JP2001022519A - 画像情報処理装置、および、記憶媒体 - Google Patents

画像情報処理装置、および、記憶媒体

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JP2001022519A
JP2001022519A JP19198599A JP19198599A JP2001022519A JP 2001022519 A JP2001022519 A JP 2001022519A JP 19198599 A JP19198599 A JP 19198599A JP 19198599 A JP19198599 A JP 19198599A JP 2001022519 A JP2001022519 A JP 2001022519A
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Kazumi Tomizuka
和省 冨塚
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スクリーンに投影された画像を用いて行われ
たプレゼンテーションの模様を、少ない労力で容易に再
現できる画像情報処理装置を提供する。 【解決手段】 所定の画像を投影装置4によってスクリ
ーンに投影するプロジェクターシステム1において、画
像が投影されたスクリーン上の様子を画像読取装置8に
よって読み取って読みとり画像を記憶装置23に一時的
に記憶し、所定時間後に再びスクリーン上の様子を読み
取って、記憶しておいた読みとり画像と比較することに
よって指示装置6により指示された指示ポイントを抽出
する。その後、抽出した指示ポイントを示すポインタ情
報を生成して、投影中の画像と、画像の投影開始からの
経過時間とに対応づけて記憶装置23に記憶する。そし
て、画像をスクリーンに投影する際に、この画像に対応
づけられたポインタ情報に基づいて、指示装置6により
指示された指示ポイントの像を投影する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スクリーンに画像
を表示する画像情報処理装置に係り、詳細には、スクリ
ーンに表示された画像を用いて行われたプレゼンテーシ
ョンの様子を再現する画像情報処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、画像を用いたプレゼンテーション
では、スクリーン上に画像を投影するプロジェクターが
用いられてきた。ここで、従来のプロジェクターの一例
として、プロジェクターシステム100について説明す
る。
【0003】図18は、従来のプロジェクターの一例と
してのプロジェクターシステム100の構成を示す模式
図である。同図に示すように、プロジェクターシステム
100は、透過式液晶表示装置102に複数の画像を順
次表示させ、これらの画像をスクリーン110に投影す
る液晶プロジェクター装置である。
【0004】まず、説明者からの指示によって、所定の
画像が透過式液晶表示装置102に表示される。続い
て、透過式液晶表示装置102の裏側から光源101に
よって光が照射され、透過式液晶表示装置102を透過
した光は光学レンズ103,104および反射鏡105
によってスクリーン110上に投影される。
【0005】そして、説明者は、スクリーン110に投
影された画像を用いて説明を行っていた。このようなプ
ロジェクターシステムでは、一連の説明で投影される複
数の画像を、同じ順序で繰り返し使用することが可能で
あり、同じ説明を複数回行う場合には便利であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のプロジェクター
システムでは、スクリーン上に投影する画像を何度も利
用することができるが、同一の内容のプレゼンテーショ
ンを行う場合は、その都度、説明者が画像上の同じ点を
指し示しながら同じ説明を行う必要があった。
【0007】このため、同様のプレゼンテーションを複
数回行う場合は、プレゼンテーションの内容が全く同じ
もので良いにもかかわらず、毎回、負担の大きい作業を
説明者が行わなくてはならず、効率の向上が望まれてい
た。
【0008】本発明の課題は、スクリーンに投影された
画像を用いて行われたプレゼンテーションの様子を容易
に再現できる画像情報処理装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決すべく
請求項1記載の発明の画像情報処理装置は、スクリーン
に指定された画像データを投影する投影手段(例えば、
図1に示す透過式液晶表示装置3および投影装置4)
と、前記スクリーン上の任意のポイントを指示する指示
手段(例えば、図1に示す指示装置6)と、この指示手
段によってスクリーン上で指示されたポイントの位置を
示すポイント位置を生成するポイント位置生成手段(例
えば、図7に示す処理を行うCPU21)と、このポイ
ント位置生成手段によって生成されたポイント位置を前
記投影手段によって投影中の画像データに対応づけて記
憶する記憶手段(例えば、図3に示すポインタ情報ファ
イル233)と、前記投影手段によって指定された画像
データを投影させる際に、当該画像データに対応づけて
前記記憶手段に記憶されたポイント位置に基づく指示ポ
イントを、前記スクリーン上に投影される画像データの
表示と連動して再生表示させる再生表示手段(例えば、
図11に示す処理を行うCPU21)と、を備えること
を特徴とする構成とした。
【0010】この請求項1記載の発明によれば、指定さ
れた画像をスクリーンに投影するとともに、投影中の画
像に対応づけて、指示手段によって指し示されたポイン
トの位置を示すポイント位置を記憶する。そして、指定
された画像をスクリーンに投影する際には、この画像に
対応づけて記憶されたポイント位置が示す位置に、指示
手段により指示されたポイントを投影させる。このた
め、スクリーン上に、画像と、その画像の投影中におけ
る指示手段の動作を再生できる。
【0011】従って、例えばスクリーンに投影された画
像を用いてプレゼンテーションを行った場合、プレゼン
テーションで投影された画像に対応づけて、説明者がス
クリーン上で指示した指示ポイントが記憶される。その
後は、プレゼンテーションで用いられた画像と連動し
て、プレゼンテーション中の説明者の動作をスクリーン
上に再生できるので、非常に少ない労力で、同一内容の
プレゼンテーションを何度でも実施することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る画像情報処
理装置の実施の形態例を図1から図17に基づいて説明
する。なお、本実施の形態例においては、プロジェクタ
ーシステム1を用いて説明者がプレゼンテーションを行
う場合を例にとって説明する。
【0013】[第1の実施の形態]まず、図1から図1
3の各図に基づいて、本発明の第1の実施の形態につい
て説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態におけ
るプロジェクターシステム1の概略構成を示す図であ
る。また、図2は、プロジェクターシステム1の内部構
成を示すブロック図である。
【0014】これら図1および図2に示すように、プロ
ジェクターシステム1は、画像・音声制御装置2、透過
式液晶表示装置3、投影装置4、スピーカー5、指示装
置6、指示装置6に内蔵されるワイヤレスマイク7、画
像読取装置8およびスクリーン集光装置9により構成さ
れる。
【0015】このうち画像・音声制御装置2は、CPU
(Central Processing Unit )21、RAM(Random A
ccess Memory)22、記憶装置23、記憶装置23が有
する記憶媒体24、入力装置25および無線通信装置2
6により構成される。
【0016】CPU21は、記憶装置23に格納された
各種基本制御プログラムを読み込んでRAM22に形成
されるワークエリアに展開して実行し、プロジェクター
システム1の各部の制御を行う。また、CPU21は、
入力装置25から入力される指示、或いは、指示装置6
から無線通信装置26を介して入力される指示に従って
各種アプリケーションプログラムを読み込んで実行し、
後述するプレゼンテーション情報取込処理(図7)、プ
レゼンテーション情報再生処理(図11)等の各種処理
を実行する。
【0017】これらの処理のうち、プレゼンテーション
情報取込処理(図7)において、CPU21は、記憶装
置23に記憶された複数のシート画像を、あらかじめ各
シート画像に付されたシートNo.の順に読み込んで、
順次、透過式液晶表示装置3に表示させて投影装置4に
よってスクリーン11上に投影させる。
【0018】また、CPU21は、ワイヤレスマイク7
によってプレゼンテーション中の音声を集音させ、集音
された音声をもとに音声データを生成し、投影中のシー
ト画像のシートNo.に対応づけて記憶装置23内の音
声情報ファイル234に保存する。
【0019】さらに、CPU21は、プレゼンテーショ
ン中のスクリーン11上の様子を画像読取装置8によっ
て読み取らせ、読み取られた画像をスクリーン画像とし
て記憶装置23内のスクリーン画像第1バッファ231
に記憶させる。その後、所定の時間が経過してから、再
度、画像読取装置8によってスクリーン11の画像を読
み取らせ、そのスクリーン画像をスクリーン画像第2バ
ッファ232に記憶させる。その後、スクリーン画像第
1バッファ231に記憶されたスクリーン画像とスクリ
ーン画像第2バッファ232に記憶されたスクリーン画
像とを比較し、一定値以上の色差が認められるドットを
抽出する。
【0020】この処理によって抽出されたドットは、同
一シート画像が投影されている間にスクリーン11上で
色の変化が生じたドット、即ち、指示装置6のポインタ
に該当するドットである。CPU21は、ポインタ情報
抽出・保存処理(図8)において、抽出されたドットを
示すポインタ情報を生成し、記憶装置23内のポインタ
情報ファイル233に保存する。
【0021】そして、CPU21は、プレゼンテーショ
ン情報再生処理(図11)において、入力装置25或い
は指示装置6からの指示入力に従って、記憶装置23内
に記憶されたシート画像を順次スクリーン11に投影さ
せるとともに、シート画像に対応づけてポインタ情報フ
ァイル233内に保存されたポインタ情報に基づいて、
ポインタの画像をシート画像に重ねてスクリーン11上
に再生する。また、CPU21は、音声情報ファイル2
34内に記憶された音声データに基づいて、音声の再生
を行う。
【0022】なお、CPU21には、水晶発振器等を内
蔵する計時手段(図示略)が接続され、CPU21によ
る制御に従って計時を行い、所定の時間毎に現在時刻や
経過時間を示す計時信号をCPU21へ出力する。
【0023】RAM22は、CPU21が各種アプリケ
ーションプログラムを実行する際に各種プログラムおよ
びデータを展開するためのワークエリアを形成する。
【0024】記憶装置23は、プログラムやデータ等が
予め記憶されている記憶媒体24を有しており、この記
憶媒体24は磁気的、光学的記録媒体、若しくは半導体
メモリで構成されている。この記憶媒体24は記憶装置
23に固定的に設けたもの、若しくは着脱自在に装着す
るものであり、上記システムプログラム、上記プレゼン
テーション情報取込処理およびプレゼンテーション情報
取込処理に係る各種プログラムやデータ等を記憶する。
【0025】また、この記憶媒体24に格納されるプロ
グラム、データ等は、通信回線等を介して接続された他
の機器から受信して記憶する構成にしてもよく、更に、
通信回線等を介して接続された他の機器側に上記記憶媒
体を備えた記憶装置を設け、この記憶媒体24に記憶さ
れているプログラムデータを通信回線を介して使用する
構成にしてもよい。
【0026】入力装置25(図2)は、数字キー、文字
キーおよび各種機能キーを備えたキーボードや、マウス
等のポインティングデバイスを備えた入力装置であっ
て、説明者による操作時には、操作されたキーやボタ
ン、または操作内容に対応する操作信号をCPU21へ
出力する。
【0027】無線通信装置26は、後述する指示装置6
およびワイヤレスマイク7との間で無線通信回線を確立
してデータの送受信を行い、受信データをCPU21へ
出力する。
【0028】透過式液晶表示装置3は、裏側から照射さ
れた光を透過する透過型の液晶表示画面を備えており、
CPU21による制御に従って、所定のシート画像を上
記の液晶表示画面上に表示する。
【0029】投影装置4は、図1に示すように、光源4
1、投影レンズ42,42および反射鏡43を備えてい
る。光源41は電球等によってなり、透過式液晶表示装
置3の裏面に配設され、CPU21によって点灯/消灯
が制御される。投影レンズ42,42は、透過式液晶表
示装置3からの透過光を反射鏡43上に集光し、また、
反射鏡43により反射された光をスクリーン11上に投
影する。また、反射鏡43は、投影レンズ42,42の
間に設けられ、透過式液晶表示装置3からの透過光をプ
ロジェクターシステム1へ向けて反射する。
【0030】スピーカー5は、画像・音声制御装置2か
ら出力された音声データをもとに音声を出力する。
【0031】指示装置6は、スクリーン11に投影され
たシート画像を用いて説明者がプレゼンテーションを行
う際に、スクリーン11上の任意の点を指し示すための
ものであり、例えば、図6に示すレーザーポインタ6a
や指示棒6bである。また、指示装置6の本体内にはワ
イヤレスマイク7が内蔵されており、ワイヤレスマイク
7によって説明者が発声した音声を集音し、無線通信装
置26へ送信する。また、指示装置6は、画像・音声制
御装置2を制御するスイッチを備え、このスイッチにお
ける操作内容を示す信号が無線通信装置26を介してC
PU21へ送信され、画像・音声制御装置2の動作開始
/終了や、スクリーン11に投影されるシート画像の切
り換え等を制御することが可能な構成としても良い。
【0032】指示装置6としてのレーザーポインタ6a
は、内部にLED(発光ダイオード)等を備え、スクリ
ーン11上にレーザー光を照射する。また、指示棒6b
は、プレゼンテーション中の説明者がスクリーン11を
指し示すために用いる棒である。
【0033】なお、本発明の実施の形態においては、レ
ーザーポインタ6aにより投影される点、および、指示
棒6bの先端を、ともにスクリーン11上の任意の点を
指示するための「指示装置6のポインタ」と呼ぶことと
する。
【0034】また、本第1の実施の形態におけるプロジ
ェクターシステム1において、指示装置6として指示棒
6bを用いた場合、スクリーン11上の様子を画像読取
装置8によって読み取ったスクリーン画像には指示棒6
b全体の像が現れる。このため、後述するプレゼンテー
ション情報再生処理(図11)で指示棒6bが移動した
軌跡をスクリーン11に投影する際に、指示棒6bの軌
跡が大きい影となってスクリーン11に投影されること
がある。
【0035】そこで、指示棒6bを、先端部以外の部分
は非常に細いか、或いは透明な構成とすれば、スクリー
ン画像から色差のあるドットを抽出処理において、指示
棒6bの先端以外の部分に相当するドットは抽出されな
い。以下、本実施の形態においては説明を簡便にするた
めに、指示棒6bは先端部のみ着色され、他の部分は透
明な部材により構成されるものとして説明する。
【0036】スクリーン集光装置9は、スクリーン11
上の画像を集光するレンズ(図示略)を備え、このレン
ズにより集光した光を画像読取装置8へ送出する。画像
読取装置8は、スクリーン集光装置9により集光された
スクリーン11上の画像を読み取って、スクリーン画像
としてCPU21へ出力する。
【0037】上記のように構成されるプロジェクターシ
ステム1において、画像・音声制御装置2が備える記憶
装置23には、プレゼンテーション情報取込処理(図
7)により生成される各種データを記憶するための記憶
領域が設けられる。これらの記憶領域について、図3を
用いて説明する。
【0038】図3は、記憶装置23内の構成を模式的に
示す図である。同図に示すように、記憶装置23には、
スクリーン画像第1バッファ231、スクリーン画像第
2バッファ232、ポインタ情報ファイル233、音声
情報ファイル234等の各記憶領域が設けられる。
【0039】スクリーン画像第1バッファ231および
スクリーン画像第2バッファ232は、それぞれ、プレ
ゼンテーション情報取込処理(図7)で画像読取装置8
によりスクリーン11の様子が読み取られたスクリーン
画像を一時的に記憶する。
【0040】ポインタ情報ファイル233は、各シート
画像と、各シート画像が投影され始めてからの時間とに
対応づけて、当該時間におけるスクリーン11上でのポ
インタの位置を示すポインタ情報を記憶する。また、音
声情報ファイル234は、各シート画像の投影中にプレ
ゼンテーション情報取込処理で生成された音声データ
を、各シート画像に対応づけて記憶する。
【0041】図4は、上記ポインタ情報ファイル233
の一例としてのポインタ情報ファイル233aの構成を
模式的に示す図である。「シートNo.」は、記憶装置
23に記憶された複数のシート画像に対してあらかじめ
設定された番号であり、プレゼンテーションで使用され
る順番を示す。例えば、シートNo.1のシート画像は
プレゼンテーションで最初に使用されるシート画像であ
り、シートNo.4のシート画像は、一連のプレゼンテ
ーション中で4番目に利用されるシート画像である。
【0042】また、図4に示すポインタ情報ファイル2
33aの「時刻S」という項目は、各シート画像がスク
リーン11に投影され始めてからの経過時間を示す。例
えば、シートNo.が「1」、時刻Sが「5.2
(秒)」と設定されたポインタ情報は、シートNo.1
のシート画像がスクリーン11に投影され始めてから
5.2秒後の時刻に対応づけられたポインタ情報であ
る。
【0043】この図4に例示するように、ポインタ情報
ファイル233には、各シート画像に対応づけて、当該
シート画像がスクリーン11に投影され始めてからの時
間に応じて複数のポインタ情報を記憶することができ
る。なお、図4に示すポインタ情報ファイル233aで
は、時刻Sが0.4秒経過する毎に異なるポインタ情報
が記憶されているが、時刻Sの間隔は任意に設定可能で
ある。例えば、時刻Sの間隔が短い場合はプレゼンテー
ションの様子をより緻密に記憶・再生することができ、
また、時刻Sの間隔が長い場合には、ポインタ情報ファ
イル233が必要とするデータ量が小さくなるので記憶
装置23の記憶容量を節約できる。
【0044】図5は、記憶装置23に記憶されるシート
画像の例として、シート画像31,32,33を示す図
である。同図に示すように、記憶装置23内に記憶され
た複数のシート画像31,32,33には、それぞれ
「1」、「2」、「3」のシートNo.が付されてい
る。これらのシート画像31,32,33は、シートN
o.の順にスクリーン11に投影される。なお、記憶装
置23内に記憶されるシート画像に付されるシートN
o.は、入力装置25における入力操作により説明者が
任意に設定できる。
【0045】以上のように構成されるプロジェクターシ
ステム1を用いて行われるプレゼンテーションの様子に
ついて、図6を用いて説明する。図6は、プロジェクタ
ーシステム1を用いたプレゼンテーションの様子を示す
図である。図6に示すように、プレゼンテーション中
は、スクリーン11上にシート画像が投影された状態
で、レーザーポインタ6aまたは指示棒6bによって、
スクリーン11上の所定の点や範囲が指示される。
【0046】例えば、図6に示すスクリーン11上の
「 かきくけこ」と表示された部分においては、レー
ザーポインタ6aによるポインタが文字を囲むように移
動している。また、図6に示すスクリーン11上で「
さしすせそ」と投影された部分においては、指示棒6
bによるポインタが文字に下線を引くような軌跡を描い
て移動している。
【0047】このように、プロジェクターシステム1を
用いたプレゼンテーション中は、音声に合わせて、スク
リーン11に投影されたシート画像上で指示装置6のポ
インタが移動される。従って、説明者の音声と、スクリ
ーン11上でポインタが移動した様子とを時間の経過に
対応づけて記憶し、再生することにより、プレゼンテー
ションの様子を再現できる。
【0048】続いて、プロジェクターシステム1の動作
について説明する。
【0049】図7は、プロジェクターシステム1の画像
・音声制御装置2により実行されるプレゼンテーション
情報取込処理を示すフローチャートである。また、図8
は、図7のプレゼンテーション処理でステップS112
に示すポインタ情報抽出・保存処理を詳細に示すフロー
チャートである。これら図7および図8を参照して、プ
ロジェクターシステム1を用いて行われるプレゼンテー
ションの様子を記憶する処理について説明する。
【0050】プロジェクターシステム1を用いたプレゼ
ンテーションが開始されると、CPU21は、記憶装置
23内に記憶されたシート画像の中で最初のシート画像
を投影するため、シートNo.を1に設定する(ステッ
プS101)。続いてステップS102で、設定された
シートNo.に該当するシート画像のデータが記憶装置
23に記憶されているか否かを確認する(ステップS1
02)。
【0051】ここで、現在設定されているシートNo.
に対応するシート画像が記憶装置23に記憶されていな
い場合には(ステップS102;No)、CPU21は
処理を終了する。また、対応するシート画像が記憶装置
23に記憶されている場合には(ステップS102;Y
es)、指示装置6が備えるスイッチや入力装置25に
よるシート表示開始指示に対する待機状態へ移行する
(ステップS103)。
【0052】ステップS103の待機状態においてシー
ト表示開始指示が入力されると(ステップS103;Y
es)、CPU21は、プレゼンテーション開始からの
時刻を示すパラメータ「t」に「0(零)」を設定し
(ステップS104)、音声の記録を開始する(ステッ
プS105)。なお、ステップS105で開始された音
声の記録は、後述するステップS114までの間、中断
することなく継続して実行される。
【0053】また、CPU21は、ステップS105で
音声の記録を開始するとともに、現在設定されているシ
ートNo.に対応するシート画像を透過式液晶表示装置
3に表示させ、スクリーン11に投影させる(ステップ
S106)。
【0054】ステップS106でシート画像がスクリー
ン11に投影され、プレゼンテーションが開始される
と、CPU21は、スクリーン11の様子をスクリーン
集光装置9および画像読取装置8によって読み取らせ、
読み取られた画像をスクリーン画像として記憶装置23
内のスクリーン画像第1バッファ231に記憶させる
(ステップS107)。このステップS107でスクリ
ーン画像第1バッファ231に記憶されるスクリーン画
像は、現在のシートNo.のシート画像の投影が開始さ
れた直後の画像であり、指示装置6による指示が行われ
る前の、投影中のシート画像の初期状態である。
【0055】ここで、CPU21は、予め設定された所
定の時間であるt(wait) 時間だけ待機して、時刻tを、
t(wait) を加えた値に更新する(ステップS108)。
【0056】ステップS108で時刻tが更新された
後、CPU21は、スクリーン11の様子を画像読取装
置8およびスクリーン集光装置9によって再度読み取ら
せ、スクリーン画像をスクリーン画像第2バッファ23
2に記憶する(ステップS109)。
【0057】CPU21は、スクリーン画像第1バッフ
ァ231に記憶されたスクリーン画像と、スクリーン画
像第2バッファ232に記憶されたスクリーン画像とを
比較して、2つのスクリーン画像の各ドットの中から、
一定値を超える色差が認められるドットを抽出する(ス
テップS110)。このステップS110で抽出される
ドットは、指示装置6のポインタの像に該当するドット
である。
【0058】続いて、CPU21は、ステップS110
で抽出されたドットの数が一定数を超えているか否かを
判別し(ステップS111)、抽出されたドットの数が
一定数に達しない場合にはステップS108に戻る。ま
た、ステップS110で抽出されたドットの数が一定数
以上であればステップS112に移行して、ポインタ情
報抽出・保存処理(図8)を実行し、ステップS110
で抽出したドットに関する情報を保存して、ステップS
113へ移行する。
【0059】ステップS113では、スクリーン11に
投影中のシート画像に関するプレゼンテーションが終了
した旨の指示入力の有無を判別する。ここで、指示入力
がない場合には(ステップS113;No)ステップS
108へ戻り、現在投影中のシート画像に関するプレゼ
ンテーションの終了を示す指示入力があった場合には
(ステップS113;Yes)、投影されるシート画像
を切り替えるか、あるいはプレゼンテーションが終了さ
れるので、ステップS114へ移行する。
【0060】ここで、ステップS108へ戻った場合、
CPU21は、t(wait) 時間待機した後(ステップS1
09)、再びスクリーン画像を読み取ってスクリーン画
像第2バッファ232に記憶する(ステップS10
9)。
【0061】そして、スクリーン画像第1バッファ23
1に記憶されたスクリーン画像と、スクリーン画像第2
バッファ232に記憶されたスクリーン画像とを比較し
て、一定値以上の色差のあるドットを抽出する(ステッ
プS110)。
【0062】前述のように、スクリーン画像第1バッフ
ァ231に記憶されたスクリーン画像は、投影中のシー
ト画像の初期状態におけるスクリーン画像である。従っ
て、CPU21は、指示装置6による指示が行われてい
ない状態のスクリーン画像と、スクリーン画像第2バッ
ファ232に記憶されたスクリーン画像とを比較して色
差のあるドットを抽出するので、t(wait) 時間毎に、そ
の時点での指示装置6のポインタの位置に該当するドッ
トを抽出する。
【0063】ステップS114では、ステップS105
で開始した音声記録を終了し、記録した音声の音声デー
タを、現在設定されているシートNo.、即ち投影中の
シート画像のシートNo.に対応づけてポインタ情報フ
ァイル233に記憶する。
【0064】続くステップS115で、CPU21は、
シートNo.に1を加えてシートNo.を更新してステ
ップS102へ戻り、一連のプレゼンテーションで用い
られる全てのシート画像に関して上記の処理を実行す
る。
【0065】このように、図7のプレゼンテーション情
報取込処理によれば、プレゼンテーションにおける説明
者の音声を、スクリーン11に投影されるシート画像毎
に記録して保存するとともに、t(wait) 時間毎に指示装
置6の動きを読み取って、ポインタ情報ファイル233
に保存する。
【0066】なお、図7のプレゼンテーション情報取込
処理において、ステップS110で一定値以上の色差が
認められるドットを抽出したが、この抽出処理の基準と
なる「一定値」は、予め適切な値が設定された構成とし
ても良いし、説明者が任意に設定・変更できる構成とし
ても良い。また、ステップS111で、抽出されたドッ
トの数が一定値以上であるかどうかを判別するが、この
判別処理の基準となる「一定値」についても、予め設定
された値が設定された構成としても良いし、説明者が任
意に設定・変更できる構成としても良い。
【0067】続いて、図8を用いて、ステップS112
(図7)のポインタ情報抽出・保存処理について詳細に
説明する。この図8に示すポインタ情報抽出・保存処理
では、ステップS110(図7)で抽出されたドットを
指示装置6のポインタに相当するドットとして、その位
置に関する情報を保存する処理である。
【0068】まず、CPU21は、後述するステップS
123の処理を前回実行してから経過した時間を算出す
る(ステップS121)。そして、予め定められたt(re
new)以上の時間が経過したか否かを判別する(ステップ
S122)。
【0069】ステップS122で、図8の処理を初めて
行う場合、および、t(renew)以上の時間が経過している
と判別された場合には、ステップS123へ移行して、
ポインタ情報ファイル233に設定すべき時刻Sにステ
ップS108(図7)で更新されたtを設定し、ステッ
プS124へ移行する。
【0070】また、ステップS122で、経過した時間
がt(renew)に達していないと判別された場合には、ステ
ップS123の処理を行わないでステップS124へ移
行する。
【0071】ステップS124では、ステップS110
(図7)で抽出されたドットの数や各ドットの位置を示
すポインタ情報を生成し、ステップS123で設定され
た時刻Sに対応づけてポインタ情報ファイル233へ保
存する。
【0072】ここで、新たに保存しようとするポインタ
情報と同じ時刻Sに対応するポインタ情報が、既にポイ
ンタ情報ファイル233に保存されている場合、CPU
21は、先に保存されていたポインタ情報に新たなポイ
ンタ情報を追加して更新し、ポインタ情報ファイル23
3に保存させる。
【0073】以上の図7および図8に示すプレゼンテー
ション情報取込処理を、具体例を用いて説明する。
【0074】まず、図7に示す処理におけるt(wait) を
「0.2(秒)」とし、図8に示す処理におけるt(rene
w)を「0.2(秒)」とした場合を想定する。この場
合、図7のステップS108〜ステップS111の処理
では、0.2秒毎にスクリーン画像が読み取られ、ドッ
トが抽出される。また、t(wait) は、t(renew)に等し
い。このため、ステップS122では、毎回「Yes」
と判別され、ステップS123で時刻Sにtが設定され
る。
【0075】従って、図7のステップS108〜ステッ
プS111の処理で抽出されたドットに関するポインタ
情報は、全て、0.2秒毎の異なる時刻Sに対応するポ
インタ情報として、ポインタ情報ファイル233に保存
される。そして、これらのポインタ情報は、それぞれ対
応する時刻Sの瞬間に指示装置6によって指示されてい
た点を示すものである。
【0076】次いで、別の例として、図7に示す処理に
おけるt(wait) を「0.2(秒)」に設定し、図8に示
す処理におけるt(renew)を「4.0(秒)」に設定する
場合を想定する。この場合、図7のステップS108〜
ステップS111の処理において、0.2秒毎にスクリ
ーン画像が読み取られ、一定値以上の色差のあるドット
が抽出される。
【0077】また、図8のステップS122では、t(wa
it) を加算する処理を何度か繰り返した時間がt(renew)
に達するまで、「No」と判別される。従って、ステッ
プS108〜ステップS113の処理を、t(wait) 即ち
「0.2(秒)」毎に19回繰り返す間は、ステップS
122で「No」と判別され、ステップS123の処理
を行うことなく、ポインタ情報がポインタ情報ファイル
233に保存される。そして、ステップS123で時刻
Sが更新されないので、既にポインタ情報ファイル23
3に保存されたポインタ情報に対して、同じ時刻Sに対
応づけられたポインタ情報が追加される。
【0078】その後、ステップS108〜ステップS1
13の処理が20回目に達し、時刻Sが前回更新されて
からt(renew)以上の時間が経過すると、ステップS12
2では「Yes」と判別される。このとき初めて、ステ
ップS123で時刻Sが更新され、新たな時刻Sに対応
する新しいポインタ情報がポインタ情報ファイル233
に保存される。従って、ポインタ情報ファイル233に
保存されるポインタ情報は、ステップS108〜ステッ
プS111(図7)の処理を20回行って抽出されたド
ットに関するものとなる。換言すれば、ポインタ情報フ
ァイル233に保存されるポインタ情報は、時刻Sを起
点とした4秒間の指示装置6のポインタの軌跡を示す情
報であり、指示装置6のポインタの位置を0.2秒毎に
読みとって得られる。
【0079】以上のように、t(wait) とt(renew)とが等
しい場合、ポインタ情報ファイル233に保存されるポ
インタ情報は、時刻Sにおける指示装置6のポインタの
位置を示す情報であり、t(renew)がt(wait) よりも長い
場合は、時刻Sからt(renew)の間に指示装置6により指
示された点が移動した軌跡を示す情報となる。なお、上
記の具体例におけるt(wait) およびt(renew)の値はあく
まで一例であり、その値は任意に設定可能である。
【0080】図9は、図7および図8に示す処理によっ
てポインタ情報が生成される様子を示す説明図である。
この図9において、スクリーン画像8aはスクリーン画
像第1バッファ231に記憶されるスクリーン画像の例
を示し、スクリーン画像8bは所定の時刻にスクリーン
画像第2バッファ232に記憶されたスクリーン画像の
例を示し、ポインタ情報Aは、スクリーン画像8aとス
クリーン画像8bとを比較することで生成されたポイン
タ情報を示す図である。
【0081】この図9に示すように、スクリーン画像第
1バッファ231に記憶されるスクリーン画像は、指示
装置6のポインタのない初期状態におけるスクリーン画
像である。
【0082】そして、CPU21は、所定の時刻にスク
リーン11上の様子を読み取らせてスクリーン画像をス
クリーン画像第2バッファ232に記憶する。ここで記
憶されるスクリーン画像は、例えばスクリーン画像8b
である。スクリーン画像8bには、レーザーポインタ6
aにより投影される点、および、指示棒6bの先端の像
が写っている。
【0083】そして、スクリーン画像8aとスクリーン
画像8bとを比較し、色差のあるドットを抽出すること
によって、差分としてのポインタ情報Aが得られる。こ
のポインタ情報Aには、「あいう」という文字列など、
シート画像としてスクリーン11に投影される部分は一
切含まれない。
【0084】このため、シート画像とポインタ情報Aと
を重ねてスクリーン11上に投影すれば、シート画像と
指示装置6のポインタとが投影され、プレゼンテーショ
ン中における指示装置6の操作の様子を再現することが
できる。
【0085】図10は、図8に示すポインタ情報抽出・
保存処理のステップS124において、ポインタ情報フ
ァイル233に保存されたポインタ情報に対して追加が
行われて生成されたポインタ情報の一例を示す図であ
る。
【0086】この図10に示すポインタ情報Bは、スク
リーン画像第1バッファ231とスクリーン画像第2バ
ッファ232とに記憶されたスクリーン画像を比較して
得られたポインタ情報を、既にポインタ情報ファイル2
33に記憶されたポインタ情報に追加することで生成さ
れ、それぞれ異なる時刻における複数の指示装置6のポ
インタが表示される。
【0087】そして、ポインタ情報Bは、指示装置6の
ポインタを複数表示することで、指示装置6のポインタ
が移動した軌跡を示すものとなっている。従って、シー
ト画像とポインタ情報Bとを重ねてスクリーン11に投
影すれば、指示装置6のポインタが移動した軌跡をスク
リーン11上に投影することができる。
【0088】続いて、以上の処理によって記憶装置23
に保存された情報をもとに、プレゼンテーションの様子
を再生する処理について説明する。
【0089】図11は、プロジェクターシステム1によ
り実行されるプレゼンテーション情報再生処理を示すフ
ローチャートである。また、図12は、図11のステッ
プS140に示すポインタ画像再生処理を示すフローチ
ャートである。
【0090】プレゼンテーション情報再生処理が開始さ
れると、CPU21は、まず、シートNo.に1を設定
する(ステップS131)。これにより、プレゼンテー
ションに用いる最初のシート画像が設定される。
【0091】続いて、CPU21は、設定されたシート
No.に対応するシート画像が記憶装置23に記憶され
ているか否かを判別し(ステップS132)、該当する
シート画像が記憶されていない場合には処理を終了す
る。該当するシート画像が記憶装置23に記憶されてい
る場合には、シート画像の表示を開始する旨の指示入力
に対する待機状態に移行する(ステップS133)。
【0092】このステップS133で、シート画像の表
示開始を指示する指示入力に応じて(ステップS13
3;Yes)、CPU21は時刻tに0を設定し(ステ
ップS134)、記憶装置23内の音声情報ファイル2
34から、設定されたシートNo.に対応する音声情報
ファイルを読み出して、音声の再生を開始する(ステッ
プS135)。また、CPU21は、ステップS135
で音声の再生を開始するとともに、設定されたシートN
o.に対応するシート画像を記憶装置23から読み出し
てスクリーン11に投影させる(ステップS136)。
【0093】続いて、CPU21は、記憶装置23内の
ポインタ情報ファイル233から、現在設定されている
シートNo.の、時刻tに対応するポインタ情報の取得
を試みる(ステップS137)。そして、該当するポイ
ンタ情報がポインタ情報ファイル233に保存されてい
ない場合には(ステップS138;No)、続くステッ
プS139の処理を行わずに、後述するステップS14
0へ移行する。
【0094】一方、該当するポインタ情報がポインタ情
報ファイル233に保存されていた場合には(ステップ
S138;Yes)、CPU21は、ポインタ画像再生
処理(図13)を実行し、プレゼンテーションの様子を
スクリーン11上に再生する(ステップS139)。
【0095】ここで、CPU21は、現在設定されてい
る時刻tにt(wait) を加えて時刻tを更新する(ステッ
プS140)。なお、このステップS140では時刻t
を更新するのみで、待機状態には移行しない。
【0096】そして、CPU21は、スクリーン11に
投影中のシート画像に関するプレゼンテーションが終了
したか否かを判別し、終了していなければステップS1
37に戻る(ステップS141)。また、ステップS1
41で投影中のシート画像に関するプレゼンテーション
が終了したと判別した場合には、音声の再生を終了する
(ステップS142)。
【0097】その後、CPU21は、シートNo.に1
を加えてシートNo.を更新し、ステップS132へ戻
る(ステップS143)。
【0098】図12は、図11のステップS140に示
すポインタ画像再生処理を示す図である。同図に示す本
第1の実施の形態におけるポインタ画像再生処理では、
ステップS137(図11)で取得したポインタ情報の
画像を投影させ(ステップS151)、t(wait) 時間待
機して、ステップS141(図11)へ移行する。
【0099】ここで、ポインタ情報の画像とは、例え
ば、図9に示すポインタ情報Aのように、レーザーポイ
ンタ6aの点や指示棒6bの先端の形状を模した像が挙
げられるが、その他、矢印などの記号であっても良い。
プレゼンテーション中に説明者が指し示した点に、この
ポインタを投影することにより、プレゼンテーション中
の様子を再現することができる。
【0100】図13は、プレゼンテーション情報再生処
理(図11)におけるスクリーン11上の状態を示す図
であり、図13(a)はレーザーポインタ6aにより指
示された点の軌跡がスクリーン11に投影された例を示
し、図13(b)は指示棒6bの先端の軌跡がスクリー
ン11に投影された例を示す。
【0101】図13(a)に示す例では、シート1を用
いたプレゼンテーションが開始されてから、5.2秒が
経過するまでの間に、レーザーポインタ6aが楕円を描
くように移動した軌跡が投影されている。また、図13
(b)に示す例では、プレゼンテーションが開始されて
から23.6秒が経過するまでの間に、指示棒6bの先
端が直線を描くように移動した軌跡が投影されている。
【0102】なお、図13には、指示装置6のポインタ
の軌跡がスクリーン11に投影された例を示したが、再
生されるポインタ情報によっては、所定の時刻における
指示装置6のポインタの位置のみをスクリーン11に投
影することもできる。
【0103】以上のように、本発明を適用した第1の実
施の形態におけるプロジェクターシステム1によれば、
記憶装置23内に記憶された複数のシート画像を順次ス
クリーン11上に投影して行われるプレゼンテーション
において、音声をワイヤレスマイク7によって集音して
音声データを生成し、投影中のシート画像のシートN
o.に対応づけて音声情報ファイル234に記憶する。
また、スクリーン集光装置9および画像読取装置8によ
ってスクリーン11の様子を所定のt(wait) 時間毎に読
み取り、読み取った時間の異なる複数のスクリーン画像
を比較して、一定値以上の色差が認められるドットを抽
出する。そして、抽出したドットに関するポインタ情報
を生成して、ポインタ情報ファイル233に保存する。
【0104】そして、入力装置25または指示装置6が
備える入力手段による指示入力に応じて記憶装置23内
に記憶されたシート画像をスクリーン11に投影すると
ともに、投影中のシート画像に対応づけてポインタ情報
ファイル233に保存されたポインタ情報を読み出し
て、投影中のシート画像に重ねてスクリーン11上に投
影し、音声情報ファイル234に格納された音声データ
を再生する。
【0105】これによって、スクリーン11上にシート
画像を投影させて行われるプレゼンテーション中の音声
と、指示装置6によって画像上の点が指示された様子と
を記憶し、同様の画像をスクリーン11に投影しながら
再生することができるので、プレゼンテーションの様子
を容易に再現することができる。
【0106】例えば、同一のプレゼンテーションを複数
回行う場合には、最初の1回だけ説明者がプレゼンテー
ションを行えば、その後は、プレゼンテーションの様子
を再生するだけで、何度でも容易にプレゼンテーション
を行える。
【0107】また、上記第1の実施の形態におけるプロ
ジェクターシステム1では、スクリーン11上における
指示装置6のポインタの位置を、そのシート画像の投影
が開始されてからの経過時間に対応づけてポインタ情報
ファイル233に保存する。そして、再生時には、スク
リーン11にシート画像を投影するとともに、そのシー
ト画像の投影を開始してからの経過時間に応じたポイン
タ情報をポインタ情報ファイル233から読み出して、
シート画像に重ねて投影する。
【0108】これにより、実際に説明者によって行われ
たプレゼンテーションで指示装置6のポインタが移動さ
れる様子についても再生することができるので、より実
際のプレゼンテーションに近い状態で、プレゼンテーシ
ョンの様子を再生することができる。
【0109】さらに、上記第1の実施の形態におけるプ
ロジェクターシステム1では、指示装置6のポインタの
位置を所定の時間毎に複数回抽出し、得られた複数のポ
インタ情報をポインタ情報ファイル233に保存された
ポインタ情報に追加して保存することができる。このた
め、指示装置6のポインタが移動する様子だけでなく、
指示装置6のポインタが移動した軌跡をスクリーン11
に投影することができ、実際のプレゼンテーションの様
子をよりリアルに再生するだけでなく、プレゼンテーシ
ョンの概略を手軽に短時間で再生することもできる。
【0110】なお、上記第1の実施の形態におけるプロ
ジェクターシステム1において、図7のステップS11
0で、スクリーン画像の上部から順に所定の数のドット
のみを抽出する構成とすれば、指示棒6bを上記のよう
な構成とする必要はない。即ち、スクリーン画像の情報
から所定の数のドットのみを抽出するのであれば、指示
棒6bの像は、先端の方から所定の長さだけ抽出されて
ポインタ情報が生成されるので、指示棒6bの下部はポ
インタ情報に反映されないようにすることができる。
【0111】また、上記上記第1の実施の形態における
プロジェクターシステム1において、実際のプレゼンテ
ーションにおいてt(wait) 毎に保存されたポインタ情報
を、t(wait) 時間よりも短い時間毎に再生する構成とす
れば、プレゼンテーションの概略をより短時間で再生す
ることができる。この場合、音声情報ファイル234に
保存された音声データを高速で再生する構成としてもよ
く、その他、細部の構成についても、適宜変更可能であ
る。
【0112】[第2の実施の形態]続いて、本発明を適
用した第2の実施の形態としてのプロジェクターシステ
ム1について説明する。なお、この第2の実施の形態に
おけるプロジェクターシステム1は、記憶装置23内に
格納されるポインタ情報ファイル233を除き、上記第
1の実施の形態におけるプロジェクターシステム1と同
様の構成によってなるものであり、その構成については
図示および説明を省略する。
【0113】図14は、本発明の第2の実施の形態にお
けるプロジェクターシステム1の記憶装置23内に格納
されるポインタ情報ファイル233の一例として、ポイ
ンタ情報ファイル233bを示す図である。
【0114】図14に示すように、ポインタ情報ファイ
ル233bには、シートNo.、ポイント番号、X座
標、Y座標、および、時刻Sの各項目が設定されてい
る。ここで、シートNo.は、プレゼンテーションで用
いられる各シート画像にそれぞれ付された番号である。
ポイント番号とは、後述するポインタ情報抽出・保存処
理(図15)を行った際に、ステップS163で算出さ
れた重心に付された番号である。また、X座標およびY
座標は、ポイント番号が付されたドットの座標を示す。
【0115】即ち、上記第1の実施の形態においては、
ポインタ情報を、指示装置6のポインタのみが写った画
像としていたが、本第2の実施の形態においては、ポイ
ンタ情報はスクリーン11における位置座標を示すもの
とする。
【0116】例えば、ポイント番号が「2」のポインタ
情報においては、シートNo.として「1」が設定さ
れ、X座標は「50」、Y座標は「50」、時刻Sは
「5.4(秒)」と設定されている。このポイント番号
「2」のポインタ情報は、シートNo.が「1」のシー
ト画像がスクリーン11に投影され始めてから「5.4
(秒)」の時点での指示装置6のポインタの位置を示し
ており、ポインタの位置はX座標が「50」、Y座標が
「50」の位置である。
【0117】図15は、プロジェクターシステム1によ
って図7に示すプレゼンテーション情報取込処理を実行
した際にステップS112で実行されるポインタ情報抽
出・保存処理を、より詳細に示すフローチャートであ
る。なお、本第2の実施の形態において、図7に示すプ
レゼンテーション情報取込処理、および、図11に示す
プレゼンテーション情報再生処理における各処理のう
ち、図15および図16に示す処理を除く部分について
は、上記第1の実施の形態と同様の処理である。
【0118】図15に示すポインタ情報抽出・保存処理
において、CPU21は、まず、スクリーン画像第1バ
ッファ231およびスクリーン画像第2バッファ232
に記憶されたスクリーン画像上に、例えばスクリーン画
像の左上隅を原点として、X−Y座標軸を設定する(ス
テップS161)。
【0119】続いて、CPU21は、ステップS110
で抽出されたドットのうち、Y座標が最小のドットから
順に、予め定められた所定の数のドットを選択する(ス
テップS162)。
【0120】なお、ステップS162では、所定の数の
ドットのみを選択する。上記のように、例えば指示装置
6として指示棒6bを用いた場合、プレゼンテーション
においては指示棒6bの先端部分が重要であり、指示棒
6bの下部の位置を記憶・再生する必要はない。このス
テップS162では、Y座標が小さいドット、即ちスク
リーン画像の上部に位置するドットから順に、所定の数
のドットのみを選択するので、スクリーン11の下方よ
り差し出される指示棒6bの先端位置に相当するドット
のみを選択して処理することができる。これにより、上
記第1の実施の形態におけるプロジェクターシステム1
とは異なり、指示棒6bを、先端部分以外は透明な構成
とする等の工夫をする必要がない。
【0121】そして、CPU21は、ステップS162
で選択された各ドットの座標をもとに、各ドットの重心
に相当する座標を算出する(ステップS163)。さら
に、時刻Sに時刻tを設定して、ステップS163で算
出された座標を、時刻Sに対応づけてポインタ情報ファ
イル233に保存し(ステップS164)、処理を終了
する。
【0122】また、本第2の実施の形態におけるプロジ
ェクターシステム1は、図15に示す処理によってポイ
ンタ情報ファイル233に保存されたポインタ情報をも
とに、上記第1の実施の形態と同様にプレゼンテーショ
ン情報再生処理(図11)を実行する。
【0123】図16は、プレゼンテーション情報再生処
理(図11)のステップS140に示すポインタ画像再
生処理をより詳細に示すフローチャートである。この図
16に示すポインタ画像再生処理で、CPU21は、前
回取得したポインタ情報が有るか否かを判別する(ステ
ップS171)。即ち、CPU21は、ポインタ情報を
取得してスクリーン11に投影させる処理を直前に行っ
たかどうかを判別する。そして、図16のポインタ画像
再生処理を初めて行う場合等、前回取得したポインタ情
報が無い場合には、ステップS172に移行して、ステ
ップS138(図11)で取得したポインタ情報に設定
された座標に所定のポインタ画像を表示させ、ステップ
S141(図11)へ移行する。
【0124】また、ステップS171で、前回取得した
ポインタ情報がある場合には、前回取得したポインタ情
報が対応づけて設定された時刻(t)から、現在設定さ
れている時刻tまでの経過時間を算出する(ステップS
173)。
【0125】そして、算出した経過時間に合わせて、前
回取得したポインタ情報に設定された座標から、今回取
得したポインタ情報に設定された座標まで、所定のポイ
ンタ画像を移動するように表示させ(ステップS17
4)、ステップS141(図11)へ戻る。
【0126】ここで、所定のポインタ画像は、例えば、
レーザーポインタ6aによって投影される点や、指示棒
6bの先端の形状を模した画像であるが、矢印の記号
等、各種の図形や文字を用いることも可能である。
【0127】図17は、図16に示すポインタ画像再生
処理の様子を示す説明図である。この図17に示すよう
に、ステップS173〜ステップS174(図16)の
処理によれば、先にポインタ画像が表示された座標(図
中、(X1,Y1))から、次に取得されたポインタ情報
に設定されたポインタ画像の座標(図中、(X2,Y2
に向かって、ポインタ画像が移動表示される。
【0128】図7に示すプレゼンテーション情報取込処
理においては、t(wait) 時間毎にスクリーン11の様子
を取り込むため、t(wait) 時間毎に、各ポインタ情報に
設定されたポインタの画像を表示するだけでは、ポイン
タ画像が飛び飛びに移動するように表示される。しかし
ながら、本第2の実施の形態では、ステップS176
(図16)でポインタ画像を移動表示させるので、実際
のプレゼンテーションにより近い状態でプレゼンテーシ
ョンの様子を再生することができる。
【0129】以上のように、本発明の第2の実施の形態
におけるプロジェクターシステム1によれば、スクリー
ン集光装置9および画像読取装置8によってスクリーン
11の様子を所定のt(wait) 時間毎に読み取り、読み取
った時間の異なる複数のスクリーン画像を比較する。こ
の際、スクリーン11上にX−Y座標軸を設定し、Y座
標の小さい方、即ちスクリーン11の上方から所定の数
だけ、一定値以上の色差が認められるドットを抽出す
る。そして、抽出したドットの重心の座標を算出し、算
出された座標をポインタ情報としてポインタ情報ファイ
ル233に保存する。
【0130】そして、プロジェクターシステム1は、入
力装置25または指示装置6が備える入力手段による指
示入力に応じて記憶装置23内に記憶されたシート画像
をスクリーン11に投影するとともに、投影中のシート
画像に対応づけてポインタ情報ファイル233に保存さ
れたポインタ情報を読み出して、そのポインタ情報が示
す座標位置に、所定のポインタ画像を投影する。
【0131】さらに、プロジェクターシステム1は、投
影中の画像に対応する次のポインタ情報をポインタ情報
ファイル233から読み出して、先に読み出したポイン
タ情報の座標に投影されているポインタ画像を、新たに
読み出したポインタ情報の座標へと移動表示させる。
【0132】従って、スクリーン11にシート画像を投
影して行われたプレゼンテーションの様子を再生する際
に、プレゼンテーション中における指示装置6のポイン
タの位置をたどるようにポインタ画像が移動表示される
ので、実際のプレゼンテーションに近い状態で再生する
ことができる。これによって、非常に少ない労力で、プ
レゼンテーションの様子をリアルに再現することができ
る。
【0133】
【発明の効果】請求項1記載の発明の画像情報処理装
置、および、請求項6記載の発明の記憶媒体によれば、
最初のプレゼンテーションが行われた際に、画像が投影
されたスクリーン上で指示された指示ポイントの位置を
記憶するので、プレゼンテーションで用いられた画像と
ともに記憶した指示ポイントを再生表示することによっ
て、プレゼンテーションの様子を再現することができ
る。これにより、非常に少ない労力で、同一内容のプレ
ゼンテーションを何度でも実施することができる。
【0134】請求項2記載の発明によれば、画像が投影
されたスクリーン上で複数の指示ポイントが連続して指
示された場合に、これら複数の指示ポイントをスクリー
ン上に同時に再生表示する。従って、プレゼンテーショ
ン中に指示ポイントが大きく移動された場合であって
も、移動された複数の指示ポイントが同時に再生表示さ
れるので、指示ポイントの移動の様子を見やすく再現す
ることができる。これにより、説明者がいないことによ
る影響を解消し、スクリーン上の様子のみを再生表示す
るだけで、プレゼンテーションの様子を明快に再現する
ことができる。
【0135】請求項3記載の発明によれば、画像が投影
されたスクリーン上で指示ポイントが移動された場合に
は、その移動の軌跡を再生表示する。これにより、プレ
ゼンテーション中における指示ポイントの位置と、その
移動の軌跡とを再生表示することで、プレゼンテーショ
ンの様子を、より明快に再現することができる。さら
に、指示ポイントの移動の軌跡を一度に再生表示するこ
とで、プレゼンテーションの概略を短時間で再生表示す
ることも可能である。
【0136】請求項4記載の発明によれば、画像が投影
されたスクリーン上で指示された指示ポイントの位置を
座標として記憶し、記憶した座標と、スクリーン上に画
像が投影され始めてからの経過時間とに基づいて、指示
ポイントを示すポイント画像をスクリーン上に再生表示
する。従って、プレゼンテーションの様子を再生する際
には、指示ポイントを示すポイント画像が、スクリーン
上で滑らかに移動表示され、その移動の速度やタイミン
グは、最初に説明者が行ったプレゼンテーションと同様
のものとなる。これによって、プレゼンテーションの様
子を、容易に、かつ、よりリアルに再現することができ
る。
【0137】請求項5記載の発明によれば、スクリーン
に画像が投影されている間の音声を画像に対応づけて記
憶し、再生時には、スクリーン上に画像を投影し、その
画像上での指示ポイントを再生表示するとともに、説明
者の音声を再生する。これによって、プレゼンテーショ
ンの様子を、容易に、かつ、よりリアルに再現すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるプロジェク
ターシステム1の概略構成を示す図である。
【図2】図1のプロジェクターシステム1の内部構成を
示すブロック図である。
【図3】図2の記憶装置23の構成を模式的に示す図で
ある。
【図4】図3のポインタ情報ファイル233の一例とし
てのポインタ情報ファイル233aの構成を模式的に示
す図である。
【図5】図2の記憶装置23内に記憶されるシート画像
31,32,33を示す図である。
【図6】図1のプロジェクターシステム1を用いて行わ
れるプレゼンテーションの様子を示す図である。
【図7】図1の画像・音声制御装置2により実行される
プレゼンテーション情報取込処理を示すフローチャート
である。
【図8】図7のステップS112に示すポインタ情報抽
出・保存処理をより詳細に示すフローチャートである。
【図9】図7のプレゼンテーション情報取込処理におい
てポインタ情報が生成される様子を示す説明図である。
【図10】図8のポインタ情報抽出・保存処理において
生成されたポインタ情報の一例としてのポインタ情報B
を示す図である。
【図11】図1の画像・音声制御装置2により実行され
るプレゼンテーション情報再生処理を示すフローチャー
トである。
【図12】図11のステップS140に示すポインタ画
像再生処理をより詳細に示すフローチャートである。
【図13】図11のプレゼンテーション情報再生処理に
おけるスクリーン11上の状態を示す図であり、(a)
はレーザーポインタ6aにより指示された点の軌跡がス
クリーン11に投影された状態を示す図であり、(b)
は指示棒6bの先端の軌跡がスクリーン11に投影され
た状態を示す図である。
【図14】本発明の第2の実施の形態におけるプロジェ
クターシステム1において、記憶装置23に格納される
ポインタ情報ファイル233の一例としてのポインタ情
報ファイル233bを示す図である。
【図15】図7のステップS112に示すポインタ情報
抽出・保存処理をより詳細に示すフローチャートであ
る。
【図16】図11のステップS140に示すポインタ画
像再生処理をより詳細に示すフローチャートである。
【図17】図16のポインタ画像再生処理の様子を示す
説明図である。
【図18】従来のプロジェクターシステム100を示す
図である。
【符号の説明】
1 プロジェクターシステム 11 スクリーン 2 画像・音声制御装置 21 CPU 22 RAM 23 記憶装置 231 スクリーン画像第1バッファ 232 スクリーン画像第2バッファ 233 ポインタ情報ファイル 233a,233b ポインタ情報ファイル 234 音声情報ファイル 24 記憶媒体 25 入力装置 26 無線通信装置 3 透過式液晶表示装置 31,32,33 シート画像 4 投影装置 41 光源 42,42 投影レンズ 43 反射鏡 5 スピーカー 6 指示装置(指示手段) 6a レーザーポインタ 6b 指示棒 7 ワイヤレスマイク 8 画像読取装置 8a,8b スクリーン画像 A,B ポインタ情報

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】指定された画像データをスクリーンに投影
    する投影手段と、 前記スクリーン上の任意のポイントを指示する指示手段
    と、 この指示手段によってスクリーン上で指示されたポイン
    トの位置を示すポイント位置を生成するポイント位置生
    成手段と、 このポイント位置生成手段によって生成されたポイント
    位置を前記投影手段によって投影中の画像データに対応
    づけて記憶する記憶手段と、 前記投影手段によって指定された画像データを投影させ
    る際に、当該画像データに対応づけて前記記憶手段に記
    憶されたポイント位置に基づく指示ポイントを、前記ス
    クリーン上に投影される画像データの表示と連動して再
    生表示させる再生表示手段と、 を備えることを特徴とする画像情報処理装置。
  2. 【請求項2】前記ポイント位置生成手段は、前記指示手
    段によって前記スクリーン上のポイントが連続して指示
    された場合に、その複数の指示ポイントを示すポイント
    位置を連続して生成し、 このポイント位置生成手段によって生成された複数のポ
    イント位置を合成することにより、これら複数のポイン
    ト位置における全ての指示ポイントを表示するためのポ
    イント画像データを生成するポイント画像生成手段をさ
    らに備え、 前記記憶手段は、このポイント画像生成手段により生成
    されたポイント画像データを前記投影中の画像データに
    対応づけて記憶し、 前記再生表示手段は、前記記憶手段に記憶されたポイン
    ト画像データに基づき、前記スクリーン上に投影される
    画像データの表示と連動して複数の指示ポイントを同時
    に再生表示させること、 を特徴とする請求項1記載の画像情報処理装置。
  3. 【請求項3】前記ポイント位置生成手段は、前記指示手
    段によって前記スクリーン上のポイントが連続して指示
    された場合に、その複数の指示ポイントを示すポイント
    位置を連続して生成し、 前記記憶手段は、このポイント位置生成手段によって連
    続して生成されたポイント位置を連続した移動軌跡情報
    として、前記投影中の画像データに対応づけて記憶し、 前記再生表示手段は、前記記憶手段に記憶された移動軌
    跡情報に基づく指示ポイントを、前記スクリーン上に投
    影される画像データの表示と連動して連続移動させるこ
    と、 を特徴とする請求項1記載の画像情報処理装置。
  4. 【請求項4】前記ポイント位置生成手段によって生成さ
    れたポイント位置をもとに前記指示手段により指示され
    たポイントの位置座標を生成するポイント座標生成手段
    と、 前記投影手段によって指定された画像データの投影が開
    始されてからの経過時間を計時する計時手段と、をさら
    に備え、 前記記憶手段は、前記ポイント座標生成手段により生成
    された位置座標を、この位置座標が示すポイントが前記
    指示手段によって指示された時点での経過時間と前記投
    影中の画像データとに対応づけて記憶し、 前記再生表示手段は、前記記憶手段に記憶された位置座
    標と当該位置座標が対応する経過時間とに基づいて、前
    記指示ポイントを示すポイント画像を連続移動させるこ
    と、 を特徴とする請求項3記載の画像情報処理装置。
  5. 【請求項5】音声を集音する集音手段と、 前記投影手段によりスクリーン上に画像が投影されてい
    る間に前記集音手段によって集音された音声を投影中の
    画像に対応づけて記憶する音声記憶手段と、 前記再生手段の制御によって前記投影手段により画像が
    投影される際に、当該画像に対応づけて前記音声記憶手
    段に記憶された音声を再生する音声再生手段と、をさら
    に備えること、 を特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の画像情
    報処理装置。
  6. 【請求項6】指定された画像をスクリーンに投影する投
    影手段と、スクリーン上の任意のポイントを指示する指
    示手段と、を有するコンピュータが実行可能なプログラ
    ムを格納した記憶媒体であって、 前記指示手段によってスクリーン上で指示されたポイン
    トの位置を示すポイント位置を生成するためのコンピュ
    ータが実行可能なプログラムコードと、 生成されたポイント位置を前記投影手段によって投影中
    の画像データに対応づけて記憶させるためのコンピュー
    タが実行可能なプログラムコードと、 前記投影手段によって指定された画像データを投影させ
    る際に、当該画像データに対応づけて記憶されたポイン
    ト位置に基づく指示ポイントを、前記スクリーン上に投
    影される画像データの表示と連動して再生表示させるた
    めのコンピュータが実行可能なプログラムコードと、 を含むプログラムを格納したことを特徴とする記憶媒
    体。
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