JP2001013935A - 画像投影システム - Google Patents

画像投影システム

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JP2001013935A
JP2001013935A JP18712299A JP18712299A JP2001013935A JP 2001013935 A JP2001013935 A JP 2001013935A JP 18712299 A JP18712299 A JP 18712299A JP 18712299 A JP18712299 A JP 18712299A JP 2001013935 A JP2001013935 A JP 2001013935A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プレゼンテータが説明時にスクリーン上の画
像に重ね合わせて簡単な操作でマーキング等ができる画
像投影システムを提供する。 【解決手段】 画像投影システムは、反射型のスクリー
ン1、画像をスクリーン1に投影するためのプロジェク
タ2、プロジェクタ2に画像信号を供給する画像入力装
置3、スクリーン1上の画像を指示するための光学的ポ
インタ4を備えている。画像入力装置3は、スクリーン
1上の光線の位置であるスクリーン上座標を計算する光
線位置検出機能、スクリーン上座標を基準に、ある定め
られた画像パタンを元画像に重ね合わせるための位置合
わせ機能、及び元画像と画像パタンの画像信号を合成す
る画像編集機能を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プロジェクタから
スクリーンに画像を投影する画像投影システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、プロジェクタを使用し、複数の聴
講者に講義、講演、説明等を行う機会が増えている。こ
れは専ら、プロジェクタの投影画像の品質が高まったこ
と、パソコン等の情報入力機器のハード及びソフトの機
能が充実したこと等による。
【0003】しかし従来の画像投影システムにおいて、
スクリーン上に投影されている画像の編集を行うために
は、プロジェクタ使用者(プレゼンテータと呼ぶ)、も
しくはその代行がパソコン等の情報入力機器上でマウス
操作、キー入力操作等を行わなければならなかった。
【0004】従って、プレゼンテータが、説明の効果を
上げるために説明文中の、強調したい文字列に下線を引
いたり文字列を囲んだりしようとしても、説明しながら
のパソコン操作が煩わしく、思うに任せなかった。
【0005】この不具合を解決するためには、説明しな
がら恰も黒板にペンで線を書く感覚で、スクリーン上の
元画像にある種の画像パターンをマーキングできる技術
が必要である。
【0006】特開平5−46129号公報においては、
磁気センサを配置したスクリーンと、先端に磁石を備え
た指示棒(磁石ポインタ)を組み合わせ、プレゼンテー
タが磁石ポインタでスクリーン上の位置を指示し、磁石
センサにより検出された信号を座標検出装置に供給し
て、ここからの座標データを画像信号処理装置に入力す
ると共に、画像源から供給される画像信号にシンボルM
として合成し、この表示信号をプロジェクタからスクリ
ーンに投影する画像表示装置が提供されている。また、
特開平8−160539号公報においては、接触式の入
力方法の他、非接触式の入力方法が挙げられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記特開平5−461
29号公報に示す装置は、指示棒で位置指定し、スクリ
ーン上に画像を形成することができるので、上記煩わし
さが改善できる。しかし、大きな会場で講演する場合等
は、プレゼンテータがスクリーン近傍で指示棒を持ちな
がら説明するのではなく、光学式のポインタによりある
程度スクリーンから距離を置いて場所から説明する場合
が多く、このような会場には適用することができない。
【0008】また、画像信号処理装置内でスクリーン上
の座標データと画像信号データを一致させる手段がな
く、プロジェクタをスクリーンに対して動かした場合、
スクリーン上の元画像の位置とシンボルMの位置関係が
合わなくなる。
【0009】また、特開平8−160539号公報の技
術は、透過型プロジェクタにのみ有効な手段であり、反
射型のプロジェクタには適さない(通常、プロジェクタ
の画像投影は、半透明スクリーンの裏面より投影しスク
リーン上に画像を形成する方式「透過型」と、白地スク
リーンの表面側から投影しスクリーン表面に像を形成す
る方式「反射型」がある)。
【0010】反射型プロジェクタにおいては、プロジェ
クタ本体とスクリーンを切り離して搬送できるため、可
搬性に優れ便利であり、また透過型に比較して安価であ
り、さらに透過型に比較して画像品質が良好である。従
って、このような利点を持つ反射型プロジェクタに適さ
ないというのは致命的な欠陥となる。
【0011】本発明は、上記のような問題に鑑みてなさ
れたものであり、反射型プロジェクタにおいて、プレゼ
ンテータが説明時にスクリーン上の画像に重ね合わせて
簡単な操作でマーキング等ができる画像投影システムを
提供することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、反射型のスクリーン、画像
をスクリーンに投影するためのプロジェクタ、プロジェ
クタに画像信号を供給する画像入力装置、スクリーン上
の画像を指示するための光学的ポインタを備えた画像形
成システムにおいて、スクリーンは、光学的ポインタか
ら照射される光線を感知する光センサがマトリクス状に
配置されており、画像入力装置は、光線を感知した光セ
ンサから発せられる電気信号に基づき、スクリーン上の
光線の位置であるスクリーン上座標を計算する光線位置
検出機能、光線位置検出機能により計算されたスクリー
ン上座標を基準に、ある定められた画像パタンを元画像
に重ね合わせるための位置合わせ機能、及び元画像と画
像パタンの画像信号を合成する画像編集機能を有するこ
とを特徴とするものである。
【0013】また上記目的を達成するために、請求項2
記載の発明は、請求項1記載の画像投影システムにおい
て、スクリーン上に投影されている投影画像内のある定
められた複数の点である投影画像座標に対して光学的ポ
インタより光信号を照射し、画像入力装置の位置合わせ
機能は、この光信号によるスクリーン上座標と投影画像
座標の相対位置関係を計算して両者の位置合わせを行う
ことを特徴とするものである。
【0014】また上記目的を達成するために、請求項3
記載の発明は、請求項1記載の画像投影システムにおい
て、光学的ポインタからの可視光と同種の光信号を複数
個所含んだ状態でスクリーンに画像投影し、画像入力装
置の位置合わせ機能は、スクリーン上の該光信号を検出
した位置であるスクリーン上座標と投影画像中の光信号
照射位置である投影画像座標とから、スクリーン上座標
と投影画像座標の相対位置関係を計算して両者の位置合
わせを行うことを特徴とするものである。
【0015】請求項1記載の発明では、画像入力装置
は、光線を感知した光センサから発せられる電気信号に
基づき、スクリーン上の光線の位置であるスクリーン上
座標を計算し、計算されたスクリーン上座標を基準に、
ある定められた画像パタンを元画像に重ね合わせ、さら
に、元画像と画像パタンの画像信号を合成する。
【0016】請求項2記載の発明では、スクリーン上に
形成(投影)されている元画像に重ね合わせ、プレゼン
テータの操作により、あるパタンの画像を描画(投影)
する技術において、必要となる位置合わせに際し、位置
合わせ用の光信号の照射をプレゼンテータ自身が行う。
【0017】請求項3記載の発明では、スクリーン上に
形成(投影)されている元画像に重ね合わせ、プレゼン
テータの操作により、あるパタンの画像を描画(投影)
する技術において、必要となる位置合わせに際し、プレ
ゼンテータが意識することなく、自動で位置合わせが行
われる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明の実施の形態を示す
画像投影システムの全体構成図である。この画像投影シ
ステムは、反射型のスクリーン1、画像をスクリーン1
に投影するためのプロジェクタ2、プロジェクタ2に画
像信号を供給する画像入力装置3、スクリーン1上の画
像を指示するための光学的ポインタ4を備えている。
【0019】画像入力装置3は、光信号受信時にスクリ
ーン1上の光センサより発せられる電気信号が送られ、
この信号に基づき、スクリーン1上の光線の照射位置5
を計算する光線位置検出手段、光線位置検出手段により
計算された光線位置を基準に、ある定められた画像を元
画像に重ね合わせた画像信号を合成する画像編集手段を
兼ねることもできる。プレゼンテータPは、光学的ポイ
ンタ4により可視光をスクリーン1に照射し、スクリー
ン1上の投影画像の所望の位置を指示することができ
る。
【0020】図2はスクリーンの概略構成図である。ス
クリーン1表面には、マトリクス状に配置された複数の
透明もしくはスクリーン地と同系色の光センサ11が存
在し、それぞれの光センサ11が特定の光線(光信号)
を受け取ると、光センサ11はオフレベルからオンレベ
ルに変位し、その電気信号から、変位した(即ち光が照
射された)光センサ11の位置が、スクリーン上座標と
して、光線位置検出手段12により認識される。
【0021】この光線位置検出手段12は、単独の機器
として設置し、光線位置信号を画像編集手段に伝えても
よいが、画像入力装置3内に組み込むこともできる。光
センサ11の配置間隔は、位置分解能を高めるためには
密にすべきであるが、密にすればする程製作コストが高
くなるため、コストパフォーマンスの観点から決定され
るべきである。通常、光センサ11は数mm〜数cm間
隔に配置される。
【0022】このようにスクリーン1に光センサ11を
マトリクス状に配置することで、スクリーン1上に形成
(投影)されている元画像に重ね合わせ、プレゼンテー
タPの操作により、ある画像パタンを描画(投影)する
ことが可能となる。
【0023】また、光信号及び光センサ11を用いるこ
とで、従来技術にあるようにスクリーン1に指示棒を接
触させる必要がないため、プレゼンテータPがスクリー
ン1から離れた位置にいても説明がし易く、説明しなが
ら恰も黒板にペンで線を書く感覚でスクリーン1上の元
画像にある種の画像パタンをマーキングできる。また、
反射型スクリーンであるので、前述の投影型スクリーン
にあるような不具合もない。
【0024】光センサ11で光信号を感知する場合、投
影画像自体が画像に応じて様々な色を放っているので、
光センサ11は光信号と投影画像の光とを分離してセン
シングできなければならず、このため光信号としては、
赤外光を用いるか、あるいは光の照射強度にある変調を
掛けた可視光を用い、光センサ11が画像の光と分離し
感知できるように構成することが望ましい。
【0025】光信号として赤外光を用いる場合、光セン
サ11としては、従来より一般に使用されている光セン
サ11を用いることができ、例えば、焦電型センサ、量
子型センサ(参考;丹野他「センサの基礎とその応用」
森北出版)等を利用できる。これらのセンサは比較的安
価であるため、スクリーン1の製作コストの点で有利で
ある。また投影画像と光の波長域が異なるため、フィル
タリング等を施すことで、安定した信号検出が可能であ
る。
【0026】また、光信号として可視光を用いる場合、
光学的ポインタ4に赤外光と可視光を共に発信する機構
を設ける必要がなく、光学的ポインタ4の構成を簡素化
できる。また、位置合わせ手段としてプロジェクタ2で
扱う可視光によって光信号を発信できるので、プロジェ
クタ2に赤外光を発信するための機構か必要なく、負担
が掛からない。但し、光センサ11及び光センサ11の
信号を伝達する導体は、透明かスクリーンの地の色と同
系統の色合いとし、投影画像の品質が低下しないように
配慮する必要がある。
【0027】ここで、請求項1記載の発明は、図1の画
像入力装置3に、光線(光信号)を感知した光センサ1
1から発せられる電気信号に基づきスクリーン1上の光
線の位置(スクリーン上座標)を計算する光線位置検出
手段、光線位置検出手段により計算されたスクリーン上
座標を基準に、ある定められた画像パタンを元画像に重
ね合わせるための位置合わせ手段、及び画像信号を合成
する画像編集手段としての機能を持たせている。
【0028】ここで、スクリーン上座標と投影画像座標
の位置合わせの概念について以下説明する。図4
(a),(b),(c)はスクリーン1に画像が投影さ
れている場合の投影範囲10(一点鎖線で表示される領
域)を示している。プロジェクタ2からの投影画像は、
一般的には放射状の光であり、輪郭は長方形をなしてい
る。
【0029】その光軸がスクリーン1の法線と平行であ
れば、(a)に示す通り画像が歪むことなく長方形を保
っている。光線が法線に対して上下方向にある角度を持
っている場合は、長方形は(b)に示すような形状に歪
み、同時に画像も歪む。光軸が法線に対して左右方向に
ある角度を持っている場合は、長方形は(c)に示すよ
うな形状に歪み、同時に画像も歪む。
【0030】図5にはスクリーン1とその表面に配置さ
れた光センサ11が示されており、各光センサ11はス
クリーン上座標と対応している。図では便宜上(1,
1)から(24,14)までの336個のセンサが示さ
れている。また、図では光センサ11の配置が認識でき
るように輪郭を示しているが、実際には投影画像の視認
性を妨げないように、透明かスクリーン地の色と同系色
にすることが望ましい。
【0031】一方、投影画像は前述の通り、ある歪みを
持ってスクリーン1上に投影されることが多い(投影範
囲10)。投影画像座標を仮に(1,1)から(64
0,480)に設定すると、その(1,1)のスクリー
ン上座標〔図中では(3,3)〕、(640,1)のス
クリーン上座標〔図中では(23,3)〕、及び(64
0,480)のスクリーン上座標〔図中では(18,1
3)〕を予め光線位置検出手段により認識しておくこと
で、位置合わせ手段により、任意の投影画像座標に対応
するスクリーン上座標が比例計算により得られる。
【0032】即ち、任意の位置の文字列に下線を引く、
あるいは文字列を線で囲む等の操作を行う場合、予め位
置合わせを行っておくことにより、スクリーン1上の該
当部分に光線を照射することで、投影画像座標のどの部
分にこれらの画像パタンを合成すべきか計算できるよう
になる。
【0033】ここに示した例においては、投影画像の左
上隅の点〔投影画像座標における(1,1)の点〕と、
右上隅の点〔投影画像座標における(640,1)の
点〕、及び右下隅の点〔投影画像座標における(64
0,480)の点)を光学的ポインタ4で指示し、位置
合わせを行っているが、投影画像座標は(1,1)、
(640,1)及び(640,480)である必要はな
く、任意の複数の点(3点以上が望ましい)を設定して
よい。
【0034】請求項2記載の発明では、プレゼンテータ
Pの手による位置合わせを行っているのに対して、請求
項3記載の発明では、予め投影画像中に位置合わせ用の
光信号を加えている。どちらの場合もプロジェクタ2を
立ち上げた直後にこの操作を行うことで、投影画像座標
とスクリーン上座標の位置関係が画像入力装置3内に記
憶されるので、以後プロジェクタ2とスクリーン1の位
置関係が変わらない限り、操作する必要はない。
【0035】請求項2記載の発明では、位置合わせ用の
光信号の照射をプレゼンテータP自身が行うので、プロ
ジェクタ2または画像入力装置3に光信号発生のための
機構を設ける必要がなく、コスト的に有利である。一
方、請求項3記載の発明では、使用者が意識することな
く、自動で位置合わせが行われるため、便利である。
【0036】次に図7を用いて、スクリーン上座標と投
影画像座標の位置関係計算までの動作説明を行う。ここ
では光学的ポインタ4による位置合わせを説明する。プ
ロジェクタ2、画像入力装置3、光学的ポインタ4、ス
クリーン1の各電源を投入すると、プロジェクタ2、画
像入力装置3、光学的ポインタ4は内部テスト等のイニ
シャライズを行う(S1−1〜S1−3)。またスクリ
ーン1は光センサ11の電源をオンする(S1−4)。
【0037】イニシャライズ終了後、プロジェクタ2か
ら光線位置検出用画像パタンが表示される(S2)。こ
の画像では使用者に対して位置合わせのための光照射を
行うよう画面中で促し、照射する部分を示す(図8参
照)。この照射部に向けてプレゼンテータPは光学的ポ
インタ4の光線を照射する(S3)。
【0038】光線が照射されると、光センサ11により
光線が検出され(S4)、その信号が画像入力装置3内
の光線位置検出手段にてスクリーン上座標として認識さ
れ、さらに投影画像座標との位置関係が位置合わせ手段
により計算される(S5)。
【0039】この光学的ポインタ4を使用した画像パタ
ン形成方法の例を図3及び図9を用いて説明する。図9
においては、図7におけるスクリーン上座標と投影画像
座標の位置合わせが終了し、実際に使用する場面から説
明する。
【0040】始めにプレゼンテータPは、画像入力装置
3から投影すべき元画像をプロジェクタ2に送り(S1
1)、プロジェクタ2はこの画像をスクリーン1に投影
する(S12)。画像入力装置3としてパソコンを使用
する場合、プレゼンテーション用のアプリケーションソ
フトを起動し、このアプリケーションソフト上で投影す
べき所望のファイルを読み込み、これをパソコン画面に
出力する代わりに、もしくはパソコン画面に出力するの
と同時に、プロジェクタ2に出力するのが一般的であ
る。プレゼンテータPは、投影された画像を基に、聴講
者に光学的ポインタ4を使用して説明を行い、必要に応
じて元画像に画像パタンを書き加える。
【0041】図3において、ボタン42aを押し続ける
ことで光線(光信号)が照射され、可視光線によってス
クリーン1上の画像が指示できると共に、赤外光線によ
って光センサ11に位置が検出される。ボタン42aを
離すと最後に検出した光センサ11の位置情報(画像パ
タン開始点と呼ぶ)が光線位置検出手段に送られる(S
13)。
【0042】引き続き別の点を同様にボタン42aによ
り指示し、画像パタンの別の点(画像パタン終了点)を
指定する(S14)。画像パタンとして、ボタン43の
それぞれに直線、波線、長方形、楕円等が割り当てられ
ており、画像パタン開始点及び終了点を指定後、所望の
ボタン43を押すことで(S15)、画像パタンが元画
像に合成され形成できる。
【0043】仮に直前の指示をキャンセルする場合はボ
タン42bを押せばよい。また、形成した画像パタンを
消去するには、ボタン42bをダブルクリックすること
で対応させる。これらの操作に対応するボタンはここに
示した例に止まらず、本発明の意図を逸脱するものでな
ければ、自由に組み合わせることができる。
【0044】上述したように本発明では、プロジェクタ
2の立ち上げ時にプロジェクタ2からスクリーン1に投
影した元画像の輪郭を位置検出手段により検出し、計算
するものであるが、これが歪んで視認性に欠ける場合に
は、画像を補正し視認性に優れた画像を投影することも
できる。
【0045】プロジェクタ2の画像をスクリーン1に映
し出すとき、上述したように往々にして図4(b),
(c)に示すように投影領域が歪んでしまうことがあ
る。この歪みが大き過ぎると視認性が悪化してしまい支
障となる。そこでこの領域が長方形から大幅に歪んでお
り補正の必要がある場合は、現状の投影領域内で最も大
きな形状となる元画像と相似形の長方形を補正投影領域
として計算し、補正画像を投影すれば、視認性が回復す
る。勿論この補正画像投影を行っているときに前述の画
像パタンマーキングを行うこともできる。
【0046】図10には位置合わせ手段により計算され
る元画像の画像投影範囲を、ある定まった領域に変換す
る画像編集の例を示す。スクリーン上座標と投影画像座
標の位置関係計算までは(S1−1〜S1−4,S2〜
S5)、図7と同様であるので説明は省略する。図10
に示すフローではその後、投影領域の補正(S6)、元
画像の座標変換(S7)を行い、補正画像をスクリーン
1に投影する。
【0047】具体的には、位置合わせの例として、図6
において元画像の投影範囲10の4つの頂点〔図中スク
リーン上座標として(2,1)、(24,1)、(4,
13)、(22,13)に相当する〕を光センサ11に
より測定し、この領域内で投影画像の長方形と相似形の
最大の長方形となる補正領域13を計算し、元画像を上
述した手動、自動の位置合わせ手段により計算し、補正
領域13に収まる補正画像を得て投影すればよい。
【0048】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、画像入力
装置は、光線を感知した光センサから発せられる電気信
号に基づき、スクリーン上の光線の位置であるスクリー
ン上座標を計算し、計算されたスクリーン上座標を基準
に、ある定められた画像パタンを元画像に重ね合わせ、
さらに、元画像と画像パタンの画像信号を合成するの
で、光学的ポインタを利用して、黒板に線を書く感覚で
スクリーン上の元画像にある種の画像パタンを容易にマ
ーキングすることができる。
【0049】請求項2記載の発明によれば、スクリーン
上に形成(投影)されている元画像に重ね合わせ、プレ
ゼンテータの操作により、あるパタンの画像を描画(投
影)する技術において、必要となる位置合わせに際し、
位置合わせ用の光信号の照射をプレゼンテータ自身が行
うので、プロジェクタまたは画像入力装置に光信号発生
のための機構を設ける必要がなく、コスト的に有利とな
る。
【0050】請求項3記載の発明によれば、スクリーン
上に形成(投影)されている元画像に重ね合わせ、プレ
ゼンテータの操作により、あるパタンの画像を描画(投
影)する技術において、必要となる位置合わせに際し、
プレゼンテータが意識することなく、自動で位置合わせ
を行うことができ、使い勝手を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す画像投影システムの
全体構成図である。
【図2】スクリーンの概略構成図である。
【図3】光学的ポインタの概略構成図である。
【図4】スクリーン上に画像が投影されている場合の投
影範囲を示す図である。
【図5】スクリーン上の光センサと投影範囲を示す図で
ある。
【図6】元画像の投影範囲と補正領域を示す図である。
【図7】光学的ポインタによるスクリーン上座標と投影
画像座標の位置合わせ時のフローチャートである。
【図8】光線位置検出用画像パタンを示す図である。
【図9】画像パタン形成方法のフローチャートである。
【図10】位置合わせ手段により計算される元画像の画
像投影範囲を、ある定まった領域に変換する画像編集時
のフローチャートである。
【符号の説明】
1 スクリーン 2 プロジェクタ 3 画像入力装置 4 光学的ポインタ 5 ポインタ照射位置 11 光センサ 12 光線位置検出手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 反射型のスクリーン、画像をスクリーン
    に投影するためのプロジェクタ、プロジェクタに画像信
    号を供給する画像入力装置、スクリーン上の画像を指示
    するための光学的ポインタを備えた画像形成システムに
    おいて、 スクリーンは、光学的ポインタから照射される光線を感
    知する光センサがマトリクス状に配置されており、 画像入力装置は、光線を感知した光センサから発せられ
    る電気信号に基づき、スクリーン上の光線の位置である
    スクリーン上座標を計算する光線位置検出機能、光線位
    置検出機能により計算されたスクリーン上座標を基準
    に、ある定められた画像パタンを元画像に重ね合わせる
    ための位置合わせ機能、及び元画像と画像パタンの画像
    信号を合成する画像編集機能を有することを特徴とする
    画像投影システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像投影システムにおい
    て、 スクリーン上に投影されている投影画像内のある定めら
    れた複数の点である投影画像座標に対して光学的ポイン
    タより光信号を照射し、画像入力装置の位置合わせ機能
    は、この光信号によるスクリーン上座標と投影画像座標
    の相対位置関係を計算して両者の位置合わせを行うこと
    を特徴とする画像投影システム。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の画像投影システムにおい
    て、 光学的ポインタからの可視光と同種の光信号を複数個所
    含んだ状態でスクリーンに画像投影し、画像入力装置の
    位置合わせ機能は、スクリーン上の該光信号を検出した
    位置であるスクリーン上座標と投影画像中の光信号照射
    位置である投影画像座標とから、スクリーン上座標と投
    影画像座標の相対位置関係を計算して両者の位置合わせ
    を行うことを特徴とする画像投影システム。
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