JP2001000921A - 粉体検査装置 - Google Patents

粉体検査装置

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JP2001000921A JP2000119598A JP2000119598A JP2001000921A JP 2001000921 A JP2001000921 A JP 2001000921A JP 2000119598 A JP2000119598 A JP 2000119598A JP 2000119598 A JP2000119598 A JP 2000119598A JP 2001000921 A JP2001000921 A JP 2001000921A
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敏明 永井
Hiroyuki Hayashi
廣之 林
Makoto Asanuma
誠 浅沼
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 吹き戻しによる粉体の飛散を防止できるとと
もに不良品が良品回収ノズルの吸い込み口前で詰まるの
を防止でき、更には、メンテナンスの容易化及び検査精
度の向上を図ることができる、粉体検査装置を提供する
こと。 【解決手段】 回転テーブル2の周辺に、供給装置3
と、表側及び裏側撮影機構60,70と、良品回収ノズ
ル8と、不良品除去ノズル9とを、回転テーブル2の回
転方向に向かってこの順番で備え、良品回収ノズル8
を、不良品がノズル直下に来た時に、良品回収ノズルが
作動していてもノズル直下の不良品を吸引し得ない高さ
位置まで、移動するようにし、また、表側及び裏側撮影
機構60,70の各構成部品を回転テーブル2から外れ
た位置まで旋回可能としたことを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば医薬品、食
品原料、樹脂原料、粉砕物等の粉体について、自動で少
なくとも不良品検査を行って良品を回収する粉体検査装
置に関するものである。ここで、不良品とは、良品とさ
れる粉体以外の粉体と、粉体に混入しているゴミ等の異
物と、を含む概念である。
【0002】
【従来の技術】粉体を回転テーブル表面に載せて運搬さ
せながら、CCDカメラで撮影して粉体中の不良品を検
出し、該不良品を吸引して除去する粉体検査装置として
は、例えば本件出願人の実用新案登録番号第25023
29号に公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な粉体検査装置では、良品を吸引して回収する良品回収
ノズルと、不良品を吸引して除去する不良品除去ノズル
とを、例えばその順番で続けて配設していた。これらの
ノズルは、高速で流す空気流によって生じる負圧によっ
て吸引を行うものである。そして、上記粉体検査装置で
は、両ノズルは装置の作動時において空気流を常時流し
ており、良品回収ノズルの直下に不良品が来た時に良品
回収ノズルの空気流の流れを止め、それによって良品回
収ノズルで不良品を吸引しないようにしていた。また、
不良品除去ノズルを良品回収ノズルの後に配置して、良
品回収ノズルを通過して来た粉体を吸引し続けるように
したので、不良品除去ノズルによりクリーナー機能が発
揮されていた。
【0004】しかし、上記のように良品回収ノズルの空
気流の流れを止めて制御する方法では、空気流の流れを
止めた時に、いわゆる吹き戻しが生じ、回転テーブル表
面の粉体が飛散してしまうという問題があった。
【0005】また、良品回収ノズルは、その吸い込み口
が回転テーブル表面に近接して設けられており、吸い込
み口と回転テーブル表面との間の隙間の寸法は、粉体を
吸引するのに最適な大きさに設定されている。そのた
め、上記隙間の寸法より大きな不良品が運搬されて来た
際には、不良品が吸い込み口前で詰まってしまうという
問題があった。
【0006】更に、上記粉体検査装置において、粉体
を、例えば50mm幅で回転テーブル表面に載せようと
すると、図17に示すように、その両縁に位置する粉体
が崩れて拡がって50mm幅を越えることとなり、その
ため、50mm幅を前提として設けていたCCDカメラ
60や除去ノズルでは十分な検出・除去が行えなくなる
という問題があった。これを回避するために作動有効範
囲Sの大きなCCDカメラ60等を予め設定しておくこ
とが考えられるが、それでは無駄が生じ、効率が悪くな
る。
【0007】なお、不良品除去ノズルを良品除去ノズル
の前に配置した粉体検査装置においても、不良品除去ノ
ズルの直下に良品が来た時に不良品除去ノズルの空気流
の流れを止めて良品を吸引しないようにする場合には、
上述したのと同様に、吹き戻しが生じ、回転テーブル表
面の粉体が飛散してしまうという問題があった。
【0008】また、粉体の種類や粒径によっては、粉体
がCCDカメラ等の撮影装置に付着し、検査精度を低下
させるという問題があった。そのような問題はメンテナ
ンスによって解決できるものではあるが、従来の装置で
は、撮影装置の構成部品であるCCDカメラ等の全てが
固定されたものであるために、メンテナンスを十分に行
うのが困難であり、また、メンテナンス時に構成部品や
回転テーブルを傷付けることがあった。
【0009】更には、検査精度の向上が要望されてい
た。
【0010】本発明は、吹き戻しによる粉体の飛散を防
止でき、また、検査精度の向上を図ることができる、粉
体検査装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
自動で粉体について少なくとも不良品検査を行って良品
を回収する粉体検査装置において、表面に粉体を載せた
状態で回転して粉体を運搬する透明な又は半透明な回転
テーブルの周辺に、回転テーブル表面に粉体を供給する
供給装置と、回転テーブル表面の粉体を回転テーブルの
少なくとも表側から撮影して不良品を検出する撮影装置
と、撮影後の回転テーブル表面の粉体の内、良品を回転
テーブル表面から吸引して回収する良品回収ノズルと、
良品が回収された後の回転テーブル表面の粉体を全て吸
引して除去する不良品除去ノズルとを、回転テーブルの
回転方向に向かってこの順番で備え、良品回収ノズル
が、不良品がノズル直下に来るまでは、ノズル直下の良
品を吸引し得る高さ位置にあり、不良品がノズル直下に
来た時には、良品回収ノズルが作動していてもノズル直
下の不良品を吸引し得ない高さ位置まで、移動するよう
になっていることを特徴としている。
【0012】請求項2記載の発明は、自動で粉体につい
て少なくとも不良品検査を行って良品を回収する粉体検
査装置において、表面に粉体を載せた状態で回転して粉
体を運搬する透明な又は半透明な回転テーブルの周辺
に、回転テーブル表面に粉体を供給する供給装置と、回
転テーブル表面の粉体を回転テーブルの少なくとも表側
から撮影して不良品を検出する撮影装置と、撮影後の回
転テーブル表面の粉体の内、不良品を回転テーブル表面
から吸引して除去する不良品除去ノズルと、不良品が除
去された後の回転テーブル表面の粉体を全て吸引して回
収する良品回収ノズルとを、回転テーブルの回転方向に
向かってこの順番で備え、不良品除去ノズルが、不良品
がノズル直下に来るまでは不良品除去ノズルが作動して
いてもノズル直下の良品を吸引し得ない高さに位置して
おり、不良品がノズル直下に来た時にノズル直下の不良
品を吸引し得る位置まで吸引作動状態で移動するように
なっていることを特徴としている。
【0013】請求項3記載の発明は、自動で粉体につい
て少なくとも不良品検査を行って良品を回収する粉体検
査装置において、表面に粉体を載せた状態で回転して粉
体を運搬する透明な又は半透明な回転テーブルの周辺
に、回転テーブル表面に粉体を供給する供給装置と、回
転テーブル表面の粉体を撮影して不良品を検出する撮影
装置と、回転テーブル表面の粉体を吸引して回収する回
収装置とを、回転テーブルの回転方向に向かってこの順
番で備え、回収装置が、回転テーブル表面の粉体の内、
良品を吸引して回収する良品回収ノズルと、不良品を吸
引して除去する不良品除去ノズルとを、回転テーブルの
回転方向に向かってこの順で又は逆の順で備えており、
撮影装置が、回転テーブル表面の粉体を回転テーブルの
表側から撮影する表側撮影機構及び同じく裏側から撮影
する裏側撮影機構の内の少なくとも表側撮影機構を備え
ており、表側撮影機構は、回転テーブルの表側から粉体
を撮影するカメラと、表側から照らす上側照明と、裏側
から照らす下側照明とを備えており、裏側撮影機構は、
回転テーブルの裏側から粉体を撮影するカメラと、表側
から照らす上側照明と、裏側から照らす下側照明とを備
えていることを特徴としている。
【0014】請求項4記載の発明は、自動で粉体につい
て少なくとも不良品検査を行って良品を回収する粉体検
査装置において、表面に粉体を載せた状態で回転して粉
体を運搬する透明な又は半透明な回転テーブルの周辺
に、回転テーブル表面に粉体を供給する供給装置と、回
転テーブル表面の粉体を撮影して不良品を検出する撮影
装置と、回転テーブル表面の粉体を吸引して回収する回
収装置とを、回転テーブルの回転方向に向かってこの順
番で備え、回収装置が、回転テーブル表面の粉体の内、
良品を吸引して回収する良品回収ノズルと、不良品を吸
引して除去する不良品除去ノズルとを、回転テーブルの
回転方向に向かってこの順で備えており、撮影装置が、
回転テーブル表面の粉体を回転テーブルの表側から撮影
する表側撮影機構及び同じく裏側から撮影する裏側撮影
機構の内の少なくとも表側撮影機構を備えており、表側
撮影機構は、回転テーブルの表側から粉体を撮影するカ
メラと、表側から照らす上側照明と、裏側から照らす下
側照明とを備えており、裏側撮影機構は、回転テーブル
の裏側から粉体を撮影するカメラと、表側から照らす上
側照明と、裏側から照らす下側照明とを備えており、良
品回収ノズルが、不良品がノズル直下に来るまでは、ノ
ズル直下の良品を吸引し得る高さ位置にあり、不良品が
ノズル直下に来た時には、良品回収ノズルが作動してい
てもノズル直下の不良品を吸引し得ない高さ位置まで、
移動するようになっており、不良品除去ノズルが、良品
が回収された後の回転テーブル表面の粉体を全て吸引し
て除去するようになっていることを特徴としている。
【0015】請求項5記載の発明は、自動で粉体につい
て少なくとも不良品検査を行って良品を回収する粉体検
査装置において、表面に粉体を載せた状態で回転して粉
体を運搬する透明な又は半透明な回転テーブルの周辺
に、回転テーブル表面に粉体を供給する供給装置と、回
転テーブル表面の粉体を撮影して不良品を検出する撮影
装置と、回転テーブル表面の粉体を吸引して回収する回
収装置とを、回転テーブルの回転方向に向かってこの順
番で備え、回収装置が、回転テーブル表面の粉体の内、
良品を吸引して回収する良品回収ノズルと、不良品を吸
引して除去する不良品除去ノズルとを、回転テーブルの
回転方向に向かってこの逆の順で備えており、撮影装置
が、回転テーブル表面の粉体を回転テーブルの表側から
撮影する表側撮影機構及び同じく裏側から撮影する裏側
撮影機構の内の少なくとも表側撮影機構を備えており、
表側撮影機構は、回転テーブルの表側から粉体を撮影す
るカメラと、表側から照らす上側照明と、裏側から照ら
す下側照明とを備えており、裏側撮影機構は、回転テー
ブルの裏側から粉体を撮影するカメラと、表側から照ら
す上側照明と、裏側から照らす下側照明とを備えてお
り、不良品除去ノズルが、不良品がノズル直下に来るま
では不良品除去ノズルが作動していてもノズル直下の良
品を吸引し得ない高さに位置しており、不良品がノズル
直下に来た時にノズル直下の不良品を吸引し得る位置ま
で吸引作動状態で移動するようになっており、良品回収
ノズルが、不良品が除去された後の回転テーブル表面の
粉体を全て吸引して回収するようになっていることを特
徴としている。
【0016】請求項6記載の発明は、請求項3ないし5
のいずれかに記載の発明において、表側撮影機構の、カ
メラ及び上側照明が、フードで囲まれて密閉されている
ものである。
【0017】請求項7記載の発明は、請求項6記載の発
明において、フードが、フード本体とそれを下から塞ぐ
下面とからなっており、下面の周縁がフード本体に対し
て防滴構造となっているものである。
【0018】請求項8記載の発明は、請求項6又は7に
記載の発明において、表側撮影機構のフードで囲まれた
カメラ及び上側照明の全体が、支持ポールにて片持ち支
持され、支持ポールを中心として回転テーブルの上方か
ら外れた位置まで旋回可能となっているものである。
【0019】請求項9記載の発明は、請求項3ないし8
のいずれかに記載の発明において、表側撮影機構の下側
照明が収納ケースに密閉されており、収納ケースが防滴
構造を有しているものである。
【0020】請求項10記載の発明は、請求項3ないし
9のいずれかに記載の発明において、表側撮影機構の下
側照明が、支持ポールにて片持ち支持され、支持ポール
を中心として回転テーブルの下方から外れた位置まで旋
回可能となっているものである。
【0021】請求項11記載の発明は、請求項6ないし
10のいずれかに記載の発明において、表側撮影機構の
フードで囲まれたカメラ及び上側照明の全体と、下側照
明とが、それぞれ、支持ポールにて片持ち支持され、支
持ポールを中心として回転テーブルの上方から外れた位
置まで旋回可能となっており、しかも、それぞれが、平
面視で重ならない位置まで旋回可能となっているもので
ある。
【0022】請求項12記載の発明は、請求項3ないし
11のいずれかに記載の発明において、表側撮影機構の
下側照明の上面に、粉体と同色の板又は白色板又は乳白
色板が設けられているものである。
【0023】請求項13記載の発明は、請求項3ないし
12のいずれかに記載の発明において、撮影装置が裏側
撮影機構も備えており、裏側撮影機構において、下側照
明が、支持ポールにて片持ち支持され、支持ポールを中
心として回転テーブルの下方から外れた位置まで旋回可
能となっているものである。
【0024】請求項14記載の発明は、請求項3ないし
13のいずれかに記載の発明において、撮影装置が裏側
撮影機構も備えており、裏側撮影機構において、上側照
明及び下側照明の少なくとも一方が収納ケースに密閉さ
れており、収納ケースが防滴構造を有しているものであ
る。
【0025】請求項15記載の発明は、請求項3ないし
14のいずれかに記載の発明において、撮影装置が裏側
撮影機構も備えており、裏側撮影機構において、下側照
明とカメラとの間に隔離板が設けられており、隔離板の
カメラに対向した部分が透明板となっているものであ
る。
【0026】請求項16記載の発明は、請求項15記載
の発明において、透明板の周縁が隔離板に対して防滴構
造となっているものである。
【0027】請求項17記載の発明は、請求項3ないし
16のいずれかに記載の発明において、撮影装置が裏側
撮影機構も備えており、裏側撮影機構において、上側照
明が、支持ポールにて片持ち支持され、支持ポールを中
心として回転テーブルの上方から外れた位置まで旋回可
能となっているものである。
【0028】請求項18記載の発明は、請求項3ないし
17のいずれかに記載の発明において、撮影装置が裏側
撮影機構も備えており、裏側撮影機構において、カメラ
が、支持ポールにて片持ち支持され、支持ポールを中心
として回転テーブルの下方から外れた位置まで旋回可能
となっているものである。
【0029】請求項19記載の発明は、請求項3ないし
18のいずれかに記載の発明において、撮影装置が裏側
撮影機構も備えており、裏側撮影機構において、上側照
明と、下側照明と、カメラとが、それぞれ、支持ポール
にて片持ち支持され、支持ポールを中心として回転テー
ブルの上方から外れた位置まで旋回可能となっており、
しかも、それぞれが、平面視で重ならない位置まで旋回
可能となっているものである。
【0030】請求項20記載の発明は、請求項3ないし
19のいずれかに記載の発明において、撮影装置が裏側
撮影機構も備えており、裏側撮影機構において、上側照
明の下面に、粉体と同色の板又は白色板又は乳白色板が
設けられているものである。
【0031】請求項21記載の発明は、請求項3ないし
20のいずれかに記載の発明において、表側撮影機構に
おいて、カメラ及び上側照明を密閉して囲むよう設けら
れたフードの下面に対して斜め下方からエアーを吹き付
けるエアーノズル及び下側照明の上面に対して斜め上方
からエアーを吹き付けるエアーノズルの少なくとも一方
が設けられているものである。
【0032】請求項22記載の発明は、請求項3ないし
21のいずれかに記載の発明において、撮影装置が裏側
撮影機構も備えており、裏側撮影機構において、上側照
明の下面に対して斜め下方からエアーを吹き付けるエア
ーノズル及び下側照明の上面に対して斜め上方からエア
ーを吹き付けるエアーノズルの少なくとも一方が設けら
れているものである。
【0033】請求項23記載の発明は、請求項15又は
16に記載の発明において、透明板の上面に対して斜め
上方からエアーを吹き付けるエアーノズルが設けられて
いるものである。
【0034】請求項24記載の発明は、請求項3ないし
23のいずれかに記載の発明において、回転テーブル表
面の粉体を上方から近接して覆う平板と、平板で覆われ
た空間に舞上った粉体を吸引する吸引機構と、を備えた
粉体舞上り防止装置が、供給装置と撮影装置との間に設
けられているものである。
【0035】請求項25記載の発明は、請求項24記載
の発明において、平板の、回転テーブルの回転方向側の
一辺に、下方に延びた延在部が設けられており、延在部
によって、平板で覆われた空間が仕切られているもので
ある。
【0036】請求項26記載の発明は、請求項24又は
25に記載の発明において、平板が回転テーブルの上方
から外れた位置まで移動可能となっているものである。
【0037】請求項27記載の発明は、請求項1ないし
26のいずれかに記載の発明において、粉体検査装置は
密閉ケースに収納されており、該密閉ケースの一部に
は、内外の気圧差を解消するためのフィルターが設けら
れているものである。
【0038】請求項28記載の発明は、請求項1ないし
27のいずれかに記載の発明において、供給装置が、粉
体を、多孔板を通過させた後に回転テーブル表面に供給
するようになっており、多孔板の孔の大きさは、大きな
不良品を通過させない大きさに設定されているものであ
る。
【0039】請求項29記載の発明は、請求項1ないし
28のいずれかに記載の発明において、回転テーブル
が、その表面に、供給装置により供給されてきた粉体が
嵌り込む環状の溝を有しており、該溝の幅は、撮影装
置、良品回収ノズル、及び不良品除去ノズルの全ての作
動有効範囲内となるよう設定されており、該溝は底面と
両側面とで構成されており、底面は水平な平坦面であ
り、両側面は、回転テーブル表面から底面に向けて溝幅
が狭くなるよう傾斜し且つそれぞれ底面に対して45°
未満の角度で傾斜した平面であり、両側面と底面との交
差部はRを有しているものである。
【0040】請求項30記載の発明は、請求項1ないし
29のいずれかに記載の発明において、回転テーブルの
周辺に、少なくとも、回転テーブル表面の粉体中から繊
維状の異物を吸引除去する繊維異物除去ノズル、回転テ
ーブル表面の粉体の静電気を除去する静電除去機、及び
回転テーブル表面の粉体中から金属異物を除去する金属
除去機の内のいずれかを備えているものである。
【0041】
【発明の実施の形態】(実施形態1)図1は本実施形態
の粉体検査装置1の平面図である。この粉体検査装置1
は、表面に粉体を載せた状態で回転して粉体を運搬する
回転テーブル2の周辺に、回転テーブル2表面に粉体を
連続して供給する供給装置3と、粉体中から繊維状の異
物を吸引除去する繊維異物除去ノズル41と、粉体の静
電気を除去する第1静電除去機51と、粉体中から鉄等
の金属異物を除去する金属除去機42と、粉体中の不良
品を回転テーブル2の表側から撮影して検出する表側撮
影機構6と、粉体の静電気を除去する第2静電除去機5
2と、粉体中の不良品を回転テーブル2の裏側から撮影
して検出する裏側撮影機構7と、表側及び裏側撮影機構
6,7の撮影データに基づいて粉体中の良品のみを吸引
して回収する良品回収ノズル8と、良品が回収された後
の回転テーブル2表面の粉体を全て吸引して除去する不
良品除去ノズル9とを、回転テーブルの回転方向(矢印
Y方向)に向かってこの順番で備えている。
【0042】回転テーブル2は、無色透明な樹脂、例え
ばメタクリル樹脂、又は無色透明なガラスで形成されて
おり、表面が平坦な円板状のものであり、水平に設けら
れている。回転テーブル2の表面には、図1の回転テー
ブル2のII−II断面図である図2に示すように、粉体1
0が嵌り込む溝20が回転テーブル2と同心の環状に形
成されている。なお、図2では粉体10の溝20におけ
る状態を強調するために粉体10を大きく示している。
また、図1の一点鎖線Mは溝20の中心を示している。
溝20の幅Wは、表側撮影機構6、裏側撮影機構7、良
品回収ノズル8、及び不良品除去ノズル9の全ての作動
有効範囲内となるよう設定されている。溝20は、底面
201と両側面202とで構成されている。底面201
は水平な平坦面である。両側面202は、回転テーブル
2表面から底面201に向けて溝20の幅Wが狭くなる
よう傾斜し且つそれぞれ底面201に対して45°未満
の角度αで傾斜した平面である。両側面202と底面2
01との交差部XはRを有している。
【0043】図3は供給装置3の平面図、図4は図3の
IV−IV断面図である。供給装置3は、電磁コイル31
と、基端部が電磁コイル31上に設けられ、先端部が回
転テーブル2上に位置している、トラフ32と、トラフ
32上に重なるように設けられた多孔板33とを備えて
おり、上方のホッパ(図示せず)に連結した投入口34
から投入された粉体を、図4の矢印に示すように、電磁
コイル31による振動によって、多孔板33を通過させ
た後にトラフ32によって少しずつ回転テーブル2表面
に連続して供給するようになっている。多孔板33の孔
の大きさは、不良品とされる大きさのものを通過させな
い大きさに設定されている。図3のV−V断面図である
図5及び図3のVI−VI断面図である図6に示すように、
水平な多孔板33の先端部は外に通じる傾斜面331と
なっている。
【0044】繊維異物除去ノズル41は、下方に大きく
開き且つ回転テーブル2表面に近接した吸い込み口か
ら、回転テーブル2表面の粉体中の繊維状の異物を吸い
込んで除去するようになっている。金属除去機42は、
マグネットを有しており、回転テーブル2表面の粉体中
の鉄等の金属異物を吸着除去するようになっている。
【0045】第1及び第2静電除去機51,52は、回
転テーブル2表面の粉体が帯びている静電気を除去する
ようになっている。
【0046】表側撮影機構6は、回転テーブル2の上方
に設置されたCCDカメラ61と、回転テーブル2の上
下両方に設置された2つの照明(図示せず)とを備えて
いる。なお、CCDカメラ61及び2つの照明は高さ調
節可能となっている。
【0047】裏側撮影機構7は、回転テーブル2の下方
に設置されたCCDカメラ71と、回転テーブル2の上
下両方に設置された2つの照明(図示せず)とを備えて
いる。なお、CCDカメラ71及び2つの照明は高さ調
節可能となっている。
【0048】図7は良品回収ノズル8の平面図、図8は
図7のVIII矢視図、図9は図7のIX矢視図である。良品
回収ノズル8は、本体81と、ノズル管82と、カバー
83とで構成されており、図8に示すように、本体81
内を矢印Aのように高速で空気を流すことによって生じ
る負圧によって、ノズル管82の吸い込み口821から
矢印Bのように吸い込むようになっている。カバー83
は、回転テーブル2の周縁に沿って円弧状に延び且つノ
ズル管82の前後に渡って設けられており、良品回収ノ
ズル8の作動有効範囲以上即ち吸い込み口821の長手
方向の寸法以上の幅W1を有している。吸い込み口82
1は、スカート部822で囲まれて構成され、回転テー
ブル2表面に近接して配置されており、スカート部82
2の先端縁(下端縁)と回転テーブル2表面の溝20の
底面201及び両側面202との間には、隙間が設けら
れている。該隙間の寸法は、粉体10の平均粒径が0.
3mmの場合は0.5mmに設定されている。
【0049】そして、良品回収ノズル8は、移動機構8
0によって、回転テーブル2に対して上下動可能となっ
ている。移動機構80は、図9に示すように、基台80
0の下方にフレーム801を介して固定支持された空気
圧シリンダ802と、空気圧シリンダ802のロッド8
03の先端にアーム804を介して固定支持された2本
のロッド805とを有しており、ロッド805は、基台
800を摺動可能に貫通して良品回収ノズル8を支持し
ている。806はスリーブ、807はショックアブソー
バーである。移動機構80による良品回収ノズル8の上
下動のストローク距離は、良品回収ノズル8が上昇した
場合において良品回収ノズル8が作動していても吸い込
み口821直下の粉体を吸引し得ない大きさに、設定さ
れている。
【0050】不良品除去ノズル9は、良品回収ノズル8
によって良品が回収された後の回転テーブル2表面の粉
体を全て吸引除去するようになっている。その構成は良
品回収ノズル8と同様である。なお、移動機構80は備
えていない。
【0051】次に、作動について説明する。生産ライン
から取り出され、ホッパ(図示せず)を経由して投入口
34から供給装置3に投入された粉体は、供給装置3に
おいて、多孔板33及びトラフ32が電磁コイル31に
より振動している状況の下で、まず多孔板33上に落下
し、多孔板33の孔を通過してトラフ32上に落下し、
トラフ32上を回転テーブル2に向けて徐々に且つ連続
して送られる。このとき、電磁コイル31による振動に
よって、多孔板33からの粉体の落下は円滑に行われ、
また、トラフ32上の粉体は均一に拡がった状態となっ
てトラフ32先端から回転テーブル2表面の溝20内に
供給される。このようにして供給装置3により供給され
た粉体は、図2に示すように、溝20内に整列された状
態となる。
【0052】一方、供給装置3において、多孔板33の
孔の大きさは、不良品とされる大きさのものを通過させ
ない大きさに設定されているので、そのような不良品
は、多孔板33を通過せず、多孔板33の上を先端に向
けて徐々に送られ、傾斜面331に至り、図6の矢印に
示すように外部へ排出される。従って、供給装置3にお
いては、回転テーブル2表面へ供給される粉体中から大
きな不良品が確実に除去される。
【0053】回転テーブル2表面の溝20内の粉体は、
所定の速度で矢印Y方向(図1)に回転する回転テーブ
ル2によって運搬される。
【0054】回転テーブル2によって運搬される粉体
は、まず、繊維異物除去ノズル41の下を通る。このと
き、粉体中からは繊維状の異物が吸引除去される。次
に、粉体は第1静電除去機51の下を通り、粉体の静電
気が除去される。次に、粉体は金属除去機42の下を通
り、粉体中から鉄等の金属異物が吸着除去される。
【0055】次に、粉体は、表側撮影機構6のCCDカ
メラ61の下を通り、上方から撮影される。このとき、
粉体は回転テーブル2の上下両方から照明によって照ら
されながら撮影され、粉体中の不良品が検出される。次
に、粉体は第2静電除去機52の下を通り、粉体の静電
気が除去される。次に、粉体は、裏側撮影機構7のCC
Dカメラ71の上を通り、下から撮影される。このと
き、粉体は回転テーブル2の上下両方から照明によって
照らされながら撮影され、粉体中の不良品が検出され
る。
【0056】ところで、回転テーブル2の溝20におい
て、側面202の底面201に対する角度α(図2)が
45°以上の急なものであると、回転テーブル2の下か
ら見た場合に側面202が鏡面のように光を反射してし
まい、側面202の部分に載っている粉体がCCDカメ
ラ71により撮影されないこととなる。しかし、本発明
では、角度αが45°未満に設定されているので、側面
202が鏡面のように光を反射する程度が低くなり、側
面202の部分に載っている粉体は回転テーブル2の下
からCCDカメラ71によって十分に撮影される。従っ
て、溝20内の粉体は、回転テーブル2の下からCCD
カメラ71によって漏れなく撮影される。
【0057】しかも、溝20の側面202と底面201
との交差部XがRを有しているので、溝20の形成時に
交差部Xに傷が残ることはなく、このため、傷を不良品
と間違えて検出することもない。
【0058】次に、粉体は良品回収ノズル8の下に運ば
れる。良品回収ノズル8では、図8の矢印Aに示す空気
流が粉体検査装置1の作動中には常時流されており、良
品回収ノズル8は常に吸引作動状態にある。また、良品
回収ノズル8は、通常の状態では、吸い込み口821を
回転テーブル2表面に近接させて配設されている。そし
て、表側及び裏側撮影機構6,7の撮影データに基づい
て、ノズル管82の吸い込み口821の直下に良品のみ
が来たと判断された時には、良品回収ノズル8は上記通
常の状態で作動し、これにより良品が吸引回収される。
一方、表側及び裏側撮影機構6,7の撮影データに基づ
いて、ノズル管82の吸い込み口821の直下に不良品
が来たと判断された時には、良品回収ノズル8は、移動
機構80の作動によって、即ち、空気圧シリンダ802
の作動によるロッド803及びロッド805の上昇作動
によって、不良品を吸引し得ない高さ位置まで上昇し、
これによって不良品は吸引回収されることなく良品回収
ノズル8の下を通過する。そして、不良品が通過して良
品のみが来たと判断された時には、移動機構80が作動
して、良品回収ノズル8は元の高さ位置即ち回転テーブ
ル2表面に近接した位置に戻る。このように、良品回収
ノズル8の直下に不良品が来た時には、良品回収ノズル
8が、移動機構80によって、良品回収ノズル8が作動
していても吸い込み口821直下の不良品を吸引し得な
い高さ位置まで、上昇するので、次のような作用効果を
奏する。良品回収ノズル8では確実に良品のみが吸引
される、良品回収ノズル8の作動を止めなくても良品
回収ノズル8による不良品の吸引が阻止されるので、良
品回収ノズル8の作動を止めた状態から再開した場合に
生じる吹き戻しが防止される、大きな不良品が来て
も、それが吸い込み口821前で詰まることはない。
【0059】そして、良品回収ノズル8の下を通過して
来た粉体は、その全てが不良品除去ノズル9によって回
転テーブル2表面から吸引除去される。これにより、不
良品除去ノズル9は回転テーブル2表面に対するクリー
ナー機能を発揮する。
【0060】以上のように、上記構成の粉体検査装置に
よれば、自動で粉体について不良品検査が行われ、良品
のみが良品回収ノズル8によって確実に回収される。
【0061】(実施形態2)実施形態1において、不良
品除去ノズル9を良品回収ノズル8の前に配置し、良品
回収ノズル8の移動機構80を無くして、良品回収ノズ
ル8を回転テーブル2表面に近接して配置し、不良品除
去ノズル9に移動機構80に類似の移動機構を設け、そ
の他は実施形態1と同じとしてもよい。この場合におい
て、不良品除去ノズル9に設ける移動機構は、次のよう
になっている。即ち、不良品がノズル直下に来るまで
は、不良品除去ノズル9を、不良品除去ノズル9が作動
してもノズル直下の良品を吸引し得ない高さに位置さ
せ、不良品がノズル直下に来た時に、不良品除去ノズル
9を、ノズル直下の不良品を吸引し得る位置まで移動す
るようになっている。なお、不良品除去ノズル9は、下
降する際には吸引作動状態となっている。
【0062】上記構成によっても、実施形態1と同様
に、不良品除去ノズル9の作動を止めた場合に生じる吹
き戻しが防止される。
【0063】(実施形態3)図10は本実施形態の粉体
検査装置100の平面図である。この粉体検査装置10
0において、実施形態1の粉体検査装置1(図1)と同
一符号のものは同じものであり、同じ作用効果を発揮す
る。そして、本実施形態では、粉体舞上り防止装置43
が設けられており、また、表側撮影機構60及び裏側撮
影機構70が特殊な構造を有している。
【0064】図11は図10のXI−XI断面図であ
り、表側撮影機構60を示す。表側撮影機構60は、回
転テーブル2表面の粉体を表側から撮影して不良品を検
出するものであり、3台のCCDカメラ62と、上側照
明63と、下側照明64と、2個のエアーノズル65
1,652と、支持ポール66とを、備えている。
【0065】CCDカメラ62及び上側照明63は回転
テーブル2の上方に位置している。上側照明63はリン
グ状のものであり、CCDカメラ62は上側照明63の
内部空間を通して下方を撮影するようになっている。そ
して、CCDカメラ62及び上側照明63は、回転テー
ブル2の上方にてフード67で囲まれて密閉されてい
る。フード67は、上から覆い隠すフード本体671
と、フード本体671を下から塞ぐ下面672とで構成
されている。下面672の周縁はフード本体671に対
して防滴構造となっている。フード本体671はステン
レス鋼からなり、下面672は透明ガラス板である。更
に、フード67で囲まれたCCDカメラ62及び上側照
明63は、一体として、回転テーブル2の周辺に立設さ
れた支持ポール66に支持アーム664を介して片持ち
支持されており、図11のXII矢視図である図12に示
すように支持ポール66を中心に回転テーブル2の上方
から外れた位置まで旋回可能となっている。
【0066】下側照明64は回転テーブル2の下方に位
置している。下側照明64は、平板状のものであり、収
納ケース640で密閉されている。収納ケース640の
周縁は支持アーム665に対して防滴構造となってい
る。収納ケース640の上面641は帯電防止機能付ア
クリル樹脂からなる白色板である。下側照明64も、支
持ポール66に支持アーム665を介して片持ち支持さ
れており、図12に示すように支持ポール66を中心に
回転テーブル2の下方から外れた位置まで旋回可能とな
っている。なお、フード67で囲まれたCCDカメラ6
2及び上側照明63と、下側照明64とは、図12に示
すように平面視で重ならない位置まで旋回可能となって
いる。
【0067】支持ポール66における旋回構造は、次の
ようになっている。即ち、第1円筒柱661に第2円筒
柱662が摺動自在に外嵌し、第2円筒柱662に第3
円筒柱663が摺動自在に外嵌しており、第2円筒柱6
62に、フード67で囲まれたCCDカメラ62及び上
側照明63の支持アーム664が固定されており、第3
円筒柱663に、下側照明64の支持アーム665が固
定されている。なお、ロックレバー666は第1円筒柱
661に対して第2円筒柱662を摺動不能に固定し、
ロックレバー667は第2円筒柱662に対して第3円
筒柱663を摺動不能に固定するようになっている。
【0068】支持アーム665には、2個のエアーノズ
ル651,652が取り付けられている。エアーノズル
651はフード67の下面672に対して斜め下方から
エアーを吹き付けるようになっており、エアーノズル6
52は下側照明64の上面641に斜め上方からエアー
を吹き付けるようになっている。
【0069】図13は図10のXIII−XIII断面図であ
り、裏側撮影機構70を示す。裏側撮影機構70は、回
転テーブル2表面の粉体を裏側から撮影して不良品を検
出するものであり、3台のCCDカメラ72と、上側照
明73と、下側照明74と、3個のエアーノズル75
1,752,753と、支持ポール76とを、備えてい
る。
【0070】上側照明73は回転テーブル2の上方に位
置している。上側照明73は、平板状のものであり、収
納ケース730で密閉されている。収納ケース730の
周縁は支持アーム765に対して防滴構造となってい
る。収納ケース730の下面731は帯電防止機能付ア
クリル樹脂からなる白色板である。上側照明73は、支
持アーム765を介して支持ポール76に片持ち支持さ
れており、図13のXIV矢視図である図14に示すよう
に支持ポール76を中心に回転テーブル2の上方から外
れた位置まで旋回可能となっている。
【0071】下側照明74及びCCDカメラ72は回転
テーブル2の下方に位置している。また、下側照明74
とCCDカメラ72との間には、隔離板77が設けられ
ている。下側照明74は収納ケース740で密閉されて
いる。収納ケース740の周縁は支持アーム766に対
して防滴構造となっている。収納ケース740の上面7
41は帯電防止機能付アクリル樹脂からなる白色板であ
る。下側照明74はリング状のものであり、隔離板77
の、下側照明74の内部空間に対向する部分には、透明
ガラス板771が設けられている。ガラス板771の周
縁は隔離板77に対して防滴構造となっている。防滴構
造としては、例えばパッキンを介在させた構造がある。
CCDカメラ72は下側照明74の内部空間を通して上
方を撮影するようになっている。
【0072】下側照明74も、支持アーム766を介し
て支持ポール76に片持ち支持されており、図14に示
すように支持ポール76を中心に回転テーブル2の下方
から外れた位置まで旋回可能となっている。また、CC
Dカメラ72も、支持アーム767を介して支持ポール
76に片持ち支持されており、図14に示すように支持
ポール76を中心に回転テーブル2の下方から外れた位
置まで旋回可能となっている。なお、上側照明73と、
下側照明74と、CCDカメラ72とは、図14に示す
ように平面視で重ならない位置まで旋回可能となってい
る。
【0073】支持ポール76における旋回構造は、次の
ようになっている。即ち、支柱761の第1細部761
1に第1円筒柱762が摺動自在に外嵌しており、第2
細部7612に第2円筒柱763が摺動自在に外嵌して
おり、第3細部7613に第3円筒柱764が摺動自在
に外嵌しており、支持アーム765が第1円筒柱762
に固定されており、支持アーム766が第2円筒柱76
3に固定されており、支持アーム767が第3円筒柱7
64に固定されている。なお、ロックレバー781は第
1円筒柱762を第1細部7611に摺動不能に固定
し、ロックレバー782は第2円筒柱763を第2細部
7612に摺動不能に固定し、ロックレバー783は第
3円筒柱764を第3細部7613に摺動不能に固定す
るようになっている。
【0074】第2円筒柱763には、2個のエアーノズ
ル751,752が取り付けられている。エアーノズル
751は上側照明73の下面731に対して斜め下方か
らエアーを吹き付けるようになっており、エアーノズル
752は下側照明74の上面741に斜め上方からエア
ーを吹き付けるようになっている。また、支持アーム7
66の裏側にはエアーノズル753が取り付けられてい
る。エアーノズル753は隔離板77の透明ガラス板7
71に斜め上方からエアーを吹き付けるようになってい
る。
【0075】粉体舞上り防止装置43は、図10に示す
ように、供給装置3と表側撮影機構60との間に設けら
れており、ここでは、第1静電除去機51と金属除去機
42との間に設けられている。図15は防止装置43の
斜視図である。防止装置43は、回転テーブル2表面の
粉体を上方から近接して覆う矩形の平板431と、平板
431で覆われた空間を吸引する吸引機構432とを、
備えている。平板431の回転テーブル2の上方から外
れた辺部には、水平軸433が設けられており、平板4
31は、吸引機構432を伴ったまま、水平軸433を
中心として、図15中の一点鎖線で示すように、回転テ
ーブル2の上方から外れた位置まで旋回するようになっ
ている。また、平板431の、回転テーブル2の回転方
向(矢印Y方向)側の一辺には、延在部4311が辺部
を下方に折り曲げて形成されている。延在部4311は
回転テーブル2の溝20上に位置している。
【0076】次に、作動について説明する。実施形態1
の粉体検査装置1の場合と同様に、投入口34から供給
装置3に投入された粉体は、トラフ32先端から回転テ
ーブル2表面の溝20内に供給され、溝20内に整列さ
れた状態となり、矢印Y方向(図10)に回転する回転
テーブル2によって運搬される。そして、粉体は、ま
ず、繊維異物除去ノズル41の下を通り、ここで粉体中
の繊維状の異物が吸引除去され、次に、第1静電除去機
51の下を通り、ここで粉体の静電気が除去される。
【0077】そして、粉体は、粉体舞上り防止装置43
の下を通る。このとき、粉体は、平板431により上方
から近接して覆われた状態となるので、上下に狭い空間
に存在することとなり、その舞上りが抑制される。しか
も、吸引機構432により、平板431で覆われた空間
が吸引されるので、舞上った粉体は吸引除去されること
となり、これによっても、舞上りが抑制される。更に、
延在部4311により、平板431で覆われた空間の回
転方向側が仕切られているので、吸引される空間が確定
され、それ故、吸引が効率良く行われ、舞上りの抑制効
果が向上する。このように、粉体の舞上りが抑制される
ことにより、粉体に対する検査が円滑に且つ精度良く行
われることとなり、また、粉体による周辺の汚染が防止
される。
【0078】舞上りが抑制された粉体は、金属除去機4
2の下を通り、ここで粉体中の金属異物が吸着除去され
る。
【0079】次に、粉体は、表側撮影機構60のCCD
カメラ62の下を通り、上方から撮影され、ここで粉体
の内の不良品が検出される。このとき、粉体は、上側照
明63及び下側照明64によって回転テーブル2の上下
両方から照らされながら撮影されるので、粉体の影を不
良品として検出してしまうことが防止され、従って、検
出精度が向上する。しかも、下側照明64の上面641
が白色板であるので、下側照明64の光が均一に分散
し、粉体は下側から均一に照らされることとなり、従っ
て、この点からも検出精度が向上する。また、上面64
1が帯電防止機能を有しているので、上面641への粉
体の付着が防止され、従って、この点からも検出精度が
向上する。また、CCDカメラ62及び上側照明63が
フード67で囲まれて密閉されているので、CCDカメ
ラ62や上側照明63への粉体の付着が防止され、従っ
て、この点からも検出精度が向上する。更に、エアーノ
ズル651によってフード67の下面672にエアーが
吹き付けられ、また、エアーノズル652によって下側
照明64の上面641にエアーが吹き付けられるので、
下面672や上面641への粉体の付着が防止され、従
って、この点からも検出精度が向上する。
【0080】次に、粉体は第2静電除去機52の下を通
り、ここで粉体の静電気が除去される。
【0081】次に、粉体は、裏側撮影機構70のCCD
カメラ72の上を通り、下から撮影され、ここで粉体の
内の不良品が検出される。このとき、粉体は、上側照明
73及び下側照明74によって回転テーブル2の上下両
方から照らされながら撮影されるので、粉体の影を不良
品として検出してしまうことが防止され、従って、検出
精度が向上する。しかも、上側照明73の下面731が
白色板であるので、上側照明73の光が均一に分散し、
粉体は上側から均一に照らされることとなり、従って、
この点からも検出精度が向上する。また、下面731が
帯電防止機能を有しているので、下面731への粉体の
付着が防止され、従って、この点からも検出精度が向上
する。更に、下側照明74の上面741が白色板である
ので、下側照明74の光が均一に分散し、粉体は下側か
ら均一に照らされることとなり、従って、この点からも
検出精度が向上する。また、上面741が帯電防止機能
を有しているので、上面741への粉体の付着が防止さ
れ、従って、この点からも検出精度が向上する。また、
透明ガラス板771の周縁が隔離板77に対して防滴構
造となっているので、粉体が隔離板77を通過してCC
Dカメラ72に付着することが防止され、従って、この
点からも検出精度が向上する。更に、エアーノズル75
1によって上側照明73の下面731にエアーが吹き付
けられ、また、エアーノズル752によって下側照明7
4の上面741にエアーが吹き付けられ、また、エアー
ノズル753によって透明ガラス板771にエアーが吹
き付けられるので、下面731、上面741、及び透明
ガラス板771への粉体の付着が防止され、従って、こ
の点からも検出精度が向上する。
【0082】次に、粉体は、実施形態1の粉体検査装置
1の場合と同様に、良品回収ノズル8の下に運ばれ、こ
こで粉体の内の良品が吸引回収され、次いで、不良品除
去ノズル9の下に運ばれ、ここで全ての粉体が回転テー
ブル2表面から吸引除去される。
【0083】なお、上記構成の粉体検査装置100にお
いては、上記作動中に、表側撮影機構60又は裏側撮影
機構70がこれらの構成部品を傷付ける程度の巨大な異
物を確認した場合には、装置全体の運転を停止するよう
制御されるようになっており、これによって表側撮影機
構60又は裏側撮影機構70の保護が図られている。ま
た、常時検出される不良品がある場合、それは表側撮影
機構60又は裏側撮影機構70に付着した汚れと考えら
れ、連続して検出される不良品がある場合、それは回転
テーブル2に付着した汚れと考えられるので、その場合
も、装置全体の運転を停止するよう制御されるようにな
っており、これによって歩留まりの向上及び検査の安定
化が図られている。
【0084】こうして、上記構成の粉体検査装置100
によれば、実施形態1の粉体検査装置1と同様に、自動
で粉体について不良品検査が行われ、良品のみが良品回
収ノズル8によって確実に回収される。しかも、上記構
成の粉体検査装置100によれば、粉体の舞上りが抑制
されることによって検査の円滑化、高精度化、及び周囲
環境の汚染防止が図られ、また、表側撮影機構60及び
裏側撮影機構70による検出精度が向上する。
【0085】更に、上記構成の粉体検査装置100によ
れば、表側撮影機構60、裏側撮影機構70、及び回転
テーブル2に対するメンテナンスを容易且つ確実に行う
ことができる。即ち、表側撮影機構60においては、フ
ード67で囲まれたCCDカメラ62及び上側照明63
と、下側照明64とが、それぞれ、回転テーブル2から
外れた位置まで旋回可能となっているので、それぞれに
対して回転テーブル2を傷付けることなく、メンテナン
スを施すことができ、しかも、それぞれが、図12に示
すように平面視で重ならない位置まで旋回可能となって
いるので、それぞれを相互に傷付けることなく、メンテ
ナンスを施すことができる。また、裏側撮影機構70に
おいては、上側照明73と、下側照明74と、CCDカ
メラ72とが、それぞれ、回転テーブル2から外れた位
置まで旋回可能となっているので、それぞれに対して回
転テーブル2を傷付けることなく、メンテナンスを施す
ことができ、しかも、それぞれが、図14に示すように
平面視で重ならない位置まで旋回可能となっているの
で、それぞれを相互に傷付けることなく、メンテナンス
を施すことができる。
【0086】なお、上記構成の粉体検査装置100は、
図16に示すような密閉ケース110内に収納されてい
る。これは、検査中の粉体に外部から異物が侵入するの
を防ぐためである。そして、密閉ケース110は、一部
の扉がケース内外の気圧差を解消するためのフィルター
111で構成されている。これにより、良品回収ノズル
8や不良品除去ノズル9の作動によってケース内が負圧
となるのが、防止される。従って、吸引能力及び除去能
力の安定化が図られる。
【0087】(別の実施形態) (1)実施形態3は、実施形態1の良品回収ノズル8及
び不良品除去ノズル9を備えたものであるが、その代わ
りに、実施形態2の良品回収ノズル8及び不良品除去ノ
ズル9を備えてもよく、更には、実施形態1,2の良品
回収ノズル8又は不良品除去ノズル9の代わりに、従来
一般の構成の良品回収ノズル又は不良品除去ノズルを備
えてもよい。
【0088】(2)実施形態1,2の粉体検査装置をフ
ィルター111を備えた密閉ケース110に収納しても
よい。
【0089】(3)実施形態1ないし3において、裏側
撮影機構7,70は省略してもよい。即ち、回転テーブ
ル2表面の粉体は回転テーブル2の表側のみから撮影し
てもよい。そして、この場合の回転テーブル2は、半透
明、例えば乳白色の、樹脂又はガラスで形成されたもの
でよい。
【0090】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、良品回収
ノズルを、不良品がノズル直下に来るまでは、ノズル直
下の良品を吸引し得る高さ位置にあり、不良品がノズル
直下に来た時には、良品回収ノズルが作動していてもノ
ズル直下の不良品を吸引し得ない高さ位置まで、移動す
るようにしたので、次のような効果を奏する。 良品回収ノズルにより確実に良品のみを吸引できる。 良品回収ノズルの作動を止めなくても良品回収ノズル
による不良品の吸引を阻止できるので、良品回収ノズル
の作動を止めた場合に生じる吹き戻しを防止できる。従
って、吹き戻しにより回転テーブル上の粉体が飛散して
しまうのを防止できる。 大きな不良品が良品回収ノズルの吸い込み口前で詰ま
るのを防止できる。 不良品除去ノズルが良品回収ノズルの下を通過して来
た粉体の全てを吸引除去し続けるので、不良品除去ノズ
ルは回転テーブル表面に対するクリーナー機能を発揮で
きる。従って、検査室内における粉体の飛散や粉体の吸
い残しを防止できる。
【0091】請求項2記載の発明によれば、不良品除去
ノズルの作動を止めた場合に生じる吹き戻しを防止で
き、吹き戻しにより回転テーブル上の粉体が飛散してし
まうのを防止できる。
【0092】請求項3記載の発明によれば、撮影装置の
少なくとも表側撮影機構において、上側照明及び下側照
明によって回転テーブル表面の粉体を上下両方から照ら
しながら撮影できるので、粉体の影を不良品として検出
してしまうのを防止でき、従って、検出精度を向上でき
る。裏側撮影機構も備えた場合には、同様の理由によ
り、検出精度を更に向上できる。
【0093】請求項4記載の発明によれば、請求項1及
び3と同様の効果を発揮できる。
【0094】請求項5記載の発明によれば、請求項2及
び3と同様の効果を発揮できる。
【0095】請求項6記載の発明によれば、表側撮影機
構のカメラ及び上側照明への粉体の付着を防止でき、従
って、検出精度を向上できる。
【0096】請求項7記載の発明によれば、表側撮影機
構のカメラ及び上側照明への粉体の付着を確実に防止で
きる。
【0097】請求項8記載の発明によれば、表側撮影機
構のフード、カメラ、及び上側照明と、回転テーブルと
に対するメンテナンスを、回転テーブルを傷付けること
なく、容易且つ確実に行うことができる。
【0098】請求項9記載の発明によれば、表側撮影機
構の下側照明への粉体の付着を防止でき、従って、検出
精度を向上できる。
【0099】請求項10記載の発明によれば、表側撮影
機構の下側照明と回転テーブルとに対するメンテナンス
を、回転テーブルを傷付けることなく、容易且つ確実に
行うことができる。
【0100】請求項11記載の発明によれば、表側撮影
機構のフード、カメラ、及び上側照明と、下側照明と、
回転テーブルとに対するメンテナンスを、相互に傷付け
ることなく、容易且つ確実に行うことができる。
【0101】請求項12記載の発明によれば、表側撮影
機構の下側照明の光を均一に分散させて粉体を下側から
均一に照らすことができ、従って、検出精度を向上でき
る。
【0102】請求項13記載の発明によれば、裏側撮影
機構の下側照明と回転テーブルとに対するメンテナンス
を、回転テーブルを傷付けることなく、容易且つ確実に
行うことができる。
【0103】請求項14記載の発明によれば、裏側撮影
機構の上側照明又は下側照明への粉体の付着を確実に防
止でき、従って、検出精度を向上できる。
【0104】請求項15記載の発明によれば、カメラへ
の粉体の付着を防止でき、従って、検出精度を向上でき
るとともに、メンテナンスを容易に行うことができる。
【0105】請求項16記載の発明によれば、カメラへ
の粉体の付着を確実に防止できる。
【0106】請求項17記載の発明によれば、裏側撮影
機構の上側照明と回転テーブルとに対するメンテナンス
を、回転テーブルを傷付けることなく、容易且つ確実に
行うことができる。
【0107】請求項18記載の発明によれば、裏側撮影
機構のカメラと回転テーブルとに対するメンテナンス
を、回転テーブルを傷付けることなく、容易且つ確実に
行うことができる。
【0108】請求項19記載の発明によれば、裏側撮影
機構のカメラと、上側照明と、下側照明と、回転テーブ
ルとに対するメンテナンスを、相互に傷付けることな
く、容易且つ確実に行うことができる。
【0109】請求項20記載の発明によれば、裏側撮影
機構の上側照明の光を均一に分散させて粉体を上側から
均一に照らすことができ、従って、検出精度を向上でき
る。
【0110】請求項21記載の発明によれば、表側撮影
機構のフードの下面及び下側照明の上面の少なくとも一
方への粉体の付着を防止でき、従って、検出精度を向上
できるとともに、クリーナー効果を発揮して長時間運転
を可能にできる。
【0111】請求項22記載の発明によれば、裏側撮影
機構の上側照明の下面及び下側照明の上面の少なくとも
一方への粉体の付着を防止でき、従って、検出精度を向
上できるとともに、クリーナー効果を発揮して長時間運
転を可能にできる。
【0112】請求項23記載の発明によれば、裏側撮影
機構の透明ガラス板の上面への粉体の付着を防止でき、
従って、検出精度を向上できるとともに、クリーナー効
果を発揮して長時間運転を可能にできる。
【0113】請求項24記載の発明によれば、供給装置
と撮影装置との間における粉体の舞上りを抑制でき、従
って、検査の円滑化、高精度化、及び周囲環境の汚染防
止を図ることができる。
【0114】請求項25記載の発明によれば、吸引機構
による吸引効率を向上でき、粉体の舞上りの抑制効果を
向上できる。
【0115】請求項26記載の発明によれば、粉体舞上
り防止装置と回転テーブルとに対するメンテナンスを、
回転テーブルを傷付けることなく、容易且つ確実に行う
ことができる。
【0116】請求項27記載の発明によれば、検査の安
定化を図ることができる。
【0117】請求項28記載の発明によれば、回転テー
ブル表面に粉体を供給する前に、大きな不良品を確実に
除去でき、その結果、大きな不良品が良品回収ノズルや
不良品除去ノズルの吸い込み口前で詰まるのを防止でき
る。
【0118】請求項29記載の発明によれば、次のよう
な効果を奏する。 撮影装置、良品回収ノズル、及び不良品除去ノズルの
全ての作動有効範囲内となるよう幅が設定された溝内に
粉体を入れ、溝内の粉体について検出・除去を行うよう
になっているので、撮影装置、良品回収ノズル、及び不
良品除去ノズルを有効に使用でき、効率の良い検査を行
うことができる。 回転テーブルが透明であり、溝は底面と両側面とで構
成されており、底面は水平な平坦面であり、両側面は、
回転テーブル表面から底面に向けて溝幅が狭くなるよう
傾斜し且つそれぞれ底面に対して45°未満の角度で傾
斜した平面であるので、溝内の粉体を回転テーブルの裏
側から照明で照らして撮影する際において、溝の側面が
鏡面のように光を反射する程度は低くなり、側面の部分
に載っている粉体を回転テーブルの裏側からCCDカメ
ラにより十分に撮影できる。従って、溝内の粉体を、回
転テーブルの表裏両側から漏れなく撮影でき、検査デー
タの信頼性を高めることができる。 溝の側面と底面との交差部がRを有しているので、溝
の形成時に交差部に傷が残ることはなく、このため、傷
を不良品と間違えて検出するのを防止でき、この点から
も検査データの信頼性を高めることができる。 回転テーブルが、その表面に、粉体が嵌り込む溝を有
しているので、回転テーブルの遠心力によって粉体が外
に飛散してしまうのを防止できる。
【0119】請求項30記載の発明によれば、回転テー
ブル表面の粉体中から繊維状の異物又は金属異物を除去
でき、又は粉体の静電気を除去できるので、検査精度を
更に向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態1の粉体検査装置の平面図である。
【図2】 図1の回転テーブルのII−II断面図である。
【図3】 供給装置の平面図である。
【図4】 図3のIV−IV断面図である。
【図5】 図3のV−V断面図である。
【図6】 図3のVI−VI断面図である。
【図7】 良品回収ノズルの平面図である。
【図8】 図7のVIII矢視図である。
【図9】 図7のIX矢視図である。
【図10】 実施形態3の粉体検査装置の平面図であ
る。
【図11】 図10のXI−XI断面図である。
【図12】 図11のXII矢視図である。
【図13】 図10のXIII−XIII断面図である。
【図14】 図13のXIV矢視図である。
【図15】 粉体舞上り防止装置の斜視図である。
【図16】 粉体検査装置を収納した密閉ケースの斜視
図である。
【図17】 従来の粉体検査装置における粉体の検査状
態を示す断面図である。
【符号の説明】
1,100 粉体検査装置 110 密閉ケース 111 フィルター 2 回転テーブル 20 溝 201 底面 202 側面 3 供給装置 33 多孔板 43 粉体舞上り防止装置 431 平板 432 吸引機構 4311 延在部 6,60 表側撮影機構 7,70 裏側撮影機構 62,72 CCDカメラ 63,73 上側照明 64,74 下側照明 651,652,751,752,753 エアーノズ
ル 66,76 支持ポール 67 フード 672 下面 641,731 白色板 77 隔離板 771 透明ガラス板 8 良品回収ノズル 80 移動機構 9 不良品除去ノズル
フロントページの続き (72)発明者 寺嶋 裕之 東京都中央区日本橋三丁目14番10号 第一 製薬株式会社内 (72)発明者 永井 敏明 大阪府大阪市淀川区三国本町3丁目9番39 号 株式会社日本アルミ内 (72)発明者 林 廣之 大阪府大阪市淀川区三国本町3丁目9番39 号 株式会社日本アルミ内 (72)発明者 浅沼 誠 大阪府大阪市淀川区三国本町3丁目9番39 号 株式会社日本アルミ内

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動で粉体について少なくとも不良品検
    査を行って良品を回収する粉体検査装置において、 表面に粉体を載せた状態で回転して粉体を運搬する透明
    な又は半透明な回転テーブルの周辺に、 回転テーブル表面に粉体を供給する供給装置と、 回転テーブル表面の粉体を回転テーブルの少なくとも表
    側から撮影して不良品を検出する撮影装置と、 撮影後の回転テーブル表面の粉体の内、良品を回転テー
    ブル表面から吸引して回収する良品回収ノズルと、 良品が回収された後の回転テーブル表面の粉体を全て吸
    引して除去する不良品除去ノズルとを、回転テーブルの
    回転方向に向かってこの順番で備え、 良品回収ノズルが、不良品がノズル直下に来るまでは、
    ノズル直下の良品を吸引し得る高さ位置にあり、不良品
    がノズル直下に来た時には、良品回収ノズルが作動して
    いてもノズル直下の不良品を吸引し得ない高さ位置ま
    で、移動するようになっていることを特徴とする粉体検
    査装置。
  2. 【請求項2】 自動で粉体について少なくとも不良品検
    査を行って良品を回収する粉体検査装置において、 表面に粉体を載せた状態で回転して粉体を運搬する透明
    な又は半透明な回転テーブルの周辺に、 回転テーブル表面に粉体を供給する供給装置と、 回転テーブル表面の粉体を回転テーブルの少なくとも表
    側から撮影して不良品を検出する撮影装置と、 撮影後の回転テーブル表面の粉体の内、不良品を回転テ
    ーブル表面から吸引して除去する不良品除去ノズルと、 不良品が除去された後の回転テーブル表面の粉体を全て
    吸引して回収する良品回収ノズルとを、回転テーブルの
    回転方向に向かってこの順番で備え、 不良品除去ノズルが、不良品がノズル直下に来るまでは
    不良品除去ノズルが作動していてもノズル直下の良品を
    吸引し得ない高さに位置しており、不良品がノズル直下
    に来た時にノズル直下の不良品を吸引し得る位置まで吸
    引作動状態で移動するようになっていることを特徴とす
    る粉体検査装置。
  3. 【請求項3】 自動で粉体について少なくとも不良品検
    査を行って良品を回収する粉体検査装置において、 表面に粉体を載せた状態で回転して粉体を運搬する透明
    な又は半透明な回転テーブルの周辺に、 回転テーブル表面に粉体を供給する供給装置と、 回転テーブル表面の粉体を撮影して不良品を検出する撮
    影装置と、 回転テーブル表面の粉体を吸引して回収する回収装置と
    を、回転テーブルの回転方向に向かってこの順番で備
    え、 回収装置が、回転テーブル表面の粉体の内、良品を吸引
    して回収する良品回収ノズルと、不良品を吸引して除去
    する不良品除去ノズルとを、回転テーブルの回転方向に
    向かってこの順で又は逆の順で備えており、 撮影装置が、回転テーブル表面の粉体を回転テーブルの
    表側から撮影する表側撮影機構及び同じく裏側から撮影
    する裏側撮影機構の内の少なくとも表側撮影機構を備え
    ており、表側撮影機構は、回転テーブルの表側から粉体
    を撮影するカメラと、表側から照らす上側照明と、裏側
    から照らす下側照明とを備えており、裏側撮影機構は、
    回転テーブルの裏側から粉体を撮影するカメラと、表側
    から照らす上側照明と、裏側から照らす下側照明とを備
    えていることを特徴とする粉体検査装置。
  4. 【請求項4】 自動で粉体について少なくとも不良品検
    査を行って良品を回収する粉体検査装置において、 表面に粉体を載せた状態で回転して粉体を運搬する透明
    な又は半透明な回転テーブルの周辺に、 回転テーブル表面に粉体を供給する供給装置と、 回転テーブル表面の粉体を撮影して不良品を検出する撮
    影装置と、 回転テーブル表面の粉体を吸引して回収する回収装置と
    を、回転テーブルの回転方向に向かってこの順番で備
    え、 回収装置が、回転テーブル表面の粉体の内、良品を吸引
    して回収する良品回収ノズルと、不良品を吸引して除去
    する不良品除去ノズルとを、回転テーブルの回転方向に
    向かってこの順で備えており、 撮影装置が、回転テーブル表面の粉体を回転テーブルの
    表側から撮影する表側撮影機構及び同じく裏側から撮影
    する裏側撮影機構の内の少なくとも表側撮影機構を備え
    ており、表側撮影機構は、回転テーブルの表側から粉体
    を撮影するカメラと、表側から照らす上側照明と、裏側
    から照らす下側照明とを備えており、裏側撮影機構は、
    回転テーブルの裏側から粉体を撮影するカメラと、表側
    から照らす上側照明と、裏側から照らす下側照明とを備
    えており、 良品回収ノズルが、不良品がノズル直下に来るまでは、
    ノズル直下の良品を吸引し得る高さ位置にあり、不良品
    がノズル直下に来た時には、良品回収ノズルが作動して
    いてもノズル直下の不良品を吸引し得ない高さ位置ま
    で、移動するようになっており、 不良品除去ノズルが、良品が回収された後の回転テーブ
    ル表面の粉体を全て吸引して除去するようになっている
    ことを特徴とする粉体検査装置。
  5. 【請求項5】 自動で粉体について少なくとも不良品検
    査を行って良品を回収する粉体検査装置において、 表面に粉体を載せた状態で回転して粉体を運搬する透明
    な又は半透明な回転テーブルの周辺に、 回転テーブル表面に粉体を供給する供給装置と、 回転テーブル表面の粉体を撮影して不良品を検出する撮
    影装置と、 回転テーブル表面の粉体を吸引して回収する回収装置と
    を、回転テーブルの回転方向に向かってこの順番で備
    え、 回収装置が、回転テーブル表面の粉体の内、良品を吸引
    して回収する良品回収ノズルと、不良品を吸引して除去
    する不良品除去ノズルとを、回転テーブルの回転方向に
    向かってこの逆の順で備えており、 撮影装置が、回転テーブル表面の粉体を回転テーブルの
    表側から撮影する表側撮影機構及び同じく裏側から撮影
    する裏側撮影機構の内の少なくとも表側撮影機構を備え
    ており、表側撮影機構は、回転テーブルの表側から粉体
    を撮影するカメラと、表側から照らす上側照明と、裏側
    から照らす下側照明とを備えており、裏側撮影機構は、
    回転テーブルの裏側から粉体を撮影するカメラと、表側
    から照らす上側照明と、裏側から照らす下側照明とを備
    えており、 不良品除去ノズルが、不良品がノズル直下に来るまでは
    不良品除去ノズルが作動していてもノズル直下の良品を
    吸引し得ない高さに位置しており、不良品がノズル直下
    に来た時にノズル直下の不良品を吸引し得る位置まで吸
    引作動状態で移動するようになっており、 良品回収ノズルが、不良品が除去された後の回転テーブ
    ル表面の粉体を全て吸引して回収するようになっている
    ことを特徴とする粉体検査装置。
  6. 【請求項6】 表側撮影機構の、カメラ及び上側照明
    が、フードで囲まれて密閉されている請求項3ないし5
    のいずれかに記載の粉体検査装置。
  7. 【請求項7】 フードが、フード本体とそれを下から塞
    ぐ下面とからなっており、下面の周縁がフード本体に対
    して防滴構造となっている請求項6記載の粉体検査装
    置。
  8. 【請求項8】 表側撮影機構のフードで囲まれたカメラ
    及び上側照明の全体が、支持ポールにて片持ち支持さ
    れ、支持ポールを中心として回転テーブルの上方から外
    れた位置まで旋回可能となっている請求項6又は7に記
    載の粉体検査装置。
  9. 【請求項9】 表側撮影機構の下側照明が収納ケースに
    密閉されており、収納ケースが防滴構造を有している請
    求項3ないし8のいずれかに記載の粉体検査装置。
  10. 【請求項10】 表側撮影機構の下側照明が、支持ポー
    ルにて片持ち支持され、支持ポールを中心として回転テ
    ーブルの下方から外れた位置まで旋回可能となっている
    請求項3ないし9のいずれかに記載の粉体検査装置。
  11. 【請求項11】 表側撮影機構のフードで囲まれたカメ
    ラ及び上側照明の全体と、下側照明とが、それぞれ、支
    持ポールにて片持ち支持され、支持ポールを中心として
    回転テーブルの上方から外れた位置まで旋回可能となっ
    ており、しかも、それぞれが、平面視で重ならない位置
    まで旋回可能となっている請求項6ないし10のいずれ
    かに記載の粉体検査装置。
  12. 【請求項12】 表側撮影機構の下側照明の上面に、粉
    体と同色の板又は白色板又は乳白色板が設けられている
    請求項3ないし11のいずれかに記載の粉体検査装置。
  13. 【請求項13】 撮影装置が裏側撮影機構も備えてお
    り、裏側撮影機構において、下側照明が、支持ポールに
    て片持ち支持され、支持ポールを中心として回転テーブ
    ルの下方から外れた位置まで旋回可能となっている請求
    項3ないし12のいずれかに記載の粉体検査装置。
  14. 【請求項14】 撮影装置が裏側撮影機構も備えてお
    り、裏側撮影機構において、上側照明及び下側照明の少
    なくとも一方が収納ケースに密閉されており、収納ケー
    スが防滴構造を有している請求項3ないし13のいずれ
    かに記載の粉体検査装置。
  15. 【請求項15】 撮影装置が裏側撮影機構も備えてお
    り、裏側撮影機構において、下側照明とカメラとの間に
    隔離板が設けられており、隔離板のカメラに対向した部
    分が透明板となっている請求項3ないし14のいずれか
    に記載の粉体検査装置。
  16. 【請求項16】 透明板の周縁が隔離板に対して防滴構
    造となっている請求項15記載の粉体検査装置。
  17. 【請求項17】 撮影装置が裏側撮影機構も備えてお
    り、裏側撮影機構において、上側照明が、支持ポールに
    て片持ち支持され、支持ポールを中心として回転テーブ
    ルの上方から外れた位置まで旋回可能となっている請求
    項3ないし16のいずれかに記載の粉体検査装置。
  18. 【請求項18】 撮影装置が裏側撮影機構も備えてお
    り、裏側撮影機構において、カメラが、支持ポールにて
    片持ち支持され、支持ポールを中心として回転テーブル
    の下方から外れた位置まで旋回可能となっている請求項
    3ないし17のいずれかに記載の粉体検査装置。
  19. 【請求項19】 撮影装置が裏側撮影機構も備えてお
    り、裏側撮影機構において、上側照明と、下側照明と、
    カメラとが、それぞれ、支持ポールにて片持ち支持さ
    れ、支持ポールを中心として回転テーブルの上方から外
    れた位置まで旋回可能となっており、しかも、それぞれ
    が、平面視で重ならない位置まで旋回可能となっている
    請求項3ないし18のいずれかに記載の粉体検査装置。
  20. 【請求項20】 撮影装置が裏側撮影機構も備えてお
    り、裏側撮影機構において、上側照明の下面に、粉体と
    同色の板又は白色板又は乳白色板が設けられている請求
    項3ないし19のいずれかに記載の粉体検査装置。
  21. 【請求項21】 表側撮影機構において、カメラ及び上
    側照明を密閉して囲むよう設けられたフードの下面に対
    して斜め下方からエアーを吹き付けるエアーノズル及び
    下側照明の上面に対して斜め上方からエアーを吹き付け
    るエアーノズルの少なくとも一方が設けられている請求
    項3ないし20のいずれかに記載の粉体検査装置。
  22. 【請求項22】 撮影装置が裏側撮影機構も備えてお
    り、裏側撮影機構において、上側照明の下面に対して斜
    め下方からエアーを吹き付けるエアーノズル及び下側照
    明の上面に対して斜め上方からエアーを吹き付けるエア
    ーノズルの少なくとも一方が設けられている請求項3な
    いし21のいずれかに記載の粉体検査装置。
  23. 【請求項23】 透明板の上面に対して斜め上方からエ
    アーを吹き付けるエアーノズルが設けられている請求項
    15又は16に記載の粉体検査装置。
  24. 【請求項24】 回転テーブル表面の粉体を上方から近
    接して覆う平板と、平板で覆われた空間に舞上った粉体
    を吸引する吸引機構と、を備えた粉体舞上り防止装置
    が、供給装置と撮影装置との間に設けられている請求項
    3ないし23のいずれかに記載の粉体検査装置。
  25. 【請求項25】 平板の、回転テーブルの回転方向側の
    一辺に、下方に延びた延在部が設けられており、延在部
    によって、平板で覆われた空間が仕切られている請求項
    24記載の粉体検査装置。
  26. 【請求項26】 平板が回転テーブルの上方から外れた
    位置まで移動可能となっている請求項24又は25に記
    載の粉体検査装置。
  27. 【請求項27】 粉体検査装置は密閉ケースに収納され
    ており、該密閉ケースの一部には、内外の気圧差を解消
    するためのフィルターが設けられている請求項1ないし
    26のいずれかに記載の粉体検査装置。
  28. 【請求項28】 供給装置が、粉体を、多孔板を通過さ
    せた後に回転テーブル表面に供給するようになってお
    り、多孔板の孔の大きさは、大きな不良品を通過させな
    い大きさに設定されている請求項1ないし27のいずれ
    かに記載の粉体検査装置。
  29. 【請求項29】 回転テーブルが、その表面に、供給装
    置により供給されてきた粉体が嵌り込む環状の溝を有し
    ており、該溝の幅は、撮影装置、良品回収ノズル、及び
    不良品除去ノズルの全ての作動有効範囲内となるよう設
    定されており、該溝は底面と両側面とで構成されてお
    り、底面は水平な平坦面であり、両側面は、回転テーブ
    ル表面から底面に向けて溝幅が狭くなるよう傾斜し且つ
    それぞれ底面に対して45°未満の角度で傾斜した平面
    であり、両側面と底面との交差部はRを有している請求
    項1ないし28のいずれかに記載の粉体検査装置。
  30. 【請求項30】 回転テーブルの周辺に、少なくとも、
    回転テーブル表面の粉体中から繊維状の異物を吸引除去
    する繊維異物除去ノズル、回転テーブル表面の粉体の静
    電気を除去する静電除去機、及び回転テーブル表面の粉
    体中から金属異物を除去する金属除去機の内のいずれか
    を備えている請求項1ないし29のいずれかに記載の粉
    体検査装置。
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