JP2001008943A - 超音波処置具 - Google Patents

超音波処置具

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JP2001008943A JP11189095A JP18909599A JP2001008943A JP 2001008943 A JP2001008943 A JP 2001008943A JP 11189095 A JP11189095 A JP 11189095A JP 18909599 A JP18909599 A JP 18909599A JP 2001008943 A JP2001008943 A JP 2001008943A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】超音波振動子の構造を複雑化させることなく、
高周波電流によって電気的な高周波処置も行なうことが
できる安価な超音波処置具の提供を目的としている。 【解決手段】本発明の超音波処置具は、超音波振動を発
生する超音波振動子2と、その基端が超音波振動子2に
接続され、超音波振動子2で発生した超音波振動を伝達
するとともに、伝達された超音波振動によって生体組織
を処置する処置部3aを先端に有する振動伝達部材3
と、高周波電源と電気的に接続され、高周波電源から高
周波電流が供給される高周波電源接続用コネクタ24
と、超音波振動子2と分離して設けられ、高周波電源接
続用コネクタ24と振動伝達部材3とを電気的に接続す
るとともに、振動伝達部材3によって伝達される超音波
振動の節の位置で振動伝達部材3に接続される導電部材
25,20,22,21,23とを具備することを特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、超音波振動による
摩擦熱によって生体を処置する超音波処置具に係わり、
特に、供給される高周波電流によって電気的な高周波処
置も行なうことができる超音波処置具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、超音波振動のエネルギを利用
して組織の切開や凝固等の処置を行なう各種の超音波処
置具が知られている。このような超音波処置具のうち、
供給される高周波電流によって電気的な高周波処置も行
なうことができる超音波処置具は、例えば特開平10−
5237号公報に開示されている。
【0003】前記公報に開示されている超音波処置具
は、電気信号を超音波振動に変換する素子が組み込まれ
た超音波振動子と、この超音波振動子にネジによって着
脱可能に取り付けられ且つ超音波振動子から発生する超
音波振動を伝達する振動伝達部材としてのプローブと、
このプローブが挿通される長尺な挿入部としてのシース
とを備えている。
【0004】前記プローブの先端部は、シースの先端か
ら突出しており、組織を超音波振動によって処置する処
置部として形成されている。また、前記超音波振動子に
は、高周波電源に接続された電気コードが取り付けられ
る接続ピンが設けられている。この場合、高周波電源か
らの高周波電流は、前記接続ピンと超音波振動子の内部
に設けられた電気回路とを介して、プローブに供給され
るようになっている。なお、シースの外側には、高周波
電流を絶縁するための絶縁チューブが被覆されている。
【0005】一方、超音波処置具の中には、組織を把持
しながら超音波振動によって処置するタイプのものもあ
る。このようなタイプの超音波処置具では、前記シース
の先端に把持部材としてのジョーが回動可能に取り付け
られている。また、プローブの先端部は、ジョーと対向
するようにシースの先端開口から突出されており、ジョ
ーとの間で把持した組織を超音波振動によって処置する
処置部として形成されている。
【0006】また、前記ジョーは、シース内に挿通され
た操作ロッドと連結されており、手元側操作部のハンド
ル操作によって操作ロッドが押し引き操作されると、プ
ローブの先端処置部と対向して当接する閉位置とプロー
ブの先端処置部から離間する開位置との間で回動され
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、高周
波電流によって電気的な高周波処置も行なうことができ
る従来の超音波処置具では、高周波電源との電気的接続
のための接続ピンが超音波振動子に設けられ、高周波電
流をプローブに供給するための電気回路が超音波振動子
の内部に設けられている。そのため、超音波振動子の構
造が複雑になり、また、製造コストが高くなってしまっ
ていた。
【0008】また、高周波処置対応でない超音波処置具
であっても、超音波振動子に高周波接続用のピンが設け
られている場合には、安全上、必要な部分以外に電気的
な絶縁処理を施したり、あるいは、高周波が使用できな
い専用の超音波振動子を用意する必要がある。前者の場
合には、処置具自体が高価になり、後者の場合には、ユ
ーザが超音波振動子を2種類用意しなければならず、結
果として高価なものになってしまう。
【0009】本発明は前記事情に着目してなされたもの
であり、その目的とするところは、超音波振動子の構造
を複雑化させることなく、高周波電流によって電気的な
高周波処置も行なうことができる安価な超音波処置具を
提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の超音波処置具は、超音波振動を発生する超
音波振動子と、その基端が超音波振動子に接続され、超
音波振動子で発生した超音波振動を伝達するとともに、
伝達された超音波振動によって生体組織を処置する処置
部を先端に有する振動伝達部材と、高周波電源と電気的
に接続され、高周波電源から高周波電流が供給される高
周波電源接続用コネクタと、超音波振動子と分離して設
けられ、高周波電源接続用コネクタと振動伝達部材とを
電気的に接続するとともに、振動伝達部材によって伝達
される超音波振動の節の位置で振動伝達部材に接続され
る導電部材とを具備することを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施形態について説明する。
【0012】図1〜図3は本発明の第1の実施形態を示
している。図1に示されるように、本実施形態に係る超
音波処置具1は、超音波振動を発生させる超音波振動子
2と、超音波振動子2で発生した超音波振動を伝達する
振動伝達部材としてのプローブ3と、プローブ3が挿通
されるシース4とからなる。この場合、プローブ3の先
端部は、シース4の先端から突出しており、組織を超音
波振動によって処置する処置部3aとして形成されてい
る。
【0013】超音波振動子2の内部には、電流を超音波
振動に変換する圧電素子が組み込まれている。また、超
音波振動子2の基端からは、図示しない電源装置からの
電流(超音波振動のための電流)を超音波振動子2に供
給するためのコード6が延びている。
【0014】図3に示されるように、超音波振動子2
は、前記圧電素子を覆う振動子カバー5を有している。
超音波振動子2の先端には、超音波振動の振幅をある程
度拡大させながらプローブ3へ伝達するためのホーン7
と、シース4が接続されるアタッチメント8とが固定さ
れている。アタッチメント8には、一部が切り欠かれた
金属製のリング9が取付られている。
【0015】ホーン7の先端には、プローブ3が取り付
けられるネジ部10が設けられている。また、プローブ
3の基端には、ホーン7のネジ部10に着脱自在に取り
付けられるネジ部11が設けられている。なお、プロー
ブ3とホーン7は、超音波振動子2から発生される超音
波振動の腹の位置で、互いに突き当てられるように当接
される。
【0016】プローブ3の基端部付近には、プローブ3
をホーン7へ着脱する際に使用される工具を掛けるため
の凹状の工具掛け部65が設けられている。また、超音
波振動の振幅を拡大して処置部3aで処置に必要な振幅
が得られるように、プローブ3は、その途中にある振動
の節の位置で、軸方向の断面積が減少されている。ま
た、プローブ3の長さは、処置部3aが振動の腹になる
ように、超音波振動子2から発せられる超音波の半波長
(1/2λ)の整数倍に設定されている。
【0017】図2に示されるように、プローブ3の途中
にある振動の節の数箇所には、シース4内でプローブ3
を支持するとともにシース4とプローブ3との干渉を防
止するエラストマー製のゴムリング12が取り付けられ
ている。このゴムリング12は導電性のエラストマー部
材によって製作されても良い。また、プローブ3の処置
部3aには、組織を引掛けて切開等の処置を行なうため
のフック部13が設けられている。
【0018】図3に示されるように、シース4は、手術
の際に患者の体腔内へ挿入される挿入部14と、術者の
手によって把持される本体15とからなる。本体15は
電気絶縁性の部材によって形成されている。挿入部14
の内側には金属製のパイプ16が配されており、パイプ
16の先端部には電気絶縁性の部材からなるキャップ1
7が固定されている(図2参照)。また、パイプ16の
外側には、先端側のキャップ17から基端側の本体15
にわたって、絶縁チューブ18が被覆されている。
【0019】パイプ16の基端部は本体15の内側に配
設された金属製のパイプ固定部材19に固定されてい
る。また、本体15の基端側には、超音波振動子2側に
設けられたリング9と係合する溝を有する金属製の接続
部材20が固定されている。この接続部材20は、本体
15内に固定的に配置された金属製の中間部材21,2
2を介して、パイプ固定部材19に接続されている。
【0020】中間部材21には、導電性エラストマーか
らなるゴム部材23が固定されている。このゴム部材2
3は、シース4が超音波振動子2に取り付けられた状態
で、プローブ3の基端に一番近い振動の節の位置で、プ
ローブ3の外周面と接触するようになっている。
【0021】接続部材20には、ピン固定部材25を介
して、高周波電源接続用コネクタとしての接続ピン24
が取り付け固定されている。接続ピン24には、図示し
ない高周波電源からの高周波電流を供給するためのコー
ドが接続される。なお、ピン固定部材25と接続部材2
0との間には、良好な電気的接続を確保するために、導
電性のエラストマーからなるゴムリング26が挟まれて
いる。また、接続ピン24およびピン固定部材25の必
要な部分以外は、絶縁カバー27で覆われている。
【0022】このような構成の超音波処置具1では、接
続ピン24は、導電性の材料からなる各部材25,2
6,20,22,21,23を介して、プローブ3と電
気的に接続される。また、プローブ3の振動の節に設け
られたゴムリング12が導電性のエラストマーによって
形成されている場合には、接続ピン24は、導電性の材
料からなる各部材25,26,20,22,21,1
9,16,12を介しても、プローブ3と電気的に接続
される。
【0023】以上説明したように、本実施形態の超音波
処置具では、プローブ3が挿通されるシース4に高周波
接続用のピン24が設けられ、このピン24が、シース
4の内部に設けられた金属部材や導電性のエラストマー
部材により、プローブ3によって伝達される超音波振動
の節の位置で、プローブ3と電気的に接続されている。
したがって、高周波電源との電気的接続のための接続ピ
ンを超音波振動子に設けることなく、また、高周波電流
をプローブに供給するための電気回路を超音波振動子の
内部に設けることなく、高周波電流による電気的な高周
波処置を行なうことができる。すなわち、超音波振動子
の構造を複雑化することなく(従来に比べて超音波振動
子の構造を簡略化でき)、安価に高周波電流による電気
的な高周波処置を行なうことができる。また、プローブ
の種類により高周波処置を併用しないアプリケーション
に対しても、超音波振動子に高周波電源用の接続コード
が取りつかないため、挿入部等に絶縁を施さなくても誤
使用による高周波通電が避けられるという利点もある。
さらに、アプリケーション側にも必要のない絶縁を施さ
なくて済むため、安価になるという利点がある。
【0024】図4〜図9は本発明の第2の実施形態を示
している。図4に示されるように、本実施形態の超音波
処置具28は、超音波振動子2と、振動伝達部材として
のプローブ29と、シース30の3つのユニットから構
成される。なお、プローブ29の先端部は、シース30
の先端から突出しており、組織を超音波振動によって処
置する処置部29aとして形成されている。また、超音
波振動子2の構成は、第1の実施形態と同一であるた
め、同一符号を付してその説明を省略する。
【0025】図7に示されるように、プローブ29の基
端部には、ホーン7に設けられたネジ部10に着脱自在
に接続されるネジ部31が設けられている。また、プロ
ーブ29の長さは、超音波振動子2から発せられる超音
波の半波長(1/2λ)の整数倍に設定されている。ま
た、プローブ29の基端部には導電性のゴムリング64
が取り付けられている。このゴムリング64は、プロー
ブ29の基端に一番近い振動の節の位置で、プローブ3
の外周面に固定されている。
【0026】図5に示されるように、プローブ29の途
中にある振動の節の数箇所には、シース30内でプロー
ブ29を支持するとともにシース30とプローブ29と
の干渉を防止するエラストマー製のゴムリング67が取
り付けられている。このゴムリング67は導電性のエラ
ストマー部材によって製作されても良い。
【0027】なお、プローブ29の基端部付近には、プ
ローブ29をホーン7へ着脱する際に使用される工具を
掛けるための凹状の工具掛け部66が設けられている
(図7参照)。また、プローブ29の先端の処置部29
aは丸棒形状に形成されている(図4および図5参
照)。
【0028】図4に示されるように、シース30は、手
術の際に患者の体腔内へ挿入される挿入部32と、シー
ス30の先端に設けられた先端作用部33を操作するた
めの操作部34とからなる。
【0029】図5および図8に示されるように、挿入部
32は、外パイプ35と、外パイプの内側に配設され且
つプローブ29が挿通される内パイプ36とからなる。
各パイプ35,36の先端部はそれぞれ先端カバー37
で固定されている。また、ゴムリング67が内パイプ3
6とその全周にわたって密着するように、内パイプ36
の内径はゴムリング67の外径よりも小さく設定されて
いる。また、外パイプ35の外周には、先端カバー37
から外パイプ35の基端部へわたって、絶縁チューブ4
2が被覆されている。なお、図7に示されるように、外
パイプ35および内パイプ36の基端部には、パイプ固
定部材43を介して、絶縁部材からなる回転ノブ44が
取り付けられている。
【0030】図5および図6に示されるように、先端カ
バー37には、プローブ29の先端の処置部29aとの
間で組織を把持するためのジョー38が、支点ピン39
a,39bを介して回動可能に固定されている。ジョー
38の基端にはピン40を介して駆動軸41が固定され
ている。この駆動軸41は、図8に明確に示されるよう
に、外パイプ35と内パイプ36との間を通って、操作
部34まで延びている。この駆動軸41が軸方向に進退
することによって、ジョー38は、プローブ29の処置
部29aと噛み合う閉位置(図5に二点鎖線で示される
位置)と処置部29aから離間する開位置(図5に実線
で示される位置)との間で、支点ピン39を中心に回動
される。
【0031】図4に示されるように、操作部34は、超
音波振動子2に着脱可能に取り付けられる固定ハンドル
45と、支点ピン46を介して固定ハンドル45に回動
可能に取り付けられた可動ハンドル47とから構成され
る。固定ハンドル45と可動ハンドル47にはそれぞれ
指掛け部48,49が形成されており、ここに指をかけ
て握ることにより、支点ピン46を介して可動ハンドル
47を回動させることができる。
【0032】図7および図9に示されるように、支点ピ
ン46の周囲には、絶縁部材からなるピンカバー50
a,50b,50c,50d,50eが被覆されてい
る。また、固定ハンドル45には絶縁カバー51が取り
付けられている。絶縁カバー51の基端側には、超音波
振動子2側のリング9と係合する溝を有する接続部材5
2が固定されている。この接続部材52の基端には、ピ
ン固定部材54を介して、高周波電源接続用コネクタと
しての接続ピン53が取り付け固定されている。接続ピ
ン53には、図示しない高周波電源からの高周波電流を
供給するためのコードが接続される。なお、ピン固定部
材54と接続部材52との間には、良好な電気的接続を
確保するために、導電性のエラストマーからなるゴムリ
ング55が挟まれている。また、接続ピン53およびピ
ン固定部材54は絶縁部材からなるピンカバー56で覆
われている。
【0033】絶縁カバー51の内部には、挿入部固定部
材57が回転可能に配設されている。この場合、挿入部
固定部材57は、挿入部32の基端部に設けられた回転
ノブ44との間で絶縁カバー51および固定ハンドル4
5の穴径が細くなった部分を挟むように、配設されてい
る。したがって、このような構成によれば、回転ノブ4
4を回動操作すると、挿入部32が操作部34に対して
軸周りに回転する。
【0034】駆動軸41の基端には駆動力伝達部材58
が連結されている。駆動力伝達部材58の中央部には、
可動ハンドル47に設けられた駆動力伝達ピン59a,
59bと係合する溝60が設けられている。駆動力伝達
ピン59a,59bにはそれぞれ絶縁キャップ61a,
61bが被覆されている。
【0035】駆動力伝達部材58の両端付近にはそれぞ
れ、挿入部固定部材57および接続部材52の内面と密
着するOリング62,63が取り付けられている。これ
らのOリング62,63は導電性エラストマーからな
る。また、組み付け状態でゴムリング64が駆動力伝達
部材58とその全周にわたって密着するように、駆動力
伝達部材54の内径はゴムリング64の外径よりも小さ
く設定されている。
【0036】このような構成の超音波処置具28では、
ハンドルを握ると、可動ハンドル47および可動ハンド
ル47に固定された駆動力伝達ピン59a,59bが支
点ピン46を中心に回動し、駆動力伝達ピン59a,5
9bと係合する駆動力伝達部材58が軸方向に進退す
る。したがって、駆動力伝達部材58に連結されている
駆動軸41も進退し、ジョーが支点ピン39a,39b
を介して回動する。
【0037】また、接続ピン53は、導電性の材料から
なる各部材54,52,63,58,64を介して、プ
ローブ29と電気的に接続される。また、プローブ29
の振動の節に設けられたゴムリング67が導電性のエラ
ストマーによって形成されている場合には、接続ピン5
3は、導電性の材料からなる各部材54,52,63,
58,62,57,43,36,67を介しても、プロ
ーブ29と電気的に接続される。したがって、第1の実
施形態と同様の作用効果を得ることができる。
【0038】なお、以上説明してきた技術内容によれ
ば、以下に示すような各種の構成が得られる。
【0039】1.超音波振動を利用した外科手術用処置
具において、超音波振動を伝達するプローブと、高周波
電源接続用コネクタとをプローブの振動の節の位置で電
気的に接続したことを特徴とする外科手術用処置具。
【0040】2.超音波振動を発生させる超音波振動子
と超音波振動を伝達するプローブと前記プローブの処置
に必要な先端部以外を覆うシースの各ユニットに分解可
能な超音波手術処置具システムにおいて、前記シースに
高周波電源接続用コネクタを設けたことを特徴とする第
1項に記載の外科手術用超音波処置具。
【0041】3.高周波電源接続用コネクタとプローブ
の電気的な接続を導電性エラストマーにより実施したこ
とを特徴とする第1項または第2項に記載の外科手術用超
音波処置具。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
超音波振動子の構造を複雑化させることなく、高周波電
流によって電気的な高周波処置も行なうことができる安
価な超音波処置具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る超音波処置具の
側面図である。
【図2】図1の超音波処置具の挿入部の断面図である。
【図3】図1の超音波処置具の操作部の本体の断面図で
ある。
【図4】本発明の第2の実施形態に係る超音波処置具の
側面図である。
【図5】図4の超音波処置具の挿入部先端の断面図であ
る。
【図6】図5のA−A線に沿う断面図である。
【図7】図5の超音波処置具の操作部の断面図である。
【図8】図7のB−B線に沿う断面図である。
【図9】図7のC−C線に沿う断面図である。
【符号の説明】
1,28…超音波処置具 2…超音波振動子 3,29…プローブ(振動伝達部材) 3a,29a…処置部 4,30…シース 24,53…接続ピン(高周波電源接続用コネクタ)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超音波振動を発生する超音波振動子と、 その基端が超音波振動子に接続され、超音波振動子で発
    生した超音波振動を伝達するとともに、伝達された超音
    波振動によって生体組織を処置する処置部を先端に有す
    る振動伝達部材と、 高周波電源と電気的に接続され、高周波電源から高周波
    電流が供給される高周波電源接続用コネクタと、 超音波振動子と分離して設けられ、高周波電源接続用コ
    ネクタと振動伝達部材とを電気的に接続するとともに、
    振動伝達部材によって伝達される超音波振動の節の位置
    で振動伝達部材に接続される導電部材と、 を具備することを特徴とする超音波処置具。
  2. 【請求項2】 振動伝達部材が挿通され且つ振動伝達部
    材の処置部が突出される先端開口部を有するシースを備
    え、 前記高周波電源接続用コネクタが前記シースに設けられ
    ていることを特徴とする請求項1に記載の超音波処置
    具。
  3. 【請求項3】 前記導電部材が導電性のエラストマーか
    らなることを特徴とする請求項1または請求項2に記載
    の超音波処置具。
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