JP2001010924A - 液状化粧料 - Google Patents
液状化粧料Info
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Abstract
を感じない、安定性に優れた性質を有する液状化粧料を
提供すること。 【解決手段】 ポリオキシエチレンコレスタノールエー
テル0.01〜2重量%と保湿剤0.1〜40重量%と
水を配合する液状化粧料。低級アルコールと油剤を更に
配合する事も可能である。
Description
とした感触と、使用後にべたつきを感じさせない優れた
使用性を有し、且つ、安定性に優れた液状化粧料に関す
る。
塗布することにより、化粧料中に配合された油剤、保湿
剤、美容剤等の働きで、皮膚の水分や油分のバランスを
整え、皮膚を健やかに保つ効果を持たせるものであっ
た。また、配合する成分を選択することにより、洗浄効
果、柔軟性向上効果、収斂効果等の様々な効果を付加さ
せることも可能であった。なかでも、角質柔軟効果を目
的としたポリオキシエチレン付加コレステロール誘導体
を含む皮膚外用剤として特開平7−300408号公報
などの提案がされていた。
て、保湿剤は皮膚にしっとりした感触と保湿効果を与え
る目的で用いられてきたが、使用量が増加した場合は、
感触としてべたつくという問題があった。また、油剤に
よりしっとりした感触を得ようとすると、液状化粧料と
しての安定性を保つ為に、界面活性剤を配合しなければ
ならず、配合量が多い場合には、ぬるつき感が増加して
しまい、液状化粧料の使用性が低下してしまうという問
題があった。
に関し、使用中のしっとりとした感触と、使用後にべた
つきを感じさせない使用性を有し、且つ安定性が良好な
化粧料を提供することをその課題とする。
状況に鑑み、鋭意検討を重ねた結果、特定量のポリオキ
シエチレンコレスタノールエーテルと保湿剤を水に配合
した液状化粧料が、使用性が極めて良好で、安定である
ということを見出し本発明を完成させた。
レスタノールエーテル0.01〜2重量%と保湿剤0.
1〜40重量%と水を配合することを特徴とする液状化
粧料を提供するものである。
発明において用いられるポリオキシエチレンコレスタノ
ールエーテルとは、コレスタノールに酸化エチレンを付
加重合したものであり、好ましくはエチレンオキサイド
が5〜50モル付加したものが挙げられ、さらに好まし
くはエチレンオキサイドの付加が15〜30モルのもの
を使用する事ができる。市販品としてはNIKKOL
DHC−20,30(日光ケミカルズ社製)等を有利に
利用できる。
スタノールエーテルの配合量は液状化粧料全量中の0.
01〜2重量%(以下、単に「%」と略す)であり、特
に0.1〜1%を配合した系において本発明の効果は顕
著である。0.01%未満の配合量では十分にしっとり
した使用感が得られず、一方、2%を超える配合量で
は、使用中にべたつき感が増加してしまい、液状化粧料
の使用性が低下する。
膚を構成する表皮、角質層に水分を保留せしめ皮膚に保
湿性、柔軟性を保たせるものである。従来、乾燥に起因
する皮膚のかさつきや肌荒れを防止し、改善することを
目的として、種々の液状化粧料に配合されてきたもので
ある。具体的には分子内に2個以上の水酸基を有する多
価アルコール、すなわち、エチレングリコール、ポリエ
チレングリコール、プロピレングリコール、1,3ブチ
レングリコール、1,4ブチレングリコール、ジプロピ
レングリコール、グリセリン及びジグリセリン、トリグ
リセリン、テトラグリセリンなどのポリグリセリンやグ
ルコース、マルトース、マルチトース、ショ糖、フルク
トース、キシリトール、ソルビトール、マルトトリオー
ス、スレイトール、エリスリトール、ムコ多糖などの糖
類、及び澱粉分解糖還元アルコール、L−セリン、DL
−セリン、N−メチル−L−セリン、 N−メチル−D
L−セリン、N,N−ジメチル−L−セリン、 N,N
−ジメチル−DL−セリン及びその誘導体、ヒアルロン
酸、プロリン、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、乳
酸、乳酸ナトリウム、クエン酸、クエン酸ナトリウム、
アロエ抽出液などを挙げることができる。
粧料全量中の0.1〜40%で、特に1〜30%を配合
した系において本発明の効果は顕著である。0.1%未
満のときはあまりべたつきを感じることはないが保湿効
果に欠け、40%を超えて配合したときは本発明の方法
ではべたつきを解消できない。上記保湿剤は単独で用い
る事も又2種以上を併用して用いることも可能である。
安定性向上効果を得る目的で低級アルコールを配合する
ことも可能である。具体的には、エタノール、イソプロ
ピルアルコール等が挙げられる。
る場合、その配合量は特には限定されないが、液状化粧
料全量中の0.1〜20%が好ましく、特に1〜15%
を配合した系において本発明の効果を顕著に得る事がで
きる。
目的で油剤を配合することも可能である。本発明で用い
られる油剤とは、動物の皮下組織、植物の種子などから
得られ、液状化粧料に配合することにより、油剤特有の
感触によるエモリエント感、しっとり感を皮膚に与える
作用をなすものである。具体的には、動物油、植物油、
合成油等の起源及び、固形油、半固形油、液体油、揮発
性油等の性状を問わず、炭化水素類、油脂類、ロウ類、
硬化油類、エステル油類、脂肪酸類、高級アルコール
類、シリコーン油類、フッ素系油類、ラノリン誘導体類
等が挙げられ、固形油の場合は、他の液体油等に溶解し
て用いるものである。具体的には、流動パラフィン、ス
クワラン、ワセリン、ポリイソブチレン、ポリブテン、
パラフィンワックス、セレシンワックス、マイクロクリ
スタリンワックス、モクロウ、モンタンワックス、フィ
ッシャトロプスワックス等の炭化水素類、オリーブ油、
ヒマシ油、ホホバ油、ミンク油、マカデミアンナッツ油
等の油脂類、ミツロウ、ラノリン、カルナウバワック
ス、キャンデリラワックス、ゲイロウ等のロウ類、セチ
ルイソオクタネート、ミリスチン酸イソプロピル、パル
ミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシ
ル、トリオクタン酸グリセリル、ジイソステアリン酸ジ
グリセリル、トリイソステアリン酸ジグリセリル、トリ
ベヘン酸グリセリル、ロジン酸ペンタエリトリットエス
テル、ジオクタン酸ネオペンチルグリコール、コレステ
ロール脂肪酸エステル、N−ラウロイル−L−グルタミ
ン酸ジ(コレステリル・ベヘニル・オクチルドデシル)
等のエステル類、ステアリン酸、ラウリン酸、ミリスチ
ン酸、ベヘニン酸、イソステアリン酸、オレイン酸、ロ
ジン酸、12−ヒドロキシステアリン酸等の脂肪酸類、
ステアリルアルコール、セチルアルコール、ラウリルア
ルコール、オレイルアルコール、イソステアリルアルコ
ール、ベヘニルアルコール等の高級アルコール類、低重
合度ジメチルポリシロキサン、高重合度ジメチルポリシ
ロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、デカメチル
シクロペンタシロキサン、オクタメチルシクロテトラシ
ロキサン、架橋型オルガノポリシロキサン、フッ素変性
シリコーン等のシリコーン類、パーフルオロポリエーテ
ル、パーフルオロデカン、パーフルオロオクタン等のフ
ッ素系油剤類、ラノリン、酢酸ラノリン、ラノリン脂肪
酸イソプロピル、ラノリンアルコール等のラノリン誘導
体類、等が挙げられる。
の配合量は特には限定されないが、液状化粧料全量中の
0.001〜2%が好ましく、特に0.1〜2%を配合
した系において本発明の効果を顕著に得る事ができる。
上記油剤は単独で用いる事も2種以上を併用して用いる
ことも可能である。
成成分のほかに、通常化粧料に配合される成分を、本効
果を損なわない範囲で配合することができる。例えば、
タルク、カオリン、無水ケイ酸等の粉末、陰イオン性界
面活性剤、両性界面活性剤、キレート剤、水溶性高分
子、紫外線吸収剤、酸化防止剤、リパーゼやプロテアー
ゼ等の酵素類、水溶性アスコルビン酸誘導体、レゾルシ
ンやイオウ等の薬効成分、殺菌剤、防腐剤、清涼剤、色
素、香料等を本発明の効果を損なわない範囲で配合する
ことができる。
透明又は半透明の液状化粧料であり、前記必須成分及び
任意成分から適宜選択したものを用い、化粧料を製造す
る上で、通常の方法で製造することができる。なお、本
発明において、透明又は半透明とは、島津製作所製の分
光光度計(UV−2500PC)を用いて透過率を測定
し、コントロールとして蒸留水の透明度を100とした
時に15〜100の範囲のものをいう。
美容液、クレンジングローション、アフターシェーブロ
ーション等のスキンケア製品、ヘアートニック、ヘアー
リキッド、養毛料、整髪料等のヘアケア製品、化粧直し
ミスト、プレメーキャップ用ローション等に用いること
ができる。
が、本発明はこれによって何ら限定されるものではな
い。
べたつきの無さ等の使用性、経時安定性について以下の
評価方法により評価した。
に溶解する。 B:成分6〜11を混合溶解する。 C:BにAを加え、均一に混合して化粧水を得た。
較例1〜6の化粧水を化粧歴10年以上の女性30人に
使用してもらい、「しっとり感」及び「べたつき感の無
さ」について、良いと感じた人数により、以下の基準に
従って評価し、結果を表1に併せて示した。 〔評価基準〕 良いとした人数 24〜30名:◎ 17〜23名:○ 10〜16名:△ 9名以下:×
光度計(UV−2500PC)(島津製作所製)を用い
て透過率を測定する。コントロールとして蒸留水の透明
度を100とする。上記化粧水で50℃の恒温槽に一ヶ月
間放置したものの透過率と製造した直後に測定した透過
率を下記の式に従い変化率(濁度の状態)を求め、以下
の基準で評価した。 50℃1ケ月放置後の透過率/製造直後の透過率×10
0 〔評価基準〕 ◎:100〜85以上 ○:85未満〜50以上 △:50未満〜15以上 ×:15未満
〜8の化粧水は、しっとり感に優れ、使用後のべたつき
感が無く、安定性にも優れたものであった。それに対
し、比較例では全ての項目を満足するものは、得られな
かった。
た。 実施例7の水性エッセンスは、保湿効果に優れ、べたつ
き感が無く、経時安定性にも優れたものであった。
グローションを得た。 実施例8のクレンジングローションは、保湿効果に優
れ、べたつき感が無く、経時安定性にも優れたものであ
った。
ョンを得た。 実施例9のヘアローションは、保湿効果に優れ、べたつ
き感が無く、経時安定性にも優れたものであった。
使用感触と、使用後のべたつきを感じない、安定性に優
れた性質を有するものである。
Claims (3)
- 【請求項1】 ポリオキシエチレンコレスタノールエー
テル0.01〜2重量%と保湿剤0.1〜40重量%と
水を配合することを特徴とする液状化粧料。 - 【請求項2】 更に、低級アルコールを配合することを
特徴とする請求項1に記載の液状化粧料。 - 【請求項3】 更に、油剤を配合することを特徴とする
請求項1又は2いずれか一項に記載の液状化粧料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11179406A JP2001010924A (ja) | 1999-06-25 | 1999-06-25 | 液状化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11179406A JP2001010924A (ja) | 1999-06-25 | 1999-06-25 | 液状化粧料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001010924A true JP2001010924A (ja) | 2001-01-16 |
Family
ID=16065321
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11179406A Pending JP2001010924A (ja) | 1999-06-25 | 1999-06-25 | 液状化粧料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001010924A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006126385A1 (ja) * | 2005-05-25 | 2006-11-30 | Shiseido Company, Ltd. | 不全角化抑制剤、毛穴縮小剤又は肌荒れ防止・改善剤及び皮膚外用組成物 |
-
1999
- 1999-06-25 JP JP11179406A patent/JP2001010924A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006126385A1 (ja) * | 2005-05-25 | 2006-11-30 | Shiseido Company, Ltd. | 不全角化抑制剤、毛穴縮小剤又は肌荒れ防止・改善剤及び皮膚外用組成物 |
JP2006327971A (ja) * | 2005-05-25 | 2006-12-07 | Shiseido Co Ltd | 不全角化抑制剤、毛穴縮小剤又は肌荒れ防止・改善剤及び皮膚外用組成物 |
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