JP2001006008A - 帳票打ち出し可能な入退場管理システム - Google Patents

帳票打ち出し可能な入退場管理システム

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JP2001006008A
JP2001006008A JP2000100416A JP2000100416A JP2001006008A JP 2001006008 A JP2001006008 A JP 2001006008A JP 2000100416 A JP2000100416 A JP 2000100416A JP 2000100416 A JP2000100416 A JP 2000100416A JP 2001006008 A JP2001006008 A JP 2001006008A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低コストで誤動作なく長期間に渡り安定して
使用できると共に、各種帳票の出力が可能な低コストの
入退場管理システムの提供。 【解決手段】 入退場者情報を入力するタッチパネル3
と、入退場者情報に基づいて各人に固有のバーコード2
を印刷するプリンター13と、入退場ゲート9の出入口に
設けられ、入退場を検知するエリアセンサー10,11 と、
入退場ゲートに設けられ、入退場者のバーコードを非接
触で読み取るバーコードリーダー4と、エリアセンサー
によって、入場又は退場のいずれかを判別すると共に、
バーコードリーダーによって入退場者を特定して、その
結果を保存するパソコン8とを備える。プリンターに
は、各種日報、月報、一覧表の他、法令に基づいた帳票
が出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、建設工事現場等
への人や車両の出入り、或いは会社の入出勤等を自動的
に管理する入退場管理システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】建設工事現場事業所への入退場、トンネ
ルやシールド工事現場作業所への入出坑、及び建築現場
作業所への入退場等を自動的に管理する方法として、従
来、入退場者(作業者等)に、音波や電波(マイクロ波
等)の発信器の付いたカードを所持させておき、そのカ
ードからの信号の受信によって出入りを把握することが
行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
方法では、発信器から出される音波や電波をキャッチす
る受信器は、電気的ノイズの影響を受け易く、誤動作す
ることがあった。また、発信器には電源電池が必要であ
り、それが消耗する前に電池を交換しなければ所期の動
作が期待できず、それ故、一定期間毎に電池交換が必要
で、発信器の定期的保守管理が必要不可欠であった。さ
らに、電池付きの発信器を備えるカードを入退場者の各
々に携帯させ、しかもそれについて定期点検が必要であ
ったので、高コストになるのを避けられなかった。
【0004】また、従来の方法では、最初の入場時に、
氏名や住所、免許や資格、健康状態等の情報を所定のカ
ードに記入してもらい、その個人マスター(個人データ
ー)をキーボードからパソコンに直接入力していたの
で、1人しか操作できず時間を要するものであり、作業
効率が悪かった。しかも、キーボード操作に不慣れな場
合には、作業効率を一層低下させていた。このように、
従来は、データー入力に関して新規入場者ごとに管理表
等を用いて、パソコン操作可能者が入力しなければなら
なかった。よって、誰でも簡易に、しかも複数人が同時
に入力することができ、初期入力時間の短縮を図ること
のできるシステムが要望されていた。
【0005】さらに、従来の方法では、労働基準法や労
働安全衛生法に基づく各種書類を作成することはできな
かった。このため、従来は、入退場の履歴情報をもとに
出力した集計表から必要部分を抜粋して、所定の用紙に
書き移さなければならず、管理者及び就労者双方の書類
作成に著しく手間を要し、また記入ミス等が発生するお
それもあった。
【0006】この発明は、これらの事情に鑑みてなされ
たものであり、その主たる目的は、低コストで誤動作な
く長期間に渡り安定して使用できると共に、ハードウェ
ア及びソフトウェアで構成されるシステム自体のコスト
ダウンを図ることができ、且つ、就労、労務及び安全管
理の省力化が可能で、トータルコストの低減を図ること
のできる入退場管理システムを提供することにある。な
お、このシステムは、建設工事現場等への入退場のみな
らず、一般的タイムカード等に代えて、会社への入出勤
の把握等にも対応可能なものが望ましい。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の帳票打ち出し可能な入退場管理システム
は、基本的構成として、以下のものを備える。 (1)入退場者情報を入力するための入力装置。なお、
この入力は、入退場者自身で行うのが好ましい。 (2)各入退場者に固有の形式で作成されたバーコー
ド。例えば、制御装置により制御された出力装置によ
り、入退場者情報に基づいて各入退場者に固有のバーコ
ードが印刷される。 (3)入退場ゲートに設けられ、入退場を検知する入退
場検出器。例えば、入退場ゲートの入口及び出口付近に
それぞれ設けられる。 (4)入退場ゲートに設けられ、入退場者のヘルメット
ないし服等に設けられたバーコードを非接触で読み取る
バーコードリーダー。 (5)前記入退場検出器によって、入場又は退場のいず
れかを判別すると共に、バーコードリーダーの読み取り
信号によって入退場者を特定する制御装置。 (6)制御装置により制御され、入退場者に関する所定
の表示を行う表示装置。 (7)制御装置により制御され、入退場者情報や入退場
履歴情報等を記憶する記憶装置。 (8)制御装置の処理に基づいて各種日報、月報、一覧
表や、法令に基づいた帳票等を印刷する出力装置。な
お、この機能は、省略してもよい場合がある。
【0008】なお、好ましくは、上記基本的構成に加え
て、前記入力装置は、同時入力可能な複数台のタッチパ
ネル、スキャナー、マークシート、音声等による入力方
式とされており、入力装置からの入退場者情報の入力
は、入退場者自身により行われ、前記入退場検出器は、
赤外線ないし超音波センサー等からなる。さらに、前記
入退場検出器は、入退場ゲートの入口及び出口付近にそ
れぞれ設けられ、この出入口の入退場検出器の間に、バ
ーコードリーダー読み取り範囲付近の入退場者の通過に
合わせてバーコードリーダーを作動させる照射タイミン
グセンサーが設けられていることを特徴とする帳票打ち
出し可能な入退場管理システムとしてもよい。なお、前
記各入退場検出器は、リミットスイッチとしてもよい。
また、前記基本的構成に加えて、前記入退場検出器の検
出信号に基づいて、バーコードリーダーが所定時間だけ
作動されることを特徴とする帳票打ち出し可能な入退場
管理システムとしてもよい。
【0009】ところで、前記出力装置が出力する帳票に
は、労働基準法や労働安全衛生法に基づく、労働者賃金
支払報告書、新規入場者教育カード、入場時教育台帳、
安全ミーティング危険予知活動報告書及び死傷統計表等
を含ませると好適である。また、建築、土木現場や一般
事業所等内の複数箇所に、前記入退場ゲートが設けられ
ることで、各セクションへの人の流れの管理や安全管理
が可能に構成してもよい。なお、前記入退場者は、人間
に限らず各種車両としてもよく、その場合には、車両の
外側面に、前記バーコードを付すなどすればよい。これ
により、ダンプ等の運行管理等も容易にできる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の帳票打ち出し可
能な入退場管理システムについて、さらに詳細に説明す
る。
【0011】図1は、この発明の入退場管理システムの
第1実施例を示す概略図である。この実施例のシステム
は、建設業の工事現場事業所への入退場、隧道やシール
ド現場作業場への入出坑、及び建築現場作業場への入退
場などをヘルメット1に貼ったバーコード(個人識別標
識)2を自動的に読み取ることによって把握し、その入
退場の履歴情報を応用して、就労、労務及び安全管理を
も行うことのできるシステムとされている。
【0012】この実施例のシステムは、複数台のタッチ
パネル3,3…と、入退場者に固有のバーコード2を読
み取るバーコードリーダー4とでデーターが入力され、
それらをPLC(プログラマブルコントローラ)5,6
やインターフェイス7を介してパソコン8にリンクさ
せ、パソコン8で入退場者の識別と、その入退場時間と
を自動的に把握し、さらにそれら入退場履歴に基づいて
各種の管理ができるよう構成されている。
【0013】入退場は、バーコードリーダー4等の各種
センサーが設けられた入退場ゲート9を介して行われ
る。つまり、入退場ゲート9は、建設工事現場等の出入
口に設置され、この入退場ゲート9を通過することで建
設工事現場等に出入りが可能とされる。この実施例の入
退場ゲート9には、2つのエリアセンサー10,11、
バーコードリーダー4、及びバーコードリーダー照射タ
イミングセンサー12が設置されている。
【0014】エリアセンサー10,11は、入退場者の
有無を検知する検出器(入退場検出器)であり、入退場
ゲート9の入口と出口付近にそれぞれ設けられている。
この実施例では、各エリアセンサー10,11として、
例えば赤外線や超音波等を利用したものが使用される。
具体的には例えば、入退場ゲート(入退場通路)9の入
口と出口の各幅方向両端部に、それぞれ発光器10a
(11a)と受光器10b(11b)とを向かい合わせ
て設置し、赤外線等がゲート9内の通路を幅方向に横切
るように構成する。よって、作業者がゲート9を通過す
る際には、赤外線等を横切ることになり、これにより入
退場者を検知することができる。
【0015】バーコードリーダー4は、入退場者のヘル
メット1等に貼られたバーコード2を非接触で読み取る
ものである。バーコードリーダー4の設置位置は、入退
場者のバーコード2の取付位置に応じて最適位置が選択
されるのは言うまでもないが、この実施例のように入退
場者のヘルメット1の側面に貼るよう規定した場合に
は、図示のように、入退場ゲート9の中央部付近の上方
位置に設けられる。なお、バーコード2は、後述するよ
うに、各作業者に固有のものであり、それ故、バーコー
ド2を読み取ることで、入退場者が誰かを特定すること
が可能とされる。
【0016】本実施例のバーコードリーダー4は、非接
触で比較的長距離(例えば約1.2m)でも読み取り可
能なレーザー式のものが使用され、例えば株式会社キー
エンス製のレーザ式バーコードリーダBL−700シリ
ーズが好適に使用される。レーザー式バーコードリーダ
ーを使用するため、他からの電気的ノイズを一切受け
ず、個人の識別と、入退場時間とを正確に把握可能なシ
ステムを構築できる。つまり、光の照射によりバーコー
ドを読み取る非接触式長距離バーコードリーダーを使用
しているため、ノイズによる誤動作は皆無である。しか
も、長距離検知可能であるため、バーコードを本実施例
のようにヘルメット等に貼ったり、また後述するように
ダンプ等の車両の運行管理にも容易に適用可能である。
【0017】また、バーコードリーダー4には、バーコ
ード2の欠損や汚れ等に影響を受けないものが好適に使
用される。すなわち、バーコードリーダー4は、バーコ
ード2に汚れ等がある場合でも、バーコード上のいずれ
かの部分で、バーコード2の各線と直角方向の線のレー
ザーを当てて読み取り可能ならば足りる。よって、建設
工事現場のヘルメット1等の比較的汚れ易い部分にも不
都合なく使用でき、しかもバーコードシールは比較的安
価に製作できるので、必要に応じて貼り替えも容易であ
る。
【0018】なお、バーコード2には、後述するよう
に、耐水性のシートが使用されるので、比較的長期間の
使用にも耐えることができる。また、紛失した時の再発
行の場合においても、パソコン8に接続されているプリ
ンター13で即座に再発行することができ、バーコード
2の定期的保守管理が不要である。
【0019】バーコードリーダー4からの光は、例えば
ゲート9の上方隅部から、斜め下方に、末広がりの面状
に投射される。これに伴い、各作業者は、バーコード2
の各線が水平方向に向くようにしてバーコードシールを
ヘルメット1の側面に貼ることになる。なお、従来のよ
うに、発信器付きカードを作業者に携帯させる方法で
は、作業者がカードの携帯を忘れるおそれがあるが、建
設現場等においては、ヘルメット1が入場に不可欠なの
であるから、それにバーコード2を貼ることでこのよう
な不都合も解消される。
【0020】バーコードリーダー4を図示例のように、
入退場通路(入退場ゲート)9の幅方向に1個だけ設置
する場合には、入場及び退場の双方でバーコード2の読
み取りを可能にするために、ヘルメット1の左右両部に
それぞれバーコード2,2を貼り付けることになる。
【0021】なお、バーコードリーダー4は入退場通路
9の幅方向両端部に設置してもよく、その場合には、バ
ーコード2はヘルメット1の左右のいずれか一方にだけ
付けておけば足りる。しかも、この場合には、ヘルメッ
ト1の左右方向一方のいずれか特定の側にバーコード2
を付けるよう規定しておけば、いずれのバーコードリー
ダー4で読み取るかによって、作業者の入場ないし退場
のいずれかも把握することができる。すなわち、例え
ば、図2に示すように、ヘルメット1の左側にバーコー
ド2を付けるよう決めておけば、入場時には向かって左
側のバーコードリーダー4aによってバーコード2が読
み取られる一方、退場時には反対側のバーコードリーダ
ー4bによってバーコード2が読み取られ、入退場者の
識別だけでなく、いずれのバーコードリーダー4a,4
bによって読み取ったかによって入場又は退場をも判別
することができる。
【0022】バーコードリーダー4は、常時照射させて
おくことも可能であるが、その寿命時間を考慮して、入
退場ゲート9を作業者等が通過する際にだけ作動させる
よう構成するのが好適である。つまり、作業者がバーコ
ードリーダー4の読み取り範囲付近を通過するのに合わ
せて、バーコードリーダー4を作動させるのがよい。図
1の例では、入退場ゲート9の中央部付近に、バーコー
ドリーダー照射タイミングセンサー12を設置して対応
している。
【0023】この実施例の照射タイミングセンサー12
は、前記エリアセンサー10,11と同様、赤外線や超
音波式等の物体検知器が使用される。具体的には、入退
場ゲート9の中央部付近の幅方向両端部に、それぞれ発
光器12aと受光器12bとを設置し、赤外線等がゲー
ト内の通路を幅方向に横切るように構成する。しかも、
通路方向に沿って細長く配置されており、作業者がこの
照射タイミングセンサー12を通過している間中、バー
コードリーダー4からレーザーが照射されるよう構成し
ている。つまり、照射タイミングセンサー12の長さ
は、バーコードリーダー4がバーコード2を読み取るの
に必要十分な長さに設定されている。
【0024】バーコードリーダー4やエリアセンサー1
0,11の信号は、第1PLC5及び第2PLC6の2
つのプログラマブルコントローラと、インターフェース
7を介してパソコン8に送られる。なお、2つのPLC
5,6同士は、多重伝送ラインで接続されている。
【0025】また、インターフェース7として、この実
施例では、例えば株式会社キーエンス製のリアルタイム
FAデータ収集ツールXL−200が好適に使用され
る。このFAデータ収集ツール7の場合、比較的簡単
に、センサーの情報をパソコン8に取り込むことがで
き、パソコン8の汎用表計算ソフト等での処理も容易に
行うことができる。
【0026】パソコン8は、主として制御装置14とし
て機能するものであり、内部(及び外部)に記憶装置
(メモリ)15を備えると共に、表示装置としてディス
プレイ16、入力装置としてキーボード17、出力装置
としてプリンター13が接続されてなる。なお、制御装
置14は、各種信号処理の他、その他の各装置を制御す
る。
【0027】パソコン8は、入退場ゲート9の入口と出
口に設けた一対のエリアセンサー10,11の検出順序
によって、入場又は退場のいずれかを判別する。つま
り、入場と退場の判別は、入退場ゲート9の入口付近と
出口付近とに設けられているエリアセンサー10,11
によって行われ、この一対のエリアセンサー10,11
のいずれを先に横切るかによって判別される。入場する
際には、入口側エリアセンサー10を先に横切るはずだ
し、退場する際には、建設現場側の出口側エリアセンサ
ー11を先に横切るはずだからである。
【0028】また、パソコン8は、入退場者情報や入退
場情報(入退場の履歴情報)の収集や、それに基づく各
種演算、及びそれらの出力を行う。すなわち、バーコー
ドリーダー4からの入退場者識別信号(バーコード読取
信号)により、メモリ15に保存されている入退場者情
報と照合して、入退場者を特定する。そして、入場と判
断した場合には、入場者とその日付及び時刻を記録する
と共に、必要に応じてディスプレイ16に所定の表示を
行う。また、退場と判断した場合にも、その退場者と退
場の日付及び時刻をメモリ15に記憶する。なお、ディ
スプレイ16では、例えば、最新の入退場情報を100
件程度、画面に表示される。
【0029】パソコン8は、また、入退場者情報のメン
テナンスや一覧表等の出力を行う。例えば、入退場者毎
に登録されている名前、会社名、資格、職種、生年月日
等の入退場者情報を、キーボード17の操作により修
正、削除できる。また、場合により、入退場者情報をキ
ーボード17操作により追加登録できる。さらに、入退
場者情報を適宜、ディスプレイ16やプリンター13に
出力できる。
【0030】パソコン8は、さらに、各種日報、月報、
一覧表の他、法令に基づいた帳票等を作成し、必要に応
じてディスプレイ16やプリンター13に出力できる。
【0031】これら書類の内、日報、月報及び一覧表に
は、例えば、以下のものが含まれる。 (1)現在、場内にて作業している就労者リスト (2)現在、坑内に入坑している入坑者リスト (3)入退場の時間と就労時間の個人日報 (4)入出坑の入坑時間と出坑時間の個人日報 (5)個人別就労時間の月報 (6)業者別の就労時間の日報と月報 (7)個人マスターの一覧
【0032】また、法令に基づいた帳票には、例えば、
労働基準法、労働安全衛生法に基づく、労働者賃金支払
報告書、新規入場者教育カード、入場時教育台帳、毎日
の安全ミーティング危険予知活動報告書、及び死傷統計
表などが含まれる。なお、図4から図8には、これら各
帳票の一例が示されており、これらの用紙の空欄に可能
な限りのデーターを書き込んだ状態で出力されることに
なる。
【0033】前記第2PLC6には、タッチパネル(入
力装置)3が接続されており、その入力結果は、第2P
LC6とインターフェース7を介してパソコン8に送ら
れる。
【0034】タッチパネル3は、入退場ゲート9を通過
するために必要なバーコード2を作成する前段階とし
て、入退場者情報を入力するためのものであり、好まし
くは複数台の同時入力が可能に設けられている。なお、
タッチパネル3として、本実施例では、例えば富士電機
株式会社製のプログラマブル操作表示器POD UG2
0シリーズが使用される。
【0035】タッチパネル3は、これまで新規入場者教
育カード等に手書きしていた内容を入退場者情報として
入力するためのものであり、所属会社名、個人名、生年
月日、血液型、保有資格や免許等の他、場合により作業
経験や健康状態などの必要項目が入力可能に構成されて
いる。タッチパネル3の入力画面は個人マスター入力専
用画面とされており、画面をタッチすることで、PLC
等を介してパソコン8にデーターが転送され、記憶、登
録されることになる。つまり、タッチパネル3からの入
力信号は、第2PLC6とインターフェース7とを介し
てパソコン8に送られ、入退場者情報として記憶装置1
5に記憶されると共に、適宜、制御装置14の制御によ
って、表示装置16や出力装置13に出力される。
【0036】具体的な入力操作は、タッチパネル3上に
表示される選択ボタンに指で触れることで行われる。例
えば、血液型の場合には、画面上に、「A型」、「B
型」、「O型」及び「AB型」と表示されるので、作業
者はそのいずれか該当するものを選択するだけでよい。
また、資格等についても、「クレーン運転免許」、「普
通自動車」、「玉掛技能」等と表示されるので、それら
から該当するものを選択するだけでよい。なお、氏名に
ついては、五十音表から片仮名等で1文字ずつ選択する
ことで、入力可能とされており、また生年月日や年齢
は、数字を選択して入力可能とされている。
【0037】このように、原則的に、作業者は画面上か
ら該当する項目を選択するだけでよいので、操作に熟練
を要さずに、誰でも簡単に操作することができる。しか
も、1入力1画面を基本とすることで、一層操作性を向
上させることができる。すなわち、血液型の選択画面
と、資格等の選択画面とをそれぞれ別個にして、1つの
項目を入力したら次の項目に進むように構成しておき、
全ての項目を入力した後、最終的に、選択した全ての事
項が1画面に表示され、監督者が確認した後、その内容
を確定させるよう構成する。
【0038】次に、この実施例の入退場管理システムの
使用状態について、説明する。ここでは、建設工事現場
や建築現場、坑道等の出入口として使用した場合につい
て説明する。この場合、図1に示すように、建設工事現
場等の出入口に、入退場ゲート9を設置する一方、事務
所等管理室18に、タッチパネル3やパソコン8やプリ
ンター13等を設置する。
【0039】まず、この現場に初めて入場しようとする
者は、前記管理室18にて、タッチパネル3を操作して
自己の登録を行う。すなわち、新規入場者教育カード等
に従来記入していた内容をタッチパネル3を用いて入力
する。上述したように、タッチパネル3では、原則的に
該当項目をタッチして選択するだけでよいので、誰でも
簡単に操作できる。しかも、複数台のタッチパネル3,
3…を同時使用可能に接続しておくことにより、多数の
新規入場者にも容易に対応することができ、従来の1台
のキーボード入力と比較して作業性が著しく改善され
る。
【0040】タッチパネル3で入力された入場者の氏名
や資格、健康状態等に関する入退場者情報は、最終的に
監督者等の確認を経て確定され、第2PLC6を介して
パソコン8に転送され、登録される。そして、登録され
ると直ちに、その人に固有のバーコード2がレーザープ
リンター13により自動的に打ち出される。バーコード
2は、耐水性のシートに印刷されて出力され、このシー
トの裏面には粘着層が設けられ、一時的に剥離紙に仮接
着された状態で出力される。しかも、上述したとおり、
本実施例では、ヘルメット1の左右両部に貼る必要があ
るので、同じバーコード2を印刷したシールが2枚出力
されることになる。なお、はっ水性シール等に、個人名
入りのバーコードを印刷する構成とすれば、個人名が入
っているので、ヘルメットの識別が容易になる。
【0041】作業者は、そのバーコードシール2を受け
取り、裏面の剥離紙を剥がして、ヘルメット1の左右両
部にそれぞれ貼り付ける。なお、その際、バーコード2
の各線が水平方向に沿うようにして貼り付ける。そし
て、これ以後は、入場及び退場時のバーコードリーダー
4によるバーコード2の自動読み取りがなされ、PLC
5,6とFAデーター収集ツール7を介してパソコン8
に転送された信号に基づいて、入退場の把握と、それに
基づく各種の就労、労務及び安全管理が行われることに
なる。
【0042】例えば、バーコード2を貼ったヘルメット
1をかぶった作業者が、入退場ゲート9を介して建設現
場等に入場する際には、入口側のエリアセンサー10を
横切ることで、入場が把握される。また、バーコードリ
ーダー照射タイミングセンサー12を横切っている間、
バーコードリーダー4からレーザーが照射され、その間
に、ヘルメット1に貼ったバーコード2が読み取られ
る。バーコードリーダー4の信号は、まず第1PLC5
に送られ、その後、第1PLC5より、第2PLC6へ
多重伝送リンクユニットで転送され、さらに第2PLC
6より、インターフェース7を介して、パソコン8にデ
ーターが送られる。そして、パソコン8内の入退場管理
ソフトにて、各種のデーター処理が行われ、就労管理等
に利用される。
【0043】一方、退場する場合には、出口側のエリア
センサー11を横切ることで、退場が把握され、また、
バーコードリーダー照射タイミングセンサー12によっ
て作動されたバーコードリーダー4によってバーコード
2が読み取られ、その信号がパソコン8に送られて、退
場とその時刻等が把握される。
【0044】なお、入退場ゲート9は、一度に多数人が
重なって入退場しないように、入退場ゲート9に扉や開
閉バー等を設けておき、この扉等をエリアセンサー1
0,11等の信号で自動開閉させ、一人ずつ通過させる
ようにしてもよい。また、エリアセンサー10,11又
は照射タイミングセンサー12がオンとされたのに、バ
ーコードリーダー4がバーコード2を読み取らなかった
場合に備えて、ランプやブザー等からなる警報装置を設
置しておくのが好ましい。警報装置を設置しておけば、
登録をしていない第三者が、バーコード2なしに勝手に
ゲート9を通過することを防止することもできる。な
お、第三者の無断進入等の情報を管理室18でパソコン
8にて把握できるよう構成すれば好適である。
【0045】エリアセンサー10,11やバーコードリ
ーダー12からの信号を受け取ったパソコン8は、バー
コード2から入退場者を特定し、入場又は退場と、その
入退場時間とをメモリ15に記憶、蓄積すると共に、必
要に応じてディスプレイ16等に出力する。
【0046】また、パソコン8では、必要に応じて、各
種日報や月報等の集計表や一覧表の他、社内規定様式
や、法令に基づいた帳票等が作成され、ディスプレイ1
6やプリンター13に出力する。本システムでは、労働
基準法や労働安全衛生法に基づく、労働者賃金支払報告
書、新規入場者教育カード、入場時教育台帳、安全ミー
ティング危険予知活動報告書、及び死傷統計表等に、可
能な限りのデーターを自動的に記入した状態でプリント
アウトすることができるよう構成されている。
【0047】例えば、入場時教育台帳は、番号、業者及
び職種、氏名、年齢、健康状態等の必要部分を入力され
た状態で、プリントアウトされる。また、安全ミーティ
ング危険予知活動報告書の場合、年月日を入力すること
で、自動的に所望の作業者名簿及び作業員数が埋められ
た状態で出力される。さらに、労働賃金支払報告書の場
合、年月を入力することで、自動的にその年月の入出坑
情報から職種、作業者、出勤簿及び稼働日数を算出し出
力される。
【0048】なお、各種帳票の作成は、所定フォームの
該当箇所を埋めた帳票全体を白紙用紙に出力してもよい
し、予め所定フォームが印刷された用紙の該当箇所に、
必要部分を上書きするようプリントするよう構成しても
よい。そして、プリントアウトされた帳票には、必要に
応じて、不足部分の記入や捺印がなされて、保管等され
る。
【0049】本システムでは、バーコードシート2は安
価で容易に発行でき、またソフトウェアとしては市販の
アプリケーションソフトを使用することができる。よっ
て、システム全体のコストの低減を図ることができ、ま
た構成機器の保守管理の負担も軽減される。しかも、比
較的容易に帳票の変更も可能である。さらに、パソコン
8を使用することで、労務事務処理経費も削減すること
ができる。よって、システムの導入と運用に関するトー
タルコストを著しく削減することができる。
【0050】上記第1実施例の入退場管理システムで
は、建設工事現場等への出入りの把握と、それに伴う就
労、労務並びに安全管理に適用した例について説明した
が、この発明のシステムは、一般的タイムカードに代え
て、一般事業所への出勤ないし退社を把握し、就労や労
務管理等に役立てることも可能である。
【0051】ところで、上記第1実施例では、入退場ゲ
ート9にバーコードリーダー照射タイミングセンサー1
2を設置して、バーコードリーダー4の読み取り範囲付
近の入退場者の通過に合わせてバーコードリーダー4を
作動させる形式であったが、図9に示すように、バーコ
ードリーダー照射タイミングセンサー12を省略しても
よい。この場合、入退場検出器10,11が入退場者を
検出してから一定時間(バーコードリーダー4付近を通
過するのに必要な時間)だけ、バーコードリーダー4を
作動させるよう構成すればよい。
【0052】図3は、この発明の入退場管理システムの
第2実施例を示す概略図であり、会社への出退勤の把握
と、就労や労務管理に適用した例を示している。この実
施例のシステムは、一般事業所での出社と退社時に提示
されたバーコード(個人識別標識)2を自動的に読み取
って、パソコン8で就労や労務管理等を行うためのもの
である。この実施例のシステムも、基本的には前記第1
実施例のシステムと同様の構成であるので、以下では主
として第1実施例と異なる部分を中心に説明する。
【0053】この実施例では、受付ないし管理室18等
を通って、会社や工場等への出入りが行われる。従来、
管理室18等では、社員はタイムカードを押し、また、
外来者や下請業者は入門カード等へ書き込んだりして、
出入りが管理されていた。これに対して、本実施例のシ
ステムでは、タッチパネル3やバーコード2及びパソコ
ン8等を利用して入退場を管理する。
【0054】本実施例では、受付前に、入退場通路(入
退場ゲート)9を設けておき、その入退場通路9を通過
することで、入場ないし退場の別と、入退場者の識別が
行われる。すなわち、入退場通路の入口と出口付近のそ
れぞれに、入退場検出器10,11を設置しておく。例
えば、入口及び出口の各床下にリミットスイッチ10
c,11cを設置しておき、入退場通路9の上を人が歩
くことにより、その重量で、リミットスイッチ10c,
11cがオンになるよう構成しておく。
【0055】また、本実施例では、バーコードリーダー
照射タイミングセンサー12を省略し、前記リミットス
イッチ10c,11cが入った時点から一定時間(バー
コードリーダー4付近を通過するのに必要な時間)だ
け、バーコードリーダー4を作動させるよう構成してい
る。
【0056】さらに、この実施例の場合、タッチパネル
3は第1PLC5に接続されている。そして、タッチパ
ネル3やバーコードリーダー4、リミットスイッチ10
c,11cの各信号は、多重伝送ラインを介して第2P
LC6に送られ、さらにインターフェース7を介してパ
ソコン8に転送されるよう構成されている。
【0057】そして、本実施例では、受付(管理室)1
8に、リミットスイッチ10c,11cを備える入退場
通路9や、バーコードリーダー4、及び少なくともタッ
チパネル3を設置して使用する。パソコン8やプリンタ
ー13は、受付18内に配置してもよいし、社内の他の
箇所に設置してもよい。
【0058】本実施例のシステムは、上記のような構成
であるから、まず、新規に入場しようとする者は、受付
18にてタッチパネル3を操作して、所定の情報を入力
して登録を受け、バーコード2をもらう。本システムの
場合、外来者や下請業者等の新規入場者は、タッチパネ
ル3を操作することで、そのデーターはすぐにパソコン
8に転送されて管理されると共に、即座にプリンター1
3からバーコード2が出されるので、各種手続や管理が
スムーズに進行される。
【0059】バーコード2は、工場への出入りの場合に
は、前記第1実施例のようにヘルメット1に付けてもよ
いが、会社への出入りの場合には、社員証等の所定のカ
ードに貼り付けて使用することが可能である。この場合
には、受付18等でバーコードリーダー4にバーコード
付カードを差し込む等して読み取りさせる。
【0060】いずれにせよ、バーコード2を所持した人
物が、入退場通路9を通過して入場しようとすると、ま
ず入口側リミットスイッチ10cによって、入場が検知
される。また、入場者が提示したバーコードがバーコー
ドリーダー4によって読み取られる。なお、入口側リミ
ットスイッチ10cのオンに伴って、バーコードリーダ
ー4を所定時間だけ作動させてもよい。そして、パソコ
ン8においては、その入退場の別と、入場者や、入場の
日付と時刻等が記録される。
【0061】一方、退場しようとする場合には、まず出
口側リミットスイッチ11cによって、退場が検知され
る。また、バーコードリーダー4によって、退場者が提
示したバーコードが読み取られ、退場者や退場時刻等が
把握される。
【0062】パソコン8では、バーコードリーダー4等
からの信号と、入退場者情報に基づいて、各人の入出勤
を把握でき、その情報から労務管理等も行うことができ
る。例えば、出退勤の履歴情報に基づいて、給料計算が
行われ、プリンター13で各人の給料明細や各種税務書
類等を出力することができる。
【0063】上記各実施例より明らかなように、本シス
テムを使って自動化することにより、特に建設業の現場
事務所での就労、労務、安全の状況が即座に把握でき、
管理のための事務処理も軽減される。よって、時間の余
裕ができ、現場パトロールのような、人に頼らなければ
ならない管理により多くの時間を費やすことができる。
また、一般事業所への就労者の出社と退社の自動管理も
でき、出勤簿の作成や賃金台帳をダイレクトにプリント
アウトすることができ、管理コストの低減を図ることが
できる。しかも、外来者や下請業者の入退場も自動的に
管理することができる。
【0064】このように、本システムの構成機器による
コストダウンと、システムの保守管理の軽減による事務
処理経費のコストダウンとの二重のコストダウンによ
り、全体として大幅なコストダウンを実現することがで
きる。
【0065】なお、本発明の帳票打ち出し可能な入退場
管理システムは、上記実施例の構成に限らず、適宜変更
可能である。例えば、上記各実施例では、入退場ゲート
(入退場通路)9を1つだけ設けた例について説明した
が、入退場ゲート9は複数設けてもよい。その場合に
は、複数のゲート9,9…を並列的に配置して、複数箇
所から出入りできる構成としてもよいし、複数のゲート
9,9…を直列的に配置して、建設現場等の内部のどの
エリアにいるのかを把握するよう構成してもよい。例え
ば、場内と坑内とを区別できるように、直列的に設置し
てもよい。また、長いトンネル内の作業等の場合に、複
数箇所にバーコードリーダーを設けることにより、各セ
クションへの人の流れの管理や安全管理が可能となり、
万一のトラブルや事故の際の対応が迅速に行える。
【0066】さらに、上記実施例では、一つの入退場ゲ
ート9で入場と退場との双方を行う例について説明した
が、入場専用のゲートと退場専用のゲートとを分けて設
置してもよい。その場合には、入退場検出器10,11
の一方を省略することができる。例えば、入場専用のゲ
ートでは、出口側のセンサー11を省略することができ
る。
【0067】また、上記実施例では、初期の個人データ
ーの入力をタッチパネルにて行う例について説明した
が、タッチパネルに限らず、スキャナーや、マークシー
トや、音声等により入力するよう構成してもよい。さら
に、バーコードは、バーコードシールを貼る以外に、直
接ヘルメット等にバーコードを印字するよう構成しても
よい。
【0068】その上、バーコードは、ヘルメットに限ら
ず、服等に取り付けてもよい。作業服にバーコードを付
する場合にも、ヘルメットの場合と同様、作業服が作業
に必要不可欠なものであるから、カードの場合のように
忘れるおそれがない。なお、この場合の構成は特に問わ
ないが、例えばポリアクリロニトリル製の糸を縞状に織
り込んでバーコードを形成する。その特殊な糸は、ラン
プ等で加熱すると特定の波長の赤外線を発するので、そ
の赤外線を専用装置で検出すればよい。
【0069】さらに、本システムは、建築・土木現場
や、一般事業場等に限らず適用可能である。例えば、国
際見本市会場等のブースベースでの顧客管理等にも利用
することができる。
【0070】また、上記実施例では、主として人間にバ
ーコードを携帯させる例について説明したが、バーコー
ドをトラック等の各種車両につけて、その車両の動きを
把握するシステムを構築することもできる。つまり、各
車両に固有のバーコードを作成し、そのバーコードを車
両の側面等に貼って運行させ、建設現場等の入退場ゲー
トを通過する際に、そのバーコードを読み取ることで車
両の入退場をパソコンで監視するのである。また、入退
場履歴情報から各種日報や月報等を作成できる点も、前
記各実施例の場合と同様である。なお、車両用のシステ
ムを、前記各実施例の作業員用のシステムと共に使用し
てもよい。すなわち、作業員用の入退場ゲートによって
作業員の入退場を把握すると共に、車両用の入退場ゲー
トによって車両の運行を把握することもできる。
【0071】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明の入退場
管理システムによれば、音波や電波を利用した発信器や
受信器を使用しないので、電気的ノイズの影響を受け
ず、誤動作なく正確に運用することができる。また、各
入退場者は、バーコードを所定箇所に貼るだけでよく、
バーコードは電源電池が不要であり、定期的保守管理も
不要にでき、著しいコストの削減を図ることができる。
【0072】さらに、タッチパネル等から入退場者自身
が入力する構成とすれば、キーボードに不慣れな者も、
容易に入力でき、しかもタッチパネル等は複数台設置で
きるので、キーボードの場合に比べて作業効率が向上す
る。
【0073】その上、労働基準法や労働安全衛生法に基
づく各種書類に、可能な限りデーターを記入した状態で
プリントアウトするよう構成すれば、管理者及び就労者
双方の書類作成の手間を著しく軽減でき、また記入ミス
や計算ミス等の発生を未然に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の帳票打ち出し可能な入退場管理シス
テムの第1実施例の概略を示す図である。
【図2】図1の入退場ゲート部分の変形例を示す平面図
である。
【図3】この発明の帳票打ち出し可能な入退場管理シス
テムの第2実施例の概略を示す図である。
【図4】法令に基づいた帳票の一例(労働者賃金支払報
告書)であり、データー記入前の状態を示している。
【図5】法令に基づいた帳票の一例(新規入場者教育カ
ード)であり、データー記入前の状態を示している。
【図6】法令に基づいた帳票の一例(入場時教育台帳)
であり、データー記入前の状態を示している。
【図7】法令に基づいた帳票の一例(安全ミーティング
危険予知活動報告書)であり、データー記入前の状態を
示している。
【図8】法令に基づいた帳票の一例(死傷統計表)であ
り、データー記入前の状態を示している。
【図9】図1の入退場管理システムの変形例を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 ヘルメット 2 バーコード 3 入力装置(タッチパネル) 4 バーコードリーダー 5 第1PLC(プログラマブルコントローラ) 6 第2PLC(プログラマブルコントローラ) 7 インターフェース(FAデータ収集ツール) 8 パソコン 9 入退場ゲート 10,11 入退場検出器 10c,11c リミットスイッチ 12 バーコードリーダー照射タイミングセンサー 13 出力装置(プリンター) 14 制御装置 15 記憶装置 16 表示装置(ディスプレイ) 17 キーボード 18 管理室等
フロントページの続き (72)発明者 片野 襄 東京都港区虎ノ門1丁目20番10号 西松建 設株式会社内 (72)発明者 市 幸雄 東京都港区虎ノ門1丁目20番10号 西松建 設株式会社内 (72)発明者 高瀬 英将 東京都港区虎ノ門1丁目20番10号 西松建 設株式会社内 (72)発明者 長尾 佳彦 大阪府四條畷市大字上田原1602−184 Fターム(参考) 2E250 AA12 BB05 BB09 BB29 CC11 DD07 EE02 FF08 FF18 FF49 GG05 GG12 3E038 AA01 AA10 AA13 BA02 CA03 CA07 CB02 CB07 CB08 DA02 DB03 DB06 DB08 EA02 FA01 FA10 HA05 HA06 JA01 JB02 JB10

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入退場者情報を入退場者自身が入力する
    ための入力装置と、 各入退場者に固有の形式で作成されたバーコードと、 入退場ゲートに設けられ、入退場を検知する入退場検出
    器と、 入退場ゲートに設けられ、入退場者のヘルメットないし
    服等に設けられたバーコードを非接触で読み取るバーコ
    ードリーダーと、 前記入退場検出器によって、入場又は退場のいずれかを
    判別すると共に、バーコードリーダーの読み取り信号に
    よって入退場者を特定する制御装置と、 制御装置により制御され、入退場者に関する所定の表示
    ないし出力を行う表示・出力装置と制御装置により制御
    され、入退場者情報や入退場履歴情報等を記憶する記憶
    装置とを備えることを特徴とする入退場管理システム。
  2. 【請求項2】 入退場者情報を入力するための入力装置
    と、 各入退場者に固有の形式で作成されたバーコードと、 入退場ゲートに設けられ、入退場を検知する入退場検出
    器と、 入退場ゲートに設けられ、入退場者のヘルメットないし
    服等に設けられたバーコードを非接触で読み取るバーコ
    ードリーダーと、 前記入退場検出器によって、入場又は退場のいずれかを
    判別すると共に、バーコードリーダーの読み取り信号に
    よって入退場者を特定する制御装置と、 制御装置により制御され、入退場者に関する所定の表示
    を行う表示装置と、 制御装置により制御され、入退場者情報や入退場履歴情
    報等を記憶する記憶装置と、 制御装置の処理に基づいて各種日報、月報、一覧表や、
    法令に基づいた帳票等を印刷する出力装置とを備えるこ
    とを特徴とする帳票打ち出し可能な入退場管理システ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記入力装置は、同時入力可能な複数台
    のタッチパネル、スキャナー、マークシート、音声等に
    よる入力方式とされており、 入力装置からの入退場者情報の入力は、入退場者自身に
    より行われ、 前記入退場検出器は、赤外線ないし超音波センサー等か
    らなることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の
    入退場管理システム。
  4. 【請求項4】 前記入退場検出器は、入退場ゲートの入
    口及び出口付近にそれぞれ設けられ、 この出入口の入退場検出器の間に、バーコードリーダー
    読み取り範囲付近の入退場者の通過に合わせてバーコー
    ドリーダーを作動させる照射タイミングセンサーが設け
    られていることを特徴とする請求項1から請求項3まで
    のいずれかに記載の入退場管理システム。
  5. 【請求項5】 前記入退場検出器は、リミットスイッチ
    とされていることを特徴とする請求項1又は請求項2に
    記載の入退場管理システム。
  6. 【請求項6】 前記入退場検出器の検出信号に基づい
    て、バーコードリーダーが所定時間だけ作動されること
    を特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか、又
    は請求項5に記載の入退場管理システム。
  7. 【請求項7】 前記出力装置が出力する帳票は、労働基
    準法や労働安全衛生法に基づく、労働者賃金支払報告
    書、新規入場者教育カード、入場時教育台帳、安全ミー
    ティング危険予知活動報告書及び死傷統計表等であるこ
    とを特徴とする請求項2から請求項6までのいずれかに
    記載の帳票打ち出し可能な入退場管理システム。
  8. 【請求項8】 建築、土木現場や一般事業所等内の複数
    箇所に、前記入退場ゲートが設けられることで、各セク
    ションへの人の流れの管理や安全管理が可能に構成され
    たことを特徴とする請求項1から請求項7までのいずれ
    かに記載の入退場管理システム。
  9. 【請求項9】 前記入退場者は、各種車両を備え、 この車両に、前記バーコードが備えられて車両の運行管
    理等がなされることを特徴とする請求項1から請求項6
    までのいずれか、又は請求項8に記載の入退場管理シス
    テム。
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