JPH11161415A - 入力方法および入力装置 - Google Patents

入力方法および入力装置

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JPH11161415A
JPH11161415A JP9344405A JP34440597A JPH11161415A JP H11161415 A JPH11161415 A JP H11161415A JP 9344405 A JP9344405 A JP 9344405A JP 34440597 A JP34440597 A JP 34440597A JP H11161415 A JPH11161415 A JP H11161415A
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JP
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input
image
plane
area
plane area
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JP9344405A
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English (en)
Inventor
Kunio Komeno
邦夫 米野
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画面から離れた場所にいる者がその位置を離
れることなく画面上の特定の位置の指示や画面への入力
を可能とする。 【解決手段】 2台のカメラ30L,30Rによって2
方向から撮像される空間領域PAに、入力希望者が少な
くとも2つの特定点を指定する。入力平面設定部420
は、2つの特定点を2台のカメラ30L,30Rで撮像
した第1の特定画像と第2の特定画像とに基づいて2つ
の特定点の空間位置を求め、2つの特定点に基づいて定
められる所定の空間平面領域を入力平面領域VPとして
特定する。入力処理部440は、入力ペン50を用いて
なされた指示位置が入力平面領VPを少なくとも含む入
力可能範囲内にあるか否かを判断し、入力可能範囲内に
あると判断された場合には、この入力指示を入力情報と
して出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】パーソナルコンピュータなど
の情報処理装置に利用される入力技術に関する。
【0002】
【従来の技術】会議や講演等において、投写型表示装置
(プロジェクタ)を利用して討議や発表が行われる場合
がある。このような場合に、参加者がプロジェクタに表
示された画面上の特定の位置を指示(ポインタ)したり
文字や画像を入力しようとする際には、参加者はスクリ
ーンの前まで行って、スクリーン上に映し出された画像
を直接指示したり、直接書き込み可能なスクリーン上に
直接文字や画像を書き込むなどしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来例の場合、通常参
加者はスクリーン(画面)から離れた場所にいる。この
ような場合には、画面への指示や入力の度に参加者がス
クリーン前まで移動しなければならず、非常に不便であ
った。このような問題点は、各人に割り当てられた専用
の入力装置を使用することによって解決することができ
るが、複数の入力装置が必要となる。実際に画面への指
示や入力が複数人で同時に実行されることは少なく、通
常は、複数の入力装置のうち、1台のみが有効な状態と
なるように用いられている。したがって、入力装置1台
の利用効率はあまりよくなく、複数台の入力装置を用意
することはコストパフォーマンスの面からはあまり好ま
しくない。また、1台の入力装置を供用することも考え
られるが、これでは入力装置を使用したい参加者にいち
いち入力装置を手渡すという作業が介在されることにな
り結局不便である。なお、この問題は、1つの表示装置
が会議等における参加者の媒介として用いられるような
場合に共通の問題である。
【0004】この発明は、従来技術における上述の課題
を解決するためになされたものであり、プロジェクタ等
の表示装置を用いた場合に、ユーザがその位置を移動す
ることなく画面から離れた場所から効率よく画面上の特
定の位置の指示や画面への入力を可能とする技術を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】上
述の課題を解決するため、本発明の入力装置は、第1お
よび第2のカメラによって2方向から撮像される所定の
空間領域における任意の平面領域を、表示装置に表示さ
れた所定の入力領域に対応した入力平面領域として使用
する入力装置であって、所定の入力指示具を用いて前記
空間領域内で指定された少なくとも2つの特定点を前記
第1および第2のカメラで撮像して得られた第1の特定
画像と第2の特定画像とに基づいて、前記少なくとも2
つの特定点の空間位置を求める特定位置検出部と、前記
少なくとも2つの特定点に基づいて定められる所定の空
間平面領域を前記入力平面領域として特定する入力平面
特定部と、前記入力指示具を用いて前記入力平面領域を
少なくとも含む入力可能範囲内において行われる入力指
示を受け付ける入力処理部と、を備えることを特徴とす
る。
【0006】また、本発明の入力方法は、第1および第
2のカメラによって2方向から撮像される所定の空間領
域における任意の平面領域を、表示装置に表示された所
定の入力領域に対応した入力平面領域として使用する入
力方法であって、(a)所定の入力指示具を用いて前記
空間領域内に少なくとも2つの特定点を指定し、(b)
該少なくとも2つの特定点を前記第1および第2のカメ
ラで撮像して得られた第1の特定画像と第2の特定画像
とに基づいて、前記少なくとも2つの特定点の空間位置
を求め、(c)前記少なくとも2つの特定点に基づいて
定められる所定の空間平面領域を前記入力平面として特
定し、(d)前記入力指示具を用いて前記入力平面領域
を少なくとも含む入力可能範囲内において行われる入力
指示を受け付ける、ことを特徴とする。
【0007】上記入力装置および入力方法によれば、第
1および第2のカメラによって撮像可能な空間領域中の
任意の領域の、少なくとも2つの特定点を指定すること
によって特定される空間平面領域を、表示装置上に表示
された所定の入力領域に対応した入力平面領域とするこ
とができる。これにより、入力平面領域を少なくとも含
む入力可能範囲内において、入力指示具を用いて行われ
る入力指示のみを入力として受け付けるようにすること
ができる。従って、プロジェクタ等の表示装置を用いた
場合に、ユーザがその位置を移動することなく画面から
離れた場所から効率よく画面上の特定の位置の指定や画
面への入力を行うことができる。
【0008】上記入力装置において、前記入力平面特定
部は、前記第1および第2の特定画像と前記少なくとも
2つの特定点の空間位置との関係に基づいて、前記第1
のカメラで撮像される第1の画像と前記空間平面との間
の第1の対応関係と、前記第2のカメラで撮像される第
2の画像と前記空間平面との間の第2の対応関係とを求
める対応関係決定部を備え、前記入力処理部は、前記入
力指示がなされた指示位置を、前記第1の画像から前記
第1の対応関係に従って前記入力平面領域内の第1の入
力位置として求めるとともに、前記第2の画像から前記
第2の対応関係に従って前記入力平面領域内の第2の入
力位置として求め、前記第1と第2の入力位置が所定の
誤差内で一致する場合に前記指示位置が前記入力可能範
囲内に存在するものと判断して前記入力指示を受け付け
る入力判定部を備えるようにすることができる。
【0009】また、上記入力方法において、前記工程
(c)は、前記第1および第2の特定画像と前記少なく
とも2つの特定点の空間位置との関係に基づいて、前記
第1のカメラで撮像される第1の画像と前記空間平面と
の間の第1の対応関係と、前記第2のカメラで撮像され
る第2の画像と前記空間平面との間の第2の対応関係と
を求め、前記工程(d)は、前記入力指示がなされた指
示位置を、前記第1の画像から前記第1の対応関係に従
って前記入力平面領域内の第1の入力位置として求める
とともに、前記第2の画像から前記第2の対応関係に従
って前記入力平面領域内の第2の入力位置として求め、
前記第1と第2の入力位置が所定の誤差内で一致する場
合に前記指示位置が前記入力可能範囲内に存在するもの
と判断して前記入力指示を受け付けるようにすることが
できる。
【0010】上記入力装置および入力方法によれば、第
1と第2の入力位置が所定の誤差内で一致する場合に入
力指示を受け付けるので、入力指示が入力平面領域から
多少前後にずれても、入力可能範囲内に存在すればその
入力が受け付けられる。この結果、入力指示を容易に行
うことが可能になる。
【0011】また、上記入力装置において、前記入力処
理部は、さらに、前記第1と第2の入力位置が前記所定
の誤差内で一致しない場合に、前記第1と第2の入力位
置の一方を前記表示装置におけるポインタ位置として出
力するポインタ位置出力部を備えるようにすることがで
きる。
【0012】また、上記入力方法において、前記工程
(d)は、さらに、前記第1と第2の入力位置が前記所
定の誤差内で一致しない場合に、前記第1と第2の入力
位置の一方を前記表示装置におけるポインタ位置として
出力するようにすることができる。
【0013】上記入力装置および入力方法によれば、入
力指示を受け付けない場合に表示装置の入力領域中にポ
インタ位置を表示することができる。
【0014】また、上記入力装置および入力方法におい
て、前記入力指示具が前記入力可能範囲内に位置してい
る場合に、前記入力可能範囲内に前記入力指示具が位置
していることを通知するようにすることができる。
【0015】上記入力装置および入力方法によれば、入
力指示具が入力平面領域を少なくとも含む入力可能範囲
内にあるか否かを容易に判断することができるので、入
力指示を容易に行うことが可能になる。
【0016】通知の方法としては、種々の態様が考えら
れる。例えば、前記表示装置の表示領域内における所定
の通知画像の表示の有無によって、前記入力可能範囲内
に前記入力指示具が位置していることを通知するように
することができる。また、前記入力指示具の振動の有無
によって、前記入力可能範囲内に前記入力指示具が位置
していることを通知するようにすることもできる。ある
いは、前記入力指示具に設けられた所定のランプを点灯
の有無によって前記入力可能範囲内に前記入力指示具が
位置していることを通知するようにしてもよい。
【0017】また、上記入力装置において、前記入力指
示具は、入力指示を行う旨を指定するための入力指定ス
イッチを備えており、前記特定位置検出部と、前記入力
平面特定部と、前記入力処理部とは、前記入力指定スイ
ッチによる指定が行われたときにそれぞれの処理を実行
するようにすることもできる。
【0018】また、上記入力方法において、前記入力指
示具は、入力指示を行う旨を指定するための入力指定ス
イッチを備えており、前記工程(a)ないし(d)は、
前記入力指定スイッチによる指定が行われたときにそれ
ぞれの処理を実行するようにすることもできる。
【0019】上記のようにすれば、入力平面領域を少な
くとも含む入力可能範囲内において入力指示スイッチに
よる指定が行われたときのみを入力指示とすることがで
きる。従って、入力装置として一般に用いられるマウス
と同様の入力操作を実現することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
適な実施の形態について説明する。
【0021】A.入力装置の概要:図1は、本発明の一
実施の形態にかかる入力装置を備えたコンピュータシス
テムの構成を示す説明図である。このコンピュータシス
テムは、コンピュータ60と、表示装置として投写型表
示装置70と、入力装置20とを備えている。入力装置
20は、投写スクリーン80のスクリーン面の上側向か
って右端に配置されたR−カメラ30Rと、向かって左
端に配置されたL−カメラ30Lと、画像処理装置40
と、入力ペン50とを備えている。
【0022】入力ペン50は、先端部に図示しない赤外
光発光素子(LED)と発光を制御するボタンとを備え
ている。R−カメラ30RおよびL−カメラ30Lはあ
る空間領域PAをそれぞれ異なった方向から撮像するよ
うに配置されている。また、L−カメラ30LおよびR
−カメラ30Rは赤外線フィルターを備えており、赤外
光のみを撮像可能である。従って、入力ペン50から発
光された赤外光のみがR−カメラおよびL−カメラ30
Lで撮像され、画像RP,LPとして画像処理装置40
に入力される。画像処理装置40は、2台のカメラ30
R,30Lで撮像された画像RP,LPに基づいて入力
情報IIをコンピュータ60に出力する。コンピュータ
60は、この入力情報IIに応じて処理された画像を投
写型表示装置70に出力し、投写型表示装置70によっ
て投写スクリーン80に入力情報IIを反映させた画像
が表示される。
【0023】投写スクリーン80に表示された画面DA
の入力領域に何らかの入力をする場合には、後述するよ
うに、入力希望者は、まず、空間PA内に、画面の入力
領域に対応する空間平面を入力平面領域VPとして設定
する。その後、入力希望者が入力平面領域VPの近傍で
入力ペン50を動かすと、入力ペン50の移動の様子、
すなわち、入力ペン50から出力された赤外光の移動の
様子を撮影した画像LP,RPに基づいた入力ペンの移
動情報が入力情報IIとして出力され、画面上の入力指
示点の位置が移動する。入力平面領域VP上のある位置
に入力ペン50が存在する場合には、その位置に対応す
る入力領域における入力として処理される。すなわち、
入力平面領域VP上のある位置を指示すると、画面の入
力領域の対応する位置が指定される。また、入力平面領
域VP上で文字を書いたり絵を描いたりすると、画面上
に文字や絵が入力される。以下、この処理を実現するた
めの構成および動作について詳述する。
【0024】B.画像処理装置の構成:図2は、画像処
理装置40の構成を示す概略構成図である。この画像処
理装置40は、入力平面設定部420と、入力処理部4
40と、処理条件設定部460とを備えている。入力平
面設定部420は、入力平面領域VPを設定する機能を
有し、入力処理部440は、2台のカメラ30L,30
Rで撮像された画像LPおよびRPに基づいて画面の入
力領域における入力指示点(ポインタ)の位置を示すポ
インタ情報出力や、入力領域への入力を示す入力情報を
生成する機能を有している。処理条件設定部460は、
後述するように、コンピュータ60から供給された条件
に従って、入力平面設定部420および入力処理部44
0における処理条件を設定する機能を有している。
【0025】C.入力平面設定部420の構成および動
作:入力平面設定部420は、特定位置検出部422
と、座標変換係数マトリクス決定部424L,424R
と、を備えている。座標変換係数マトリクス決定部42
4L、424Rは、本発明の入力平面特定部を構成する
相対関係決定部としての機能を有している。入力平面設
定部420は、以下のように動作する。
【0026】図3は、入力平面設定部420における入
力平面設定処理を示すフローチャートである。入力希望
者は、まず、ステップS101において空間PA内(図
1)の任意の2点を、入力ペン50を用いて2つの特定
点として指定し、2つの特定点を対角点とする矩形領域
を指定する。この矩形領域は、特定点P1,P2を含む
鉛直平面上の領域とする。この2つの特定点を対角点と
する矩形領域を指定する。特定点の指定は、例えば、次
のようにして指定することができる。入力ペン50は、
赤外光を変調させる変調回路および変調を指示するトリ
ガボタンを備えるようにする。また、例えば、R−カメ
ラ30Rの近傍には、図示しない赤外光受光部が設置さ
れている。ここで、入力希望者が空間PA内の任意の位
置の特定点として指定したい位置において入力ペン50
のトリガボタンを押すと、赤外光受光部で受光された赤
外光が変化するため、この赤外光の変化時におけるカメ
ラ30L,30Rで撮像された画像によって特定点を指
定することができる。
【0027】ステップS103において特定位置検出部
422(図2)は、2つの特定点を示す2対の画像を用
いて2つの特定点の空間位置を求める。この空間位置
は、次のようにして求めることができる。図4は、2台
のカメラ30L,30Rと2つの特定点P1,P2との
関係を示す説明図であり、これらを上方から見た概略図
である。L−カメラ30Lの位置を基準位置ROとし、
基準位置ROからR−カメラ30Rに向かう方向をx方
向、紙面内でxに垂直な方向をy方向、xy平面(紙
面)に垂直な方向をz方向とする。2台のカメラ30
L,30Rの撮像画像の水平方向の幅は、それぞれのカ
メラの撮像可能な水平方向の角度である画角α,βに対
応している。また、撮像画像の垂直方向の高さも同様
に、垂直方向の画角に対応している。従って、R−カメ
ラ30Lで撮像した画像内における特定点P1の水平方
向の位置によって、L−カメラ30Lから特定点P1を
見た方向とx軸とのなす角θP1Lが求められる。同様
に、R−カメラ30Rで撮像した画像内における特定点
P1の水平方向の位置によって、R−カメラ30Rから
特定点P1を見た方向とx軸とのなす角θP1Rが求め
られる。この結果、三角測量の原理によって特定点P1
のxy平面上の位置が求められる。同様に、特定点P1
のz方向の位置も求められる。すなわち、基準位置RO
を原点としたxyz空間における特定点P1が求められ
る。特定点P2の位置も特定点P1と同様にして求めら
れる。また、求められた特定点P1,P2の空間位置か
ら、特定点P1、P2を含む鉛直平面上の矩形領域の他
の2点P3,P4の空間位置も求めることができる。
【0028】次に図3に示すステップS105において
座標変換係数マトリクス決定部424L,424R(図
2)は、2台のカメラ30L,30Rで撮像された画像
を入力平面領域VPにおける画像に変換するための座標
変換係数マトリクスを求める。求められた座標変換係数
マトリクスは、後述するカメラ画像座標変換部442
L,442Rに設定される。ここで、入力平面領域VP
は、特定点P1,P2によって特定される矩形領域であ
る。図5は、2台のカメラ30L,30Rで撮像された
画像が入力平面領域VP上の画像に変換された様子を示
す説明図である。座標変換係数マトリクス決定部424
Lは、図5(a)に示すようなL−カメラ30Lの画像
LPに示されたXL YL 座標上の特定点P1(XL1,Y
L1)〜P4(XL4,YL4)を、図5(c)に示すように
画像LP’に示されたX' Y' 座標上のP1(X' L1,
Y' L1)〜P4(X' L4,Y' L4)に変換する座標変換
係数マトリクスを求める。また、座標変換係数マトリク
ス決定部424Rは、図5(b)に示すようなR−カメ
ラ30Rの画像RPに示されたXR YR 座標上の特定点
P1(XR1,YR1)〜P4(XR4,YR4)を、図5
(d)に示すように画像RP’に示されたX' Y' 座標
上のP1(X' R1,Y' R1)〜P4(X' R4,Y'R4)
に変換する変換係数マトリクスを求める。ここで、X'
Y' 座標は、特定点P1,P2を含む空間平面における
所定の位置を原点とする入力平面領域VPを示す座標で
ある。但し、それぞれの座標変換係数マトリクスは、
X' L1=X' R1,Y' L1=Y' R1,X' L4=X' R2,
Y' L2=Y' R2…となるように求められる。なお、これ
らの変換係数マトリクスは、三次元空間内の2つの平面
の間の写像関係を規定する三次元アフィン変換係数のマ
トリクスである。
【0029】三次元アフィン変換の係数マトリクスは、
12個のパラメータ、すなわち、4点の空間位置と、カ
メラで撮像された画像中に示される4点の画像位置とに
基づいて求めることができる。上述の実施例では、2つ
の特定点で指定された矩形領域を2つの特定点P1,P
2を含む鉛直平面上の矩形領域と規定しているので、こ
の矩形領域の他の2点P3,P4を求めることができ
る。従って、これらの4点P1〜P4の空間位置および
画像位置に基づいて座標変換係数のマトリクスを求める
ことができる。また、矩形領域を任意の空間平面とする
場合には、少なくとも3点の特定点を指定する必要があ
る。3点の特定点P1,P2,P3を指定することによ
って、空間平面を特定することができる。この空間平面
上で特定点P1,P2を対角点とする矩形領域を規定す
れば、他の2点P3,P4を求めることができる。これ
により、任意の空間平面上に矩形領域、すなわち、入力
平面領域を特定することができる。
【0030】図6は、図4に示す3つの点C1,C2,
C3がステップS105において求められた座標変換係
数マトリクスに基づいて入力平面領域VP上のX' Y'
座標に変換される様子を示す説明図である。入力平面領
域VP上の点C2の座標は、X' Y' 座標に変換される
と、図6(a)および図6(b)に示すようにL−カメ
ラ30Lによる画像の座標とR−カメラ30Rによる画
像の座標とが等しくなる。しかし、入力平面領域VPか
ら離れた点C1,C3の座標は、図6(a)と図6
(b)とで異なることになる。これにより、2台のカメ
ラ30L,30Rで撮像された画像を座標変換係数マト
リクスによって変換し、変換後のそれぞれの画像の座標
が所定の誤差内で一致するか否かによって、入力平面領
域VP近傍に存在する点(領域)であるか否かを判定す
ることができる。いいかえれば、ステップS105にお
いて座標変換係数マトリクスを求めることは、入力平面
領域VPを特定することを意味する。
【0031】なお、入力領域VPの原点は、指定した特
定点P1,P2のどちらかとすればよい。このようにす
れば、P1,P2で指定される矩形領域を投写スクリー
ン80に表示された画面の入力領域に対応させることが
できるので便利である。ただし、これに限定する必要は
なく、処理条件設定部460に設定されている条件に従
って決定すればよい。例えば、特定点P1,P2で設定
される矩形領域を全体的にK倍した矩形領域を入力平面
とするようにしてもよい。一般に、2つの特定点P1,
P2に基づいて、入力平面領域VPを決定すればよい。
【0032】次に、図3に示すステップS107におい
て、入力平面領域VPの座標を、投写スクリーン80
(図1)に表示された画面DAの座標に対応させるため
の座標変換係数マトリクスを求める。この座標変換係数
マトリクスは、座標スケールや座標オフセットを調整す
るための係数マトリクスである。求められた座標変換係
数マトリクスは、後述する表示画像座標変換部448に
設定される。なお、この処理は、処理条件設定部460
に設定されている条件、例えば、画面上の入力領域の座
標と、入力平面領域VP上のX' Y' 座標との関係から
求めることができる。
【0033】図7は、入力平面領域VPを画面DAの所
定の領域に対応させた状態を示す説明図である。図7
(b)は、入力平面領域VPの水平方向の頂点P1,P
3を画面DAの水平方向の頂点に対応させた場合を示し
ている。この場合、入力領域VPの垂直方向の幅は水平
方向の対応関係に応じて拡大/縮小される。また、図7
(c)は、入力平面領域VPの左側の垂直方向の頂点P
1,P4のみを画面DAの左側の垂直方向の頂点に対応
させた場合を示している。この場合、入力領域VPの垂
直方向の幅は水平方向の対応関係に応じて拡大/縮小さ
れる。但し、図7(b),(c)の場合には、入力平面
領域VPの設定の仕方によっては、入力平面領域VPで
入力された画像が画面DAからはみ出したりする場合が
ある。図7(d)は、入力平面領域VPの頂点P1,P
3,P2,P4を画面DAの対応する頂点に対応させた
場合を示している。この場合は、入力平面領域VPの設
定の仕方に応じて、入力平面領域で入力された画像が歪
んだりする場合がある。図7(e)は、入力領域VPを
画面DA内のウインドWAに対応させた場合を示してい
る。なお、入力平面領域VPを画面DAの所定の領域に
対応させる方法は、上記の方法に限定されるものではな
く、種々の方法で対応させることができる。これらは、
コンピュータ60(図1)から処理条件設定部460に
供給された処理条件に応じて設定される。
【0034】D.入力処理部440の構成および動作:
図2に示すように、入力処理部440は、カメラ画像座
標変換部442L,442Rと、座標マッチング部44
6と、表示画像座標変換部448とを備えている。カメ
ラ画像座標変換部442L,442Rは、本発明の画像
調整部としての機能を有している。座標マッチング部4
46は、本発明の入力判定部としての機能を有してい
る。表示画像座標変換部448は、本発明の入力情報出
力部としての機能を有している。入力処理部440は、
以下のように動作する。
【0035】図8は、入力処理部440における処理を
示すフローチャートである。ステップS121において
カメラ画像座標変換部442Lは、L−カメラ30Lで
撮像された画像LPを座標変換係数マトリクス決定部4
24Lで求められた座標変換係数マトリクスに基づいて
入力平面領域VP上の画像LP’に変換する。同様に、
カメラ画像座標変換部442Rは、R−カメラ30Rで
撮像された画像RPを座標変換係数マトリクス決定部4
24Rで求められた座標変換係数マトリクスに基づいて
入力平面領域VP上の画像RP’に変換する。なお、本
実施例では、上述したように、入力ペン50の位置を示
す方法として赤外光を利用し、赤外光のみが2台のカメ
ラで撮像されるようにしている。従って、赤外光の画像
位置の座標だけが座標変換される。
【0036】ステップS123において座標マッチング
部446は、座標変換された画像LP’と画像RP’と
の座標マッチングをとる。そして、ステップS125に
おいて座標が所定の誤差範囲内で一致すると判断された
場合には、ステップS127において表示画像座標変換
部448は、この一致座標を、画面上の入力領域に対応
する座標データに変換して、入力情報として出力する。
一方、ステップS125において座標が不一致と判断さ
れた場合には、座標マッチング部446からは座標デー
タは出力されず、ステップS129において表示画像座
標変換部448は、カメラ画像座標変換部442Lで座
標変換された画像LP’の座標データを、画面上の入力
領域に対応する座標の位置(ポインタ)データとして出
力する。なお、座標マッチング部446の判定結果に基
づいて、表示画像座標変換部448において画像LP’
の座標データを入力情報として出力する否かを選択する
ようにしてもよい。また、カメラ画像座標変換部442
Rで座標変換された画像RP’の座標データをポインタ
情報出力とするようにしてもよい。
【0037】このように、入力処理部440は、2台の
カメラ30L、30Rで撮像された画像の座標マッチン
グを行って、画像の座標が所定の誤差範囲内で一致すれ
ば、入力平面領域VPを少なくとも含む入力可能範囲内
の入力データであると判断してコンピュータ60(図
1)に出力し、不一致であれば、入力データではないと
判断し、その座標位置をポインタ情報として出力するこ
とができる。図9は、入力平面領域VP上で入力ペン5
0を用いて画面上の入力領域に文字を入力する様子およ
び画面上のポインタ位置を移動させる様子を示す説明図
である。図9(a)に示すように、入力平面領域VPを
少なくとも含む入力可能範囲内で入力ペン50を用いて
文字を入力すれば、その様子が2台のカメラ30L,3
0Rで撮像され、上述した入力処理フローに従って処理
されて、投写スクリーン80に表示された画像にその入
力文字が表示される。また、図9(b)に示すように、
入力平面領域VPから離れた位置で入力ペン50を移動
させれば、画面上のポインタ(矢印)が移動する。従っ
て、本入力装置20は、入力希望者が、空間PA内の任
意の位置に特定点P1,P2を指定することにより、自
分の手元に入力平面領域VPを指定することができ、入
力平面領域VPを少なくとも含む入力可能範囲内におい
て、入力ペン50を用いて入力の指定、文字や絵の入力
等を実行することができる。
【0038】また、上述した入力ペン50に入力指示ボ
タンを備えるようにして、入力指示ボタンを押さずに入
力平面領域内で入力ペン50を動かせばポインタ位置が
移動し、入力指示ボタンを押すことによって入力指示で
きるようにしてもよい。このようにすれば、通常のコン
ピュータシステムにおいてマウスやタブレットを用いて
入力を行うのと同様の操作感覚で、入力平面領域VPに
おける入力が可能である。なお、入力指示ボタンによる
入力指示は、例えば、上述したトリガボタンと同様に、
赤外光を変調させることによって実現できる。
【0039】そして、入力平面設定部420を入力処理
部とは独立して動作させ、特定点の指定を常に監視する
ようにすれば、会議などに参加している複数の者が、自
分が入力したい時に、その都度入力平面を設定して入力
を実行することができる。従って、参加者は、自分のい
る位置をいちいち離れることなく、何時でも画面への指
示や入力を実行することができる。
【0040】また、入力ペン50が入力平面領域VPを
少なくとも含む入力可能範囲内に位置している場合に、
この入力可能範囲内に入力ペン50が位置していること
を通知するようにするようにすることが好ましい。この
ようにすれば、入力ペン50が入力平面領域VPを少な
くとも含む入力可能範囲内にあるか否かを入力者が容易
に判断することができるので、入力指示を容易に行うこ
とができる。通知の方法としては、種々の態様が考えら
れる。例えば、表示装置の表示領域内に、入力ペン50
が入力可能範囲内にあるか否かにあわせて、これを通知
する画像の表示をON/OFFさせることによって、入
力ペン50が入力可能範囲内に位置していることを通知
するようにすることができる。また、入力ペン50の振
動の有無によって、入力可能範囲内に入力ペン50が位
置していることを通知するようにすることもできる。あ
るいは、入力ペン50に設けられた所定のランプを点灯
の有無によって、入力可能範囲内に入力ペン50が位置
していることを通知するようにすることもできる。
【0041】図10は、画像処理装置の他の構成を示す
概略構成図である。この画像処理装置40’は、画像処
理装置40の入力処理部440のカメラ画像座標変換部
442L,442Rと座標マッチング部446との間
に、さらに、カメラ画像細らせ処理部444L,444
Rを備えている点に特徴がある。他の各構成要素は画像
処理装置40と同様であるので、説明を省略する。
【0042】上述の実施例では、入力ペン50に赤外発
光素子を備える場合を例に説明しているが、赤外発光素
子を独立して別の位置に固定して備えるようにし、入力
ペンには反射ミラーを備えるようにすることもできる。
このような場合、入力ペンではなく、他の物体、例え
ば、ノートのような物体で反射した赤外光が2台のカメ
ラ30L、30Rで撮像される可能性がある。他の物体
がある程度大きな物体で、反射光の画像がある程度大き
な領域画像である場合には、座標マッチング部446に
おいてカメラ画像座標変換部442L,442Rで座標
変換された2つの画像の座標マッチングを行うと、その
物体が入力平面VPを少なくとも含む入力可能範囲にな
い場合でも、画像の一部の座標が一致してしまう場合が
ある。この結果、一致した座標を誤って入力座標として
出力してしまうことになる。画像処理装置40’におけ
るカメラ画像細らせ処理部444L,444Rは、この
ような誤りを防止するために有効な手段である。すなわ
ち、カメラ画像細らせ処理部444L、444Rは、図
8のステップS121とステップS123との間で、入
力された画像に対して細らせ処理を実行する。この細ら
せ処理は、例えば、入力画像をその画像の特徴点で代表
させる処理である。従って、細らせ処理後の2つの画像
は1つの特徴点で示されているので、座標マッチング部
446において座標マッチングを行うことにより、入力
平面領域VP近傍にある点であるか否かを判断すること
ができる。これにより、入力平面近傍にないある程度大
きな物体の存在による誤動作を防止することができる。
【0043】なお、通常入力指示には、上述した入力ペ
ン50のような点を指示するものを使用するので、ある
程度大きな領域を有する画像は、画像として認識しない
ように、フィルタ処理を行うようにしてもよい。
【0044】なお、本発明は上記の実施例や実施形態に
限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲にお
いて種々の態様において実施することが可能であり、例
えば次のような変形も可能である。
【0045】(1)上記実施例では、入力ペンの位置を
特定するために赤外光を利用しているが、例えば、別の
波長の光を利用し、カメラにはその光のみを透過するフ
ィルタを備えるようにしてもよい。すなわち、入力ペン
の位置をカメラで撮像された画像から特定できればよ
い。
【0046】(2)また、上記実施例では、入力平面上
に存在する点(領域)であるか否かを2台のカメラ画像
の座標マッチングによって判定しているが、これに限定
するものではない。例えば、2台のカメラで撮像された
画像の空間位置を三角測量の原理に基づいて求め、その
位置が入力平面上に有るか否かを直接判定するようにし
てもよい。
【0047】(3)また、上記実施例では、投写型表示
装置で表示された画面への入力を行う場合を例に説明し
ているが、これに限定されるものではなく、種々の表示
装置で表示された画面への入力に適用可能である。
【0048】(4)また、上記実施例では、文字や絵の
入力等を実行する場合を例に説明しているが、本発明の
入力装置を、コンピュータ60上でアプリケーションプ
ログラムを実行させた場合に用いられるマウス等の操作
と同様に操作することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態にかかる入力装置を備え
たコンピュータシステムの構成を示す説明図である。
【図2】画像処理装置40の構成を示す概略構成図であ
る。
【図3】入力平面設定部420における入力平面設定処
理を示すフローチャートである。
【図4】2台のカメラ30L,30Rと2つの特定点P
1,P2との関係を示す説明図である。
【図5】2台のカメラ30L,30Rで撮像された画像
が入力平面領域VP上の画像に変換された様子を示す説
明図である。
【図6】図4に示す3つの点C1,C2,C3がステッ
プS105において求められた座標変換係数マトリクス
に基づいて入力平面領域VP上のX' Y' 座標に変換さ
れる様子を示す説明図である。
【図7】入力平面領域VPを画面DAに対応させた状態
を示す説明図である。
【図8】入力処理部440における処理を示すフローチ
ャートである。
【図9】入力平面領域VP上で入力ペン50を用いて画
面上の入力領域に文字を入力する様子および画面上のポ
インタ位置を移動させる様子を示す説明図である。
【図10】画像処理装置の他の構成を示す概略構成図で
ある。
【符号の説明】
20…入力装置 30R…R−カメラ 30L…L−カメラ 40…画像処理装置 40’…画像処理装置 50…入力ペン 60…コンピュータ 70…投写型表示装置 80…投写スクリーン 420…入力平面設定部 422…特定位置検出部 424L,424R…座標変換係数マトリクス決定部 440…入力処理部 440’…入力処理部 442L,442R…カメラ画像座標変換部 444L,444R…カメラ画像細らせ処理部 446…座標マッチング部 448…表示画像座標変換部 460…処理条件設定部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1および第2のカメラによって2方向
    から撮像される所定の空間領域における任意の平面領域
    を、表示装置に表示された所定の入力領域に対応した入
    力平面領域として使用する入力装置であって、 所定の入力指示具を用いて前記空間領域内で指定された
    少なくとも2つの特定点を前記第1および第2のカメラ
    で撮像して得られた第1の特定画像と第2の特定画像と
    に基づいて、前記少なくとも2つの特定点の空間位置を
    求める特定位置検出部と、 前記少なくとも2つの特定点に基づいて定められる所定
    の空間平面領域を前記入力平面領域として特定する入力
    平面特定部と、 前記入力指示具を用いて前記入力平面領域を少なくとも
    含む入力可能範囲内において行われる入力指示を受け付
    ける入力処理部と、を備える入力装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の入力装置であって、 前記入力平面特定部は、 前記第1および第2の特定画像と前記少なくとも2つの
    特定点の空間位置との関係に基づいて、前記第1のカメ
    ラで撮像される第1の画像と前記空間平面との間の第1
    の対応関係と、前記第2のカメラで撮像される第2の画
    像と前記空間平面との間の第2の対応関係とを求める対
    応関係決定部を備え、 前記入力処理部は、 前記入力指示がなされた指示位置を、前記第1の画像か
    ら前記第1の対応関係に従って前記入力平面領域内の第
    1の入力位置として求めるとともに、前記第2の画像か
    ら前記第2の対応関係に従って前記入力平面領域内の第
    2の入力位置として求め、前記第1と第2の入力位置が
    所定の誤差内で一致する場合に前記指示位置が前記入力
    可能範囲内に存在するものと判断して前記入力指示を受
    け付ける入力判定部を備える入力装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の入力装置であって、 前記入力処理部は、さらに、 前記第1と第2の入力位置が前記所定の誤差内で一致し
    ない場合に、前記第1と第2の入力位置の一方を前記表
    示装置におけるポインタ位置として出力するポインタ位
    置出力部を備える入力装置。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の入力装置であって、 前記入力指示具が前記入力可能範囲内に位置している場
    合に、前記入力可能範囲内に前記入力指示具が位置して
    いることを通知する通知部を備える入力装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の入力装置であって、 前記入力指示具は、入力指示を行う旨を指定するための
    入力指定スイッチを備えており、 前記特定位置検出部と、前記入力平面特定部と、前記入
    力処理部とは、前記入力指定スイッチによる指定が行わ
    れたときにそれぞれの処理を実行する入力装置。
  6. 【請求項6】 第1および第2のカメラによって2方向
    から撮像される所定の空間領域における任意の平面領域
    を、表示装置に表示された所定の入力領域に対応した入
    力平面領域として使用する入力方法であって、(a)所
    定の入力指示具を用いて前記空間領域内に少なくとも2
    つの特定点を指定し、(b)該少なくとも2つの特定点
    を前記第1および第2のカメラで撮像して得られた第1
    の特定画像と第2の特定画像とに基づいて、前記少なく
    とも2つの特定点の空間位置を求め、(c)前記少なく
    とも2つの特定点に基づいて定められる所定の空間平面
    領域を前記入力平面として特定し、(d)前記入力指示
    具を用いて前記入力平面領域を少なくとも含む入力可能
    範囲内において行われる入力指示を受け付ける、 入力方法。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の入力方法であって、 前記工程(c)は、 前記第1および第2の特定画像と前記少なくとも2つの
    特定点の空間位置との関係に基づいて、前記第1のカメ
    ラで撮像される第1の画像と前記空間平面との間の第1
    の対応関係と、前記第2のカメラで撮像される第2の画
    像と前記空間平面との間の第2の対応関係とを求め、 前記工程(d)は、 前記入力指示がなされた指示位置を、前記第1の画像か
    ら前記第1の対応関係に従って前記入力平面領域内の第
    1の入力位置として求めるとともに、前記第2の画像か
    ら前記第2の対応関係に従って前記入力平面領域内の第
    2の入力位置として求め、前記第1と第2の入力位置が
    所定の誤差内で一致する場合に前記指示位置が前記入力
    可能範囲内に存在するものと判断して前記入力指示を受
    け付ける、 入力方法。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の入力方法であって、 前記工程(d)は、さらに、 前記第1と第2の入力位置が前記所定の誤差内で一致し
    ない場合に、前記第1と第2の入力位置の一方を前記表
    示装置におけるポインタ位置として出力する入力方法。
  9. 【請求項9】 請求項7記載の入力方法であって、 前記入力指示具が前記入力可能範囲内に位置している場
    合に、前記入力可能範囲内に前記入力指示具が位置して
    いることを通知する入力方法。
  10. 【請求項10】 請求項6記載の入力方法であって、 前記入力指示具は、入力指示を行う旨を指定するための
    入力指定スイッチを備えており、 前記工程(a)ないし(d)は、前記入力指定スイッチ
    による指定が行われたときにそれぞれの処理を実行する
    入力方法。
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