JPH10164467A

JPH10164467A - 投射装置

Info

Publication number: JPH10164467A
Application number: JP8323772A
Authority: JP
Inventors: Kazuhiro Kayashima; 一弘萱嶋; Koji Yamamoto; 浩司山本; Kenji Hashimoto; 賢治橋本
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1996-12-04
Filing date: 1996-12-04
Publication date: 1998-06-19

Abstract

(57)【要約】【課題】使い勝手が良い投射装置を実現する。【解決手段】スクリーン１１上の画像を分路器１４を
介して撮像するカメラ１３と、撮像された画像から特定
画像を取り出し、前記特定画像に画像処理を施し出力す
るといった撮像された画像から特定画像を取り出す機能
と、前記特定画像を移動される等の操作機能や前記特定
画像や前記特定画像と他の画像に画像処理を施す処理機
能や編集機能を備えている映像回路と、処理された画像
を分路器１４を透過してスクリーン１１に投影する投影
機１２を備えた構成である。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、画像取り込み機能
や編集機能を備えた投射装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来の投射装置は、透明シートを用いて
透明シートに記載された画像をスクリーンに投影する構
成が一般であった。また、切り張り感覚で紙片にかかれ
た画像を取り込み、取り込み画像を移動したり編集した
りする情報操作装置として、特開平８ー１０７４９５号
公報に記載のものがあった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の構成では、投影する画像を透明シートに複写等
しなければ成らず、使い勝手が良くなく、また、シート
に印刷する場合は、印刷されたインクの一部がはがれた
りして見ずらい等の不具合を有していた。また、透明シ
ートの内容は不変であり、少し内容が変化するようなも
のを投影する場合は全て、複数のシートを用意しなけれ
ばならなかった。

【０００４】本発明はかかる点に鑑み、使い勝手が良く
入力画像の一部がはがれる等の欠点がない投射装置を提
供することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、スクリーンもしくは机上面を撮像する撮像手
段と、撮像された画像を編集する機能もしくは操作する
機能を少なくとも有する処理手段と、処理された画像を
前記スクリーンもしくは机上面に投影する投影機とを少
なくとも備えた構成である。

【０００６】また、スクリーン上もしくは机上面の画像
を分路器を介して撮像する撮像手段と、撮像された画像
から特定画像を取り出し前記特定画像に所定の処理を施
す処理手段と、処理された画像を前記分路器を透過して
前記スクリーンもしくは机上面に投影する投影機とを少
なくとも備えた構成である。

【０００７】また、処理手段は、撮像された画像から特
定画像を取り出す機能と、前記特定画像と他の画像に画
像処理を施す処理機能をさらに備えた構成としてもよ
い。

【０００８】また、撮像面を撮像する撮像手段と、撮像
された画像から特定画像を取り出す取り出し機能と画像
編集機能を備えた画像処理手段と、処理された画像を前
記撮像面に投影する手段を少なくとも備えた構成であ
る。

【０００９】また、２次元画像の位置情報を検出するセ
ンサ手段と、表示面を有する画像表示手段と、画像を入
力する画像入力手段と、前記センサ手段と前記画像表示
手段と前記画像入力手段とを所定位置に固定する固定手
段と、入力画像から特定の画像を抽出する画像抽出手段
と、抽出画像を記憶する記憶手段と、少なくとも特定の
画像に所定の画像処理を施す画像処理手段と、処理され
た画像をスクリーンに投影する投影手段とを少なくとも
備え、前記表示面に前記処理された画像を表示する構成
である。

【００１０】

【発明の実施の形態】

（第１の実施の形態）図１は本発明の第１の実施の形態
における投射装置の構成を示す概要図である。第１の実
施の形態は、壁面等に画像を投射するタイプの投射装置
である。

【００１１】図１において、１１は画像を投射するため
の壁面等のスクリーン、１２はスクリーン１１に画像を
投影するための投影機、１３は分路器１４を介して得ら
れたスクリーン１１上の画像を撮像するためのカメラ、
１４は投影機１２からの画像をスクリーン１１に所定の
倍率の投影レンズ１５で投影するとともにハーフミラー
等の光学分路手段１６でカメラ１３にスクリーン１１上
の画像を撮像可能なように配置された分路器である。

【００１２】１７はカメラ１３で撮像した画像に所定の
処理を施し投影機１２で投影するための画像を出力する
映像回路で、各種の処理を行う処理手段としての機能を
有しており、具体的には、映像回路１７は撮像された画
像から特定画像を取り出す機能と、前記特定画像を移動
させる等の操作機能や前記特定画像や前記特定画像と他
の画像に画像処理を施す処理機能や編集機能を備えてい
る。尚、用途によっては、編集機能のみ、もしくは編集
機能と画像処理機能、取り出し機能と編集機能、もしく
は編集機能と操作機能等ような複数の機能のうちのひと
つまたはいくつかを任意に組み合わせた構成としてもよ
い。この場合、必要に応じて、画像メモリ等の構成を用
いてもよいことは言うまでもない。

【００１３】以上のように構成された本実施の形態につ
いて、以下その動作を説明する。まず、最初に特定画像
の取り込みについて説明する。

【００１４】図２（ａ）に示すように、スクリーン１１
にはなにも投影していないとする。したがってこの状態
では、スクリーン１１には、例えば白色１色が表示され
ている。

【００１５】次に、紙片２１に書かれた「Ａ」の文字を
取り込む為、図２（ｂ）に示すように、紙片２１をスク
リーン１１に貼る、または手などで固定する。

【００１６】映像回路１７は、スクリーン１１の映像変
化を検出し、変化前後の静止画像の差分等により紙片２
１に書かれた「Ａ」の文字を内蔵メモリ（図示せず）に
取り込む。尚、本実施の形態では、図に示すように、
「Ａ」の文字を取り込むこととしたが、「Ａ」の文字を
含む長方形の紙片２１の全体を取り込むようにしてもよ
い。また、この場合、特定の枠等で取り込み画像に対し
て一次処理を施しても良く、また、取り込み画像の周り
の特に重要でない画像、例えば手等で固定した際の手の
画像の削除を併せて行ってもよい。

【００１７】次に、取り込まれた文字画像「Ａ」は投影
機１２により図２（ｃ）に示すように、「Ａ」の文字画
像がスクリーン１１に投影される。

【００１８】ここで、映像回路１７は表示画像の移動機
能を有しているため、図２（ｄ）に示すように、手もし
くは指示棒で「Ａ」の文字に接触した状態で矢印方向に
移動させると、スクリーン１１上に投射される「Ａ」の
文字も矢印方向に移動するといった操作が可能である。
また移動以外にも回転等の操作を行わせることも可能で
ある。

【００１９】また、次の特定画像、例えば文字画像
「Ｂ」をさらに取り込む場合は、再び前述した図２
（ｂ）、図２（ｃ）の操作を繰り返せばよい。この結
果、図２（ｅ）に示すように、例えば文字画像「Ａ」
「Ｂ」がそれぞれ取り込まれる。また、取り込んだ画像
には、所定の画像処理を施しても良い。

【００２０】取り込んだ画像を全て消去して初期画面と
する場合は、リセットスイッチ（図示せず）を押せば良
い。リセットスイッチを押すことで、映像回路１７に取
り込まれた全ての画像（上述の例では文字画像「Ａ」
「Ｂ」）が消去される。尚、キーボード等を使用し、プ
ログラム制御を行えば、１番目に取り込んだ画像のみ、
または２番目に取り込んだ画像のみを消去することも、
画像順序を変更することも容易に行える。

【００２１】以上のように本実施の形態によれば、機械
的な走査手段を用いず、取り込んだ画像を壁面等のスク
リーン上で操作できるため、使い勝手が良いという優れ
た効果を実現できる。

【００２２】（第２の実施の形態）次に本発明の第２の
実施の形態について説明する。図３は、本発明の第２の
実施の形態における投射装置の構成を示す概要図であ
る。第２の実施の形態は、机上面に画像を投射するタイ
プの投射装置である。第２の実施の形態に比較して、壁
面に投影するのではなく机上面に投影する点を除けば、
第１の実施の形態とほぼ同様であるので、詳細な説明は
省略する。

【００２３】第１の実施の形態では、特に予め画像を取
り込んで表示投影することが好ましい場合に適している
が、第２の実施の形態では、画像を取り込むと同時に表
示投影する場合にも適している。

【００２４】尚、第１、第２の実施の形態において、画
像を取り込む場合は、取り込み用のタイミングをとるた
めのスイッチを設けて、このスイッチを押すことで投影
機から無色無模様の光を投影して、カメラ１３で画像を
取り込むようにしてもよい。

【００２５】（第３の実施の形態）図４は、本発明の第
３の実施の形態における投射装置の構成図、図５は、第
３の実施の形態における投射装置の動作を示す概要図で
ある。

【００２６】図４において、３１は操作者の指や提示用
の紙片等の接触位置の情報を検出するセンサ面を有する
センサ手段で、感圧方式や静電容量方式等の透明なタッ
チセンサ等からなっている。

【００２７】３２は提示された画像情報を、光源と光セ
ンサ等からなる画像データ読みとりパネルにより入力す
る画像入力手段、３３は画像情報等を液晶、ＥＬ、ブラ
ウン管等からなる表示パネルにより表示する画像表示手
段、３４は矢印に示すように図面の上から下方向に操作
者の視線がある場合、画像表示手段３３の表示面の前面
に画像入力手段３２の入力面を配置し、センサ面で検出
された位置と表示面の表示位置とが視覚的に一致するよ
うに、画像表示手段３３と画像入力手段３２とセンサ手
段３１とを固定するフレーム等の固定手段である。

【００２８】３５は入力画像の中から必要な部分のみを
自動的に抽出する画像抽出手段、３６は画像情報を記憶
する画像情報記憶手段、３７は抽出された画像と既に表
示もしくは記憶保持されている画像とを合成し、合成し
た画像を画像表示手段３３と投射手段３８に出力する画
像合成手段、３８は合成画像をスクリーン３９に投射す
る投射手段、４０は画像情報の入出力の制御を行う画像
情報制御手段、４１は外部から制御可能なように設けら
れた外部コントローラである。

【００２９】以上のように構成された本実施の形態につ
いて、以下その動作を説明する。まず、絵や文書が記載
された面を下にして紙片をセンサ面に接触させると、押
圧力に応じて紙片の位置を検出し（検出方式は問わな
い）、接触したという接触信号と接触位置情報を画像情
報制御手段４０に出力する。

【００３０】画像情報制御手段４０は、接触情報が時間
的、位置的に安定していれば読み取りを開始するため
に、画像表示手段３３と画像入力手段３２とに対して自
動的に読み取りそして表示するためのトリガ信号を送出
する。

【００３１】トリガ信号を受けた画像入力手段３２は、
押し当てられた紙片から画像データを読み取るために、
現在の入力画像のデータを画像抽出手段３５に出力す
る。

【００３２】画像抽出手段３５は、押し当てられた紙片
の部分だけを抜き出し、抜き出した画像データは、位置
情報なども併せて画像情報記憶手段３６に記憶保持され
る。

【００３３】画像情報制御手段４０が、画像情報記憶手
段３６に記憶保持された画像データを表示面に表示する
ため、画像表示手段３３と画像合成手段３７にトリガ信
号を送る。画像情報制御手段４０から信号を受けた画像
合成手段３７は、図５に示すように「Ａ１」と記載され
た紙片の画像データを紙片の当てられた位置に組み込む
ように、「Ａ１」と「No.1」を合成した画像を生成した
後、表示パネルの表示面に合成画像を表示する。

【００３４】同時に合成画像は投影手段３８にも送出さ
れて、スクリーン３９にも合成画像が表示される。尚、
合成画像は「Ａ１」と「No.1」を合成することとした
が、前の合成画像と取り込み画像、例えば「Ａ１」とを
合成するようにしてもよく、また、取り込み画像、例え
ば「Ａ１」と他の画像、例えば背景画像を合成するよう
にしてもよい。

【００３５】次に、「Ｂ２」と記載された紙片を組み込
む場合は、前述と同様にして、「Ｂ１」と「No.2」を合
成した画像を生成した後、表示パネルの表示面に合成画
像を表示すると同時に、投影手段３８にも送出され、ス
クリーン３９にも合成画像が表示される。このように、
組み込む画像は順に番号付けされて表示されるとともに
記憶されているので、外部コントローラ４１からの制御
により、画像の編集や表示順序の変更、表示位置の変更
等が容易にできる。

【００３６】以上のように本実施の形態によれば、画像
を任意に取り込めるため、使い勝手が良いという優れた
効果を実現できる。また、一旦取り込んだ画像は記憶手
段に記憶されるので、画像の一部が欠けたりする等の不
具合はない。

【００３７】尚、外部コントローラ４１からの指令によ
り、取り込み画像の表示の大きさや着色等の画像処理を
行えるようにしてもよい。また、予め取り込み画像の表
示位置や表示順序や大きさ等を設定しておけば、外部コ
ントローラを用いることなく簡単なスイッチ操作等で制
御できる。

【００３８】また、画像入力手段と画像表示手段の配置
は逆にしてもよい。要は、画像入力手段と画像表示手段
とは、表示面と向き、座標系が一致するように配置され
ていればよい。

【００３９】尚、以上の各実施の形態では、回路を用い
たハードウエア構成とすることも、コンピュータとソフ
トウエアを用いて、ソフト的に処理する構成とすること
も可能である。

【００４０】また、ＣＤーＲＯＭや他の記憶媒体、さら
にはネットワーク上の画像等、予め用意した画像を記憶
させるための読みとり装置を設けて、直接または一旦画
像情報記憶手段等に記憶させて、前記予め用意した画像
を投射等するようにしてもよいことは言うまでもない。

【００４１】

【発明の効果】以上のように本発明は、取り込んだ画像
の投影表示や操作ができる等、使い勝手が良いという優
れた効果を実現できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１の実施の形態における投射装置の
構成図

【図２】(a)〜(e)本発明の第１の実施の形態における投
射装置の動作を示す概要図

【図３】本発明の第２の実施の形態における投射装置の
構成図

【図４】本発明の第３の実施の形態における投射装置の
構成図

【図５】本発明の第３の実施の形態における投射装置の
動作を示す概要図

【符号の説明】

１１スクリーン１２投影機１３カメラ１４分路器１５投影レンズ１６光学分路手段１７映像回路３１センサ手段３２画像入力手段３３画像表示手段３４固定手段３５画像抽出手段３６画像情報記憶手段３７画像合成手段３８投射手段４０画像情報制御手段４１外部コントローラ

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】スクリーンもしくは机上面を撮像する撮
像手段と、撮像された画像を編集する機能もしくは操作
する機能を少なくとも有する処理手段と、処理された画
像を前記スクリーンもしくは机上面に投影する投影機と
を少なくとも備えた投射装置。
【請求項２】スクリーン上もしくは机上面の画像を分
路器を介して撮像する撮像手段と、撮像された画像から
特定画像を取り出し前記特定画像に所定の処理を施す処
理手段と、処理された画像を前記分路器を透過して前記
スクリーンもしくは机上面に投影する投影機とを少なく
とも備えた投射装置。
【請求項３】処理手段は、撮像された画像から特定画
像を取り出す機能と、前記特定画像と他の画像に画像処
理を施す処理機能をさらに備えた請求項１記載の投射装
置。
【請求項４】撮像面を撮像する撮像手段と、撮像され
た画像から特定画像を取り出す取り出し機能と画像編集
機能を備えた画像処理手段と、処理された画像を前記撮
像面に投影する手段を少なくとも備えた投射装置。
【請求項５】２次元画像の位置情報を検出するセンサ
手段と、表示面を有する画像表示手段と、画像を入力す
る画像入力手段と、前記センサ手段と前記画像表示手段
と前記画像入力手段とを所定の位置に固定する固定手段
と、入力画像から特定の画像を抽出する画像抽出手段
と、抽出画像を記憶する記憶手段と、少なくとも特定の
画像に所定の画像処理を施す画像処理手段と、処理され
た画像をスクリーンに投影する投影手段とを少なくとも
備え、前記表示面に前記処理された画像を表示するよう
に構成した投射装置。
【請求項６】画像の編集や表示順序の変更、表示位置
の変更、取り込み画像の表示の大きさ、または着色等の
画像処理の１もしくは複数を制御するコントローラをさ
らに備えた請求項５記載の投射装置。