JP2004030589A - プレゼンテーションシステム - Google Patents
プレゼンテーションシステム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004030589A JP2004030589A JP2003094271A JP2003094271A JP2004030589A JP 2004030589 A JP2004030589 A JP 2004030589A JP 2003094271 A JP2003094271 A JP 2003094271A JP 2003094271 A JP2003094271 A JP 2003094271A JP 2004030589 A JP2004030589 A JP 2004030589A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image
- display
- presentation system
- photographing
- coordinates
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Studio Devices (AREA)
- Position Input By Displaying (AREA)
Abstract
【課題】直接的な指示感覚を得ることができるとともに、手振れを確実に抑えることができる仮想スクリーン方式のプレゼンテーションシステムを提供する。
【解決手段】仮想スクリーン11を設定したディスプレイ56に対してポインタ70の発光部71(指示マーク)によりポイント操作する。制御部40は、仮想スクリーン11の座標上での発光部71の座標を算出し、この座標に対応するスクリーン10への投影像の座標に所定のポイント画像を合成する。
【選択図】 図2
【解決手段】仮想スクリーン11を設定したディスプレイ56に対してポインタ70の発光部71(指示マーク)によりポイント操作する。制御部40は、仮想スクリーン11の座標上での発光部71の座標を算出し、この座標に対応するスクリーン10への投影像の座標に所定のポイント画像を合成する。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スクリーン、あるいはTV受像機や液晶ディスプレイ等の各種表示手段に表示した画像に対してポイントを指示しながらプレゼンテーションを行うプレゼンテーションシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
プレゼンテーションにおいては、書画カメラ装置によって撮影した原稿をスクリーンに表示したり、パソコンの画面をスクリーンに反映させるなどして、参照画像を聴衆に表示しており、その画像に対する指示手段としては、レーザ光を投射してスクリーンにポイントを明示するレーザポインタがよく使用されている。ところが、レーザポインタは、手振れが大きく反映してポイントを安定させにくかったり、レーザ光の誤投射により例えば聴衆の目に入射して危険を及ぼしたりする欠点があった。そこで、本出願人は、特願2001−299262で、プレゼンターの近傍に生成した仮想スクリーンに対し、プレゼンターが指示マークを擬似的にポイント操作する状態をカメラで撮影しながら、その指示マークをスクリーンへの投影像にポイント画像として反映させるシステムを提案した。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記改善案では、ポイント操作が間接的であるため、ポイントを速やかに指示しにくいといった課題があり、また、手振れを抑えることに関しても不十分であった。
【0004】
したがって本発明は、仮想スクリーン方式のプレゼンテーションシステムにおいて、直接的な指示感覚を得ることができるとともに、手振れを確実に抑えることができる技術を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、仮想スクリーンが設定されるディスプレイと、仮想スクリーンが設定されたディスプレイに対してポイント操作するための指示マークと、この指示マークおよびディスプレイを撮影する撮影手段と、所定の画像または撮影手段による撮影画像のいずれかが表示される表示手段と、制御手段とを備え、この制御手段は、仮想スクリーンの座標上での指示マークの座標を算出し、この指示マークの座標に対応する表示手段の画像の座標に所定のポイント画像を合成するポインタ機能を有することを特徴としている。本発明の表示手段とは、液晶プロジェクタ等の投影装置から画像が投影されるスクリーンや、画像データが入力されて画像を表示するTV受像機や液晶ディスプレイ等を言う。
【0006】
本発明によれば、仮想スクリーンが生成されたディスプレイに対して指示マークをポイント操作し、その指示マークが所定のポイント画像として表示手段に表示される。指示マークを直接ディスプレイに当てて指示することになり、そのディスプレイと仮想スクリーンは一致しているので、直接的な指示感覚をもってポイント操作することができる。また、指示マークをディスプレイに当てるので手振れが発生せず、画像処理技術による手振れ補正を必要としない。
【0007】
本発明のポイント画像は画像処理によって通常のポイントの他に、例えば、矢印、線、手の形、円等、様々な形状に表示することができる。また、ポイント座標の動きをつないで描画することも可能である。
【0008】
本発明では、撮影手段に、特定波長の光のみを撮影可能とする光学フィルタを撮影光路に対して挿脱自在に具備させ、指示マークは該特定波長を含む光で発光する発光部とする形態を採ることができる。特定波長光としては赤外光が挙げられる。この形態では、撮影手段の撮影光路中に光学フィルタを挿入した状態で発光部によりポイント操作する。光学フィルタが撮影光路中に挿入されていることにより撮影手段は発光部のみを撮影することができ、指示マークを確実に識別することができポイント画像を生成しやすい。
【0009】
また、本発明では、ディスプレイに表示される画像は、パソコンで生成される画像または同画像にポイント画像が合成されたもの、あるいは撮影手段によって撮影された画像または同画像にポイント画像が合成されたものとされる。また、特にパソコンで生成される画像を表示する場合、指示マークをマウスとして利用できる形態を含む。指示マークをマウスとして利用するには、制御手段が指示マークの移動量を算出し、これをマウスデータとしてパソコンに送出することによって可能である。
【0010】
本発明は、制御手段に、画像や音声等の所定のデータと、このデータに関連付けてデータ固有情報を登録し、一方、ディスプレイに表示される画像源に、データ固有情報を、バーコード、二次元バーコード、文字、記号等の情報形態として保持させ、ディスプレイに表示された画像源に基づく画像中の情報形態の位置を指示マークで指示すると、制御手段が、撮影手段を介して情報形態を認識し、その情報形態に関連付けられた所定のデータを出力させる機能を備えることができる。ここで言う画像源とは、撮影手段側では、該撮影手段の被写体となる用紙等の資料が挙げられ、資料に上記情報形態が印字やシール貼付等の手段で保持される。また、ディスプレイにパソコン画像を表示する場合の画像源は、該パソコンで生成される画像データであり、この画像データ中に、上記情報形態が合成されて保持される。また、本発明が意味する所定のデータとは、画像や音声等であり、画像の場合は、ディスプレイや表示手段に表示され、音声の場合はスピーカ等の音声発生手段から出力される。
【0011】
また、本発明では、上記情報形態として表されるデータ固有情報をコマンド実行機能とすることもできる。コマンド実行機能の内容としては、例えば画像のページを送ったり戻したりするページ情報や、音声と画像を同時出力させる動作を、制御手段または制御手段を介してパソコンに指示して実行させる機能である。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の一実施形態を説明する。
図1は一実施形態のプレゼンテーションシステムの構成ならびに機能を系統的に示しており、図2(a)は同システムの構成を具体化した一例を概略的に示している。これら図に示すように、本システムは、スクリーン(表示手段)10、スクリーン10に画像を投影する液晶プロジェクタ20、ノート型のパソコン30、制御部(制御手段)40および撮像部50から構成される。
【0013】
撮像部50は、書画カメラ装置で構成されている。この場合の書画カメラ装置は、図2(a)および図3に示すように、原稿台55と、この原稿台55にアーム51を介して支持されたカメラ(撮影手段)52と、ディスプレイ56とを備えている。アーム51は、上下方向に延びる鉛直部51aの上端に図示せぬプレゼンターから見て手前側に延びる水平部51bが取り付けられた逆L字状のもので、鉛直部51aは伸縮自在に構成され、水平部51bは鉛直部51aに対して水平回転自在に取り付けられている。鉛直部51aの伸縮および水平部51bの水平回転は手動で行うようになっており、任意の位置で固定できるようになっている。原稿台55の上には資料Sが置かれ、この資料Sの奥に、ディスプレイ56が斜めにセットされている。原稿台55には、資料Sが透過原稿の場合に用いる図示せぬバックライトが設けられている。上記制御部40は、原稿台55の内部に収容されている。
【0014】
上記パソコン30では画像のデータが生成され、その画像データは制御部40に入力されて処理され、ディスプレイ56に画像として表示される。また、制御部40で処理された画像データは液晶プロジェクタ20に出力され、その画像データに基づく画像が液晶プロジェクタ20からスクリーン10に投影される。
【0015】
カメラ52は、アーム51の水平部51bの先端に、雲台等を介して撮影方向が下向きから前方および後方に向く約180゜の範囲で首振り可能に取り付けられており、この範囲で撮影方向を任意の位置に手動で変えられるようになっている。このカメラ52には、不可視光である特定波長の赤外光のみを撮影可能とする光学フィルタ(図1の59)が、撮影光路に対して挿脱自在に設けられている。光学フィルタ59の挿脱動作は、この場合、手動でなされる。また、カメラ52は、ズーム機能およびオートフォーカス機能を備えている。カメラ52による撮影画像は、画像データとして制御部40に入力される。そして、制御部40で処理された画像データは液晶プロジェクタ20に出力され、その画像データに基づく画像が液晶プロジェクタ20からスクリーン10に投影される。
【0016】
図2(b)はプレゼンターが手に持って使用するペン型のポインタ70を示している。このポインタ70の先端部には、LED等で構成される赤外光の発光部71が設けられている。発光部71からは、上記光学フィルタ59を透過する赤外光を含む不可視光が発光する。ポインタ70はディスプレイ56あるいは原稿台55に置かれた資料Sに発光部71を押し付けて用いられるもので、ポインタ70には、発光部71を押し付けるとONになる押圧スイッチが内蔵されている。
【0017】
上記ポインタ70には、各種機能に切換える機能切換ボタンが設けられている。機能としては、以下のものが挙げられる。
(a)画像切換機能
液晶プロジェクタ20からスクリーン10に投影される画像を、パソコン30側の画像か、あるいはカメラ52側の画像かのいずれかに切換える。
(b)ポインタ機能
発光する発光部71のポイント位置に対応して所定のポイント画像をスクリーン10に投影する。
(c)手書き機能
発光する発光部71をディスプレイ56上で動かすことにより連続した線が生成され、文字等を描くことができる。
(d)マウス機能
発光する発光部71のポイント位置に対応したマウスデータをパソコン30に送出し、マウスと同様にクリック等によるマウス操作(例えばポインタの移動、クリックおよびこれらの操作による範囲指定、画像のスクロールやページめくり等)を行うことができる。
【0018】
上記各機能を実行させる機能切換ボタンを押すと、赤外光を含む光が発光部71から発光し、その光は、アーム51に設けられたフォトダイオード等から構成される受光部53で受光され、機能信号が制御部40に入力される。
【0019】
制御部40は、一般的な画像処理の手法により、カメラ52で撮影したディスプレイ56に対応する仮想スクリーン11のXY座標を生成する。仮想スクリーン11の生成法としては、次の方法が挙げられる。ディスプレイ56の四隅に不可視光である赤外光の発光点を設けておき、発光させた各発光点を、光学フィルタ59が撮影光路中に挿入されたカメラ52により撮影してその画像データから各発光点の位置を認識する。カメラ52が発光点を認識したことは、アーム51に設けられたLED等からなる認識表示部54が一定時間点滅することによって知らされる。
【0020】
ここで、ディスプレイ56はプレゼンターから見て後ろ上がりに傾斜しているから、カメラ52の画角内において四隅の発光点を結ぶ形状(これはディスプレイ56に対応している)は台形状に歪んでいる。制御部40は、画像処理によって四隅の発光点の位置から歪みを補正した仮想スクリーン11のXY座標を生成する。なお、このような座標の補正は、ディスプレイ56を白く発光させ、ディスプレイ56の枠の色とのコントラスト差によってディスプレイ56の表示領域を認識することを応用しても可能である。
【0021】
上記仮想スクリーン11上、すなわち、ディスプレイ56上で移動するポインタ70の発光部71の位置は、カメラ52で撮影され、その画像データは制御部40に入力され、制御部40は、仮想スクリーン11の座標上での発光部71の座標を逐一算出する。そして、制御部40は、自身に入力される画像データ(パソコン30側およびカメラ52側のいずれかの画像データ)と発光部71の座標データを処理し、算出した発光部71の座標にポイント画像等を合成する。なお、カメラ52のズーム機能およびオートフォーカス機能は、発光部71を自動的に探索すべく、制御部40によって制御されるようになっている。
【0022】
次に、上記制御部40による本システムの動作例を説明する。図4に示すように、本システムの機能は、ポインタ70に設けられた機能切換ボタンによって発令されたコマンドを制御部40が受け、そのコマンドに応じて、カメラ52による撮影画像を取り込む「人物撮影」および「資料撮影」と、カメラ52による撮影画像またはパソコン30の画像に対する「ポインタ機能」、「手書き機能」と、パソコン30の画像に対する「マウス機能」が実行される。
【0023】
(1)人物撮影−図5
まず、プレゼンターが、ポインタ70の機能切換ボタンによって液晶プロジェクタ20に出力される画像データをカメラ52側とする。そして、カメラ52の撮影光路から光学フィルタ59を外した状態とし(ステップS101)、カメラ52の撮影方向を前向きとする(ステップS102)。これにより、カメラ52による撮影画像が制御部40に連続して取り込まれ(ステップS103)、さらに制御部40でその撮影画像が処理される。処理された撮影画像データは液晶プロジェクタ20に出力され、その画像に基づく画像がスクリーン10に投影される。この人物撮影の場合、例えばプレゼンターや聴衆等が被写体となる。
【0024】
(2)資料撮影−図6
原稿台55上に置いた資料Sを撮影する機能であるが、資料Sは普通の用紙(反射原稿)の場合と、OHP用紙等の透過原稿の場合を想定している。まず、プレゼンターが、ポインタ70の機能切換ボタンによって液晶プロジェクタ20に出力される画像データをカメラ52側とする。そして、カメラ52の撮影光路から光学フィルタ59を外した状態とし(ステップS201)、カメラ52の撮影方向を下向きとする(ステップS202)。次いで、資料Sが透過原稿であるか否かで動作が異なってくる(ステップS203)。透過原稿の場合には、プレゼンターは原稿台55のバックライトを点灯し(ステップS204)、この状態で資料Sの画像が制御部40に取り込まれる(ステップS205)。資料Sが透過原稿でない場合にはステップS205に進み、資料Sの画像が制御部40に取り込まれる。次いで制御部40により、取り込まれた画像が静止画像に処理される(ステップS206)。その静止画像データは液晶プロジェクタ20に出力され、その画像に基づく画像がスクリーン10に投影される。
【0025】
(3)ポインタ機能−図7
まず、プレゼンターが、ポインタ70の機能切換ボタンによって液晶プロジェクタ20に出力される画像データをパソコン30側とする。そして、カメラ52の撮影光路中に光学フィルタ59を挿入し(ステップS301)、カメラ52の撮影方向を仮想スクリーン11が生成されたディスプレイ56に向ける(ステップS302)。次いで、プレゼンターはポインタ70をポインタ機能に切換え、このポインタ70をディスプレイ56の表面に押し付け、発光する発光部71によってディスプレイ56のあるポイントを指示する。発光部71はカメラ52で撮影され、その撮影画像が制御部40に取り込まれる(ステップS303)。そして、制御部40は、仮想スクリーン11の座標上での発光部71の座標を算出して座標を生成し(ステップS304)、次いで、パソコン30の画像にポイント画像を合成する(ステップS305)。これにより、ディスプレイ56上の発光部71の位置に対応するスクリーン10上の点にポイント画像が投影される。
【0026】
(4)手書き機能−図8
まず、プレゼンターが、ポインタ70の機能切換ボタンによって液晶プロジェクタ20に出力される画像データをパソコン30側とする。そして、カメラ52の撮影光路中に光学フィルタ59を挿入し(ステップS401)、カメラ52の撮影方向を仮想スクリーン11が生成されたディスプレイ56に向ける(ステップS402)。次いで、プレゼンターはポインタ70を手書き機能に切換え、このポインタ70をディスプレイ56の表面に押し付け、発光部71を発光させながらディスプレイ56上で動かし文字等を描く。発光部71はカメラ52で撮影され、その撮影画像が制御部40に取り込まれる(ステップS403)。そして、制御部40は、仮想スクリーン11の座標上での発光部71の座標を算出して座標を生成し(ステップS404)、移動する発光部71の直前のポイント画像を更新しながら(ステップS405)、パソコン30の画像にポイント画像を合成する(ステップS406)。以下、発光部71の撮影から画像へのポイント画像の合成が繰り返される。これにより、ディスプレイ56上で移動する発光部71に対応するスクリーン10上の点にポイント画像が投影され、その画像は文字等としてスクリーン10に投影されていく。
【0027】
(5)マウス機能−図9
まず、プレゼンターが、ポインタ70の機能切換ボタンによって液晶プロジェクタ20に出力される画像データをパソコン30側とする。そして、カメラ52の撮影光路中に光学フィルタ59を挿入し(ステップS501)、カメラ52の撮影方向を仮想スクリーン11が生成されたディスプレイ56に向ける(ステップS502)。次いで、プレゼンターはポインタ70をマウス機能に切換え、このポインタ70をディスプレイ56の表面に押し付け、発光部71を発光させながらマウス操作を行う。発光部71はカメラ52で撮影され、その撮影画像が制御部40に連続して取り込まれる(ステップS503)。そして、制御部40は、仮想スクリーン11の座標上で移動する発光部71の座標を算出して座標を生成し、その座標から移動量を算出し(ステップS504)、パソコン30にその移動量をマウスデータとして送出する(ステップS505)。これにより、パソコン30のマウス操作が行われる。
【0028】
上記実施形態によるプレゼンテーションシステムによれば、ポインタ機能時においては、仮想スクリーン11が生成されたディスプレイ56に対してポインタ70の発光部71でポイント操作し、その発光部71がポイント画像としてスクリーン10に表示される。ポインタ70の発光部71を仮想スクリーン11と一致するディスプレイ56に直接当てて指示するので、直接的な指示感覚をもってポイント操作することができる。また、ポインタ70をディスプレイ56に当てるので手振れを完全に抑えることができる。
【0029】
なお、上記実施形態では、ディスプレイ56に対して仮想スクリーン11を生成しているが、原稿台55上の資料Sが置かれるエリアに対しても、上記と同様の方法で仮想スクリーンを生成することができる。このように原稿台55上に仮想スクリーンを生成すれば、スクリーン10に投影される画像がカメラ52による資料の撮影画像である場合にも、上記ポインタ機能や手書き機能をその撮影画像に対して実行することができる。
【0030】
上記システムには、上記各機能に加えて、ディスプレイに56に表示されたバーコードをポインタ70で指示することにより、そのバーコードが有するデータ固有情報に関連付けられた画像を表示させるバーコード出力機能を具備させることができる。以下に、このバーコード出力機能を説明する。この場合、ディスプレイ56には、パソコン30側の画像と切換えてカメラ52による撮影画像を表示させることもできるよう構成する。また、制御部40は記憶部を有し、この記憶部に、図10に示すバーコードシート80に印字またはシール貼付によって保持された複数のバーコードB1,B2,B3…のデータ固有情報と、これらバーコードB1,B2,B3…のデータ固有情報と関連付けられた複数種類の画像とを登録する。
【0031】
バーコード出力機能の動作例としては、まず、原稿台55上に置いたバーコードシート80を、上記の「資料撮影」の要領でカメラ52により撮影する。その撮影画像は、制御部40によって静止画像に処理され、液晶プロジェクタ20に出力されてスクリーン10に投影されるとともに、ディスプレイ56にも表示される。
【0032】
次に、プレゼンターは、図11に示すように、カメラ52の撮影光路中に光学フィルタ59を挿入し(ステップS601)、カメラ52を仮想スクリーン11が生成されたディスプレイ56に向ける(ステップS602)。そして、ポインタ機能に切換えたポインタ70を、ディスプレイ56に表示されているバーコードB1,B2,B3…のうちの表示させたい画像と関連付けられている1つのバーコード(ここではバーコードB1とする)に押し付け、発光部71を発光させてそのバーコードB1を指示する。バーコードに対する指示ポイントは、例えばバーコードのほぼ中心とする。
【0033】
発光部71はカメラ52で撮影され、その撮影画像は制御部40に取り込まれる(ステップS603)。そして、制御部40は、仮想スクリーン11の座標上での発光部71の座標を算出して座標を生成し(ステップS604)、次いで、表示画像(バーコードシート80の画像)内における発光部71の座標に該当する座標の周辺を調査し(ステップS605)、登録されているバーコードの画像であるか否かを判断する(ステップS606)。このバーコードの判断は、例えば、発光部71の座標のX方向におけるマイナス方向(左方向)およびプラス方向(右方向)を調べ、画像のコントラストからバーコードを英数字にコード変換し、それに基づくデータ固有情報から判断するといった方式を採ることができる。そして、指示されたバーコードが登録されているものであれば、そのバーコードのデータ固有情報に関連付けられた画像を液晶プロジェクタ20およびディスプレイ56に出力する(ステップS607)。以上により、バーコードのデータ固有情報に関連付けられた画像が、スクリーン10に投影されるとともに、ディスプレイ56に表示される。
【0034】
上記の例では、バーコードシート80に保持した複数のバーコードB1,B2,B3…の中から表示させたい画像に関連付けられたバーコードをポインタで指示しているが、例えば、図12(a)に示すように、プレゼンテーション用の資料S中にバーコードB10を保持させ、このバーコードB10を上記のようにポインタ70で指示すると、図12(b)に示すように、バーコードB10の固有情報に関連付けられた画像90が資料画像中に画像として変換されて合成表示されるようにすることもできる。
【0035】
また、液晶プロジェクタ20およびディスプレイ56に出力される画像をパソコン30側の画像とし、その画像中にバーコードを表示させることにより、同様にバーコードを指示して所望の画像をパソコン30側から表示させることもできる。また、パソコン30側の画像を出力する場合、そのパソコン画像のページを送ったり戻したりするページ情報をバーコードのデータ固有情報として登録しておき、バーコードを指示することによりページを送り/戻しするといったコマンド実行機能を持たせることも可能である。
【0036】
さらに、バーコードを指示することによって出力させるデータとしては、画像の他に音声が挙げられ、この場合には、制御部40に音声を入力するとともに、入力した音声に関連付けてバーコードのデータ固有情報を登録すればよい。
【0037】
上記実施形態では、バーコードシート80に設けたバーコードをカメラ52を介して制御部40が読み取ることにより、画像や音声等の所望のデータを速やかに出力させることができる。したがって、資料の交換等の煩わしい操作をすることなく、所望のデータを速やかに、かつ確実に出力させることができる。
【0038】
なお、上記実施形態においては、データ固有情報を保持する情報形態がバーコード(一次元バーコード)であるが、二次元バーコードを採用することもでき、さらに、バーコード以外の情報形態として、文字や記号等を用いてもよい。また、データ固有情報をコマンド実行機能とし、例えば、一連の処理を定義した情報等からなるプログラム(例えば複数の画像を任意の順で出力するなどのプログラム)を実行するようにすることもできる。
【0039】
さて、上記各実施形態では、図2(a)に示したようにディスプレイ56を原稿台55上の奥に斜めにセットしているが、図13に示すように、ディスプレイ56を原稿台55に水平にセットしてもよい。ディスプレイ56が水平であれば、仮想スクリーン11を生成する際に前記のような補正を必要としない。このようにディスプレイ56を水平に置く状態を前提として、このディスプレイ56に一致する仮想スクリーン11の生成方法を、以下に挙げる。
【0040】
A.ディスプレイの対角2点以上に赤外光の発光点を設ける
上記実施形態ではディスプレイ56の四隅に発光点を設けたが、少なくともディスプレイ56の対角2点に発光点を設け、これら発光点の画像を取り込み、その画像データを基に矩形状の仮想スクリーンの座標を生成する。四隅に発光点を設けることにより、上記実施形態のように傾斜するディスプレイ56にも対応することができる。
【0041】
B.ディスプレイの対角2点をポインタの発光部で指示し、基準点を定める
ディスプレイ56の対角2点をポインタ70の発光部71で順次指示する状態をカメラ52で撮影して基準点となる座標を定め、これら基準点を結ぶ対角線に基づき矩形状の仮想スクリーンの座標を生成する。
【0042】
C.予め仮想スクリーンを固定的に定める
カメラ52とディスプレイ56がセットで構成されている場合、上記Bの方法等を用いて予め仮想スクリーンの座標を制御部40に記憶させておく。
【0043】
D.ディスプレイの対角2点以上に基準点を表示する
例えばパソコンの初期画面においてディスプレイ56の四隅に基準点を表示させ、これら基準点でポインタ70の発光部71を発光させる状態をカメラ52で撮影して画像を取り込み、その画像データを基に矩形状の仮想スクリーンの座標を生成する。
【0044】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、仮想スクリーンが設定されたディスプレイに対して指示マークを指示し、その指示マークをポイント画像として表示手段に反映させるので、直接的なポイントの指示感覚を得ることができるとともに、手振れを確実に抑えることができるといった効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るプレゼンテーションシステムの構成ならびに機能を系統的に示す図である。
【図2】(a)は一実施形態のシステムの構成を具体化した一例を概略的に示す斜視図、(b)はポインタの斜視図である。
【図3】一実施形態のシステムの撮像部を示す側面図である。
【図4】一実施形態のシステムの各種機能を示すフローチャートである。
【図5】人物撮影時の動作を示すフローチャートである。
【図6】資料撮影時の動作を示すフローチャートである。
【図7】ポインタ機能時の動作を示すフローチャートである。
【図8】手書き機能時の動作を示すフローチャートである。
【図9】マウス機能時の動作を示すフローチャートである。
【図10】ポインタで指示するバーコードが保持されたバーコードシートの図である。
【図11】バーコード出力機能時の動作を示すフローチャートである。
【図12】バーコード出力機能の応用例を示す図であって、(a)はディスプレイの資料画像中のバーコードにポインタで指示している状態、(b)はバーコードに関連付けられた画像が合成された表示画像である。
【図13】ディスプレイの別形態を示す斜視図である。
【符号の説明】
10…スクリーン(表示手段)
11…仮想スクリーン
20…液晶プロジェクタ
30…パソコン
40…制御部(制御手段)
50…撮像部
52…カメラ(撮影手段)
56…ディスプレイ
70…ポインタ
71…発光部(指示マーク)
B,B1,B2,B3,B10…バーコード(情報形態)
【発明の属する技術分野】
本発明は、スクリーン、あるいはTV受像機や液晶ディスプレイ等の各種表示手段に表示した画像に対してポイントを指示しながらプレゼンテーションを行うプレゼンテーションシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
プレゼンテーションにおいては、書画カメラ装置によって撮影した原稿をスクリーンに表示したり、パソコンの画面をスクリーンに反映させるなどして、参照画像を聴衆に表示しており、その画像に対する指示手段としては、レーザ光を投射してスクリーンにポイントを明示するレーザポインタがよく使用されている。ところが、レーザポインタは、手振れが大きく反映してポイントを安定させにくかったり、レーザ光の誤投射により例えば聴衆の目に入射して危険を及ぼしたりする欠点があった。そこで、本出願人は、特願2001−299262で、プレゼンターの近傍に生成した仮想スクリーンに対し、プレゼンターが指示マークを擬似的にポイント操作する状態をカメラで撮影しながら、その指示マークをスクリーンへの投影像にポイント画像として反映させるシステムを提案した。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記改善案では、ポイント操作が間接的であるため、ポイントを速やかに指示しにくいといった課題があり、また、手振れを抑えることに関しても不十分であった。
【0004】
したがって本発明は、仮想スクリーン方式のプレゼンテーションシステムにおいて、直接的な指示感覚を得ることができるとともに、手振れを確実に抑えることができる技術を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、仮想スクリーンが設定されるディスプレイと、仮想スクリーンが設定されたディスプレイに対してポイント操作するための指示マークと、この指示マークおよびディスプレイを撮影する撮影手段と、所定の画像または撮影手段による撮影画像のいずれかが表示される表示手段と、制御手段とを備え、この制御手段は、仮想スクリーンの座標上での指示マークの座標を算出し、この指示マークの座標に対応する表示手段の画像の座標に所定のポイント画像を合成するポインタ機能を有することを特徴としている。本発明の表示手段とは、液晶プロジェクタ等の投影装置から画像が投影されるスクリーンや、画像データが入力されて画像を表示するTV受像機や液晶ディスプレイ等を言う。
【0006】
本発明によれば、仮想スクリーンが生成されたディスプレイに対して指示マークをポイント操作し、その指示マークが所定のポイント画像として表示手段に表示される。指示マークを直接ディスプレイに当てて指示することになり、そのディスプレイと仮想スクリーンは一致しているので、直接的な指示感覚をもってポイント操作することができる。また、指示マークをディスプレイに当てるので手振れが発生せず、画像処理技術による手振れ補正を必要としない。
【0007】
本発明のポイント画像は画像処理によって通常のポイントの他に、例えば、矢印、線、手の形、円等、様々な形状に表示することができる。また、ポイント座標の動きをつないで描画することも可能である。
【0008】
本発明では、撮影手段に、特定波長の光のみを撮影可能とする光学フィルタを撮影光路に対して挿脱自在に具備させ、指示マークは該特定波長を含む光で発光する発光部とする形態を採ることができる。特定波長光としては赤外光が挙げられる。この形態では、撮影手段の撮影光路中に光学フィルタを挿入した状態で発光部によりポイント操作する。光学フィルタが撮影光路中に挿入されていることにより撮影手段は発光部のみを撮影することができ、指示マークを確実に識別することができポイント画像を生成しやすい。
【0009】
また、本発明では、ディスプレイに表示される画像は、パソコンで生成される画像または同画像にポイント画像が合成されたもの、あるいは撮影手段によって撮影された画像または同画像にポイント画像が合成されたものとされる。また、特にパソコンで生成される画像を表示する場合、指示マークをマウスとして利用できる形態を含む。指示マークをマウスとして利用するには、制御手段が指示マークの移動量を算出し、これをマウスデータとしてパソコンに送出することによって可能である。
【0010】
本発明は、制御手段に、画像や音声等の所定のデータと、このデータに関連付けてデータ固有情報を登録し、一方、ディスプレイに表示される画像源に、データ固有情報を、バーコード、二次元バーコード、文字、記号等の情報形態として保持させ、ディスプレイに表示された画像源に基づく画像中の情報形態の位置を指示マークで指示すると、制御手段が、撮影手段を介して情報形態を認識し、その情報形態に関連付けられた所定のデータを出力させる機能を備えることができる。ここで言う画像源とは、撮影手段側では、該撮影手段の被写体となる用紙等の資料が挙げられ、資料に上記情報形態が印字やシール貼付等の手段で保持される。また、ディスプレイにパソコン画像を表示する場合の画像源は、該パソコンで生成される画像データであり、この画像データ中に、上記情報形態が合成されて保持される。また、本発明が意味する所定のデータとは、画像や音声等であり、画像の場合は、ディスプレイや表示手段に表示され、音声の場合はスピーカ等の音声発生手段から出力される。
【0011】
また、本発明では、上記情報形態として表されるデータ固有情報をコマンド実行機能とすることもできる。コマンド実行機能の内容としては、例えば画像のページを送ったり戻したりするページ情報や、音声と画像を同時出力させる動作を、制御手段または制御手段を介してパソコンに指示して実行させる機能である。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の一実施形態を説明する。
図1は一実施形態のプレゼンテーションシステムの構成ならびに機能を系統的に示しており、図2(a)は同システムの構成を具体化した一例を概略的に示している。これら図に示すように、本システムは、スクリーン(表示手段)10、スクリーン10に画像を投影する液晶プロジェクタ20、ノート型のパソコン30、制御部(制御手段)40および撮像部50から構成される。
【0013】
撮像部50は、書画カメラ装置で構成されている。この場合の書画カメラ装置は、図2(a)および図3に示すように、原稿台55と、この原稿台55にアーム51を介して支持されたカメラ(撮影手段)52と、ディスプレイ56とを備えている。アーム51は、上下方向に延びる鉛直部51aの上端に図示せぬプレゼンターから見て手前側に延びる水平部51bが取り付けられた逆L字状のもので、鉛直部51aは伸縮自在に構成され、水平部51bは鉛直部51aに対して水平回転自在に取り付けられている。鉛直部51aの伸縮および水平部51bの水平回転は手動で行うようになっており、任意の位置で固定できるようになっている。原稿台55の上には資料Sが置かれ、この資料Sの奥に、ディスプレイ56が斜めにセットされている。原稿台55には、資料Sが透過原稿の場合に用いる図示せぬバックライトが設けられている。上記制御部40は、原稿台55の内部に収容されている。
【0014】
上記パソコン30では画像のデータが生成され、その画像データは制御部40に入力されて処理され、ディスプレイ56に画像として表示される。また、制御部40で処理された画像データは液晶プロジェクタ20に出力され、その画像データに基づく画像が液晶プロジェクタ20からスクリーン10に投影される。
【0015】
カメラ52は、アーム51の水平部51bの先端に、雲台等を介して撮影方向が下向きから前方および後方に向く約180゜の範囲で首振り可能に取り付けられており、この範囲で撮影方向を任意の位置に手動で変えられるようになっている。このカメラ52には、不可視光である特定波長の赤外光のみを撮影可能とする光学フィルタ(図1の59)が、撮影光路に対して挿脱自在に設けられている。光学フィルタ59の挿脱動作は、この場合、手動でなされる。また、カメラ52は、ズーム機能およびオートフォーカス機能を備えている。カメラ52による撮影画像は、画像データとして制御部40に入力される。そして、制御部40で処理された画像データは液晶プロジェクタ20に出力され、その画像データに基づく画像が液晶プロジェクタ20からスクリーン10に投影される。
【0016】
図2(b)はプレゼンターが手に持って使用するペン型のポインタ70を示している。このポインタ70の先端部には、LED等で構成される赤外光の発光部71が設けられている。発光部71からは、上記光学フィルタ59を透過する赤外光を含む不可視光が発光する。ポインタ70はディスプレイ56あるいは原稿台55に置かれた資料Sに発光部71を押し付けて用いられるもので、ポインタ70には、発光部71を押し付けるとONになる押圧スイッチが内蔵されている。
【0017】
上記ポインタ70には、各種機能に切換える機能切換ボタンが設けられている。機能としては、以下のものが挙げられる。
(a)画像切換機能
液晶プロジェクタ20からスクリーン10に投影される画像を、パソコン30側の画像か、あるいはカメラ52側の画像かのいずれかに切換える。
(b)ポインタ機能
発光する発光部71のポイント位置に対応して所定のポイント画像をスクリーン10に投影する。
(c)手書き機能
発光する発光部71をディスプレイ56上で動かすことにより連続した線が生成され、文字等を描くことができる。
(d)マウス機能
発光する発光部71のポイント位置に対応したマウスデータをパソコン30に送出し、マウスと同様にクリック等によるマウス操作(例えばポインタの移動、クリックおよびこれらの操作による範囲指定、画像のスクロールやページめくり等)を行うことができる。
【0018】
上記各機能を実行させる機能切換ボタンを押すと、赤外光を含む光が発光部71から発光し、その光は、アーム51に設けられたフォトダイオード等から構成される受光部53で受光され、機能信号が制御部40に入力される。
【0019】
制御部40は、一般的な画像処理の手法により、カメラ52で撮影したディスプレイ56に対応する仮想スクリーン11のXY座標を生成する。仮想スクリーン11の生成法としては、次の方法が挙げられる。ディスプレイ56の四隅に不可視光である赤外光の発光点を設けておき、発光させた各発光点を、光学フィルタ59が撮影光路中に挿入されたカメラ52により撮影してその画像データから各発光点の位置を認識する。カメラ52が発光点を認識したことは、アーム51に設けられたLED等からなる認識表示部54が一定時間点滅することによって知らされる。
【0020】
ここで、ディスプレイ56はプレゼンターから見て後ろ上がりに傾斜しているから、カメラ52の画角内において四隅の発光点を結ぶ形状(これはディスプレイ56に対応している)は台形状に歪んでいる。制御部40は、画像処理によって四隅の発光点の位置から歪みを補正した仮想スクリーン11のXY座標を生成する。なお、このような座標の補正は、ディスプレイ56を白く発光させ、ディスプレイ56の枠の色とのコントラスト差によってディスプレイ56の表示領域を認識することを応用しても可能である。
【0021】
上記仮想スクリーン11上、すなわち、ディスプレイ56上で移動するポインタ70の発光部71の位置は、カメラ52で撮影され、その画像データは制御部40に入力され、制御部40は、仮想スクリーン11の座標上での発光部71の座標を逐一算出する。そして、制御部40は、自身に入力される画像データ(パソコン30側およびカメラ52側のいずれかの画像データ)と発光部71の座標データを処理し、算出した発光部71の座標にポイント画像等を合成する。なお、カメラ52のズーム機能およびオートフォーカス機能は、発光部71を自動的に探索すべく、制御部40によって制御されるようになっている。
【0022】
次に、上記制御部40による本システムの動作例を説明する。図4に示すように、本システムの機能は、ポインタ70に設けられた機能切換ボタンによって発令されたコマンドを制御部40が受け、そのコマンドに応じて、カメラ52による撮影画像を取り込む「人物撮影」および「資料撮影」と、カメラ52による撮影画像またはパソコン30の画像に対する「ポインタ機能」、「手書き機能」と、パソコン30の画像に対する「マウス機能」が実行される。
【0023】
(1)人物撮影−図5
まず、プレゼンターが、ポインタ70の機能切換ボタンによって液晶プロジェクタ20に出力される画像データをカメラ52側とする。そして、カメラ52の撮影光路から光学フィルタ59を外した状態とし(ステップS101)、カメラ52の撮影方向を前向きとする(ステップS102)。これにより、カメラ52による撮影画像が制御部40に連続して取り込まれ(ステップS103)、さらに制御部40でその撮影画像が処理される。処理された撮影画像データは液晶プロジェクタ20に出力され、その画像に基づく画像がスクリーン10に投影される。この人物撮影の場合、例えばプレゼンターや聴衆等が被写体となる。
【0024】
(2)資料撮影−図6
原稿台55上に置いた資料Sを撮影する機能であるが、資料Sは普通の用紙(反射原稿)の場合と、OHP用紙等の透過原稿の場合を想定している。まず、プレゼンターが、ポインタ70の機能切換ボタンによって液晶プロジェクタ20に出力される画像データをカメラ52側とする。そして、カメラ52の撮影光路から光学フィルタ59を外した状態とし(ステップS201)、カメラ52の撮影方向を下向きとする(ステップS202)。次いで、資料Sが透過原稿であるか否かで動作が異なってくる(ステップS203)。透過原稿の場合には、プレゼンターは原稿台55のバックライトを点灯し(ステップS204)、この状態で資料Sの画像が制御部40に取り込まれる(ステップS205)。資料Sが透過原稿でない場合にはステップS205に進み、資料Sの画像が制御部40に取り込まれる。次いで制御部40により、取り込まれた画像が静止画像に処理される(ステップS206)。その静止画像データは液晶プロジェクタ20に出力され、その画像に基づく画像がスクリーン10に投影される。
【0025】
(3)ポインタ機能−図7
まず、プレゼンターが、ポインタ70の機能切換ボタンによって液晶プロジェクタ20に出力される画像データをパソコン30側とする。そして、カメラ52の撮影光路中に光学フィルタ59を挿入し(ステップS301)、カメラ52の撮影方向を仮想スクリーン11が生成されたディスプレイ56に向ける(ステップS302)。次いで、プレゼンターはポインタ70をポインタ機能に切換え、このポインタ70をディスプレイ56の表面に押し付け、発光する発光部71によってディスプレイ56のあるポイントを指示する。発光部71はカメラ52で撮影され、その撮影画像が制御部40に取り込まれる(ステップS303)。そして、制御部40は、仮想スクリーン11の座標上での発光部71の座標を算出して座標を生成し(ステップS304)、次いで、パソコン30の画像にポイント画像を合成する(ステップS305)。これにより、ディスプレイ56上の発光部71の位置に対応するスクリーン10上の点にポイント画像が投影される。
【0026】
(4)手書き機能−図8
まず、プレゼンターが、ポインタ70の機能切換ボタンによって液晶プロジェクタ20に出力される画像データをパソコン30側とする。そして、カメラ52の撮影光路中に光学フィルタ59を挿入し(ステップS401)、カメラ52の撮影方向を仮想スクリーン11が生成されたディスプレイ56に向ける(ステップS402)。次いで、プレゼンターはポインタ70を手書き機能に切換え、このポインタ70をディスプレイ56の表面に押し付け、発光部71を発光させながらディスプレイ56上で動かし文字等を描く。発光部71はカメラ52で撮影され、その撮影画像が制御部40に取り込まれる(ステップS403)。そして、制御部40は、仮想スクリーン11の座標上での発光部71の座標を算出して座標を生成し(ステップS404)、移動する発光部71の直前のポイント画像を更新しながら(ステップS405)、パソコン30の画像にポイント画像を合成する(ステップS406)。以下、発光部71の撮影から画像へのポイント画像の合成が繰り返される。これにより、ディスプレイ56上で移動する発光部71に対応するスクリーン10上の点にポイント画像が投影され、その画像は文字等としてスクリーン10に投影されていく。
【0027】
(5)マウス機能−図9
まず、プレゼンターが、ポインタ70の機能切換ボタンによって液晶プロジェクタ20に出力される画像データをパソコン30側とする。そして、カメラ52の撮影光路中に光学フィルタ59を挿入し(ステップS501)、カメラ52の撮影方向を仮想スクリーン11が生成されたディスプレイ56に向ける(ステップS502)。次いで、プレゼンターはポインタ70をマウス機能に切換え、このポインタ70をディスプレイ56の表面に押し付け、発光部71を発光させながらマウス操作を行う。発光部71はカメラ52で撮影され、その撮影画像が制御部40に連続して取り込まれる(ステップS503)。そして、制御部40は、仮想スクリーン11の座標上で移動する発光部71の座標を算出して座標を生成し、その座標から移動量を算出し(ステップS504)、パソコン30にその移動量をマウスデータとして送出する(ステップS505)。これにより、パソコン30のマウス操作が行われる。
【0028】
上記実施形態によるプレゼンテーションシステムによれば、ポインタ機能時においては、仮想スクリーン11が生成されたディスプレイ56に対してポインタ70の発光部71でポイント操作し、その発光部71がポイント画像としてスクリーン10に表示される。ポインタ70の発光部71を仮想スクリーン11と一致するディスプレイ56に直接当てて指示するので、直接的な指示感覚をもってポイント操作することができる。また、ポインタ70をディスプレイ56に当てるので手振れを完全に抑えることができる。
【0029】
なお、上記実施形態では、ディスプレイ56に対して仮想スクリーン11を生成しているが、原稿台55上の資料Sが置かれるエリアに対しても、上記と同様の方法で仮想スクリーンを生成することができる。このように原稿台55上に仮想スクリーンを生成すれば、スクリーン10に投影される画像がカメラ52による資料の撮影画像である場合にも、上記ポインタ機能や手書き機能をその撮影画像に対して実行することができる。
【0030】
上記システムには、上記各機能に加えて、ディスプレイに56に表示されたバーコードをポインタ70で指示することにより、そのバーコードが有するデータ固有情報に関連付けられた画像を表示させるバーコード出力機能を具備させることができる。以下に、このバーコード出力機能を説明する。この場合、ディスプレイ56には、パソコン30側の画像と切換えてカメラ52による撮影画像を表示させることもできるよう構成する。また、制御部40は記憶部を有し、この記憶部に、図10に示すバーコードシート80に印字またはシール貼付によって保持された複数のバーコードB1,B2,B3…のデータ固有情報と、これらバーコードB1,B2,B3…のデータ固有情報と関連付けられた複数種類の画像とを登録する。
【0031】
バーコード出力機能の動作例としては、まず、原稿台55上に置いたバーコードシート80を、上記の「資料撮影」の要領でカメラ52により撮影する。その撮影画像は、制御部40によって静止画像に処理され、液晶プロジェクタ20に出力されてスクリーン10に投影されるとともに、ディスプレイ56にも表示される。
【0032】
次に、プレゼンターは、図11に示すように、カメラ52の撮影光路中に光学フィルタ59を挿入し(ステップS601)、カメラ52を仮想スクリーン11が生成されたディスプレイ56に向ける(ステップS602)。そして、ポインタ機能に切換えたポインタ70を、ディスプレイ56に表示されているバーコードB1,B2,B3…のうちの表示させたい画像と関連付けられている1つのバーコード(ここではバーコードB1とする)に押し付け、発光部71を発光させてそのバーコードB1を指示する。バーコードに対する指示ポイントは、例えばバーコードのほぼ中心とする。
【0033】
発光部71はカメラ52で撮影され、その撮影画像は制御部40に取り込まれる(ステップS603)。そして、制御部40は、仮想スクリーン11の座標上での発光部71の座標を算出して座標を生成し(ステップS604)、次いで、表示画像(バーコードシート80の画像)内における発光部71の座標に該当する座標の周辺を調査し(ステップS605)、登録されているバーコードの画像であるか否かを判断する(ステップS606)。このバーコードの判断は、例えば、発光部71の座標のX方向におけるマイナス方向(左方向)およびプラス方向(右方向)を調べ、画像のコントラストからバーコードを英数字にコード変換し、それに基づくデータ固有情報から判断するといった方式を採ることができる。そして、指示されたバーコードが登録されているものであれば、そのバーコードのデータ固有情報に関連付けられた画像を液晶プロジェクタ20およびディスプレイ56に出力する(ステップS607)。以上により、バーコードのデータ固有情報に関連付けられた画像が、スクリーン10に投影されるとともに、ディスプレイ56に表示される。
【0034】
上記の例では、バーコードシート80に保持した複数のバーコードB1,B2,B3…の中から表示させたい画像に関連付けられたバーコードをポインタで指示しているが、例えば、図12(a)に示すように、プレゼンテーション用の資料S中にバーコードB10を保持させ、このバーコードB10を上記のようにポインタ70で指示すると、図12(b)に示すように、バーコードB10の固有情報に関連付けられた画像90が資料画像中に画像として変換されて合成表示されるようにすることもできる。
【0035】
また、液晶プロジェクタ20およびディスプレイ56に出力される画像をパソコン30側の画像とし、その画像中にバーコードを表示させることにより、同様にバーコードを指示して所望の画像をパソコン30側から表示させることもできる。また、パソコン30側の画像を出力する場合、そのパソコン画像のページを送ったり戻したりするページ情報をバーコードのデータ固有情報として登録しておき、バーコードを指示することによりページを送り/戻しするといったコマンド実行機能を持たせることも可能である。
【0036】
さらに、バーコードを指示することによって出力させるデータとしては、画像の他に音声が挙げられ、この場合には、制御部40に音声を入力するとともに、入力した音声に関連付けてバーコードのデータ固有情報を登録すればよい。
【0037】
上記実施形態では、バーコードシート80に設けたバーコードをカメラ52を介して制御部40が読み取ることにより、画像や音声等の所望のデータを速やかに出力させることができる。したがって、資料の交換等の煩わしい操作をすることなく、所望のデータを速やかに、かつ確実に出力させることができる。
【0038】
なお、上記実施形態においては、データ固有情報を保持する情報形態がバーコード(一次元バーコード)であるが、二次元バーコードを採用することもでき、さらに、バーコード以外の情報形態として、文字や記号等を用いてもよい。また、データ固有情報をコマンド実行機能とし、例えば、一連の処理を定義した情報等からなるプログラム(例えば複数の画像を任意の順で出力するなどのプログラム)を実行するようにすることもできる。
【0039】
さて、上記各実施形態では、図2(a)に示したようにディスプレイ56を原稿台55上の奥に斜めにセットしているが、図13に示すように、ディスプレイ56を原稿台55に水平にセットしてもよい。ディスプレイ56が水平であれば、仮想スクリーン11を生成する際に前記のような補正を必要としない。このようにディスプレイ56を水平に置く状態を前提として、このディスプレイ56に一致する仮想スクリーン11の生成方法を、以下に挙げる。
【0040】
A.ディスプレイの対角2点以上に赤外光の発光点を設ける
上記実施形態ではディスプレイ56の四隅に発光点を設けたが、少なくともディスプレイ56の対角2点に発光点を設け、これら発光点の画像を取り込み、その画像データを基に矩形状の仮想スクリーンの座標を生成する。四隅に発光点を設けることにより、上記実施形態のように傾斜するディスプレイ56にも対応することができる。
【0041】
B.ディスプレイの対角2点をポインタの発光部で指示し、基準点を定める
ディスプレイ56の対角2点をポインタ70の発光部71で順次指示する状態をカメラ52で撮影して基準点となる座標を定め、これら基準点を結ぶ対角線に基づき矩形状の仮想スクリーンの座標を生成する。
【0042】
C.予め仮想スクリーンを固定的に定める
カメラ52とディスプレイ56がセットで構成されている場合、上記Bの方法等を用いて予め仮想スクリーンの座標を制御部40に記憶させておく。
【0043】
D.ディスプレイの対角2点以上に基準点を表示する
例えばパソコンの初期画面においてディスプレイ56の四隅に基準点を表示させ、これら基準点でポインタ70の発光部71を発光させる状態をカメラ52で撮影して画像を取り込み、その画像データを基に矩形状の仮想スクリーンの座標を生成する。
【0044】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、仮想スクリーンが設定されたディスプレイに対して指示マークを指示し、その指示マークをポイント画像として表示手段に反映させるので、直接的なポイントの指示感覚を得ることができるとともに、手振れを確実に抑えることができるといった効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るプレゼンテーションシステムの構成ならびに機能を系統的に示す図である。
【図2】(a)は一実施形態のシステムの構成を具体化した一例を概略的に示す斜視図、(b)はポインタの斜視図である。
【図3】一実施形態のシステムの撮像部を示す側面図である。
【図4】一実施形態のシステムの各種機能を示すフローチャートである。
【図5】人物撮影時の動作を示すフローチャートである。
【図6】資料撮影時の動作を示すフローチャートである。
【図7】ポインタ機能時の動作を示すフローチャートである。
【図8】手書き機能時の動作を示すフローチャートである。
【図9】マウス機能時の動作を示すフローチャートである。
【図10】ポインタで指示するバーコードが保持されたバーコードシートの図である。
【図11】バーコード出力機能時の動作を示すフローチャートである。
【図12】バーコード出力機能の応用例を示す図であって、(a)はディスプレイの資料画像中のバーコードにポインタで指示している状態、(b)はバーコードに関連付けられた画像が合成された表示画像である。
【図13】ディスプレイの別形態を示す斜視図である。
【符号の説明】
10…スクリーン(表示手段)
11…仮想スクリーン
20…液晶プロジェクタ
30…パソコン
40…制御部(制御手段)
50…撮像部
52…カメラ(撮影手段)
56…ディスプレイ
70…ポインタ
71…発光部(指示マーク)
B,B1,B2,B3,B10…バーコード(情報形態)
Claims (12)
- 仮想スクリーンが設定されるディスプレイと、
前記仮想スクリーンが設定されたディスプレイに対してポイント操作するための指示マークと、
この指示マークおよび前記ディスプレイを撮影する撮影手段と、
所定の画像または前記撮影手段による撮影画像のいずれかが表示される表示手段と、
制御手段とを備え、
この制御手段は、前記仮想スクリーンの座標上での前記指示マークの座標を算出し、この指示マークの座標に対応する表示手段の画像の座標に所定のポイント画像を合成するポインタ機能を有することを特徴とするプレゼンテーションシステム。 - 前記制御手段は、前記ポイント画像の座標の動きをつないで描画することを特徴とする請求項1に記載のプレゼンテーションシステム。
- 前記撮影手段には、特定波長の光のみを撮影可能とする光学フィルタが撮影光路に対して挿脱自在に具備され、前記指示マークは該特定波長を含む光で発光する発光部であることを特徴とする請求項1または2に記載のプレゼンテーションシステム。
- 前記特定波長光が赤外光であることを特徴とする請求項3に記載のプレゼンテーションシステム。
- 前記ディスプレイには、パソコンで生成される画像または同画像に前記ポイント画像が合成された画像が表示されることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のプレゼンテーションシステム。
- 前記ディスプレイには、前記撮影手段によって撮影された画像または同画像に前記ポイント画像が合成された画像が表示されることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のプレゼンテーションシステム。
- 前記制御手段は、前記指示マークの移動量を算出し、これをマウスデータとして前記パソコンに送出することを特徴とする請求項5に記載のプレゼンテーションシステム。
- 前記制御手段には、所定のデータ、および該データに関連付けられたデータ固有情報が登録され、
前記ディスプレイに表示される画像源に、前記データ固有情報を、バーコード、二次元バーコード、文字、記号等の情報形態として保持させ、
ディスプレイに表示された画像中の該情報形態の位置を前記指示マークで指示すると、制御手段は、前記撮影手段を介して情報形態を認識し、その情報形態に関連付けられた前記所定のデータを出力させることを特徴とする請求項1に記載のプレゼンテーションシステム。 - 前記所定のデータは画像であり、該画像が前記ディスプレイおよび/または前記表示手段に表示されることを特徴とする請求項8に記載のプレゼンテーションシステム。
- 前記所定のデータは音声であり、該音声が音声発生手段に出力されることを特徴とする請求項8に記載のプレゼンテーションシステム。
- 前記データ固有情報はコマンド実行機能であることを特徴とする請求項8に記載のプレゼンテーションシステム。
- 前記コマンド実行機能は、画像のページ情報であることを特徴とする請求項11に記載のプレゼンテーションシステム。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003094271A JP2004030589A (ja) | 2002-05-08 | 2003-03-31 | プレゼンテーションシステム |
US10/431,507 US7176881B2 (en) | 2002-05-08 | 2003-05-08 | Presentation system, material presenting device, and photographing device for presentation |
US10/802,944 US20040174698A1 (en) | 2002-05-08 | 2004-03-18 | Light pen and presentation system having the same |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002132327 | 2002-05-08 | ||
JP2003094271A JP2004030589A (ja) | 2002-05-08 | 2003-03-31 | プレゼンテーションシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004030589A true JP2004030589A (ja) | 2004-01-29 |
Family
ID=31190120
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003094271A Pending JP2004030589A (ja) | 2002-05-08 | 2003-03-31 | プレゼンテーションシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004030589A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004246574A (ja) * | 2003-02-13 | 2004-09-02 | Fuji Photo Optical Co Ltd | プレゼンテーション装置 |
JPWO2014038007A1 (ja) * | 2012-09-05 | 2016-08-08 | パイオニア株式会社 | 撮像装置、画像処理方法、システム、及びプログラム |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11161415A (ja) * | 1997-11-28 | 1999-06-18 | Seiko Epson Corp | 入力方法および入力装置 |
JP2000259338A (ja) * | 1999-03-11 | 2000-09-22 | Seiko Epson Corp | 入力システム、表示システム、プレゼンテーションシステム及び情報記憶媒体 |
JP2001022519A (ja) * | 1999-07-06 | 2001-01-26 | Casio Comput Co Ltd | 画像情報処理装置、および、記憶媒体 |
JP2003108305A (ja) * | 2001-09-28 | 2003-04-11 | Fuji Photo Optical Co Ltd | プレゼンテーションシステム |
-
2003
- 2003-03-31 JP JP2003094271A patent/JP2004030589A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11161415A (ja) * | 1997-11-28 | 1999-06-18 | Seiko Epson Corp | 入力方法および入力装置 |
JP2000259338A (ja) * | 1999-03-11 | 2000-09-22 | Seiko Epson Corp | 入力システム、表示システム、プレゼンテーションシステム及び情報記憶媒体 |
JP2001022519A (ja) * | 1999-07-06 | 2001-01-26 | Casio Comput Co Ltd | 画像情報処理装置、および、記憶媒体 |
JP2003108305A (ja) * | 2001-09-28 | 2003-04-11 | Fuji Photo Optical Co Ltd | プレゼンテーションシステム |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004246574A (ja) * | 2003-02-13 | 2004-09-02 | Fuji Photo Optical Co Ltd | プレゼンテーション装置 |
JPWO2014038007A1 (ja) * | 2012-09-05 | 2016-08-08 | パイオニア株式会社 | 撮像装置、画像処理方法、システム、及びプログラム |
US9794520B2 (en) | 2012-09-05 | 2017-10-17 | Pioneer Corporation | Image capture device and method for recognizing irradiated position mark on object |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7176881B2 (en) | Presentation system, material presenting device, and photographing device for presentation | |
JP4838694B2 (ja) | 電子的手書入力装置 | |
US8123361B2 (en) | Dual-projection projector and method for projecting images on a plurality of planes | |
EP2107414A1 (en) | Head mount display and head mount display system | |
JP2011097336A (ja) | プレゼンテーションシステム、およびプレゼンテーションシステムの表示装置 | |
EP1573392B1 (en) | Projection device, projection system, and image obtainment method | |
JPH0980372A (ja) | 投写型表示装置 | |
JP3832132B2 (ja) | 表示システム、及びプレゼンテーションシステム | |
JPH11161415A (ja) | 入力方法および入力装置 | |
JP2007086962A (ja) | 画面位置指示システム及び画面位置指示方法 | |
JP2010272078A (ja) | 電子情報ボードシステム、電子情報ボード制御装置およびカーソル制御方法 | |
JP2003348385A (ja) | 書画カメラ装置およびこれを用いたプレゼンテーション方法 | |
JP5161520B2 (ja) | プログラム、情報記憶媒体、写真印刷装置及び写真印刷方法 | |
JP2004030589A (ja) | プレゼンテーションシステム | |
JP5550111B2 (ja) | 撮像装置、撮像方法、及びプログラム | |
JP2010093512A (ja) | 情報処理装置、遠隔指示システム及びプログラム | |
JP2004120374A (ja) | 資料提示装置 | |
JP2015177428A (ja) | 画像処理装置、画像処理方法、及び、プログラム | |
JP4145070B2 (ja) | 書画カメラ装置を用いたプレゼンテーション方法 | |
JP2007017516A (ja) | 2次元の位置情報を投影する機能を備えたプロジェクタ | |
JP4001487B2 (ja) | プレゼンテーションシステム | |
JP2004023359A (ja) | 資料提示装置を用いたプレゼンテーションシステム | |
JP2007279869A (ja) | プロジェクター、プロジェクター用リモコンおよびポインターシステム | |
JP2007310789A (ja) | インタフェースデバイス | |
JPH06242884A (ja) | コンピュータ入力装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20051012 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080129 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080226 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080624 |