JP2000516912A - エキセンジン類似体、それらの製造方法およびそれらを含有する製剤 - Google Patents

エキセンジン類似体、それらの製造方法およびそれらを含有する製剤

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、真正糖尿病の治療に使用することができる新規なエキセンジン類似体、その製造方法及びそれらを含有する医薬製剤に関する。上記エキセンジン類似体は次の配列に由来する。

Description

【発明の詳細な説明】 エキセンジン類似体、それらの製造方法およびそれらを含有する製剤 本発明は、真性糖尿病の治療において使用できる新規なエキセンジン(exendin )類似体、それらの製造方法およびそれらを含有する製剤に関する。発明の背景 小腸と外分泌膵臓との間の機能的接続は、血漿中のインスリンの精確な測定が 可能となった後、1960年代に証明された。経口グルコース投与後のインスリンの 応答は、グルコースの同一血漿レベルに到達した場合でさえ、静脈内グルコース 投与後よりも、非常にいっそう強い。この「内分泌作用」は、腸−島軸の機能的 組合わせにより説明される。腸のホルモンは、この作用の原因となり、食事後に 小腸から放出され、増加する測定可能なレベルで血漿の中を循環し、グルコース 誘導インスリン放出を増幅する。古典的内分泌ホルモンに加えて、胃の阻害性ポ リペプチドI(GIP)、現在グルカゴン様ペプチド−1(GLP−1)は、現在主要 な重要性を有する。比較的短い時間で、GLP−1は生理学的に最も興味ある内分 泌ホルモンの候補から真性糖尿病II型の治療のための潜在的代替物に成熟した。 本発明は、天然に存在するGLP−1分子の作用をまねる、新規な物質を記載する 。これらの新規な物質は、安定性の増加と同時に効能の維持により特徴づけられ る。 抗糖尿病誘発作用 GLP−1の注入および皮下注射は、真性糖尿病II型の患者におい て、インスリン分泌をかなり増加し、そしてグルカゴン放出を阻害する(Gutnia k,M.(1992);Kreymann,B.(1987);Nathan,D.M.(1992);Nauck,M .A.(1993a&b))。双方は治療的重要性を有し、GLP−1の血糖低下作用に 関係する:インスリンはその標的組織によるグルコースの吸収を促進し、糖新生 を阻害する。さらに、GLP−1類似体は、末梢におけるグルコースの吸収を増加 することが期待されるであろう。グルカゴン分泌の阻害は間接的GLP−1作用と 見なさなくてはならない。なぜなら、グルカゴン産生A細胞はGLP−1レセプタ ーを発現しないからである(Komatsu,R.(1989))。反対に、インスリンおよび ソマトスタチンの放出の増加は決定的因子であるように見える。双方のホルモン はグルカゴン放出のインヒビターとして知られている。 2つの分子のメカニズムは、真性糖尿病II型におけるGLP−1誘発インスリン 放出に確かに寄与する。グルコース誘発インスリン放出の直接的増幅に加えて、 GLP−1はB細胞のサブグループを主要な刺激「グルコース」に向けて感作し(F ehmann,H.C.(1991))そして、また、多分それ以上の刺激因子に向けて感作 するので、全体のより多いB細胞はインスリンを分泌する。このプライミング作 用は、GLP−1がその比較的短い半減期にかかわらずインスリンの放出の延長に 導くという事実の、最も可能性の高い説明である。 この作用はグルコースレベルの増加(>108mg/dl)に依存する 独立してインスリン分泌に影響を及ぼすスルホニル尿素とGLP−1とを基本的に 区別する。グルコース値が108mg/dlより減少する場合、GLP−1の静脈内注入で さえインスリン分泌は枯渇する。それゆえ、GLP−1を治療的に使用するとき、 低血糖症はめったに期待されないであろう。事実、低血糖症は、また、従来の臨 床的研究に おいて記載されてきていない。しかしながら、GLP−1の薬理動態特性が問題と なる。作用期間は、その非常に短い半減期により制限される。 治療の観点から、安定な、強く有効なGLP−1ペプチド類似体の合成は、いず れの場合においても、望ましい。今回、ペプチド類似性は、真性糖尿病の治療の ための作用期間の増加して、分解に対する安定である、改良された治療剤を開発 する目的で、エキセンジン分子をベースとして合成された。エキセンジン分子は 、トカゲの毒液から独創的に単離された。これらのペプチドはGLP−1と同一の 薬理学的作用を有するが、驚くべきことにはかなり長い半減期を有する。 本発明の主題である新規なペプチド配列はインスリン合成およびインスリンの 放出およびに対してある影響を有し、そしてインスリンに対する作用は、標的組 織、筋肉および脂肪組織の中へのグルコースの吸収、ならびに胃を空にすること に特に影響を与える。本発明の主題 本発明は、エキセンジン−3およびエキセンジン−4の配列、すなわち、ヘロ デルマ・ホリヅム(Heloderma horridum)またはヘロデルマ・ススペクツム(Hel oderma suspectum)の分泌産生物から単離されたペプチド、をベースとする(Eng .J.et al.,(1990,1992))。2つのペプチドのアミノ酸の配列および膵臓に 対する作用は、幾人かの著者らにより既に発表された(Eng.J.et al.,(1990 ) 993))。本発明の主題は、エキセンジン−3−(1〜3)またはエキセンジン− 4−(1〜30)のアミノ酸の置換からなる新規なトランケートエキセンジンフ ラグメントであり、ここでこれらの配列のC−末端は3アミノ酸まで、好ましく は最大1アミノ酸だけ短縮さ れることができ、そしてN−末端は2アミノ酸まで、好ましくは最大1アミノ酸 だけ短縮されることができる。驚くべきことには、アミノ酸の置換は短縮されて いるが、これらのエキセンジンフラグメントは生物学的に活性である。短縮され たアミノ酸の置換は比較的より長い配列よりも、製造がいっそう経済的である。 それゆえ、下記の配列を有するペプチドのフラグメント、特にエキセンジン−3 −(1〜30)をベースとするペプチドのフラグメントは特に好ましい(配列識別 NO:1):エキセンジン−3をベースとする配列識別NO:1 エキセンジン−4をベースとする配列識別NO:2 ここで位置1,2,28,29または30におけるアミノ酸は、所望の鎖長に依存し て配列の一部分であることができる。ペプチドはN−末端からC−末端までを通 して番号を付されている。X1はグリシン以外のプロテオジェニックまたは非プ ロテオジェニックのアミノ酸である。 1〜27の鎖長を有するエキセンジンおよびエキセンジン類似体は好ましく、特 に1〜30の鎖長を有するものは好ましい。 C−末端のカルボキシル基COR3は遊離の形態(R3=OH)で存在するか、ある いは生理学的に許容されるアルカリ金属またはアルカ リ土類金属塩、例えば、ナトリウム塩、カリウム塩またはカルシウム塩の形態で あることができる。また、カルボキシル基を第一級、第二級または第三級アルコ ール、例えば、メタノール、分枝鎖状もしくは直鎖状のC1−C6アルキルアルコ ール、特にエチルアルコールまたはt−ブタノールでエステル化することができ る。しかしながら、カルボキシ基を、また、第一級または第二級アミン、例えば 、アンモニア、分枝鎖状もしくは直鎖状のC1−C6アルキルアミンまたはC1− C6ジアルキルアミン、特にメチルアミンまたはジメチルアミンでアミド化する ことができる。 N−末端におけるアミノ酸のアミノ基NR1R2は、遊離の形態(R1,R2=H) で、あるいは生理学的に許容される塩、例えば、塩化物または酢酸塩の形態で存 在することができる。また、アミノ基を酸でアセチル化することができるので、 R1=HかつR2=アセチル、トリフルオロアセチル、アダマンチルであるか、あ るいはペプチド化学の慣用のアミノ保護基、例えば、Fmoc,Z,Boc,Allocで保 護することができるか、あるいはR1および/またはR2=C1−C6アルキルまた はC2−C8アルケニルまたはC7−C9アラルキルであるようにN−アルキル化す ることができる。 アルキル残基は、直鎖状、分枝鎖状または必要に応じて環状のアルキル残基、 好ましくはメチル、エチル、イソプロピルおよびシクロヘキシルとして理解され る。 すべてのエキセンジンのフラグメントは、完全にまたは部分的に保護された誘 導体として存在することができる。 本発明の他の主題は、下記の(a)〜(p)に記載する修飾の少なくとも1つ であるが、最大11が追加的に実施されている、前述の性質および配列の長さを有 するエキセンジンのフラグメントである。下記の(a)〜(p)に記載する修飾 の最大9つを有するエキセ ンジンのフラグメントは好ましく、最大5つを有するものは特に好ましい。 (a)位置1におけるα−アミノ酸は、D−His,Ala,D−Ala,Gly,Lysまた はD−Lysであり、それらのうちのAla,GlyまたはLysは特に好ましい;あるいは (b)位置2におけるα−アミノ酸は、Ser,D−Ser,Thr,D−Thr,Gly,Ala ,D−Ala,Ile,D−Ile,Val,D−Val,LeuまたはD−Leu、好ましくはSer, Thr,Gly,Ala,Val,IleまたはLeuである;あるいは (c)位置3におけるアミノ酸は、Glu,D−Glu,Asp,D−Asp,AlaまたはD −Ala、好ましくはGlu,AspまたはAlaである;あるいは (d)位置4におけるアミノ酸は、Ala,D−Alaまたはβ−Ala、好ましくはAla である;あるいは (e)位置5におけるα−アミノ酸は、Ser,TyrまたはAlaである;あるいは (f)位置6におけるα−アミノ酸は、Ala,Ile,Val,Leu,ChaまたはTyr、好 ましくはAla,Ile,Val,LeuまたはTyrである;あるいは (g)位置7におけるα−アミノ酸は、Ala,D−Ala,Tyr,D−Tyr,Ser,D −SerまたはD−Tyr、好ましくはAla,TyrまたはSerである;あるいは (h)位置8におけるα−アミノ酸は、Ala,TyrまたはThrである;あるいは (i)位置9におけるα−アミノ酸は、Ala,D−Ala,Glu,D−GluまたはD− Asp、好ましくはAlaまたはGluである;あるいは (j)位置10,11,12,15,16,17,18,19,20,21,24,28,29 におけるアミノ酸は、互いに独立して、プロテイノジェニックまたは非プロテイ ノジェニックのD−またはL−アミノ酸、好ましくはプロテイノジェニックのL −アミノ酸である;あるいは (k)位置13におけるα−アミノ酸は、中性のL−アミノ酸、好ましくは中性の プロテイノジェニックのL−アミノ酸である;あるいは (l)位置14におけるα−アミノ酸は、L−ロイシン以外の中性のD−またはL −アミノ酸、好ましくはNle,D−Nle,Ala,D−Ala,Ile,D−Ile,Valまた はD−Valにより置換されており、ここでIle,ValまたはAlaは特に好ましい;あ るいは (m)位置22におけるα−アミノ酸は、D−Phe,Tyr,D−Tyr,Leu,D−Leu ,Val,D−Val,L−Cha,D−Cha,β−1−Nal,β−2−Nalまたはβ−1− D−Nalであり、ここでTyr,LeuまたはValは好ましい;あるいは (n)位置23におけるα−アミノ酸は、Leu,D−Leu,D−Ile,Val,D−Val ,L−Cha,D−Cha,Tyr,D−Tyr,PheまたはD−Pheであり、それらのうちの Leu,Val,TyrまたはPheは好ましい;あるいは (o)位置25,26または27におけるα−アミノ酸は、中性のD−またはL−アミ ノ酸、好ましくは中性の、プロテイノジェニックのL−アミノ酸である;あるい は (p)位置30におけるα−アミノ酸は、グリシン以外のプロテイノジェニックま たは非プロテイノジェニックのD−またはL−アミノ酸であり、好ましくはArg ,D−Arg,TyrまたはD−Tyr,ArgまたはTyrは特に好ましい。 新規なエキセンジンのフラグメントの中で、既に述べた性質および配列の長さ に加えて、位置10にアミノ酸ロイシンおよび/または 位置19にアミノ酸バリン、位置14におけるメチオニンの代わりにアミノ酸イソロ イシンまたはアラニンおよび位置30にアルギニンを含有するものは特に好ましい 。また、位置10,14,19および30における前記特に好ましいアミノ酸に加えて、 プロテイノジェニックのL−アミノ酸が位置2に存在する、エキセンジンのフラ グメントの修飾は特に好ましい。 好ましいエキセンジン類似体は、位置3または14に、特に好ましくは位置2に 位置基を有し、特に好ましくは、エキセンジン類似体はプロテイノジェニックの アミノ酸のみを含有する。 新しい短縮されかつ安定化されたエキセンジン−3およびエキセンジン−4の 類似体に加えて、本発明は、また、これらの類似体を製造する方法に関し、この 方法において、配列でカップリングされかつ類似体中のアミノ酸に相当し、そし て天然のエキセンジンペプチドの中に天然に存在しない対応するアミノ酸で必要 に応じて補充された、類似体の中に含有された保護されたアミノ酸から、固相合 成において類似体を製造する。 エキセンジン−3またはエキセンジン−4の配列の位置におけるグリシンを、 他のプロテオジェニックまたは非プロテオジェニックのアミノ酸で置換して、合 成の間においてアミノ末端の保護基の切断後のジケトピペラジンの形成を回避す る。 エキセンジン−(1〜30)の類似体およびフラグメントは、エキセンジン−1 −(1〜30)に比較して有利である。なぜなら、これらの類似体のより短い配列 はより高い収率でいっそう容易な合成を可能とするからである。 使用するアミノ酸の略号および定義は、Pure Appl.Chem.31,639-45(1972) および前掲、40,277-90(1974)において推奨されているものであり、そしてPC Tルールに相当する(WIPO stndard st. 23:Recommendation for the Presentation of Nucleotide and Amino Acid Seq uences in Patent Applications and in Published Patent Documents)。1文字 または3文字のコードは下記の通りである: アミノ酸の略号 アミノ酸 3文字のコード 1文字のコード アニラン Ala A アルギニン Arg R アスパラギン Asn N アスパラギン酸 Asp D システイン Cys C グルタミン Gln Q グルタミン酸 Glu E グリシン Gly G ヒスチジン His H イソロイシン Ile I ロイシン Leu L リジン Lys K メチオニン Met M フェニルアラニン Phe F プロリン Pro P セリン Ser S スレオニン Thr T トリプトファン Trp W チロシン Tyr Y バリン Val V 他のアミノ酸 Xaa X D−またはD,L−として特記しない限り、略号はL−アミノ酸を表す。D− アミノ酸は1文字コードにおいて小文字で書かれる。ある種の天然のアミノ酸な らびに非天然のアミノ酸はアキラルであり、例えば、グリシンである。表示にお いて、すべてのペプチドのN−末端は左側であり、そしてC−末端は右側である 。 非プロテイノジェニックのアミノ酸の例を、それらの略号と一緒に下に記載す る: β−アラニン β−Ala o−アミノ安息香酸 Oab m−アミノ安息香酸 Mab p−アミノ安息香酸 Pab ω−アミノヘキサン酸 Ahx ω−アミノヘプタン酸 Ahp ω−アミノオクタン酸 Aoc ω−アミノドデカン酸 Ade ω−アミノテトラデカン酸 Atd シトルリン Cit シクロヘキシルアラニン Cha α,γ−ジアミノ酪酸 Dab α,β−ジアミノプロピオン酸 Dap メチオニンスルホキシド Met(O) Cα−メチル−アラニン Aib N−メチル−グリシン(サルコシン) Sar ナフチルアラニン Nal ノルロイシン Nle オルニチン Orn 1,2,3,4−テトラヒドロ Tic イソキノリン3−カルボン酸 アミノ酸は、それらの物理化学的性質に従い下記の3つの主要なクラスに分割 することができる: 酸性:アミノ酸は水溶液中で生理学的pHにおいてプロトンを解放し、結局負の 電荷を有する。 塩基性:アミノ酸は水溶液中で生理学的pHにおいてプロトンを受取り、結局正 の電荷を有する。 中性:アミノ酸は非水溶液中で生理学的pHにおいて非帯電状態である。 定義「正/負の電荷を有する」または「非帯電状態である」は、統計学的に平 均して、あるクラスのアミノ酸の有意な数(少なくとも25%)が前記状態である ときにおいてのみ適用される。 タンパク質の中へのその組込みが遺伝暗号の情報によりコントロールされる20 のいわゆるプロテイノジェニックのアミノ酸に加えて、非プロテイノジェニック アミノ酸は、また、記載する合成法によりペプチド配列の中に組込まれることが できる。プロテイノジェニックのアミノ酸のリストおよび前述の3クラスへのそ れらの分類を表1に記載する。非プロテイノジェニックのアミノ酸は遺伝的にコ ードされない。非プロテイノジェニックのアミノ酸の例および酸性、塩基性およ び中性のアミノ酸へのそれらの分類を表1に記載する。 表1 本発明の主題であるエキセンジン類似体は、好都合な治療的性質を有する。そ れゆえ、それらは内分泌膵臓からのインスリン放出の刺激に導き、インスリンの 生合成の増加に導き、そして末梢グルコース利用の増加に導く。血糖レベルが同 時に増加するときにのみ、これらの作用は観測することができるので、低血糖症 はそれらの投与後に起こることは期待されないであろう。さらに、エキセンジン 類似体は内分泌膵臓からのグルカゴン放出を阻害し、糖新生の減少に導く。非イ ンスリン依存性真性糖尿病(NIDDM)において、エキセンジン類似体は代謝の状況 をかなり改善する。特に、筋肉および脂肪の組織の中に吸収されるグルコースは 、インスリン分泌作用に対して独立して増加する。グルカゴン放出に対する阻害 作用のために、また、インスリン依存性真性糖尿病においてエキセンジン類似体 を投与することは適当である。グルカゴン様ペプチド1(GLP−1)および既知 のエキセンジン−3およびエキセンジン−4の配列に比較して、本発明によるエ キセンジン類似体は、驚くべきことには、種々の試験系においてより高い効能を 有するので、それらはGLP−1、エキセンジン−3またはエキセンジン−4より も治療的応用のためにいっそう適する。新規なエキセンジン類似体の利点は、特 に 次の通りである:分解および代謝に対するより高い安定性、作用のより長い期間 、より低い投与量における有効性。特に長い作用期間または特に低い投与量にお ける有効性を示す、エキセンジン−3をベースとする類似体は特に好ましい。 固相および液相の合成はペプチドを合成する慣用の方法である。特定の生成物 を合成する方法を粗製の生成物の純度および収率に関して最適化するために、方 法のパラメーターおよび使用する物質、例えば、支持物質、基を反応させる試薬 、反応すべきではない基をブロックする物質またはブロックする物質を切断する 試薬を、合成すべき生成物、合成すべき中間体および出発物質に対して適合させ ることが必要である。方法の多数のパラメーターの相互依存性に関して、この適 合は簡単ではない。 慣用の補助剤物質および添加剤に加えて、本発明によるペプチドを個々に含有 するか、あるいは活性物質と一緒に含有する製剤は、好ましくは非経口的(皮下 、筋肉内または静脈内)に投与される。しかしながら、すべての他の普通の投与 形態、例えば、経口、直腸、経頬(舌下を包含する)、肺、経皮、イオン導入、 経膣および鼻内の投与が考えられる。薬剤はインスリン調節作用を有し、これに より好都合な方法において血糖レベルの補償を促進する。20〜50pmol/lの血液 レベルを達成するとき、薬剤を使用することは好都合である。このために、0.4 〜1.2pmol/kg/分の注入速度が必要である。皮下または経頬投与の場合におい て、ガレヌス製剤の形態および意図する作用期間に依存する、5〜500nmolの量 の物質が必要である。 本発明によるエキセンジン類似体またはその薬学上許容される塩は、好ましく は、無菌の凍結乾燥物として貯蔵し、投与前に、適当な等張溶液と混合される。 次いで類似体をこの形態において注射し 、注入するか、あるいは必要に応じて粘膜を通して吸収させることもできる。注 入溶液のための普通の添加剤、例えば、安定剤および可溶化剤を含有する、注射 または注入に適当な慣用の等張水性系を溶媒として使用することができる。この 場合において、生理食塩水または必要に応じて緩衝剤で等張とした溶液は好まし い。 添加剤は、例えば、酒石酸塩またはクエン酸塩の緩衝剤、エタノール、錯化剤 (例えば、エチレンジアミン四酢酸またはその無毒の塩)、粘度調節用の高分子 量ポリマー(例えば、液状ポリエチレンオキシド)である。注射溶液のための液 体担体物質は無菌でなくてはならず、好ましくはアンプルの中に充填される。固 体状担体物質は、例えば、澱粉、ラクトース、マンニトール、メチルセルロース 、タルク、高分散ケイ酸、高分子量脂肪酸(例えば、ステアリン酸)、ゼラチン 、寒天、リン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、動物または植物の脂肪 、固体状高分子量ポリマー(例えば、ポリエチレングリコール)である。経口投 与に適当な製剤は、必要に応じて、香味剤または甘味剤を含有することができる 。鼻の投与のために、界面活性剤、例えば、コール酸、タウロコール酸、ケノデ キシコール酸、グリコール酸、デヒドロコール酸、デオキシコール酸およびシク ロデキストリンを添加して、鼻の粘膜を通す吸収を改良することができる。 投与すべき1日量は150〜500nmolの範囲である。生物学的活性の測定は、グル カゴン様ペプチド−1の慣用の試験方法において、グルカゴン様ペプチド−1、 エキセンジン−3またはエキセンジン−4の国際基準製剤と比較した測定値に基 づく。 本発明によるエキセンジン類似体は、例えば、下記の文献に記載されているペ プチド合成における慣用法により製造することができる:固相合成について、J .M.StewardおよびJ.D.Young“Soli d Phase Peptide Synthesis”、第2版、Pierce Chemical Co.,Rockford,Illi nois(1984)およびJ.Meienhofer Hormonal Proteins and Peptides,Vol.2 Aca demic Press,New York(1973)、および液相合成について、E.SchroderおよびK .Lubke“The Peptides”,Vol.1,Academic Press,New York(1965)。 ペプチド合成の一般的方法 一般に保護されたアミノ酸を、ペプチドの合成のために、生長するペプチド鎖 に付加する。第1アミノ酸の側鎖中のアミノ基またはカルボキシル基ならびに反 応性基を保護する。この保護されたアミノ酸を不活性支持体にカップリングする か、あるいはそれを溶液中で使用することもできる。ペプチド配列中の次のアミ ノ酸をアミド結合の形成に好適な条件下に適当に保護し、第1のアミノ酸に付加 する。すべての所望のアミノ酸が正しい配列でカップリングされた後、保護基お よび必要に応じて支持相を切断する。得られる粗製のポリペプチドを再沈降させ 、好ましくはクロマトグラフィーにより精製して最終生成物を形成する。 40より少ないアミノ酸を有する生理学的に活性なポリペプチドの類似体を合成 する好ましい方法は、固相ペプチド合成からなる。この方法において、α−アミ ノ官能(Nα)および反応性側鎖を酸不安定性基または塩基不安定性基で保護す る。使用する保護基はアミド結合を結合するの条件下に安定であるべきであるが 、形成したポリペプチド鎖を損傷しないで、保護基を容易に切断可能であるべき である。α−アミノ官能に適当な保護基は下記の基を包含するが、これらに限定 されない:t−ブトキシカルボニル(Boc)、ベンジルオキシカルボニル(Z)、 o−クロロベンジルオキシカルボニル、ビフェニルイソプロピルオキシカルボニ ル、t−アミルオキシカルボニル(Amoc)、α,α−ジメチル−3,5−ジメト キシ−ベンジ ルオキシカルボニル、o−ニトロスルフェニル、2−シクロ−t−ブトキシカル ボニル、9−フルオレニルメトキシカルボニル(Fmoc)、1−(4,4−ジメチ ル−2,6−ジオキソシクロヘキシ−1−イリデン)エチル(Dde)およびその他 。Nα−保護基として、9−フルオレニルメトキシカルボニル(Fmoc)を使用す ることが好ましい。 適当な側鎖の保護基は下記のものを包含するが、これらに限定されない:アセ チル、アリル(All)、アリルオキシカルボニル(Alloc)、ベンジル(Bzl)、ベンジ ルオキシカルボニル(Z)、t−ブトキシカルボニル(Boc)、ベンジルオキシメ チル(Bom)、o−ブロモベンジルオキシカルボニル、t−ブチル(tBu)、t−ブチ ルジメチルシリル、2−クロロベンジル、2−クロロベンジルオキシカルボニル (2−CIZ)、2,6−ジクロロベンジル、シクロヘキシル、シクロペンチル、1 −(4,4−ジメチル−2,6−ジオキソシクロヘキシ−1−イリデン)エチル (Dde)、イソプロピル、4−メトキシ−2,3,6−トリメチルベンジルスルホ ニル(Mtr)、2,3,5,7,8−ペンタメチルクロマン−6−スルホニル(Pmc) 、ピバリル、テトラヒドロピラン−2−イル、トシル(Tos)、2,4,6−トリ メトキシベンジル、トリメチルシリルおよびトリチル(Trt)。 固相合成において、C−末端のアミノ酸を第1として適当な支持物質にカップ リングする。適当な支持物質は、試薬および段階的縮合および切断反応のための 条件に対して不活性でありかつ使用する除去媒質中に溶解しない物質である。商 業的に入手可能支持物質の例は下記のものを包含する:反応性基で変性されたス チレン/ジビニルベンゼンのコポリマーおよび/またはポリエチレングリコール および、また、クロロメチル化スチレン/ジビニルベンゼンのコポ リマー、ヒドロキシメチル化またはアミノメチル化スチレン/ジビニルベンゼン のコポリマーおよびその他。4−ベンジルオキシベンジルアルコール(Wang−ア ンカー(Wang,S.S.1973))または2−クロロトリチルクロライド(Barlos,K .et al.,1989)で誘導化された、ポリスチレン(1%)−ジビニルベンゼンま たはTentagel 合、好ましい。ペプチドアミドの場合において、5−(4’−アミノメチル)− 3’,5’−ジメトキシフェノキシ)バレリン酸(PAL−アンカー)(Albericio,F .et a.,1987)またはp−(2,4−ジメトキシフェニル−アミノメチル)−フ ェノキシ基(Rink-Amidアンカー(Rink,H.1987))は好ましい。 ポリマーの支持体への結合は、C−末端のFmoc保護アミノ酸を支持物質と、活 性化試薬を添加して、エタノール、アセトニトリル、N,N−ジメチルホルムア ミド(DMF)、ジクロロメタン、テトラヒドロフラン、N−メチルピロリドンまた はDMF中の同様な溶媒中で、室温または高温、例えば、40℃〜60℃、好ましくは 室温において、2〜72時間、好ましくは約2×2時間の反応時間の間、反応させ ることによって達成することができる。 PAL,WangまたはRinkアンカーへのNα保護されたアミノ酸、好ましくはFmoc アミノ酸のカップリングは、カップリング試薬、例えば、N,N’−ジシクロヘ キシルカーボジイミド(DCC)、N,N’−ジシクロヘキシルカーボジイミド(DIC) または他のカーボジイミド、2−(1H−ベンゾトリアゾール−1−イル)−1 ,1,3,3−テトラメチルウロニウムテトラフルオロホウ酸塩(TBTU)または 他のウロニウム塩、o−アシル−尿素、ベンゾトリアゾール−1−イル−トリス −ピロリジノ−ホスホニウムヘキサフルオロリン酸塩(PyBOP)または他のホスホ ニウム塩、N−ヒドロキシスクシンイ ミド、他のN−ヒドロキシイミドまたはオキシムの助けにより、1−ヒドロキシ ベンゾトリアゾールまたは1−ヒドロキシ−7−アザベンゾトリアゾールの存在 において、また、非存在において、実施することができ、好ましくはTBTUの助け によりHOBTを添加して、塩基、例えば、ジイソプロピルエチルアミン(DIEA)、 トリエチルアミンまたはN−メチルピロリドン、好ましくはジイソプロピルエチ ルアミンを添加するか、あるいは添加しないで、2〜72時間、好ましくは3時間 の反応時間において、1.5〜3倍過剰のアミノ酸およびカップリング試薬を使用 して、好ましくは2倍過剰において、約10℃〜50℃の温度において、溶媒、例え ば、ジメチルホルムアミド、N−メチルピロリドンまたはジクロロメタン、好ま しくはジメチルホルムアミド中で実施することができる。カップリング試薬の代 わりに、また、活性エステル(例えば、ペンタフルオロフェニル、p−ニトロフ ェニルまたはその他)、Nα−Fmoc−アミノ酸の対称無水物、その酸塩化物また は酸フッ化物を前述の条件下に使用することができる。 Nα−保護アミノ酸、好ましくはFmocアミノ酸を好ましくは2−クロロトリチ ル樹脂に、ジクロロメタン中でDIEAを添加して10〜120分、好ましくは20分の反 応時間において、カップリングさせるが、この溶媒およびこの塩基に限定されな い。 保護されたアミノ酸の連続的カップリングは、ペプチド合成において慣用の方 法に従い、典型的には自動化ペプチド合成装置において、実施することができる 。固相上のカップリングされたアミノ酸のNα−Fmoc保護基をピペリジン(10% 〜50%)でジメチルホルムアミド中で5〜20分間処理して、好ましくは2×2分 間20%のピペリジンでDMF中で処理して切断した後、3〜10倍過剰、好ましくは1 0倍過剰の次の保護されたアミノ酸を前のアミノ酸に、不活性、非 水性、極性溶媒、例えば、ジクロロメタン、DMFまたは2つの混合物、好ましく はDMF中で、約10℃〜50℃の温度、好ましくは25℃において、カップリングさせ る。PAL,WangまたはRinkアンカーへの第1Nα−Fmocアミノ酸のカップリング について既に述べた試薬は、カップリング試薬として適当である。代替物として 、保護されたアミノ酸の活性エステル、またはその塩化物またはフッ化物または 対称無水物を使用することもできる。 固相合成の終わりにおいて、ペプチドを支持物質から切断すると同時に側鎖の 保護基を切断する。切断は、トリフルオロ酢酸または他の強く酸性の媒質を使用 して、5%〜20%v/vの掃去剤、例えば、ジメチルサルファイド、エチルメチ ルサルファイド、チオアニソール、チオクレゾール、m−クレゾール、アニソー ルエタンジチオ、フェノールまたは水を添加して、好ましくは15%v/vのジメ チルサルファイド/エタンジチオール/m−クレゾール1:1:1を添加して、 0.5〜3時間、好ましくは2時間の間、実施することができる。2−クロロトリ チルアンカーを氷酢酸/トリフルオロエタノール/ジクロロメタン2:2:6で 切断することによって、完全に保護された側鎖をもつペプチドが得られる。保護 されたペプチドをシリカゲルのクロマトグラフィーにより精製することができる 。ペプチドをWangアンカーを介して固相に結合する場合かつC−末端がアルキル アミド化されたペプチドを製造しようとする場合、アルキルアミンまたはフルオ ロアルキルアミンを使用するアミノリシスにより、切断を実施することができる 。アミノリシスは、−10℃〜50℃、好ましくは約25℃の温度において、約12〜24 時間、好ましくは約18時間の反応時間において実施される。さらに、ペプチドを 支持体から、例えば、メタノールを使用して、再エステル化により、切断するこ ともできる。 得られた酸性溶液を3〜20倍の量のエーテルまたはn−ヘキサン、好ましくは 10倍過剰のジエチルエーテルと混合して、ペプチドを沈澱させ、それゆえ、エー テル中に残留する掃去剤および切断された保護基を分離する。氷酢酸からペプチ ドを数回再沈澱させることによって、それ以上の精製を実施することができる。 得られる沈澱を水またはt−ブタノールまたは2つの溶媒の混合物、好ましくは t−ブタノール/水の1:1混合物の中に取り、そして凍結乾燥する。 得られたペプチドを下記のクロマトグラフィー法のあるものまたはすべてによ り精製することができる:酢酸塩の形態の弱く塩基性の樹脂のイオン交換クロマ トグラフィー;非誘導化ポリスチレン/ジビニルベンゼンのコポリマーの疎水性 吸着クロマトグラフィー(例えば、AmberliteR XAD);シリカゲルの吸着クロマト グラフィー;例えば、カルボキシメチルセルロースの、イオン交換クロマトグラ フィー;例えば、SehpadexR G−25の、分配クロマトグラフィー;向流分配クロ マトグラフィー;または高圧液体クロマトグラフィー(HPLC)、特にオクチルま たはオクタデシルシリルシリカ(ODS)相の逆相HPLC。 要約すると、本発明の一部分は、ポリペプチドの製造およびそれらの製剤学的 に有用な塩を包含する。これらの方法は、前述の好ましい鎖長および修飾を有す るエキセンジン−3またはエキセンジン−4の生理学的に活性な短縮された相同 体および類似体に導き、適当な支持物質上に保護されたアミノ酸の順次の縮合の 方法、支持体および保護基を切断する方法および得られた粗製のペプチドを精製 する方法を包含する。 アプライド・バイオシステムス・カンパニー(Applied Biosystems Company) (Weiterstadt)からのアミノ酸分析装置420Aを使用 して、アミノ酸分析を実施した。50〜1000pmolの分析すべき試料を10〜40μlの 溶液中で試料の担体に適用し、引き続いて気相中で160℃において90分間6N塩 酸で完全に自動的に加水分解し、フェニルイソチオシアネートで誘導化し、微小 孔HPLCによりオンラインで分析した。API III三重−四重質量分析計(SCIEX;Th ornhill,Canada)(イオンスプレーのイオン源を装備する)で、質量スペクトル 分析検査を実施した。 保護されたアミノ酸の誘導体は、例えば、ノババイオケム社(Novabiochem Gm bH)(Bad Soden)から入手可能である。 下記の実施例は本発明の例示的選択のみを表すが、本発明の主題を限定するも のと解釈すべきではない。 実施例1 HGEGTFTSDLSKQ−Nle−EEEAVRLFIEWLKNGR−NH2(配列番号:3) [Nle14,Arg30]−エキセンジン-4-(1-30)−NH2 実施例1を、Multisyn Tech Company(Bochum)から販売されている多重自動 ペプチド合成機SyRo IIでの、5−(4’−アミノメチル)−3’,5’ −(ジメトキシフェノキシ)バレリアニル−アラニル−アミノメチル−ポリスチ レン(1%)ジビニルベンゼン(装填率:0.5mmol/g)に関する固相法 により0.02mmolバッチで合成した。アミノ酸のα−アミノ官能基を9− フルオレニルメトキシカルボニル(Fmoc)で保護した。側鎖保護基は、As p、Glu、Ser及びThrに関してはt−ブチル(tBu)、Asn、Gl n及びHisに関してはトリチル(Trt)、Lys及びTrpに関してはt− ブチルオキシ−カルボニル(Boc)並びにArgに関しては2,2,5,7, 8−ペンタ−メチルクロマン−6−スルホニル(Pmc)であった。保護化アミ ノ酸を、40分の継続時間を2回の二重カップリングを用いて10倍以上に、そ して活性化試薬としてN,N−ジイソプロピルカルボジイミド/1−ヒドロキシ ベンゾ−トリアゾールを用いて、継続的に結合させた。15%エタンジチオール /ジメチルスルフィド/m−クレゾール(1:1:1 v/v/v)の存在下で 、室温で120分間、トリフルオロ酢酸(85%)中の保護基を同時に切断しな がら、ペプチドを高分子支持体から切断した。次に、ペプチドを無水ジエチルエ ーテルで沈殿させた後、無水ジエチルエーテルで数回洗浄して、チオールを完全 に除去した。水/tert−ブタノル(1:1)から沈殿物を凍結乾燥して、6 2mgの粗製ペプチドを得た。37%〜42%アセトニトリル/0.9%TFA の勾配を用いて逆相HPLCにより、粗製ペプチドを30分以内に精製した。溶 出液を蒸発させ、凍結乾燥して、≧97%の純度の白色固体を収量29gで得た 。 アミノ酸分析:Ala 1,08(1);Asx 1,91(2);Glx 6,10(6);Phe 1,78(2);Gly 3,10(3);His 1,00(1);Ile 0,88(1);Lys 2,02(2);Leu 3,24(3);Nle 1,10(1);Arg 1,98(2);Ser 2,04(2);Thr 1,99(2);Val 0,91(1);Trp0 ,87(1). ESI−MS:3488,2 実施例2 HGEGTFTSDLSKQ-Nle-EEEAVRLFIEWLKNGY-NH2(配列番号:4) [Nle14,Tyr30]−エキセンジン-4-(1-30)−NH2 実施例2を、Multisyn Tech Company(Bochum)から販売されている多重自動 ペプチド合成機SyRo IIでの、Rink−アミ ドアンカー(4−(2’,4’−ジメトキシフェニルーアミノメチル)−フェノ キシ基)で誘導されたTentaGel(Rapp Polyn ers,Tubingen)(装填 率:0.18mmol/g)に関する固相法により0.0076mmolバッチ で合成した。使用した保護化アミノ酸は、実施例1と同様であった。保護化アミ ノ酸を、40℃で40分の継続時間の単一カップリングで8倍以上に、攪拌しなが ら、継続的に結合させた。2−(1H−ベンゾトリアゾール−1−イル)−1, 1,3,3−テトラメチルウロニウムテトラフルオロボレート(TBTU)/1 −ヒドロキシベンゾトリアゾールを活性化試薬として用い、ジイソプロピルエチ ルアミンを付加した。ペプチドを切断し、実施例1と同様に精製した。>95% の純度の白色固体 18.1gを得た。 アミノ酸分析:Ala 1,03(1);Asx 1,90(2);Glx 6,24(6);Phe 1,94(2);Gly 3,12(3);His 1,02(1);Ile 1,09(1);Lys 2,01 (2);Leu 3,06(3);Nle 1,08(1);Arg 0,97(1);Ser 1,98(2);Thr 1,80(2);Val 0,93(1);Trp 1,01(1);Tyr 0,90(1). ESI−MS:3494,8 実施例3 HSDGTFTSDLSKQ-Nle−EEEAVRLFIEWLKNGR-NH2(配列番号:5) [Nle14,Arg30]−エキセンジン-3-(1-30)−NH2 実施例3を、実施例2に関して記載した方法と同様に合成した。≧99%の純 度の白色固体 17.6mgを得た。 アミノ酸分析:Ala 0,99(1);Asx 2,98(3);Glx 5,16(5);Phe 2,08(2);Gly 2,16(2);His 0,95(1);Ile 1,03(1);Lys 2,04 (2);Leu 2,91(3);Nle 1,05(1);Arg 1,04(1);Ser 3,00(3);Thr 2,05(2);Val 1,01(1);Trp 1,18(1);Tyr 0.98(1). ESI−MS:3504,4 実施例4 HGEGTFTSDLSKQMEEEAVRLFIEWLKNGR-NH2(配列番号:6) [Arg30]−エキセンジン-4-(1-30)−NH2 実施例4を、実施例1に関して記載した方法と同様に合成した。≧96%の純 度の白色固体 17.9mgを得た。 アミノ酸分析:Ala 0,96(1);Asx 2,01(2);Glx 6,00(6);Phe 1,80(2);Gly 3,21(3);His 0,96(1);Ile 1,07(1);Lys 1,92(2);Leu 2,98(3);Met 1,06(1);Arg 1,90(2);Ser 1,91(2);Thr 2,09(2);Val 0,97(1);Trp 0,84(1). ESI−MS:3508,4 実施例5 GEGTFTSDLSKQ-Nle−EEEAVRLFIEWLKNGR−NH2(配列番号:7) [Nle14,Arg30]−エキセンジン-4-(2-30)−NH2 実施例5を、実施例2に関して記載した方法と同様に合成した。≧97%の純 度の白色固体 13.2mgを得た。 アミノ酸分析:Ala 1,04(1);Asx 1,98(2);Glx 6,08(6);Phe 1,86(2);Gly 2,91(3);Ile 0,96(1);Lys 1,84(2 );Leu 2,98(3);Nle 1,04(1);Arg 1,90(2 );Ser 1,94(3);Thr 1,92(2);Val 0,96(1 );Trp 0,85(1). ESI−MS:3350,8 実施例6 HGEGTFTSDLSKQMEEEAVRAFIEWLKNGR-NH2(配列番号:8) [Ala21,Arg30]−エキセンジン-4-(1-30)−NH2 実施例6を、実施例1に関して記載した方法と同様に合成した。≧95%の純 度の白色固体 11.1mgを得た。 アミノ酸分析:Ala 2,08(2);Asx 1,93(2);Glx 6,07(6);Phe 1,74(2);Gly 2,97(3);His 0,98(1);Ile 0,87(1);Lys 2,15(2);Leu 2,02(2);Met0,96(1);Arg 2,13(2);Ser 1 ,87(2);Thr 2,07(2);Val 1,04(1);Trp 0 ,87(1). ESI−MS:3466,3 実施例7 HGEGTFTSDLSKQMEEEAVRLFIEWLKAGR-NH2(配列番号:9) [Ala28,Arg30]−エキセンジン-4-(1-30)−NH2 実施例7を、実施例1に関して記載した方法と同様に合成した。≧97%の純 度の白色固体 15.0mgを得た。 アミノ酸分析:Ala 1,98(2);Asx 0,98(1);Glx 6,22(6);Phe 1,92(2);Gly 3,03(3);His 0,99(1);Ile 1,03(1);Lys 2,05(2);Leu 3,03(3);Met 0,96(1);Arg 1,84(2);Ser 1,98(2 );Thr 2,09(2);Val 1,01(1);Trp0,72(1) . ESI−MS:3465,4 実施例8 HGEGTFTSDLSKQMEEEAVRAFIEWLKAGR-NH2(配列番号:10) [Ala21,28,Arg30]−エキセンジン-4-(1-30)−NH2 実施例8を、実施例1に関して記載した方法と同様に合成した。≧95%の純 度の白色固体 18.4mgを得た。 アミノ酸分析:Ala 3,12(3);Asx 0,99(1);Glx 6,04(6);Phe 1,80(2);Gly 3,00(3);His 0,96(1);Ile 1,02(1);Lys 1,84(2);Leu 1,97(2);Met 0,98(1);Arg 2,03(2);Ser 1,91(2);Thr 1,88(2);Val 0,99(1);Trp 0,99(1). ESI−MS:3423,3 実施例9 同様の方法で、以下のエキセンジン誘導体を高純度で調製することができた( Ex−4=エキセンジン−4、Ex−3=エキセンジン−3)。 以下の実施例を、アミノメチルポリスチレン(1%)ジビニルベンゼンがRi nk−アミドアンカー(4−(2’,4’−ジメトキシフェニルーアミノメチル )−フェノキシ基)により誘導されるR AM樹脂(Rapp Polymers,Tubingen)に関する固相法により0.02mmol バッチで合成した(装填率:0.5mmol/g)。使用した保護化アミノ酸は 、実施例1と同様であった。保護化アミノ酸を、攪拌しながら、40℃で40分 の継続時間の単一カップリングで5倍以上に、継続的に結合させた。ジイソプロ ピルエチルアミンを付加した2−(1H−ベンゾトリアゾール−1−イル)−1 ,1,3,3−テトラメチルウロニウムテトラフルオロボレート(TBTU)を 活性化試薬として用いた。ペプチドの切断及び精製を、実施例1と同様に実行し た。前記のようにして合成されたペプチドの収量、純度及び分析データを、以下 の2つの表に列挙する。 実施例10:薬理学的データ エクトペプチダーゼ製剤又は腎臓微小絨毛膜標本におけるペプチド代謝 背景 エクトペプチダーゼの1群は、ペプチドホルモンの分泌後代謝に関与する。こ れらの酵素は、種々の種類の細胞の原形質膜と結合する。それらの活性部位は、 細胞外間隙に向けて配向される。さらに、これらの酵素は近位腎細管の刷子縁膜 中に高濃度で存在する。したがって、腎刷子縁微小絨毛膜(BBM)は関連する エクトペプチダーゼの適切な供給源であり、合成ペプチドの代謝安定性に関する in vitro試験として用い得る。あるいは、エクトペプチダーゼ製剤を用いること もできる。ヒト中性エンドペプチダーゼ24.11、並びにジペプチジルペプチ ダーゼIVは、GLP−1がこれらの両エクトペプチダーゼの基質であるために 、例として用いられた。 刷子縁微小絨毛膜の調製 ラット及びブタ腎臓皮質の微小絨毛膜を、示差的遠心分離法を用いた非細胞分 別により単離した(Booth and Kenny(1975))。膜の純度の程度及び収量を査 定するために、4つの刷子縁エクトペプチダーゼを蛍光定量的に検査し、その他 のマーカーは比色定量的に測定した。 エクトペプチダーゼ製剤 精製ヒト中性エンドペプチダーゼ24.11はGenentech(San Francisco,US A)から組換え体形態で入手し、ジペプチジルペプチダーゼIVはCalbiochem(B ad Soden)からヒト胎盤からの単離物として入手した。 インキュベーションプロトコール 微小絨毛膜(0.5〜1μgタンパク質)又はそれぞれのエクト ペプチダーゼ製剤(60〜300ng)を、50mM NaClを含有するHE PES緩衝液(50mM、pH7.4)100μl中の10μgのペプチド(約 3nmol)とともにインキュベートした。沸騰により、予定時間(1時間まで )で反応を終結させた。その後、試料を遠心分離(10,000xg)し、0. 1%TFA 150μlで希釈して、逆相(RP)HPLCにより分析した。各 試料を二重に測定した。 HPLC分析 下記の成分を有する系をHPLC分析に用いた:A2248低圧ポンプ(Phar macia-LKB,Freiburg);WISP 10B自動注入器(Gynkotec,Berlin); 低圧混合系(Pharmacia-LKB,Freiburg);及びプログラムマネジャーソフトウ エアコントロールPharmacia-LKB,Freiburg)。移動溶媒A:0.1%トリフル オロ酢酸(TFA)及びB:アセトニトリル:水:TFA(70:29:0.1 )を用いた二成分勾配によりLichrospher C−8,5μ,4x12 4mm(Merck,Darmstadt)上で分離を実行した。移動溶媒Aで平衡させたカラ ム上に試料溶液 244μlを注入後、インキュベーション生成物を80分で0 %〜80%Bの線状勾配で溶離し、215nmUV吸収で検出した。 タンパク質分解速度の計算 各ペプチドのインキュベーション中に2つの測定を実行し、基質ピークの平均 ピーク高を時間に対してプロットした。例としてGLP−1を用いて、ピーク高 が試料溶液中のペプチドの量と線状に比例することを示すことができた。さらに 、時間に伴うピーク高の線状低減が、微小絨毛膜又はペプチダーゼとのインキュ ベーションの1時間以内に観察された。それゆえ、タンパク質分解速度は基質ピ ークの高さの低減から確定され、[基質μmol/タンパク質mg /分]と表される。 エキセンジン類似体の分解安定性 ヒト中性エンドペプチダーゼ24.11bとのインキュベーション [Nle14,Arg30]−エキセンジン−4−(1−30)−NH2(配列番 号:3)を前記のように中性エンドペプチダーゼ24.11と一緒にインキュベ ートし、分解速度を確定した。GLP−1−(7−36)NH2は対照として役 立った。結果を表3に示す。 ジペプチジルペプチダーゼIVとのインキュベーション 表4に列挙したペプチドを、前記のようにジペプチジルペプチダーゼ(DDP −IV)と一緒にインキュベートした。GLP−1−(7−36)−NH2が5 0%加水分解を示した時点で各インキュベーションを終結させた。基質ピークの 各ペプチドをrpHPLC行程から収集し、切形生成物を除外するために、質量 分光により検査した。 刷子縁微小絨毛膜とのインキュベーション 前記のプロトコールにより刷子縁微小絨毛膜(BBM)とのインキュベーショ ン後に算出されたタンパク質分解速度を、表5に示す。GLP−1−(7−36 )NH2は対照として役立った。 単離島細胞によるインスリン分泌 器官除去 麻酔(0.3〜0.5mlネンブタール/等張食塩溶液1:4腹腔内投与)マ ウスの腹部を正中切開及び二側切開により開存し、腹膜を固定して、横隔膜に沿 って肋骨弓で切り開いた。全器官を膨張させ、左心室に中性赤を注入して赤色に 染色した。膵臓を、胃及び十二指腸に沿って腸間膜まで、注意深く除去した。消 化まで、ハンクス平衡塩溶液(HBBS)及び2〜3滴の中性赤を人れた氷冷 ペトリ皿中に膵臓を置いた。 島標本 2個の膵臓にセルロースを張り付け、試験管に入れて、新たに調製したコラゲ ナーゼ溶液(HBBS/水 1:9,pH7.4中にコラゲナーゼ(Cl,組織 溶解)0.74U/mg、Serva2mg/ml)5mlを付加して、それら を振盪しながら37℃で18分間インキュベートした。その後、1000rpm で1分間、遠心分離を実行した。上清を捨てた。二次消化工程で、コラゲナーゼ 溶液(1mg/ml)5mlを4分間インキュベートし、振盪して、未消化組織 を沈殿させた。上清をデカントし、全工程を4〜5回反復した。次に上清を10 00rpmで1分間遠心分離し、コラゲナーゼ溶液を捨てた。残留ペレットを氷 冷HBBSと一緒に振盪し、氷上で約10分間沈殿させた。この洗浄工程をさら に3回反復した。立体拡大鏡下で薄桃色に染色された島を洗浄ペレットから抜き 取り、培地(100mlのRPMI 1640(Gibco)、1mlのグルタミン 、1mlのペニシリン、1mlのCibrobay抗生物質(Bayer)、10m lのウシ胎仔血清、2mlのHepes緩衝液 1M)に移した。純粋に近い培 養を得るために、島を2〜3回抜き取って、新鮮な培地に移した。 島の刺激 培地からの島細胞を、エッペンドルフ容器当たり島10個の量で200mlの 刺激緩衝液(118mM NaCl、0.2mM NaH2PO4、0.565m M MgCl2、1.25mM CaCl2、4.7mM KCl、10mM H epes、1%BSA、3.3mM グルコース;pH7.4)を含入するエッ ペンドルフ容器中に分配し、37℃で1時間、インキュベーターに入れた。その 後、試験すべきペプチドを付加し、刺激緩衝液を500mlま で満たし、37℃で1時間インキュベートした。島を1000rpmで1分間遠 心分離した。C−ペプチドの量を、インスリン−RIA(DPC Biermann,Nauhei m)を用いて上清中で測定した。各試験物質を四重に確定した。 エキセンジン類似体の活性 いくつかのエキセンジン類似体を、インスリン分泌活性に関して単離された島 細胞で、上記のように試験した。データを一連として下記の表に示す。 10mMグルコース存在下での1時間後の単離島からのインスリン放出(mI U/時間/10島) 内分泌膵臓のB細胞(クローンB細胞株INS−1)中の細胞質ゾルカルシウ ム濃度の増大の測定 INS−1細胞の培養(Asfari,M.,1992): 95%空気及び5%CO2の大気中で、10%FCS、10mM HEPES緩衝液(pH7.4)、2mM L−グルタミン、100IU ペ ニシリン/ml、100μg ストレプトマイシン/ml、1mM ピルビン酸 塩(ナトリウム塩)及び50μM 2−メルカプトエタノールを含有するRPM I 1640培地中で、37℃で、INS−1細胞を培養した。プラスチック細 胞培養プレート上で6〜8日間増殖させた後、PBS(リン酸緩衝食塩水)で1 回洗浄して、等張食塩溶液中の0.025%トリプシン及び0.27mM ED TAと一緒に37℃で4分間インキュベートすることにより、亜融合性細胞を底 から剥がした。 カルシウム測定のための細胞の調製: 剥離細胞を、Spinner培地(前期と同様であるが、5%FCS及び25mM HEPESを含有する培地)中に再懸濁し、攪拌棒で攪拌しながらSpinner瓶中 で2.5時間インキュベートした。その後、遠心分離により培地を除去し、細胞 をSpinner培地中に再懸濁した。次にそれらを、前記と同様の条件下で2μM Fura−2/アセトキシメチルエステルと一緒に37℃で30分間インキュベ ートした。細胞のFura負荷は、細胞をSpinner培地で1回洗浄する(室温で )ことにより終結させた。その後、細胞を室温で、Spinner培地中に再懸濁した (2x107細胞/ml)。次に、カルシウム測定のために、細胞をこの懸濁液 から取り出した。 細胞質ゾルカルシウム濃度の測定: 136mM NaCl、4.8mM KCl、2mM CaCl2、1.2m M MgSO4、1.2mM KH2PO4、5mM NaHCO3、10mM グ ルコース、250μM スルフィンピラゾン(培地中へのFura−2流出を阻 止するために)及び25mM HEPES緩衝液(NaOHでpH7.4に調整 )を含有する変法クレブスーリンガ一緩衝液(KRBH)中で、37℃で測 定を実行した。細胞濃度は1〜2x106/mlであった。1.5mlの細胞懸 濁液を用いて、37℃で分光蛍光計で、攪拌棒で攪拌しながらキュベット中で、 測定を実行した。励起波長は340nm、発光波長は505nmであった。細胞 外Furaの蛍光を一時的に抑制することにより、測定された蛍光に対する細胞 外蛍光指示体の割合を確定するために、測定終了時に、50μM MnCl2を 付加し、その後100μm DTPA(ジエチレントリアミンペンタアセテート )を付加した。DTPA付加後、全Furaを先ずカルシウム飽和状態に、次に カルシウム無含有状態に転換して、それぞれの測定値に関する較正値Fmax(カル シウム飽和)及びFmin(カルシウム無含有)を確定した。このために、0.1% TritonX−100を付加して細胞を溶解した。高濃度の細胞外カルシウム と接触させることにより、染料をカルシウムで飽和させた。その後、染料をカル シウム無含有形態に完全に転換するために、5mM EGTA(エチレンビス( オキシエチレンニトリロ)−テトラアセテート)及び20mM Tris溶液を 付加した。 Tsienと同僚(Grynkiewicz,G.,1985)により紹介された算法にしたがって、 細胞質ゾルカルシウムイオン濃度を算出した: [Ca2+]cyt=((F−Fmin)/(Fmax−F))xKD (式中、F:それぞれの測定点の蛍光;KD:Fura,250nMのカルシウ ム錯体の解離定数(Grynkiewicz,G.,1985))。(この計算の前に、細胞外F uraの存在に関して補償を実行する。このために、マンガン付加により確定さ れる蛍光量(細胞外Fura)を先ず測定点の蛍光値から差し引く。次に、この 量を差し引くことによりFmaxを修正する。最後に、Fminに関する修正値を確定 する。このために、マンガン付加により確定される蛍光量を2.24で割る。2 .24という値は、励起波長340nm(非エス テル化、Fura無含有で測定)でのカルシウム飽和及びカルシウム無含有Fu raの蛍光の間の固有の計器比例因子として確定された。この方法で得られた修 正値をFminから差し引いた)。 検査したペプチドは、CaCl2及びグルコースを含有しないKRBH中の1 000倍濃縮溶液(10-5M)として付加された。 エキセンジン類似体の活性 その生物学的活性に関して、前記のようなINS−1細胞におけるカルシウム 検定で、いくつかのエキセンジン類似体を試験した。データは、一例として図l 並びに表7に示す。 内分泌膵臓のB細胞(クローンB細胞株INS−1)におけるGLP−1−( 7−36)−NH2との競合 INS−1−細胞の培養(Asfari,M.,1992) カルシウム濃度の測定参照。 競合実験 剥離細胞を取り出し、クレブスーリンガー緩衝液(25mM Tris、12 0mM NaCl、 1.2mM MgSO4、5mM KCl、1mM Na −EDTA、15mM CH3COONa、pH7.4に調整し、1%HSA及 び0.1%バシトラシンを補充)中に懸濁した。反応混合物様にこの懸濁液から 各時点で250mlを取り出して、20mlのトレーサー(125I−GLP−1 −(7−36)−NH2、20,000cpm)及び30mlの検査すべきペプ チドと対応する希釈液中で混ぜ合わせた。その後、37℃で30分間インキュベ ートし、13,000rpmで4分間遠心分離し、緩衝液で3回洗浄して、ペレ ットと結合した放射能を測定した(γ−計数器)。試験すべきペプチドの10種 類の異なる希釈液(クレブスーリンガー緩衝液中10-10〜10-6M)と一緒に インキュベートすることにより、競合曲線を観察した。 エキセンジン類似体の受容体親和性 データを一例として表8に示す。GLP−1−(7−36)−NH2は標準と して役立った。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成10年4月21日(1998.4.21) 【補正内容】 請求の範囲 1.配列1または2 配列識別NO:1 配列識別NO:2 (式中、Xはグリシン以外の表1からの20のプロテイノジェニック1つまたは非 プロテイノジェニックのアミノ酸であり、位置1,2,28,29または30における アミノ酸は、所望の鎖長に依存して、前記配列の一部分であることができ、そし てN−末端はNR1R2により表され、ここで R1は水素、アセチル、トリフルオロアセチル、アダマンチル、Fmoc,Z,Boc ,Alloc,C1−C6アルキル、C2−C8アルケニルまたはC7−C9アラルキルで あり、 R2は水素、アセチル、トリフルオロアセチル、アダマンチル、Fmoc,Z,Boc ,Alloc,C4−C6アルキル、C2−C8アルケニルまたはC7−C9アラルキルで あり、そしてC−末端はCOR3により表され、 R3はOR4またはNR4R5であり、ここで R4は水素またはC1−C6アルキルであり、 R5は水素またはC1−C6アルキルである) を有するペプチド、ならびにその生理学的に許容される塩およびエステル。 2.アミノ酸鎖の下記の修飾(a)〜(o)の少なくとも1つであるが、最大 10により請求項1に記載のペプチドを得ることができるペプチド: (a)位置1におけるα−アミノ酸は、D−His,Ala,D−Ala,Gly,Lysまた はD−Lysであり、それらのうちのAla,GlyまたはLysは特に好ましい; (b)位置2におけるα−アミノ酸は、Ser,D−Ser,Thr,D−Thr,Ala,D −Ala,Ile,D−Ile,Val,D−Val,LeuまたはD−Leu、好ましくはThr,Ala ,Val,IleまたはLeuである; (c)位置3におけるアミノ酸は、D−Glu,D−Asp,AlaまたはD−Ala、好ま しくはAlaである; (d)位置4におけるアミノ酸は、Ala,D−Alaまたはβ−Ala、好ましくはAla である; (e)位置5におけるα−アミノ酸は、Ser,TyrまたはAlaである; (f)位置6におけるα−アミノ酸は、Ala,Ile,Val,Leu,ChaまたはTyr、好 ましくはAla,Ile,Val,LeuまたはTyrである; (g)位置7におけるα−アミノ酸は、Ala,D−Ala,Tyr,D−Tyr,Ser,D −SerまたはD−Tyr、好ましくはAla,TyrまたはSerである; (h)位置8におけるα−アミノ酸は、Ala,TyrまたはThrである; (i)位置9におけるα−アミノ酸は、Ala,D−Ala,Glu,D−GluまたはD− Asp、好ましくはAlaまたはGluである; (j)位置10,11,12,15,16,17,18,19,20,21,24,28,29におけるアミ ノ酸は、互いに独立して、配列識別NO:1または配列識別NO:2中のそれぞれの 位置に既に存在するアミノ酸と異なる、表1の20のプロテイノジェニックのアミ ノ酸の1つであるか、あるいは非プロテイノジェニックのD−またはL−アミノ 酸であり、好ましくはプロテイノジェニックのL−アミノ酸である; (k)位置13におけるα−アミノ酸は、Glnと異なる中性のL−アミノ酸、好ま しくは表1の中性のプロテイノジェニックのL−アミノ酸である; (l)位置14におけるα−アミノ酸は、MetまたはL−ロイシン以外の中性のD −またはL−アミノ酸、好ましくはNle,D−Nle,Ala,D−Ala,Ile,D−Ile ,ValまたはD−Valにより置換されており、それらのうちのIle,ValまたはAla は特に好ましい; (m)位置22におけるα−アミノ酸は、D−Phe,Tyr,D−Tyr,Leu,D−Leu ,Val,D−Val,L−Cha,D−Cha,β−1−Nal,β−2−Nalまたはβ−1− D−Nalであり、ここでTyr,LeuまたはValは好ましい; (n)位置23におけるα−アミノ酸は、Leu,D−Leu,D−Ile,Val,D−Val ,L−Cha,D−Cha,Tyr,D−Tyr,PheまたはD−Pheであり、ここでLeu,Val ,TyrまたはPheは好ましい; および(o)位置25,26または27におけるα−アミノ酸は、位置25についてTrp 、位置26についてLeuおよび位置27についてLys以外の、中性のD−またはL−ア ミノ酸、好ましくは表1の中性の、プロテイノジェニックのL−アミノ酸である 。 3.位置30におけるα−アミノ酸が、Arg,D−Arg,TyrまたはD−Tyr、特に 好ましくはArgまたはTyrである、請求項1または2に記載のペプチド。 4.表1のプロテイノジェニックのアミノ酸のみを含有する、請求項1〜3の いずれか一項に記載のペプチド。 5.アミノ酸の置換が配列1または2に比較して位置2において起こっている 、請求項2〜4のいずれか一項に記載のペプチド。 6.アミノ酸の置換が配列1または2に比較して位置14において起こっている 、請求項2〜5のいずれか一項に記載のペプチド。 7.アミノ酸の置換が配列1または2に比較して位置3において起こっている 、請求項2〜6のいずれか一項に記載のペプチド。 8.N−末端がNR1R2により表され、ここで R1は水素、アセチル、トリフルオロアセチル、アダマンチル、Fmoc,Z,Boc ,Alloc,C1−C6アルキル、C2−C8アルケニルまたはC7−C9アラルキルで あり、 R2は水素、アセチル、トリフルオロアセチル、アダマンチル、Fmoc,Z,Boc ,Alloc,C4−C6アルキル、C2−C8アルケニルまたはC7−C9アラルキルで あり、そしてC−末端はCOR3により表され、 R3はOR4またはNR4R5であり、ここで R4は水素またはC1−C6アルキルであり、 R5は水素またはC1−C6アルキルである、 配列5,68,69,71,78〜82または84〜91の1つを有するプペチド、ならびにそ の生理学的に許容される塩およびエステル。 9.インスリンの放出を刺激する、請求項1〜8のいずれか一項に記載のペプ チド。 10.慣用の担体および補助物質に加えて、請求項1〜8のいずれか一項に記載 のペプチドの少なくとも1つを含有する製剤。 11.糖尿病の治療のための医薬組成物を製造するための請求項1〜8のいずれ か一項に記載のペプチドの使用。 【手続補正書】 【提出日】平成12年7月5日(2000.7.5) 【補正内容】 請求の範囲 1.配列番号1または2 配列番号:1 配列番号:2 (式中、Xは下記の表: からの、グリシン以外の20のプロテイノジェニックアミノ酸の1つまたは非プ ロテイノジェニックのアミノ酸の1つであり、位置1,2,28,29または30にお けるアミノ酸は、所望の鎖長に依存して、前記配列の一部分であることができ、 そしてN−末端はNR1R2により表され、ここで R1は水素、アセチル、トリフルオロアセチル、アダマンチル、Fmoc,Z,Boc ,Alloc,C1−C6アルキル、C2−C8アルケニルまたはC7−C9アラルキルであ り、 R2は水素、アセチル、トリフルオロアセチル、アダマンチル、Fmoc,Z,Boc ,Alloc,C4−C6アルキル、C2−C8アルケニルまたはC7−C9アラルキルで あり、そしてC−末端はCOR3により表され、 R3はOR4またはNR4R5であり、ここで R4は水素またはC1−C6アルキルであり、 R5は水素またはC1−C6アルキルである) を有するペプチド、ならびにその生理学的に許容される塩およびエステル。 2.アミノ酸鎖の下記の修飾(a)〜(o)の1〜10個により請求項1に記載 のペプチドから得ることができるペプチド: (a)位置1におけるα−アミノ酸が、D−His,Ala,D−Ala,Gly,Lysま たはD−Lysであり、好ましくはAla,GlyまたはLysである; (b)位置2におけるα−アミノ酸が、Ser,D−Ser,Thr,D−Thr,Ala, D−Ala,Ile,D−Ile,Val,D−Val,LeuまたはD−Leuであり、好ましくはT hr,Ala,Val,IleまたはLeuである; (c)位置3におけるα−アミノ酸が、D−Glu,D−Asp,AlaまたはD−Ala であり、好ましくはAlaである; (d)位置4におけるアミノ酸が、Ala,D−Alaまたはβ−Alaであり、好ま しくはAlaである; (e)位置5におけるα−アミノ酸が、Ser,TyrまたはAlaである; (f)位置6におけるα−アミノ酸が、Ala,Ile,Val,Leu,ChaまたはTyrで あり、好ましくはAla,Ile,Val,LeuまたはTyrである; (g)位置7におけるα−アミノ酸が、Ala,D−Ala,Tyr,D−Tyr,Ser, D−SerまたはD−Tyrであり、好ましくはAla,TyrまたはSerである; (h)位置8におけるα−アミノ酸が、Ala,TyrまたはThrである; (i)位置9におけるα−アミノ酸が、Ala,D−Ala,Glu,D−GluまたはD −Aspであり、好ましくはAlaまたはGluである; (j)位置10,11,12,15,16,17,18,19,20,21,24,28,29におけるア ミノ酸は、互いに独立して、配列番号:1または配列番号:2中のそれぞれの位 置に既に存在するアミノ酸と異なる、前記表中の20のプロテイノジェニックのア ミノ酸の1つであるか、あるいは非プロテイノジェニックのD−またはL−アミ ノ酸であり、好ましくはプロテイノジェニックのL−アミノ酸である; (k)位置13におけるα−アミノ酸が、Glnと異なる中性のL−アミノ酸であ り、好ましくは前記表中の中性のプロテイノジェニックのL−アミノ酸である; (l)位置14におけるα−アミノ酸が、MetまたはL−ロイシン以外の中性の D−またはL−アミノ酸、好ましくはNle,D−Nle,Ala,D−Ala,Ile,D−I le,ValまたはD−Valにより置換されており、それらのうちのIle,ValまたはAl aが特に好ましい; (m)位置22におけるα−アミノ酸が、D−Phe,Tyr,D−Tyr,Leu,D−Le u,Val,D−Val,L−Cha,D−Cha,β−1−Nal,β−2−Nalまたはβ−1 −D−Nalであり、ここでTyr,LeuまたはValが好ましい; (n)位置23におけるα−アミノ酸が、Leu,D−Leu,D−Ile,Val,D−Va l,L−Cha,D−Cha,Tyr,D−Tyr,PheまたはD−Pheであり、ここでLeu,Va l,TyrまたはPheが好ましい;および (o)位置25,26または27におけるα−アミノ酸が、位置25についてTrp、位 置26についてLeuおよび位置27についてLys以外の、中性のD−またはL−アミノ 酸、好ましくは前記表中の中性の、プロテイノジェニックのL−アミノ酸である 。 3.位置30におけるα−アミノ酸が、Arg,D−Arg,TyrまたはD−Tyr、特に 好ましくはArgまたはTyrである、請求項1または2に記載のペプチド。 4.前記表中のプロテイノジェニックのアミノ酸のみを含有する、請求項1〜 3のいずれか一項に記載のペプチド。 5.アミノ酸の置換が配列1または2に比較して位置2において起こっている 、請求項2〜4のいずれか一項に記載のペプチド。 6.アミノ酸の置換が配列1または2に比較して位置14において起こっている 、請求項2〜5のいずれか一項に記載のペプチド。 7.アミノ酸の置換が配列1または2に比較して位置3において起こっている 、請求項2〜6のいずれか一項に記載のペプチド。 8.N−末端がNR1R2により表され、ここで R1は水素、アセチル、トリフルオロアセチル、アダマンチル、Fmoc,Z,Boc ,Alloc,C1−C6アルキル、C2−C8アルケニルまたはC7−C9アラルキルで あり、 R2は水素、アセチル、トリフルオロアセチル、アダマンチル、Fmoc,Z,Bo c,Alloc,C4−C6アルキル、C2−C8アルケニルまたはC7−C9アラルキルで あり、そしてC−末端はCOR3により表され、 R3はOR4またはNR4R5であり、ここで R4は水素またはC1−C6アルキルであり、 R5は水素またはC1−C6アルキルである、 配列5,68,69,71,78〜82または84〜91の1つを有するペプチド、ならびにそ の生理学的に許容される塩およびエステル。 9.インスリンの放出を刺激する、請求項1〜8のいずれか一項に記載のペプ チド。 10.慣用の担体および補助物質に加えて、請求項1〜8のいずれか一項に記載 のペプチドの少なくとも1つを含有する製剤。 11.糖尿病の治療のための医薬組成物を製造するための請求項1〜8のいずれ か一項に記載のペプチドの使用。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU ,AZ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN, CU,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,G E,HU,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR ,KZ,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD, MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,P T,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,TJ ,TM,TR,TT,UA,UG,US,UZ,VN (72)発明者 ゲーク,ブルクハルト―ヨハネス ドイツ連邦共和国,デー―35637 マール ブルク,マリボレル シュトラーセ 22

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.配列1または2 配列識別NO:1 配列識別NO:2 (式中、Xはグリシン以外のプロテイノジェニックまたは非プロテイノジェニッ クのアミノ酸であり、位置1,2,28,29または30におけるアミノ酸は、互いに 独立して、個々にまたは一緒になって前記配列の一部分であることができ、そし てN−末端はNR1R2により表され、ここで R1は水素、アセチル、トリフルオロアセチル、アダマンチル、Fmoc,Z,Boc ,Alloc,C1−C6アルキル、C2−C8アルケニルまたはC7−C9アラルキルで あり、 R2は水素、アセチル、トリフルオロアセチル、アダマンチル、Fmoc,Z,Boc ,Alloc,C4−C6アルキル、C2−C8アルケニルまたはC7−C9アラルキルで あり、そしてC−末端はCOR3により表され、 R3はOR4またはNR4R5であり、ここで R4は水素またはC1−C6アルキルであり、 R5は水素またはC1−C6アルキルである) を有するペプチド、ならびにその生理学的に許容される塩およびエステル。 2.下記の修飾の少なくとも1つであるが、最大11がアミノ酸鎖について実施 されている、請求項1に記載のペプチド: (a)位置1におけるα−アミノ酸は、D−His,Ala,D−Ala,Gly,Lysまた はD−Lysであり、それらのうちのAla,GlyまたはLysは特に好ましい;あるいは (b)位置2におけるα−アミノ酸は、Ser,D−Ser,Thr,D−Thr,Gly,Ala ,D−Ala,Ile,D−Ile,Val,D−Val,LeuまたはD−Leu、好ましくはSer, Thr,Gly,Ala,Val,IleまたはLeuである;あるいは (c)位置3におけるアミノ酸は、Glu,D−Glu,Asp,D−Asp,AlaまたはD −Ala、好ましくはGlu,AspまたはAlaである;あるいは (d)位置4におけるアミノ酸は、Ala,D−Alaまたはβ−Ala、好ましくはAla である;あるいは (e)位置5におけるα−アミノ酸は、Ser,TyrまたはAlaである;あるいは (f)位置6におけるα−アミノ酸は、Ala,Ile,Val,Leu,ChaまたはTyr、好 ましくはAla,Ile,Val,LeuまたはTyrである;あるいは (g)位置7におけるα−アミノ酸は、Ala,D−Ala,Tyr,D−Tyr,Ser,D −SerまたはD−Tyr、好ましくはAla,TyrまたはSerである;あるいは (h)位置8におけるα−アミノ酸は、Ala,TyrまたはThrである;あるいは (i)位置9におけるα−アミノ酸は、Ala,D−Ala,Glu,D−GluまたはD− Asp、好ましくはAlaまたはGluである;あるいは (j)位置10,11,12,15,16,17,18,19,20,21,24,28,29におけるアミ ノ酸は、互いに独立して、プロテイノジェニックまたは非プロテイノジェニック のD−またはL−アミノ酸、好ましくはプロテイノジェニックのL−アミノ酸で ある;あるいは (k)位置13におけるα−アミノ酸は、中性のL−アミノ酸、好ましくは中性の プロテイノジェニックのL−アミノ酸である;あるいは (1)位置14におけるα−アミノ酸は、L−ロイシン以外の中性のD−またはL −アミノ酸、好ましくはNle,D−Nle,Ala,D−Ala,Ile,D−Ile,Valまた はD−Valにより置換されており、それらのうちのIle,ValまたはAlaは特に好ま しい;あるいは (m)位置22におけるα−アミノ酸は、D−Phe,Tyr,D−Tyr,Leu,D−Leu ,Val,D−Val,L−Cha,D−Cha,β−1−Nal,β−2−Nalまたはβ−1− D−Nalであり、それらのうちのTyr,LeuまたはValは好ましい;あるいは (n)位置23におけるα−アミノ酸は、Leu,D−Leu,D−Ile,Val,D−Val ,L−Cha,D−Cha,Tyr,D−Tyr,PheまたはD−Pheであり、それらのうちの Leu,Val,TyrまたはPheは好ましい;あるいは (o)位置25,26または27におけるα−アミノ酸は、中性のD−またはL−アミ ノ酸、好ましくは中性の、プロテイノジェニックのL−アミノ酸である;あるい は (p)位置30におけるα−アミノ酸は、グリシン以外のプロテイノジェニックま たは非プロテイノジェニックのD−またはL−アミノ酸であり、好ましくはArg ,D−Arg,TyrまたはD−Tyr,Argまた はTyrは特に好ましい。 3.プロテイノジェニックのアミノ酸のみを含有する、請求項1または2に記 載のペプチド。 4.アミノ酸の置換が配列1または2に比較して位置2において起こっている 、請求項1〜3のいずれか一項に記載のペプチド。 5.アミノ酸の置換が配列1または2に比較して位置14において起こっている 、請求項1〜4のいずれか一項に記載のペプチド。 6.アミノ酸の置換が配列1または2に比較して位置3において起こっている 、請求項1〜5のいずれか一項に記載のペプチド。 7.N−末端がNR1R2により表され、ここで R1は水素、アセチル、トリフルオロアセチル、アダマンチル、Fmoc,Z,Boc ,Alloc,C1−C6アルキル、C2−C8アルケニルまたはC7−C9アラルキルで あり、 R2は水素、アセチル、トリフルオロアセチル、アダマンチル、Fmoc,Z,Boc ,Alloc,C4−C6アルキル、C2−C8アルケニルまたはC7−C9アラルキルで あり、そしてC−末端はCOR3により表され、 R3はOR4またはNR4R5であり、ここで R4は水素またはC1−C6アルキルであり、 R5は水素またはC1−C6アルキルである、 配列5,68,69,71,78〜82または84〜91の1つを有するペプチド、ならびにそ の生理学的に許容される塩およびエステル。 9.インスリンの放出を刺激する、請求項1〜8のいずれか一項に記載のペプ チド。 10.慣用の担体および補助物質に加えて、請求項1〜8のいずれか一項に記載 のペプチドの少なくとも1つを含有する製剤。 11.糖尿病の治療のための医薬組成物を製造するための請求項1 〜8のいずれか一項に記載のペプチドの使用。
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