JP2001010507A - ケーブルリールのロータへのロッキングカラーの取付構造 - Google Patents
ケーブルリールのロータへのロッキングカラーの取付構造Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ロータとロックングカラーとを誤結を防止す
る。 【解決手段】 自動車のステアリング装置に取り付ける
ケーブルリールのロータ１２に、キャンセルカムを設け
たロッキングカラー１５を取り付ける構造において、ロ
ータの円筒形状の中心軸部の外周面と、該外周面に下方
より挿入した後に回転させて取り付けるロッキングカラ
ーの円筒部内周面に、係止部と倒Ｌ形状の被係止部を周
方向に間隔をあけて複数組設け、上記被係止部と係止部
とからなる複数の組み合わせの内の一組は、他の組と大
小を異ならせた位置決め用被係止部と位置決め用係止部
とし、該位置決め用被係止部に他の係止部に挿入不可と
して、ロータとロッキングカラーとの正規位置に結合で
きる構成としている。
る。 【解決手段】 自動車のステアリング装置に取り付ける
ケーブルリールのロータ１２に、キャンセルカムを設け
たロッキングカラー１５を取り付ける構造において、ロ
ータの円筒形状の中心軸部の外周面と、該外周面に下方
より挿入した後に回転させて取り付けるロッキングカラ
ーの円筒部内周面に、係止部と倒Ｌ形状の被係止部を周
方向に間隔をあけて複数組設け、上記被係止部と係止部
とからなる複数の組み合わせの内の一組は、他の組と大
小を異ならせた位置決め用被係止部と位置決め用係止部
とし、該位置決め用被係止部に他の係止部に挿入不可と
して、ロータとロッキングカラーとの正規位置に結合で
きる構成としている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のステアリ
ング装置に取り付けるケーブルリールのロータに、ター
ンシグナルのキャンセルカムを設けたロッキングカラー
を取り付ける構造に関し、特に、ロータとロッキングカ
ラーとを正規位置で確実に結合させるものである。
ング装置に取り付けるケーブルリールのロータに、ター
ンシグナルのキャンセルカムを設けたロッキングカラー
を取り付ける構造に関し、特に、ロータとロッキングカ
ラーとを正規位置で確実に結合させるものである。
【０００２】
【従来の技術】自動車のステアリング装置に設けられる
ケーブルリールは、ステアリングシャフトに固定され外
筒部となるケーシングと、ハンドル側に固定され内筒部
となるロータとが、相対的に回転可能に連結されて構成
されている。該ケーシングとロータ１とで形成される円
環状中空部にはフラットケーブルが渦巻き状に収容さ
れ、ハンドル操作に連動するロータの正逆回転に応じて
中空部内で該フラットケーブルが巻き締めおよび巻き戻
しされている。
ケーブルリールは、ステアリングシャフトに固定され外
筒部となるケーシングと、ハンドル側に固定され内筒部
となるロータとが、相対的に回転可能に連結されて構成
されている。該ケーシングとロータ１とで形成される円
環状中空部にはフラットケーブルが渦巻き状に収容さ
れ、ハンドル操作に連動するロータの正逆回転に応じて
中空部内で該フラットケーブルが巻き締めおよび巻き戻
しされている。
【０００３】上記ステアリング装置においては、図６
（Ｃ）に示すように、ウインカースイッチのスイッチ操
作を自動的にキャンセルする機構として、キャンセルカ
ム７を設けた円環形状のロッキングカラー４がハンドル
の回転操作に連動するロータ１に取り付けられている。
詳しくは、図６（Ａ）（Ｂ）（Ｃ）に示すように、ロー
タ１の円筒形状の中心軸部２の外周面にＬ形状の係止溝
３が周方向に９０度間隔をあけて４個設けられる一方、
ロッキングカラー４の円筒部５の内周面には４つの係止
突起６が設けられ、上記係止溝３に係止突起６を嵌合さ
せた後に回転させることにより、ロータ１とロッキング
カラー４とが結合されている。
（Ｃ）に示すように、ウインカースイッチのスイッチ操
作を自動的にキャンセルする機構として、キャンセルカ
ム７を設けた円環形状のロッキングカラー４がハンドル
の回転操作に連動するロータ１に取り付けられている。
詳しくは、図６（Ａ）（Ｂ）（Ｃ）に示すように、ロー
タ１の円筒形状の中心軸部２の外周面にＬ形状の係止溝
３が周方向に９０度間隔をあけて４個設けられる一方、
ロッキングカラー４の円筒部５の内周面には４つの係止
突起６が設けられ、上記係止溝３に係止突起６を嵌合さ
せた後に回転させることにより、ロータ１とロッキング
カラー４とが結合されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】図６（Ａ）（Ｂ）
（Ｃ）に示す構造では、等間隔に設けられた複数個の係
止溝３および係止突起６はそれぞれいずれも同じ大きさ
であるため、係止溝３はいずれの係止突起６とも嵌合さ
せることができ、正規位置からずれた位置でロータ１と
ロッキングカラー４とが誤結される恐れがある。
（Ｃ）に示す構造では、等間隔に設けられた複数個の係
止溝３および係止突起６はそれぞれいずれも同じ大きさ
であるため、係止溝３はいずれの係止突起６とも嵌合さ
せることができ、正規位置からずれた位置でロータ１と
ロッキングカラー４とが誤結される恐れがある。
【０００５】上記のように誤結された場合、誤結を解除
する必要があるが、この解除作業時に、ロックングカラ
ーおよびロータの結合箇所に損傷が発生させやすい問題
がある。よって、誤結が発生しないように細心の注意を
払わなければならず、ロッキングカラー４をロータ１へ
取り付けるための作業効率が悪くなる問題がある。
する必要があるが、この解除作業時に、ロックングカラ
ーおよびロータの結合箇所に損傷が発生させやすい問題
がある。よって、誤結が発生しないように細心の注意を
払わなければならず、ロッキングカラー４をロータ１へ
取り付けるための作業効率が悪くなる問題がある。
【０００６】本発明は上記した問題に鑑みてなされたも
ので、ケーブルリールのロータへのロッキングカラーの
取り付けに際し、作業効率を悪化させることなく誤結を
防止することを課題としている。
ので、ケーブルリールのロータへのロッキングカラーの
取り付けに際し、作業効率を悪化させることなく誤結を
防止することを課題としている。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、自動車のステアリング装置に取り付ける
ケーブルリールのロータに、キャンセルカムを設けたロ
ッキングカラーを取り付ける構造において、上記ロータ
の円筒形状の中心軸部の外周面と、該外周面に下方より
挿入した後に回転させて取り付ける上記ロッキングカラ
ーの円筒部内周面に、互いに対応する係止部と倒Ｌ形状
の被係止部を周方向に間隔をあけて複数組設け、上記係
止部と被係止部とからなる複数の組み合わせの内の一組
は、他の組と大小を異ならせた位置決め用係止部と位置
決め用被係止部とし、該位置決め用被係止部に他の係止
部を挿入不可として、ロータとロッキングカラーとの正
規位置に結合できる構成としているケーブルリールのロ
ータへのロッキングカラーの取付構造を提供している。
に、本発明は、自動車のステアリング装置に取り付ける
ケーブルリールのロータに、キャンセルカムを設けたロ
ッキングカラーを取り付ける構造において、上記ロータ
の円筒形状の中心軸部の外周面と、該外周面に下方より
挿入した後に回転させて取り付ける上記ロッキングカラ
ーの円筒部内周面に、互いに対応する係止部と倒Ｌ形状
の被係止部を周方向に間隔をあけて複数組設け、上記係
止部と被係止部とからなる複数の組み合わせの内の一組
は、他の組と大小を異ならせた位置決め用係止部と位置
決め用被係止部とし、該位置決め用被係止部に他の係止
部を挿入不可として、ロータとロッキングカラーとの正
規位置に結合できる構成としているケーブルリールのロ
ータへのロッキングカラーの取付構造を提供している。
【０００８】例えば、複数個の係止部および被係止部の
組み合わせのうち一組を他の組より小さいサイズとする
ことにより、この小さい被係止部には小さい係止部しか
挿入できなくなる。従って、正規位置以外でのロータと
ロッキングカラーとの結合は不可能となるため、誤結を
確実に防止できる。また、上記小さい係止部と被係止部
を夫々位置決め用係止部及び位置決め用被係止部とし、
これを対応させることによって、一目でロータとロッキ
ングカラーとの取り付け正規位置を確認することがで
き、取り付け作業が容易となり、作業全体の効率が向上
する。
組み合わせのうち一組を他の組より小さいサイズとする
ことにより、この小さい被係止部には小さい係止部しか
挿入できなくなる。従って、正規位置以外でのロータと
ロッキングカラーとの結合は不可能となるため、誤結を
確実に防止できる。また、上記小さい係止部と被係止部
を夫々位置決め用係止部及び位置決め用被係止部とし、
これを対応させることによって、一目でロータとロッキ
ングカラーとの取り付け正規位置を確認することがで
き、取り付け作業が容易となり、作業全体の効率が向上
する。
【０００９】また、被係止部を倒Ｌ形状とすることによ
り、該被係止部には係止部を下方より挿入したのちに回
転させて嵌合させることにより、ロッキングカラーとロ
ータとの結合がより強固となり、特に車の走行時に生じ
やすい軸方向の衝撃や振動に対する耐久力が増す。さら
に、その係止作業は、外嵌して回転させるという連続の
一作業で完了するため、容易且つ短時間で済み、スムー
ズな取り付け作業を妨げない。
り、該被係止部には係止部を下方より挿入したのちに回
転させて嵌合させることにより、ロッキングカラーとロ
ータとの結合がより強固となり、特に車の走行時に生じ
やすい軸方向の衝撃や振動に対する耐久力が増す。さら
に、その係止作業は、外嵌して回転させるという連続の
一作業で完了するため、容易且つ短時間で済み、スムー
ズな取り付け作業を妨げない。
【００１０】なお、位置決め用係止部及び位置決め用被
係止部は、他のそれらよりも大きいサイズとしてもよ
い。この場合、位置決め用係止部は、同じく大きいサイ
ズの位置決め用被係止部以外の被係止部への嵌合が不可
能であるため、正規位置以外での結合は不可能となり、
誤結を防ぐことができる。
係止部は、他のそれらよりも大きいサイズとしてもよ
い。この場合、位置決め用係止部は、同じく大きいサイ
ズの位置決め用被係止部以外の被係止部への嵌合が不可
能であるため、正規位置以外での結合は不可能となり、
誤結を防ぐことができる。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施形態を図面を参
照して説明する。ケーブルリール１０は、円環形状の底
壁１１ａと外周壁１１ｂとからなる外筒部を構成するケ
ーシング１１と、円環形状の上壁１２ａと内周壁、即ち
中心軸部１２ｂとからなる内筒部を構成するロータ１２
とを、相対的に回転可能に連結して構成される。上記ケ
ーシング１１とロータ１２で形成される円環形状中空部
１３にフラットケーブル１４が渦巻き状に収納され、該
フラットケーブル１４の一端をケーシング１１に、他端
をロータ１２に固定させて外部に導出し、ハンドル操作
に対応するロータ１２の正逆回転に応じてフラットケー
ブル１４が中空部内で巻き締め、巻き戻しされるように
しており、この構成は従来と同様である。
照して説明する。ケーブルリール１０は、円環形状の底
壁１１ａと外周壁１１ｂとからなる外筒部を構成するケ
ーシング１１と、円環形状の上壁１２ａと内周壁、即ち
中心軸部１２ｂとからなる内筒部を構成するロータ１２
とを、相対的に回転可能に連結して構成される。上記ケ
ーシング１１とロータ１２で形成される円環形状中空部
１３にフラットケーブル１４が渦巻き状に収納され、該
フラットケーブル１４の一端をケーシング１１に、他端
をロータ１２に固定させて外部に導出し、ハンドル操作
に対応するロータ１２の正逆回転に応じてフラットケー
ブル１４が中空部内で巻き締め、巻き戻しされるように
しており、この構成は従来と同様である。
【００１２】図１乃至図４に示す本発明に係る第一実施
形態では、ロータ１２の中心軸部１２ｂの下縁１２ｃが
ケーシング１１の底壁１１ａより下方に突出し、該下縁
１２ｃの外周面に、キャンセルカム１６を設けたロッキ
ングカラー１５を取り付けている。
形態では、ロータ１２の中心軸部１２ｂの下縁１２ｃが
ケーシング１１の底壁１１ａより下方に突出し、該下縁
１２ｃの外周面に、キャンセルカム１６を設けたロッキ
ングカラー１５を取り付けている。
【００１３】ロッキングカラー１５は、キャンセルカム
１６と、該キャンセルカムが取り付けられている円環部
１７と、上記中心軸部１２ｂに外嵌する円筒部１８とで
構成される。図４に示すように、円筒部１８の内周面上
縁１８ａには、周方向に９０度間隔で４つの矩形状凸部
からなる係止部１９（１９ａ、１９ｂ、１９ｃ、１９
ｄ）を突設している。そのうちの一つの係止部１９ａは
他の３つの係止部１９ｂ、１９ｃ、１９ｄよりも小さく
して、位置決め用係止部１９ａとし、他の３つの係止部
１９ｂ、１９ｃ、１９ｄは同じ大きさの係止部としてい
る。
１６と、該キャンセルカムが取り付けられている円環部
１７と、上記中心軸部１２ｂに外嵌する円筒部１８とで
構成される。図４に示すように、円筒部１８の内周面上
縁１８ａには、周方向に９０度間隔で４つの矩形状凸部
からなる係止部１９（１９ａ、１９ｂ、１９ｃ、１９
ｄ）を突設している。そのうちの一つの係止部１９ａは
他の３つの係止部１９ｂ、１９ｃ、１９ｄよりも小さく
して、位置決め用係止部１９ａとし、他の３つの係止部
１９ｂ、１９ｃ、１９ｄは同じ大きさの係止部としてい
る。
【００１４】一方、ロータ１２の中心軸部１２ｂの下縁
１２ｃの外周面には、図３（Ａ）に示すように、周方向
に９０度間隔で、４つの凹状の被係止部２０（２０ａ、
２０ｂ、２０ｃ、２０ｄ）を設けている。この被係止部
２０はいずれも、図３（Ｂ）に示すように、軸方向に設
けられた下端開口の縦溝２０−１と、該縦溝２０−１の
上端部２０−３から連続して９０度屈曲させて横長に設
けられた横溝２０−２とからなる倒Ｌ形状としている。
また、４つの被係止部２０のサイズは全て上記係止部１
９と対応させ、小さく設けられた上記位置決め用係止部
１９ａと正規位置で嵌合すべき位置決め用被係止部２０
ａのサイズを、他の被係止部２０ｂ、２０ｃ、２０ｄよ
り小さく設定している。他の被係止部２０ｂ、２０ｃ、
２０ｄのサイズは同一としている。
１２ｃの外周面には、図３（Ａ）に示すように、周方向
に９０度間隔で、４つの凹状の被係止部２０（２０ａ、
２０ｂ、２０ｃ、２０ｄ）を設けている。この被係止部
２０はいずれも、図３（Ｂ）に示すように、軸方向に設
けられた下端開口の縦溝２０−１と、該縦溝２０−１の
上端部２０−３から連続して９０度屈曲させて横長に設
けられた横溝２０−２とからなる倒Ｌ形状としている。
また、４つの被係止部２０のサイズは全て上記係止部１
９と対応させ、小さく設けられた上記位置決め用係止部
１９ａと正規位置で嵌合すべき位置決め用被係止部２０
ａのサイズを、他の被係止部２０ｂ、２０ｃ、２０ｄよ
り小さく設定している。他の被係止部２０ｂ、２０ｃ、
２０ｄのサイズは同一としている。
【００１５】さらに、上記各被係止部の横溝２０−２に
は、図３（Ｃ）に示すように、矢印Ｂに示す正回転方向
に爪状に突出させた隆起部２０−７を底面２０−６に設
けている。
は、図３（Ｃ）に示すように、矢印Ｂに示す正回転方向
に爪状に突出させた隆起部２０−７を底面２０−６に設
けている。
【００１６】ロータ１２へのロッキングカラー１５の取
り付けは、まず、上記位置決め用被係止部２０ａと位置
決め用係止部１９ａとを対応させて正規位置に合わせた
うえで、４つの被係止部２０ａ、２０ｂ、２０ｃ、２０
ｄを夫々の縦溝２０−１の開口部２０−４に、各係止部
１９ａ、１０ｂ、１９ｃ、１９ｄを下方から矢印Ａに示
す方向に嵌合し、縦溝２０−１の上端部２０−３まで押
し込んだ後、横溝２０−２に沿って矢印Ｂに示す方向に
回転させ、先端部２０−５まで各係止部１９ａ、１０
ｂ、１９ｃ、１９ｄを滑らせる作業で行う。横溝２０−
２には、その先端部２０−５まで押し込まれた係止部１
９が容易に逆回転して抜けないように、矢印Ｂに示す正
回転方向に爪状に突出させた隆起部２０−７を底面２０
−６に設け、係止部１９が隆起部２０−７に引っ掛か
り、矢印Ｃに示す方向に逆回転して抜けないようにして
いる。
り付けは、まず、上記位置決め用被係止部２０ａと位置
決め用係止部１９ａとを対応させて正規位置に合わせた
うえで、４つの被係止部２０ａ、２０ｂ、２０ｃ、２０
ｄを夫々の縦溝２０−１の開口部２０−４に、各係止部
１９ａ、１０ｂ、１９ｃ、１９ｄを下方から矢印Ａに示
す方向に嵌合し、縦溝２０−１の上端部２０−３まで押
し込んだ後、横溝２０−２に沿って矢印Ｂに示す方向に
回転させ、先端部２０−５まで各係止部１９ａ、１０
ｂ、１９ｃ、１９ｄを滑らせる作業で行う。横溝２０−
２には、その先端部２０−５まで押し込まれた係止部１
９が容易に逆回転して抜けないように、矢印Ｂに示す正
回転方向に爪状に突出させた隆起部２０−７を底面２０
−６に設け、係止部１９が隆起部２０−７に引っ掛か
り、矢印Ｃに示す方向に逆回転して抜けないようにして
いる。
【００１７】上記構造により、位置決め用被係止部２０
ａには、小さく設けられた位置決め用係止部１９ａしか
嵌合しないため、ロッキングカラーとロータは常に正規
位置以外では結合できず、確実に誤結を防止できる。ま
た、互いにサイズの小さい位置決め用係止部１９ａと位
置決め用被係止部２０ａを合わせることにより正規位置
を容易に確認できるため、一目で正確な取り付けが行
え、作業効率の点でも優れている。
ａには、小さく設けられた位置決め用係止部１９ａしか
嵌合しないため、ロッキングカラーとロータは常に正規
位置以外では結合できず、確実に誤結を防止できる。ま
た、互いにサイズの小さい位置決め用係止部１９ａと位
置決め用被係止部２０ａを合わせることにより正規位置
を容易に確認できるため、一目で正確な取り付けが行
え、作業効率の点でも優れている。
【００１８】さらに、被係止部２０を上記倒Ｌ形状とし
たことにより、ロッキングカラー１５とロータ１２とは
周方向のみでなく軸方向にも係止され、外部からの力に
よる該ロッキングカラー１５の抜け外れをより確実に防
止できる。さらにまた、このような確実な係止が、係止
部１９を被係止部２０に挿し込んで回転させるという１
回の連続作業で容易にできるため、取り付け作業の手間
もかからない。
たことにより、ロッキングカラー１５とロータ１２とは
周方向のみでなく軸方向にも係止され、外部からの力に
よる該ロッキングカラー１５の抜け外れをより確実に防
止できる。さらにまた、このような確実な係止が、係止
部１９を被係止部２０に挿し込んで回転させるという１
回の連続作業で容易にできるため、取り付け作業の手間
もかからない。
【００１９】図５は、本発明に係る第二実施形態を示
し、第一実施形態との相違点は、ロータ１２’に矩形状
凸部からなる係止部１９’を設け、ロッキングカラー１
５’に倒Ｌ形状の凹部からなる被係止部２０’を設けた
点、及び位置決め用係止部１９ａ’と位置決め用被係止
部２０ａ’の大きさを他の３つの係止部及び被係止部よ
りも大きくした点である。
し、第一実施形態との相違点は、ロータ１２’に矩形状
凸部からなる係止部１９’を設け、ロッキングカラー１
５’に倒Ｌ形状の凹部からなる被係止部２０’を設けた
点、及び位置決め用係止部１９ａ’と位置決め用被係止
部２０ａ’の大きさを他の３つの係止部及び被係止部よ
りも大きくした点である。
【００２０】本実施形態においても、大きい位置決め用
係止部１９ａ’は位置決め用被係止部２０ａ’以外のい
ずれの小さい被係止部にも挿入できないため、正規位置
以外での誤結を確実に防ぐことができる。また、他より
も大きい位置決め用係止部１９ａ’と位置決め用被係止
部２０ａ’とを対応させるだけでロータとロッキングカ
ラーとを正規位置に合わせることができるため、確認作
業も容易である。
係止部１９ａ’は位置決め用被係止部２０ａ’以外のい
ずれの小さい被係止部にも挿入できないため、正規位置
以外での誤結を確実に防ぐことができる。また、他より
も大きい位置決め用係止部１９ａ’と位置決め用被係止
部２０ａ’とを対応させるだけでロータとロッキングカ
ラーとを正規位置に合わせることができるため、確認作
業も容易である。
【００２１】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
によれば、ケーブルリールのロータとロッキングカラー
の取り付け箇所に設けられた複数組の被係止部と係止部
のうち、一組の大きさを他の組と異ならせ、該一組を位
置決め用被係止部と位置決め用係止部とし、位置決め用
被係止部に位置決め用係止部以外の係止部を嵌合できな
くすることにより、正規位置以外での誤結を確実に防止
することができる。
によれば、ケーブルリールのロータとロッキングカラー
の取り付け箇所に設けられた複数組の被係止部と係止部
のうち、一組の大きさを他の組と異ならせ、該一組を位
置決め用被係止部と位置決め用係止部とし、位置決め用
被係止部に位置決め用係止部以外の係止部を嵌合できな
くすることにより、正規位置以外での誤結を確実に防止
することができる。
【００２２】また、被係止部の形状を倒Ｌ形状とするこ
とにより、ロッキングカラーはロータに対して周方向の
みでなく軸方向にも係止されるため、特に軸方向に生じ
やすい振動や衝撃に対する耐久力が増し、且つ、その係
止構造は複雑でなく手間もかからないため、容易に確実
な取り付けを行うことができる。
とにより、ロッキングカラーはロータに対して周方向の
みでなく軸方向にも係止されるため、特に軸方向に生じ
やすい振動や衝撃に対する耐久力が増し、且つ、その係
止構造は複雑でなく手間もかからないため、容易に確実
な取り付けを行うことができる。
【図１】 （Ａ）は本発明の第一実施形態に係るロッキ
ングカラーがケーブルリールのロータに取り付けられた
状態を示す断面図、（Ｂ）は要部拡大図である。
ングカラーがケーブルリールのロータに取り付けられた
状態を示す断面図、（Ｂ）は要部拡大図である。
【図２】 図１に示すロータにロッキングカラーを嵌合
させる状態を示す斜視図である。
させる状態を示す斜視図である。
【図３】 （Ａ）は図１に示すロータの平面図であり、
（Ｂ）は要部拡大側面図であり、（Ｃ）は要部拡大断面
図である。
（Ｂ）は要部拡大側面図であり、（Ｃ）は要部拡大断面
図である。
【図４】 （Ａ）はロッキングカラーの平面図、（Ｂ）
は要部拡大断面図ある。
は要部拡大断面図ある。
【図５】 第二実施形態の要部拡大断面図である。
【図６】 従来例を示し、（Ａ）はロータの平面図であ
り、（Ｂ）はロータとロッキングカラーの要部側面図で
あり、（Ｃ）はロッキングカラーの平面図である。
り、（Ｂ）はロータとロッキングカラーの要部側面図で
あり、（Ｃ）はロッキングカラーの平面図である。
１０ ケーブルリール １１ ケーシング １１ｂ 外周壁 １２、１２’ ロータ １２ｂ 中心軸部 １５、１５’ ロッキングカラー １６ キャンセルカム １８ 円筒部 １９、１９’ 係止部 １９ａ、１９ａ’ 位置決め用係止部 ２０、２０’ 被係止部 ２０ａ、２０ａ’ 位置決め用被係止部 ２０−１ 縦溝 ２０−２ 横溝 ２０−３ 上端部 ２０−４ 開口部 ２０−５ 先端部 ２０−６ 底面 ２０−７ 隆起部
Claims (1)
- 【請求項１】 自動車のステアリング装置に取り付ける
ケーブルリールのロータに、キャンセルカムを設けたロ
ッキングカラーを取り付ける構造において、上記ロータ
の円筒形状の中心軸部の外周面と、該外周面に下方より
挿入した後に回転させて取り付ける上記ロッキングカラ
ーの円筒部内周面に、係止部と倒Ｌ形状の被係止部を周
方向に間隔をあけて複数組設け、上記被係止部と係止部
とからなる複数の組み合わせの内の一組は、他の組と大
小を異ならせた位置決め用被係止部と位置決め用係止部
とし、該位置決め用被係止部に他の係止部に挿入不可と
して、ロータとロッキングカラーとの正規位置に結合で
きる構成としているケーブルリールのロータへのロッキ
ングカラーの取付構造。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11187500A JP2001010507A (ja) | 1999-07-01 | 1999-07-01 | ケーブルリールのロータへのロッキングカラーの取付構造 |
| US09/608,607 US6447197B1 (en) | 1999-07-01 | 2000-06-30 | Mounting structure for fitting a locking collar to cable reel rotor |
| EP00305538A EP1065107A3 (en) | 1999-07-01 | 2000-06-30 | Mounting structure for fitting a locking collar to a cable reel rotor |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11187500A JP2001010507A (ja) | 1999-07-01 | 1999-07-01 | ケーブルリールのロータへのロッキングカラーの取付構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001010507A true JP2001010507A (ja) | 2001-01-16 |
Family
ID=16207158
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11187500A Withdrawn JP2001010507A (ja) | 1999-07-01 | 1999-07-01 | ケーブルリールのロータへのロッキングカラーの取付構造 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
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| EP (1) | EP1065107A3 (ja) |
| JP (1) | JP2001010507A (ja) |
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| JPH0950735A (ja) * | 1995-08-07 | 1997-02-18 | Niles Parts Co Ltd | 車両用ターンシグナルスイッチのキャンセル機構 |
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| JPH09245583A (ja) * | 1996-03-01 | 1997-09-19 | Niles Parts Co Ltd | 回転コネクタを有したコンビネーションスイッチ装置 |
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-
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-
2000
- 2000-06-30 EP EP00305538A patent/EP1065107A3/en not_active Withdrawn
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060905 |