JP4388339B2 - 超音波処置具 - Google Patents

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Description

本発明は、超音波振動を利用して生体組織等に処置を行う超音波処置具に関する。
従来、超音波振動を利用して生体組織等に処置を行う超音波処置具が使用されている。このような超音波処置具として、特許文献1及び2の超音波処置具がある。これらの超音波処置具は、互いに組立、分解自在な操作ユニット、振動子ユニット及びプローブユニットを有する。
操作ユニットは、超音波処置具の先端側に配設されている。この操作ユニットは、体腔内に挿入される細長いシースを有する。このシースの先端部には、生体組織を把持するためのジョーが配設されている。シースの基端部には操作部本体が連接され、この操作部本体にはジョーを開閉操作するためのハンドルが配設されている。
操作ユニットの後端部には、振動子ユニットが接続されている。この振動子ユニットの内部には、超音波振動を発生する超音波振動子が収容されている。なお、発生される超音波振動は縦振動である。
操作ユニット及び振動子ユニットの内部に、プローブユニットが配設されている。このプローブユニットは、超音波振動を伝達する細長い振動伝達部材を有する。振動伝達部材の後端部は、振動子ユニット内で超音波振動子の先端部に接続されている。そして、振動伝達部材は、操作部本体内及びシース内を後端部から先端部に向かって挿通されている。振動伝達部材の先端部は、シースの先端部から突出されている。振動伝達部材の先端部には、プローブが配設されており、このプローブとジョーとによって生体組織を把持する把持部が形成されている。
シース内において、振動伝達部材には、弾性を有する保持部材が振動伝達部材の軸方向に離間して複数配設されている。これら保持部材は、振動伝達部材の径方向に突出し、周方向に延設されている。保持部材の外面はシースの内面に当接され、保持部材はシースの内面によって拘束されている。そして、保持部材は、振動伝達部材をシースの内面から離間したシース内の所定の位置に保持している。
超音波処置具によって生体組織に処置を行う際には、操作部を操作して把持部によって生体組織を把持する。そして、超音波振動子によって超音波振動を発生させ、この超音波振動を振動伝達部材を介してプローブに伝達させる。プローブに伝達された超音波振動を利用して、把持部に把持された生体組織に凝固、切開等の処置を行う。
この際、振動伝達部材はシース内で超音波振動を行う。保持部材によって、振動伝達部材がシースの内面に接触することが防止され、シースの内面が振動伝達部材によって破損されることが防止されている。また、保持部材は、シースの内面に拘束されて振動伝達部材を保持しており、振動伝達部材において好ましくない横振動が発生することを抑止している。
生体組織への処置が終了した後、超音波処置具の洗滌を行う。この際、必要があれば、操作ユニット、振動子ユニット、及び、プローブユニットを互いに分解して洗滌を行う。
特開2002−224133号公報 特開2003−144450号公報
シースが長尺となり、振動伝達部材が長尺となるにつれて、振動伝達部材に横振動が生じやすくなる。このような横振動は、特許文献1及び2の振動伝達部材の保持方法において、シースの内面による保持部材の拘束の拘束力を強くすることによってある程度抑止することも可能である。
しかしながら、シースの内面による保持部材の拘束の拘束力を強くすると、超音波処置具の組立、分解において振動伝達部材をシースに挿通する際に、シースの内面と保持部材の外面との間に強い摩擦力等が働き、組立、分解が円滑に行えなくなる可能性がある。
本発明は、上記課題に着目してなされたもので、その目的とするところは、良好な組立、分解性を有し、横振動を抑止することが可能な超音波処置具を提供することである。
請求項1の発明は、後端側の超音波振動子で発生された超音波振動を先端側の処置部へと伝達する細長い振動伝達部材と、
この振動伝達部材が着脱自在に挿通されるシースと、
前記振動伝達部材の縦振動の節の位置において前記振動伝達部材に設けられ、前記シースの内面によって拘束されて前記振動伝達部材を前記シース内の所定の位置に保持する少なくとも1つの第1の保持部材と、
前記振動伝達部材の縦振動の節の位置かつ前記振動伝達部材で生じ得る横振動の腹の位置において前記振動伝達部材に設けられ、前記シースの内面によって前記第1の保持部材よりも強く拘束されて前記振動伝達部材を前記シース内の所定の位置に保持する少なくとも1つの第2の保持部材とを、
具備することを特徴とする超音波処置具である。
そして、本請求項1の発明では、振動伝達部材をシースに装着した場合に、振動伝達部材の縦振動の節の位置に設けられ、振動伝達部材をシース内の所定の位置に保持する第1及び第2の保持部材のうち、振動伝達部材の横振動の腹の位置において振動伝達部材に設けられている第2の保持部材を、シースの内面によって、第1の保持部材よりも強く拘束するようにしたものである。
請求項2の発明は、前記第2の保持部材は、1つであることを特徴とする請求項1の超音波処置具である。
そして、本請求項2の発明では、シースの内面によって、1つの第2の保持部材を第1の保持部材よりも強く拘束するようにしたものである。
請求項3の発明は、前記第2の保持部材の1つは、前記振動伝達部材の縦振動の節の位置かつ横振動の腹の位置であって最先端の位置に設けられていることを特徴とする請求項1又は2の超音波処置具である。
そして、本請求項3の発明では、シースの内面によって、振動伝達部材の縦振動の節の位置かつ横振動の腹の位置であって最先端の位置に設けられている第2の保持部材を拘束するようにしたものである。
請求項4の発明は、前記第1の保持部材と前記第2の保持部材は、種類が異なる保持部材であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1の超音波処置具である。
請求項5の発明は、前記第1及び第2の保持部材は、弾性を有し、前記シースの内面に当接されており、前記第2の保持部材と前記シースの内面との当接部におけるつぶし代は、前記第1の保持部材と前記シースの内面との当接部におけるつぶし代よりも大きいことを特徴とする請求項4の超音波処置具である。
そして、本請求項5の発明では、第2の保持部材とシースの内面との当接部におけるつぶし代を、第1の保持部材とシースの内面との当接部におけるつぶし代よりも大きくすることにより、シースの内面によって第2の保持部材を第1の保持部材よりも強く拘束するようにしたものである。
請求項6の発明は、前記第1及び第2の保持部材は、前記シースの内面に当接されており、前記第2の保持部材と前記シースの内面との当接部の面積は、前記第1の保持部材と前記シースの内面との当接部の面積よりも大きいことを特徴とする請求項4の超音波処置具である。
そして、本請求項6の発明では、第2の保持部材とシースの内面との当接部の面積を、第1の保持部材とシースの内面との当接部の面積よりも大きくすることにより、シースの内面によって第2の保持部材を第1の保持部材よりも強く拘束するようにしたものである。
本発明によれば、組立、分解性が良好な超音波処置具において、横振動を抑止することが可能となっている。
以下、本発明の第1実施形態を図1乃至3を参照して説明する。図1は、本実施形態の超音波処置具2を示す。この超音波処置具2は、図2に示されるように互いに組立、分解可能な操作ユニット4、振動子ユニット6及びプローブユニット8によって形成されている。操作ユニット4は超音波処置具2の先端側に配設され、振動子ユニット6は超音波処置具2の後端側に配設される。プローブユニット8は操作ユニット4内に挿通され、プローブユニット8の後端部は振動子ユニット6内で振動子ユニット6に接続される。
再び図1を参照して、超音波処置具2の概略構成を説明する。超音波処置具2の操作ユニット4は、体腔内に挿入される細長いシース10を有する。このシース10の先端部に、ジョー12の基端部が第1の枢支軸14を介して枢支されている。このジョー12は、シース10の軸方向(以下、単に軸方向と称する)に延びているプローブ16に並設されている。そして、ジョー12はプローブ16に対して開閉自在となっている。これらジョー12とプローブ16とによって、生体組織を把持する把持部17が形成されている。
シース10の基端部には、操作部本体18が連接されている。この操作部本体18は、シース10の基端部にシース10の軸回り方向(以下、単に軸回り方向と称する)に回転自在に配設されている回転ノブ20を有する。この回転ノブ20を回転操作することにより、ジョー12がプローブ16に対して軸回り方向に回転する構成となっている。
操作部本体18には、ジョー12を開閉操作するための固定ハンドル22及び可動ハンドル24が配設されている。固定ハンドル22は操作部本体18と一体的に形成され、操作部本体18の径方向に延びている。可動ハンドル24は固定ハンドル22に並設され、可動ハンドル24の基端部はハンドル枢支ピン26を介して操作部本体18に枢支されている。即ち、可動ハンドル24は、固定ハンドル22に対して開閉自在となっている。また、可動ハンドル24の基端部には作動ピン28が配設され、この作動ピン28は操作部本体18内へと挿入されている。さらに、固定ハンドル22及び可動ハンドル24の末端部には、各々、操作者が指を掛けて操作するための指掛リング30a,30bが配設されている。
操作部本体18の後端側には、電極取付部32が配設されている。この電極取付部32には電極ピン34が取り付けられている。この電極ピン34の末端部には、図示しない高周波ケーブルが接続される。
操作部本体18の後端部には、振動子ユニット6が連接されている。この振動子ユニット6の内部には、超音波振動を発生する図示しない超音波振動子が収容されている。なお、この超音波振動子で発生される超音波振動は縦振動である。振動子ユニット6の後端部から、超音波振動子に電力を供給するための電力ケーブル36が延設されている。この電力ケーブル36の末端部は、図示しない電源装置に接続される。
図3及び図4を参照して、超音波処置具2の内部構成を説明する。操作ユニット4と振動子ユニット6とは以下のように接続されている。図3に示されるように、操作部本体18の後端部には、操作部本体18の中心軸と同軸の接続リング38が配設されている。この接続リング38には、先端側から太径部、中径部、細径部が順に配設されており、各々の直径は順次小さくなっている。接続リング38の中径部には、固定リング40の先端側が外装されている。固定リング40の後端部には、軸方向内向きに突出する係合凸部42が固定リング40の周方向に延設されている。
振動子ユニット6の先端部には、連結部44が配設されている。この連結部44の先端部には、係合リング46が配設されている。この係合リング46の断面は外周を円弧とする略半月状となっている。振動子ユニット6の連結部44の先端部が、操作ユニット4の接続リング38の細径部と固定リング40の後端側との間に嵌入され、係合リング46が固定リング40の後端部の係合凸部42と係合されることにより、操作ユニット4と振動子ユニット6とが接続されている。
また、操作ユニット4とプローブユニット8とは、以下のように配置されている。操作ユニット4のシース10は、内パイプ48とこの内パイプ48に外装される外パイプ50とによって形成されている。また、操作ユニット4の操作部本体18内には、先端側に筒状のスライダ取付部52、後端側に導電筒54が配設されている。
一方、プローブユニット8は超音波振動を後端側から先端側へと伝達する細長い振動伝達部材56を有する。この振動伝達部材56は、先端側ほど振幅が増大する設計となっている。振動伝達部材56の先端部にはプローブ16が配設され、このプローブ16はシース10の先端部から突出されている(図1参照)。そして、振動伝達部材56は、シース10の内パイプ48内を挿通され、操作部本体18内ではスライダ取付部52内、続いて、導電筒54内を挿通されている。
そして、プローブユニット8と振動子ユニット6とは、以下のように接続されている。プローブユニット8の振動伝達部材56の後端部には雄ねじが形成されている。また、振動子ユニット6の超音波振動子の先端部には、出力端子58が突設されており、この出力端子58には雌ねじが形成されている。振動伝達部材56の基端部の雄ねじと振動子ユニット6の出力端子58の雌ねじとを螺合することにより、プローブユニット8と振動子ユニット6とが接続されている。
ここで、操作部本体18の後端部に配設された上記電極ピン34の基端部は、以下のように振動伝達部材56と電気的に接続されている。電極ピン34の基端部は、操作部本体18の後端部の上記接続リング38の太径部の外周面に接触されている。接続リング38は、導電体により形成されている。接続リング38の細径部の内面は、振動伝達部材56が挿通されている上記導電筒54の後端部外周面と連結されている。導電筒54の先端部には、シリコンゴム等の導電ゴム製のリング状の導電部材60が配設されている。この導電部材60の内周面は、振動伝達部材56の縦振動の節の位置近傍で、振動伝達部材56の外周面を保持している。即ち、電極ピン34の基端部は、接続リング38、導電筒54、及び導電部材60を介して振動伝達部材56と電気的に接続されている。
また、超音波処置具2の先端部の把持部17(図1参照)を開閉操作するための構成は、以下のようになっている。振動伝達部材56が挿通されている上記スライダ取付部52の後端部の外周面には、フランジ形状のスライダ62が配設されている。このスライダ62には、係合凹部がスライダ62の周方向に延設されている。この係合凹部には、可動ハンドル24の基端部に配設され、操作部本体18内に挿入されている作動ピン28の先端部が係合されている。
スライダ取付部52の先端側の外周面には、筒状の駆動軸接続部64が外装、連結されている。この駆動軸接続部64は、回転筒部66の後端側内に軸方向に摺動自在に嵌入されている。駆動軸接続部64の先端部には、駆動軸68の後端部が接続されている。この駆動軸68は、シース10の内パイプ48と外パイプ50との間に形成されたガイド孔内に進退自在に挿通されている。
図4(A)に示されるように、駆動軸68の先端部はジョー12の基端部に第2の枢支軸70を介して枢支されている。第2の枢支軸70は、第1の枢支軸14よりも径方向外側に配設されている。即ち、駆動軸68を前後に移動することにより、ジョー12は、第2の枢支軸70を介して、図4(A)において点線で示されるように、第1の枢支軸14を中心としてプローブ16に対して開閉操作されるようになっている。
ジョー12をプローブ16に対して軸回り方向に回転させるための構成を説明する。再び図3を参照すると、回転ノブ20の先端部の内面は、外パイプ50の基端部の外面に連結されている。また、回転ノブ20の内面は、先端部を除いて回転筒部66の先端側の外面に連結されている。この回転筒部66の先端側の内面は、内パイプ48の基端部の外面に接続されている。
一方、前述したように回転筒部66の後端側には、駆動軸接続部64が嵌入されている。駆動軸接続部64は、回転筒部66と共に軸回り方向に回転可能であり、かつ、回転筒部66に対して軸方向に摺動自在である。即ち、回転筒部66の後端部には、軸方向に長穴状の係合孔72が形成されており、この係合孔72に、駆動軸接続部64に突設されている回転固定ピン74が、軸回り方向に回転不能かつ軸方向に摺動自在に挿通されている。駆動軸接続部64、スライダ取付部52及びスライダ62は互いに連結されており、振動伝達部材56の基端部に外装されている導電筒54に対して一体的に軸回り方向に回転可能である。
即ち、回転ノブ20を操作部本体18に対して軸回り方向に回転した場合には、外パイプ50、回転筒部66、内パイプ48、駆動軸接続部64、駆動軸68、スライダ取付部52及びスライダ62は、振動伝達部材56に対して一体的に軸回り方向に回転するようになっている。このため、図4(A)に示されるシース10の先端部に枢支されたジョー12は、プローブ16に対して軸回り方向に回転するようになっている。
図4(B)に、プローブユニット8の詳細な構成を示す。振動伝達部材56には、軸方向に離間して複数の第1の保持部材76a,…,76nが配設されている。これら第1の保持部材76a,…,76nは、各々、振動伝達部材56の超音波振動の縦振動の節の位置に配設されている。また、振動伝達部材56には、第1の保持部材76a,…,76nよりも先端側に第2の保持部材78が配設されている。この第2の保持部材78は、振動伝達部材56の超音波振動の縦振動の節の位置かつ横振動の腹の位置であって最先端の位置に配設されている。
例えば、振動伝達部材56の縦振動の共振周波数が47kHzである場合には、異音を伴う20kHz以下の横振動が発生する場合がある。まず、振動伝達部材56の超音波振動の縦振動の節の位置かつ横振動の腹の位置であって最先端の位置に、第2の保持部材78を配置する。そして、共振周波数が47kHzの場合には、一波長が約100mmであるから、第2の保持部材78から50mmだけ後端側に第1の保持部材76aを配設し、以下、50mm間隔で第1の保持部材76b,…,76nを順次配設する。
第1及び第2の保持部材76a,…,76n,78は、ゴムリングによって形成されている。第1の保持部材76a,…,76nのゴムリングと第2の保持部材78のゴムリングとはほぼ同じ形状である。第2の保持部材78のゴムリングは、図4(C)に示されるように、振動伝達部材56の径方向に突出する山型形状80を有する。また、この山型形状80は、図4(D)に示されるように、振動伝達部材56の周方向に延設されている。
図4(A)に示されるように、プローブユニット8がシース10に装着されている場合には、第1の保持部材76a,…,76nは、内パイプ48の内面に当接され、内パイプ48の内面によって拘束されている。ここで、第1の保持部材76a,…,76nの山型形状80の頂上部が内パイプ48と当接する当接部となっている。そして、第1の保持部材76a,…,76nは、振動伝達部材56を、内パイプ48の内面に接触しないような内パイプ48内の所定の位置に保持している。
シース10の内パイプ48は第2の保持部材78の後端部まで延びており、内パイプ48の先端側には、内パイプ48に代わって筒状の絶縁カバー82が配設されている。第2の保持部材78は、絶縁カバー82の内面に当接され、絶縁カバー82の内面によって拘束されている。ここで、第2の保持部材78の山型形状80の頂上部が絶縁カバー82と当接する当接部となっている。そして、第2の保持部材78は、振動伝達部材56を絶縁カバー82の内面に接触しないような絶縁カバー82内の所定の位置に保持している。
また、絶縁カバー82の内径は内パイプ48の内径よりも小さく、絶縁カバー82によって第2の保持部材78に生じるつぶし代は、内パイプ48によって第1の保持部材76a,…,76nに生じるつぶし代よりも大きくなっている。このため、絶縁カバー82の第2の保持部材78に対する拘束力は、内パイプ48の第1の保持部材76a,…,76nに対する拘束力よりも大きくなっている。例えば、内パイプ48によって第1の保持部材76a,…,76nに生じるつぶし代は0.05mmに設定され、絶縁カバー82により第2の保持部材78に生じるつぶし代は0.10mmに設定されている。
次に、上記構成の本実施形態の超音波処置具2の作用について説明する。超音波処置具2が先回の使用の後、洗滌のために分解されてそのままである場合には、超音波処置具2の組立を行う。まず、プローブユニット8の基端部の雄ねじを振動子ユニット6の超音波振動子の出力端子58の雌ねじに螺合して、プローブユニット8を振動子ユニット6に接続する。
この後、プローブユニット8を操作ユニット4に挿入する。そして、プローブユニット8を、操作ユニット4の導電筒54、スライダ取付部52、内パイプ48、絶縁カバー82に順次挿通する。この際、プローブユニット8の第1及び第2の保持部材76a,…,76n,78は、内パイプ48に当接された状態で内パイプ48内を後端側から先端側へと摺動される。
そして、プローブユニット8の先端部がシース10の先端部から突出されて、プローブ16とジョー12とが並設される。この際、第2の保持部材78は、絶縁カバー82内に挿入されて強く拘束される。また、振動子ユニット6の連結部44の先端部が、操作ユニット4の接続リング38の細径部と固定リング40の後端側との間に嵌入され、連結部44の係合リング46が固定リング40の後端部の係合凸部42と係合され、操作ユニット4と振動子ユニット6とが接続される。
このようにして組み立てられた超音波処置具2を用いて手術操作を行う。可動ハンドル24を固定ハンドル22に対して開操作し、作動ピン28、スライダ62、スライダ取付部52、駆動軸接続部64及び駆動軸68を順次後端側へと移動させて、ジョー12をプローブ16に対して開く。そして、ジョー12とプローブ16との間に処置対象の生体組織を配置する。この後、可動ハンドル24を固定ハンドル22に対して閉操作し、上記したのと逆の作用によりジョー12をプローブ16に対して閉じて生体組織を把持する。
そして、電源ケーブル36に接続されている電源装置をONにして、超音波振動子で超音波振動を発生させる。発生される超音波振動は縦振動である。発生された超音波振動は、振動伝達部材56を介してプローブ16に伝達される。プローブ16に伝達された超音波振動を利用して、プローブ16とジョー12とによって把持された生体組織に凝固、切開等の処置を行う。
この際、振動伝達部材56は縦振動を行うが、第1及び第2の保持部材76a,…,76n,78は縦振動の節の位置に配設されているため振動されない。このため、第1及び第2の保持部材76a,…,76n,78と内パイプ48及び絶縁カバー82との間で摩擦は生じず、当然に摩擦熱も発生しない。
一方、第2の保持部材78は、振動伝達部材56で生じ得る横振動の腹の位置に配設され、絶縁カバー82によって強く拘束されて振動伝達部材56を保持している。このため、振動伝達部材56では横振動の発生が抑止される。
生体組織への処置が終了した後、電源装置をOFFにして超音波振動子の超音波振動を停止する。そして、可動ハンドル24を固定ハンドル22に対して開操作し、把持部17を開いて生体組織を解放する。
手術操作において必要ならば、以下に述べるような高周波処置を行う。まず、操作部本体18の電極ピン34に高周波ケーブルを接続する。この後、把持部17によって処置の対象となる生体組織を把持する。そして、高周波ケーブル、電極ピン34、導電筒54、導電部材60、振動伝達部材56及びプローブ16を介して、把持された生体組織に高周波電流を適用し、生体組織に高周波処置を行う。この際、絶縁カバー82の作用により、処置対象の生体組織以外には高周波電流は流れない。
また、手術操作において必要ならば、以下に述べるようなプローブ16に対するジョー12の回転操作を行う。即ち、回転ノブ20を軸回り方向に回転操作すると、外パイプ50、回転筒部66、内パイプ48、駆動軸接続部64、駆動軸68、スライダ取付部52及びスライダ62が、振動伝達部材56に対して一体的に軸回り方向に回転される。この結果、ジョー12は、プローブ16に対して軸回り方向に回転される。この際、第1及び第2の保持部材76a,…,76n,78は、内パイプ48及び絶縁カバー82の内面に当接されている状態で軸回り方向に回転される。この後、プローブ16と回転されたジョー12とによって生体組織を把持し、生体組織に処置を行う。
手術操作が終了した後には、操作ユニット4、振動子ユニット6及びプローブユニット8を上記した組立操作とは逆の操作によって分解する。そして、各々を充分に洗滌する。
そこで、上記構成のものにあっては次の効果を奏する。振動伝達部材56で生じ得る横振動の腹の位置に第2の保持部材78が配設され、この第2の保持部材78は、絶縁カバー82の内面に強く拘束されて振動伝達部材56を保持している。このため、振動伝達部材56で横振動が発生するのが抑止されている。
また、振動伝達部材56は先端側ほど超音波振動の縦振動の振幅が大きくなるように設計されている。このため、振動伝達部材56で生じ得る横振動も先端側ほど振動の振幅が大きくなる。即ち、振動伝達部材56で生じ得る横振動の腹の位置であって最先端の位置で、振動伝達部材56で生じ得る横振動の振幅が最大となるところ、この位置に第2の保持部材78が配設されている。従って、振動伝達部材56で横振動が発生するのが充分に抑止されている。
そして、内パイプ48及び絶縁カバー82の内面に拘束されて、振動伝達部材56を内パイプ48及び絶縁カバー82に接触しないように内パイプ48及び絶縁カバー82の所定の位置に保持する第1及び第2の保持部材76a,…,76n,78のうち、振動伝達部材56の横振動を抑止するために内パイプ48及び絶縁カバー82の内面に強く拘束されるのは第2の保持部材78のみである。このため、操作ユニット4にプローブユニット8を着脱する際、振動伝達部材56と内パイプ48及び絶縁カバー82との摩擦等によって組立、分解に支障をきたす可能性が小さくなっている。このため、良好な組立、分解性が実現されている。
その上、内パイプ48及び絶縁カバー82の内面に強く拘束される第2の保持部材78は1つのみである。このため、充分に良好な組立、分解性が実現されている。
図5は、本発明の第2実施形態を示す。第1実施形態と同様な構成には、同一の参照符号を付して説明を省略する。本実施形態の超音波処置具は、図5(B)に示されるように第1実施形態の超音波処置具2と第2の保持部材84の構成のみ異なる。本実施形態の第2の保持部材84を形成するゴムリングは、図5(C)に示されるように、振動伝達部材56の径方向に突出する台形形状86を有する。また、台形形状86は、振動伝達部材56の周方向に延設されている。
図5(A)に示されるように、プローブユニット8が操作ユニット4に装着されている場合、第2の保持部材84の台形形状86の頂上面は、絶縁カバー82の内面に当接され、絶縁カバー82の内面によって拘束されている。ここで、この台形形状86の頂上面が絶縁カバー82と当接する当接部である。
絶縁カバー82によって第2の保持部材84に生じるつぶし代は、内パイプ48によって第1の保持部材76a,…,76nに生じるつぶし代とほぼ同じである。一方、第2の保持部材84と絶縁カバー82との当接部の面積は、第1の保持部材76a,…,76nと内パイプ48との当接部の面積よりも大きくなっている。このため、絶縁カバー82の第2の保持部材84に対する拘束力は、内パイプ48の第1の保持部材76a,…,76nに対する拘束力よりも大きくなっている。
なお、第2の保持部材84は台形形状86を有するが、第2の保持部材84と絶縁カバー82との当接部の面積が第1の保持部材76a,…,76nと内パイプ48との当接部の面積よりも大きくなるようなどのような形状を有してもよい。
本実施形態の超音波処置具の作用は、第1実施形態の超音波処置具の作用とほぼ同様である。
そこで、上記構成のものにあっては第1実施形態の効果に加えて次の効果を奏する。超音波処置具の組立、分解においてプローブユニット8を操作ユニット4に着脱する際、第2の保持部材84は、内パイプ48及び絶縁カバー82の内面に当接された状態で内パイプ48及び絶縁カバー82内で摺動されている。また、超音波処置具による手術操作においてプローブ16に対するジョー12の回転操作を行う際、第2の保持部材84は、絶縁カバー82の内面に当接されている状態で軸回り方向に回転されている。いずれの場合にも、第2の保持部材84は、頂上面において内パイプ48及び絶縁カバー82と当接される。このため、第2の保持部材84が破損される可能性が小さくなっている。従って、超音波処置具の耐性が向上されている。
上記した実施形態では、第2の保持部材78,84は、振動伝達部材56の縦振動の節の位置かつ横振動の腹の位置であって最先端の位置に配設されている。このため、上述したように、振動伝達部材56の横振動が充分に抑止されている。しかしながら、第2の保持部材78,84を振動伝達部材56の縦振動の節の位置かつ横振動の腹の位置のいずれに配設しても、振動伝達部材56の横振動を抑止することが可能である。
また、上記した実施形態では、第2の保持部材78,84は1つである。このため、上述したように、充分に良好な組立、分解性が実現されている。しかしながら、第2の保持部材78,84の個数がいくつであっても、振動伝達部材56を絶縁カバー82の内面に接触しないような絶縁カバー82内の所定の位置に保持する保持部材の一部分のみが第2の保持部材78,84であれば、良好な組立、分解性が実現される。
次に、本出願の他の特徴的な技術事項を下記の通り付記する。

(付記項1) 超音波振動を発生する超音波振動子と、前記超音波振動子を伝達可能な伝達部材とを有する超音波処置具において、
前記超音波振動の縦振動の節となり、且つ前記超音波振動の横振動の腹とならない前記超音波伝達部材における第1の位置に設けられ、所定の拘束力で保持可能な第1の保持部材と、
前記超音波振動の縦振動の節となり、且つ前記超音波振動の横振動の腹となる前記超音波伝達部材における第2の位置に設けられ、前記第1の保持部材よりも強い拘束力で保持可能な第2の保持部材と、
を具備したことを特徴とする超音波処置具。
(付記項2) 二つ以上の保持部材を有する超音波処置具において、
縦振動の節であり、且つ横振動の腹になる位置に設けられた保持部材を他の保持部材に対し、より強く拘束したことを特徴とする。
(付記項3) 付記項2において、
最も先端の縦振動の節をより強く拘束したことを特徴とする。
(付記項4) 付記項2において、
保持部材のつぶし代を大きくすることにより強く拘束したことを特徴とする。
(付記項5) 付記項2において、
保持部材の形状を台形にすることにより強く拘束したことを特徴とする。
本発明は、良好な組立、分解性を有し、横振動を抑止することが可能な、超音波振動を利用して生体組織等に処置を行う超音波処置具を提供する。
本発明の第1実施形態の超音波処置具を示す側面図。 本発明の第1実施形態の超音波処置具を示す分解図。 本発明の第1実施形態の超音波処置具の中央部を示す断面図。 (A)は、本発明の第1実施形態の超音波処置具の先端部を示す断面図、(B)は、同実施形態の超音波処置具のプローブユニットを示す側面図、(C)は、同実施形態の超音波処置具のプローブユニットの第2の保持部材を一部を切断して示す側面図、(D)は、同実施形態の超音波処置具のプローブユニットの第2の保持部材を軸方向に垂直に切断した断面図。 (A)は、本発明の第2実施形態の超音波処置具の先端部を示す断面図、(B)は、同実施形態の超音波処置具のプローブユニットを示す側面図、(C)は、同実施形態の超音波処置具のプローブユニットの第2の保持部材を一部を切断して示す側面図。
符号の説明
10…シース、56…振動伝達部材、76a,…,76n…第1の保持部材、78…第2の保持部材。

Claims (6)

  1. 後端側の超音波振動子で発生された超音波振動を先端側の処置部へと伝達する細長い振動伝達部材と、
    この振動伝達部材が着脱自在に挿通されるシースと、
    前記振動伝達部材の縦振動の節の位置において前記振動伝達部材に設けられ、前記シースの内面によって拘束されて前記振動伝達部材を前記シース内の所定の位置に保持する少なくとも1つの第1の保持部材と、
    前記振動伝達部材の縦振動の節の位置かつ前記振動伝達部材で生じ得る横振動の腹の位置において前記振動伝達部材に設けられ、前記シースの内面によって前記第1の保持部材よりも強く拘束されて前記振動伝達部材を前記シース内の所定の位置に保持する少なくとも1つの第2の保持部材とを、
    具備することを特徴とする超音波処置具。
  2. 前記第2の保持部材は、1つであることを特徴とする請求項1の超音波処置具。
  3. 前記第2の保持部材の1つは、前記振動伝達部材の縦振動の節の位置かつ横振動の腹の位置であって最先端の位置に設けられていることを特徴とする請求項1又は2の超音波処置具。
  4. 前記第1の保持部材と前記第2の保持部材は、種類が異なる保持部材であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1の超音波処置具。
  5. 前記第1及び第2の保持部材は、弾性を有し、前記シースの内面に当接されており、前記第2の保持部材と前記シースの内面との当接部におけるつぶし代は、前記第1の保持部材と前記シースの内面との当接部におけるつぶし代よりも大きいことを特徴とする請求項4の超音波処置具。
  6. 前記第1及び第2の保持部材は、前記シースの内面に当接されており、前記第2の保持部材と前記シースの内面との当接部の面積は、前記第1の保持部材と前記シースの内面との当接部の面積よりも大きいことを特徴とする請求項4の超音波処置具。
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