JP2001015809A - 窒化物系半導体発光素子の製造方法、窒化物系半導体レーザ素子の製造方法、および窒化物系半導体レーザ素子 - Google Patents

窒化物系半導体発光素子の製造方法、窒化物系半導体レーザ素子の製造方法、および窒化物系半導体レーザ素子

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JP2001015809A JP18654499A JP18654499A JP2001015809A JP 2001015809 A JP2001015809 A JP 2001015809A JP 18654499 A JP18654499 A JP 18654499A JP 18654499 A JP18654499 A JP 18654499A JP 2001015809 A JP2001015809 A JP 2001015809A
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Hidetoshi Fujimoto
英俊 藤本
Risa Sugiura
理砂 杉浦
Shinji Saito
真司 斎藤
Chiharu Nozaki
千晴 野崎
Kazuhiko Itaya
和彦 板谷
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 窒化物系半導体発光素子において、活性層の
発光特性を向上させる製法および素子構造を提供するこ
と。 【解決手段】 少なくとも発光層がInを含む窒化物系
半導体層からなり、上記発光層の成長速度が6nm/分
以上であることを特徴とする窒化物系半導体発光素子の
製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は窒化物系半導体から
なる発光素子およびレーザ素子の製造方法、およびレー
ザ素子の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、青色から紫外域の発光ダイオード
や半導体レーザ用の材料としてGaNをはじめとする窒
化物系半導体を用いたものが実現されつつある。この材
料系は直接遷移型のバンド構造を有していることから高
い発光効率を得られることから注目されている。中でも
この材料系を用いた半導体レーザは、その発振波長が短
いがゆえに高密度の情報処理用の光源としての応用が期
待されている。
【0003】ここでいう「窒化物系半導体」とはGaN
をベースとした半導体で、3族の構成要素としてGaの
一部がB、Al、Inなどに置換された混晶系も含むも
のとする。
【0004】このような半導体レーザでは寿命は1万時
間レベルに到達したが、この素子においても動作電圧、
しきい電流密度の点では5V、4kA/cmというレ
ベルで、実用レベルと言われている3.3V、1kA/
cmとは、動作時の電力密度に換算してまだ約6倍の
差異があり、十分なものとはいえない。
【0005】通常、このような窒化物系半導体を用いた
半導体レーザにおいては、大まかには図1のような層構
造をとっている。すなわち、InGaNの多重量子井戸
(MQW)構造からなる活性層15を、活性層に近い側
からGaNガイド層14および16、AlGaNクラッ
ド層13および17、およびGaNコンタクト層12お
よび18で上下をはさみ、それらをサファイア基板11
上に有機金属気相成長法(MOCVD法)などを用いて
作製したものである。このような素子を形成する過程に
おいて発明者らは電流密度および電圧が上昇する要因を
検討してみた。
【0006】その結果、要因となるものを2つ見出し
た。すなわち、その第1は活性層15それ自身の発光特
性の不足であり、その第2は活性層15上に層16から
18を成長している際の活性層の発光特性の劣化であ
る。
【0007】まず、第1の要因である活性層自身の発光
特性の不足について述べる。
【0008】従来、MOCVD法によってInGaN層
を成長させる場合、例えば特開平6−209122号公
報にあるように成長速度として0.1〜6nm/分とい
う低速度で成長していた。なぜなら、InGaN層では
島状成長から平面成長への移行が膜厚が薄い状態で生じ
るので、成長速度が高いと結晶性が低下すると考えられ
ていたためである。実際にこのような条件下で成長され
たInGaNの結晶性はよく、例えば室温でのフォトル
ミネッセンス測定を行なった結果でも、深い準位からの
発光はそれほど見られずバンド端発光が支配的である。
しかし、そのバンド端発光強度は発光素子を作製するた
めには必ずしも十分といえるものではなかった。そのた
めに、上述したように現状の半導体レーザ素子において
は電力密度が実用レベルに達していないという課題があ
った。
【0009】次に、第2の要因である活性層の熱劣化に
ついて述べる。
【0010】窒化物系半導体レーザ素子は先に述べたよ
うに大まかには図1のような構造をとっている。このよ
うな構造を、例えばMOCVD法などで形成する際に
は、基板11上に約1100℃で12から14までの層
(n型層)を、約800℃でInGaN活性層15を、
再び約1100℃で16から18までの層(p型層)を
形成している。
【0011】図2はInGaN−MQW構造を形成した
後、約1100℃で熱処理するという処理を行なったそ
の前後での光励起による発光強度を示したグラフであ
る。図中、実線が熱処理前、破線が熱処理後の発光強度
である。図からも明らかなように、熱処理を施すことに
よって、発光に要する光励起密度が非常に高くなる、す
なわち、活性層の発光特性が劣化する現象が顕著に見ら
れている。
【0012】同等の課題意識に対する解決手段として
は、特開平10−144612号公報や特開平10−3
35700号公報などによっても指摘されている。しか
し、いずれの場合も活性層より上層の成長温度を著しく
低温化するものである。このような低温成長を行なうこ
とは、AlGaN層やGaN層の結晶性を低下させるこ
とであるということは、特開平10−144612号公
報にも示されている通りである。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】以上述べてきたように
従来の窒化物系半導体レーザ素子に用いる半導体積層構
造を成長・形成する際には、2つの課題が見出された。
その第1は活性層自身の発光特性の不足であり、その第
2は活性層上の層を高温で成長する際に活性層の発光特
性が著しく劣化するという現象である。
【0014】
【課題を解決するための手段】我々は、上記課題を解決
すべく検討を重ねた結果、いくつかの実験事実を見出し
本発明に至った。
【0015】第1の発明は、上述した第1の課題である
活性層自身の発光特性を向上させるためのものである。
【0016】すなわち、少なくとも発光層がInを含む
窒化物系半導体層からなり、上記発光層の成長速度が6
nm/分以上であることを特徴とする窒化物系半導体発
光素子の製造方法である。
【0017】第2の発明は、上述した第1の発明に関す
るものである。
【0018】すなわち、少なくとも発光層がInおよび
Gaを含む窒化物系半導体層からなり、供給するGa原
料に対するIn原料のモル供給量比が5以下であること
を特徴とする窒化物系半導体発光素子の製造方法であ
る。
【0019】第3の発明は、上述した第2の課題である
活性層の発光特性の熱による劣化に対するものである。
【0020】すなわち、基板と、Inを含む窒化物系半
導体活性層と、活性層の上下に形成されたp型窒化物系
半導体層およびn型窒化物系半導体層とによって構成さ
れた窒化物系半導体発光素子を成長する際に、上記In
を含む窒化物系半導体活性層よりも基板側の成長層の成
長速度に比べ、上側の成長層の成長速度が高いことを特
徴とする窒化物系半導体発光素子の製造方法である。
【0021】第4の発明は、上記第2の課題を特に半導
体レーザ素子に適用したものである。すなわち、少なく
ともInを含む第1の窒化物系半導体層からなる活性層
と、その上に成長された第2の窒化物系半導体積層構造
とを含む窒化物系半導体レーザ素子を成長する際に、第
2の窒化物系半導体積層構造の成長時間の和が30分以
下であることを特徴とする窒化物系半導体レーザ素子の
製造方法である。
【0022】第5の発明は、上記第2の課題を解決する
手段の1つとして、新規な積層構造を提案するものであ
る。
【0023】すなわち、n型層と、少なくともInを含
む活性層と、p型層とがこの順で成長された窒化物半導
体レーザ素子において、n型層中にAlGaNクラッド
層を含み、p型層はGaN層のみで構成されることを特
徴とするものである。 (作用)まず、第1の要件であるInGaN活性層自身
の発光特性について述べる。InGaN層では、膜厚が
薄い状態で島状成長(3次元成長)から平面成長(2次
元成長)へ移行することが知られている。これは基板面
に垂直な方向(以下、垂直方向という)の成長速度に対
して基板面内方向(以下、水平方向という)の成長速度
が高いためである。この時、垂直方向の成長速度はGa
原料の供給量に関係し、水平方向の成長速度はIn原料
の供給量に関係している。垂直方向の成長速度に対して
水平方向の成長速度が高いと、散らばった初期結晶を核
としてそこから水平方向に延びた結晶同士が小さな面積
で急激にぶつかるために、その界面で結晶に欠陥などが
生じやすく、そのため光学遷移確率が減少し、発光強度
が低下する。これを防ぐためには水平方向の成長速度に
対して垂直方向の成長速度を高めることによって、衝突
面積を大きくし衝撃を少なくすることが必要である。こ
のことはGa原料に対するIn原料の供給比を小さくす
ることによって実現することができる。このような状況
を選ぶことによってInGaN層の発光強度を高めるこ
とができる。
【0024】次に、第2の要件である活性層の熱劣化に
ついて述べる。通常、GaN層上にInGaN層を成長
させた時、基板側にあるGaN層の格子定数に合わせ
て、InGaN層が成長されると考えられている。しか
し、発明者らが室温PLによる発光波長を検討した結
果、以下のことが得られた。すなわち、1)GaN層上
にInGaNからなるMQW構造を形成した場合、上層
のInGaN層の格子定数に合わせて下地のGaN層が
歪んでいること、2)これにある一定時間以上の熱処理
を施すと、逆にGaN層の歪が緩和され、InGaN層
がGaN層に応じて歪むこと、の2点である。高密度光
励起による発振しきい値と上記PL結果とを比較したと
ころ、1)のような状態ではしきい値が低いが、2)の
状態ではしきい値が高くなるという相関が得られた。し
たがって、成長時に活性層に与えられた歪を保持できる
程度の熱履歴しか上層の成長時に与えないようにするこ
とによって、活性層の発光効率の低下を抑制することが
できる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。 (第1の実施の形態)図3に、本発明の第1の実施形態
に関わる発光ダイオード300の断面構造概略図を示
す。図3では、基板301にc面を主面とするサファイ
アを用いており、その上にGaNバッファ層302を介
して、n型GaN層303、InGaN−MQW発光層
304、p型AlGaN層305、p型GaN層306
が積層形成されている。また、n型GaN層303に対
してn側電極310が形成されている。一方、p型Ga
N層に対して透明電極320と絶縁膜330とがp層表
面上に形成されており、電極320の一部に少し重なる
ように、かつ大部分は絶縁膜330上にくるようにボン
ディングパッド321が形成されている。このような構
成としているのは、ボンディングパッドは電極厚があり
すぎて光が透過しないため、ボンディングパッド部分の
電流を光が取り出しやすい部分に供給するためである。
【0026】以下にこの構造の製造方法について述べ
る。上記発光ダイオード300は周知の有機金属気相成
長(MOCVD)法により製造されている。用いた原料
は、アンモニア(NH)、トリメチルガリウム(Ga
(CH、以下「TMG」と記す)、トリメチルア
ルミニウム(Al(CH、以下「TMA」と記
す)、トリメチルインジウム(In(CH、以下
「TMI」と記す)、ビスシクロペンタジエニルマグネ
シウム(Mg(C、以下「CpMg」と記
す)、シラン(SiH)であり、キャリアガスとして
は水素(H)および/または窒素(N)を用いる。
なお、ここでいう温度とはMOCVD装置に装着された
熱電対の指示温度である。
【0027】まず、有機溶剤及び酸によって洗浄された
c面を主面とする単結晶のサファイア基板301を用意
し、これをMOCVD装置の反応室内に載置され、高周
波によって加熱されるサセプタ上に装着した。次に常圧
で水素を25L/分の流量で流しながら、温度1130
℃で約10分間、気相エッチングを施し、表面にできた
自然酸化膜などを除去した。
【0028】次に、500℃まで降温し、水素を15L
/分、窒素を5L/分、アンモニアを10L/分、TM
Gを25cc/分の流量で約4分間供給することによ
り、GaN低温バッファ層302を形成した。
【0029】次に、水素を15L/分、窒素を5L/
分、アンモニアを10L/分の流量で流しながら、約1
2分かけて1100℃まで昇温した後、この温度で、T
MGを100cc/分、水素によって10ppmに希釈
したSiHを10cc/分の流量を約120分供給
し、n型GaN層303を成長した。
【0030】次に、窒素を約20L/分、アンモニアを
10L/分の流量で流しながら約3分間で800℃まで
降温した。この温度で窒素を約20L/分、アンモニア
を10L/分、TMGを25cc/分の流量で固定し、
TMIのみの流量を20cc/分で約1分、450cc
/分で約20秒という組み合わせを4回行ない、最後に
20cc/分で約2分間供給し、In組成14%の井戸
層とIn組成2%の障壁層とを有する周期4の多重量子
井戸(MQW)構造からなる発光層304を形成した。
この時、Ga原料に対するIn原料のモル供給量比は
4.6であり、発光層304の成長速度は9nm/分で
ある。
【0031】本実施例の活性層の成長は単純にTMI原
料の流量を交互に切り換えて行なったが、TMIの流量
を例えば450cc/分で固定し、ほとんどの供給ライ
ンを窒素とし、1つのガス供給ラインから水素をパルス
的に供給することによってInGaN層のIn組成を制
御することも可能である。これは水素が結晶中に取り込
まれるIn量を抑制するためである。このように水素量
でIn組成を制御することにより比較的乱れの少ない界
面を形成することができる。
【0032】このような乱れの少ない界面を形成する別
の方法としては、成長中断がある。これは各原料を供給
し、原料を切り換える際に一定間隔の時間、3族原料の
みを供給せずに放置するものである。このような供給を
停止している時間では、表面に付着した分子が移動によ
って再配列し界面が平坦になるという特性がある。
【0033】次に、窒素を約20L/分、アンモニアを
10L/分の流量で流しながら約2分間で1000℃ま
で昇温した。次にキャリアガスを15L/分、窒素を5
L/分に約1分間かけて変更しながら1100℃までさ
らに昇温した後、この温度で水素を25L/分、窒素を
5L/分、アンモニアを15L/分、TMGを100c
c/分、TMAを60cc/分、CpMgを50cc
/分の流量で約3分供給することにより、p型AlGa
N層305を形成した。
【0034】次に、これらの原料のうち、TMAの供給
のみを停止し、さらに約10分間供給することにより、
p型GaN層306を形成した。
【0035】この後、TMGおよびCpMgの供給を
停止し、その状態で350℃まで降温し、さらに350
℃でアンモニアの供給を停止し室温まで冷却し、反応室
内を窒素に置換した後、反応室から成長ウエハーを取り
出した。
【0036】次に、図4に示すパターンとなるように、
SiO膜およびレジストでマスキングし、膜のない部
分をn型GaN層303が露出するまでエッチングし
た。約120μmΦの窪みの部分に周知の真空蒸着法や
スパッタ法などによって、Al、Pt、Auの順で積層
形成し、n側電極310とした。また、エッチングせず
に残した部分には、100μm角のSiO絶縁膜33
0、半導体層側からNi膜/ITO膜の積層構造による
p側電極320を形成した。ITO膜の一部と絶縁膜3
30の大部分にかかるようにTi/Auの積層構造から
なるボンディングパッド321を形成した。このボンデ
ィグパッド321とn側電極310に対して、Auから
なるボンディングワイヤーを接続して外部リードフレー
ムとの電気的接続を図った。
【0037】本実施例の成長条件(成長速度9nm/分
程度)と従来の成長条件(成長速度5nm/分程度)と
を用いて、発光層であるInGaN−MQW構造を別に
作製し比較してみたところ、前者の方が発光出力が約5
0%高かった。したがって、本実施例による発光ダイオ
ードでは、従来の発光ダイオードと比較して、50%以
上の出力向上を図ることができるものと考えられる。 (第2の実施の形態)図5に、本発明の第2の実施形態
に関わる半導体レーザ500の断面構造の概略図を示
す。図5では、c面サファイア基板501上に、GaN
低温バッファ層502およびGaN高温バッファ層50
3を介して、n型GaNコンタクト層504、n型Al
GaNクラッド層505、n型GaNガイド層506、
InGaN多重量子井戸構造活性層507、p型AlG
aNオーバーフロー防止層508、p型GaNガイド層
509、p型AlGaNクラッド層510、p型GaN
コンタクト層511、n型GaN電流ブロック層51
2、p型GaN埋込層兼コンタクト層513が、順次積
層されている。ここで、p型GaNコンタクト層513
は表面側から高不純物濃度層と低不純物濃度層との2段
構造とすることも可能である。
【0038】以下に、この構造の製造方法について詳細
を述べる。用いた原料等は第1の実施例と同じである。
ここでも、結晶成長過程における温度とは、MOCVD
装置内のサセプタに装着された熱電対の指示温度であ
る。
【0039】まず、有機溶剤及び酸によって洗浄された
c面を主面とする単結晶のサファイア基板501を用意
し、これをMOCVD装置の反応室内に載置され、高周
波によって加熱されるSiCでコーティングされたカー
ボンサセプタ上に装着した。次に常圧で水素を25L/
分の流量で流しながら、温度1130℃で約10分間、
気相エッチングを施し、表面にできた自然酸化膜を除去
した。
【0040】次に、500℃まで降温し、水素を15L
/分、窒素を5L/分、アンモニアを10L/分、TM
Gを25cc/分の流量で約4分間供給することによ
り、GaN低温バッファ層502を形成した。
【0041】次に、水素を15L/分、窒素を5L/
分、アンモニアを10L/分の流量で流しながら約12
分かけて1100℃まで昇温した後、水素キャリアの一
部でTMGをバブリングし、TMGを100cc/分の
流量でそれぞれ約60分供給することにより、GaN高
温バッファ層503を形成した。さらに、これらの原料
に水素によって10ppmに希釈されたSiHを15
cc/分の流量を加えてそれぞれ約130分間供給する
ことにより、n型GaNコンタクト層504を形成し
た。さらに、これらの原料に20cc/分のTMAを追
加し、SiH流量を5cc/分にして約45分間供給
することによりn型AlGaNクラッド層505を形成
した。次に、TMAの供給を停止し、かつSiHの流
量を2cc/分に減少させた上で、約10分間供給する
ことによりn型GaNガイド層506を形成した。
【0042】次に、窒素を約20L/分、アンモニアを
10L/分の流量で流しながら約3分間で820℃まで
降温した。この温度で窒素を約20L/分、アンモニア
を10L/分、TMGを12cc/分の流量で固定し、
TMIのみの流量を50cc/分で約3分、450cc
/分で約40秒という組み合わせを4回行ない、最後に
50cc/分で約6分間供給し、In組成14%の井戸
層とIn組成2%の障壁層とを有する周期4の多重量子
井戸(MQW)構造からなる活性層507を形成した。
なお、ここで障壁層にのみSiHを10cc/分程度
流し、n型キャリア濃度を高めている。
【0043】次に、窒素を約20L/分、アンモニアを
10L/分の流量で流しながら約2分間で1000℃ま
で昇温した後、水素を25L/分、窒素を約5L/分、
アンモニアを15L/分の流量に徐々に変えながら約1
分かけて温度を1100℃まで昇温した。この温度でキ
ャリアガスの水素の一部でTMG、TMA、CpMg
をバブリングし、流量をTMGを100cc/分、TM
Aを60cc/分、CpMgを50cc/分とし、約
30秒間供給することによってp型AlGaNオーバー
フロー防止層508を形成した。
【0044】ここでは、オーバーフロー防止層508を
1100℃で成長した単層としたが、活性層507を成
長した直後に、同じ温度でAlGaN層を約10〜30
秒形成しておく、すなわちオーバーフロー防止層を2段
階成長で形成しておくと、活性層の熱耐性が増してより
好ましい方向である。
【0045】次に、これらの原料のうち、TMAの供給
のみを停止し、さらに約3分間供給することにより、p
型GaNガイド層509を形成した。次に、これらの原
料に流量20cc/分のTMAを加え、CpMgの流
量を300cc/分に増やし、約7分間供給することに
より、p型AlGaNクラッド層510を形成した。次
に、これらの原料からTMAの供給を停止し、Cp
gの流量を50cc/分に戻してさらに3分間供給する
ことによりp型コンタクト層511を形成した。
【0046】次に、これらの原料のうち、CpMgの
供給を停止するとともに、流量3cc/分のSiH
供給し、それらを約1分間供給することによってn型G
aN電流ブロック層512を成長した。
【0047】次に、室温まで降温し、反応炉内を窒素ガ
スに置換した後、ブロック層512までを成長したウエ
ハーを成長炉から取り出した。なお、ここで1100℃
から800℃までの降温時間は2分程度である。このウ
エハーを周知の反応性イオンエッチング法などによって
電流ブロック層512の一部、5μmの幅の領域をコン
タクト層511が露出するまでエッチング除去した。
【0048】次に、再びMOCVD装置のサセプタ上に
載置し、窒素20L/分、アンモニア10L/分の雰囲
気中で約2分で1100℃まで昇温した。
【0049】次に、この温度で水素を0.5L/分、窒
素を19.5L/分、アンモニアを10L/分、TMG
を100cc/分、CpMgを50cc/分の流量で
約3分間流すことにより、p型GaN埋込み層兼コンタ
クト層513を形成した。
【0050】この後、TMGおよびCpMgの供給を
停止し、その状態で350℃まで降温し、さらに350
℃でアンモニアの供給を停止し室温まで冷却し、反応室
内を窒素に置換した後、反応室から成長ウエハーを取り
出した。この時も1100℃から800℃までの降温時
間は2分程度であった。
【0051】次に、幅150μmの縞領域をSiO
およびレジストでマスキングし、膜のない部分をn型G
aN層504が露出するまでエッチングした。
【0052】次にn型GaNコンタクト層504に、周
知の真空蒸着法やスパッタ法などによって、順にAl、
Pt、Auの順で積層形成し、n側電極520とした。
【0053】次にp型GaNコンタクト層513上に幅
20μmの縞を半導体側からPt、Ti、Pt、Auの
順で形成しp側電極530とした。
【0054】このようにして作製したウエハーを幅25
0μm×長さ500μmの大きさにへき開し、レーザダ
イオードチップとした。共振器端面は研磨やエッチング
によって形成することも可能である。また、端面に誘電
体による多層膜を形成し高反射膜とすることも可能であ
る。本実施例におけるチップは波長405nmで発振し
た。
【0055】本願でいう成長時間とは活性層の成長温度
以上の温度にある時間で定義する。したがって、本実施
例における活性層より上の層の成長時間は長く見積もっ
ても26.5分ということになる。
【0056】本実施例におけるしきい電流密度は、上層
の成長時間が約6倍ある従来の場合と比較して1/3程
度に減少した。
【0057】また、本実施例においてp型層の成長速度
をn型層の成長速度よりも高めている。これは成長速度
の高い層では、表面にピットと呼ばれる穴が形成されや
すくなる。このようなピットのある表面上に活性層に形
成された場合には活性層にもピットに対応した位置に貫
通転位が形成される。このことはしきい値が上昇する要
因である。したがって、活性層の下地表面にピットが形
成されないように、その下地であるn型層では成長速度
を下げているものである。 (第3の実施の形態)本発明の第3の実施形態に関わる
半導体レーザについて説明する。本実施形態では第2の
実施形態と同じ概略構造を有しており、作製方法のみが
異なっているものである。したがって、簡単のため、第
2の実施形態との差異のみを述べる。
【0058】第2の実施形態においては、活性層を成長
する際のTMG流量を12cc/分に固定した。この流
量では、InGaN層の成長速度は4〜5nm/分程度
である。本実施例においては、TMGの流量を25cc
/分に高めることにより実現している。このようにIn
GaN層の成長速度を高めることにより、第1の実施形
態でも述べたように発光層(活性層)の発光効率を50
%程度高めることができる。
【0059】また、活性層となるMQW層を個別に成長
し、1050℃、30分という熱処理をほどこすという
実験を行なった。図6はその結果を光励起密度と発光出
力との関係で示したものである。図6で破線は熱処理前
(共通)、点線が成長速度の小さい条件で作製したMQ
Wを熱処理した後のもの、実線が本実施例のように成長
速度の高い条件で作製したMQWを熱処理した後のもの
である。図6からわかるように、成長速度の小さい従来
の条件で形成したMQWでは熱履歴に弱いが、成長速度
の大きい本発明の条件で形成したMQWでは熱履歴に比
較的強いことがわかる。このことから、従来の成長条件
を用いた半導体レーザと比較して、本発明で述べた成長
条件を用いた半導体レーザは熱履歴に関してのみでも約
30%のしきい値電流密度の改善を図ることが可能であ
る。また、成長条件の小さい従来の成長条件では30分
を超えるとほとんど発振しないという結果が得られた。
【0060】したがって、上述した2点を総合すると、
活性層の成長条件を変えることによってしきい値電流密
度を第2の実施形態に比べて約半分に低下させることが
可能である。
【0061】ここで、半導体レーザの活性層を作製する
場合の適正条件について述べる。半導体レーザを積層形
成する際には、その構造の複雑さから、活性層上にガイ
ド層、クラッド層、電流ブロック層、コンタクト層など
さまざまな層を形成しなければならないので、上層の成
長時間が発光ダイオードと比べて長くなる。そのため、
発光ダイオードの発光層では、単に発光層の発光強度の
みを議論していればよかったが、半導体レーザの活性層
ではそれだけでは十分ではない。すなわち、活性層自身
の発光特性とともに、上層の成長工程における劣化まで
を考慮しなければならない。
【0062】このうち、まず、活性層の発光特性のみを
議論すると、従来の成長条件である4〜5nm/分の成
長速度で形成したInGaN層では発光強度としては、
比較的高い値を示す。これに対して、上述したような9
nm/分の成長速度では向上を図ることができている。
しかし、さらに成長速度を上昇させると逆に低下する。
これは第2の実施例でも述べたように、成長速度が高く
なるとピットがあきやすくなり、発光強度に影響を与え
るためである。
【0063】一方、上述した成長直後の発光強度に対し
て、熱的な耐性を加味した時に発光強度がどのような傾
向を示すか表わしたものが図7である。図7に示したよ
うに、9nm/分程度の成長速度の条件下では発光強度
の高い領域を保っているが、その前後では減少する傾向
が見られる。したがって、成長速度としては6nm/分
以上、16nm/分以下であることが望ましい。さら
に、7nm/分以上14.5nm/分以下の時に50%
以上の改善効果が見られ、より望ましい。 (第4の実施の形態)図8に本発明の第4の実施形態に
関わる半導体レーザ800の断面構造の概略図を示す。
図8中で、第2の実施例である図5と同じ働きをするも
のについては、同じ符号をつけ詳細な説明を省略する。
【0064】この半導体レーザ800は、c面を主面と
する厚さ約80μmのサファイアを基板801として有
しており、以下のような積層構造が形成されている。
【0065】すなわち、まず、GaNバッファ層502
があり、その上にGaN品質改善層503、n型GaN
コンタクト層504がある。この上にn型電極が形成さ
れる領域以外の部分に、n型AlGaNクラッド層50
5(Al組成8%、厚さ1μm)、n型GaNガイド層
506(厚さ2μm)、多重量子井戸(MQW)構造の
活性層507(障壁層:In組成2%、厚さ8nm、井
戸層:In組成15%、厚さ4nm、最上層は厚さ0.
2μmの障壁層で終端)、p型GaNクラッド兼コンタ
クト層813(厚さ0.1μm)が形成されている。ま
た、520はn型電極、530はp型電極である。この
構造では、電流狭窄は表面に形成したSiO膜831
によって行なわれている。このようにp側層をGaNの
みで構成する際には、光のしみだしによってモードが2
つに分裂することから、活性層回りのコア部分(n型ガ
イド層から活性層終端まで)の体積を大きくする必要が
ある。発明者らがシミュレーションを行なったところ、
この部分の厚さが2μm以上ないと単峰性をなさないこ
とがわかった。
【0066】このようにして作製したレーザではしきい
電流密度5kA/cmで単峰性のFFP(ファーフィ
ールドパターン)を得ることができた。
【0067】このような構造を形成する際には、活性層
507までは第2の実施例と同じ方法で形成することが
できる。一方、p型コンタクト層813については第2
の実施例と同じく高い成長速度で行なうこともできる
が、通常の成長速度を用いてもわずか5分程度で成長す
ることが可能であるため、これを用いてもよい。 (変形例)図9に第4の実施形態に対する変形例である
半導体レーザ900の断面構造の概略図を示す。第4の
実施形態においては、電流狭窄をp層表面のSiO
831によって行なっていたが、これでは横モードの制
御が十分とはいえない。この点を解決するためには電流
ブロック層による内部電流狭窄構造をとることが望まし
い。これはn型AlGaNクラッド層505近傍にp型
もしくはi型の電流ブロック層911を設けることによ
って実現できる。電流ブロック層をp層側に設けること
も不可能ではないが、活性層への熱の効果を考えると、
n層側に設ける方がより望ましい。
【0068】
【発明の効果】以上述べてきたように、窒化物系の半導
体発光素子においては、活性層(発光層)であるInG
aN層およびその上の積層構造を高速度成長させること
によって、活性層の発光効率を高めるとともに、熱履歴
による光学特性の低減を抑制することができる。また、
高速度成長を行なうことは副次的に抵抗を下げる効果も
あり、動作電圧を低下させる効果もある。本発明におい
て動作時の電力密度を、電流密度の半分に加え、動作電
圧の低減を図ることも可能であるから、1/3から1/
4に抑えることができると考えられる。したがって、層
構造や不純物濃度の最適化などを行なうことによって、
動作時の電力を実用レベルにまで低減することが可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】窒化物系半導体レーザの概略構造断面図。
【図2】InGaN層に熱処理を施す前後の光励起によ
る発光強度変化。
【図3】第1の実施形態に関わる発光ダイオードの概略
構造断面図。
【図4】第1の実施形態に関わる発光ダイオードの概略
平面図。
【図5】第2および第3の実施形態に関わる半導体レー
ザの概略構造断面図。
【図6】本発明の方法と従来方法とによるMQWの熱処
理前後における光励起による発光強度変化。破線は熱処
理前(共通)、実線は本発明の成長方法での熱処理後、
点線は従来の成長方法での熱処理後の発光強度をそれぞ
れ示している。
【図7】熱処理後のInGaN−MQW構造における成
長速度と発光強度との関係。
【図8】第4の実施形態に関わる半導体レーザの概略構
造断面図。
【図9】第4の実施形態の変形例に関わる半導体レーザ
の概略構造断面図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斎藤 真司 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内 (72)発明者 野崎 千晴 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内 (72)発明者 板谷 和彦 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内 Fターム(参考) 5F041 AA03 CA03 CA05 CA23 CA34 CA40 CA46 CA57 CA65 CA74 CA82 CA88 CA92 DA07 FF16 5F045 AA04 AB14 AB17 AC08 AC12 AD09 AD12 AD15 AF09 AF13 BB09 BB16 CA10 CA12 DA53 DA55 EB15 EE12 EK03 5F073 AA04 AA09 AA45 AA74 AA89 BA04 CB05 CB07 CB19 DA05 DA25 EA29

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも発光層がInを含む窒化物系
    半導体層からなり、上記発光層の成長速度が6nm/分
    以上であることを特徴とする窒化物系半導体発光素子の
    製造方法。
  2. 【請求項2】 上記請求項1において、上記発光層がI
    nおよびGaを含む窒化物系半導体層からなり、供給す
    るGa原料に対するIn原料のモル供給量比が5以下で
    あることを特徴とする上記請求項1に記載の窒化物系半
    導体発光素子の製造方法。
  3. 【請求項3】 基板と、Inを含む窒化物系半導体活性
    層と、活性層の上下に形成されたp型窒化物系半導体層
    およびn型窒化物系半導体層とによって構成された窒化
    物系半導体発光素子を成長する際に、上記Inを含む窒
    化物系半導体活性層よりも基板側の成長層の成長速度に
    比べ、上側の成長層の成長速度が高いことを特徴とする
    窒化物系半導体発光素子の製造方法。
  4. 【請求項4】 少なくともInを含む第1の窒化物系半
    導体層からなる活性層と、その上に成長された第2の窒
    化物系半導体積層構造とを含む窒化物系半導体レーザ素
    子を成長する際に、第2の窒化物系半導体積層構造の成
    長時間の和が30分以下であることを特徴とする窒化物
    系半導体レーザ素子の製造方法。
  5. 【請求項5】 n型層と、少なくともInを含む活性層
    と、p型層とがこの順で成長された窒化物半導体レーザ
    素子において、n型層中にAlGaNクラッド層を含
    み、p型層はGaN層のみで構成されることを特徴とす
    る窒化物系半導体レーザ素子。
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