JP2001001822A - 車両用シート - Google Patents

車両用シート

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JP2001001822A
JP2001001822A JP11175941A JP17594199A JP2001001822A JP 2001001822 A JP2001001822 A JP 2001001822A JP 11175941 A JP11175941 A JP 11175941A JP 17594199 A JP17594199 A JP 17594199A JP 2001001822 A JP2001001822 A JP 2001001822A
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JP
Japan
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vehicle
cross member
vehicle seat
supported
seat
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JP11175941A
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English (en)
Inventor
Zentaro Kimura
善太郎 木村
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Ikeda Corp
Original Assignee
Ikeda Bussan Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 乗員の大腿部を側面衝突に対して確実に保護
できるようにすると共に左右のスライド装置を取り付け
るフロアの面の高さを異にしても、側面からの衝撃荷重
に十分に耐え得る車両用シートを提供すること。 【解決手段】 車両のフロア上に取り付けられた左右の
スライド装置4間にクロスメンバ15が車幅方向に架橋
されてなると共に該スライド装置4にシートクッション
フレーム5が支持されてなる車両用シートにおいて、前
記クロスメンバ15は、前記スライド装置4間に配され
てなるサブマリーン防止パネル16の後端部16a近傍
に架設されて成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用シート、特
に自車に側面から衝突された場合に、自車内に搭乗した
乗員を保護するための装置を有する車両用シートに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用シートとして、例えば、特
開平9ー95196号公報、同9ー104273号公
報、同9ー109754号公報に示すように、車両のフ
ロア上に取り付けられた左右のスライド装置間に、クロ
スメンバが車幅方向に架橋されてなると共に該スライド
装置にシートクッションフレームが支持されてなるの
で、自車に側面から衝突されて車体側面部から車幅方向
内側に押されても、車両用シートの左右幅が保たれるの
で、該車両用シートに着座している乗員を保護すること
ができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
構成によれば、前記クロスメンバがリクライニング装置
の近傍に配設されているので、乗員の大腿部近傍の保護
の点から、更なる改良が求められている。
【0004】また、左右のスライド装置を取り付けるフ
ロアの面の高さを異にする場合には、可動レール間にク
ロスメンバを架設すると、斜めに傾いて支持されること
になり、側面からの荷重に十分対向できることに成ら
ず、この点でも改善が求められている。
【0005】本発明は、以上の課題に鑑みてなされたも
のであり、乗員の大腿部を側面衝突に対して確実に保護
できるようにすると共に左右のスライド装置を取り付け
るフロアの面の高さを異にしても、側面からの衝撃荷重
に十分に耐え得る車両用シートを提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、車両のフロア上に取り付けられ
た左右のスライド装置間にクロスメンバが車幅方向に架
橋されてなると共に該スライド装置にシートクッション
フレームが支持されてなる車両用シートにおいて、前記
クロスメンバは、前記スライド装置間に配されてなるサ
ブマリーン防止パネルの後端部近傍に架設されて成る。
【0007】請求項1の発明によれば、前記クロスメン
バは、前記スライド装置間に配されてなるサブマリーン
防止パネルの後端部近傍に架設されて成るので、側面衝
突時にクロスメンバが乗員生存空間を保護する、つま
り、フレームの変形を防止できると共に正面衝突時にお
ける乗員のサブマリーン現象、つまり、ヒップポイント
が前側にずれ込むのを確実に防止する手段のデッドスペ
ースを利用したことになり、車両用シートのコンパクト
化が可能となる。
【0008】請求項2の発明は、請求項1に記載の車両
用シートであって、前記クロスメンバは、前記スライド
装置の一方の可動レールに、ブラケットを介すること
で、略水平状に支持されてなる。
【0009】請求項2の発明によれば、左右のスライド
装置を取り付けるフロアの面の高さが異なっていても、
クロスメンバを、一方の可動レールにはブラケットを介
して支持されてなるので、該クロスメンバを略水平状を
保持できることになり、該スライド装置側面からの衝撃
荷重に十分に耐え得る。
【0010】請求項3の発明は、請求項2に記載の車両
用シートであって、前記ブラケットは、前記スライド装
置及び前記シートクッションフレーム間に架設されて成
るレッグプレートと、前記スライド装置の可動レールと
の間に架設されてなる。
【0011】請求項3の発明によれば、前記ブラケット
が、レッグプレートと、前記スライド装置の可動レール
との間に架設されてなるので、クロスメンバに衝撃荷重
が入力された時に、該クロスメンバを支持したブラケッ
トが変形せず、確実にその位置を保持できることにな
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0013】図1乃至図3は、本発明の一実施の形態を
示し、図1は車両に搭載された車両用シートの正面及び
車両の断面をそれぞれ示す説明図、図2は図1の車両用
シートの要部のフレーム廻りの側面図、図3は図1の底
面図である。
【0014】本発明の車両用シート1は、シートクッシ
ョン2とシートバック3とよりなる。前記シートクッシ
ョン2は、スライド装置4により前後FR,RRに移動
自在である。前記シートクッション2は、フレーム5
と、該フレーム5に支持されたパッド6と、該パッド6
を覆う表皮7とよりなる。
【0015】前記スライド装置4は、フロアパネル8に
支持された固定レール9と、該固定レール9に沿って摺
動自在な可動レール10とより構成されてなる。前記可
動レール10は、垂直状の取り付け部10aと、該取り
付け部10aの下端部に水平状に配されることで略逆T
字状をなす摺動部10bと、該摺動部10bのそれぞれ
の自由端部から立ち上がり形成されてなる立ち上がり部
10cとよりなる。前記固定レール9は、前記可動レー
ル10の取り付け部10aの下側及び摺動部10bを囲
むと共に前記立ち上がり部10cの上端部を越えて下側
に折り曲げられて断面略C字状をなす。
【0016】前記スライド装置4の可動レール10の取
り付け部10aに、下端部11aが、ボルト12、ナッ
ト13により支持されてなるレッグプレート11の上端
部11bは、前記フレーム5の下端部に溶接GWにより
支持されてなる。
【0017】前記スライド装置4の可動レール10の取
り付け部10aに、下端部14aが、ボルト12、ナッ
ト13により支持されてなるブラケット14の上端部1
4bは、前記レッグプレート11の後ろ側面に溶接GW
により支持されてなる。
【0018】図1に示すように、フロアパネル8が、図
上左側の面より図上右側の面が下がっているので、該フ
ロアパネル8に支持された左右のスライド装置4、4の
位置も上下に段差が生じているが、図上左側のスライド
装置4の可動レール10の取り付け部10aに支持され
たクロスメンバ15は、水平状態に保持されて、図上右
側の前記スライド装置4の可動レール10の取り付け部
10aに支持された前記ブラケット14に、ボルト1
2、ナット13により支持されている。
【0019】前記クロスメンバ15が、車幅方向に架橋
されてなる位置は、前記スライド装置4,4間に配され
てなるフレーム5の底面に形成されたサブマリーン防止
パネル16の後端部16a近傍である。
【0020】前記サブマリーン防止パネル16は、図2
に示すように、乗員M(SAEマネキン50%タイルと
ほぼ同様の形態)のヒップポイントHPが、前側FRか
らの衝撃(例えば正面衝突)による二次衝突で、前側F
Rへ移動する力が加わった時に、乗員Mの尻M1が前側
FRにスライドするのを防止するように凹部状に形成さ
れてなる。符号22は、図示しない周知のリクライニン
グ装置近傍に配されてなる第2クロスメンバである。
【0021】従って、本実施態様によれば、かかる構成
よりなるから、前記クロスメンバ15は、前記スライド
装置4,4間に配されてなるサブマリーン防止パネル1
6の後端部16a近傍に架設されて成るので、側面衝突
時に、ドア20に図1に示す衝撃Fが加わって、該ドア
20が室内21側に変形することで、スライド装置4の
車外側のシートクッション2を押圧する。この衝撃荷重
がフレーム5を介して可動レール10の取り付け部10
aに加わっても、該取り付け部10aに支持されたクロ
スメンバ15が乗員生存空間を保護することになる。つ
まり、フレーム5自体の変形を防止できることになる。
【0022】と同時に、正面衝突時における二次衝突荷
重が乗員Mに加わることで生じる「サブマリーン現
象」、つまり、ヒップポイントHPが一旦下がって且つ
前側FRにずれ込み、更に上側にずれ上がる現象を、確
実に防止する手段のデッドスペースを利用したことにな
り、車両用シート1のコンパクト化が可能となる。
【0023】また、前記クロスメンバ15は、前記スラ
イド装置4,4の一方の可動レール10の取り付け部1
0aに、ブラケット14を介することで、フロアパネル
8の高さが異なっても他方の可動レール10の取り付け
部10aに支持された位置と略同様になることで、略水
平状に支持されてなり、側面衝突における衝撃荷重に耐
え得ることになる。
【0024】また、前記ブラケット14が、レッグプレ
ート11と、前記スライド装置4の可動レール10の取
り付け部10aとの間に架設されてなるので、クロスメ
ンバ15に衝撃荷重が入力された時に、該クロスメンバ
15を支持したブラケット14が変形せず、確実にその
位置を保持できることになる。
【0025】前記実施形態は、車外側、即ちドア20側
のフロアパネル8が高く、室内側21のフロアパネル8
が低いものとして開示しているが、その逆でも勿論良
い。
【0026】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、前記クロスメ
ンバは、前記スライド装置間に配されてなるサブマリー
ン防止パネルの後端部近傍に架設されて成るので、側面
衝突時にクロスメンバが乗員生存空間を保護する、つま
り、フレームの変形を防止できると共に正面衝突時にお
ける乗員のサブマリーン現象、つまり、ヒップポイント
が前側にずれ込むのを確実に防止する手段のデッドスペ
ースを利用したことになり、車両用シートのコンパクト
化が可能となる。
【0027】請求項2の発明によれば、左右のスライド
装置を取り付けるフロアの面の高さが異なっていても、
クロスメンバを、一方の可動レールにはブラケットを介
して支持されてなるので、該クロスメンバを略水平状を
保持できることになり、該スライド装置側面からの衝撃
荷重に十分に耐え得る。
【0028】請求項3の発明によれば、前記ブラケット
が、レッグプレートと、前記スライド装置の可動レール
との間に架設されてなるので、クロスメンバに衝撃荷重
が入力された時に、該クロスメンバを支持したブラケッ
トが変形せず、確実にその位置を保持できることにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す車両に搭載された車
両用シートの正面及び車両の断面をそれぞれ示す説明
図。
【図2】図1の車両用シートの要部のフレーム廻りの側
面図。
【図3】図1の底面図。
【符号の説明】
1 車両用シート 2 シートクッション 3 シートバック 4 スライド装置 5 フレーム 8 フロアパネル 9 固定レール 10 可動レール 10a 取り付け部 11 レッグプレート 14 ブラケット 15 クロスメンバ 16 サブマリーン防止パネル 16a サブマリーン防止パネルの後端部 M 乗員 HP ヒップポイント

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のフロア上に取り付けられた左右の
    スライド装置間にクロスメンバが車幅方向に架橋されて
    なると共に該スライド装置にシートクッションフレーム
    が支持されてなる車両用シートにおいて、 前記クロスメンバは、前記スライド装置間に配されてな
    るサブマリーン防止パネルの後端部近傍に架設されてな
    ることを特徴とする車両用シート。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の車両用シートであっ
    て、 前記クロスメンバは、前記スライド装置の一方の可動レ
    ールに、ブラケットを介することで、略水平状に支持さ
    れてなることを特徴とする車両用シート。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の車両用シートであっ
    て、 前記ブラケットは、前記スライド装置及び前記シートク
    ッションフレーム間に架設されて成るレッグプレート
    と、前記スライド装置の可動レールとの間に架設されて
    なることを特徴とする車両用シート。
JP11175941A 1999-06-22 1999-06-22 車両用シート Pending JP2001001822A (ja)

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