行可能な形式で
組み込むことができるため、プレイリストに変更が生じ
た場合における一連の素材再生制御処理を実行するデー
タ記録再生システムを安価かつ簡易に実現することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るデータ記録再生システムを放送局
内に構築されたCMバンクシステムに適用した場合の一
実施形態を示す全体構成図である。
【図2】本実施形態に係るデータベースサーバに作成さ
れるデータベーステーブルの構造図である。
【図3】本実施形態に係るプレビュー端末に表示される
GUI画面を示す図である。
【図4】本実施形態に係るプレイリストの表示領域を示
すレイアウト図である。
【図5】本実施形態に係るプレビュー端末に表示される
GUI画面の下段領域に設定されるプレビュー対象表示
ボックス及びビデオサーバ選択パネルを示すレイアウト
図である。
【図6】本実施形態に係るプレビュー端末に表示される
GUI画面の下段領域に設定されるプレビュー操作パネ
ルを示すレイアウト図である。
【図7】本実施形態に係るCMバンクシステムの第1の
プレビュー方法の処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図8】本実施形態に係るCMバンクシステムの第2の
プレビュー方法の処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図9】本実施形態に係るプレイリストの変更監視制御
における機能動作を示す概念図である。
【符号の説明】
10……GUI画面、14……プレイリストの表示領
域、14d……CM枠、14e……CM素材(群)、1
5……プレビュー対象表示ボックス、16……プレビュ
ー操作パネル、100……局内上位サブシステム、20
0……操作サブシステム、300……データベースサブ
システム、400……大容量記憶サブシステム、500
……送出系サブシステム、600……ネットワーク。

Claims (32)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 素材を格納し、ランダムアクセスが可能
    な記憶媒体を用いた素材蓄積手段を備えたデータ記録再
    生システムにおいて、 送出すべき素材の属性を送出時刻順に並べたプレイリス
    トを一覧表示し、該表示を参照して前記素材蓄積手段に
    記録された前記素材のうち、任意の素材を選択するプレ
    ビュー手段と、 前記プレビュー手段により選択された前記任意の素材を
    表示出力する表示手段と、 前記表示手段に表示出力される前記任意の素材の再生動
    作を制御する再生動作制御手段と、を具備することを特
    徴とするデータ記録再生システム。
  2. 【請求項2】 前記再生動作制御手段は、少なくとも、
    前記表示手段に表示出力される前記任意の素材の再生速
    度を変更制御する再生速度変更手段を有していることを
    特徴とする請求項1記載のデータ記録再生システム。
  3. 【請求項3】 前記再生速度変更手段は、あらかじめ用
    意された複数の再生速度の中から、所望の再生速度を選
    択する再生速度選択手段を有していることを特徴とする
    請求項2記載のデータ記録再生システム。
  4. 【請求項4】 前記再生動作制御手段は、前記送出時刻
    順に並んだ一連の素材群に対して、一つ前の素材、及
    び、一つ後の素材の頭出しを行う素材頭出し手段を有し
    ていることを特徴とする請求項1又は2記載のデータ記
    録再生システム。
  5. 【請求項5】 前記再生動作制御手段は、前記任意の素
    材に対して、戻り方向、及び、送り方向に素材を構成す
    るフレームの駒送りを行う素材駒送り手段を有している
    ことを特徴とする請求項1、2又は4のいずれかに記載
    のデータ記録再生システム。
  6. 【請求項6】 前記再生動作制御手段は、前記任意の素
    材の、任意の再生開始位置を指示して、再生を実行する
    キューアップ手段を具備することを特徴とする請求項
    1、2、4又は5のいずれかに記載のデータ記録再生シ
    ステム。
  7. 【請求項7】 前記キューアップ手段は、前記任意素材
    中の、任意の再生開始位置を指示するキューアップポイ
    ント入力手段を有していることを特徴とする請求項6記
    載のデータ記録再生システム。
  8. 【請求項8】 前記キューアップ手段は、前記キューア
    ップポイント入力手段に入力された値をアップダウンす
    る入力値変更手段を有していることを特徴とする請求項
    7記載のデータ記録再生システム。
  9. 【請求項9】 前記プレイリストを構成する素材属性
    は、送出枠とその送出枠に含まれる素材情報とから形成
    され、 前記プレビュー手段は、選択された素材の素材属性が送
    出枠である場合、所定の指示操作に対して、前記選択さ
    れた送出枠に含まれる全ての素材情報を一覧表示するこ
    とを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載のデー
    タ記録再生システム。
  10. 【請求項10】 前記プレビュー手段により選択される
    任意の素材は、前記送出時刻順に並んだ一連の素材群で
    あることを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載
    のデータ記録再生システム。
  11. 【請求項11】 前記プレビュー手段は、少なくとも、
    前記プレイリストを構成する各素材の再生動作の状況を
    表示するステータス情報表示手段を有していることを特
    徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載のデータ記
    録再生システム。
  12. 【請求項12】 素材を格納し、ランダムアクセスが可
    能な記憶媒体を用いた素材蓄積手段を備えたデータ記録
    再生システムにおいて、 送出すべき素材の属性を送出時刻順に並べたプレイリス
    トを記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された前記プレイリストの更新状態
    を監視し、前記プレイリストの更新があった場合に更新
    情報を通知するプレイリスト変更監視手段と、 前記プレイリスト変更監視手段からの更新情報に基づい
    て、前記記憶手段に記憶された最新の前記プレイリスト
    を一覧表示し、該表示を参照して前記素材蓄積手段に記
    録された前記素材のうち、任意の素材を選択するプレビ
    ュー手段と、 前記プレビュー手段により選択された前記任意の素材を
    表示出力する表示手段と、 前記表示手段に表示出力される前記任意の素材の再生動
    作を制御する再生動作制御手段と、を具備することを特
    徴とするデータ記録再生システム。
  13. 【請求項13】 前記再生動作制御手段は、少なくと
    も、前記表示手段に表示出力される前記任意の素材の再
    生速度を変更制御する再生速度変更手段を有しているこ
    とを特徴とする請求項12記載のデータ記録再生システ
    ム。
  14. 【請求項14】 前記再生速度変更手段は、あらかじめ
    用意された複数の再生速度の中から、所望の再生速度を
    選択する再生速度選択手段を有していることを特徴とす
    る請求項13記載のデータ記録再生システム。
  15. 【請求項15】 前記再生動作制御手段は、前記送出時
    刻順に並んだ一連の素材群に対して、一つ前の素材、及
    び、一つ後の素材の頭出しを行う素材頭出し手段を有し
    ていることを特徴とする請求項12又は13記載のデー
    タ記録再生システム。
  16. 【請求項16】 前記再生動作制御手段は、前記任意の
    素材に対して、戻り方向、及び、送り方向に素材を構成
    するフレームの駒送りを行う素材駒送り手段を有してい
    ることを特徴とする請求項12、13又は15のいずれ
    かに記載のデータ記録再生システム。
  17. 【請求項17】 前記再生動作制御手段は、前記任意の
    素材の、任意の再生開始位置を指示して、再生を実行す
    るキューアップ手段を具備することを特徴とする請求項
    12、13、15又は16のいずれかに記載のデータ記
    録再生システム。
  18. 【請求項18】 前記キューアップ手段は、前記任意素
    材中の、任意の再生開始位置を指示するキューアップポ
    イント入力手段を有していることを特徴とする請求項1
    7記載のデータ記録再生システム。
  19. 【請求項19】 前記キューアップ手段は、前記キュー
    アップポイント入力手段に入力された値をアップダウン
    する入力値変更手段を有していることを特徴とする請求
    項18記載のデータ記録再生システム。
  20. 【請求項20】 前記プレイリストを構成する素材属性
    は、送出枠とその送出枠に含まれる素材情報とから形成
    され、 前記プレビュー手段は、選択された素材の素材属性が送
    出枠である場合、所定の指示操作に対して、前記選択さ
    れた送出枠に含まれる全ての素材情報を一覧表示するこ
    とを特徴とする請求項12乃至19のいずれかに記載の
    データ記録再生システム。
  21. 【請求項21】 前記プレビュー手段により選択される
    任意の素材は、前記送出時刻順に並んだ一連の素材群で
    あることを特徴とする請求項12乃至20のいずれかに
    記載のデータ記録再生システム。
  22. 【請求項22】 前記プレビュー手段は、少なくとも、
    前記プレイリストを構成する各素材の再生動作の状況を
    表示するステータス情報表示手段を有していることを特
    徴とする請求項12乃至21のいずれかに記載のデータ
    記録再生システム。
  23. 【請求項23】 素材を格納し、ランダムアクセスが可
    能な記憶媒体を用いた素材蓄積手段を備えたデータ記録
    再生システムの再生方法であって、 送出すべき素材の属性を送出時刻順に並べたプレイリス
    トを一覧表示する手順と、 前記一覧表示を参照して前記素材蓄積手段に記録された
    前記素材のうち、任意の素材を選択する手順と、 前記選択された素材の再生表示条件を設定する手順と、 前記再生表示条件に基づいて、前記選択された素材を表
    示出力する手順と、を含むことを特徴とするデータ記録
    再生システムの再生方法。
  24. 【請求項24】 前記再生表示条件を設定する手順は、
    少なくとも、前記選択された素材の再生速度を入力する
    ことを特徴とする請求項23記載のデータ記録再生シス
    テムの再生方法。
  25. 【請求項25】 前記再生表示条件を設定する手順は、
    前記任意の素材の、任意の再生開始位置を指示するキュ
    ーアップポイントを入力することを特徴とする請求項2
    3又は24記載のデータ記録再生システムの再生方法。
  26. 【請求項26】 素材を格納し、ランダムアクセスが可
    能な記憶媒体を用いた素材蓄積手段を備えたデータ記録
    再生システムの再生方法であって、 送出すべき素材の属性を送出時刻順に並べたプレイリス
    トを記憶手段に登録する手順と、 前記記憶手段に記憶された前記プレイリストの更新状態
    を監視し、前記プレイリストの更新があった場合に更新
    情報を通知する手順と、 前記プレイリストの更新情報に基づいて、前記記憶手段
    に記憶された最新の前記プレイリストを一覧表示し、該
    表示を参照して前記素材蓄積手段に記録された前記素材
    のうち、任意の素材を選択する手順と、 前記選択された素材の再生表示条件を設定する手順と、 前記再生表示条件に基づいて、前記選択された素材を表
    示出力する手順と、を含むことを特徴とするデータ記録
    再生システムの再生方法。
  27. 【請求項27】 前記再生表示条件を設定する手順は、
    少なくとも、前記選択された素材の再生速度を入力する
    ことを特徴とする請求項26記載のデータ記録再生シス
    テムの再生方法。
  28. 【請求項28】 前記再生表示条件を設定する手順は、
    前記任意の素材の、任意の再生開始位置を指示するキュ
    ーアップポイントを入力することを特徴とする請求項2
    6又は27記載のデータ記録再生システムの再生方法。
  29. 【請求項29】 素材を格納し、ランダムアクセスが可
    能な記憶媒体を用いた素材蓄積手段を備えたデータ記録
    再生システムの再生方法であって、 送出すべき素材の属性を送出時刻順に並べたプレイリス
    トを一覧表示する手順と、 前記一覧表示されたプレイリストの中から任意に選択さ
    れた前記素材の再生表示条件を設定する手順と、 前記再生表示条件に基づいて、前記素材蓄積手段に対し
    て、前記素材の表示出力を指示する手順と、を含むデー
    タ記録再生システムの再生方法を実行するプログラムを
    格納した記憶媒体。
  30. 【請求項30】 前記再生表示条件を設定する手順は、
    少なくとも、前記選択された素材の再生速度を設定する
    ことを特徴とする請求項29記載のデータ記録再生シス
    テムの再生方法を実行するプログラムを格納した記憶媒
    体。
  31. 【請求項31】 素材を格納し、ランダムアクセスが可
    能な記憶媒体を用いた素材蓄積手段を備えたデータ記録
    再生システムの再生方法であって、 送出すべき素材の属性を送出時刻順に並べたプレイリス
    トの更新情報に基づいて、最新の前記プレイリストを一
    覧表示する手順と、 前記一覧表示されたプレイリストの中から任意に選択さ
    れた前記素材の再生表示条件を設定する手順と、 前記再生表示条件に基づいて、前記素材蓄積手段に対し
    て、前記素材の表示出力を指示する手順と、を含むデー
    タ記録再生システムの再生方法を実行するプログラムを
    格納した記憶媒体。
  32. 【請求項32】 前記再生表示条件を設定する手順は、
    少なくとも、前記選択された素材の再生速度を設定する
    ことを特徴とする請求項31記載のデータ記録再生シス
    テムの再生方法を実行するプログラムを格納した記憶媒
    体。
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