JP4094323B2 - 基板洗浄方法および半導体装置の製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、基板洗浄方法および半導体装置の製造方法に関し、特に、希釈塩酸水溶液を用いた半導体ウエハの洗浄および乾燥を行う基板洗浄方法および半導体装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体の製造過程において、従来の半導体ウエハの洗浄には、酸やアルカリの洗浄液が用いられており、例えば、酸性の洗浄液として、フッ酸水溶液(DHF)や、硫酸と過酸化水素水との混合液(SPM)、塩酸と過酸化水素水と水との混合液(HPM)は、ウエハ表面に付着している金属不純物を除去する効果が高いため、一般的にゲート酸化工程の前洗浄に使用されている。これらの洗浄液の処理方法は、例えば、バッチ式ディップ処理装置の場合、洗浄液が入った処理槽(薬液槽)にウエハを浸漬し、その後、純水が連続供給されている水洗槽にウエハを浸漬し、最後にスピン乾燥やIPA(イソプロピルアルコール)の蒸気による乾燥等の乾燥処理を行っている。また、バッチ式スプレー処理装置や、枚葉式処理装置の場合も、洗浄液の処理と乾燥処理との間には、通常、純水による処理が行われる。
【0003】
図5は、従来の半導体ウエハの洗浄方法を示す洗浄工程図である。また、図6は従来のバッチ式ディップ処理を行う洗浄乾燥装置を示す摸式図である。
図6において、従来の洗浄乾燥装置は、洗浄液の処理槽(薬液槽)1と、純水リンスを行う水洗槽2と、乾燥処理部3とを備えており、ウエハを搬送するロボット(図示せず)によって、ウエハ複数枚を順次搬送する。
【0004】
次に、図5および図6を参照して、従来の半導体ウエハの洗浄方法について説明する。
洗浄液の処理は、パーティクル除去フィルターや温度調節器、ボンプ等を備えた循環ろ過システム(図示せず)を有する薬液槽1に、予めDHFやHPM等の薬液を入れ、所望の温度に安定させた状態で、この中にウエハを所望の時間浸漬させる(ステップS1)。
次に、ウエハを水洗槽2に移動し、純水流水による浸漬処理(オーバーフローリンス)即ち水洗処理を行い、ウエハ表面に付着している洗浄液を希釈、除去する(ステップS2)。次に、ウエハを乾燥処理部3に移動し、ウエハを高速回転させるスピン乾燥、または、IPA蒸気を用いたIPA蒸気乾燥方式等の乾燥処理が行われる(ステップS3)。
【0005】
図6には薬液槽1と水洗槽2とが各1槽の構成になっているが、薬液槽1と水洗槽2とが対になって、複数の薬液槽と水洗槽とを備えている場合もある。また、薬液槽1の後に複数の水洗槽が備えている場合もある。最近の洗浄乾燥装置では、洗浄液の処理と水洗処理を一つの処理槽で行うものもあり、更に、本処理槽を囲むようなチャンバーを設けて、その中でIPA蒸気による乾燥処理を行う装置もある。いずれの場合も、洗浄液による処理の後、乾燥処理の前には、水洗処理を行っている。
【0006】
通常、上記のようなDHFやSPM、HPM等の酸性の洗浄液は、高い金属不純物の除去性能を有しているが、ウエハ表面にパーティクルを付着しやすいという特性がある。特に、DHF等のフッ酸を含む洗浄液を用いた処理によってシリコン基板表面の酸化膜が除去された疎水性表面が露出している場合には、パーティクルが付着しやすい状態となっている。一方、アルカリ性の洗浄液として、アンモニアと過酸化水素水と水との混合液(APM)が使用されており、パーティクル除去性能は高いが、逆にウエハ表面に金属不純物を付着させやすい欠点がある。半導体装置の製造過程において、ゲート酸化工程の前洗浄には、特にゲート酸化膜の特性に大きな影響を与える金属不純物を極力少なくする必要があるため、上記従来例のように最終処理には酸性の洗浄液を使用するのが一般的である。
【0007】
次に、従来の半導体ウエハの洗浄方法における酸性の洗浄液を用いた問題を以下に述べる。
最終洗浄に酸性洗浄液を用いた場合、酸性洗浄液はパーティクルが付着しやすいため、半導体装置の歩留り低下を引き起こしてしまうという問題がある。特に、最近のデバイスでは微細化が進み、0.1μm以下の微小パーティクルが歩留り低下の原因となっている。
【0008】
酸性洗浄液(薬液槽)の中には、ウエハを処理することによって、ウエハ表面、および裏面に付着していた金属不純物が溶けこみ、ウエハ処理を重ねていくと、洗浄液中の金属不純物の濃度は高くなる。薬液槽から持ち出されたウエハ表面上には洗浄液が付着しており、この洗浄液中には金属不純物が存在する。その後、純水による水洗処理中に、洗浄液と、その中の金属不純物は純水によって希釈されるが、この希釈される過渡的な状態でウエハ表面に金属不純物が付着することが確認されている。
【0009】
酸性の洗浄液がある濃度以上含んでいる水溶液の状態では、水溶液中の金属不純物はウエハ表面へ付着しにくいが、洗浄液が低濃度になると金属不純物は極端にウエハ表面へ付着する傾向がある。例えば、HPMの中に数10ppbのCaが存在する場合、HPMの処理後に15分間の水洗を行ったウエハ表面には、1×El0atoms/cm2以上のCaが付着し、水洗時間を5分以下に短くした場合は、ウエハ表面のCa付着量は1×El0atoms/cm2未満になることが確認されている。上記のように、水洗処理の時間を短くすると、ウエハ表面上の金属不純物は少なくなるが、水洗不足により元々酸性洗浄液中に含まれていたパーティクルが除去されず、その結果、ウエハ表面上にパーティクルが付着し、半導体装置の歩留り低下を引き起こしてしまうという問題がある。
【0010】
また、水洗処理中に純水中の不純物が付着し、ゲート酸化膜の特性劣化等の問題が確認されている。半導体製造過程で使用されている純水は、不純物を極力除去するような純水製造システムによって生成されているが、その中には微量な金属不純物や有機物が含まれており、水洗処理中にウエハ表面に付着することが確認されている。特に、DHFを用いた処理によってシリコン基板表面の酸化膜が除去された疎水性表面が露出している場合には、純水中の不純物がシリコン表面に付着し、ゲート酸化膜の特性を著しく劣化させることが確認されている。
【0011】
ウエハ表面に付着する純水中不純物の量は、水洗時間が長いほど多く、更に乾燥処理方法や処理条件によって助長される。水洗処理後に水洗槽からウエハを引上げた状態では、ウエハ表面上に純水が付着しており、乾燥処理部への搬送ロボットによるウエハの移動中に水分の蒸発によって、その中の不純物が凝集し、ウエハ表面に付着する。また、例えばIPA蒸気乾燥の場合、IPA蒸気乾燥の処理中に、ウエハ表面上の純水がIPAと置換、除去されるが、純水中の不純物の一部は除去されずに、ウエハ表面上に凝集、付着する。この場合、局所的に高濃度の不純物が付着されるため、ゲート酸化膜の特性を著しく劣化させる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
従来の半導体ウエハの洗浄方法および洗浄乾燥装置は、上記のような洗浄工程を用いているので、被洗浄物表面に金属不純物やパーティクル、あるいは純水中の不純物を付着させ、半導体装置の特性劣化や歩留り低下を引き起こすという問題点があった。
【0013】
この発明は、被洗浄物表面に金属不純物やパーティクルあるいは純水中の不純物が付着するのを抑制し、清浄な洗浄を行うことができる基板洗浄方法および半導体装置の製造方法を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明に係る基板洗浄方法は、被洗浄物表面を酸化する処理の後の最終洗浄工程に、純水に塩酸を添加した希釈塩酸水溶液で洗浄する工程を含み、上記希釈塩酸水溶液の塩酸濃度が、10wt ppm以上、1000wt ppm以下の範囲であるものである。
【0015】
請求項2の発明に係る基板洗浄方法は、被洗浄物表面を酸化する処理の後の最終洗浄工程に、純水に塩酸を添加した希釈塩酸水溶液で洗浄する工程を含み、上記希釈塩酸水溶液で洗浄した後、連続して乾燥処理を行うものである。
【0016】
請求項3の発明に係る基板洗浄方法は、上記被洗浄物表面を酸化する処理が、過酸化水素水およびオゾン添加純水のうち、少なくともどちらか一方を含む洗浄液で処理を行うものである。
【0018】
請求項4の発明に係る基板洗浄方法は、上記希釈塩酸水溶液の洗浄が、被洗浄物を入れた洗浄槽へ純水を供給すると共に塩酸水を供給するものである。
【0019】
請求項5の発明に係る基板洗浄方法は、上記希釈塩酸水溶液の洗浄処理と上記乾燥処理とを同一チャンバー内で連続して行うものである。
【0020】
請求項6の発明に係る基板洗浄方法は、上記乾燥処理が、IPA(イソプロピルアルコール)の蒸気を用いた乾燥処理を行うものである。
【0021】
請求項7の発明に係る基板洗浄方法は、上記乾燥処理が、非水溶性の有機溶剤の蒸気を用いた乾燥処理を行うものである。
【0022】
請求項8の発明に係る基板洗浄方法は、上記非水溶性の有機溶剤が、ハイドロフルオロエーテル(HFE)およびヘキサメチルジシロキサンのうち、少なくともどちらか一方を含んでいるものである。
【0023】
請求項9の発明に係る基板洗浄方法は、上記希釈塩酸水溶液の洗浄処理と上記乾燥処理が、基板1枚を単独で処理する枚葉処理を行うものである。
【0024】
請求項10の発明に係る基板洗浄方法は、上記乾燥処理が、基板の高速回転による乾燥処理または有機溶剤を用いた乾燥処理の少なくとも一方を行うものである。
【0025】
請求項11の発明に係る基板洗浄方法は、上記純水に塩酸を添加した希釈塩酸水溶液の代わりに、塩酸およびフッ酸の少なくともどちらか一方と、水と、有機溶剤との混合液を用いるものである。
【0026】
請求項12の発明に係る基板洗浄方法は、上記純水に塩酸を添加した希釈塩酸水溶液の代わりに、純水にオゾンと塩酸を混合したオゾン添加希釈塩酸水溶液を用いるものである。
【0027】
請求項13の発明に係る半導体装置の製造方法は、上記請求項1〜12のいずれかに記載の基板洗浄方法を用いた半導体装置の製造方法である。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を、洗浄する基板の一例として例えば半導体ウエハの場合を例にとり、図に基づいて説明する
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係る、希釈塩酸水溶液を用いた半導体ウエハの洗浄方法を示す洗浄工程図である。
図1において、ステップS11でウエハ表面である被洗浄物表面を酸化する洗浄液の処理を行い、次に、ステップS12で希釈塩酸水溶液の処理を行い、その後、ステップS13で乾燥処理を行う。上記の例では、洗浄液の処理後に希釈塩酸水溶液の処理を行っているが、希釈塩酸水溶液の処理の前に、一旦、水洗処理を行ってもよい。このように、本実施の形態では、希釈塩酸水溶液の処理後に、水洗処理なしで、乾燥処理を行っていることが特徴である。被洗浄物表面を酸化する洗浄液は、過酸化水素水およびオゾン(O3)添加純水のうち、少なくともどちらか一方を含む液であり、例えば、アンモニアと過酸化水素水と水との混合液(APM)や、純水にオゾンガスを混入させたオゾン水等が用いられる。
【0034】
被洗浄物表面が酸化されていない、シリコン基板が露出した状態では、そこに金属不純物が付着し、直接シリコンと反応することで、例えば、ゲート酸化膜の特性劣化を招きやすいため、希釈塩酸水溶液の処理前には、被洗浄物表面を酸化する洗浄液の処理を行うことが望ましい。特に、APMは、ウエハ表面上に付着したパーティクルを除去する効果が高いため、希釈塩酸水溶液の処理前に好ましく適用される。
【0035】
希釈塩酸水溶液の処理は、ウエハ表面上に付着している金属不純物を除去する作用があり、例えば、被洗浄物表面を酸化する洗浄液にAPMを用いた場合には、APM処理後に多少の金属不純物がウエハ表面上に付着するが、その後の希釈塩酸水溶液の処理によって除去される。また、希釈塩酸水溶液は、希釈塩酸水溶液中に含まれる不純物、つまり、純水中に含まれる不純物と、希釈する前の塩酸水の中に存在する不純物とが、ウエハ表面に付着するのを防止する作用がある。
【0036】
希釈塩酸水溶液中の塩酸濃度は、10〜1000wt ppmの範囲が望ましい。塩酸濃度が10wt ppmより薄い場合は、ウエハ表面上に付着した金属不純物の除去効果が低くなり、また、希釈塩酸水溶液中の不純物がウエハ表面上に付着しやすくなる。つまり、純水による処理と同等の問題が生じる。一方、塩酸濃度が1000wt ppmより濃い場合は、DHFやHPM等の酸性洗浄液と同様、ウエハ表面上にパーティクルが付着しやすくなる。
【0037】
図2は、この発明の実施の形態1に係る、希釈塩酸水溶液を用いた洗浄乾燥装置を示す模式図である。
図2において、11は第1の処理槽としての洗浄液処理槽(薬液槽)、12は第2の処理槽としての希釈塩酸水溶液の処理槽、13は乾燥処理部、14は供給される塩酸と純水の混合部である。
本装置は、バッチ式ディップ処理を行うもので、複数枚のウエハを搬送するロボット(図示せず)を備えており、洗浄液の処理と希釈塩酸水溶液の処理と乾燥処理とが順次行われる。図2には洗浄液の処理槽(薬液槽)11と希釈塩酸水溶液の処理槽12とが各1槽の構成になっているが、これ以前の処理として、薬液槽と水洗槽とが対になって、複数の薬液槽と水洗槽とを備えていてもよい。希釈塩酸水溶液の処理槽12には、純水と塩酸とを混合する混合部14が接続されており、所望の塩酸濃度(10〜1000wt ppm)に制御した希釈塩酸水溶液が供給され、ウエハを所定時間浸漬させる。上記のように、処理中は常に混合部14から純水と塩酸とを混合して希釈塩酸水溶液の処理槽12に供給することで、慣用の水洗処理と同様、洗浄液中のパーティクルや不純物を除去する効果が高い。
【0038】
また、本処理槽での処理の初期、つまり、洗浄液の処理後に、一旦、一定時間の水洗を行い、洗浄液を除去した後に、塩酸を混合した希釈塩酸水溶液の処理を行ってもよく、この場合は塩酸の使用量を少なくできる。なお、この水洗処理の際、純水中の不純物がウエハ表面に付着するが、その後の希釈塩酸水溶液の処理によって、付着した不純物が除去されることを確認している。なお、ウエハの乾燥処理は、ウエハを高速回転させるスピン乾燥、または、IPA蒸気を用いたIPA蒸気乾燥方式等の乾燥処理が行われる。
【0039】
このようにして、本実施の形態では、被洗浄物表面を酸化する処理の後の最終洗浄工程に、純水に塩酸を添加した希釈塩酸水溶液で洗浄する工程を実質的に含むので、希釈塩酸水溶液はウエハ表面に付着した金属不純物を除去し、また、純水中に含まれる金属不純物や有機物がウエハ表面上に付着するのを防止し、更に、パーティクルがウエハ表面上に付着しにくいため、清浄なウエハ表面が実現できる。
【0040】
実施の形態2.
図3は、この発明の実施の形態2に係る、希釈塩酸水溶液を用いた洗浄乾燥装置を示す模式図である。なお、図3において、図2と対応する部分には同一符号を付して説明する。
図3において、15はチャンバー、16はこのチャンバーに取り付けられたノズルである。
本装置は、上記実施の形態1と同様のバッチ式ディップ処理を行うもので、複数枚のウエハを搬送するロボット(図示せず)を備えている。希釈塩酸水溶液の処理とIPAの蒸気による乾燥処理を同一チャンバー15内で行うことが特徴である。チャンバー15は大気から分断した密閉構造であり、希釈塩酸水溶液の処理槽12と、IPAの蒸気を供給するノズル16を備えている。
【0041】
上記実施の形態1と同様に被洗浄物表面を酸化する洗浄液の処理後、ウエハを希釈塩酸水溶液の処理槽12に移動し、その中に純水と塩酸とを混合する混合部14から希釈塩酸水溶液が供給される。その後、ノズル16からIPAの蒸気が供給され、チャンバー15内にIPA蒸気を充満させる。同時に、またはその後に、ウエハを処理槽12の上へ移動する。希釈塩酸水溶液から出たウエハ表面は、IPA蒸気が付着(結露)して、瞬時に乾燥される。
【0042】
上記のように、本実施の形態では、希釈塩酸水溶液の処理後、ウエハ表面は大気に暴露させることがなく、瞬時に乾燥することが可能であるため、希釈塩酸水溶液中に含まれる不純物がウエハ表面へ凝集、付着することが抑制される。
【0043】
なお、乾燥処理に使用する有機溶剤として、非水溶性の有機溶剤を用いてもよい。沸点や表面張力等の物性を考慮して、非水溶性の有機溶剤として、好ましくは、ハイドロフルオロエーテル(HFE)およびヘキサメチルジシロキサンのうち、少なくともどちらか一方を含んだものが選ばれる。IPAは水溶性であるため、乾燥処理の際、ウェハ表面の希釈塩酸水溶液とIPAとが混合し、希釈塩酸水溶液中に含まれる不純物が、IPAの蒸発から取り残された蒸発残留物となり、ウエハ表面上に少量付着する。非水溶性の有機溶剤を用いた場合には、希釈塩酸水溶液と混ざり合いにくいため、ウエハ表面はより瞬時に乾燥され、不純物がウエハ表面上に付着することが、より抑制される。
【0044】
また、希釈塩酸水溶液の処理槽12に、被洗浄物表面を酸化する洗浄液を供給できるように構成してもよい。この場合、洗浄液の処理と希釈塩酸水溶液の処理と乾燥処理とが同一チャンバー内で行われることになり、装置をコンパクトにできるという利点がある。
【0045】
実施の形態3
図4は、この発明の実施の形態3に係る、希釈塩酸水溶液を用いた洗浄乾燥装置を示す模式図である。
図4において、21はウエハ、22はステージ、23はモータ、24,25はノズル、26は洗浄カップである。
本装置は、ウエハ1枚の処理を行う枚葉処理装置で、ウエハ21を保持するステージ22と、ステージ22を回転させるモータ23と、被洗浄物表面を酸化する洗浄液や希釈塩酸水溶液や純水をウエハ表面に塗布するノズル24と、IPA等の有機溶剤の液体または蒸気をウエハ表面に塗布するノズル25と、洗浄カップ26とを備えている。
なお、本実施の形態では、被洗浄物表面を酸化する洗浄液と希釈塩酸水溶液と純水とが同一ノズルから吐出されているが、洗浄液の混合による化学反応等の弊害をなくすために、各々個別にノズルを設けてもよい。また、ステージ22でのウエハ21の保持方法としては、ウエハの裏面をバキューム吸着する方式や、ウエハの端面を保持するメカニカルチャック方式等が用いられる。
【0046】
ウエハ洗浄方法は、上記実施の形態1の図1と同じであり、被洗浄物表面を酸化する洗浄液の処理を行い、次に、希釈塩酸水溶液の処理を行い、その後、乾燥処理を行う。
乾燥処理は、ウエハ21の高速回転によるスピン乾燥、または、ノズル25からIPA等の有機溶剤の液体または蒸気をウエハ表面に塗布する乾燥、または、この2つを併用した乾燥が行われる。
【0047】
上記実施の形態1および2のように、バッチ式ディップ処理の場合は、希釈塩酸水溶液の処理の際、ウエハ表面上に付着している洗浄液が希釈塩酸水溶液に置換、除去される時間が長く、また、希釈塩酸水溶液の使用量が多いが、本実施の形態のように、枚葉処理の場合、希釈塩酸水溶液の処理時にウエハ表面上に付着した洗浄液を置換、除去する効果が高く、希釈塩酸水溶液の処理時間を短縮でき、希釈塩酸水溶液の使用量を少なくできるという利点がある。また、乾燥処理時間も短時間で行われるため、ウエハ表面上から希釈塩酸水溶液を瞬時に除去でき、この中の不純物がウエハ表面上に付着することが抑制される。
【0048】
実施の形態4.
なお、上記実施の形態1〜3では、乾燥処理の前の最終洗浄工程に、希釈塩酸水溶液を用いているが、塩酸およびフッ酸の少なくともどちらか一方と水と有機溶剤との混合液を用いてもよい。この混合液は有機溶剤を含んでいるため、有機溶剤の蒸気を用いた乾燥処理の際、混合液中の水分をより素早く除去し、水分に含まれる不純物がウエハ表面上に付着することを抑制する。
【0049】
更に、乾燥処理に非水溶性の有機溶剤を用いた場合、混合液中の有機溶剤との溶解(混合)が速やかに行われ、同時に水分は溶けずにウエハ表面上から除去されるため、不純物のウエハ表面上への付着がより抑制される。
【0050】
実施の形態5
なお、上記実施の形態1〜3では、乾燥処理の前の最終洗浄工程に、希釈塩酸水溶液を用いているが、純水にオゾンと塩酸を混合したオゾン添加希釈塩酸水溶液を用いてもよい。オゾンを混合することで、酸化還元電位が高くなるため、金属の溶解性が向上し、ウエハ表面に付着した金属不純物の除去性能が高く、また、純水中に含まれる不純物がウエハ表面に付着することを抑制する効果が高い。純水にオゾンを混合する方法は、オゾンガスを純水中に混入する方法や、電解イオン水と呼ばれる純水に電解を印加して生成する方法などがあり、いずれの方法でも好ましく用いられる。
【0051】
なお、上記実施の形態1〜5では、洗浄する基板の一例として半導体ウエハの場合に付いて説明したが、これに限定されることなく、その他の基板例えばLCD(液晶パネル)の場合にも同様に適用でき、同様の効果を奏する。
【0052】
【発明の効果】
以上のように、請求項1の発明によれば、被洗浄物表面を酸化する処理の後の最終洗浄工程に、純水に塩酸を添加した希釈塩酸水溶液で洗浄する工程を含むので、被洗浄物表面に金属不純物やパーティクルあるいは純水中の不純物が付着するのを抑制し、清浄な洗浄を行うことができ、もって、半導体装置の特性や歩留りを向上できるという効果がある。
また、上記希釈塩酸水溶液の塩酸濃度が、10wt ppm以上、1000wt ppm以下の範囲であるので、被洗浄物表面に付着した金属不純物やパーティクルを効率よく除去できるという効果がある。
【0053】
また、請求項2の発明によれば、被洗浄物表面を酸化する処理の後の最終洗浄工程に、純水に塩酸を添加した希釈塩酸水溶液で洗浄する工程を含むので、被洗浄物表面に金属不純物やパーティクルあるいは純水中の不純物が付着するのを抑制し、清浄な洗浄を行うことができ、もって、半導体装置の特性や歩留りを向上できるという効果がある。
また、上記希釈塩酸水溶液で洗浄した後、連続して乾燥処理を行うので、通常行われている水洗処理を省くことができ、洗浄工程の簡略化を図ることができるという効果がある。
【0054】
また、請求項3の発明によれば、上記被洗浄物表面を酸化する処理は、過酸化水素水およびオゾン添加純水のうち、少なくともどちらか一方を含む洗浄液で処理を行うので、特に被洗浄物表面に付着した金属不純物やパーティクルを効果的に除去できるという効果がある。
【0056】
また、請求項4の発明によれば、上記希釈塩酸水溶液の洗浄は、被洗浄物を入れた洗浄槽へ純水を供給すると共に塩酸水を供給するので、洗浄液のパーティクルや不純物を効率よく除去できるという効果がある。
【0057】
また、請求項5の発明によれば、上記希釈塩酸水溶液の洗浄処理と上記乾燥処理とを同一チャンバー内で連続して行うので、希釈塩酸水溶液中に含まれる不純物が基板表面へ凝集、付着することが抑制されるという効果がある。
【0058】
また、請求項6の発明によれば、上記乾燥処理は、IPA(イソプロピルアルコール)の蒸気を用いた乾燥処理であるので、不純物が基板表面へ凝集、付着するのを抑制できるという効果がある。
【0059】
また、請求項7の発明によれば、上記乾燥処理は、非水溶性の有機溶剤の蒸気を用いた乾燥処理であるので、不純物が基板表面上に付着するのを抑制できるという効果がある。
【0060】
また、請求項8の発明によれば、上記非水溶性の有機溶剤は、ハイドロフルオロエーテル(HFE)およびヘキサメチルジシロキサンのうち、少なくともどちらか一方を含んでいるので、不純物が基板表面上に付着することをより抑制できるという効果がある。
【0061】
また、請求項9の発明によれば、上記希釈塩酸水溶液の洗浄処理と上記乾燥処理は、基板1枚を単独で処理する枚葉処理であるので、希釈塩酸水溶液の処理時に基板表面上に付着した洗浄液を置換、除去する効果が高く、希釈塩酸水溶液の処理時間を短縮でき、希釈塩酸水溶液の使用量を少なくでき、また、乾燥処理時間も短時間で行われるため、基板表面上から希釈塩酸水溶液を瞬時に除去でき、希釈塩酸水溶液中の不純物がウエハ表面上に付着することが抑制されるという効果がある。
【0062】
また、請求項10の発明によれば、上記乾燥処理は、基板の高速回転による乾燥処理または有機溶剤を用いた乾燥処理の少なくとも一方を用いて行うので、乾燥処理時間を短縮し、基板表面上から希釈塩酸水溶液を瞬時に除去して、不純物がウエハ表面上に付着するのを抑制できるという効果がある。
【0063】
また、請求項11の発明によれば、上記純水に塩酸を添加した希釈塩酸水溶液の代わりに、塩酸およびフッ酸の少なくともどちらか一方と、水と、有機溶剤との混合液を用いるので、混合液中の水分をより素早く除去し、水分に含まれる不純物が基板表面上に付着することを抑制できるという効果がある。
【0064】
また、請求項12の発明によれば、上記純水に塩酸を添加した希釈塩酸水溶液の代わりに、純水にオゾンと塩酸を混合したオゾン添加希釈塩酸水溶液を用いるので、基板表面に付着した金属不純物の除去性能が高く、また、純水中に含まれる不純物がウエハ表面に付着することを抑制できるという効果がある.
【0065】
また、請求項13の発明によれば、上記請求項1〜12のいずれかに記載の基板洗浄方法を用いた半導体装置の製造方法であるので、品質の優れた半導体装置が得られるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係る希釈塩酸水溶液を用いた半導体ウエハの洗浄方法を示す洗浄工程図である。
【図2】 この発明の実施の形態1に係る希釈塩酸水溶液を用いた洗浄乾燥装置を示す模式図である。
【図3】 この発明の実施の形態2に係る希釈塩酸水溶液を用いた洗浄乾燥装置を示す模式図である。
【図4】 この発明の実施の形態3に係る希釈塩酸水溶液を用いた洗浄乾燥装置を示す模式図である。
【図5】 従来の半導体ウエハの洗浄方法を示す洗浄工程図である。
【図6】 従来の洗浄乾燥装置を示す模式図である。
【符号の説明】
11 洗浄液処理槽(薬液槽)、 12 希釈塩酸水溶液の処理槽、 13 乾燥処理部、 14 塩酸と純水の混合部、 15 チャンバー、 16 ノズル、 21 ウエハ、 22 ステージ、 23 モータ、 24,25 ノズル、 26 洗浄カップ。
Claims (13)
- 被洗浄物表面を酸化する処理の後の最終洗浄工程に、純水に塩酸を添加した希釈塩酸水溶液で洗浄する工程を含み、
上記希釈塩酸水溶液の塩酸濃度が、10wt ppm以上、1000wt ppm以下の範囲であることを特徴とする基板洗浄方法。 - 被洗浄物表面を酸化する処理の後の最終洗浄工程に、純水に塩酸を添加した希釈塩酸水溶液で洗浄する工程を含み、
上記希釈塩酸水溶液で洗浄した後、連続して乾燥処理を行うことを特徴とする基板洗浄方法。 - 上記被洗浄物表面を酸化する処理は、過酸化水素水およびオゾン添加純水のうち、少なくともどちらか一方を含む洗浄液で処理を行うことを特徴とする請求項1または2記載の基板洗浄方法。
- 上記希釈塩酸水溶液の洗浄は、被洗浄物を入れた洗浄槽へ純水を供給すると共に塩酸水を供給することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の基板洗浄方法。
- 上記希釈塩酸水溶液の洗浄処理と上記乾燥処理とを同一チャンバー内で連続して行うことを特徴とする請求項2に記載の基板洗浄方法。
- 上記乾燥処理は、IPA(イソプロピルアルコール)の蒸気を用いた乾燥処理であることを特徴とする請求項5記載の基板洗浄方法。
- 上記乾燥処理は、非水溶性の有機溶剤の蒸気を用いた乾燥処理であることを特徴とする請求項5記載の基板洗浄方法。
- 上記非水溶性の有機溶剤は、ハイドロフルオロエーテル(HFE)およびヘキサメチルジシロキサンのうち、少なくともどちらか一方を含んでいることを特徴とする請求項7記載の基板洗浄方法。
- 上記希釈塩酸水溶液の洗浄処理と上記乾燥処理は、基板1枚を単独で処理する枚葉処理であることを特徴とする請求項5記載の基板洗浄方法。
- 上記乾燥処理は、基板の高速回転による乾燥処理または有機溶剤を用いた乾燥処理の少なくとも一方を用いて行うことを特徴とする請求項2,5〜9のいずれかに記載の基板洗浄方法。
- 上記純水に塩酸を添加した希釈塩酸水溶液の代わりに、塩酸およびフッ酸の少なくともどちらか一方と、水と、有機溶剤との混合液を用いることを特徴とする請求項2,5〜10のいずれかに記載の基板洗浄方法。
- 上記純水に塩酸を添加した希釈塩酸水溶液の代わりに、純水にオゾンと塩酸を混合したオゾン添加希釈塩酸水溶液を用いることを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の基板洗浄方法。
- 上記請求項1〜12のいずれかに記載の基板洗浄方法を用いた半導体装置の製造方法。
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