JP3818547B2 - 質量流量制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、ガスや液体など流体の流量を制御するマスフローコントローラや前記流体の流量を測定するマスフローメータなどの質量流量制御装置に関し、特にサーマル方式によって質量流量を計測する質量流量制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
サーマル方式による質量流量制御装置においては、センサ部の流量測定範囲が約10cc/min以下であるというように狭いため、それ以上の流量計測を行う場合には、センサ部と並列に層流素子からなるバイパス素子を設けていた。このバイパス素子は、センサのフルスケール時の差圧と目的とするフルスケール流量とからセンサのフルスケール時の差圧でセンサ部とバイパス素子とに流れる流量をフルスケール流量としていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記センサ部における差圧は、センサ流路として用いるキャピラリの内径と長さとにより決まっているため、前記フルスケール流量を大きくとる場合、バイパス素子自体が大きくなり、そのため、質量流量測定部が大型化するといった課題があった。
【0004】
この発明は、上述の事柄に留意してなされたもので、測定できる流量範囲を広げ、小型で大流量を測ることができる質量流量制御装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、この発明では、本体ブロックに形成された流体入口と流体出口との間に、流体をバイパスさせるバイパス素子と流体の流量測定を行うセンサ部とを並列的に設けた質量流量制御装置において、前記センサ部のセンサ流路にその差圧を上昇させるための層流素子からなる第2バイパス素子を前記センサ流路と直列に設け、また、前記センサ部と前記第2バイパス素子との間に第3バイパス素子を前記センサ部に対して並列的に設け、さらに、流体の流量測定を行う第2センサ部を前記第2バイパス素子に対して並列的に設けている。
【0006】
【0007】
【作用】
上記構成の質量流量制御装置においては、センサ部のセンサ流路にその差圧を上昇させるための層流素子からなる第2バイパス素子を前記センサ流路と直列に設けたことにより、バイパス部に流れる流量が大きくなり、したがって、流量範囲の拡大が可能になることにより、測定できる流量範囲が大きくなり、小型であるにもかかわらず大流量の流体計測が可能となる。また、この質量流量制御装置によれば、傾斜影響が少なくなり、それだけ、精度の高い測定を行うことができる。
【0008】
そして、前記センサ部と第2バイパス素子との間に第3バイパス素子をセンサ部に対して並列的に設けるようにしており、流体流路からのサンプリング流量を増加させることができるので、流量ノイズおよびガス種による分流誤差を低減できる。さらに、この構成に加えて、流体の流量測定を行う第2センサ部を第2バイパス素子に対して並列的に設けるようにしているので、第2バイパスと第3バイパスとの組合せを適切に選択することにより、低流量域をより高精度で測定することができる。
【0009】
【実施例】
図1は、この発明の質量流量制御装置としての所謂ノルマルオープンタイプのマスフローコントローラの一例を示し、この図において、1は本体ブロック、2,3は本体ブロック1に形成されたガスなどの流体入口、流体出口である。4は流体入口2と流体出口3との間に形成される流体流路で、流体流量を測定するためのセンサ部5と流量を制御するための制御弁部6とが設けられている。なお、図示する例においては、センサ部5が制御弁部6よりも上流側に設けられているが、この配置を逆にしてもよい。
【0010】
前記センサ部5は、流体流路4に臨むように開設された測定流路入口7と測定流路出口8との間をセンサブロック9に形成された流路10を介して接続する例えば薄肉毛細管(キャピラリ)よりなる導管(以下、センサ流路と言う)11に二つの熱式質量流量センサ素子12を巻回してなるもので、センサ素子12は図外のブリッジ回路に接続されている。13はセンサ部5に対して並列的に流体流路4に設けられるバイパス素子で、定分流比特性を有する層流素子よりなる。
【0011】
そして、前記制御弁部6は、次のように構成されている。すなわち、前記バイパス素子13よりも下流側の流体流路4に弁口14を備えたオリフィスブロック15が設けられるとともに、弁口14の開度を調節する弁体16がばね17によって常時上方に付勢されるようにして設けられている。18は弁体16を所定の方向に押圧駆動するピエゾスタックで、複数のピエゾ素子を積層して形成してあり、弁ブロック19に螺着された筒状のバルブケース20内に収容されている。21はピエゾスタック18の出力を弁体16に伝えるための真球である。ここまでの構造は、従来のこの種のマスフローコントローラと変わるところがない。
【0012】
この発明のマスフローコントローラが、従来のマスフローコントローラと大きく異なる点は、前記センサ部5のセンサ流路11にその差圧を上昇させるための第2バイパス素子22を設けたことである。この第2バイパス素子22を設けることにより、フルスケール流量が大幅に拡大する。以下、一例を挙げて、図2をも参照しながら説明する。
【0013】
今、20mmH2 Oの差圧でフルスケール5ml/minの流量センサ(その特性を図2において符号Aで示す)を用いた場合、フルスケール1l/minの流量測定部を形成するには、バイパス素子13としては、20mmH2 Oで995ml/minが流れる層流素子が必要であった。これに対し、センサ流路11に直列に、20mmH2 Oで2.5ml/minの第2バイパス素子22(その特性を図2において符号Bで示す)を設けると、センサ流路11に5ml/min流すためには、センサ流路11に60mmH2 Oの差圧が必要となり、バイパス素子13には、図2において符号Cで示すように、3倍の2985ml/minが流れ、このときのフルスケール流量は、2990(=5+2985)ml/minと大きく拡大される。
【0014】
説明から理解されるように、センサ部5のセンサ流路11にその差圧を上昇させるための第2バイパス素子22を設けるといった簡単な工夫で、フルスケール流量を大幅に拡大することができる。したがって、バイパス素子13として大型のものを用いる必要がなく、したがって、質量流量測定部を徒に大型にする必要がなくなる。そして、上記構成によれば、傾斜影響が少なくなり、それだけ、精度の高い測定を行うことができる。
【0015】
この発明は、上述の実施例に限られるものではなく、例えば図3に示すようにしてもよい。すなわち、図3(A)に示す例では、センサ部5と第2バイパス素子22との間に第3バイパス素子23をセンサ部5に対して並列的に設けるようにしている。このように構成した場合、流体流路4からのサンプリング流量を増加させることができるので、流量ノイズおよびガス種による分流誤差を低減できる。
【0016】
さらに、図3(B)に示す例では、図3(A)に示す構成に加えて、流体の流量測定を行う第2センサ部24を第2バイパス素子22に対して並列的に設けるようにしている。すなわち、第2バイパス素子22の両端部を結ぶようにして流路25を設け、この流路25に二つの熱式質量流量センサ素子26を巻設して第2センサ部24を形成するのである。そして、二つのセンサ素子26は、センサ部5のセンサ素子12が組み込まれるブリッジ回路とは別のブリッジ回路に組み込まれる。このように構成した場合、前記図3(A)に示したものの効果に加えて、第2第2バイパス素子22と第3バイパス素子23の差圧特性の比率に応じて、低流量域をより高精度で測定するといった効果を奏する。
【0017】
なお、上述の実施例では、所謂ノルマルオープンタイプのマスフローコントローラを例に挙げたが、この発明はこれに限られるものではなく、所謂ノルマルクローズタイプのマスフローコントローラにも適用できる。さらに、この発明は、マスフローコントローラから制御弁部6を除去した構成よりなるマスフローメータにも適用できることは言うまでもない。
【0018】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、センサ部のセンサ流路にその差圧を上昇させるための層流素子からなる第2バイパス素子を前記センサ流路と直列に設けるといった簡単な工夫で、フルスケール流量を大幅に拡大することができ、したがって、バイパス素子として大型のものを用いなくても、フルスケール流量を大幅に拡大することができ、小型でありながらも大流量域および広範な範囲の流量を測定することができる。そして、上記構成によれば、傾斜影響が少なくなり、それだけ、高精度で測定を行うことができる。
【0019】
そして、この発明によれば、上記効果に加えて、流量ノイズおよびガス種による分流誤差を低減できるといった効果を奏する。
【0020】
また、この発明によれば、上記効果に加えて、低流量域をより高精度で測定するといった効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の質量流量制御装置の一例の要部を示す縦断面図である。
【図2】 前記質量流量制御装置の動作説明図である。
【図3】 この発明の他の実施例を概略的に示す図である。
【符号の説明】
1…本体ブロック、2…流体入口、3…流体出口、5…センサ部、11…センサ流路、13…バイパス素子、22…第2バイパス素子、23…第3バイパス素子、24…第2センサ部。

Claims (1)

  1. 本体ブロックに形成された流体入口と流体出口との間に、流体をバイパスさせるバイパス素子と流体の流量測定を行うセンサ部とを並列的に設けた質量流量制御装置において、前記センサ部のセンサ流路にその差圧を上昇させるための層流素子からなる第2バイパス素子を前記センサ流路と直列に設け、また、前記センサ部と前記第2バイパス素子との間に第3バイパス素子を前記センサ部に対して並列的に設け、さらに、流体の流量測定を行う第2センサ部を前記第2バイパス素子に対して並列的に設けたことを特徴とする質量流量制御装置。
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