JP2549080Y2 - 注出ノズル - Google Patents

注出ノズル

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JP2549080Y2
JP2549080Y2 JP6407593U JP6407593U JP2549080Y2 JP 2549080 Y2 JP2549080 Y2 JP 2549080Y2 JP 6407593 U JP6407593 U JP 6407593U JP 6407593 U JP6407593 U JP 6407593U JP 2549080 Y2 JP2549080 Y2 JP 2549080Y2
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淳 小美濃
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、混合液攪拌用のボー
ルを収納した容器本体の口部に取付けられる注出ノズル
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から化粧料,整髪料,修正液等は様
々なものが開発されて市場に出回っているが、そのなか
で、複数種類の比重の異なる液体を混合して使用するも
のがある。このような化粧料等は、上記複数種類の液体
を1個の容器に収容し、容器が静止状態に保持されてい
るときには、比重の違いから上下複数層に分離するた
め、使用時に容器を振って充分に攪拌することが行われ
ている。そのため、容器内にボールを収容し、上記容器
を振った際にボールを容器内を移動させ化粧料等を万遍
なく攪拌させるようにしたものがある。ところが、上記
容器は、化粧料等の残量が少なくなる等する場合には、
容器を倒立状態にして使用することが行われており、こ
のときにボールが容器の注出口を塞ぐという欠点を有し
ている。
【0003】そこで、容器を倒立状態にして使用する場
合にも、容器内に収容したボールが容器の注出口を塞ぐ
ことがないものとして、実開平2─59158号公報に
示す注出ノズルが開示されている。この注出ノズル20
は、図16に示すように、スクイズ容器21の口部22
に組付けられる組付筒23と、この組付筒23の上端か
ら立設され内部に注出開口部25が形成された注出筒2
4と、この注出筒24から垂設され内部に流通路27が
形成された規制筒26とで構成されており、この規制筒
26の下端部に、その下端面から上方に向かって割溝状
に延びる4本の連通口28が形成されている。そして、
容器を倒立姿勢にして使用する場合に、図17に示すよ
うに、内溶液攪拌用のボール29が規制筒26の下端開
口上に乗ってこれを閉鎖する状態になっても、容器21
の内部空間と規制筒26内の流通路27とが上記連通口
28を介して連通され、これにより、確実に内溶液が外
部に注出されるようにしている。図16において、30
はキャップである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記注
出ノズル20では、容器を倒立姿勢にして使用する場合
に、ボール29が規制筒26の下端開口上に乗った状態
では、ボール29が連通口28に流入する内溶液の流れ
の邪魔になり、内溶液をスムーズに注出することができ
ないという問題がある。しかも、上記使用時にボール2
9が内溶液の混合作用を全く奏しないという問題もあ
る。
【0005】この考案は、このような事情に鑑みなされ
たもので、容器を倒立姿勢にして使用する場合に、容器
内に収容したボールが規制筒の下端開口を閉鎖すること
がなく、また、内溶液の混合作用を奏することのできる
注出ノズルの提供をその目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この考案の注出ノズルは、比重の異なる複数の液体
と、これを混合するボールとを収容する容器本体の口部
に嵌挿固定される注出ノズルであって、容器本体の口部
に嵌挿され固定される組付筒と、その内側に一体的に設
けられ内部が注出開口部に形成された規制筒を備え、こ
の規制筒の下端は、中央部から右側がテーパー状に段落
としされていると同時に、左側もテーパー状に段落とし
され、開口縁部は中央から左右半分が、それぞれ相互に
逆向きのテーパー面に形成されたという構成をとる。
【0007】
【作用】すなわち、この考案の注出ノズルは、容器本体
の口部に嵌挿され固定される組付筒と、その内側に一体
的に設けられ内部が注出開口部に形成された規制筒を備
え、この規制筒の下端は、中央部から右側がテーパー状
に段落としされていると同時に、左側もテーパー状に段
落としされ、開口縁部は中央から左右半分が、それぞれ
相互に逆向きのテーパー面に形成されている。このた
め、容器本体を振って複数の液体を混合し、その混合液
を上記規制筒から注出する際に、混合液の残量が少なく
なる等して容器本体を倒立姿勢にする場合にも、ボール
は規制筒の下端開口縁部に形成された逆向きのテーパー
面に邪魔されて規制筒の下端開口を塞がない。また、例
えば、規制筒が低く形成されている場合(すなわち、規
制筒の下端面と組付筒の下端面とが略同じ高さに形成さ
れている場合)には、上記注出の際に容器本体を倒立姿
勢にすると、ボールが上記下端開口縁部のテーパー面を
移動(同一テーパー面での移動および双方のテーパー面
間での移動)し、注出される液の混合作用をする。
【0008】つぎに、この考案を実施例にもとづいて詳
しく説明する。
【0009】
【実施例】図1はこの考案の一実施例を示す注出ノズル
3を、図2および図3に示す容器本体1とキャップ2と
からなる可撓性スクイズ容器に取り付けた状態を示して
いる。上記容器本体1は可撓性を有する合成樹脂により
形成されており、その内部には、比重の異なる複数の液
体(図示せず)が収容されているとともに、これら複数
の液体を混合するためのボール5(直径6mm)が収容
されている(図14参照)。また、上記容器本体1に
は、その上部に口部4が設けられており、この口部4の
外周面にねじ部4aが形成されているとともに、その内
周面4bに注出ノズル3が着脱自在に嵌挿固定されてい
る。
【0010】上記注出ノズル3は、図6および図7に示
すように、外周面の上部に、上記口部4への嵌挿固定時
に口部4の内周面に抜け止め状に圧接される2条の弾性
凸条6aが形成された組付筒6(外径10mm,内径8
mm)と、この組付筒6の上端部に突設され上記口部4
への嵌挿固定時に口部4の上端面に載せられる鍔部7
と、この鍔部7の上面に立設された略円錐台状の注出筒
8とを備えており、図8に示すように、この注出筒8の
下部の内周面から規制筒9(外径4.2mm)が垂下し
ている。そして、上記注出筒8の内部空間と規制筒9の
内部空間とが一連に繋がって流通路(注出開口部)10
が形成されている。この流通路10は、上部の細径部1
0a(この細径部10aは直径1.5mmの円形断面
で、長さ1.5mmに形成されている)と、これの下方
に続く大径テーパー部10b(この大径テーパー部10
bは上端が直径1.8mmの円形断面で、下端が直径
2.5mmの円形断面からなる下拡がり状テーパー面に
形成されているとともに、長さ9mmに形成されてい
る)とからなっている。また、上記規制筒9の下端部
は、図9に示すように、左右の側面から見た形状が直径
5mmの円形の1/3円弧状に形成されており、これに
より、図10および図11に示すように、中央部から右
側がテーパー状に段落としされていると同時に、左側も
テーパー状に段落としされ、かつ、開口縁部9aは中央
から左右半分が、それぞれ相互に逆向きのテーパー面に
形成されている。図7において、11はリブである。
【0011】上記キャップ2は、図12および図13に
示すように、天井壁2aの下面から円筒状の内側筒12
が垂下しており、その内周面に、上記口部4の外周面の
ねじ部4aにら合するねじ部12aが形成されていると
ともに、その中央部に、上記注出ノズル3の注出筒8の
上端開口(注出口)8aを栓する栓部13が突出形成さ
れている。
【0012】上記のような注出ノズル3を用いる場合に
は、容器本体1を振って複数の液体を混合したのちこの
混合液を注出する際に、容器本体1を倒立姿勢にして使
用すると、図14に示すように、ボール5が規制筒9の
下端開口縁部9aの逆向きのテーパー面に邪魔されて規
制筒9の下端開口を塞がない。しかも、ボール5が上記
下端開口縁部9aのテーパー面を移動(同一テーパー面
での移動および双方のテーパー面間での移動)し、注出
される液の混合作用をする。さらに、注出口8a付近に
付着している混合液は、流通路10の細径部10aの内
周面を伝って落下したのち、通路面積の広い大径テーパ
ー部10bの内周面を伝って落下し(このとき、大径テ
ーパー部10bの通路面積が広すぎると細径部10aに
混合液が滞留して大径テーパー部10bまで落下せず、
また、大径テーパー部10bの通路面積が通路面積の狭
い細径部10aと同じ場合には、上記通路面積の狭い流
通路が長く続くことになり、この流通路に混合液が滞留
して容器本体1の内部空間に落下しない)、そのまま、
大径テーパー部10bの下端から容器本体1の内部空間
に落下する。
【0013】このように、上記実施例では、容器本体1
を倒立姿勢にして使用する場合に、ボール5が規制筒9
の下端開口を塞ぐことがない。しかも、ボール5が上記
規制筒9の下端開口縁部9aのテーパー面を移動(同一
テーパー面での移動および双方のテーパー面間での移
動)し、注出される液の混合作用をする。さらに、上記
使用状態から正立姿勢にしても、規制筒9内の流通路1
0内に混合液が滞留せず確実に容器本体1内に落下する
ため、この正立姿勢の容器本体1を手で握っても、混合
液が注出口8aから外部に出ることがない。
【0014】図15は、この考案の他の実施例を示して
いる。この実施例では、規制筒9の下端部が組付筒6の
下端面より大きく突出しており、これにより、容器本体
1を倒立姿勢にした場合にも、ボール5が規制筒9の下
端開口上に載ることがなく、規制筒9の側方に落ちる。
【0015】なお、上記実施例では、規制筒9の下端部
の形状を、左右の側面から見て円形となるように形成し
ているが、これに限定するものではなく、楕円形となる
ように形成したり、直線状の山形傾斜面となるように形
成してもよい。
【0016】
【考案の効果】以上のように、この考案の注出ノズルに
よれば、容器本体を振って複数の液体を混合し、その混
合液を上記規制筒から注出する際に、混合液の残量が少
なくなる等して容器本体を倒立姿勢にする場合にも、ボ
ールは規制筒の下端開口縁部に形成された逆向きのテー
パー面に邪魔されて規制筒の下端開口を塞がない。ま
た、例えば、規制筒が低く形成されている場合(すなわ
ち、規制筒の下端面と組付筒の下端面とが略同じ高さに
形成されている場合)には、上記注出の際に容器本体を
倒立姿勢にすると、ボールが上記下端開口縁部のテーパ
ー面を移動(同一テーパー面での移動および双方のテー
パー面間での移動)し、注出される液の混合作用をす
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示す注出ノズルの取付け
状態を示す断面図である。
【図2】スクイズ容器の正面図である。
【図3】スクイズ容器の側面図である。
【図4】容器本体の正面図である。
【図5】容器本体の平面図である。
【図6】上記注出ノズルの正面図である。
【図7】上記注出ノズルを下から見た状態を示す図であ
る。
【図8】上記注出ノズルの拡大断面図である。
【図9】上記注出ノズルの下端部の側面図である。
【図10】上記注出ノズルの下端部の正面図である。
【図11】上記注出ノズルの下端部の斜視図である。
【図12】キャップの正面図である。
【図13】キャップの平面図である。
【図14】この考案の作用を示す断面図である。
【図15】この考案の他の実施例の作用を示す断面図で
ある。
【図16】従来例を示す断面図である。
【図17】従来例の作用を示す断面図である。
【符号の説明】
1 容器本体 2 キャップ 3 注出ノズル 4 口部 5 ボール 6 組付筒 8 注出筒 9 規制筒 10 流通路

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 比重の異なる複数の液体と、これを混合
    するボール5とを収容する容器本体1の口部4に嵌挿固
    定される注出ノズル3であって、容器本体1の口部4に
    嵌挿され固定される組付筒6と、その内側に一体的に設
    けられ内部が注出開口部10に形成された規制筒9を備
    え、この規制筒9の下端は、中央部から右側がテーパー
    状に段落としされていると同時に、左側もテーパー状に
    段落としされ、開口縁部9aは中央から左右半分が、そ
    れぞれ相互に逆向きのテーパー面に形成されたことを特
    徴とする注出ノズル。
JP6407593U 1993-11-30 1993-11-30 注出ノズル Expired - Lifetime JP2549080Y2 (ja)

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JPH0731647U JPH0731647U (ja) 1995-06-13
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JP2002193296A (ja) * 2000-12-26 2002-07-10 Key Tranding Co Ltd 液体容器
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