JP2001011883A - オフセットブーム式建設機械 - Google Patents

オフセットブーム式建設機械

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JP2001011883A
JP2001011883A JP11184332A JP18433299A JP2001011883A JP 2001011883 A JP2001011883 A JP 2001011883A JP 11184332 A JP11184332 A JP 11184332A JP 18433299 A JP18433299 A JP 18433299A JP 2001011883 A JP2001011883 A JP 2001011883A
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holding plate
upper boom
cover
holding
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JP11184332A
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English (en)
Inventor
Akiyasu Nozue
明靖 野末
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 油圧配管をアッパブームの外側面に保持する
配管保持具の構造を簡略化することにより、その取付作
業の効率化や部品点数の削減を図る。 【解決手段】 アームシリンダ17とバケットシリンダ
19には、油圧配管22,28を用いて圧油を給排し、
その途中部位を構成するホース25,31を配管保持具
35によってアッパブーム10の上面部10Aに取付け
る。そして、配管保持具35を、ホース25,31を覆
うカバー38と、このカバー38内でホース25,31
を横並び状態に保持する保持プレート等により構成す
る。これにより、配管保持具35の部品点数を削減し、
ホース25,31の取付作業を効率よく行うことができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばアッパブー
ム等を車両の左,右両側にオフセットさせて側溝掘り等
の土木作業を行うのに好適に用いられるオフセットブー
ム式建設機械に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、オフセットブーム式建設機械と
しては、例えばオフセットシリンダを用いてバケット等
の作業具を左,右方向に回動することにより、車両の
左,右両側で側溝等の掘削作業を行う構成とした油圧シ
ョベル等が知られている。
【0003】この種の従来技術によるオフセットブーム
式の油圧ショベルは、フレームの前部側に作業用のフロ
ントが設けられている。そして、このフロントは、フレ
ームに俯仰動可能に設けられたロアブームと、該ロアブ
ームの先端側に左,右方向に回動可能に設けられたアッ
パブームと、該アッパブームの先端側に左,右方向に回
動可能に設けられたアームステーと、該アームステーに
俯仰動可能に設けられたアームと、該アームの先端側に
回動可能に設けられたバケットとから構成されている。
【0004】また、フロントには、ロアブームを駆動す
るブームシリンダと、アッパブーム用のオフセットシリ
ンダと、アームを俯仰動させるアームシリンダと、バケ
ットを回動させるバケットシリンダとが設けられ、これ
らの各シリンダはそれぞれの油圧配管を介して車両の油
圧ポンプ等に接続されている。さらに、これらの油圧配
管のうち前記アームシリンダおよびバケットシリンダに
圧油を給排するための各油圧配管等は、前記アッパブー
ムの外側面に沿って長さ方向に延設され、配管保持具に
よりアッパブームに抜止め状態で保持されている(例え
ば、特開平7−238569号公報等)。
【0005】そして、油圧ショベルの運転中には、オフ
セットシリンダを作動させることによりロアブームに対
してアッパブームを左,右方向に回動(オフセット)さ
せ、この状態でブームシリンダ、アームシリンダ、バケ
ットシリンダを作動させることにより、ブーム、アー
ム、バケット等を駆動して側溝等の掘削作業を行う構成
となっている。
【0006】また、配管保持具は、例えば可撓性のホー
ス等からなる各油圧配管の途中部位を支持する複数の止
め金具等からなり、該各止め金具には各油圧配管を挿通
する複数の配管挿通穴が設けられている。また、これら
の油圧配管の途中部位はフロントに取付けられた長尺な
カバーによって前記各止め金具と共に覆われる構成とな
っている。
【0007】このため、例えばフロントの右側面には、
各止め金具を取付ける複数のねじ穴が油圧配管の長さ方
向に間隔をもって設けられると共に、カバーを取付ける
ねじ座が油圧配管の長さ方向に沿って設けられている。
【0008】そして、フロントに油圧配管を取付けると
きには、まず複数の油圧配管の外周側に配管挿通穴を介
して各止め金具を順次挿通した後に、これらの止め金具
を取付ねじ等によりフロントの右側面に固定し、これに
よって各油圧配管の途中部位をフロントに取付ける。次
に、油圧配管の途中部位を覆う位置にカバーを配設し、
この位置にカバーを保持した状態でカバーの各部位を取
付ねじによってフロントのねじ座に1箇所ずつ固定す
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術では、複数の止め金具を用いて各油圧配管の途中
部位をフロントに取付け、これらの油圧配管をフロント
のねじ座に固定したカバーで覆うことにより、油圧配管
を外部の障害物等から保護する構成としている。
【0010】このため、各油圧配管をフロントに取付け
るときには、複数の油圧配管の端部側を止め金具の各配
管挿通穴に1本ずつ挿入し、この止め金具を長尺な油圧
配管の途中部位まで挿通する作業が必要となるばかりで
なく、この挿通作業を複数の止め金具に対して繰返し行
わなければならず、油圧配管の取付作業に手間がかかる
という問題がある。
【0011】また、この取付作業では、各止め金具だけ
でなく、油圧配管用のカバーもフロントに固定しなけれ
ばならないため、取付作業がさらに面倒になる。しか
も、フロントにはねじ取付穴に加えてカバー用のねじ座
等を形成する必要が生じ、取付ねじ等の部品点数が増加
する。
【0012】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明の目的は、フロントに対する油圧
配管の取付構造を簡略化でき、ねじ座等の加工作業や油
圧配管用の部品点数を削減できると共に、油圧配管の取
付作業を効率よく行うことができるようにしたオフセッ
トブーム式建設機械を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために本発明は、建設機械のフレームに設けられブーム
シリンダにより俯仰動されるロアブームと、該ロアブー
ムの先端側に設けられオフセットシリンダにより左,右
方向に回動されるアッパブームと、該アッパブームの先
端側に左,右方向に回動可能に設けられたアームステー
と、基端側が該アームステーに取付けられアームシリン
ダにより俯仰動されるアームと、該アームの先端側に取
付けられ作業具用シリンダにより回動される作業具と、
少なくとも前記アームシリンダおよび作業具用シリンダ
に圧油を給排するため前記アッパブームの長さ方向に延
びる複数の油圧配管と、該各油圧配管を前記アッパブー
ムの長さ方向に沿って保持する配管保持具とを備えたオ
フセットブーム式建設機械に適用される。
【0014】そして、請求項1の発明が採用する構成の
特徴は、前記配管保持具は、前記アッパブームの外側面
に沿って長さ方向に延びて設けられ前記各油圧配管を互
いに横並び状態に保持する保持プレートと、該保持プレ
ートに取付けられ該保持プレート内の前記各油圧配管を
外側から覆うカバーと、該カバーと前記保持プレートと
を前記アッパブームに対して抜止め状態に保持する抜止
め部材とから構成したことにある。
【0015】このように構成することにより、保持プレ
ートを用いて横並び状態に保持した各油圧配管をカバー
によって外側から覆うことができ、この状態で抜止め部
材を用いてカバーと保持プレートとをアッパブームに対
して一緒に固定することにより、各油圧配管をアッパブ
ームに取付けることができる。
【0016】また、請求項2の発明では、前記保持プレ
ートはアッパブームの上面側に設け、前記カバーは該保
持プレート内を延びる前記各油圧配管を上側から覆う構
成としている。
【0017】これにより、例えばアッパブームよりも先
端側のアームシリンダ、作業具用シリンダ等に向けて延
びる複数の油圧配管を、配管保持具を用いてアッパブー
ムの上面側に取付けることができる。
【0018】さらに、請求項3の発明によると、前記保
持プレートを、前記アッパブームの外側面に沿って長さ
方向に延びる底板と、該底板の左,右両側に位置して該
底板から立設された左,右の側板と、該左,右の側板間
に位置して前記底板から立設され該各側板との間で前記
各油圧配管を横並び状態に保持する複数の配管保持突部
とから構成している。
【0019】これにより、複数の油圧配管を左,右の側
板によって底板上に保持できると共に、これらの油圧配
管を必要に応じて各配管保持突部間に配置でき、隣接す
る油圧配管が互いに接触し干渉し合うのを抑えることが
できる。
【0020】また、請求項4の発明は、前記保持プレー
トを樹脂材料により形成し、前記配管保持突部には前記
抜止め部材が挿通される取付穴を前記底板を貫通して設
けている。
【0021】これにより、例えば油圧配管として可撓性
のホース等を用いる場合でも、樹脂製の保持プレートに
よって油圧配管を損傷することなく保持することができ
る。また、抜止め部材を保持プレートの取付穴を介して
アッパブームに取付けることができ、樹脂製の保持プレ
ートであっても、これをカバーと一緒にアッパブームに
安定して固定することができる。
【0022】さらに、請求項5の発明によると、前記ア
ッパブームの外側面には該アッパブームの長さ方向に間
隔をもって複数のねじ座を固着して設け、前記抜止め部
材は該各ねじ座に締着される複数本の締着ボルトにより
構成している。
【0023】これにより、例えばカバーに設けたボルト
挿通穴等から締着ボルトを挿通し、この締着ボルトを保
持プレートを介してねじ座に締着することにより、カバ
ーと保持プレートとをアッパブームに対して一緒に固定
することができる。
【0024】また、請求項6の発明では、前記各ねじ座
には前記保持プレートが嵌合する嵌合突起を設け、該嵌
合突起には前記締着ボルト用のねじ穴を設けている。
【0025】これにより、配管保持具の取付時には、ね
じ座の嵌合突起に保持プレートを嵌合させることによっ
て保持プレートをアッパブームの外側面に仮止め状態で
配置でき、この状態でカバーの外側から保持プレートを
介して嵌合突起のねじ穴に締着ボルトを取付けることが
できる。
【0026】さらに、請求項7の発明によると、前記ア
ッパブームの外側面には該アッパブームの長さ方向に間
隔をもって複数のねじ座を固着して設け、該各ねじ座に
は前記保持プレートの取付穴に嵌合する嵌合突起を設
け、該各嵌合突起にはねじ穴を設け、前記抜止め部材は
該各ねじ穴に締着される複数本の締着ボルトにより構成
している。
【0027】これにより、配管保持具の取付時には、保
持プレートの配管保持突部に設けた取付穴をねじ座の嵌
合突起に嵌合させることができ、この状態でカバーの外
側から保持プレートの配管保持突部を介して嵌合突起の
ねじ穴に締着ボルトを取付けることができる。
【0028】また、請求項8の発明では、前記保持プレ
ートを取付穴が形成された底板と該底板の左,右両側に
立設された左,右の側板とにより構成し、前記アッパブ
ームの外側面には該保持プレートの取付穴を嵌合する嵌
合突起を有するねじ座を設け、該ねじ座の嵌合突起外周
には前記カバーの内側面と前記保持プレートの底板とに
当接する筒体を挿嵌して設け、前記抜止め部材は前記カ
バーを介して前記嵌合突起の先端側に締着される締着ボ
ルトにより構成している。
【0029】これにより、例えば締着ボルトによりカバ
ーと筒体とを介して保持プレートを位置決めでき、カバ
ーと保持プレートとをアッパブームに対して一緒に固定
することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
オフセットブーム式建設機械として油圧ショベルを例に
挙げ、図1ないし図7を参照して詳細に説明する。ここ
で、図1ないし図5は本発明による第1の実施の形態を
示している。
【0031】1は油圧ショベルの下部走行体、2は該下
部走行体1上に旋回可能に搭載された上部旋回体で、該
上部旋回体2の旋回フレーム3上には、キャブ4、建屋
カバー5、カウンタウェイト6等が設けられている。
【0032】7は旋回フレーム3の前部側に俯仰動可能
に設けられたフロントで、該フロント7は、図2に示す
如く、後述のロアブーム8、アッパブーム10、アーム
ステー13、アーム16、バケット18等によって構成
されている。
【0033】8は基端側が旋回フレーム3に連結された
ロアブームで、該ロアブーム8は、図2および図3に示
す如く、旋回フレーム3とロアブーム8との間に伸縮可
能に設けられたブームシリンダ9によって俯仰動される
ものである。
【0034】10は連結ピン11を用いてロアブーム8
の先端側に連結されたアッパブームで、該アッパブーム
10は、図4および図5に示す如く断面四角形状の長尺
な中空構造体として形成され、上面部10A、下面部1
0Bおよび左,右の側面部10C,10Dを有してい
る。
【0035】ここで、アッパブーム10の基端側には連
結ピン11用のボス10Eが設けられ、先端側には後述
する連結ピン14用のボス10Fが設けられている。そ
して、アッパブーム10は、ロアブーム8とアッパブー
ム10との間に伸縮可能に取付けられたオフセットシリ
ンダ12により中央位置から左,右方向にオフセット
(回動)されるものである。
【0036】13は連結ピン14を用いてアッパブーム
10の先端側に左,右方向に回動可能に連結されたアー
ムステーで、該アームステー13には、図3に示す如く
ロアブーム8との間に位置してリンク15が回動可能に
設けられ、アッパブーム10が左,右両側にオフセット
されるときには、アームステー13がリンク15によっ
てロアブーム8とほぼ平行に保持される。
【0037】16は基端側がアームステー13に連結さ
れたアームで、該アーム16は、図2に示す如く、アー
ムステー13とアーム16との間に伸縮可能に設けられ
たアームシリンダ17によって俯仰動される。
【0038】18はアーム16の先端側に連結された作
業具としてのバケットで、該バケット18は、アーム1
6とバケット18との間に伸縮可能に設けられた作業具
用シリンダとしてのバケットシリンダ19により回動さ
れるものである。
【0039】ここで、フロント7のブームシリンダ9、
オフセットシリンダ12、アームシリンダ17、バケッ
トシリンダ19等は、図2に示す如く、上部旋回体2に
設けられた油圧ポンプ(図示せず)から後述の油圧配管
20,21,22,28等を介して圧油が給排されるこ
とにより駆動される。
【0040】20,20はブームシリンダ9に接続され
た2本のブームシリンダ用油圧配管(1本のみ図示)
で、該各油圧配管20は油圧ポンプからの圧油をブーム
シリンダ9に給排する。また、21,21はオフセット
シリンダ12に接続されたオフセットシリンダ用油圧配
管で、該各油圧配管21はオフセットシリンダ12に圧
油を給排するものである。
【0041】22,22は油圧ポンプ側からアームシリ
ンダ17に延設されたアームシリンダ用油圧配管で、該
各油圧配管22は、図2および図3に示す如く、その途
中部位がバケットシリンダ用油圧配管28と共にロアブ
ーム8、アッパブーム10の上面部10A等に沿って長
さ方向に延びている。
【0042】そして、油圧配管22は、ロアブーム8の
上面部に固定された金属配管23と、例えば樹脂材料等
により形成され該金属配管23の先端側にジョイント2
4を用いて接続された可撓性のホース25と、該ホース
25の先端側にジョイント26を介して接続され先端部
がアームシリンダ17に取付けられた他のホース27と
を有している。この場合、ジョイント26はアームステ
ー13に固定されている。
【0043】28,28は油圧ポンプ側からバケットシ
リンダ19に延設されたバケットシリンダ用油圧配管
で、該各油圧配管28は、ロアブーム8の上面部に固定
された金属配管29と、該金属配管29の先端側にジョ
イント30を用いて接続された可撓性のホース31と、
該ホース31の先端側にジョイント32を介して接続さ
れ、アームステー13に固定された金属配管33と、該
金属配管33の先端側に接続され、先端部がバケットシ
リンダ19に取付けられた他のホース34とを有してい
る。
【0044】35はアッパブーム10の上面部10Aに
取付けられた配管保持具で、該配管保持具35は、図3
ないし図5に示す如く、後述の保持プレート37、カバ
ー38、締着ボルト39等からなり、油圧配管22,2
8(ホース25,31)の途中部位をアッパブーム10
の長さ方向に沿って保持するものである。
【0045】36,36,…は配管保持具35を固定す
る例えば3個のねじ座で、該各ねじ座36は溶接等の手
段によりアッパブーム10の上面部10Aに長さ方向に
間隔をもって固着して設けられている。また、ねじ座3
6には、例えば円筒状をなす2個の嵌合突起36A,3
6Aが左,右方向に離間して上向きに突設され、該各嵌
合突起36Aには先端側に開口するねじ穴36Bが形成
されている。
【0046】37は例えば硬質ゴム、樹脂材料等により
略平板状に形成された保持プレートで、該保持プレート
37は、アッパブーム10の上面部10Aに沿って長さ
方向に延びる底板37Aと、該底板37Aの左,右両側
に位置して底板37Aから立設された左,右の側板37
B,37Bと、該各側板37Bの間に位置して底板37
Aから立設され、ねじ座36の各嵌合突起36Aに対応
して配置された例えば6個の配管保持突部37C,37
C,…とを一体形成することによって構成されている。
【0047】ここで、底板37Aはアッパブーム10の
上面部10Aとホース25,31との間に位置し、左,
右の側板37Bは4本のホース25,31の左,右両側
に位置すると共に、各配管保持突部37Cはホース2
5,31間を仕切るようにこれらの間に配置されてい
る。
【0048】これにより、側板37Bと配管保持突部3
7Cとは、ホース25,31の途中部位を底板37A上
において長さ方向に移動可能な状態で横並び状態に保持
し、この状態でホース25,31がアッパブーム10の
上面部10A等に接触したり、ホース25とホース31
とが互いに接触し干渉し合うのを防止している。
【0049】また、各配管保持突部37Cは円筒状に形
成され、その内周側は配管保持突部37Cと底板37A
とを貫通して形成された取付穴としての嵌合穴37Dと
なっている。そして、この嵌合穴37D内にはねじ座3
6の各嵌合突起36Aが挿嵌され、これによって保持プ
レート37はアッパブーム10の上面部10Aに位置決
めされている。
【0050】38は例えば金属板等により下向きの略コ
字状に形成されたカバーで、該カバー38は保持プレー
ト37と重り合うように長さ方向に延設され、ホース2
5,31の途中部位を上側から覆うと共に、これらのホ
ース25,31をカバー38と保持プレート37との間
に保持している。また、カバー38には、ねじ座36の
各嵌合突起36Aに対応して例えば6個のボルト挿通穴
38A,38A,…が設けられている。そして、カバー
38は、各ボルト挿通穴38Aの周囲で保持プレート3
7の各配管保持突部37Cの先端側に当接している。
【0051】39,39,…は保持プレート37とカバ
ー38とをアッパブーム10に対して抜止め状態に保持
する抜止め部材としての締着ボルトで、該各締着ボルト
39は、カバー38のボルト挿通穴38Aから保持プレ
ート37の嵌合穴37Dを介してねじ座36のねじ穴3
6Bに締着され、保持プレート37とカバー38とをア
ッパブーム10に対して一緒に固定している。
【0052】本実施の形態による油圧ショベルは上述の
如き構成を有するもので、次にその作動について説明す
る。
【0053】まず、例えば油圧ショベルの組立時に行う
ホース25,31等の取付作業では、最初にアッパブー
ム10の上面部10Aに保持プレート37を配設し、こ
のとき保持プレート37の各嵌合穴37Dをねじ座36
の嵌合突起36Aに挿嵌すると共に、これによって保持
プレート37をアッパブーム10に仮止めする。
【0054】次に、ホース25,31の両端側をジョイ
ント24,26,30,32に接続し、その途中部位を
保持プレート37上の所定位置に横並び状態で配設す
る。そして、カバー38を保持プレート37上に被せた
後、6個の締着ボルト39をカバー38の外側から各ね
じ座36のねじ穴36Bに締着し、ホース25,31の
取付作業を終了する。
【0055】次に、側溝等の掘削作業を行うときには、
オフセットシリンダ12を伸縮させることによりアッパ
ブーム10をロアブーム8の先端側で左,右方向に回動
させると、このときアーム16等はリンク15によりロ
アブーム8とほぼ平行な状態を保持しつつ中央位置から
左側または右側にオフセットされる。そして、この状態
でブームシリンダ9、アームシリンダ17、バケットシ
リンダ19を駆動し、ロアブーム8、アーム16、バケ
ット18を回動(俯仰動)させることにより、側溝等を
掘削することができる。
【0056】この場合、アッパブーム10の上面部10
Aは、例えばアームシリンダ17等の近傍に位置してい
るため、アッパブーム10の下面部10B、側面部10
C,10D等と比較して掘削作業中に障害物と接触する
可能性が比較的小さい部位となっている。従って、この
部位に配管保持具35を用いてホース25,31を取付
けることにより、これらのホース25,31を良好に保
護することができる。
【0057】また、アッパブーム10が左,右方向に回
動するときには、例えば図3に示す如く、アーム16等
がロアブーム8に対して左,右方向に大きくオフセット
することがあるため、このときホース25には、左,右
方向に撓み変形するような外力が付加され易くなる。
【0058】しかし、保持プレート37には、左,右の
側板37B,37B間に位置して複数の配管保持突部3
7C,37C,…を設けているので、ホース25の撓み
変形を側板37Bと配管保持突部37Cとの間で小さく
抑制でき、ホース25,31を互いに離間した状態に保
持することができる。しかも、このときホース25,3
1は外力等に応じて配管保持具35内で長さ方向へと変
位可能になっているので、アッパブーム10の回動動作
に応じてホース25,31に対し無理な力が加わるのを
防止することができる。
【0059】一方、図4に示す如く保持プレート37の
各配管保持突部37C間に配置したバケットシリンダ用
のホース31,31は、保持プレート37の中央部側に
位置しているので、アッパブーム10を左,右方向に回
動させたときにも、各ホース31を大きく撓み変形させ
るような外力が付加されることはない。
【0060】このため、保持プレート37にはホース3
1,31の間に特別な仕切り(例えば配管保持突部37
Cと同様のもの)等を設ける必要がなく、保持プレート
37の構造を簡略化でき、製造時の作業性を向上させる
ことができる。
【0061】かくして、本実施の形態では、配管保持具
35を、保持プレート37、カバー38、締着ボルト3
9等によって構成したので、例えば4本のホース25,
31を保持プレート37とカバー38との間で横並び状
態に保持でき、この状態でホース25,31をアッパブ
ーム10の上面部10Aに安定して取付けることができ
ると共に、これらのホース25,31をカバー38によ
って障害物等から確実に保護することができる。
【0062】また、ホース25,31の取付作業では、
例えば6個の締着ボルト39をカバー38のボルト挿通
穴38Aから保持プレート37を介してアッパブーム1
0のねじ座36に締着するだけで、これらの保持プレー
ト37とカバー38とをアッパブーム10に対して一緒
に固定することができる。
【0063】この結果、従来技術のように油圧配管を複
数の止め金具に挿通したり、止め金具の取付後にカバー
を固定したりする作業が不要となり、ホース25,31
の取付作業を効率よく行うことができる。
【0064】しかも、アッパブーム10の上面部10A
には、例えば3個のねじ座36を固着するだけでよくな
り、ねじ座36、締着ボルト39等の部材を保持プレー
ト37とカバー38との間で共用することができる。従
って、これらの部材を含めて配管保持具35の構造を簡
略化でき、その部品点数を削減できると共に、アッパブ
ーム10に対する加工作業も軽減することができる。
【0065】また、保持プレート37は、例えば硬質ゴ
ム、樹脂材料等を用いて底板37A、左,右の側板37
Bおよび各配管保持突部37Cを一体形成したので、土
木作業中の衝撃等に対しても、ホース25,31を損傷
することなく保持プレート37の底板37A上に安定し
て保持でき、その耐久性を高めることができる。
【0066】そして、保持プレート37の底板37Aに
側板37Bと配管保持突部37Cとを立設することによ
り、これらの側板37Bと配管保持突部37Cとの間で
ホース25,31を安定した横並び状態に保持でき、例
えばアッパブーム10を回動するときにホース25等が
左,右方向に撓もうとする場合でも、ホース25,31
が互いに接触して摩耗、損傷するのを防止することがで
きる。
【0067】この場合、配管保持突部37Cは内周側が
嵌合穴37Dとなった円筒状に形成し、ねじ座36には
ねじ穴36Bを有する嵌合突起36Aを設けたから、ホ
ース25,31等の取付作業中に保持プレート37をア
ッパブーム10の上面部10Aに配置するときには、そ
の嵌合穴37Dにねじ座36の嵌合突起36Aを挿嵌す
るだけで、保持プレート37を簡単に位置決めすること
ができ、この状態から締着ボルト39をカバー38を介
して嵌合突起36Aのねじ穴36Bに締着することによ
り、保持プレート37を確実に固定することができる。
【0068】次に、図6は本発明による第2の実施の形
態を示し、本実施の形態の特徴は、保持プレートの配管
保持突部を省略し、この配管保持突部を別部材の筒体に
よって構成したことにある。なお、本実施の形態では、
前記第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を
付し、その説明を省略するものとする。
【0069】41は第1の実施の形態とほぼ同様に構成
された配管保持具で、該配管保持具41は、保持プレー
ト42、カバー38、締着ボルト39等からなり、保持
プレート42は、底板42Aと、左,右の側板42B,
42Bとを有している。しかし、保持プレート42の底
板42Aには、ねじ座36の各嵌合突起36Aと対応す
る位置に複数の嵌合穴42C,42C,…を穿設し、該
各嵌合穴42Cにより保持プレート42をねじ座36に
対して嵌合状態で位置決めしている。
【0070】また、この状態でねじ座36の各嵌合突起
36Aには筒体43が挿嵌され、該各筒体43の下端側
は底板42A上に当接している。そして、各筒体43の
上端側にカバー38を当接させ、この上から各締着ボル
ト39を取付けることによって、保持プレート42は締
着ボルト39によりカバー38と筒体43とを介してア
ッパブーム10の上面部10Aに固定されている。
【0071】かくして、このように構成される本実施の
形態でも、前記第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果
を得ることができる。そして、特に本実施の形態では、
締着ボルト39によりカバー38と筒体43とを介して
保持プレート42をアッパブーム10の上面部10Aに
安定した状態で固定でき、その底板42Aに配管保持突
部等を一体に設ける必要がなくなり、保持プレート42
の形状を簡略化することができる。
【0072】次に、図7は本発明による第3の実施の形
態を示し、本実施の形態の特徴は、ねじ座の嵌合突起を
省略したことにある。なお、本実施の形態では、前記第
1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、
その説明を省略するものとする。
【0073】51,51,…はアッパブーム10の上面
部10Aに固着された複数のねじ座(1個のみ図示)
で、該各ねじ座51は第1の実施の形態によるねじ座3
6とほぼ同様に、ねじ穴51A,51A等を有してい
る。しかし、本実施の形態では、ねじ座36の嵌合突起
36Aが省略されている。
【0074】52は第1の実施の形態とほぼ同様に構成
された配管保持具で、該配管保持具52は、保持プレー
ト53、カバー38、締着ボルト39等からなり、保持
プレート53は、底板53Aと、左,右の側板53B
と、円筒状の各配管保持突部53Cを有している。そし
て、配管保持突部53Cの内周側は取付穴53Dとな
り、保持プレート53は、取付穴53Dを介してねじ座
51に締着された締着ボルト39を用いてカバー38と
共にアッパブーム10に固定されている。
【0075】かくして、このように構成される本実施の
形態でも、前記第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果
を得ることができる。そして、特に本実施の形態では、
ねじ座51の形状を簡略化でき、これを容易に形成する
ことができる。
【0076】なお、前記各実施の形態では、例えばゴ
ム、樹脂材料等により保持プレート37,42,53を
形成し、金属板等を用いてカバー38を形成する構成と
したが、本発明はこれに限らず、例えば配管保持具全体
を金属材料により形成してもよく、また樹脂製のカバー
を用いる構成としてもよい。
【0077】また、第1および第3の実施の形態では、
保持プレート37,53に円筒状をなす複数の配管保持
突部37C,53Cを長さ方向に間隔をもって設ける構
成としたが、本発明はこれに限らず、例えば図8に示す
変形例のように、保持プレート61に配管保持突部とし
て長さ方向に延びる長尺な隔壁61A,61Aを設け、
これらの隔壁61Aに複数の取付穴61B,61B,…
を設けると共に、各隔壁61Aよりホース25,31の
間を仕切る構成としてもよい。また、2本のホース31
間にも配管保持突部を設ける構成としてもよい。
【0078】さらに、各実施の形態では、抜止め部材と
して締着ボルト39を用いる構成としたが、本発明はこ
れに限らず、例えばリベット、止めピン等からなる他の
抜止め部材を用いる構成としてもよい。
【0079】また、各実施の形態では、作業具としてフ
ロント7にバケット18を設ける構成としたが、本発明
はこれに限らず、例えば矢板、杭等の打込み、引抜きを
行うチャック、地固め用のタンパ等からなる各種の作業
具をバケット18に代えて設ける構成としてもよい。
【0080】
【発明の効果】以上詳述した通り、請求項1の発明によ
れば、配管保持具を保持プレート、カバーおよび抜止め
部材によって構成したので、複数の油圧配管を保持プレ
ートとカバーとの間で横並び状態に保持でき、これらの
油圧配管をカバーにより保護しつつアッパブームの外側
面に安定して取付けることができる。また、油圧配管の
取付作業では、例えば抜止め部材を用いて保持プレート
とカバーとをアッパブームに対して一緒に固定でき、取
付作業を効率よく行うことができる。さらに、アッパブ
ームの外側面に設けるねじ座等の取付部を保持プレート
とカバーとの間で共用でき、配管保持具の構造を簡素化
して部品点数を削減できると共に、アッパブームに対す
る加工作業も簡略化することができる。
【0081】また、請求項2の発明によれば、保持プレ
ートをアッパブームの上面側に設け、各油圧配管をカバ
ーにより上側から覆う構成としたので、アッパブームが
左,右方向に回動されるときにも、その上面側で複数の
油圧配管を保持プレートにより安定した横並び状態に保
持でき、これらの油圧配管をカバーにより保護しつつア
ッパブームの上面側に確実に取付けることができる。
【0082】さらに、請求項3の発明によれば、保持プ
レートを、底板、左,右の側板および複数の配管保持突
部によって構成したので、これらの側板と配管保持突部
との間で複数の油圧配管を安定した横並び状態に保持で
き、例えば外力等により油圧配管が左,右方向に撓もう
とする場合でも、隣接する油圧配管が互いに接触して摩
耗、損傷するのを防止することができる。
【0083】また、請求項4の発明によれば、保持プレ
ートを樹脂材料により形成し、その配管保持突部には底
板を貫通して形成された取付穴を設ける構成としたの
で、例えば樹脂材料等からなる可撓性のホース等を油圧
配管として用いる場合でも、これらのホース等を保護す
ることができる。また、例えば抜止め部材をカバーの外
側から保持プレートの取付穴を介してアッパブームに取
付けることにより、樹脂製の保持プレートをカバーと一
緒に安定して固定することができる。
【0084】さらに、請求項5の発明によれば、アッパ
ブームの外側面には複数のねじ座を固着し、抜止め部材
を該各ねじ座に締着される複数本の締着ボルトにより構
成したので、例えば締着ボルトをカバーの外側から保持
プレートを介してアッパブームに締着することにより、
保持プレートとカバーとをアッパブームに対して一緒に
固定でき、取付作業を効率よく行うことができる。
【0085】また、請求項6の発明によれば、ねじ座に
は、ねじ穴を有し保持プレートに嵌合を有する嵌合突起
を設ける構成としたので、例えば保持プレートをねじ座
の嵌合突起に嵌合させることによって保持プレートをア
ッパブームに位置決めでき、この状態でカバーの外側か
ら嵌合突起のねじ穴に締着ボルトを締着できると共に、
これによって保持プレートとカバーとをアッパブームに
対して一緒に固定することができる。
【0086】さらに、請求項7の発明によれば、ねじ座
には、ねじ穴を有し保持プレートの取付穴に嵌合する嵌
合突起を設け、抜止め部材を締着ボルトにより構成した
ので、配管保持具の取付時には、保持プレートの配管保
持突部に設けた取付穴をねじ座の嵌合突起に嵌合させる
ことができ、この状態でカバーの外側から保持プレート
の配管保持突部を介して嵌合突起のねじ穴に締着ボルト
を締着できると共に、これによって取付作業を効率よく
行うことができる。
【0087】また、請求項8の発明によれば、ねじ座の
嵌合突起外周には、カバーの内側面と保持プレートの底
板とに当接する筒体を挿嵌して設ける構成としたので、
締着ボルトによりカバーと筒体とを介して保持プレート
をアッパブームの外側面に安定した状態で固定でき、例
えばその底板に配管保持突部等を一体に設ける必要がな
くなり、保持プレートの形状を簡略化することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態によるオフセットブ
ーム式の油圧ショベルを示す正面図である。
【図2】油圧ショベルのフロントを示す図1中の要部拡
大図である。
【図3】アッパブームを左側に回動した状態を示すフロ
ントの部分平面図である。
【図4】図3中の矢示IV−IV方向からみた配管保持具の
拡大断面図である。
【図5】アッパブームと共に示す配管保持具の分解図で
ある。
【図6】本発明の第2の実施の形態による油圧ショベル
の配管保持具を示す拡大断面図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態による油圧ショベル
の配管保持具を示す拡大断面図である。
【図8】第1の実施の形態の変形例を示す保持プレート
の斜視図である。
【符号の説明】
3 旋回フレーム(フレーム) 8 ロアブーム 9 ブームシリンダ 10 アッパブーム 10A 上面部 12 オフセットシリンダ 13 アームステー 16 アーム 17 アームシリンダ 18 バケット(作業具) 19 バケットシリンダ(作業具シリンダ) 22,28 油圧配管 25,31 ホース(油圧配管) 35,41,52 配管保持具 36,51 ねじ座 36A 嵌合突起 37,42,53,61 保持プレート 37A,42A,53A 底板 37B,42B,53B 側板 37C,53C 配管保持突部 37D,42C 嵌合穴(取付穴) 38 カバー 39 締着ボルト(抜止め部材) 43 筒体 53D,61B 取付穴 61A 隔壁(配管保持突部)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建設機械のフレームに設けられブームシ
    リンダにより俯仰動されるロアブームと、該ロアブーム
    の先端側に設けられオフセットシリンダにより左,右方
    向に回動されるアッパブームと、該アッパブームの先端
    側に左,右方向に回動可能に設けられたアームステー
    と、基端側が該アームステーに取付けられアームシリン
    ダにより俯仰動されるアームと、該アームの先端側に取
    付けられ作業具用シリンダにより回動される作業具と、
    少なくとも前記アームシリンダおよび作業具用シリンダ
    に圧油を給排するため前記アッパブームの長さ方向に延
    びる複数の油圧配管と、該各油圧配管を前記アッパブー
    ムの長さ方向に沿って保持する配管保持具とを備えたオ
    フセットブーム式建設機械において、 前記配管保持具は、前記アッパブームの外側面に沿って
    長さ方向に延びて設けられ前記各油圧配管を互いに横並
    び状態に保持する保持プレートと、該保持プレートに取
    付けられ該保持プレート内の前記各油圧配管を外側から
    覆うカバーと、該カバーと前記保持プレートとを前記ア
    ッパブームに対して抜止め状態に保持する抜止め部材と
    から構成したことを特徴とするオフセットブーム式建設
    機械。
  2. 【請求項2】 前記保持プレートはアッパブームの上面
    側に設け、前記カバーは該保持プレート内を延びる前記
    各油圧配管を上側から覆う構成としてなる請求項1に記
    載のオフセットブーム式建設機械。
  3. 【請求項3】 前記保持プレートは、前記アッパブーム
    の外側面に沿って長さ方向に延びる底板と、該底板の
    左,右両側に位置して該底板から立設された左,右の側
    板と、該左,右の側板間に位置して前記底板から立設さ
    れ該各側板との間で前記各油圧配管を横並び状態に保持
    する複数の配管保持突部とから構成してなる請求項1ま
    たは2に記載のオフセットブーム式建設機械。
  4. 【請求項4】 前記保持プレートは樹脂材料により形成
    し、前記配管保持突部には前記抜止め部材が挿通される
    取付穴を前記底板を貫通して設けてなる請求項3に記載
    のオフセットブーム式建設機械。
  5. 【請求項5】 前記アッパブームの外側面には該アッパ
    ブームの長さ方向に間隔をもって複数のねじ座を固着し
    て設け、前記抜止め部材は該各ねじ座に締着される複数
    本の締着ボルトにより構成してなる請求項1,2,3ま
    たは4に記載のオフセットブーム式建設機械。
  6. 【請求項6】 前記各ねじ座には前記保持プレートが嵌
    合する嵌合突起を設け、該嵌合突起には前記締着ボルト
    用のねじ穴を設けてなる請求項5に記載のオフセットブ
    ーム式建設機械。
  7. 【請求項7】 前記アッパブームの外側面には該アッパ
    ブームの長さ方向に間隔をもって複数のねじ座を固着し
    て設け、該各ねじ座には前記保持プレートの取付穴に嵌
    合する嵌合突起を設け、該各嵌合突起にはねじ穴を設
    け、前記抜止め部材は該各ねじ穴に締着される複数本の
    締着ボルトにより構成してなる請求項4に記載のオフセ
    ットブーム式建設機械。
  8. 【請求項8】 前記保持プレートは取付穴が形成された
    底板と該底板の左,右両側に立設された左,右の側板と
    により構成し、前記アッパブームの外側面には該保持プ
    レートの取付穴を嵌合する嵌合突起を有するねじ座を設
    け、該ねじ座の嵌合突起外周には前記カバーの内側面と
    前記保持プレートの底板とに当接する筒体を挿嵌して設
    け、前記抜止め部材は前記カバーを介して前記嵌合突起
    の先端側に締着される締着ボルトにより構成してなる請
    求項1または2に記載のオフセットブーム式建設機械。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006274675A (ja) * 2005-03-29 2006-10-12 Kobelco Contstruction Machinery Ltd 作業機械
JP2013095235A (ja) * 2011-10-31 2013-05-20 Kobelco Contstruction Machinery Ltd 作業機械におけるハーネス取付構造

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