JPH07129322A - コンピュータディスプレイシステム - Google Patents

コンピュータディスプレイシステム

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JPH07129322A
JPH07129322A JP31734593A JP31734593A JPH07129322A JP H07129322 A JPH07129322 A JP H07129322A JP 31734593 A JP31734593 A JP 31734593A JP 31734593 A JP31734593 A JP 31734593A JP H07129322 A JPH07129322 A JP H07129322A
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JP
Japan
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computer
image data
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projection screen
display system
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JP31734593A
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Masumitsu Ino
益充 猪野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 拡大表示された投射画面に対して対話型のグ
ラッフィックユーザインターフェイスを構築する。 【構成】 コンピュータディスプレイシステムはプロジ
ェクタ等のディスプレイ手段2と、位置指示器3と、カ
メラ手段4と、コンピュータ1とから構成されている。
ディスプレイ手段2はコンピュータ1から与えられた出
力画像データに従って所定の投射画面6を拡大表示す
る。位置指示器3はユーザにより手動操作され、投射画
面6上に重ねて所望の位置情報を表示する。カメラ手段
4はCCDカメラ等からなり位置情報を含む投射画面6
を撮像し入力画像データを生成する。コンピュータ1は
入力画像データを処理して位置情報を抽出し、これに基
いて元の出力画像データのグラッフィック処理を行ない
更新、変更又は編集された新たな出力画像データをディ
スプレイ手段2に供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコンピュータディスプレ
イシステムに関する。より詳しくは大画面表示を用いた
グラッフィックユーザインターフェイスに関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータディスプレイシステムにお
いて対話型のオペレーションを可能とするグラッフィッ
クユーザインターフェイスが盛んに開発されている。例
えば、CRT等のディスプレイ上にウィンドウ表示され
たダイアログボックス等に対してマウスあるいはデジタ
イザを用いてカーソルを移動させ所望の入力操作を行な
う事ができる。
【0003】又、CRTとタッチセンサを組み合わせた
形式のグラッフィックユーザインターフェイスも開発さ
れており、例えばキャッシュディスペンサの操作用パネ
ルに用いられている。これは、所定の表示領域に透明な
タッチセンサを重ねて組み込んだもので、操作者あるい
はユーザが表示内容を読み取りながら入力操作を容易に
行なえる様にしたものである。例えば表示領域毎に情報
を区切り、その部分を手もしくは突起物で接触する事に
より情報の選択が可能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、マウス
等を用いたカーソル入力方式やタッチセンサを用いた入
力方式は比較的小型のディスプレイには適用可能である
が、スクリーンに拡大表示されたディスプレイに対して
対話型のグラッフィックユーザインターフェイスを組み
込む事は構造上困難であるという課題がある。例えば、
図8に示す様に、コンピュータのグラッフィック表示を
拡大投影して、OHPと同様なプレゼンテーションを行
なう事が試みられている。この例ではコンピュータの出
力画像データ101をプロジェクタ102及び投影レン
ズ103を介してスクリーン上に拡大投影している。ユ
ーザ1は指示棒104を操作して拡大投射画面105を
アクセスし疑似的もしくは仮想的に対話型のデモンスト
レーション等を行なう事ができる。しかしながら、構造
上指示棒104を用いて直接的に投射画面105に対し
て入力操作を行なう事はできない。この点、マウス等に
よるカーソル入力やタッチセンサ入力とは異なる。実際
には他のユーザ2がコンピュータ本体側に控えている。
このユーザ2が投射画面105を見ながら指示棒104
の位置を認識しコンピュータの操作を行なう。例えば、
指示棒104の先端がスクリーンに拡大表示された更新
ボタン領域をアクセスすると、ユーザ2はこれに応じて
コンピュータ本体側で元の出力画像データ101を次の
出力画像データ106に切り換える様な操作を行なう。
従ってこの例では、指示棒104で投射画面105に対
し対話的な情報入力を行なうユーザ1と、実際にコンピ
ュータを操作する補助的なユーザ2とが必要になる。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した従来の技術の課
題に鑑み、本発明は拡大投射画面に対して単独で対話型
のグラッフィックユーザインターフェイスが可能なコン
ピュータディスプレイシステムを提供する事を目的とす
る。かかる目的を達成する為に以下の手段を講じた。即
ち本発明にかかるコンピュータディスプレイシステムは
基本的な構成要素として、ディスプレイ手段と、手動の
位置指示器と、カメラ手段と、コンピュータとを備えて
いる。前記ディスプレイ手段はプロジェクタ等から構成
されており、コンピュータから与えられた出力画像デー
タに従って所定の投射画面を拡大表示する。前記位置指
示器は単独のユーザにより手動で操作され、該投射画面
上に重ねて所望の位置情報を表示する。前記カメラ手段
は該位置情報を含む投射画面を撮像しコンピュータに対
する入力画像データを生成する。前記コンピュータは該
入力画像データを処理して該位置情報を抽出し、これに
基いて元の出力画像データの処理を行ない更新、変更又
は編集された新たな出力画像データを該ディスプレイ手
段に供給する。なお、この処理は予め与えられたプログ
ラムに従い実行される。
【0006】好ましくは、前記コンピュータは該入力画
像データと該元の出力画像データとの比較処理を行ない
該位置情報を抽出する為の比較手段を含んでいる。又、
前記位置指示器は例えば手動操作される指示棒からな
り、該ディスプレイ手段の投射光路に介在して該投射画
面上に写し出される影により所望の位置情報を表示す
る。これに代えて、前記位置指示器は手動操作されるレ
ーザポインタを用いても良い。このレーザポインタは指
向性を有するレーザスポットを該投射画面上に投光して
所望の位置情報を表示するものである。この場合、レー
ザポインタは可視光成分の他に非可視光成分を含むレー
ザスポットを投光するものであっても良い。この時、前
記カメラ手段は該レーザスポットの非可視光像を選択的
に撮像し、実質的に位置情報のみを含む入力画像データ
を生成する。又好ましくは、前記レーザポインタは所定
の手動操作に応じてレーザスポットを変調し少なくとも
選択/非選択指示を含む制御信号を送信する。一方前記
コンピュータは該入力画像データから制御信号を復調し
これに応じて出力画像データの処理を行なう。さらに好
ましくは、前記カメラ手段は該ディスプレイ手段の分解
能より高い撮像分解能を有している。
【0007】
【作用】本発明によれば、コンピュータ本体には画像情
報の出力端末としてプロジェクタ等からなるディスプレ
イ手段が接続されている。このディスプレイ手段はコン
ピュータから供給される画像出力データに基き拡大され
た投射画面をスクリーン上に写し出す。ユーザはスクリ
ーンに面して位置指示器を操作しながらプレゼンテーシ
ョンやデモンストレーションを行なう事ができる。又、
投射画面の一部にウィンドウ表示されたダイアログボッ
クスや疑似的なコマンドボタン等を位置指示器でアクセ
スする事によりあたかも対話型で情報入力を行なう事が
できる。又位置指示器としてレーザポインタを用いた場
合にはレーザスポットを変調して少なくとも選択/非選
択指示を含む制御情報を送信できる。変調されたレーザ
スポットは投射画面上で高速点滅表示される。コンピュ
ータ本体にはCCDカメラ等からなるカメラ手段が接続
されており、投射画面とともに位置指示器によって入力
された位置情報及び制御情報を取り込む事ができる。コ
ンピュータは入力画像データを処理して位置情報及び制
御情報を抽出しこれに基いてグラッフィックユーザイン
ターフェイスを実現するものである。
【0008】
【実施例】以下図面を参照して本発明の好適な実施例を
詳細に説明する。図1は本発明にかかるコンピュータデ
ィスプレイシステムの第1実施例を示す模式的なブロッ
ク図である。図示する様に本コンピュータディスプレイ
システムは本体部0を構成するコンピュータ1と、画像
情報の出力端末となるディスプレイ手段2と、ユーザに
より手動操作される位置指示器3と、画像情報の入力端
末となるカメラ手段4とを備えている。ディスプレイ手
段2は液晶プロジェクタあるいはCRTプロジェクタ等
からなり投影レンズ5を介して拡大された投射画面6を
スクリーン上に表示する。このディスプレイ手段2はコ
ンピュータ1に具備された出力フレームメモリ7に記録
された出力画像データに従って該投射画面6を再生する
ものである。位置指示器3はユーザにより手動で操作さ
れ、投射画面6上に重ねて所望の位置情報を表示する為
に用いられる。この位置情報は、例えば投射画面6にウ
ィンドウ表示された疑似的なコマンドボタンの指定情報
等を表わしている。本例ではこの位置指示器3は手動操
作される指示棒からなり、プロジェクタの投射光路に介
在して投射画面6上に写し出される影により所望の位置
情報を表示する。一方、カメラ手段4は例えばCCDカ
メラからなり結像レンズ8を介して前記位置情報を含む
投射画面6を撮像し入力画像データを生成する。この入
力画像データはコンピュータ1内に設けられた入力フレ
ームメモリ9に記録される。
【0009】一方コンピュータ1は入力画像データを処
理して該位置情報を抽出しこれに基いて元の出力データ
のグラッフィック処理を行ない更新、変更又は編集され
た新たな出力画像データをディスプレイ手段2に供給す
る。このグラッフィック処理は予めコンピュータ1に組
み込まれた所定のプログラムにより実行される。本例で
はコンピュータ1は比較手段10を備えており、入力フ
レームメモリ9に記録された入力画像データと出力フレ
ームメモリ7に記録された元の出力画像データとの比較
処理を行ない該位置情報を抽出する。具体的には、入力
画像データと出力画像データの比較結果を表わす差分デ
ータが差分フレームメモリ11に記録される。図から理
解される様に、差分データは投射画面6上に写し出され
た指示棒の影のみを含んでいる。コンピュータ1はこの
差分データを画像処理し位置情報を抽出して所定の位置
フレームメモリ12に記録する。図から理解される様
に、位置フレームメモリ12に記録された位置情報は指
示棒の影の先端部に対応している。最後に、コンピュー
タ1にはグラッフィックジェネレータ13が組み込まれ
ており、位置フレームメモリ12をアクセスして位置情
報を読み取り、所定のプログラミングに従って元の出力
画像データの更新、変更又は編集を行なう。新たな出力
画像データは前述した出力フレームメモリ7に書き込ま
れる。
【0010】図2に、差分データを処理して位置情報を
抽出する為の画像処理方法の一例を示す。(A)に示す
様に、差分フレームメモリ11にはユーザによって手動
操作された指示棒の影映像14が記録されている。
(B)に示す様にコンピュータ1はこの差分フレームメ
モリ11をラスタスキャンモードに従って走査する。こ
の線順次走査において、最初にマークドットデータが発
生したメモリ領域を特定してその座標を読み取る。
(C)に示す様に線順次走査の結果読み取られた座標に
従って、位置フレームメモリ12上に位置情報15を書
き込む。本例ではこの位置情報15はカーソルもしくは
アドレスポインタとして記録され、マウスあるいはデジ
タイザによって入力された座標データと同等に取り扱う
事ができる。これにより、拡大投射画面上での表示領域
選択や座標入力が可能になる為、対話型のユーザインタ
ーフェイスを構築できる。かかるシステムを用いて多人
数を対象としたプレゼンテーションやデモンストレーシ
ョンを効果的に行なう事が可能である。
【0011】図3はグラッフィックインターフェイスの
一例を示す模式図である。図示する様に、拡大投射画面
6の一部には模擬的なコマンドボタン16〜18が写し
出されている。各コマンドボタンに割り付けられたラベ
ル1,2,3は次に選択すべき出力画像データのフレー
ム番号を表わしている。今、ユーザが手動で位置指示器
3を操作しその先端部でコマンドボタン18を2回以上
繰り返してアクセスしたとする。この状態はCCDカメ
ラ等により撮像され入力画像データの比較処理及び画像
処理を行なう事によりコンピュータ1で認識される。こ
の時コンピュータ1はコマンドボタン18が選択操作さ
れたと判定し、グラッフィックジェネレータ13が選択
されたフレーム番号に対応する新たな出力画像データを
出力フレームメモリ7に供給する。これにより、ユーザ
は単独で対話型の情報入力が行なえる様になり、拡大投
射画面は出力媒体及び入力媒体として機能する。
【0012】図4は本発明にかかるコンピュータディス
プレイシステムの第2実施例を示す模式的なブロック図
である。基本的な構成は図1に示した第1実施例と同様
であり、理解を容易にする為対応する部分には対応する
参照番号を付してある。第1実施例と異なる点は、位置
指示器3として、手動操作されるレーザポインタを用い
た事である。このレーザポインタはレーザダイオードを
内蔵しており、指向性を有するレーザスポット19を投
射画面6上に投光して所望の位置情報を表示する。レー
ザスポット19はカーソルもしくはアドレスポインタと
して写し出され、ユーザはレーザポインタをあたかもマ
ウスもしくはデジタイザのスタイラスを操作する感覚で
表示領域指定や座標入力が行なえる。CCDカメラ等か
らなるカメラ手段4はレーザスポット19を含む投射画
面6を撮像し、得られた入力画像データは入力フレーム
メモリ9上に記録される。この入力画像データは比較手
段10により出力フレームメモリ7に記録された元の出
力画像データと比較され、差分データが位置フレームメ
モリ12に記録される。図から理解される様に、差分デ
ータはレーザスポット19の映像のみを含みそのまま位
置情報15を表わす事になる。従って、第1実施例で用
いた指示棒と異なり、差分データの画像処理は特に必要
ない。グラッフィックジェネレータ13は位置フレーム
メモリ12から位置情報15を読み出し、所定のプログ
ラムに従って元の出力画像データの更新、変更、編集等
を行なう。なおレーザスポット19の色調が投射画面6
の背景の色調と紛わしい場合には、画像入力データと画
像出力データの比較処理を正確に行なう事が困難な場合
も考えられる。従って、レーザポインタは背景に応じて
レーザスポット19の色調を適宜切り換え選択可能な構
造とする事が好ましい。例えば赤色、緑色、青色の各レ
ーザスポット19を切り換え選択可能な様にすれば良
い。
【0013】次に図5を参照して、本発明にかかるコン
ピュータディスプレイシステムの第3実施例を詳細に説
明する。基本的な構成は図4に示した第2実施例と同様
であり、理解を容易にする為対応する部分には対応する
参照番号を付してある。異なる点は、位置指示器3を構
成するレーザポインタが、可視光成分の他に非可視光成
分を含むレーザスポット19を投光する事である。この
非可視光成分としては紫外光成分や赤外光成分を選ぶ事
ができる。本例では赤外光成分を選択している。レーザ
スポット19は赤外光成分とともに可視光成分を重ねて
いるので、ユーザが視認できる事は勿論である。赤外光
成分を用いた関係で、本例ではカメラ手段4は赤外カメ
ラから構成されている。赤外カメラは撮像デバイスとし
てCCDアレイ、MOSアレイ、又はフォトダイオード
アレイを備えている。この赤外カメラはレーザスポット
19の赤外光成分を選択的に撮像し、実質的に位置情報
のみを含む入力画像データを生成する。即ち、入力フレ
ームメモリ9には直接位置情報15のみが記録される事
になる。グラッフィックジェネレータ13は入力フレー
ムメモリ9から位置情報15を読み取り、与えられたプ
ログラムに従って所定のグラッフィック処理を行ない新
たな出力画像データを出力フレームメモリ7に供給す
る。かかる第3実施例ではコンピュータ1は比較手段や
位置フレームメモリ等を備える必要がなくなり構成が簡
素化できる。本例の特徴事項としてレーザスポットに非
可視光成分を含ませるとともにカメラ手段はこの非可視
光成分のみに感光性を有している。従って、投射画面の
背景と位置情報を誤認識する惧れがない。なお本例で
は、出力フレームメモリ7に割り当てられた座標系と入
力フレームメモリ9に割り当てられた座標系を一致させ
る必要がある。仮に投射画面6のサイズが時間とともに
変化する場合には、両フレームメモリ7,9間で座標系
のずれが生じるので、レーザスポット19により入力さ
れた位置情報の較正を行なう必要がある。これに対して
図4に示した実施例では、出力画像データと入力画像デ
ータの比較処理によりレーザスポット19で入力された
位置情報を抽出している。従って投射画面6のサイズに
変更があっても何ら較正を要しない。しかしながら比較
処理を行なう場合にはコンピュータ1の画像処理内容が
複雑化する欠点がある。一長一短があり用途に応じて適
宜選択すれば良い。
【0014】図6に示す様に本発明にかかるシステムに
用いられるカメラ手段は、ディスプレイ手段の分解能よ
り高い撮像分解能を有している。換言すると、ディスプ
レイ手段の画素数よりもカメラ手段の画素数が多い。従
って、ディスプレイ手段及びカメラ手段の画素を例えば
スクリーン上に仮に投射してその大きさを比較すると、
図6の様になる。即ち、ディスプレイ手段の1画素21
よりも、カメラ手段の1画素22の方が小さくなる。こ
の為、カメラ手段はディスプレイ手段により表示された
投射画面を高解像度で撮像可能であり、入力された位置
情報を正確に読み取る事ができる。
【0015】一方図7は、カメラ手段がディスプレイ手
段の分解能より低い撮像分解能を有している場合を表わ
している。換言すると、ディスプレイ手段の1画素21
に比べ、カメラ手段の1画素22は大きな面積を有して
いる。但し、両方の画素を例えばスクリーン上に仮に投
射して比較した場合である。図7に示す様に、カメラ手
段の解像度がディスプレイ手段の解像度よりも悪くなる
為、最悪の場合にはディスプレイ手段側の1画素がカメ
ラ手段側で4画素分として認識される事になる。これに
より、入力された座標位置の正確な読み取りが困難にな
り、誤認識の惧れが生じる。
【0016】図4及び図5に示した実施例ではレーザポ
インタを用いて投射画面上に位置情報を表示し、例えば
疑似的に表示されたコマンドボタン等を特定する。しか
しながら実際のユーザグラフィックインターフェイスで
は、特定したコマンドボタンを選択するか否かの制御情
報も入力する必要がある。この点に鑑み、レーザポイン
タを用いて制御情報の入力を可能とした実施例を図9に
示す。図示する様にレーザポインタ3は所定の手動操作
に応じてレーザビーム31を変調し少なくとも選択/非
選択指示を含む制御信号を送信する事ができる。この為
レーザポインタ3はレーザビーム31の変調回路を内蔵
している。この結果投射画面6に映し出されたレーザス
ポット19は変調に応じて輝度が変化する。例えばパル
ス変調を行なった場合にはレーザスポット19が高速点
滅表示になる。投射画面6から反射したレーザビーム3
2は前述したカメラ手段を介して本体側のコンピュータ
に取り込まれる。コンピュータは高速点滅表示されるレ
ーザスポット19を含む入力画像データから制御信号を
復調し、これに応じて出力画像データの処理を行なう。
送信される制御情報には少なくとも選択/非選択指示が
含まれている。さらに目的に応じ種々のコマンドを含ま
せる事が可能である。例えばディスプレイ上に表示され
たデータの処理を行なう場合には、データオープンコマ
ンド、データクローズコマンド、データ検索コマンド、
データ保存コマンド、データ印刷コマンド、印刷書式設
定コマンド等を含ませる事ができる。
【0017】図10はレーザビームの変調方式の一例を
示す波形図である。本例ではレーザビームはパルス変調
され、上述した種々のコマンドをパルス信号により符号
化している。パルス信号はレーザスポット19の高速点
滅状態の変化としてコンピュータに取り込まれる。コン
ピュータはパルス信号を解読して入力されたコマンドを
読み取る事になる。
【0018】図11は本発明にかかるコンピュータディ
スプレイシステムの使用例を示す模式図である。投射画
面6には複数のウィンドウ33,34が映し出されてい
る。レーザポインタを操作する事によりレーザスポット
19が特定のウィンドウ33に向けられる。本体側のコ
ンピュータはレーザスポット19の位置を読み取る事に
より、ウィンドウ33が指定されている事を認識する。
さらに、パルス変調されたレーザビーム31により選択
コマンドが送信されると、本体側のコンピュータはこれ
を読み取りウィンドウ33の選択動作を実行する。即
ち、レーザポインタはコンピュータの入力器具として一
般的に用いられるマウスと同等の機能を果たす。
【0019】図12は本発明にかかるディスプレイシス
テムの一応用例を示す模式図である。本例は、双方向通
信機能を有するケーブルテレビジョンシステムに応用し
たものである。投射画面6上には所定の画像35と複数
のスイッチボタン36が表示されている。レーザポイン
タを操作してレーザスポット19を所望のスイッチボタ
ン36に当てる。さらに選択コマンドを送信する。本体
側のコンピュータは指定され且つ選択されたスイッチボ
タンに応じて、画面35を切り換える。なお画面の内容
はケーブルテレビジョンのステーションから送られてい
る。従ってコンピュータは切り換え選択された画面を呼
び出す為にケーブルテレビジョンのステーションにリク
エスト情報を送る。
【0020】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明によれば、出
力画像データに従ってプロジェクタ等のディスプレイ手
段により所定の投射画面を拡大表示する一方、位置指示
器を手動で操作し投射画面上に重ねて所望の位置情報を
表示する様にしている。この位置情報を含む投射画面は
カメラ手段により撮像され、得られた入力画像データを
処理して該位置情報を抽出しこれに基いて元の出力画像
データの更新、変更又は編集を行ない新たな出力画像デ
ータをディスプレイ手段に供給する。かかる構成によ
り、30インチ以上の投射型OHP等、大面積投射画面
に対して対話型のグラッフィックインターフェイスを構
築する事が可能になるという効果がある。又、ユーザ単
独で対話型の情報入力操作が可能になる為、効率的にプ
レゼンテーションやデモンストレーションを行なう事が
可能になるという効果がある。さらに、可視光成分及び
非可視光成分の両者を含むレーザポインタを位置指示器
として用いる事により拡大投射画面上でカーソル表示あ
るいはアドレスポインタ表示を可能にするとともに、位
置情報と背景情報の誤認識を防止する事が可能になると
いう効果が得られる。加えてレーザポインタから放射さ
れるレーザビームをパルス変調し少なくとも選択/非選
択指示を含む制御情報を送信する事により、例えばコン
ピュータの入力器具として一般的に使用されるマウスと
同等の機能を達成する事が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるコンピュータディスプレイシス
テムの第1実施例を示すブロック図である。
【図2】第1実施例における画像処理手順を示す模式図
である。
【図3】第1実施例における対話型グラッフィック処理
の一例を示す模式図である。
【図4】本発明にかかるコンピュータディスプレイシス
テムの第2実施例を示すブロック図である。
【図5】本発明にかかるコンピュータディスプレイシス
テムの第3実施例を示すブロック図である。
【図6】ディスプレイ手段とカメラ手段の分解能を比較
した説明図である。
【図7】同じく分解能を比較した説明図である。
【図8】従来のシステムの一例を示すブロック図であ
る。
【図9】本発明にかかるコンピュータディスプレイシス
テムの第4実施例を示す模式図である。
【図10】第4実施例に用いられるレーザポインタの動
作説明に供する波形図である。
【図11】本発明にかかるコンピュータディスプレイシ
ステムの使用例を示す模式図である。
【図12】本発明にかかるコンピュータディスプレイシ
ステムの一応用例を示す模式図である。
【符号の説明】
1 コンピュータ 2 ディスプレイ手段 3 位置指示器 4 カメラ手段 6 投射画面 7 出力フレームメモリ 9 入力フレームメモリ 10 比較手段 11 差分フレームメモリ 12 位置フレームメモリ 13 グラッフィックジェネレータ 15 位置情報 19 レーザスポット

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 与えられた出力画像データに従って所定
    の投射画面を拡大表示するディスプレイ手段と、該投射
    画面上に重ねて所望の位置情報を表示する為に用いられ
    る手動の位置指示器と、該位置情報を含む投射画面を撮
    像し入力画像データを生成するカメラ手段と、該入力画
    像データを処理して該位置情報を抽出しこれに基いて元
    の出力画像データの処理を行ない更新、変更又は編集さ
    れた新たな出力画像データを該ディスプレイ手段に供給
    するコンピュータとからなるコンピュータディスプレイ
    システム。
  2. 【請求項2】 前記コンピュータは該入力画像データと
    該元の出力画像データとの比較処理を行ない該位置情報
    を抽出する比較手段を含む事を特徴とする請求項1記載
    のコンピュータディスプレイシステム。
  3. 【請求項3】 前記位置指示器は手動操作される指示棒
    からなり、該ディスプレイ手段の投射光路に介在して投
    射画面上に写し出される影により所望の位置情報を表示
    する事を特徴とする請求項1記載のコンピュータディス
    プレイシステム。
  4. 【請求項4】 前記位置指示器は手動操作されるレーザ
    ポインタからなり、指向性を有するレーザスポットを該
    投射画面上に投光して所望の位置情報を表示する事を特
    徴とする請求項1記載のコンピュータディスプレイシス
    テム。
  5. 【請求項5】 前記レーザポインタは可視光成分の他に
    非可視光成分を含むレーザスポットを投光する一方、前
    記カメラ手段は該レーザスポットの非可視光像を選択的
    に撮像し、実質的に位置情報のみを含む入力画像データ
    を生成する事を特徴とする請求項4記載のコンピュータ
    ディスプレイシステム。
  6. 【請求項6】 前記レーザポインタは所定の手動操作に
    応じてレーザスポットを変調し少なくとも選択/非選択
    指示を含む制御信号を送信し、前記コンピュータは該入
    力画像データから制御信号を復調しこれに応じて出力画
    像データの処理を行なう事を特徴とする請求項4記載の
    コンピュータディスプレイシステム。
  7. 【請求項7】 前記カメラ手段は、該ディスプレイ手段
    の分解能より高い撮像分解能を有する事を特徴とする請
    求項1記載のコンピュータディスプレイシステム。
JP31734593A 1993-09-07 1993-11-24 コンピュータディスプレイシステム Pending JPH07129322A (ja)

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JP31734593A JPH07129322A (ja) 1993-09-07 1993-11-24 コンピュータディスプレイシステム

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JP24629293 1993-09-07
JP5-246292 1993-09-07
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