JP2001010651A - 可撓性粉体容器 - Google Patents

可撓性粉体容器

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JP2001010651A
JP2001010651A JP11182678A JP18267899A JP2001010651A JP 2001010651 A JP2001010651 A JP 2001010651A JP 11182678 A JP11182678 A JP 11182678A JP 18267899 A JP18267899 A JP 18267899A JP 2001010651 A JP2001010651 A JP 2001010651A
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JP
Japan
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powder
container
opening
bulkhead
flexible
Prior art date
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Pending
Application number
JP11182678A
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English (en)
Inventor
Katsumi Saegusa
克巳 三枝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】容器口で粉体が詰まらずにスムーズに注出で
き、特に幅広い粒径分布を持つ粉体でも詰まり難く、一
度に大量注出する虞もなく、手加減で注出の調整を行う
不便さの解消。さらに被付着面に均一に分散注出できる
容器の提供。 【解決手段】内部に容器口と隔壁とで囲まれた空間を備
え、該隔壁の開口率を1〜20%とし、該隔壁の開口部
面積を容器口の断面積以下とした可撓性粉体容器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、可撓性粉体容器に
関する。
【0002】
【従来の技術】調味料や洗剤等の粉体を吐出させると
き、容器を振動させて粉体を振り出していた。しかし、
容器口が大きい場合、一度に大量吐出し、不必要な粉体
吐出する虞があった。一方容器口が小さい場合、粉体が
容器口を詰まらせることがあった。よって調味料や洗
剤、あるいは化粧品等の必要十分な量の粉体を吐出させ
るには、使用者の手加減で調整する必要があった。
【0003】特開平9−226858には、粉体等を収
容し、倒立圧搾し注出させる容器で、注出キャップ内に
所定圧以上の加圧粉体を通過させる吐出制御用網栓を装
備させる定量注出容器が記載されている。そこには、倒
立させても吐出制御用網栓における流路抵抗から、吐出
制御用網栓で粉体が自然流出しない程度にその網目の粗
さを選定するとあるが、粉体の自然流出が阻止される構
造であり、吐出制御用網栓の位置で粉体が詰まっている
状態のため、網目を通過できる粒径の粉体のみは吐出で
きるが幅広い粒径分布をもつ粉体は粒径の大きい粉体が
網目で詰まり吐出し難かった。
【0004】一方、粉体の取り出しがスムーズで、被付
着面に均一分散注出させることができれば、従来よりも
少ない粉体量で粉体自体が持つ効果を発揮できる。例え
ば化粧品の場合は肌に対する化粧効果(粉体塗布性、粉
体付着性、粉体均一性)、洗剤の場合は、洗濯前に衣類
表面に対し洗剤等の粉体を均一分散注出させることで衣
類表面に界面活性剤が分散存在するため従来よりも少な
い洗剤量でも洗浄効果が向上する等である。しかし、上
記の課題を解決できる粉体容器はまだ提案されていな
い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、容器
口で粉体が詰まらずにスムーズに注出できて、特に幅広
い粒径分布を持つ粉体でも詰まり難く、一度に大量注出
する虞もなく、手加減で注出の調整を行う不便さを解消
することにある。さらに被付着面に均一に分散注出でき
る容器を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】そのため本発明では、内
部に容器口と隔壁とで囲まれた空間を備え、該隔壁の開
口率を1〜20%とし、該隔壁の開口部面積を容器口の
断面積以下の可撓性粉体容器とした。
【0007】本発明の可撓性粉体容器は粉体を収容する
可撓性の容器本体と容器口を有する注出部とからなる。
容器口とは容器外へ粉体を注出する口であり、容器の任
意の位置に1ヶ所あるいは複数ヶ所設ける。容器口の総
面積とは、容器口断面積の総和である。空間とは粉体の
詰まりを防止する空間である。
【0008】粉体の詰まり防止となる隔壁の位置は、上
記容器口と隔壁とで囲まれて構成される空間を備えるよ
うに、容器口寄りの可撓性粉体容器内部に設けられる。
隔壁は、粉体詰まり防止の空間と容器本体とを隔てた壁
であり、粉体が容器口へ一挙に集中しないよう粉体の流
れを一時的に抑制する効果がある。隔壁の形は特に限定
されず、板状、膜状、円筒状、円柱状、円錐状、円錐台
形、球状、半球状、三角形、四角形等の多角形状、多角
柱状、多角錘状、でもよい。隔壁の材質は、ゴム、樹
脂、金属、木材、等で作られる。
【0009】隔壁には開口部を有し、該開口部を通過し
た粉体が容器口へ移動し該容器口から容器外へ注出され
る。隔壁の開口率とは、注出の際、最初に粉体が接触す
る隔壁の内側面の全表面積に占める上記開口面積の総和
の割合を百分率で表した数字である。上記開口率が1〜
20%であれば、粉体の流れを一時的に抑制しながら上
記開口部を通過した粉体が容器口へ移動する構造とな
り、容器口での粉体詰まり防止となる。
【0010】可撓性粉体容器とは、容器本体を手によっ
て圧搾またはスクイズできる容器である。圧搾できる容
器のため収容された粉体を空気とともに容器口へ送り出
せて、圧搾後容器内の減圧で容器外から空気を容器内に
取り入れることができる。その時の空気流入によって上
記隔壁の開口部に集まった粉体を飛散させる効果があり
スムーズな連続噴射が可能となる。
【0011】より好ましい態様は、空間の体積が、上記
可撓性粉体容器全体積の0.5〜30%である請求項1
記載の可撓性粉体容器である。上記空間があるため容器
口に一挙に粉体が集中することなく容器口の粉体詰まり
が防止できる。可撓性粉体容器の全体積に対する空間の
占める割合を百分率で表した値は、粉体の収容体積の確
保や粉体と空気との置換をスムーズに行わせる点から
0.5〜30%が好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】図1の可撓性粉体容器1は、上部
に口部4を有し粉体5を収容する可撓性の容器本体2
と、該容器本体2に取り付けられる注出部3とからな
る。口部4には、ねじ嵌合、凹凸等による係止部を備え
て注出部3が取り付けられる。注出部3には頂部に容器
口6がある。隔壁7は、空間9と容器本体2とを隔てた
壁であり、上記容器口6と隔壁7とで囲まれた粉体詰ま
り防止の空間9を備えるように容器口6寄りの可撓性粉
体容器内部に設けられる。注出部3はノズル形状が好ま
しいが、上記可撓性粉体容器1の口部4と同じ幅で上方
へ延長した形状でもよい。ノズル状注出部とは容器口を
有し先端部へ行くにしたがい注出部の断面積が減少する
尖り状の粉体注出部材である。注出部3と隔壁7とは別
体で構成され注出部3のフランジ部3aに隔壁7が嵌合
又は接着されている。
【0013】粉体5の粒径は、粉体5が可撓性粉体容器
1から均一に分散噴射しやすい点で平均粒径1μm〜1
000μmが好ましい。粉体の用途として調味料(平均
粒径100〜300μm)、化粧品(平均粒径1〜20
μm)、洗剤(平均粒径350〜500μm)等があ
る。
【0014】容器口6の径は0.5〜2mmである。容
器口6の総断面積をS1とすると、1つの開口部の開口
断面積S2はS1と同じ面積か、またはS1よりも小さ
い。従って容器口6と隔壁7の間の空間には粉体滞留が
ないため、容器口6に一挙に粉体が集中することなく容
器口6の粉体詰まりが防止できる。隔壁7は容器口6寄
りの可撓性粉体容器1内部に設けられる。好ましい開口
率は、粉体通過しやすい点、注出部3の粉体集中防止の
点から1〜20%で、より好ましくは5〜15%であ
る。本実施例は8%とした。
【0015】実施例で開口部8は複数の小孔8aであ
る。隔壁7は膜状部材あるいは板状部材で、ポリプロピ
レン等の樹脂で作られるが、ゴム等の弾性部材でもよ
い。隔壁7を膜状部材あるいは板状部材で作ることは、
部品コストを廉価にし、製造ラインを簡略化でき、製造
コスト低下の効果がある。
【0016】隔壁7の厚みは特に限定されないが、容器
の圧搾で発生する空気と粉体の混合圧力による膜状部材
あるいは板状部材の振動で小孔8aに一時的に付着した
粉体の除去効果の点から0.1mm〜10mmが好まし
い。小孔8aの直径は0.5〜2mmで、小孔8aに対
する粉体詰まり防止の点から粉体粒径の2〜104倍が
好ましい。小孔8aの形は円形であるが、三角形、四角
形等、多角形、あるいはスリットでもよい。また孔の大
きさは、すべて同じ大きさでもよいが、大、中、小、と
大きさが異なってもよい。隔壁7上の小孔8aは、容器
口6の粉体集中防止の点から等間隔の配置が好ましい。
【0017】可撓性粉体容器1の全体積をV1、空間9
の体積をV2とし、V2/V1の体積比率は、粉体5の
収容体積の確保や粉体5と空気との置換をスムーズに行
わせる点から0.5〜30%が好ましく、より好ましく
は0.8〜10%であり、本実施例は約1%とした。
【0018】図2は粉体詰まり防止部の第二の実施例を
示す。第一の実施例と相違する点は隔壁17が中空の略
円柱形状である。上記隔壁7は、注出部3とねじ嵌合さ
れている。該円柱形の側面部、或いは底面部の表面に孔
18aが複数設けてある。特に側面部の孔18aについ
ては底面部の孔18aよりも粉体5の圧力を受け難いた
め、空気置換しやすい。
【0019】
【発明の効果】本発明の容器は、容器口で粉体が詰まら
ずにスムーズに注出できて、特に幅広い粒径分布を持つ
粉体でも詰まり難く、一度に大量注出する虞もなく、手
加減で注出の調整を行う不便さを解消できる。さらに被
付着面に均一に分散注出できる容器となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の実施例の断面図 (b)隔壁の正面図
【図2】本発明の第二の実施例の断面図
【符号の説明】
1可撓性粉体容器 2容器本体 3注出部 3a フランジ部 4 口部 5 粉体 6 容器口 7 隔壁 8 開口部 8a 小孔 9 空間 S1 容器口の総面積 S2 1つの開口部の面積 V1 容器の総体積 V2 空間の総体積

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に容器口と隔壁とで囲まれた空間を
    備え、該隔壁の開口率を1〜20%とし、該隔壁の開口
    部面積を容器口の断面積以下とした可撓性粉体容器。
  2. 【請求項2】 上記空間の体積は、上記可撓性粉体容器
    全体積の0.5〜30%である請求項1記載の可撓性粉
    体容器。
JP11182678A 1999-06-29 1999-06-29 可撓性粉体容器 Pending JP2001010651A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018198743A (ja) * 2017-05-26 2018-12-20 株式会社ニイタカ 詰まり防止栓及び粉粒状洗剤自動供給装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018198743A (ja) * 2017-05-26 2018-12-20 株式会社ニイタカ 詰まり防止栓及び粉粒状洗剤自動供給装置

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