JP2019117322A - 投影型表示装置、その制御方法、並びにプログラム - Google Patents

投影型表示装置、その制御方法、並びにプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】スライドの投影中に、プレゼンタがスライドに対して行った操作と競合する操作が別のユーザによりなされた場合も、プレゼンタの意図通りにスライド操作ができる投影型表示装置、その制御方法、並びにプログラムを提供する。【解決手段】プロジェクタ100は、スクリーン103上の投影画像104に重畳表示されるマーカ105へのプレゼンタによる手かざしの検出と別のユーザのリモコン操作によるページ送り指示の検出が所定期間内に行われた場合、手かざしの検出及びリモコン操作によるページ送り指示の一方を無効に他方を有効に設定する。手かざしの検出が有効に設定された後手どかしが検出された場合、プレゼンタの操作に基づくページ送り指示をコマンドとして生成する一方、リモコン操作によるページ送り指示が有効に設定された場合、リモコン操作によるページ送り指示をコマンドとして生成する。【選択図】図8B

Description

本発明は、投影型表示装置、その制御方法、並びにプログラムに関し、特に、投影面に対する指示を検出可能な投影型表示装置、その制御方法、並びにプログラムに関する。
プレゼンテーションにプロジェクタが用いられることがある。プロジェクタは、PC(Personal Computer)等に接続され、そこに格納された資料データを受信し、スクリーン等の被投影面に投影することができる。プレゼンタは投影表示された資料を元にプレゼンテーションを行なうことができる。プレゼンテーションに用いる資料データとしては複数のスライド画像からなるスライドデータを用いることがある。そのスライドデータのページ送りや戻しといった操作を行なうために、プレゼンタは、プロジェクタに接続されたPCを操作することがある。
ここで、スクリーンとPCとの間に距離がある場合には、プレゼンタはその間の移動をする必要がある。特許文献1では、スクリーン近傍にいるプレゼンタがスクリーン上の投影画像中のアイコンに手や指し棒をかざすことで、プロジェクタがページ送りや戻しの操作を検出する技術が開示されている。
一方、プレゼンテーションの現場では、プレゼンタ以外にも、スライドデータのページを送ることが出来るユーザが存在する場合がある。例えば、付属のリモコンにページ送りボタンがあるプロジェクタの場合、プレゼンタ以外のユーザはそのリモコンを用いてスライドデータのページを送ることができる。
特開2011−164878号公報
しかしながら、特許文献1の技術等を用いて、プレゼンタがスクリーンに手や指し棒をかざして1頁分のページ送り操作を行ったのとほぼ同時に、プレゼンタ以外のユーザもリモコンを用いて1頁分のページ送り操作を行ってしまう場合がある。かかる場合、プレゼンタ、ユーザ双方の意図に反し、2頁分のページ送りがなされてしまうことが起こりうる。
本発明は、スライドの投影中に、プレゼンタがスライドに対して行った操作と競合する操作が別のユーザによりなされた場合も、プレゼンタの意図通りにスライド操作ができる投影型表示装置、その制御方法、並びにプログラムを提供することを目的とする。
本発明の請求項1に係る投影型表示装置は、投影型表示装置であって、外部装置から入力された映像データに基づく第1の画像を生成する生成手段と、前記第1の画像を投影対象に投影画像として投影する投影手段と、ユーザ操作による第1の指示を検出する第1の検出手段と、前記投影手段による前記投影画像の投影中に、前記投影手段と前記投影対象の間の所定領域に物体が存在する第1の状態であるか前記所定領域に前記物体が存在しない第2の状態であるかを検出する第2の検出手段と、前記第1の指示の検出と前記第1の状態の検出が第1の所定期間内に行われた場合、前記第1の指示及び前記第1の状態の検出の一方を無効に他方を有効に設定する設定手段と、前記設定手段により前記第1の状態の検出が有効に設定されてから前記第2の検出手段により前記第2の状態が検出された場合、前記第1の指示と同じ内容を示す第2の指示をコマンドとして生成する第1の生成手段と、前記設定手段により前記第1の指示が有効に設定された場合、前記第1の指示を前記コマンドとして生成する第2の生成手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、スライドの投影中に、プレゼンタがスライドに対して行った操作と競合する操作が別のユーザによりなされた場合も、プレゼンタの意図通りにスライド操作ができる。
本発明に係る投影型表示装置としてのプロジェクタを用いたシステムを説明するための図である。 図1におけるプロジェクタ内部のブロック構成を示す図である。 図1におけるPC内部のブロック構成を示す図である。 図1におけるプロジェクタの特徴的な動作処理の手順を示すフローチャートである。 図4Aのフローチャートの続きである。 図4AのステップS105の手かざし継続検出処理の手順を示すフローチャートである。 図4のステップS101,S110においてプロジェクタで表示される画像を説明するための図である。 本実施例におけるプロジェクタと図1におけるスクリーンの位置関係を示す図である。 図2におけるカメラが撮像したスクリーンの画像例及びその輝度を示すグラフである。 図1におけるリモコンによる操作がない場合のプロジェクタによる手かざし等の検出動作を説明するための図である。 リモコンによる操作がある場合のプロジェクタによる手かざし等の検出動作を説明するための図である。
以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明するが、この発明は以下の実施の形態に限定されるものではない。
<全体構成>
図1は、本発明に係る投影型表示装置としてのプロジェクタを用いたシステムを説明するための図である。
尚、図1(a),(b)は、同一のシステムに関する説明である。よって、同一の構成には同一の符号を付し、重複した説明は省略する。
図1(a)に示すように、プロジェクタ100は、信号源であるパーソナルコンピュータ(以下「PC」という。)101からビデオケーブル102を介し、映像データ(プレゼンテーションのためのスライド画像データ等)を受信する。プロジェクタ100は、入力した映像データに基づいた画像(ページ画像)を生成し、これを図2で後述する光学系208によりスクリーン103に投影画像104として投影させる。プロジェクタ100は、投影画像104にマーカ105を重畳表示させることができる。プロジェクタ100は、図2で後述するカメラ214を内蔵しており、スクリーン103に投影される投影画像104を撮像する。
ここで、不図示の聴衆に向けて、投影画像104を用いてプレゼンテーションを行なうプレゼンタ106が、例えばスクリーン103近傍の位置Aに立っていたとする。位置AはPC101から離れているため、位置Aに立つプレゼンタ106は、PC101の操作(ページ送りや戻し等)を行なうことはできない。しかしながら、プレゼンタ106は投影画像104上のマーカ105に手107をかざすことはできる。この場合、プロジェクタ100は、カメラ214により、その手かざしがあったことを検出する。この検出後、所定期間内にカメラ214によりマーカ105からの手どかしがあったことが検出された場合、制御ケーブル108を介して外部装置であるPC101に、プロジェクタ100は、画像データの更新(ページ送りや戻し等)を指示する。指示を受けたPC101は、更新された画像データ(次のページや前のページ等)をプロジェクタ100に送信し、プロジェクタ100はその画像を投影表示することができる。結果、プレゼンタ106は、プレゼンテーションを進めることができる。
一方、図1(b)に示すように、プレゼンタ106とは異なるユーザ106aが、例えばスクリーン103から離れた位置Bに立っていたとする。ユーザ106aはリモコン109を持っている。リモコン109には、不図示のページ送りボタンやページ戻しボタンが具備される。ユーザ106aがそのいずれかのボタンを押すというユーザ操作を行うと、プロジェクタ100はそのボタン押下に応じた画像データの更新(ページ送りや戻し等)の指示を検出することができる。プロジェクタ100は、かかる指示の検出に応じて、制御ケーブル108に対して、ページ送りや戻し等のコマンドを送信する。かかるコマンドを受信したPC101は、更新された画像データ(次のページや前のページ等)をプロジェクタ100に送信し、プロジェクタ100はその画像を投影表示することができる。結果、ユーザ106aは、プレゼンテーションを進めることができる。
尚、上記手かざし及びその後の手どかし以外の方法で、ユーザ操作による画像データの更新の指示をプロジェクタ100が検出できるのであれば、その方法は上記リモコン109のページ送りボタンやページ戻しボタンの押下に限定されない。例えば、プロジェクタ100の図2で後述する操作部215を用いて画像データの更新の指示が行われるようにしてもよい。また、スマートフォンにおいて本システム用のアプリケーションを起動し、画像データの更新の指示がプロジェクタ100に送信されるようにしてもよい。
<プロジェクタの詳細構成>
図2は、図1におけるプロジェクタ100内部のブロック構成を示す図である。
200は、制御部である。制御部200は、マイクロコンピュータから構成され、プロジェクタ100全体を制御する。制御部200の動作については後述する。
201は、バスである。バス201を介し、制御部200は、プロジェクタ100内の各部と通信可能である。
202は、ROMである。ROM202は、不揮発性のメモリであり、制御部200が動作するためのプログラムコードやデータが格納されている。また、ROM202は、プロジェクタ100が動作するために必要なデータを記憶する。
203は、RAMである。RAM203は、揮発性のメモリであり、制御部200が動作するためのワークメモリとして使用される。
204は、画像入力部である。画像入力部204は、PC101等の外部機器から画像データを入力し、後段の回路が処理できる形式に画像データを変換し、画像処理部205に対し出力する。
205は、画像処理部である。画像処理部205は、入力された画像データに対し、制御部200の指示に従い、明るさ補正、黒レベル補正、色補正や色変換、ガンマ補正といった画質補正や、拡大縮小やフレームレート変換、或いは台形補正や自由曲面補正といった歪補正を行なう。また、画像処理部205は、制御部200の指示に従い、入力された画像データに、制御部200から指定された画像を重畳表示することができる。この重畳表示される画像としては、前述したマーカ105や、ユーザやプレゼンタに操作を促すためのメニュー画像等が挙げられる。画像処理部205は、処理後の画像データを、後述するパネル駆動部206に出力する。
206は、パネル駆動部である。パネル駆動部206は、入力された画像データを、階調に対しパネルでの光変調の度合いが線形になるように階調変換する。また、変換後の画像データを、後述する液晶パネル212上に像を形成させるための駆動信号に変換し、液晶パネル212に出力する。
207は、光源制御部である。光源制御部207は、制御部200からの指示を受け、光源209に対し、点灯や消灯、輝度の変更といった制御を行なう。
208は、光学系である。光学系208は、後述する光源209、照明光学系210、色分解合成光学系211、液晶パネル212、投影光学系213を含む。光学系208により、光源209からの光が液晶パネル212で変調されてプロジェクタ100外部に投影され、スクリーン103上に画像が表示される。
209は、光源である。光源209には、高圧水銀ランプやハロゲンランプ、LED(発光ダイオード)、レーザ光源を用いることができる。光源209は、白色の光源を用いてもよいし、R(Red)、G(Green)、B(Blue)の色成分毎の複数の光源からなるように構成してもよい。或いは、Bの光源と、B光をY光に変換する蛍光体とから構成するようにしてもよい。
210は、照明光学系である。照明光学系210は、複数のレンズからなり、光源209からの光を均一化、平行光化して、後述する液晶パネル212を照明するためのものである。
211は、色分解合成光学系である。色分解合成光学系211は、後述する液晶パネル212を含む。色分解合成光学系211は、照明光学系210からの光を赤、青、緑の各光に分解し、液晶パネル212に照射させる。また、液晶パネル212から出力される各光を合成して投影光学系213に出力する。
212は、液晶パネルである。液晶パネル212上には、パネル駆動部206で生成された駆動信号により像が形成される。液晶パネル212としては、透過型液晶パネルや、反射型液晶パネルを用いることができる。
213は、投影光学系である。投影光学系213は、光源209から照射され、液晶パネル212で変調された光を外部に投影する不図示のレンズ等から構成される。
なお、光学系208を様々な形態で変形してもよい。例えば、光源209が色毎に存在するのであれば、色分解合成光学系211は色分解の光学系を持たなくてもよい。また、液晶パネル212が単板であり、時分割で各色を出力する構成であれば、色分解合成光学系211は色合成の光学系を持たなくてもよい。また、液晶パネル212を有さず、画像データに応じて変調したスポット光をスクリーン103上で走査することにより投影画像104を表示する構成を取ってもよい。このように、光学系208は、外部機器から受信した画像データに基づき光を変調でき、画像を投影できるれば、図2に示す形態に限定されない。
214は、カメラである。カメラ214は、制御部200からの指示に従い、スクリーン103上の投影画像104を撮像する。詳細にはついては後述する。
215は、操作部である。操作部215は、プレゼンタ106等のユーザからの指示を受けるためのボタンやタッチスクリーンである。操作部215により、ユーザやプレゼンタから、例えば、電源のオンやオフの指示、画像処理の指示、後述するプレゼンテーションモード開始や終了の指示を受けることができる。
216は、通信部である。通信部216は、制御ケーブル108等を介した有線通信を行なうモジュールや、無線通信を行なうモジュールから構成される。通信部216により、外部機器との間でコマンドデータや画像データの送受信が可能である。これにより、制御部200は、通信部216経由で、操作部215で受信するユーザやプレゼンタからの指示と同等の指示の検出や、リモコン109からの操作指示を検出することが出来る。通信部216としては、USB(Universal Serial Bus)や、イーサネット(登録商標)、無線LAN、Bluetooth(登録商標)等の通信のためのコントローラを用いることができる。送信するコマンドやデータ、受信するコマンドやデータは、送受信の処理が完了するまではRAM203に、受信時刻、送信処理を受け付けた時刻とともに記録される。
<PCの詳細構成>
図3は、図1におけるPC101内部のブロック構成を示す図である。
300は、CPUである。CPU300は、PC101全体を制御する。
301は、RAMである。RAM301は、揮発性のメモリであり、CPU300が動作するためのワークメモリとして使用される。また、RAM301は、後述するビデオコントローラ302より、画像データを出力するためのフレームバッファとしても使用される。
302は、ビデオコントローラである。ビデオコントローラ302は、CPU300の指示に従い、RAM301上に画像データを格納し、ビデオケーブル102を介して出力する。
303は、ネットワークコントローラである。CPU300は、ネットワークコントローラ303を介して、外部機器と相互に通信することができる。
304は、ハードディスクユニットである。ハードディスクユニット304は、様々なデータを格納するために用いられる。格納されているデータとしては、CPU300が動作するためのOS(Operating System)、アプリケーションのプログラムコードや、それらを実行する際に用いられるデータ、マルチメディアコンテンツ等がある。
305a、305bは、夫々USBコントローラである。USBコントローラ305a,305bは、様々な周辺機器と接続するために用いられる。例えば、ユーザやプレゼンタからの操作のために、不図示のマウスやキーボードを接続することができる。
306は、ビデオコントローラである。ビデオコントローラ306は、ビデオコントローラ302と同じ構成であるが、ユーザやプレゼンタからのPC101の操作に必要なモニタ出力として用いられる。
307は、バスである。バス307を介し、CPU300は、ビデオコントローラ302、ネットワークコントローラ303、RAM301、ハードディスクユニット304、USBコントローラ305a,305b、ビデオコントローラ306と通信可能である。
なお、図3に示す、PC101は、例えばプレゼンテーション用のアプリケーションが動作しているものとする。このアプリケーションは、ユーザやプレゼンタからプレゼンテーション用のファイルを表示する。プレゼンテーション用のファイルは複数のスライド画像から構成されており、アプリケーションは、ユーザやプレゼンタの指示に基づき、これらスライド画像の内、何れかの画像データを、ビデオコントローラ302を介して出力することができる。例えば、USBコントローラ305bに不図示のキーボードが接続されている場合がある。かかる場合、そのキーボードからのPageUpボタン押下情報を受信すると、前のスライドを表示(ページ戻し)し、そのキーボードからのPageDownボタン押下情報を受信すると、次のスライドを表示(ページ送り)する。尚、USBコントローラ305aは、制御ケーブル108を介して、プロジェクタ100の通信部216と接続される。
<プロジェクタの基本的な動作フロー>
次に、プロジェクタ100の基本的な動作フローについて説明する。
プロジェクタ100に不図示の電源ケーブルにてAC電源が供給されると、制御部200、バス201、ROM202、RAM203、通信部216、操作部215に電源が供給され、制御部200は起動し待機状態となる。ここで、制御部200は、操作部215や通信部216を介した、ユーザからの電源オン指示を検出すると、プロジェクタ100の各部を起動させる。即ち、制御部200は、プロジェクタ100の各部に電源を供給するように制御を行ない、画像入力部204、画像処理部205、パネル駆動部206、光源制御部207、カメラ214が動作可能にように設定を行なう。また、制御部200は、光源制御部207に光源209を発光させるように指示を出し、不図示の冷却ファンを作動させる。これにより、プロジェクタ100は画像入力部204から受信される画像データの投影表示を開始するようになる。なお、制御部200は、通信部216や操作部215経由で受信するコマンド等に基づき、メニュー表示や画質補正を行なうように画像処理部205に指示してもよい。
ここで、制御部200は、操作部215や通信部216を介した、ユーザからの電源オフ指示の受信を検出すると、プロジェクタ100の各部の終了処理を行ない、各部への電源供給を停止するように制御を行なう。これにより、制御部200は再び待機状態となる。
<プロジェクタの特徴的な動作フロー>
次に、プロジェクタ100の特徴的な動作の概要を、プレゼンタの操作毎に図8A、図8Bを参照して説明する。
プロジェクタ100は、カメラ214を用いて、図1(a)に示すマーカ105に対する手かざしを検出した後、一定時間内に手どかしを検出した場合、PC101に所定のコマンドが送られるものである。なお、手かざしとは、マーカ105をプロジェクタ100の方向から見て覆い隠すように手でかざす動作を指す。すなわち、手かざしの状態とは、投影画像104の投影中に投影光学系213(投影手段・投影部)とスクリーン103(投影対象)の間の所定領域に物体(手、指示棒その他の指示体等、光を遮るもの)が存在する状態を指す。一方、手どかしとは、手かざしでマーカ105を覆っていた手を外す動作を指す。すなわち、手どかしの状態とは、手かざしが検出された後、上記所定領域に物体が存在しない状態となったことを指す。また、所定のコマンドは、ここではページ送りであるとする。無論、ページ送りに限らず、ページ戻しなどでも同様である。
図8A(a)は上記の基本的な処理の流れの説明図である。時刻t1にプレゼンタがマーカ105に対して手かざし動作をしたことを検出すると、時刻t1から一定時間経過後の時刻t2にその手かざし動作の検出が有効か否かの判定(以下「手かざし判定」という。)が制御部200によっておこなわれる。一方、時刻t2で手かざし判定が有効とされた後、時刻t3にプレゼンタがマーカ105に対して手どかし動作をすると、時刻t3から一定時間経過後の時刻t4に手どかし判定が制御部200によっておこなわれる。t2からt4までの時間(図中のTh)が所定のT2よりも短ければ、制御部200により、ページ送り指示が外部機器であるPC101に送られる。
これに対し、図8A(b)のように、時刻t2で手かざし判定が有効とされてから手どかし判定がされたt4までの時間ThがT2より長い場合、すなわちt4が時刻t2+T2以降である場合は手どかしが無効となる。すなわち、この場合手どかしを行ったとしても、手どかし判定が行われず、外部機器であるPC101にはコマンド送信は行われない。以降、Th≧T2となる場合を手どかしのキャンセルと呼ぶ。
ここまで説明した手かざし及び手どかしによるページ送り指示と同一の内容である、リモコン109へのユーザ操作によるページ送り指示が競合した場合の動作について図8B(a)〜(d)を参照して説明する。かかる場合、制御部200は、以下説明するように、リモコン109によるページ送り指示の検出と手かざしの検出が短い期間内に行われた場合、リモコン109によるページ送り指示及び手かざしの検出の一方を有効に他方を無効にする。リモコン109での操作は、ここではページ送り操作とする。
図8B(a)は、手かざし判定よりも早くリモコン109によるページ送りが行われた場合の流れの説明図である。時刻t1にプレゼンタがマーカ105に対して手かざし動作をし、時刻t5にリモコン109によるページ送り指示が検出された場合、t5で制御部200により通信部216を介して、外部機器であるPC101へページ送り指示が送られる。その後、時刻t2で行われる手かざし判定は、t5からt2までの時間(図中ではTr)が所定の時間T1よりも短ければ、無効となる。手かざし判定が無効となると、その後に手どかしを行ってもページは送られない。この処理により、プレゼンタがページ送りの意図をもって手かざしをした直後に、他のユーザもページ送りの意図をもってリモコン109の操作によりページ送り指示をした場合、2重にページ送り指示のコマンドがPC101に送られるのを防ぐことができる。尚、ページ送りは、プレゼンタによる手どかし動作の前のタイミングであるt5に行われてしまうが、ページを1枚送るというプレゼンタの意図は達成される。
図8B(b)は図8B(a)よりもTrが長い、具体的にはTr>T1である場合の説明図である。その場合は、時刻t2での手かざし判定は有効であるとする。すなわち、Trが長い場合は、リモコン109の操作によるページ送り指示と、手かざし及び手どかしの動作によるページ送り指示は重複していないとみなす。これにより、プレゼンタ、及びリモコン操作を行っているユーザのどちらのページ送りの意図も達成させることができる。
次に、図8B(c)は手かざし判定が有効であった後にリモコン109によるページ送りが行われた場合の流れの説明図である。この場合は、時刻t1にプレゼンタがマーカ105に対して手かざし動作をし、時刻t2で手かざし判定が有効となった後、時刻t5に、リモコン109によるページ送り指示が検出される。この場合、t2からt5までの時間がT2以下の場合は、時刻t5のリモコン109によるページ送り指示は無効となる。その後、時刻t3にプレゼンタがマーカ105に対して手どかし動作をし、時刻t4で手どかし判定が有効となった場合、制御部200が外部機器であるPC101に、ページ送り指示を行う。これにより、プレゼンタ、及びリモコン操作を行っているユーザの双方からのページ送り指示のコマンドが重複してPC101に送られないようにすることができる。また、プレゼンタの意思どおりのタイミングでページ送りを行うこともできる。但し、手かざし判定が有効となっても、図8A(b)に示すように手どかしのキャンセルがされた場合は、プレゼンタにキャンセルの意思があるとみなされ、ページは送られない。
図8B(d)は、図8B(c)と同様に、手かざし判定が有効であった後にリモコン109によるページ送りがあったが、その後手どかしのキャンセルが行われた場合の流れの説明図である。時刻t5に検出されたリモコン109によるページ送り指示は、図8B(c)のケースの場合は無効と判定される。一方、時刻t2で手かざし判定が有効となった後、t2+T2までの間に手どかしが検出されなかった場合は、手どかしのキャンセルが行われる。この場合、t2+T2以降の時刻t6に、制御部200により、リモコン109によるページ送り指示に基づくコマンドが外部機器であるPC101に送られる。これは、プレゼンタが手どかし動作を行ったにもかかわらず障害物の発生などによりその手どかし判定がT2の期間内におこなわれず、手どかしのキャンセルが行われる場合があるからである。このようにプレゼンタの意図に反して手どかしのキャンセルがあった場合、リモコン109でページ送りをしたユーザのページ送り意図を汲むためである。
尚、リモコン109によるページ送り指示と手かざしの検出が所定期間内に行われた場合に、プレゼンタ側での操作を常に優先するようにしてもよい。具体的には、図8B(a)のようなケースについても、手かざし判定を有効とし、リモコン109によるページ送り指示を無効とするようにしてもよい。
以上がプロジェクタ100の特徴的な動作の概要である。
次に、プロジェクタ100の特徴的な動作の詳細について図4A、図4B、図5、図6、図7A、図7B、図8A、図8Bを用いて説明する。以下の説明では、手かざしと手どかし動作、もしくはリモコン109によりページのページ送りを行うことを例として説明する。
プロジェクタ100が起動し、投影表示を行なっている中で、制御部200が、操作部215や通信部216経由でプレゼンテーションモード開始の指示を受信すると図4A,図4Bに示すフローチャートが開始される。
まず、図4Aに示すように、ステップS100にて、制御部200は、液晶パネル212上に形成させる表示画像の座標系と、カメラ214で撮像した撮像画像の座標系との変換式を算出するためのキャリブレーションを実行する。キャリブレーションとしては、例えば、次のようにすればよい。制御部200は、画像処理部205に指示を出し、所定の形状のテストパターンをスクリーン103の複数箇所に表示させる。次いで、制御部200は、カメラ214に指示を出し、それら複数のテストパターンを含むスクリーン103上の表示画像を撮像させ、その撮像画像を取得する。次いで、制御部200は、その撮像画像を解析して、複数のテストパターンそれぞれの撮像画像における位置を算出する。このようにすれば、表示画像の座標系での複数のテストパターンの座標(制御部200が画像処理部205に指定した際に既知である)と、撮像画像の座標系(撮像座標系)での対応した座標とが得られ、これら座標系間の変換式を算出することができる。この算出の後、制御部200は、画像処理部205に指示を出し、スクリーン103へのテストパターンの表示を終了させる。なお、キャリブレーションの方法は上記例に限定されず、他の方法を用いてもよい。
次いで、ステップS101にて、制御部200は、図1で説明したように投影画像104上にマーカ105を表示させる。
図6(a)を用いて、このときの表示例について説明する。表示画像600は画像処理部205から出力され、スクリーン103に表示される画像を示す。即ち、表示画像600の画像データに基づいてパネル駆動部206にて液晶パネル212の駆動信号が生成され、表示画像600が液晶パネル212上に形成され、プロジェクタ100の外部に投影されるのである。画像領域601は、表示画像600のうち画像入力部204から入力された画像データから生成される画像が配置される領域である。画像入力部204から入力された画像データの拡大縮小処理や、画像領域601への配置処理は、制御部200からの指示によって画像処理部205により実施される。画像領域601以外の領域はブランク領域602であり、画像処理部205は制御部200からの指示に従い黒階調の画素を配置する。また、ブランク領域602にはマーカ領域603がある。制御部200は画像処理部205に指示を出し、マーカ領域603にマーカ105の画像を表示させる。領域604については後述する。なお、このときの表示例は一例であり、マーカ領域603に相当する領域が表示画像600中にあれば、この表示例に限定されない。例えば、表示画像600全面に画像入力部204から入力された画像データから生成される画像を配置し、その領域中にマーカ領域603を配置してもよい。
次いで、ステップS102にて、制御部200は、プレゼンタはプレゼンテーションモードの終了指示があるか判定する。例えば、制御部200は、この指示を操作部215や通信部216経由で受信する。もし、終了指示があれば、本処理はそのまま終了する。終了指示がなければ、ステップS103に遷移する。
次いで、ステップS103にて、制御部200は、プレゼンタ106による投影画像104のマーカ105に対する手かざしの有無を検出する手かざし検出処理を行なう。なお、本実施例では、手かざしは手を用いて行われるものとする。
図7A、図7Bを用いて、この手かざしの検出処理について説明する。図7Aは、プロジェクタ100とスクリーン103の位置関係を示す図であり、説明を簡便にするために、これらを上方から見た2次元の位置関係を示している。以降、スクリーン103上の位置に関しては、スクリーン103上の水平方向の座標で説明する。スクリーン103上の垂直方向の座標についての説明は省略するが、水平方向と同様である。
前述のように、プロジェクタ100は、撮像のためのカメラ214、投影のための投影光学系213を有する。これらは離れた位置にあり、夫々一点鎖線と二点鎖線で示す異なる光軸を有する。スクリーン103に投影表示される投影画像104上には図7Aにおいて不図示のマーカ105が存在する。マーカ105の表示位置は、スクリーン103上の点p1と点p2の間とする。カメラ214は、スクリーン103を撮像している。このカメラ214が撮像した画像について、図7B(a)を用いて説明する。700は、かかる撮像によりカメラ214が取得した撮像画像の一部であり、マーカ105の像701(以下「マーカ像701」という)が写り込んでいる。マーカ像701は撮像座標系での点q1と点q2に間に位置しており、これらの点はスクリーン103上での点p1と点p2に夫々対応している。また、得られた撮像画像について、撮像座標系での横方向の座標を横軸にとり、縦方向に撮像した輝度をとると、図7B(c)に示すようなグラフになる。図7B(c)のように、q1〜q2間にはマーカ像701があるため輝度が高くなる。q1〜q2の外側は、図6(a)で説明したブランク領域602の像がある。本実施形態のようにブランク領域602が黒階調の画素が配置されている場合には、q1〜q2の外側の輝度が低くなる。
次に、スクリーン103に投影表示される投影画像104上のマーカ105に、プレゼンタ106が手107をかざしたことを考える。このとき投影光学系213から発せられたマーカ105の画像は、スクリーン103に達する前に手107に遮られてしまい、図7Aに示すように、手107上の点r1と点r2の間に表示される。一方、カメラ214から見ると、点r1と点r2の間に表示されるマーカ105の像は、スクリーン103上の点p3と点p4の間に表示されるのと同様に観測される。このときカメラ214が撮像した画像について、図7B(b)を用いて説明する。702は、かかる撮像によりカメラ214が取得した撮像画像の一部であり、マーカ105の像703(以下「マーカ像703」という)が写り込んでいる。マーカ像703は撮像座標系での点q3と点q4の間に位置しており、これらの点はスクリーン103上での点p3と点p4に夫々対応している。また、得られた撮像画像について、撮像座標系での横方向の座標を横軸にとり、縦方向に撮像した輝度をとると、図7B(d)に示すようなグラフになる。すなわち、図7B(a),(c)に示すようにq1〜q2間にあったマーカ像701が、図7(b),(d)のマーカ像703が示すようにq3〜q4間に移動したように見え、q3〜q4間の輝度が高く観測される。すなわち、q1〜q3間にはスクリーン103上にマーカ105が表示されないように見える結果、q1〜q3間の輝度は低く観測される。q3〜q4の外側は、図6(a)で説明したブランク領域602の像や、手107の影が見える。本実施形態のようにブランク領域602が黒階調の画素が配置されている場合には、q3〜q4の外側の輝度が低くなる。
図4Aに戻り、ここで、撮像座標系での点q1、点q2の位置は、ステップS100で実施したキャリブレーションにより、制御部200にとって既知になっている。即ち、制御部200は、ステップS101で画像処理部205に表示指示したマーカ領域603の表示画像の座標系での位置を、ステップS100でのキャリブレーション結果に基づき、撮像座標系での位置に変換し、点q1、q2の位置を求める。よって、本ステップS103では、制御部200は、q1〜q2の間の輝度を積分する。手107がマーカ105にかざされていない場合は図7B(c)のq1〜q2の輝度を積分することになる。一方、手107がマーカ105にかざされている場合は図7B(d)のq1〜q2の輝度を積分することになる。よって、q1〜q2の間の輝度の積分値は、手107をかざしている場合(図7B(c))は、手107をかざしていない場合(図7B(d))より小さくなる。本ステップS103では、このような積分値を元に手かざしの判定を行なう。具体的には、予め所定の閾値をROM202等に記録しておき、積分値が閾値を上回ったら手かざしなし、下回ったら手かざしあり、と判定する。尚、ここで用いる閾値は、本実施形態の方法以外の方法で取得するようにしてもよい。例えば、ステップS100にて、マーカ105を一時的に表示し、そのときの撮像結果からq1〜q2の輝度の積分値を取得し、取得された積分値に基づき閾値を決定してもよい。例えば、取得された積分値の50%の値を閾値としてもよい。また、本ステップS103で前回求めた積分値を基準に閾値を決定してもよい。例えば、前回の積分値の80%の値を閾値としてもよい。また、本実施形態では、手107がマーカ105にかざされている場合に生じるq1〜q2の間の輝度の低下に基づき手かざしの有無を検出したが、他の方法で手かざしの有無を検出するようにしてもよい。例えば、反射率の高い指示体等がマーカ105にかざされることも考えられる。この場合は、逆に輝度の上昇も考えられる。そのため、手107がマーカ105にかざされている場合に生じるq1〜q2の間の輝度の変化に基づき手かざしの有無を検出するようにしてもよい。
なお、手かざしの有無の検出方法としては別の方法を用いてもよい。例えば、カメラ214によってスクリーン103上のマーカ105の位置を検出し、その検出位置の差により手かざしの有無を判定してもよい。例えば、手かざしがない場合、図7B(a)に示すようにマーカ像701は撮像座標のq1〜q2に位置する。一方、手かざしがある場合は、図7B(b)に示すようにマーカ像703は撮像座標のq3〜q4に位置する。即ち、手かざしの有無により、マーカ105の検出位置の差dが生じる。例えば、この差dは、d=((q3+q4)−(q1+q2))/2として求めることができる。例えば、ステップS100のキャリブレーション時に手かざしがないときのマーカ105の位置を検出しておき、本ステップS103でマーカ105の位置を再度検出する。これにより、本ステップS103にて、キャリブレーション時に取得したマーカ105の検出位置の差dを求めることができ、差dが所定値以上であれば、手かざしがあると検出することができる。
なお、以降の説明で手どかし検出の処理について述べるが、手どかしは、手かざしなしと同義であり、手どかし検出は、本ステップS103における手かざしの有無の検出方法において手かざしがないと検出される場合と同じである。
次いで、ステップS104にて、制御部200は、ステップS103で手かざしを検出したかどうか判定する。手かざしを検出していたらステップS105に遷移する。検出していなければステップS140に遷移する。
ステップS105にて、制御部200は、手かざし継続検出処理を行なう。本ステップS105で行われる手かざし継続検出処理の詳細は、図5(a)に示すフローチャートを用いて説明する。
まず、図5(a)のステップS200にて、制御部200は、計時用カウンタC1を0にリセットする。
次いで、ステップS201にて、制御部200は、ステップS103と同様の手かざし検出処理を行なう。
次いで、ステップS202にて、制御部200は、ステップS201で手かざしを検出したかどうか判定する。手かざしを検出していたらステップS203に遷移する。検出していなければ、手かざしが継続して検出されていない(「継続検出なし」)と判断して本処理を終了する。
ステップS203にて、制御部200は、ステップS200で計時を開始したカウンタC1の値が、予め決められた閾値T1を越えているか判定する。越えていなければ、不図示のカウンタ回路で計時用カウンタをC1だけインクリメントした後、ステップS201に戻る。越えていれば、手かざしが継続して検出されている(「継続検出あり」)と判断して本処理を終了する。
この図5(a)に示す手かざし継続検出処理により、手かざしを安定して検出したか判定することができる。これにより、例えば、意図せず手107や他の指示体がマーカ105を横切った場合に、意図しないページ送り等が実施されることを防止することができる。すなわち、この手かざしの継続検出があった時刻以降に、図8A,8Bで説明した手かざし判定を行う時刻t2が設定される。
次いで、図4Aに戻り、ステップS106にて、制御部200は、ステップS105で手かざしが継続して検出されているかどうか判定する。具体的には、ステップS105において「継続検出あり」と判断されていればステップS107に進む。一方、ステップS105において「継続検出なし」と判断されていれば、ステップS140に遷移する。ステップS107にて、制御部200がRAM203にある計時用カウンタThをリセットし、スタートする。すなわち、計時用カウンタThは、手かざしの継続検出があった時刻(t2)から計時を開始する。また、計時用カウンタThは、その後、プレゼンタによる手どかしの継続検出がされた時刻(t4)にその計時を終了する。
次に、ステップS108では、制御部200がRAM203から、既にリモコン109によるページ送り指示が検出されているか否かを示す値のリモコンページ送りフラグを読み出し、TRUEかどうかを判定する。なお、リモコンページ送りフラグは、プロジェクタ100の起動時にFALSEで初期化されており、その後、リモコン109によるページ送り指示が検出された時にTRUEとなる。リモコンページ送りフラグがTRUEである場合、すなわちリモコン109によるページ送り指示がすでに検出されている場合は、ステップS109に遷移する。一方、リモコンページ送りフラグがFALSEである場合、ステップS120に遷移する。
ステップS109では、リモコン109によるページ送り指示が検出されてからの時間を示す計時用カウンタTrが所定の時間T1未満(Tr<T1)であるかを判定する。Tr<T1である場合、すなわちリモコン109によるページ送り指示が検出された時点からステップS106で手かざしの継続検出があった時点までの時間が短い場合、ステップS110に遷移し、手かざし無効処理を行い、ステップS102に戻る。尚、この場合に有効となる時刻t5のリモコン109によるページ送り指示については、ステップS140からステップS143の説明で後述する。一方、Tr≧T1である場合は、ステップS111に遷移して、リモコンページ送りフラグをFALSEにし、ステップS120に遷移する。
ステップS110における手かざし無効処理では、手かざし判定を無効とする。さらに、制御部200は画像処理部205を指示し、手かざし判定が無効になっており、以後の手どかし動作を受け付けていないことをプレゼンタに示すための情報を投影画像104に重畳表示する。情報は、例えば図6(b)の605に示すような文言である。なお、ステップS110において表示される情報は、この文言に限定されるものではなく、例えば、図6(b)においてマーカ105の色を変えてマーカ領域603に表示するようにしても良い。すなわち、ステップS110において表示される情報は、後述するステップS120における手かざし有効処理において表示される情報と異なっていればよい。本ステップS110の実行後は、ステップS102に戻る。
尚、図8A,8Bでは、計時用カウンタThによる計時の開始する時刻t2に手かざし判定も行われるとした。だが、より詳細には、ステップS107で計時用カウンタThにより計時が開始したタイミング(t2)よりわずかに後に実行される本ステップS110や後述するステップS120に示す手かざし判定が行われる。
図4BにステップS120では手かざし有効処理を行う。手かざし有効処理では、手かざし判定を有効とすると共に、制御部200は画像処理部205を指示し、手かざし判定が有効になっており、以後の手どかし動作の受け付けを開始していることをプレゼンタに示すための情報を投影画像104に重畳表示する。ここで表示される情報は、以後の光学系208とスクリーン103の間の所定領域における手などの物体の検出状態を示す情報であり、例えば図6(a)の604に示す「ページ送り判定中」といった文言や、「手どかし動作を受け付け中」といった文言である。なお、ステップS120において表示される情報は、この文言に限定されるものではなく、例えば、ブランク領域602にポインタを出したり、図6(a)においてマーカ105の色を変えてマーカ領域603に表示するようにしても良い。本ステップS120の実行後は、ステップS121に遷移する。
ステップS121では、制御部200は、リモコン109によるページ送り指示の検出を行う。制御部200は、RAM203から通信部216の受信したコマンドと、各コマンドの受信時間、および計時用カウンタThを読み出す。次に、その読みだしたコマンドの中に、手かざしの継続検出があった時刻(t2)以降に受信(検出)したリモコン109によるページ送り指示があるか否かを調べる。時刻t2以降にリモコン109によるページ送り指示が検出された場合は、ステップS122に遷移し、制御部200はRAM203に、リモコンページ送りフラグをTRUEとするよう、値を書き込み、ステップS123に遷移する。ステップS121で、リモコン109によるページ送り指示が検出されない場合は、ステップS123に遷移する。ステップS123では、制御部200は、RAMから計時用カウンタThと所定の時間T2を読み出し、両者の大きさを比較し、判定を行う。Th<T2の場合は、ステップS124で制御部200は手どかし検出処理を行う。手どかし検出は手かざし検出の説明で前述した通り、手かざしなし検出と同じ処理である。ステップS124の実行後は、ステップS125に遷移し、ステップS124により手どかしが検出されたか否かを判定する。手どかしが検出されなかったと判定された場合はステップS121に戻る。一方、手どかしが検出されたと判定された場合はステップS126に遷移し、制御部200はRAM203に、リモコンページ送りフラグをFALSEとするよう、値を書き込み、ステップS127に遷移する。ステップS127において、制御部200は、ページ送りコマンドを生成し、通信部216を介して、PC101にページ送りコマンドを送信するコマンド発行を行う。例えば、PC101の不図示のキーボードと同様に、PageDownといったボタン押下情報を送ってもよい。そうすることにより、プレゼンテーションにおけるページ送りが実現できる。無論、送信するコマンドは問わない。通信部216はコマンドが発行されると制御ケーブル108を介して、外部機器であるPC101にコマンドを送信し、ステップS102に戻る。なお、ステップS126とステップS127の処理は逆順でもよい。
ステップS103からステップS108まで、もしくはステップS109まで、およびステップS120からステップS127まで説明した処理は、図8A(a)及び図8B(c)で概要を説明したものである。ステップS121でリモコンページ送り指示の検出がなかった場合は図8A(a)で、検出があった場合は、図8B(c)である。図8B(c)で説明したリモコン109によるページ送り指示を無効とする処理は明示的には記述していないが、リモコン109によるページ送り指示に基づくコマンドは送信していないため、無効としているのと同義である。
ステップS123でTh≧T2の場合は、ステップS130に遷移し、手どかしのキャンセルを行い、ステップS131に遷移する。ステップS130の手どかしのキャンセルは上述の通り、プレゼンタがThがT2を経過した後は手どかしを行ったとしても、手どかし判定が行われず、外部機器であるPC101にはコマンド送信は行われない。ステップS131では、制御部200がRAM203からリモコンページ送りフラグを読み出し、TRUEとFALSEのいずれであるかを判定する。TRUEである場合、すなわちリモコン109によるページ送り指示がすでに検出されている場合は、ステップS132に遷移する。ステップS132で、制御部200は、ページ送りコマンドを生成し、通信部216を介して、PC101にページ送りコマンドを送信するコマンド発行を行う。通信部216はコマンドが発行されると制御ケーブル108を介して、外部機器であるPC101にコマンドを送信し、ステップS102に戻る。処理はステップS127と同様である。ステップS131で、リモコンページ送りフラグがFALSEだった場合、ステップS102に遷移する。尚、ここでFALSEだった場合とは、2つの場合が想定される。一つは、リモコン109によるページ送り指示がまだ検出されていない場合(ステップS108でNO)である。もう一つは、手かざしが継続して検出された判断された時刻t2のかなり前(Tr≧T1)にリモコン109によるページ送り指示が検出されている場合(ステップS109でNO)である。ステップS103からステップS108まで、もしくはステップS109まで、およびステップS120、ステップS121、ステップS123、ステップS130、ステップS131の流れで説明した処理は図8A(b)で概要を説明したものである。また、ステップS103からステップS108まで、もしくはステップS109まで、およびステップS120からステップS123、ステップS130からステップS132の流れで説明した処理は、図8B(d)で概要を説明したものである。
ステップS104、ステップS106の処理の分岐で、ステップS104で手かざしを検出していない判定だった場合、およびステップS106で手かざし継続検出をしていない判定だった場合は、ステップS104に遷移する。
ステップS140では、制御部200は、リモコン109によるページ送り指示の検出を行う。制御部200は、RAM203から通信部216の受信したコマンドと、各コマンドの受信時間、および計時用カウンタThを読み出す。次に、その読み出したコマンドの中に、手かざしの継続検出があった時刻(t2)以降に受信したリモコン109によるページ送り指示の検出があるか否かを調べる。時刻t2以降にリモコン109によるページ送り指示が検出された場合は、ステップS141に遷移し、制御部200はRAM203に、リモコンページ送りフラグをTRUEとするよう、値を書き込み、ステップS142に遷移する。ステップS140で、リモコン109によるページ送り指示が検出されない場合は、ステップS102に戻る。ステップS142では、計時用カウンタTrのリセットとスタートを行い、ステップS143に遷移し、ページ送りコマンドを生成し、通信部216を介して、PC101にページ送りコマンドを送信するページ送りコマンドを発行する。ステップS143の処理は、ステップS127と同様である。ステップS103からステップS104、もしくはステップS106、ステップS140からステップS143までは図8B(a)の時刻t5で検出されたリモコンページ送り指示に関する処理に相当する。その後ステップS102に戻り、ステップS103からステップS110へ処理が進んだ場合が、図8B(a)で説明した全体の処理となる。また、その後、ステップS102に戻り、ステップS103からステップS109、ステップS120、ステップS121、ステップS123からステップS125と処理が進んだ場合は、図8B(b)で説明した処理の全体に相当する。
このようにして、プレゼンタ106は、マーカ105に手107や他の指示体をかざすことでPC101に対するページ送り等のコマンドを発行することができる。
なお、画像入力部204で画像データを受信する例を説明したが、本発明はそれに限定されない。別の方法として、例えば通信部216による画像データを受信するようにしてもよい。
[その他の実施例]
本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、装置に供給することによっても、達成されることは言うまでもない。このとき、供給された装置の制御部を含むコンピュータ(またはCPUやMPU)は、記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行する。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、プログラムコード自体及びそのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
また、上述のプログラムコードの指示に基づき、装置上で稼動しているOS(基本システムやオペレーティングシステム)などが処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、装置に挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれ、前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。このとき、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を行う。
100 プロジェクタ
101 PC
103 スクリーン
109 リモコン
200 制御部
204 画像入力部
205 画像処理部
206 パネル駆動部
207 光源制御部
208 光学系
213 投影光学系
214 カメラ

Claims (13)

  1. 投影型表示装置であって、
    外部装置から入力された映像データに基づく第1の画像を生成する生成手段と、
    前記第1の画像を投影対象に投影画像として投影する投影手段と、
    ユーザ操作による第1の指示を検出する第1の検出手段と、
    前記投影手段による前記投影画像の投影中に、前記投影手段と前記投影対象の間の所定領域に物体が存在する第1の状態であるか前記所定領域に前記物体が存在しない第2の状態であるかを検出する第2の検出手段と、
    前記第1の指示の検出と前記第1の状態の検出が第1の所定期間内に行われた場合、前記第1の指示及び前記第1の状態の検出の一方を無効に他方を有効に設定する設定手段と、
    前記設定手段により前記第1の状態の検出が有効に設定されてから前記第2の検出手段により前記第2の状態が検出された場合、前記第1の指示と同じ内容を示す第2の指示をコマンドとして生成する第1の生成手段と、
    前記設定手段により前記第1の指示が有効に設定された場合、前記第1の指示を前記コマンドとして生成する第2の生成手段とを備えることを特徴とする投影型表示装置。
  2. 前記第1の指示の検出と前記第1の状態の検出が前記第1の所定期間内に行われた場合、前記設定手段は、前記第1の指示を無効に設定し、前記第1の状態の検出を有効に設定することを特徴とする請求項1記載の投影型表示装置。
  3. 前記第1の検出手段により前記第1の指示が検出された後、前記第1の所定期間が経過するまでの間に、前記第2の検出手段により前記第1の状態が検出された場合、前記設定手段は、前記第1の指示を有効に設定し、前記第1の状態の検出を有効に設定することを特徴とする請求項1記載の投影型表示装置。
  4. 前記コマンドは前記外部装置に送信されることと特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の投影型表示装置。
  5. 前記設定手段により前記第1の状態の検出が有効に設定されている場合に、前記第2の検出手段は、前記第1の状態の検出から前記第1の所定期間が経過するまでの間のみ前記第2の状態であるか否かを検出することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の投影型表示装置。
  6. 前記投影対象に投影される前記投影画像を撮像する撮像手段をさらに備え、
    前記第2の検出手段は、前記撮像手段によって撮像された前記投影画像の撮像画像に基づいて、前記第1の状態であるか前記第2の状態であるかを検出することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の投影型表示装置。
  7. 前記設定手段は、前記第1の指示が検出されてから前記第2の検出手段により前記第1の状態が検出されるまでの時間が第2の所定期間より長い場合、前記第1の指示及び前記第1の状態の検出のいずれも有効に設定することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の投影型表示装置。
  8. 前記投影画像には、前記所定領域に前記物体が存在する場合に、前記投影型表示装置の方向からみて覆い隠されてしまう領域に所定のパターンが重畳表示されることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項記載の投影型表示装置。
  9. 前記設定手段により前記第1の状態の検出が有効に設定された場合、前記生成手段はその旨を示す情報を示す画像を生成し、当該生成された画像を前記投影画像に重畳表示することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の投影型表示装置。
  10. 前記設定手段により前記第1の状態の検出が無効に設定された場合、前記生成手段は前記情報と異なる情報を示す画像を生成し、当該生成された画像を前記投影画像に重畳表示することを特徴とする請求項9記載の投影型表示装置。
  11. 前記第2の検出手段により前記第1の状態が検出された後、前記第1の所定期間が経過するまでの間に、前記第1の検出手段により前記第1の指示が検出されたが前記第2の検出手段により前記第2の状態が検出されなかった場合、前記第1の所定期間が経過した後に、前記設定手段は、無効に設定した前記第1の指示を有効に設定することを特徴とする請求項2記載の投影型表示装置。
  12. 投影型表示装置の制御方法であって、
    外部装置から入力された映像データに基づく第1の画像を生成する生成ステップと、
    前記第1の画像を投影対象に投影画像として投影部により投影する投影ステップと、
    ユーザ操作による第1の指示を検出する第1の検出ステップと、
    前記投影ステップにおいて前記投影画像の投影中に、前記投影部と前記投影対象の間の所定領域に物体が存在する第1の状態であるか前記所定領域に前記物体が存在しない第2の状態であるかを検出する第2の検出ステップと、
    前記第1の指示の検出と前記第1の状態の検出が第1の所定期間内に行われた場合、前記第1の指示及び前記第1の状態の検出の一方を無効に他方を有効に設定する設定ステップと、
    前記設定ステップにおいて前記第1の状態の検出が有効に設定されてから前記第2の検出ステップにおいて前記第2の状態が検出された場合、前記第1の指示と同じ内容を示す第2の指示をコマンドとして生成する第1の生成ステップと、
    前記設定ステップにおいて前記第1の指示が有効に設定された場合、前記第1の指示を前記コマンドとして生成する第2の生成ステップとを有することを特徴とする制御方法。
  13. 請求項12記載の制御方法を実行することを特徴とするプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US11460324B2 (en) 2019-12-17 2022-10-04 Mitutoyo Corporation Scale and encoder

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