JP2001014734A - 情報ディスクの製作方法及び装置 - Google Patents

情報ディスクの製作方法及び装置

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JP2001014734A
JP2001014734A JP11181927A JP18192799A JP2001014734A JP 2001014734 A JP2001014734 A JP 2001014734A JP 11181927 A JP11181927 A JP 11181927A JP 18192799 A JP18192799 A JP 18192799A JP 2001014734 A JP2001014734 A JP 2001014734A
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Nagatake Fujisaki
藤咲  長武
Hironobu Nishimura
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な機構によりディスク基板の接着剤によ
る内周縁突起、外周縁突起を除去し、DVD−18型光
ディスクの高品質の貼り合わせを可能とする。 【解決手段】 光を反射する第1の反射膜と第2の反射
膜を有する情報ディスク基板を製作する方法又は装置に
おいて、片面に情報が記録されると共に前記第1の反射
膜を有するディスク基板と、片面に情報が記録されると
共に前記第2の反射膜を有するダミー基板とを接着剤に
より貼り合わせる第1の工程と、それぞれ中央穴を有す
る前記ディスク基板とダミー基板との間に力を加えて前
記第2の反射膜から前記ダミー基板を剥離し、除去する
第2の工程と、前記ディスク基板の中央穴に沿って形成
された接着剤による内周縁突起を押しつぶす第3の工程
とを備えたことを特徴とする情報ディスクの製作方法又
は装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、複数の記録面を
有する光ディスクの製造方法及び光ディスクの製造装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】 光ディスク分野においては、記録容量
を増大させる技術が発展し普及してきており、さらにそ
の記録容量をより高密度化する傾向にある。例えば、4
層の構造で、両面から2層づつ記録している光ディスク
でDVD−18と称する17GBの記録容量のものがあ
る。この種の光ディスクの製造方法としては、例えば特
開平10−283682号公報又は特公平8−2394
1号公報などに示されているものがある。これらに示さ
れた光ディスクの製造方法においては、いずれかの記録
面の製造工程において、各層ごとにスタンパを用い、こ
のスタンパと接着層との界面を剥離してその接着層にピ
ット列による情報を転写し、そのピットの形成された接
着層面に反射膜を形成している。
【0003】 このような製造方法では、複数回のスタ
ンパによる工程を順次行わなければならないため、全製
造工程の長さがそれだけ長くなる。また、スタンパによ
る工程は、クリーンルームにおいて厳重な管理を行う必
要があり、工程の性質の異なる貼り合わせの工程と交互
にこのスタンパによる工程を行うことは、効率的ではな
い。
【0004】 このような問題を解決するために、次の
ようなディスクの製造方法が提案されている。この製造
方法は、図5及びその拡大図である図6にディスクの断
面を示すように、最終的に情報ディスクの一方側となる
ディスク基板1と後の工程で引き剥がされて除去される
ダミーディスク2とを用いる。ディスク基板1は通常の
ものと同じであり、ポリカーボネイトのような透明性の
あるプラスチック材料からなり、一方の面に情報を記録
するピット1aに金などを薄く蒸着してなる光半透過性
の反射膜1bを備える。
【0005】 ダミーディスク2は、ポリメチル・メタ
クリレート樹脂のような材料を成型したものからなり、
その片面には情報を記録するピット2aにアルミニウム
などを薄く蒸着してなる反射膜2bを備える。このダミ
ーディスク2は、例えばディスク基板1とほぼ同様な形
状、大きさであるが、厚みは厚くなっている。
【0006】 これらディスク基板1とダミーディスク
2は、それぞれの反射膜1bと2b面が紫外線硬化型の
接着剤からなる接着層3を介して接着されている。この
場合、ディスク基板1と反射膜1bとの界面の接着強度
は、ダミーディスク2が反射膜2bに対して剥がれ易い
ポリメチル・メタクリレート樹脂のような材質でできて
いるので、ダミーディスク2とその反射膜2bとの境界
の接着強度、接着層3とディスク基板1の反射膜1bと
の界面の接着強度、接着層3と反射膜2bとの境界の接
着強度のいずれよりも小さく、剥がれ易くなっている。
なお、4はディスク基板1とダミーディスク2の中央穴
を示す。
【0007】 このようにディスク基板1とダミーディ
スク2とを貼り合わせた後、これらの間に引き剥がし力
を加えて、ダミーディスク2とその反射膜2bとの間で
ダミーディスク2を引き剥がし、除去する。この状態で
は、ディスク基板1の一方の面に、順にピットなどの記
録層1a、反射膜1b、接着層3、記録層2a、及び反
射膜2bが備えられる。このような構造のディスク基板
を2枚、記録層や反射膜が内側に位置するよう貼り合わ
せることにより、冒頭で述べたようなDVD−18と称
する17GBの記録容量のDVDが得られる。
【0008】 しかしながら、ディスク基板1とダミー
ディスク2それぞれには接着剤の内周側への拡がりを制
限するための環状溝1c、2cが形成されているので、
それぞれの環状溝1c、2cに入り込んだ接着剤3、特
に環状溝2cに入り込んだ接着剤3はダミーディスク2
を剥離したとき内周縁突起3aを形成してしまう。ま
た、スピンコーティング方法によりディスク基板1とダ
ミーディスク2間の余分な接着剤を振り切ると、接着剤
3はそれらディスクの外周縁に付着し、ダミーディスク
2を剥離したとき外周縁突起3bが形成されてしまうこ
とが確認された。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】 したがって本発明
は、前述のようにダミーディスクを引き剥がした結果生
じる接着剤の内周縁突起又は/及び外周縁突起を実質的
に消滅させることにより、その後のディスク同士の貼り
合わせに支障を生じない情報ディスクの製造方法とその
製造方法を実現する簡単な機構の製造装置を提供するこ
とを課題としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】 この課題を解決するた
めに、第1の発明に係る方法は、光を反射する第1の反
射膜と第2の反射膜を有する情報ディスク基板を製作す
る方法において、片面に情報が記録されると共に前記第
1の反射膜を有するディスク基板と、片面に情報が記録
されると共に前記第2の反射膜を有するダミー基板とを
接着剤により貼り合わせる第1の工程と、それぞれ中央
穴を有する前記ディスク基板とダミー基板との間に力を
加えて前記第2の反射膜から前記ダミー基板を剥離し、
除去する第2の工程と、前記ディスク基板の中央穴に沿
って形成された接着剤による内周縁突起を押しつぶす第
3の工程とを備えたことを特徴とする情報ディスクの製
作方法を提案するものである。
【0011】 この課題を解決するために、第2の発明
に係る方法は、光を反射する第1の反射膜と第2の反射
膜を有する情報ディスク基板を製作する方法において、
片面に情報が記録されると共に前記第1の反射膜を有す
るディスク基板と、片面に情報が記録されると共に前記
第2の反射膜を有するダミー基板とを接着剤により貼り
合わせる第1の工程と、それぞれ中央穴を有する前記デ
ィスク基板とダミー基板との間に力を加えて前記第2の
反射膜から前記ダミー基板を剥離し、除去する第2の工
程と、前記ディスク基板の外周縁に添って形成された接
着剤による外周縁突起を機械的な力で除去する第3の工
程とを備えたことを特徴とする情報ディスクの製作方法
を提案するものである。
【0012】 この課題を解決するために、第3の発明
に係る方法は、請求項1と請求項2の工程を組み合わせ
たことを特徴とする光ディスクの製造方法を提案するも
のである。
【0013】 この課題を解決するために、第4の発明
に係る方法は、請求項1ないし請求項3のいずれかの製
造方法により製造されたディスク基板2枚を前記それぞ
れの第2の反射層を接着剤を介して接着する工程を有す
ることを特徴とする光ディスクの製造方法を提案するも
のである。
【0014】 この課題を解決するために、第5の発明
に係る方法は、請求項1ないし請求項3のいずれかの製
造方法により製造されたディスク基板と、片面に情報が
記録されると共に一つの反射膜が形成されたディスク基
板を、前記それぞれの反射膜同士を接着剤を介して接着
する工程を有することを特徴とする光ディスクの製造方
法を提案するものである。
【0015】 この課題を解決するために、第6の発明
に係る方法は、光を反射する第1の反射膜と第2の反射
膜を有する情報ディスク基板を製作する装置において、
片面に情報が記録されると共に前記第1の反射膜を有す
るディスク基板と、片面に情報が記録されると共に前記
第2の反射膜を有するダミー基板とを接着剤により貼り
合わせる貼り合わせ装置と、前記ディスク基板と前記ダ
ミー基板との間に力を加えて前記第2の反射膜から前記
ダミー基板を剥離する剥離手段と、前記ディスク基板の
中央穴に沿って形成される前記接着剤による内周縁突起
を押しつぶす押圧機構とを備えたことを特徴とする光デ
ィスクの製造装置を提案するものである。
【0016】 この課題を解決するために、第7の発明
に係る装置は、請求項6において、前記ダミー基板が剥
離された後の前記ディスク基板を受け取るディスク受台
はその中央に前記ディスク基板の中央穴に適合するヘッ
ド部を備え、該ヘッド部はテーパー部を備えると共に、
コイルバネにより支承されていることを特徴とする光デ
ィスクの製造装置を提案するものである。
【0017】 この課題を解決するために、第8の発明
に係る装置は、光を反射する第1の反射膜と第2の反射
膜を有する情報ディスク基板を製作する装置において、
片面に情報が記録されると共に前記第1の反射膜を有す
るディスク基板と、片面に情報が記録されると共に前記
第2の反射膜を有するダミー基板とを接着剤により貼り
合わせる貼り合わせ装置と、この貼り合わせ装置から貼
り合わされた前記ディスク基板とダミー基板を受け取っ
て前記ディスク基板を吸着する手段をもつ受け台と、前
記ディスク基板とダミー基板との間に力を加えて前記第
2の反射膜から前記ダミー基板を剥離する剥離手段と、
前記ディスク基板の外周縁に添って形成される前記接着
剤による接着層の外周縁突起部を機械的な力で除去する
除去機構とを備えたことを特徴とする光ディスクの製造
装置を提案するものである。
【0018】 この課題を解決するために、第9の発明
に係る装置は、請求項6又は請求項7と請求項8の機構
を組み合わせたことを特徴とする光ディスクの製造装置
を提案するものである。
【0019】
【発明の実施の形態】 図1ないし図4は、本発明に係
る光ディスクの製造方法及びそれを実現するための装置
の実施の形態を示す図である。以下これらの図に基づい
て本発明を説明する。
【0020】 先ず、図1は本発明に関連する製造装置
の全体図の概略を示すものであり、10は図5及び図6
に示したディスク基板1とダミーディスク2とを接着剤
3で貼り合わせる通常の貼り合わせ装置、11はこれか
ら述べる複数の機能ポジションを有するターンテーブ
ル、12は貼り合わされたディスク基板1とダミーディ
スク2を貼り合わせ装置10からターンテーブル11の
ディスク受領ポジション11aに移載するディスク移載
機構、13は、ターンテーブル11の回転に伴ってこれ
らディスクが受領ポジション11aから接着剤除去ポジ
ション11bにきたとき、ディスク基板1とダミーディ
スク2の外周からはみ出している接着剤を一次的に除去
する接着剤除去機構、14はクリーニングポジション1
1cでディスクに付着したホコリなどを除去する除電・
クリーニング機構、15はディスクがターンテーブル1
1上を受領ポジション11aから反転ポジション11d
に至るまでに損傷を受けないようダミーディスク2を下
側に、ディスク基板1を上側にして搬送するため、これ
らを反転ポジション11dで反転してダミーディスク2
を上側にする反転機構である。
【0021】 次に、16は機械的予備剥離機構であ
り、予備剥離ポジション11eでディスク基板1とダミ
ーディスク2との間にそれらの中央穴から機械的に力を
加えて部分的に剥離させる。17は機械的予備剥離機構
16により部分的に剥離されたディスク基板1とダミー
ディスク2との間に圧搾気体を吹き込んで完全にそれら
を剥離させ、剥離されたダミーディスク2を剥離ポジシ
ョン11fからリサイクルボックス18に排出する気体
圧剥離機構、19はディスクの帯電電荷やホコリを除電
ポジション11gで除去するための除電・クリーニング
機構、20はディスク基板1の内周縁、外周縁の接着剤
による突起を処理して、前述のように2枚のディスク基
板1を貼り合わせたときDVDとして支障ないようにす
る本発明に係る接着剤処理機構である。
【0022】 以下、図2ないし図4により接着剤処理
機構20による具体的な処理方法と構成について説明す
る。デイスク受台21を支承する昇降ロッド22は、図
1のターンテーブル11の穴(図示せず)を通してデイ
スク受台21を上下運動させる。ターンテーブルが回転
運動を停止すると、図示しない駆動装置により昇降ロッ
ド22が上昇して、ダミーディスク2を剥離した後のデ
ィスク基板1をターンテーブル上から受領し、ディスク
基板1を持ち上げて押圧部材23に適当な加圧力で押し
付ける。押圧部材23はその下面にある幅をもった環状
凸部23aを備え、その環状凸部23aが接着剤3によ
る内周縁突起3aに均一に加圧力を与えて押しつぶし平
坦化する。
【0023】 ここで、押圧部材23の環状凸部23a
の下面は平坦な環状面になっており、その外径は図3に
示すようにディスク基板1に形成された最内側のピット
と記録膜2bに接触しない程度の大きさが好ましい。そ
して、図示していないが、この押圧部材23はベアリン
グ機構を介して固定機構に支承されており、昇降ロッド
22とデイスク受台21とディスク基板1とが回転する
と、従動して回転する。
【0024】 この接着剤3による内周縁突起3aの押
しつぶし処理を行っているとき、あるいはその後に切削
刃装置24を図示左側に前進させて、前述のようにして
形成された接着剤による外周縁突起3bに所定の加圧力
をもって当接させる。また、外周縁突起3bと切削刃部
材24が当接した位置の近傍にその切削粉などを吹き飛
ばすブローノズル25の口が予め備えられる。切削刃装
置24はディスク基板1の平坦面に対して、例えば30
度から45度程度の角度の刃を有すると共に、空気吸引
機能を有する。したがって、切削刃で削られた接着剤粉
末はローノズル25で吹き飛ばされ、切削刃装置24の
吸引機能によりディスク外周側から吸引されるので、デ
ィスク上に接着剤粉末は残留しない。
【0025】 そして、図2(B)に示すような状態、
つまり押圧部材23の環状凸部23aが接着剤3による
内周縁突起3aを加圧し、かつ切削刃部材24が接着剤
3による外周縁突起3bに所定の加圧力を加えている状
態で、昇降ロッド22とデイスク受台21とディスク基
板1とが回転を始めることにより、前述したように押圧
部材23もそれらと一緒に回転を行い、これに伴い接着
剤3による外周縁突起3bは切削刃部材24により切削
される。
【0026】 したがって、このようにディスク基板1
が回転して接着剤3による外周縁突起3bを切削刃部材
24で削除するとき、押圧部材23はディスク基板1が
ずれることなくデイスク受台21と一緒に回転させる役
割を行うので、ディスク基板1の下面がデイスク受台2
1によって傷が付くこともない。なお、図示していない
が、デイスク受台21には一般的な吸引孔が複数設けら
れており、ディスク基板1は回転時にデイスク受台21
に吸着されている。
【0027】 次に図1から図3では、図面を複雑にし
ないために図示するのを省略したが、実際のデイスク受
台21は図4に示すように中央に弾性力が弱いコイルバ
ネ21Aにより支えられたヘッド部材21Bが備えられ
ている。このヘッド部材21Bはディスク基板1の位置
ずれを修正する機能を有する。ヘッド部材21Bは外観
が円筒状のもので、その上部円周角部が削除されて傾斜
となっているテーパー部21bを有する。ヘッド部材2
1Bの外観円筒状の部分の外径はデイスク受台21の中
央穴4の径よりも若干だけ大きくなっている。なお、2
1Cはディスク基板1を吸着するための吸引孔である。
また、押圧部材23は予めデイスク受台21と位置合わ
せをされてその上方に配置されている。
【0028】 図4では、ディスク基板1は図示されて
いないターンテーブル上に載置されている。ターンテー
ブルの停止により図示位置にディスク基板1が止まる
と、デイスク受台21が上昇を始め、図示しないターン
テーブルの穴を通ってディスク基板1を受け取って上昇
する。この受け取りの際、ディスク基板1は幾分ずれて
いるのが通常であり、ずれていても、センターピン21
Bがテーパー部21bを有することにより、センターピ
ン21Bのテーパー部21bの頂部はディスク基板1の
中央穴4に入り、そのテーパー部21bでディスク基板
1を支承する。これによりディスク基板1がずれていて
もそのテーパー部21bのテーパー面を滑ってずれが修
正され、また、ディスク基板1の自重ではセンターピン
21Bを下げない程度の大きさの弾性力を有するコイル
バネ21Aにより支えられていることで、デイスク受台
21の吸引力によりコイルバネ21Aが収縮してディス
ク基板1がデイスク受台21に密着する。
【0029】 つまり、前述のようにセンターピン21
Bはテーパー部21bを有すると共に、コイルバネ21
Aにより支えられているので、ディスク基板1をンター
ピン21Bのテーパー部21bで受けることにより、デ
ィスク基板1の位置ずれを修正し、またデイスク受台2
1の吸引機能がディスク基板1を吸引することにより、
コイルバネ21Aが収縮してディスク基板1の下面がデ
イスク受台21に密着する。したがって、ディスク基板
1に悪影響を与えることなく接着剤3による内周縁突起
3aを押し潰すことができる。
【0030】 このような処理を施すことにより、図2
又は図3に示すような処理済みの2枚のディスク基板1
の記録膜2b同士を接着剤を介して接着させてDVD−
18を得るとき、品質の高い貼り合わせを行うことがで
きる。
【0031】
【発明の効果】 以上述べたように本発明によれば、簡
単な機構によりディスク基板の接着剤による内周縁突
起、外周縁突起を除去することができ、DVD−18型
光ディスクなどの高品質の貼り合わせを可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る接着剤処理機構を含む光ディス
クの製造装置の実施の形態を説明するための図である。
【図2】 本発明に係る光ディスクの接着剤処理機構の
実施の形態を説明するための図である。
【図3】 図2の一部分を拡大した図面である。
【図4】 本発明に用いられるディスク受台の構造及び
その働きを説明するための図である。
【図5】 ディスク基板とダミーディスクとの引き剥が
しを示す図である。
【図6】 図5の一部分を拡大した図面である。
【符号の説明】
1・・・ディスク基板 2・・・ダミ
ーディスク 3・・・接着剤 4・・・デイ
スクの中央穴 10・・・貼り合わせ装置 11・・・タ
ーンテーブル 12・・・ディスク移載機構 13・・・接
着剤除去機構 14・・・除電・クリーニング機構 15・・・反
転機構 16・・・機械的予備剥離機構 17・・・気
体圧剥離機構 18・・・リサイクルボックス 19・・・除
電・クリーニング機構 20・・・接着剤処理機構 21・・・ディスク受台 21A・・コ
イルバネ 21B・・ヘッド部 21C・・吸
引孔 22・・・昇降ロッド 23・・・押
圧部材 23a・・押圧部材の環状凸部 24・・・切
削刃部材 25・・空気吸引機構

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光を反射する第1の反射膜と第2の反射
    膜を有する情報ディスク基板を製作する方法において、 片面に情報が記録されると共に前記第1の反射膜を有す
    るディスク基板と、片面に情報が記録されると共に前記
    第2の反射膜を有するダミー基板とを接着剤により貼り
    合わせる第1の工程と、 それぞれ中央穴を有する前記ディスク基板とダミー基板
    との間に力を加えて前記第2の反射膜から前記ダミー基
    板を剥離し、除去する第2の工程と、 前記ディスク基板の中央穴に沿って形成された接着剤に
    よる内周縁突起を押しつぶす第3の工程と、を備えたこ
    とを特徴とする情報ディスクの製作方法。
  2. 【請求項2】 光を反射する第1の反射膜と第2の反射
    膜を有する情報ディスク基板を製作する方法において、 片面に情報が記録されると共に前記第1の反射膜を有す
    るディスク基板と、片面に情報が記録されると共に前記
    第2の反射膜を有するダミー基板とを接着剤により貼り
    合わせる第1の工程と、 それぞれ中央穴を有する前記ディスク基板とダミー基板
    との間に力を加えて前記第2の反射膜から前記ダミー基
    板を剥離し、除去する第2の工程と、 前記ディスク基板の外周縁に添って形成された接着剤に
    よる外周縁突起を機械的な力で除去する第3の工程と、
    を備えたことを特徴とする情報ディスクの製作方法。
  3. 【請求項3】 請求項1と請求項2の工程を組み合わせ
    たことを特徴とする光ディスクの製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれかの製
    造方法により製造されたディスク基板2枚を前記それぞ
    れの第2の反射層を接着剤を介して接着する工程を有す
    ることを特徴とする光ディスクの製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項3のいずれかの製
    造方法により製造されたディスク基板と、片面に情報が
    記録されると共に一つの反射膜が形成されたディスク基
    板を、前記それぞれの反射膜同士を接着剤を介して接着
    する工程を有することを特徴とする光ディスクの製造方
    法。
  6. 【請求項6】 光を反射する第1の反射膜と第2の反射
    膜を有する情報ディスク基板を製作する装置において、 片面に情報が記録されると共に前記第1の反射膜を有す
    るディスク基板と、片面に情報が記録されると共に前記
    第2の反射膜を有するダミー基板とを接着剤により貼り
    合わせる貼り合わせ装置と、 前記ディスク基板と前記ダミー基板との間に力を加えて
    前記第2の反射膜から前記ダミー基板を剥離する剥離手
    段と、 前記ディスク基板の中央穴に沿って形成される前記接着
    剤による内周縁突起を押しつぶす押圧機構と、を備えた
    ことを特徴とする光ディスクの製造装置。
  7. 【請求項7】 請求項6において、 前記ダミー基板が剥離された後の前記ディスク基板を受
    け取るディスク受台はその中央に前記ディスク基板の中
    央穴に適合するヘッド部を備え、該ヘッド部はテーパー
    部を備えると共に、コイルバネにより支承されているこ
    とを特徴とする光ディスクの製造装置。
  8. 【請求項8】 光を反射する第1の反射膜と第2の反射
    膜を有する情報ディスク基板を製作する装置において、 片面に情報が記録されると共に前記第1の反射膜を有す
    るディスク基板と、片面に情報が記録されると共に前記
    第2の反射膜を有するダミー基板とを接着剤により貼り
    合わせる貼り合わせ装置と、 該貼り合わせ装置から貼り合わされた前記ディスク基板
    とダミー基板を受け取って前記ディスク基板を吸着する
    手段をもつ受け台と、 前記ディスク基板とダミー基板との間に力を加えて前記
    第2の反射膜から前記ダミー基板を剥離する剥離手段
    と、 前記ディスク基板の外周縁に添って形成される前記接着
    剤による接着層の外周縁突起部を機械的な力で除去する
    除去機構と、を備えたことを特徴とする光ディスクの製
    造装置。
  9. 【請求項9】 請求項6又は請求項7と請求項8の機構
    を組み合わせたことを特徴とする光ディスクの製造装
    置。
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