JP2001008656A - がんもどき類の製造法 - Google Patents

がんもどき類の製造法

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JP2001008656A
JP2001008656A JP11178503A JP17850399A JP2001008656A JP 2001008656 A JP2001008656 A JP 2001008656A JP 11178503 A JP11178503 A JP 11178503A JP 17850399 A JP17850399 A JP 17850399A JP 2001008656 A JP2001008656 A JP 2001008656A
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Hideaki Yokoyama
秀明 横山
Isamu Sugitani
勇 杉谷
Takeshi Akasaka
武志 赤坂
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、がんもどき類のフライ直後の形状が
安定し、凍結による組織変質が無い、などの製造法を提
供することを課題とする。 【解決手段】大豆由来の豆腐の脱水生地に、澱粉誘導体
を添加することを特徴とするがんもどき類の製造法であ
る。更に詳しくは、澱粉誘導体が豆腐の脱水生地に対し
て、重量で0.2%以上5%以下である製造法、がんも
どき類生地中の豆腐の脱水生地が、重量で50%以上9
0%以下である製造法、澱粉誘導体が澱粉エーテル又は
架橋澱粉である製造法、がんもどき類を凍結する上記の
製造法、上記のいずれかにより得られるがんもどき類、
である。これにより、従来のがんもどき類の製造法に比
べて、フライ時の不良品の低減、冷凍・解凍・調理時の
不良品の減少などによる生産性向上や、消費者への調理
食品の品質向上、などに貢献出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、がんもどき類のフ
ライ直後の形状が安定し、凍結による組織変質が無い、
などの製造法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、がんもどき類の製造法は、伝
統的な手法が普及している。具体的には、大豆を水など
に浸漬して膨潤させ、大豆に吸収されなかった水を除
く。これに挽き水を加えながらグラインダーなどで物理
的に破砕した呉(ご)を得て、加熱後、豆乳とオカラに
分離する。この煮絞り豆乳に凝固剤を加えて豆腐を得
て、その脱水後の豆腐を基本原料として、これに例示と
して山芋、野菜類、その他の食用原材料を混合し、成型
・フライしたものである。しかし、上記の様な従来の製
法では、フライ直後の形状が安定しなかったり、凍結に
よる組織変質が有ったり、することが起こりやすい。
【0003】がんもどき類に関する特許公報等は、数多
く公開されている。主要な先願として特開昭61−25
4158号公報では、豆乳に大豆蛋白質、乾燥豆乳、澱
粉、化工澱粉の一種又はそれ以上を加えて混合し、常法
により凝固させて固形分含量の高い豆腐を製造し、これ
をそのまま若しくは油で揚げた後冷凍するか、又はこの
ようにして冷凍した豆腐を油で揚げた後更に冷凍するこ
とを特徴とする冷凍豆腐の製造方法により、長期間保存
することのできる冷凍豆腐を記載している。また、特開
平5−316984号公報では、豆乳類液に豆乳凝固
剤、ゲル化剤並びに糖類系処理剤を混合し、糖類系処理
剤は糖類系熱凝固剤とデンプンとの少なくともいずれか
であって、当該豆乳類液を豆乳凝固剤による凝固温度以
上に加熱し、冷却することを特徴とする冷凍保存可能な
豆腐により、冷凍保存しても豆腐の性状を良好に保持す
ることを述べている。一方、特開平6−217730号
公報では、豆乳中の固形分1重量部に対する割合でゼラ
チン0.05〜2.0重量部および澱粉0.05〜2.
0重量部を予め水に均一に混合してこれを豆乳に添加混
合し、さらに豆乳凝固剤を添加混合して凝固させて豆腐
を調製し、この豆腐を適宜の大きさに切断したものを、
固形物以外の固形分を10〜40重量%とした液状ソー
スと混合して調理したのち冷凍するか、または調理済の
液状ソースと切断した豆腐とを混合したのち冷凍するこ
とを特徴とする豆腐を具とする調理冷凍食品の製造方
法、を提供している。
【0004】しかし、これらの従来技術は本発明に言う
澱粉誘導体を添加することを特徴とするがんもどき類の
製造法とは異なるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、がんもどき
類のフライ直後の形状が安定し、凍結による組織変質が
無い、などの製造法を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、大豆由来の豆
腐の脱水生地に、澱粉誘導体を添加することを特徴とす
るがんもどき類の製造法である。更に詳しくは、澱粉誘
導体が豆腐の脱水生地に対して、重量で0.2%以上5
%以下である製造法、がんもどき類生地中の豆腐の脱水
生地が、重量で50%以上90%以下である製造法、澱
粉誘導体が澱粉エーテル類、澱粉エステル類、又は架橋
澱粉である製造法、がんもどき類を凍結する上記の製造
法、上記のいずれかにより得られるがんもどき類、であ
る。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する
と、 本発明におけるがんもどき類のフライ直後の形状が
安定し、凍結による組織変質が無い、などの製造法を提
供することに関する。
【0008】先ず、本発明の用語を説明する。がんもど
き類は、精進料理の中で雁(がん)の肉に見立てた物で
あり、油で揚げたものの一種で、豆腐の中に細かく切っ
た野菜、山芋、きのこ類、海藻などを入れた物である本
来の「がんもどき」(関西では、飛龍頭・ひりゅうず・
ひろうず、とも呼ばれる)を言う他に、本発明では、が
んもどきの調製において使用する豆腐の脱水生地の半分
以下の重量を他の食品素材(魚肉・畜肉・家禽肉などの
動物性肉、その他・特に限定しない)を任意の形状(ス
リ身状、ミンチ状、細切れ状など)にして置換・配合し
た物も含めた広義を「がんもどき類」とする。豆腐の脱
水生地とは、大豆を主原料として成る豆腐を適度に脱水
したものである。詳しくは、大豆を通常の公知の方法で
処理して得た豆乳、又は濃縮した豆乳、或いはそれらの
豆乳に大豆蛋白質若しくはその水和物や乳化物を加える
か加えずに、加熱し凝固剤を加えて凝固させた豆腐を、
必要に応じて脱水度を調整する。その脱水度は一般的に
は脱水生地の水分が90%から60%程度である。
【0009】澱粉誘導体とは、澱粉エーテル類、澱粉エ
ステル類、又は架橋澱粉を含めた総称であり、本願では
がんもどき類のフライ直後の形状が安定し、凍結による
組織変質が無い物であれば良い。澱粉エーテル類は、ヒ
ドロキシプロピルアルコールなどを用いて澱粉にを結合
させたものを言い、カルボキシメチルエーテル、ヒドロ
キシエチルエーテル、ヒドロキシプロピルエーテル、な
どがある。架橋澱粉は、リン酸を用いて澱粉同士を結合
させたものを言う。詳しくは、「各種処理澱粉の分類表
(貝沼、鈴木1968。澱粉科学ハンドブック・朝倉書店刊
・二国二郎監修・1995年版)」を参照して下さい。
【0010】重量%とは、重量による%である。例示と
して、豆腐の脱水生地100重量に対して澱粉誘導体を
1重量で添加する場合は1重量%である。また、豆腐の
脱水生地は、含水物であり、脱水の程度・強弱により、
添加する澱粉誘導体の実質添加重量が変動することもあ
り、豆腐の脱水生地の固形分重量との比を算出・判定す
ることが必要になる場合がある。ここで、固形分重量と
は、一般の乾燥減量法(105°Cで4時間)による乾
燥固形分の重量%である。
【0011】以下に本発明のがんもどきの製造法につい
て説明する。大豆を水などに浸漬して膨潤させ、大豆に
吸収されなかった水を除く。これに挽き水を加えながら
グラインダーなどで物理的に破砕した呉(ご)を得て、
加熱後、豆乳とオカラに分離する。この煮絞り豆乳又は
濃縮した豆乳などに凝固剤を加えて豆腐を得て、その脱
水後の豆腐を基本原料として、これに例示として山芋、
野菜類、その他の食用原材料を混合し、成型・フライし
たものである。以上ががんもどきの製造法についての伝
統的な通常の公知の方法である。本発明に用いられる豆
腐やがんもどきの製造法は、後に述べるところを除いて
は、通常の公知の方法を用いることが出来る。
【0012】本発明のがんもどき生地の配合は重量で、
豆腐の脱水生地が50%以上90%以下であり、澱粉誘
導体が豆腐の脱水生地に対して、重量で0.2%以上5
%以下である他は、特に限定しない。具材として用いる
野菜類は、一般的に味、食感、見栄え、好みなどに適す
るものであれば、特に限定しない。また、用いる野菜類
の形状も千切り、賽(さい)の目状、その他いずれであ
っても良い。具材として椎茸(しいたけ)などの茸(き
のこ)類を用いる場合も、その種類、形状などは、特に
限定しない。結着材・粘り材としてよく使用される山芋
は、一般的にはすりおろして用いられる。その他の食用
原材料を用いる場合も、その種類、形状、使用割合は適
性、好みなどにより適宜もちればよい。がんもどき生地
の配合を設定し、その混練方法や成型方法及びフライ方
法なども、通常の公知の方法であればよい。
【0013】本発明の特徴について説明する。本発明
は、大豆由来の豆腐の脱水生地に、澱粉誘導体を添加す
ることを特徴とするがんもどき類の製造法である。澱粉
誘導体である澱粉エーテル類、澱粉エステル類、又は架
橋澱粉の1種類以上をがんもどき生地に添加・混合する
ことにより、がんもどき類のフライ直後の形状が安定
し、凍結による組織変質が無い、などの効果が得られ
る。本発明は、澱粉誘導体が豆腐の脱水生地に対して、
重量で0.2%以上5%以下であるがんもどき類の製造
法である。澱粉誘導体が豆腐の脱水生地に対して、重量
で0.2%以上5%以下であればよく、好ましくは0.
5%以上4%以下である。それが、0.2%未満では上
記の効果が弱く、5%超えると冷凍・解凍・煮込み後の
食感が柔らかくなり適さなくなることがある。
【0014】本発明は、がんもどき類生地中の豆腐の脱
水生地が、重量で50%以上90%以下であるがんもど
き類の製造法である。豆腐の脱水生地が、重量で50%
以上90%以下であればよく、好ましくは60%以上8
0%以下である。それが、50%未満では上記の効果が
弱く、90%超えると具材が乏しくて、がんもどき類と
しては違和感が感じられる。本発明は、澱粉誘導体が、
澱粉エーテル類、澱粉エステル類、又は架橋澱粉である
がんもどき類の製造法である。本発明は、以上に記載し
たがんもどき類を凍結するがんもどき類の製造法であ
る。本発明は、以上に記載したいずれかの製造法により
得られる、がんもどき類である。
【0015】
【実施例】以下に本発明の有効性を実施例と共に示す
が、 これらの例示によって本発明の技術思想が限定され
るものではない。
【0016】実施例1〜3及び比較例1〜3 大豆5Kgに対して15Kgの10℃の水を加え、14
時間浸漬した。これを10メッシュのフルイで水切りし
て浸漬膨潤大豆を得た。これに挽き水50Kgと共にグ
ラインダーを用いて呉(ご)とし、水蒸気を吹き込み9
5℃まで加熱・攪拌した後に分離機(丸井工業製:スク
リュープレス)を用いてオカラを除去し、豆乳(固形分
5%)を得た。以下の%は、特記しない限り重量%を示
す。次いで70℃に調整した豆乳100部に対して硫酸
カルシウム0.3部を加え、箱型(50mm×100m
m×30mm)に入れ、豆腐(固形分12%)を得た。
この豆腐を脱水プレス機を用いて、固形分27%(水分
73%)の豆腐の脱水生地を得た。この豆腐の脱水生地
70重量部に澱粉誘導体(デリカSE。日澱化学株式会
社製)を下記の各重量部(以下、部で示す)ずつ加え、
その各々を混合機(いわゆる、がん練り機)で均質化
し、野菜(人参等)20部、しいたけ5部、調味料等3
部、食塩1部等を加え、結着材として山芋1部を添加・
混合して、がんもどき生地を調製した。デリカSE(澱
粉エーテル)の添加量は、0部(比較例1)、0.2部
(実施例2)、2部(実施例1)、3.5部(実施例
3)、5部(比較例2)、15部(比較例3)とした。
次に、成型機(スーパーマルチフォーマー。株式会社ヤ
ナギヤ製)で成型(丸型、30g)し、低温フライ(9
0℃〜120℃)で5分間、更に高温フライ(130℃
〜190℃)で5分間のフライを行って、がんもどきを
調製した。
【0017】これらのがんもどき生地の配合を次の表1
に示した。 表1 単位は重量部 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 実施例 同 同 比較例 同 同 1 2 3 1 2 3 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− がんもどき生地 豆腐の脱水生地 70 70 70 70 70 70 デリカSE 2.0 0.2 3.5 0 5.0 15.0 野菜(人参等) 20 20 20 20 20 20 しいたけ 5 5 5 5 5 5 調味料等 3 3 3 3 3 3 食塩 1 1 1 1 1 1 山芋 1 1 1 1 1 1 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 合計 102.0 100.2 103.5 100.0 105.0 115.0 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 豆腐の脱水生地 に対するデリカ SE( 澱粉誘導体) の% 2.9 0.3 5.0 0 7.1 21.4 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【0018】このフライ直後の形状を品質評価し、冷凍
(−25℃冷風下条件で14時間)し、2日間後に解凍
せずに和風だし液で20分間煮込みを行った。品質評価
の基準は、食品・商品価値として、○は良好、△はやや
不良、×は不良で表示した。その結果を表2に示した。 表2 単位は重量部 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 実施例 同 同 比較例 同 同 1 2 3 1 2 3 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− フライ後の形状 ○ ○ ○ × ○ ○ 皺多い 煮込み後の食感 ○ ○ ○ × △ × 変性し やや 煮崩れ 硬い 柔らかい する −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 比較例2の5%超えるの澱粉誘導体添加量(豆腐の脱水
生地に対し7.1%)になると食感面で柔らかくなり、
澱粉誘導体添加量が多過ぎると煮込み後で柔らかくな
り、また煮込み時に煮崩(くず)れが見られた。
【0019】実施例4、同5及び比較例4〜6 実施例1で、「デリカSE」の代わりに実施例4では
「Z−100」(澱粉エステル)、同5では「TAC」
(架橋澱粉)を、比較例4では「タピオカ澱粉」(生澱
粉)を、比較例5では「アミコールH」(α澱粉)を、
比較例6では「サンデック250」(分解澱粉)を、各
2%(豆腐の脱水生地に対して)用いた以外は、実施例
1に準じた。
【0020】これらのがんもどき生地の配合を次の表3
に示した。 表3 単位は重量部 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 実施例 同 比較例 同 同 4 5 4 5 6 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− がんもどき生地 豆腐の脱水生地 70 70 70 70 70 Z−100( 澱粉 2.0 0 0 0 0 エステル) TAC( 架橋 0 2.0 0 0 0 澱粉) タピオカ澱粉( 生澱 0 0 2.0 0 0 粉) アミコールH( α澱 0 0 0 2.0 0 粉) サンデック250 0 0 0 0 2.0 (分解澱粉) 野菜(人参等) 20 20 20 20 20 しいたけ 5 5 5 5 5 調味料等 3 3 3 3 3 食塩 1 1 1 1 1 山芋 1 1 1 1 1 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 合計 102.0 102.0 102.0 102.0 102.0 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 豆腐の脱水生地 に対する澱粉エステル・ 架橋澱粉の% 2.9 2.9 0.0 0.0 0.0 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【0021】前述の実施例1〜3、比較例1〜3の場合
と同様に、フライ直後の形状の品質評価、冷凍・解凍後
の煮込み品質評価、を行った。品質評価の基準は、前述
の場合と同じとした。その結果を表4に示した。 表4 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 実施例 同 比較例 同 同 4 5 4 5 6 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− がんもどき生地状態 ○ ○ × ○ × 柔らかい フライ後の形状 ○ ○ × × ○ 皺多い 皺多い 煮込み後の食感 ○ ○ × × × 変性し 柔らか 柔らか 硬い 過ぎる 過ぎる −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【0022】実施例1〜5、比較例1〜6及び表1〜4
からの総合評価。総合評価として、良かった順位は実施
例1、同4、同5に次いで実施例3、同2であった。比
較例1〜同6はいずれも、本発明の課題から観て好まし
く無かった。比較例1は、従来技術に類する条件であ
り、形状は良好であったが品質面では変性して硬い食感
となり、滑らかなソフト感が得られなかった。比較例2
の5%超えるの澱粉誘導体添加量(豆腐の脱水生地に対
し7.1%)になると食感面で柔らかくなり、澱粉誘導
体添加量が多過ぎると煮込み後で柔らかくなり、また煮
込み時に煮崩(くず)れが見られて本発明の効果とする
品質が得られなかった。
【0023】
【発明の効果】本発明により、がんもどき類のフライ直
後の形状が安定し、凍結による組織変質が無い、などの
製造法及びそのがんもどき類を提供することが出来た。
これにより、従来のがんもどき類の製造により発生する
不良品、特にフライ時の不良品、及び冷凍・解凍により
調理時の不良品の発生が著しく低減し、生産効率の向
上、ロスの軽減、消費者への調理品の品質向上、がんも
どき類への技術応用、などに貢献出来る。
フロントページの続き Fターム(参考) 4B020 LB07 LC04 LC09 LG06 LK05 LP19 LS02 4B041 LC10 LD10 LH02 LK25 LP16

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】大豆を主原料として成る豆腐の脱水生地
    に、澱粉誘導体を添加することを特徴とするがんもどき
    類の製造法。
  2. 【請求項2】澱粉誘導体が豆腐の脱水生地に対して、重
    量で0.2%以上5%以下である請求項1に記載の製造
    法。
  3. 【請求項3】がんもどき類生地中の豆腐の脱水生地が、
    重量で50%以上90%以下である請求項1又は請求項
    2に記載の製造法。
  4. 【請求項4】澱粉誘導体が、澱粉エーテル類、澱粉エス
    テル類、又は架橋澱粉である請求項1から請求項3に記
    載の製造法。
  5. 【請求項5】がんもどき類を凍結する請求項1から請求
    項3に記載の製造法。
  6. 【請求項6】請求項1から請求項4のいずれかに記載の
    製造法により得られる、がんもどき類。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010130961A (ja) * 2008-12-05 2010-06-17 Minami Sangyo Kk 大豆食物繊維を豊富に含む油揚げ類の製造方法
JP2011125294A (ja) * 2009-12-19 2011-06-30 Fuji Oil Co Ltd 蛋白膨化食品の製造法

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