JP2001001949A - 跳ね上げフード - Google Patents

跳ね上げフード

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JP2001001949A
JP2001001949A JP11172768A JP17276899A JP2001001949A JP 2001001949 A JP2001001949 A JP 2001001949A JP 11172768 A JP11172768 A JP 11172768A JP 17276899 A JP17276899 A JP 17276899A JP 2001001949 A JP2001001949 A JP 2001001949A
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康城 松浦
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Abstract

(57)【要約】 【課題】充分な荷重保持力を発揮しつつ、小型軽量化す
ることが出来る跳ね上げフードを提供する。 【解決手段】車両用フード15後端部15aを跳ね上げ
る跳ね上げ機構16と、歩行者等との衝突を事前又は事
後に検知する歩行者衝突検知センサ9の信号を受けて車
両用フード15を跳ね上げるか否かを判別するコントロ
ールユニット30とを有する跳ね上げフードである。跳
ね上げ機構16は、車両用フード後端部15aに設けら
れた左,右一対の後側軸部27a,27aと、フード下
方に位置するフードリッジレインフォース10に設けら
れた左,右一対の前側軸部28a,28aとを有して、
各々連結する左,右一対のリンク部材29,29を設
け、前側軸部28aを後側軸部27aよりも車両前方に
位置させている。車両用フード前端部15bには、車幅
方向に延設されるラジコアサポート部材17に連結され
て、車両用フード15を前方へ移動させるフード移動機
構32を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、主に歩行者の保
護を目的とする跳ね上げフードに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の跳ね上げフードとしては、図7及
び図8に示すようなものが知られている(特開平9−3
15266号公報等参照)。
【0003】このような車両1では、車体2の前部2a
に、エンジン本体3を収納するエンジンルーム4が形成
されている。
【0004】このエンジンルーム4の上部は、開閉自在
な車両用フード5によって覆われている。この車両用フ
ード5の後端部5aには、この車両用フード5の後端部
5aを跳ね上げて、跳ね上げた位置にて保持する跳ね上
げ保持機構6が設けられている。
【0005】この跳ね上げ保持機構6では、主に、エン
ジンルーム4内側壁4aにインフレータ6aが固定され
ている。このインフレータ6aからは着火により発生さ
れるガスで、上方に移動されるロッド6bが突設されて
いる。
【0006】また、エンジンルーム4両側方に位置する
フードリッジレインフォース10,10には、ヒンジ1
1が固定されている。このヒンジ11には、第1リンク
部材6cが回動自在に設けられている。この第1リンク
部材6c先端には、第2リンク部材6dが回動自在に設
けられていて、2つのリンク部材6c,6dを接続する
回動中心6eを、前記ヒンジ部回動中心6fよりも前方
に位置させて、くの字状に折り畳まれるように構成され
ている。
【0007】そして、この第2リンク部材6dの先端6
gは、前記ロッド6bの先端6hと共に、車両用フード
5の裏面側に設けられたフード側ヒンジ部材6iに回動
自在に固定されている。
【0008】また、この跳ね上げ保持機構6は、コント
ローラ7と接続されている。このコントローラ7は、歩
行者等との衝突を事前又は事後に検知する歩行者検知手
段としてフロントバンパ8に装着される歩行者衝突検出
センサ9と接続されていて、この歩行者衝突検出センサ
9からの信号を受けて、前記車両用フード5を跳ね上げ
るか否かを判別するように構成されている。
【0009】次に、この従来例の作用について説明す
る。
【0010】この従来例では、走行中に歩行者が、この
車両1に衝突すると、前記歩行者衝突検出センサ9は、
歩行者との衝突を検出して、前記コントローラ7に信号
を出力する。
【0011】前記コントローラ7では、前記歩行者衝突
検出センサ9からの検出結果によって、前記跳ね上げ保
持機構6を作動させて前記車両用フード5の後端部5a
を所定量跳ね上げて、その跳ね上げた位置にて保持す
る。
【0012】このため、歩行者は、頭部を前記車両用フ
ード5の表面に衝突させた場合であっても、前記エンジ
ン本体3と、この車両用フード5との間は、充分に離間
されているので、衝撃が吸収される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の車両1では、歩行者と衝突した後に、他の車
両や壁面、電柱等の地上固定物と衝突して、この車両1
の前部が大きく変形した場合、前記ロッド6bの根元部
に前後方向の荷重が作用してしまう。
【0014】このため、保持力が不充分となり、ロッド
6bの径を大きく設定する等の対策を必要とするが、こ
のような対策では前記跳ね上げ保持機構6の大型化及び
重量増加を招いてしまうといった問題があった。
【0015】そこで、本発明の目的は、上記の問題点を
解消し、充分な荷重保持力を発揮しつつ、小型軽量化す
ることが出来る跳ね上げフードを提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載された発明では、車両用フードと、
該車両用フード後端部を跳ね上げる跳ね上げ機構と、歩
行者等との衝突を事前又は事後に検知する歩行者検知手
段と、該歩行者検知手段からの信号を受けて車両用フー
ドを跳ね上げるか否かを判別するコントローラとを有す
る跳ね上げフードにおいて、前記跳ね上げ機構は、車両
用フード後端部に設けられた左,右一対のフード側回動
中心と、該フード下方に位置するフードリッジレインフ
ォースに設けられた左,右一対の車体側回動中心とを有
して、該フード側回動中心及び車体側回動中心とを各々
連結する左,右一対のリンク部材を設け、前記車体側回
動中心を、前記フード側開閉回動中心より車両前方に位
置させてなる回動機構を設けると共に、前記車両用フー
ド前端部には、車幅方向に延設されるラジコアサポート
部材に連結されて、該車両用フードを前方へ移動させる
フード移動機構を有する跳ね上げフードを特徴としてい
る。
【0017】このように構成された請求項1記載のもの
では、フード移動機構が、前記跳ね上げ機構により、前
記車両用フード後端部を跳ね上げると、前記車体側回動
中心を、回動中心として、前記フード側回動中心が、車
両前方へ移動する。
【0018】前記車両用フード前端部では、車幅方向に
延設されるラジコアサポート部材に設けられた前記フー
ド移動機構が、該車両用フードを前方へ移動させる。
【0019】このため、歩行者と衝突した後に、他の車
両や壁面、電柱等の地上固定物と衝突しても、前記車両
用フード前端部の車両後方への移動に伴い、前記車両用
フード後端部が、車体側回動中心を回動中心として降下
して跳ね上げ前の状態に戻ろうとする。また、回動機構
に加わる荷重は強度的に有利な、リンク部材への軸方向
荷重として加えられる。
【0020】従って、この車両の前部が大きく変形した
場合でも、前記車体側回動中心に作用する車両前後方向
の荷重に対して充分な荷重保持力を発揮しつつ、小型軽
量化することが出来る。
【0021】また、請求項2に記載されたものでは、前
記フード移動機構は、前記車両用フードの前端部を車両
前方に向けて移動可能とすると共に、前記車両用フード
の前端部の左,右両端部で該車両用フードを弾性支持す
るバンパラバーと、該車両用フードの下面側接触面との
間に介在して摩擦力を低減させる水平移動摩擦抵抗低減
手段を有する請求項1記載の跳ね上げフードを特徴とし
ている。
【0022】このように構成された請求項2記載のもの
では、前記フード移動機構の水平移動摩擦抵抗低減手段
が、前記バンパラバーと、前記車両用フードの下面側接
触面との間に介在して摩擦力を低減させる。
【0023】このため、前記フード移動機構により、車
両前方に向けて前記車両用フードの前端部が移動する際
の摩擦抵抗を低減させることが出来る。
【0024】そして、請求項3に記載されたものでは、
前記フード移動機構は、前記車両用フードの前端部に、
車両前後方向に延設された側面視略逆ハット状のストラ
イカを有して、該ストライカと係合するフードロック機
構を、車両前方に移動させる前方移動アクチュエータを
設けた請求項1又は2記載の跳ね上げフードを特徴とし
ている。
【0025】このように構成された請求項3記載のもの
では、前記車両用フードの前端部に設けられたフードロ
ック機構が、車両前後方向に延設された側面視略逆ハッ
ト状のストライカを有して、該ストライカと係合するフ
ードロック機構を、車両前方に移動させる。
【0026】また、請求項4に記載されたものでは、前
記前方移動アクチュエータは、前記跳ね上げ機構と連動
されている請求項3記載の跳ね上げフードを特徴として
いる。
【0027】このように構成された請求項4記載のもの
では、前記前方移動アクチュエータは、前記跳ね上げ機
構と連動されているので、前記跳ね上げ機構の作動と共
に、該車両用フードの前端部を車両前方に移動させるこ
とが出来る。
【0028】更に、請求項5に記載されたものでは、前
記フード移動機構では、前記ストライカの車両前後方向
の長さを、前記フードロック機構による係合部分がスラ
イド移動可能な所定長さに設定した請求項1又は2記載
の跳ね上げフードを特徴としている。
【0029】このように構成された請求項5記載のもの
では、前記フードロック機構による係合部分が、該スト
ライカの車両前後方向に沿ってスライド移動して、前記
車両用フードを車両前方へ移動させる。
【0030】そして、請求項6に記載されたものでは、
前記ストライカの底辺部を車両前方へ向けて上方に傾斜
させた請求項5記載の跳ね上げフードを特徴としてい
る。
【0031】このように構成された請求項6記載のもの
では、前記ストライカの車両前方向に沿うスライド移動
によって、前記車両用フードが車両斜め上方に移動され
る。
【0032】このため、より確実に該車両用フードの前
方移動を行わせることが出来る。
【0033】また、請求項7に記載されたものでは、前
記フード移動機構では、前記車両用フードの前端部の
左,右両端部で、該車両用フードを弾性支持するバンパ
ラバーの上面を車両前方に向けて傾斜させた請求項1乃
至6記載の跳ね上げフードを特徴としている。
【0034】このように構成された請求項7記載のもの
では、前記車両用フードを弾性支持するバンパラバーの
上面が、車両前方に向けて傾斜されているので、該バン
パーラバーの弾性力によって、前記車両用フードが、車
両前方に向けて押し出される。
【0035】このため、簡素な機構で前記フード移動機
構を構成出来、重量及び部品点数の増大を抑制できる。
【0036】
【発明の実施の形態1】以下、本発明の具体的な実施の
形態1について、図示例と共に説明する。
【0037】図1乃至図3は、この発明の実施の形態1
を示すものである。なお、前記従来例と同一乃至均等な
部分については同一符号を付して説明する。
【0038】この実施の形態1の跳ね上げフードでは、
車両13の車体前部14に、エンジン本体3を収納する
エンジンルーム4が形成されている。このエンジンルー
ム4は、車両前縁部に車幅方向に沿って延設されるラジ
コアサポート部材17及びラジコアサポートアッパ18
と、両側縁部に沿って延設される一対のフードリッジレ
インフォース19と、車室との間に車幅方向に沿って延
設される断面略ロ字状のエアボックス20とによって四
辺が囲まれている。
【0039】このエアボックス20の後縁部からは、ウ
インドウシールドパネル14aが斜め後方に向けて延設
されている。
【0040】また、このエンジンルーム4の上部は、開
閉自在な車両用フード15によって覆われている。この
車両用フード15の後端部15aには、この車両用フー
ド15の後端部15aを跳ね上げる跳ね上げ機構16が
設けられている。
【0041】この跳ね上げ機構16は、主に、前記エア
ボックス20から下方に延設されるエンジンルーム4内
側壁としてのダッシュロアパネル21に、ブラケット2
2を介して跳ね上げフード用アクチュエータ23のシリ
ンダ24下端部24aが回動自在に固定されている。こ
の跳ね上げフード用アクチュエータ23には、コントロ
ールユニット30がフード移動機構用コントロールユニ
ット31を介して接続されている。
【0042】このコントロールユニット31は、車体前
部14前端に収納されて歩行者等との衝突を事前又は事
後に検知する歩行者検知手段としての歩行者衝突センサ
9と接続され、この歩行者衝突センサ9からの信号を受
けて車両用フード15を跳ね上げるか否かを判別するよ
うに構成されている。
【0043】そして、この跳ね上げフード用アクチュエ
ータ23では、このコントロールユニット31からの跳
ね上げ信号で、前記シリンダ24に摺動可能に収納され
るシリンダロッド25を伸長させるように構成されてい
る。
【0044】また、前記跳ね上げ機構16では、フード
リッジレインフォース19の上面部19aに、図2中に
示すように、回動機構26が設けられている。
【0045】この回動機構26では、車両用フード後端
部15下面側に固定されるフード固着ブラケット27,
27に設けられた左,右一対のフード側回動中心として
の後側軸部27aと、この車両用フード下方に位置して
フードリッジレインフォース19の上面部19aに固着
されるヒンジ片28,28に設けられた左,右一対の車
体側回動中心としての前側軸部28a,28aとを有し
ている。
【0046】これらの後側軸部27a,27a及び前側
軸部28a,28aとには、車幅方向に沿う軸を各々回
動中心として、各々回動自在に連結する左,右一対のリ
ンク部材29,29が設けられている。
【0047】また、前記後側軸部27a,27a近傍に
は、前記シリンダロッド25,25の先端が、回動自在
となるように接続されている。
【0048】そして、この回動機構26では、この前記
前側軸部28a,28aが、前記後側軸部27a,27
aより車両前方に位置するように構成されている。
【0049】また、前記ラジコアサポート部材17と前
記車両用フード15の前端部15bとの間には、フード
移動機構32が設けられている。
【0050】このフード移動機構32では、前記車両用
フード15の前端部15b裏面側に、下方に突設する側
面視略逆ハット型のストライカ33が固着されている。
【0051】このストライカ33の底辺部33aは、車
両前後方向に沿って延設されていて、フードロック34
の係合爪部34aが、前記車両用フード15閉塞状態
で、係合してロックするように構成されている。
【0052】このフードロック機構34は、前記ラジコ
アサポート部材17に、前方移動アクチュエータ35を
介して移動可能に装着されている。この前方移動アクチ
ュエータ35は、前記フード移動機構用コントロールユ
ニット31と接続されていて、前記コントロールユニッ
ト31からの跳ね上げ信号で、前記フードロック機構3
4を車両前方斜め上方へ移動させるように構成されてい
る。
【0053】更に、この実施の形態1のフード移動機構
32では、前記車両用フード15の前端部15bの左,
右両端部に当接するように、前記ラジコアサポートアッ
パ18の上面部18aに、左,右一対のバンパラバー3
6,36が設けられて、前記車両用フード15を弾性支
持するように構成されている。
【0054】このバンパラバー36の上面には、この車
両用フード15の下面側接触面との間に介在して摩擦力
を低減させる水平移動摩擦抵抗低減手段としての低摩擦
部材37が、設けられている。この低摩擦部材37は、
テフロン(商標名)等の合成樹脂材料製で上面視略円形
のシート状を呈して構成されている。
【0055】次に、この実施の形態1の作用について説
明する。
【0056】この実施の形態1の跳ね上げフードでは、
前記車体前部14に歩行者等が衝突又は衝突することを
事前に前記歩行者衝突検知センサ9で検知すると、前記
コントロールユニット31では、車両用フード15を跳
ね上げるように跳ね上げフード用アクチュエータ23に
跳ね上げ信号を送出する。
【0057】前記跳ね上げフード用アクチュエータ23
では、このコントロールユニット31からの跳ね上げ信
号で、前記シリンダ24に摺動可能に収納されるシリン
ダロッド25を伸長させる。シリンダロッド25の先端
は、前記車両用フード後端部15aを跳ね上げると、前
記前側軸部28aを、回動中心として、前記リンク部材
29が、弧を描きながら車両前方へ向けて回動する。こ
のため、後側軸部27aは、上方へのみでなく、車両前
方へも斜めに移動する。
【0058】前記車両用フード前端部15bでは、車幅
方向に延設されるラジコアサポート部材17に設けられ
た前記フード移動機構32の前方移動アクチュエータ3
5が、前記フードロック34を車両前方斜め上方へ押し
上げて、係合するストライカ33と共に、前記車両用フ
ード15の前端部15bを車両前方斜め上方へ移動させ
る。
【0059】このため、歩行者等は、頭部を前記車両用
フード15の表面に衝突させた場合であっても、前記エ
ンジン本体3と、この車両用フード15との間が、充分
に離間されているので、衝撃が吸収される。
【0060】そして、歩行者等と衝突した後に、他の車
両や壁面、電柱等の地上固定物と衝突しても、前記車両
用フード前端部15bの車両後方への移動に伴い、前記
車両用フード後端部15aが、前記前側軸部28a,2
8aを回動中心として、前記リンク部材29,29を降
下させて跳ね上げ前の状態に戻ろうとする。このとき、
回動機構26に加わる荷重は、リンク部材29,29に
対して強度的に有利な軸方向の荷重として加えられる。
【0061】従って、この車両13の車体前部14が衝
突により大きく変形した場合でも、軸部27a,27a
に作用する車両前後方向の荷重に対して充分な荷重保持
力を発揮させることが出来、小型軽量化を図ることが出
来る。
【0062】また、前記フード移動機構32のバンパラ
バー36,36上面に設けられた低摩擦部材37が、前
記バンパラバー36,36と、前記車両用フード15の
下面側接触面との間に介在して摩擦力を低減させる。
【0063】このため、前記フード移動機構32によ
り、車両前方に向けて前記車両用フード15の前端部1
5bが移動する際の摩擦抵抗を低減させることが出来、
円滑に前端部15bを車両前方斜め上方へ移動させるこ
とが出来る。
【0064】また、この実施の形態1では、前記前方移
動アクチュエータ35は、前記跳ね上げ機構16と連動
されているので、前記跳ね上げ機構16の作動と共に、
車両用フード15の前端部15bを、更に車両前方斜め
上方に円滑に移動させることが出来る。この車両前方斜
め上方への移動により、バンパラバー36,36とフー
ド15の前端部15bとの圧接反力を小さくして両者間
の摩擦力を更に減少させ、フード15の前端部15bの
前方移動を容易にしている。
【0065】更に、この実施の形態1では、前記フード
移動機構用コントロールユニット31が、前記コントロ
ールユニット30と独立して設けられているので、前記
前方移動アクチュエータ35を有さない車両と、このコ
ントロールユニット30を兼用できる。
【0066】
【実施の形態2】図4はこの発明の実施の形態2の跳ね
上げフードを示すものである。なお、前記実施の形態1
と同一乃至均等な部分については同一符号を付して説明
する。
【0067】この実施の形態2の車両113では、前記
車両用フード15の前端部15b裏面側に、下方に突設
する側面視略逆ハット型のストライカ133が固着され
ている。このストライカ133の底辺部133aは、前
記実施の形態1の底辺部33aよりも、比較的長くなる
ように車両前後方向の長さが設定されて、前記フードロ
ック機構34の係合爪部34aによる係合部分を、この
底辺部33aに沿わせてスライド移動可能としている。
【0068】また、この実施の形態2では、前記フード
ロック機構34が、ラジコアサポート部材17前面部に
固着されている。
【0069】次に、この実施の形態2の作用について説
明する。
【0070】このように構成された実施の形態2の跳ね
上げフードでは、前記車両用フード15の前端部15b
が、前記跳ね上げフード用アクチュエータ23の作動に
より車両前方へ移動すると、前記フードロック機構34
の係合爪部34aによる係合部分を、この底辺部133
aに沿わせて車両後方へスライド移動させながらこのス
トライカ133は、前端部15bと共に、車両前方へ移
動する。
【0071】そして、歩行者等と衝突した後に、他の車
両や壁面、電柱等の地上固定物と衝突しても、前記車両
用フード前端部15bの車両後方への移動に伴い、前記
フードロック機構34の係合爪部34aによる係合部分
が、この底辺部133aに沿ってスライド移動して前端
部15bと共に、車両後方へ移動する。
【0072】このため、前記前端部15b周縁の構成を
簡素化して、更に小型軽量化を図ることが出来る。
【0073】他の構成及び作用,効果については前記実
施の形態1と同一であるので、説明を省略する。
【0074】
【実施の形態3】図5はこの発明の実施の形態3の跳ね
上げフードを示すものである。なお、前記実施の形態
1,2と同一乃至均等な部分については同一符号を付し
て説明する。
【0075】この実施の形態3の車両213では、前記
車両用フード15の前端部15b裏面側に、下方に突設
する側面視略逆ハット型のストライカ233が固着され
ている。このストライカ233の底辺部233aは、車
両前方へ向けて上方に傾斜されている。
【0076】次に、この実施の形態3の作用について説
明する。
【0077】このように構成された実施の形態3の跳ね
上げフードでは、前記車両用フード15の前端部15b
が、前記跳ね上げフード用アクチュエータ23の作動に
より車両前方へ移動すると、前記フードロック機構34
の係合爪部34aによる係合部分を、この底辺部233
aに沿わせて車両後方へスライド移動させる。
【0078】このため、前記係合爪部34aに前記スト
ライカ233が噛み込んで、底辺部233aの下縁部を
当接させながら、前端部15bを車両斜め上方へ移動さ
せる。
【0079】このため、前記バンパラバー36とフード
15の前端部15bとの圧接反力を小さくすることによ
り、両者間の摩擦抵抗を更に減少させて、円滑に、前記
車両用フード15を車両前方斜め上方へ移動させること
が出来る。
【0080】他の構成及び作用,効果については前記実
施の形態1,2と同一であるので、説明を省略する。
【0081】
【実施の形態4】図6はこの発明の実施の形態4の跳ね
上げフードを示すものである。なお、前記実施の形態1
乃至3と同一乃至均等な部分については同一符号を付し
て説明する。
【0082】この実施の形態4の車体前部114では、
前記ラジコアサポートアッパ18の上面部18a両側
に、一対のラバー受けエンボス部38,38が、上面3
8a,38aを車両前方へ向けて傾斜させて形成されて
いる。
【0083】この上面38aには、前記車両用フード5
を弾性支持するバンパラバー36が各々設けられてい
る。このバンパラバー36の上面部36aは、車両前方
へ向けて傾斜されている。
【0084】次に、この実施の形態4の作用について説
明する。
【0085】このように構成された実施の形態4の跳ね
上げフードでは、前記車両用フード15を閉塞すると、
前端部15bの裏面側に、前記バンパラバー36,36
の上面部36a,36aが、当接して押さえつけられ
る。
【0086】このため、前記跳ね上げフード用アクチュ
エータ23の作動により車両前方へ前端部15bが移動
する際、このバンパラバー36,36の弾性反発力で車
両前方斜め上方へ押し上げられる。
【0087】従って、例えば実施の形態1に示すような
能動的なフード移動機構32を用いなくても更に円滑
に、前記車両用フード15を車両前方斜め上方へ移動さ
せることが出来るので、重量、部品点数の低減が可能で
ある。
【0088】他の構成及び作用,効果については前記実
施の形態1乃至3と同一であるので、説明を省略する。
【0089】以上、この発明の実施の形態1乃至4を図
面により詳述してきたが、具体的な構成はこの実施の形
態1乃至4に限らず、この発明の要旨を逸脱しない範囲
の設計の変更等があってもこの発明に含まれる。
【0090】例えば、前記実施の形態1では、水平移動
摩擦抵抗低減手段として、合成樹脂材料製の低摩擦部材
37が用いられているが、特にこれに限らず、例えば、
コロ或いはベアリング等の回転により摩擦を低減させる
ことが出来る部材等を用いていもよい。
【0091】また、前記実施の形態1では、前記跳ね上
げ機構16として跳ね上げフード用アクチュエータ23
及び前記フード移動機構32として前方移動アクチュエ
ータ35を用いているが、油圧式アクチュエータに限ら
ず、火薬式,電気式等の駆動手段を用いるものでもよ
い。 更に、前記駆動手段と前記車両用フード15との
間にピストン式に限らず、例えばギヤ式の伝達機構を介
在させて、前記車両用フード15を移動させるものでも
よい。
【0092】
【発明の効果】以上説明してきたように、請求項1記載
の発明によれば、フード移動機構が、前記跳ね上げ機構
により、前記車両用フード後端部を跳ね上げると、前記
車体側回動中心を、回動中心として、前記フード側回動
中心が、車両前方へ移動する。
【0093】前記車両用フード前端部では、車幅方向に
延設されるラジコアサポート部材に設けられた前記フー
ド移動機構が、該車両用フードを前方へ移動させる。
【0094】このため、歩行者と衝突した後に、他の車
両や壁面、電柱等の地上固定物と衝突しても、前記車両
用フード前端部の車両後方への移動に伴い、前記車両用
フード後端部が、車体側回動中心を回動中心として降下
して跳ね上げ前の状態に戻ろうとする。
【0095】従って、この車両の前部が大きく変形した
場合でも、前記車体側回動中心に作用する車両前後方向
の荷重を逃がすことが出来るので充分な荷重保持力を発
揮しつつ、小型軽量化することが出来る。
【0096】また、請求項2に記載されたものでは、前
記フード移動機構の水平移動摩擦抵抗低減手段が、前記
バンパラバーと、前記車両用フードの下面側接触面との
間に介在して摩擦力を低減させる。
【0097】このため、前記フード移動機構により、車
両前方に向けて前記車両用フードの前端部が移動する際
の摩擦抵抗を低減させることが出来る。
【0098】そして、請求項3に記載されたものでは、
前記車両用フードの前端部に設けられたフードロック機
構が、車両前後方向に延設された側面視略逆ハット状の
ストライカを有して、該ストライカと係合するフードロ
ック機構を、車両前方に移動させる。
【0099】また、請求項4に記載されたものでは、前
記前方移動アクチュエータは、前記跳ね上げ機構と連動
されているので、前記跳ね上げ機構の作動と共に、該車
両用フードの前端部を車両前方に移動させることが出来
る。
【0100】更に、請求項5に記載されたものでは、前
記フードロック機構による係合部分が、該ストライカの
車両前後方向に沿ってスライド移動して、前記車両用フ
ードを車両前方へ移動させる。
【0101】そして、請求項6に記載されたものでは、
前記ストライカの車両前方向に沿うスライド移動によっ
て、前記車両用フードが車両斜め上方に移動される。
【0102】このため、より確実に該車両用フードの前
方移動を行わせることが出来る。
【0103】また、請求項7に記載されたものでは、前
記車両用フードを弾性支持するバンパラバーの上面が、
車両前方に向けて傾斜されているので、該バンパラバー
の弾性力によって、前記車両用フードが、車両前方に向
けて押し出される。
【0104】このため、簡素な機構で前記フード移動機
構を構成出来、重量及び部品点数の増大を抑制できる、
という実用上有益な効果を発揮し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の跳ね上げフードで、車
体前部の構成を説明する車両側方から見た模式図であ
る。
【図2】実施の形態1の跳ね上げフードで、回動機構の
動作を説明する斜視図である。
【図3】実施の形態1の跳ね上げフードで、車両前部前
端縁近傍の構成を説明する斜視図である。
【図4】実施の形態2の跳ね上げフードで、車体前部の
構成を説明する車両側方から見た模式図である。
【図5】実施の形態3の跳ね上げフードで、車体前部の
構成を説明する車両側方から見た模式図である。
【図6】実施の形態4の跳ね上げフードで、車両前部前
端縁近傍の構成を説明する斜視図である。
【図7】従来例の跳ね上げフードで、車体前部の構成を
説明する車両側方から見た模式図である。
【図8】従来例の跳ね上げフードで、跳ね上げ保持機構
の構成を説明する車両側方から見た模式図である。
【符号の説明】
9 歩行者衝突検出センサ(歩行者検知手段) 13,113,213車両 15 車両用フード 16 跳ね上げ機構 19 フードリッジレインフォース 23 跳ね上げフード用アクチュエータ 24 シリンダ 25 シリンダロッド 26 回動機構 27 フード固着ブラケット 27a 後側軸部(フード側回動中心) 28 ヒンジ片 28a 前側軸部(車体側回動中心) 29 リンク部材 30 コントロールユニット 31 フード移動機構用コントロールユニット 32 フード移動機構 33,133,233ストライカ 33a,133a,233a底辺部 34 フードロック機構 36 バンパラバー 37 低摩擦部材(水平移動摩擦抵抗低減手段)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両用フードと、該車両用フード後端部を
    跳ね上げる跳ね上げ機構と、歩行者等との衝突を事前又
    は事後に検知する歩行者検知手段と、該歩行者検知手段
    からの信号を受けて車両用フードを跳ね上げるか否かを
    判別するコントローラとを有する跳ね上げフードにおい
    て、 前記跳ね上げ機構は、車両用フード後端部に設けられた
    左,右一対のフード側回動中心と、該フード下方に位置
    するフードリッジレインフォースに設けられた左,右一
    対の車体側回動中心とを有して、該フード側回動中心及
    び車体側回動中心とを各々連結する左,右一対のリンク
    部材を設け、前記車体側回動中心を、前記フード側開閉
    回動中心より車両前方に位置させてなる回動機構を設け
    ると共に、前記車両用フード前端部には、車幅方向に延
    設されるラジコアサポート部材に連結されて、該車両用
    フードを前方へ移動させるフード移動機構を有すること
    を特徴とする跳ね上げフード。
  2. 【請求項2】前記フード移動機構は、前記車両用フード
    の前端部を車両前方に向けて移動可能とすると共に、前
    記車両用フードの前端部の左,右両端部で該車両用フー
    ドを弾性支持するバンパラバーと、該車両用フードの下
    面側接触面との間に介在して摩擦力を低減させる水平移
    動摩擦抵抗低減手段を有することを特徴とする請求項1
    記載の跳ね上げフード。
  3. 【請求項3】前記フード移動機構は、前記車両用フード
    の前端部に、車両前後方向に延設された側面視略逆ハッ
    ト状のストライカを有して、該ストライカと係合するフ
    ードロック機構を、車両前方に移動させる前方移動アク
    チュエータを設けたことを特徴とする請求項1又は2記
    載の跳ね上げフード。
  4. 【請求項4】前記前方移動アクチュエータは、前記跳ね
    上げ機構と連動されていることを特徴とする請求項3記
    載の跳ね上げフード。
  5. 【請求項5】前記フード移動機構では、前記ストライカ
    の車両前後方向の長さを、前記フードロック機構による
    係合部分がスライド移動可能な所定長さに設定したこと
    を特徴とする請求項1又は2記載の跳ね上げフード。
  6. 【請求項6】前記ストライカの底辺部を車両前方へ向け
    て上方に傾斜させたことを特徴とする請求項5記載の跳
    ね上げフード。
  7. 【請求項7】前記フード移動機構では、前記車両用フー
    ドの前端部の左,右両端部で、該車両用フードを弾性支
    持するバンパラバーの上面を車両前方に向けて傾斜させ
    たことを特徴とする請求項1乃至6記載の跳ね上げフー
    ド。
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