JP2001012978A - 気体流量計 - Google Patents

気体流量計

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JP2001012978A
JP2001012978A JP11183112A JP18311299A JP2001012978A JP 2001012978 A JP2001012978 A JP 2001012978A JP 11183112 A JP11183112 A JP 11183112A JP 18311299 A JP18311299 A JP 18311299A JP 2001012978 A JP2001012978 A JP 2001012978A
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JP
Japan
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gas
flow
flapper valve
flow path
bypass
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JP11183112A
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English (en)
Inventor
Yutaka Tanaka
豊 田中
Hiroshi Hattori
浩 服部
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Aichi Tokei Denki Co Ltd
Original Assignee
Aichi Tokei Denki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レンジャビリティが広い気体流量計を、小
型、安価に形成する。 【解決手段】 流路9中にフラッパー弁18を気体の動
圧および弁差圧により開閉するように配置する。フラッ
パー弁18は気体の設定微少流量時に閉じるようにし、
更に、流路9中には、前記フラッパー弁18の閉じ状態
時に気体を微少量流通させるバイパス流路17を設け
る。バイパス流路17部には熱式フローセンサー21を
備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガス等の気体の流
量を計測する気体流量計に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、膜式ガスメータは、その構造から
小型化が困難であるため、近年、小型化が可能な超音波
式、渦式、フルイディック式、熱線式等の推測式気体流
量計(電子式流量計)が開発されている。
【0003】しかし、この推測式気体流量計を、広いレ
ンジャビリティが要求される業務用ガスメータなどとし
て対応させるには、その推測式気体流量計単体では不十
分であり、複数の推測式気体流量計を組み合わせてこれ
らの流路を切り替える機構を持った多段式流量計で構築
する必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記のような流路を切
り替える機構として、一般にメータの前後の差圧を利用
したダイアフラム式(ガバナー式)切替弁があるが、そ
の利用できる圧力差が小さいこと等から小型化が困難で
あり、かつ、差圧をダイアフラムの両面に導く圧力導入
路、軸受け部、弁座部等を必要とすることから、機構が
複雑で高価になる問題がある。
【0005】そこで、本発明は、推測式気体流量計を用
いて、広いレンジャビリティに対応でき、かつ小型、安
価に形成できる気体流量計を提供することを目的とする
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、請求項1記載の第1の発明は、流路中にフラッパ
ー弁を気体の動圧および弁差圧により開閉するように配
置し、かつそのフラッパー弁は気体の設定微少流量時に
閉じるようにし、更に、流路中には、前記フラッパー弁
の閉じ状態時に気体を微少量流通させるバイパス流路を
設け、該バイパス流路部には熱式フローセンサーを備え
たことを特徴とするものである。
【0007】本発明において、気体の設定微少流量時に
はフラッパー弁が閉じて気体はバイパス流路を流通す
る。このバイパス流路を流通する流量は熱式フローセン
サーで計測される。気体が設定微少流量よりも多く流れ
ると、その気体の動圧および弁差圧によりフラッパー弁
が開き、該フラッパー弁部の流路とバイパス流路から気
体が流通する。
【0008】請求項2記載の第2の発明は、流路中にフ
ラッパー弁を気体の動圧および弁差圧により開閉するよ
うに配置し、かつそのフラッパー弁は気体の設定微少流
量時に閉じるようにし、更に、流路中には、前記フラッ
パー弁の閉じ状態時に気体を微少量流通させるバイパス
流路を設け、該バイパス流路部には熱式フローセンサー
を備え、更に、前記フラッパー弁が配置された流路部と
バイパス流路部の気体が合流する下流側の流路またはフ
ラッパー弁が配置された流路部とバイパス流路部へ気体
を供給する上流側の流路に推測式気体流量計を配置こと
を特徴とするものである。
【0009】本発明においても前記第1の発明と同様に
気体が流れる。そして、設定微少流量時は前記の熱フロ
ーセンサーにより計測され、設定微少流量よりも大流量
の気体が流れてフラッパー弁が開くと、該部及びバイパ
ス流路から流れる流量は推測式気体流量計で計測され
る。
【0010】
【発明の実施の形態】図に示す実施例に基いて本発明の
実施の形態について説明する。図1は本発明の気体流量
計の構成図を示すもので、ガス等の気体の流路1に流路
面積可変機構部2と、その下流に位置して推測式気体流
量計3が設けられている。
【0011】前記流路面積可変機構部2について図2及
び図3により詳述する。流路面積可変機構部2を形成す
る流路形成体4は、流通方向に対して直交する方向の断
面(図3)において、一方の側壁5と、他方の側壁6
と、上壁7と、下壁8とからなり、内部に流路9を有す
る。前記他方の側壁6は断面コ字状に形成され、前記流
路9は流通方向に対して直交する方向の断面が縦長の長
方向に形成されている。更に、上流側壁10の中央部に
は流入口10aが形成され、該流入口10aに、後述す
る主流路16とバイパス流路17へ気体を供給する流路
12が接続されている。下流側壁13の中央部には流出
口13aが形成され、該流出口13aに、後述する主流
路16とバイパス流路17の気体が合流して流出する流
出路14が接続されている。
【0012】前記流路9内は、間仕切り板15により大
流量流通部と微少流量流通部とに区画され、その大流量
流通部を主流路16とし微少流量流通部をバイパス流路
としている。これらの流通部の流路断面積は、例えば3
0倍通路の場合は、主流路16を75mm×40mmと
し、バイパス流路17を2.5mm×40mmとする。
また、10倍流路の場合は、主流路16を40mm×2
5mmとし、バイパス流路17を4mm×25mmとす
る。
【0013】前記主流路16には板材、例えば発泡材な
どの軽量の薄板からなるフラッパー弁18が、流通する
気体の動圧および弁差圧により開閉するように備えられ
ている。該フラッパー弁18は、主流路16にほぼ嵌合
する大きさの方形板で形成され、その上下方向の中央部
から上方に偏心した位置に水平の支軸19が固着され、
該支軸19の両端が前記の両側壁5,6に回転可能に嵌
合されて、フラッパー弁18が支軸19を中心として回
転するようになっている。
【0014】更に、該フラッパー弁18は、その支軸1
9より下部が、支軸19よりも流路9の下流側へ若干位
置するような傾斜状態において、そのフラッパー弁18
の上端部が前記上壁7に固設したストッパー20に当接
するように備えられており、気体の流量が0〜設定微少
流量時においては、そのフラッパー弁18の自重とスト
ッパー20への当接によって、図2の実線で示すように
所定の傾斜角θで閉状態が保持され、設定の微少流量以
上の流量時には、その気体の動圧および弁差圧によって
そのフラッパー弁18が図2の鎖線で示すように押し開
かれるようになっている。
【0015】なお、前記フラッパー弁18の大きさは、
前記30倍通路の場合は72.5mm×39.6mmと
し、前記10倍通路の場合は36mm×24.6mmと
して、該フラッパー弁18の両側端と、両側壁5,6間
にフラッパー弁18が開閉移動できる隙間dを形成す
る。
【0016】前記バイパス流路17には熱式フローセン
サー21が備えられている。図の例では下壁8側の中央
部に備えられている。該熱式フローセンサー21は、例
えば、シリコンチップ上の流れが当る表面に発熱部の上
流側と下流側に流体温度検出部を配置したもので、流量
に応じて発熱部の両側の流体温度検出部の電気抵抗が変
化するため、この変化を電気信号として検出し、増幅、
A/D変換してマイコンにより流量を求めるものであ
る。このような熱式フローセンサーとしては例えば特許
第2595306号公報に記載されている。この熱式フ
ローセンサー(FS)21は微少流量を測定でき、かつ
その小型のセンサ部を流路に配置して流路構成部を簡易
にすることができ、更に、測定部の流路長が数mmで良
い特徴を有する。
【0017】前記推測式気体流量計3は、例えば超音波
式、渦式、フルイディック式、熱線式等の流量計であ
り、電子式流量計とも称されるものである。この推測式
気体流量計により、前記熱式フローセンサー21で計測
する流量よりも大きな流量を計測する。
【0018】以上のようであるから、例えば前記のよう
な10倍流路においてバイパス流路17を4mm×25
mmとしてその流路断面積を100mm3 とした場合に
は、気体の流量が0〜200リットル/hまでは、その
気体の動圧および弁差圧によってフラッパー弁18が開
かないように支軸19の位置と、フラッパー弁18の自
重と、ストッパー20の位置(フラッパー弁18の傾斜
角θ)を設定する。
【0019】これにより、気体の流量が0〜200リッ
トル/hまではフラッパー弁18が閉状態に維持され、
気体はバイパス流路17を流れる。また、その200リ
ットル/h時の流速は、フラッパー弁18の上流側では
0.055m/s、バイパス流路17部では0.55m
/s、フラッパー弁18の下流側では0.055m/s
に変化する。
【0020】そして、前記バイパス流路17のみを流れ
る気体の微少流量を、バイパス流路17に配置した熱式
フローセンサー21により計測する。気体の流量が20
0リットル/h以上になると、その気体の動圧および弁
差圧によりフラッパー弁18が押し開かれ、その開度は
気体の流量の増大に比例して増大し、気体はバイパス流
路17と主流路16を流通する。そして、この気体の流
量は、流路面積可変機構2の下流側に配置された推測式
気体流量計3で計測する。
【0021】また、フラッパー弁18の両側部の隙間d
からも気体が若干漏れ流れるため、この漏れ量を20%
以下になるように隙間dを定めて必要に応じてこの漏れ
量を補正して計測する。
【0022】なお、前記実施例においては、支軸19を
フラッパー弁18の途中に設けたが、図2において、そ
のフラッパー弁18の上端部に支軸19を設けてフラッ
パー弁18を片持ち構造で開閉させるようにしてもよ
い。この場合は、前記間仕切り板15にフラッパー弁1
8を所定の角度θで停止させるストッパーを設ける。す
なわち、フラッパー弁18の支点の位置は主流路の内側
でも外側でもよい。
【0023】また、該フラッパー弁18は、所定の微少
流量時には自重で主流路16を閉じ、所定の微少流量以
上での気体の動圧および弁差圧が作用した場合には開く
構造であればよく、前記実施例のような閉状態が傾斜状
態である必要はなく、全閉時が鉛直状態であってもよ
い。
【0024】更に、流量に対するフラッパー弁18の開
度は、流量計の圧力損失の許容範囲内であれば特に問題
にする必要はない。更に、前記実施例では、推測式気体
流量計3を、流路面積可変機構部2、すなわちバイパス
流路17及びフラッパー弁18の下流側の流路に配置し
たが、流路面積可変機構部2、すなわちバイパス流路1
7及びフラッパー弁18の上流側の流路に配置してもよ
い。
【0025】更に、前記実施例では、主流路16部とバ
イパス流路17部を間仕切り板15で区画したが、この
間仕切り板15を設けることなく、フラッパー弁18の
全閉状態時に、そのフラッパー弁18の下端と下壁8の
内面間でバイパス流路17が形成されるようにしてもよ
い。更に、バイパス流路はフラッパー弁18の側部に設
けてもよく、更に、フラッパー弁と完全に離れた位置
に、例えば周壁5〜8内に形成してもよい。
【0026】
【発明の効果】以上のようであるから、本発明において
は、微少流量時はフラッパー弁を閉じてバイパス流路部
で熱式フローセンサーによりその微少流量を高精度に計
測できる。そのため、大流量時にはフラッパー弁を開い
て推測式気体流量計で計測するようにすれば、広いレン
ジャビリティに対応することができる。
【0027】しかも、前記の大流量時と微少流量時の切
り替えは、気体の動圧および弁差圧を利用したフラッパ
ー弁で行うようにしたので、前記従来のようなダイアフ
ラムを使用した切替弁に比べて簡易な機構で構成でき、
気体流量計が小型かつ安価に形成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す側断面図。
【図2】図1におけるA−A線断面図。
【図3】本発明の気体流量計の構成図で、フラッパー弁
とバイパス流路部を略断面としている。
【符号の説明】
3 推測式気体流量計 9 流路 12 上流側の流路 14 下流側の流路 15 間仕切り板 16 フラッパー弁が配置された流路部(主流路) 17 バイパス流路 18 フラッパー弁 20 ストッパー 21 熱式フローセンサー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流路中にフラッパー弁を気体の動圧およ
    び弁差圧により開閉するように配置し、かつそのフラッ
    パー弁は気体の設定微少流量時に閉じるようにし、更
    に、流路中には、前記フラッパー弁の閉じ状態時に気体
    を微少量流通させるバイパス流路を設け、該バイパス流
    路部には熱式フローセンサーを備えたことを特徴とする
    気体流量計。
  2. 【請求項2】 流路中にフラッパー弁を気体の動圧およ
    び弁差圧により開閉するように配置し、かつそのフラッ
    パー弁は気体の設定微少流量時に閉じるようにし、更
    に、流路中には、前記フラッパー弁の閉じ状態時に気体
    を微少量流通させるバイパス流路を設け、該バイパス流
    路部には熱式フローセンサーを備え、更に、前記フラッ
    パー弁が配置された流路部とバイパス流路部の気体が合
    流する下流側の流路またはフラッパー弁が配置された流
    路部とバイパス流路部へ気体を供給する上流側の流路に
    推測式気体流量計を配置ことを特徴とする気体流量計。
JP11183112A 1999-06-29 1999-06-29 気体流量計 Pending JP2001012978A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002310771A (ja) * 2001-04-19 2002-10-23 Aichi Tokei Denki Co Ltd 開閉弁とガスメータ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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