JP2001016393A - 画像形成装置管理システム - Google Patents

画像形成装置管理システム

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JP2001016393A
JP2001016393A JP11186781A JP18678199A JP2001016393A JP 2001016393 A JP2001016393 A JP 2001016393A JP 11186781 A JP11186781 A JP 11186781A JP 18678199 A JP18678199 A JP 18678199A JP 2001016393 A JP2001016393 A JP 2001016393A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像形成装置管理システムに使用されている
画像形成装置に対する人手による作業効率を向上させ
る。 【解決手段】 サービスセンタ200における監視サー
ビス開始処理部は、外部、つまり各クライアント(監視
端末装置)201a〜201n,各サービス拠点210
にそれぞれ設置されている端末装置(パソコン211又
はFAX装置212)あるいは各顧客先220にそれぞ
れ設置されている複写機1(他の画像形成装置でもよ
い)のいずれかからのコマンドにより、各顧客先220
のいずれかに新たに設置された複写機1の障害発生の有
無を監視する監視サービスの開始が要求されたとき、そ
の監視サービスを開始するために必要な処理を自動的に
行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数の各顧客先
にそれぞれ設置された画像形成装置と、サービスセンタ
に設置された端末装置(監視端末装置)と、上記各画像
形成装置を地区別に管轄する複数の各サービス拠点にそ
れぞれ設置された端末装置とを公衆回線網等の通信回線
網を介して接続した画像形成装置管理システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、OA機器の利用環境は、ネットワ
ークを抜きの構築はありえない状況である。また、保守
及び修理環境も同様に、遠隔地のOA機器(パソコン)
をネットワークをツールとし、リモートメンテナンスを
実現している。一方、画像形成装置も他のOA機器と同
様に、デジタル化と同時に多くの先進機能を搭載し、ネ
ットワークをツールとし、リモートメンテナンスを提供
している状況である。
【0003】このような画像形成装置のリモートメンテ
ナンスのシステム(画像形成装置管理システム)として
は、不特定多数のユーザ(顧客)のオフィス等にそれぞ
れ設置された画像形成装置(遠隔診断を前提としている
複写機等)を公衆回線網等の通信回線網を利用して、サ
ービスセンタに設置された監視端末装置および上記各画
像形成装置を地区別に管轄する複数のサービス拠点(サ
ービスマンを派遣するサービスステーション)にそれぞ
れ設置された端末装置と接続可能にしたものが一般に知
られている。
【0004】このような画像形成装置管理システム
(「画像形成装置障害監視システム」あるいは「画像形
成装置保守支援システム」ともいう)では、予め規定さ
れた通信プロトコルにより、通信回線網を介して各顧客
先にそれぞれ納入設置された画像形成装置とサービスセ
ンタの監視端末装置との間の通信を可能にし、その監視
端末装置が各画像形成装置からそれぞれ送られてくる通
報情報を受信してその内容(通報内容)を表示し、その
監視端末装置のオペレータ(センタオペレータ)が通報
内容を見て、通報情報を送信した画像形成装置へ遠隔地
から適切な処置を行なえるようにするのが、一般的であ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の画像形成装置管理システムにおいて、サービスセン
タ側で顧客先に新たに納入設置された画像形成装置の障
害発生の有無を監視する監視サービスを行なう場合、画
像形成装置の納入設置が終了した後、サービスセンタお
よび画像形成装置に監視サービス開始の指示を行なう必
要がある。
【0006】新規に監視サービスを開始するには、顧客
先で画像形成装置の納入設置が完了した時点で、サービ
スマンがセンタオペレータに電話で設置完了の通知を行
ない、監視サービスの開始を依頼し、センタオペレータ
はこの依頼に基づき、依頼した顧客および監視サービス
開始に伴なう登録情報(接続電話番号,回線種類,顧客
名,部署名,および連絡先電話番号等)の確認など、監
視サービス開始の一連の作業(処理)を行ない、サービ
スセンタから新規の画像成形装置へ監視サービスに必要
な情報の送信および接続テストをしていた。
【0007】このように、センタオペレータが新たな画
像形成装置の監視サービスを開始するための作業を行な
うようにしているため、センタオペレータは新規に画像
形成装置が設置される度に電話での対応や新規の画像形
成装置に対して監視サービスの開始に必要な情報の確
認,送信,および接続テスト等の一連作業で繁忙とな
り、新規の監視サービス開始作業専任のオペレータおよ
び専用の設備が必要になっている。
【0008】一方、画像形成装置の定期保守(定期点
検)は、一般に次のようにして行なっている。つまり、
サービスマニュアルに従って予め決められた周期(コピ
ー枚数カウンタ値又は1回/2ヶ月、1回/3ヶ月)で
一律にサービスマンが画像形成装置の設置場所を訪問
し、前回の定期保守を行なってからの一定のカウンタの
経過を目視し、サービスマニュアルを参照して今回の定
期保守の点検項目を確認し、点検を行なっている。
【0009】しかし、この予め決められた周期は、画像
形成装置の平均的な性能から算出したもので、画像形成
装置は個々のバラツキおよび稼動環境等によって性能に
差が左右されやすいため、サービスマンの過剰点検また
は過少点検となり、無駄な点検作業がかかる。また、過
少点検の場合には、無駄な障害コールが多くなる。さら
に、定期保守スケジュールおよび実施/未実施を人手で
管理しており、その管理に多くの人手を要する。
【0010】また、画像形成装置管理システム(画像形
成装置保守支援システム)でも、前回の点検実施時点か
ら次の点検実施時点までの画像形成装置の構成部品およ
び画像形成装置全体としての状態の変動や障害の発生状
況等を把握する手段は特になく、その点検時点の画像形
成装置の状態を観察し、サービスマンの独自の経験的な
判断に頼っているのが現状である。
【0011】この発明は、前述の事情を鑑みてなされた
ものであり、画像形成装置管理システムに使用されてい
る画像形成装置に対する人手による作業効率を向上させ
ることを目的とする。具体的には、監視サービス開始時
におけるセンタオペレータの作業負荷を軽減し、作業効
率を向上させることを目的とする。また、サービスマン
による過剰点検または過少点検をなくし、無駄のない適
正な定期保守作業を可能にすると共に、過少点検の場合
の無駄な障害コールを減少させ、作業効率を向上させる
ことも目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明は、複数の各顧
客先にそれぞれ設置された画像形成装置と、サービスセ
ンタに設置された監視端末装置と、各画像形成装置を地
区別に管轄する複数の各サービス拠点にそれぞれ設置さ
れた端末装置とを公衆回線網等の通信回線網を介して接
続した画像形成装置管理システムにおいて、上記の目的
を達成するため、次のようにしたことを特徴とする。
【0013】請求項1の発明は、サービスセンタに、外
部からのコマンドにより、各顧客先のいずれかに新たに
設置された画像形成装置の障害発生の有無を監視する監
視サービスの開始が要求されたとき、該監視サービスを
開始するために必要な処理を自動的に行なう監視サービ
ス開始処理手段を設けたものである。
【0014】請求項2の発明は、請求項1の画像形成装
置管理システムにおいて、サービスセンタの監視サービ
ス開始処理手段を、監視端末装置からのコマンドによ
り、監視サービスの開始が要求されたとき、監視サービ
スを開始するために必要な処理を自動的に行なう手段と
したものである。
【0015】請求項3の発明は、請求項1の画像形成装
置管理システムにおいて、サービスセンタの監視サービ
ス開始処理手段を、上記各サービス拠点にそれぞれ設置
された端末装置のいずれかからのコマンドにより、監視
サービスの開始が要求されたとき、監視サービスを開始
するために必要な処理を自動的に行なう手段としたもの
である。
【0016】請求項4の発明は、請求項1の画像形成装
置管理システムにおいて、監視サービス開始処理手段
を、顧客先に設置された各画像形成装置のいずれかから
のコマンドにより、監視サービスの開始が要求されたと
き、監視サービスを開始するために必要な処理を自動的
に行なう手段としたものである。
【0017】請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれ
かの画像形成装置管理システムにおいて、サービスセン
タに、外部からの前記監視サービスの開始に必要な情報
を登録する監視サービス開始情報登録手段を設けたもの
である。請求項6の発明は、請求項5の画像形成装置管
理システムにおいて、サービスセンタのサービス開始情
報登録手段を、監視端末装置からの監視サービスの開始
に必要な情報を登録する手段としたものである。
【0018】請求項7の発明は、請求項5の画像形成装
置管理システムにおいて、サービスセンタのサービス開
始情報登録手段を、各サービス拠点にそれぞれ設置され
た端末装置のいずれかからの監視サービスの開始に必要
な情報を登録する手段としたものである。請求項8の発
明は、請求項1〜7のいずれかの画像形成装置管理シス
テムにおいて、各サービス拠点にそれぞれ設置された端
末装置をそれぞれ、表示装置を有するパーソナルコンピ
ュータとしたものである。
【0019】請求項9の発明は、各顧客先にそれぞれ設
置された画像形成装置にそれぞれ、定期点検の時期を示
す通報情報を定期的にサービスセンタへ送信する定期点
検情報送信手段と、稼動中に状態の変動や障害等の通報
要因が発生したとき、その旨を示す通報情報をサービス
センタへ送信する通報要因情報送信手段とを設け、サー
ビスセンタに、各画像形成装置からそれぞれ送信される
通報情報を受信する通報情報受信手段と、該手段によっ
て受信された通報情報を各画像形成装置別に蓄積する通
報情報蓄積手段と、各画像形成装置の稼動状況の管理を
行なうための稼動状況テーブルと、通報情報蓄積手段に
よって蓄積された通報情報を定期的に読み出して解析
し、その結果に応じて稼動状況テーブルを更新するテー
ブル更新手段と、通報情報受信手段による定期点検の時
期を示す通報情報の受信時およびテーブル更新手段によ
る稼動状況テーブルの更新時に、その稼動状況テーブル
の点検項目毎に点検が必要か否かを選定する点検項目選
定手段と、該手段による選定結果を示す通報情報を該当
する画像形成装置を管轄するサービス拠点に設置された
端末装置へ送信する選定結果情報送信手段とを設けたも
のである。
【0020】請求項10の発明は、請求項9の画像形成
装置管理システムにおいて、サービスセンタに、点検項
目選定手段によって点検が不要と選定された点検項目に
対して、最適な点検実施日を予測する点検実施日予測手
段を設けたものである。請求項11の発明は、請求項9
又は10の画像形成装置管理システムにおいて、各顧客
先にそれぞれ設置された画像形成装置にそれぞれ、点検
結果を示す通報情報をサービスセンタへ送信する点検結
果情報送信手段を設けたものである。
【0021】請求項12の発明は、請求項11の画像形
成装置管理システムにおいて、サービスセンタに、通報
情報受信手段によって点検結果を示す通報情報を受信し
たとき、稼動状況テーブルの該当する点検項目の内容を
更新する点検項目内容更新手段を設けたものである。
【0022】請求項13の発明は、請求項12の画像形
成装置管理システムにおいて、サービスセンタに、点検
項目内容更新手段による更新結果を示す通報情報を該当
する画像形成装置を管轄するサービス拠点に設置された
端末装置へ送信する更新結果情報送信手段を設けたもの
である。
【0023】請求項14の発明は、請求項9〜13のい
ずれかの画像形成装置管理システムにおいて、サービス
センタに、外部からのコマンドにより、点検項目選定手
段を起動させる起動手段と、該手段によって起動された
点検項目選定手段による選定結果を示す通報情報を上記
コマンドの送信元へ送信する手段とを設けたものであ
る。
【0024】請求項15の発明は、請求項14の画像形
成装置管理システムにおいて、サービスセンタの上記起
動手段を、監視端末装置からのコマンドにより、点検項
目選定手段を起動させる手段としたものである。請求項
16の発明は、請求項14の画像形成装置管理システム
において、サービスセンタの上記起動手段を、各サービ
ス拠点にそれぞれ設置された端末装置のいずれかからの
コマンドにより、点検項目選定手段を起動させる手段と
したものである。
【0025】請求項17の発明は、請求項14の画像形
成装置管理システムにおいて、サービスセンタの上記起
動手段を、各顧客先にそれぞれ設置された画像形成装置
のいずれかからのコマンドにより、点検項目選定手段を
起動させる手段としたものである。請求項18の発明
は、請求項9〜17のいずれかの画像形成装置管理シス
テムにおいて、各サービス拠点にそれぞれ設置された端
末装置をそれぞれ、表示装置を有するパーソナルコンピ
ュータとしたものである。
【0026】請求項19の発明は、請求項9〜17のい
ずれかの画像形成装置管理システムにおいて、各サービ
ス拠点にそれぞれ設置された端末装置をそれぞれ、ファ
クシミリ装置としたものである。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図面
を参照して具体的に説明する。図1は、この発明の一実
施形態である画像形成装置管理システムの構成例を示す
図である。
【0028】この実施形態の画像形成装置管理システム
では、サービスセンタ200に設置された複数のクライ
アント(統括的な管理を行なう監視端末装置)201
a,201b,……,201nと、複数の各顧客先(ユ
ーザ地域)220にそれぞれ設置された複写機(画像形
成装置)1と、複数の各サービス拠点210にそれぞれ
設置されたパーソナルコンピュータ(以下「パソコン」
と略称する)211等の機器とを通信回線網である公衆
回線網(以下「公衆回線」ともいう)17を介して接続
している。
【0029】サービスセンタ200には、この発明に係
わる処理をそれぞれ実行する複数のクライアント201
a,201b,……,201n、その各クライアント2
01a,201b,……,201nによってそれぞれ受
信される情報,後述する各種管理テーブル,マスタ情報
を格納する外部記録装置203の制御を行なうファイル
サーバ204、各種情報の印刷出力を行なう印刷装置2
05、各クライアント201a,201b,……,20
1nからそれぞれサービス拠点210に送信される情報
の制御を行なうFAX(ファクシミリ)サーバ206が
設置されており、それらは各種情報(データ及び制御信
号)の送受信を行なうLAN(ローカル・エリア・ネッ
トワーク)207によって接続されている。
【0030】複数の各顧客先220にはそれぞれ、複数
の複写機1、及びその各複写機1でそれぞれ発生する障
害(異常)等の通報要因を示す通報情報(事象情報)等
の各種情報を公衆回線17を介してサービスセンタ20
0へ送信したり、サービスセンタ200から公衆回線1
7を介して送られてくる各種情報を受信する制御(通信
制御)を行なう通信コントロール装置18等が設置され
ている。
【0031】複数の各サービス拠点210にはそれぞ
れ、サービスセンタ200から公衆回線17を介して送
られてくる各種情報の受信及びサービスセンタ200へ
の各種情報の送信を制御するパソコン(他の情報処理装
置でもよい)211、サービスセンタ200との間の情
報の送受信を行なうFAX装置(ファクシミリ装置)2
12、及び電話機213等が設置されている。この各サ
ービス拠点210では、各顧客先の複写機1等の画像形
成装置を地区別に管轄し、その通報情報に対する処置を
行なうサービスマンを派遣する。
【0032】ここで、サービスセンタ200内の各クラ
イアント201a,201b,……,201n,外部記
録装置203を有するファイルサーバ204,FAXサ
ーバ206内のCPUを含むハードウェアおよびソフト
ウェア(プログラム)が、以下の(1)(2)にそれぞ
れ示す各手段としての機能を果たす。 (1)外部からのコマンドにより、各顧客先のいずれか
に新たに設置された複写機1の障害発生の有無を監視す
る監視サービスの開始が要求されたとき、監視サービス
を開始するために必要な処理を自動的に行なう監視サー
ビス開始処理手段
【0033】なお、上記監視サービス開始処理手段を、
各クライアント201a,201b,……,201nの
いずれかからのコマンド、各サービス拠点210にそれ
ぞれ設置された端末装置(この実施形態では表示装置を
有するパソコン211とするが、他の端末装置でもよ
い)のいずれかからのコマンド、あるいは各顧客先22
0にそれぞれ設置された画像形成装置のいずれかからの
コマンドにより、監視サービスの開始が要求されたと
き、その監視サービスを開始するために必要な処理を自
動的に行なう手段とする。
【0034】(2)外部からの監視サービスの開始に必
要な情報を登録する監視サービス開始情報登録手段な
お、上記サービス開始情報登録手段を、各クライアント
201a,201b,……,201nのいずれかからの
監視サービスの開始に必要な情報、あるいは各サービス
拠点210にそれぞれ設置された端末装置(この実施形
態では表示装置を有するパソコン211とするが、他の
端末装置でもよい)パソコン211のいずれかからの監
視サービスの開始に必要な情報を登録する手段とする。
【0035】この実施形態では、サービスセンタ200
内の各部が、上述した各手段としての機能を全て備える
が、必ずしもそうする必要はなく、上述した各手段を必
要に応じて選択的に備えるようにしてもよい。図2は、
図1に示した画像形成装置管理システムにおける各顧客
先220内の具体的構成例を示すブロック図である。
【0036】各顧客先220にはそれぞれ、サービスセ
ンタ200に設置されている各クライアント201a,
201b,……,201nとの通信を制御するためのイ
ンタフェース装置としての通信コントロール装置18が
設置されており、各複写機(PPC)1はこの通信コン
トロール装置18に接続されている。この通信コントロ
ール装置18には、電話機19やFAX装置20等の外
部通信機器が接続可能になっており、顧客先(ユーザ)
の既存の回線に挿入する形で設置が可能になっている。
【0037】そして、この通信コントロール装置18に
は複数の複写機1が接続可能になっているが、もちろん
単数の場合もある。これらの複写機1は同型のものであ
る必要はなく異なる機種でもかまわず、複写機以外のプ
リンタ等の画像形成装置でもかまわない。ここでは説明
の便宜上、1台の通信コントロール装置18に最大5台
の複写機1が接続可能であるものとする。そして、通信
コントロール装置18と複数の複写機1はRS−485
規格によりマルチドロップ接続されている。
【0038】通信コントロール装置18と各複写機1と
の間の通信制御は基本型データ伝送制御手順(BSC)
により行なわれる。つまり、通信コントロール装置18
を制御局としたセントラライズド制御のポーリング/セ
レクティング方式でデータリンクの確立を行なうことに
より、任意の複写機1との通信が可能になっている。各
複写機1はアドレス設定スイッチによって固有の値を設
定できるようになっており、これによって各複写機のポ
ーリングアドレス及びセレクティングアドレスが決定さ
れる。
【0039】図3は、図1の通信コントロール装置18
の構成例を示すブロック図である。公衆回線17からの
信号は、まず切替部180に入力される。ここでは、公
衆回線17側からの通信が通信コントロール装置18に
接続されている電話機19(または図2のFAX装置2
0)宛のものであれば、公衆回線17側を電話機19
(または図2のFAX装置20)に接続し、サービスセ
ンタ200からの通信であれば、公衆回線17側のモデ
ム181に接続する。
【0040】また、RS−485用のトランシーバを用
いた通信インタフェース183によって複写機1側との
通信を行なう。これらの制御・処理は、ROM185内
の制御プログラムに従ってCPU184を中心に行なわ
れる。RAM186には処理の中間結果などを格納する
ほか、通信テキストを一時的に格納しておくためにも用
いる。
【0041】さらに、サービスセンタ200の電話番
号,回線未接続の場合の再発呼回数,再発呼間隔,トー
タルカウンタ57(図6参照)による積算コピー枚数
(トータルカウンタ値)の送出日時等の通信コントロー
ル装置18の動作に必要な各種パラメータ(図4によっ
て後述する)もRAM186に書き込まれている。
【0042】通常、この通信コントロール装置18は、
24時間連続通電を行なって常にサービスセンタ200
と通信可能な状態にしておくが、不慮の電源断,安全の
ための電源断等でこれらのパラメータの内容及び通信テ
キストが失われることがないように、バッテリ187に
よりRAM186をバックアップしている。さらに、時
計188とトータルカウンタ値自動発呼許可スイッチ1
89も備えている。
【0043】図4は、図3の通信コントロール装置18
のRAM186に記憶(セット)されている各種パラメ
ータの一覧を示す図である。各アドレスの複写機1毎
に、その複写機1の機種番号とシリアル番号(機番)と
が登録されており、複写機1からの通報(送信)時にこ
れを付加してサービスセンタ200へ送信したり、サー
ビスセンタ200からのアクセス時に選択すべき複写機
1のアドレスを決定するために用いる。
【0044】また、各遠隔通報理由毎に通報先(連絡
先)電話番号、リダイヤルの回数や間隔、サービスセン
タ200へ送信するデータ(通報情報)の種類(ジャム
発生回数,コピー枚数等),サービスセンタ200への
通報日時が設定されている。パラメータの各ブロックに
はチェックサムが付加されており、通信コントロール装
置18の誤動作や、バックアップ用のバッテリ187の
消耗や、通信上のエラーなどによってパラメータの値が
書き変わったり失われた場合にこれを検知することがで
きる。
【0045】これらのパラメータはサービスセンタ20
0側から公衆回線17を通して書き込まれるが、パラメ
ータ設定用の携帯装置を通信コントロール装置18に直
接接続して書き込んだり、通信コントロール装置18上
に操作手段を設けて設定する構成にしてもよいし、複写
機1から設定する構成にしてもよい。
【0046】この場合、パラメータの設定は重要である
ため、通信データにID(パスワード)を付加すること
によって機密性を高めている。このIDは各通信コント
ロール装置18固有に決めておらず、第1回目のパラメ
ータを指定する時(図4のパラメータが未設定の時)に
決め、それ以降は通信等での変更はできず、通信コント
ロール装置18を手動で初期化することによって可能と
なる。
【0047】IDは通信する毎に確認するため、誤った
データや異なるシステムから入り込むことができないよ
うになっている。異なるIDを所定回数受けると、この
エラーを内部に記憶すると共に、サービスセンタ200
へ自動通報してシステムの管理者に知らせるようにして
いる。このIDを通信する毎に確認してハッカー等を防
止している。なお、上記IDは上述したように通信等で
は変更できないようにしているが、例えば別のID(I
D変更用)を用いて変更できるようにしてもよい。
【0048】図5は、図1の複写機1の制御系の構成を
示すブロック図である。複写機1の本体の制御は、CP
U100を中心としてROM101に記憶されている制
御プログラムやデータに基づいて行なわれる。また、処
理の中間結果や各種設定値,装置の状態を示すデータな
どを蓄えるためにRAM102を使用する。
【0049】A/Dコンバータ103は、露光ランプへ
の供給電圧(ランプ電圧),Pセンサの発光電圧と受光
電圧,電位センサの出力,ADSセンサの出力,露光ラ
ンプの光量を検出するランプ光量センサの出力,感光体
ドラムに流れる電流を検出するドラム電流センサの出
力,定着ユニット内のサーミスタ(定着サーミスタ)電
圧等を入力するために使用する。
【0050】光学系制御ユニット104は、露光ランプ
の駆動制御を行なう。高圧電源ユニット105は、帯電
チャージャ,分離チャージャ,転写チャージャ,転写前
チャージャ(PTC)にそれぞれ印加する高電圧、及び
現像ユニット内の現像ローラに印加する現像バイアス電
圧を供給する。モータ制御ユニット106は、感光体ド
ラム及び各給紙ユニットや搬送ユニットのローラ等を駆
動するメインモータのコントロールを行なう。
【0051】ヒータ制御ユニット107は、定着ユニッ
トの定着ローラを加熱する定着ヒータへの通電を制御し
て、定着ローラの表面温度を所定範囲に保持する。セン
サ感度制御ユニット108は、ランプ光量センサの受光
ゲイン,ADSセンサの受光ゲイン,Pセンサの受光ゲ
イン,PセンサのLEDの発光電圧等を可変するために
使用する。
【0052】通信インターフェースユニット109は、
通信コントロール装置18との通信を行なうユニットで
ある。アドレス設定スイッチ110により複写機固有の
アドレス(デバイスコード)を1〜5の範囲で設定でき
る。また、通信許可スイッチ111により通信コントロ
ール装置18との通信の許可/禁止を設定することがで
きる。
【0053】この通信許可スイッチ111はディップス
イッチであり、それを備えた複写機を画像形成装置管理
システム)につなげた時にサービスマンがON状態にす
るが、一般のユーザは原則として触れることはできな
い。したがって、この通信許可スイッチ111はそれを
備えた複写機が画像形成装置管理システムにつながって
いる時にはON状態を維持する。
【0054】図6は、複写機1のドラム回りの一例を示
す概略構成図である。この複写機1において、41は有
機光導電体によって構成された感光体ドラムであり、そ
の回りに帯電チャージャ42,露光ユニット(スキャナ
ユニット)43,現像ユニット44,転写チャージャ4
5,分離チャージャ46,および定着ユニット47等の
画像形成プロセス機器が順次配置されている。
【0055】感光体ドラム41は図示しないメインモー
タによって回転され、その表面を露光ユニット43から
の原稿画像に応じた光により露光して静電潜像を形成
し、その潜像を現像バイアス印加電源48によって一定
の現像バイアスが印加された現像ユニット44の現像ロ
ーラ44aによりトナーを付着して顕像化(トナー像を
形成)した後、給紙カセット49からレジストローラ5
0を介して送られてくる転写紙上に転写チャージャ45
により転写する。
【0056】その後、その転写紙を分離チャージャ46
によって感光体ドラム41から剥離して定着ユニット
(定着ローラ)47へ向けて搬送し、そこでトナー像を
加熱定着した後、図示しない排紙トレイに排出する。感
光体ドラム41上の残留トナーは、図示しないクリーニ
ンクユニットによって除去される。
【0057】また、この複写機1には、画像コントロー
ルに係わる電位センサ(表面電位計)51,トナー濃度
計52,画像濃度センサ53,温度センサ54,湿度セ
ンサ55等の各種センサ(検出部)、および露光時間カ
ウンタ56,トータルカウンタ57,ドラム回転数カウ
ンタ58等の各種カウンタが備えられている。
【0058】電位センサ51は感光体ドラム41の表面
電位(帯電チャージャ42による帯電電位と露光ユニッ
ト43による露光部分の電位)を、トナー濃度計52は
現像ユニット44内のトナー濃度を、画像濃度センサ5
3は感光体ドラム41上に残留したトナー像(画像)の
濃度を、温度センサ54は感光体ドラム41近傍の温度
を、湿度センサ55は感光体ドラム41近傍の湿度をそ
れぞれ検出する。
【0059】露光時間カウンタ56は露光ユニット43
による露光時間を、トータルカウンタ57はレジストロ
ーラ50の回転に同期して積算コピー枚数(トータルコ
ピー枚数)を、ドラム回転数カウンタ58は感光体ドラ
ム41の回転数をそれぞれカウントする。
【0060】図7は、複写機1の操作部70の構成例を
示すレイアウト図である。この操作部70は、テンキー
71,クリア/ストップキー72,コピースタートキー
73,エンタキー74,割り込みキー75,予熱/モー
ドクリアキー76,モード確認キー77,画面切り替え
キー78,呼び出しキー79,登録キー80,ガイダン
スキー81,表示用コントラストボリューム82,及び
文字表示器83を備えている。
【0061】テンキー71は、コピー枚数や倍率等の数
値を入力するためのキーである。クリア/ストップキー
72は、コピー枚数(置数)をクリアしたり、コピー動
作をストップさせたりするためのキーである。コピース
タートキー73は、コピー動作をスタートさせるための
キーである。エンタキー74は、ズーム倍率や綴じ代寸
法用置数等の数値の指定を確定させるためのキーであ
る。
【0062】割り込みキー75は、コピー中に割り込ん
で別の原稿をコピーする時などに使用するキーである。
予熱/モードクリアキー76は、設定した全てのコピー
モードの内容を取り消したり、予熱モードを設定して節
電状態にしたりするためのキーである。モード確認キー
77は、文字表示器83に選択的に表示される各コピー
モードを一覧表示で確認するためのキーである。
【0063】画面切り替えキー78は、文字表示器83
の表示形態を使用者の熟練度に応じて切り替えるための
キーである。呼び出しキー79は、ユーザプログラムを
呼び出すためのキーである。登録キー80は、ユーザプ
ログラムを登録するためのキーである。ガイダンスキー
81は、文字表示器83にガイダンスメッセージ等を表
示するためのキーである。
【0064】表示用コントラストボリューム82は、文
字表示器83のコントラストを調整するためのものであ
る。文字表示器83は、液晶(LCD),蛍光表示管等
のフルドット表示素子を用い、その上に多数のタッチセ
ンサを内蔵した透明シート状のマトリックスタッチパネ
ルを重ねており、電源投入により、複写機1の状態
(「コピーできます」「コピー中です」「転写紙があり
ません」等),コピー枚数,各種キーを示すコピーモー
ド設定画面を表示する。
【0065】このコピーモード設定画面が表示されてい
る時は、通常のコピーモードを設定することができる。
つまり、コピーモード設定画面上のキーを押下(タッ
チ)することにより、給紙カセット(転写紙サイズ),
自動用紙(原稿サイズと設定倍率により最適な転写紙が
収納されている給紙カセットが自動選択される),画像
濃度(コピー濃度),自動濃度(原稿の濃度に応じて画
像濃度が自動選択される),変倍率(等倍,縮小,拡
大,用紙指定変倍,ズーム変倍,寸法変倍),両面モー
ド(転写紙の表裏面に原稿の画像をコピーするモー
ド),綴じ代モード,ソートモード等の各種のコピーモ
ードを任意に設定することができ、押下されたキーは白
黒反転表示に切り替わる。
【0066】また、複写機1は、通常のコピーモードと
は別に、サービスマンが修理,保守作業時に使用するサ
ービスマンモードを設定することもできる。この場合、
例えばサービスマンが予熱/モードクリアキー76を押
下し、次にテンキー71の「1」「0」「7」の各キー
を順次押下し、最後にクリア/ストップキー72を3秒
以上押下することにより、サービスマンモードに移行し
て、文字表示器83にSP(サービスプログラム)モー
ド画面を表示し、サービスマンモード下で、サービスマ
ンは各種センサの状態および各モータ,クラッチ等の負
荷の動作などのチェックを行ない、修理および保守作業
を実施することができる。
【0067】以下、主として図8以降を参照してこの実
施形態の作用を詳細に説明する。まず、図8,図1〜図
3を参照して遠隔通報の機能について説明する。
【0068】遠隔通報キーによる遠隔通報の場合は、複
写機1の操作部70に設けられた図示しない遠隔通報キ
ーが押下されると、図8の(a)に示すように、その複
写機1から通信コントロール装置18へ遠隔通報キーに
よる遠隔通報データ(通報情報)を送信する。これを受
信した通信コントロール装置18は、予め内部に設定さ
れているサービスセンタ200の電話番号(呼び出し用
電話番号)へ発呼して、遠隔通報キーによる遠隔通報デ
ータを送信する。
【0069】このとき、通信コントロール装置18から
サービスセンタ200へ送信されるデータは、通信コン
トロール装置18が複写機1より受信した複数種類のデ
ータの中から、予め通信コントロール装置18に設定さ
れている種類のデータのみとする。この設定はサービス
センタ200から公衆回線17を通して行なうことが可
能になっている。
【0070】通信コントロール装置18が所定のデータ
をサービスセンタ200へ送信し終わると、通信コント
ロール装置18は送信元の複写機1に対して、通信コン
トロール装置18とサービスセンタ200との間の通信
の結果を表わす通報結果報告を送信する。これにより、
送信元の複写機1は、通信が正常に終了したか又は何ら
かの異常により通信ができなかったかを知ることができ
る。
【0071】また、通常複写機1には自己診断機能が備
わっており、定着温度の異常を検知した場合や、各調整
箇所の電子ボリュームによる調整が不能の場合など、複
写機1が危険状態または使用不能な状態になった場合
に、「エラー」もしくは「サービスマンコール」のよう
な形でユーザやサービスマンに知らせることが一般的に
行なわれている。
【0072】このような複写機1の自己診断機能により
異常が検知された場合にも、図8の(b)に示すよう
に、その複写機1から通信コントロール装置18へ自己
診断異常による遠隔通報のデータ(自己診断情報)を送
信する。その遠隔通報データを受信した通信コントロー
ル装置18は、自己診断異常による遠隔通報データをサ
ービスセンタ200へ送信し、通信終了時に送信元の複
写機1に通報結果報告を送信する。
【0073】さらに、自己診断機能によって、異常状態
には至っていないが異常状態にごく近いと診断した場合
など、メインテナンスを行なった方が好ましいと複写機
1が判断した場合にも、図8の(c)に示すように、通
信コントロール装置18へ事前警告の遠隔通報データ
(事前警告情報)を送信する。自己診断異常による遠隔
通報の場合は必然的に複写機1は使用不可状態になって
いるが、事前警告による遠隔通報の場合は複写機1は使
用可能状態のままとし、通信中であっても原稿がセット
され、コピースタートキーが押下されれば複写動作を行
なう。
【0074】このとき、複写処理によって複写機1のコ
ントローラの負荷が重い場合や、送信データ中に含まれ
る内容が複写動作によって変更されて整合がとれなくな
る可能性がある場合などには通信を中断してもよい。事
前警告の遠隔通報データは緊急性が低いため、これを受
信した通信コントロール装置18はすぐにはサービスセ
ンタ200へ送信せず、通信コントロール装置18に接
続されている電話機19やファクシミリ装置20の利用
頻度が小さい時間帯や、公衆回線17のトラフィック量
が少ない時間帯など、通信に都合のよい時刻に送信を行
なうようにするとよい。
【0075】この時刻は、サービスセンタ200から通
信コントロール装置18に対して設定可能になってお
り、図3に示した時計188による現在時刻との一致に
よって送信時刻を判断できる。この事前警告の遠隔通報
の場合は他の遠隔通報の場合と異なり、通報結果報告を
複写機1には送信しない。
【0076】また、事前警告の遠隔通報データは、所定
の時刻にサービスセンタ200に送信するが、所定の時
刻までに通信コントロール装置18が受信した事前警告
の遠隔通報データは内部で記憶しておき、所定の時刻に
まとめてサービスセンタ200に送信する。但し、事前
警告の遠隔通報データを所定の時刻に達する前に記憶で
きる限界以上受信した場合には、所定の時刻に達する前
にいままで記憶した事前警告の遠隔通報データをまとめ
てサービスセンタ200に送信する。サービスセンタ2
00に正しく送信できると、通信コントロール装置18
内の事前警告の遠隔通報データに関する管理情報等を削
除する。
【0077】さらに、各顧客先220のいずれかに新た
に設置された複写機1の操作部70上のキー操作によ
り、その複写機1の障害発生の有無を監視する監視サー
ビスの開始を要求するコマンド(監視サービス開始要求
コマンド)が発行されると、図8の(d)に示すよう
に、その複写機1から通信コントロール装置18へ監視
サービス開始要求による遠隔通報データを送信する。
【0078】監視サービス開始要求による遠隔通報デー
タを受信した通信コントロール装置18は、その遠隔通
報データをサービスセンタ200へ送信し、通信終了時
に送信元の複写機1に通報結果報告を送信する。監視サ
ービス開始要求による遠隔通報データを受信したサービ
スセンタ200では、監視サービスの開始に必要な情報
の準備(登録)が終了しているか否かのチェックを行な
い、その結果を通信コントロール装置18を介して送信
元の複写機1に知らせる。
【0079】次に図9を参照して、サービスセンタ20
0側から複写機1へアクセスする場合の処理について説
明する。サービスセンタ200から複写機1へのアクセ
スには、目的別に大別してリード(Read)要求,ライト
(Write)要求,及びエクセキュート(Execute)要求の
3種類がある。
【0080】リード要求とは、複写機1内のロギングデ
ータ,各種設定値,各種センサの出力値などを読み出す
処理のことをいう。ライト要求とは、各種設定値などを
サービスセンタ200からデータを送って書き換える処
理のことをいう。エクセキュート要求とは、複写機1に
対してテスト動作およびサービスセンタ200から送信
された監視サービスの開始に必要な情報を該当する複写
機1の操作部70の文字表示器83に表示する処理など
を行なわせる処理のことをいう。
【0081】この各要求時におけるサービスセンタ20
0と通信コントロール装置18と複写機1の間の通信処
理の手順を図9の(a)(b)(c)に示すが、いずれの場合
もサービスセンタ200から目的の複写機1が接続され
ている通信コントロール装置18へダイヤルして、各要
求データを送信する。通信コントロール装置18は、サ
ービスセンタ200からこれらの要求データを受信す
る。要求データを受信した通信コントロール装置18
は、目的の複写機1に要求データを送信する。
【0082】これを受信した複写機1は、要求内容を処
理した後に、要求に対する応答を通信コントロール装置
18へ送信する。通信コントロール装置18はこれをサ
ービスセンタ200へ送信し、ひとつの処理単位を終了
する。
【0083】図10を参照して、サービスセンタ200
側から通信コントロール装置18へアクセスする場合の
処理について説明する。サービスセンタ200から通信
コントロール装置18へのアクセスには、やはり目的別
に大別して、リード(Read)要求,ライト(write)要
求,及びエクセキュート(Execute)要求の3種類があ
る。この時の各処理の手順を図10の(a)(b)(c)に示
している。
【0084】リード要求とは、通信コントロール装置1
8内の設定パラメータやステータスを読み出す処理や、
予め通信コントロール装置18が複写機1の内部の情報
を読み出して通信コントロール装置18の内部に記憶さ
せている場合に、これを読み出す処理などのことをい
う。ライト要求とは、通信コントロール装置18のパラ
メータをサービスセンタ200からデータを送信して設
定する処理、およびサービスセンタ200から送信され
た監視サービスの開始に必要な通信コントロール装置1
8のパラメータを設定する処理などのことをいう。エク
セキュート要求とは、通信コントロール装置18に対し
て機能チェックなどのテスト動作を行なわせる処理など
のことをいう。
【0085】図11を参照して、サービスセンタ200
を用いずに通信コントロール装置18から複写機1へア
クセスする場合の処理について説明する。通信コントロ
ール装置18から複写機1へのアクセスは、通信コント
ロール装置18が複写機1の内部の情報を読み出して通
信コントロール装置18の内部にデータを保留してお
き、後で必要に応じてサービスセンタ200からの読み
出しを可能にするための読み出し処理である。
【0086】一般に、複写機の保守契約やメンテナンス
を行なうために、トータルコピー枚数等のカウンタ値が
用いられている。このシステムを用いて複写機1から通
信コントロール装置18へ定期的にトータルコピー枚数
のカウンタ値(トータルカウンタ値)を送信しておき、
複写機1の電源が断たれている場合など、複写機1が通
信不能状態の場合でも、サービスセンタ200側がその
カウンタ値を知ることが可能になっている。
【0087】これには前述した通り、通信コントロール
装置18が複写機1の内部の情報を読み出して通信コン
トロール装置18の内部にデータを保留する機能を利用
する。この場合、通信コントロール装置18内の時計1
88(図3)を基準にして、通信コントロール装置18
内に設定されたパラメータ中のトータルカウンタ値収集
時刻に達した時点で、通信コントロール装置18は、接
続されている全ての複写機1に対して順次トータルコピ
ー枚数情報(トータルカウンタ値)の要求を毎日行な
う。
【0088】そして、応答があった複写機1の新しいト
ータルコピー枚数情報は、トータルコピー枚数を取得し
た年月日時刻を含めて前日に読み出した値を更新して通
信コントロール装置18内のバックアップされたRAM
186(図3)に記憶しておく。また、トータルコピー
枚数情報を要求された複写機1の電源が断たれていた場
合など、通信不能状態であったときはその複写機1から
のデータの応答受信を後回しにして、次の複写機1に対
して処理を行なう。
【0089】全複写機1に対する要求を行なった時点
で、受信不能であった複写機1のみに再度要求を行な
う。通常は、複写機1の電源が断たれていると考えられ
る夜間にトータルカウンタ値収集時刻を設定しておき、
時間の経過と共に複写機1の電源が投入されていき、複
写機1が電源投入直後のアイドリングや各部の調整を行
なっている間に、この通信が行なわれるようにする。
【0090】通信コントロール装置18内のRAM18
6に記憶・保留されたトータルコピー枚数の情報のサー
ビスセンタ200への転送方法には、毎月の締め日など
に定期的にサービスセンタ200からのアクセスにより
読み出す方法と、通信コントロール装置18内に設定さ
れているトータルカウンタ値自動発呼日時に達した場合
に通信コントロール装置18がサービスセンタ200へ
自動的に送信する方法の2通りがある。
【0091】この方法の選択は、通信コントロール装置
18に設けられているトータルカウンタ値自動発呼許可
スイッチ189(図3)により設定される。このスイッ
チ189がONの場合は、通信コントロール装置18内
に設定されているパラメータで示された日時に達する
と、通信コントロール装置18内に設定されているパラ
メータで示された通報先電話番号へ発呼し、トータルコ
ピー枚数のカウンタ値をサービスセンタ200へ送信す
る。このスイッチ189がOFFの場合は、自動発呼は
せずにサービスセンタ200からのアクセスを待つこと
になる。
【0092】なお、この例では、定期的に通信を行なう
データをトータルコピー枚数のカウンタ値としたが、こ
れ以外のデータにしたり、別のデータを加えて通信を行
なってもかまわない。通信コントロール装置18は、複
数台の複写機1等を制御できるようになっており、順番
にデータを取得するようになっているが、全収容可能台
数分接続されることは少ないので、このシステムでは未
接続の複写機へのデータ要求はさせないようにもできる
ようにし、アクセス時間の短縮を計っている。
【0093】図12は、複写機1の図5に示したCPU
100による通報制御のメインルーチンを示すフローチ
ャートである。複写機1の操作部70の外に設けられた
通信許可スイッチ111がONの場合に、操作部70の
図示しない遠隔通報キーが押下されているか、自己診断
機能により異常の発生が検知されているか、事前警告が
必要な状態であるか、または監視サービスの開始が要求
されたか(図示しない監視サービス開始要求キーが押下
されているか)の判断をそれぞれ行ない、いずれかの状
態(遠隔通報が必要)になった場合、それぞれの遠隔通
報処理を行なう。
【0094】図13は、図12における遠隔通報キーに
よる遠隔通報のサブルーチンの処理内容を示すフローチ
ャートである。まず、通信コントロール装置18に対し
て遠隔通報キーによる遠隔通報データの送信を行なう。
通信コントロール装置18の無応答など、遠隔通報が正
常に行なえなかった場合は、その旨を操作部70の文字
表示器83上に表示してユーザに知らせる。
【0095】通信コントロール装置18へ正常にデータ
が送信された場合は、タイムアウト判定用のタイマをリ
セットして、通信コントロール装置18からの通報結果
報告を待つ。この例では、タイムアウト時間を3分間と
しており、3分以内に通報結果報告を受信しなかった場
合をタイムアウトとして、遠隔通報が失敗した旨をやは
り操作部70の文字表示器83上に表示してユーザに知
らせる。
【0096】タイムアウト時間以内に通報結果報告を受
信した場合は、その結果報告から正常に通報されたか否
かを判断して、正常に通報された場合には自動通報が完
了した旨を、失敗であった場合にはその旨をそれぞれ操
作部70の文字表示器83上に表示してユーザに知ら
せ、図12のメインルーチンへリターンする。
【0097】図14は、同じく図12における自己診断
異常による遠隔通報のサブルーチンの処理内容を示すフ
ローチャートである。このサブルーチンの処理も、通信
コントロール装置18へ送信するデータが自己診断異常
によるデータであることと、タイムアウト時間が20分
であること以外は、図13によって説明した遠隔通報キ
ーによる遠隔通報と同様であるので、その説明を省略す
る。
【0098】図15は、同じく図12における事前警告
による遠隔通報のサブルーチンの処理内容を示すフロー
チャートである。このルーチンでは、通信コントローラ
装置18に対して事前警告による遠隔通報データの送信
を行なう。
【0099】図16は、同じく図12における監視サー
ビス開始要求による遠隔通報のサブルーチンの処理内容
を示すフローチャートである。まず、通信コントロール
装置18に対して監視サービス開始要求による遠隔通報
データの送信を行なう。通信コントロール装置18の無
応答など、通報が正常に行なえなかった場合は、その旨
を操作部70の文字表示器83上に表示してユーザに知
らせる。
【0100】通信コントロール装置18へ正常にデータ
が送信された場合は、タイムアウト判定用のタイマをリ
セットして、通信コントロール装置18からの通報結果
報告またはリード(Read)要求を待つ。リード要求を受
信した場合、リード要求コードが機種機番要求か、セン
タ呼び出し用電話番号要求かのチェックを行ない、機種
機番要求およびセンタ呼び出し用電話番号要求のいずれ
でもない場合は、監視サービス開始要求による遠隔通報
が失敗した旨を操作部70の文字表示器83上に表示し
てサービスマンに知らせる。
【0101】機種機番要求またはセンタ呼び出し用電話
番号要求の場合は、その要求に対応する値を通信コント
ロール装置18に対して送信し、通信コントロール装置
18からの通報結果報告を待つ。この例では、タイムア
ウト時間を3分間としており、3分以内に通報結果報告
を受信しなかった場合をタイムアウトとして、監視サー
ビス開始要求による遠隔通報が失敗した旨をやはり操作
部70の文字表示器83上に表示してサービスマンに知
らせる。
【0102】タイムアウト時間内に通報結果報告を受信
した場合は、その報告内容から正常に通報されたか否か
を判断して、正常に通報された場合には監視サービス開
始要求による遠隔通報(自動通報)が完了した旨を、失
敗で有った場合は監視サービス開始要求による遠隔通報
が失敗した旨をそれぞれ操作部70の文字表示器83上
に表示してユーザに知らせ、図12のメインルーチンへ
リターンする。
【0103】図17は、通信コントロール装置18にお
けるポーリングおよびセレクティングに係わる処理の一
例を示すフローチャートである。通信コントロール装置
18は、サービスセンタ200からの公衆回線17経由
の着信がない限り、常に接続されている複数の複写機1
に対して順次ポーリング動作を行なう。このポーリング
動作は、複写機1からの接続要求を確認するためのもの
である。
【0104】ポーリング動作によって指定された複写機
1は、自己のデバイスコードが指定されたとき、これに
対する応答を行なうが、サービスセンタ200に対する
発信要求がない(送出データがない)場合には予め定め
られた特定コード(又はコードの組み合わせ)による否
定応答を、発信要求がある場合には予め定められた別の
特定コード(又はコードの組み合わせ)による肯定応答
をそれぞれ出力する。
【0105】通信コントロール装置18は、ポーリング
動作によって指定した(ポーリングされた)複写機1か
ら否定応答を受信すると、ポーリングの順番を次の複写
機1に移し、上述と同様の制御を継続する。肯定応答を
受信すると、ポーリング動作を一旦中断してセレクティ
ング動作に移る。肯定応答の受信によってセレクティン
グ動作が行なわれると、その肯定応答を送信した複写機
1は、セレクティングに対応可能な場合には肯定応答
を、対応不可能な場合には否定応答をそれぞれ出力す
る。
【0106】通信コントロール装置18は、肯定応答を
受信すると、その応答を送信した複写機1に予め定めら
れた特定コード(又はコードの組み合わせ)による通信
許可信号を出力して、その複写機1との通信を開始す
る。そして、通信手順に従った複写機1との通信が終了
すると、中断していたポーリング動作を再開する。
【0107】また、上記ポーリング動作において、通信
コントロール装置18が出力するデバイスコードに対応
する複写機1が、電源OFFになっている場合や接続さ
れていない場合等があり、肯定応答,否定応答のいずれ
も得られない場合は、予め定められた時間経過後にポー
リングの順番を次の複写機1に移し、上述と同様の制御
を継続する。
【0108】なお、通信コントロール装置18からサー
ビスセンタ200への自発呼には、故障発生により即時
に自発呼する項目と発生日の指定時刻に自発呼する項目
があり、それぞれに担当する項目を予め設定しておく。
また、通信コントロール装置18は、サービスセンタ2
00から公衆回線17経由の着信発生により、ポーリン
グ動作を一旦中断して複写機1に予め定められた特定コ
ード(又はコードの組み合わせ)による通信許可信号を
出力して、その複写機1との通信を開始する。そして、
通信手順に従った複写機1との通信が終了すると、中断
していたポーリング動作を再開する。
【0109】図18は、複写機1におけるポーリングお
よびセレクティングに係わる処理の一例を示すフローチ
ャートである。この処理は、複写機1の電源がONにな
ってから定期的に行なわれるものである。各複写機1は
それぞれ、ステップS1,S2で通信コントロール装置
18からポーリング又はセレクティングされたか否かを
チェックする。
【0110】そして、ポーリングされた場合は、ステッ
プS7に分岐して送出データ(発信要求)の有無をチェ
ックし、送出データがある場合にはステップS8で肯定
応答を出力し、処理を終了して通信コントロール装置1
8からのセレクティングを待つ。送出データがない場合
には、ステップS9で否定応答を出力し、処理を終了す
る。
【0111】一方、通信コントロール装置18からセレ
クティングされると、ステップS3でセレクティングに
対応可能か否かをチェックし、対応可能な場合にはステ
ップS4で肯定応答を出力し、ステップS5でセレクテ
ィング処理(通信)を実行し、処理を終了する。コピー
中などでセレクティングに対応不可能な場合には、ステ
ップS6で否定応答を出力し、処理を終了する。
【0112】図19は、通信コントロール装置18と複
写機1との間で授受されるテキストデータ(遠隔通報デ
ータ)の構成例を示す図である。同図において、通番は
1回の送信(ポーリングまたはセレクティング)の中で
の通信ブロック番号であり、最初のブロックは「01」
で始まり、以降1ずつ増加させて「99」の次は「0
0」とする。
【0113】デバイスコードは、各複写機1毎にアドレ
ス設定スイッチ110(図5参照)によって設定された
値と比較参照し、ポーリング又はセレクティングが自複
写機1に対するものなのかどうかを判定するために使用
する。処理コードは、通信目的の種類を示すコードであ
り、表1に示すように決められている。
【0114】
【表1】
【0115】情報レコードは情報コード,データ部桁
数,およびデータ部からなり、情報コードは具体的な通
報情報の種別コード(例えば転写紙ジャムトータル回
数,種類別SC回数)を表わす。データ部桁数は、デー
タ部のデータ長で、ASCIIコードを表わし、データ
部がない場合は「00」とする。
【0116】最後に、データ部は各情報コードの詳細な
内容を表わすデータ(例えば転写紙ジャムトータル回数
の場合はカウンタ値、種類別SC回数の場合は自己診断
異常(SC)が発生した箇所)を表わす。デバイスコー
ドと処理コードとの間、処理コードと情報コードとの
間、情報レコードと情報レコードとの間には、それぞれ
セミコロン(;)によるセパレータが挿入される。
【0117】図20は複写機1の通信インターフェース
ユニット109とCPU100との間で授受されるテキ
ストデータの構成例を示す図であり、図19に示した通
信コントロール装置18と複写機1との間で授受される
テキストデータからヘッダ,デバイスコード,及びパリ
ティ部分を取り除いたものである。
【0118】図21は、サービスセンタ200と通信コ
ントロール装置18との間で授受されるテキストデータ
の構成例を示す図である。同図のIDコードは、通信コ
ントロール装置18及びその通信コントロール装置18
に接続された複数の複写機1から1台の複写機1を特定
する目的を持っている。
【0119】このIDコードと図19のデバイスコード
は、通信コントロール装置18内のRAM186のパラ
メータ領域に記憶されており、テキストデータの送出方
向により適宜変換される。識別コードは、図19の処理
コードにテキストデータの発信元,受信先を付加したも
のであり、これも、テキストデータの送出方向により、
通信コントロール装置18によって適宜付加,削除され
る。
【0120】次に、この実施形態の画像形成装置管理シ
ステムにおける管理テーブルについて、図22を参照し
て説明する。図22は、この画像形成装置管理システム
における管理テーブルを説明するための図である。
【0121】顧客別複写機(画像形成装置)テーブル1
500は、各顧客先220にそれぞれ設置されている複
写機1を管理するのに必要な情報を登録(格納)する管
理テーブルであり、その各エントリはそれぞれ以下の
(A1)〜(A4)にそれぞれ示す各項目から構成され
る。
【0122】(A1)各顧客先220にそれぞれ設置さ
れている複写機1の機種番号(図4参照)とシリアル番
号(機番)を格納する機種機番項目1500a(150
0a1〜1500an) (A2)顧客を管理する顧客管理テーブル1600の各
エントリのポインタ(エントリポインタ)を格納する項
目1500b(1500b1〜1500bn)
【0123】(A3)各顧客先220にそれぞれ設置さ
れている通信コントロール装置18内に記憶されている
各種パラメータ等を格納するパラメータテーブル170
0のエントリポインタを格納する項目1500c(15
00c1〜1500cn) (A4)各顧客先220にそれぞれ設置されている複写
機1の保守(点検)を担当するサービス拠点のサービス
拠点テーブル1800のエントリポインタを格納する項
目1500d(1500d1〜1500dn)
【0124】顧客管理テーブル1600は、複写機1が
それぞれ設置されている各顧客先220の情報を登録す
る管理テーブルであり、その各エントリはそれぞれ以下
の(B1)〜(B5)にそれぞれ示す各項目から構成さ
れる。 (B1)各顧客先220の名称を格納する項目1600
a(1600a1〜1600an)
【0125】(B2)各顧客先220の住所を格納する
項目1600b(1600b1〜1600bn) (B3)複写機1がそれぞれ設置されている各顧客先2
20の部署名を格納する項目1600c(1600c1
〜1600cn) (B4)各顧客先220にそれぞれ設置されている複写
機1を管理する担当者の名前を格納する項目1600d
(1600d1〜1600dn)
【0126】(B5)各顧客先220の電話番号を格納
する項目1600e(1600e1〜1600en) パラメータテーブル1700は、サービスセンタ200
の電話番号,回線未接続の場合の再発呼回数,再発呼間
隔,トータルカウンタ57の積算コピー枚数(トータル
カウンタ値)の送出日時等の通信コントロール装置18
の動作に必要な各種パラメータを登録する管理テーブル
であり、その各エントリはそれぞれ以下の(C1)〜
(C50)にそれぞれ示す各項目から構成される。
【0127】(C1)既に各顧客先220にそれぞれ設
置されている通信コントロール装置18に共通のパラメ
ータが設定されているか否かを示す項目1700a(1
700a1〜1700an) (C2)各顧客先220にそれぞれ設置されている通信
コントロール装置18の機種機番を格納する機種機番項
目1700b(1700b1〜1700bn)
【0128】(C3)各顧客先220にそれぞれ設置さ
れている通信コントロール装置18の呼び出し用電話番
号を格納する電話番号項目1700b(1700b1〜
1700bn) (C4)アドレス1の複写機1の機種番号を格納する項
目1700fa(1700fa1〜1700fan)
【0129】(C5)アドレス1の複写機1のシリアル
番号を格納する項目1700fb(1700fb1〜1
700fbn) (C6)項目1700faと項目1700fbに格納さ
れている値のチェックサム(図4参照)を格納する項目1
700fc(1700fc1〜1700fcn) (C7)アドレス2の複写機1の機種番号を格納する項
目1700sa(1700sa1〜1700san)
【0130】(C8)アドレス2の複写機1のシリアル
番号を格納する項目1700sb(1700sb1〜1
700sbn) (C9)項目1700saと項目1700sbに格納さ
れている値のチェックサムを格納する項目1700sc
(1700sc1〜1700scn) (C10)アドレス3の複写機1の機種番号を格納する
項目1700ta(1700ta1〜1700tan)
【0131】(C11)アドレス3の複写機1のシリア
ル番号を格納する項目1700tb(1700tb1〜
1700tbn) (C12)項目1700taと項目1700tbに格納
されている値のチェックサムを格納する項目1700t
c(1700tc1〜1700tcn) (C13)アドレス4の複写機1の機種番号を格納する
項目1700ya(1700ya1〜1700yan)
【0132】(C14)アドレス4の複写機1のシリア
ル番号を格納する項目1700yb(1700yb1〜
1700ybn) (C15)項目1700yaと項目1700ybに格納
されている値のチェックサムを格納する項目1700y
c(1700yc1〜1700ycn) (C16)アドレス5の複写機1の機種番号を格納する
項目1700ga(1700ga1〜1700gan)
【0133】(C17)アドレス5の複写機1のシリア
ル番号を格納する項目1700gb(1700gb1〜
1700gbn) (C18)項目1700gaと項目1700gbに格納
されている値のチェックサムを格納する項目1700g
c(1700gc1〜1700gcn) (C19)遠隔通報キーによる遠隔通報で使用する通信
先電話番号(図4参照)を格納する項目1700ma
(1700ma1〜1700man)
【0134】(C20)リダイヤル回数(図4参照)を
格納する項目1700mb(1700mb1〜1700
mbn) (C21)リダイヤル間隔時間(図4参照)を格納する
項目1700mc(1700mc1〜1700mcn) (C22)サービスセンタ200への通報時の情報(ジ
ャム発生回数)送信の可否のフラッグを格納する項目1
700md(1700md1〜1700mdn)
【0135】(C23)サービスセンタ200への通報
時の情報(自己診断異常発生回数)送信の可否のフラッ
グを格納する項目1700me(1700me1〜17
00men) (C24)サービスセンタ200への通報時の情報(コ
ピー枚数)送信の可否のフラッグを格納する項目170
0mf(1700mf1〜1700mfn)
【0136】(C25)サービスセンタ200への通報
時の情報(複写機状態)送信の可否のフラッグを格納す
る項目1700mg(1700mg1〜1700mg
n) (C26)項目1700ma,項目1700mb,項目
1700mc,1700md,1700me,項目17
00mf,項目1700mgに格納されている値のチェ
ックサムを格納する項目1700mcs(1700mc
s1〜1700mcsn)
【0137】(C27)自己診断異常による遠隔通報で
使用する通信先電話番号(図4参照)を格納する項目1
700sca(1700sca1〜1700scan) (C28)リダイヤル回数(図4参照)を格納する項目
1700scb(1700scb1〜1700scb
n) (C29)リダイヤル間隔時間(図4参照)を格納する
項目1700scc(1700scc1〜1700sc
cn)
【0138】(C30)サービスセンタ200への通報
時の情報(ジャム発生回数)送信の可否のフラッグを格
納する項目1700scd(1700scd1〜170
0scdn) (C31)サービスセンタ200への通報時の情報(自
己診断異常発生回数)送信の可否のフラッグを格納する
項目1700sce(1700sce1〜1700sc
en)
【0139】(C32)サービスセンタ200への通報
時の情報(コピー枚数)送信の可否のフラッグを格納する
項目1700scf(1700scf1〜1700sc
fn) (C33)サービスセンタ200への通報時の情報(複
写機状態)送信の可否のフラッグを格納する項目170
0scg(1700scg1〜1700scgn)
【0140】(C34)項目1700sca,項目17
00scb,項目1700scc,1700scd,1
700sce,項目1700scf,項目1700sc
gに格納されている値のチェックサムを格納する項目1
700scs(1700scs1〜1700scsn) (C35)事前警告による遠隔通報で使用する通信先電
話番号(図4参照)を格納する項目1700aa(17
00aa1〜1700aan)
【0141】(C36)リダイヤル回数(図4参照)を
格納する項目1700ab(1700ab1〜1700
abn) (C37)リダイヤル間隔時間(図4参照)を格納する
項目1700ac(1700ac1〜1700acn)
【0142】(C38)サービスセンタ200への通報
時の情報(ジャム発生回数)送信の可否のフラッグを格
納する項目1700ad(1700ad1〜1700a
dn) (C39)サービスセンタ200への通報時の情報(自
己診断異常発生回数)送信の可否のフラッグを格納する
項目1700ae(1700ae1〜1700aen)
【0143】(C40)サービスセンタ200への通報
時の情報(コピー枚数)送信の可否のフラッグを格納す
る項目1700af(1700af1〜1700af
n) (C41)サービスセンタ200への通報時の情報(複
写機状態)送信の可否のフラッグを格納する項目170
0ag(1700ag1〜1700agn) (C42)通報日時(時:分)を格納する項目1700
ah(1700ah1〜1700ahn)
【0144】(C43)項目1700aa,項目170
0ab,項目1700ac,1700ad,1700a
e,項目1700af,項目1700ag,項目170
0ahに格納されている値のチェックサムを格納する項
目1700acs(1700acs1〜1700acs
n)
【0145】(C44)トータルカウンタ値の自動通信
処理による遠隔通報で使用するトータルコピ枚数カウン
タ値の収集時刻(図4参照)を格納する項目1700t
t(1700tt1〜1700ttn) (C45)通信先電話番号(図4参照)を格納する項目
1700tp(1700tp1〜1700tpn)
【0146】(C46)通報日時(日:時:分)を格納
する項目1700ts(1700ts1〜1700ts
n) (C47)項目1700tt,項目1700tp,項目
1700tsに格納されている値のチェックサムを格納
する項目1700tcs(1700tcs1〜1700
tcsn)
【0147】(C48)電話回線(公衆回線)の種類
(ダイヤルパルス回線またはトーン回線)を格納する項
目1700da(1700da1〜1700dan) (C49)ダイヤルパルスの速度(ダイヤルパルス間
隔)を格納する項目1700db(1700db1〜1
700dbn) (C50)項目1700da,項目1700dbに格納
されている値のチェックサムを格納する項目1700d
cs(1700dcs1〜1700dcsn)
【0148】なお、顧客別複写機テーブル1500,顧
客管理テーブル1600,およびパラメータテーブル1
700の各エントリは、顧客先220への複写機1の設
置前に、サービスセンタ200の操作員(センタオペレ
ータ)による各クライアント201a,201b,…
…,201nのキーボード等の入力装置上の操作によっ
て入力されるコマンドにより設定され、ファイルサーバ
204の外部記録装置203に格納(登録)される。
【0149】ここで、サービスセンタ200の各クライ
アント201a,201b,……,201nはそれぞ
れ、図21に示したフォーマットの遠隔通報データ(テ
キストデータ)のIDコードフィールドに格納された機
種番号およびシリアル番号からファイルサーバ204の
外部記録装置203上の顧客別複写機テーブル1500
を検索することにより、顧客先220及び複写機1を確
定することができる。
【0150】サービス拠点テーブル1800は、各顧客
先220にそれぞれ設置されている複写機1の保守を担
当するサービス拠点を定義する管理テーブルであり、そ
の各エントリはそれぞれ以下の(D1)〜(D4)にそ
れぞれ示す各項目から構成される。
【0151】(D1)各サービス拠点210を識別する
拠点ID番号を格納する項目1800a(1800a1
〜1800an) (D2)各サービス拠点210の名称を格納する項目1
800b(1800b1〜1800bn)
【0152】(D3)各サービス拠点210の端末装置
(パソコン211)の呼び出し用電話番号を格納する項
目1800c(1800c1〜1800cn) (D4)各サービス拠点210の端末装置の種別を格納
する項目1800d なお、サービス拠点テーブル1800の各エントリは、
サービスセンタ200のファイルサーバ204の外部記
録装置203に格納される。
【0153】次に、複写機1および通信コントロール装
置18の設置作業が完了してから監視サービス開始要求
による遠隔通報が行なわれるまでのサービスマンによる
具体的な作業手順について、図23〜図28を参照して
説明する。
【0154】サービスマンは、顧客先220で複写機1
および通信コントロール装置18の設置作業(通信コン
トロール装置18の初期化設定,複写機1と通信コント
ロール装置18との機械的接続,通信コントロール装置
18と公衆回線17との機械的接続)が完了した時点
で、その設置した複写機1の操作部70上の前述したキ
ー操作により、その複写機1の操作モードを保守又は修
理作業時に使用するサービスマンモードに移行して、文
字表示器83に図23に示すようなSP(サービスプロ
グラム)モード画面が表示させる。
【0155】そして、サービスマンモード下で、SPモ
ード画面上の設定する項目のキーとして、図24に示す
ように「3.設定」キーをタッチして選択する(この時
タッチされたキーは白黒反転表示に切り替わる)ことに
より、文字表示器83の画面が図25に示すような機種
機番を設定する画面に遷移され、テンキー71および文
字表示器83上に表示されたキーを使用することによっ
て設置した複写機1の機種機番の入力を行なう。
【0156】設置した複写機1の機種機番の入力が終了
し、「♯」キーをタッチすることによってその機種機番
の設定が完了すると、文字表示器83の画面が図26に
示すようなサービスセンタ200の呼び出し用電話番号
を設定する画面に遷移され、機種機番と同様に、テンキ
ー71および文字表示器83上に表示された「−」キー
を使用することによってサービスセンタ200の呼び出
し用電話番号の入力を行なう。
【0157】サービスセンタ200の呼び出し用電話番
号の入力が終了し、「♯」キーをタッチすることによっ
てその呼び出し用電話番号の設定が完了すると、文字表
示器83の画面が再び図23に示した画面に遷移され
る。次に、図27に示すように「4.サービス開始要求
(開始サービス開始要求)」キーをタッチして選択する
(この時タッチされたキーは白黒反転表示に切り替わ
る)ことにより、監視サービス開始要求による遠隔通報
データの送信が行なわれ、文字表示器83の画面が図2
8に示すような画面に遷移される。
【0158】次に、複写機1と通信コントロール装置1
8との間の監視サービス開始要求による遠隔通報時の具
体的な処理手順について、図16,図29,および図3
0を参照して説明する。図16は、前述したように、複
写機1側の監視サービス開始要求による遠隔通報処理を
示すフローチャートである。図29および図30は、通
信コントロール装置18側の監視サービス開始要求によ
る遠隔通報処理を示すフローチャートである。
【0159】複写機1は、操作部70の文字表示器83
に表示された図23に示した画面上の「4.サービス開
始要求」キーがタッチされることにより、監視サービス
開始要求による遠隔通報データの通信コントロール装置
18への送信を行ない、その遠隔通報データが正常に送
信されたか否かのチェックを行ない、正常に送信される
と、タイムアウト判定用のタイマをリセットして、通信
コントロール装置18からの応答の受信を待つ。
【0160】監視サービス開始要求による遠隔通報デー
タを受信した通信コントロール装置18は、複写機1か
らの遠隔通報データを正常に受信したか否かのチェック
を行ない、正常に受信できなかった(異常受信をした)
場合は、通報エラー報告を該当する複写機1に送信す
る。通報エラー報告を受信した複写機1は、監視サービ
ス開始要求による遠隔通報が失敗した旨を操作部70の
文字表示器83上に表示してサービスマンに知らせる。
【0161】通信コントロール装置18は、監視サービ
ス開始要求による遠隔通報データを正常に受信すると、
デバイスコードに対応する図4に示したパラメータ領域
に既に機種およびシリアル番号(機番)が設定(記憶)
されているか否かのチェックを行ない、設定されていな
ければ該当する複写機1に機種機番のリード(Read)要
求の送信を行なう。
【0162】機種機番のリード要求を受信した複写機1
は、そのリード要求が正当なリード要求(機種機番要求
またはセンタ呼び出し用電話番号要求)か否かのチェッ
クを行なうが、この場合は機種機番のリード要求なの
で、その要求に対応する応答(値)である機種機番を通
信コントロール装置18へ送信する。
【0163】通信コントロール装置18は、リード要求
に対する応答(機種機番)を正常に受信した(正常結果
報告)か否かのチェックを行ない、正常に受信できなか
った場合は、通報エラー報告を該当する複写機1に送信
する。通報エラー報告を受信した複写機1は、監視サー
ビス開始要求による遠隔通報が失敗した旨を操作部70
の文字表示器83上に表示してサービスマンに知らせ
る。
【0164】通信コントロール装置18は、リード要求
に対する応答(機種機番)を正常に受信した場合は、そ
の応答(機種機番)をデバイスコードに対応するパラメ
ータ領域に設定(セットアップ)する。次に、デバイス
コードに対応するパラメータ領域に既にセンタ呼び出し
用電話番号(サービスセンタの連絡先電話番号)が設定
されているか否かのチェックを行ない、設定されていな
ければ該当する複写機1にセンタ呼び出し用電話番号の
リード要求の送信を行なう。
【0165】センタ呼び出し用電話番号のリード要求を
受信した複写機1は、そのリード要求が正当なリード要
求か否かのチェックを行なうが、この場合はセンタ呼び
出し用電話番号のリード要求なので、その要求に対応す
る応答であるセンタ呼び出し用電話番号を通信コントロ
ール装置18へ送信する。
【0166】通信コントロール装置18は、リード要求
に対する応答(センタ呼び出し用電話番号)を正常に受
信した(正常結果報告)か否かのチェックを行ない、正
常に受信できなかった場合は、通報エラー報告を該当す
る複写機1に送信する。通報エラー報告を受信した複写
機1は、監視サービス開始要求による遠隔通報が失敗し
た旨を操作部70の文字表示器83上に表示してサービ
スマンに知らせる。
【0167】通信コントロール装置18は、リード要求
に対する応答(センタ呼び出し用電話番号)を正常に受
信した場合は、その応答(センタ呼び出し用電話番号)
をデバイスコードに対応するパラメータ領域に設定(セ
ットアップ)する。そして、前準備(パラメータ領域へ
の設定)が終了すると、監視サービス開始要求による遠
隔通報データのサービスセンタ200への送信を行な
う。
【0168】その後、監視サービス開始要求による遠隔
通報データが正常に送信されたか否かのチェックを行な
い、正常に送信された場合(異常送信の場合)には通報
結果報告を、正常に送信されなかった場合には通報エラ
ー報告をそれぞれ該当する複写機1に送信する。
【0169】複写機1は、通報エラー報告を受信した場
合には監視サービス開始要求による遠隔通報が失敗した
旨を、通報結果報告を受信した場合には監視サービス開
始要求による遠隔通報が完了した旨をそれぞれ操作部7
0の文字表示器83上に表示してサービスマンに知らせ
る。
【0170】次に、この実施形態におけるサービスセン
タ200側の主要部について、説明する。図31は、サ
ービスセンタ200の具体的構成例を示す図である。
【0171】各顧客先(ユーザ地域)220にそれぞれ
設置された通信コントロール装置18およびサービス拠
点210に設置された端末装置であるパソコン211又
はFAX装置212に接続されたモデムは、公衆回線1
7を介してサービスセンタ200内に設置されている各
モデム202a,202b,202c,202d,20
2e,……,202nと接続されている。
【0172】その各モデム202a,202b,202
c,202d,202e,……,202nは、それぞれ
各クライアント201a,201b,201c,201
d,201e,……,201nと接続されている。ここ
では、1台のクライアントに1台又は複数台のモデムが
接続されている。
【0173】クライアント1台にモデムを1台だけ接続
する場合は、そのクライアントのシリアルポート(CO
M1)にモデムが直接接続され、クライアント1台にモ
デムを複数台接続する場合は、そのクライアントのMC
Aスロットに挿入されたRICボードを介してモデムが
接続されている。
【0174】RICボードは、それ自体小さなOS(オ
ペレーティングシステム)を搭載しており、自メモリ上
に後述するプロトコルドライバ301(図32参照)を
ダウンロードする。そのプロトコルドライバ301は、
それぞれマルチタスクで非同期に動作可能である。通
常、複数ポート使用時のクライアントのCPUの負荷を
低減するため、RICボード内に通信プロトコルを実現
するプログラムをダウンロードする。
【0175】図32は、サービスセンタ200における
各クライアント201a〜201nと顧客先220の通
信コントロール装置18およびサービス拠点210の端
末装置との間のデータ(情報)の送受信部の具体的構成
例を示す図である。この送受信部は、3層アーキテクチ
ャで構成されている。そのうちのプロトコル層300
は、顧客先220の通信コントロール装置18およびサ
ービス拠点210の端末装置との間の通信プロトコルを
実現するものであり、シリアルドライバの上位に位置
し、通信ハードウエア毎に実装され、セッション層31
0から見たとき、通信ハードウエアの違いを吸収する。
【0176】このプロトコル層300はプロトコルドラ
イバ301とプロトコルスタック302とによって構成
され、そのうちのプロトコルドライバ301はポート
(モデム)の数だけロードされる。RICボードの場
合、プロトコルドライバ301はRICボードの内部メ
モリにダウンロードされ、このプロトコルドライバ30
1は発呼要求を受け取ると、次のような制御を行なう。
【0177】すなわち、モデム(202a〜202n)
に対して通信コントロール装置18又は端末装置との一
連のプロトコルシーケンスを開始する。また、常時モデ
ムを監視し、通信コントロール装置18又は端末装置か
らのデータの送信があった場合、速やかにプロトコルシ
ーケンスに従って通信コントロール装置18又は端末装
置からのデータを受信する。その受信が完了すると、プ
ロトコルスタック302を介して受信完了をセッション
層310に通知する。
【0178】プロトコルスタック302は、プロトコル
ドライバ301と発呼被呼制御部311との間に位置
し、送信データ,受信データ,及び制御データの受け渡
しを行なう。
【0179】次のセッション層310は、プロトコル層
300にて実現されている複数のPP(物理ポート)3
03を管理し、プレゼンテーション層320からの通信
要求(発呼処理,被呼処理)に対してPP303の管理
および検索を行ない、通信を開始する。また、通信コン
トロール装置18およびパソコン211からの受信完了
を監視し、受信完了時にプレゼンテーション層320に
その旨を通知してデータを渡す。
【0180】プレゼンテーション層320は、PP30
3を直接参照することはなく、あくまでもセッション層
310にてリンクされたVP(仮想ポート)312をア
クセスする。最後のプレゼンテーション層320は、セ
ッション層310の上位にあって、次の機能によって構
成される。
【0181】すなわち、VP312をハンドリングする
VPハンドラ321と、クライアントからの送信要求の
処理を行なう送信要求部322と、VP312をポーリ
ングし、受信データを上位機能に渡す受信監視部323
とによって構成され、通信コントロール装置18および
端末装置とクライアントとの間のデータの授受を実現す
る。
【0182】送信要求部322は、VP312に対して
送信通信を行なう。上位機能からは実際に実装されてい
るプロトコルドライバ301を意識する必要がなく、使
用可能なPP303の管理をセッション層310に任せ
ることにより、物理的なポートの意識が不要になる。受
信処理は、VP312をポーリングすることにより、物
理的な受信ポートを意識する必要が全くなくなる。
【0183】図33はサービスセンタ200における上
述した送受信部および蓄積部による受信データの流れを
示すブロック図、図34は送受信部によるデータ受信処
理の一例を示すフローチャート、図35は蓄積部による
データ蓄積処理の一例を示すフローチャートである。な
お、サービスセンタ200の送受信部および蓄積部を含
む各部は、各クライアント201a〜201n,ファイ
ルサーバ204,およびFAXサーバ206内のCPU
を含むハードウェアおよびソフトウェアによって実現す
る。
【0184】送受信部のプレゼンテーション層320に
位置する受信監視部323は、まず被呼VP312のポ
ート数の確保等のイニシャル処理を実行し、次に顧客先
220(各顧客先220のいずれか)の通信コントロー
ル装置18あるいはサービス拠点210(各サービス拠
点210のいずれか)の端末装置からのデータを読み込
むための読込領域を確保し、被呼VP312のオープン
を行ない、通信コントロール装置18あるいは端末装置
からのデータの受信監視を開始する(ステップS11〜
S14)。
【0185】そして、通信コントロール装置18あるい
は端末装置からのデータの受信が正常に終了したか、異
常事象が発生したかの受信状況の監視を続け、被呼VP
312が受信完了状態となり、その被呼VP312のバ
ッファに受信データが存在する場合、その受信データを
被呼VP312のバッファからステップS12で確保し
た読込領域に読み込む(ステップS15,S16)。
【0186】次いで、その読込領域に読み込んだ受信デ
ータを受信データファイル324に書き込み、その書き
込み処理が正常に終了した時に、次の受信データを処理
するために受信状況の監視を続ける(ステップS17,
S18,S14,S15)。書き込み処理が正常に終了
できなかった(エラーが発生した)場合には、被呼VP
312をクローズし、クライアント(各クライアント2
01a,201b,……,201nのいずれか)の表示
装置にエラー表示を行ない、リトライ指定がある場合に
は再び被呼VP312のオープンを行ない、受信状況の
監視を続ける(ステップS19〜S21,S13〜S1
5)。
【0187】一方、蓄積部330は上述した受信監視部
323と非同期に動作を行ない、まず共有メモリの確保
等の内部データのイニシャル処理(顧客先受信データイ
ニシャル処理)を実行し、このイニシャル処理が正常に
終了できなかった(エラーが発生した)場合には、クラ
イアントの表示装置にエラー表示を行なって処理を終了
する(ステップS31,S32,S44)。
【0188】イニシャル処理が正常に終了した場合に
は、受信監視部323で作成された受信データファイル
324が存在する(受信データが格納されている)か否
かのチェックを行ない、存在すればその受信データファ
イル324の受信データを読み込み、その読み込み中に
エラーが発生した(読み込みが異常終了の場合)場合に
は、クライアントの表示装置にエラー表示を行なって処
理を終了する(ステップS33〜S35,S42〜S4
4)。
【0189】受信データの読み込みが正常に終了した場
合には、読み込んだ受信データがサービス拠点210
(SS)の端末装置から送信された遠隔通報データであ
るか、顧客先220の複写機1から送信された遠隔通報
データであるかのチェックを行ない、サービス拠点21
0の端末装置から送信された遠隔通報データの場合に
は、その遠隔通報データに対応する処理(サービス拠点
間処理)を行なう(ステップS36,S47)。
【0190】読み込んだ受信データが顧客先220の複
写機1から送信された遠隔通報データの場合には、その
識別コードが遠隔通報キーによる遠隔通報を示すもの
か、自己診断異常よる遠隔通報であるサービスマンコー
ル(SC)を示すものか、事前警告の遠隔通報であるア
ラームを示すものか、監視サービス開始要求による遠隔
通報を示すものかの種別のチェックを行なう(ステップ
S37,S45)。
【0191】そして、読み込んだ受信データの識別コー
ドが遠隔通報キーによる遠隔通報,自己診断異常による
遠隔通報(SC),又は事前警告の遠隔通報(アラー
ム)を示すものである場合は、読み込んだ受信データ
(遠隔通報データ)のIDコードフィールド(図21参
照)に格納された機種番号およびシリアル番号から顧客
先220および複写機(画像形成装置)1を確定する
(ステップS38)。
【0192】次いで、確定した顧客先220に対応する
通報別データファイル331の更新処理を行なう。つま
り、読み込んだ受信データを確定した顧客先220に対
応する顧客先220の通報別データファイル331に蓄
積(格納)する(ステップS39)。その更新処理中に
エラーが発生した場合(更新処理が異常終了の場合)に
は、クライアントの表示装置にエラー表示を行なって処
理を終了する(ステップS40,S42〜S44)。
【0193】更新処理が正常終了の場合には、読み込ん
だ受信データのファイル324の削除を行なった後、再
び受信監視部323で作成された受信データファイル3
24が存在するか否かのチェックを行ない、その受信デ
ータファイル324が存在しなければクライアントのキ
ーボード等の入力装置上の操作によって終了指示が指定
されたか否かのチェックを行ない、終了指示が指定され
た場合には終了が正常終了か異常終了かのチェックを行
なう(ステップS41,S33,S42,S43)。
【0194】そして、正常終了の場合には処理を終了す
るが、異常終了の場合にはクライアントの表示装置にエ
ラー表示を行なって処理を終了する(ステップS4
4)。終了指示が指定されない場合は、再び受信監視部
323で作成された受信データファイル324が存在す
るか否かのチェックに戻り、上述と同様の判断及び処理
を続ける(ステップS33)。
【0195】読み込んだ受信データの識別コードが監視
サービス開始要求による遠隔通報を示すものでもなかっ
た場合にはそのまま、監視サービス開始要求による遠隔
通報を示すものである場合には後述する監視サービス開
始処理部に監視サービス開始処理(監視サービスを開始
するために必要な処理)を行なわせた(ステップS4
6)後、再び受信監視部323で作成された受信データ
ファイル324が存在するか否かのチェックに戻り、上
述と同様の判断及び処理を続ける(ステップS33)。
【0196】図36はサービスセンタ200における上
述した送受信部および上位機能による受信データの流れ
を示すブロック図、図37は送受信部によるデータ送信
処理の一例を示すフローチャートである。
【0197】送受信部のプレゼンテーション層320に
位置する送信要求部322は、まず発呼VP312のポ
ート数の確保等のイニシャル処理を実行し、次にプレゼ
ンテーション層320の上位機能351(この実施形態
では監視サービス開始処理部または登録処理部)からの
データを送信するために、発呼VP312のオープン
(確保)を行ない、送信要求を開始する(ステップS5
1〜S53)。
【0198】そして、顧客先220の通信コントロール
装置18又はサービス拠点210の端末装置(パソコン
211又はFAX装置212)へのデータの送信が正常
に終了したか、異常事象が発生したかの監視と、上位機
能351からの送信要求があるか否かを検証し、上位機
能351から送信要求があった場合、送信データファイ
ル341から送信データを読み込み、その読み込み処理
が正常に終了できたか否か(エラーが発生した)を検証
する(ステップS54〜S56)。
【0199】そして、読み込み処理が正常に終了できた
場合は、読み込んだ送信データを先にオープンした発呼
VP312のバッファに書き込む(ステップS57,S
58)。その後、ステップS55に戻り、送信データが
なくなるまで上述と同様の処理を続ける。
【0200】また、読み込み処理が正常に終了できなか
った(エラーが発生した)場合は、先にオープンした発
呼VP312をクローズし、クライアントの表示装置に
エラー表示を行ない、リトライ指定がある場合には再び
発呼VP312のオープンを行ない、送信要求を続ける
(ステップS59〜S61,S52〜S53)。送信デ
ータがなくなった場合は、次の送信データを処理するた
め、通信要求を続ける。
【0201】上位機能351から送信の要求がない場合
は、クライアントのキーボード等の入力装置上の操作に
よって終了指示が指定されたか否かのチェックを行な
い、終了指示が指定された場合は処理を終了するが、終
了指示が指定されなかった場合は次の送信データを処理
するため、通信要求を続ける(ステップS62)。
【0202】図38は、図35における監視サービス開
始処理のサブルーチンの一例を示すフローチャートであ
る。上位機能351の監視サービス開始処理部は、図3
5のステップS45で読み込んだ受信データ(遠隔通報
データ)の識別コード(コマンド)が監視サービス開始
要求による遠隔通報を示すものであると判断された場合
(コマンドにより監視サービスの開始が要求されたと
き)、図38の処理を開始する。
【0203】そしてまず、先に読み込んだ遠隔通報デー
タ(通報情報)のIDコードフィールド(図21参照)
に格納された機種番号およびシリアル番号を取得し、そ
の取得した機種番号およびシリアル番号をキーに顧客別
複写機テーブル1500の検索を行ない、検索のヒット
により該当する顧客別複写機テーブル1500のエント
リ(遠隔通報データを送信した顧客先220の複写機1
に対応する)を確定する(ステップS71〜S73)。
【0204】次いで、確定した顧客別複写機テーブル1
500のエントリの項目1500cに格納されているパ
ラメータテーブル1700のエントリアドレス(エント
リポインタ)を取得し、取得したエントリアドレスに基
づいてパラメータテーブル1700のエントリを確定す
る(ステップS74)。
【0205】続いて、該当する通信コントロール装置1
8内のパラメータ領域に既に各種パラメータが設定され
ているか否かのチェックを行なうため、確定したパラメ
ータテーブル1700のエントリの項目1700aのフ
ラッグを取得してチェックし(ステップS75,S7
6)、該当する通信コントロール装置18のパラメータ
領域に既に各種パラメータが設定されている(項目17
00aのフラッグがセットされている)場合には、ステ
ップS82に移して処理を続ける。
【0206】該当する通信コントロール装置18のパラ
メータ領域に各種パラメータが設定されていない場合に
は、その設定を行なうために該当する通信コントロール
装置18へ送信するテキストデータ(遠隔通報データ)
を作成して送信データファイル341に書き込む(ステ
ップS77〜S79)。
【0207】すなわち、確定したパラメータテーブル1
700のエントリの項目1700bに格納されている該
当する通信コントロール装置18の呼び出し用電話番号
および機種機番を取得し、それらを送信データファイル
341のIDコードフィールドに書き込んだ後、ライト
(Write) 要求「04」を識別コードフィールドに書き
込み、更に確定したパラメータテーブル1700のエン
トリの項目1700faから項目1700dcsまでの
すべてのパラメータを読み込み、それらを編集して情報
レコードフィールドに書き込む。
【0208】次いで、該当する通信コントロール装置1
8内のパラメータ領域に各種パラメータを設定するた
め、送信要求部322に送信データファイル341に書
き込んだテキストデータの送信処理(図37参照)を行
なわせ、そのテキストデータが該当する通信コントロー
ル装置18へ正常に送信されたか否かのチェックを行な
う(ステップS80,S81)。
【0209】そして、テキストデータが該当する通信コ
ントロール装置18へ正常に送信された場合には、監視
サービス開始要求が正常に処理されたことを該当する顧
客先220で複写機1の設置作業を行なっているサービ
スマンに知らせるため、つまりその複写機1に準備(通
信コントロール装置18内のパラメータ領域への各種パ
ラメータ設定)完了通知を行なうため、対応するテキス
トデータを作成して送信データファイル341に書き込
む(ステップS82,S83)。
【0210】すなわち、確定したパラメータテーブル1
700のエントリの項目1700bに格納されている該
当する通信コントロール装置18の呼び出し用電話番号
および機種機番を取得し、それらを送信データファイル
341のIDコードフィールドに書き込んだ後、ライト
(Write) 要求「04」を識別コードフィールドに書き
込み、更に準備完了フラッグを情報レコードフィールド
に書き込む。
【0211】次いで、監視サービス開始要求が正常に処
理されたことを該当する複写機1の設置作業を行なって
いるサービスマンに知らせるため、送信要求部322に
送信データファイル341に書き込んだテキストデータ
の送信処理(図37参照)を行なわせ、そのテキストデ
ータが該当する通信コントロール装置18へ正常に送信
されたか否かのチェックを行なう(ステップS84,8
5)。
【0212】そして、テキストデータが該当する通信コ
ントロール装置18へ正常に送信された場合には、サー
ビスセンタ200と通信コントロール装置18と複写機
1との間の通信テストを行なうため、対応するテキスト
データを作成して送信データファイル341に書き込む
(ステップS86)。
【0213】すなわち、該当する通信コントロール装置
18の呼び出し用電話番号および該当する複写機1の機
種機番を送信データファイル341のIDコードフィー
ルドに、エクセキュート(Execute) 要求「03」を識
別コードフィールドに、通信テストのための各種情報を
情報レコードフィールドにそれぞれ書き込む。
【0214】続いて、サービスセンタ200と通信コン
トロール装置18と複写機1との間の通信テストを行な
うため、送信要求部322に送信データファイル341
に書き込んだテキストデータの送信処理(図37参照)
を行なわせ、そのテキストデータが該当する通信コント
ロール装置18へ正常に送信されたか否かのチェックを
行なう(ステップS87,88)。
【0215】そして、テキストデータが該当する通信コ
ントロール装置18へ正常に送信された場合には、処理
を終了する。ステップS81,S85,又はS88でテ
キストデータが該当する通信コントロール装置18へ正
常に送信されなかったと判断された場合には、その通信
コントロール装置18へエラーを送信し、処理を終了す
る(ステップS89)。
【0216】なお、ステップS84のデータ送信処理に
より、テキストデータが該当する通信コントロール装置
18へ正常に送信された場合には、その通信コントロー
ル装置18に接続されている該当する複写機1の操作部
70の文字表示器83に「監視サービス開始要求の準備
が完了しました。」のメッセージが表示される。
【0217】また、ステップS87のデータ送信処理に
より、テキストデータが該当する通信コントロール装置
18へ正常に送信された場合には、その通信コントロー
ル装置18に接続されている該当する複写機1の操作部
70の文字表示器83に「センタ間との通信テストが正
常に終了しました。」のメッセージが表示される。
【0218】ところで、図38に示した監視サービス開
始処理は、顧客先220(各顧客先220のいずれか)
に設置されている複写機1(各複写機1のいずれか)か
らのコマンド(監視サービス開始要求による遠隔通報デ
ータの識別コード)により監視サービスの開始が要求さ
れたときに、監視サービスを開始するために必要な処理
を自動的に行なう処理を示したものであるが、クライア
ントからのコマンドにより監視サービスの開始が要求さ
れたときにも、監視サービスを開始するために必要な処
理を自動的に行なうようにすることができる。
【0219】この場合、センタオペレータがクライアン
トの入力装置上のキー操作によって監視サービスの開始
を要求するコマンド(監視サービス開始要求コマンド)
を発行させる。このとき、監視サービス開始要求コマン
ドに、該当する通信コントロール装置18の呼び出し用
電話番号および該当する複写機1の機種機番を指定する
ためのパラメータを付加する。それによって、監視サー
ビス開始処理部は、発行された監視サービス開始要求コ
マンドのシンタックスの妥当性のチェックを行ない、サ
ービス開始要求コマンドが正当な場合に、図38と同様
な処理を開始することができる。
【0220】図39は、各サービス拠点210の端末装
置による監視サービス開始要求処理の一例を示すフロー
チャートである。各サービス拠点210の端末装置はそ
れぞれ、入力装置上のキー操作によってコマンドが発行
(入力)されると、その入力コマンドをチェックし、入
力コマンドが監視サービス開始要求コマンドおよび登録
要求コマンドのいずれでもなかった場合には、入力コマ
ンドに対応する処理を行なう(ステップS91〜S9
4)。
【0221】入力コマンドが監視サービス開始要求コマ
ンドの場合は、図40に示すような監視サービス開始要
求用のテキストデータ(遠隔通報データ)を作成する。
つまり、テキストデータのIDコードフィールドにサー
ビス拠点IDコード(拠点ID番号)を、識別コードフ
ィールドにサービスセンタ200とサービス拠点210
との間の通報(通信)を示す拠点通報コードの識別子
を、情報レコードフィールドに監視サービス開始要求コ
ード,該当する通信コントロール装置18の呼び出し用
電話番号,機種機番,および該当する複写機(画像形成
装置)の機種機番をそれぞれ格納する(ステップS9
5)。
【0222】次に、作成した監視サービス開始要求用の
テキストデータのサービスセンタ200への送信を行な
い、そのテキストデータがサービスセンタ200へ正常
に送信されたか否かのチェックを行ない、正常に送信さ
れた場合は処理を終了するが、正常に送信されなかった
場合(異常送信の場合)は端末装置の表示装置にエラー
メッセージを表示し、処理を終了する(ステップS98
〜S100)。
【0223】入力コマンドが登録要求コマンドの場合
は、登録用情報入力処理を行なう。つまり、登録を行な
う情報が既に存在するか否かのチェックを行ない、登録
を行なう情報が存在すれば直ちにステップS97に移行
するが、登録を行なう情報が存在しなければその旨を表
示装置に表示してオペレータにその情報の入力を促し、
その情報の入力が終了した時にステップS97に移行す
る。
【0224】登録用情報入力処理が終了すると、図41
および図42に示すような登録用のテキストデータを作
成する。つまり、テキストデータのIDコードフィール
ドにサービス拠点IDコードを、識別コードフィールド
にサービスセンタ200とサービス拠点210との間の
通報を示す拠点通報コードの識別子を、1,2番目の情
報レコードフィールドに登録要求コード,該当する通信
コントロール装置18の呼び出し用電話番号,機種機番
を、3番目以降の情報レコードフィールドに登録する情
報(図41,図42に示す形式に編集する)をそれぞれ
格納する(ステップS97)。
【0225】次に、作成した登録用のテキストデータの
サービスセンタ200への送信を行ない、そのテキスト
データがサービスセンタ200へ正常に送信されたか否
かのチェックを行ない、正常に送信された場合は処理を
終了するが、正常に送信されなかった場合は表示装置に
エラーメッセージを表示し、処理を終了する(ステップ
S98〜S100)。
【0226】図43は、図35におけるサービス拠点間
処理のサブルーチンの一例を示すフローチャートであ
る。蓄積部330は、図35のステップS36で先に読
み込んだ遠隔通報データの識別コードがサービス拠点2
10の端末装置から送信された遠隔通報データを示すも
のであると判断された場合、図43の処理を開始する。
【0227】そしてまず、先に読み込んだ遠隔通報デー
タ(図40〜図42参照)が正当なサービス拠点210
から送信されたものか否かのチェックを行なうため、読
み込んだ遠隔通報データのIDコードフィールドに格納
されている拠点ID番号(サービス拠点IDコード)を
取得し、その取得した拠点ID番号をキーにサービス拠
点テーブル1800の各エントリの項目1800aの検
索を行なう(ステップS101)。
【0228】そして、サービス拠点テーブル1800の
各エントリの項目1800aに取得したサービス拠点I
Dコードが存在しない場合(検索がヒットしなかった場
合)は、該当する(遠隔通報データを送信した)サービ
ス拠点210の端末装置へエラーを返信し、処理を終了
する(ステップS102,S106)。
【0229】サービス拠点テーブル1800のいずれか
のエントリの項目1800aにサービス拠点IDコード
が存在する場合(検索がヒットした場合)は、先に読み
込んだサービス拠点210からの遠隔通報データを識別
するため、その識別コードフィールドに続く1番目の情
報レコードフィールドに格納されている要求コード(コ
マンド)を取得してその種類を識別する(ステップS1
03,S104)。
【0230】そして、上記要求コードが監視サービス開
始要求コードの場合は(コマンドにより監視サービスの
開始が要求されたとき)、サービス拠点210からの遠
隔通報データの2番目の情報レコードフィールドに格納
されている通信コントロール装置18の機種機番を取得
し、その機種機番をキーにパラメータテーブル1700
の各エントリの項目1700bの検索を行なって、顧客
先220の通信コントロール装置18が既にパラメータ
テーブル1700上に登録されている(検索がヒットし
た)か否かのチェックを行なう(ステップS109,S
110)。
【0231】そして、顧客先220の通信コントロール
装置18がパラメータテーブル1700上に登録されて
いない(取得した通信コントロール装置18の機種機番
が各エントリの項目1700bのいずれにも存在しな
い)場合は、遠隔通報データを送信したサービス拠点2
10の端末装置へエラーを返信し、処理を終了する(ス
テップS106)。
【0232】顧客先220の通信コントロール装置18
が既にパラメータテーブル1700上に登録されている
(取得した通信コントロール装置18の機種機番が各エ
ントリの項目1700bのいずれかに存在する)場合
は、サービス拠点210からの遠隔通報データの3番目
の情報レコードフィールドに格納されている複写機1の
機種機番を取得し、その遠隔通報データのIDコードフ
ィールドに格納し、更に識別コードフィールドに監視サ
ービス開始要求コード「22」を格納し、監視サービス
開始処理部に監視サービス開始処理を行なわせ、処理を
終了する(ステップS111〜S113)。
【0233】サービス拠点210からの遠隔通報データ
の1番目の情報レコードフィールドに格納されている要
求コードが登録要求コードの場合は、登録要求部に登録
処理を行なわせ、処理を終了する(ステップS10
8)。上記要求コードが監視サービス開始要求コードお
よび登録要求コード以外の要求コードの場合には、その
要求コートに対応する処理を行ない、処理を終了する
(ステップS105)。
【0234】図44は、図43における登録処理のサブ
ルーチンの一例を示すフローチャートである。上位機能
351の登録処理部は、図43のステップS104でサ
ービス拠点210からの遠隔通報データの1番目の情報
レコードフィールドに格納されている要求コードが登録
要求コードであると判断された場合に、図44の処理を
開始する。
【0235】そしてまず、サービス拠点210からの遠
隔通報データ(受信した通報情報)の2番目の情報レコ
ードフィールドに格納されている通信コントロール装置
18の機種機番を取得し、その機種機番をキーにパラメ
ータテーブル1700の各エントリの項目1700bの
検索を行なって、顧客先220の通信コントロール装置
18が既にパラメータテーブル1700上に登録されて
いる(検索がヒットした)か否かのチェックを行なう
(ステップS121,S122)。
【0236】そして、顧客先220の通信コントロール
装置18が既にパラメータテーブル1700上に登録さ
れている(取得した通信コントロール装置18の機種機
番が各エントリの項目1700bのいずれかに存在す
る)場合はそのまま、登録されていない(取得した通信
コントロール装置18の機種機番が各エントリの項目1
700bのいずれにも存在しない)場合はパラメータテ
ーブル1700上に新たなエントリを作成し、その項目
1700bに取得した通信コントロール装置18の機種
機番を格納した(ステップS124)後、次の処理を行
なう。
【0237】すなわち、サービス拠点210からの遠隔
通報データの3番目以降の情報レコードフィールドに格
納されている登録項目の識別子と項目識別子の登録値を
取得し、その登録項目識別子に対応するパラメータテー
ブル1700のエントリの項目に取得した登録値を格納
し、この処理を最後の情報レコードフィールドに格納さ
れている登録項目の識別子と項目識別子の登録値の取得
が終了する(情報レコード終了)まで続ける(S125
〜S127)。
【0238】なお、図44の登録処理は、サービス拠点
210(各サービス拠点210のいずれか)に設置され
ている端末装置(パソコン211又はFAX装置21
2)からの監視サービスの開始に必要な登録値(情報)
を格納(登録)する処理を示したものであるが、クライ
アントからの監視サービスの開始に必要な登録値を格納
する処理を行なうようにすることもできる。
【0239】このように、この実施形態の画像形成装置
管理システム(画像形成装置障害監視システム)におい
ては、サービスセンタ200の監視サービス開始処理部
が、外部、つまり各クライアント(監視端末装置)20
1a〜201n,各サービス拠点210の端末装置(パ
ソコン211又はFAX装置212),あるいは各顧客
先220の複写機1(他の画像形成装置でもよい)のい
ずれかからのコマンドにより、各顧客先220のいずれ
かに新たに設置された複写機1の障害発生の有無を監視
する監視サービスの開始が要求されたとき、その監視サ
ービスを開始するために必要な処理を自動的に行なうの
で、新規の監視サービス開始作業専任のオペレータが不
用になる。
【0240】また、サービスセンタ200の登録処理部
が、外部、つまり各クライアント(監視端末装置)20
1a〜201nあるいは各サービス拠点210の端末装
置(パソコン211又はFAX装置212)からの監視
サービスの開始に必要な情報を登録することができるの
で、監視サービスの開始に必要な情報の登録業務を分散
することが可能になる。
【0241】したがって、監視サービス開始時における
センタオペレータの作業負荷を軽減でき、センタオペレ
ータは遠隔地の複写機1の障害発生の有無の監視に専念
ができるため、作業効率の向上につながる。また、複写
機1の設置台数の増加に伴ない、クライアントの設置台
数の増設およびセンタオペレータの増員等をあまり行な
わなくてもよくなるため、サービスセンタ200の設備
投資へのコスト増および運用コストの増加を抑えること
ができる。
【0242】次に、この発明の他の実施形態の画像形成
装置管理システム(画像形成装置保守支援システム)に
ついて説明する。なお、ハード構成およびソフト構成は
図1〜図3,図5〜図7,図31,および図32によっ
て説明したものと同様なので、再びそれらの図面を参照
する。
【0243】ここで、図1のサービスセンタ200内の
各クライアント(監視端末装置)201a,201b,
……,201n,外部記録装置203を有するファイル
サーバ204,FAXサーバ206内のCPUを含むハ
ードウェアおよびソフトウェアが、以下の(A1)〜
(A9)にそれぞれ示す各手段としての機能を果たす。
また、外部記録装置203には、各顧客先220の複写
機1(他の画像形成装置でもよい)の稼動状況の管理を
行なうための稼動状況テーブルが格納されている。
【0244】(A1)各顧客先220の複写機1からそ
れぞれ送信される通報情報(遠隔通報データ)を受信す
る通報情報受信手段 (A2)該手段によって受信された通報情報を各複写機
1別に蓄積する通報情報蓄積手段 (A3)該手段によって蓄積された通報情報を定期的に
読み出して解析し、その結果に応じて稼動状況テーブル
を更新するテーブル更新手段
【0245】(A3)通報情報受信手段による定期点検
の時期を示す通報情報の受信時およびテーブル更新手段
による稼動状況テーブルの更新時に、該稼動状況テーブ
ルの点検項目毎に点検が必要か否かを選定する点検項目
選定手段 (A4)該手段による選定結果を示す通報情報を該当す
る画像形成装置を管轄するサービス拠点に設置された端
末装置へ送信する選定結果情報送信手段
【0246】(A5)点検項目選定手段によって点検が
不要と選定された点検項目に対して、最適な点検実施日
を予測する点検実施日予測手段 (A6)通報情報受信手段によって点検結果を示す通報
情報を受信したとき、稼動状況テーブルの該当する点検
項目の内容を更新する点検項目内容更新手段
【0247】(A7)該手段による更新結果を示す通報
情報を該当する複写機1を管轄するサービス拠点に設置
された端末装置(この実施形態では表示装置を有するパ
ソコン211又はFAX装置212とするが、他の端末
装置でもよい)へ送信する更新結果情報送信手段 (A8)外部からのコマンドにより、点検項目選定手段
を起動させる起動手段 (A9)該手段によって起動された点検項目選定手段に
よる選定結果を示す通報情報を上記コマンドの送信元へ
送信する手段
【0248】なお、上記起動手段を、各クライアント2
01a,201b,……,201nのいずれかからのコ
マンド、各サービス拠点210にそれぞれ設置された端
末装置のいずれかからのコマンド、あるいは各顧客先2
20にそれぞれ設置された複写機1のいずれかからのコ
マンドにより、点検項目選定手段を起動させる手段とす
る。
【0249】また、各顧客先220にそれぞれ設置され
ている複写機1内のCPUを含むハードウェアおよびソ
フトウェアがそれぞれ、以下の(B1)〜(B3)にそ
れぞれ示す各手段としての機能を有する。 (B1)定期点検の時期を示す通報情報を定期的にサー
ビスセンタ200へ送信する定期点検情報送信手段 (B2)稼動中に状態の変動や障害等の通報要因が発生
したとき、その旨を示す通報情報をサービスセンタ20
0へ送信する通報要因情報送信手段
【0250】(B3)点検結果を示す通報情報をサービ
スセンタ200へ送信する点検結果情報送信手段 この実施形態では、サービスセンタ200内の各部およ
び各顧客先220にそれぞれ設置されている複写機1
が、上述した各手段としての機能を全て備えるが、必ず
しもそうする必要はなく、上述した各手段を必要に応じ
て選択的に備えるようにしてもよい。
【0251】次に、この実施形態の画像形成装置管理シ
ステムの概略機能について、説明する。この画像形成装
置管理システムにおける一般の制御には、大きく分けて
以下の(1)〜(3)に示す3種類の制御がある。 (1)サービスセンタ200からのテキスト(テキスト
データ)による制御 (2)複写機1からのテキストによる制御 (3)通信コントロール装置18独自の制御
【0252】(1)のサービスセンタ200からのテキ
ストによる制御には、例えば特定の複写機1の各ユニッ
トの制御電圧,電流,抵抗,タイミング等の調整値の設
定および読み取り、トータルコピー枚数,ミスフィード
回数等のカウンタの読み取り及び初期化(リセット)な
どがある。
【0253】これらの制御は、サービスセンタ200か
らのテキスト(指令信号)を受信して、通信コントロー
ル装置18から複写機1へのセレクティングによって行
なう。セレクティングとは、接続されている複数の複写
機1のいずれかを選択して通信する機能をいう。
【0254】各複写機1はそれぞれ特有のデバイスコー
ドを持ち、通信コントロール装置18は予め設定された
セレクティングを示す特定コードと選択すべき複写機1
のデバイスコードとをシリアル通信インタフェースRS
−485上に送出する。各複写機1はそれぞれ、セレク
ティングを示す特定コードにより、次に続くデバイスコ
ードと自己のデバイスコードとを比較し、両コードが一
致した時に自分がセレクティングされたことを知る。
【0255】(2)の複写機1からのテキストによる制
御には、自己診断異常通報であるサービスマンコール
(SC)の発生(この発生により即時に自発呼する)、
交換部品の交換指定回数,指定時間への接近、センサの
規格レベルへの到達など、予防保全を必要とする事前警
告通報(アラーム)の発生(この発生日の指定時刻に自
発呼する)、複写機1側のオペレータ(顧客)が操作部
70で予め定められた特定の操作を実行(マニュアルス
イッチを押下)することによって直接サービスセンタ2
00を呼び出す遠隔通報キーコール(これに対するサー
ビスセンタ200からの応答は一般電話による)があ
る。
【0256】これらの制御は、通信コントロール装置1
8からのポーリング時に行なう。ポーリングとは、接続
されている複数の複写機1を順番に指定し、その指定さ
れた複写機1からの通信要求の有無を確認する機能をい
う。通信コントロール装置18は、予め定められたポー
リングを示す特定コードと選択すべき複写機1のデバイ
スコードとをシリアル通信インタフェースRS−485
上に送出する。
【0257】各複写機1はそれぞれ、ポーリングを示す
特定コードにより、次に続くデバイスコードと自己のデ
バイスコードとを比較し、両コードが一致した時に自分
がポーリングされたことを知る。通信コントロール装置
18は、そのポーリングに対する複写機1の応答によっ
て、その複写機1へのセレクティング動作に移行する
か、次の複写機1へのポーリングに移行するかを選択す
る。
【0258】なお、通信コントロール装置18における
ポーリングおよびセレクティングに係わる処理は、図1
7に示した通りである。また、複写機1におけるポーリ
ングおよびセレクティングに係わる処理は、図18に示
した通りである。
【0259】(3)の通信コントロール装置18独自の
制御には、トータルカウンタ値(積算コピー枚数)の読
み出しがある。この制御は、通信コントロール装置18
から複写機1への1日1回定時(0時0分、但しこの時
刻に複写機の電源がOFFになっている場合は、この時
刻以降に初めて電源がONになった時)のセレクティン
グによって行なう。
【0260】通信コントロール装置18は、自機に接続
されている複写機1毎にトータルカウンタ用のメモリを
2個(仮にこれらをそれぞれA,Bとする)用意してあ
り、上記1日1回のセレクティングによって読み取った
トータルカウンタ値をメモリAに書き込む。したがっ
て、メモリAは毎日(但し例えば休日のように1日中複
写機1の電源がON状態にならない場合を除く)前日の
値が書き換えられることになる。
【0261】また、毎月1回予め決められた日時(これ
はサービスセンタ200により設定され、通信コントロ
ール装置18内のRAM186の図4の対応するパラメ
ータ領域に記憶される)にメモリAに記憶されているト
ータルカウンタ値をメモリBにコピーする。
【0262】そして、サービスセンタ200が上記日時
(メモリAの内容がメモリBにコピーされる日時)以降
にトータルカウンタ値を読みに行くと、通信コントロー
ル装置18はメモリBに記憶されたトータルカウンタ値
を公衆回線17を介してサービスセンタ200へ送出す
る。
【0263】なお、通信コントロール装置18は、自機
に接続されている複写機1毎にメモリA,Bを組み合わ
せたメモリを複数組用意している。これは、例えば白黒
コピー用,アプリケーションコピー用,カラーコピー用
等の種々のトータルカウンタ値が考えられるためであ
る。
【0264】次に、通信コントロール装置18と複写機
との間で授受されるテキストデータ(但し前述した実施
形態と異なる部分のみ)について、図19を参照して説
明する。図19における処理コード(通信の種類を示す
コード)、表2に示すように決められている。
【0265】
【表2】
【0266】情報レコードは具体的な通報情報の種別コ
ード(例えば複写機1の状態,履歴,機能)を表わす。
情報レコードのデータ部は、各情報コードの詳細な内容
を表わすデータ(例えばペーパエンドが発生した給紙ユ
ニット(給紙カセット又は給紙トレイ)の場所,転写紙
ジャムトータル回数の場合はジャムの発生回数)を表わ
す。
【0267】主な種別コードとして、各モード別の動作
回数をロギングしている稼動時間,ADF(自動原稿給
送装置)によって自動給送された原稿の読み取り枚数
(DF読み取り原稿枚数),作像枚数,サイズ別動作枚
数,倍率別動作枚数,画像加工動作枚数,モード動作枚
数,サプライ動作回数,ステープル使用回数,パンチ使
用回数,帯電ワイヤ,転写ベルト,帯電グリッド,転写
ベルトブレード,定着ローラ,加圧ローラ,スキャン回
数,ドラム,ファーブラシ,および給紙ユニット使用回
数等の識別子が決められている。
【0268】なお、複写機1の通信インターフェースユ
ニット109とCPU100との間で授受されるテキス
トデータについては、図20によって説明した通りであ
る。また、サービスセンタ200と通信コントロール装
置18との間で授受されるテキストデータについては、
図21によって説明した通りである。
【0269】次に、この実施形態の画像形成装置管理シ
ステムにおける管理テーブルについて、図45を参照し
て説明する。図45は、この画像形成装置管理システム
における管理テーブルを説明するための図である。
【0270】顧客別複写機(画像形成装置)テーブル2
500は、各顧客先220にそれぞれ設置されている複
写機1の機種機番を管理するのに必要な情報を登録(格
納)する管理テーブルであり、その各エントリはそれぞ
れ以下の(A1)〜(A5)にそれぞれ示す各項目から
構成される。 (A1)各顧客先220にそれぞれ設置されている複写
機1の機種番号(図4参照)とシリアル番号(機番)を
格納する機種機番項目2500a(2500a1〜25
00an)
【0271】(A2)各顧客先220にそれぞれ設置さ
れている複写機1の保守(点検)を担当するサービス拠
点テーブル2600のエントリポインタを格納する項目
2500b(2500b1〜2500bn) (A3)各顧客先220にそれぞれ設置されている複写
機1の点検項目および履歴情報を格納する点検項目テー
ブル2700のエントリポインタを格納する項目250
0c(2500c1〜2500cn)
【0272】(A4)各顧客先220にそれぞれ設置さ
れている複写機1の稼動状況情報を格納する稼動状況テ
ーブル2800のエントリポインタを格納する項目25
00d(2500d1〜2500dn) (A5)各顧客先220を管理する顧客管理テーブル2
900のエントリポインタを格納する項目2500e
(2500e1〜2500en)
【0273】サービス拠点テーブル2600は、各顧客
先220にそれぞれ設置されている複写機1の保守を担
当するサービス拠点210を定義する管理テーブルであ
り、その各エントリはそれぞれ以下の(B1)〜(B
3)にそれぞれ示す各項目から構成される。 (B1)各サービス拠点210の識別を表わすIDコー
ドを格納する項目2600a(2600a1〜2600
an)
【0274】(B2)各サービス拠点210の端末装置
(パソコン211又はFAX装置212)の呼び出し用
電話番号が格納されている項目2600b(2600b
1〜2600bn) (B3)各サービス拠点210の端末装置の種別が格納
されている項目2600c(2600c1〜2600c
n)
【0275】なお、顧客別複写機テーブル2500およ
びサービス拠点テーブル2600の各エントリは、顧客
先220への複写機1の設置前に、サービスセンタ20
0のセンタオペレータによる各クライアント201a,
201b,……,201nのキーボード等の入力装置上
の操作によって入力されるコマンドにより設定され、フ
ァイルサーバ204の外部記録装置203に格納(登
録)される。
【0276】ここで、サービスセンタ200の各クライ
アント201a,201b,……,201nはそれぞ
れ、図21に示したフォーマットの遠隔通報データ(テ
キストデータ)のIDコードフィールドに格納された機
種番号およびシリアル番号からファイルサーバ204の
外部記録装置203上の顧客別複写機テーブル2500
を検索することにより、顧客先200および複写機1を
確定することができる。
【0277】点検項目テーブル2700は、定期保守
(定期点検)時に点検を行なう項目を格納する管理テー
ブルであり、その各エントリはそれぞれ以下の(C1)
〜(C6)にそれぞれ示す各項目から構成される。 (C1)点検する項目が格納されている項目2700a
(2700a11,……,2700a1n−1,270
0a1n,……,2700an1,……)
【0278】(C2)前回点検を実施した時のカウンタ
値を格納する項目2700b(2700b11,……,
2700b1n−1,2700b1n,……,2700
bn1,……) (C3)前回点検を実施した日を格納する項目2700
c(2700c11,……,2700c1n−1,27
00c1n,……,2700cn1,……)
【0279】(C4)項目2700aに格納されている
項目の点検の未実施の限界値を格納する項目2700d
(2700d11,……,2700d1n−1,270
0d1n,……,2700dn1,……) (C5)項目2700aに格納されている項目の点検を
実施する目安値を格納する項目2700e(2700e
11,……,2700e1n−1,2700e1n,…
…,2700en1,……)
【0280】(C6)稼動状況テーブル2800の各エ
ントリの項目2800aに格納されている指標を格納す
る項目2700f(2700f11,……,2700f
1n−1,2700f1n,……,2700fn1,…
…) なお、点検項目テーブル2700の各エントリは、サー
ビスセンタ200のファイルサーバ204の外部記録装
置203に格納される。
【0281】稼動状況テーブル2800は、各顧客先2
20にそれぞれ設置されている複写機1の稼動状況を管
理するための管理テーブルであり、その各エントリはそ
れぞれ以下の(D1)(D2)にそれぞれ示す各項目か
ら構成される。
【0282】(D1)指標を格納する項目2800a
(2800a11,……,2800a1n−1,280
0a1n,……,2800an1,……) (D2)項目2800aに格納されている指標の値(カ
ウンタ値)を格納する項目2800b(2800b1
1,……,2800b1n−1,2800b1n,…
…,2800bn1,……)
【0283】ここで、項目2800aに格納する指標と
して、稼動日数,スキャン回数,ドラム回転数,ファー
ブラシ・ブレート,第1の給紙ユニット,第2の給紙ユ
ニット,第3の給紙ユニット,第4の給紙ユニット,大
量給紙ユニット(LCT),手差し給紙ユニット,両面
給紙ユニット,DF給紙原稿,帯電ワイヤ/クリーヤ,
転写ベルト,帯電グリッド,転写ベルトブレート,定着
ローラ,加圧ローラ,定着分離爪,廃トナー回収タン
ク,種類別(給紙系,通信系,周辺機系)障害件数,駆
動部(スキャナ駆動部,定着駆動部,転写駆動部,PC
U駆動部,現像駆動部)別動作時間,駆動部別障害件
数,転写紙サイズ別コピー枚数,転写紙サイズ別障害件
数,トータルカウンタ値,箇所別ジャム発生件数,トー
タル障害件数,トータルジャム発生件数等がある。
【0284】障害件数関連の各項目の値の更新は、自己
診断異常による遠隔通報時に行なう。他の項目の値の更
新は、顧客別にサービスセンタ200のファイルサーバ
204の外部記録装置203に格納されている事前警告
通報(アラーム)データファイルに基づいて自動的に日
時処理で行なう。
【0285】また、点検項目テーブル2700の各エン
トリの項目2700fに格納されている指標をキーに稼
動状況テーブル2800の各エントリの項目2800a
を検索することにより、項目2800bに格納されてい
る指標の値(カウンタ値)を参照することができ、点検
を行なう基準値として点検項目に適した指標を定義で
き、無駄な障害コールを減少させると共に、適正な定期
保守作業を可能にする。
【0286】顧客管理テーブル2900は、複写機1が
それぞれ設置されている各顧客先220の情報を登録す
る管理テーブルであり、その各エントリはそれぞれ以下
の(E1)〜(E5)にそれぞれ示す各項目から構成さ
れる。 (E1)各顧客先220の名称を格納する項目2900
a(2900a1〜2900an)
【0287】(E2)各顧客先220の住所を格納する
項目2900b(2900b1〜2900bn) (E3)各顧客先220にそれぞれ設置されている複写
機1の管理部署名を格納する項目2900c(2900
c1〜2900cn) (E4)各顧客先220の電話番号を格納する項目29
00d(2900d1〜2900dn)
【0288】(E5)各顧客先220にそれぞれ設置さ
れている通信コントロール装置18の呼び出し用電話番
号を格納する項目2900e(2900e1〜2900
en) なお、顧客管理テーブル2900はの各エントリは、顧
客先220への複写機1の設置前に、サービスセンタ2
00のセンタオペレータによる各クライアント201
a,201b,……,201nのキーボード等の入力装
置上の操作によって入力されるコマンドにより設定さ
れ、ファイルサーバ204の外部記録装置203に格納
(登録)される。
【0289】次に、この実施形態の画像形成装置管理シ
ステムにおけるこの発明に係わる処理について、図46
以降の各図面も参照して具体的に説明する。図46は、
サービスセンタ200における蓄積部330(図33参
照)によるデータ蓄積処理の一例を示すフローチャート
である。
【0290】なお、サービスセンタ200における送受
信部(図32参照)によるデータ受信処理およびデータ
送信処理については、ほぼ図33,図34,図36,図
37によって説明した通りである。但し、データ送信処
理時には、プレゼンテーション層320の上位機能35
1(この実施形態では後述する配信部)からのデータを
送信するための処理を行なう。
【0291】サービスセンタ200における蓄積部33
0は、受信監視部323(図32及び図33参照)と非
同期に動作を行ない、まず共有メモリの確保等の内部デ
ータのイニシャル処理(顧客先受信データイニシャル処
理)を実行し、このイニシャル処理が正常に終了できな
かった(エラーが発生した)場合には、クライアント
(各クライアント201a〜201nのいずれか)の表
示装置にエラー表示を行なって処理を終了する(ステッ
プS131,S132,S144)。
【0292】イニシャル処理が正常に終了した場合に
は、受信監視部323で作成された受信データファイル
324(図33参照)が存在する(受信データが格納さ
れている)か否かのチェックを行ない、存在すればその
受信データファイル324の受信データを読み込み、そ
の読み込み中にエラーが発生した(読み込みが異常終了
の場合)場合には、クライアントの表示装置にエラー表
示を行なって処理を終了する(ステップS133〜S1
35,S142〜S144)。
【0293】受信データの読み込みが正常に終了した場
合には、読み込んだ受信データがサービス拠点210
(SS)の端末装置(パソコン211又はFAX装置2
12)から送信された遠隔通報データであるか、顧客先
220の複写機1から送信された遠隔通報データである
かのチェックを行ない、サービス拠点210の端末装置
から送信された遠隔通報データの場合には、その遠隔通
報データに対応する処理(サービス拠点間処理)を行な
う(ステップS136,145)。
【0294】読み込んだ受信データが顧客先220の複
写機1から送信された遠隔通報データの場合は、その識
別コードが遠隔通報キーによる遠隔通報を示すものか、
自己診断異常よる遠隔通報であるサービスマンコール
(SC)を示すものか、事前警告の遠隔通報であるアラ
ームを示すものか、点検結果の遠隔通報(点検結果通
報)を示すものか、点検項目選定部の起動要求(項目選
定起動要求)を示すものか、PMアラーム(複写機1か
ら定期的に送信される定期点検の時期を示す通報情報)
を示すものかの種別のチェックを行なう(ステップS1
37,S146)。
【0295】そして、読み込んだ受信データの識別コー
ドが遠隔通報キーによる遠隔通報,自己診断異常による
遠隔通報(SC),又は事前警告の遠隔通報(アラー
ム)を示すものである場合は、読み込んだ受信データ
(遠隔通報データ)のIDコードフィールド(図21参
照)に格納された機種番号およびシリアル番号から顧客
先220および複写機(画像形成装置)1を確定する
(ステップS138)。
【0296】次いで、確定した顧客先220に対応する
通報別データファイル331(図33参照)の更新を行
なう。つまり、読み込んだ受信データを確定した顧客先
220に対応する通報別データファイル331に蓄積す
る(ステップS139)。その更新処理中にエラーが発
生した場合(更新処理が異常終了の場合)には、クライ
アントの表示装置にエラー表示を行なって処理を終了す
る(ステップS140,S142〜S144)。
【0297】更新処理が正常終了の場合には、読み込ん
だ受信データのファイル324(図33参照)の削除を
行なった後、再び受信監視部323で作成された受信デ
ータファイル324が存在するか否かのチェックを行な
い、その受信データファイル324が存在しなければク
ライアントのキーボード等の入力装置上の操作によって
終了指示が指定されたか否かのチェックを行ない、終了
指示が指定された場合には終了が正常終了か異常終了か
のチェックを行なう(ステップS141,S133,S
142,S143)。
【0298】そして、正常終了の場合には処理を終了す
るが、異常終了の場合にはクライアントの表示装置にエ
ラー表示を行なって処理を終了する(ステップS14
4)。終了指示が指定されない場合は、再び受信監視部
323で作成された受信データファイル324が存在す
るか否かのチェックに戻り、上述と同様の判断及び処理
を続ける(ステップS133)。
【0299】読み込んだ受信データの識別コードが点検
結果の遠隔通報(点検項目報知)を示すものである場合
は、点検項目内容更新部に点検項目内容更新処理(稼動
状況テーブル2800の該当する点検項目の内容を更新
する処理)を行なわせた(ステップS149)後、再び
受信監視部323で作成された受信データファイル32
4が存在するか否かのチェックに戻り、上述と同様の判
断及び処理を続ける(ステップS133)。
【0300】読み込んだ受信データの識別コードが点検
項目選定部の起動を要求するコマンド(項目選定起動要
求)又はPMアラームを示すものである場合は、点検項
目選定部に点検項目選定処理(定期点検の時期を示す通
報情報の受信時および稼動状況テーブル2800の更新
時にその稼動状況テーブル2800の点検項目毎に点検
が必要か否かを選定する処理)を行なわせる(ステップ
S147)。
【0301】次に、配信部に配信処理(点検項目選定部
による選定結果を示す情報を送信するための処理を含
む)を行なわせ(ステップS148)、再び受信監視部
323で作成された受信データファイル324が存在す
るか否かのチェックに戻り、上述と同様の判断及び処理
を続ける(ステップS133)。
【0302】図47は、サービスセンタ200における
データ更新部によるデータ更新処理の一例を示すフロー
チャートである。サービスセンタ200におけるデータ
更新部は、サービスセンタ200の業務処理が少なくな
る夜間に、定期的に自動的に起動し、蓄積部330によ
って各顧客先220の通報別データファイル331に蓄
積された遠隔通報データを読み出して解析し、その結果
に応じてファイルサーバ204の外部記録装置203上
の稼動状況テーブル2800を更新する処理を行なう。
【0303】すなわち、まず最初の複写機1の稼動状況
を解析するため、該当する顧客別複写機テーブル250
0のエントリ(最初は先頭のエントリ)の項目2500
aに格納されている機種機番および項目2500dに格
納されている稼動状況テーブル2800のエントリアド
レス(エントリポインタ)を取得し、その取得した機種
機番(顧客先220)に対応する通報別データファイル
(アラーム通報ファイル)331が存在するか否かのチ
ェックを行なう(ステップS151,S152)。
【0304】そして、取得した機種機番(顧客先22
0)に対応する通報別データファイル(アラーム通報フ
ァイル)331が存在しない場合は、次の複写機1の稼
動状況を解析するため、次の顧客別複写機テーブル25
00のエントリが存在するか否かのチェックを行ない、
次の顧客別複写機テーブル2500のエントリが存在す
ればそのエントリの項目2500aに格納されている機
種機番および項目2500dに格納されている稼動状況
テーブル2800のエントリアドレスを取得するが、次
の顧客別複写機テーブル2500のエントリが存在しな
ければ処理を終了する(ステップS158,S15
1)。
【0305】取得した機種機番(顧客先220)に対応
する通報別データファイル(アラーム通報ファイル)33
1が存在する場合は、その通報別データファイル(アラ
ーム通報ファイル)331からデータの読み込みを行な
い、通報別データファイル331上のエンドオブファイ
ルに到達した(データ終了)か否かのチェックを行ない
(ステップS153,S154)、エンドオブファイル
に到達した場合には該当する複写機1の稼動状況を解析
するため、ステップS160で点検項目選定部に点検項
目選定処理を行なわせる。
【0306】その後、点検項目選定部による点検項目選
定処理時に点検項目が抽出されたか否かのチェックを行
ない(ステップS159)、点検項目が抽出されなかっ
た場合はステップS158に移行するが、点検項目が抽
出された場合は点検項目選定部による点検項目選定処理
の結果(抽出された点検項目毎の点検の要否を含む)を
該当するサービス拠点210に送信するための処理を行
なう。
【0307】すなわち、該当する(現在の)顧客別複写
機テーブル2500のエントリの項目2500bに格納
されているサービス拠点テーブル2600のエントリア
ドレスを取得し、その取得したアドレスのエントリの項
目2600aからサービス拠点IDコード(サービス拠
点の識別を表わすIDコード)を取得してセットアップ
する処理を行ない、更に配信部に配信処理を行なわせた
(ステップS161,S162)後、ステップS158
に移行する。
【0308】通報別データファイル331上のエンドオ
ブファイルに到達していない場合、つまり通報別データ
ファイル331からデータを読み込めた場合は、その最
初の情報レコードフィールドの情報コードフィールドに
格納されている種別コードを取得し、その取得した種別
コードが履歴情報を示すコードか否かのチェックを行な
い、履歴情報を示すコードであればそのコードをキーに
該当する稼動状況テーブル2800のエントリ(先に取
得したエントリアドレスに存在する)の項目2800a
の検索を開始する(ステップS155,S156,S1
63)。
【0309】そして、取得した種別コードに対応する項
目2800aを見つけた場合(検索がヒットした場合)
は、上記情報コードフィールドに続くデータ部フィール
ドより詳細内容(情報コードに対する履歴の値)を取得
し、その詳細内容を先に見つけた(ヒットした)項目2
800aに対応する項目2800bに格納した後、先に
読み込んだデータに次の情報レコードフィールドが存在
するか否かのチェックを行ない(ステップS164〜S
167)、次の情報レコードフィールドが存在する場合
はステップS155に戻って上述と同様の処理および判
断を行なうが、次の情報レコードフィールドが存在しな
い場合はステップS153に戻って上述と同様の処理お
よび判断を行なう。
【0310】先に読み込んだデータの情報レコードフィ
ールドの情報コードフィールドから取得した種別コード
が履歴情報を示すコード以外の場合は、次の情報レコー
ドフィールドが存在するか否かのチェックを行ない(ス
テップS157)、次の情報レコードフィールドが存在
する場合はステップS155に戻って上述と同様の処理
および判断を行なうが、次の情報レコードフィールドが
存在しない場合はステップS153に戻って上述と同様
の処理および判断を行なう。
【0311】図48は、図46および図47における点
検項目選定処理のサブルーチンの一例を示すフローチャ
ートである。サービスセンタ200における点検項目選
定部は、図47のステップS154で通報別データファ
イル331上のエンドオブファイルに到達した(データ
終了)と判断された場合(稼動状況テーブル2800の
更新後)、あるいは図46のステップS146で読み込
んだ受信データの識別コードが点検項目選定部の起動を
要求するコマンド(項目選定起動要求)又はPMアラー
ムを示すものである場合に起動され、図48の点検項目
選定処理を開始する。
【0312】そしてまず、各点検項目毎の点検要否選定
(点検要否判定)の実施対象の複写機1を確定するため
に、先に読み込んだ受信データの機種機番(予め起動元
により設定された機種機番)をキーに顧客別複写機テー
ブル2500の各エントリの項目2500aの検索を行
ない、検索のヒットにより該当する顧客別複写機テーブ
ル2500のエントリを確定する(ステップS17
1)。
【0313】次に、確定した(ヒットした)顧客別複写
機テーブル2500のエントリの項目2500cおよび
項目2500dからそれぞれ点検項目テーブル270
0,稼動状況テーブル2800の各エントリアドレスを
取得し、その取得した各エントリアドレスに基づいて該
当する点検項目テーブル2700および稼動状況テーブ
ル2800の各エントリを確定する(ステップS17
3)。
【0314】その後、各点検項目毎の点検要否選定のた
め、点検判断/最適点検日予測部を起動して点検判断/
最適点検日予測処理を行なわせ、その処理結果(抽出さ
れた点検項目を含むデータおよび各点検項目毎の点検要
否選定結果)を編集し、その編集結果を出力データファ
イル352(図36参照)に書き込む出力データファイ
ル作成処理を行ない、処理を終了する(ステップS17
4,S175)。
【0315】図49は、図48における点検判断/最適
点検日予測処理のサブルーチンの一例を示すフローチャ
ートである。サービスセンタ200における点検判断/
最適点検日予測部は、まず先に取得した該当する点検項
目テーブル2700のエントリの項目2700f(最初
は先頭の項目2700aに格納されている点検項目に対
応するもの)に格納されている稼動指標を取得し、取得
した稼動指標をキーに稼動状況テーブル2800の各エ
ントリの項目2800aの検索を開始する(ステップS
182,S183)。
【0316】そして、確定(検索がヒット)した稼動状
況テーブル2800のエントリの項目2800bから稼
動指標の値(使用量)を取得し、その取得した値から該
当する点検項目テーブル2700のエントリの項目27
00bに格納されている前回の点検実施時のカウンタ値
(前回使用量)を減算し、その減算結果である差分(前
回の点検実施日から今回の点検要否選定実施日までの使
用量)と該当する点検項目テーブル2700のエントリ
の項目2700eに格納されている目安値とを比較して
目安値≦差分か否かを判断(点検が必要か否かを選定)
する(ステップS184〜S186)。
【0317】そして、目安値≦差分の場合(点検が必要
と選定された場合)は、該当する点検項目テーブル27
00の項目2700aに格納されている点検項目および
減算結果である差分(使用量)を抽出する処理を行ない
(ステップS189)、次の点検項目の点検要否選定の
ため、ステップS181に戻って上述と同様な処理およ
び処理を続けるが、目安値>差分の場合(点検が不要と
選定された場合)は次の処理を行なう。
【0318】すなわち、最適点検日の予測を行なうた
め、前回の点検実施日(前回点検日)から今回の点検要
否選定実施日(今回選定日)までの間に使用量の大きな
変動がないか否かをチェックするため、該当する点検項
目テーブル2700のエントリの項目2700cから前
回の点検実施日を取得し、その前回の点検実施日から今
回の点検要否選定実施日までの間の日数を算出し、減算
結果をその算出日数で除算し、前回の点検実施日から今
回の点検要否選定実施日までの1日の平均使用量を算出
する(ステップS187)。
【0319】次いで、該当する稼動状況テーブル280
0のエントリの項目2800aの稼動日数を検索し、該
当する複写機1が設置されてからの稼動日数を取得し、
その取得した日数で該当する稼動状況テーブル2800
のエントリの項目2800bに格納されている稼動指標
の値を除算し、該当する複写機1が設置された日(稼動
開始日)から今回の点検要否選定実施日までの1日平均
使用量を算出する(ステップS188)。
【0320】そして、前回の点検実施日から今回の点検
要否選定実施日までの1日の平均使用量と該当する複写
機1が設置された日から今回の点検要否選定実施日まで
の1日の平均使用量とを比較することによって大きい方
の1日の平均使用量を確定し、該当する点検項目テーブ
ル2700のエントリの項目2700dに格納されてい
る点検の未実施の限界値に到達するまでの日数(限界値
到達日数)の算出を行なう。
【0321】すなわち、前回の点検実施日から今回の点
検要否選定実施日までの1日の平均使用量(前回点検日
平均使用量)の方が大きい場合は、点検の未実施の限界
値からステップS185で得た減算結果である差分(使
用量)を減算し、その減算結果を前回点検日平均使用量
で除算することにより、限界値到達日数(商)を算出す
る(ステップS192)。
【0322】該当する複写機1が設置された日(稼動開
始日)から今回の点検要否選定実施日までの1日の平均
使用量(稼動開始日平均使用量)の方が大きい場合は、
点検の未実施の限界値からステップS185で得た減算
結果である差分(使用量)を減算し、その減算結果を稼
動開始日平均使用量で除算することにより、限界値到達
日数(商)を算出する(ステップS191)。
【0323】その後、ステップS191又はS192の
算出結果である限界値到達日数を元に最適な点検実施日
の予測(点検予測日の算出)を行ない、該当する点検項
目テーブル2700のエントリの項目1700aに格納
されている点検項目,減算結果である差分(使用量),
および予測した最適な点検実施日を抽出する処理を行な
った(ステップS193,S194)後、ステップS1
81に戻って上述と同様の処理および判断を続ける。
【0324】図50は、図46および図47における配
信処理のサブルーチンの一例を示すフローチャートであ
る。サービスセンタ200における配信部は、まず起動
元(点検項目選定部の起動を要求するコマンド又はそれ
に相当するコードを含む遠隔通報データの送信元)をチ
ェックし、起動元がサービスセンタ200のいずれかの
クライアントであれば該当する出力データファイル35
2上のデータを印刷用データに編集し、その編集結果
(情報)をサービスセンタ200内の印刷装置205へ
出力して印刷処理を行なわせ、処理を終了する(ステッ
プS201,S207)。
【0325】起動元が顧客先220に設置されている複
写機1の場合は、先に読み込んだ受信データ(受信した
遠隔通報データ)の機種機番をキーに顧客別複写機テー
ブル2500の各エントリの項目2500aの検索を行
ない、該当する顧客別複写機テーブル2500のエント
リを確定し、その確定した顧客別複写機テーブル250
0のエントリの項目1500eに格納されている顧客管
理テーブル2900のエントリアドレスを取得し、その
アドレスのエントリの項目2900eに格納されている
顧客先220に設置されている通信コントロール装置1
8の呼び出し用電話番号を取得する(ステップS20
8)。
【0326】次いで、取得した呼び出し用電話番号およ
び該当する出力データファイル352上のデータ(各点
検項目毎の点検要否選定結果を含むデータ)を図21に
示したサービスセンタ200と通信コントロール装置1
8との間で授受される通信テキスト形式に編集して送信
データファイル341に書き込み、送信要求部322に
送信データファイル341に書き込んだデータの送信処
理(図37参照)を行なわせ、処理を終了する(ステッ
プS205,S206)。
【0327】起動元がサービス拠点210に設置されて
いる端末装置(パソコン211又はFAX装置212)
の場合あるいは起動元が存在しない場合(例えばPMア
ラーム又は点検結果を示す遠隔通報データを受信した場
合)は、先に読み込んだ受信データの機種機番をキーに
顧客別複写機テーブル2500の各エントリの項目25
00aの検索を行ない、該当する顧客別複写機テーブル
2500のエントリを確定し、その確定した顧客別複写
機テーブル2500のエントリの項目2500bに格納
されているサービス拠点テーブル2600のエントリア
ドレスを取得し、そのアドレスのエントリの項目260
0bに格納されているサービス拠点210に設置されて
いる端末装置の呼び出し用電話番号を取得する(ステッ
プS203)。
【0328】次に、該当するサービス拠点210に設置
されている端末装置のタイプを確定するために、確定し
たサービス拠点テーブル2600のエントリの項目26
00cに格納されている端末タイプ(端末装置の種別)
を取得し、その取得した端末タイプがFAX装置212
の場合は、取得した呼び出し用電話番号および該当する
出力データファイル352上のデータ(各点検項目毎の
点検要否選定結果を含むデータ)をFAXサーバ206
に送信して該当する送信先(出力先)への送信処理を行
なわせ、処理を終了する(ステップS204,S20
5)。
【0329】端末タイプがパソコン211の場合は、取
得した呼び出し用電話番号および該当する出力データフ
ァイル352上のデータ(各点検項目毎の点検要否選定
結果を含むデータ)をサービスセンタ200とサービス
拠点210との間で授受される通信テキスト形式に編集
して送信データファイル341に書き込み、送信要求部
322に送信データファイル341に書き込んだデータ
の送信処理(図37参照)を行なわせ(この送信処理に
より該当する送信先へ送信される)、処理を終了する
(ステップS205,S206)。
【0330】図51は、各サービス拠点210の端末装
置(パソコン211又はFAX装置212)による項目
選定起動要求処理の一例を示すフローチャートである。
各サービス拠点210の端末装置はそれぞれ、キー操作
によってコマンドが発行(入力)されると、その入力コ
マンドをチェックし、入力コマンドが項目選定起動要求
コマンドでなければ入力コマンドに対応する処理を行な
う(ステップS211〜S213)。
【0331】入力コマンドが項目選定起動要求コマンド
(点検項目選定部の起動を要求するコマンド)の場合
は、図52に示すような点検項目選定部起動要求用のテ
キストデータ(遠隔通報データ)を作成する。つまり、
テキストデータのIDコードフィールドにサービス拠点
IDコード(拠点ID番号)を、識別コードフィールド
にサービスセンタ200とサービス拠点210との間の
通報を示す拠点通報コードの識別子を、最初の情報レコ
ードフィールドに点検項目選定部起動要求コード(コマ
ンド)を、次の情報レコードフィールドに該当する複写
機(画像形成装置)1の機種機番をそれぞれ格納する
(ステップS214)。
【0332】次に、作成した点検項目選定部起動要求用
のテキストデータのサービスセンタ200への送信を行
ない、そのテキストデータがサービスセンタ200へ正
常に送信されたか否かのチェックを行ない、正常に送信
された場合は処理を終了するが、正常に送信されなかっ
た場合(異常送信の場合)は端末装置の表示装置にエラ
ーメッセージを表示し、処理を終了する(ステップS2
15〜S217)。
【0333】図53は、図46におけるサービス拠点間
処理のサブルーチンの一例を示すフローチャートであ
る。蓄積部330は、図46のステップS136で先に
読み込んだ遠隔通報データの識別コードがサービス拠点
210の端末装置から送信された遠隔通報データを示す
ものであると判断された場合、図53の処理を開始す
る。
【0334】そしてまず、先に読み込んだ遠隔通報デー
タ(図52参照)が正当なサービス拠点210から送信
されたものか否かのチェックを行なうため、読み込んだ
遠隔通報データのIDコードフィールドに格納されてい
る拠点ID番号(サービス拠点IDコード)を取得し、
その取得した拠点ID番号をキーにサービス拠点テーブ
ル2600の各エントリの項目2600aの検索を行な
う(ステップS221)。
【0335】そして、サービス拠点テーブル2600の
各エントリの項目2600aに取得したサービス拠点I
Dコードが存在しない場合(検索がヒットしなかった場
合)は、該当する(遠隔通報データを送信した)サービ
ス拠点210の端末装置へエラーを返信し、処理を終了
する(ステップS227)。
【0336】サービス拠点テーブル2600のいずれか
のエントリの項目2600aにサービス拠点IDコード
が存在する場合(検索がヒットした場合)は、先に読み
込んだサービス拠点210からの遠隔通報データを識別
するため、その識別コードフィールドに続く1番目の情
報レコードフィールドに格納されている要求コード(コ
マンド)を取得してその種類を識別する(ステップS2
23,S224)。
【0337】そして、上記要求コードが点検項目選定部
起動要求コードの場合は(コマンドにより点検項目選定
部の起動が要求されたとき)、サービス拠点210から
の遠隔通報データの2番目の情報レコードフィールドに
格納されている複写機1の機種機番を取得し、その機種
機番をキーに顧客別複写機テーブル2500の各エント
リの項目2500aの検索を行なって、該当する複写機
1が顧客別複写機テーブル2500上に登録されている
か否かのチェックを行なう(ステップS225,S22
6)。
【0338】そして、該当する複写機1が顧客別複写機
テーブル2500上に登録されていない(検索がヒット
しなかった)場合は、遠隔通報データを送信したサービ
ス拠点210の端末装置へエラーを返信し、処理を終了
する(ステップS227)。該当する複写機1が顧客別
複写機テーブル2500上に登録されている(検索がヒ
ットした)場合は、先に取得した該当する複写機1の機
種機番をセットアップする(ステップS228)。
【0339】次に、点検項目選定部に点検項目選定処理
(図48および図49参照)を行なわせ、その処理結果
の出力先の識別子を設定するため、サービス拠点210
からの遠隔通報データのIDコードフィールドに格納さ
れているサービス拠点IDコードを取得してセットアッ
プし、配信部に配信処理(図50参照)を行なわせ、処
理を終了する(ステップS229〜S231)。
【0340】図54は、各顧客先220の複写機1によ
るこの発明に係わる処理の一例を示すフローチャートで
ある。図55〜図61は、操作部70の文字表示器83
に表示されるサービスマンによるこの発明に係わる作業
手順を説明するための操作画面の異なる例を示す図であ
る。
【0341】サービスマンは、顧客先220の複写機1
の設置場所に到着すると、その複写機1の操作部70上
のキー操作により、その複写機1の操作モードを保守又
は修理作業時に使用するサービスマンモードに移行し
て、文字表示器83に図55に示すようなSP(サービ
スプログラム)モード画面を表示させ、サービスマンモ
ード下で、各種センサの状態および各モータ,クラッチ
負荷の動作などをチェックし、修理又は保守(点検)作
業を実施する。
【0342】そして、作業(この例では保守作業)が完
了した時点で、SPモード画面上の選択(設定)する項
目のキー(アイコン)として、図56に示すように
「4.点検項目報知」キーをタッチして選択する(この
時タッチされたキーは白黒反転表示に切り替わる)と、
複写機1は、実施した点検項目(点検結果)の報知を要
求するコマンドが入力されるため、文字表示器83上の
表示画面を図57に示すような実施した点検項目を選択
するための画面に遷移させる(ステップS241,S2
44)。
【0343】その後、サービスマンが表示画面上の各点
検項目のうちの実施した点検項目をタッチして選択する
(ステップS249)。このとき、実施した点検項目が
表示画面上に表示されていない場合は、画面上の「前」
キー又は「次」キーをタッチして表示画面をスクロール
させ、実施した点検項目を表示させる。
【0344】そして、実施した全ての点検項目の選択が
終了した時点で、図58に示すように表示画面上の「送
信」キーをタッチして選択すると、複写機1は、送信コ
マンドが入力されるため、サービスセンタ200に実施
した全ての点検項目を報知するために、先に選択された
点検項目に基づいて点検項目報知用のテキストデータ
(点検結果を示す遠隔通報データ)を作成し、それを通
信コントロール装置18に送ってサービスセンタ200
に送信させる処理を行なう(ステップS250,S25
1)。
【0345】その後、点検項目報知用のテキストデータ
の送信が正常に行なわれているか否かのチェックを行な
い、正常に行なわれている場合は表示画面に図59に示
すように「センタに点検項目を送信中です。」のメッセ
ージを表示して処理を終了するが、正常に行なわれてい
ない(異常送信の)場合は表示画面にエラーメッセージ
を表示して処理を終了する(ステップS252,S25
3,S248)。
【0346】一方、図55のSPモード画面上の選択す
る項目のキーとして、図60に示すように「3.起動要
求」キーをタッチして選択すると、複写機1は、項目選
定起動要求コマンド(点検項目選定部の起動を要求する
コマンド)が入力されるため、点検項目選定部起動要求
用のテキストデータ(起動要求用の通信テキスト)を作
成し、それを通信コントロール装置18に送ってサービ
スセンタ200に送信させる処理を行なう(ステップS
242,S245)。
【0347】その後、点検項目選定部起動要求用のテキ
ストデータの送信が正常に行なわれているか否かのチェ
ックを行ない、正常に行なわれている場合は表示画面に
図61に示すように「センタに起動要求を送信中で
す。」のメッセージを表示して処理を終了するが、正常
に行なわれていない(異常送信の)場合は表示画面にエ
ラーメッセージを表示して処理を終了する(ステップS
252,S253,S248)。
【0348】図62は、図46におけるAB間の具体的
処理の一例を示すフローチャートである。蓄積部330
は、読み込んだ受信データ(遠隔通報データ)の識別コ
ードがサービス拠点210(SS)の端末装置からの遠
隔通報,遠隔通報キーによる遠隔通報,自己診断異常よ
る遠隔通報であるサービスマンコール(SC),事前警
告の遠隔通報であるアラームをそれぞれ示すものでない
場合に、図62の処理を開始する。
【0349】そしてまず、読み込んだ受信データのID
コードフィールド(図21参照)に格納されている複写
機1の機種機番(機種番号およびシリアル番号)を取得
し、その機種機番をキーに顧客別複写機テーブル250
0の各エントリの項目2500aの検索を開始し、該当
する顧客別複写機テーブル2500のエントリ(該当す
る複写機1の機種機番)が存在する(検索がヒットし
た)か否かのチェックを行ない、存在しなければ通信コ
ントロール装置18にエラーを返信して処理を終了する
(ステップS261,S262,S267)。
【0350】該当する顧客別複写機テーブル2500の
エントリが存在する場合は、読み込んだ受信データの識
別コードフィールドに格納されている複写機1の識別コ
ードを取得し、その識別コードがPMアラームを示すも
のか、点検項目選定部の起動要求(項目選定起動要求)
を示すものか、点検結果の遠隔通報(点検項目報知)を
示すものかのチェックを行ない、その結果に対応する処
理を実行する(ステップS263〜S265)。
【0351】そして、上記識別コードが項目選定起動要
求を示すもの(項目選定起動要求コマンド)である場合
は、その識別コードを含む遠隔通報データの送信先(起
動元)である複写機1の機種機番をセットアップし、点
検項目選定部に点検項目選定処理(図48,図49参
照)を行なわせた後、起動元(点検要否選定結果の出力
先)である複写機1の機種機番をセットアップし、配信
部に配信処理(図50参照)を行なわせ、処理を終了す
る(ステップS268,S272〜S274)。
【0352】上記識別コードがPMアラームを示すもの
である場合は、その識別コードを含む遠隔通報データの
送信先である複写機1の機種機番をセットアップし、点
検項目選定部に点検項目選定処理(図48,図49参
照)を行なわせた後、点検要否選定結果の出力先のサー
ビス拠点210を確定するため、次の処理を行なう(S
269〜S271)。
【0353】すなわち、ステップ261の検索でヒット
した該当する顧客別複写機テーブル2500のエントリ
の項目2500bに格納されているサービス拠点テーブ
ル2600のエントリアドレスを取得し、そのアドレス
のエントリの項目2600aに格納されている拠点ID
番号(点検要否選定結果の出力先を示す)をセットアッ
プする。
【0354】その後、配信部に配信処理(図50参照)
を行なわせ、処理を終了する(ステップS274)。上
記識別コードが点検項目報知を示すものである場合は、
点検項目内容更新部に点検項目内容更新処理を行なわ
せ、処理を終了する(S266)。
【0355】図63は、図46および図62における点
検項目内容更新処理のサブルーチンの一例を示すフロー
チャートである。サービスセンタ200における点検項
目内容更新部は、読み込んだ受信データ(受信した遠隔
通報データ)のIDコードフィールドに格納されている
機種番号およびシリアル番号をキーに顧客別複写機テー
ブル2500の各エントリの項目2500aを検索する
(ステップS281)。
【0356】そして、その検索によりヒット(確定)し
た顧客別複写機テーブル2500のエントリの各項目に
格納されている各種テーブルのエントリアドレスを取得
する。つまり、該当する(ヒットした)顧客別複写機テ
ーブル2500のエントリの項目2500bに格納され
ているサービス拠点テーブル2600のエントリアドレ
ス,項目2500cに格納されている点検項目テーブル
2700のエントリアドレス,項目2500dに格納さ
れている稼動状況テーブル2800のエントリアドレ
ス,および項目2500eに格納されている顧客管理テ
ーブル2900のエントリアドレスをそれぞれ取得する
(ステップS282,S283)。
【0357】次に、点検項目の内容を更新するため、読
み込んだ受信データの情報レコードフィールドの情報コ
ードフィールドに格納されている点検項目を取得し、取
得した点検項目をキーに該当する(取得したアドレス
の)点検項目テーブル2700のエントリの項目270
0aの検索を行ない、その検索によりヒットした点検項
目テーブル2700のエントリの項目2700fに格納
されている稼動状況指標を取得し、その指標をキーに該
当する稼動状況テーブル2800のエントリの項目28
00aの検索を行なう(ステップS284〜S28
8)。
【0358】そして、検索によりヒットした稼動状況テ
ーブル2800のエントリの項目2800bに格納され
ている値(使用量)を取得して、それを該当する点検項
目テーブル2700のエントリの項目2700bに格納
すると共に、本日の日付(点検実施日)を取得して、そ
れを該当する点検項目テーブル2700のエントリの項
目2700cに格納する(ステップS289,S29
0)。
【0359】次に、読み込んだ受信データ(受信した遠
隔通報データ)の全ての情報レコードに対する処理が終
了した(情報レコード終了)か否かのチェックを行ない
(ステップS291)、全ての情報レコードに対する処
理が終了していない場合(情報レコードが存在する場
合)はステップS284に戻って上述と同様の処理およ
び判断を繰り返し、全ての情報レコードに対する処理が
終了した時に本日更新した項目を該当するサービス拠点
210に報知するため、次の処理を行なう。
【0360】すなわち、ステップS283で取得した顧
客管理テーブル2900のエントリアドレスに基づい
て、顧客情報として該当する顧客管理テーブル2900
のエントリの項目2900a,2900b,2900
c,2900dから該当する顧客先220の名称,住
所,担当部署名(該当する顧客先220に設置されてい
る複写機1の管理部署名),電話番号をそれぞれ取得し
てテキストデータに書き込むことにより、顧客情報用の
テキストデータ(顧客情報用通信テキスト)を作成する
(ステップS292)。
【0361】次に、本日の日付をキーに点検項目テーブ
ル2700のエントリの項目2700cの検索を行な
い、その検索によりヒットした点検項目テーブル270
0のエントリの項目2700a,2700b,および2
700cの内容をそれぞれ取得してテキストデータに書
き込むことにより、テキストデータ(通信テキスト)を
作成した後、検索が終了したか否かのチェックを行ない
(ステップS293〜S295)、検索が終了していな
い場合はステップS293に戻って次の点検項目テーブ
ルのエントリの項目2700cの検索を続ける。
【0362】検索が終了した場合は、ステップS29
2,S295でそれぞれ作成した通信テキストを出力デ
ータファイル352(図36参照)に書き込み、更新結
果を該当する顧客先220に設置されている複写機1を
管轄するサービス拠点220に送信するために、ステッ
プS283で取得したエントリアドレスに基づいて該当
するサービス拠点テーブル2600のエントリの項目2
600aに格納されている拠点ID番号を出力先識別子
としてセットアップし、配信部に配信処理(図50参
照)を行なわせ、処理を終了する(ステップS297,
S298)。
【0363】このように、この実施形態の画像形成装置
管理システム(画像形成装置保守支援システム)におい
ては、サービスセンタ200の各部が、各顧客先220
に設置されている複写機1からそれぞれ送信される遠隔
通報データ(通報情報)を受信して各複写機1別に蓄積
すると共に、その蓄積した遠隔通報データを定期的に読
み出して解析し、その結果に応じて稼動状況テーブル2
800を更新するが、定期点検の時期を示す遠隔通報デ
ータ(PMアラーム)の受信時および稼動状況テーブル
2800の更新時に、その稼動状況テーブル2800の
点検項目毎に点検が必要か否かを選定し、その選定結果
を示す遠隔通報データを該当する複写機1を管轄するサ
ービス拠点210に設置された端末装置(パソコン21
1又はFAX装置212)へ送信するので、サービスマ
ンによる過剰点検または過少点検をなくすことができ
る。それによって、無駄のない適正な定期保守作業を可
能にすると共に、過少点検の場合の無駄な障害コールを
減少させ、作業効率を向上させることができる。
【0364】また、サービスセンタ200の点検判断・
最適点検日予測部が、定期点検の時期を示す遠隔通報デ
ータの受信時および稼動状況テーブル2800の更新時
に、点検が不要と選定された点検項目に対して、最適な
点検実施日を予測するので、その予測日を上記選定結果
を示す遠隔通報データに付加して該当する複写機1を管
轄するサービス拠点210に設置された端末装置に送信
することにより、サービス拠点210における定期保守
スケジュール管理が容易になる。
【0365】さらに、各顧客先220に設置されている
複写機1がそれぞれ、点検結果を示す遠隔通報データを
サービスセンタ200へ送信し、サービスセンタ200
の各部は、点検結果を示す遠隔通報データを受信したと
き、稼動状況テーブル2800の該当する点検項目の内
容を更新し、その更新結果を示す遠隔通報データを該当
する複写機1を管轄するサービス拠点210に設置され
た端末装置へ送信するので、そのサービス拠点210側
では、上記更新結果を示す遠隔通報データによって該当
する複写機1が設置されている顧客先22へのサービス
マン訪問時の複写機1の点検の実施/未実施状況を把握
することができる。
【0366】さらにまた、サービスセンタ200では、
外部、つまり各クライアント(監視端末装置)201a
〜201n,各サービス拠点210の端末装置(パソコ
ン211又はFAX装置212),あるいは各顧客先2
20の複写機1のいずれかからのコマンドにより、点検
項目選定部を起動し、その点検項目選定部による選定結
果を示す通報情報を上記コマンドの送信元へ送信するの
で、適正な予防保守点検を行なうことが可能になる。
【0367】したがって、故障修理および定期点検時に
最適な作業を行なうことが可能になり、故障修理および
定期点検の効率化を図ることが可能になる。また、該当
する複写機1が設置されている顧客先220へのサービ
スマン訪問時の複写機1の点検の実施/未実施状況を把
握するための手間と時間を削除することができる。さら
に、顧客先220へのサービスマンの無駄な訪問が減少
するため、保守コスト(人件費)を低減し、予防保守点
検効率化を図ることができる。
【0368】また、各顧客先220の複写機1のいずれ
かからのコマンドにより、点検項目選定部を起動し、そ
の点検項目選定部による選定結果を示す通報情報を上記
コマンドの送信元へ送信することにより、サービスマン
はいずれかの顧客先220への障害訪問時に、その顧客
先220に設置された複写機1の点検履歴を把握し、訪
問時までの複写機1の構成部品および複写機1全体の状
態の変動等を把握することが可能になる。したがって、
サービスマンの独自の経験的な判断に頼らない適正な障
害対策が可能になり、故障修理の効率化を図ることがで
きる。
【0369】以上、この発明を複数の各顧客先にそれぞ
れ設置された複写機と、サービスセンタに設置されたク
ライアントと、各サービス拠点にそれぞれ設置された端
末装置とを公衆回線網を介して接続した画像形成装置管
理システムに適用した実施形態について説明したが、こ
の発明はこれに限らず、複数の各顧客先にそれぞれ設置
された複写機,プリンタ等の各種の画像形成装置と、サ
ービスセンタに設置されたクライアントと、各サービス
拠点にそれぞれ設置された端末装置とを公衆回線網等の
通信回線網を介して接続した画像形成装置管理システム
に適用し得るものである。
【0370】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明の画
像形成装置管理システムによれば、画像形成装置に対す
る人手による作業効率を向上させることができる。
【0371】すなわち、請求項1〜8の発明の画像形成
装置管理システムによれば、サービスセンタの監視サー
ビス開始処理手段が、外部(サービスセンタの監視端末
装置,各サービス拠点の表示装置を有するパソコン等の
端末装置,あるいは各顧客先の画像形成装置のいずれ
か)からのコマンドにより、各顧客先のいずれかに新た
に設置された画像形成装置の障害発生の有無を監視する
監視サービスの開始が要求されたとき、その監視サービ
スを開始するために必要な処理を自動的に行なうので、
新規の監視サービス開始作業専任のオペレータが不用に
なる。
【0372】したがって、監視サービス開始時における
センタオペレータの作業負荷を軽減でき、センタオペレ
ータは遠隔地の画像形成装置の障害発生の有無の監視に
専念できるため、作業効率を向上させることができる。
また、画像形成装置の設置台数の増加に伴ない、監視端
末装置の設置台数の増設およびセンタオペレータの増員
等をあまり行なわなくてもよくなるため、サービスセン
タの設備投資へのコスト増および運用コストの増加を抑
えることもできる。
【0373】さらに、請求項5〜8の発明によれば、サ
ービスセンタの登録処理手段が、外部(監視端末装置あ
るいは各サービス拠点の表示装置を有するパソコン等の
端末装置からの監視サービスの開始に必要な情報を登録
することができるので、監視サービスの開始に必要な情
報の登録業務を分散することも可能になり、一層センタ
オペレータの作業負荷を軽減でき、センタオペレータは
遠隔地の画像形成装置の障害発生の有無の監視に専念が
できるため、作業効率を一層向上させることができる。
【0374】請求項9〜19の発明の画像形成装置管理
システムによれば、サービスセンタのテーブル更新手段
が、通報情報蓄積手段によって画像形成装置別に蓄積さ
れた通報情報(各顧客先にそれぞれ設置された画像形成
装置からそれぞれ受信した通報情報)を定期的に読み出
して解析し、その結果に応じて稼動状況テーブルを更新
し、定期点検の時期を示す通報情報の受信時および稼動
状況テーブルの更新時に、点検項目選定手段がその稼動
状況テーブルの点検項目毎に点検が必要か否かを選定
し、その選定結果を示す通報情報を選定結果情報送信手
段が該当する画像形成装置を管轄するサービス拠点に設
置された端末装置(表示装置を有するパソコン又はファ
クシミリ装置)へ送信するので、サービスマンによる過
剰点検または過少点検をなくすことができる。それによ
って、無駄のない適正な定期保守作業を可能にすると共
に、過少点検の場合の無駄な障害コールを減少させ、作
業効率を向上させることができる。
【0375】さらに、請求項10の発明によれば、サー
ビスセンタの点検実施日予測手段が、点検項目選定手段
によって点検が不要と選定された点検項目に対して、最
適な点検実施日を予測するので、その予測日を上記選定
結果を示す通報情報に付加して該当する画像形成装置を
管轄するサービス拠点に設置された端末装置に送信する
ようにすれば、サービス拠点における定期保守スケジュ
ール管理を容易にすることもできる。
【0376】請求項11の発明によれば、各顧客先にそ
れぞれ設置されている画像形成装置がそれぞれ、点検結
果を示す通報情報をサービスセンタへ送信するので、そ
の通報情報を受信したサービスセンタ側ではその通報情
報を該当するサービス拠点に設置された端末装置へ送信
するようにすれば、そのサービス拠点側ではサービスセ
ンタからの通報情報によって該当する画像形成装置が設
置されている顧客先へのサービスマン訪問時の画像形成
装置の点検の実施/未実施状況を把握することも可能に
なる。
【0377】したがって、該当する画像形成装置の故障
修理および定期点検時に最適な作業を行なうことが可能
になり、故障修理および定期点検の効率化を図ることが
可能になる。また、画像形成装置が設置されている顧客
先へのサービスマンの無駄な訪問が減少するため、保守
コスト(人件費)を低減し、予防保守点検効率化を図る
ことができる。
【0378】請求項12の発明によれば、サービスセン
タの点検項目内容更新手段が、点検結果を示す遠隔通報
データを受信したとき、稼動状況テーブルの該当する点
検項目の内容を更新するので、その更新結果を示す通報
情報を該当する画像形成装置を管轄するサービス拠点に
設置された端末装置へ送信するようにすれば、該当する
画像形成装置が設置されている顧客先へのサービスマン
訪問時の画像形成装置の点検の実施/未実施状況を把握
するための手間と時間を削除することができ、より保守
コストを低減し、予防保守点検効率化を図ることができ
る。
【0379】請求項13の発明によれば、サービスセン
タの更新結果情報送信手段が、点検項目内容更新手段に
よる更新結果を示す通報情報を該当する画像形成装置を
管轄するサービス拠点に設置された端末装置へ送信する
ので、請求項12の発明の効果を確実に得ることができ
る。
【0380】請求項14〜19の発明によれば、サービ
スセンタでは、外部(サービスセンタの監視端末装置,
各サービス拠点の表示装置を有するパソコン,ファクシ
ミリ装置等の端末装置,あるいは各顧客先の画像形成装
置のいずれか)からのコマンドにより、点検項目選定手
段を起動し、その点検項目選定手段による選定結果を示
す通報情報を上記コマンドの送信元へ送信するので、適
正な予防保守点検を行なうことが可能になり、画像形成
装置が設置されている顧客先へのサービスマンの無駄な
訪問が確実に減少し、より保守コスト(人件費)を低減
し、予防保守点検効率化を図ることができる。
【0381】請求項17の発明によれば、各顧客先の画
像形成装置のいずれかからのコマンドにより、点検項目
選定手段を起動し、その点検項目選定手段による選定結
果を示す通報情報を上記コマンドの送信元の画像形成装
置へ送信するので、サービスマンはいずれかの顧客先へ
の障害訪問時に、その顧客先に設置された画像形成装置
の点検履歴を把握し、訪問時までの画像形成装置の構成
部品および画像形成装置全体の状態の変動等を把握する
ことも可能になる。したがって、サービスマンの独自の
経験的な判断に頼らない適正な障害対策が可能になり、
故障修理の効率化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態である画像形成装置管理
システムの構成例を示す図である。
【図2】図1に示した画像形成装置管理システムにおけ
る各顧客先220内の具体的構成例を示すブロック図で
ある。
【図3】図1の通信コントロール装置18の構成例を示
すブロック図である。
【図4】図3の通信コントロール装置18のRAM18
6に記憶(セット)されている各種パラメータの一覧を
示す図である。
【図5】図1の複写機1の制御系の構成を示すブロック
図である。
【図6】図1の複写機1のドラム回りの一例を示す概略
構成図である。
【図7】図5の複写機1の操作部70の構成例を示すレ
イアウト図である。
【図8】図1に示した画像形成装置管理システムにおけ
る遠隔通報時の通信シーケンス図である。
【図9】同じくそのサービスセンタ200側から複写機
1へアクセスする場合の通信シーケンス図である。
【図10】同じくそのサービスセンタ200側から通信
コントロール装置18へアクセスする場合の通信シーケ
ンス図である。
【図11】同じくサービスセンタ200を用いずに通信
コントロール装置18から複写機1へアクセスする場合
の通信シーケンス図である。
【図12】図5に示した複写機1のCPU100による
通報制御のメインルーチンを示すフローチャートであ
る。
【図13】図12における遠隔通報キーによる遠隔通報
のサブルーチンの処理内容を示すフローチャートであ
る。
【図14】同じく図12における自己診断異常による遠
隔通報のサブルーチンの処理内容を示すフローチャート
である。
【図15】同じく図12における事前警告による遠隔通
報のサブルーチンの処理内容を示すフローチャートであ
る。
【図16】同じく図12における監視サービス開始要求
による遠隔通報のサブルーチンの処理内容を示すフロー
チャートである。
【図17】図3に示した通信コントロール装置18にお
けるポーリングおよびセレクティングに係わる処理の一
例を示すフローチャートである。
【図18】図5に示した複写機1におけるポーリングお
よびセレクティングに係わる処理の一例を示すフローチ
ャートである。
【図19】図1の通信コントロール装置18と複写機1
との間で授受されるテキストデータ(遠隔通報データ)
の構成例を示す図である。
【図20】図5に示した複写機1の通信インターフェー
スユニット109とCPU100との間で授受されるテ
キストデータの構成例を示す図である。
【図21】図1のサービスセンタ200と通信コントロ
ール装置18との間で授受されるテキストデータの構成
例を示す図である。
【図22】図1の外部記録装置203に格納されている
管理テーブルを説明するための図である。
【図23】図7の操作部70上の所定のキー操作によっ
てサービスマンモード設定時に文字表示器83に表示さ
れる画面の一例を示す図である。
【図24】図23の「3.設定」キーがタッチされるこ
とによって図7の文字表示器83に瞬間的に表示される
画面の一例を示す図である。
【図25】図23の「3.設定」キーがタッチされるこ
とによって図7の文字表示器83に表示される画面の一
例を示す図である。
【図26】図25に示した画面が図7の文字表示器83
に表示されている時に図1の複写機1の機種機番の入力
された後「♯」キーがタッチされることによって文字表
示器83に表示される画面の一例を示す図である。
【図27】図23の「4.サービス開始要求」キーがタ
ッチされることによって図7の文字表示器83に瞬間的
に表示される画面の一例を示す図である。
【図28】図23の「4.サービス開始要求」キーがタ
ッチされることによって図7の文字表示器83に表示さ
れる画面の一例を示す図である。
【図29】図3に示した通信コントロール装置18側の
監視サービス開始要求による遠隔通報処理を示すフロー
チャートである。
【図30】図29におけるリード(Read)要求によるデ
ータ送信処理のサブルーチンの一例を示すフローチャー
トである。
【図31】図1に示したサービスセンタ200の具体的
構成例を示す図である。
【図32】図1に示したサービスセンタ200における
各クライアント201a〜201nと顧客先220の通
信コントロール装置18およびサービス拠点210のパ
ソコン211との間のデータ(情報)の送受信部の具体
的構成例を示す図である。
【図33】同じくサービスセンタ200における図32
の送受信部および蓄積部による受信データの流れを示す
ブロック図である。
【図34】同じくサービスセンタ200における図32
の送受信部によるデータ受信処理の一例を示すフローチ
ャートである。
【図35】同じくサービスセンタ200における蓄積部
によるデータ蓄積処理の一例を示すフローチャートであ
る。
【図36】同じくサービスセンタ200における送受信
部および上位機能による受信データの流れを示すブロッ
ク図である。
【図37】同じくサービスセンタ200における送受信
部によるデータ送信処理の一例を示すフローチャートで
ある。
【図38】図35における監視サービス開始処理のサブ
ルーチンの一例を示すフローチャートである。
【図39】図1に示した各サービス拠点210のパソコ
ン(遠隔地の端末装置)211による監視サービス開始
要求処理の一例を示すフローチャートである。
【図40】図1のサービスセンタ200とサービス拠点
210との間で授受されるテキストデータの構成例を示
す図である。
【図41】図1のサービスセンタ200とサービス拠点
210との間で授受されるテキストデータの他の構成例
を示す図である。
【図42】図41のテキストデータの続きを示す図であ
る。
【図43】図35におけるサービス拠点間処理のサブル
ーチンの一例を示すフローチャートである。
【図44】図43における登録処理のサブルーチンの一
例を示すフローチャートである。
【図45】図45は、この発明の他の実施形態の画像形
成装置管理システムにおける管理テーブルを説明するた
めの図である。
【図46】この発明の他の実施形態の画像形成装置管理
システムのサービスセンタにおける蓄積部によるデータ
蓄積処理の一例を示すフローチャートである。
【図47】同じくサービスセンタにおけるデータ更新部
によるデータ更新処理の一例を示すフローチャートであ
る。
【図48】図46および図47における点検項目選定処
理のサブルーチンの一例を示すフローチャートである。
【図49】図48における点検判断/最適点検日予測処
理のサブルーチンの一例を示すフローチャートである。
【図50】図46および図47における配信処理のサブ
ルーチンの一例を示すフローチャートである。
【図51】この発明の他の実施形態の画像形成装置管理
システムの各サービス拠点の端末装置(パソコン又はF
AX装置)による項目選定起動要求処理の一例を示すフ
ローチャートである。
【図52】この発明の他の実施形態の画像形成装置管理
システムのサービスセンタとサービス拠点との間で授受
されるテキストデータの構成例を示す図である。
【図53】図46におけるサービス拠点間処理のサブル
ーチンの一例を示すフローチャートである。
【図54】この発明の他の実施形態の画像形成装置管理
システムの複写機によるこの発明に係わる処理の一例を
示すフローチャートである。
【図55】この発明の他の実施形態の画像形成装置管理
システムの複写機の操作部上の所定のキー操作によって
サービスマンモード設定時に文字表示器に表示される画
面の一例を示す図である。
【図56】図55の「4.点検項目報知」キーがタッチ
されることによって文字表示器に瞬間的に表示される画
面の一例を示す図である。
【図57】図55の「4.点検項目報知」キーがタッチ
されることによって文字表示器に表示される画面の一例
を示す図である。
【図58】図57に示した画面が文字表示器に表示され
ている時に点検項目が選択された後「送信」キーがタッ
チされることによって文字表示器に瞬間的に表示される
画面の一例を示す図である。
【図59】図57に示した画面が文字表示器に表示され
ている時に点検項目が選択された後「送信」キーがタッ
チされることによって文字表示器に表示される画面の一
例を示す図である。
【図60】図55の「3.起動要求」キーがタッチされ
ることによって文字表示器に瞬間的に表示される画面の
一例を示す図である。
【図61】図55の「3.起動要求」キーがタッチされ
ることによって文字表示器に表示される画面の一例を示
す図である。
【図62】図46におけるAB間の具体的処理の一例を
示すフローチャートである。
【図63】図46および図62における点検項目内容更
新処理のサブルーチンの一例を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1:複写機 17:公衆回線網 18:通信コントロール装置 70:操作部 83:文字表示器 200:サービスセンタ 201a〜201n:クライアント 202a〜202n:モデム 203:外部記録装置 204:ファイルサーバ 205:印刷装置 206:FAXサーバ 207:LAN 210:サービス拠点 211:パソコン 212:FAX装置 220:顧客先 300:プロトコル層 301:プロトコルドライバ 302:プロトコルスタック 310:セッション層 311:発呼被呼制御部 320:プレゼンテーション層 321:VPハンドラ 322:送信要求部 323:受信監視部 330:蓄積部

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の各顧客先にそれぞれ設置された画
    像形成装置と、サービスセンタに設置された監視端末装
    置と、前記各画像形成装置を地区別に管轄する複数の各
    サービス拠点にそれぞれ設置された端末装置とを公衆回
    線網等の通信回線網を介して接続した画像形成装置管理
    システムにおいて、 前記サービスセンタに、外部からのコマンドにより、各
    顧客先のいずれかに新たに設置された画像形成装置の障
    害発生の有無を監視する監視サービスの開始が要求され
    たとき、該監視サービスを開始するために必要な処理を
    自動的に行なう監視サービス開始処理手段を設けたこと
    を特徴とする画像形成装置管理システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像形成装置管理システ
    ムにおいて、 前記監視サービス開始処理手段が、前記監視端末装置か
    らのコマンドにより、前記監視サービスの開始が要求さ
    れたとき、該監視サービスを開始するために必要な処理
    を自動的に行なう手段であることを特徴とする画像形成
    装置管理システム。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の画像形成装置管理システ
    ムにおいて、 前記監視サービス開始処理手段が、前記各端末装置のい
    ずれかからのコマンドにより、前記監視サービスの開始
    が要求されたとき、該監視サービスを開始するために必
    要な処理を自動的に行なう手段であることを特徴とする
    画像形成装置管理システム。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の画像形成装置管理システ
    ムにおいて、 前記監視サービス開始処理手段が、前記各画像形成装置
    のいずれかからのコマンドにより、前記監視サービスの
    開始が要求されたとき、該監視サービスを開始するため
    に必要な処理を自動的に行なう手段であることを特徴と
    する画像形成装置管理システム。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の
    画像形成装置管理システムにおいて、 前記サービスセンタに、外部からの前記監視サービスの
    開始に必要な情報を登録する監視サービス開始情報登録
    手段を設けたことを特徴とする画像形成装置管理システ
    ム。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の画像形成装置管理システ
    ムにおいて、 前記サービス開始情報登録手段が、前記監視端末装置か
    らの前記監視サービスの開始に必要な情報を登録する手
    段であることを特徴とする画像形成装置管理システム。
  7. 【請求項7】 請求項5記載の画像形成装置管理システ
    ムにおいて、 前記サービス開始情報登録手段が、前記各端末装置のい
    ずれかからの前記監視サービスの開始に必要な情報を登
    録する手段であることを特徴とする画像形成装置管理シ
    ステム。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7のいずれか一項に記載の
    画像形成装置管理システムにおいて、 前記各端末装置がそれぞれ、表示装置を有するパーソナ
    ルコンピュータであることを特徴とする画像形成装置管
    理システム。
  9. 【請求項9】 複数の各顧客先にそれぞれ設置された画
    像形成装置と、サービスセンタに設置された監視端末装
    置と、前記各画像形成装置を地区別に管轄する複数の各
    サービス拠点にそれぞれ設置された端末装置とを公衆回
    線網等の通信回線網を介して接続した画像形成装置管理
    システムにおいて、 前記各画像形成装置にそれぞれ、定期点検の時期を示す
    通報情報を定期的に前記サービスセンタへ送信する定期
    点検情報送信手段と、稼動中に状態の変動や障害等の通
    報要因が発生したとき、その旨を示す通報情報を前記サ
    ービスセンタへ送信する通報要因情報送信手段とを設
    け、 前記サービスセンタに、前記各画像形成装置からそれぞ
    れ送信される通報情報を受信する通報情報受信手段と、
    該手段によって受信された通報情報を前記各画像形成装
    置別に蓄積する通報情報蓄積手段と、前記各画像形成装
    置の稼動状況の管理を行なうための稼動状況テーブル
    と、前記通報情報蓄積手段によって蓄積された通報情報
    を定期的に読み出して解析し、その結果に応じて前記稼
    動状況テーブルを更新するテーブル更新手段と、前記通
    報情報受信手段による前記定期点検の時期を示す通報情
    報の受信時および前記テーブル更新手段による前記稼動
    状況テーブルの更新時に、該稼動状況テーブルの点検項
    目毎に点検が必要か否かを選定する点検項目選定手段
    と、該手段による選定結果を示す通報情報を該当する画
    像形成装置を管轄するサービス拠点に設置された端末装
    置へ送信する選定結果情報送信手段とを設けたことを特
    徴とする画像形成装置管理システム。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の画像形成装置管理シス
    テムにおいて、 前記サービスセンタに、前記点検項目選定手段によって
    点検が不要と選定された点検項目に対して、最適な点検
    実施日を予測する点検実施日予測手段を設けたことを特
    徴とする画像形成装置管理システム。
  11. 【請求項11】 請求項9又は10記載の画像形成装置
    管理システムにおいて、 前記各画像形成装置にそれぞれ、点検結果を示す通報情
    報を前記サービスセンタへ送信する点検結果情報送信手
    段を設けたことを特徴とする画像形成装置管理システ
    ム。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の画像形成装置管理シ
    ステムにおいて、 前記サービスセンタに、前記通報情報受信手段によって
    前記点検結果を示す通報情報を受信したとき、前記稼動
    状況テーブルの該当する点検項目の内容を更新する点検
    項目内容更新手段を設けたことを特徴とする画像形成装
    置管理システム。
  13. 【請求項13】 請求項12記載の画像形成装置管理シ
    ステムにおいて、 前記サービスセンタに、前記点検項目内容更新手段によ
    る更新結果を示す通報情報を該当する画像形成装置を管
    轄するサービス拠点に設置された端末装置へ送信する更
    新結果情報送信手段を設けたことを特徴とする画像形成
    装置管理システム。
  14. 【請求項14】 請求項9乃至13のいずれか一項に記
    載の画像形成装置管理システムにおいて、 前記サービスセンタに、外部からのコマンドにより、前
    記点検項目選定手段を起動させる起動手段と、該手段に
    よって起動された前記点検項目選定手段による選定結果
    を示す通報情報を前記コマンドの送信元へ送信する手段
    とを設けたことを特徴とする画像形成装置管理システ
    ム。
  15. 【請求項15】 請求項14記載の画像形成装置管理シ
    ステムにおいて、 前記起動手段が、前記監視端末装置からのコマンドによ
    り、前記点検項目選定手段を起動させる手段であること
    を特徴とする画像形成装置管理システム。
  16. 【請求項16】 請求項14記載の画像形成装置管理シ
    ステムにおいて、 前記起動手段が、前記各端末装置のいずれかからのコマ
    ンドにより、前記点検項目選定手段を起動させる手段で
    あることを特徴とする画像形成装置管理システム。
  17. 【請求項17】 請求項14記載の画像形成装置管理シ
    ステムにおいて、 前記起動手段が、前記各画像形成装置のいずれかからの
    コマンドにより、前記点検項目選定手段を起動させる手
    段であることを特徴とする画像形成装置管理システム。
  18. 【請求項18】 請求項9乃至17のいずれか一項に記
    載の画像形成装置管理システムにおいて、 前記各端末装置がそれぞれ、表示装置を有するパーソナ
    ルコンピュータであることを特徴とする画像形成装置管
    理システム。
  19. 【請求項19】 請求項9乃至17のいずれか一項に記
    載の画像形成装置管理システムにおいて、 前記各端末装置がそれぞれ、ファクシミリ装置であるこ
    とを特徴とする画像形成装置管理システム。
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