JP4288802B2 - 記録再生装置及び記録再生タイミングの調整方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばAVサーバのように、ノンリニアアクセス可能な記録媒体を用いてデータを記録及び/または再生するとともに複数チャンネルで同時にデータを入出力する記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、CATV(ケーブルテレビ)等の普及によるデータ提供の多チャンネル化に伴い、従来のVTR(ビデオテープレコーダ)とは異なり、1台の映像・音声記録再生装置で複数の映像・音声データ(以下「AVデータ」と呼ぶ)を同時に記録したり、再生したり、さらには記録しながら再生したり等の要求が高まりつつある。そして、この要求を満たすためにハードディスク等のランダムアクセス可能な記録媒体を用いて映像・音声を記録再生するビデオサーバ(またはAV(Audio and/or Video)サーバとも呼ばれる)と呼ばれる装置が普及しつつある。
【0003】
一般的に、放送局内におけるAVサーバは、画質や音質に対する要求から、必要とされるデータの転送レートが高い上に長時間のデータを記録するために大容量である必要がある。そこで、AVデータを蓄積するとともに並列処理が可能な複数のハードディスク(以下「HD」と呼ぶ)装置を用いることによりデータの転送レートの高速化と大容量化を図る試みや、さらにパリティデータを記録しておくことにより、万一いずれかのHD装置が故障しても信頼性を確保できるようにする試みがなされている。
【0004】
これにより、放送局が提供しようとしている番組の内容や放送形態により要求されているチャンネル数が異なる場合であっても、複数のAVデータからなる素材データを分散的に記録しておき多チャンネル送出を同時に行ったり、同一の素材データを再生時間をずらして多チャンネルで再生することにより、VOD(ビデオオンデマンド)やNVOD(ニアビデオオンデマンド)等のシステムを構築する等、多様な使用形態に対応することのできるマルチチャンネルAVサーバを実現することができる。
【0005】
このようなAVサーバに用いられるHD装置には、1988年Patterson等によって発表された論文(‘A Case for Redundant Arrays of Inexpensive Disks(RAID)’, ACM SIGMOND Conference, Chicago, III, Jun.1-3,1988. )に提唱されている、複数のHDからなるハードディスクドライブ(以下「HDD 」と呼ぶ)をさらに複数台配列したRAID(Redundant Arrays of Inexpensiv e Disks )技術が用いられている。
【0006】
上記論文の中でRAIDは、RAID−1からRAID−5まで5つに分類されている。RAID−1は2台のHDDに同じ内容を書き込む方式である。RAID−3は、入力データを一定の長さに分割して複数台のHDDに記録するとともに、各HDDの互いに対応するデータブロックの排他的論理和であるパリティデータを生成して他の1台のHDDに書き込む方式である。さらにRAID−5は、データの分割単位(ブロック)を大きくして、1つの分割データをデータブロックとして1台のHDDに記録するとともに、各HDDの互いに対応するデータブロックの排他的論理和をとった結果(パリティデータ)をパリティブロックとして他のHDDに記録するとともにパリティブロックを他のHDDに分散する方式である。
その他のRAIDについては上記論文を参照されたい。
【0007】
複数のAVデータの同時記録・再生を行うためには、複数のチャンネルで同時にAVデータの入出力を行う必要がある。そこで、AVサーバには、互いに独立して動作する複数の入出力ポートが設けられており、1つの入力ポート,出力ポートがそれぞれ1チャンネル分の入力,出力を行うようになっている。
【0008】
図10は、放送局におけるAVサーバでのAVデータの入出力の様子を例示するものである。このAVサーバ101には、複数の素材供給部111(1)〜111(m)から、それぞれ入力ラインINPUT_1〜INPUTmを経てAVデータ(収録対象の素材)が同時に供給される。これらのAVデータは、ルータ102でのスイッチングにより、それぞれ複数(図では3つ)の入出力ポート101a〜101cのうちのいずれか1つに入力される。各入出力ポート101a〜101cに入力したAVデータは、それぞれ圧縮処理等を施された後、RAID技術を用いた記録再生部101dに転送されて、記録再生部101dで記録される。
【0009】
他方、各入出力ポート101a〜101cからは、記録再生部101dで再生されて記録再生部101dから転送されたAVデータ(送出対象の素材)が、伸長処理等を施されて出力される。これらのAVデータは、ルータ102でのスイッチングにより、複数の送出部112(1)〜112(n)のうちのいずれかにそれぞれ出力ラインOUTPUT_1〜OUTPUT_nを経て供給されて、当該送出部から送出される。
【0010】
ところで、図10に示したように複数の素材供給部をAVサーバに接続する場合、素材供給部とAVサーバとを結ぶ入力ラインとして用いられる伝送媒体の種類やその延長距離は、個々の素材供給部の種類や設置場所によって様々である。したがって、入力ラインでのAVデータの伝送所要時間(すなわち遅延量)は素材供給部毎に相違しており、そのばらつきは例えば数フレーム〜十数フレーム分に達する。そのため、収録の開始及び終了のタイミングを指定して素材の収録を行う際に、そのままでは、入力ラインでの遅延量の多い素材供給部から供給された素材は末尾の何フレーム分かが収録できなくなる。
【0011】
同様に、図10に示したように複数の送出部をAVサーバに接続する場合にも、出力ラインでのAVデータの遅延量が送出部毎に相違する。そのため、送出の開始タイミングを指定して素材の送出を行う際にも、そのままでは、出力ラインでの遅延量の多い送出部から実際に素材の送出が開始されるタイミングが、指定されたタイミングよりも何フレーム分か遅れてしまうとともに、同一の素材を複数の送出部から送出するときの互いの送出開始タイミングが何フレーム分かずれてしまう。
【0012】
そこで、従来は、AVサーバシステムの導入時に、遅延量の少ない入力ライン上に遅延回路を介在させることにより全ての入力ラインでの遅延量を一定に揃える作業や、遅延量の少ない出力ライン上に遅延回路を介在させることにより全ての出力ラインでの遅延量を一定に揃える作業を行っていた。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、遅延回路のようなハードウェアを入力ライン上や出力ライン上に介在させることは、ハードウェア構成の複雑化や消費電力の増大を招いてしまう。
【0014】
また、システムの導入後に、素材供給部や送出部を入れ替えたり、入力ラインや出力ラインとして用いる伝送媒体の種類や延長距離を変更したりしたことにより、入力ラインや出力ラインでの遅延量が変化した場合には、遅延回路の調整や交換を行うことが必要となる。こうした作業は、専門的な知識や機材を必要とするので、システムの運用を中断することなく簡単に行えるものではなかった。
【0015】
本発明は、上述の点に鑑み、AVサーバシステムにおいて、素材供給部から入力ラインを経て供給された素材を、末尾が途切れることなく収録することや、出力ラインを経て送出部に供給した素材を、指定された通りのタイミングで送出部から送出させることを、遅延回路のようなハードウェアを入力ライン上や出力ライン上に介在させず、且つ、専門的な知識や機材を必要とせずに、AVサーバシステムの運用中に簡単に実現できるようにすることを課題としてなされたものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために、本出願人は、それぞれ異なる入力ラインを経て複数のデータが外部から入力されるとともに、外部に出力されたデータがそれぞれ異なる出力ラインを経て伝送される記録再生装置において、ノンリニアアクセス可能な記録媒体を用いてデータの記録及び/または再生を行う記録再生手段と、外部から入力されるデータをこの記録再生手段に転送し、この記録再生手段から転送されたデータを外部に出力する少なくとも1つの入出力処理手段と、この記録再生手段でのデータの記録タイミング及び再生タイミングを指定する指定手段と、この指定手段で指定された記録タイミングに対する補正値及びこの指定手段で指定された再生タイミングに対する補正値を設定する設定手段と、この指定手段で指定された記録タイミングを、この設定手段で設定されたこの記録タイミングに対する補正値により補正したタイミングで、この記録再生手段にデータを記録させ、この指定手段で指定された再生タイミングを、この設定手段で設定されたこの再生タイミングに対する補正値により補正したタイミングで、この記録再生手段からデータを再生させる制御手段と、を備えた記録再生装置を提案する。
【0017】
この記録再生装置では、指定手段で指定された記録タイミング及び再生タイミングに対する補正値をそれぞれ設定する設定手段と、この補正値により補正した記録タイミングや再生タイミングで記録再生手段にデータを記録再生させる制御手段とが設けられている。
【0018】
この設定手段で、記録タイミングに対する補正値を、外部からのデータを記録再生装置に伝送する入力ラインでのデータの遅延量に応じて設定すれば、この制御手段により、この補正値により補正したタイミング(補正値の分だけ遅らせたタイミング)で、記録再生手段にデータを記録させる制御が行われる。これにより、末尾を途切らせることなく記録再生手段でデータが記録される。そして、記録再生動作中に入力ラインでの遅延量が変化した場合にも、変化した遅延量に応じてこの設定手段で補正値を設定すれば、やはり末尾を途切らせることなく記録再生手段でデータが記録される。
【0019】
また、この設定手段で、再生タイミングに対する補正値を、記録再生装置から出力されたデータを伝送する出力ラインでの遅延量に応じて設定すれば、この制御手段により、この補正値により補正したタイミング(補正値の分だけ早めたタイミング)で、記録再生手段からデータを再生させる制御が行われる。これにより、記録再生装置から出力されたデータが、指定された通りの再生タイミングでその供給先に供給される。そして、記録再生動作中に出力ラインでの遅延量が変化したときにも、変化した遅延量に応じてこの設定手段で補正値を設定すれば、やはり指定された通りの再生タイミングでデータが供給先に供給される。
【0020】
このように、この記録再生装置によれば、データを末尾が途切れることなく記録することや、指定された通りの再生タイミングでデータを供給先に供給することが、遅延回路のようなハードウェアを入力ライン上や出力ライン上に介在させず、且つ、専門的な知識や機材を必要とせずに簡単に実現される。
【0021】
したがって、例えばAVサーバシステムに適用すれば、素材供給部から入力ラインを経て供給される素材を、末尾が途切れることなく収録することや、出力ラインを経て送出部に供給する素材を、指定された通りのタイミングで送出部から送出させることを、遅延回路のようなハードウェアを入力ライン上や出力ライン上に介在させず、且つ、専門的な知識や機材を必要とせずに、AVサーバシステムの運用中に簡単に実現できるようになる。
【0022】
なお、それぞれ異なる入力ラインを経て複数のデータが外部から入出力処理手段に入力されるとともに、入出力処理手段から外部に出力されたデータがそれぞれ異なる出力ラインを経て伝送される場合には、一例として、この設定手段を、これらの入力ライン毎及び出力ライン毎に補正値を設定可能なように構成することが好適である。
【0023】
それにより、入力ライン毎に遅延量が相違していても、いずれの入力ラインを伝送されるデータも末尾を途切らせることなく記録再生手段で記録されるようになるとともに、出力ライン毎に遅延量が相違していても、いずれの出力ラインで伝送されるデータも、指定された通りの再生タイミングでその供給先に供給されるようになる。
【0024】
そして、複数の供給先に同じタイミングでデータを供給させることができるようになるので、AVサーバシステムに適用した場合に、同一の素材を複数の送出部から同じタイミングで送出させることもできるようになる。
【0025】
また、入出力処理手段で映像データが入力及び出力される場合には、一例として、この設定手段を、フレーム単位で補正値を設定可能なように構成することが好適である。
【0026】
次に、本出願人は、ノンリニアアクセス可能な記録媒体を用いてデータの記録及び/または再生を行う記録再生手段と、外部から入力されるデータをこの記録再生手段に転送し、この記録再生手段から転送されたデータを外部に出力する少なくとも1つの入出力処理手段と、この記録再生手段でのデータの記録タイミング及び再生タイミングを指定する指定手段とを有し、それぞれ異なる入力ラインを経て複数のデータが外部から前記入出力処理手段に入力されるとともに、前記入出力処理手段から外部に出力されたデータがそれぞれ異なる出力ラインを経て伝送される記録再生装置における記録再生タイミングの調整方法において、外部からのデータを記録再生装置に伝送する入力ラインでのデータの遅延量に応じて、指定手段で指定された記録タイミングに対する補正値を設定し、記録再生装置から出力されたデータを伝送する出力ラインでの遅延量に応じて、指定手段で指定された再生タイミングに対する補正値を設定する第1ステップと、指定手段で指定された記録タイミングを、この第1ステップで設定した記録タイミングに対する補正値により補正したタイミングで、記録再生手段にデータを記録させ、指定手段で指定された再生タイミングを、この第1ステップで設定した再生タイミングに対する補正値により補正したタイミングで、記録再生手段からデータを再生させる第2ステップと、を含んだものを提案する。
【0027】
この記録再生タイミングの調整方法では、指定手段で指定された記録タイミングに対する補正値を、外部からのデータを記録再生装置に伝送する入力ラインでのデータの遅延量に応じて設定し、この補正値により補正したタイミング(補正値の分だけ遅らせたタイミング)で、記録再生手段にデータを記録させる。これにより、末尾を途切らせることなく記録再生手段でデータが記録される。そして、記録再生動作中に入力ラインでの遅延量が変化した場合にも、変化した遅延量に応じて補正値を設定することにより、やはり末尾を途切らせることなく記録再生手段でデータが記録される。
【0028】
また、この調整方法では、指定手段で指定された再生タイミングに対する補正値を、記録再生装置から出力されたデータを伝送する出力ラインでの遅延量に応じて設定し、この補正値により補正したタイミング(補正値の分だけ早めたタイミング)で、記録再生手段からデータを再生させる。これにより、記録再生装置から出力されたデータが、指定された通りの再生タイミングでその供給先に供給される。そして、記録再生動作中に出力ラインでの遅延量が変化した場合にも、変化した遅延量に応じて補正値を設定することにより、やはり指定された通りの再生タイミングでデータが供給先に供給される。
【0029】
このように、この記録再生タイミングの調整方法によれば、データを末尾が途切れることなく記録することや、指定された通りの再生タイミングでデータを供給先に供給することが、遅延回路のようなハードウェアを入力ライン上や出力ライン上に介在させず、且つ、専門的な知識や機材を必要とせずに簡単に実現される。
【0030】
したがって、例えばAVサーバシステムに適用すれば、素材供給部から入力ラインを経て供給される素材を、末尾が途切れることなく収録することや、出力ラインを経て送出部に供給する素材を、指定された通りのタイミングで送出部から送出させることを、遅延回路のようなハードウェアを入力ライン上や出力ライン上に介在させず、且つ、専門的な知識や機材を必要とせずに、AVサーバシステムの運用中に簡単に実現できるようになる。
【0031】
なお、それぞれ異なる入力ラインを経て複数のデータが外部から入出力処理手段に入力されるとともに、入出力処理手段から外部に出力されたデータがそれぞれ異なる出力ラインを経て伝送される場合には、一例として、第1ステップで、これらの入力ライン毎及び出力ライン毎に補正値を設定することが好適である。
【0032】
それにより、入力ライン毎に遅延量が相違していても、いずれの入力ラインで伝送されるデータも末尾を途切らせることなく記録再生手段で記録されるようになるとともに、出力ライン毎に遅延量が相違していても、いずれの出力ラインで伝送されるデータも、指定された通りの再生タイミングでその供給先に供給されるようになる。
【0033】
しかも、複数の供給先に同じタイミングでデータを供給させることができるようになるので、AVサーバシステムに本発明を適用した場合に、同一の素材を複数の送出部から同じタイミングで送出させることもできるようになる。
【0034】
また、入出力処理手段で映像データが入力及び出力される場合には、一例として、第1ステップで、フレーム単位で補正値を設定することが好適である。
【0035】
【発明の実施の形態】
以下では、本発明をAVサーバシステムに適用した例について説明する。
図1は、本発明を適用したAVサーバシステムの全体構成を示す。このシステムは、オペレーション端末1と、上位端末2と、DB(データベース)端末3と、SVM(サーバマネージャー)端末4と、スーパー作成端末5とが、例えばイーサネットのようなネットワークによって結合されるとともに、AVサーバ部7が、SMSGW(サーバマネージメントシステムゲートウェイ)端末6を介してこのネットワークに接続されて成っている。
【0036】
AVサーバ部7には、このAVサーバシステムの外部の複数(図では10)の素材供給部21〜30から、それぞれ入力ラインINPUT_A〜INPUT_Jを経て、AVデータ(収録対象の素材)が同時にAVサーバ部7に供給される。これらのAVデータには、地上波放送や衛星放送等(GTV,ETV,BS1,BS2等)で放送中の番組も含まれている。
【0037】
AVサーバ部7から出力されたAVデータ(送出対象の素材)は、このAVサーバシステムの外部の複数(図では3つ)の送出部31〜33のうちの少なくとも1つにそれぞれ出力ラインOUTPUT_A〜OUTPUT_Cを経て供給されて、当該送出部から送出される。
【0038】
各端末1〜6は、それぞれその機能に対応したアプリケーションを実行するパーソナルコンピュータで構成されている。
オペレーション端末1は、このAVサーバシステムのオペレータが、GUI(グラフィカルユーザインタフェース)環境のもとで、収録・送出対象の素材及びその収録・送出タイミングを指定したり、AVサーバシステムの現在の状態を確認したりするための端末である。また、本発明の特徴として、収録タイミングや送出タイミングに対する補正値の設定も、このオペレーション端末1で行われる。
【0039】
図2は、収録タイミングに対する補正値の設定用にオペレーション端末1に表示される画面を示す。この画面には、各入力ラインINPUT_A〜INPUT_J毎に、当該ラインで伝送されるAVデータの種類(GTV,ETV,BS1,BS2等)を表示する欄41と、当該ラインで伝送されるAVデータの収録タイミングに対する補正値をマウス操作によりフレーム単位で設定するためのアイコン42と、アイコン42で設定した補正値(フレーム数)を表示する欄43とが設けられている。図では、入力ラインINPUT_B,INPUT_C,INPUT_D,INPUT_F,INPUT_Hについて、それぞれ補正値としてフレーム数1,16,1,1,1が設定されて欄43に表示されている。
【0040】
また、画面の下端には、アイコン42で設定した全ての入力ラインINPUT_A〜INPUT_Jについての補正値を確定するためのアイコン44と、これらの補正値をキャンセルするためのアイコン45とが設けられている。
【0041】
図示は省略するが、オペレーション端末1には、図1の出力ラインOUTPUT_A〜OUTPUT_C毎に送出タイミングに対する補正値を設定するための画面も、図2と同様にして表示される。
【0042】
なお、これらの画面での収録タイミングや送出タイミングに対する補正値の設定は、このAVサーバシステムの運用中にも行うことができ、その場合には、その後新たに素材の収録・送出が開始されるときからその補正値が適用される。
【0043】
図3は、収録対象の素材及びその収録タイミングの指定用にオペレーション端末1に表示される画面を示す。この画面には、図1の入力ラインINPUT_A〜INPUT_Jを経て供給されるAVデータ(GTV,ETV,BS1,BS2等)のうちのいずれを収録するかをマウス操作により選択するためのアイコン51や、アイコン51で選択したAVデータを表示する欄52や、そのAVデータの収録の開始及び終了のタイミングをキー入力によって指定する欄53や、そのAVデータにキー入力によって番組名及びサブタイトルを付ける欄54等が設けられている。
【0044】
図4は、送出対象の素材及びその送出タイミングの指定用にオペレーション端末1に表示される画面を示す。この画面には、AVデータの収録時に図3の欄54に入力した番組名やサブタイトルをコピーアンドペーストまたはドラッグアンドドロップ等のマウス操作で貼り付けることによってそのAVデータを送出対象の素材として選択する欄61や、そのAVデータの送出の開始及び終了のタイミングをキー入力によって指定する欄62等が設けられている。
【0045】
オペレータは、放送局でのプレイリスト(番組構成表等)によっては収録・送出することや収録・送出タイミングが決定されていない素材(例えば臨時ニュースの素材等)について、図3や図4の画面を呼び出して、収録・送出対象とすることの指定や収録・送出タイミングの指定を行うことができる。
【0046】
図1の上位端末2では、放送局でのプレイリストが管理される。上位端末2からは、このプレイリストに基づいて、収録・送出対象の素材及びその収録・送出タイミングを示す情報が作成される。また、上位端末2からは、AVサーバ部7からのAVデータの出力とスーパー作成端末5からのスーパーインポーズ用のキャラクターデータの出力とを同期させるためのタイミングパルスが、SMSGW端末6及びスーパー作成端末5に送られる。
【0047】
DB端末3では、オペレーション端末1で指定された収録・送出対象の素材,その収録・送出タイミング及び補正値の情報や、上位端末2で作成された収録・送出対象の素材及びその収録・送出タイミングの情報や、AVサーバシステムの現在の状態を示す情報が、データベース化して登録される。
【0048】
AVサーバシステムの現在の状態を示す情報には、収録済みの素材や、AVサーバシステムで実行されるアプリケーションや、現在収録・送出中の素材や、AVサーバ部7の各デバイスの状態(個々のHDDや入出力ポート等が、使用可能であるか否か、SMSGW端末6と通信中であるか否か)等の情報が含まれる。
【0049】
図5は、このデータベースの画面表示例を示す。画面の左半分に、収録済みの素材のファイル名や、AVサーバシステムで実行されるアプリケーション中のファイル名や、現在収録・送出中の素材や、AVサーバ部7の各デバイスの状態等の一覧がテーブルとして表示される。
【0050】
また、このテーブルからマウス操作によって選択されたアプリケーション中のファイル「SR_Material(dbo) 」(図で反転表示されているファイル)についての各種パラメータが、画面の右半分に表示される。この画面の「列名」における“ma”に続くコード名はそれぞれ当該列名に固有のものであり、マウス操作によっていずれかの列名を選択すると、このコード名をキーにして、オーディオ設定や素材編集世代やステータス等の情報が画面表示される。
【0051】
SVM端末4では、DB端末3に登録されている収録・送出対象の素材及びその収録・送出タイミングの情報に基づいて、素材の収録や送出を指示するコマンドが作成されて、そのコマンドがSMSGW端末6に送られる。
【0052】
また、SVM端末4では、AVサーバ部7のいずれかのデバイスに障害が発生したときに、障害処理(アラーム情報の作成や、障害が発生したデバイスが実行していた処理の別のデバイスへの割り当て)が行われる。
【0053】
本発明の特徴として、SVM端末4では、素材供給部21,22,…30から供給される素材の収録を指示するコマンドを作成する際に、それぞれDB端末3に登録されている入力ラインINPUT_A,INPUT_B,…INPUT_Jについての補正値分だけ収録タイミングを遅らせたコマンドが作成されるとともに、送出部31,32,33からの素材の送出を指示するコマンドを作成する際に、それぞれDB端末3に登録されている出力ラインOUTPUT_A,OUTPUT_B,OUTPUT_Cについての補正値分だけ送出タイミングを早めたコマンドが作成される。
【0054】
より具体的には、SVM端末4内には、DB端末3に登録されている収録対象,送出対象の素材及び収録タイミング,送出タイミングの情報に基づいてそれぞれ収録,送出のマクロ命令及びそのパラメータを発行する収録マネージャー,送出マネージャーと、収録マネージャー及び送出マネージャーからこのマクロ命令及びパラメータが引き渡されてSMSGW端末6との間でMTP通信によるデバイス制御通信を行うEZMAXとが設けられているが、収録マネージャーは、このパラメータ中の収録タイミングを補正値分だけ遅らせ、送出マネージャー、このパラメータ中の送出タイミングを補正値分だけ早める。
【0055】
下記の数1は、収録マネージャーから発行されるマクロ命令及びそのパラメータの一部を例示したものである。Macroは実行対象マクロ名、ARG2は収録開始時刻を示すパラメータ、ARG3は素材の長さを示すパラメータ、ARG5は収録ファイル名を示すパラメータである。ARG2の値1:0:0:03は、1時0分0秒03に収録を開始することを意味しており、これは、DB端末3に登録されている収録開始タイミングである1時0分0秒を、DB端末3に登録されている補正値分である0秒03だけ遅らせたものである。
【数1】
【0056】
スーパー作成端末5では、DB端末3に登録されている送出対象の素材及びその送出タイミングの情報に基づいて、スーパーインポーズ用のキャラクターデータが作成される。このキャラクターデータは、上位端末2からのタイミングパルスに基づいて、スーパー作成端末5から出力される。
【0057】
SMSGW端末6では、SVM端末4からのコマンドに基づいて、AVサーバ部7が制御される。このSMSGW端末6での処理は、図6に示すように、実行管理タスクとデバイス情報管理タスクとに大別される。実行管理タスクは、SVM端末4・SMSGW端末6間及びSMSGW端末6・AVサーバ部7間の通信処理である。デバイス情報管理タスクは、AVサーバ部7のデバイス構成や各デバイスの状態をデータベース化して登録する処理である。SVM端末4からのコマンドに基づいて、具体的にAVサーバ部7のどのデバイスを動作させる(例えば収録対象の素材をどの入出力ポートから入力させる)コマンドをAVサーバ部7に送るかは、SVM端末4からのコマンドを受信した実行管理タスクがデバイスの割当要求をデバイス情報管理タスクに伝え、デバイス情報管理タスクがその割当結果を実行管理タスクに伝えることによって決定される。
【0058】
図7は、デバイス情報管理タスクのデータベースの画面表示例を示す。画面の左半分には、AVサーバ部7のデバイスの一覧がテーブルとして表示される。また、このテーブルからマウス操作によって選択されたデバイス「disk_info(RIMT)」(図で反転表示されているデバイス)についての各種パラメータが、画面の右半分に表示される。
【0059】
図8は、図1のAVサーバ部7の構成を示す。AVサーバ部7は、IDC(インテリジェントデバイスコントローラ)11と、SUBIDC(サブインテリジェントデバイスコントローラ)12〜14と、AVサーバ15,16と、ルータ17とを含んでいる。AVサーバ15にはIDC11及びSUBIDC12を介してSMSGW端末6からコマンドが送られ、AVサーバ15からはSUBIDC12及びIDC11を介してSMSGW端末6にステータスが送られる。同様に、AVサーバ16・SMSGW端末6間,ルータ17・SMSGW端末6間でも、それぞれIDC11及びSUBIDC13,IDC11及びSUBIDC14を介してコマンド及びステータスの送信が行なわれる。
【0060】
AVサーバ15には、3つの入出力ポート15a〜15cと、これらの入出力ポートの動作を制御する記録/再生コントローラ15dと、記録再生部15eとを含んでいる。各入出力ポート15a〜15cは、それぞれ1チャンネル分のAVデータの入力と1チャンネル分のAVデータの出力とを同時に行うことが可能である。記録再生部15eは、RAID−3を採用したものであり、複数のAVデータの同時記録・再生が可能である。AVサーバ16の構成も、AVサーバ15と同じである。
【0061】
入力ラインINPUT_A〜INPUT_Jを経てAVサーバ部7に供給された複数のAVデータ(収録対象の素材)は、ルータ17でのスイッチングにより、それぞれAVサーバ15及び16の合計6つの入出力ポート15a〜15c及び16a〜16cのうちのいずれか1つに入力される。各入出力ポート15a〜15c,16a〜16cに入力したAVデータは、圧縮処理等を施された後、それぞれ記録再生部15e,16eに転送される。
【0062】
記録再生部15e,16eでは、それぞれ、転送されたAVデータが一定の長さのブロックに分割されて複数台のHDDに記録され、かつ、それらのHDDの互いに対応するデータブロックの排他的論理和であるパリティデータが生成されて別の1台のHDDに書き込まれる。
【0063】
他方、各入出力ポート15a〜15c,16a〜16cからは、記録再生部15e,16eで再生(データブロックを一本化しパリティデータで訂正)されて記録再生部15e,16eから転送されたAVデータ(送出対象の素材)が、伸長処理等を施されてそれぞれ出力される。各入出力ポート15a〜15c,16a〜16cから出力されたAVデータは、ルータ17でのスイッチングにより、図1に示すように、送出部31〜33のうちのいずれかにそれぞれ出力ラインOUTPUT_A〜OUTPUT_Cを経て供給されて、当該送出部から送出される。送出部31に供給されるAVデータには、スーパー作成端末5から出力されたキャラクターデータがミキシングされる。
【0064】
次に、このAVサーバシステムでの素材の収録・送出動作の流れを、図9を用いて説明する。
このAVサーバシステムの導入時に、オペレータが、オペレーション端末1で、各入力ラインINPUT_A〜INPUT_Jでの遅延量に応じて収録タイミングに対する補正値を入力ラインINPUT_A〜INPUT_J毎に設定する(図2参照)とともに、各出力ラインOUTPUT_A〜OUTPUT_Cでの遅延量に応じて送出タイミングに対する補正値を出力ラインOUTPUT_A〜OUTPUT_C毎に設定すると、それらの補正値がDB端末3に登録される(ステップS1)。
【0065】
その後、このAVサーバシステムの運用時に、オペレータが、オペレーション端末1で、収録・送出対象の素材及びその収録・送出タイミングを指定する(図3及び図4参照)と、その素材及びタイミングを示す情報がDB端末3に登録される(ステップS2)。
【0066】
また、上位端末2で作成された収録・送出対象の素材及びその収録・送出タイミングを示す情報が、DB端末3に登録される(ステップS3)。
【0067】
このようにしてDB端末3に登録された収録・送出対象の素材,収録・送出タイミング及び補正値の情報に基づいて、SVM端末4では、素材供給部21,22,…30から供給される素材について、それぞれ入力ラインINPUT_A,INPUT_B,…INPUT_Jについての補正値分だけ収録タイミングを遅らせた収録指示のコマンドが作成されるとともに、送出部31,32,33から送出される素材について、それぞれ出力ラインOUTPUT_A,OUTPUT_B,OUTPUT_Cについての補正値分だけ送出タイミングを早めたコマンドが作成される(ステップS4)。
【0068】
そして、このコマンドに基づいてSMSGW端末6がAVサーバ部7を制御することにより、素材の収録・送出が行われる(ステップS5)。
【0069】
これにより、各素材供給部21〜30から供給される素材の収録が、それぞれ各入力ラインINPUT_A〜INPUT_Jでの遅延量分だけ遅らせたタイミングで開始されるので、それらの素材がそれぞれ末尾を途切らせることなく収録される。
【0070】
また、各送出部31〜33への素材の供給が、それぞれ各出力ラインOUTPUT_A〜OUTPUT_Cでの遅延量分だけ早いタイミングで開始されるので、各送出部31〜33からそれぞれ指定された通りの送出タイミングで素材が送出される。したがって、同一の素材を送出部31〜33のうちの2以上から同じタイミングで送出させることもできる。
【0071】
その後、このAVサーバシステムの運用中に、素材供給部21〜30や送出部31〜33を入れ替えたり入力ラインINPUT_A〜INPUT_Jや出力ラインOUTPUT_A〜OUTPUT_Cとして用いる伝送媒体の種類や延長距離を変更したりした際にも、オペレータが遅延量の変化に応じてオペレーション端末1で収録・送出タイミングに対する補正値を設定すれば、やはり、各素材供給部21〜30から供給される素材が末尾を途切れらせることなく収録されるとともに、各送出部31〜33からそれぞれ指定された通りの送出タイミングで素材が送出される。
【0072】
このように、このAVサーバシステムによれば、各素材供給部21〜30から供給される素材を末尾が途切れることなく収録することや、指定された通りの送出タイミングで各送出部31〜33から素材を送出させることが、遅延回路のようなハードウェアを入力ラインINPUT_A〜INPUT_J上や出力ラインOUTPUT_A〜OUTPUT_C上に介在させず、且つ、専門的な知識や機材を必要とせずに、AVサーバシステムの運用中にGUI環境のもとで簡単に実現される。
【0073】
なお、以上のAVサーバシステムではそれぞれ3つの入出力ポートを有するAVサーバを2つ用いているが、それぞれ適宜の数の入出力ポートを有するAVサーバを適宜の数だけ用いたAVサーバシステムに本発明を適用してよい。
【0074】
また、以上のAVサーバシステムでは入力ポートと出力ポートとを一体とした入出力ポートを有するAVサーバを用いているが、入力ポートと出力ポートとを別体として有するAVサーバを用いたAVサーバシステムにも本発明を適用してよい。
【0075】
また、以上のAVサーバシステムでは、RAID技術を採用した記録再生部を有するAVサーバを用いているが、RAID技術を採用することなくHDにAVデータを記録するAVサーバや、HD以外のノンリニアアクセス可能な記録媒体(例えば半導体メモリや光ディスク)にAVデータを記録するAVサーバを用いたAVサーバシステムにも本発明を適用してよい。
【0076】
また、以上の例では、複数の端末とAVサーバとで構成されるAVサーバシステムに本発明を適用しているが、このAVサーバシステムの機能を単体で実現する装置にも本発明を適用してよい。
【0077】
また、本発明は、AVサーバシステム以外の、ノンリニアアクセス可能な記録媒体を用いてデータを記録及び/または再生するとともに複数チャンネルで同時にデータを入出力する記録再生装置にも適用してもよい。
また、本発明は、以上の例に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、その他様々の構成をとりうることはもちろんである。
【0078】
【発明の効果】
以上のように、本発明に係る記録再生装置によれば、データを末尾が途切れることなく記録することや、指定された通りの再生タイミングでデータを供給先に供給することを、遅延回路のようなハードウェアを入力ライン上や出力ライン上に介在させず、且つ、専門的な知識や機材を必要とせずに簡単に実現できるという効果が得られる。
【0079】
したがって、例えばAVサーバシステムに適用すれば、素材供給部から入力ラインを経て供給される素材を、末尾が途切れることなく収録することや、出力ラインを経て送出部に供給する素材を、指定された通りのタイミングで送出部から送出させることを、遅延回路のようなハードウェアを入力ライン上や出力ライン上に介在させず、且つ、専門的な知識や機材を必要とせずに、AVサーバシステムの運用中に簡単に実現できるようになる。
【0080】
なお、本発明に係る記録再生装置によれば、入力ライン毎に遅延量が相違していても、いずれの入力ラインで伝送されるデータも末尾を途切らせることなく記録できるという効果や、出力ライン毎に遅延量が相違していても、いずれの出力ラインで伝送されるデータも指定された通りの再生タイミングでその供給先に供給できるという効果も得られる。
【0081】
さらに、複数の供給先に同じタイミングでデータを供給できるという効果も得られるので、AVサーバシステムに適用した場合に、同一の素材を複数の送出部から同じタイミングで送出させることもできるようになる。
【0082】
次に、本発明に係る記録再生タイミングの調整方法によれば、データを末尾が途切れることなく記録することや、指定された通りの再生タイミングでデータを供給先に供給することを、遅延回路のようなハードウェアを入力ライン上や出力ライン上に介在させず、且つ、専門的な知識や機材を必要とせずに簡単に実現できるという効果が得られる。
【0083】
したがって、例えばAVサーバシステムに適用すれば、素材供給部から入力ラインを経て供給される素材を、末尾が途切れることなく収録することや、出力ラインを経て送出部に供給する素材を、指定された通りのタイミングで送出部から送出させることを、遅延回路のようなハードウェアを入力ライン上や出力ライン上に介在させず、且つ、専門的な知識や機材を必要とせずに、AVサーバシステムの運用中に簡単に実現できるようになる。
【0084】
なお、本発明に係る記録再生タイミングの調整方法によれば、入力ライン毎に遅延量が相違していても、いずれの入力ラインで伝送されるデータも末尾を途切らせることなく記録できるという効果や、出力ライン毎に遅延量が相違していても、いずれの出力ラインで伝送されるデータも指定された通りの再生タイミングでその供給先に供給できるという効果も得られる。
【0085】
さらに、複数の供給先に同じタイミングでデータを供給できるという効果も得られるので、AVサーバシステムに適用した場合に、同一の素材を複数の送出部から同じタイミングで送出させることもできるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したAVサーバシステムの全体構成例を示す図である。
【図2】図1のオペレーション端末に収録タイミングに対する補正値の設定用に表示される画面を例示する図である。
【図3】図1のオペレーション端末に収録対象の素材及び収録タイミングの指定用に表示される画面を例示する図である。
【図4】図1のオペレーション端末に送出対象の素材及び送出タイミングの指定用に表示される画面を例示する図である。
【図5】図1のDB端末に登録されたデータベースの画面表示例を示す図である。
【図6】図1のSMSGW端末での処理を例示する図である
【図7】図1のSMSGW端末に登録されたデータベースの画面表示例を示す図である。
【図8】図1のAVサーバ部の構成例を示す図である。
【図9】図1のAVサーバシステムでの素材の収録・送出動作の流れを示す図である。
【図10】放送局におけるAVサーバでのAVデータの入出力の様子を示す図である。
【符号の説明】
1 オペレーション端末、 2 上位端末、 3 DB(データベース)端末、 4 SVM(サーバマネージャー)端末、 5 スーパー作成端末、 6 SMSGW(サーバマネージメントシステムゲートウェイ)端末、 7 AVサーバ部、 11 IDC(インテリジェントデバイスコントローラ)、 12〜14 SUBIDC(サブインテリジェントデバイスコントローラ)、 15,16 AVサーバ、 15a〜15c,16a〜16c 入出力ポート、 15d,16d 記録/再生コントローラ、 15e,16e 記録再生部、 17ルータ、 21〜30 素材供給部、 31〜33 送出部、 INPUT_A〜INPUT_J 入力ライン、 OUTPUT_A〜OUTPUT_C 出力ライン
Claims (4)
- それぞれ異なる入力ラインを経て複数のデータが外部から入力されるとともに、外部に出力されたデータがそれぞれ異なる出力ラインを経て伝送される記録再生装置において、
ノンリニアアクセス可能な記録媒体を用いてデータの記録及び/または再生を行う記録再生手段と、
外部から入力されるデータを前記記録再生手段に転送し、前記記録再生手段から転送されたデータを外部に出力する少なくとも1つの入出力処理手段と、
前記記録再生手段でのデータの記録タイミング及び再生タイミングを指定する指定手段と、
前記指定手段で指定された記録タイミングに対する補正値及び前記指定手段で指定された再生タイミングに対する補正値を設定する設定手段と、
前記指定手段で指定された記録タイミングを、前記設定手段で設定された前記記録タイミングに対する補正値により補正したタイミングで、前記記録再生手段にデータを記録させ、前記指定手段で指定された再生タイミングを、前記設定手段で設定された前記再生タイミングに対する補正値により補正したタイミングで、前記記録再生手段からデータを再生させる制御手段と、を備え、
前記設定手段は、前記入力ライン毎及び前記出力ライン毎に前記補正値を設定するものである
記録再生装置。 - 請求項1に記載の記録再生装置において、
前記入出力処理手段で映像データが入力及び出力され、
前記設定手段は、フレーム単位で補正値を設定するものである
記録再生装置。 - ノンリニアアクセス可能な記録媒体を用いてデータの記録及び/または再生を行う記録再生手段と、
外部から入力されるデータを前記記録再生手段に転送し、前記記録再生手段から転送されたデータを外部に出力する少なくとも1つの入出力処理手段と、
前記記録再生手段でのデータの記録タイミング及び再生タイミングを指定する指定手段と、を有し、
それぞれ異なる入力ラインを経て複数のデータが外部から前記入出力処理手段に入力されるとともに、前記入出力処理手段から外部に出力されたデータがそれぞれ異なる出力ラインを経て伝送される記録再生装置における記録再生タイミングの調整方法において、
外部からのデータを前記記録再生装置に伝送する入力ラインでのデータの遅延量に応じて、前記指定手段で指定された記録タイミングに対する補正値を設定し、前記記録再生装置から出力されたデータを伝送する出力ラインでの遅延量に応じて、前記指定手段で指定された再生タイミングに対する補正値を設定する第1ステップと、
前記指定手段で指定された記録タイミングを、前記第1ステップで設定した前記記録タイミングに対する補正値により補正したタイミングで、前記記録再生手段にデータを記録させ、前記指定手段で指定された再生タイミングを、前記第1ステップで設定した前記再生タイミングに対する補正値により補正したタイミングで、前記記録再生手段からデータを再生させる第2ステップと
を含み、
前記第1ステップで、前記入力ライン毎及び前記出力ライン毎に前記補正値を設定する
記録再生タイミングの調整方法。 - 請求項3に記載の記録再生タイミングの調整方法において、
前記入出力処理手段で映像データが入力及び出力され、
前記第1ステップで、フレーム単位で補正値を設定する
記録再生タイミングの調整方法。
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