JP2001009341A - テーブル型ダイコータ - Google Patents

テーブル型ダイコータ

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板が保持されるテーブル表面を基準として
正確に零点補正できるテーブル型ダイコータを提供す
る。 【解決手段】 基板Wを載置する所定の平面度を有する
テーブル5と、テーブル5に対して相対的に水平移動可
能で、かつ昇降可能なダイ本体1と、ダイ本体1に設け
たテーブル5表面、あるいは基板W表面とダイ本体1の
リップ先端部1aとの距離を測定する非接触式の距離測
定センサS1と、距離測定センサS1での測定値に基づき
ダイ本体1の昇降量を制御する制御装置3とで構成した
テーブル型ダイコータTにおいて、リップ先端部1aと
対向するテーブル5の所定位置をリップの幅の3倍以下
の幅を有する凸状に形成するとともに、この凸状部11
の最上部がテーブル5表面と同一高さとなるように形成
し、凸状部11の最上部とリップ先端部1aとの隙間量
を測定する非接触式の隙間測定センサS2を凸状部11
を挟んで対向配置した構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テーブル型ダイコ
ータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】テーブル上に載置した基板表面に塗布液
が所定膜厚となるようにテーブル型ダイコータで塗布す
るには、基板表面とダイ本体のリップ先端部との距離、
すなわち、ギャップを精度良く制御しなければならず、
そのため、ダイ本体に設けた非接触式の距離測定センサ
の測定値を基板が保持されるテーブルの表面を基準とし
て零点補正する必要がある。
【0003】従来、ダイ本体に設けた距離測定センサの
測定値を零点補正するには目視により手動で行う方法
と、隙間測定センサにより自動的に行う方法とが実施さ
れていた。たとえば、目視による場合は、ダイ本体を昇
降させるステッピングモータをクラッチ機構等でダイ本
体から切り離し、ダイ本体を手動で下降させ、目視によ
りリップ先端部がテーブル表面に接触したことを確認
し、そのときの距離測定センサの測定値を零点として制
御装置に認識させる方法と、テーブル表面から所定高さ
(たとえば500μm)を基準レベルとし、この基準レ
ベルと同じ厚さを有するシム板をダイ本体両端部のリッ
プ先端部に対向するテーブル表面に載置し、前述の方法
と同様、リップ先端部がシム板表面に接触したことを確
認し、そのときの距離測定センサの測定値を零点として
制御装置に認識させる方法とがあった。
【0004】そして、零点を認識した制御装置は距離測
定センサの測定値と予め設定されたギャップ(基準ギャ
ップ)とを比較して偏差を求め、この偏差が零となるよ
うにステッピングモータの回転数を制御してダイ本体の
昇降量を調整するようにしていた。
【0005】さらに、隙間測定センサによる場合は、特
開平2−52742号公報にて開示されているように、
昇降可能な主テーブルと、主テーブルに昇降可能に保持
された副テーブルと、副テーブルに保持されたノズル
(ダイ本体に相当)と、前記主テーブルに対する副テー
ブルの鉛直方向の変位を測定する主センサ(隙間測定セ
ンサに相当)と、基板に対するノズルの鉛直方向の変位
を測定する副センサ(距離測定センサに相当)とでダイ
コータを構成し、前記主テーブルと副テーブルとを下降
してノズルを基板に接触させることにより前記両センサ
でノズルと主テーブルと副テーブルとの相対的な変位を
測定し、基板に対するノズルの変位が零となるととも
に、主テーブルに対する副テーブルの変位が変化し始め
たときの副センサの測定値を零点として制御装置に認識
させるようにしていた。
【0006】しかしながら、前者の方法は、リップ先端
部がテーブル、あるいはシム板に接触したか否かを目視
で行うため時間がかかるうえ、作業者毎に接触に対する
判断が異なるので塗布精度が安定せず、後者の方法では
各センサの変化量から表面位置を演算しなければならな
いため制御が複雑であるという欠点があった。
【0007】そこで、近年、テーブルに非接触式の隙間
測定センサとしてレーザー光式の隙間測定センサを設
け、レーザー光の遮光量によりリップ先端部とテーブル
表面との隙間量を測定し、この測定結果に基づいてダイ
本体に設けた非接触式の距離測定センサの測定値を零点
として制御装置に認識させ、測定値の零点補正を行うも
のが提案されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前記レーザー光式の隙
間測定センサによりリップ先端部とテーブル表面との隙
間量を測定して零点補正をする方法は、構成が簡単で、
しかも、短時間のうちに自動補正することができるが、
従来の方式では隙間量を正確に測定できず、零点補正の
精度が悪いという課題を有していた。
【0009】すなわち、この方式は、図4ないし図5に
示すように、ダイ本体1の両端部近傍で、かつ、ダイ本
体1の起動始点であるテーブル5の一端部近傍にダイ本
体1の水平移動方向に所定間隔をもって凹所8a、8b
を設け、一方の凹所8aにレーザー光式の隙間測定セン
サS2の投光器9aを、他方の凹所8bに受光器9bを
それぞれ設置し、ダイ本体1を下降させて受光器9bの
受光量が零となった時点を隙間量零とし、このときのダ
イ本体1に設けた非接触式の距離測定センサS 1の測定
値を零点として制御装置3に認識させる零点補正を行っ
たり、あるいは、前記投光器9aと受光器9bとでリッ
プ先端部1aとテーブル5表面との隙間量を直接測定
し、この測定値が予め設定した基準レベルとなった時点
で距離測定センサS1の測定値を零点として制御装置3
に認識させる零点補正を行うものである。
【0010】そして、零点を認識した制御装置3は距離
測定センサS1の測定値と予め設定されたギャップ(基
準ギャップ)とを比較して偏差を求め、この偏差が零と
なるようにステッピングモータMの回転数を制御し、ノ
ンバックラッシュのボールねじ機構Nを介してダイ本体
1の昇降量を調整する。
【0011】なお、隙間測定センサS2は、投光器9a
から所定の計測範囲内に照射されるレーザー光Lを所定
時間内に所定回数スキャンし、ダイ本体1とテーブル5
とにより遮蔽されてレーザー光Lを検出しなかった時間
からリップ先端部1aとテーブル5表面との隙間量を制
御装置3で演算する。たとえば、レーザー光Lの計測範
囲が40mmで、この計測範囲を毎秒1000回スキャ
ンするとすると、1回のスキャンタイムは0.001秒
となるので、ダイ本体1とテーブル5とにより遮蔽され
て1スキャン中に0.0005秒レーザー光Lを検出し
なかったとすると、リップ先端部1aとテーブル5表面
との隙間量は40mm−(40mm×0.0005s/
0.001s)=20mmとなる。
【0012】ところで、照射されたレーザー光Lは直進
するため、前記投光器9aが設置されている凹所8aの
底面がテーブル5の表面と平行に加工されていれば、前
記隙間量を正確に測定することができて何ら問題は生じ
ないが、加工精度には限界があり、凹所8aの底面を精
度よく加工することができず、実際には、投光器9aを
テーブル5の表面に対し平行に設置することは困難であ
る。
【0013】したがって、テーブル5の表面を基準とす
る場合、図4(A)に示すように、投光器9aが上向き
(レーザー光Lが上向きに照射される状態)に設置され
ると、図6に示すように、ダイ本体1のリップ先端部1
aとテーブル5表面との隙間αに向かうレーザー光の一
部は凹所8aの上端縁B1’とリップ先端部1aの受光
器9b側の下端縁C1とに遮られ、前記隙間αが大きい
にも拘らずそれを認識できず、隙間量を正確に測定でき
ないという問題があった。また、テーブル5表面から所
定高さを基準レベルとする場合、前記上端縁B1’と下
端縁C1とで遮られたレーザー光L2を基準としてそこか
ら所定高さ上昇した位置を基準レベルとして零点補正す
るので、前記同様に隙間αが誤差となるという問題があ
った。
【0014】一方、投光器9aが図4(B)に示すよう
に下向きに設置されると、テーブル5の表面を基準とす
る場合、図6に示すように、ダイ本体1のリップ先端部
1aとテーブル5表面との隙間αに向かうレーザー光L
の一部は凹所8bの上端縁B 2’とリップ先端部1aの
投光器9a側の下端縁C2とに遮られ、前記隙間αが大
きいにも拘らずそれを認識できず隙間量を正確に測定で
きないという問題があった。また、テーブル5表面から
所定高さを基準レベルとする場合、前記上端縁B2’と
下端縁C2とで遮られたレーザー光L2’を基準としてそ
こから所定高さ上昇した位置を基準レベルとして零点補
正するので、前記同様に隙間αが誤差となる。
【0015】さらに、テーブル5の表面を基準とする場
合でも、テーブル5表面から所定高さを基準レベルとす
る場合でも、図4(B)に示すように受光器9bは投光
器9aから直接照射されたレーザー光Laとテーブル5
の表面で反射されたレーザー光Lbとの両方を検知する
うえ、テーブル5の表面を微視的に見ると大小の凹凸が
あり、この凹凸で乱反射したレーザー光まで受光器9b
が検知する。このとき、受光器9bは、リップ先端部1
aとテーブル5表面との間を直接通過したレーザー光だ
けを区別して検知できないので制御装置3での演算に誤
差が生じ、隙間量を正確に測定できないという問題があ
った。
【0016】本発明は前記理由について種々検討した結
果、その原因は前記凹所間のテーブル表面の幅X1の大
きさに寄因するということを知見した。したがって、本
発明は零点補正時のリップ先端部と対向する凹所間のテ
ーブル表面の幅を調整することにより、前記課題を解決
することのできるテーブル型ダイコータを提供すること
を目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、基板を載置する所定の平面度を有するテ
ーブルと、このテーブルに対して相対的に水平移動可能
で、かつ昇降可能なダイ本体と、このダイ本体に設けた
前記テーブル表面、あるいは基板表面とダイ本体のリッ
プ先端部との距離を測定する非接触式の距離測定センサ
と、この距離測定センサでの測定値に基づき前記ダイ本
体の昇降量を制御する制御装置とで構成したテーブル型
ダイコータにおいて、前記リップ先端部と対向する前記
テーブルの所定位置をリップの幅の3倍以下の幅を有す
る凸状に形成するとともに、この凸状部の最上部が前記
テーブル表面と同一高さとなるように形成し、前記凸状
部の最上部とリップ先端部との隙間量を測定する非接触
式の隙間測定センサを前記凸状部を挟んで対向配置した
構成としたものである。
【0018】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施の形態につ
いて図にしたがって説明する。図1は本発明にかかるテ
ーブル型ダイコータTの概略を示し、ダイ本体1の両端
部にステッピングモータMとノンバックラッシュのボー
ルねじ機構Nからなる昇降装置2および長手方向中央部
に非接触式の距離測定センサS1を備え、前記昇降装置
2と前記距離測定センサS1とは制御装置3を介して接
続されている。また、前記ダイ本体1はいずれも図示し
ない塗布液供給ポンプを介して塗布液である、たとえ
ば、フォトレジスト液が入ったタンクに接続している。
【0019】テーブル5は前記ダイ本体1のリップ先端
部1aに対向するように配置されたもので、その上面は
2μm以下の平面度を有し、かつ、その上面に格子状の
溝6が形成され、これらの溝6は貫通孔7を介して真空
ポンプ(図示せず)に接続されており、テーブル5上に
載置された基板Wは、真空ポンプで吸引することにより
テーブル5上に吸着保持され、基板Wの「そり」「うね
り」を矯正するようになっている。
【0020】そして、前記ダイ本体1の起動始点である
テーブル5の端部近傍に、ダイ本体1の水平移動方向に
所定間隔をもって凹所8a、8bが設けられ、一方の凹
所8aにはレーザー光式の隙間測定センサS2の投光器
9aが、他方の凹所8bには受光器9bが設置され、受
光器9bは前記制御装置3と接続されている。
【0021】また、前記凹所8a、8b間には前記リッ
プ先端部1aと対向するテーブル5の表面部を除いて段
部10が形成され、つまり、前記リップ先端部1aと対
向するテーブル5の表面部は、前記リップ先端部1aの
水平移動方向の幅の3倍以下の幅、たとえば同じ幅X2
を有する凸状部11となっており、その最上部は基板W
が載置されるテーブル5の表面(基準面)と同一レベル
となっている(図2)。なお、本願におけるリップ先端
部1aの水平移動方向の幅とは、図2に記号X 2で示し
たリップの自体の厚さとスリット幅(図示せず)とを合
わせた幅である。
【0022】つぎに、前記距離測定センサS1の測定値
の零点補正について説明する。まず、図1に示すよう
に、ダイ本体1を起動始点まで移動したのち、投光器9
aからレーザー光Lを照射する。この場合、投光器9a
が図2(A)に示すように上向きに傾斜していると、レ
ーザー光Lのうち、凸状部11の投光器9a側の上端縁
1を通過するレーザー光L1にリップ先端部1aの受光
器9b側の下端縁C1が達したときレーザー光L 1が遮ら
れ、レーザー光Lの検出時間が零となるのでリップ先端
部1aとテーブル5の表面との隙間が零となったと制御
装置3が認識する(図3参照)。
【0023】一方、図3の仮想線部から明らかなよう
に、従来の方法においては、前記上端縁B1に相当する
のは凹所8aの上端縁B1’であり、リップ先端部1a
の下端縁C1がレーザー光L2に達したときを零と認識す
ることになり、誤差が大きかった。同様に、投光器9a
が図2(B)に示すように下向きに傾斜していると、レ
ーザー光Lのうち、凸状部11の受光器9b側の上端縁
2を通過するレーザー光L1’にリップ先端部1aの投
光器9a側の下端縁C2が達したときレーザー光L 1’が
遮られ、レーザー光の検出時間が零となるのでリップ先
端部1aとテーブル5の表面との隙間が零となったと制
御装置3が認識する(図3参照)。
【0024】一方、図3の仮想線部から明らかなよう
に、従来の方法においては、前記上端部B2に相当する
のは凹所8bの上端縁B2’であり、リップ先端部1a
の下端縁C2がレーザー光L2’に達したときを零と認
識することになり、誤差が大きかった。さらに、凸状部
11は段部10の表面から突出しているため凸状部11
の側面11aにより投光器9a側の段部10で反射した
レーザー光Lは遮られて反射光、乱反射光が受光器9b
に到達できず、また、受光器9b側の段部10も凸状部
11より低いのでレーザー光Lが反射しないため、受光
器9bはリップ先端部1aとテーブル5表面との間を直
接通過したレーザー光だけを検知し、隙間量を誤差なく
演算することができる。
【0025】いずれにしても、前記従来方式よりリップ
先端部1aが凸状部(基準面)11表面により近接した
状態を検知することになる。したがって、ダイ本体1を
測定基準面に対して下降させていき、受光器9bでの受
光時間が零になった時点を検知してダイ本体1の下降を
停止させるとともに、その時の前記距離測定センサS1
の測定値を零点として制御装置3に認識させる。
【0026】つぎに、テーブル5表面から所定高さを基
準レベルとする場合、レーザー光Lが上向きに傾斜して
いると、段部10を設けなければ図3に仮想線で表示し
た従来のダイ本体1の下限位置から明らかなように、レ
ーザー光Lは凹所8aの上端縁B1’とリップ先端部1
aの受光器9b側の下端縁C1に遮られたレーザー光L 2
が下限位置となるため、この下限位置から上方に所定高
さ上がった位置を基準レベルと認識するのに対し、段部
10を設けることによりレーザー光Lを検出する下限位
置が図3中のレーザー光L1の位置まで下がるので、従
来検知できなかったレーザー光L1、L2間のレーザー光
Lを検知できるようになり、制御装置3での隙間量の演
算をより正確に実施できる。すなわち、段部10を設け
ない従来の方式では、レーザー光L1〜L2間が測定でき
ず誤差となっていた。
【0027】また、レーザー光Lが下向きに傾斜してい
る場合も、段部10を設けないと凹所8bの上端縁
2’とリップ先端部1aの投光器9a側の下端縁C2
遮られていたレーザー光L2’が下限位置となるため、
前記レーザー光Lが上向きに傾斜している場合と同様
に、この下限位置から上方に所定高さ上がった位置を基
準レベルと認識するのに対し、段部10を設けることに
よりレーザー光Lを検出する下限位置が図3中のレーザ
ー光L1’の位置まで下がり、レーザー光L1’、L2
間のレーザー光Lを検知できるようになり、しかも、図
2(B)に示すように投光器9a側の段部10表面で反
射したレーザー光Lは凸状部11の側面11aで遮られ
るので、制御装置3での隙間量の演算をより正確に実施
できる。
【0028】そして、ダイ本体1をテーブル5に対して
下降させていき、受光器9bでの受光時間から制御装置
3で演算した隙間量が基準レベルに相当する値になった
時点でダイ本体1の下降を停止させるとともに、その時
の前記距離測定センサS1の測定値を零点として制御装
置に認識させる。
【0029】前述のようにしてテーブル5表面もしくは
基準レベルでの零点補正が完了すれば、基板Wの厚みと
塗膜厚みに基づき決定される距離(ギャップ)にダイ本
体1を上昇あるいは下降させたのち基板W表面とリップ
先端部1aとの距離を一定に保持するようダイ本体1を
昇降させながら水平方向へ移動することにより、基板W
上に塗布を行うものである。
【0030】なお、隙間測定センサはレーザー光式のも
のに限らず、非接触式の測定センサであれば何でもよ
い。また、前記投・受光器9a、9bの設置位置と個数
については特に限定されるものでなく、たとえばダイ本
体1の長手方向の両端部に加えて中央部に設けるように
してもよいし、所定の場所に1箇所だけ設けるようにし
てもよい。さらに、前記凸状部11の断面形状は、前記
実施の形態に示すように、四角形に限らず、半円形ある
いは三角形等に形成して凸状部11表面でのレーザー光
Lの反射による外乱をなくすようにしてもよい。さらに
また、前述のように段部10を設けず、前記凹所8a、
8bを連通させて1つの凹所として形成し、その中央に
凸状部11を設けるようにしてもよい。
【0031】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、テーブルの所定位置にテーブル表面(基準面)
と同一レベルを有する凸状部を設けることによりリップ
先端部との間を直接通過するレーザー光の検知精度が向
上するので、レーザー光式の隙間測定センサ(投・受光
器)の設置精度が従来と同程度であっても、リップ先端
部とテーブル表面との隙間量をより精度よく測定でき、
このため、より正確な零点補正を実施することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかるテーブル型ダイコータの概略
図である。
【図2】 (A)、(B)は図1の投光器の設置状態を
示す図である。
【図3】 本発明と従来のリップ先端部とテーブル表面
との隙間量の測定状態を示す図である。
【図4】 (A)、(B)は従来のリップ先端部とテー
ブル表面との隙間量測定方法の説明図である。
【図5】 従来のテーブル型ダイコータの要部に関する
平面図である。
【図6】 従来のテーブル型ダイコータのリップ先端部
とテーブル表面との隙間量の測定状態を説明するために
部分的に拡大して示す側面図である。
【符号の説明】
1 ダイ本体 1a リップ先端部 5 テーブル 8a、8b 凹所 9a 投光器 9b 受光器 11 凸状部 S1 距離測定センサ S2 隙間測定センサ W 基板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板を載置する所定の平面度を有するテ
    ーブルと、このテーブルに対して相対的に水平移動可能
    で、かつ昇降可能なダイ本体と、このダイ本体に設けた
    前記テーブル表面、あるいは基板表面とダイ本体のリッ
    プ先端部との距離を測定する非接触式の距離測定センサ
    と、この距離測定センサでの測定値に基づき前記ダイ本
    体の昇降量を制御する制御装置とで構成したテーブル型
    ダイコータにおいて、 前記リップ先端部と対向する前記テーブルの所定位置を
    リップの幅の3倍以下の幅を有する凸状に形成するとと
    もに、この凸状部の最上部が前記テーブル表面と同一高
    さとなるように形成し、前記凸状部の最上部とリップ先
    端部との隙間量を測定する非接触式の隙間測定センサを
    前記凸状部を挟んで対向配置したことを特徴とするテー
    ブル型ダイコータ。
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