JP2001001808A - シートスライド装置のロック機構 - Google Patents

シートスライド装置のロック機構

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JP2001001808A
JP2001001808A JP11172892A JP17289299A JP2001001808A JP 2001001808 A JP2001001808 A JP 2001001808A JP 11172892 A JP11172892 A JP 11172892A JP 17289299 A JP17289299 A JP 17289299A JP 2001001808 A JP2001001808 A JP 2001001808A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シートスライド装置のロック機構をスライド
ロック機構及びインターロック部材で構成した時に、ロ
ック解除操作を容易とすると共に、部品点数を減少させ
る。 【解決手段】 固定レール12と摺動部材13との間に
スライドロック機構21を配設すると共に、インターロ
ック部材41を配設し、スライドロック機構21のロッ
ク解除を前側操作レバー27及び後側操作レバー28の
何れかを操作することで行うと共に、インターロック部
材41のロック解除をシートクッション18を跳ね上げ
るかまたは操作レバー27及び28の何れかを操作する
ことで行い、共通の操作レバーで、スライドロック機構
21及びインターロック部材41のロック状態を解除す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シートスライド装
置のロック機構に関し、更に詳細に説明すると、車両前
後方向に配設された固定レールと、該固定レールに沿っ
て前後移動する摺動部材とを備える前後スライド機構を
有し、前記固定レールと摺動部材との間の一側にスライ
ドロック機構を設け、前記固定レールと摺動部材との間
の他側にインターロック部材を設けたシートスライド装
置のロック機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のワンボックスカー等の車両におい
ては、乗員積載と荷物積載とを併用しているため、平均
的なシート個数と荷物積載スペースとが設けられてい
る。そして、運転席と助手席以外は、脱着式シートと移
動式シートを設ける場合とがある。
【0003】また、摺動部材側にリクライニング機構の
ベースを取付け、このリクライニング機構のアームにシ
ートバックを取付け、シートバックを前後傾動可能に設
けると共に、シートバックの前傾状態でシートバックの
背面側をテーブルとして使用するものが存在している。
【0004】このような車両においては、シートの着座
可能な範囲と、着座不可能な範囲とを固定レールに設け
ると共に、摺動部材にインターロック部材を設け、この
インターロック部材のロック状態で、シートを着座不可
能な範囲に移動できないようになされたシートスライド
装置のロック機構が提案されている。
【0005】この従来例としては、例えば特開平9−9
5163号公報に記載されているように、スライドロッ
ク機構とインターロック部材とを設け、これらスライド
ロック機構は操作レバーによってロック解除され、イン
ターロック部材はシートバックの前傾によってロック解
除されるようにして、シートが着座可能な範囲にある時
に、操作レバーによってスライドロック機構のロック状
態を解除し、且つシートバックを前傾状態としてインタ
ーロック部材のロック状態を解除することにより、初め
て摺動部材の移動が可能となるものが提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、前記従来の
シートスライド装置のロック機構にあっては、スライド
ロック機構とインターロック部材とを個別の操作によっ
てロック解除するようにしているので、着座可能な範囲
におけるシートの前後位置調整を簡単な操作で行うこと
ができないという未解決の課題がある。
【0007】そこで、本発明の目的は、シートが着座可
能範囲にある状態で、スライドロック機構及びインター
ロック部材を共通の操作部材でロック解除することを可
能として、シートの前後方向の位置調整を容易に行うこ
とができるシートスライド装置のロック機構を提供する
ものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
したシートスライド装置のロック機構は、車両前後方向
に配設された固定レールと、該固定レールに沿って前後
移動する摺動部材とを備える前後スライド機構を有し、
前記固定レールと摺動部材との間の一側にスライドロッ
ク機構を設け、前記固定レールと摺動部材との間の他側
にインターロック部材を設けたシートスライド装置のロ
ック機構において、前記スライドロック機構及びインタ
ーロック部材のロック解除を共通の操作部材で行うよう
にしたことを特徴とする。
【0009】この請求項1に係るシートスライド装置の
ロック機構では、スライドロック機構及びインターロッ
ク部材とを共通の操作部材でロック解除することができ
るので、摺動部材を前後方向に摺動させてシートの前後
方向の位置調整を共通の操作部材を操作するだけで容易
に行うことができる。
【0010】また、本発明の請求項2に記載したシート
スライド装置のロック機構は、請求項1に係る発明にお
いて、前記スライドロック機構は、着座可能領域でロッ
ク状態となり、当該ロック状態を操作部材の操作でロッ
ク解除するように構成され、前記インターロック部材
は、着座不可能領域でシートを着座不可能状態とした時
にロック状態となるように構成されたことを特徴とす
る。
【0011】この請求項2に係るシートスライド装置の
ロック機構では、着座可能領域ではスライドロック機構
によるスライドロックが可能となり、着座不可能領域で
はインターロック部材によるロックが可能となり、スラ
イドロック機構とインターロック部材とが同時にロック
状態となることを防止する。
【0012】更に、本発明の請求項3に記載したシート
スライド装置のロック機構は、前記操作部材が、ワイヤ
ー部材で連携された前側操作部材及び後側操作部材で構
成され、前記前側操作部材及び後側操作部材の何れか一
方が基準操作部材とされ、当該基準操作部材に前記スラ
イドロック機構及びインターロック部材に連携するワイ
ヤー部材が接続されていることを特徴とする。
【0013】この請求項3に係るシートスライド装置の
ロック機構では、操作部材がワイヤー部材で互いに連携
された前側及び後側の2つの操作部材で構成されている
ので、これらの何れか一方を操作することにより、基準
操作部材が操作されて、スライドロック機構及びインタ
ーロック部材のロック状態が解除され、ロック解除の操
作性を向上させることができる。
【0014】更にまた、請求項4に記載したシートスラ
イド装置のロック機構は、請求項3に係るシートスライ
ド装置のロック機構において、前記基準操作部材は、前
記スライドロック機構及びインターロック部材間の前後
方向の中央部に回動自在に配設され、その回動中心を挟
む両端側に前記スライドロック機構及びインターロック
部材に連携するワイヤー部材が個別に接続されているこ
とを特徴とする。
【0015】この請求項4に係るシートスライド装置の
ロック機構では、基準操作部材の回動中心を挟む両端側
に個別にスライドロック機構及びインターロック部材に
連携するワイヤー部材が接続されているので、これらワ
イヤー部材が絡むことを確実に防止することができる。
【0016】尚更に、請求項5に記載したシートスライ
ド装置のロック機構は、請求項1乃至請求項4の何れか
に係るシートスライド装置のロック機構において、前記
インターロック部材が、固定レールに形成されたロック
孔に対して上下方向に進退するラッチと、該ラッチの上
端がロック解除時に係合する係合部が一端に形成され、
他端がシートクッションに連携された回動アームとを備
えていることを特徴とする。
【0017】この請求項5に係るシートスライド装置の
ロック機構では、シートクッションが通常着座位置にあ
る時にラッチがロック孔に係合可能な状態となり、ラッ
チにロック孔が対向している時にこれに係合して、ロッ
ク状態となり、このロック状態からシートクッションを
例えば跳ね上げると、このシートクッションの回動に伴
って、これに連携された回動アームが回動し、これによ
ってその係合部がラッチの上端に係合して、ラッチがロ
ック孔から離脱してロック解除状態となる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳述する。図1乃至図4は本発明に係るシー
トスライド装置のロック機構を例えば3列シートの最後
部側のサードシートに適用した場合の実施の形態を示す
ものである。
【0019】図1に示すように、前後スライド機構11
は、車両床面に固定された前後方向に延長する左右一対
の固定レール12と、この左右一対の固定レール12に
前後移動可能に案内される摺動部材としてのスライダー
からなる摺動部材13とから構成されている。ここで、
固定レール12は、その前後及び側部のレッグ等により
車両床面に固着されている。そして、摺動部材13の上
部に乗員が着座するシート15が装着されている。この
シート15は、摺動部材13の上面に固定されたベース
16の上面にシート支持部材17が配設され、このシー
ト支持部材17にシートクッション18及びシートバッ
ク19が個別に回動可能に装着されている。ここで、シ
ートクッション18は、シート支持部材17に回動自在
に支持され、図1に示す実線図示の通常着座位置と一点
鎖線図示の跳ね上げ位置との間で回動可能であり、シー
トバック19はリクライニング機構によって後傾可能と
されている。
【0020】また、固定レール12及び摺動部材13間
に摺動部材13の前後位置をロックするスライドロック
機構21が摺動部材13の前方側に配設されている。こ
のスライドロック機構21は、固定レール12の底面に
前後方向に所定間隔で形成された多数の係止部としての
スライドロック孔22に上方側から係合する3つの係合
歯23を下面に突出形成したラッチ24を一端に回動自
在に取付けて摺動部材13に回動自在に配設された回動
アーム25と、この回動アーム25の回動位置を規制す
る前記ベース16に回動自在に配設された位置規制部材
26を備えている。
【0021】図2に示すように、スライドロック機構2
1は、位置規制部材26を回動させるシートクッション
18の下面右前位置に回動自在に取付けた操作部材とし
ての前側操作レバー27と、シート支持部材17の下面
側における左後位置に回動自在に取付けた操作部材とし
ての後側操作レバー28と、前側操作レバー27と後側
操作レバー28とを連携するワイヤー29と、基準操作
部材としての後側操作レバー28の内側端と位置規制部
材26とを連結するワイヤー30とを備えている。ここ
で、スライドロック孔22は、ラッチ24の係合歯23
が係合する3つ一組に穿設され、これら組が車室の後方
側の着座可能領域にのみ所定間隔で形成されている。
【0022】図3及び図4で特に明らかなように、ま
た、回動アーム25は、く字状に形成され、その中央部
が摺動部材13の側面に回動自在に取付けられ、そのラ
ッチ24側のアーム部とこれより後方側の摺動部材13
の側面との間にラッチ24をスライドロック孔22側に
付勢する弾性部材としてのコイルスプリング31が配設
され、更にラッチ24とは反対側の端部に係合ピン32
が突設されている。
【0023】更に、位置規制部材26は、図3及び図4
で特に明らかなように、中央部がベース16に回動自在
に取付けられ、回動アーム25の係合ピン32側の端部
に、この係合ピン32と係合する略90°のV字状の切
欠35が形成され、更に切欠35とは反対側の端部にワ
イヤー30の一端が係止されている。そして、位置規制
部材26の時計方向の回動位置がベース16に形成され
たストッパー37によって規制され、この回動規制位置
で回動アーム25のラッチ24がスライドロック孔22
に係合するロック位置となる。
【0024】前記摺動部材13の側面には、位置規制部
材26のラッチ24のロック位置を解除する方向即ち反
時計方向の回動を規制する位置規制部材26の係合片3
6に下方から近接対向する位置に当接部材としての当接
板部38が形成され、この当接板部38と係合片36と
で回動規制部材39が構成されている。
【0025】尚更に、前側操作レバー27及び後側操作
レバー28の夫々には、操作ノブとは回動中心を挟んで
反対側とシート支持部材17との間にリターンスプリン
グ40が配設され、非操作時には図2における実線図示
のワイヤー29,30が緩む非操作位置となり、この状
態から反時計方向に回動させることにより、ワイヤー2
9,30が緊張される。一方、摺動部材13のスライド
ロック機構21に対して基準操作部材としての後側操作
レバー28を挟んだ後方側には、インターロック部材4
1が配設されている。
【0026】このインターロック部材41は、図3乃至
図6に示すように、固定レール12に着座可能領域より
前方側の着座不可能領域に夫々スライドロック孔22と
同一軌跡上に穿設されたスライドロック孔22の一つよ
り長い長さのインターロック孔42に対して上方から進
退自在となるように摺動部材13に支持された一つ係合
歯のみを有するインターロックラッチ43と、中央部が
摺動部材13の側面に回動自在に取付けられ、一端にイ
ンターロックラッチ43の上端に形成された係合ピン4
4が係合する略ハート形の係合孔45を形成し、他端に
シートクッション18の底部に連結されたワイヤー部材
46が連結された回動アーム47とで構成されている。
従って、インターロックラッチ43は、前述したスライ
ドロック機構21のスライドロック孔22の長さより長
いので、スライドロック孔22に係合することがないよ
うに設定されている。
【0027】ここで、インターロックラッチ43の上端
における係合ピン44とは反対側に基準操作部材として
の後側操作レバー28の回動中心より外側の後方側に一
端が連結されたワイヤー部材48の他端が連結されてい
る。尚、インターロックラッチ43は自重によって下降
させるようにしてもよく、スプリング等の弾性体によっ
てロック方向に付勢するようにしてもよい。
【0028】次に、前記実施の形態の動作を説明する。
今、シート15が車室後方側の着座可能領域にあって、
シートクッション18が床面と略平行な着座位置にある
ものとする。この状態で、前側操作レバー27及び後側
操作レバー28が、図2で実線図示のように、その折り
曲げられた先端部がシート支持部材17と略平行となる
ロック位置にあるものとすると、この状態では、ワイヤ
ー30及びワイヤー部材48が緩められている。
【0029】このため、図3に示すように、スライドロ
ック機構21の位置規制部材26がストッパー37に当
接して反時計方向に回動した位置にあり、この状態で回
動アーム25はコイルスプリング31によって反時計方
向に付勢されて、その先端のラッチ24の係合歯23が
固定レール12に形成されたスライドロック孔22に係
合してロック状態となり、摺動部材13の前後方向の移
動が規制される。
【0030】この時、着座可能領域では、インターロッ
ク孔42が形成されておらず、シートクッション18が
床面と水平な着座位置にあるので、インターロック部材
41の回動アーム47が、図3で一点鎖線図示のよう
に、その中心軸が左下方向となるロック解除位置にあ
り、この状態では、係合孔45にインターロックラッチ
43の係合ピン44が係合して、インターロックラッチ
43が固定レール12底面より上方に離間したロック解
除状態となっている。
【0031】従って、この状態で、前側操作レバー27
及び後側操作レバー28の何れかを反時計方向に回動さ
せると、これに応じてワイヤー30が緊張されて、図3
及び図4で見て左方に引っ張られることにより、位置規
制部材26が反時計方向に回動し、これによって切欠3
5の上端部によって回動アーム25の係合ピン32を蹴
飛ばすことにより、回動アーム25も反時計方向に回動
し、これに応じたラッチ24の係合歯23がスライドロ
ック孔22から上方に離脱してロック解除状態となり、
シート15の前後位置調整を容易に行うことができる。
【0032】このシート15が着座可能位置でスライド
ロック機構21によってスライドロック状態にある状態
で、シートクッション18を図1で見て時計方向に回動
させて垂直状態となる跳ね上げ位置に回動させると、こ
のシートクッション18の時計方向の回動に伴って、こ
れにワイヤー部材46を介して回動アーム47が連携さ
れているので、この回動アーム47が時計方向に回動
し、これに応じてハート形の係合孔45が順次下方側に
移動することにより、インターロックラッチ43が下降
し、シートクッション18がロック位置まで回動する
と、図4に示すように、インターロックラッチ43をイ
ンターロック孔42に確実に挿入状態となるまで下降さ
せる状態となるが、この着座可能位置ではインターロッ
ク孔42が形成されていないので、インターロックラッ
チ43は固定レール12の底面に係合したロック解除状
態を維持している。
【0033】従って、この状態でも、操作レバー27,
28の何れかによってスライドロック機構21のロック
状態を解除することにより、シート15の前後位置を容
易に調整することができる。
【0034】一方、図3のシートクッション18が着座
位置にある状態で、操作レバー27または28を操作し
て、スライドロック機構21のロック状態を解除したま
ま、着座可能領域の前方側の着座不可能領域に移動さ
せ、この状態でスライドロック機構21の操作レバー2
7または28の操作を解除すると、ラッチ24が下降す
ることとなるが、この着座不可能領域では図5に示すよ
うにスライドロック孔22が形成されていないので、係
合歯23が固定レール12の底面に係合したロック解除
状態を維持する。
【0035】この図5の状態で、シートクッション18
を上方に跳ね上げると、これに応じてインターロック部
材41の回動アーム47が時計方向に回動し、これによ
ってインターロックラッチ43が下方に移動し、図6に
示すように、その下端がインターロック孔42に係合し
て、ロック状態となり、シート15の前後方向への移動
が規制される。
【0036】このロック状態からシートクッション18
を着座位置に復帰させることにより、図5に示すインタ
ーロック部材41によるロック状態が解除された状態に
復帰し、シート15の前後方向の移動が可能となる。
【0037】ところが、このシートクッション18を着
座位置としたままでは、シートクッション18の先端が
前側のセカンドシートに当接した時点で前方への移動が
できなくなり、車室後部側の荷物積載空間を広くするこ
とができないので、シートクッション18を跳ね上げ
て、図6でインターロック部材41によるロック状態
で、操作レバー27または28を操作することにより、
ワイヤー部材48が緊張されて、インターロックラッチ
43が上方に移動して、インターロック孔42から離脱
し、ロック状態が解除される。このため、この状態で、
シート15をセカンドシートに当接する最前部まで移動
させて操作レバー27または28を解放することによ
り、インターロック部材41によるロック状態に復帰
し、この状態では、シートクッション18が跳ね上げら
れている分だけシート15を前方に移動させることがで
き、荷物積載空間を広くすることができる。
【0038】このシートクッション18を跳ね上げてシ
ート15を最前方に移動させている状態で、操作レバー
27または28を操作することにより、インターロック
部材41のロック状態を解除し、この状態でシート15
を後方に移動させることにより着座領域に移動させるこ
とができる。この時、前側操作レバー27はシートクッ
ション18の上方側に位置することになり、インターロ
ック部材41の解除操作をより容易に行うことができ
る。
【0039】このように、前記実施形態においては、ス
ライドロック機構21及びインターロック部材41のロ
ック状態をこれらに共通の前側操作レバー27または後
側操作レバー28を操作することにより解除することが
でき、ロック解除のための部品点数を減少させることが
できると共に、着座可能位置でのシートの前後方向の位
置調整を容易に行うことができる。
【0040】尚、前記実施の形態においては、前側操作
レバー27及び後側操作レバー28の2つの操作レバー
を設けた場合について説明したが、これに限定されるも
のではなく、何れか一方の操作レバーを省略することも
できる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載し
たシートスライド装置のロック機構によれば、スライド
ロック機構及びインターロック部材とを共通の操作部材
でロック解除することができるので、摺動部材を前後方
向に摺動させてシートの前後方向の位置調整を共通の操
作部材を操作するだけで容易に行うことができると共
に、部品点数を減少させることができるものである。
【0042】また、請求項2に記載したシートスライド
装置のロック機構によれば、着座可能領域ではスライド
ロック機構によるスライドロックが可能となり、着座不
可能領域ではインターロック部材によるロックが可能と
なり、スライドロック機構とインターロック部材とが同
時にロック状態となることを防止することができ、解除
操作を容易に行うことができるというものである。
【0043】更に、請求項3に記載したシートスライド
装置のロック機構によれば、操作部材がワイヤー部材で
互いに連携された前側及び後側の2つの操作部材で構成
されているので、これらの何れか一方を操作することに
より、基準操作部材が操作されて、スライドロック機構
及びインターロック部材のロック状態が解除され、ロッ
ク解除の操作性を向上させることができるものである。
【0044】更にまた、請求項4に記載したシートスラ
イド装置のロック機構によれば、基準操作部材の回動中
心を挟む両端側に個別にスライドロック機構及びインタ
ーロック部材に連携するワイヤー部材が接続されている
ので、これらワイヤー部材が絡むことを確実に防止する
ことができるというものである。
【0045】尚更に、請求項5に記載したシートスライ
ド装置のロック機構によれば、シートクッションが通常
着座位置にある時にラッチがロック孔に係合可能な状態
となり、ラッチにロック孔が対向している時にこれに係
合して、ロック状態となり、このロック状態からシート
クッションを例えば跳ね上げると、このシートクッショ
ンの回動に伴って、これに連携された回動アームが回動
し、これによってその係合部がラッチの上端に係合し
て、ラッチがロック孔から離脱してロック解除状態とな
り、荷物積載空間を広くすることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシートスライド装置のロック機構
の一実施の形態を示す側面図。
【図2】図1のA−A線断面図。
【図3】本発明の要部を示すシートクッションを着座位
置とした時のスライドロック状態の拡大図。
【図4】本発明の要部を示すシートクッションを跳ね上
げ状態とした時のスライドロック状態の拡大図。
【図5】本発明の要部を示すシートクッションを着座位
置とした時のインターロック解除状態を示す拡大図。
【図6】本発明の要部を示すシートクッションを跳ね上
げ状態とした時のインターロック状態を示す拡大図。
【符号の説明】
11 スライド機構 12 固定レール 13 摺動部材 15 シート 16 ベース 17 シート支持部材 18 シートクッション 19 シートバック 21 スライドロック機構 22 スライドロック孔(係止部) 23 係合歯 24 ラッチ 25 回動アーム 26 位置規制部材 27 前側操作レバー 28 後側操作レバー 29 ワイヤー 30 ワイヤー 35 切欠 41 インターロック部材 42 インターロック孔 43 インターロックラッチ 44 係合ピン 46 ワイヤー部材 47 回動アーム 48 ワイヤー部材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両前後方向に配設された固定レール
    と、該固定レールに沿って前後移動する摺動部材とを備
    える前後スライド機構を有し、前記固定レールと摺動部
    材との間の一側にスライドロック機構を設け、前記固定
    レールと摺動部材との間の他側にインターロック部材を
    設けたシートスライド装置のロック機構において、前記
    スライドロック機構及びインターロック部材のロック解
    除を共通の操作部材で行うようにしたことを特徴とする
    シートスライド装置のロック機構。
  2. 【請求項2】 前記スライドロック機構は、着座可能領
    域でロック状態となり、当該ロック状態を操作部材の操
    作でロック解除するように構成され、前記インターロッ
    ク部材は、着座不可能領域でシートを着座不可能状態と
    した時にロック状態となるように構成されたことを特徴
    とする請求項1に記載のシートスライド装置のロック機
    構。
  3. 【請求項3】 前記操作部材は、ワイヤー部材で連携さ
    れた前側操作部材及び後側操作部材で構成され、前記前
    側操作部材及び後側操作部材の何れか一方が基準操作部
    材とされ、当該基準操作部材に前記スライドロック機構
    に連携するワイヤー部材が接続されていることを特徴と
    する請求項1または請求項2に記載のシートスライド装
    置のロック機構。
  4. 【請求項4】 前記基準操作部材は、前記スライドロッ
    ク機構及びインターロック部材間の前後方向の中央部に
    回動自在に配設され、その回動中心を挟む両端側に前記
    スライドロック機構及びインターロック部材に連携する
    ワイヤー部材が個別に接続されていることを特徴とする
    請求項3に記載のシートスライド装置のロック機構。
  5. 【請求項5】 前記インターロック部材は、固定レール
    に形成されたロック孔に対して上下方向に進退するラッ
    チと、該ラッチの上端がロック解除時に係合する係合部
    が一端に形成され、他端がシートクッションに連携され
    た回動アームとを備えていることを特徴とする請求項1
    乃至請求項4の何れかに記載のシートスライド装置のロ
    ック機構。
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