JP2007033739A - 資料提示装置およびその動作方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 資料提示装置を用いたプレゼンテーションにおいて、サムネール画像を用いることで、提示画像の選択を容易に行うことができ、同時にこの選択作業を視聴者に見せずに済む技術を提供する。
【解決手段】 携帯型情報処理端末121のタッチパネル式の入力装置兼表示装置122に、複数の資料画像のサムネール画像群123を表示する。説明者120は、このサムネール画像群123の中から、必要とする画像を選び、それをタッチペン118で押す。このタッチペンによって指示されたサムネール画像に対応する画像データを特定する信号が携帯型情報処理端末121から、資料提示装置101に送られ、資料提示装置101では、その指定された画像を特定し、その画像データを投影装置102に送る。
【選択図】 図1
【解決手段】 携帯型情報処理端末121のタッチパネル式の入力装置兼表示装置122に、複数の資料画像のサムネール画像群123を表示する。説明者120は、このサムネール画像群123の中から、必要とする画像を選び、それをタッチペン118で押す。このタッチペンによって指示されたサムネール画像に対応する画像データを特定する信号が携帯型情報処理端末121から、資料提示装置101に送られ、資料提示装置101では、その指定された画像を特定し、その画像データを投影装置102に送る。
【選択図】 図1
Description
本発明は、画像を提示してのプレゼンテーションや教育を行う際に利用される資料提示装置に係り、提示する画像を効率よく選択することができる技術に関する。
図表等の資料をスクリーンに投影し、それを指し示しながらプレゼンテーションを行う手法が知られている。この手法は、会議での説明や授業において多用されている。この手法においては、資料を撮像するための装置として資料提示装置が利用される。
資料提示装置は、書画カメラとも呼ばれている。資料提示装置の基本的な機能は、セットした資料を撮像装置で撮像する点にある。この撮像された画像は、スクリーンに投影され、その投影した画像を視聴者に見せながらプレゼンテーションが行われる。
この資料を提示してのプレゼンテーションにおいては、プレゼンテーションの進行に合わせて、提示する資料の画像を適宜切り換える作業が必要である。最も簡単なのは、資料提示装置上にセットされた資料を手動で置き換える方法である。
しかしながら、この方法では、位置合わせのための作業が煩雑であり、スムーズなプレゼンテーションの進行を行うには適していない。また、提示する資料が多数ある場合、必要とする資料を探し出すのに手間がかかり、非効率的であるという問題もある。
多数の画像を、まとめて見渡せるように同一画面中に表示し、その中から、必要な画像を選択する技術として、サムネール画像(縮小画像)を利用した方法が知られている(例えば特許文献1参照)。
しかしながら、サムネール画像を同一画面上に複数表示し、その中から必要とする画像を選択する方法を資料提示装置に応用した場合、サムネール画像の表示画面を視聴者に見せなくてはならない。サムネール画像は、説明者(プレゼンター)による特定画像の選択作業のために利用されるものであり、その表示を視聴者に見せることは不要である。また、サムネール画像群は、遠くからは見づらい場合があり、視聴者がストレスを感じる可能性がある。
本発明は、資料提示装置を用いたプレゼンテーションにおいて、サムネール画像を用いることで、説明者が提示する画像を容易に選択することができ、同時にこの選択作業を視聴者に見せずに行うことができる技術を提供することを目的とする。
本発明の資料提示装置は、複数の提示予定画像を記憶した記憶装置と、前記複数の提示予定画像のサムネール画像を同一画面上に表示するためのサムネール画像データを生成する画像生成装置と、前記サムネール画像データを所定の第1の表示装置に送り、さらに前記複数のサムネール画像の中の一つに対応する元画像の画像データを第2の表示装置に送る画像データ出力装置を備えることを特徴とする。
本発明の資料提示装置において、第1の表示装置としては、説明者(プレゼンター)が手にすることができる携帯型処理端末(PDA(Personal Digital Assistance)の表示装置を挙げることができる。また、第2の表示装置としては、スクリーン上に画像を投影する投影装置を挙げることができる。
本発明の資料提示装置を使用すると、複数のサムネール画像を第1の表示装置上に表示させ、説明者はそれを見て、視聴者に提示する画像を選択する。この際、視聴者に第2の表示装置を見せ、第1の表示装置を説明者のみが見るようにすることで、視聴者にサムネール画像を見せずに、説明者はサムネール画像を用いた所望の画像の選択作業を行うことができる。なお、元画像というのは、サムネール画像の元となる画像のことで、縮小表示を行うためのデータ圧縮を行う前の状態の画像のことをいう。
例えば、携帯型情報処理端末のディスプレイを第1の表示装置として利用し、スクリーンへの投影装置を第2の表示装置として利用した場合、説明者は自ら手にした携帯型情報処理端末上にサムネール画像を表示させ、それを見ながら、所望の画像を選択する。この際、投影装置に他の画像(例えば最後に選択された画像)を表示させておくことで、視聴者にサムネール画像を見せずに済む。
本発明の資料提示装置において、第1の表示装置に表示された複数のサムネール画像の中の一つを指定する指定信号を受信する受信装置と、この指定されたサムネール画像の元画像の画像データを記憶装置から読み出すデータ読み出し装置とを備える構成とすることは好ましい。
上記指定信号は、サムネール画像毎に割り当てられた識別符号(インデックス)であり、この識別符号のデータ量は、対応するサムネール画像のデータ量よりも少ない構成とすることは好ましい。この態様によれば、サムネール画像を指定する信号を、数桁の数字等で構成される少ないデータ量にすることができ、画像の指定に要する通信や処理を高速化することができる。
また、この識別符号は、割り当てられたサムネール画像の画像データと同時に第1の表示装置に送信されるようにすることは好ましい。すなわち、画像データ出力装置は、サムネール画像とこのサムネール画像の識別符号とを同時に第1の表示装置に送信することは好ましい。この態様によれば、例えば、資料提示装置から第1の表示装置を備えた携帯型情報処理端末に、サムネール画像群と各サムネール画像を指定するための識別符号群とが送信される。携帯型情報処理端末の側では、この送信を受けて、サムネール画像群を第1の表示装置に表示し、その表示されたサムネール画像群の中から一つのサムネール画像が選択されると、資料提示装置に対して、対応する識別符号を送信する。資料提示装置側では、この携帯型情報処理端末から送信されてきた識別符号に基づいて、対応するサムネール画像の元画像の画像データを記憶装置から読み出す。この手順は、画像の選択を行うための信号のやり取りにおいて、データ量の少ない識別符号が利用されるので、通信量を最小限に抑えることができ、動作の高速化を計ることができる。
特に、受信装置が識別符号を受信した際に、データ読み出し装置が、この識別符号が割り当てられたサムネール画像の元画像を記憶装置から読み出す動作を行う構成とすることは好ましい。こうすることで、データ量の少ない識別符号を利用した処理によって、サムネール画像を利用して指定された画像のデータを資料提示装置内において探し出し、それを第2の表示装置(例えば、スクリーンに画像を投影する投影装置)に送り、例えばその画像を視聴者に提示することができる。このような処理を行うことで、処理速度を速くすることができ、資料提示行為における利用機器の素早いレスポンスを確保することができる。
このような態様によれば、例えば、説明者は、第1の表示装置上に複数表示されたサムネール画像を見ながら、所望の画像の選択を行う。そしてこの選択が実行されると、選択されたサムネール画像の元画像が資料提示装置内で読み出され、それが第2の表示装置に送られ、第2の表示装置に表示される。こうして、説明者は、第1の表示装置の画面上のサムネール画像を見ながら、提示資料の選択を行い、その選択された画像が、視聴者が見ている第2の表示装置の画面上に表示される。
本発明は、資料提示装置の動作方法として把握することもできる。すなわち、本発明の資料提示装置の動作方法は、複数の提示予定画像のサムネール画像を第1の表示装置に表示するステップと、前記複数のサムネール画像の中の一つが選択された場合に、その選択されたサムネール画像の元画像を第2の表示装置に表示するステップとを備えることを特徴とする。
本発明によれば、説明者が見る表示装置(第1の表示装置)にサムネール画像を表示させ、視聴者が見る表示装置(第2の表示装置)に第1の表示装置に表示されたサムネール画像を利用することで選択された画像を表示させる。そして、第2の表示装置にサムネール画像を表示させないことで、視聴者にサムネール画像を見せずに、一方でサムネール画像を用いた効率的な提示画像の選択作業を行うことができる。
すなわち、本発明を利用することで、サムネール画像を利用して、説明者が複数用意した提示画像の中から、所望の画像を容易に選択することができ、同時にこの選択作業を視聴者に見せずに済む技術が提供される。
(1) 第1の実施形態
1−1.第1の実施形態の構成
図1は、発明を利用したプレゼンテーションシステムの概要を示す概念図である。図1には、資料提示装置101、投影装置102、スクリーン103、画像伝送ケーブル104、タッチペン118、携帯型情報処理端末(PDA)121および説明者(プレゼンター)120が示されている。
1−1.第1の実施形態の構成
図1は、発明を利用したプレゼンテーションシステムの概要を示す概念図である。図1には、資料提示装置101、投影装置102、スクリーン103、画像伝送ケーブル104、タッチペン118、携帯型情報処理端末(PDA)121および説明者(プレゼンター)120が示されている。
資料提示装置101は、ディスプレイ111、ディスプレイ支持アーム112、CCDカメラを備えた撮像装置113、カメラ支持アーム114、および操作手段115を備えている。
資料提示装置101は、撮像装置113によって図示しない資料を撮像し、その撮像画像の画像データを内部の記憶装置(例えば半導体メモリ)に記憶する。画像データの記憶は、複数枚の資料について行うことができる。記憶した画像データは、後述する仕組みによって記憶装置から読み出され、それが投影装置102に送られる。投影装置102は、その画像データに基づく画像をスクリーン103に投影する。
ディスプレイ111は、表示面の仰角が制御できるようにディスプレイ支持アーム112によって支持されている。またディスプレイ111は、撮像装置113が撮像した画像、更に各種のデータや操作内容等を表示する機能を備える。撮像装置113は、撮像装置支持アーム114によって、撮像方向や画角を調整することができるように支持されている。
操作手段115は、資料提示装置101の各種の動作制御を行うためのもので、電源スイッチや各種のモード設定スイッチ、提示画像の拡大縮小表示スイッチ等を備えている。
携帯型情報処理端末121は、市販のPDAをそのまま利用したものであり、入力装置兼表示装置122を備えている。入力装置兼表示装置122は、後述するように液晶ディスプレイとタッチパネル機能を備えており、各種画像データの表示とタッチペンを接触させての操作やデータ入力を行うことができる。
タッチペン118は、入力装置兼表示装置122のタッチパネル機能を利用して、携帯型情報処理端末121を利用した各種の操作を行うためのもので、ディスプレイ面の所定部分に圧力を加えるためのペン型の部材である。
タッチペン118を利用して、入力装置兼表示装置122上に複数表示されたサムネール画像123の中からの画像の選択、さらにプレゼンテーション時におけるポインティング(矢印表示等のポイント画像(図示せず)を用いて、所定部分を指し示す行為)を行うことができる。
図2は、資料提示装置101および携帯型情報処理端末121の概要を示すブロック図である。図2に示すように、資料提示装置101は、撮像装置113、バーコードデータ抽出装置201、データ書き込み/読み出し装置202、メモリ203、画像データ圧縮装置204、バーコードデータ読み取り装置205、サムネール画像生成装置206、通信装置207、ポイント画像制御装置208、画像出力装置209、およびディスプレイ111を備えている。
撮像装置113は、内蔵するCCDカメラによって資料の画像を撮像する。撮像される資料には、資料を特定するためのデータとしてバーコードが所定の位置に印刷あるいは、貼り付けられている。バーコードデータ抽出装置201は、このバーコードデータを撮像画像の中から読み取る。
データ書き込み/読み出し装置202は、画像データと対応するバーコードデータとを関連付けしたものをメモリ203に書き込み、またバーコードデータに基づいて対応する画像データをメモリ203内から読み出す。メモリ203は、画像データとそれに関連付けされたバーコードデータとを記憶する。なお、メモリ203内に記憶される画像データが後述するサムネール画像の元画像の画像データとなる。
各画像データに関連付けされたバーコードデータは、画像データとそのサムネール画像を特定するための識別符号(インデックス)として利用される。このバーコードデータは、例えば8桁の数字の数列によって構成される。このバーコードデータは、サムネール画像よりも大幅に少ないデータ量で構成されるので、後述する処理動作における通信量およびデータ処理を最小限なものとすることができ、それにより通信時間および通信データの処理時間を最小化することができる。このことは、動作を高速化し、プレゼンテーションにおける機器の動作遅延をなくし、説明者や視聴者がストレスを感じることなく、プレゼンテーションを進行させる点で有用となる。
画像データ圧縮装置204は、メモリ203に記憶されている画像データをデータ圧縮する。バーコードデータ読み取り装置205は、画像データ圧縮装置204において圧縮される画像データに対応したバーコードデータを読み取る。サムネール画像生成装置206は、画像データ圧縮装置204において圧縮した画像データに基づいてサムネール画像を生成し、さらにその複数を同一画面上に表示するためのサムネール画像データを生成する。また、サムネール画像生成装置206は、サムネール画像データ中において、各サムネール画像に対応させて、バーコードデータを割り振り、関連付けを行う。この際、サムネール画像と対応するバーコードデータが関連付けされたデータが作成される。
通信装置207は、サムネール画像生成装置206において生成されたサムネール画像データおよびそれに関連付けされたサムネール画像の指定信号(前述のバーコードデータの信号)を携帯型情報処理端末121に送信する。また、通信装置207は、携帯型情報処理端末121から送られてくるサムネール画像の指定信号(バーコードデータの信号)を受け取り、さらにそれをデータ書き込み/読み出し装置202へ送る。また、通信装置207は、携帯型情報処理端末121から送られてくるポイント画像の表示位置制御データを受け取り、それをポイント画像制御装置208に出力する。ここで通信は、マイクロ波を用いて行う形式を採用する。なお、通信の形式としては、光通信や有線通信を採用することもできる。
画像出力装置209は、データ書き込み/読み出し装置202がメモリ203から読み出した画像データを投影装置102(図1参照)に送り出す。ディスプレイ111は、画像出力装置209から投影装置102に送られる画像データの画像を表示する。
なお、図2においては、図示省略しているが、資料提示装置101が備える操作手段115を操作することで、後述する携帯型情報処理端末121を利用しての各種の操作を行うこともできる。
情報処理端末121は、通信装置301、インデックス情報/ポイント座標変換装置302、入力装置兼表示装置122、およびメモリ305を備え、さらに入力装置兼表示装置122は、液晶ディスプレイ303、およびタッチパネル式入力装置304を備えている。メモリ305は、通信装置301が受信したサムネール画像、およびその指定信号のデータ(バーコードデータ)を記憶する。
通信装置301は、資料提示装置101の通信装置207との間でマイクロ波を用いた通信を行う。具体的には、資料提示装置101から送られてくるサムネール画像データおよび指定信号を受信し、サムネール画像データをメモリ305に送ると共に液晶ディスプレイ303に送り、サムネール画像の指定信号のデータ(バーコードデータ)をメモリ305に送る。また通信装置301は、タッチパネル式入力装置304からの入力データを資料提示装置101に送る。
インデックス情報/ポイント座標変換装置302は、タッチパネル式入力装置304の操作内容に応答して、選択されたサムネール画像のインデックス情報(本実施形態の場合は、バーコードデータ)をメモリ305内から検索し、それを通信装置301に送る。また、インデックス情報/ポイント座標変換装置302は、タッチパネル式入力装置304を利用してのポイント画像の指定位置情報を座標データとして算出し、それを通信装置301に送る。
液晶ディスプレイ301には、複数のサムネール画像を列挙されたものが表示される。また、液晶ディスプレイ303上に重ねて、タッチパネル式入力装置304が配置されており、液晶ディスプレイ303の表示を直接タッチペンによって触れることで各種の入力操作を行うことができる。
1−2.第1の実施形態の動作
以下、図1および図2に示すシステムの動作例を説明する。まず。プレゼンテーションに先立ち、プレゼンテーションに使用する画像を資料提示装置101に登録(記憶)する作業を行う。この作業は、撮像装置113を用いてバーコードが印刷あるいは貼付された提示資料を一枚一枚撮像することで行う。この際、資料のバーコードデータがバーコード抽出装置201によって読み取られる。
以下、図1および図2に示すシステムの動作例を説明する。まず。プレゼンテーションに先立ち、プレゼンテーションに使用する画像を資料提示装置101に登録(記憶)する作業を行う。この作業は、撮像装置113を用いてバーコードが印刷あるいは貼付された提示資料を一枚一枚撮像することで行う。この際、資料のバーコードデータがバーコード抽出装置201によって読み取られる。
この各資料の画像データと対応するバーコードデータは、データ書き込み/読み出し装置202において関連付けされ、それがメモリ203に書き込まれる。この動作を資料1枚1枚において行うことで、資料提示装置101への提示資料の画像データの登録が行われる。
プレゼンテーションを行う場合、説明者は、携帯型情報処理端末121を片手に持ち、それを操作し、適宜必要とする資料の画像をスクリーン103上に投影表示する。この際、まずメモリ203内の所定のホルダに記憶された複数の資料の撮像画像データ群が、データ書き込み/読み出し装置202によって読み出され、それが画像データ圧縮装置204に送られて順次データ圧縮される。また、この読み出された各画像データに対応するバーコードデータがバーコード読み取り装置205によって読み取られる。
サムネール画像生成装置206は、データ圧縮された複数の資料の画像データそれぞれに基づいて対応する複数のサムネール画像(縮小画像)を生成し、それらにバーコードデータを対応させ、さらにこの複数のサムネール画像を同一画面上に列挙した表示を行うためのサムネール画像データを生成する。
サムネール画像データとそれに関連付けされた各サムネール画像を特定するためのバーコードデータは、通信装置207から携帯型情報処理端末121に送られる。携帯型情報処理端末121は、このサムネール画像データとバーコードデータとを通信装置301によって受信し、それをメモリ305に記憶させ、さらにそれに基づくサムネール画像群を液晶ディスプレイ303に表示する。
こうして、携帯型情報処理端末121の入力装置兼表示装置122に、複数の提示資料のサムネール画像(縮小画像)が列挙された画像123(図1参照)が表示される。説明者120は、プレゼンテーションの進行に合わせて、この表示内容を見て、スクリーン103上に投影表示したい資料のサムネール画像を選び、その表示部分にタッチペン118を接触させる。
この提示画像の選択行為は、タッチパネル式入力装置304によって検出され、画面中のどの部分が押されたかがインデックス情報/ポイント座標変換装置302によって算出される。この際、メモリ305に記憶されているサムネール画像を特定するバーコードデータ(インデックス)が参照され、どのサムネール画像が選択されたかが割り出され、対応するバーコードデータが求められる。このバーコードデータは、通信装置301から資料提示装置101に画像を指定する指定信号として送られる。
資料提示装置101において、このバーコードデータは通信装置207において受信され、それはデータ書き込み/読み出し装置202に送られる。データ書き込み/読み出し装置202は、このバーコードデータに基づいて対応する画像データ(元画像の画像データ)をメモリ203内から読み出し、それを画像出力装置209に送る。この画像データは、画像出力装置209から投影装置102(図1参照)に送られ、対応する画像が、投影装置102からスクリーン103に投影される。
こうして、説明者120が携帯型情報処理端末121の入力装置兼表示装置122を利用して選択した資料の画像が、スクリーン103上に投影表示される。
スクリーン103上に投影表示された画像を切り換える場合、説明者120は、サムネール画像群が表示された携帯型情報処理端末121を見ながら、再度上述と同様な選択操作を行い、別の画像を選択すればよい。この場合、新たな提示画像の選択が行われるまで、前回選択した提示画像がスクリーン103上に投影され続ける。そして、新たな提示画像が選択されると、スクリーン103上に表示された画像が新たな画像に切り替わる。
この仕組みによれば、説明者120は、手にした携帯型情報処理端末121上に表示されたサムネール画像群の中から、所望の画像を選び出し、それを、タッチペン118を用いた簡単な操作によって、選択し、それをスクリーン103上に表示することができる。このため、説明者120が資料提示装置101の近くにいる必要はなく、立ち位置の自由度を大きくすることができる。また、スクリーン103上には、選択された画像のみしか表示されず、入力装置兼表示装置122上に表示されるサムネール画像群は表示されないので、それを視聴者に見せなくて済む。
なお、提示画像の切り換えは、撮像装置113によって、提示する資料を撮像することで、行うこともできる。この場合、スクリーン103上に投影表示しようとする資料を撮像装置113の下に配置し、それを撮像する。この際、資料上のバーコードデータがバーコード抽出装置201によって読み出され、それに基づいてメモリ203から対応する画像データが読み出される。そしてこの画像データが、画像出力装置209から投影装置102に送られる。
この方法によれば、提示する資料を撮像装置113の下に配置し、それを撮像することで、スクリーン103上に投影表示される資料画像の切り換えを行うことができる。この方法の優位性は、従来の書画カメラを利用するのと同じ感覚でプレゼンテーションを行う際に、撮像する資料の位置合わせ作業を必要としない点にある。
また、携帯型情報処理端末121を用いて、ポイント画像の位置制御を行うこともできる。この場合、入力装置兼表示装置122にスクリーン103上に投影表示する画像と同じものを表示し、その表示面上の任意の部分をタッチペン118によって触れ、ペン先を移動させる。このタッチペン118の接触位置の検出データは、タッチパネル式入力装置304から、インデックス情報/ポイント座標変換装置302に送られ、そこで表示画面中における座標データに変換される。そして、この座標データは通信装置301から資料提示装置101に送られる。
資料提示装置101において、このポイント画像の座標データは通信装置207で受信され、それがポイント画像制御装置208に送られる。ポイント画像制御装置208は、この座標データに基づいて、矢印等のポイント画像を表示する位置を決めるポイント画像データを生成し、それを画像出力装置209に送る。画像出力装置209は、メモリ203から読み出した資料の画像データにこのポイント画像データを組み込み、両者を合成する。
こうして説明者は、プレゼンテーションを行いながら、手元のタッチペン118を動かすことで、スクリーン103上におけるポイント画像の表示位置を制御することができる。
(2)第2の実施形態
図2には図示省略されているが、ディスプレイ111にタッチパネル機能を備えさせ、ディスプレイ111をタッチペンで押すことにより、上述した制御を行うこともできる。この場合、ディスプレイ111上に携帯型情報処理端末121に表示されるサムネール画像群が表示され、携帯型情報処理端末121を利用する場合と同様な機能が実現される。
図2には図示省略されているが、ディスプレイ111にタッチパネル機能を備えさせ、ディスプレイ111をタッチペンで押すことにより、上述した制御を行うこともできる。この場合、ディスプレイ111上に携帯型情報処理端末121に表示されるサムネール画像群が表示され、携帯型情報処理端末121を利用する場合と同様な機能が実現される。
(3)第3の実施形態
携帯型情報処理端末121に撮像機能を備えたものを利用し、資料のバーコードを読み取ることで、スクリーン103に投影表示する提示資料の切り換えを行うこともできる。この場合、プレゼンテーションを行う前の準備は、第1の実施形態の場合と同じである。
携帯型情報処理端末121に撮像機能を備えたものを利用し、資料のバーコードを読み取ることで、スクリーン103に投影表示する提示資料の切り換えを行うこともできる。この場合、プレゼンテーションを行う前の準備は、第1の実施形態の場合と同じである。
プレゼンテーションを行う際は、携帯型情報処理端末121に備えた撮像装置を用いて、資料を撮像し、その画像データを資料提示装置101に送る。資料提示装置101は、この画像データを通信装置207から図示しない経路によってバーコード抽出装置201に送り、そこでバーコードデータを読み出す。そして、データ書き込み/読み出し装置202において、読み出したバーコードデータに基づいてメモリ203から対応する資料の画像データを読み出し、それを画像出力装置209から投影装置102に送る。
この実施形態によれば、資料の撮像をより手軽に行うことができるので、プレゼンテーションを行いながらの提示資料の選択をよりスムーズに行うことができる。
また、この実施形態において、携帯型情報処理端末121が、自身が読み取ったバーコードに対応するサムネール画像の転送要求を資料提示装置101に対して行うこともできる。この場合、資料提示装置101は、新たなサムネール画像を追加したサムネール画像データを生成し、それが携帯型情報処理端末121に送られる。
この実施形態によれば、既に携帯型情報処理端末121に表示されているサムネール画像群に、資料提示装置101に別途登録(例えば別フォルダに登録)されている資料のサムネール画像を追加することができる。こうして、プレゼンテーション内容に合わせて、サムネール画像データを随時更新することができる。
(4)第4の実施形態
資料提示装置101として、通常のパーソナル・コンピュータを利用することもできる。この場合、パーソナル・コンピュータに上述した動作を実行するプログラムをインストールする。そして、デジタル・カメラで撮像した資料の画像データをパーソナル・コンピュータの記憶装置に記憶させる。この場合も、プレゼンテーションの最中において、携帯型情報処理端末に表示された資料のサムネール画像群を用いた提示画像の選択を行うことができる。
資料提示装置101として、通常のパーソナル・コンピュータを利用することもできる。この場合、パーソナル・コンピュータに上述した動作を実行するプログラムをインストールする。そして、デジタル・カメラで撮像した資料の画像データをパーソナル・コンピュータの記憶装置に記憶させる。この場合も、プレゼンテーションの最中において、携帯型情報処理端末に表示された資料のサムネール画像群を用いた提示画像の選択を行うことができる。
本発明は、講演会、セミナー、各種の授業において、資料を画像として提示する資料提示技術に利用することができる。
101…資料提示装置、102…投影装置、103…スクリーン、104…画像伝送ケーブル、111…ディスプレイ、112…ディスプレイ支持アーム、113…撮像装置、114…撮像装置支持アーム、115…操作手段、118…ライトペン、120…説明者(プレゼンター)、121…携帯型情報処理端末、122…入力装置兼表示装置、123…複数のサムネール画像、201…バーコードデータ抽出装置、202…データ書き込み/読み出し装置、203…メモリ、204…画像データ圧縮装置、205…バーコードデータ読み取り装置、206…サムネール画像生成装置、207…通信装置、208…ポイント画像制御装置、209…画像出力装置、301…通信装置、302…インデックス情報/ポイント座標変換装置、303…液晶ディスプレイ、304…タッチパネル式入力装置、305…メモリ。
Claims (7)
- 複数の提示予定画像を記憶した記憶装置と、
前記複数の提示予定画像のサムネール画像を同一画面上に表示するためのサムネール画像データを生成する画像生成装置と、
前記サムネール画像データを所定の第1の表示装置に送り、さらに前記複数のサムネール画像の中の一つに対応する元画像の画像データを第2の表示装置に送る画像データ出力装置と
を備えることを特徴とする資料提示装置。 - 前記第1の表示装置は、携帯型情報処理端末の表示装置であり、
前記第2の表示装置は、視聴者に対して提示画像を表示するための投影型の表示装置であることを特徴とする請求項1に記載の資料提示装置。 - 前記第1の表示装置に表示された前記複数のサムネール画像の中の一つを指定する指定信号を受信する受信装置と、
前記指定されたサムネール画像の元画像の画像データを前記記憶装置から読み出すデータ読み出し装置と
を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の資料提示装置。 - 前記指定信号は、サムネール画像毎に割り当てられた識別符号であり、
この識別符号のデータ量は、対応するサムネール画像のデータ量よりも少ないことを特徴とする請求項3に記載の資料提示装置。 - 前記画像データ出力装置は、前記サムネール画像とこのサムネール画像の前記識別符号とを同時に前記第1の表示装置に送信することを特徴とする請求項4に記載の資料提示装置。
- 前記受信装置が前記識別符号を受信すると、前記データ読み出し装置は、この識別符号が割り当てられたサムネール画像の元画像を前記記憶装置から読み出すことを特徴とする請求項4または5に記載の資料提示装置。
- 複数の提示予定画像のサムネール画像を第1の表示装置に表示するステップと、
前記複数のサムネール画像の中の一つが選択された場合に、その選択されたサムネール画像の元画像を第2の表示装置に表示するステップと
を備えることを特徴とする資料提示装置の動作方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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