JP2002310771A - 開閉弁とガスメータ - Google Patents

開閉弁とガスメータ

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JP2002310771A JP2001121028A JP2001121028A JP2002310771A JP 2002310771 A JP2002310771 A JP 2002310771A JP 2001121028 A JP2001121028 A JP 2001121028A JP 2001121028 A JP2001121028 A JP 2001121028A JP 2002310771 A JP2002310771 A JP 2002310771A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型・コンパクトで、レンジャビリティを広
くする。ハンチングをなくす。開閉弁の弁漏れを減ら
す。 【解決手段】 ケース31の上部の入口からガスが矢印
Aのように流入する。主流路計測部33を経て、遮断弁
34の弁体35と弁座36の間を通過し、主流路37に
入ったガスは、開閉弁38が閉じている設定微小流量未
満では入口ポート41からバイパス流路42を通って、
出口ポート43から主流路37に戻りメータの出口44
から流出する。バイパス流路42に設けた超音波振動子
で微小流量を計測する。設定流量以上では開閉弁38が
38′のように開く。中〜大流量の流量を主流量計測部
に設けた超音波振動子で測定した超音波伝搬時間に基づ
いて演算する。異常流量を検出すると遮断弁34を閉じ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は開閉弁とこの開閉弁
を用いたガスメータに関する。
【0002】
【従来の技術】本願発明の発明者等は、小型、安価で、
かつ、広いレンジャビリティに対応できる気体流量計を
特願平11−183112号(特開2001−1297
8号公報)で提案した。この気体流量計はガス等の気体
の流量を計測するもので、流路中にフラッパー弁を気体
の動圧および弁差圧により開閉するように配置し、かつ
そのフラッパー弁は気体の設定微少流量時に閉じるよう
にし、更に、流路中には、前記フラッパー弁の閉じ状態
時に気体を微少量流通させるバイパス流路を設け、該バ
イパス流路部には熱式フローセンサーを備え、更に、前
記フラッパー弁が配置された流路部とバイパス流路部の
気体が合流する下流側の流路またはフラッパー弁が配置
された流路部とバイパス流路部へ気体を供給する上流側
の流路に推測式気体流量計を配置していた。
【0003】図12〜図14にその具体例を示す。図1
2に示すように、流路1に流路面積可変機構2とその下
流に位置して推測式気体流量計3が設けられている。図
13と図14に示すように流路面積可変機構部2を形成
する流路形成体4は、流通方向に対して直交する方向の
断面(図14)において、一方の側壁5と、他方の側壁
6と、上壁7と、下壁8とからなり、内部に流路9を有
する。前記他方の側壁6は断面コ字状に形成され、前記
流路9は流通方向に対して直交する方向の断面が縦長の
長方形に形成されている。更に、上流側壁10の中央部
には流入口10aが形成され、該流入口10aに、後述
する主流路16とバイパス流路17へ気体を供給する流
路12が接続されている。下流側壁13の中央部には流
出口13aが形成され、該流出口13aに、後述する主
流路16とバイパス流路17の気体が合流して流出する
流出路14が接続されている。
【0004】前記流路9内は、間仕切り板15により大
流量流通部と微少流量流通部とに区画され、その大流量
流通部を主流路16とし微少流量流通部をバイパス流路
としている。前記主流路16には板材、例えば発泡材な
どの軽量の薄板からなるフラッパー弁18が、流通する
気体の動圧および弁差圧により開閉するように備えられ
ている。該フラッパー弁18は、主流路16にほぼ嵌合
する大きさの方形板で形成され、その上下方向の中央部
から上方に偏心した位置に水平の支軸19が固着され、
該支軸19の両端が前記の両側壁5,6に回転可能に嵌
合されて、フラッパー弁18が支軸19を中心として回
転するようになっている。
【0005】更に、該フラッパー弁18は、その支軸1
9より下部が、支軸19よりも流路9の下流側へ若干位
置するような傾斜状態において、そのフラッパー弁18
の上端部が前記上壁7に固設したストッパー20に当接
するように備えられており、気体の流量が0〜設定微少
流量時においては、そのフラッパー弁18の自重とスト
ッパー20への当接によって、図13の実線で示すよう
に所定の傾斜角θで閉状態が保持され、設定の微少流量
以上の流量時には、その気体の動圧および弁差圧によっ
てそのフラッパー弁18が図13の鎖線で示すように押
し開かれるようになっている。該フラッパー弁18の両
側端と、両側壁5,6間にフラッパー弁18が開閉移動
できる隙間dを形成する。
【0006】前記バイパス流路17には熱式フローセン
サー21が備えられている。図の例では下壁8側の中央
部に備えられている。該熱式フローセンサー21は、例
えば、シリコンチップ上の流れが当る表面に発熱部の上
流側と下流側に流体温度検出部を配置したもので、流量
に応じて発熱部の両側の流体温度検出部の電気抵抗が変
化するため、この変化を電気信号として検出し、増幅、
A/D変換してマイコンにより流量を求めるものであ
る。推測式気体流量計3は、例えば超音波式、渦式、フ
ルイディック式、熱線式等の流量計である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本願発明者等は、前記
従来技術を発展させて、膜式ガスメータに代る推測式ガ
スメータを実用化すべく鋭意研究を重ねたところ、前記
従来のフラッパー弁では、弁の開度が大きくなる程弁の
復元力(弁荷重)が大きくなるため、弁が流体の動圧及
び弁差圧で開き始めると、弁荷重が増加して閉弁しよう
として弁の動作が不安定になってハンチングを発生し、
流体振動を発生させる要因となったり、配管中に圧力変
動の発生源があったり、配管条件によって圧力変動に同
期して弁が開閉振動したりすることがあるという第1の
問題点の存在に気付いた。また、フラッパー弁と弁座と
の当接部の寸法精度が良くないと弁部のシール性が悪く
なって弁漏れが生じ、小流量時の流量計測の誤差が大き
くなるとか、このような弁漏れを無くすには、極めて高
精度の加工精度が要求されて、生産コストへの悪影響が
出るなどの第2の問題点の存在に気付いた。
【0008】そこで、本発明はこれらの問題点を解消で
きる開閉弁と、この開閉弁を用いた小型でかつレンジャ
ビリティの広い超音波方式のガスメータを提供すること
を目的とする。特に本発明で一番解決したい課題は、開
閉弁が開き始めるときにハンチングが発生するのを防止
することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記第1の目的を達成す
るために、請求項1の発明は、ほぼ水平に配置した支軸
の回りに揺動可能に設けられ、支軸を含む垂直面と水平
面の間の所定角度範囲で流体の動圧および弁差圧により
揺動する開閉弁を支軸の上方に配設するとともに、前記
所定角度範囲の垂直面に近い方の限界角度を定めるスト
ッパを設けたことを特徴とする開閉弁である。
【0010】この発明では、開弁後の開きが大きくなる
程弁体は垂直面に近づくため、開閉弁を閉じようとする
弁荷重が小さくなって、ハンチングの発生を抑える。ま
た、弁体が垂直面まで動く(開く)と、弁体の自重によ
る閉弁力(弁荷重)が零になり、弁が復旧しなくなる虞
れがあるが、本発明では、ストッパの作用で弁体の動き
(揺動)が制限されて、このような虞れは全くなくな
る。従って、開閉弁が復旧不能になる虞れはない。
【0011】前記第1と第2の目的を達成するために、
請求項2の発明は、請求項1の開閉弁において、弁体の
少なくとも周縁部を、弾性材料で可撓性のあるリップ状
に形成したことを特徴とするものである。
【0012】この発明では、請求項1の開閉弁の作用に
加えて、小流量時に弁体のリップ状周縁部がしなやかに
曲がって弁座に密着するため、シール部の安定性が良
く、弁漏れが少なくなる。
【0013】請求項3の発明は、請求項2の開閉弁にお
いて、閉弁状態で開閉弁が弁座に当接するシール部とし
ての環状部分の半径方向の幅を、一部分で小さくしたこ
とを特徴とするものである。この発明では、開閉弁が開
き始めるときに、シール部としての環状部分の半径方向
幅の小さい部分で先ず漏れて通気しやすくなるため、弁
のハンチングの発生が防止される。
【0014】請求項4の発明は、請求項1の開閉弁を配
設した流路断面積が大きい主流路と、該主流路における
開閉弁の上流側と下流側とにそれぞれ開口する入口ポー
トと出口ポートを有する流路断面積が小さいバイパス流
路と、該バイパス流路に設けられて一定流量未満の小流
量時の流速を計測するための超音波振動子と、前記主流
路と直列に連通する主流路計測部と、該主流路計測部に
設けられて一定流量以上の流量時の流速を計測するため
の超音波振動子とを具備したことを特徴とするガスメー
タである。
【0015】この発明では、小流量時には主流路の開閉
弁が閉じて、ガスがバイパス通路を流れる。バイパス通
路のガスの流速はバイパス通路に設けられた超音波振動
子で計測される。流量が一定以上になると、流体の動圧
および弁差圧により開閉弁が押されて下流側に揺動開弁
する。このとき、開閉弁は一気に開いてハンチングする
ことはない。そして開閉弁による圧力損失は小さくな
る。主流路計測部に設けられた超音波振動子で中〜大流
量時の流速を計測する。
【0016】請求項5の発明は、請求項4のガスメータ
において、請求項1の開閉弁に代えて、請求項2の開閉
弁を配設したことを特徴とするものである。
【0017】この発明では、ガスメータは請求項4の発
明の前記作用に加えて、小流量の閉弁時において、開閉
弁のシール部の動作が安定して弁漏れも少ない。
【0018】請求項6の発明は、請求項4のガスメータ
において、請求項1の開閉弁に代えて、請求項3の開閉
弁を配設したことを特徴とするものである。この発明で
は、請求項4の発明の前記作用に加えて、開閉弁が開き
始めるときに、シール部としての環状部分の半径方向幅
の小さい部分で先ず通気しやすくなり、この面からもハ
ンチングの発生が防止される。
【0019】請求項7の発明は、請求項4又は5のガス
メータにおいて、前記入口ポートを、弁座部における前
記支軸からの距離が大きい辺りの弁座内径側に開口した
ことを特徴とするものである。
【0020】請求項8の発明は、請求項6のガスメータ
において、前記入口ポートを、弁座部における前記支軸
からの距離が大きい辺りの弁座内径側に開口したことを
特徴とするものである。
【0021】請求項7と8のガスメータでは、開閉弁が
開き始めると、弁体の、支軸からの距離が最も大きい辺
りが先ず先に弁座から離れて、ガスが弁座と開閉弁の開
弁部を通過して流れる。この流れの方向はバイパス流路
の入口ポートに流入するガスの向きに対してほぼ90度
の角度となるため、バイパス流路へガスが流入しにくく
なる。そして開閉弁を通過するガスの流れが早くなる程
バイパス流路へガスが入りにくくなる。更に又、開閉弁
は支軸から最も遠い部分で弾性体の漏れやすいところか
ら開き始め、その近くにバイパス通路の入口ポートを設
けたので、発生するかも知れないハンチング周期が小さ
くなる方向で開閉弁が追従できずに安定し、ハンチング
の発生を抑制する。
【0022】請求項9の発明は、請求項7のガスメータ
において、入口ポートが開口する部分の弁座内径に、開
弁時における主流路の流れ方向の下流側にいく程、前記
支軸から遠く離れる傾斜面を形成したことを特徴とする
ものである。
【0023】この発明では、開閉弁の開弁部を通過して
流れるガスの流れが速くなる程、傾斜面の存在により、
バイパス通路へガスがより入りにくくなり、その面から
も開閉弁のハンチングの発生を効果的に抑制する。
【0024】請求項10の発明は、請求項4乃至9の何
れかのガスメータにおいて、ケースの上部に入口と出口
を備え、入口のすぐ下流に前記主流路計測部を配置し、
出口のすぐ上流に前記開閉弁を配置したことを特徴とす
るものである。
【0025】この発明では、バイパス通路の超音波振動
子で小流量時の流速を計測し、主流路計測部に設けた超
音波振動子で中〜大流量時の流速を計測することで、小
型でレンジャビリティの広い、かつ開閉弁のハンチング
が発生しない、安定に作動する超音波方式のガスメータ
を実現できる。
【0026】請求項11の発明は、請求項7のガスメー
タにおいて、主流路計測部と開閉弁との間を連通する流
路部分に遮断弁を配設したことを特徴とするものであ
る。
【0027】この発明では、ガスの流量が所定の流量を
オーバーしたときなどに、遮断弁を閉じて、いわゆる流
量オーバー遮断などの機能を備えた小型の安全機能付ガ
スメータを実現できる。
【0028】
【発明の実施の形態】次に本発明の好ましい実施の形態
を図面の実施例に従って説明する。
【0029】〔実施例1〕図1に示す実施例1で、ガス
メータのケース31の上部の入口32から矢印Aのよう
に流入するガスは、入口32の直下(すぐ下流)に配設
された主流路計測部33を通って遮断弁34の弁体35
と弁座36との間を通過して、主流路37へ流入する。
ガスの流量が設定微小流量未満のときは、フラッパー状
の開閉弁38が自重で支軸39の回りに反時計方向に付
勢されて、弁座40に当接して閉じている。ガスは弁座
部の、支軸39から一番遠い距離の部分に開口する入口
ポート41からバイパス流路42を通過し、主流路37
の開閉弁38の下流に開口する出口ポート43から主流
路37に戻り、ガスメータのケース31の上部に設けた
出口44から流出する。バイパス流路42には図示され
てない一対の超音波振動子が設けられていて、バイパス
流路のガスの流れに対し、流れ方向と同じ順方向への超
音波パルスの送受と、流れ方向と逆の方向への超音波パ
ルスの送受を行って、図示されてない電子回路とによっ
て順方向と逆方向の超音波の伝搬時間を計測して流速を
演算し、バイパス流路42の流路断面積を乗じて流量を
求める。
【0030】ガスの流れが早くなって設定微小流量以上
になると、ガスの動圧及び弁差圧によって開閉弁38が
支軸39の回りに時計方向に揺動して開く。そして、開
閉弁38の図示左寄り、即ち支軸39からの距離が大き
い辺りが先ず弁座40から離れる。この辺りはちょうど
バイパス流路42の入口ポート41に近いため、開閉弁
38の図示左端部が弁座40から離れ、弁と弁座の間を
ガスが図示上方へ流れると、入口ポート41からバイパ
ス流路42へガスが入りにくくなり、開閉弁38は益々
開くようになる。そして、開く程に符号38′で示すよ
うに支軸39を含む垂直面に近づくため、自重による閉
弁力が小さくなり、開度が増す方向に作用する。こうし
てハンチングが抑制されて、スムースに弁開度が大きく
なり、開閉弁による圧力損失の増大を防いでいる。
【0031】こうして流れが早くなったときの中〜大流
量のガスの流速は、主流路計測部33に配設された図示
されてない一対の超音波振動子によって計測され、主流
路計測部33の流路断面積を乗ずることで流量に換算さ
れる。なお、この主流路計測部33の図示されてない一
対の超音波振動子による順方向と逆方向の超音波の伝搬
時間を測定して流速を求めるための制御や演算は、図示
されてない電池駆動の電子回路により行う。そして、微
小流量時の前記バイパス流路42の流量と、中〜大流量
時の主流路計測部33の流量を積算してガス使用量とし
て図示されてない表示部に表示する。
【0032】流量が大きくなって、開閉弁38が符号3
8′に示す角度位置よりも更に時計方向へ回動すると、
開閉弁38の先端近くがケース31のストッパ部(スト
ッパともいう)45に当って、回動(揺動)が制限され
る。こうすることで、開閉弁38が支軸39を含む垂直
面または垂直面を超えた角度まで開弁してしまって、復
旧(閉弁)不能になってしまうことを防止する。なお、
図示されてない前記電子回路は、マイコンによる流量監
視機能を備えていて、異常流量時には遮断弁34を閉じ
て弁体35を弁座36に当接させてガスの流れを止め、
ガスメータ下流へのガスの供給を遮断する。こうして安
全機能付ガスメータ(いわゆるマイコンメータ)として
働く。46はガスメータ外部から手動操作して、遮断弁
34を開弁(復帰)させるための復帰機構である。
【0033】上述のように、中〜大流量を計測する主流
路計測部33を入口32の直下(すぐ下流)に、開閉弁
38を出口44の直下(すぐ上流)に配設し、遮断弁を
主流路計測部33と開閉弁38を連通する流路部分に配
設したので、レンジャビリティの広い超音波方式のガス
メータを小型・コンパクトに形成できた。
【0034】〔実施例2〕図2〜図7に示す実施例2に
おいて、前記図1の実施例1と同一の符号を付けた要素
は、実施例1の場合と同じ機能を果たすものであるた
め、重複した説明は省略する。この実施例2では、特に
図2,3及び6に示すように、開閉弁38は、支軸39
に揺動可能に支承された弁フレーム38aと、NBR製
の厚み0.3mmの薄板状円板からなる弁ゴム38b
と、該弁ゴム38bを両面から挟む受板38c,38d
と、弁ゴム38bと両受板38c,38dの中央に弁フ
レーム38aの可動端を連結固着するリベット38e,
38eとからなり、弁座40と協働する。支軸39は開
閉弁台47に取り付けられ、開閉弁台47は図2と図3
に示すようにケース31内の所定の場所に収納固定さ
れ、こうすることで、開閉弁38が出口44の直下(す
ぐ上流)に配設されている。
【0035】ガスメータを流れるガスの流量が設定微小
流量未満のときは、開閉弁38が図2と図3に示すよう
に傾斜していて、自重による弁荷重が閉弁力として作用
し、弁ゴム38bの周縁部がしなやかに弾性変形して撓
み、特に図7(b)に示すように弁座40の座面に密接
してシール状態になっている。なお、図7は、弁フレー
ム38a、受板38c,38d及びリベット38eを図
示しないで省略し、図面を簡略にしている。弁ゴム38
bは受板38c,38dに挟まれた中央部は、両受け板
38cと38dの形状に沿って球面の一部を形成してい
るが、開閉弁38を構成するために両受板などに組み付
ける前の弁ゴム単体部品としての自由状態では、厚み
0.3mmのNBR製の薄い円板状平板で、その周縁の
リップ状部分が、組み付け後の開閉弁のシール部の動作
を安定化して微小流量時の弁漏れを防止するのに効果的
に作用する。
【0036】弁座40の内径部(内径ともいう)40a
の、前記支軸39から最も離れた辺りに開口するバイパ
ス流路42の入口ポート41の部分には、開閉弁38の
開弁時における主流路37の流れ方向の下流側(図2,
3におけるほぼ図示斜め右方向)にいく程、前記支軸か
ら遠く離れる傾斜面40bが形成してある。こうするこ
とで、開閉弁38が開いて、ガスの流れが早くなる程入
口ポート41からバイパス流路42へのガスが流入しに
くくなって、開閉弁38のハンチングの発生を抑制す
る。図7(a)で、符号38b′を付した仮想線の2点
鎖線からなる円は、弁座40に閉弁時の弁ゴム38bが
密接したときの外周円を示す。この図7(a)で明らか
なように、外周円38b′と弁座40の内径40aに挟
まれる半径方向の幅がΔRの環状部分48は、開閉弁3
8が閉弁時における弁座40への弁ゴム38bの密接部
分(シール部)を示すが、前述のように傾斜部40bを
形成して弁座40の一部を切り欠いたため、弁座40に
弁ゴム38bが密接する環状部分48の幅ΔRは、傾斜
部(切欠部)40bに隣接する部分では小さい幅Δrと
なる。こうすることで、流量が設定微小流量を超えて開
閉弁38が開き始めるときに、小さい幅Δrの部分が支
軸39から一番遠く離れていて最も早く弁座から離れよ
うとし、しかもΔr<ΔRであるため、小さい力で弁ゴ
ムが弁座から容易に離れ易くなる。こうして、微小流量
を少し超えた流量ではこの部分から通気するので、開閉
弁38がハンチングを生じることもない。そして、開閉
弁38が開く程、弁荷重が小さくなるので、開閉弁に起
因するガスメータの最大流量時の圧力損失を増大させな
い。
【0037】図7では、弁座40の一部、特に支軸39
から最も離れた部分に傾斜部40bを形成して、弁座を
切欠くことで、シール部の半径方向の幅を狭い幅Δrに
し、開閉弁が開き始めるときに傾斜部(切欠部)の存在
によりガスが漏れ(通気し)やすくした。こうすること
で、開閉弁が開き始めるときのハンチングの発生を防止
している。図8(a)(b)の例では、弁ゴム38bの
外周の一部、特に支軸39から最も離れた部分を切欠部
38Bを形成することで、シール部としての環状部分4
8の半径方向の幅Δrを狭い幅Δr′とし、図7(a)
(b)の場合と同じ作用効果を得ている。なお、図8の
例では、図7の場合の傾斜部40bは形成してない。
【0038】バイパス流路42には、図5で黒く塗り潰
して示したように、超音波振動子49と50がバイパス
流路42の長手方向に一定の距離を離して配設されてい
る。そして、図示されない電池駆動の電子回路で駆動・
制御されて、両振動子間で超音波パルスの送受を行い、
流れの順方向と逆方向に対する超音波の伝搬時間を測定
し、測定した両方向の伝搬時間に基づいて、バイパス流
路42を流れるガスの流速を演算し、更にバイパス流路
の流路断面積を乗じて流量を求める。
【0039】開閉弁38が開弁してからの中〜大流量時
の流量は、入口32と主流路37の間の主流路計測部3
3において超音波方式で計測される。図2において、黒
く塗り潰して示したように、超音波振動子51と52が
主流路計測部33において一定の距離を隔てて対向配置
されている。前記バイパス流路の場合と同様に、図示さ
れない電池駆動の電子回路で両振動子51と52を駆動
制御して、両振動子間で超音波パルスの送受を行って、
両振動子間における超音波の順方向と逆方向の伝搬時間
を計測する。そして計測した両伝搬時間に基づいて流速
を算出し、流路断面積を乗じて流量を求める。
【0040】図5で、53は液晶表示部でプリント配線
基板54に実装され、前記電子回路で時間積算した流量
をガス使用量として表示する。55はガラス窓である。
なお、この実施例2では、図2と図3に示すように、ケ
ース31の側壁に傾斜したふくらみを設けてストッパ4
5を形成している。
【0041】〔実施例3〕図9と図10に示す実施例3
は、開閉弁38の細部構造と、ストッパ45の形状が前
記実施例2と異なる。なお、図9,10では、弁フレー
ム38a、弁ゴム38b及び受板38cは図面が煩雑に
なるのを避けるためにハッチングを入れるのを省略し
た。この実施例3では、前記実施例で使用した弁ゴム3
8bの下側の受板38dは用いていない。図10では、
開閉弁が弁座40から離れた状態と、弁座40に当接し
た閉弁状態とを示す。閉弁状態では、弁ゴム38bの周
縁部である受板38cの外周より外周方向(経大方向)
へ延長した部分の一部が弁座40の弁座面に圧接され
て、しなやかに撓んで変形している様子が良くわかる。
こうして、安定的にシールを確保する。図11は実施例
3の弁座と弁ゴムの要部を説明する図で、図10と重複
しているところが多いので、詳細説明は省略する。同図
(b)で、閉弁時にその周縁部が弁座40の弁座面に密
着当接していた弁ゴム38bが、開閉弁が開き始める
と、符号38b″を付して2点鎖線で示すように、傾斜
面40bの辺りから先ず離れ始めて開弁する。なお図9
で矢印BとCは、開閉弁38が閉状態と開状態のときの
ガスの流れを示す。
【0042】
【発明の効果】本発明の開閉弁とガスメータは上述のよ
うに構成されているので、次のような効果を奏する。即
ち、請求項1の開閉弁はハンチングを防止し、かつ圧力
損失を増大させない。また、大きく開いても復帰不能に
なる虞れがない。
【0043】請求項2の開閉弁は、更に、微小流量にお
ける閉弁時でも、弁ゴムがしなやかに変形して弁座に密
接するので、安定したシール性が確保でき、弁漏れも少
ない。
【0044】請求項3の開閉弁は、開き始めの時点で、
シール部としての環状部分の半径方向幅の小さい辺りで
先ず通気しやすくなるため、この面からも開閉弁のハン
チングの発生を防止することができる。
【0045】請求項4の発明は、小型で、レンジャビリ
ティが広いガスメータが実現でき、開閉弁がハンチング
する虞れもなく安定した測定流量の切り換えができる。
請求項5のガスメータでは、更に開閉弁のシール性が良
く、弁漏れも少なく、メータの信頼性が向上する。
【0046】請求項6〜8の発明では、開閉弁のハンチ
ングの発生を更に抑制できる。
【0047】請求項9の発明では、開閉弁が開く程、バ
イパス流路へのガスが入りにくくなるため、より一層開
閉弁が安定作動し、ガスメータの計量精度が向上する。
【0048】請求項10の発明では、請求項4〜9のガ
スメータを一層コンパクトにまとめることができる。
【0049】請求項11の発明では、請求項10で達成
したガスメータに異常流量時にガスの供給を止める遮断
弁を付加し、小型・コンパクトでレンジャビリティの広
い安全機能付ガスメータを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の縦断面略図。
【図2】本発明の実施例の縦断正面図。
【図3】図2の一部を拡大した図。
【図4】本発明の実施例の上面図。
【図5】本発明の実施例の縦断側面図。
【図6】本発明の実施例の要部斜視図。
【図7】本発明の実施例の開閉弁の図で、(a)は弁座
の平面図、(b)は閉弁時の縦断面図。
【図8】本発明の実施例の開閉弁の図で、(a)は平面
図、(b)は縦断面図。
【図9】本発明の実施例の開閉弁回りの縦断面図。
【図10】図9の開閉弁の動作を説明する縦断面図。
【図11】図9,10の開閉弁を説明する図で、(a)
は弁座の平面図、(b)は閉弁時の縦断面図、(c)は
弁座の一部分を示す一部破断斜視図。
【図12】従来技術の縦断面略図。
【図13】従来技術における流路面積可変機構部回りの
縦断面図。
【図14】従来技術の図13におけるA−A断面図。
【符号の説明】
31 ケース 32 入口 33 主流路計測部 34 遮断弁 37 主流路 38 開閉弁 38b 弁ゴム 39 支軸 40 弁座 40a 内径部 40b 傾斜面 41 入口ポート 42 バイパス流路 43 出口ポート 44 出口 45 ストッパ 48 環状部分 49,50,51,52 超音波振動子 ΔR,Δr,Δr′ 幅
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01F 1/66 101 G01F 1/66 101 7/00 7/00 15/075 15/075 // F16K 17/02 F16K 17/02 Z Fターム(参考) 2F030 CA03 CB01 CC13 CD13 CE04 CE25 CF05 CF09 CF11 2F031 AA01 AB01 AF04 2F035 DA14 3H059 AA10 BB07 EE13 FF05

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ほぼ水平に配置した支軸の回りに揺動可
    能に設けられ、支軸を含む垂直面と水平面の間の所定角
    度範囲で流体の動圧および弁差圧により揺動する開閉弁
    を支軸の上方に配設するとともに、前記所定角度範囲の
    垂直面に近い方の限界角度を定めるストッパを設けたこ
    とを特徴とする開閉弁。
  2. 【請求項2】 開閉弁の少なくも周縁部を、弾性材料で
    可撓性のあるリップ状に形成したことを特徴とする請求
    項1記載の開閉弁。
  3. 【請求項3】 閉弁状態で開閉弁が弁座に当接するシー
    ル部としての環状部分の半径方向の幅を、一部分で小さ
    くしたことを特徴とする請求項2記載の開閉弁。
  4. 【請求項4】 請求項1の開閉弁を配設した流路断面積
    が大きい主流路と、該主流路における開閉弁の上流側と
    下流側とにそれぞれ開口する入口ポートと出口ポートを
    有する流路断面積が小さいバイパス流路と、該バイパス
    流路に設けられて一定流量未満の小流量時の流速を計測
    するための超音波振動子と、前記主流路と直列に連通す
    る主流路計測部と、該主流路計測部に設けられて一定流
    量以上の流量時の流速を計測するための超音波振動子と
    を具備したことを特徴とするガスメータ。
  5. 【請求項5】 請求項1の開閉弁に代えて、請求項2の
    開閉弁を配設したことを特徴とする請求項4記載のガス
    メータ。
  6. 【請求項6】 請求項1の開閉弁に代えて、請求項3の
    開閉弁を配設したことを特徴とする請求項4記載のガス
    メータ。
  7. 【請求項7】 前記入口ポートを、弁座部における前記
    支軸からの距離が大きい辺りの弁座内径側に開口したこ
    とを特徴とする請求項4又は5記載のガスメータ。
  8. 【請求項8】 前記入口ポートを、弁座部における前記
    支軸からの距離が大きい辺りの弁座内径側に開口したこ
    とを特徴とする請求項6記載のガスメータ。
  9. 【請求項9】 入口ポートが開口する部分の弁座内径
    に、開弁時における主流路の流れ方向の下流側にいく
    程、前記支軸から遠く離れる傾斜面を形成したことを特
    徴とする請求項7記載のガスメータ。
  10. 【請求項10】 ケースの上部に入口と出口を備え、入
    口のすぐ下流に前記主流路計測部を配置し、出口のすぐ
    上流に前記開閉弁を配置したことを特徴とする請求項4
    乃至9の何れかに記載のガスメータ。
  11. 【請求項11】 主流路計測部と開閉弁との間を連通す
    る流路部分に遮断弁を配設したことを特徴とする請求項
    10記載のガスメータ。
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