JP2001015480A - 基板の処理方法 - Google Patents

基板の処理方法

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JP2001015480A
JP2001015480A JP11184441A JP18444199A JP2001015480A JP 2001015480 A JP2001015480 A JP 2001015480A JP 11184441 A JP11184441 A JP 11184441A JP 18444199 A JP18444199 A JP 18444199A JP 2001015480 A JP2001015480 A JP 2001015480A
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substrate
wafer
chemical
resist
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JP11184441A
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Hiroki Ono
宏樹 大野
Tadashi Iino
正 飯野
Takashi Yabuta
貴士 藪田
Takehiko Orii
武彦 折居
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Tokyo Electron Ltd
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Tokyo Electron Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 金属配線,特に銅配線を製造する際に,ダメ
ージを与えない基板処理方法を提供する。 【解決手段】 銅膜101,SiN膜102,low―
k膜103が順次成膜されたウェハW上にフォトレジス
ト膜104を形成し(図5(a)),フォトレジスト膜
104をエッチングマスクとしてドライエッチングを行
い,コンタクトホール105を形成し(図5(b)),
フォトレジスト膜104と側壁保護膜(ポリマー膜)1
06とを内処理室30内でレジスト・ポリマー除去液に
より除去(ウェット処理)する(図5(c))ことを特
徴とする,ウェハ処理方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,例えば半導体ウェ
ハ等の基板を処理する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年,半導体集積回路装置の製造工程に
おいては,微細化技術の進展が著しく,特に基板として
の半導体ウェハ(以下,「ウェハ」という)上に,微細
な配線を高密度に形成することが要求されている。そこ
で,配線材料として,従来のアルミニウム(Al)より
も抵抗率が低い銅(Cu)が検討されており,配線幅が
細くなっても配線抵抗の低減が図れるようにしている。
また,多層に配線を形成する際には,低誘電率の絶縁
膜,いわゆるlow−k膜によって配線同士を絶縁し,
配線同士の間隔が狭くなっても配線間容量が増加しない
ようにしている。こうして,配線による電気信号の遅延
を防止し,半導体集積回路装置の高速化,高集積化をは
かっている。
【0003】ここで,従来の銅配線の製造工程について
図9(a)〜(e)を参照して説明すると,シリコン
(Si)基板であるウェハWの表面上には,銅膜20
1,SiN(窒化シリコン)膜202,low−k膜2
03が順次成膜されている。この場合,SiN膜202
は,バリアメタル膜として働き,銅膜201の酸化や銅
の拡散を防止する。そして先ず,図9(a)に示すよう
に,このlow−k膜203上に,フォトリソグラフィ
技術によりエッチングマスク用のフォトレジスト膜20
4を形成する。次に,図9(b)に示すように,フォト
レジスト膜204をマスクとして,low−k膜203
に対してドライエッチングを行い,微細なコンタクトホ
ール205を形成する。この場合,微細なコンタクトホ
ール205をウェハWの表面に対して垂直形状の開口部
として形成できるように,コンタクトホール205の側
壁に沿って側壁保護膜(ポリマー膜)206を形成しな
がらエッチングしていく。次に,図9(c)に示すよう
に,Oガスを用いてプラズマによるアッシングを行
い,フォトレジスト膜204を除去した後,図9(d)
に示すように,SiN膜202に対してドライエッチン
グを施す。次に,図9(e)に示すように,薬液により
側壁保護膜206を除去する。以上のような製造工程に
より所望の配線構造を形成する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,従来の
製造工程では,フォトレジスト膜204をドライアッシ
ングする際に,薄膜であるSiN膜202によっては銅
膜201を保護しきれず,プラズマによる悪影響が銅膜
201に及び,銅膜201を酸化させるなどのダメージ
を与えてしまう。このようなダメージは,配線抵抗を増
加させて半導体集積回路装置の品質を劣化させる原因と
なる。
【0005】従って本発明の目的は,金属配線,特に銅
配線を製造する際に,ダメージを与えない基板の処理方
法を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に,請求項1の発明は,半導体製造の多層配線工程にお
ける基板の表面に成膜された多層膜のうちのマスク膜と
コンタクトホールの壁に形成された側壁保護膜とを薬液
を用いて除去することを特徴とする,基板処理方法を提
供する。
【0007】請求項1に記載の基板処理方法において,
薬液には,有機系の薬液,無機系の薬液などが適宜用い
られる。請求項1に記載の基板処理方法によれば,マス
ク膜と側壁保護膜とを薬液を用いて除去するので,従来
のようにマスク膜をドライアッシングする必要がなくな
る。従って,例えば基板の表面に成膜された多層膜のう
ちに金属膜がある場合,ドライアッシングを行う際に発
生するプラズマが,この金属膜に対して悪影響を与えた
り,酸化によるダメージを与える悪影響などを防止する
ことができるようになる。特にこのような薬液は,銅配
線を製造する際に用いられ,除去及び酸化による悪影響
を制御できるものが好んで使用されている。
【0008】請求項1に記載した基板処理方法におい
て,請求項2に記載したように,前記マスク膜と前記側
壁保護膜とを同じ薬液を用いて除去するようにしても良
い。そうすれば,マスク膜と側壁保護膜を別の薬液を用
いて処理する場合に比べて,処理が簡単になる。もちろ
ん,請求項3に記載したように,前記薬液には第1の薬
液と第2の薬液とがあり,前記マスク膜を前記第1の薬
液を用いて除去し,前記側壁保護膜を前記第2の薬液を
用いて除去するようにしても良い。かかる方法によれ
ば,マスク膜を除去する場合と側壁保護膜を除去する場
合とで薬液を適宜使い分けすることができるので,膜種
に応じた柔軟な処理が行える。
【0009】請求項4に記載したように,前記基板の表
面に薬液を供給する工程と,前記基板の表面から薬液を
除去する工程とを繰り返し行うようにしても良い。この
方法によれば,請求項2では,未反応の第1の薬液を供
給して基板の表面で化学反応を起こさせ,マスク膜を除
去し,次いで反応済みの第1の薬液を基板の表面から除
去する工程を繰り返すことにより,基板の表面に常に未
反応の第1の薬液を供給することが可能となる。このた
め,基板の表面では化学反応が活発的に行われるように
なり,マスク膜の除去を効率的に行うことができるよう
になる。同様に,第2の薬液の供給と除去との工程を繰
り返すことにより,基板の表面に常に未反応の第2の薬
液を供給することが可能となり,側壁保護膜の除去を効
率的に行うことができるようになる。
【0010】また,請求項3では,未反応の薬液を供
給,反応済みの薬液の除去の工程を繰り返すことによ
り,基板の表面に常に未反応の薬液を供給することが可
能となり,マスク膜及び側壁保護膜の除去を効率的に行
うことができるようになる。なおこれらの場合,未反応
の薬液の供給を一旦停止させて,反応済みの薬液を除去
するようにしても良いし,未反応の薬液を供給しなが
ら,反応済みの薬液を除去するようにしても良い。
【0011】請求項5に記載したように,前記基板の表
面から薬液を除去する工程は,前記基板を回転させて遠
心力により薬液を振り切って除去するようにしても良い
し,請求項6に記載したように,前記基板の表面から薬
液を除去する工程は,前記基板の表面に気体を噴射させ
て薬液を除去するようにしても良い。かかる方法によれ
ば,基板から反応済みの薬液を効率的に除去することが
できる。なお,請求項6の気体には,Nガスなどが挙
げられる。
【0012】請求項7に記載したように,前記基板の表
面に薬液を供給する工程と,前記基板の表面に薬液に噴
射して新規な薬液に置換する工程とを繰り返して行うこ
とが好ましい。この方法によっても,基板の表面に常に
未反応の薬液を供給することが可能となる。
【0013】請求項8に記載したように,前記マスク膜
と前記側壁保護膜とを同じ処理室内で除去するようにし
ても良いし,請求項9に記載したように,前記マスク膜
と前記側壁保護膜とを異なる処理室内で除去するように
しても良い。
【0014】
【発明の実施の形態】以下,本発明の実施の形態を添付
図面を参照して説明する。まず,本発明の第1〜第3の
実施の形態にかかるウェハ処理方法を行うためのウェッ
ト処理装置1について説明する。図1および図3は,い
ずれもウェット処理装置1の断面説明図であり,図1
は,外処理槽4の外部に内処理槽5を出した状態を示
し,図3は,外処理槽4の内部に内処理槽5を引き込ん
だ状態を示している。図2は,図1のA−A線矢視断面
図であって,外処理槽4の内部構造を示しており,図4
は,図3のB−B線矢視断面図であって,外処理槽4及
び内処理槽5の内部構造を示している。
【0015】ウェット処理装置1は,ウェハWの表面上
に成膜された多層膜,例えばフォトレジスト膜,low
−k膜(絶縁膜),SiN膜(窒化シリコン膜)等を除
去できると共に,low−k膜やSiN膜のエッチング
の際に形成された側壁保護膜(ポリマー膜)を除去で
き,また,純水やイソプロピルアルコール(IPA)液
によってウェハWをリンス洗浄し,ウェハWをスピン乾
燥するように構成されている。
【0016】図1および図3に示すように,ウェット処
理装置1は,側壁2に水平姿勢で固着されたケーシング
3と,このケーシング3によって支持されている外処理
槽4と,この外処理槽4に対して進退自在に構成された
内処理槽5を有している。
【0017】ケーシング3内にモータ6が設けられてお
り,このモータ6の回転軸7は,ベアリング(図示せ
ず)を介して外処理槽4の右側面(図1及び図3中の右
側)4aを貫通し,後述する外処理室20内に突き出て
いる。そして,回転軸7の先端部は,ロータ部9に接続
され,図2および図4に示すように,このロータ部9に
はウェハWを保持するための保持部材10が5本設けら
れている。
【0018】外処理槽4内には,例えば25枚のウェハ
Wを充分な余裕もって囲むことができる前述した外処理
室20が形成されている。この外処理室20には,プロ
セスレシピに従って,供給源(図示せず)から各種薬
液,純水,IPA液,Nガスを吐出可能な吐出口21
を多数装着した吐出部22が,図2に示すように外処理
室20の上部に2箇所に配置されている。
【0019】内処理槽5には,内処理槽5が外処理槽4
に進入した際には,外処理室20内においてウェハWを
囲むことができる内処理室30が形成されている。この
内処理室30には,プロセスレシピに従って,供給源
(図示せず)から各種薬液,純水,IPA液を吐出可能
な吐出口31を多数装着した吐出部32が,図4に示す
ように内処理室30の上部に2箇所に配置されている。
さらに,内処理室30の上部には,吐出部32と同様の
構成を有し,Nガスを吐出する吐出部33が配置され
ている。
【0020】ウェット処理装置1の左側面(図1及び図
3中の左側)1aの下部に第1の排液ポート40が設け
られており,この第1の排液ポート40に第1の排液管
41が接続されている。また,第1の排液ポート40の
下方に第2の排液ポート42が設けられており,この第
2の排液ポート42に第2の排液管43が接続されてい
る。図1に示す状態では,外処理室20内に吐出された
各種薬液,純水,IPA液は,第2の排液ポート42,
第2の排液管43を介して排液される。この場合,排液
された薬液を回収して再利用に付することが可能であ
る。また,図3に示す状態では,内処理室20内に吐出
された各種薬液,純水,IPA液は,第1の排液ポート
40,第1の排液管41を介して排液される。この場合
も,排液された薬液の再利用を図ることが可能である。
【0021】ウェット処理装置1の左側面(図1及び図
3中の左側)1aの上部に第1の排気ポート44が設け
られ,この第1の排気ポート44に第1の排気管45が
接続されている。また,第1の排気ポート44の上方に
第2の排気ポート46が設けられ,この第2の排気ポー
ト46に第2の排気管47が接続されている。図1に示
す状態では,第2の排気ポート46,第2の排気管47
を介して外処理室20の室内雰囲気が排気される。ま
た,図3に示す状態では,第1の排気ポート44,第1
の排気管45を介して内処理室30の室内雰囲気が排気
される。
【0022】(第1の実施の形態)次に,以上のように
構成されたウェット処理装置1で行われる第1の実施の
形態にかかるウェハ処理方法について説明する。このウ
ェハ処理方法は,シリコン(Si)基板であるウェハW
の表面上に成膜された銅(Cu)膜に,フォトレジスト
膜,low−k膜(絶縁膜),SiN膜(窒化シリコン
膜)を積層させ,フォトレジスト膜とlow−k膜やS
iN膜のエッチングの際に形成された側壁保護膜(ポリ
マー膜)を同じ薬液としてレジスト・ポリマー除去液を
用いて除去(ウェット処理)する。また,フォトレジス
ト膜と側壁保護膜を同じ処理室内で除去する。
【0023】図5(a)〜(c)は,このウェハ処理方
法を説明する工程説明図である。また,図6(a)〜
(b)は,ウェハWに対してウェット処理する際の工程
説明図である。以下の説明では,内処理室30内をウェ
ット処理用の処理室とし,外処理室20を後処理用の処
理室とする。
【0024】まず,図5(a)に示すようにウェハWに
おいて,電解メッキ等によってウェハWの表面上に銅膜
101を成膜し,その上にCVD(Chemical
Vapor Deposition:気相成長)等によ
ってSiN膜102,low−k膜103を順次成膜す
る。そして,エッチングマスク用のフォトレジスト膜1
04を成膜する。このフォトレジスト膜104は,Si
N膜102,low−k膜103にコンタクトホールを
形成できるように,パターンニングされている。なお,
SiN膜102は銅膜101に対してバリアメタル膜と
して働き,このSiN膜102に代わって,SiN
を成膜することも可能である。また,low−k膜10
3は,低誘電率の絶縁膜として機能する。
【0025】次いで,図5(b)に示すように,フォト
レジスト膜104をエッチングマスクとして,高真空域
の高密度プラズマによるドライエッチングを行い,Si
N膜102,low−k膜103にコンタクトホール1
05を形成する。この場合,微細なコンタクトホール1
05をウェハWの表面上に対して垂直形状の開口部とし
て形成できるように,コンタクトホール105の側壁に
沿って側壁保護膜106を形成することになる。なおこ
れまでの工程は,ウェット処理装置1内ではなくて,例
えば図示しないCVD装置やエッチング装置等といった
他の処理装置によって行われる。
【0026】そしてウェット処理装置1内において次の
ような処理を行う。先ず,このような処理が行われた例
えば25枚のウェハWを,図3及び図4に示したよう
に,外処理槽4内に引き込まれた内処理槽5の内処理室
30内に収納する。そして,モータ3の回転稼働により
ロータ部9を例えば低速回転数として1〜500rpm
程度で回転させ,吐出部32からレジスト・ポリマー除
去液を吐出させる。
【0027】このときのレジスト及びポリマーの除去方
法について説明すると,先ず,図6(a)に示すよう
に,ウェハWに対して,未反応のレジスト・ポリマー除
去液を数十秒間吐出する。ここで,未反応のレジスト・
ポリマー除去液とは,反応性の高い(反応速度の高い)
レジスト・ポリマー除去液であり,いわゆる新規なレジ
スト・ポリマー除去液を指す。またこのように未反応の
レジスト・ポリマー除去液をウェハWの表面上に吐出す
る場合,ウェハWを例えば1〜500rpm程度の低速
回転数で回転させ,吐出された未反応のレジスト・ポリ
マー除去液をウェハWの表面上に均一に拡散させる。こ
れにより,ウェハWの表面上で満遍なく化学反応を起こ
させ,ウェハWの表面上のフォトレジスト膜104,側
壁保護膜106を全体的に均一に溶解させる。
【0028】またこの場合,レジスト・ポリマー除去液
の粘性に応じてウェハWの回転数を制御し,ウェハWの
表面全体に未反応のレジスト・ポリマー除去液を拡散さ
せるようにする。即ち,例えばレジスト・ポリマー除去
液の粘性が高い場合は,低速回転数の範囲内において比
較的高い回転数でウェハWを回転させるようにし,粘性
の高いレジスト・ポリマー除去液の流動性を高めて全体
に拡散させるようにする。一方,レジスト・ポリマー除
去液の粘性が低い場合は,低速回転数の範囲内において
比較的低い回転数でウェハWを回転させることにより,
レジスト・ポリマー除去液をウェハWの表面上に均一に
拡散させることが可能である。なお,ここでいう低速回
転数とは,ウェハWの表面上に供給されたレジスト・ポ
リマー除去液が,反応に充分な時間ウェハWの表面に接
触することが可能な程度の低い回転数であり,後述する
高回転数に比較して低速であるという意味である。
【0029】そして,このようにウェハWの表面上のフ
ォトレジスト膜104,側壁保護膜106を溶解させた
ことにより,反応速度が遅くなった反応済みのレジスト
・ポリマー除去液が,ウェハWの表面上に滞留すること
となる。なおここで,反応済みのレジスト・ポリマー除
去液とは,ウェハWの表面上等でフォトレジスト膜10
4や側壁保護膜106を溶解させたことにより,反応性
の低くなった(反応速度の遅くなった)レジスト・ポリ
マー除去液を指している。
【0030】そこで,このように反応済みのレジスト・
ポリマー除去液がウェハWの表面上に滞留した場合は,
吐出部32からのレジスト・ポリマー除去液の吐出を停
止させ,代わりに,図6(b)に示すように,加熱され
たNガスを吐出部32から例えば約数秒間噴射させ,
ウェハWの表面上から反応済みのレジスト・ポリマー除
去液を押し流す。また,このように吐出部32からN
ガスを噴射している間,モータ6の稼働量を上げてウェ
ハWの回転数を例えば100〜3000rpm程度の高
速回転数にし,遠心力によりウェハWから反応済みのレ
ジスト・ポリマー除去液を振り切る。
【0031】ここで,反応済みのレジスト・ポリマー除
去液をその粘性に応じて効果的にウェハWの表面上から
除去するために,レジスト・ポリマー除去液の粘性に応
じてウェハWの回転数を制御して除去する。即ち,例え
ばレジスト・ポリマー除去液の粘性が高い場合は,高速
回転数の範囲内において比較的高い回転数でウェハWを
回転させるようにし,大きい遠心力によって粘性の高い
レジスト・ポリマー除去液でも十分振り切れるようにす
る。一方,レジスト・ポリマー除去液の粘性が低い場合
は,高速回転数の範囲内において比較的低い回転数でウ
ェハWを回転させることにより,小さい遠心力でも粘性
の低いレジスト・ポリマー除去液を振り切ることが可能
である。なお,ここでいう高速回転数とは,ウェハWの
表面上のレジスト・ポリマー除去液を遠心力で勢い良く
周囲に振り切ることができる程度の高い回転数であり,
先に説明した低回転数に比較して高速であるという意味
である。
【0032】こうして,ウェハWの表面上から反応済み
のレジスト・ポリマー除去液を適宜除去し,ウェハWの
表面上に反応済みのレジスト・ポリマー除去液が溜まら
ないようにする。以後,図6(a)の未反応のレジスト
・ポリマー除去液を供給する工程と図6(b)の反応済
みのレジスト・ポリマー除去液を除去する工程を例えば
数回〜数千回程度繰り返して処理を行う。これにより,
反応性の高い新規なレジスト・ポリマー除去液をウェハ
Wの表面上に常に供給することにより,ウェハWの表面
上のフォトレジスト膜104や側壁保護膜106を短時
間で,効率よく除去することが可能となる。
【0033】このようにフォトレジスト膜104,側壁
保護膜106を除去することにより,図5(c)に示す
ように,ウェハWの表面上には,銅膜101,コンタク
トホール105が形成されたSiN膜102,low−
k膜103が残ることとなる。レジスト及びポリマーの
除去が終了すると,吐出部32からIPA液を吐出させ
て先の化学反応の際に生成された反応物をウェハWから
洗い流す。なお,IPA液の代わりに純水を吐出して反
応物を洗い流すようにしても良い。
【0034】次いで,内処理槽5を外処理槽4内から退
出させ,外処理室20内にウェハWを収納する。吐出部
22から純水を吐出させてウェハWをリンス処理し,最
後にスピン乾燥を行う。
【0035】以上説明したように,かかる第1の実施の
形態にかかるウェハ処理方法によれば,フォトレジスト
膜104と側壁保護膜106をレジスト・ポリマー除去
液を用いて除去するので,従来のようにフォトレジスト
膜104をドライアッシングする必要がなくなる。従っ
て,ドライアッシングを行う際に発生するプラズマが,
銅膜101に対して悪影響を与えたり,酸化によるダメ
ージを与える悪影響を防止することができるようにな
る。その結果,低抵抗で高品質な銅配線を製造すること
が可能となる。
【0036】しかも,フォトレジスト膜104と側壁保
護膜106を同じ薬液を用いて同時に除去するので,フ
ォトレジスト膜104と側壁保護膜106を別の薬液を
用いてウェット処理する場合に比べて,ウェット処理が
簡単になる。また,処理時間も短縮させることができ
る。また,SiN膜102によって銅膜101をプラズ
マから保護する必要がないので,SiN膜102をその
まま薄膜に保つことができる。SiN膜102は高誘電
率な膜であるので,SiN膜102の膜厚を厚くして,
銅膜101を保護しようとすれば,SiN膜102に電
荷が溜まるおそれがあるが,このように薄膜に保つこと
によって,配線間容量の増加を防止することができる。
【0037】また,図6(a),(b)で説明したよう
に,未反応のレジスト・ポリマー除去液の供給する工程
と反応済みのレジスト・ポリマー除去液を除去する工程
を繰り返すことにより,ウェハWの表面上に常に未反応
のレジスト・ポリマー除去液を供給することが可能とな
る。このため,ウェハWの表面上では化学反応が活発的
に行われるようになり,フォトレジスト膜104及び側
壁保護膜106の除去を効率的に行うことができるよう
になる。
【0038】なお,この場合,未反応のレジスト・ポリ
マー除去液の供給するのを一旦停止させて,反応済みの
レジスト・ポリマー除去液を除去する工程を行ったが,
未反応のレジスト・ポリマー除去液の供給しながら,除
去時にはウェハWの回転数を未反応のレジスト・ポリマ
ー除去液の供給時よりも高くして遠心力で反応済みのレ
ジスト・ポリマー除去液を除去する工程を行っても良
い。また,Nガスを噴射させずに,遠心力だけでウェ
ハWから反応済みのレジスト・ポリマー除去液を除去し
ても良いし,逆にウェハWを回転させずに,Nガスを
噴射するだけで反応済みのレジスト・ポリマー除去液を
除去するようにしても良い。また,Nガスの代わりに
純水やIPAを噴射して反応済みのレジスト・ポリマー
除去液を除去しても良い。
【0039】また,内処理室30内で専ら薬液処理する
ので,外処理室20内の内壁には,フォトレジスト膜1
04及び側壁保護膜106を除去する際に生成される反
応物が内壁に付着することなく,外処理室20内を清浄
に保つことができる。従って,リンス処理,スピン乾燥
を効果的に行うことができ,ウェハ処理を綺麗に仕上げ
ることができる。また,このような外処理室20内に内
処理室30が進退自在に構成されたウェット処理装置1
では,処理を連続的に行えるので,スループットの向上
を図ることができる。
【0040】なお,第1の実施の形態にかかるウェハ処
理方法においては,外処理室20と内処理室30に対し
て供給される液体の有無,即ちレジスト・ポリマー除去
液,IPA液,純水の有無やスピン乾燥(Dry)を自
由に組み合わせることにより,複数のプロセスレシピを
設定することが可能であり,これらの例を表1に示す。
【0041】
【表1】
【0042】かかるプロセスレシピNo1〜No4の中
から,例えばフォトレジスト膜,側壁保護膜,Iow―
k膜の種類によって最適なプロセスレシピを選択すれ
ば,良好なウェハ処理を行うことができる。
【0043】(第2の実施の形態)次に,第2の実施の
形態にかかるウェハ処理方法について説明する。このウ
ェハ処理方法は,フォトレジスト膜と側壁保護膜(ポリ
マー膜)を異なる薬液を用いて除去(ウェット処理)す
る。また,フォトレジスト膜と側壁保護膜を異なる処理
室内で除去する。なお,フォトレジスト膜を第1の薬液
としてレジスト除去液を用いて除去し,側壁保護膜を第
2の薬液としてポリマー除去液を用いて除去する。
【0044】図7(a)〜(d)は,このウェハ処理方
法を説明する工程説明図である。以下の説明では,内処
理室30をレジスト剥離用の処理室とし,外処理室20
をポリマー除去用の処理室とする。
【0045】まず,図7(a),(b)において,先に
説明した図5(a),(b)と同様の工程を行う。なお
これまでの工程は,ウェット処理装置1内ではなくて,
例えば図示しないCVD装置やエッチング装置等といっ
た他の処理装置によって行われる。そしてウェット処理
装置1内において次のような処理を行う。先ず,ウェハ
Wを内処理室30内に収納する。そして,吐出部32か
らレジスト除去液を吐出させる。このときも,先に説明
した図6(a),(b)の工程と同様に,いわゆる未反
応のレジスト除去液の供給と反応済みのレジスト除去液
の除去を繰り返すことにより効率的にフォトレジスト膜
104を除去する。
【0046】次いで,図7(c)に示すように,フォト
レジスト膜104を除去すると,吐出部32からIPA
液,純水を順次吐出させ,反応物の洗い流し,リンス処
理を行う。そして,ウェハWをスピン乾燥させる。
【0047】次いで,内処理槽5を外処理槽4内から退
避させ,外処理室20内にウェハWを収納する。吐出部
22からポリマー除去液を吐出させる。このときも,先
に説明した図6(a),(b)の工程と同様に,いわゆ
る未反応のポリマー除去液の供給と反応済みのポリマー
除去液の除去を繰り返すことにより効率的に側壁保護膜
106を除去する。
【0048】次いで,図7(d)に示すように,側壁保
護膜106を除去すると,吐出部22からIPA液,純
水を順次吐出させ,反応物の洗い流し,リンス処理を行
う。そして,ウェハWをスピン乾燥させる。
【0049】以上説明したように,第2の実施の形態に
かかるウェハ処理方法によれば,フォトレジスト膜10
4に対するウェット処理(レジスト剥離)の場合と側壁
保護膜106に対するウェット処理(ポリマー除去)の
場合とで薬液を適宜使い分けすることができるので,膜
種に応じた柔軟なウェット処理が行える。また,フォト
レジスト膜104に対するウェット処理と側壁保護膜1
06に対するウェット処理とが異なる処理室で行われる
ので,レジスト除去液とポリマー除去液とが混合するこ
とがない。従って,これら薬液が混合することによって
発生する所望していない反応を防止することができる。
なお,所望していない反応とは,これら薬液が混合する
ことによって,例えばコンタミネーションが発生した
り,腐食性の強い液体が生成されることである。もちろ
ん,銅膜101を酸化させるなどのダメージを防止し,
低抵抗で高品質な銅配線を製造することが可能である。
【0050】なお,内処理室30をポリマー除去用の処
理室とし,外処理室20をレジスト剥離用の処理室とし
ても良い。図8(a)〜(d)は,この場合のウェハ処
理方法を説明する工程説明図である。
【0051】まず,図8(a),(b)において,先に
説明した図5および図7(a),(b)と同様の工程を
行う。なおこれまでの工程は,ウェット処理装置1内で
はなくて,例えば図示しないCVD装置やエッチング装
置等といった他の処理装置によって行われる。そしてウ
ェット処理装置1内において次のような処理を行う。先
ず,ウェハWを内処理室30内に収納する。そして,吐
出部32からポリマー除去液を吐出させる。このとき
も,先に説明した図6(a),(b)の工程と同様に,
いわゆる未反応のポリマー除去液の供給と反応済みのポ
リマー除去液の除去を繰り返すことにより効率的に側壁
保護膜106を除去する。
【0052】次いで,図8(c)に示すように,側壁保
護膜106を除去すると,吐出部32からIPA液,純
水を順次吐出させ,反応物の洗い流し,リンス処理を行
う。そして,ウェハWをスピン乾燥させる。
【0053】次いで,内処理槽5を外処理槽4内から退
避させ,外処理室20内にウェハWを収納する。吐出部
22からレジスト除去液を吐出させる。このときも,先
に説明した図6(a),(b)の工程と同様に,いわゆ
る未反応のレジスト除去液の供給と反応済みのレジスト
除去液の除去を繰り返すことにより効率的にフォトレジ
スト膜104を除去する。
【0054】次いで,図8(d)に示すように,フォト
レジスト膜104を除去すると,吐出部22からIPA
液,純水を順次吐出させ,反応物の洗い流し,リンス処
理を行う。そして,ウェハWをスピン乾燥させる。
【0055】このような工程によっても,所望していな
い反応を防止することができる。また,銅膜101を酸
化させるなどのダメージを防止することができる。
【0056】なお,第2の実施の形態にかかるウェハ処
理方法においては,上記第1の実施の形態にかかるウェ
ハ処理方法と同様に,外処理室20と内処理室30に対
して供給される液体の有無によって,複数のプロセスレ
シピを設定することが可能である。これらのプロセスレ
シピを表2,表3に示す。
【0057】
【表2】
【0058】
【表3】
【0059】かかるプロセスレシピNo1〜No48の
中から,最適なプロセスレシピを選択することができ
る。
【0060】(第3の実施の形態)次に,第3の実施の
形態にかかるウェハ処理方法について説明する。このウ
ェハ処理方法は,同じ処理室内で,異なる薬液,すなわ
ちレジスト除去液,ポリマー除去液を用いてフォトレジ
スト膜104と側壁保護膜(ポリマー膜)106を除去
(ウェット処理)する。
【0061】この場合,内処理室30内をウェット処理
用の処理室とし,外処理室20を後処理用の処理室とす
る。内処理室30内で,レジスト除去液,IPA液,純
水,スピン乾燥,ポリマー除去液,IPA液を順次供給
することにより,先に説明した図7(a)〜(d)と同
様の工程を行う。そして,内処理槽5を外処理槽4内か
ら退出させ,外処理室20内にウェハWを収納する。外
処理室20内で,リンス処理,スピン乾燥を行うことに
よって後処理を行う。また,内処理室30内で,ポリマ
ー除去液,IPA液,純水,スピン乾燥,レジスト除去
液,IPA液を順次供給することにより,先に説明した
図8(a)〜(d)と同様の工程を行う。そして,内処
理槽5を外処理槽4内から退出させ,外処理室20内に
ウェハWを収納する。外処理室20内で,リンス処理,
スピン乾燥を行うことによって後処理を行う。何れの場
合においても,銅膜101を酸化させるなどのダメージ
を防止し,低抵抗で高品質な銅配線を製造することが可
能である。
【0062】なお,第3の実施の形態にかかるウェハ処
理方法においては,上記第1及び第2の実施の形態にか
かるウェハ処理方法と同様に,外処理室20と内処理室
30に対して供給される液体の有無によって,複数のプ
ロセスレシピを設定することが可能である。これらのプ
ロセスレシピを表4,表5に示す。
【0063】
【表4】
【0064】
【表5】
【0065】かかるプロセスレシピNo1〜No64の
中から,最適なプロセスレシピを選択することができ
る。
【0066】なお,本発明は,銅配線だけでなく,例え
ば従来のようなAl(アルミニウム)配線,Ti(チタ
ン)配線,W(タングステン)配線,Ta(タンタル)
配線等を製造する際にも適用可能である。また,上記ウ
ェハWをウェット処理する装置は,例えばDIP方式
(槽内に充填した薬液中に基板を浸漬させる)の処理槽
やスプレーノズル方式の処理槽を多数配列させる多槽式
のウェット処理装置等でも良い。また,上記ウェハWに
限るものではなく,例えばLCD基板,CD基板,プリ
ント基板,セラミック基板などをウェット処理する際に
適用可能である。
【0067】
【発明の効果】請求項1〜9の発明によれば,マスク膜
をドライアッシングする必要がなくなり,ドライアッシ
ングを行う際に発生するプラズマが,多層膜のうちの金
属膜に対して悪影響を与えたり,酸化によるダメージを
与える悪影響などを防止することができるようになる。
その結果,例えば金属膜が銅膜であれば,低抵抗で高品
質な銅配線を製造することが可能となる。さらに,マス
ク膜をドライアッシングする装置からポリマー除去を行
う装置への基板の移し替えが不要となり,同じ装置内で
一連のウェット処理を行うので,処理時間の短縮を図る
ことができるようになる。
【0068】特に請求項2によれば,処理が簡単にな
り,請求項3によれば,膜種に応じた柔軟な処理が行え
るようになる。また,請求項4〜7によれば,基板の表
面では化学反応が活発的に行われるようになり,除去を
効率的に行うことができる。特に請求項5,6によれ
ば,基板から反応済みの薬液を効率的に除去することが
できる。
【0069】請求項8によれば,例えば後処理を効果的
に行うことができるようになる。請求項9によれば,異
なる薬液とが混合することによって発生する所望してい
ない反応を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1〜第3の実施の形態にかかるウェ
ハ処理方法を最適に行えるウェット処理装置の断面説明
図であり,外処理槽の外部に内処理槽を出した状態を示
している。
【図2】図1のウェット処理装置の外処理槽の内部構造
を示す説明図である。
【図3】本発明の第1〜第3の実施の形態にかかるウェ
ハ処理方法を最適に行えるウェット処理装置の断面説明
図であり,外処理槽の内部に内処理槽を引き込んだ状態
を示している。
【図4】図3のウェット処理装置の外処理槽及び内処理
槽の内部構造を示す説明図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態にかかるウェハ処理
方法の工程を説明する工程説明図である。
【図6】未反応のレジスト・ポリマー除去液を供給する
工程と未反済みのレジスト・ポリマー除去液を除去する
工程を説明する工程説明図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態にかかるウェハ処理
方法の工程を説明する工程説明図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態にかかる他のウェハ
処理方法の工程を説明する工程説明図である。
【図9】従来のウェハ処理方法の工程を説明する工程説
明図である。
【符号の説明】
1 ウェット処理装置 20 外処理室 30 内処理室 101 銅膜 102 SiN膜 103 low―k膜 104 フォトレジスト膜 105 コンタクトホール 106 側壁保護膜 W ウェハ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藪田 貴士 山梨県韮崎市穂坂町三ツ沢650 東京エレ クトロン九州株式会社プロセス開発センタ ー内 (72)発明者 折居 武彦 山梨県韮崎市穂坂町三ツ沢650 東京エレ クトロン九州株式会社プロセス開発センタ ー内 Fターム(参考) 2H096 AA26 AA27 HA23 HA30 LA02 5F043 AA37 AA38 CC16 DD15 EE08 EE32 EE33 EE35 FF10 GG10

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体製造の多層配線工程における基板
    の表面に成膜された多層膜のうちのマスク膜とコンタク
    トホールの壁に形成された側壁保護膜とを薬液を用いて
    除去することを特徴とする,基板処理方法。
  2. 【請求項2】 前記マスク膜と前記側壁保護膜とを同じ
    薬液を用いて除去することを特徴とする,請求項1に記
    載の基板処理方法。
  3. 【請求項3】 前記薬液には第1の薬液と第2の薬液と
    があり,前記マスク膜を前記第1の薬液を用いて除去
    し,前記側壁保護膜を前記第2の薬液を用いて除去する
    ことを特徴とする,請求項1に記載の基板処理方法。
  4. 【請求項4】 前記基板の表面に薬液を供給する工程
    と,前記基板の表面から薬液を除去する工程とを繰り返
    し行うことを特徴とする,請求項1,2又は3に記載の
    基板処理方法。
  5. 【請求項5】 前記基板の表面から薬液を除去する工程
    は,前記基板を回転させて遠心力により薬液を振り切っ
    て除去することを特徴とする,請求項4に記載の基板処
    理方法。
  6. 【請求項6】 前記基板の表面から薬液を除去する工程
    は,前記基板の表面に気体を噴射させて薬液を除去する
    ことを特徴とする,請求項4又は5に記載の基板処理方
    法。
  7. 【請求項7】 前記基板の表面に薬液を供給する工程
    と,前記基板の表面に薬液に噴射して新規な薬液に置換
    する工程とを繰り返して行うことを特徴とする,請求項
    1,2又は3に記載の基板処理方法。
  8. 【請求項8】 前記マスク膜と前記側壁保護膜とを同じ
    処理室内で除去することを特徴とする,請求項1,2,
    3,4,5,6又は7に記載の基板処理方法。
  9. 【請求項9】 前記マスク膜と前記側壁保護膜とを異な
    る処理室内で除去することを特徴とする,請求項1,
    3,4,5,6又は7に記載の基板処理方法。
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