JP2005216425A - 光ディスクの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 カバーシートに変形癖が付いている場合でも、ディスク基板とカバーシートとの間に気泡を残留させることなく、ディスク基板とカバーシートとを効率的に貼り合わせす。
【解決手段】 光ディスク製造装置では、ディスク基板12及びカバーシート24を5Pa〜100Paの真空雰囲気中に保持しつつ、カバーシート24に対向するように支持されたディスク基板12を0.03m/s〜0.15m/sの速度でカバーシート24上まで移動させてディスク基板12をカバーシート24上に載置する。これにより、カバーシート24の一部が載置面49から浮き上っている場合でも、ディスク基板12の重量によりカバーシート24を平坦となるように矯正しつつ、ディスク基板12全体がカバーシート24に接するまでの期間内に、ディスク基板12とカバーシート24との間に介在していた空気を効率よく排出できる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、ディスク基板の記録面上に薄膜状のカバーシートを貼り合わせて光ディスクを製造する光ディスクの製造方法に関する。
レーザ光を用いて情報を記録し、又は再生する光ディスクとしては、例えば、CD−R(Compact Disc-recordable)、CD(Compact Disc)、DVD(digital versatile disc)、DVD−R(digital versatile disc-recordable)等が既に普及しているが、近年、光ディスクに対しては、映像情報等の情報を更に大量に格納したいという要望があり、記録情報の高密度化の検討が進んでいる。このような光ディスクに対する情報記録密度は、おおむねディスク上の光ビームのスポットサイズで決まり、このスポットサイズは、レーザ波長をλ、対物レンズの開口数をNAとすると、λ/NAに比例する。このため、光ディスクに対する記録密度を高めるためには、レーザ光の短波長化が必要となると共に、対物レンズの高NA化が効果的である。しかし、光ディスクの傾きにより発生するコマ収差はNAの3乗に比例して大きくなるため、高NA化によってディスクのチルト等による傾きに対するマージンが極めて小さくなり、わずかな傾きでもビームスポットがぼやけ、高密度での記録及び再生が実現できなくなる。従って、高密度化に適した従来の光ディスクでは、レーザ光の透過層であるカバー層を十分薄いもの(例えば、0.1mm程度のもの)とし、高NAに伴うディスクの傾きによるコマ収差の増加を抑制する必要がある(例えば、特許文献1参照)。
上記のような光ディスクの製造ラインでは、例えば、予め情報記録層が形成されたディスク基板の記録面上に樹脂フィルムを基材とする薄膜状のカバーシートを貼り合せ、このカバーシートによりディスク基板上に透明なカバー層を形成して光ディスクを製造する。ここで、カバーシートは、樹脂フィルム及びこの樹脂フィルムの片側の面に形成された粘着膜から構成されている。このカバーシートをディスク基板に貼り合わせる際には、先ず、カバーシートの粘着膜上にディスク基板を重ね合せてカバーシートとディスク基板との積層体(以下、これを「ディスク積層体」という。)を構成する。この状態では、粘着膜全体がディスク基板の記録面に均一に密着しておらず、カバーシートがディスク基板へ十分な接合力で接合されていない。このため、光ディスクの製造ラインでは、ディスク積層体をその厚さ方向に沿って所定の加圧力で加圧し、カバーシート全体をディスク基板の記録面に均一に密着させる。これにより、ディスク積層体におけるカバーシートがディスク基板へ十分な接合力で貼り合わされて、製品素材として光ディスクが製造される。
上記のような光ディスクを製造する光ディスクの製造装置(以下、「光ディスク製造装置」という。)としては、例えば、特許文献2に示されているように、支持テーブル上に載置されたカバーシート上にディスク基板を重ね合わせ、これらのディスク基板及びカバーシートを真空槽内へ格納し所定の真空度まで減圧した後に、この真空槽内で弾性を有する加圧部材であるパッドによりディスク基板を支持テーブル上のカバーシート側へ加圧し、カバーシートをディスク基板の記録面に貼り合わせるものがある。このようにカバーシートをディスク基板の記録面に貼り合せる加圧貼合工程を、十分に高い真空度まで減圧された真空雰囲気中で行うことにより、ディスク基板に貼り合わされたカバーシートと記録面との間に残留するエアーの排出が促進されるので、カバーシートとディスク基板の記録面との密着が不完全になることを効果的に防止できる。
特開平11−31337号公報(第9−10頁、図4) 特開平2003−217192号公報(第8頁、図1及び図2)
しかしながら、上記のような光ディスク製造装置により光ディスクを製造する場合に、カバーシートにカール癖等の変形癖が付いている場合には、このような変形癖が付いているカバーシート上にディスク基板を重ね合わせると、ディスク基板とカバーシートとの間に局部的に隙間が生じてしまうことがある。このようにディスク基板とカバーシートとの間に隙間が生じた状態のまま、真空雰囲気中で加圧部材によりディスク基板とカバーシートとを加圧して貼り合わせても、加圧中にディスク基板とカバーシートとの間から空気を完全に排出できず、ディスク基板のカバーシートとの間に微小な気泡(空気)が残留してしまうことがある。このようなディスク基板とカバーシートとの間に存在する気泡は、記録再生時に光ディスクに入射するレーザ光を散乱させ、また光ディスクの外観品質を低下させるので、光ディスクの製造歩留まりを低下させる原因の一つになる。
なお、変形癖が付いたカバーシートに対しては、ディスク基板に貼り合わされる前にデカール処理等の変形癖の除去処理を施すことにより、カバーシートから変形癖を除去し、又は減少することも可能であるが、このような処理を行うと、光ディスクの製造工程数が増加すると共に、光ディスク製造装置の構造が複雑になり、光ディスクの製造コストが増加してしまう。
本発明の目的は、上記事実を考慮して、カバーシートに変形癖が付いている場合でも、ディスク基板とカバーシートとの間に気泡を残留させることなく、ディスク基板とカバーシートとを効率的に貼り合わせることができる光ディスクの製造方法を提供することにある。
本発明に係る光ディスクの製造方法は、片側の面が記録面とされ、該記録面に情報記録層が形成されたディスク基板と、樹脂フィルムの片側の面に粘着膜が成膜されて構成され、該粘着膜を介して前記情報記録層を覆うように前記記録面に貼り合わされるカバーシートと、を有する光ディスクの製造方法であって、前記ディスク基板及び支持テーブル上に載置された前記カバーシートを100Pa以下の真空雰囲気中に保持しつつ、前記カバーシートに対向するように支持された前記ディスク基板を、その厚さ方向に沿って0.03m/s〜0.15m/sの速度で前記カバーシート上まで移動させて前記ディスク基板の記録面を前記カバーシートの粘着膜上に載置した後、前記記録面とは反対側の面から前記ディスク基板を、弾性を有する加圧部材により加圧し、前記粘着膜を介して前記カバーシートを前記ディスク基板に貼り合わせる加圧貼合工程を有することを特徴とする。
先ず、本発明に係る光ディスクの製造方法では、ディスク基板及びカバーシートを100Pa以下の真空雰囲気中に保持しつつ、カバーシートに対向するように支持されたディスク基板を、その厚さ方向に沿って0.03m/s〜0.15m/sの速度でカバーシート上まで移動させてディスク基板の記録面をカバーシートの粘着膜上に載置する。
ここで、0.03m/s〜0.15m/sというディスク基板の下降速度は、ディスク基板をカバーシートに載置する際に設定されるディスク基板の通常(従来)の下降速度よりも大幅に遅いものであるので、ディスク基板がカバーシートと接する直前のタイミングからディスク基板全体が接するまでの期間の時間長を、ディスク基板とカバーシートとの間からの空気の移動速度に対して十分に長いものにすることができる。
この結果、例えば、カバーシートの一部が支持テーブルから浮き上っていることに起因し、ディスク基板の一部が支持テーブル上のカバーシートに接した時点で、ディスク基板とカバーシートとの間に比較的大きい外部へ開放された空間(隙間)が形成されるような場合でも、ディスク基板の一部がカバーシートに接してから、ディスク基板の重量によりカバーシートを平坦となるように矯正しつつ、ディスク基板全体がカバーシートに接するまでの期間内に、ディスク基板とカバーシートとの間に介在していた空気を効率よく排出しつつ、ディスク基板とカバーシートの間から隙間を消失させることができるので、ディスク基板全体がカバーシートに接した状態で、ディスク基板とカバーシートとの間に残留する空気を十分に減少できる。
次いで、本発明に係る光ディスクの製造方法では、ディスク基板及びカバーシートを100Pa以下の真空雰囲気中に保持しつつ、記録面とは反対側の面からディスク基板全体を、弾性を有する加圧部材により加圧し、粘着膜を介してカバーシートをディスク基板に貼り合わせる。
このとき、加圧部材により加圧開始する前の時点で、ディスク基板とカバーシートとの間に残留する空気量が十分に減少しており、更に加圧部材による加圧中にもディスク基板とカバーシートとの間に残留している空気の外部への排出が真空雰囲気により促進されることから、加圧部材による加圧完了後には、ディスク基板とカバーシートとの間に残留する空気を極めて微量なものとし、又は実質的に空気が残留しない状態にできる。
この結果、加圧部材による加圧完了後に、ディスク基板とカバーシートとの間に残留する空気の影響によりカバーシートのディスク基板との貼り合わせが局部的に不完全になることを防止できると共に、カバーシートとディスク基板との間に気泡が残留することも効果的に防止できる。
以上説明したように本発明に係る光ディスクの製造方法によれば、カバーシートに変形癖が付いている場合でも、ディスク基板とカバーシートとの間に気泡を残留させることなく、ディスク基板とカバーシートとを効率的に貼り合わせることができる。
以下、本発明の実施形態に係る光ディスクの製造方法について図面を参照して説明する。
先ず、本発明の実施形態に係る光ディスクの構成について説明する。図1には、本発明の実施形態に係る光ディスクの製造方法により製造された光ディスクが示されている。この光ディスク10は、従来のDVD−R等の光ディスクに対して高密度の情報記録が可能とされたものであり、例えば、従来の光ディスクと比較して、記録再生用のレーザ光として短波長の青紫レーザ光を用いると共に、ディスク駆動装置の対物レンズの開口数NAを0.85程度まで増大することで、12cm径の光ディスク10に対する片面記録容量を27Gバイト程度まで高めることを想定している。
光ディスク10には、円板状に形成されたディスク基板12が設けられており、このディスク基板12の片側の面は情報の記録面14とされている。ディスク基板12の記録面14側には、光反射層18及び光吸収層20が順に積層されており、これらの光反射層18及び光吸収層20により情報記録層(以下、単に「記録層」という。)16が構成されている。また光ディスク10には、記録層16を覆うようにディスク基板12上に透明なカバー層22が設けられている。このカバー層22は、透明樹脂を素材とするカバーシート24により構成され、その厚さが100μm程度とされている。
ディスク基板12は、PC(ポリカーボネイト)等の樹脂を素材としてモールド成形されている。またカバーシート24は、PC(ポリカーボネイト)、PET(ポリエチレンテレフタレート)等の透明な樹脂フィルム26及び、この樹脂フィルム26の片側の面に形成された粘着膜28からなる。粘着膜28は、公知のアクリル系、ゴム系、シリコン系等の粘着剤により形成されるが、透明性及び耐久性の観点からは、アクリル系粘着剤が望ましい。またカバーシート24における樹脂フィルム26及び粘着膜28のそれぞれの厚さは、カバー層22の設定値に応じて決められるが、例えば、カバー層22の厚さの設定値が100μmの場合には、樹脂フィルム26の厚さが80μmに設定され、粘着膜28の厚さが20μmに設定される。
ディスク基板12の中心部には、光ディスク10の回転中心となる軸心SDに沿って円形のセンターホール29が穿設されている。またカバー層22の中心部には、軸心SDを中心としてセンターホール29よりも大径とされた円形の開口部30が形成されている。
図2には、本発明の実施形態に係る光ディスク製造装置が示されている。この光ディスク製造装置40は光ディスクの製造ラインに配置され、モールド成形等により成形されたディスク基板12にカバーシート24を貼り合わせて光ディスク10を製造するためのものであり、光ディスク製造装置40には、光ディスクの製造ラインにてそれぞれ独立した工程を経て製造されたディスク基板12及びカバーシート24が供給される。
光ディスク製造装置40には、装置全体を制御するための制御ユニット38(図4参照)を内蔵した本体ケーシング42が設けられており、この本体ケーシング42の上面部には、その中央付近に円板状の第1ターンテーブル44が設置されている。この第1ターンテーブル44は、その軸心S1を中心として本体ケーシング42により回転可能に支持されている。第1ターンテーブル44上の外周側には、それぞれ円板状に形成された6個のテーブル台46が軸心S1を中心とする周方向に沿って等ピッチで配置されている。これらのテーブル台46上には、それぞれ円板状の支持テーブル48が同軸的に配置されている。支持テーブル48の上面は、図3に示されるように、平滑な平面からなる載置面49とされ、この載置面49上には、カバーシート24及びディスク基板12が載置可能とされている。
各支持テーブル48には、その載置面49の中心部から突出するようにセンターピン50が配置されている。センターピン50は、図4に示されるように、第1ターンテーブル44、テーブル台46及び支持テーブル48をそれぞれ貫通するスライド穴52内へ摺動可能に挿入されており、その先端側を支持テーブル48の載置面49の中心部から突出させている。センターピン50は略丸棒状に形成されており、支持テーブル48と同軸的に配置されている。
図3に示されるように、センターピン50には、その先端部に基端側よりも外径が小さい細径部54が設けられている。この細径部54は、その外径がディスク基板12のセンターホール29の内径よりも僅かに小さくされている。センターピン50は、細径部54に対して基端側の部分が外径一定の大径部56とされており、この大径部56の外径は、カバーシート24の開口部30の内径よりも僅かに小さくされている。センターピン50には、細径部54と大径部56との間に段差状のディスク支持部58が形成されている。
図4に示されるように、センターピン50は、その下端側を本体ケーシング42内まで突出させており、センターピン50の下端部にはブロック状のジョイント部材60が取り付けられている。また本体ケーシング42内には、センターピン50の下側に第1リニアアクチュエータ62が配置されている。第1リニアアクチュエータ62は、シリンダ64及びこのシリンダ64から上方へ突出する駆動ロッド66を備えており、駆動ロッド66をシリンダ64により高さ方向(矢印H方向)に沿ってスライド可能に支持している。駆動ロッド66の先端部にはジョイント部材61が取り付けられており、駆動ロッド66は、ジョイント部材60,61を介してセンターピン50に着脱可能に連結されている。
ここで、第1リニアアクチュエータ62のシリンダ64は、ブラケット(図示省略)を介して本体ケーシング42における周回位置P3に対応する位置に固定されており、第1ターンテーブル44が回転してカバーシート24及びディスク基板12が載置された支持テーブル48が周回位置P3に移動してくると、その支持テーブル48に配置されたセンターピン50のジョイント部材60が駆動ロッド66のジョイント部材61に嵌挿されて連結される。また支持テーブル48上でのカバーシート24とディスク基板12との貼り合せが完了した後、第1ターンテーブル44が回転して支持テーブル48が周回位置P3から離脱すると、その支持テーブル48のジョイント部材60もジョイント部材61から離脱する。
第1リニアアクチュエータ62は、制御ユニット38によりサーボ制御可能とされており、制御ユニット38から入力した制御信号に対応する速度で駆動ロッド66を所定の移動量だけ上昇又は下降させる。これにより、センターピン50は、駆動ロッド66の移動量に応じて支持テーブル48の載置面49からの突出長を変化させる。
図2に示されるように、光ディスク製造装置40には、第1ターンテーブル44の外周側に、シート供給ユニット68、ディスク供給ユニット70、第1ターンテーブル44よりも小径の第2ターンテーブル72及びディスク搬出ユニット74が設置されている。なお、図2では、シート供給ユニット68によりカバーシート24の供給を受ける位置にある支持テーブル48を起点とし、第1ターンテーブル44の回転方向(反時計方向)に沿って6個の支持テーブル48及びテーブル台46が保持される位置をそれぞれ周回位置P1〜P6として以下の説明を行う。
シート供給ユニット68は、周回位置P1に保持された支持テーブル48の外周付近に配置されている。このシート供給ユニット68は、周回位置P1にある支持テーブル48上にカバーシート24を供給するためのものである。またディスク供給ユニット70は周回位置P2の外周付近に配置されており、このディスク供給ユニット70には、複数枚のディスク基板12が積載可能とされたディスク台76及び、このディスク台76上に積載された複数枚のディスク基板12から1枚のディスク基板12を把持し、このディスク基板12を周回位置P2にある支持テーブル48上へ搬送する搬送アーム78が設けられている。
光ディスク製造装置40には、周回位置P3にあるテーブル台46の上方に真空槽80が配置されている。真空槽80は、図4に示されるように、下方に向った開いた容器状に形成されており、その下端面には全周に亘って弾性を有するシール部材(図示省略)が取り付けられている。また光ディスク製造装置40には、真空槽80の上方に支持フレーム84が配置されており、この支持フレーム84は、真空槽80を吊り下げた状態でテーブル台46の上方に支持している。また真空槽80の頂面部にはサブフレーム86が固定されている。
図4に示されるように、支持フレーム84には、真空槽80を昇降するための第2リニアアクチュエータ88が搭載されている。この第2リニアアクチュエータ88は、支持フレーム84に固定されたシリンダ90及び、このシリンダ90から下方へ突出する駆動ロッド92を備えており、駆動ロッド92の先端部がサブフレーム86に連結されている。第2リニアアクチュエータ88は、制御ユニット38により制御され、制御ユニット38からの制御信号に従って真空槽80をテーブル台46の上方へ離間した開放位置(図4参照)及び真空槽80の下端面をテーブル台46に圧接させる密閉位置(図7参照)の何れかに保持する。ここで、密閉位置に保持された真空槽80内には外部から密閉された気密室94が形成される。
真空槽80内には、略肉厚円板状に形成された加圧部材96が支持テーブル48に正対するように支持され、この加圧部材96の下面部には弾性を有する弾性パッド98が固着されている。一方、サブフレーム86には、加圧部材96を支持及び駆動するための第3リニアアクチュエータ100が搭載されている。この第3リニアアクチュエータ100は、サブフレーム86に固定されたシリンダ102及び、このシリンダ102から下方へ突出する駆動ロッド104を備えており、この駆動ロッド104は、真空槽80の頂板部に取付けられたシールリング106内を挿通して真空槽80内まで突出し、その先端部が加圧部材96の上面中央部に連結されている。
第3リニアアクチュエータ100は、真空槽80が密閉位置に保持された状態で、制御ユニット38により制御され、制御ユニット38からの制御信号を受けると、加圧部材96を支持テーブル48の上方へ待機した待機位置(図4参照)から支持テーブル48上に載置されたカバーシート24及びディスク基板12に圧接する押圧位置まで下降させ、加圧部材96によりカバーシート24及びディスク基板12を加圧した後、加圧部材96を待機位置へ復帰させる。
図4に示されるように、真空槽80には、フレキシブルホース108の一端部が内部に連通するように連結されており、このフレキシブルホース108を通して真空ポンプ等の真空発生装置(図示省略)が接続されている。この真空発生装置も、制御ユニット38により制御され、制御ユニット38は、真空槽80が密閉位置へ下降して気密室94が形成されると、真空発生装置により気密室94内の空気を吸入して気密室94内を所定の真空度まで減圧する。
第2ターンテーブル72は、第1ターンテーブル44上で製造された光ディスク10を一時保管するためのものであり、図2に示されるように、周回位置P6に保持された支持テーブル48の外周付近に配置されている。この第2ターンテーブル72上には、その軸心S3を中心とする周方向に沿ってディスク基板12が載置可能とされた4個のディスク支持台110が設けられている。なお、図2では、第1ターンテーブル44に最も近接する位置にあるディスク支持台110を起点とし、第2ターンテーブル72の回転方向(反時計方向)に沿って4個のディスク支持台110が保持される位置をそれぞれ周回位置R1〜R4として以下の説明を行う。
図2に示されるように、光ディスク製造装置40には、第2ターンテーブル72に隣接してディスク搬出ユニット74が設置されており、このディスク搬出ユニット74には、複数枚のディスク基板12がそれぞれ積載可能とされたNGディスク台112及び良品ディスク台114が設けられると共に、周回位置P6に保持された支持テーブル48、周回位置R1に保持されたディスク支持台110、NGディスク台112及び良品ディスク台114の間で光ディスク10を搬送する搬送アーム116が設けられている。
また、光ディスク製造装置40には、第2ターンテーブル72における周回位置R2に保持されたディスク支持台110の上方に光ディスク10の表面(光入射面)から保護シート(図3参照)を剥離、回収する剥離ユニット118が設置されると共に、周回位置R3に保持されたディスク支持台110の上方に光ディスク10の光入射面の平面性、軸心SDを基準とする傾き量等を検査するための面状検査ユニット120が設置されている。
なお、ディスク基板12に貼り合わされるカバーシート24(図3参照)は、図5(B)に示されるように、長尺帯状の樹脂フィルム26、この樹脂フィルム26の片側の面に形成された粘着膜28、この粘着膜28に貼り付けられた剥離シート34及び、樹脂フィルム26の粘着膜28とは反対側の面に貼り付けられた保護シート36からなる4層構造の積層シート材32を加工素材として製造される。具体的には、環状の打抜刃(図示省略)により積層シート材32における保護シート36、樹脂フィルム26及び粘着膜28を円板状に打抜くことでカバーシート24を成形する。このとき、カバーシート24の粘着膜28に貼り付けられた剥離シート34は、打抜刃により打抜かれることなく長尺帯状のまま残される。この長尺帯状の剥離シート34は、積層シート材32から打抜かれたカバーシート24を搬送するためのキャリアベースとして用いられる。このようにしてカバーシート24が打抜き加工された積層シート材32は、図5(A)に示されるように、一旦ロール状に巻き取られた後、シート供給ユニット68に装填される。
次に、上記のように構成された光ディスク製造装置40を用いた光ディスク10の製造方法について説明する。
光ディスク製造装置40では、支持テーブル48が周回位置P1に移動してくると、これに連動して、シート供給ユニット68が積層シート材32における剥離シート34から1枚のカバーシート24を剥離すると共に、このカバーシート24を粘着膜28が上方を向くように支持テーブル48の載置面49上に載置する。このとき、図6(A)に示されるように、カバーシート24の開口部30内にセンターピン50の大径部56が挿入され、センターピン50の大径部56によりカバーシート24の中心が支持テーブル48の軸心S2と一致するように位置決めされる。
但し、積層シート材32がロール状に巻き取られた状態で保管され、シート供給ユニット68へ装填されることから、剥離シート34から剥離されたカバーシート24には、通常、積層シート材32の撓み方向へカールしようとするカール癖が付いており、このカール癖は、積層シート材32における内周側に巻き取られていたカバーシート24ほど強いものになる。このような強いカール癖が付いたカバーシート24をシート供給ユニット68により支持テーブル48の載置面49上に載置した場合には、図8(A)又は(B)に示されるように、カールが生じたカバーシート24の一部が支持テーブル48の載置面49から浮き上ったままの状態になり易い。
具体的には、カバーシート24の表面(光入射面)が外周側を向くように積層シート材32が巻き取られていた場合には、カバーシート24は、図8(A)に示されるように、載置面49へ向かって凸状になるようにカールし、載置面49上で径方向に沿った両端部が載置面49から浮き上った状態になり易く、またカバーシート24の光入射面が内周側を向くように積層シート材32が巻き取られていた場合には、カバーシート24は、図8(B)に示されるように、載置面49へ向かって凹状になるようにカールし、径方向に沿った中央部が載置面49から浮き上った状態になり易い。
光ディスク製造装置40では、シート供給ユニット68により支持テーブル48上にカバーシート24が載置されると、第1ターンテーブル44を反射時計方向へ所定の回転量(60°)回転させ、カバーシート24が供給された支持テーブル48が周回位置P2に移動させる。カバーシート24と共に支持テーブル48を周回位置P2に移動すると、ディスク供給ユニット70は、ディスク台76上に積載された複数枚のディスク基板12から1枚のディスク基板12を把持し、このディスク基板12を周回位置P2にある支持テーブル48上へ搬送し、センターホール29をセンターピン50の細径部54の外周側へ嵌挿しつつ、ディスク基板12をセンターピン50のディスク支持部58上に載置する。
このとき、第1リニアアクチュエータ62によりセンターピン50が上限位置に保持されており、この上限位置では、図6に示されるようにセンターピン50における大径部56の先端側が載置面49から上方へ突出している。これにより、図6(B)に示されるように、センターピン50の細径部54によりディスク基板12の中心が支持テーブル48の軸心S2と一致するように位置決めされると共に、センターピン50のディスク支持部58によりディスク基板12がカバーシート24の上方へ離間した状態で支持される。
光ディスク製造装置40では、ディスク供給ユニット70によりディスク基板12がセンターピン50のディスク支持部58上に載置されると、第1ターンテーブル44を反射時計方向へ60°回転させ、カバーシート24及びディスク基板12が供給された支持テーブル48を周回位置P3に移動させる。カバーシート24及びディスク基板12と共に支持テーブル48が周回位置P3に移動すると、制御ユニット38は、図7(A)に示されるように、第2リニアアクチュエータ88により真空槽80を開放位置から密閉位置へ下降させる。これにより、真空槽80内には外部から密閉された気密室94が形成される。次いで、制御ユニット38は、真空発生装置により気密室94内から空気を吸引して気密室94内を所定の真空度まで減圧する。このとき、真空発生装置は、気密室94内を5〜100Paの範囲から設定された目標真空度(本実施形態では、30Pa以下)まで減圧し、カバーシート24とディスク基板12との貼り合わせが完了するまで気密室94内を30Pa以下に維持する。
制御ユニット38は、気密室94内が30Pa以下まで減圧されると、制御ユニット38は、第1リニアアクチュエータ62により上限位置にあるセンターピン50を所定の下限位置まで下降させる。この下限位置では、センターピン50は、図7(B)に示されるように、支持テーブル48の載置面49から突出しないように、その先端が載置面49よりも下方に位置する。センターピン50が上限位置から下限位置へ下降することにより、センターピン50のディスク支持部58上に載置されていたディスク基板12は、カバーシート24上まで移動し、ディスク基板12の記録面14がカバーシート24の粘着膜28上に載置される。このとき、制御ユニット38は、センターピン50が0.03m/s〜0.15m/sの範囲から選択された一定の速度で上限位置から下限位置へ下降するように第1リニアアクチュエータ62の作動速度を制御する。
制御ユニット38は、センターピン50が下限位置へ下降した後、第3リニアアクチュエータ100により加圧部材96を待機位置(図7(A)参照)から押圧位置(図7(B)参照)まで下降させ、加圧部材96の弾性パッド98によりディスク基板12及びカバーシート24を所定の加圧力で加圧した後、加圧部材96を待機位置へ復帰させる。ここで、制御ユニット38は、加圧部材96の弾性パッド98からディスク基板12及びカバーシート24へ加えられる加圧力が0.2kPa〜1.0kPaの範囲内から選択された目標値(本実施形態では、0.5kPa)となるように、第3リニアアクチュエータ100が発生する押圧力を制御し、この押圧力を0.2秒維持した後、第3リニアアクチュエータ100により加圧部材96を押圧位置から待機位置へ復帰させる。これにより、ディスク基板12の記録面14全体がカバーシート24の粘着膜28に均一に密着し、カバーシート24がディスク基板12へ十分な接合力で貼り合わされ、製品素材としての光ディスク10(図1参照)の製造が完了する。
制御ユニット38は、加圧部材96を待機位置に復帰させると、真空発生装置を通して気密室94内を大気へ開放した後、第2リニアアクチュエータ88により真空槽80を密閉位置から開放位置へ復帰させる。
光ディスク製造装置40では、真空槽80が開放位置に復帰すると、第1ターンテーブル44を反時計方向へ回転して光ディスク10が載置された支持テーブル48を周回位置P5まで移動させた後、更に周回位置P6まで移動させる。これに連動し、光ディスク製造装置40は、ディスク搬出ユニット74の搬送アーム78により周回位置P6にある支持テーブル48上に載置された光ディスク10を把持し、この光ディスク10の表裏を反転しつつ、光ディスク10を第2ターンテーブル72における周回位置R1にあるディスク支持台110上に載置する。
第2ターンテーブル72は、周回位置R1にあるディスク支持台110上に光ディスク10が載置されると、反時計方向へ間欠的に回転し、光ディスク10が載置された支持テーブル48を周回位置R2及び周回位置R3にそれぞれ一旦停止させた後、周回位置R4まで移動させる。このとき、剥離ユニット118は、周回位置R2に一旦停止しているディスク支持台110上に載置された光ディスク10から保護シートを剥離し、この保護シートを回収する。
また面状検査ユニット120は、周回位置R3に一旦停止しているディスク支持台110上に載置された光ディスク10の上面(光入射面)の平面性、傾き量等の面状を検査する。この面状検査ユニット120による検査結果は、光ディスク製造装置40の制御ユニット(図示省略)へ送信される。制御ユニットは、面状検査ユニット120による検査結果に基づいて、第2ターンテーブル72により周回位置R3まで搬送されてきた光ディスク10が予め決められた品質基準を満たしていないNG品か、品質基準を満たしている良品かを判断する。
面状検査ユニット120による検査完了後に、第2ターンテーブル72により光ディスク10が周回位置P4まで搬送されてくると、光ディスク製造装置40の制御ユニットは、周回位置P4にある光ディスク10がNG品である場合には、この光ディスク10を搬送アーム116により把持させ、ディスク支持台110上からNGディスク台112上に搬送してNGディスク台112上に積載し、また周回位置P4にある光ディスク10が良品である場合には、この光ディスク10を搬送アーム116により把持させ、ディスク支持台110上から良品ディスク台114上に搬送して良品ディスク台114上に積載する。これらのディスク台112,114上に積載されたNG品及び良品としての光ディスク10は、それぞれ所定のロット枚数まで貯まると、ディスク台112,114上から再検査工程、塗装工程等の他の工程が行われる装置等へ搬出される。
以上説明したように、本実施形態に係る光ディスクの製造方法では、ディスク基板12及びカバーシート24を5Pa〜100Paの範囲内から設定された目標真空度の真空雰囲気中に保持しつつ、カバーシート24に対向するように支持されたディスク基板12を、その厚さ方向に沿って0.03m/s〜0.15m/sの速度の範囲内から設定された下降速度でカバーシート24上まで移動させてディスク基板12の記録面14をカバーシート24の粘着膜28上に載置する。
このとき、0.03m/s〜0.15m/sというディスク基板12の下降速度は、ディスク基板12をカバーシート24に載置する際に設定されるディスク基板12の通常の下降速度よりも大幅に遅いものであるので、ディスク基板12がカバーシート24と接する直前のタイミングからディスク基板12全体が接するまでの期間の時間長を、ディスク基板12とカバーシート24との間からの空気の移動速度に対して十分に長いものにすることができる。
この結果、例えば、図8(A)又は(B)に示されるようにカバーシート24の一部が載置面49から浮き上っていることに起因し、ディスク基板12の一部が載置面49上のカバーシート24に接した時点で、ディスク基板12とカバーシート24との間に比較的大きい外部へ開放された空間(隙間)が形成されるような場合でも、ディスク基板12の一部がカバーシート24に接してからディスク基板12の重量によりカバーシート24を平坦となるように矯正しつつ、ディスク基板12全体がカバーシート24に接するまでの期間内に、ディスク基板12とカバーシート24との間に介在していた空気を効率よく排出し、ディスク基板12とカバーシート24の間から隙間を消失させることができるので、ディスク基板12全体がカバーシート24に接した状態で、ディスク基板12とカバーシート24との間に残留する空気を十分に減少できる。
このとき、気密室94内の真空度が100Paよりも高いと、カバーシート24とディスク基板12との間に形成される隙間に残留する空気の密度が高くなって、ディスク基板12の下降速度を0.03m/s〜0.15m/sの範囲に設定しても、カバーシート24とディスク基板12との間から十分に空気を排出することが困難になる。またロータリポンプ等の一般的な真空発生装置では、気密室94内の真空度を5Paよりも低くすることは難しく、またオイルデフュージョンポンプ等の高真空を発生できる真空発生装置を用いても長時間を要するので、光ディスク10の製造効率の点から現実的ではない。またディスク基板12の下降速度は、気密室94内の真空度が100Pa以下に保たれていれば、0.15m/s以下に設定することにより、ディスク基板12とカバーシート24との間に残留する空気を十分に減少できることが実験的に明らかなっているが、0.03m/sよりも低くく設定することは、第3リニアアクチュエータ100に対する制御が複雑になり、また光ディスク10の製造効率の点からも現実的ではない。
次いで、本実施形態に係る光ディスクの製造方法では、ディスク基板12及びカバーシート24を5Pa〜100Paの範囲内から設定された目標真空度の真空雰囲気中に保持しつつ、ディスク基板12の記録面14とは反対側の面からディスク基板12全体を、加圧部材96の弾性パッド98により加圧し、粘着膜28を介してカバーシート24をディスク基板12に貼り合わせる。
このとき、加圧部材96により加圧開始する前の時点で、ディスク基板12とカバーシート24との間に残留する空気量が十分に減少しており、更に加圧部材96による加圧中にもディスク基板12とカバーシート24との間に残留している空気の排出が真空雰囲気により促進されることから、加圧部材96による加圧完了後には、ディスク基板12とカバーシート24との間に残留する空気を極めて微量なものとし、又は実質的に空気が残留しない状態にできる。この結果、加圧部材96による加圧完了後に、ディスク基板12とカバーシート24との間に残留する空気の影響によりカバーシート24のディスク基板12との貼り合わせが局部的に不完全になることを防止できると共に、カバーシート24とディスク基板12との間に気泡が残留することも効果的に防止できる。
本発明の実施形態に係る光ディスクの構成を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る光ディスクの製造方法が実施される光ディスク製造装置の構成を示す平面図である。 図2に示される光ディスク製造装置における支持テーブル及びセンターピンの構成を示す斜視図である。 図2に示される光ディスク製造装置における真空槽及び真空槽を支持及び駆動するための機構の構成を示す側面断面図である。 本発明の実施形態に係る光ディスクの製造方法に用いられるカバーシートの素材である積層シート材の構成を示す斜視図及び側面断面図である。 (A)は支持テーブル上にカバーシートが載置された状態を示す側面図、(B)は支持テーブル上にカバーシート及びディスク基板が載置された状態を示す側面図である。 (A)は真空槽が密閉位置に下降して真空槽内に密閉室が形成された状態を示す側面断面図、(B)は密閉室内で加圧部材が加圧位置まで下降してディスク基板及びカバーシートを加圧した状態を示す側面断面図である。 支持テーブル上に載置されたカバーシートにカールが生じてカバーシートの一部が載置面から浮き上った状態を示し側面図である。
符号の説明
10 光ディスク
12 ディスク基板
14 記録面
24 カバーシート
28 粘着膜
40 光ディスク製造装置
48 支持テーブル
49 載置面
80 真空槽
96 加圧部材
98 弾性パッド

Claims (2)

  1. 片側の面が記録面とされ、該記録面に情報記録層が形成されたディスク基板と、樹脂フィルムの片側の面に粘着膜が成膜されて構成され、該粘着膜を介して前記情報記録層を覆うように前記記録面に貼り合わされるカバーシートと、を有する光ディスクの製造方法であって、
    前記ディスク基板及び支持テーブル上に載置された前記カバーシートを100Pa以下の真空雰囲気中に保持しつつ、
    前記カバーシートに対向するように支持された前記ディスク基板を、その厚さ方向に沿って0.03m/s〜0.15m/sの速度で前記カバーシート上まで移動させて前記ディスク基板の記録面を前記カバーシートの粘着膜上に載置した後、
    前記記録面とは反対側の面から前記ディスク基板を、弾性を有する加圧部材により加圧し、前記粘着膜を介して前記カバーシートを前記ディスク基板に貼り合わせる加圧貼合工程を有することを特徴とする光ディスクの製造方法。
  2. 前記加圧部材による前記カバーシート上に載置された前記ディスク基板に対する加圧力を、0.2KPa〜1.0KPaの範囲から選択された値に設定することを特徴とする請求項1記載の光ディスクの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN108091583A (zh) * 2016-11-21 2018-05-29 细美事有限公司 基板支撑组件及包括其的探针台

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