JP2002247504A - 編集装置及び記録媒体 - Google Patents

編集装置及び記録媒体

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JP2002247504A
JP2002247504A JP2001037884A JP2001037884A JP2002247504A JP 2002247504 A JP2002247504 A JP 2002247504A JP 2001037884 A JP2001037884 A JP 2001037884A JP 2001037884 A JP2001037884 A JP 2001037884A JP 2002247504 A JP2002247504 A JP 2002247504A
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JP2001037884A
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Jun Yoshikawa
潤 吉川
Satoshi Katsuo
聡 勝尾
Masaki Hirose
正樹 広瀬
Shoji Nakamura
昭次 中村
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複雑な制御を必要とすることなく、カットご
との再生速度を容易に指定しうる編集装置を提供する。 【解決手段】 GUI4は、複数の素材(たとえばカッ
ト1〜3)からなる映像コンテンツの編集装置に適用す
るインターフェース手段であり、このインターフェース
手段は、前記素材を特定する情報並びに前記素材のIN
点及びOUT点の情報入力部(4a、4b)を有すると
ともに、少なくとも、前記素材ごとの再生速度を指定す
るための速度指定部(4c)を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル化され
たオーディオ・ビジュアルデータ(以下「AVデータ」
という。)を編集する編集装置に関し、たとえば、放送
局やポストプロダクションなどで使用される編集システ
ムに適用できる編集装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、放送局やポストプロダクション
などにおいては、様々な素材をカット単位につなぎ合わ
せて、所望の映像コンテンツを制作する編集作業が欠か
せない。従前、かかる編集作業に用いられる編集機は、
磁気テープ方式のいわゆる「リニア編集機」が主流であ
ったが、リニア編集機はフレーム単位のきめ細かな編集
が行えないなどの欠点があることから、近年、ハードデ
ィスク等の記憶デバイスを用いて構成されたディジタル
方式の「ノンリニア編集機」が用いられるようになって
きた。
【0003】ノンリニア編集機は、素材に対するフレー
ム単位のランダムアクセスが可能で、きめ細かな編集作
業を行うことができるうえ、ビデオ信号やオーディオ信
号をディジタル化して記憶することにより、信号の劣化
を長期にわたって回避できるという優れた特長を持って
いる。ノンリニア編集機における編集作業は、基本的に
リニア編集機のそれと同じである。すなわち、素材の必
要な部分を大まかに切り出して収録する“粗編集”を行
った後、この粗編集結果にフレーム単位の精密な切り出
しを行うという“密編集”を行う点で共通する。
【0004】リニア編集機との決定的な違いは、粗編集
や密編集の結果を示す情報(以下「編集結果情報」とい
う。)を生成し、この編集結果情報を編集対象の素材と
別に保存する点にある。編集結果情報は、編集対象素材
を特定する情報(ファイル名)や、切り出し開始点(I
N点)及び終了点(OUT点)を特定する情報などを含
み、ノンリニア編集機はこの編集結果情報に基づいて素
材の再生を行う。言い換えれば、リニア編集機は編集素
材そのものに直接的な編集操作を行うのに対して、ノン
リニア編集機は編集素材に全く手を加えない点でリニア
編集機と根本的に相違する。
【0005】上記の編集結果情報は一般に“EDL”
(Edit Decision List)と呼ばれる
テキスト形式のフォーマットで記述される。一つのED
Lは映像コンテンツを構成するすべての素材の編集情報
と素材の再生順情報とを含み、ノンリニア編集機はこの
EDLに従って記憶デバイスから各素材の所要部分(I
N点〜OUT点部分)を取り出し、それらを再生順につ
なぎ合わせて、一連の映像コンテンツを再生出力する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
EDLは、一つの映像コンテンツについて、カットごと
の素材情報(ファイル名)や編集点情報(IN/OUT
点)を含むが、他の情報、たとえば、カットごとの再生
速度情報を含まないために、以下の問題点があった。
【0007】一般に一つの映像コンテンツは複数のカッ
トから構成されており、各々のカットの再生速度は通常
速度(1倍速)であるものの、編集意図によっては、特
定のカットの再生速度を通常速度以外のn倍速(たとえ
ば、n=1/2などのスロー再生やn=2などの倍速再
生)にしたいという要求がしばしば発生する。このよう
な場合、従来のノンリニア編集機にあっては、該当する
カットの再生開始と同時に速度を変更し、さらに、当該
カットの再生終了と同時に速度を元に戻すという複雑な
制御操作を必要とする。
【0008】各カットの再生開始点と再生終了点はED
Lに基づくものであり、一方、速度変更の指示はEDL
以外の何らかの情報源、たとえば、あらかじめデータベ
ースなどに登録されたカットごとの速度情報の如きもの
に基づいて行わなければならず、少なくとも、再生開始
点及び再生終了点と、速度変更指示タイミングとを調停
するための制御手段を別途に必要とし、しかも、その制
御をリアルタイムに行わなければならないからである。
【0009】したがって、本発明が解決しようとする課
題は、複雑な制御を必要とすることなく、カットごとの
再生速度を容易に指定しうる編集装置を提供することに
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の素材か
らなる映像コンテンツの編集装置であって、ユーザに対
するインターフェース手段を備え、前記インターフェー
ス手段は、前記素材を特定する情報並びに前記素材のI
N点及びOUT点の情報入力部を有するとともに、少な
くとも、前記素材ごとの再生速度を指定するための速度
指定部を有する。
【作用】本発明では、ユーザにより、インターフェース
手段の情報入力部に、素材を特定する情報並びに前記素
材のIN点及びOUT点の情報が入力されるとともに、
インターフェース手段の速度指定部に、素材ごとの再生
速度が指定される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照しながら説明する。なお、以下の説明における
様々な細部の特定ないし実例および数値や文字列その他
の記号の例示は、本発明の思想を明瞭にするための、あ
くまでも参考であって、それらのすべてまたは一部によ
って本発明の思想が限定されないことは明らかである。
また、周知の手法、周知の手順、周知のアーキテクチャ
および周知の回路構成等についてはその細部にわたる説
明を避けるが、これも説明を簡潔にするためであって、
これら周知事項のすべてまたは一部を意図的に排除する
ものではない。かかる周知事項は本発明の出願時点で当
業者の知り得るところであるので、以下の説明に当然含
まれている。
【0012】図1は、本実施の形態における編集装置の
概念図である。この概念図は、たとえば、放送局やポス
トプロダクションなどにおいて使用される編集システム
の一例を示しており、ここでは、特に限定しないが、編
集機1とAVサーバ2を分離したタイプの編集装置3を
例示している。なお、“AV”とはオーディオ・ビジュ
アル(音声・映像)の略である。
【0013】まず、編集機1は、たとえば、汎用のパー
ソナルコンピュータやワークステーションなど(以下
「パソコン」という。)を用いて構成することができ
る。図2は、パソコンを用いて構成した場合の編集機1
のブロック構成図であり、編集機1は、パソコンの典型
的構成要素、すなわち、CPU1a、RAM1b、ディ
スクコントローラ1c、ディスク装置1d、ディスプレ
イコントローラ1e、ディスプレイ装置1f、キーボー
ドコントローラ1g、キーボード装置1h、ポインティ
ングデバイス1i、通信制御装置1j、メインバス1
k、バスインターフェース1m、及び、内部バス1nな
どを備えて構成されている。
【0014】このような構成の編集機1は、ディスク装
置1dにあらかじめ格納されたプログラムをRAM1b
にロードしてCPU1aで実行することにより、当該プ
ログラムとハードウェアとの有機的結合によって、たと
えば、通信制御装置1jを介してAVサーバ2に対する
各種制御(AVサーバ2への素材データ蓄積制御、その
素材データに対する編集操作制御、並びに、編集された
映像コンテンツの再生制御など)を行うことができる。
【0015】このように、編集機1は要するに、AVサ
ーバ2の制御部として機能する。そして、編集機1は、
かかる機能を実現するために、特に、AVサーバ2に蓄
積されたAVデータの編集作業に必要な所定のユーザイ
ンターフェースを編集担当者(以下「ユーザ」とい
う。)に提供する。このユーザインターフェースは、ス
イッチパネルなどのハードウェアによって構成されたも
のであってもよいが、ユーザに対して直感性に優れた操
作性を提供する観点から、グラフィカルユーザインター
フェース(GUI)とすることが好ましい。すなわち、
図示の編集機1は、CPU1aで所定のプログラムを実
行することにより、ディスプレイ装置1fの画面上に、
AVデータの編集作業に必要な所定のGUIを表示する
ことができるものである。
【0016】図3は、GUIの基本的なレイアウト図で
ある。この図において、GUI4は、編集対象のAVデ
ータを模式化して示すための編集対象オブジェクト表示
領域4aや、編集結果のAVデータを模式化して示すた
めの編集結果オブジェクト表示領域4bなどを有するほ
か、さらに、編集結果のAVデータの各カットごとの再
生速度を指定するための再生速度指定値入力用オブジェ
クト領域4cを有する。
【0017】図示の例の場合、編集対象のAVデータ
は、それぞれ“File_A”、“File_B”及び
“File_C”というファイル名を有するデータあ
り、ユーザの編集意図は、便宜的に、それらのAVデー
タの任意部分(たとえば、カット1、カット2、カット
3)を、カット3、カット2、カット1の再生順に編集
するものとする。なお、図中の白抜き矢印4d〜4f
は、編集対象のAVデータの各カット1〜3を、編集結
果のAVデータに貼り付ける様子を表しており、この貼
り付け手法としては、たとえば、パソコンにおける汎用
オペレーティングシステムのユーザインターフェーステ
クニックで公知のドラッグアンドドロップ手法を用いて
もよい。すなわち、編集対象のAVデータのカット部分
を指定(カットの始まり:IN点とカットの終わり:O
UT点を指定)し、そのカット部分をポインティングデ
バイス1iでクリックしたまま、編集結果のAVデータ
の所望位置にドラッグできるように、GUI4のインタ
ーフェースを設計してもよい。
【0018】ここで、図示のGUI4は、編集結果のA
Vデータの各カットごとの再生速度を指定するための再
生速度指定値入力用オブジェクト領域4cを有する点に
ポイントがある。この再生速度指定値入力用オブジェク
ト領域4cは、各カット(図示の例ではカット1〜カッ
ト3)ごとのテキスト入力ボックス4g〜4iを備えて
おり、ユーザは、各カットごとの再生速度を自由に指定
できるようになっている。たとえば、図示の例では、カ
ット3に対応したテキスト入力ボックス4gに値“1”
が入力されており、また、カット2に対応したテキスト
入力ボックス4hに値“0.5”が入力されており、さ
らに、カット1に対応したテキスト入力ボックス4iに
値“1”が入力されている。これらの値は、それぞれ1
倍速再生(値“1”)、1/2スロー再生(値“0.
5”)を表している。すなわち、この例によれば、ユー
ザの編集意図は、編集結果のAVデータの2番目のカッ
ト(カット2)だけを1/2の速度でスロー再生すると
いうものである。
【0019】以上のとおり、GUI4は、編集結果のA
Vデータの各カットごとの再生速度を指定するための再
生速度指定値入力用オブジェクト領域4cを有するとい
うレイアウト上の特徴を持っている。さらに、GUI4
は、編集対象オブジェクト表示領域4aや、編集結果オ
ブジェクト表示領域4b、及び、再生速度指定値入力用
オブジェクト領域4cの各入力情報に基づいてEDLを
生成し、そのEDLをAVサーバ2に出力するという機
能を有する。
【0020】図4は、EDLの構造を示す模式図であ
り、(a)は従来技術のEDLに対応するもの、(b)
は本実施の形態のEDLに対応するものである。両者
は、編集対象のAVデータのファイル名(素材ファイル
名)やカット位置情報(素材In点/素材Out点)を
有する点で一致し、再生速度の情報を有するか否かの点
で相違する。すなわち、本実施の形態のEDLは、
(b)に示すように、カット3〜カット1のそれぞれに
ついてSpeed=1、Speed=0.5、Spee
d=1などという再生速度情報を有している点で従来技
術のEDLと相違する。この再生速度情報は、GUI4
に設けられた再生速度指定値入力用オブジェクト領域4
cの入力情報である。
【0021】次に、図5は、AVサーバ2の一例を示す
ブロック構成図である。この図において、AVサーバ2
は、ハードディスク等の大容量記憶デバイスによって構
成されたAVデータ蓄積部2aと、複数(図では便宜的
に4つ)のAVデータ入出力インターフェース2b〜2
eとを備えており、AVデータ蓄積部2aへのAVデー
タの蓄積やAVデータ蓄積部2aからのAVデータの読
み出しを、複数のAVデータ入出力インターフェース2
b〜2e(以下「ポート1〜ポート4」ということもあ
る。)を介して選択的に行うことができるようになって
いる。AVサーバ2はさらに、ファイルシステム管理部
2fを備えており、このファイルシステム管理部2fを
介してポート1〜ポート4の入出力制御を行うことがで
き、また、編集機1からの制御コマンドによっても当該
入出力制御を行うことができる。
【0022】ファイルシステム管理部2fは、特に、編
集機1によって作成されたEDLに従って、AVデータ
蓄積部2aに蓄積されたAVデータをカットごとにつな
ぎ合わせ、一連の映像コンテンツとして任意のポートか
ら再生出力するために、そのEDLに対応した“VF
L”(後述)を作成保持するという機能を有する。
【0023】VFLとは、EDLと一対一に対応したフ
ァイル(独立したデータの集まり)であり、Virtu
al File List(AVデータなどのファイル
と区別して仮想ファイルリストと呼ばれる。)の頭文字
をとったものである。VFLは、EDLによって指定さ
れたすべてのカットに関するファイルリンク情報を含
む。たとえば、三つのカット(カット1〜カット3)か
らなるEDLを想定すると、そのEDLによって作られ
たVDFは、カット1の素材データ名(例:File_
A)とそのIN点及びOUT点、カット2の素材データ
名(例:File_B)とそのIN点及びOUT点、並
びに、カット3の素材データ名(例:File_C)と
そのIN点及びOUT点の情報を含む。
【0024】VFLは、一つのファイルエントリ(F
E)と、そのFEを起点にして数珠繋ぎにチェーンされ
た複数のレコードエントリ(RE)とによって構成され
ており、各REに、上記の情報(ファイル名やIN点/
OUT点など)を分散格納するという構造を有してい
る。
【0025】図6は、VFLの構造を示す模式図であ
り、(a)は従来技術のVFLに対応するもの、(b)
は本実施の形態のVFLに対応するものである。(a)
において、従来技術のVFL5は、一つのファイルエン
トリ(FE)5aと、ビデオチャネル用のレコードエン
トリ(RE_V)5bと、オーディオチャネル用(一般
にA1〜A4の4チャネル分)のレコードエントリ(R
E_A1〜RE_A4)5c〜5fとから構成されてい
る。ビデオチャネル用のレコードエントリ(RE_V)
5b及びオーディオチャネル用のレコードエントリ(R
E_A1〜RE_A4)5c〜5fは、さらに、カット
ごとのレコードエントリを含み、たとえば、ビデオチャ
ネル用のレコードエントリ(RE_V)5bはカット1
のレコードエントリ5b_1、カット2のレコードエン
トリ5b_2及びカット3のレコードエントリ5b_3
を含むとともに、第1オーディオチャネル用のレコード
エントリ(RE_A1)5cは同様にカット1のレコー
ドエントリ5c_1、カット2のレコードエントリ5c
_2及びカット3のレコードエントリ5c_3を含む。
【0026】一方、本実施の形態のVFL6は、一つの
ファイルエントリ(FE)6aと、ビデオチャネル用の
レコードエントリ(RE_V)6bと、オーディオチャ
ネル用(一般にA1〜A4の4チャネル分)のレコード
エントリ(RE_A1〜RE_A4)6c〜6fとから
構成されている点で従来技術のVFL5と共通するが、
ビデオチャネル用のレコードエントリ(RE_V)6b
に、カットごとの再生速度情報を含む点で相違する。
【0027】すなわち、(b)に示すように、本実施の
形態のVFL6は、そのビデオチャネル用のレコードエ
ントリ(RE_V)6bに、カット1のレコードエント
リ6b_1、カット2のレコードエントリ6b_2、カ
ット3のレコードエントリ6b_3及びカットiのレコ
ードエントリ6b_4が含まれており、また、第1オー
ディオチャネル用のレコードエントリ(RE_A1)6
cに、カット1のレコードエントリ6c_1、カット2
のレコードエントリ6c_2及びカット3のレコードエ
ントリ6c_3が含まれているが、図示の例では、ビデ
オチャネル用のレコードエントリ(RE_V)6bの、
たとえば、カット2のレコードエントリ6b_2につい
て、その再生速度を1倍速以外に指定するための情報
(“Speed Data”)を含む点で相違する。
【0028】なお、図6において、図中の“BID”は
AVデータ蓄積部でのカットの先頭アドレス(Bloc
k IDの略)であり、“SIZE”はカットの長さ、
“LINK”はレコードエントリのチェーン先ポインタ
である。
【0029】したがって、図示のVFL5、6によれ
ば、いずれも、任意のVFL5、6のファイルエントリ
(FE)5a、6aを指定することにより、ビデオチャ
ネル用及びオーディオチャネル用のレコードエントリ
(RE_V、RE_A1〜RE_A4)のそれぞれにつ
いて、“LINK”を辿って「芋蔓式」に各カットのデ
ータを再生することができるとともに、特に、本実施の
形態のVFL6にあっては、複雑な制御を要することな
く、任意のカットの再生速度を1倍速以外に指定できる
という特有の効果が得られる。
【0030】図7は、本実施の形態の編集装置3におけ
るVFL作成フローチャートであり、また、図8は、本
実施の形態の編集装置3におけるVFL再生フローチャ
ートであるが、これらの図からも理解されるように、編
集機1でGUI4を用いた編集操作(カット割り等)を
行い(ステップS10)、各カットの順番や編集点(I
N点/OUT点)を確定(ステップS11)した後、そ
の編集情報を反映したEDLを作成し(ステップS1
2)、それをAVサーバ2に送信する(ステップS1
3)ことにより、AVサーバ2でEDLに対応した、図
6(b)のVFL6を作成する(ステップS14、ステ
ップS15)ことができ、さらに、以降の任意の時点で
編集機1からVFL6の再生指示を出す(ステップS2
0)ことにより、AVサーバ2でそのVFL6のチェー
ンをたどって、カットごとの再生速度を任意に指定した
一連の映像コンテンツ(AVデータ)を再生出力する
(ステップS21〜ステップS23)ことができる。
【0031】図9は、三つのカット(カット1〜カット
3)からなる映像コンテンツを想定し、すべてのカット
を1倍速で再生する場合(a)と、特定のカット(カッ
ト2)だけを1倍速以外の、たとえば、1/2の速度で
スロー再生する場合(b)(c)を比較した図である。
【0032】これらの図において、すべてのカットを1
倍速で再生する場合(a)は、最初のカットの開始点で
編集機1からAVサーバ2に再生コマンド(“PLA
Y”コマンド)を送出すればよく、特段複雑な制御を要
しないものの、カット2だけを1/2の速度でスロー再
生する場合、従来技術にあっては、(b)に示すよう
に、スロー再生の対象カットの開始点で編集機1からA
Vサーバ2に正確なタイミングでスロー再生コマンド
(“Slow1/2”コマンド)を送出しなければなら
ず、且つ、カット1の開始点でも編集機1からAVサー
バ2に正確なタイミングで再生コマンド(“PLAY”
コマンド)を送出しなければならならず、いずれも複雑
な制御を必要とするという不都合がある。
【0033】一方、本発明にあっては、(c)に示すよ
うに、最初のカットの開始点で編集機1からAVサーバ
2に再生コマンド(“PLAY”コマンド)を送出する
だけでよく、これは、すべてのカットを1倍速で再生す
る場合(a)と同じ制御態様であるから、本発明におけ
るVFL6は、上記従来技術のような不都合はない。本
発明におけるVFL6は、RE_V6bに、再生速度の
変更対象カットを特定するための情報(符号6b_2参
照)と、そのカットの再生速度情報(“Speed D
ata”)が含まれているからであり、そのVFL6を
指定して再生するだけで、各カットごとに異なる再生速
度が適用されるからである。
【0034】以上のとおり、本発明によれば、GUI4
でカットごとの再生速度を指定することができ、その再
生速度情報を含むEDLを作成できるとともに、そのE
DLからカットごとの再生速度情報を含むVFL6を生
成保持することができる。そして、任意のVFL6を指
定して再生することにより、特別複雑な制御を要するこ
となく、カット単位のスロー再生や倍速再生等を行うこ
とができる。
【0035】したがって、きめ細かな編集作業が可能と
なり、放送局やポストプロダクションなどのプロユース
はもちろんのこと、パーソナルユースにおいても使い勝
手のよい編集システムを提供することができる。
【0036】次に、図10〜図15は、前記で説明した
GUI4の好ましい実例を示す図である。図10におい
て、GUI10は、たとえば、WindowsNT/2
000(マイクロソフト社の登録商標)などの汎用オペ
レーティングシステム上で動作するアプリケーションプ
ログラムとして設計されたものである。
【0037】前述の編集機1は、当該アプリケーション
プログラムをディスク装置1dに保持し、所定の手続
き、たとえば、ディスプレイ装置1fの画面上に表示さ
れたプログラムアイコンのクリックイベントに応答し
て、当該アプリケーションプログラムをディスク装置1
dからRAM1bにロードし、CPU1aで実行いるこ
とにより、ディスプレイ装置1fの画面上に、図示の各
種コントロールオブジェクトを有するGUI10を表示
する。
【0038】GUI10は、その表示状態において、タ
イトルバー11、メニューバー12、ツールバー13及
びクライアントエリア14などのインスタンスを有す
る。図11は、メニューバー12とツールバー13の一
例を示す図である。
【0039】メニューバー12は、あらかじめデザイン
された様々なメニューリスト、たとえば、ファイル操作
用のFileメニューリスト、編集操作用のDispl
ayメニューリスト、表示操作用のViewerメニュ
ーリスト、タイムライン操作用のTimelineメニ
ューリスト、各種サービス用のServiceメニュー
リスト、オプション設定用のOptionメニューリス
ト、及び、ヘルプ操作用のHelpメニューリストなど
をオープンするためのメニュー項目文字列を有する。た
とえば、図示の文字列“File”をクリックすると、
ファイル操作用のFileメニューリストを表示する。
【0040】また、ツールバー13は、全体操作に関わ
るツールや、ローカルストレージの残り容量(Loca
l Strage Remain Time)表示など
に用いられる各種のツール項目文字列を有する。たとえ
ば、文字列“SetUp”をクリックすると、当該GU
I10のセットアップダイアログを表示し、文字列“S
erver”をクリックすると、EDLを生成してその
EDLをAVサーバ2に送信したり、文字列“File
Manager”をクリックすると、EDLなどのフ
ァイル管理を行うためのダイアログを表示したりほか、
左端に素材タイムコード(図では“00:00:53:
01”)を表示し、右端にタイムラインタイムコード
(図では“00:00:16:08”)を表示する。
【0041】GUI10のクライアントエリア14は、
素材の選択や必要な場面の切り出しなどを行うための素
材コントロール部15、選択された素材やタイムライン
上のイベントの画像を表示するためのビューア部16、
タイムラインなどのコントロールを行うタイムラインコ
ントロール部17、及び、イベントとして貼り付けられ
た素材を格納したりタイムラインにイベントを並べてプ
ログラムを作るためのタイムライン部18から構成され
ている。これら各部の構成は、以下のとおりである。
【0042】<素材コントロール部15>図12は、素
材コントロール部15の構成図である。素材コントロー
ル部15は、IN点/OUT点/デュレーション表示部
15a、デバイスコントロール部15b、グッドショッ
トマーカ操作部15c及び素材選択部15dを含む。
【0043】IN点/OUT点/デュレーション表示部
15aは、IN点スタンプ画15a_1とOUT点スタ
ンプ画15a_2の表示領域を含むとともに、IN点タ
イムコード指定用テキストボックスコントロール(I
n)15a_3、OUT点タイムコード指定用テキスト
ボックスコントロール(Out)15a_4、IN点と
OUT点間の長さ(デュレーション)表示用テキストボ
ックスコントロール(Dur)15a_5及びアンドウ
ボタン/リドゥボタン15a_6を含み、且つ、IN点
とOUT点間の再生速度指定用テキストボックスコント
ロール(Speed)15eを含む。なお、アンドウボ
タン/リドゥボタン15a_6のうち反時計回りの曲線
矢印付きのボタンは設定操作のアンドゥ(取り消し)ボ
タン、時計回りの曲線矢印付きのボタンはリドゥ(アン
ドウの取り消し)ボタンである。
【0044】デバイスコントロール部15bは、選択し
た素材デバイスを操作するための各種ボタン、たとえ
ば、最上段左端から最下段右端にかけて順に、素材の先
頭位置にキューアップしたりテープを巻き戻したりする
ための早戻しボタン15b_1、サムネイル(インデッ
クスピクチャ)を取得するためのインデックスマークボ
タン15b_2、素材の終端位置にキューアップしたり
テープを早送りしたりするための早送りボタン15b_
3、再生速度指定用テキストボックスコントロール15
eで指定された再生速度で逆方向再生するための逆方向
再生ボタン15b_4、デバイスの走行を停止するため
の停止ボタン15b_5、再生速度指定用テキストボッ
クスコントロール15eで指定された再生速度で順方向
再生するための順方向再生ボタン15b_6、現在位置
から1フレーム戻すためのフレーム後退ボタン15b_
7、IN点とOUT点間の再生を繰り返すための繰り返
し再生ボタン15b_8、現在位置から1フレーム進め
るためのフレーム前進ボタン15b_9、ビューワを見
ながらIN点を設定するためのマークINボタン15b
_10、及び、ビューワを見ながらOUT点を設定する
ためのマークOUTボタン15b_11を含む。
【0045】グッドショットマーカ操作部15cは、素
材にあらかじめ設定されたグッドショットマーカ(撮影
者や編集者がテープ上の任意の位置に記録したマークの
こと)を逆方向にサーチして検出するためのグッドショ
ットマーカ逆方向サーチボタン15c_1、及び、同マ
ーカを順方向にサーチして検出するためのグッドショッ
トマーカ順方向サーチボタン15c_2を含む。
【0046】素材選択部15dは、素材デバイスを選択
するための各種ボタン、たとえば、サーバ素材を選択す
るためのServerボタン15d_1、ローカルスト
レージを選択するためのLocalボタン15d_2、
VTR素材を選択するためのVTRボタン15d_3、
補助入力素材を選択するためのAUXボタン15d_
4、及び、内部発生素材を選択するためのINTボタン
15d_5を含む。
【0047】<ビューア部16>図13は、ビューア部
16の構成図である。ビューア部16は、ファイル/リ
ール名表示部15a、ステータス表示部15b、ビュー
ワ15c、ビューワポジショナ15d、オーディオモニ
タボタン15e、オーディオフェーダ部15f、モディ
ファイヤ設定部15g、ファイルリストボタン15h、
モディファイヤボタン15i、ダウンロードボタン15
j、アッドオーバライト/アッドインサートボタン16
k、及び、トラック選択ボタン16mを含む。
【0048】ファイル/リール名表示部15aは、ビュ
ーワ16cに表示中の素材ファイル名またはリール名
(素材デバイスがVTRの場合)を表示する。ステータ
ス表示部15bは、現在選択されているデバイスの状態
(例:“STOP”;停止中)を表示する。ビューワ1
5cは、現在選択されている素材または再生中のタイム
ラインの画像を表示する。ビューワポジショナ15d
は、デバイスとしてサーバまたはローカルストレージが
選択されているときはファイル(タイムラインが選択さ
れているときはタイムライン)の全長を表示する。
【0049】オーディオモニタボタン15eは、オーデ
ィオモニタへのオーディオ出力の割り当てやオーディオ
モニタレベルの調整などを行うためのオーディオモニタ
ダイアログボックスを表示するために用いられる。オー
ディオフェーダ部15fは、その上半分で現在選択され
ている素材のオーディオチャネル(CH1〜CH4)と
タイムラインのオーディオトラック(A1〜A4)との
対応(ルーティング)を表示し、下半分で現在選択され
ている素材のオーディオレベルを表示する。
【0050】モディファイヤ設定部15gは、現在選択
されている素材に対するモディファイヤ設定属性を表示
する。ファイルリストボタン15hは、ローカルストレ
ージ素材のファイルリスト画面を表示するために用いら
れる。モディファイヤボタン15iは、モディファイヤ
設定画面を表示するための用いられる。ダウンロードボ
タン15jは、現在選択中の素材をローカルストレージ
にダウンロードするためのダイアログ表示に用いられ
る。アッドオーバライト/アッドインサートボタン16
kは、必要な調整や変更を加えた素材を、イベントとし
てタイムラインに貼り付けるために用いられる。アッド
オーバライト(Add Overwrite)ボタンは
タイムラインの上書き更新、アッドインサート(Add
Insert)ボタンは既存のタイムラインを後方に
シフトしてイベントを挿入する。
【0051】トラック選択ボタン16mは、アッドオー
バライト/アッドインサートボタン16kを使用してイ
ベントをタイムラインに貼り付ける場合、貼り付け先の
トラックを指定するために用いられる。
【0052】<タイムラインコントロール部17>図1
4は、タイムラインコントロール部17の構成図であ
る。タイムラインコントロール部17は、トータルデュ
レーション表示部17a、編集時間設定ボタン17b、
IN点/OUT点/デュレーション表示部17c、タイ
ムラインコントロール部17d、及び、デバイス選択部
17eを含む。
【0053】トータルデュレーション表示部17aは、
タイムライン先頭から最後尾のイベントまでのデュレー
ションを表示する。編集時間設定ボタン17bは、目標
デュレーションとショートスタートタイム設定用ダイア
ログを表示する。IN点/OUT点/デュレーション表
示部17cは、タイムラインコントロール部17dで選
択されているデバイスに応じたタイムライン(In/O
ut)とデュレーション(Dur)を表示する。なお、
反時計回りの曲線矢印付きのボタンは設定操作のアンド
ゥ(取り消し)ボタン、時計回りの曲線矢印付きのボタ
ンはリドゥ(アンドウの取り消し)ボタンである。
【0054】タイムラインコントロール部17dは、デ
バイスとしてタイムラインが選択されている場合、その
タイムラインを操作するための各種ボタン、たとえば、
最上段左端から最下段右側の右端にかけて順に、ナウラ
インをタイムラインの先頭に移動するためのヘッドボタ
ン17d_1、タイムラインのナウラインをキューポイ
ントとしてマークするためのキューポイントマークボタ
ン17d_2、ナウラインをタイムラインの最後尾に移
動するためのテールボタン17d_3、再生速度指定用
テキストボックスコントロール15eで指定された再生
速度で逆方向再生するための逆方向再生ボタン17d_
4、再生を停止するための停止ボタン17d_5、再生
速度指定用テキストボックスコントロール15eで指定
された再生速度で順方向再生するための順方向再生ボタ
ン17d_6、現在位置から1フレーム戻すためのフレ
ーム後退ボタン17d_7、タイムラインのIN点とO
UT点間の再生を繰り返すための繰り返し再生ボタン1
7d_8、現在位置から1フレーム進めるためのフレー
ム前進ボタン17d_9、ナウライン位置をタイムライ
ンIN点としてマークするためのマークINボタン17
d_10、ナウライン位置をタイムラインOUT点とし
てマークするためのマークOUTボタン17d_11、
クリックするたびにタイムラインを逆方向に検索して所
定の検出点(イベントのIN点、OUT点、キューアッ
プポイント、ショースタートタイムなど)にナウライン
を移動するプリビアスイベントボタン17d_12、ク
リックするたびにタイムラインを順方向に検索して所定
の検出点にナウラインを移動するネクストイベントボタ
ン17d_13を含む。
【0055】デバイス選択部17eは、通常はタイムラ
インボタンを表示し、タイムラインツールバー部18a
のRECボタンをクリックして記録モードに入った場合
はR−VTRボタンを表示する。
【0056】<タイムライン部18>図15は、タイム
ライン部18の構成図である。タイムライン部18は、
タイムラインツールバー部18a、タイムラインスケー
ル部18b、トラック名表示部18c、イベント表示部
18d、及び、横スクロールバー部18eを含む。
【0057】タイムラインツールバー部18aには、編
集操作に使用する様々なツールが配置されている。たと
えば、左上には、左から順にインサート/オーバライト
ボタン、アンドゥボタン、リドゥボタン、ミックスダウ
ンボタンを有する第1ボタン群18a_1が配置され、
その下には、左から順にマニュアルロケーションボタ
ン、ボイスオーバ記録ボタン、オーディオフェーダラー
ンボタン、DMC(ダイナミックモーションコントロー
ル)ボタン、オーディオフェードボタン、GPI(ジェ
ネラルパーパスインターフェース)出力ボタン、リター
ントゥオリジナルボタン、マッチカットボタン、リフト
ボタン、エクストラクトボタンを有する第2ボタン群1
8a_2が配置されている。また、同右上には、左から
順にトリムボタン、エフェクトボタン、ダウンストリー
ムキーボタン、RECボタンを有する第3ボタン群18
a_3が配置され、その下には、左から順にプレビュー
ボタン、ヘッドボタン、テールボタン、プリビアスイベ
ントボタン、ネクストイベントボタン、キューポイント
コントロールモードボタン、キューポイントクリアボタ
ン、IN/OUT点クリアボタンを有する第4ボタン群
18a_4が配置されている。
【0058】タイムラインスケール部18bは、タイム
ラインの長さを目盛りで表示するためのスケール18b
_1と、ズームアウトボタン18b_2、ズームインボ
タン18b_3、及び、スケール表示部18b_4を備
える。ズームアウトボタン18b_2をクリックすると
スケール18b_1の1目盛りが表す時間が長くなり、
ズームインボタン18b_3をクリックするとスケール
18b_1の1目盛りが表す時間が短くなる。
【0059】トラック名表示部18cは、タイムライン
の各トラック名を表示する。トラック名は、ダウンスト
リームキー(DSK)トラック18c_1、オーバレイ
ビデオ(Overlay V)トラック18c_2、エ
フェクト(Efect)トラック18c_3、ビデオト
(Video)ラック18c_4、オーディオA1〜A
4トラック18c_5である。
【0060】イベント表示部18dは、タイムラインの
各トラックに貼られたイベントや、エフェクトの設定を
表示する。たとえば、(b)はビデオトラック18c_
4のイベント表示例であり、IN点画像18iからOU
T点画像18kまでの間が一つのイベントを表し、エフ
ェクトのトランジションを表す斜線18mを挟んで次の
イベントのIN点画像18pが表示されている。
【0061】ここで、イベント情報表示領域18jには
素材名(図では“Fire_003”)や素材種別アイ
コン18q及びイベントの長さ(図では“7:16”)
などの情報が表示されているほか、当該イベントの再生
速度情報(図では“Speed=+0.5”)が表示さ
れている。
【0062】このような構成を有するGUI10によれ
ば、素材コントロール部15を用いて、素材の選択、必
要な場面の頭出し、切り出しなどを行うことができると
ともに、ビューワ部16を用いて、選択された素材やタ
イムライン上のイベントの画像を表示することができ、
さらに、タイムラインコントロール部17とタイムライ
ン部18を用いて、タイムラインの再生、イベントとし
て貼り付けられた素材の格納、タイムラインにイベント
を並べてプログラムの作成などを行うことができるう
え、特に、素材コントロール部15に設けられた再生速
度指定用テキストボックスコントロール(Speed)
15eにより、選択された素材のIN点とOUT点間の
再生速度を任意に指定でき、且つ、その素材をイベント
としてタイムラインに貼り付けた場合に、タイムライン
部18のイベント情報表示領域18jにおける再生速度
情報(図では“Speed=+0.5”)により、その
イベントに指定された再生速度を一目で確認することが
できる。
【0063】したがって、かかる実例に係わるGUI1
0を編集機1で実行することにより、カットごとの再生
速度を任意に指定することができるとともに、指定され
た再生速度をタイムライン上で容易に確認できるから、
再生速度の設定操作性と設定値の確認性に優れたユーザ
インターフェースを提供することができる。
【0064】
【発明の効果】本発明によれば、ユーザにより、インタ
ーフェース手段の情報入力部に、素材を特定する情報並
びに前記素材のIN点及びOUT点の情報が入力される
とともに、インターフェース手段の速度指定部に、素材
ごとの再生速度が指定される。したがって、複雑な制御
を必要とすることなく、カットごとの再生速度を容易に
指定しうる編集装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態における編集装置3の概念図であ
る。
【図2】パソコンを用いて構成した場合の編集機1のブ
ロック構成図である。
【図3】GUIの基本的なレイアウト図である。
【図4】EDLの構造を示す模式図である。
【図5】AVサーバ2の一例を示すブロック構成図であ
る。
【図6】VFLの構造を示す模式図である。
【図7】本実施の形態の編集装置3におけるVFL作成
フローチャートである。
【図8】本実施の形態の編集装置3におけるVFL再生
フローチャートである。
【図9】1倍速再生と1/2スロー再生の比較図であ
る。
【図10】GUI10のレイアウト図である。
【図11】メニューバー12とツールバー13の一例を
示す図である。
【図12】素材コントロール部15の構成図である。
【図13】ビューア部16の構成図である。
【図14】タイムラインコントロール部17の構成図で
ある。
【図15】タイムライン部18の構成図である。
【符号の説明】
1f……ディスプレイ装置、2……AVサーバ、3……
編集装置、4……GUI(インターフェース手段、グラ
フィカルユーザインターフェース)、4a……編集対象
オブジェクト表示領域(情報入力部)、4b……編集結
果オブジェクト表示領域(情報入力部)、4c……再生
速度指定値入力用オブジェクト領域(速度指定部)、1
0……GUI(インターフェース手段、グラフィカルユ
ーザインターフェース)、15a_3……IN点タイム
コード指定用テキストボックスコントロール(情報入力
部、コントロールオブジェクト)、15a_4……OU
T点タイムコード指定用テキストボックスコントロール
(情報入力部、コントロールオブジェクト)、15a_
5……デュレーション表示用テキストボックスコントロ
ール(情報入力部、コントロールオブジェクト)、15
e……再生速度指定用テキストボックスコントロール
(速度指定部、コントロールオブジェクト)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/781 H04N 5/781 510L 5/91 L G11B 27/02 K (72)発明者 広瀬 正樹 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 中村 昭次 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5C053 FA14 FA23 GB06 GB11 HA21 JA01 JA16 JA21 LA06 LA11 5D044 AB06 AB07 BC01 CC05 DE19 DE49 EF03 EF05 FG10 FG18 FG23 GK04 GK12 HL02 HL16 5D077 AA22 BA03 BA04 BA09 CA02 CB01 CB13 DC22 DC25 DD01 DD11 DF01 EA06 EA11 HA07 HB01 HC26 5D110 AA13 AA27 AA29 BB20 CA04 CA07 CA19 CC05 CD06 CD24 CF15 CJ14 FA02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の素材からなる映像コンテンツの編
    集装置であって、 ユーザに対するインターフェース手段を備え、 前記インターフェース手段は、前記素材を特定する情報
    並びに前記素材のIN点及びOUT点の情報入力部を有
    するとともに、少なくとも、前記素材ごとの再生速度を
    指定するための速度指定部を有することを特徴とする編
    集装置。
  2. 【請求項2】 前記インターフェース手段は、ディスプ
    レイ装置の画面上に表示されるグラフィカルユーザイン
    ターフェースであり、且つ、前記情報入力部及び速度指
    定部は、該グラフィカルユーザインターフェース上に配
    置されたコントロールオブジェクトであることを特徴と
    する請求項1記載の編集装置。
  3. 【請求項3】 前記インターフェース手段は、前記情報
    入力部や速度指定部に入力された情報を、前記素材を格
    納するAVサーバに出力することを特徴とする請求項1
    記載の編集装置。
  4. 【請求項4】 前記AVサーバは、前記インターフェー
    ス手段から受け取った情報に基づいて仮想ファイルリス
    トを生成し、該仮想ファイルリストを再生することによ
    り、前記映像コンテンツを再生出力することを特徴とす
    る請求項3記載の編集装置。
  5. 【請求項5】 請求項2記載のグラフィカルユーザイン
    ターフェースを実現するためのプログラムを格納したこ
    とを特徴とする記録媒体。
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