JP2001016484A - データ記録再生装置および記録媒体 - Google Patents

データ記録再生装置および記録媒体

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JP2001016484A
JP2001016484A JP11185707A JP18570799A JP2001016484A JP 2001016484 A JP2001016484 A JP 2001016484A JP 11185707 A JP11185707 A JP 11185707A JP 18570799 A JP18570799 A JP 18570799A JP 2001016484 A JP2001016484 A JP 2001016484A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トリム調整の手順を単純化して手間の軽減と
入力ミスの防止を図る。 【解決手段】 映像データを含む多数の素材データを蓄
積するデータ蓄積手段と、前記データ蓄積手段に蓄積さ
れた任意の素材データのトリム値を設定するためのユー
ザインターフェースを提供する操作端末とを備え、前記
ユーザインターフェースは、トリム値入力用の第1のコ
ントロール(922p、922sまたは922q)を備
える。ユーザインターフェース上の第1のコントロール
を用いてトリム値を入力でき、トリム調整の手順を単純
化して手間の軽減と入力ミスの防止を図ることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ記録再生装
置に関し、例えば、放送事業者、特に一般放送事業者の
放送局で使用するビデオサーバー・システムに適用して
好ましいデータ記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】放送事業者は、局の内外で製作した様々
な映像データや音声データを管理し、プレイリストや番
組編成表に従って、決められた時間に正確に放送(送
出)しなければならない。特に“民放”と称される一般
放送事業者にあっては、上記のデータに加えて、さらに
大量のコマーシャル素材も扱わなければならないので、
その素材管理や送出制御の煩雑さを否めない。
【0003】従来より、放送局における素材データ(映
像や音声の実体データ)の管理は、専ら磁気テープ媒体
によるものであった。すなわち、送出予定の素材データ
をカセット状の磁気テープ媒体に記録し、それを送出装
置にセットしてプレイリストや番組編成表に従って切替
えながら送出するものであったが、磁気テープ媒体はラ
ンダムアクセスが不可能であるため、例えば、特定の素
材データの頭出し等を効率よく行うことができず、磁気
テープに記録した素材データ個々の管理がきわめて困難
であるという欠点があった。
【0004】そこで、ランダムアクセス可能な記憶媒体
であるハードディスクを何台もつなげてアレイ状の大容
量記憶装置を構築し、この記憶装置に大量の素材データ
を蓄積するようにした放送局用のビデオサーバ・システ
ムが提供されている。
【0005】これによれば、操作卓(端末)からビデオ
サーバ・システムをコントロールして、素材データの蓄
積(いわゆるファイリング)、蓄積データの再生確認
(いわゆるプレビュー)および素材データの送出制御等
を効率よく行うことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記プレビ
ュー作業の中に、素材データのトリム調整(トリミング
調整またはトリム幅調整ともいう)という作業がある。
この作業の詳細は後述するが、要するに、素材データの
送出時のSOM(Start Of Message)
点を微調整する作業である(図3参照)。
【0007】トリム調整値を0にすると、素材データの
入荷時にすでに定められている本来のSOM点を変更せ
ずに送出に用いる。または、トリム調整値を+iにする
と、素材データ本来のSOM点のTC(Time Co
de)から+iフレームの位置(Pa)をSOM点とし
て送出を行う。DURは固定で決まっているので、自動
的にEOM点も+iフレームの位置(Pb)にずれるこ
とになる。若しくは、トリム値を“−i”にすると、素
材データ本来のSOM点のTCから−iフレームの位置
(Pa)をSOM点として送出を行う。DURは固定で
決まっているので、自動的にEOM点も−iフレームの
位置(Pb)にずれることになる。
【0008】上記従来のビデオサーバ・システムにあっ
ては、かかるトリム調整をキーボード上のファンクショ
ンキーを用いて行っていた。すなわち、所定のファンク
ションキー(以下「+ファンクションキー」という)に
プラス方向のトリム調整機能を割り当てるとともに、他
のファンクションキー(以下「−ファンクションキー」
という)にマイナス方向のトリム調整機能を割り当てて
おき、+iのトリム調整を行う場合は、+ファンクショ
ンキーを押して入力画面を表示させてテンキーからiを
入力し、または、−iのトリム調整を行う場合は、−フ
ァンクションキーを押して入力画面を表示させてたまま
でテンキーからiを入力し、何れの場合も、引き続き、
実行(Enter)キーを押してトリム調整の良否を判
定するためのプレビュー処理を開始していた。
【0009】したがって、上記従来のビデオサーバ・シ
ステムにあっては、トリム調整に三つのステップ(ファ
ンクションキー、テンキーおよび実行キーの操作)が必
要であり、手順が煩雑になって手間がかかるという問題
点がある。しかも、ファンクションキーやテンキーの押
し間違いを否定できないので、トリム調整の方向や設定
値の入力ミスを起こし易いという問題点もある。したが
って、本発明が解決しようとする課題は、トリム調整の
手順を単純化して手間の軽減と入力ミスの防止を図るこ
とにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のデータ記
録再生装置は、映像データを含む多数の素材データを蓄
積するデータ蓄積手段と、前記データ蓄積手段に蓄積さ
れた任意の素材データのトリム値を設定するためのユー
ザインターフェースを提供する操作端末とを備え、前記
ユーザインターフェースは、トリム値入力用の第1のコ
ントロール、を備えることを特徴とする。
【0011】これによれば、ユーザインターフェース上
の第1のコントロールを用いてトリム値を入力できる。
【0012】請求項2記載のデータ記録再生装置は、映
像データを含む多数の素材データを蓄積するデータ蓄積
手段と、前記データ蓄積手段に蓄積された全ての素材デ
ータの各々のトリム値を含む属性情報を保持する保持手
段と、前記データ蓄積手段に蓄積された任意の素材デー
タのトリム値を設定するためのユーザインターフェース
を提供する操作端末とを備え、前記ユーザインターフェ
ースは、トリム値入力用の第1のコントロールと、前記
第1のコントロールに入力されたトリム値を適用して前
記任意の素材データのプレビュー動作を指示する第2の
コントロールと、前記保持手段に保持されている前記任
意の素材データのトリム値を前記第1のコントロールに
入力されたトリム値で更新することを指示する第3のコ
ントロールと、を備えることを特徴とする。
【0013】これによれば、ユーザインターフェース上
の第1のコントロールを用いてトリム値を入力できると
ともに、同インターフェース上の第2のコントロールを
用いてプレビュー動作を指示でき、しかも、同インター
フェース上の第3のコントロールを用いてトリム値の更
新を行うことができる。
【0014】請求項3記載のデータ記録再生装置は、請
求項1記載のデータ記録再生装置において、前記第1の
コントロールは、テキストボックスコントロールである
ことを特徴とする。
【0015】これによれば、テキストボックスコントロ
ールに直接、任意のトリム値を入力できる。請求項4記
載のデータ記録再生装置は、請求項2記載のデータ記録
再生装置において、前記第1のコントロールは、テキス
トボックスコントロールであることを特徴とする。
【0016】これによれば、テキストボックスコントロ
ールに直接、任意のトリム値を入力できる。
【0017】請求項5記載のデータ記録再生装置は、請
求項3記載のデータ記録再生装置において、前記テキス
トボックスコントロールは、入力された値をアップダウ
ンするコマンドボタンコントロールを有することを特徴
とする。
【0018】これによれば、テキストボックスコントロ
ール内のトリム値をアップダウンさせながら任意の値に
変更できる。
【0019】請求項6記載のデータ記録再生装置は、請
求項4記載のデータ記録再生装置において、前記テキス
トボックスコントロールは、入力された値をアップダウ
ンするコマンドボタンコントロールを有することを特徴
とする。
【0020】これによれば、テキストボックスコントロ
ール内のトリム値をアップダウンさせながら任意の値に
変更できる。
【0021】請求項7記載のデータ記録再生装置は、請
求項1記載のデータ記録再生装置において、前記第1の
コントロールは、スライドボリュームコントロールであ
ることを特徴とする。
【0022】これによれば、スライドボリュームコント
ロールをドラッグしながら任意のトリム値を設定でき
る。
【0023】請求項8記載のデータ記録再生装置は、請
求項2記載のデータ記録再生装置において、前記第1の
コントロールは、スライドボリュームコントロールであ
ることを特徴とする。
【0024】これによれば、スライドボリュームコント
ロールをドラッグしながら任意のトリム値を設定でき
る。
【0025】請求項9記載のデータ記録再生装置は、請
求項1記載のデータ記録再生装置において、前記第1の
コントロールは、前記任意の素材データのSOM点の調
整範囲であるフレーム数以下の値で、且つ、整数の値に
入力値を制限することを特徴とする。
【0026】これによれば、不正なトリム値の入力を回
避できる。
【0027】請求項10記載のデータ記録再生装置は、
請求項2記載のデータ記録再生装置において、前記第1
のコントロールは、前記任意の素材データのSOM点の
調整範囲であるフレーム数以下の値で、且つ、整数の値
に入力値を制限することを特徴とする。
【0028】これによれば、不正なトリム値の入力を回
避できる。
【0029】請求項11記載の記録媒体は、請求項1記
載のユーザインターフェースを実現するためのプログラ
ムを格納したことを特徴とする。
【0030】これによれば、マイクロコンピュータを含
むハードウェア資産と該プログラムとの有機的結合によ
って請求項1記載のユーザインターフェースを実現する
ことができる。
【0031】請求項12記載の記録媒体は、請求項2記
載のユーザインターフェースを実現するためのプログラ
ムを格納したことを特徴とする。
【0032】これによれば、マイクロコンピュータを含
むハードウェア資産と該プログラムとの有機的結合によ
って請求項2記載のユーザインターフェースを実現する
ことができる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、放
送局用の「ビデオサーバ・システム」を例にして図面を
参照しながら説明する。図1は、放送事業者の放送局内
に設置されたビデオサーバ・システムの全体構成図であ
り、図示のビデオサーバ・システム1(発明の要旨に記
載のデータ記録再生装置に相当)は、その役割別に、局
内上位サブシステム100、操作サブシステム200
(発明の要旨に記載の操作端末に相当)、データベース
サブシステム300(発明の要旨に記載の保持手段に相
当)、大容量記憶サブシステム400(発明の要旨に記
載のデータ蓄積手段に相当)、送出系サブシステム50
0などに分類することができる。
【0034】これらのサブシステムは、それぞれ後述の
役割を担うものであり、各サブシステムは、その担当役
割の全てまたは一部を効率的に実現するために、必要に
応じ、汎用のオペレーティングシステム(以下「O
S」)を搭載したパーソナルコンピュータ若しくはワー
クステーション(以下「パソコン」という)を含むこと
がある。
【0035】特に、操作サブシステム200は、以下の
説明からも明らかになるが、操作員との良好なマン・マ
シン・インターフェースを図るために、GUI(グラフ
ィカル・ユーザインターフェース)環境に優れた所定の
汎用OS(例えば、Windows95/98/NT/
CE:Microsoft社の登録商標)を搭載したネ
ットワーク対応のパソコン(ネットワークカードやハー
ドディスクドライブを実装したパソコン本体、ディスプ
レイ装置およびキーボードやマウス等の入力装置を含
む)を少なくとも1台(図では便宜的に3台)含む。
【0036】各サブシステムの好ましい構成例を説明す
ると、まず、局内上位サブシステム100は、編集部門
や営業部門に設置された上位管理システム(以下、便宜
的に「営業管理システム」という)101を含む。この
営業管理システム101は、編集部門や営業部門から受
け取った素材データ(放送素材の実体的データ;例え
ば、CM素材の映像データおよび音声データ)に素材コ
ードと呼ばれる局内管理用のユニークな情報を付与した
り、素材データの詳細情報(素材データに関する様々な
属性情報)を作成したり、素材データの送出順番(いわ
ゆるプレイリストや番組編成表;以下「プレイリスト」
で代表)を作成したりするものである。
【0037】なお、営業管理システム101は、厳密に
はビデオサーバ・システム1とは異なる別のワークグル
ープに属するネットワークに接続されており、このネッ
トワークとビデオサーバ・システム1とを連接(LAN
−LAN接続)して、いわゆるWAN(Wide Ar
ea Network)を構築するために、局内上位サ
ブシステム100にデータゲートウェイ102が設けら
れている。
【0038】図示のデータゲートウェイ102はネット
ワーク対応のパソコンで構成されており、例えば、2枚
のネットワークカードをスロットに挿入し、一方のカー
ドを営業管理システム1に接続するとともに、他方のカ
ードをビデオサーバ・システム1のLAN600に接続
して、両ネットワーク間における必要なデータの選択的
転送を可能にする。ここで、営業管理システム1からビ
デオサーバ・システム1へのデータ転送方向を“下り”
その逆を“上り”と称することにすると、下りデータは
「素材データの詳細情報(素材コードを含む)」と「プ
レイリスト」などであり、上りデータは放送を完了した
素材データのリスト(送出結果リスト:後述)などであ
る。
【0039】次に、操作サブシステム200は、既述の
とおり、GUI環境に優れた汎用OSを搭載したパソコ
ン(図では3台;符号201〜203参照)を備える。
このパソコンはファイリング作業担当の局員やプレビュ
ー作業担当の局員並びに送出監視作業担当の局員の机上
に置かれる。
【0040】もし、これらの担当局員が同一人物の場合
またはファイリング作業、プレビュー作業および送出監
視作業を同時に実行しない場合、パソコンは1台でよ
い。すなわち、1台のパソコンにファイリング用、プレ
ビュー用および送出監視用の各アプリケーションプログ
ラムソフト(またはこれらを統合したアプリケーション
プログラムソフト)をインストールし、実行すべき作業
内容に応じて適切なアプリケーションプログラムを起動
すればよい。しかし、実際には、ファイリング作業、プ
レビュー作業および送出監視作業の全てまたは一部を並
行して行うことが多いため、パソコンは、図示のよう
に、各作業担当毎、すなわち、ファイリング作業用のパ
ソコン(以下「ファイリング端末」)201、プレビュ
ー作業用のパソコン(以下「プレビュー端末」)20
2、および、送出監視作業用のパソコン(以下「送出監
視端末」)203のように別々に設置することが望まし
い。
【0041】各端末201〜203はスロットに挿入さ
れた不図示のネットワークカードを介してLAN600
に接続されている。なお、同一の作業を複数の局員で分
担して行う場合に備えて、作業単位毎に各端末を複数台
設置しておいてもよい。
【0042】次に、データベースサブシステム300
は、ネットワーク対応のデータベースエンジン(例え
ば、SQLデータベースエンジン;SQLはStruc
tured Query Languageの略)を搭
載しており、このデータベースエンジンを介して、操作
サブシステム200の各端末201〜203から自由に
レコードデータの参照や更新および追加を行うことが可
能なデータベーステーブルを備える。データベーステー
ブルは、例えば、図2に示すようなテーブル構造を有し
ている。
【0043】図において、横長の桝目の一つ一つはそれ
ぞれデータフィールド(以下、単に「フィールド」)を
表しており、全体の枠線は一つのレコードを表してい
る。各フィールドには、例えば、“素材コード”、“ス
テータス”、“DUR”、“スポンサー名”、“素材
名”、“音声”・・・・“トリム調整”・・・・といっ
た適当な名前がつけられている。
【0044】素材コードフィールドは、このデータベー
ステーブルのキーコードフィールドであり、このキーコ
ードフィールド(素材コードフィールド)には、上述の
営業管理システム101で発行されたユニークな素材コ
ードが格納されるようになっている。
【0045】データベーステーブルのレコード数は、営
業管理システム101で発行された素材コードの数に依
存し、例えば、営業管理システム101で発行された素
材コードの数をn個とすると、データベーステーブルの
レコード数も同じくn個となる。
【0046】なお、キーコードフィールドを除く各フィ
ールドに格納される情報は、そのレコードのキーコード
(素材コード)に対応した素材データの様々な属性情報
であり、例えば、DURは素材の長さ、スポンサー名は
素材の提供者名、素材名は素材の名前、音声は音声モー
ド、映像は映像モード、・・・・トリム調整は素材デー
タのトリム値、・・・・などである。
【0047】例えば、図では、素材コード“CM000
0000007”の素材データに関する属性として、
“プレビュー済”みであること、そのDURが“00:
15”(分:秒)の長さであること、スポンサー名が
“ブレッド食品”であること、素材名が“おいしい朝
食”であること、音声モードが“ステレオ”で映像モー
ドが“NTSC”であること、・・・・、トリム調整が
“0”(トリム値0)であること、・・・・、などが設
定されている。
【0048】これらの情報の幾つか、例えば、素材コー
ド、スポンサー名、DUR、素材名、音声モード、映像
モードなどは、営業管理システム101からの「素材デ
ータの詳細情報」に示された内容を維持してそのまま変
化しない固定情報であるが、例えば、ステータスやトリ
ム調整などは、操作サブシステム200の各端末201
〜203の操作によって変更可能な可変情報である。
【0049】なお、トリム調整とは、既述のとおり、素
材データの送出時のSOM点を微調整する作業である。
因みに、素材データは、図3(a)に示すように、DU
R(素材データの長さ;一般に時間で表される)に対応
する本編と、その本編の前後に余分に収録した所定枚数
の捨カットとからなる。サーバーへ素材を蓄積するとき
に、CMを製作する段階で定められたSOM(Star
t Of Message)点およびEOM(End
Of Message)点よりも前後15フレーム余分
に収録することで、実際に放送するSOM点を前後に1
0フレームの幅で調整できる仕組みになっている。
【0050】トリム調整の初期値は“0”である。トリ
ム値0の場合、図3(b)に示すように、本編のみを送
出対象(図において、Pa:送出開始点、Pb:送出終
了点)に指定したことになる。すなわち、この場合、捨
カットは無視されるが、例えば、トリム値を“+i”
(但し、iは0を超える整数;以下同様)にすると、図
3(c)に示すように、素材データ本来のSOM点のT
C(Time Code)から+iフレームの位置(P
a)をSOM点として送出を行う。DURは固定で決ま
っているので、自動的にEOM点も+iフレームの位置
(Pb)にずれることになる。または、トリム値を“−
i”にすると、図3(d)に示すように、素材データ本
来のSOM点のTCから−iフレームの位置(Pa)を
SOM点として送出を行う。DURは固定で決まってい
るので、自動的にEOM点も−iフレームの位置(P
b)にずれることになる。
【0051】かかるトリム調整は、本実施の形態のビデ
オサーバ・システム1の場合、操作サブシステム200
のファイリング端末201若しくはプレビュー端末20
2で所定のGUI画面(詳細は後述)を使って行うこと
ができる。
【0052】次に、大容量記憶サブシステム400は、
本実施の形態のビデオサーバ・システム1の中核をなす
ものであり、要するに、公知の大容量ハードディスク管
理技術、典型的には、RAID(Redundant
Array of Inexpensive Dis
k)技術を駆使して構築された大容量のハードディスク
システムに、大量の素材データを蓄積し、その素材デー
タを、素材データの詳細情報やプレイリスト等に従って
管理し、且つ、所望のタイミングで送出(放送)すると
いうものである。
【0053】なお、RAIDにはRAID0、RAID
1、RAID3およびRAID5の各レベルがある。R
AID0はいわゆるストライプセットと呼ばれるもの
で、複数のハードディスクをブロック単位で順々に使用
する。読み書きを高速にできる反面、信頼性に劣る(デ
ィスク台数をn台とし1台当たりの故障確率をxとする
とシステム全体の故障確率は1−(1−x)nにな
る)。
【0054】RAID1はミラーセット(またはミラー
リング)と呼ばれるもので、同じデータを複数のハード
ディスクに書き込む。いずれかのハードディスクが故障
してもデータを失うことはない。RAID1でデータを
失う確率はxnになり、高い信頼性を得られるが、ディ
スクの使用効率は低い。一方、RAID3はRAID0
とRAID1の中間の性能を持つ。すなわち、RAID
3では、RAID0の構成にパリティ(データ復元用情
報)専用のハードディスクを追加し、このパリティ専用
のハードディスクに、RAIDを構成するハードディス
クの同じ論理ブロック位置のデータから生成したパリテ
ィを書き込む。ハードディスクの一台が壊れた場合、残
りのハードディスクのデータとパリティを使って壊れた
データを復元できる。したがって、パリティ専用のハー
ドディスクを含む2台のハードディスクが同時に壊れな
い限り、データを失うことがない。
【0055】RAID3の故障確率は、n(n−1)/
2×(x2)となる。RAID1には及ばないが、単一
のハードディスクに比べて遥かに信頼性が高く、しか
も、RAID1と比べて圧倒的にディスクの使用効率が
高い(冗長度が低い)という利点がある。RAID3の
弱点は、書込みの際に必ずパリティ専用ハードディスク
へのアクセスが発生し、このアクセス集中が性能上のボ
トルネックになりやすいことである。この点を改良した
のがRAID5である。
【0056】RAID5では、パリティ専用のディスク
を持たず、パリティ情報を各ディスクに分散する。パリ
ティディスクへのアクセス集中が起きず、RAID3の
弱点をカバーできる。但し、ディスクの使用効率や信頼
性はRAID3と同等である。図示の大容量記憶サブシ
ステム400では、特に限定しないが、映像データの記
憶にRAID3を使用し、音声データの記憶にRAID
1を使用する。
【0057】本実施の形態の大容量記憶サブシステム4
00は、障害耐性を向上するために、その主要部をA系
とB系のデュアル構成にし、各系に同一の素材データを
記憶するようにしている。A系はSMS(Server
Management System)401a、I
DC(Intelligent Device Con
troller)402aおよびビデオサーバ403a
を備え、また、B系は同じくSMS(同)401b、I
DC(同)402bおよびビデオサーバ403bを備
え、さらに、各系共通のカセット制御装置404と、カ
セットオートチェンジャー405と、各系のIDC40
2a、402bによって制御される素材機406と、プ
レビュー画像等を表示するモニター装置407とを備え
ている。
【0058】モニター装置407は、操作サブシステム
200の各端末、特にプレビュー端末202を操作する
局員からその画面がよく見える位置に置かれていなけれ
ばならない。もし、1台のモニター装置407でその条
件(画面の視認性)を満たすことができない場合は、特
にプレビュー端末202の近くに別のモニター装置(便
宜的に「サブモニター装置」という)を置き、そのサブ
モニター装置にモニター装置407と同一の画面を表示
させればよい。
【0059】カセットオートチェンジャー405は、旧
来のテープ方式による送出素材蓄積装置であり、ビデオ
サーバ403a、403bのデータバックアップ用や一
本化テープと呼ばれるCM送出用テープの作成に利用す
ることができるほか、両系のビデオサーバー403a、
403bがダウンしたときの緊急予備機としても利用す
ることが可能である。
【0060】なお、カセット制御装置404は、ファイ
リング端末201やプレビュー端末202または送出監
視端末203からのリソース要求に応答してカセットオ
ートチェンジャー405の各種リソースの割り当てを調
停するものであり、その基本機能はSMS401a、4
01bの機能(後述)と類似するので、以下に述べるS
MS機能説明を流用するものとし、ここでの説明は省略
する。
【0061】SMS401a、401bは、IDC40
2a、402bとともに、操作サブシステム200の各
端末201〜203からのリソース要求に応答してビデ
オサーバ403a、403bの各種リソース割り当てを
調停するものである。
【0062】なお、リソース(Resource)と
は、ビデオサーバ403a、403bの入出力チャネ
ル、ルータの接続点、RAIDを構成するハードディス
クなどのデバイスのことをいう。資源ともいう。各端末
201〜203は割り当てを受けたデバイスをその割り
当て期間中、占有して使用することができる。
【0063】リソース割り当ては各端末201〜203
からの要求に応じて動的に行われなければならない。固
定割り当ては端末の数だけリソースを備える必要があ
り、効率的でないうえ、システム規模が大きくなるので
現実的でないからである。ところで、リソースの割り当
てを動的にした場合、同一リソースへの競合や優先割り
当ての対策を講じる必要がある。SMS401a、40
1bは、かかる競合および優先割り当ての調停(調停動
作の具体的説明は後述する)を行うものである。
【0064】次に、送出系サブシステム500は、送出
部門に設置された上位制御システム(以下、便宜的に
「送出制御システム」という)501を含むとともに、
さらに、この送出制御システム501からの通知データ
(スタンバイコマンドやスタンバイステータスデータ
等)に従ってデータベースサブシステム300のテーブ
ルデータ(例えば、素材データの詳細情報、プレイリス
ト、送出結果リストなどの内容)を更新するA系の送出
制御ゲートウェイ502aおよびB系の送出制御ゲート
ウェイ502bと、各系共通のマスタースイッチャー5
03などを含む。
【0065】なお、送出制御システム501から各系の
IDC402a、402bに対して送出プレイ制御情報
(PLAYコマンド)が送出されるとともに、マスター
スイッチャー503から各系のIDC402a、402
bに対してオンエアタリー情報(OATALLYコマン
ド)が供給される。
【0066】次に、作用を説明する。まず、ビデオサー
バ・システム10の全体動作を説明する前に、大容量記
憶サブシステム400のリソース競合やリソース優先割
り当ての調停を行うSMS401a、401bの動作を
説明する。
【0067】図4は、SMS401a、401b(以
下、A系のSMS401aで代表する)の機能概念図で
あり、SMS401aは、ソフトウェア(OSおよび所
定のアプリケーションプログラム)とハードウェアとの
有機的結合によって実現される少なくとも二つのタスク
{図では、実行管理タスク(略号「EMT」)900お
よびリソース情報管理タスク(略号「RIMT」)90
1}を備える。
【0068】なお、“タスク”とはOSレベルで管理・
制御されるプログラム実行の単位である。例えば、MS
−DOSは同時に一つのタスクしか管理(いわゆる「シ
ングル・タスク」)できないが、Windows95/
98/NT/CEやUNIXまたはOS/2などでは複
数のタスクを切替えながら管理(いわゆる「マルチ・タ
スク」)できる。ユーザから見た場合にタスクをジョブ
ということもある。なお、MS−DOSはMicros
oft社の登録商標、OS/2はIBM社の登録商標で
ある。
【0069】近時、特別な用途を除きMS−DOSのよ
うなシングル・タスクOSを使用することは希であり、
ほとんどは、Windows95/98/NT/CE、
UNIXまたはOS/2のようなマルチ・タスクOSを
使用する。したがって、本実施の形態においても、かか
る技術背景(マルチ・タスク環境)に倣って“タスク”
と称するが、この用語の意味に限定されない。ジョブで
あってもよいし、プログラムであってもよい。
【0070】実行管理タスク900は、操作サブシステ
ム200とIDC402aの間のインターフェースを提
供する。すなわち、実行管理タスク900は、操作サブ
システム200からのリソース要求命令(図では「制御
命令」)を受け取ると、リソース管理タスク901にリ
ソース割り当ての可否を問い合わせ、その結果(割り当
て許可または割り当て拒否)を示す信号(図では「制御
結果」)を操作サブシステム200に通知する。
【0071】また、実行管理タスク900は、操作サブ
システム200からの割り当てリソースに対する実際の
操作命令(図では「制御命令」)を受け取ると、リソー
ス管理タスク901に当該リソースの使用を通知すると
ともに、IDC402aに対して当該操作命令(図では
「制御命令」)を転送し、IDC402aからの操作実
行結果(正常終了/異常終了;図では「制御結果」)を
操作サブシステム200に通知する。
【0072】リソース情報管理タスク901は、このS
MS401aが管理すべきリソースの現在情報を常に最
新の状態で保持している。この現在情報は、図において
「リソース情報データベース901a」と称するよう
に、データベース構造を採用することができ、さらに、
アクセス時のオーバヘッドを少なくするために、リソー
ス情報データベース901aをSMS401aのメイン
メモリ上に構築することができる。リソース情報データ
ベース901aは、例えば、ユーザ情報、リソース管理
情報、素材情報、結線情報、オープン管理情報およびエ
ラー情報の各テーブルを有する。
【0073】ユーザ情報テーブルは、操作サブシステム
200の各端末(ファイリング端末201、プレビュー
端末202および送出監視端末203)に割り当てられ
た固有の識別情報、若しくは、各端末を操作する局員に
割り当てられた固有の識別情報を管理し、リソース管理
情報テーブルは、リソースの現在状態を表す情報、例え
ば、図5に示すような、リソース名、リソースタイプ、
リソースグループ名、リソース状態、リソース通信状
態、予約ユーザ名および予約優先度などの情報を管理す
る。
【0074】また、素材情報テーブルはビデオサーバ4
03aに蓄積された素材データの情報を管理し、結線情
報テーブルはリソースの接続情報を管理し、オープン管
理情報テーブルはオープンされたリソース(予約中また
は使用中のリソース)の情報を管理し、エラー情報テー
ブルはエラーの発生したリソースの情報とそのエラー内
容の情報を管理する。
【0075】図5のリソース管理情報テーブルにおい
て、保持情報の一つを代表的に抜き出して、その意味を
説明すると、リソース名の“SMS_1”は、A系のS
MS401aを示し、リソースタイプの“SMS”は、
SMS、すなわち、Server Managemen
t Systemを示し、リソースグループのGP_S
MSは、B系のSMSを含むSMSグループを示し、リ
ソース状態の“使用可能”はいつでも使用できることを
示し、リソース通信状態の“接続”はオンライン状態に
あることを示し、予約ユーザ名の“なし”は、現在、そ
のリソースが予約されていないことを示し、予約優先度
の“0”は初期値を示す。
【0076】図6は、実行管理タスク900とリソース
情報管理タスク901の動作の一例を示す図である。こ
の図において、リソース要求元(操作サブシステム20
0の端末の一つ)は、例えば、以下の書式のリソースオ
ープン命令(OPEN命令)を発生するものとする。
【0077】OPEN[SN][MD][RSC][P
R][USR] ここに、[SN]は命令番号であり、通常はSN=1で
ある。幾つかの命令が連続する場合に各々SN=2、S
N=3、・・・とする。[MD]はリソースのオープン
モード指定である。再生モードの場合はMD=PLAY
とし、記録モードの場合はMD=RECとする。[RS
C]はリソース指定である。例えば、RSC=HDS_
1.AV1とすると、“HDS_1.AV1”というリ
ソース名を持つ所定のリソースを指定したことになる。
なお、RSCとリソース指定の関係は、図5のリソース
管理情報テーブルの登録内容(特にリソース名)に依存
する。
【0078】[PR]は優先度の指定である。PR=1
00にすると最低の優先度となり、0に近い値にするほ
ど優先度が高くなる。[USR]はリソース要求元のユ
ーザ情報を指定する。例えば、USR=USER_1と
すると、“USER_1”という名前(固有の識別情
報)を持つユーザまたは端末からのリソース割り当て要
求となる。
【0079】例えば、MD=PLAY、RSC=HDS
_1.VA1、PR=100およびUSR=USER_
1のOPEN命令を受け取った実行管理タスク900
は、これらの情報(MD=PLAY、RSC=HDS_
1.VA1、PR=100およびUSR=USER_
1)をリソース情報管理タスク901に通知する。
【0080】リソース情報管理タスク901は、ユーザ
情報、リソース管理情報、素材情報、結線情報、オープ
ン管理情報およびエラー情報の各テーブルを参照し、要
求されたリソース割り当ての可否を判断する。例えば、
(イ)ユーザ情報テーブルに“USER_1”が登録さ
れていない、(ロ)リソース情報管理テーブルのHDS
_1.AV1のリソース状態が“使用可能”でない、
(ハ)リソース情報管理テーブルのHDS_1.AV1
のリソース通信状態が“接続”でない、(ニ)リソース
情報管理テーブルのHDS_1.AV1の予約ユーザ名
が“なし”以外であって、且つ、予約優先度に[PR]
の値よりも小さな値が設定されている、の何れかの条件
を満たした場合にリソース割り当て要求を拒否し、一
方、それ以外の場合にリソース割り当て要求を許諾して
オープン管理テーブルに新たなエントリを作成する。上
記(イ)〜(ニ)はいずれもリソース割り当ての調停条
件であり、又、(ニ)は優先度の調停条件である。
【0081】リソース情報管理タスク901は、リソー
ス割り当ての許可または拒否結果を実行管理タスク90
0に通知し、実行管理タスク900は、その通知をリソ
ース要求元(操作サブシステム200)に転送するが、
リソース割り当てが許可された場合は、実行管理タスク
900はリソース要求元(操作サブシステム200)に
ストリームIDと呼ばれる情報(例えば、CSTAT
SID=n;nは任意の整数)を転送する。
【0082】このストリームIDは、リソース割り当て
が許可されたオープン命令に対応するユニークな識別コ
ードであり、リソース要求元(操作サブシステム20
0)は、以降、このストリームIDを用いて、割り当て
リソースに対する制御命令を逐次に発生することができ
る。
【0083】例えば、再生を指示する場合は、リソース
要求元(操作サブシステム200)で「PLAY SI
D=n」を発生する。ストリームIDを使用しない場合
は、「PLAY REC=IOP_1 MD=PLAY
PR=100」のように、リソース要求時と同等の多
くの情報を含む命令を発生しなければならならないが、
ストリームIDを使用することによって、情報を少なく
することができ、命令を単純化できる。
【0084】次に、本実施の形態のビデオサーバ・シス
テム1の全体動作について、説明する。局内または局外
で製作されたCM等の素材データは、磁気テープなどの
可搬型記憶媒体に収められ、その素材データを放送する
放送事業者(以下、単に「事業者」という)の担当部署
(例えば、編集部門や営業部門など)に届けられる(こ
のことを便宜的に「入荷」と称することにする)。な
お、入荷は可搬型記憶媒体だけに限らない。専用線など
の通信回線を利用した入荷、すなわち、データのみの入
荷も有り得るが、以下の説明では簡単化のために、可搬
型記憶媒体を用いた入荷を例にして話しを進めることに
する。
【0085】入荷が発生すると、当該部署の担当者は、
営業管理システム101の不図示の端末を操作して素材
データ毎の受付処理を実行する。この受付処理では、各
々の素材データを一意に識別するための、事業者内コー
ド(すなわち、素材コード)を発生する。素材コードは
先にも説明したとおり、重複のない唯一無二のユニーク
なコードでなければならない。素材コードの書式は、例
えば、適当な接頭文字と複数桁の一連番号とを組み合わ
せたものとすることができる。接頭文字はその素材コー
ドの種別を表す適当な文字(または文字列)を含むこと
ができ、例えば、CM素材の場合は“CM”とすること
ができる。
【0086】一連番号を、当該事業者の事業継続期間の
間、自動的にカウントアップさせながら自動発生させる
ことにより、ユニークな素材コードとすることができ
る。例えば、接頭文字を“CM”とし、一連番号を10
桁のゼロサプレス付き数値とすると、“CM00000
00001”から“CM9999999999”までの
ユニークな素材コードを発生することができる。また
は、年度や決算期を表す文字列と一連番号を組み合わ
せ、年度や決算期が変わる度に一連番号を初期値にリセ
ットしながら自動発生させてもよい。
【0087】受付処理では、上記素材コードの発生に加
え、さらに、素材データに関する様々な属性データの入
力を行って「素材データの詳細情報」を作成する。属性
データは、例えば、素材データの長さ(DUR)、素材
データの提供者名(スポンサー名)、素材データの名前
(素材名)、素材データに含まれる音声データの種類
(モノラル、ステレオ等)、素材データに含まれる映像
データの種類(NTSC、PAL等)・・・・などであ
る。
【0088】営業管理システム101における受付処理
を完了すると、この受付管理システム101からデータ
ゲートウェイ102を介して上記の素材コードおよび属
性データを含む素材データの詳細情報が転送され、デー
タベースサブシステム300のデータベーステーブルに
追加登録される。例えば、 営業管理システム101で
“CM0000000007”の素材データを受付し、
当該素材データの詳細情報を作成した場合は、その受付
処理の完了後に、データベースサブシステム300のデ
ータベーステーブルに、図2のレコードデータを含む新
規レコードが追加登録される。但し、新規レコードの追
加段階では、図2のレコードデータの各フィールドデー
タのうちステータスフィールドの情報は“空白”(また
は長さゼロの文字列若しくはNULL値)になってい
る。
【0089】ファイリング作業担当の局員、プレビュー
作業担当の局員、または、送出監視作業担当の局員は、
操作サブシステム200の各端末(ファイリング端末2
00、プレビュー端末201および送出監視端末20
3)を操作し、データベースサブシステム300や大容
量記憶サブ400システムにアクセスしながら自己の担
当作業を実行する。ここで、上記担当作業を分類する
と、プレイリストの登録作業、素材のファイリング作
業、素材のプレビュー作業(オンエアプレビュー作業を
含む)、一本化テープの作成作業および送出監視作業な
どに分けることができる。
【0090】なお、前述したとおり、本実施の形態では
営業管理システム101から転送されたプレイリスト
を、データゲートウェイ102を介してデータベースシ
ステム300に自動的に登録できるようになっているか
ら、特にプレイリストの登録作業は必要でない。但し、
営業管理システム101にトラブルが発生した場合や営
業管理システム101との間のデータ接続に不調が発生
した場合などは、プレイリストをフロッピィディスクな
どの可搬型記憶媒体に収めて届けられることがあるの
で、このような場合に備えてデータベースシステム30
0で直接登録できるようにしたり、操作サブシステム2
00の任意の端末から遠隔登録できるようにしておくこ
とが望ましい。
【0091】素材のファイリング作業は、「素材データ
の詳細情報」に従って素材データの実体(映像データや
音声データ;以下、映像データで代表)を大容量記憶サ
ブシステム400に登録(蓄積)する作業であり、この
作業はファイリング端末201を操作することによって
行われる。すなわち、素材データを収めた可搬型記憶媒
体を素材機406にセットし、この素材機406をファ
イリング端末201から遠隔操作することにより、所要
の素材データを大容量記憶サブシステム400に登録す
る。
【0092】また、素材のプレビュー作業は、大容量記
憶サブシステム400に蓄積された素材データの確認作
業(画質や音質等のチェック作業;マザープレビューと
も呼ばれる)またはプレイリストや番組編成表との照合
作業(送出のリハーサルまたはオンエアプレビューとも
呼ばれる)であり、この作業はプレビュー端末202を
操作することによって行われる。すなわち、プレビュー
端末を操作して大容量記憶サブシステム400に蓄積さ
れた素材データを読み出し、モニター装置407に表示
してその画質や音質を確認(マザープレビュー)した
り、または、プレイリストや番組編成表の順番通りに再
生されるかを確認(オンエアプレビュー)したりする。
送出監視作業は、当日分のプレイリストに従って素材デ
ータを順次に送出(放送)する作業であり、そのほとん
どは人手を必要しない自動化された作業である。
【0093】図7は、ファイリング端末201のGUI
画面(発明の要旨に記載のユーザインターフェースに相
当)を示す図である。ファイリング作業担当の局員は、
このGUI画面910を見ながら対話的に所要の作業を
行う。なお、図示のGUI画面910は、そのタイトル
バー911に“ファイリング・A系”と表示されている
が、ファイリング作業専用ではない。プレビュー端末2
02におけるGUI画面にも使用される。すなわち、フ
ァイリング作業およびプレビュー作業兼用のGUI画面
である。
【0094】以下、GUI画面910のフォームレイア
ウトを説明すると、タイトルバー911には適当なタイ
トルメッセージ(図では“ファイリング”)が表示され
るとともに、そのGUI画面910を表示中の端末に接
続された、大容量記憶サブシステム400の系(A系ま
たはB系)が表示されている。タイトルバー911には
さらに、適当にデザインされたイメージオブジェクト9
11a、そのGUI画面910を閉じるためのボタン9
11b、最大化ボタン911cおよび最小化ボタン91
1dなどが表示されている。
【0095】タイトルバー911の下にはメニューバー
912が配置されている。メニューバー912には幾つ
かのメニュー項目(図では、ファイル(F)、素材デー
タ(E)、表示(U)、操作(O)、オプション(P)
およびヘルプ(H))が設定されている。任意のメニュ
ー項目をクリック(マウスの左ボタン操作;以下同様)
すると、プルダウン式のサブメニュー項目が表示される
ようになっている。
【0096】メニューバー912の下には複数のコマン
ドボタンコントロール(以下「コントロール」を「CT
L」と略す)を横に並べたコマンドボタンCTL群91
3が配置されており、各々のコマンドボタンCTLに使
用頻度の高いサブメニュー項目(メニューバー912に
登録されたサブメニュー項目)が割り当てられている。
【0097】ここで、“コントロール”(CTL)と
は、再利用可能なプログラムモジュールの一種であっ
て、特に、Visualなプログラム開発ツールにあら
かじめ付属する(または別売される)GUI画面設計用
の様々な部品のことをいう。例えば、VBX(Visu
al Basic Extension)、OCX(O
LEカスタムコントロール)、クラスライブラリ、Ac
tiveXコントロールなどが代表例である。GUI画
面を設計する際に、用途に応じた適切なコントロールを
選択し、そのコントロールを画面(Form)に貼り付
けるだけで画面をレイアウトできるので、開発工数を大
幅に短縮できる。
【0098】あらゆるコントロールは、プロパティ、メ
ソッドまたはイベントと呼ばれるプログラミングインタ
ーフェース(の全てまたは一部)を持つ。これらのプロ
グラミングインターフェースはオブジェクト指向におけ
るスケルトン(骨格)に相当するものである。プロパテ
ィはそのコントロールの静的な属性、メソッドはそのコ
ントロールの動作、イベントはそのコントロールの外的
要因に対応する動作を規定する。例えば、一般的なコマ
ンドボタンCTLはプロパティとイベントの二つを持つ
ので、Form上またはコード上でこれらのインターフ
ェースに所望の値をセットすることにより、そのコマン
ドボタンCTLの静的な属性と外的要因に対応する動作
を任意にプログラミングできる。
【0099】例えば、コマンドボタンCTLの使用可能
(Enabled)プロパティに“True”(真値;
例えば−1)をセットすると、そのコマンドボタンCT
Lを使用可能にして、クリックやダブルクリックを受け
付けることができ、クリックイベントやダブルクリック
イベントに登録した任意のプロシージャー(プログラ
ム)を実行できる。あるいは、“False”(偽値;
例えば0)をセットすると、そのコマンドボタンCTL
を使用不可(タイトル表示が薄くなる)にして、上記プ
ロシージャーの実行を禁止できる。
【0100】GUI画面910の最下段にはリストボッ
クスCTL914および複数のテキストボックスCTL
915〜917を含むステータスエリア918が設けら
れており、リストボックスCTL914にはシステムエ
ラー等のメッセージ情報が時間順にリスト表示される。
古い時間のメッセージ情報を確認する場合は矢印ボタン
をクリックしてリストを表示させ、所望のリスト行を選
択すればよい。また、テキストボックスCTL915〜
917には、例えば、ファイリング作業やプレビュー作
業の実行中または作業終了を示す文字列、プレビューモ
ード(単独実行モード/連続実行モード)、および、プ
レビュー対象の素材データの数(分母は全ての素材デー
タ数)などが表示される。
【0101】GUI画面910のコマンドボタンCTL
群913とステータスエリア918の間の広いエリア
は、四つの領域に分けられており、各領域をその位置関
係から、左上領域919、右上領域920、左下領域9
21および右下領域922と称することにすると、後述
するように、左上領域919は素材データのリスト表示
用、右上領域920は一つの素材データの詳細情報表示
用、左下領域921はキューアップ操作用、右下領域9
22はファイリング/プレビュー操作用に各々割り当て
られる。
【0102】図8は、左上領域919のレイアウト図で
あり、この領域には、多数の行と列から構成された一つ
のデータシートCTL919aが配置されている。デー
タシートCTL919aの縦方向と横方向のスクロール
プロパティには“True”がセットされており、縦方
向のスクロールバー919bと横方向のスクロールバー
919cが表示されている。これらのスクロールバー9
19b、919cを使用することにより、領域外に隠れ
た行や列を表示できる。
【0103】データシートCTL919aの各列(項
目)には、例えば、“素材コード”、“ステータス”、
“DUR”、“スポンサー名”、“素材名”、“音
声”、・・・・等の項目名が設定されており、これらの
項目は、データベースサブシステム300のデータベー
ステーブル(図2参照)の各フィールドにリンクされて
いる。
【0104】データシートCTL919aの任意の行を
マウスでポイントしてクリックすることにより、その行
を選択状態にすることができる(実際には不図示のメイ
ン画面で素材選択を行うようになっており、データシー
トCTL919aの行を選択しても無反応であるが、以
下では便宜的にこのデータシートCTL919aで素材
選択を行うものとして説明することにする)。例えば、
図では、上から2行目(素材コード“CM000000
0007”の行)が反転表示されており、この行が選択
状態にあることを示している。各行のステータスは、そ
の行の素材データの現状を表している。例えば、空白は
未記録(未ファイリング)を表し、“記録済み”はファ
イリング完了を表し、“プレビュー済み”はマザープレ
ビュー完了を表している。
【0105】ファイリング作業を行う場合は、ステータ
スが“空白”の行で、且つ、ファイリング対象の素材コ
ードと一致する行を見つけ出し、その行を選択状態にし
たうえで、後述のファイリング操作を実行する。また
は、プレビュー作業を行う場合は、ステータスが“記録
済み”の行で、且つ、プレビュー対象の素材コードと一
致する行を見つけ出し、その行を選択状態にしたうえ
で、後述のプレビュー操作を実行する。
【0106】データシートCTL919aの各行の先頭
には、上記ファイリング作業およびプレビュー作業の選
択動作を容易化するための2種類のイメージオブジェク
トが表示される。一方のイメージオブジェクト919d
は円筒状の図形を図案化したもの(図9(a)参照)で
あり、このイメージオブジェクト919dはステータス
の“記録済み”にリンクする。また、他方イメージオブ
ジェクト919eはディスプレイ画面を図案化したもの
(図9(b)参照)であり、このイメージオブジェクト
919eはステータスの“プレビュー済み”にリンクす
る。
【0107】一般にコンピュータの世界では円筒状の図
形でハードディスクを表す習わしとなっているため、上
記一方のイメージオブジェクト919dは素材データの
大容量記憶サブシステム400への蓄積、すなわち、ス
テータスの“記録済み”を視覚化して表現する。又、デ
ィスプレイ画面をイメージした上記他方のイメージオブ
ジェクト919eは、モニター装置407を想起させ得
るから、当該モニター装置407への素材データの表
示、すなわち、ステータスの“プレビュー済み”を視覚
化して表現する。
【0108】したがって、ステータスの文字列をいちい
ち読み取らずに、イメージオブジェクト919d、91
9eを一瞥するだけで、ファイリングやプレビュー対象
の行を特定することができ、ファイリング作業やプレビ
ュー作業の効率を向上できるとともに、文字列読取りに
比べて誤読が少ないので、当該作業の信頼性を向上でき
る。
【0109】図10は、右上領域920のレイアウト図
であり、この領域には、「全般」、「素材構成」、「ユ
ーザ情報」および「その他」の四つのタブボタンCTL
920a〜920dを有するタブCTL920eが設け
られており、例えば、全般タブボタンCTL920aを
選択したとき、タブCTL920eに以下の各CTLが
表示されるようになっている。
【0110】すなわち、素材コード表示用のテキストボ
ックスCTL920f、ステータス表示用のテキストボ
ックスCTL920g、音声モード表示用のリストボッ
クスCTL920h、映像種別表示用のリストボックス
CTL920i、素材区分表示用のリストボックスCT
L920j、スポンサー名表示用のテキストボックスC
TL920k、素材名表示用のテキストボックスCTL
920m、使用期間/開始表示用のテキストボックスC
TL920n、使用期間/終了表示用のテキストボック
スCTL920p、TotalDUR表示用のテキスト
ボックスCTL920q、構成数表示用のテキストボッ
クスCTL920r、Video種別表示用のリストボ
ックスCTL920s、Audio種別表示用のリスト
ボックスCTL920t、DUR表示用のテキストボッ
クスCTL920u、ダビング素材表示用のテキストボ
ックスCTL920v、元素材SOM(SOMはSta
rt Of Messageの略)表示用のテキストボ
ックスCTL920wなどが設けられている。
【0111】そして、これらのCTLに、データシート
CTL919a(図8参照)の選択行の詳細情報(正確
には、同選択行の素材コードに一致した素材コードを持
つ、データベースサブシステム300のデータベーステ
ーブルのレコード情報)が表示されるようになってい
る。例えば、図10の例では、各CTLに、図8のデー
タシートCTL919aの選択行に対応した素材コード
“CM0000000007”の素材データに関する詳
細情報が表示されている。これらの情報は、データベー
スサブシステム300のデータベーステーブルにおける
“CM0000000007”の各フィールド情報(図
2参照)である。なお、図10において、ステータスの
“記録済み”は素材コード“CM000000000
7”の素材データを大容量記憶サブシステム400に記
録(蓄積)済みであることを示し、音声モードの“ステ
レオ”は同素材データに含まれる音声データがステレオ
方式(この他に“モノラル”や“音声多重”などの方式
がある)のデータであることを示している。
【0112】また、映像種別の“NTSC”は同素材デ
ータに含まれる映像データがNTSC(Nationa
l Television System Commi
ttee)方式(この他に“PAL:Phase Al
ternation byLine color te
levision”や“SECAM:Sequenti
al couleur a Memoire”などの方
式がある)のデータであることを示し、素材区分の
“T”はタイムCMである(この他にS(SB)ステー
ションブレイクなどの区分がある)ことを示している。
【0113】また、使用期間は、例えば、懸賞付きCM
素材のように受付開始日や締め切り日(終了日)がある
ものについて、その開始日と終了日の双方またはいずれ
か一方(但し、使用期間がないものは空白)を示し、T
otalDURの値(図では“00:15”)は素材全
体のDURを示している。また、VideoやAudi
oの“D”は素材機のIDを示し、DURの値(図では
“00:15”)は第1構成のDURを示している。ま
た、ダビング素材の値(文字列が入る;図では空白)は
ダビング元素材の素材コードを示し、元素材SOMの値
(図では“00:00:00:00”)はダビング元素
材のSOMのタイムコードを示している。
【0114】図11は、左下領域921のレイアウト図
であり、この領域には、グループ化された二つのオプシ
ョンボタンCTL921a、921bと、“RESE
T”と命名されたコマンドボタンCTL921cと、
“TCSET”と命名されたコマンドボタンCTL92
1dと、“CUEUP”と命名されたコマンドボタンC
TL921eと、“VAR”と命名されたコマンドボタ
ンCTL921fと、CUEUPタイム表示用のテキス
トボックスCTL921gと、TCSETタイム(現在
位置のTC表示用のテキストボックスCTL921h
と、再生速度表示用のテキストボックスCTL921i
と、「再生」、「停止」、「REV」および「FWD」
の各コマンドボタンCTL921j、921k、921
m、921nとが設けられている。なお、CUEUPタ
イム表示用のテキストボックスCTL921gと再生速
度表示用のテキストボックスCTL921iには、それ
ぞれの入力値をアップダウンするための二つの小さなコ
マンドボタンCTL921p、921qが設けられてい
る。
【0115】ここで、各CTLの機能を説明すると、二
つのオプションボタンCTL921a、921bは、サ
ーバTCと素材機TCのいずれか一方を選択するための
ものである。素材機TCは未ファイル素材を選択した場
合に選択でき、サーバTCは記録済みやプレビュー済み
素材を選択した場合に選択できる。なお、TCとはTi
me Code(タイムコード)の略である。
【0116】“RESET”と命名されたコマンドボタ
ンCTL921cは、CUEUPタイム表示用のテキス
トボックスCTL921gの値を初期値(00:00:
00:00)に戻す(リセットする)ためのものであ
る。“TCSET”と命名されたコマンドボタンCTL
921dは、TCSETタイム表示用のテキストボック
スCTL921hに表示されているTCの値をテキスト
ボックスCTL928gへセットするためのものであ
る。“CUEUP”と命名されたコマンドボタンCTL
921eは、選択中の素材データをテキストボックスC
TL928gで指定された頭出し位置にキューアップす
るためのものである。“VAR”と命名されたコマンド
ボタンCTL921fは、テキストボックスCTL92
1iで指定された再生速度で素材を再生させるためのも
のである。
【0117】CUEUPタイム表示用のテキストボック
スCTL921gは、上記キューアップ用の頭出し位置
を指定するためのものである。現在位置表示用のテキス
トボックスCTL921hは、現在のTCを表示する
(値は映像再生時にカウントアップする)ためのもので
ある。再生速度表示用のテキストボックスCTL921
iは、コンパネプレビュー時の再生速度を指定するため
のものである。初期値は“×1”(1倍)である。右端
の二つの小さなコマンドボタンCTL921gをクリッ
クすることにより、±1/16、±1/8、±1/4、
±1/2、±1、±2、±4まで変化させることができ
る。但し、小数値や0値は設定できない。「再生」、
「停止」、「REV」および「FWD」の各コマンドボ
タンCTL921j、921k、921m、921n
は、それぞれ、選択中の素材データを再生し、再生を中
止(停止)し、再生中の画面を1フレーム戻し(RE
V)または再生中の画面を1フレーム先に進める(FW
D)ためのものである。
【0118】図12は、右下領域922のレイアウト図
であり、この領域には、9個のコマンドボタンCTL9
22a、922b、922c、922d、922e、9
22f、922j、922kと、1個のプログレスバー
CTL922mと、2個のテキストボックスCTL92
2n、922pと、1個のスライドボリュームCTL9
22qとが設けられている。
【0119】各CTLの機能を説明すると、コマンドボ
タンCTL922a〜922cは、プレビュー作業の対
象となる系(大容量記憶サブシステム400のA系/B
系)を選択するためのものである。これらのコマンドボ
タンCTL922a〜922cはグループ化されたトグ
ルボタンCTLであり、一つを選択(図では左端のコマ
ンドボタンCTL922aを選択している)すると、そ
のボタンは押し込まれた状態を維持し、他のボタンは飛
び出した状態を維持する。タイトルに“A”が表記され
たボタンはA系選択用、“B”が表記されたボタンはB
系選択用、“A”と“B”が表記されたボタンは両系選
択用である。
【0120】コマンドボタンCTL922dは、ファイ
リング作業の実行を指定するためのものである。このボ
タンを押すと、選択行の素材コードに対応する素材デー
タが大容量記憶サブシステム400に登録(蓄積)され
る。但し、プレビュー作業時は、このコマンドボタンC
TL922dは使用不可(Enabled=Fals
e)になる。
【0121】コマンドボタンCTL922eは、ファイ
リング作業の無効を指定するためのものである。すなわ
ち、このコマンドボタンCTLを押すと、選択行のステ
ータスの“記録済み”を消去する。コマンドボタンCT
L922f(発明の要旨に記載の第3のコントロールに
相当)は、プレビュー作業の正常完了を指定するための
ものである。すなわち、このコマンドボタンCTLを押
すと、選択行のステータスに“プレビュー済み”をセッ
トする。
【0122】なお、これらの「記録無効」および「プレ
ビューOK」の各コマンドボタンCTL922e、92
2fは、ファイリング作業時には非表示(Visibl
eプロパティ=False)になり、その代わりファイ
リング作業の進み具合を表示するためのプログレスバー
CTL(プログレスバーCTL922mと類似のCT
L)が表示されるようになっている。
【0123】コマンドボタンCTL922i(発明の要
旨に記載の第2のコントロールに相当)は、プレビュー
作業の実行を指定するためのものである。このボタンを
押すと、選択行の素材コードに対応する素材データが大
容量記憶サブシステム400から読み出され、モニター
装置407に表示される。但し、ファイリング作業時
は、このコマンドボタンCTL922iは使用不可(E
nabled=False)になる。コマンドボタンC
TL922jは、実行中のファイリング作業またはプレ
ビュー作業の中止を指示するためのものである。コマン
ドボタンCTL922kは、GUI画面910(図7参
照)をクローズするためのものである。但し、ファイリ
ング作業またはプレビュー作業の実行中は、このコマン
ドボタンCTL922kは使用不可(Enabled=
False)になる。
【0124】プログレスバーCTL922mは、プレビ
ュー作業の進行状況を表示するためのものである。進行
割合を棒グラフの長さで表示する。棒グラフが最大長に
なったときに進行割合100%、すなわち、プレビュー
作業の完了を示す。テキストボックスCTL922n
は、プレビュー時の再生速度を指定するためのものであ
る。初期値は“×1”(1倍)である。但し、設定でき
る値は最大+4までであり、且つ、小数値や0値および
負値は設定できない。または、右端の二つの小さなコマ
ンドボタンCTL922rをクリックすることにより、
1/16から4までの範囲(具体的には、+1/16、+
1/8、+1/4、+1/2、+1、+2、+4)で値
を変化させることができる。
【0125】テキストボックスCTL922p(発明の
要旨に記載の第1のコントロールに相当)は、選択行の
素材データに対するトリム調整値を指定するためのもの
である。設定範囲は±j以内の整数値である。jは図3
の捨カットのフレーム数を超えない値(例えば、j=1
0)である。また、右端の二つの小さなコマンドボタン
CTL922s(発明の要旨に記載の第1のコントロー
ルに相当)をクリックすることによってもその設定値を
変更することができる。設定値の条件はテキストボック
スCTL922pと同じ(±j以内の整数)である。ス
ライドボリュームCTL922q(発明の要旨に記載の
第1のコントロールに相当)は、選択行の素材データに
対するトリム値を指定するためのものであり、設定範囲
は±j以内の整数値である。トリム値は左隣のテキスト
ボックスCTL922pに反映される。
【0126】次に、本実施の形態におけるトリム調整の
詳細動作を説明する。図13は、ユーザ操作を含む本実
施の形態のトリム調整作業の流れ図である。なお、以下
では、説明の便宜上、大容量記憶サブシステム400の
A系に蓄積された素材データのトリム調整を行うものと
する。
【0127】この流れ図において、ユーザ(例えば、プ
レビュー端末202の操作員;当該操作員のユーザ名を
USER_1とする)は、まず、トリム調整の対象とな
る素材データ(以下“CM0000000007”の素
材データとする)が表示されたデータシートCTL91
9aの行を選択する(実際には不図示のメイン画面の行
を選択して同メイン画面の「実行」ボタンをクリックす
る)。そして、トリム値入力用のCTL、すなわち、図
12のテキストボックスCTL922p、コマンドボタ
ンCTL922sまたはスライドボリュームCTL92
2qを使用して所望のトリム値(±j以内の整数値)を
入力する(ステップS1)。
【0128】例えば、トリム値を+i(図3(c)参
照)にする場合は、テキストボックスCTL922pを
フォーカス(マウスでクリック)してキーボードから+
iを入力し、または、コマンドボタンCTL922sを
クリックしてテキストボックスCTL922pの値を+
iにし、若しくは、スライドボリュームCTL922q
を+方向にマウスでドラッグ(クリックしたまま移動)
してテキストボックスCTL922pの値を+iにす
る。
【0129】所望のトリム調整値をセットすると、ユー
ザは、図12のプレビューボタンCTL(コマンドボタ
ンCTL922i)をクリックする(ステップS2)。
プレビュー端末202(正確には、プレビュー端末20
2で実行中のプレビュー用アプリケーションプログラム
またはプレビュー用を含む統合アプリケーションプログ
ラム;以下、プレビュー端末202とする)は、上記ク
リック操作に応答して、大容量記憶サブシステム400
のSMS401aに“CM0000000007”の再
生に必要なリソース要求の制御命令を出力し、大容量記
憶サブシステム400のSMS401aは、リソース情
報管理タスク901のリソース情報データベースを参照
して、リソース要求の受付または拒否を判定する。
【0130】今、“CM0000000007”の再生
に必要なリソースが空いている場合、または、ふさがっ
ていても優先度が低い場合、リソース情報管理タスク9
01はリソース要求を受付け(リソースの予約)、その
旨を示す回答と一緒にユニークなストリームIDを要求
元のプレビュー端末202に返送する。プレビュー端末
202は、上記トリム値(+i)を適用して“CM00
00000007”を再生する命令を生成し、この命令
にストリームIDを付加して、大容量記憶サブシステム
400のSMS401aに転送する。
【0131】大容量記憶サブシステム400のSMS4
01aは、ストリームIDを解釈して上記予約済みのリ
ソースを特定するとともに、このリソースを使用してA
系のビデオサーバ403aから“CM00000000
07”の素材データを読み出すとともに、この素材デー
タの上記トリム値(+i)で示されたフレーム範囲(図
3(c)の送出範囲参照)をモニター装置407に再生
するように制御する。
【0132】ユーザは、モニター装置407の画面を目
視して意図したトリム幅になっているかを確認する。プ
レビュー動作が終了すると(ステップS3)、図12の
記録無効およびプレビューOKのコマンドボタンCTL
(コマンドボタンCTL922e、922f)が使用可
(Enabled=True)となり(ステップS
4)、意図しないトリム幅であれば(ステップS5のN
判定)トリム値の入力以降を繰り返す一方、意図したト
リム幅であれば(ステップS5のY判定)プレビューO
KコマンドボタンCTL(コマンドボタンCTL922
f)をクリックする(ステップS6)。プレビュー端末
202は、このクリックに応答して、データベースサブ
システム300のデータベーステーブルをアクセスし、
該当レコード(“CM0000000007”のレコー
ド)のトリム設定フィールド(図2参照)に+iをセッ
トして更新する。
【0133】本実施の形態におけるトリム調整の詳細動
作は、以上のとおりであるが、この動作をトリム調整に
関係するイベントプロシージャで説明すると、以下のと
おりとなる。
【0134】図14は、プレビューコマンドボタンCT
L(図12のコマンドボタンCTL922i)のクリッ
クイベントプロシージャ(プレビュー_Click)の
簡略フローチャートである。このプロシージャは、図1
2のコマンドボタンCTL922iのクリックイベント
に応答して実行される。すなわち、図13のステップS
2の動作に応答して実行される。プロシージャを実行す
ると、まず、ステップS11でデータシートCTL(図
8のデータシートCTL919a)のカレント行(選択
行のこと)の素材コード“CM0000000007”
を取り込み、その素材コードをテンポラリ変数(例え
ば、“プレビューコード”と命名された文字列変数)に
セットする。
【0135】次に、ステップS12で、現在のプレビュ
ー作業の対象となる系を調べるために、図12の三つの
コマンドボタンCTL922a〜922cの何れが押さ
れているか判定する。例えば、コマンドボタンCTL9
22aが押されている場合はA系を判定し、コマンドボ
タンCTL922bが押されている場合はB系を判定す
る。なお、ここでは、コマンドボタンCTL922cが
押されている場合の判定(AB両系の判定)は省略して
いる。
【0136】次に、ステップS13またはステップS1
4で、判定された系からの素材データの読み出し処理を
行う。読み出し対象の素材データは、テンポラリ変数に
セットされた素材コード(“CM000000000
7”)に対応する素材データである。この読み出し処理
(ステップS13またはステップS14)においては、
図13のステップS2で説明した、大容量記憶サブシス
テム400へのリソース要求処理およびトリム値(+
i)を適用した素材データの送出(再生)命令処理等を
行うとともに、その送出(再生)命令処理に従って大容
量記憶サブシステム400のビデオサーバ403aから
モニター装置407に送出されたプレビュー画面を目視
で確認し(ステップS15)、プレビュー終了後に(ス
テップS16)、ステップS17で「プレビューOK」
および「記録無効」の各コマンドボタンCTL922
e、922fの使用可能(Enabled)プロパティ
にTrueをセットして使用可能状態にした後、プロシ
ージャを終了する。
【0137】以上のプロシージャ処理により、図13の
ステップS2からステップS4までの動作、すなわち、
トリム値(+i)を適用した“CM000000000
7”の素材データのプレビュー動作(モニター装置40
7への出力動作)を実現できる。
【0138】図15は、プレビューOKコマンドボタン
CTL(図12のコマンドボタンCTL922f)のク
リックイベントプロシージャ(プレビューOK_Cli
ck)の簡略フローチャートである。このプロシージャ
は、図12のコマンドボタンCTL922fのクリック
イベントに応答して実行される。すなわち、図13のス
テップS6の動作に応答して実行される。プロシージャ
を実行すると、まず、ステップS21でデータベースサ
ブシステム300のデータベーステーブルをオープンす
る。次いで、ステップS22で、データシートCTL
(図8のデータシートCTL919a)のカレント行
(選択行のこと)の素材コード“CM00000000
07”を取り込み、その素材コードに一致するレコード
をデータベーステーブルから抽出する。
【0139】次いで、ステップS23でレコードの有無
を判定し、レコードがない場合には、ステップS24で
適宜のエラー処理(例えば、GUI画面910の最下段
のテキストボックスCTL914にエラーメッセージを
表示する等)を実行し、ステップS26でデータベース
テーブルをクローズした後、プロシージャを終了する
が、レコードがある場合には、ステップS25でそのレ
コードのトリム調整フィールド(図2参照)にテキスト
ボックスCTL922pの設定値(+i)をセットし、
ステップS26でデータベーステーブルをクローズした
後、プロシージャを終了する。
【0140】以上のプロシージャ処理により、図13の
ステップS6およびステップS7の動作、すなわち、
“CM0000000007”のトリム値(+i)のデ
ータベースサブシステム300への登録(更新)動作を
実現できる。
【0141】本実施の形態では、操作サブシステム20
0のファイリング端末201またはプレビュー端末20
2のディスプレイ上に、図7のGUI画面910を表示
させることができる。そして、このGUI画面910の
右下領域922に、図12に示すように、トリム値入力
用のテキストボックスCTL922pを表示させること
ができるとともに、このテキストボックスCTL922
pの入力値を変化させるためのコマンドボタンCTL9
22sと、スライドボリュームCTL922qとを表示
させることができる。
【0142】したがって、テキストボックスCTL92
2pに直接、トリム値を入力する場合は、テキストボッ
クスCTL922pのフォーカス(マウスのクリックま
たはタブキーによる選択)と、キーボードからの数値入
力の二度の操作で済み、手間を軽減できるうえ、テキス
トボックスCTL922pに入力された値を目視確認で
きるので、入力ミスも防止できる。
【0143】または、コマンドボタンCTL922sや
スライドボリュームCTL922qを使用すれば、テキ
ストボックスCTL922pの入力値を直接変更でき、
一切のキーボード操作を不要にしてより一層の手間の軽
減と入力ミスの防止を図ることができる。
【0144】なお、テキストボックスCTL922pの
更新後(After Update)イベントに入力値
の検査プロシージャを組み込んでおき、そのプロシージ
ャ内で「入力値は±j以内で且つ整数値か?」の判定を
行い、この判定条件を満たさない入力値を排除するよう
にすれば、テキストボックスCTL922pへの直接入
力の際の信頼性を向上できるので望ましい。
【0145】本実施の形態の主要な機能は、マイクロコ
ンピュータを含むハードウェア資産と、OSや各種プロ
グラムなどのソフトウェア資産との有機的結合によって
機能的に実現されるものであるが、ハードウェア資産お
よびOSは汎用のものを利用できるから、本発明にとっ
て欠くことのできない必須の事項は、実質的に、前記G
UI画面910を表示するためのプログラムに集約され
ているということがいえる。したがって、本発明は、前
記GUI画面910を表示するためのプログラムのすべ
てまたはその要部を格納した、フロッピー(登録商標)
ディスク、MO、CD、ハードディスク、半導体メモリ
などの記録媒体(それ自体が流通経路に乗るものはもち
ろん、ネットワーク上にあって記録内容だけを提供する
ものも含む)を包含するものである。
【0146】
【発明の効果】請求項1記載のデータ記録再生装置によ
れば、映像データを含む多数の素材データを蓄積するデ
ータ蓄積手段と、前記データ蓄積手段に蓄積された任意
の素材データのトリム値を設定するためのユーザインタ
ーフェースを提供する操作端末とを備え、前記ユーザイ
ンターフェースは、トリム値入力用の第1のコントロー
ル、を備えたので、ユーザインターフェース上の第1の
コントロールを用いてトリム値を入力でき、トリム調整
の手順を単純化して手間の軽減と入力ミスの防止を図る
ことができる。
【0147】請求項2記載のデータ記録再生装置によれ
ば、映像データを含む多数の素材データを蓄積するデー
タ蓄積手段と、前記データ蓄積手段に蓄積された全ての
素材データの各々のトリム値を含む属性情報を保持する
保持手段と、前記データ蓄積手段に蓄積された任意の素
材データのトリム値を設定するためのユーザインターフ
ェースを提供する操作端末とを備え、前記ユーザインタ
ーフェースは、トリム値入力用の第1のコントロール
と、前記第1のコントロールに入力されたトリム値を適
用して前記任意の素材データのプレビュー動作を指示す
る第2のコントロールと、前記保持手段に保持されてい
る前記任意の素材データのトリム値を前記第1のコント
ロールに入力されたトリム値で更新することを指示する
第3のコントロールと、を備えたので、ユーザインター
フェース上の第1のコントロールを用いてトリム値を入
力できるとともに、同インターフェース上の第2のコン
トロールを用いてプレビュー動作を指示でき、しかも、
同インターフェース上の第3のコントロールを用いてト
リム値の更新を行うことができる。したがって、トリム
値の入力およびそのトリム値を用いたプレビュー確認並
びにトリム値の登録(更新)までを単純化してミスなく
行うことができる。
【0148】請求項3記載のデータ記録再生装置によれ
ば、請求項1記載のデータ記録再生装置において、前記
第1のコントロールは、テキストボックスコントロール
であるので、テキストボックスコントロールに直接、任
意のトリム値を入力でき、トリム方向や入力値のミスを
防止できる。
【0149】請求項4記載のデータ記録再生装置によれ
ば、請求項2記載のデータ記録再生装置において、前記
第1のコントロールは、テキストボックスコントロール
であるので、テキストボックスコントロールに直接、任
意のトリム値を入力でき、トリム方向や入力値のミスを
防止できる。
【0150】請求項5記載のデータ記録再生装置によれ
ば、請求項3記載のデータ記録再生装置において、前記
テキストボックスコントロールは、入力された値をアッ
プダウンするコマンドボタンコントロールを有するの
で、テキストボックスコントロール内のトリム値をアッ
プダウンさせながら任意の値に変更でき、キーボード操
作を不要(マウス操作だけでよい)にして手順の簡略化
と数値入力のミスを防止できる。
【0151】請求項6記載のデータ記録再生装置によれ
ば、請求項4記載のデータ記録再生装置において、前記
テキストボックスコントロールは、入力された値をアッ
プダウンするコマンドボタンコントロールを有するの
で、テキストボックスコントロール内のトリム値をアッ
プダウンさせながら任意の値に変更でき、キーボード操
作を不要(マウス操作だけでよい)にして手順の簡略化
と数値入力のミスを防止できる。
【0152】請求項7記載のデータ記録再生装置によれ
ば、請求項1記載のデータ記録再生装置において、前記
第1のコントロールは、スライドボリュームコントロー
ルであるので、スライドボリュームコントロールをドラ
ッグしながら任意のトリム値を設定でき、キーボード操
作を不要(マウス操作だけでよい)にして手順の簡略化
と数値入力のミスを防止できる。
【0153】請求項8記載のデータ記録再生装置によれ
ば、請求項2記載のデータ記録再生装置において、前記
第1のコントロールは、スライドボリュームコントロー
ルであるので、スライドボリュームコントロールをドラ
ッグしながら任意のトリム値を設定でき、キーボード操
作を不要(マウス操作だけでよい)にして手順の簡略化
と数値入力のミスを防止できる。
【0154】請求項9記載のデータ記録再生装置によれ
ば、請求項1記載のデータ記録再生装置において、前記
第1のコントロールは、前記任意の素材データのSOM
点の調整範囲であるフレーム数以下の値で、且つ、整数
の値に入力値を制限するので、不正なトリム値の入力を
回避でき、入力ミスを防止できる。
【0155】請求項10記載のデータ記録再生装置によ
れば、請求項2記載のデータ記録再生装置において、前
記第1のコントロールは、前記任意の素材データのSO
M点の調整範囲であるフレーム数以下の値で、且つ、整
数の値に入力値を制限するので、不正なトリム値の入力
を回避でき、入力ミスを防止できる。
【0156】請求項11記載の記録媒体によれば、請求
項1記載のユーザインターフェースを実現するためのプ
ログラムを格納したので、マイクロコンピュータを含む
ハードウェア資産と該プログラムとの有機的結合によっ
て請求項1記載のユーザインターフェースを実現するこ
とができる。
【0157】請求項12記載の記録媒体によれば、請求
項2記載のユーザインターフェースを実現するためのプ
ログラムを格納したので、マイクロコンピュータを含む
ハードウェア資産と該プログラムとの有機的結合によっ
て請求項2記載のユーザインターフェースを実現するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ビデオサーバ・システムの全体構成図である。
【図2】データベースサブシステムのデータベーステー
ブル構造図である。
【図3】素材データのフレーム構成とトリム値との関係
図である。
【図4】SMSの機能概念図である。
【図5】リソース管理情報テーブルの構造図である。
【図6】実行管理タスクとリソース情報管理タスクの動
作例を示す図である。
【図7】ファイリング端末のGUI画面を示す図であ
る。
【図8】左上領域のレイアウト図である。
【図9】イメージオブジェクト(記録済みにリンクされ
るものおよびプレビュー済みにリンクされるもの)を示
す図である。
【図10】右上領域のレイアウト図である。
【図11】左下領域のレイアウト図である。
【図12】右下領域のレイアウト図である。
【図13】ユーザ操作を含む本実施の形態のトリム調整
作業の流れ図である。
【図14】「プレビュー」ボタンのクリックイベントプ
ロシージャの簡略フローチャートである。
【図15】「プレビューOK」ボタンのクリックイベン
トプロシージャの簡略フローチャートである。
【符号の説明】
1……ビデオサーバ・システム(データ記録再生装
置)、200……操作サブシステム(操作端末)、30
0……データベースサブシステム(保持手段)、400
……大容量記憶サブシステム(データ蓄積手段)、91
0……GUI画面(ユーザインターフェース)、922
f……コマンドボタンCTL(第3のコントロール)、
922i……コマンドボタンCTL(第2のコントロー
ル)、922p……テキストボックスCTL(第1のコ
ントロール)、922q……スライドボリュームCTL
(第1のコントロール)、922s……コマンドボタン
CTL(第1のコントロール)。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像データを含む多数の素材データを蓄
    積するデータ蓄積手段と、 前記データ蓄積手段に蓄積された任意の素材データのト
    リム値を設定するためのユーザインターフェースを提供
    する操作端末とを備え、 前記ユーザインターフェースは、 トリム値入力用の第1のコントロール、 を備えることを特徴とするデータ記録再生装置。
  2. 【請求項2】 映像データを含む多数の素材データを蓄
    積するデータ蓄積手段と、 前記データ蓄積手段に蓄積された全ての素材データの各
    々のトリム値を含む属性情報を保持する保持手段と、 前記データ蓄積手段に蓄積された任意の素材データのト
    リム値を設定するためのユーザインターフェースを提供
    する操作端末とを備え、 前記ユーザインターフェースは、 トリム値入力用の第1のコントロールと、 前記第1のコントロールに入力されたトリム値を適用し
    て前記任意の素材データのプレビュー動作を指示する第
    2のコントロールと、 前記保持手段に保持されている前記任意の素材データの
    トリム値を前記第1のコントロールに入力されたトリム
    値で更新することを指示する第3のコントロールと、 を備えることを特徴とするデータ記録再生装置。
  3. 【請求項3】 前記第1のコントロールは、テキストボ
    ックスコントロールであることを特徴とする請求項1記
    載のデータ記録再生装置。
  4. 【請求項4】 前記第1のコントロールは、テキストボ
    ックスコントロールであることを特徴とする請求項2記
    載のデータ記録再生装置。
  5. 【請求項5】 前記テキストボックスコントロールは、
    入力された値をアップダウンするコマンドボタンコント
    ロールを有することを特徴とする請求項3記載のデータ
    記録再生装置。
  6. 【請求項6】 前記テキストボックスコントロールは、
    入力された値をアップダウンするコマンドボタンコント
    ロールを有することを特徴とする請求項4記載のデータ
    記録再生装置。
  7. 【請求項7】 前記第1のコントロールは、スライドボ
    リュームコントロールであることを特徴とする請求項1
    記載のデータ記録再生装置。
  8. 【請求項8】 前記第1のコントロールは、スライドボ
    リュームコントロールであることを特徴とする請求項2
    記載のデータ記録再生装置。
  9. 【請求項9】 前記第1のコントロールは、前記任意の
    素材データのSOM点の調整範囲であるフレーム数以下
    の値で、且つ、整数の値に入力値を制限することを特徴
    とする請求項1記載のデータ記録再生装置。
  10. 【請求項10】 前記第1のコントロールは、前記任意
    の素材データのSOM点の調整範囲であるフレーム数以
    下の値で、且つ、整数の値に入力値を制限することを特
    徴とする請求項2記載のデータ記録再生装置。
  11. 【請求項11】 請求項1記載のユーザインターフェー
    スを実現するためのプログラムを格納したことを特徴と
    する記録媒体。
  12. 【請求項12】 請求項2記載のユーザインターフェー
    スを実現するためのプログラムを格納したことを特徴と
    する記録媒体。
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JP2010193220A (ja) * 2009-02-18 2010-09-02 Masahide Tanaka 動画コンテンツ鑑賞装置
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