JP2001009483A - 水質浄化装置 - Google Patents

水質浄化装置

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JP2001009483A
JP2001009483A JP11184582A JP18458299A JP2001009483A JP 2001009483 A JP2001009483 A JP 2001009483A JP 11184582 A JP11184582 A JP 11184582A JP 18458299 A JP18458299 A JP 18458299A JP 2001009483 A JP2001009483 A JP 2001009483A
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water
ozone
pipe
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organic matter
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Hideaki Ikeda
英明 池田
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Tokico Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被処理中に懸濁態有機物(藻類
等)が多く含まれている場合でも、良好な浄化処理が行
える水質浄化装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 オゾン曝気装置39を浄化処理体
19の外周に設け、浄化処理体19は外周から中心の集
水体14に向かって水を還流させながら浄化処理を行う
構成としたため、オゾン曝気装置39によって懸濁体有
機物を溶存態有機物に分解し、その溶存態有機物を浄化
処理体19で分解するということとなり、浄化能力が向
上し、かつ浄化の処理効率が良い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、湖沼、
池、ダム、溜池、貯水池、河川、用水路、堀、運河、水
槽等において水を浄化する水質浄化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】湖沼、池、ダム、溜池、貯水池、河川、
用水路、堀、運河、水槽等の浄化対象において、水質汚
染対策として浄化する水質浄化装置を設置することが行
われている。
【0003】このような水質浄化装置として、集水孔か
ら被処理水を吸引可能な集水部と、該集水部の周囲に配
設されて被処理水を微生物が溶存態有機物を分解するこ
とによって浄化処理する処理部とを有し、集水部から集
水孔を介して被処理水を吸引することで処理部に被処理
水を通過させ、この追加時に該処理部で浄化処理を行う
ものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記水質浄化装置にお
いては、被処理中に懸濁態有機物(藻類等)が多く含ま
れている場合では、微生物処理のみでは懸濁態有機物を
分解しきれないといった問題がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に、本発明は、被処理水を吸引する集水部と、該集水部
の周囲に配設されて被処理水を浄化処理する処理部とを
有する水質浄化装置において、前記処理部の外側にオゾ
ンガスを曝気するオゾンガス曝気ノズルを設けたことを
特徴とする。
【0006】これにより、本発明の水質浄化装置では、
オゾン曝気ノズルによって懸濁体有機物を溶存態有機物
に分解し、その溶存態有機物を処理部で分解する。
【0007】また、請求項2の発明は、前記オゾンガス
曝気ノズルによってオゾンガスが曝気される領域を取り
囲むように設けられた筒状体と、該筒状体の上部を塞ぐ
ように設けられたオゾンガス捕集フィルタと、からなる
オゾン曝気槽を設けたことを特徴とする。
【0008】これにより、請求項2の発明の水質浄化装
置では、オゾン曝気槽内で反応しきれず、水に溶存せず
に気体のままで残ったオゾンガスはオゾン曝気槽内を上
昇し、上部のフィルタで捕集される。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の水質浄化装置の実施の形
態を図1乃至図4を参照して以下に説明する。
【0010】水質浄化装置1は、池あるいは湖沼等の浄
化対象としての閉鎖系の水域2の水面2a下に水底2b
に固定された状態で配置される浄化処理ユニット3と、
陸側に設置される駆動装置4(図3参照)とから構成さ
れている。なお、以下の説明における上下は配置時の状
態における上下である。
【0011】まず、図1および図2を用いて浄化処理ユ
ニット3について説明する。
【0012】浄化処理ユニット3は、多数の通水孔5a
が全面に形成されるとともにそれぞれが正方形状をなし
て環状に連結される四枚の側板部5と、これら側板部5
の下端開口側を閉塞するよう取り付けられるとともに多
数の通水孔6aが全面に形成された正方形状の下板部6
と、逆側の上端開口側を閉塞するよう取り付けられると
ともに多数の通水孔7aが全面に形成された正方形状の
上板部7とからなる、略立方体状の外体8を有してい
る。
【0013】外体8は、塩化ビニルやステンレス鋼等の
非腐食性部材や非腐食処理された鋼板等からなるもの
で、下板部6の下面の外周側に固定された支持フレーム
9を介して水底2b上に固定されている。
【0014】そして、外体8には、第一管部10と第二
管部11と第三管部12とからなる略J字形状の円筒の
集水管13が設けられている。
【0015】第一管部10は、一の側板部5の内側に近
接しかつ外体8の中心軸線に平行をなすとともに、下端
側が下板部8の近傍まで延在し、一端側が水面2aに対
して水平となるように屈曲しており、その開口部が水面
2a下に来るように設けられている。
【0016】また、第二管部11は、第一管部10の下
端から連続して外体8の中心軸線方向に向くよう湾曲し
下板部6に沿って外体8の中心軸線の近傍まで延在して
さらに該中心軸線に沿って上方を向くよう湾曲してい
る。
【0017】さらに、第三管部12は、第二管部11の
第一管部10に対し反対側から連続して外体8の中心軸
線上を高さ方向の略中心位置まで延在して開口部12a
を上方に向けている。
【0018】そして、本実施の形態においては、集水管
13の第三管部12の開口部12a側に、集水体14が
設けられている。集水体は、第三管部12に取り付けら
れた主管15と、主管15から左右に枝分かれした複数
の副管16からなっており、各副官16には、後述する
木炭17が進入しないように木炭17の径より小径の集
水孔16aが全面に多数貫通形成されている。
【0019】外体8の内部には、通水孔5a,6a,7
aおよび集水体14の集水孔16aより径大の浄化材と
しての木炭17が充填されしかも有機物を分解する好気
性の微生物が坦持されて、処理部18が形成されてい
る。なお、処理部18と外体8とで浄化処理体19が構
成されている。
【0020】第一管部10に近接する側板部5の外側に
は、空気噴出管20が、該第一管部10と平行をなして
設けられており、該空気噴出管20は、下端側が外体8
の中心方向に屈曲して側板部5を通って第一管部10の
下部に挿入されて、該第一管部10で上方に屈曲されて
いる。空気噴出管20は、該第一管部10内に位置する
一端部に内外を貫通させる空気噴出孔20aが設けられ
ており、他端部に屈曲形状の連結管21を介して連結ホ
ース22が連結されている。空気噴出管20は、この連
結ホース22を介して、陸側に固定された駆動装置4に
連結されている。
【0021】また、外体8の下側には、洗浄ノズル23
が支持フレーム9に支持固定された状態で設けられてい
る。この洗浄ノズル23は、主管23aと主管23aか
ら左右に枝分かれした複数の副管23bとからなってお
り、各副管23bには、その内部を外部に連通させる空
気噴出孔24cが多数所定の間隔でほぼ全長にわたって
形成されている。この洗浄ノズル23の一側は、側板部
5の外側であって空気噴出管20に対し反対側の位置に
鉛直延在されており、その上端部に屈曲形状の連結管2
4を介して連結ホース25が連結されている。洗浄ノズ
ル23は、この連結ホース25を介して駆動装置4に連
結されている。
【0022】また、外体8の下側、支持フレーム9の外
周を取り囲むように四角環状のオゾン曝気ノズル26が
設けられている。このオゾン曝気ノズル26には、その
内部を外部に連通させるオゾン噴出孔26aが多数所定
の間隔で略全長にわたって形成されている。このオゾン
曝気ノズル26は、一部が枝分かれして側板部5の外側
に鉛直延在されており、その上端部に屈曲形状の連結管
27を介して連結ホース28が連結されている。オゾン
曝気ノズル26は、この連結ホース28を介して駆動装
置4に連結されている。
【0023】さらに、オゾン曝気ノズル26の外周から
浄化処理体19を取り囲むように、有蓋四角筒状のオゾ
ン曝気槽29が設けられている。該オゾン曝気槽29の
蓋部分はオゾンガスを捕集する活性炭からなるフィルタ
29aとなっている。
【0024】次に、駆動装置4について説明する。
【0025】駆動装置4は、陸側に固定される筐体30
を有しており、図2に示すように、連結ホース22およ
び連結ホース25は、筐体30内で電磁三方切換弁(以
下、切換弁と称す)31に連結され、該切換弁31を介
して一つの空気圧縮機32に連結されている。該切換弁
31は、空気圧縮機32の吐出側を、連結ホース22の
みに連通させる状態と連結ホース25のみに連結させる
状態とに切り換えるようになっている。また、連結ホー
ス28は、筐体30でオゾン発生器33に連結されてお
り、オゾン発生器33はもう1つの空気圧縮機34に連
結されている。
【0026】これら、切換弁31と空気圧縮機32,3
4とオゾン発生器33とは、筐体30内に設けられたコ
ントローラ35に電気的に接続されている。このコント
ローラ35は、空気圧縮機32,34およびオゾン発生
器33とともに外部電源36に接続されており、外部電
源36からの切換弁31への電力供給の制御を行う。ま
た、コントローラ35には、浄化処理ユニット3内部に
設けられて水の濁度を検出する濁度センサ(図示せず)
が電気的に接続されている。
【0027】ここで、空気圧縮機32、切換弁31、連
結ホース22、連結管21、空気噴出管20、集水管1
3および集水体14が、エアリフトポンプ37を構成し
ており、また、空気圧縮磯32、切換弁31、連結ホー
ス25、連結管24および洗浄ノズル23が、洗浄装置
38を構成しており、さらに、空気圧縮機34、オゾン
発生器33、連結ホース28、連結管27、オゾン曝気
ノズル26およびオゾン曝気槽29が、オゾン曝気装置
39を構成している。
【0028】次に、上記構成の水質浄化装置1のコント
ローラ35の処理を図4のフローチャートを用いて以下
に説明する。
【0029】S1でフラグF=0とし、S2で切換弁3
1を連結ホース22側に切り換えさせる。S3で空気圧
縮機32、34を駆動し、S4で洗浄時期判断処理を行
う。S5では、S4の洗浄時期判断処理で洗浄時期と判
断されたか否かを判断し、洗浄時期ではないと判断した
場合には、S6で濁度センサからの信号を読み取って濁
度Cを検出する。
【0030】S7で濁度Cが所定の濁度C0よりも大き
いか否かを判断し、濁度Cが所定の濁度C0よりも大き
いと判断したときには、S8でF=1か否か判断し、F
=1ならばS4の洗浄時期判断処理に戻る。S8で、F
=1ではないと判断したならば、S9でF=1とし、S
10でオゾン発生器33を駆動したのち、S4の洗浄時
期判断処理に戻る。
【0031】また、S7で濁度Cが所定の濃度C0より
も大きくないと判断したときには、S11でF=0か否
か判断し、F=0ならばS4の洗浄時期判断処理に戻
る。S11で、F=0ではないと判断したならば、S1
2でF=0とし、S13でオゾン発生器33を停止させ
たのち、S4の洗浄時期判断処理に戻る。
【0032】S4の洗浄時期判断処理で洗浄時期と判断
されたとS5で判断した場合には、S14でF=1か否
か判断し、F=1でなければS15でF=1とし、S1
6でオゾン発生器33を駆動してS17へ進む。また、
S14でF=1と判断した場合もそのままS17へ進
む。S17では、切換弁31を連結ホース25側に切り
換えさせ、S18で内蔵のタイマの時間Tをリセットし
たのちカウントを開始させる。S19で時間Tが所定時
間T1よりも大きいか否かを判断し、時間Tが所定の時
間T1よりも大きいと判断するまでS19を繰り返した
のち、時間Tが所定の時間T1よりも大きいと判断した
ならば、S20で切換弁31を連結ホース22側に切り
換え、S4の洗浄時期判断処理に戻る。
【0033】次に、上記コントローラ35の処理に基づ
き、水質浄化装置1の動作を説明する。
【0034】まず、外部電源36から電源が供給される
と、S1でオゾン発生装置33の駆動状況を示すフラグ
Fが0に設定される。(F=0ならばオゾン発生器33
は停止しており、F=1ならばオゾン発生器33は駆動
していることを示す。)次に、S2で切換弁31が連結
ホース22側に切り換えられ、S3で空気圧縮機32,
34が駆動されることにより、空気圧縮機32の圧縮空
気は連結ホース22、連結管21を介して空気噴出管2
0に供給される。すると、圧縮空気は空気噴出孔20a
から噴出され集水管13の第一管部10内で気泡となっ
て下から上へ移動し、この気泡の移動で、該集水管13
の第一管部10内に上方への水流すなわちエアリフトが
生じる。このとき処理部18の中心近傍の水が集水体1
4の集水孔16aから吸い込まれ、集水管13を通過
し、第一管部10の開口部から処理部18の外部に排出
される。これにより、強制的に浄化処理体19の外側の
水が、側板部5の通水孔5a、下板部6の通水孔6aお
よび上板部7の通水孔7aの全方向から、処理部18内
に導入され、処理部18を中心に向け移動して中心の集
水体14の集水孔16aに至り、その際に、処理部18
を構成する木炭17に担持された好気性微生物に、溶存
態有機物等が分解されることで水が浄化される。
【0035】また、ここで、懸濁態有機物等が増加する
ことにより水が所定以上濁ってきたとき(S6で図示し
ない濁度センサで測定した水の濁度Cが所定の濁度C0
よりも大きくなったと判断したとき)にはS10でオゾ
ン発生器33を駆動する。このとき、オゾン発生器33
が駆動していることを示すフラグFが1でないとS8で
判断したときはS9でF=1とする。オゾン発生器33
では空気圧縮機34から供給された圧縮空気からオゾン
を発生させ、連結ホース28、連結管27を介してオゾ
ン曝気ノズル26に供給する。これにより、オゾン曝気
槽29内の被処理水は、オゾンガスに接触し、被処理水
中の懸濁態有機物(アオコ等の藻類、難分解性の有機物
等)とオゾンとが反応して懸濁態有機物が溶存態有機物
に変化する。ここで変化した溶存態有機物は上述のよう
に処理部18で分解される。
【0036】ここで、長期間浄化処理を行うことによ
り、処理部18の目詰まりが進み、目標とする浄化性能
が得られないような場合(S4で行う処理部18の洗浄
時期判断処理で洗浄時期と判断された場合)には、処理
部18の洗浄(逆洗)を行う必要がある。S4で行う洗
浄時期判断処理は、たとえば集水管13に圧力センサを
設けて集水管13の吸い込み圧力が所定値以上になった
か否か判断したり、タイマにより、浄化処理を行った時
間が所定時間を超えたか否か判断することなどによって
行う。
【0037】そして、S4で行った洗浄時期判断処理が
洗浄時期と判断されると(S5)、切換弁31を連結ホ
ース25側に切り換える。これにより、空気圧縮機34
から吐出された圧縮空気は、連結ホース28、連結管2
7、洗浄ノズル26の順に通過し、空気噴出孔26aか
ら噴出され、気泡となり、下板部6の通水孔6aから処
理部18内に入り、処理部18内を上方に移動する。こ
の気泡の移動による衝撃等で、処理部18を構成する木
炭17に振動が生じる。この振動や衝撃により、浄化処
理を行うことで処理部18内で増殖した好気性微生物あ
るいは好気性微生物が分解し生成した物質や処理部18
内の被処理水内に含まれる浮遊物等が木炭から剥離等さ
れ、気泡の移動で生じる水流で空気とともに処理部18
内を上昇し、主として上側の上板部7の通水孔7aを通
過して処理部18の外側に排出される。
【0038】このとき、S15でフラグFが1か否か判
断することによってオゾン発生器33が駆動されている
かを判断し、F=0つまりオゾン発生器33が駆動され
ていなければオゾン発生器33を駆動させる。これによ
り、オゾン発生器33では空気圧縮機34供給された圧
縮空気からオゾンを発生させ、連結ホース25、連結管
24を介してオゾン曝気ノズル23に供給する。これに
より、処理部18から排出された被処理水は、オゾンガ
スに接触し、被処理水中の懸濁態有機物(アオコ等の藻
類、難分解性の有機物等)とオゾンとが反応して懸濁態
有機物が溶存態有機物に変化する。このようにして浄化
処理体19の処理部18が洗浄される。
【0039】そして、所定時間が経過したならば(S1
8,19)、S20で切換弁31と連結ホース25側か
ら連結ホース22側に切り換えることで、逆洗ノズル2
6に供給されていた圧縮空気が空気噴出管20に供給さ
れるようになり、処理部18の洗浄(逆洗)が終了し
て、水の浄化処理が再開する。
【0040】以上のように構成された本実施の形態は、
空気圧縮機34、オゾン発生器33、連結ホース28、
連結管27、オゾン曝気ノズル26およびオゾン曝気槽
29からなるオゾン曝気装置39を設けているため、処
理部18内の木炭17に担持された好気性微生物では分
解しきれない懸濁態有機物をオゾンガスによって好気性
微生物が容易に分解可能な溶存態有機物に分解すること
ができる。これによって、水質浄化装置1は溶存態有機
物だけでなく懸濁態有機物も分解することができ、浄化
能力が向上する。
【0041】また、本実施の形態では、オゾン曝気装置
39が浄化処理体19の外周に設けられ、浄化処理体1
9は外周から中心の集水体14に向かって水を還流させ
ながら浄化処理を行う構成となっているため、オゾン曝
気装置39によって懸濁体有機物を溶存態有機物に分解
し、その溶存態有機物を浄化処理体19で分解するとい
う順番となり、浄化の処理効率が良い。
【0042】また、本実施の形態では、濁度センサを設
けて所定濁度C0以下の場合には、オゾン発生器33を
作動させないため、不必要に電力を消費することがな
い。
【0043】なお、オゾン曝気槽29内で反応しきれず
に、被処理水に溶存しているオゾンも処理部18内で分
解・吸着され、水質浄化装置1の外部に流出することは
ない。また、オゾン曝気槽29内で反応しきず、水に溶
存せずに気体のままで残ったオゾンガスはオゾン曝気槽
29内を上昇し、蓋部のフィルタ29aで捕集されるた
め、オゾン曝気槽29の外部に流出することはない。
【0044】また、本実施の形態では、処理部18の洗
浄(逆洗)を行うときにも、オゾン曝気装置39を作動
させるようにしているため、処理部18の目詰まり等の
要因である藻類などの懸濁態有機物が、洗浄装置38に
よって処理部18から排出されても、オゾン曝気槽29
内で溶存態有機物に分解するため、一旦水質浄化装置1
によって捕集された懸濁態有機物が、処理部18の洗浄
のときに再び水質浄化装置1外部に排出されることがな
い。
【0045】なお、本実施の形態では、オゾン曝気槽2
9内で反応や溶存せず、ガスのまま残ったオゾンを捕集
するためにフィルタ29aを設けているので、フィルタ
29aが水面2a下にあっても、オゾンガスをオゾン曝
気槽29外部に流出させることはないが、水中で反応・
溶存できるオゾンガスまでフィルタ29aによって捕集
されてしまうことになり、オゾンガスが有効に反応・溶
存できなくなるおそれがあるため、フィルタ29aは、
本実施の形態のように、水面2aよりも上にあることが
望ましい。
【0046】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の請求項1
記載の水質浄化装置によれば、オゾン曝気ノズルが処理
部の外側に設けられ、処理部は外周から内部の集水部に
向かって水を還流させながら浄化処理を行う構成となっ
ているため、オゾン曝気ノズルによって懸濁体有機物を
溶存態有機物に分解し、その溶存態有機物を処理部で分
解することになり、浄化能力が向上し、また浄化処理効
率が向上する。
【0047】本発明の請求項2記載の水質浄化装置によ
れば、オゾン曝気槽内で反応しきれず、水に溶存せずに
気体のままで残ったオゾンガスはオゾン曝気槽内を上昇
し、上部のフィルタで捕集されるため、オゾンガスがオ
ゾン曝気槽の外部に流出することはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態の水質浄化装置1の浄化
処理ユニット3を示す側断面図である。
【図2】 本発明の実施の形態の水質浄化装置1の浄化
処理ユニット3を示すA−A断面図である。
【図3】 本発明の実施の形態の水質浄化装置1の駆動
装置4を示す図である。
【図4】 本発明の実施の形態の水質浄化装置1のコン
トローラ35の作動を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 水質浄化装置 3 浄化処理ユニット 4 駆動装置 13 集水管 14 集水部 18 処理部 19 浄化処理体 23 洗浄ノズル 26 オゾン曝気ノズル 29 オゾン曝気槽 29a フィルタ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被処理水を吸引する集水部と、該集水部の
    周囲に配設されて被処理水を浄化処理する処理部とを有
    する水質浄化装置において、 前記処理部の外側にオゾンガスを曝気するオゾンガス曝
    気ノズルを設けたことを特徴とする水質浄化装置。
  2. 【請求項2】前記オゾンガス曝気ノズルによってオゾン
    ガスが曝気される領域を取り囲むように設けられた筒状
    体と、該筒状体の上部を塞ぐように設けられたオゾンガ
    ス捕集フィルタと、からなるオゾン曝気槽を設けたこと
    を特徴とする請求項1記載の水質浄化装置。
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