JP2001007371A - 太陽電池モジュール - Google Patents

太陽電池モジュール

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JP2001007371A
JP2001007371A JP11171676A JP17167699A JP2001007371A JP 2001007371 A JP2001007371 A JP 2001007371A JP 11171676 A JP11171676 A JP 11171676A JP 17167699 A JP17167699 A JP 17167699A JP 2001007371 A JP2001007371 A JP 2001007371A
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solar cell
cell module
concave
groove
convex grooves
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JP11171676A
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Masami Tachikawa
正美 太刀川
Takeshi Yamada
武 山田
Takashi Nishioka
孝 西岡
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高入射角での反射を低減し、太陽電池モジュ
ールの効率を向上させること。 【解決手段】 受光面側に配したガラス板あるいはプラ
スチック板1と背面材4を用いて、太陽電池素子群3を
充填材2、2′で密閉してなる太陽電池モジュールであ
って、垂線方向に対して45°以内の方向に、凹凸溝1
1、12が切ってある。凹凸溝の頂角の最大(+)と最
小(−)の差の角度θが60°〜150°の間にある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として屋外に固
定設置する非追尾方式の太陽電池モジュールに関し、特
に受光面側に配した透明板と背面材とを用いて太陽電池
素子群を充填材で密封して形成した太陽電池モジュール
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の太陽電池は太陽光を効率
良く電気エネルギーに変換するために、幾多の工夫がな
され、また長期間屋外に設置されるため、そのモジュー
ルは図6に示すような構造となっている。同図に示すよ
うに、従来の太陽電池モジュールは、受光面側に表面が
平坦なガラス板あるいはプラスチック板の如き透明板1
を用い、この透明板1の裏面に密着したシート状充填材
2,2‘の間に太陽電池素子群3を配置し、シート状充
填材2’の下面に背面材4を積層した構造からなってい
る。ここで、最表面は、耐候性の必要から、一般に強化
ガラス、あるいはプラスチック1が用いられており、そ
の屈折率は1.4〜1.6程度の値となっている。
【0003】さて、この様な有限の屈折率を有する透明
体の表面の反射率は、入射角の角度依存性をもっている
ことが知られている。特に、太陽光の入射角が大きくな
ると、つまり受光表面の垂線と入射光線間の角度が大き
くなるにつれ、その光線の反射率はどんどん大きくな
り、そのため太陽電池モジュール表面に届いた太陽光が
そのモジュール内に透過する光は減少し、実効的な太陽
電池モジュールの光/電力変換の効率の低下をまねく
(これは高入射角問題と称されている)。例えば、入射
角が70°以上では、40%近く以上の光がモジュール
の表面部分から反射し、太陽電池モジュールの効率は本
来の効率の60%近く以下に減少する。
【0004】ここで、太陽電池の設置は、太陽光が太陽
電池に垂直に入射するように太陽を追尾する方法(追尾
法)と、太陽電池を一方向に固定して設置する方法(非
追尾法)とに大きく分けられる。追尾法では、入射角が
大きくなるという問題点をさけることができる。しかし
ながら、追尾法では、追尾するための機械的駆動部と制
御手段を必要とし、高価となる。さらに駆動部が存在す
るため、メンテナンスが必要となる。
【0005】
【発明が解決しようする課題】これに対して、非追尾法
では機械的駆動部の必要が無く、メンテナンスフリーを
実現できる特徴を有するので,一般的には、非追尾(す
なわち、固定設置)とする方法が広く用いられている。
【0006】太陽電池を固定設置する方向としては、水
平、垂直、南面方向に傾ける等がある。時間、季節によ
り太陽光の入射角度が異なるが、いずれの固定設置方法
でも必ず高入射角となる時が存在し、高入射角問題によ
る太陽電池モジュールの効率低下がある。例えば、一日
を考えた場合,水平設置、南面に向けて垂直設置、南面
方向に傾けて設置、のいずれの場合においても、朝、夕
には70°を超える入射角となる。
【0007】また、設置する条件等から太陽電池を建物
の壁面に設置するなど南面に向けて垂直に設置すること
も広く用いられている。この場合、1年で夏至の日に高
入射問題が顕在化しする。一日の内、太陽が真南に達し
た時に入射角が一番低くなるが、それでも、夏至では、
入射角は70°に達し、40%近くの光が反射され、そ
のため太陽電池モジュール内へ透過する光の量は本来の
ほぼ60%となる。他の時間帯はこれよりも高入射角と
なり、太陽電池モジュールの効率は一日中、本来の効率
の60%以下となる。これら太陽電池モジュールの最表
面における高入射角問題による反射損は、直達光(太陽
から直すぐに太陽電池素子群に到達する光)の年間総量
に対して、12%程度となる。
【0008】ここまでは、高入射角問題を直達光に関し
て説明してきたが、太陽電池モジュールでは、直達光の
他に太陽光の天空散乱および地上からの反射光(両者を
含めて散乱光と称する)も、考慮する必要がある。散乱
光の場合、光の入射方向は太陽電池モジュールの表面方
向の半球全体について考える必要がある。すなわち、散
乱光の場合、光の入射方向は、それぞれの入射角に対す
る立体角で、半球全体に積分した値となる。散乱光の年
間総量に対して,高入射角問題による損失は12%程度
となる。
【0009】すなわち、直達光、散乱光ともに、高入射
角問題による損失は10%を超える量であり、太陽電池
モジュール全体での損失も10%を超える大きな量とな
る。
【0010】そこで、本発明の目的は、上述のような高
入射角での反射を低減し、太陽電池モジュールの効率を
向上させることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、受光面側に配した透明板と背面
材とを用いて太陽電池素子群を充填材で密封して形成し
た太陽電池モジュールにおいて、前記透明板の表面に略
一定方向に連続して複数本の凹凸溝が切ってあることを
特徴とする。
【0012】上記目的を達成するため、請求項2の発明
は、受光面側に配した透明板と背面材とを用いて太陽電
池素子群を充填材で密封して形成した太陽電池モジュー
ルにおいて、前記透明板上に添付した低屈折率合成樹脂
膜の表面に略一定方向に連続して複数本の凹凸溝が切っ
てあることを特徴とする。
【0013】ここで、前記透明板がガラスもしくはプラ
スチックからなることを特徴とすることができる。
【0014】また、前記凹凸溝が断面V字形状が連続す
るV溝であることを特徴とすることができる。
【0015】さらに、前記V溝の頂角θが100〜15
0度であることを特徴とすることができる。
【0016】さらに、前記凹凸溝が断面略正弦関数形が
連続する形状の溝であることを特徴とすることができ
る。
【0017】さらに、前記略正弦関数形の隣り合う最大
傾斜面間のなす角度θが60〜120度であることを特
徴とすることができる。
【0018】さらに、前記凹凸溝が断面V字形状が連続
する各V溝の頂部の角を取って丸め、かつ該V溝の底を
角付けした形状の溝であることを特徴とすることができ
る。
【0019】さらに、前記透明板を正面から見たとき、
前記凹凸溝の溝形成方向と垂直方向とのなす角φが45
度以下であることを特徴とすることができる。
【0020】さらに、前記凹凸溝の溝と溝のピッチを略
一定としたことを特徴とすることができる。
【0021】さらに、前記太陽電池モジュールを垂直あ
るいは斜めに固定して配置したことを特徴とすることが
できる。
【0022】さらに、前記透明板を正面から見たとき、
前記凹凸溝の各々が略波型模様の形状になることを特徴
とすることができる。
【0023】さらに、前記複数本の凹凸溝が異なる方向
の一対の凹凸溝群で構成され、該一対の凹凸溝群により
線対称の模様が形成されたことを特徴とすることができ
る。
【0024】さらに、前記複数本の凹凸溝が異なる方向
の交叉する一対の凹凸溝群で構成され、該一対の凹凸溝
群により網目模様が形成されたことを特徴とすることが
できる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施形態を詳細に説明する。
【0026】図1、図2および図3は、本発明の一実施
形態における垂直方向に延びる凹凸溝の表面を有する太
陽電池モジュールの構成を模式的に示す。ここで、図1
は斜視図、図2は上方から見た拡大平面図、図3は正面
から見た正面図である。これら図1〜図3に示すよう
に、本実施形態の太陽電池モジュール10は、受光面側
に配したガラスもしくはプラスチックからなる透明板1
と背面材4とを用いて、太陽電池素子群3を充填材2、
2′により密封した積層構造を有し、かつ透明板1の表
面に略一定方向に連続して複数本の凹凸溝、すなわち断
面V字形状が連続するV溝が切ってある。11がそのV
溝の頂部、12がそのV溝の底部である。
【0027】図2に示すV溝の頂角θの実施に好適な範
囲は、後述の実施例の欄において詳述するが,ここで
は、まず、典型的な例としてθ=100°を例にとり、
以下に説明する。
【0028】図4は斜め方向に延びる凹凸溝表面を有す
る太陽電池モジュールの例を示したものであるが、図4
に示す凹凸溝の溝形成方向と垂直方向とのなす角φが、
図1の実施形態ではφ=0°、すなわち図3に示すよう
に垂直方向に延びるV溝が形成された最表面を有する太
陽電池モジュールを、V溝の頂角θ=100°で作製し
た。
【0029】比較のために図6に示す平らな従来構造の
太陽電池モジュールも作製した。太陽電池モジュールの
設置方向は垂直、斜め、水平いずれの場合でも同じよう
な作用がある。ここでは、太陽電池モジュールを垂直に
設置した場合を例にとって説明する。本発明の実施形態
の構造と従来構造の年間の太陽電池発電量を測定し、そ
の総量を比較した。従来構造に比較して、本発明による
太陽電池モジュールでは、年間発電総量において、10
%程度の増加が得られた。これは、ガラス1の最表面に
凹凸をつけることにより、最表面に入射した光が反射さ
れても、最表面が凹凸面(V溝面)のため、その反射光
は他の表面にあたり、そのあったた場所でガラス1内に
再び入射し、いわゆる多重反射、入射がおこり、結果的
に反射率が低減するためである。また、これは、一旦、
ガラス1に入射した光は、ガラス1/充填材2の界面、
および充填材2、2′/太陽電池素子群3の界面で一部
反射されるが、表面の凹凸溝により空気/ガラス1界面
で大きな反射率を有しているため,光は再びガラス1の
方へ戻るという効果(一旦モジュールに入った光を外に
戻さない現象=光トラップ効果という)を有しているこ
とにもよる。
【0030】表面凹凸構造としては、上記V溝の頂角θ
を変える他に、図4に示すように、凹凸溝の溝形成方向
と垂直方向とのなす角φを変えることができる。詳細な
φの実施に好適な範囲は、後述の実施例の欄において詳
述するが、ここでは、まず、典型的な例としてφ=0
°、90°を例として以下に説明する。
【0031】まず、図4に示す溝形成方向と垂直方向と
のなす角φを0°と90°に、V溝の頂角θは100°
となるように一対のSCモジュール(Solar Cell モジ
ュール)をそれぞれ作製した。比較のため図6に示す平
板の従来構造のSCモジュールも作製した。第1日目の
総発電量は、(φ=0°)〜(φ90°)>(平板の従
来構造)であり、φを変えても太陽電池モジュールの効
率に大きな違いが無いことが分かった。次に長期にわた
る効率を見るために,年間総発電量の時間経過を見た。
1年目の年間総発電量は、(φ=0°)>(平板の従来
構造)>(φ90°)となった。また、2年目の年間総
発電量は、(φ=0°)>(平板の従来構造)>>(φ
90°)であった。φ=0°および従来構造では、一年
目と2年目で総発電量に大きな変化が無いが、φ=90
°のSCモジュールは年毎に年間総発電量が減少してい
た。これは、自然の天候下で、φ=90°のSCモジュ
ールの表面にほこりがついたためである。すなわち、V
溝が垂直に近いときおよび従来の平板表面のSCモジュ
ールでは、付着するほこりが少い。さらに雨天時に洗い
流される。それに対して,φ=90°とV溝が水平に近
いと、V溝の上面に付着するほこりが増える。さらに、
雨天時においても、勢い良く流れないため、雨による洗
浄能力が減少するためである。以上の理由から、後述の
実施例の欄で詳述する様に、φが45°より小さい角度
であれば、長年放置しても、年間総発電量の減少は少な
くてすむということが判明した。
【0032】
【実施例】さらに、図面を参照して、本発明のより具体
的な実施例を詳述する。
【0033】[第1の実施例]本発明の第1の実施例は
V溝のφ=0°である図1〜図3に示す構成のもので行
った。
【0034】図2に示す頂角θ=180°(=平板,従
来例と同じ)から頂角θ=60°までの表面を持つ、複
数の太陽電池パネル(以後SCパネルと略す)を作製
し、これを南向きに垂直に設置し、太陽電池発電の年間
総量を測定した。このθを変化させるとき、溝と溝のピ
ッチを一定にしている。本実施例では1cmに20本の
溝が入るようにしている。
【0035】頂角θ=180°から頂角θ=60°に対
する発電増加量(I(wh))を示したのが、図7であ
る。図7から、頂角θ=180°に比較して、頂角θを
小さくしてゆくと、年間発電量は増加してゆくことが分
かる。ただし頂角θ=60°近辺ではその増加分の増加
が非常に緩やかになっている。
【0036】ここで、SCパネルの強度を保つために
は、最も薄くなるV溝の底におけるガラスの厚みを一定
に保った。それでも、頂角θが小さくなるほど使用する
ガラスの量が増え、モジュールの重量が増え、欠け易
く、歪が入って割れやすくなる等の問題があるが、これ
らは、全てガラスの使用量と相関があり、ガラスの使用
量を指標として良い。本実施例では、ガラス使用の増加
量=V(cm3)と頂角θとの関係は図8に示すように
なり、おおむねtan(θ/2)に逆比例した関係が得
られた。
【0037】発電量増量は大きい方がよい。一方、ガラ
スの使用量は少ない方が良い。そこで、この相反する量
を測る量として年間発電増加量/ガラス増加量(I/
V)を頂角に対して、取り直したのが、図9である。図
9に示すように、この性能指数I/Vの値は、ほぼθ=
120°において最大となった。またθ=150°およ
びθ=100°では、θ=120°に比較して、5%程
度の減少であるが、これら角度100°〜150°を境
に他の角度でのI/Vは急激に減少する。このことか
ら、頂角θは,100°から150°が適当であること
が分かる。
【0038】従来構造の太陽電池セルでは、使用材質等
に相当な改良を試みたとしても、年間総発電量に関して
せいぜい数%の向上しか得られない。これに対し、本発
明の構造では、年間総発電量に関して容易に略10%程
度の向上が得られている。
【0039】[第2の実施例]本発明の第2の実施例で
は、図4に示す凹凸溝(V溝)の溝形成方向と垂直方向
とのなす角φを0°から90°まで変えた複数のSCモ
ジュールを作製した。V溝の頂角θは全て120°であ
る。年間総発電量は、φの依存性が少ない。ここでは、
ガラス表面のほこりがたまるので、純粋な総発電量を測
定するために、全ての角度のSCモジュールに対して毎
日、水洗いしてきれいなガラス面とした。その条件にお
いて、φが0°から90°の間で年間総発電量は、±2
%の範囲であった。発電量の観点からは,何も制限が無
い様に見えた。
【0040】次に、長時間の時間経過の様子を調べた。
今回は、実際の設置条件と同じに、すなわち人手がかか
る上記の水洗を行わず、自然の天候下に放置した。その
年間総発電量の時間経過を見たものが図13である。図
13の縦軸は今回の自然天候下(水洗無し)での年間総
発電量を、前回の毎日の水洗ありでの年間総発電量で規
格化した値である。φが約45°〜50°より大きいS
Cモジュールでは、1年目の総発電量は、φの増加とと
もに急激に減少する。2年目の年間総発電量は、この傾
向がさらに著しくなっている。このφが45°を超えた
ところでの年間総発電量の減少は、ほこりがガラス表面
についたためである。すなわち、V溝が垂直に近いとき
は、まず付着するほこりが少なく、さらに雨天時に洗い
流される。それに対して,V溝が水平に近いと、V溝の
上面に付着するほこりが増える。さらに、雨天時におい
ても、勢い良く流れないため、雨による洗浄能力が減少
するためである。この様に、φが45°よりも小さけれ
ば、SCモジュールを長年放置しても、年間総発電量の
減少は少なくてすむ。
【0041】[第3の実施例]本発明の第3の実施例で
は、凹凸溝として第1、第2実施例のようなV溝ではな
く、図5に示すような波型(本実施例では略正弦関数の
形状)の溝13を用い、かつθの値を180°から40
°まで変えた複数のSCモジュールを作製し、これらS
Cモジュールに対して第1の実施例と同様な実施を行っ
た。第1の実施例の図7,図8,図9に対応する第3の
実施例の実施結果の特性が、図10,図11,図12で
ある。ここで、θとしては、図5の最大傾斜面と最小
(逆方向に最大)面の成す角度(便宜上、頂角と称す
る)である。
【0042】図10を見て分かるように、波型凹凸の角
度θに対する年間発電総量の上がり方がゆるやかで、同
一の発電量を得るためには、V溝よりも小さな角度が必
要である。ガラス増加量(図11)も、V溝に比較して
少ない。一方、性能を示す指標=I/V(発電増加量/
ガラス増加量)は図12の様になっている。これはV溝
に比較して、θに関して言えば、θがより小さな値で,
I/Vが最大値をとっている。図12から、θが120
°から60°の間が最も望ましいことが分かる。
【0043】[第4の実施例]本発明の第4の実施例と
して、これまでに述べた以外の凹凸溝の模様を呈するS
Cモジュールを作製した。本実施例では、溝が垂直方向
となす角度φは同じであるが,方向が右向きと左向きが
ある。
【0044】図14では、溝の右向きと左向きを場所に
よって変えた。すなわち、複数本の凹凸溝が異なる方向
の一対の凹凸溝群で構成され、その一対の凹凸溝群によ
り下方に向かう矢かすり模様のような線対称の模様が得
られるように、溝の右向きと左向きを場所によって変え
た。この模様を採用することにより、全てではないが、
多くの雨水をSCモジュールの中央側によせることがで
き、雨水の処理を簡略化することができた。
【0045】図15では、2つの斜め凹凸溝群を交叉さ
せている。すなわち、複数本の凹凸溝が異なる方向の交
叉する一対の凹凸溝群で構成され、この一対の凹凸溝群
により網目模様が形成された受光表面を有するSCモジ
ュールを作製した。この模様の特徴は、ガラス面から散
乱する光をより多くの方向に反射する、換言すれば、1
つの方向に反射する光を低減できる。すなわち、光反射
公害をさらに低減できることである。また、発電量で言
うと,交叉させることにより、表面での多重反射の確率
が向上し、かつ一旦取り込まれた光が表面に抜ける確率
も向上し、図14の模様の場合に比較してさらに1%の
向上が得られた。
【0046】図16は、凹凸溝の模様がこれまでに述べ
たような直線ではなく、波(ここでは略正弦関数)型の
模様である。すなわち、透明板1を正面から見たとき、
凹凸溝の各々が略波型模様の形状になるSCモジュール
を作製した。この模様のうち垂線となす角度φが最も大
きい所でも,45°より小さくすることで、ほこりによ
る性能劣化が無い状態に保てることが、分かった。
【0047】[第5の実施例]本発明の第5の実施例と
して、図17に示すように、V溝の頂角を角取りし、V
溝の底を角付けを行った。すなわち、断面V字形状が連
続する各V溝の頂部の角を取って丸め、かつV溝の底を
角付けした形状の凹凸溝を有するSCモジュールを作製
した。この角取り(角付け)は、半径Rの円弧(図17
の(A)および(B))である。半径Rをいろいろ変え
て、θの依存性を取ったところ、図19に示すような依
存性、すなわち有効範囲をもつ(プラトーの存在する)
依存性を示した。異なるのは、有効範囲が、V溝より小
さく、略正弦関数より大きいことである。図19から、
角取りR=0.05mm、0.15mmの場合は、いず
れも効率の高いところは、θが60°から150°の範
囲内であることが分かる。
【0048】角取りに半径Rの円弧のほかに、方物線の
一部、正弦関数なども実施したが、いずれもθの依存性
は、V溝(図9)と正弦関数(図12)の中間の値をと
っていた。このように、いかなる凹凸構造を取ろうと
も、θとしては、V溝、略正弦関数の値の間(60°〜
150°)に、年間総発電量が多い領域が存在する。
【0049】これまでの第1の実施例から第5の実施例
までは、最表面に透明板1として強化ガラスを用いた場
合を説明したが、透明板1として他の種類ガラス、ある
いは、プラスチックを採用した場合においても同様な作
用・効果が得られた。
【0050】[第6の実施例]次に、本発明の第6の実
施例として、凹凸溝を形成する受光表面に低屈折材料を
用いた場合を示す。
【0051】図18の(A)に示す様に、ガラス(また
はプラスチックの透明板)1の上にガラスよりも低屈折
(屈折率1.35)の合成樹脂16を断面波型状に形成
した。最表面の反射率は、屈折率が小さくなると、小さ
くなる。本実施例でも最表面としてガラスあるいはプラ
スチックを用いた第1から第5の実施例に比べて、年間
総発電量に増加が見られた。
【0052】また、図18の(B)では、平坦な比較的
薄いガラス(またはプラスチックの透明板)1の面の上
に比較的肉厚の低屈折率の合成樹脂16を形成したが、
上記と同様な効果がみられた。低屈折率の合成樹脂はフ
ッ素化されているものが多く、ガラスや通常のプラスチ
ックに比べ疎水性が強く、ほこりが流れ易いため、本発
明の構造には、好都合である。
【0053】[その他の実施例]上述した各実施例中の
θを変化させるときに、溝と溝のピッチを一定にしてい
る。本実施例では1cmに20本の溝が入るようにして
いたが、本発明はこのピッチ幅に限定されるものではな
い。
【0054】また、上述した各実施例はすべて太陽電池
モジュールを垂直に設置したときのものを例示している
が、太陽電池モジュールを斜めに設置したときにも同様
に有効であることは勿論である。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の太陽電池
モジュールでは、モジュールの最表面に略一定方向に連
続して複数本の凹凸溝を形成しているので、最表面にお
ける反射を低減することができ、これにより太陽電池モ
ジュールから取り出せるエネルギーを従来のものと比べ
格段に増加させることができる等の効果が得られる。
【0056】即ち、本発明によれば、太陽電池モジュー
ルの光/電力変換効率を向上させることができ、また、
光反射公害も減少させることができる。さらに、本発明
では、表面凹凸溝の方向を限定された方向とすることに
より、ほこりや雨がたまりにくい構造となって、それら
ほこりによる効率低減を防止することができる。また、
凹凸溝を形成する最表面に低屈折率合成樹脂フィルムを
採用することで、たたいても壊れにくい構造とすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による垂直方向に延びる凹凸溝の表面を
有する太陽電池モジュールを模式的に示す斜視図であ
る。
【図2】図1の太陽電池モジュールを上方から見た拡大
平面図である。
【図3】図1の太陽電池モジュールを正面から見た正面
図である。
【図4】本発明による斜め方向に延びる凹凸溝の表面を
有する太陽電池モジュールの正面図である。
【図5】本発明による断面略正弦関数形の凹凸溝の表面
を有する太陽電池モジュールの構造を示す平面図であ
る。
【図6】従来の太陽電池モジュールの構成を示す平面図
である。
【図7】本発明による凹凸溝がV溝である表面を有する
太陽電池モジュールの年間総発電量に対するV溝頂角θ
の依存性を示す特性グラフである。
【図8】本発明による凹凸溝がV溝である表面を有する
太陽電池モジュールのガラス使用増加量に対するV溝頂
角θの依存性を示す特性グラフである。
【図9】本発明によるV溝の表面を有する太陽電池モジ
ュールの性能指数としての年間発電増加量/ガラス増加
量(I/V)に対するV溝頂角θの依存性を示す特性グ
ラフである。
【図10】本発明による凹凸溝が波型凹凸溝である表面
を有する太陽電池モジュールの年間総発電量に対する波
型凹凸頂角θの依存性を示す特性グラフである。
【図11】本発明による凹凸溝が波型凹凸溝である表面
を有する太陽電池モジュールのガラス使用増加量に対す
る波型凹凸頂角θの依存性を示す特性グラフである。
【図12】本発明による波型凹凸溝の表面を有する太陽
電池モジュールの性能指数I/Vに対する頂角θの依存
性を示す特性グラフである。
【図13】本発明による凹凸溝の表面を有する太陽電池
モジュールの年間総発電量の経年変化に対するφ依存性
を示す特性グラフである。
【図14】異なる方向の一対の凹凸溝群で線対称の矢か
すり模様が形成された表面を有する本発明による太陽電
池モジュールを示す正面図である。
【図15】2方向の交叉する凹凸溝群で網目模様が形成
された表面を有する本発明による太陽電池モジュールを
示す正面図である。
【図16】凹凸溝の各々が略波型の形状になる表面を有
する本発明による太陽電池モジュールを示す正面図であ
る。
【図17】本発明による凹凸溝がV溝の頂部をRで角取
りした表面を有する太陽電池モジュールの構造を示す一
部拡大の平面図である。
【図18】凹凸溝を低屈折率合成樹脂膜の表面に形成し
た場合の本発明による太陽電池モジュールの構造を示す
一部拡大の平面図である。
【図19】本発明による凹凸溝が波型角取りした表面を
有する太陽電池モジュールの性能指数I/Vに対する波
型角取り頂角θの依存性を示す特性グラフである。
【符号の説明】
1 ガラス又はプラスチック(透明板) 2、2′充填材 3 太陽電池素子群 4 背面材 10 太陽電池モジュール 11 凹凸溝の頂部 12 凹凸溝の底部 13 断面略正弦波型の形状の凹凸溝 14 波型形状の凹凸溝 15 半径Rの頂部を有する凹凸溝 16 低屈折率合成樹脂膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西岡 孝 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 Fターム(参考) 5F051 EA01 EA20 JA02 JA03 JA04

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受光面側に配した透明板と背面材とを用
    いて太陽電池素子群を充填材で密封して形成した太陽電
    池モジュールにおいて、 前記透明板の表面に略一定方向に連続して複数本の凹凸
    溝が切ってあることを特徴とする太陽電池モジュール。
  2. 【請求項2】 受光面側に配した透明板と背面材とを用
    いて太陽電池素子群を充填材で密封して形成した太陽電
    池モジュールにおいて、 前記透明板上に添付した低屈折率合成樹脂膜の表面に略
    一定方向に連続して複数本の凹凸溝が切ってあることを
    特徴とする太陽電池モジュール。
  3. 【請求項3】 前記透明板がガラスもしくはプラスチッ
    クからなることを特徴とする請求項1または2に記載の
    太陽電池モジュール。
  4. 【請求項4】 前記凹凸溝が断面V字形状が連続するV
    溝であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか
    に記載の太陽電池モジュール。
  5. 【請求項5】 前記V溝の頂角θが100〜150度で
    あることを特徴とする請求項4に記載の太陽電池モジュ
    ール。
  6. 【請求項6】 前記凹凸溝が断面略正弦関数形が連続す
    る形状の溝であることを特徴とする請求項1ないし3の
    いずれかに記載の太陽電池モジュール。
  7. 【請求項7】 前記略正弦関数形の隣り合う最大傾斜面
    間のなす角度θが60〜120度であることを特徴とす
    る請求項6に記載の太陽電池モジュール。
  8. 【請求項8】 前記凹凸溝が断面V字形状が連続する各
    V溝の頂部の角を取って丸め、かつ該V溝の底を角付け
    した形状の溝であることを特徴とする請求項1ないし3
    のいずれかに記載の太陽電池モジュール。
  9. 【請求項9】 前記透明板を正面から見たとき、前記凹
    凸溝の溝形成方向と垂直方向とのなす角φが45度以下
    であることを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに
    記載の太陽電池モジュール。
  10. 【請求項10】 前記凹凸溝の溝と溝のピッチを略一定
    としたことを特徴とする請求項1ないし9のいずれかに
    記載の太陽電池モジュール。
  11. 【請求項11】 前記太陽電池モジュールを垂直あるい
    は斜めに固定して配置したことを特徴とする請求項1な
    いし10のいずれかに記載の太陽電池モジュール。
  12. 【請求項12】 前記透明板を正面から見たとき、前記
    凹凸溝の各々が略波型模様の形状になることを特徴とす
    る請求項1ないし11のいずれかに記載の太陽電池モジ
    ュール。
  13. 【請求項13】 前記複数本の凹凸溝が異なる方向の一
    対の凹凸溝群で構成され、該一対の凹凸溝群により線対
    称の模様が形成されたことを特徴とする請求項1ないし
    11のいずれかに記載の太陽電池モジュール。
  14. 【請求項14】 前記複数本の凹凸溝が異なる方向の交
    叉する一対の凹凸溝群で構成され、該一対の凹凸溝群に
    より網目模様が形成されたことを特徴とする請求項1な
    いし11のいずれかに記載の太陽電池モジュール。
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