JP2001005055A - 内蔵フラッシュのポップアップ機構 - Google Patents

内蔵フラッシュのポップアップ機構

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JP2001005055A
JP2001005055A JP11179748A JP17974899A JP2001005055A JP 2001005055 A JP2001005055 A JP 2001005055A JP 11179748 A JP11179748 A JP 11179748A JP 17974899 A JP17974899 A JP 17974899A JP 2001005055 A JP2001005055 A JP 2001005055A
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Tetsuo Hosokawa
哲生 細川
Katsuhiko Nozaki
克彦 野崎
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Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】組立および調整が容易であり、かつ強度も十分
に得られる内蔵フラッシュのポップアップ機構を提供す
る。 【構成】発光部111を収納位置に移動させたときに係
合部と係合して該発光部111を収納位置に係止する係
合爪422を備え、係止ばね424によって常時係合方
向に弾性付勢された係止レバー421と、係止レバー4
21を係止ばね424の弾性付勢力に抗して係止解除方
向に回動させる方向に係止解除ばね433により弾性付
勢された係止解除レバー431と、係止解除レバー43
1を係止解除ばね433の弾性付勢力に抗して係止レバ
ー421に作用しない位置に保持する電磁プランジャ4
41とを備え、係止レバー421および係止解除レバー
431を軸支する係止機構親板461と、電磁プランジ
ャ441とを、上飾り板103に対して共通のねじ47
3によって共締めすること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、内蔵フラッシュのポップ
アップ機構に関する。
【0002】
【従来技術およびその問題点】発光部を収納位置から発
光位置にポップアップさせるポップアップ内蔵フラッシ
ュを備えたカメラが種々開発されている。この内蔵フラ
ッシュのポップアップ装置として、発光部の両端部を一
対のポップアップアームの一部で支持し、ポップアップ
アームの他端部をカメラボディに枢支したものが知られ
ている。発光部を収納位置に係止し、係止を解除する係
止機構として、係止レバーおよびこの係止レバーを係止
解除方向に駆動する係止解除レバーまたは係止解除ばね
が同軸上に備えられたものが知られている。この係止機
構は、ばね力の損失が少なく、信頼性が高い機構であ
る。
【0003】係止解除レバーは、収納状態では電磁プラ
ンジャのアーマチュアによって係止レバーに作用しない
位置に保持され、電磁プランジャに通電されアーマチュ
アが解放されたときに係止レバーを係止解除方向に回動
させて係止を解除するように構成されている。この電磁
プランジャは、係止レバーおよび係止解除レバーと同一
の支持板に固定され、一つのユニットとして形成されて
いる。そしてこのユニットが、カメラボディの固定部に
ねじ止めされている。
【0004】しかし、係止レバー、係止解除レバーおよ
び電磁プランジャが一体にユニット化されていると、電
磁プランジャと係止解除レバーとの相対的方向、位置調
整ができない。そこで、電磁プランジャをユニットに固
定せず、ユニットに対して固定したのと同様に保持する
治具を使用して前記調整を実行しなければならないので
治具が必要となり、また、カメラに搭載した後に調整す
ることができなかった。
【0005】
【発明の目的】本発明は、従来の内蔵カメラの問題に鑑
みてなされたものであり、組立および調整が容易であ
り、かつ強度も十分に得られる内蔵フラッシュのポップ
アップ機構を提供することを目的とする。
【0006】
【発明の概要】この目的を達成する本発明は、発光部を
収納位置と発光位置とに移動可能に支持する支持機構
と、該支持機構を収納位置に係止する係止機構を備えた
内蔵フラッシュのポップアップ機構であって、発光部を
収納位置に移動させたときに係合部と係合して該発光部
を収納位置に係止する係合部を備え、常時係合方向に弾
性付勢された係止レバーと、前記係止レバーを前記弾性
付勢力に抗して係止解除方向に回動させる係止解除方向
に弾性付勢された係止解除レバーと、該係止解除レバー
をその弾性付勢力に抗して前記係止レバーに作用しない
位置に保持する電磁部材とを備え、前記係止レバーおよ
び係止解除レバーを軸支する係止機構親板と、前記電磁
部材とが、カメラボディの固定部に対して共通のねじに
よって共締めされること、に特徴を有する。この構成に
よれば、電磁部材と係止機構との相対位置、方向調整が
容易であり、カメラに装着した後も可能になる。係止機
構親板には、電磁部材の位置決め穴を嵌合する位置決め
ピンが植設され、電磁部材は、位置決めピンを中心とし
て方向、位置調整ができる。係止機構親板は、カメラボ
ディの外装板に形成されたボスに位置決めされ、かつこ
のボスに電磁部材と共締めする構成が望ましい。さらに
係止機構親板は、カメラボディの外装板に共締め用のボ
スとは別個に形成されたボスにねじ止めする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下図面に基づいて本発明を説明
する。図1は、本発明を適用したAF(自動焦点)一眼
レフカメラのカメラボディの実施の形態の外観を示す斜
視図、図2は同一眼レフカメラの要部外観を背後からか
ら見て示す斜視図、図3は同一眼レフカメラの内蔵フラ
ッシュをポップアップさせて要部外観を背後から見て示
す斜視図である。
【0008】カメラボディ101の上飾り板103上に
は、カメラボディ101に向かって左側にレリーズボタ
ン105が設けられ、その後方にメインスイッチボタン
107、撮影枚数、シャッタ速度、絞り値などの撮影情
報を表示する外部LCD109が設けられ、ほぼ中央の
ペンタルーフ部には内蔵フラッシュ53の発光部111
が設けられ、その後方にアクセサリーシュー113が設
けられている。
【0009】発光部111は、図4に示したようにクセ
ノン管401、反射傘403、およびフレネルレンズ4
05を備えた発光部筐体がペンタルーフ上部にポップア
ップ機構によって支持されている。このポップアップ機
構により、図1、2に示した収納位置と、図3に示し
た、ペンタルーフ上方であって、発光部面が被写体方向
を向くポップアップ位置(発光位置)とに移動可能であ
る。このポップアップ機構は、発光部111を常時ポッ
プアップ方向に移動付勢するばね部材と、発光部111
が収納位置に移動したときにばね部材の付勢力に抗して
発光部111を収納位置に係止する係止レバー421と
を備えている。この係止レバー421は、発光部111
が使用者に手で収納位置まで押されたときに発光部11
1の係止爪に係合して発光部111を収納位置に係止す
る。そしてこの係止レバー421による係止が電磁プラ
ンジャ441(図4、5参照)への通電によって解除さ
れ、発光部111がばね部材の付勢力によってポップア
ップ位置までポップアップ(移動)する。カメラボディ
101の背面には、この電磁プランジャに通電させて発
光部111をポップアップさせるための強制発光ボタン
119が設けられている。
【0010】上飾り板103の右側には、複数の露出モ
ードの中から一つのプログラムモードを選択操作する操
作手段としてモードダイヤル121が設けられている。
カメラボディ101の正面には、撮影レンズを装着する
ボディマウント115、装着された撮影レンズ61のレ
ンズCPUとの間で通信を実行してレンズ情報、例えば
開放絞り値、焦点距離などの情報を入力するボディ接点
群117が設けられている。
【0011】モードダイヤル121は、上飾り板103
に対して固定された、複数の絵文字が表示された円形の
モード盤(表示板)123と、そのモード盤123の外
周に回転自在に装着されたベゼル125を備えている。
このベゼル125には指標127が設けられていて、こ
の指標127は、モード盤123の表面に設けられた絵
文字群123a、123bの一つを指し示す位置で停止
するように形成されていて、指標127が指し示す絵文
字に対応するモードが選択される。
【0012】このカメラボディ101の内蔵フラッシュ
53のポップアップ装置について、さらに図4〜図11
を参照して詳細に説明する。図4〜8は、発光部111
の外装枠を取り外した状態で一部を縦断して示す断面図
である。
【0013】発光部111は、クセノン管401、反射
傘403、フレネルレンズ405およびトリガーコイル
407を備えている。これらの発光部構成部材は、一対
の支持アーム411の先端部の間に支持されている。支
持アーム411は、後端部においてポップアップ回転軸
410を介してカメラボディ101の外装板としての上
飾り板103と一体に形成された軸受け板165(図1
0参照)に回動自在に枢支されていて、カム溝415に
図示しないカムピンが嵌るポップアップリンクによって
常時ポップアップ(発光位置移動方向)に回動付勢され
ている。ポップアップリンクは、図示しないポップアッ
プばねによって支持アーム411を常時ポップアップ方
向に回動付勢している。一方の支持アーム411は、フ
ランジ部412を有する断面L字形状に形成されてい
て、このフランジ部412に、係止レバー421の係止
爪422の進入を許容する係止穴413が形成されてい
る。なお、フランジ部412および収納部を形成する部
分の上飾り板103は、収納状態においてほぼ合致する
形状に形成されている。
【0014】係止機構は、上飾り板103のカメラボデ
ィ101内側に設けられている。係止レバー421は、
係止レバー軸420を介して係止機構親板461(図9
参照)に回動自在に軸支されている。そして係止爪42
2が、上飾り板103に形成された係止レバー穴103
aから突出している。係止レバー軸420には、係止レ
バー421を、その係止爪422が係止穴413を形成
する縁部と係合する方向に回動付勢する係止ばね424
が嵌装されている。係止ばね424の一方の端部424
aは、係止レバー軸420を挟んで係止爪422とは反
対側に形成された当付部423に当接し、係止ばね42
4の他方の端部424bは、係止機構親板461に形成
された引っかけ部425に当接している。係止機構親板
461は、上飾り板103にねじ止めされている。
【0015】当付部423の近傍には、電磁部材として
の電磁プランジャ441が、そのアーマチュア442の
先端部が当付部423を押圧し得る状態で係止機構親板
461に装着されている。電磁プランジャ441は永久
磁石を備えていて、常時は、アーマチュア442が永久
磁石に吸引吸着された引き込み状態にあるが、電磁プラ
ンジャに通電されている間は永久磁石の磁力が相殺され
てアーマチュア442が自由に突出できる構成である。
アーマチュア442の突出部には遊び溝443が形成さ
れていて、この遊び溝443に、係止解除レバー431
の先端部が嵌っている。
【0016】係止解除レバー431は、係止解除レバー
軸430を介して係止機構親板461に回動自在に軸支
されている。係止解除レバー軸430と係止レバー軸4
20とは、平行に、カメラの前後方向に離反しているこ
とに特徴を有する。係止解除レバー軸430には、係止
解除レバー431を回動付勢する係止解除ばね433が
嵌装されている。係止解除ばね433はねじりばねであ
って、一方の端部433aは係止解除レバー431に当
接し、他方の端部433bはチャージピン451に当接
している。チャージピン451は後端部に大径の頭部4
53を備えていて、先端部452が、上飾り板103に
形成されたチャージピン穴103bから外方に突出し、
ボディ内に抜け止めとして作用する頭部453が位置し
ている。係止解除ばね433は、発光部111が収納位
置にあるときは他方の端部433bがチャージピン45
1の頭部453に押されて圧縮(チャージ)され、弾性
付勢力が増強されている。つまり、係止解除ばね433
の他方の端部433aに、係止解除レバー431を係止
解除方向に回転させる強い付勢力を付与している。ここ
で係止解除方向は、図において右回転であって、アーマ
チュア442を引き出す方向であり、係止レバー421
を係止解除方向に回動付勢する方向である。
【0017】次に、図4〜図8を参照してこの発光部1
11を収納位置に係止する係止機構の係止係止解除動
作、ポップアップ動作、収納動作、係止動作について説
明する。図4は収納および係止状態を示している。この
収納状態では、係止爪422が係止穴413の周縁部に
係合して、発光部111を収納位置に係止している。
【0018】この収納状態において、電磁プランジャ4
41に通電されると、アーマチュア442を吸着してい
る永久磁石の磁力がコイルによって発生される磁力によ
り相殺されてアーマチュア442は突出自由になる。し
たがってアーマチュア442は、係止解除ばね433に
よって回動付勢された係止解除レバー431によって突
出移動させられる(図5参照)。そして、突出移動した
アーマチュア442は係止レバー421に当接し、係止
ばね424の付勢力に抗して当付部423を、つまり係
止レバー421を係止解除方向(図において右回り)に
回動させる。係止レバー421の係止解除方向回転によ
って、係止爪422が係止穴413の縁部から外れ、支
持アーム411がポップアップリンクの付勢力によって
ポップアップ回転するのを許容する。
【0019】係止レバー421による係止が解除される
と、支持アーム411はポップアップリンクの付勢力に
よってポップアップ回転し、発光位置で停止する(図6
参照)。このときチャージピン451は、フランジ部4
12が先端部452から離反するので自由状態となり、
係止ばね433の他方の端部433bが係止解除レバー
431の引っかけ部434に当接し、係止解除レバー4
31を係止解除方向に付勢する付勢力が消失する。つま
り、このポップアップ状態では、係止解除レバー31の
作用が消失してアーマチュア442がフリー状態とな
り、少なくともアーマチュア442を永久磁石が吸引す
る力および係止ばね424が当付部423を係止方向に
回転させる力、つまりアーマチュア442を押し込む力
の和の方が、係止解除ばね433がアーマチュア442
を突出方向に付勢する力よりも大きくなっている。した
がって、アーマチュア442は電磁プランジャ441内
に押し込まれ、永久磁石に吸着される。
【0020】なお、支持アーム411は、図6に示すポ
ップアップ位置において、ポップアップばねの付勢力に
よって収納位置からポップアップ位置方向の回転を規制
する回転規制部材に押しつけられた状態に保持され、ま
たこのポップアップ位置にあるときにはポップアップ検
知スイッチSWPudをオンしている。
【0021】このポップアップ位置から発光部111を
収納位置方向に押し込むと、その過程でフランジ部41
2が先端部452に当接してチャージピン451を押し
込むので、チャージピン451の頭部453が係止解除
ばね433の他方の端部433bをチャージ方向に押圧
し、係止解除ばね433のチャージを開始する(図7参
照)。さらに発光部111が収納位置方向に押し込まれ
ると、係止穴413を形成する傾斜面414が係止爪4
22の傾斜面と摺接し、係止レバー421を係止ばね4
24の付勢力に抗して係止解除方向に回転させる(図8
参照)。そして、発光部111が収納位置まで達したと
き、または収納位置からさらに押されたときに、傾斜面
414が係止爪422の傾斜面を乗り越えて、係止レバ
ー421が係止ばね424の付勢力によって係止位置ま
で回転し、係止爪422が係止穴413を規制する周縁
部に係合して発光部111を収納位置に係止する(図4
参照)。なお、発光部111がポップアップ位置から収
納位置方向に回転すると、ポップアップ検知スイッチS
WPudがオフする。
【0022】ポップアップ係止機構、つまり係止レバー
421、係止解除レバー431および電磁プランジャ4
41の取付構造について、さらに図9〜図12を参照し
て説明する。
【0023】図9は、ポップアップ係止機構を分解して
示す斜視図である。係止レバー421および係止解除レ
バー431の係止レバー軸420、係止解除レバー軸4
30および位置決めピン475はそれぞれ、係止機構親
板461に植設されている。そして各レバー421、4
31は、それぞれ一体に固定された軸受け筒426、4
35が軸420、430に回動自在に嵌められ、軸受け
筒426、435に係止ばね424、係止解除ばね43
3が嵌装されている。軸420、430の先端部には、
軸受け筒426、435の抜けを防止するリング(Eリ
ング)を嵌着する。
【0024】係止機構親板461は、軸420、430
が植設された軸支持部461aの上部縁部上方から略直
角に折り曲げられた部分461bに第1の位置決め兼用
ねじ止め穴463を備え、さらに軸420、430から
離れた軸支持部461aの下縁部から、部分461bと
は反対方向に略直角に折り曲げられた部分461cに第
2の位置決め兼用ねじ止め穴465を備えている。さら
に第2の位置決め兼用ねじ止め穴465の近傍には、電
磁プランジャ441の周り止めを兼ねた位置決めピン穴
467が形成されている。この位置決めピン穴467
に、位置決め止めピン475が植設される。
【0025】電磁プランジャ441の後部から突出する
取り付け部444には、位置決めピン475に嵌合され
る位置決め穴445と、第2の位置決め兼用ねじ止め穴
465と対向する位置に配置された、ねじ止め穴446
が形成されている。
【0026】この係止機構親板461は、カメラボディ
101の外装板としての上飾り板103に装着され、上
飾り板103を介してカメラボディ101に固定され
る。その装着手順は、次の通りである。係止レバー42
1の係止爪422を上飾り板103の係止レバー穴10
3aに挿入させて、第1の位置決め兼用ねじ止め穴46
3を、飾り板103のボディ内側面に一体に突設された
位置決め兼用ボス161の先端部の細径部162に嵌合
させる。同時に、第2の位置決め兼用ねじ止め穴465
を、飾り板103のボディ内側面に一体に突設された共
締め用ボス163の先端部の細径部164に嵌合させ
る。そして、位置決め兼用ボス161に親板止めねじ4
71をねじ込んで仮止めする。
【0027】次に、電磁プランジャ441の位置決め穴
446を位置決めピン475に嵌合させ、遊び溝443
を係止解除レバー431に嵌めて、プランジャ親板共締
めねじ473を位置決め穴446および第2の位置決め
兼用ねじ止め穴465を貫通させて、位置決め兼用ボス
163にねじ込んで仮止めする。この状態で、チャージ
ピン451をチャージピン穴103bに挿入し、係止解
除ばね433の他端部433bを頭部453に当接させ
てチャージピン451を突出付勢させる。そして、係止
レバー421、係止解除レバー431と電磁プランジャ
441の位置、向きを調整し、調整が終了したらねじ4
71、473を本締めして固定する。そして、このよう
にポップアップ係止解除機構を装着した上飾り板103
を、カメラボディ101に固定する。
【0028】また、組立後、あるいは修理等において電
磁プランジャ441の位置、向きを調整するときは、上
飾り板103をカメラボディ101から取り外して、一
本のプランジャ親板共締めねじ473を一本緩めること
で、電磁プランジャ441を位置決め止めピン475の
軸心を中心として回動させて調整する。調整が終了した
ら、プランジャ親板共締めねじ473を締めて固定す
る。
【0029】以上の通り本発明の実施の形態によれば、
電磁プランジャ441を、係止レバー420および係止
解除レバー430が装着された係止機構親板461に対
して予め一体化せずに、係止機構親板461に植設した
位置決めピン475に揺動調整自在に枢支し、かつ上飾
り板103に対して取り付けるときに、係止機構親板4
61とともに共通のプランジャ親板共締めねじ473に
よって固定する構成にしたので、電磁プランジャ441
の位置、向き調整が容易になる。
【0030】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り本発明は、
発光部を収納位置と発光位置とに移動し、収納位置から
発光位置方向に移動付勢された支持機構を収納位置で係
止した係止レバーの係止を、通電されたときに係止解除
レバーを介して解除させる電磁部材を、各レバーを支持
する係止機構親板に対して、係止機構親板をカメラボデ
ィに固定するねじ部材によって共締めしたので、電磁部
材と係止機構との相対位置、方向調整が容易であり、カ
メラに装着した後も可能になる。さらに本発明は、係止
機構親板と電磁部材とをカメラの外装板に共締めするの
で、カメラの外装板の強度、剛性が高くなり、係止機構
の信頼性も増す。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の内蔵フラッシュのポップアップ装置
を搭載した一眼レフカメラのカメラボディの一実施の形
態を示す斜視図である。
【図2】 同一眼レフカメラを、内蔵フラッシュが収納
された状態で後方から見て要部を示す斜視図である。
【図3】 同一眼レフカメラを、内蔵フラッシュがポッ
プアップした状態で後方から見た斜視図である。
【図4】 同一眼レフカメラに搭載した内蔵フラッシュ
の発光部の外装枠を取り外し、収納状態の側面を一部断
面にして示す側面図である。
【図5】 同一眼レフカメラに搭載した内蔵フラッシュ
の発光部の外装枠を取り外し、収納状態において係止を
解除したときの側面を一部断面にして示す側面図であ
る。
【図6】 同一眼レフカメラに搭載した内蔵フラッシュ
の発光部の外装枠を取り外し、発光位置にポップアップ
した状態の側面を一部断面にして示す側面図である。
【図7】 同一眼レフカメラに搭載した内蔵フラッシュ
の発光部の外装枠を取り外し、ポップアップ状態から収
納される途中の状態の側面を一部断面にして示す側面図
である。
【図8】 同一眼レフカメラに搭載した内蔵フラッシュ
の発光部の外装枠を取り外し、収納位置付近において係
止レバーが係合する様子を一部断面にして示す側面図で
ある。
【図9】 同内蔵フラッシュのポップアップ係止機構の
一実施の形態を分解して示す斜視図である。
【図10】 同内蔵フラッシュのポップアップ係止機構
とこのポップアップ係止機構を装着するカメラボディの
上飾り板の構成を装着前の状態で示す斜視図である。
【図11】 同ポップアップ係止機構を上飾り板に装着
する構造を説明する、図4同様の一部断面側面図であ
る。
【図12】 同ポップアップ係止機構を上飾り板に装着
する構造を、ねじの中心を通る面で切断して示す図4同
様の一部断面側面図である。
【符号の説明】 【符号の説明】
101 カメラボディ 103 上飾り板 103a 係止レバー穴 103b チャージピン穴 105 レリーズボタン 107 メインスイッチボタン 109 外部LCD 111 発光部(外飾枠) 113 アクセサリーシュー 115 ボディマウント 117 ボディ接点群 121 モードダイヤル 123 モード盤(表示板) 125 ベゼル 161 位置決め兼用ボス 163 共締め用ボス 165 軸受け板 421 係止レバー 401 クセノン管 403 反射傘 405 フレネルレンズ 407 トリガーコイル 410 ポップアップ回転軸 411 支持アーム 412 フランジ部 413 係止穴 420 係止レバー軸 421 係止レバー 422 係止爪 423 当付部 424 係止ばね 424a 一方の端部 424b 他方の端部 425 引っかけ部 430 係止解除レバー軸 431 係止解除レバー 433 係止解除ばね 433a 一方の端部 433b 他方の端部 441 電磁プランジャ 442 アーマチュア 443 遊び溝 444 鉄心後端部 451 チャージピン 452 先端部 453 頭部 461 係止機構親板 463 第1の位置決め兼用ねじ止め穴 465 第2の位置決め兼用ねじ止め穴 471 親板止めねじ 473 プランジャ親板共締めねじ 475 位置決めピン
【手続補正書】
【提出日】平成12年6月26日(2000.6.2
6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】カメラボディ101の上飾り板103上に
は、カメラボディ101に向かって左側にレリーズボタ
ン105が設けられ、その後方にメインスイッチボタン
107、撮影枚数、シャッタ速度、絞り値などの撮影情
報を表示する外部LCD109が設けられ、ほぼ中央の
ペンタルーフ部には内蔵フラッシュの発光部111が設
けられ、その後方にアクセサリーシュー113が設けら
れている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】上飾り板103の右側には、複数の露出モ
ードの中から一つのプログラムモードを選択操作する操
作手段としてモードダイヤル121が設けられている。
カメラボディ101の正面には、撮影レンズ61を装着
するボディマウント115、装着された撮影レンズ61
のレンズCPUとの間で通信を実行してレンズ情報、例
えば開放絞り値、焦点距離などの情報を入力するボディ
接点群117が設けられている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】このカメラボディ101の内蔵フラッシ
ポップアップ装置について、さらに図4〜図11を参
照して詳細に説明する。図4〜8は、発光部111の外
装枠を取り外した状態で一部を縦断して示す断面図であ
る。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】係止レバー421による係止が解除される
と、支持アーム411はポップアップリンクの付勢力に
よってポップアップ回転し、発光位置で停止する(図6
参照)。このときチャージピン451は、フランジ部4
12が先端部452から離反するので自由状態となり、
係止解除ばね433の他方の端部433bが係止解除レ
バー431の引っかけ部434に当接し、係止解除レバ
ー431を係止解除方向に付勢する付勢力が消失する。
つまり、このポップアップ状態では、係止解除レバー3
1の作用が消失してアーマチュア442がフリー状態と
なり、少なくともアーマチュア442を永久磁石が吸引
する力および係止ばね424が当付部423を係止方向
に回転させる力、つまりアーマチュア442を押し込む
力の和の方が、係止解除ばね433がアーマチュア44
2を突出方向に付勢する力よりも大きくなっている。し
たがって、アーマチュア442は電磁プランジャ441
内に押し込まれ、永久磁石に吸着される。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】次に、電磁プランジャ441の位置決め穴
445を位置決めピン475に嵌合させ、遊び溝443
を係止解除レバー431に嵌めて、プランジャ親板共締
めねじ473をねじ止め穴446および第2の位置決め
兼用ねじ止め穴465を貫通させて、共締め用ボス16
にねじ込んで仮止めする。この状態で、チャージピン
451をチャージピン穴103bに挿入し、係止解除ば
ね433の他端部433bを頭部453に当接させてチ
ャージピン451を突出付勢させる。そして、係止レバ
ー421、係止解除レバー431と電磁プランジャ44
1の位置、向きを調整し、調整が終了したらねじ47
1、473を本締めして固定する。そして、このように
ポップアップ係止解除機構を装着した上飾り板103
を、カメラボディ101に固定する。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の内蔵フラッシュのポップアップ装置
を搭載した一眼レフカメラのカメラボディの一実施の形
態を示す斜視図である。
【図2】 同一眼レフカメラを、内蔵フラッシュが収納
された状態で後方から見て要部を示す斜視図である。
【図3】 同一眼レフカメラを、内蔵フラッシュがポッ
プアップした状態で後方から見た斜視図である。
【図4】 同一眼レフカメラに搭載した内蔵フラッシュ
の発光部の外装枠を取り外し、収納状態の側面を一部断
面にして示す側面図である。
【図5】 同一眼レフカメラに搭載した内蔵フラッシュ
の発光部の外装枠を取り外し、収納状態において係止を
解除したときの側面を一部断面にして示す側面図であ
る。
【図6】 同一眼レフカメラに搭載した内蔵フラッシュ
の発光部の外装枠を取り外し、発光位置にポップアップ
した状態の側面を一部断面にして示す側面図である。
【図7】 同一眼レフカメラに搭載した内蔵フラッシュ
の発光部の外装枠を取り外し、ポップアップ状態から収
納される途中の状態の側面を一部断面にして示す側面図
である。
【図8】 同一眼レフカメラに搭載した内蔵フラッシュ
の発光部の外装枠を取り外し、収納位置付近において係
止レバーが係合する様子を一部断面にして示す側面図で
ある。
【図9】 同内蔵フラッシュのポップアップ係止機構の
一実施の形態を分解して示す斜視図である。
【図10】 同内蔵フラッシュのポップアップ係止機構
とこのポップアップ係止機構を装着するカメラボディの
上飾り板の構成を装着前の状態で示す斜視図である。
【図11】 同ポップアップ係止機構を上飾り板に装着
する構造を説明する、図4同様の一部断面側面図であ
る。
【図12】 同ポップアップ係止機構を上飾り板に装着
する構造を、ねじの中心を通る面で切断して示す図4同
様の一部断面側面図である。
【符号の説明】 101 カメラボディ 103 上飾り板 103a 係止レバー穴 103b チャージピン穴 105 レリーズボタン 107 メインスイッチボタン 109 外部LCD 111 発光部(外飾枠) 113 アクセサリーシュー 115 ボディマウント 117 ボディ接点群 121 モードダイヤル 123 モード盤(表示板) 125 ベゼル 161 位置決め兼用ボス 163 共締め用ボス 165 軸受け板 421 係止レバー 401 クセノン管 403 反射傘 405 フレネルレンズ 407 トリガーコイル 410 ポップアップ回転軸 411 支持アーム 412 フランジ部 413 係止穴 420 係止レバー軸 421 係止レバー 422 係止爪 423 当付部 424 係止ばね 424a 一方の端部 424b 他方の端部 425 引っかけ部 430 係止解除レバー軸 431 係止解除レバー 433 係止解除ばね 433a 一方の端部 433b 他方の端部 441 電磁プランジャ 442 アーマチュア 443 遊び溝 444 取り付け部 451 チャージピン 452 先端部 453 頭部 461 係止機構親板 463 第1の位置決め兼用ねじ止め穴 465 第2の位置決め兼用ねじ止め穴 471 親板止めねじ 473 プランジャ親板共締めねじ 475 位置決めピン
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図10
【補正方法】変更
【補正内容】
【図10】

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発光部を収納位置と発光位置とに移動可
    能に支持する支持機構と、該支持機構を収納位置に係止
    する係止機構を備えた内蔵フラッシュのポップアップ機
    構であって、 発光部を収納位置に移動させたときに係合部と係合して
    該発光部を収納位置に係止する係合部を備え、常時係合
    方向に弾性付勢された係止レバーと、 前記係止レバーを前記弾性付勢力に抗して係止解除方向
    に回動させる係止解除方向に弾性付勢された係止解除レ
    バーと、 該係止解除レバーをその弾性付勢力に抗して前記係止レ
    バーに作用しない位置に保持する電磁部材とを備え、 前記係止レバーおよび係止解除レバーを軸支する係止機
    構親板と、前記電磁部材とが、カメラボディの固定部に
    対して共通のねじによって共締めされること、を特徴と
    する内蔵フラッシュのポップアップ機構。
  2. 【請求項2】 前記係止機構親板には、前記電磁部材に
    形成された位置決め穴が嵌合される位置決めピンが植設
    されている請求項1記載の内蔵フラッシュのポップアッ
    プ機構。
  3. 【請求項3】 前記係止機構親板は、カメラボディの固
    定部に固定されるボディ外装板のボディ内面に形成され
    たボスに位置決めされ、かつ該ボスに前記電磁部材と共
    締めされる請求項1または2記載の内蔵フラッシュのポ
    ップアップ機構。
  4. 【請求項4】 前記カメラボディの外装板には前記共締
    め用のボスとは別個のボスを有し、前記係止機構親板
    は、このボスに嵌合する位置決め穴を有し、この位置決
    め穴が該ボスに嵌合された状態で、前記共締めねじとは
    別個のねじによってねじ止めされる請求項3記載の内蔵
    フラッシュのポップアップ機構。
  5. 【請求項5】 前記係止レバーは、係止ばねによって常
    時係止方向に回動付勢され、 前記電磁部材は、アーマチュアと、該アーマチュアを吸
    着する永久磁石と、該永久磁石の吸着力を通電されてい
    るときに相殺するコイルとを備え、 前記係止解除レバーは、前記アーマチュアに連係され
    て、前記アーマチュアが永久磁石に吸着されているとき
    は前記係止レバーに作用せず、前記コイルに通電されて
    アーマチュアが永久磁石から離反したときに前記係止レ
    バーを係止解除方向に回動させる請求項1から4のいず
    れか一項記載の内蔵フラッシュのポップアップ機構。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011154311A (ja) * 2010-01-28 2011-08-11 Sanyo Electric Co Ltd ストロボ装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN101359155B (zh) * 2007-08-02 2012-07-18 三星电子株式会社 用于电子装置的弹出模块
JP2011154311A (ja) * 2010-01-28 2011-08-11 Sanyo Electric Co Ltd ストロボ装置

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