JP2001003063A - 廃トナー処理方法および装置 - Google Patents
廃トナー処理方法および装置Info
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Abstract
で、廃トナーを資源として有効利用でき、しかも、超微
粉である廃トナーのハンドリングが容易な廃トナー処理
方法を提供する。 【解決手段】 市場の70〜80%を占めるトナーが4
0〜50%重量鉄粉を含むこと、およびトナーの粒子径
が数〜十数μmの超微粒子であることに着目し、製鉄所
で廃トナーを有効利用すること、具体的には廃トナー混
合装置1で焼結原料に廃トナーを混合し、この廃トナー
を混合した焼結原料を焼結機2で焼結する。焼結原料に
混合した廃トナー中の鉄粉は鉄源として有効利用でき
る。また、廃トナー中の樹脂の一部は燃焼し、粉コーク
スの代替えとして有効利用できる。また、廃トナーを焼
結原料に混合して焼結するので、廃トナーが飛散するこ
となく、廃トナーのハンドリングが容易になる。
Description
複写機やプリンターなどから回収した廃トナーや、トナ
ー製造工場などで発生した廃トナーを処理する廃トナー
処理方法および装置に関する。
可塑性樹脂を基材とし、加熱により軟化・溶融して用紙
に接着し、冷却によって強固に固着する。このトナーに
は、一成分現像法に用いられるトナーと、二成分現像法
に用いられるトナーとが存在する。後者のトナーは、熱
可塑性樹脂に着色剤および数種の添加剤を混合したもの
で、主にカラートナーとして用いられる。前者のトナー
は、熱可塑性樹脂に磁性体としての酸化鉄の微粉末を添
加したもので、主に黒色トナーとして用いられる。これ
らのトナーは、いずれも、粒子径が数〜十数μの超微粒
子である。
増大する一方で、トナー製造工場で発生した廃トナー
や、複写機やプリンターの使用済カセットなどから回収
した廃トナーの処理が問題となってきている。
て処分されていた。これに対して、廃トナーを埋立て処
分することなく、エネルギー資源として有効利用するた
めの技術として以下のものが知られている。
廃トナーを燃料として炉内空間で燃焼させる廃プラスチ
ック燃焼装置(特開平7−119922号公報参照)。
をバインダーにして成型炭を製造し、成型炭をコークス
炉へ装入して廃トナーを熱分解する廃トナーの処理方法
(本出願人が出願した特願平10−368623号参
照)。
スチックの処理方法として、粒径0.5〜20.0mm
の廃プラスチックを焼結原料の上に廃プラスチック層と
して装入し、点火炉で点火して下方吸引する廃プラスチ
ックの処理方法(特開平8−165526号公報参
照)。
で処理する方法として、粒径0.5〜20.0mmの廃
プラスチックを点火炉上部に設置した廃プラスチック噴
射装置の噴射口から点火バーナーの火炎へ噴射し、点火
バーナーで燃焼することにより原料層の表面に着火する
焼結機の点火方法(特開平8−253824号公報参
照)。
来技術には以下の問題点がある。
法に用いられるトナーには、上述のように酸化鉄が含ま
れている。廃プラスチック燃焼装置にあっては、トナー
中の樹脂分をエネルギー資源として有効利用できるが、
トナー中の鉄分を資源として有効利用図ることができな
い。また、廃トナーを処理するために、設備費の高い廃
プラスチック燃焼装置を新たに製造する必要もある。さ
らに、トナーはその性状が非常に微細な超微粉であるの
で、通常のハンドリングでは飛散がひどく、その取扱い
が困難である。
っては、廃トナーの大量処理に適さない、タール滓の粘
性のコントロールが難しい等の問題がある。
焼結原料の上に廃プラスチック層の代わりに廃トナー層
を装入すると、Cガス等を焚いている点火炉で超微粉の
廃トナーが舞い上がり粉塵爆発を起こすおそれがある。
また、下方から吸引すると、廃トナーが焼結原料層を通
過してしまい、このため、廃トナーの鉄分が回収されな
いことがある。さらに、下方から吸引すると、廃トナー
が焼結原料層につまってしまい、焼結原料層の通気性が
悪くなり、焼結鉱に焼きムラが生じることもある。
チックの代わりに廃トナーを廃プラスチック噴射装置の
噴射口から点火バーナーの火炎へ噴射すると、超微粉の
廃トナーが点火炉で舞い上がり、粉塵爆発を起こすおそ
れがある。また、噴射口から廃トナーを気相に近い状態
で噴射するのには設備的に困難が伴う。
状等を考慮したうえで、廃トナーを資源として有効利用
でき、しかも、超微粉である廃トナーのハンドリングが
容易な廃トナー処理方法および処理装置を提供すること
を目的とする。
成分および性状を調査した。その結果、トナーには、主
に樹脂からなるトナーBと、樹脂に鉄粉を添加したトナ
ーAとの2種類が存在することがわかった。表1は、ト
ナーAとトナーBとの成分、物性、製造比率を示したも
のである。
ーAの成分は、磁性を与えるための40〜50%重量の
鉄粉と、50〜60%重量の樹脂からなる。トナーAの
成分は、より具体的には、スチレンアクリル樹脂35
%,ポリエステル樹脂17%,ポリオレフィン3%,鉄
粉(マグメタイト)44%,染料(青色)1%とからな
り、主に一成分現像法の黒色トナーとして用いられる。
トナーBの成分は、90%重量の樹脂と顔料とからな
り、主に二成分現像法のカラートナーとして用いられ
る。また、トナーAとトナーBの物性を比較すると、比
重はトナーAがトナーBよりも鉄分を含むので若干大き
く、融点はトナーA,トナーBいずれも略等しく、水溶
性はトナーA,トナーBともほとんどないことがわかっ
た。そして、トナーA,トナーBの性状は、いずれも粒
子径が数〜十数μmの超微粒子である。なお、トナーA
には、鉄粉を85〜90%重量含むものも存在する。
トナーAが40〜50%重量鉄粉を含むこと、およびト
ナーA,Bいずれも粒子径が数〜十数μmの超微粒子で
あることに着目し、製鉄所で廃トナーを有効利用するこ
と、具体的には焼結原料に廃トナーを混合し、この廃ト
ナーを混合した前記焼結原料を焼結する請求項1記載の
廃トナー処理方法を発明した。
トナー中の鉄粉は鉄源として有効利用できる。また、廃
トナー中の樹脂の一部は燃焼し、粉コークスの代替えと
して有効利用でき、残りはガス化して焼結機の排風装置
に吸引される。廃トナーの樹脂分がガス化しても、廃ト
ナーは超微粒子であり、焼結原料に均一に分散されてい
るので、焼結鉱に悪影響を及ぼすおそれがない。また、
廃トナーを焼結原料に混合して焼結するので、廃トナー
が飛散することなく、廃トナーのハンドリングが容易に
なる。
の廃トナー処理方法において、前記廃トナーを造粒装置
の前で前記焼結原料に添加し、前記造粒装置で前記廃ト
ナーおよび前記焼結原料を造粒して、前記廃トナーを前
記焼結原料に付着することを特徴とする。ここで、造粒
装置には、パッグミル、ドラムミキサー等が用いられ
る。
ナーを粗粒原料に付着すると、擬似粒子が形成される。
これにより、焼結機の原料層の通気性が悪化するのを防
止でき、焼結反応を均一かつ十分に進行することができ
る。また、既存の造粒装置を利用することで、新たな設
備を設けることなく、焼結原料に廃トナーを混合するこ
とができる。
載の廃トナー処理方法において、前記廃トナーを1次造
粒装置の前で前記焼結原料に添加し、1次造粒装置およ
び2次造粒装置で前記廃トナーおよび前記焼結原料を造
粒して、前記廃トナーを前記焼結原料に付着することを
特徴とする。
で造粒するので、廃トナーおよび焼結原料の造粒をさら
に促進することができる。
ナー処理方法において、前記廃トナーの一部または全量
を2次造粒装置の前で添加し、2次造粒装置で前記廃ト
ナーおよび前記焼結原料を造粒して、前記廃トナーを前
記焼結原料に付着することを特徴とする。
一緒に造粒して廃トナーを粗粒原料に付着すると、擬似
粒子が形成される。これにより、焼結機の原料層の通気
性が悪化するのを防止でき、焼結反応を均一かつ十分に
進行することができる。また、既存の造粒装置を利用す
ることで、新たな設備を設けることなく、焼結原料に廃
トナーを混合することができる。
れかに記載の廃トナー処理方法において、前記焼結原料
に前記廃トナーを重量比0.5%以下添加することを特
徴とする。特に、廃トナーを重量比0.1%以下添加す
るのが望ましい。
成分が大きく異なり、廃トナー中の樹脂比率の最大バラ
ツキは40%(50〜90%)ある。混合原料中の樹脂
成分のバラツキを通常の粉コークスの増減操作量である
0.2%以内に抑えるためには廃トナーの混合原料への
配合率は0.5%以下とすべきである。この場合の樹脂
成分のバラツキは最大でも0.5%×40%=0.2%
となる。混合原料への配合率を0.1%以下とすれば、
樹脂成分の配合率のバラツキは最大でも0.04%にす
ぎず、廃トナーが成品焼結鉱へ及ぼす影響をほとんど無
視できる。また、廃トナーの樹脂成分は200〜300
℃で一部ガス化し、これが燃焼せずに電気集塵器に吸引
されると集塵機の火災を引き起こすおそれがあるが、
0.5%以下の配合率では廃ガス中の油脂分の実測値は
1ppm程度の増加にすぎず、火災を引き起こすおそれ
もなくなる。
混合する廃トナー混合手段と、前記廃トナーが混合され
た前記焼結原料を焼結する焼結機とを備えることを特徴
とする廃トナー処理装置により、上述した課題を解決し
た。
トナー中の鉄粉は鉄源として有効利用できる。また、廃
トナー中の樹脂の一部は燃焼し、粉コークスの代替えと
して有効利用でき、残りはガス化して焼結機の排風装置
に吸引される。廃トナーの樹脂分がガス化しても、廃ト
ナーは超微粒子であり、焼結原料に均一に分散されてい
るので、焼結鉱に悪影響を及ぼすおそれがない。また、
廃トナーを焼結原料に混合して焼結するので、廃トナー
が飛散することなく、廃トナーのハンドリングが容易に
なる。
載の廃トナー処理装置において、前記廃トナー混合手段
は、廃トナーを貯蔵するホッパーと、このホッパー内の
廃トナーを一定量切り出す定量切出し装置と、切り出さ
れた廃トナーを焼結原料輸送コンベヤ上に搬送する廃ト
ナー搬送装置と、前記廃トナーおよび前記焼結原料を造
粒する造粒装置を備えることを特徴とする。ここで、造
粒装置には、パッグミル、ドラムミキサー等が用いられ
る。
ナーを粗粒原料に付着すると、擬似粒子が形成される。
これにより、焼結機の原料層の通気性が悪化するのを防
止でき、焼結反応を均一かつ十分に進行することができ
る。また、既存の造粒装置を利用することで、新たな設
備を設けることなく、焼結原料に廃トナーを混合するこ
とができる。
明の一実施形態における廃トナー処理装置について説明
する。図1は廃トナー処理装置の概略構成図を示すもの
である。この廃トナー処理装置は、廃トナーを焼結鉱製
造用原料(以下焼結原料という)に混合する廃トナー混
合手段としての廃トナー混合装置1と、廃トナーを混合
した焼結原料を焼結する焼結機2とを備える。
に貯蔵する複数の原料槽3と、原料槽3内の焼結原料を
所定量切り出す原料切り出し装置4と、切り出された焼
結原料を搬送する焼結原料輸送コンベヤ5と、この焼結
原料輸送コンベヤ5に廃トナーを供給する廃トナー供給
装置6と、廃トナーおよび焼結原料を造粒する造粒装置
としてのドラムミキサー7a,7bとで構成される。こ
の廃トナー混合装置1では、ドラムミキサー7a,7b
は直列に2基配置された第1ドラムミキサー7aおよび
第2ドラムミキサー7bを備える。
である。廃トナーを焼結原料輸送コンベヤ5上に供給す
る廃トナー供給装置は、フレコンまたはローリー車で搬
入された廃トナーを貯蔵するホッパー8と、このホッパ
ー8内の廃トナーを一定量切り出す定量切出し装置とし
てのロータリーフィーダー9と、切り出された廃トナー
を焼結原料輸送コンベヤ5上に搬送する廃トナー搬送装
置としてのチェーンコンベヤ10とで構成される。ここ
で、廃トナーが粉塵爆発を起こす可能性があるので、ホ
ッパー8には静電気対策が取られている。
料という)と一緒に回転する第1ドラムミキサー7aに
供給される。第1ドラムミキサー7aは廃トナーと混合
原料とを混合・造粒する。第1ドラムミキサー7aには
原料を造粒するための温水または冷水添加装置が設置さ
れ、混合原料中の水分を一定値にコントロールしてい
る。温水または冷水添加装置は、原料水分が概そ7〜8
%になるように水を添加している。第1ドラムミキサー
7a内を原料が転動しながら進む際、添加された水の表
面張力により、微粉が粗粒に付着し擬似粒子が形成され
る。第1ドラムミキサー7aである程度造粒された原料
は、第2ドラムミキサー7bに供給され、さらに造粒が
継続される。第2ドラムミキサー7bは造粒をさらに促
進する目的で使用されている。
微粉が多いと、焼結機上の原料の通気性が悪化し、焼成
速度が低下するので、生産性が低下する。この対策とし
て原料ホッパーと焼結機の間に大型の回転ドラムミキサ
ーを通常2機設置し、原料成分の均一化を図るとともに
造粒することにより、微粉を減らし、平均粒径を大きく
している。焼結原料としては、例えば、約55%の鉄鉱
石粉、約15%の所内回収ダスト、約14%の返鉱(焼
結鉱のうち成品にするには粒径の小さすぎるもの)、そ
して、約14%の石灰石、生石灰、じゃもん岩、ドロマ
イト等)と約3%のコークス粉(燃料)を使用する。焼
結原料の粒度は原料の種類によって各々異なるが、混合
したもの(以下混合原料という)の粒度構成は、例えば
表2の如くである。
mmから0.125mmである細粒が10%、さらに細
かい0.125mm(125μm)以下の微粉が6%を
占める。一方、造粒完了後の混合原料の粒度構成は、
0.25mmから0.125mmの細粒が5%と減少
し、125μm以下の微粉が皆無となっている。また、
造粒前後で混合原料の平均粒径は2.1mmから2.5
mmに増加している。なお、生産性向上のために、焼結
原料の石灰石の一部を活性度の高い生石灰に代替し、造
粒性を高める場合もある。
よび廃トナーは、原料供給装置11を経て焼結機本体1
2のパレット上に装入される。点火炉13は混合原料表
面のコークスに均一に着火する。焼結機本体12はパレ
ットを自動的に排鉱側に送る。パレットの下部には風箱
が設けられていて、排風装置によって下側に風を吸引し
ているので、焼結原料中に混合されている粉コークスが
燃焼し、原料鉱石粒子の焼結反応および溶融反応が促進
する。
て有効利用される。廃トナー中の樹脂の一部はコークス
として有効利用される。廃トナーは廃プラの一種である
が、廃プラの特徴として200〜300℃の雰囲気中で
ガス化して飛んでしまうことがある。廃プラをいきなり
1000℃の雰囲気中におくと全部燃焼するが、徐々に
温度が上がる雰囲気中におくと必ずしも燃焼しない。こ
のため、廃トナーの一部は燃焼するが、残りはガス化し
て排風装置13に吸引される。廃トナーの樹脂分がガス
化しても、廃トナーは超微粒子であり、焼結原料に均一
に分散されているので、焼結鉱に悪影響を与えるおそれ
がない。
配合率は、上述のように、概ね3%程度が一般的であ
る。この粉コークスの配合率は非常に重要であり、混合
原料の成分、特にダスト中のカーボン量や含水量等によ
り、通常1回の操作量として±0.2%程度増減する。
配合率が過多の場合は原料が過溶融となり、通気性悪化
に起因した生産性低下や、成品焼結鉱の還元性状の悪化
が生じる。一方、配合率が不足する場合は、原料の焼結
不足から成品焼結鉱の冷間強度低下や成品焼結鉱の還元
粉化性状の悪化が生じる。
異なり、廃トナー中の樹脂比率の最大バラツキは表1に
示すように40%(50〜90%)程度ある。混合原料
中の樹脂成分のバラツキを通常の粉コークスの増減操作
量である0.2%以内に抑えるためには廃トナーの混合
原料への配合率は0.5%以下とすべきである。この場
合の樹脂成分のバラツキは最大でも0.5%×40%=
0.2%となる。さらに、混合原料への配合率を0.1
%以下とすれば、樹脂成分の配合率のバラツキは最大で
も0.04%にすぎず、廃トナーが成品焼結鉱へ及ぼす
影響はほとんど無視できる。廃トナーの樹脂成分は20
0〜300℃で一部ガス化し、これが燃焼せずに電気集
塵機14に吸引され、電気集塵機14の火災を引き起こ
すおそれがあるが、0.5%以下の配合率では廃ガス中
の油脂分の実測値は1ppm程度の増加にすぎず、火災
を引き起こすおそれもなくなる。一方、工業的には0.
1%の配合率でも、混合原料の600T/H程度の処理
が可能な焼結機を使用すると、最大月間432T(60
0T/H×0.1%×720H/月=432T)の処理
が可能である。したがって、処理必要量100〜200
/月に対して充分な能力を有する。
焼結原料に0.6T/Hの廃トナーを添加し(配合率
0.1%)、第1ドラムミキサー(直径4.2m、長さ
14m、回転速度6rpm)に混合原料水分が8%にな
るように80℃の温水を必要量添加し、造粒後さらに第
2ドラムミキサー(直径5m、長さ18.5m、回転速
度4.8rpm)にて造粒し、焼結鉱を製造した。廃ト
ナーの添加前後で表2に示した造粒後の原料粒度に変化
はなく、廃トナーは全量擬似粒子に取り込まれた。
6T/H添加した場合、粉コークス配合率は3%から
2.95%に低下し、0.05%低減することができ
た。
表4に示すように、生産性や成品焼結鉱の性状(強度、
還元指数、還元粉化指数)は、廃トナーの前後で全く変
化がみられず、本発明の有効性が立証された。
サーの手前で添加したが、その一部または全量を第2ド
ラムミキサーの手前で添加しても同等の効果が得られ
た。
焼結原料に廃トナーを混合し、この廃トナーを混合した
焼結原料を焼結したので、焼結原料に混合した廃トナー
中の鉄粉は鉄源として有効利用される。また、廃トナー
中の樹脂の一部は燃焼し、粉コークスの代替えとして有
効利用でき、残りはガス化して排風装置に吸引される。
廃トナーの樹脂分がガス化しても、廃トナーは超微粒子
であるので、焼結原料に均一に分散することができ、焼
結鉱に影響を与えることがない。
を示す概略図である。
図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 焼結原料に廃トナーを混合し、この廃ト
ナーを混合した前記焼結原料を焼結することを特徴とす
る廃トナー処理方法。 - 【請求項2】 前記廃トナーを造粒装置の前で前記焼結
原料に添加し、前記造粒装置で前記廃トナーおよび前記
焼結原料を造粒して、前記廃トナーを前記焼結原料に付
着することを特徴とする請求項1に記載の廃トナー処理
方法。 - 【請求項3】 前記廃トナーを1次造粒装置の前で前記
焼結原料に添加し、1次造粒装置および2次造粒装置で
前記廃トナーおよび前記焼結原料を造粒して、前記廃ト
ナーを前記焼結原料に付着することを特徴とする請求項
2に記載の廃トナー処理方法。 - 【請求項4】 前記廃トナーの一部または全量を2次造
粒装置の前で添加し、2次造粒装置で前記廃トナーおよ
び前記焼結原料を造粒して、前記廃トナーを前記焼結原
料に付着することを特徴とする請求項2に記載の廃トナ
ー処理方法。 - 【請求項5】 前記焼結原料に前記廃トナーを重量比
0.5%以下添加することを特徴とする請求項2ないし
4いずれかに記載の廃トナー処理方法。 - 【請求項6】 焼結原料に廃トナーを混合する廃トナー
混合手段と、この廃トナーを混合した前記焼結原料を焼
結する焼結機とを備えることを特徴とする廃トナー処理
装置。 - 【請求項7】 前記廃トナー混合手段は、前記廃トナー
を貯蔵するホッパーと、このホッパー内の前記廃トナー
を一定量切り出す定量切出し装置と、切り出された廃ト
ナーを焼結原料輸送コンベヤ上に搬送する廃トナー搬送
装置と、前記廃トナーおよび前記焼結原料を造粒する造
粒装置を備えることを特徴とする請求項6に記載の廃ト
ナー処理装置。
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