JP2001004714A - 集積回路のテスト端子共用化方法および方式 - Google Patents

集積回路のテスト端子共用化方法および方式

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JP2001004714A
JP2001004714A JP11176224A JP17622499A JP2001004714A JP 2001004714 A JP2001004714 A JP 2001004714A JP 11176224 A JP11176224 A JP 11176224A JP 17622499 A JP17622499 A JP 17622499A JP 2001004714 A JP2001004714 A JP 2001004714A
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Takaharu Haraki
隆治 原木
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NIPPON DENKI MUSEN DENSHI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】集積回路の内部回路の数多くの信号を限られた
テスト端子に出力する際に、観測したい多くの信号を選
択しテスト端子に出力させことにより、テスト端子を共
有化することにある。 【解決手段】FPGA1内部回路のパルチプレクサ回路
12の入力に制御回路11からの任意の信号を接続し、
マルチプレクサ回路12の出力であるテスト出力信号1
36を出力端子に接続する。マルチプレクサ回路12は
入力端子に入力される制御信号131〜133により制
御され、FPGA内部回路の任意の信号がテスト端子に
出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大規模集積回路に
関し、特に大規模集積回路を使ったシステム上での動作
中における集積回路のテスト端子共有化方式に関する。
【0002】
【従来の技術】FPGA(Field Program
mable Gate Array)は内部に数万ゲー
トに相当する回路を実現できるが、FPGAの開発時に
FPGAを組み込んだシステム上での動作状態における
FPGA内部回路の動作確認を行う場合、そのままでは
内部の信号を確認することはできない。そこで、FPG
A内部回路の確認したい信号を外部に出力端子に出力す
る方法がとられている。すなわち、従来の集積回路にお
ける信号を観測するには、確認したい信号をそのまま出
力するようにしていた。
【0003】図10は、従来の集積回路使用中に特定の
信号を観測する場合に使用されるブロック図である。図
10を参照すると、制御回路31は、信号群34を通し
て他の回路(図示していない、FPGA3の外部回路)
の制御のやり取りを行う。テスト信号33は、観測した
い信号であって出力端子に出力されている。出力された
信号A〜Hを観測する。すなわち、確認したい信号は、
FPGAとして未使用の端子に出力させることとなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、FPG
Aのような大規模集積回路には、端子の数が限られてお
り、更に、確認したい信号は、未使用端子をテスト端子
として出力させることになるため、観測したい信号が未
使用端子の数を上回ると全ての信号を観測することがで
きない。すなわち、集積回路の動作状態における内部の
確認したい信号の数が多ければ、数多くのテスト端子が
必要となるが、FPGAには、端子の数が制限されてい
るため、観測したい信号を出力することができないとい
う問題点がある。
【0005】また、この端子の数を超える信号を確認す
るのは不可能であるため、それまで使用していた他のテ
スト端子の信号を止めて、そこに新たに信号を出力させ
ることとなる。すなわち、これを達成するためには、大
規模集積回路の内部回路の配線を開発環境上で再配線す
る必要があり、その度に時間がかかるという問題点が発
生する。
【0006】本発明の目的は、上記問題点を鑑みて、集
積回路の内部回路の数多くの信号を限られたテスト端子
に出力する際に、観測したい多くの信号を選択しテスト
端子に出力させことにより、テスト端子を共有化するこ
とにある。
【0007】更に、本発明の他の目的は、通常時に使用
される集積回路の動作中に、影響を与えることなく、観
測したい信号を少ないテスト端子を使用して観測できる
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の集積回路のテスト端子共用化方法は、周
辺回路と動作中の集積回路の内部の任意の信号をテスト
端子に出力する際に、数種類の前記任意の信号をマルチ
プレクサ回路で切り換えてテスト端子に出力することを
特徴としている。
【0009】更に、前記テスト端子の数より多い前記任
意の信号を出力することを特徴としている。
【0010】また、本発明の集積回路のテスト端子共用
化方式は、テスト入力端子とテスト出力端子とを有した
集積回路と、前記集積回路と接続した複数の周辺回路と
を備え、前記集積回路と前記複数の周辺回路とのデータ
のやり取りまたは制御動作中に、複数の前記テスト入力
端子に入力される入力信号の論理値の組合せを変えるこ
とにより前記集積回路の内部回路の複数の信号を選択し
前記テスト出力端子に出力することを特徴としている。
【0011】また、本発明の集積回路のテスト端子共用
化方式は、複数のテスト入力端子と、テスト出力端子と
を有した集積回路を備え、前記複数のテスト入力端子
は、シリアルにデータを入力するデータ入力端子と、ク
ロック信号を入力するクロック入力端子とを含み、前記
集積回路が周辺回路と動作中に、前記データ入力端子か
らのデータを前記クロック信号により1ビットずつ順々
に格納する格納手段と、前記格納手段で格納された内容
により前記集積回路の内部の複数の任意の信号を選択し
前記テスト出力端子に出力する出力手段とを有すること
を特徴としている。
【0012】また、本発明の集積回路のテスト端子共用
化方式は、複数のテスト入力端子と、テスト出力端子と
を有した集積回路を備え、前記複数のテスト入力端子
は、シリアルにデータを入力するデータ入力端子と、ク
ロック信号を入力するクロック入力端子と、ラッチ信号
を入力するラッチ入力端子とを含み、前記集積回路が周
辺回路と動作中に、前記データ入力端子からのデータを
前記クロック信号により1ビットずつ順々に格納する格
納手段と、前記格納手段で格納した内容を前記ラッチ信
号によりラッチされるラッチ手段と、前記ラッチ手段で
ラッチした内容により前記集積回路の内部の複数の任意
の信号を選択し前記テスト出力端子に出力する出力手段
とを有することを特徴としている。
【0013】更に、上記集積回路のテスト端子共用化方
式には、前記複数の入力端子に入力するテスト入力信号
を制御し前記テスト出力端子から出力される出力信号を
観測する観測手段を有していることを特徴している。
【0014】更に、上記集積回路のテスト端子共用化方
式には、前記集積回路と前記周辺回路とのやり取りにお
ける信号と同期を取ることにより前記複数の入力端子に
入力するテスト入力信号を制御し前記テスト出力端子を
観測する観測手段を有していることを特徴としている。
【0015】
【発明の実施の形態】先ず、本発明の作用について説明
する。FPGA内部回路の任意の信号は、マルチプレク
サ回路によってテスト端子に出力される。テスト端子に
出力する信号は、マルチプレクサ回路にFPGAの外部
から入力される信号を制御することにより選択すること
ができる。そのため、FPGAのテスト端子に出力する
信号を変更する度に行っていた開発環境上の再配線の作
業が無くなり、FPGAのテスト端子に出力する信号の
変更が素早くできる。更に、マルチプレクサ回路の制御
によりテスト端子に出力できる信号の数を増増やすこと
ができるため、通常動作中の信号に影響なく、FPGA
の内部回路のより多くの信号をテスト端子に出力できる
とともに、FPGAの内部回路のより細かい動作確認が
できる。
【0016】次に、本発明の第1の実施の形態について
図面を参照して説明する。図1を参照すると、本発明の
第1の実施の形態例は、集積回路であるFPGAの内部
の構成を示したFPGA1で構成される。FPGA1
は、通常動作時に動作する制御回路11と、制御回路1
1の通常の動作で使用されるいくつかの信号線からなる
信号群14と、FPGA内部すなわち制御回路11で発
生する任意の信号が入力されたマルチプレクサ回路12
と、マルチプレクサ回路12に接続されたテスト信号1
3とから構成される。テスト信号13は、出力端子(F
PGAにおける未使用端子を振り分ける)に接続されて
いる信号線に発生するテスト出力信号136と、入力端
子(FPGAにおける未使用端子を振り分ける)に接続
されている信号線に発生する制御信号131〜133と
を含んでいる。すなわち、上記の入力端子と出力端子と
は、FPGA1のテスト端子となる。信号群14は、F
PGA1を使う場合に、一般的に使用されている他の回
路(例えば、メモリ回路、I/Oインタフェース回路、
周辺装置等の周辺回路)と接続され時に使用されるいく
つかの信号線上の信号を意味し、バス(アドレス、デー
タ)、データ信号、制御信号、クロック信号等を含む。
また、信号A〜Hは、制御回路11から任意に選び出し
た信号(本発明の実施の形態の一例としては、テスタを
使って測定したい信号)で、全てマルチプレクサ回路1
2の入力信号となり、制御回路11の動作には影響を与
えない。
【0017】図2は、図1のFPGA1が周辺装置の制
御回路として製造され、それを使用した場合のシステム
のブロック図である。図2を参照すると、装置5と、周
辺装置6と、テスタ7と、インタフェース信号群512
と、テスト信号13(図1中のテスト信号と同じ)とか
ら構成される。装置5は、プログラム制御を行うプロセ
ッサ51と、プロセッサ51の動作に必要なプログラム
が格納されている記憶部52と、プロセッサ51と周辺
装置6とのやり取りの制御を行うFPGA1と、プロセ
ッサ51と記憶部52とFPGA1とを接続しているバ
ス511とから構成される。この場合の図1の信号群1
4は、図2のバス511とインタフェース信号群512
とを含む。
【0018】図3は、図1のFPGA1が周辺装置の制
御回路として製造され、それを使用した場合の図2と違
うもう一方のシステムのブロック図である。図3を参照
すると、図2とほぼ同じ構成で、違う点は、バス511
をテスタ7に接続している点である。すなわち、バス5
11の信号(バスクロックでバスのデータをテスタ7側
でサンプリングできるようになっている)も観測できる
ようにした点が図2と食い違っている。
【0019】図4は、図1のマルチプレクサ回路12が
制御信号131〜133を入力とし、テスト出力信号1
36を出力とするときに動作するときの真理値表を示
す。図4中の「L」は論理値「0」を意味し、「H」
は、論理値「1」を意味する。
【0020】次に、図1,図2,および図4を参照して
本発明の第1の実施の形態の動作について説明する。
今、装置5は、記憶部511に格納されたプログラムを
実行することにより、FPGA1を介して周辺装置6と
のやり取りを行っている。この動作中における図1の信
号A〜Hの状態をテスタ7を使って観測したいとする。
【0021】すると、テスタ7が制御信号131〜13
3の論理値を図4の真理値表に従って、変えていくこと
により、FPGA1の観測したい信号をテスト出力信号
136として取り出す動作を行う。すなわち、FPGA
1の内部の8種類の信号を外部の制御信号3本で制御
し、1本のテスト端子を共用していることになる。ま
た、制御信号131〜133をどのような論理値にして
も、制御回路11の出力信号である信号A〜Hを抽出し
ているだけなので、制御回路11に影響を与えないこと
は明らかである。
【0022】また、上記説明において、テスタ7を用い
て、制御信号131〜133を制御を行ったが、マニュ
アルで制御信号131〜133を0クランプまたは1ク
ランプすることでも達成することが明らかである。
【0023】次に、図1,図3,および図4を参照し
て、本発明のもう一方の第1の実施の形態の動作につい
て説明する。今、装置5は、記憶部511に格納された
プログラムを実行することにより、FPGA1を介して
周辺装置6とのやり取りを行っている。この動作中にお
ける図1の信号A〜Hの状態をテスタ7を使って観測し
たいとする。
【0024】すると、テスタ7がバス511に乗ってい
るデータをバスクロックで拾い上げそのデータを観測し
ながら、制御線の制御信号131〜133の論理値を図
3の真理値表に従って、変えていくことにより、観測し
たい信号をテスト出力信号136として取り出す動作を
行う。すなわち、装置5の条件に従って、装置5に同期
させながら観測したい信号をFPGAの内部の8種類の
信号を外部の制御信号3本で制御し、1本のテスト端子
に出力させ観測することになる。すなわち、制御信号n
本で1つの出力端子に出力する場合は、(2のn乗)本
の観測信号がとれることになる。また、制御信号131
〜133をどのような論理値にしても、制御回路の出力
信号である信号A〜Hを抽出しているので、制御回路1
1に影響を与えないことは明らかである。
【0025】次に、本発明の第2の実施の形態について
図面を参照して説明する。図5を参照すると、本発明の
第2の実施の形態例は、集積回路であるFPGAの内部
の構成を示したFPGA2で構成される。FPGA2
は、通常動作時に動作する制御回路21と、制御回路2
1の通常の動作で使用されるいくつかの信号からなる信
号線群24と、FPGA内部すなわち制御回路21で発
生する任意の信号が入力されたマルチプレクサ回路22
と、ラッチ回路付きのシフトレジスタ25と、マルチプ
レクサ回路22とシフトレジスタ25とに接続されたテ
スト信号23と、シフトレジスタ25の出力であるa信
号251,b信号252,c信号253とから構成され
る。テスト信号23は、出力端子(FPGAにおける未
使用端子を振り分ける)に接続されている信号であるテ
スト出力信号236と、入力端子(FPGAにおける未
使用端子を振り分ける)に接続されている信号である制
御信号231、制御クロック信号232,およびラッチ
信号233とを含んでいる。すなわち、上記の入力端子
と出力端子とは、FPGA1のテスト端子となる。信号
群24は、FPGA2を使う場合に、一般的に使用され
ている他の回路(例えば、メモリ回路、I/Oインタフ
ェース回路、周辺装置等の周辺回路)と接続され時に使
用されるいくつかの信号線上の信号を意味し、バス(ア
ドレス、データ)、データ信号、制御信号、クロック信
号等を含む。また、信号A〜Hは、制御回路21から任
意に選び出した信号(本発明の実施の形態の一例として
は、テスタを使って測定したい信号)で、全てマルチプ
レクサ回路22の入力信号となり、制御回路21の動作
には影響を与えない。
【0026】図6は、図5のFPGA2が周辺装置の制
御回路として製造され、それを使用した場合のシステム
のブロック図である。図6を参照すると、装置8と、周
辺装置6と、テスタ9と、インタフェース信号群812
と、テスト信号23(図5中のテスト信号と同じ)とか
ら構成される。装置8は、プログラム制御を行うプロセ
ッサ81と、プロセッサ81の動作に必要なプログラム
が格納されている記憶部82と、プロセッサ81と周辺
装置6とのやり取りの制御を行うFPGA2と、プロセ
ッサ81と記憶部82とFPGA2とを接続しているバ
ス811とから構成される。この場合の図5の信号線群
24は、図6のバス811とインタフェース信号群81
2とを含む。
【0027】図7は、図5のFPGA2が周辺装置の制
御回路として製造し、それを使用した場合の図6と違う
もう一方のシステムのブロック図である。図7を参照す
ると、図6とほぼ同じ構成で、違う点は、バス811を
テスタ9に接続されている点である。すなわち、バス8
11の信号(バスクロックでバスのデータをテスタ9側
でサンプリングするようにしてある)も観測できるよう
にした点が図6と食い違っている。
【0028】図8は、マルチプレクサ回路22がa信号
251,b信号252,c信号253を入力とし、テス
ト出力信号236を出力とするときに動作するときの真
理値表を示す。図4中の「L」は論理値「0」を意味
し、「H」は、論理値「1」を意味する。
【0029】次に、図5,図6,図8,および図9を参
照して本発明の第2の実施の形態の動作について説明す
る。今、装置8は、記憶部811に格納されたプログラ
ムを実行することにより、FPGA2を介して周辺装置
6とのやり取りを行っている。この動作中における図5
の信号A〜Hの状態をテスタ9を使って観測したいとす
る。
【0030】すると、テスタ9から制御クロック信号2
32と制御クロック信号の立ち下がりに同期して変化す
る制御信号231をD0,D1,D2の順でシリアルに
入力し、図9のようにシフトレジスタ25のシフトレジ
スタ部には、入力したD0,D1,D2が順次格納さ
れ、制御信号231の周期に同期したラッチ信号(D2
入力後に発生)を入力することにより、シフトレジスタ
25内部のラッチ回路にラッチされる。すると、シフト
レジスタ25の出力線上にのるa信号251,b信号2
52,c信号253が発生される。テスタ9側では、ラ
ッチ信号233の発生直後にテスト出力信号236を観
測する。このとき、D0,D1,D2の値を変化させて
いくことにより、目標とする信号をテスト出力信号23
6を介して観測することができる。すなわち、D0,D
1,D2の値が、a信号251,b信号252,c信号
253と同等になり、テスタ7がa信号251,b信号
252,c信号253に入力する論理値を図8の真理値
表に従って、変えていくことにより、観測したい信号を
テスト出力236に取り出せる動作を行う。このこと
で、FPGAの内部の8種類の信号を外部の制御信号3
本で制御し、1本のテスト端子を共用していることにな
る。また、a信号251,b信号252,c信号253
をどのような論理値にしたとしても、制御回路の出力信
号である信号A〜Hを抽出しているので、制御回路21
に影響を与えないことは明らかである。
【0031】次に、図5,図7,図8,および図9を参
照して、本発明のもう一方の第2の実施の形態の動作に
ついて説明する。今、装置8は、記憶部811に格納さ
れたプログラムを実行することにより、FPGA2を介
して周辺装置6とのやり取りを行っている。この動作中
における図5の信号A〜Hの状態をテスタ9を使って観
測したいとする。
【0032】すると、テスタ9がバス811に乗ってい
るデータをバスクロックで拾い上げそのデータを観測し
ながら、制御線上の制御信号231をD0,D1,D2
の順にシリアルに入力していくと、図9のようにシフト
レジスタ25のシフトレジスタ部には、制御クロック信
号232により入力したD0,D1,D2が順次格納さ
れ、制御信号231の周期に同期したラッチ信号(D2
入力後に発生)を入力することにより、シフトレジスタ
25内部のラッチ回路にラッチされる。すると、シフト
レジスタ25の出力であるa信号251,b信号25
2,c信号253が発生される。テスタ9側では、ラッ
チ信号233の発生直後にテスト出力信号236を観測
する。
【0033】すなわち、図8の真理値表に従って、シフ
トレジスタ25の出力信号であるa信号251,b信号
252,c信号253を変えていくことになり、観測し
たい信号をテスト出力信号136として取り出す動作を
行う。このようにして、装置8の条件に従って、装置8
に同期させながら観測したい信号をFPGAの内部の8
種類の信号を外部の制御信号3本で制御し、1本のテス
ト端子に出力させ観測することになる。また、a信号2
51,b信号252,c信号253をどのような論理値
にしたとしても、制御回路の出力信号である信号A〜H
を抽出しているので、制御回路11に影響を与えないこ
とは明らかである。
【0034】以上、第2の実施の形態例において、8信
号の内1つの信号を観測するようにしたが、観測したい
信号がたくさんある場合、シリアルデータで入力するこ
とでシフトレジスタの出力信号を増やすことができるの
で、最低4本の信号(出力信号1本、入力信号3本)で
済むことができる。また、ラッチ付きのシフトレジスタ
25を用いて説明したが、ラッチ付きでないシフトレジ
スタ25を用いることでも本発明は容易に達成できる。
この場合の動作として、ラッチ信号233の入力信号は
必要なく、シフトレジスタに制御クロック信号232を
よりデータをシフトしながら入れていくことになるが、
そのシフトレジスタ25の出力信号であるa信号25
1,b信号252,c信号253がシフト的に変わるだ
けで、テスタ9が入力データ(制御信号231)と同期
を取ることで(D2を入力後したときに)テスト出力信
号236を観測すればよい。従って、ラッチ付きのシフ
トレジスタと比較した場合、テスト端子は1端子減らす
ことができる。
【0035】以上の説明では、出力端子を1つとした
が、マルチプレクサを複数に分けて複数の出力端子に取
り出すことも本願発明に含まれることは明らかである。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、集積回
路の内部の任意の信号を選択しテスト端子に出力する出
力手段を設けたので、FPGAのテスト端子に出力する
信号を変更する度に行っていた開発環境上の再配線の作
業が無くなり、FPGAのテスト端子に出力する信号の
変更が素早くできるという効果がある。
【0037】更に、マルチプレクサ回路の制御によりテ
スト端子に出力できる信号の数を増増やすことができる
ため、通常動作中の信号に影響なく、FPGAの内部回
路のより多くの信号をテスト端子に出力できるととも
に、FPGAの内部回路のより細かい動作確認ができる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示すFPGA内部
の構成を示したブロック図である。
【図2】図1のFPGAをシステムに組み込んだ場合の
ブロック図である。
【図3】図1のFPGAをシステムに組み込んだ場合の
図2と別のブロック図である。
【図4】図1のマルチプレクサ回路の動作を示す真理値
表である。
【図5】本発明の第2の実施の形態を示すFPGA内部
の構成を示したブロック図である。
【図6】図5のFPGAをシステムに組み込んだ場合の
ブロック図である。
【図7】図5のFPGAをシステムに組み込んだ場合の
図2と別のブロック図である。
【図8】図5のマルチプレクサ回路の動作を示す真理値
表である。
【図9】図5のFPGAの動作を示すタイムチャートで
ある。
【図10】従来の集積回路使用中に観測したい信号を観
測する場合に使用されるブロック図である。
【符号の説明】
1,2,3 FPGA 5,8 装置 6 周辺装置 7,9 テスタ 11,21,31 制御回路 12,22 マルチプレクサ回路 13,23,33 テスト信号 14,24,34 信号群 25 シフトレジスタ 51,81 プロセッサ 52,82 記憶部 131〜133 制御信号 136,236 テスト出力信号 231 制御信号 232 制御クロック信号 233 ラッチ信号 251 a信号 252 b信号 253 c信号 511,811 バス 512,812 インタフェース信号群

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周辺回路と動作中の集積回路の内部の任
    意の信号をテスト端子に出力する際に、数種類の前記任
    意の信号をマルチプレクサ回路で切り換えてテスト端子
    に出力することを特徴とする集積回路のテスト端子共用
    化方法。
  2. 【請求項2】 前記テスト端子の数より多い前記任意の
    信号を出力することを特徴とする請求項1記載の集積回
    路のテスト端子共用化方法。
  3. 【請求項3】 テスト入力端子とテスト出力端子とを有
    した集積回路と、前記集積回路と接続した複数の周辺回
    路とを備え、前記集積回路と前記複数の周辺回路とのデ
    ータのやり取りまたは制御動作中に、複数の前記テスト
    入力端子に入力される入力信号の論理値の組合せを変え
    ることにより前記集積回路の内部回路の複数の信号を選
    択し前記テスト出力端子に出力することを特徴とする集
    積回路のテスト端子共用化方式。
  4. 【請求項4】 複数のテスト入力端子と、テスト出力端
    子とを有した集積回路を備え、前記複数のテスト入力端
    子は、シリアルにデータを入力するデータ入力端子と、
    クロック信号を入力するクロック入力端子とを含み、前
    記集積回路が周辺回路と動作中に、前記データ入力端子
    からのデータを前記クロック信号により1ビットずつ順
    々に格納する格納手段と、前記格納手段で格納された内
    容により前記集積回路の内部の複数の任意の信号を選択
    し前記テスト出力端子に出力する出力手段とを有するこ
    とを特徴とする集積回路のテスト端子共用化方式。
  5. 【請求項5】 複数のテスト入力端子と、テスト出力端
    子とを有した集積回路を備え、前記複数のテスト入力端
    子は、シリアルにデータを入力するデータ入力端子と、
    クロック信号を入力するクロック入力端子と、ラッチ信
    号を入力するラッチ入力端子とを含み、前記集積回路が
    周辺回路と動作中に、前記データ入力端子からのデータ
    を前記クロック信号により1ビットずつ順々に格納する
    格納手段と、前記格納手段で格納した内容を前記ラッチ
    信号によりラッチされるラッチ手段と、前記ラッチ手段
    でラッチした内容により前記集積回路の内部の複数の任
    意の信号を選択し前記テスト出力端子に出力する出力手
    段とを有すること特徴とする集積回路のテスト端子共用
    化方式。
  6. 【請求項6】 前記複数の入力端子に入力するテスト入
    力信号を制御し前記テスト出力端子から出力される出力
    信号を観測する観測手段を有することを特徴する請求項
    3,4,または5記載の集積回路のテスト端子共用化方
    式。
  7. 【請求項7】 前記集積回路と前記周辺回路とのやり取
    りにおける信号と同期を取ることにより前記複数の入力
    端子に入力するテスト入力信号を制御し前記テスト出力
    端子を観測する観測手段を有することを特徴とする請求
    項3,4,または5記載の集積回路のテスト端子共用化
    方式。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007042876A (ja) * 2005-08-03 2007-02-15 Nec Corp 半導体集積回路及び半導体集積回路の内部信号モニタ方法
JP2009289110A (ja) * 2008-05-30 2009-12-10 Koyo Electronics Ind Co Ltd Plcにおける接点状態診断方式および応急対策方式

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