JP2000514307A - 増加した標的特異的t▲下m▼を持つ修飾オリゴヌクレオチドを用いた核酸配列の検出および増幅のための方法 - Google Patents

増加した標的特異的t▲下m▼を持つ修飾オリゴヌクレオチドを用いた核酸配列の検出および増幅のための方法

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、相補的なヌクレオチド塩基配列を有する標的核酸へのオリゴヌクレオチドの結合親和性を増加させる、1つまたはそれ以上の修飾ヌクレオチドを含むオリゴヌクレオチドに関する。これらの修飾ヌクレオチドは、同一のヌクレオチド塩基配列を有する未修飾オリゴヌクレオチドより早い速度で標的配列にハイブリダイズする。こうした修飾オリゴヌクレオチドは、窒素性塩基に結合する2'-O-メチルリボフラノシル部分を少なくとも1つ含むオリゴヌクレオチドを含む。オリゴヌクレオチドは、本発明の通りに、優先的にRNA標的に結合するよう修飾してもよい。本発明はまた、これら修飾オリゴヌクレオチドを用いる方法、および当該オリゴヌクレオチドを含むキットに関する。

Description

【発明の詳細な説明】 増加した標的特異的TMを持つ修飾オリゴヌクレオチド を用いた核酸配列の検出および増幅のための方法技術分野 本発明は増加した標的親和性を生じる修飾または複数の修飾を持つ一つまたは それ以上のヌクレオチドを含むオリゴヌクレオチドを使用する、核酸配列を検出 または増幅するための方法および組成物に関している。そのようなオリゴヌクレ オチドは、同一の標的に対して対応する非修飾オリゴヌクレオチドがハイブリダ イズするよりも著しく速い速度で標的核酸にハイブリダイズすることが予想外に にも発見された。その結果、本発明の方法および組成物は、医学的および獣医学 的診断、食品試験および法医学のような核酸ハイブリダイゼーションを用いる応 用に有利である。背景技術 近年、核酸ハイブリダイゼーションは与えられた試料における特定の核酸の存 在を同定、測定および検出する手段としてますます重要になってきた。従って、 例えば、医学診断、環境および食品試験および法医学の分野はすべて、与えられ た生物学的夾雑物または試料中の微生物の存在または不在を試験する迅速で、簡 単なおよび並外れて正確な方法としての核酸ハイブリダイゼーション使用の恩恵 を被ってきた。 ほとんどの核酸ハイブリダイゼーションスキームは共通の特色を持っている。 一つのそのような特色は、定義されたまたは既知のヌクレオチド配列を持ってい る一本鎖核酸プローブ(または変性二本鎖プローブ)の使用である。プローブ分 子はゲノムDNAまたはRNAのような生物源から誘導されてもよいし、または 原核生物かまたは真核生物宿主細胞またはインビトロで酵素的に合成されてもよ い。現在、普通に使用されるほとんどの核酸プローブは化学合成法を用いて作製 されたオリゴヌクレオチドプローブである(”合成オリゴヌクレオチド”)。一 つのそのような合成法は、成長する、固相に結合されたオリゴヌクレオチド鎖の 5’末端に3’一活性化、保護ヌクレオチドの自動化された連続的付加、続いて 支持体からの完成したオリゴヌクレオチドの切断および脱保護である。例えば、 Eckstein,Oligonucleotides & Analogue s:A Practical Approach(1991)を参照されたい。 ハイブリダイゼーションプローブとして使用するための合成オリゴヌクレオチ ドは典型的には検出されるべき核酸のヌクレオチド配列に相補的なヌクレオチド 配列を持つデオキシリボヌクレオチドである。DNAオリゴヌクレオチドは多く の理由により伝統的に好まれている。それらの中の一つはDNAは普通の試料に 暴露された場合に酵素的加水分解に対してより高い安定性を持っていることであ る(種々のRNaseが試料のほとんど至る所に存在するため)。RNAはDN Aより化学的に安定性が悪いことも知られており、例えば、RNA分解は塩基、 重金属の存在により容易に起こる。RNAと比較して、DNAはアッセイ条件下 、安定な二次構造をとる傾向は高くない。そのような二次構造は、オリゴヌクレ オチドを分子間ハイブリダイゼーションに利用できなくすることができる。RN Aがより好ましいものでないにしても、それにも関わらず、RNAオリゴヌクレ オチドを使用してもよい。 核酸ハイブリダイゼーションは、相補的ヌクレオチド配列を持つ核酸鎖の対応 する領域と安定なハイブリッドを形成する一本鎖核酸の能力を利用する。そのよ うなハイブリッドは三本鎖構造も知られているが、通常は二本鎖の二重鎖から成 っている。一般的に、DNAまたはRNAの一本鎖は塩基、アデニン(A)、シ トシン(C)、チミジン(T)、グアニン(G)、ウラシル(U)またはイノシ ン(I)を含むヌクレオチドから形成されている。一本鎖はハイブリダイズして 相補的塩基対間の水素結合により一緒になって保たれた二本鎖構造を形成する。 一般に、AはTまたはUと水素結合され、一方、GまたはIはCへ水素結合され る。二本鎖に沿って、ATまたはAU、TAまたはUA、GCまたはCGが存在 している。加えて、いくつかの不適正塩基対(例えば、AG、GU)が存在する かもしれない。適当なハイブリダイゼーション条件下、DNA/DNA、RNA /DNAまたはRNA/RNAハイブリッドが形成できる。 ”相補的”とは、二つの二本鎖核酸の対応する領域、または同一の一本鎖核酸 の二つの異なった領域の核酸配列が、ストリンジェントハイブリダイゼーション 条件下、一本鎖が一緒になってハイブリダイズして安定な二本鎖水素結合領域と なることを可能にするようなヌクレオチド塩基組成を持っていることを意味して いる。一つの一本鎖領域のヌクレオチドの隣接配列が、他の一本鎖領域のヌクレ オチドの類似の配列と連続した”基準的”水素結合塩基対(AがUまたはTと対 を作りおよびCがGと対を作るような)を形成できる場合、ヌクレオチド配列は ”完全に”相補的である。 いくつかの条件下ではたった一つの塩基が異なった核酸の区別が可能である核 酸ハイブリダイゼーションの極度の特異性は、特定の微生物、与えられた遺伝子 マーカーを運んでいる核酸、組織、生物体液などを含む試料のハイブリダイゼー ションに基づいた開発を可能にしてきた。そのようなアッセイはしばしば他の近 縁種を含む試料中の特定の微生物種に属する核酸の同定を可能にする。核酸ハイ ブリダイゼーションアッセイはまた、ヒト起源試料のRFLP(制限断片長多形 )およびPCR(ポリメラーゼ連鎖反応)試験の法医学的使用のように、種内の ある個体または個体の群を特異的に検出または同定できる。 核酸ハイブリダイゼーション試験における診断道具としてのオリゴヌクレオチ ドの使用には、オリゴヌクレオチドプローブ分子またはプローブおよび標的の両 方に結合されたレポーター基または”標識”の使用がしばしば含まれる(しかし 必ずしも含まれている必要はない)。そのようなレポーター基残基には、例えば 、放射性同位元素、化学発光または蛍光試薬またはオリゴヌクレオチドに結合さ れた酵素が含まれるであろう。標識は、特にプローブが標的核酸にハイブリダイ ズされた場合にプローブを検出可能にするために用いられる。 核酸を用いるアッセイ法の大多数は、非結合プローブからプローブ:被検体ハ イブリッドを分離するために物理的分離工程を利用している。これらのアッセイ 法は”不均一”アッセイと称されている。核酸ハイブリダイゼーションアッセイ において、被検体分子は検出、定量および/または同定が試みられている標的核 酸種である。”ハイブリッド”とは、アッセイおよび/または増幅条件下、分子 間水素結合を生じる相補性領域を持っている、プローブおよび標的核酸のような 二つの一本鎖核酸から成る部分的または完全な二本鎖核酸である。 物理的分離工程を利用するアッセイ法には分離過程にガラス、鉱物またはポリ マー性物質のような固相マトリックスを用いる方法が含まれる。分離は、固相マ トリックスへ優先的にプローブ:被検体複合体を結合し、一方、会合しないプロ ーブ分子を液相に残存させることを必要とする。そのような結合は例えば、ヒド ロキシアパタイトの場合のように非特異的であるものでもよいし、例えば、標的 核酸と、固体保持体上に直接または間接的に固定されている”捕捉”プローブと の配列特異的相互作用による特異的なものであってもよい。そのような場合、洗 浄工程後に固相支持体へ結合されて残存しているプローブの量は、試料中の被検 体の量に比例している。 もしくは、アッセイはハイブリダイズしていないプローブを優先的に結合し、 一方、ハイブリッドを液相に存続して残す必要があるであろう。この場合、洗浄 工程後の液相中のプローブの量が本来の試料の被検体の量に比例している。プロ ーブが核酸またはオリゴヌクレオチドの場合、固体支持体はヒドロキシアパタイ トのような吸着剤、多カチオン性部分分子、疎水性または”逆相”物質、DEA Eのようなイオン交換物質、ゲル濾過マトリックスまたは一つまたはそれ以上の これらの固相物質の組み合わせを含むことができるが、これらに制限されるわけ ではない。これらの固相支持体は、直接または間接的にプローブ、標的またはそ の両方を捕捉するために一つまたはそれ以上のオリゴヌクレオチドまたは他の特 異的結合残基を含んでいるであろう。ゲル濾過、ポリアクリルアミドゲルまたは アガロースゲルのような媒質の場合においては、分離はオリゴヌクレオチドの結 合によるものではなく、それは異なった大きさまたは形の分子の分子ふるい分け により行われている。後者の二つの場合、二本鎖および一本鎖核酸のような異な った大きさまたは形の核酸のゲルを通しての異なった移動を起こす電流をゲルに 与えることにより、電気泳動的に分離が行われるであろう。 不均一アッセイ法では、問題とする被検体を含んでいることが疑われる試料の 添加に先立っての、固相マトリックスへのプローブの結合も行われるであろう。 試料は標識と、所望の核酸(もし、試料混合物中に存在するなら)の標識を起こ すであろう条件下で接触させることができる。固相マトリックスは、プローブお よびマトリックス間に共有結合が形成されるように誘導化または活性化される。 もしくは、プローブは以下の相互作用を含む(制限するわけではない)強力な非 共有結合相互作用によりマトリックスに結合されるであろう:イオン性、疎水性 、逆相、免疫結合、キレート形成および酵素基質。ハイブリッドの形成が可能な 条件下、マトリックス−結合プローブを標識核酸に暴露した後、非結合、標識被 検体を遊離させるために固相マトリックスを洗浄することにより分離工程が達成 される。逆に、被検体を固相マトリックスに結合でき、標識プローブと接触させ 、標識検出の前にマトリックスから過剰の遊離プローブを洗浄することもできる 。 さらに別の型のアッセイ系は”均一アッセイ”と称されている。均一アッセイ は一般的に溶液中で行うことができ、固相分離工程がなく、通常遊離プローブお よび被検体:プローブ間の化学的相違を利用する。均一および不均一様式で使用 できるアッセイ系の例は、Arnoldらによる米国特許第5,283,174 号に開示されているハイブリダイゼーション保護アッセイ(HPATM)であり、 プローブは化学発光残基に結合されており、被検体と接触させ、次に被検体:プ ローブ複合体に結合または連結されている化学発光試薬を変化させることなく、 ハイブリダイズされていないプローブに結合または連結されている化学発光試薬 を変化させる条件下、選択的化学分解または安定性の検出可能な変化を起こさせ る。続いての化学発光反応の開始により、ハイブリッド−会合標識が発光を起こ す。この特許は本出願と共通の所有権を保持しており、特別に本明細書において 援用される。 標識プローブまたは被検体がその非標識類似体との結合を競合する競合アッセ イもまた不均一形式で普通に使用される。どのように系が設計されるかに依存し て、結合標識プローブの量かまたは非結合標識プローブの量を試料中の被検体の 量に相関させることができる。しかしながら、そのようなアッセイはまた、物理 的分離工程を含まない均一形式、または均一および不均一アッセイの両方の要素 を取り込んだ形式においても使用できる。 本明細書に記載したアッセイ法は単に例示のためであり、当業者には既知であ る核酸を用いるアッセイ形式を余す所なく述べていると理解してはならない。 核酸ハイブリダイゼーションは、オリゴヌクレオチドを生きている生物体内の 遺伝子発現を修飾または阻害するための治療薬として用いることを目的とした方 法で利用されてきた。そのような利用の例において、オリゴヌクレオチド”アン チセンス”剤は、ウイルスタンパク質または癌遺伝子のような障害性遺伝子産物 をコードしているmRNA種を特異的に標的化することができる。例えば、Za mecnik and Stephenson,75 Proc.Nat’l Acad.Sci.(USA),280−284(1978);Stephen son and Zamecnik,75 Proc.Nat’l Acad. Sci.(USA),285−288(1978);およびTyllis,米国 特許第5,023,243号を参照されたい。出願人は理論に縛られるのを望ん でいるわけではないが、アンチセンスオリゴヌクレオチドのRNA標的への結合 により生じるRNA:DNA二重鎖はRNAse(ほとんどの細胞に存在するR NA分解酵素であり、RNA:DNA二重鎖に含まれているRNAに特異的であ る)の基質になるであろうと考えられている。このモデルに従うと、標的RNA 分子はアンチセンスオリゴヌクレオチドへのハイブリダイゼーションにより分解 される。この一般戦略の変法も存在し、例えば、オリゴヌクレオチドは、オリゴ ヌクレオチド上に酵素活性(いわゆるリボザイムと称されるRNAse活性のよ うな)を与える構造を持っている。例えば、Goodchild、PCT公開第 WO93/15194号を参照されたい。 治療用アンチセンスオリゴヌクレオチドは主としてインビボで機能するように 設計されているため、そのような薬剤を送達するための処方は正常の細胞機能を 有意に阻害してはならない。従って、インビトロでのオリゴヌクレオチド分解を 防止するために診断試薬にしばしば含まれているであろうヌクレアーゼ阻害剤は インビボでの使用には適していない。このことから、非修飾DNAよりも高いヌ クレアーゼ耐性を持たせるため、ヌクレオチド結合間で、塩基または糖残基で、 またはこれらの部位を組み合わせた部位で修飾された種々のオリゴヌクレオチド が設計された。 従って、窒素性塩基に修飾を持ついくつものオリゴヌクレオチド誘導体が作製 され、アデノシンの6位アミノ基の水素による置き換えにより得られたプリン; グアノシンの6−ケト酸素の水素による置換により得られた2−アミノプリン、 または硫黄による置換により得られた6−チオグアノシン、およびチミジンの4 −ケト酸素を硫黄または水素で置き換えることによる、各々、4−チオチミジン または4−ヒドロチミジンなどが含まれる。これらすべてのヌクレオチド類似体 がオリゴヌクレオチド合成のための反応体として使用できる。例えば、Olig onucleotides and Analogues:A Practic al Approach(前記文献)を参照されたい。他の置換塩基が本分野で 知られている。例えば、Cookらにより”遺伝子発現を検出および調節するヌ クレアーゼ耐性、ピリミジン修飾オリゴヌクレオチド”と題されたPCT公開第 WO92/02258号(本明細書において援用される)を参照されたい。塩基 修飾ヌクレオチド誘導体はオリゴヌクレオチド合成のために商業的に手に入れる ことができる。 同様に、リボフラノシルまたはデオキシリボフラノシル残基の修飾を持ついく つものヌクレオチド誘導体が報告されている。例えば、Cookらにより”シク ロブチル アンチセンスオリゴヌクレオチド、作製方法およびその使用”と題さ れたPCT公開第WO94/19023号;McGeeらにより”新規2’−O −アルキルヌクレオシドおよびその製造のためのホスホロアミダイト過程および その使用”と題されたPCT公開第WO94/02501号;Cookにより” ギャップを持つ2’−修飾オリゴヌクレオチド”と題されたとPCT公開第WO 93/13121号を参照されたい。これら三つの文献は本明細書において援用 される。 そのような修飾塩基を含んでいるほとんどのオリゴヌクレオチドは、増加した 細胞取り込み、ヌクレアーゼ耐性および/または増加した基質結合性を考慮して 処方された。言い換えると、そのようなオリゴヌクレオチドは治療用遺伝子調節 薬剤として記載されている。 修飾ヌクレオチド残基を持つ核酸は天然にも存在している。従って、型または 起源に依存して、RNA中の修飾塩基はメチル化またはジメチル化塩基、脱アミ ノ化塩基、カルボキシル化塩基、チオ化塩基およびこれらの修飾の種々の組み合 わせを持つ塩基を含むことができる。加えて、2’−O−アルキル化塩基が天然 の核酸として存在することが知られている。Adams,The Bioche m istry of the Nucleic Acids,7,8(11版、1 993)を参照されたい。発明の要約 本発明は核酸ハイブリダイゼーション技術を用いる診断法および組成物に関す る。出願人は驚いたことに、相補的ヌクレオチド配列を持っている標的核酸への 増加した結合親和性を持つ一つまたはそれ以上の修飾ヌクレオチドを含むオリゴ ヌクレオチドは、非修飾オリゴヌクレオチドよりも速い速度で標的核酸へハイブ リダイズするであろうことを発見した。本明細書に記載されている発明は、例え ば、ハイブリダイゼーションアッセイプローブ、増幅プライマー、ヘルパーオリ ゴヌクレオチドおよび所望の核酸の捕捉および固定化のためのオリゴヌクレオチ ドとしてのそれらの使用を含む方法においての、オリゴヌクレオチド(全体的ま たは部分的にそのように修飾されている)の使用に注意を引かれた。 本発明はそのように制限されているようにみなされるものではないが、本発明 の特に好適な態様はリボフラノシル(またはデオキシリボフラノシル)残基の2 ’修飾を含むヌクレオチドを持っているオリゴヌクレオチドを利用する診断法に 関している。特に、出願人は合成オリゴヌクレオチドの一部にそのような修飾を 持っているヌクレオチドを取り込むと、核酸ハイブリダイゼーションの速度を大 いに増加でき、DNA標的よりもRNA標的へのそのようなオリゴヌクレオチド の結合が優先される。現在好適な態様では、窒素性塩基へ連結された2’−O− メチルリボフラノシル残基を持つヌクレオチド類似体を含んでいるオリゴヌクレ オチドを使用している。糖の2’位での他の置換も、本開示を考慮すれば、置換 がハイブリダイゼーションの立体的阻害を起こさない限りは同様の特性を持って いると期待される。 加えて、本発明のもとになった発見を考慮すると、修飾オリゴヌクレオチド: 標的ハイブリッドのTmを増加させる他の修飾も、同様にハイブリダイゼーショ ン速度を増加させるのに寄与することを期待するのは合理的であろう。そのよう な修飾はデオキシリボフラノシルまたはリボフラノシル残基の2’位(または他 の位置)(2’ハライド置換のような)、窒素性塩基上(N−ジイソブチルアミ ノ メチリデン−5−(1−プロピニル)−2’−デオキシシチジン;シチジン類似 体または5−(1−プロピニル)−2’−デオキシウリジン;チミジン類似体) または連結残基中に起こるであろう。従って、本明細書を通して2’修飾を特に 参考にしていくが、当業者は同一塩基配列の非修飾オリゴヌクレオチドを含んで いるハイブリッドよりも修飾オリゴヌクレオチド:標的ハイブリッドのTmの増 加を導く他の修飾もハイブリダイゼーション動力学に対して同様の性質および効 果を持つと期待されることを理解するであろう。 用語Tmはその温度で等量の相補的核酸鎖の総数の50%が二本鎖形で存在し ていることを意味しており、本開示を通して”オリゴヌクレオチドのTm”また は核酸(一本鎖)のTmとは標的との核酸二重鎖中のオリゴヌクレオチドまたは 核酸のTmを意味することが意図されており、ここで核酸は特に指示しない限り オリゴヌクレオチドの塩基配列領域に正確に相補的である塩基配列領域を含んで いる。 修飾オリゴヌクレオチドのTmは同一塩基配列の対応する非修飾オリゴヌクレ オチドのTmよりも高いため、本明細書に記載されている組成物および診断法は 、核酸標的(好適にはRNA標的)の特異的ハイブリダイゼーションおよび検出 に実際的であるよりも短いオリゴヌクレオチドの使用を可能にする。与えられた 温度で標的核酸へ特異的に結合する、より短い長さのオリゴヌクレオチドの使用 はさらなる利点を持っている。例えば、より短いオリゴヌクレオチドは一般的に ”不適正”塩基配列領域と完全に相補的である標的を区別するより大きな能力を 持っているであろう。より短いオリゴヌクレオチドはまた、所望しない塩基配列 とは重なりにくいであろう。さらに、より高いTmのため、修飾オリゴヌクレオ チドはそれらの非修飾相対物よりもより高い温度で安定にハイブリダイズできる 。 より高いハイブリダイゼーション温度の使用は速度論的にハイブリダイゼーシ ョン反応を動かし、より低い温度で起こるよりも速いハイブリダイゼーション速 度が得られる。さらに、本発明の方法で使用された修飾オリゴヌクレオチドでは 、温度を上げなくても非修飾相対物よりも速いハイブリダイゼーション速度が得 られた。 速くなったハイブリダイゼーション速度は診断アッセイにおいていくつかの他 の利点を導いた。例えば、本発明に従って実施される診断アッセイは、従来存在 するハイブリダイゼーションアッセイよりも迅速に実施できる。アッセイの結果 が医学処置または他の行動の進行を指示する場合、より速いアッセイ結果は明ら かな予後徴候利点を持っており、より有効な処置が行える。また、標的、特にR NA標的に対する修飾オリゴヌクレオチドのより速いハイブリダイゼーション速 度およびより大きな親和性のため、同一量の信号を達成するためにより低い濃度 のプローブが使用されるであろう。従って、アッセイバックグラウンド(または ”ノイズ”)が低減でき、より低い濃度のプローブは非標的核酸との望ましくな い交差反応を除去するのを助けることができる。加えて、これらのアッセイは多 量の試料で実施してもよく、従ってアッセイの感度が増加する。 従って、ハイブリダイゼーションアッセイプローブ、増幅オリゴヌクレオチド 、試料調製オリゴヌクレオチドおよび/またはヘルパーオリゴヌクレオチドはす べて、標的特異的ハイブリダイゼーションの速度を増加させる利点を持つ修飾塩 基を含むように設計できる。図の簡単な説明 図1は本開示において検出可能化学発光標識として使用されるアクリジニウム エステルのサンプリングのためのIUPAC命名法を提供している。 図2は被検体の検出は最初に被検体のプローブ以外の核酸へのハイブリダイゼ ーションを必要とする配置を示している。この配置に従うと、被検体が非プロー ブ核酸にハイブリダイズされる前は、プローブは被検体かまたは非プローブ核酸 に結合できない。(ボールド体の部分は被検体および非プローブ核酸間の相補的 な領域を示している。)しかしながら、被検体の非プローブ核酸へのハイブリダ イゼーションは、非プローブ核酸のコンフィギュレーションを非プローブ核酸の プローブへのハイブリダイゼーションを十分に可能にするように変化させ、被検 体の検出を可能にする。 図3は2’−O−メチルオリゴヌクレオチドプローブとRNA標的またはDN A標的との融解曲線を示しており(二つの独立した実験)、融解は260nmで の光吸光度の増加として示されている(濃色シフト)。 図4は固定したハイブリダイゼーション時間内での、単一濃度の同一塩基配列 アクリジニウムエステル標識デオキシ−または2’−O−メチルオリゴヌクレオ チドの、種々の量の完全相補的RNA標的に対するハイブリダイゼーションを示 している。 図5は固定したハイブリダイゼーション時間内での、種々の濃度の同一塩基配 列アクリジニウムエステル標識デオキシ−または2’−O−メチルオリゴヌクレ オチドの、固定した量の完全相補的RNA標的に対するハイブリダイゼーション を示している。 図6は種々のハイブリダイゼーション時間内での、固定した濃度の同一塩基配 列アクリジニウムエステル標識デオキシ−または2’−O−メチルオリゴヌクレ オチドの、種々の量の完全相補的RNA標的に対するハイブリダイゼーションを 示している。 図7はDNAまたは2’−O−メチルオリゴヌクレオチドプローブの完全相補 的RNA標的に対するハイブリダイゼーションを示している。データは式ln( 1−H)=(k)(COt)に従ってプロットされており、ここでHはパーセン トハイブリダイゼーション、kはハイブリダイゼーション速度定数、COはプロ ーブの濃度であり、tは時間である。発明の詳細な説明 定義 特に指示しない限り、以下の用語は本明細書を通して指示された意味を持って いるであろう。 ”核酸被検体(nucleic acid analyte)”または”被検 体”とは、試料中の検出されるべきと考えられる核酸、または核酸増幅反応の結 果として合成された核酸を意味しており、それは試料中で検出されるべきと考え られた核酸またはそれらの相補体のヌクレオチド塩基配列の少なくとも約20ヌ クレオチドを含んでいる。 核酸またはオリゴヌクレオチドを”合成する”とは、化学合成または酵素的手 段により核酸を作製することを意味している。ある種の核酸ポリメラーゼ酵素は 、酵素的合成の間に修飾ヌクレオチドを取り込めることが知られている。 ”修飾された”、”修飾されたヌクレオチド”または”修飾”とは、古典的リ ボ−およびデオキシリボヌクレオチドA、T、G、CおよびUからの目的を持っ た変異体を意味している。本明細書で使用された場合、修飾されたとは古典的ヌ クレオチドの変異体を意味するであろうし、該修飾されたヌクレオチドを含むオ リゴヌクレオチドが標的核酸にハイブリダイズされた場合、古典的ヌクレオチド を含む同一のオリゴヌクレオチドよりも高い結合効率が該変異体からは得られる 。いくつかの場合、修飾された3’末端を持っているオリゴヌクレオチドが参照 されるであろう。このことは、オリゴヌクレオチドの3’末端が核酸ポリメラー ゼによる3’末端の伸長を阻害または防止する置換を含んでいることを意味して いる。 ”複合された分子(conjugate molecule)”とは、分子お よびオリゴヌクレオチド両方の少なくともいくつかの特性が結合された生成物中 で保持されているようにオリゴヌクレオチドと結合できる分子を意味している。 しばしば、複合された分子はオリゴヌクレオチドに対して新しい物理的または化 学的性質を与えるが、一方、オリゴヌクレオチドは塩基対形成の能力は保持して いる。 ”結合親和性”とは定義された核酸ハイブリダイゼーション条件下、少なくと も部分的に相補的な核酸間の水素結合強度の尺度を意味している。結合親和性の 都合のよい尺度はTmであり、それは該二つの鎖の50%が二本鎖またはハイブ リダイズされた形で存在する温度である。 ”標識(label)”とはオリゴヌクレオチドの存在の指標として検出され るレポーター部分を意味しており、それはオリゴヌクレオチドに結合されている 。標識オリゴヌクレオチドが一つまたはそれ以上の他のオリゴヌクレオチドへハ イブリダイズされている場合、標識の存在は同様に他のオリゴヌクレオチドまた は複数のオリゴヌクレオチドの存在の指標となりうる。適したレポーター部分は 本分野ではよく知られており、例えば、放射性同位元素、色素、化学発光物質、 蛍光物質、化学発光および電気化学発光物質、核酸配列、酵素、酵素基質、発色 団およびハプテンが含まれる。 ”核酸アッセイ条件”とは非相補的塩基配列領域間の安定なハイブリッド形成 よりも相補的塩基配列領域間の安定なハイブリッドの優先的な形成のための環境 条件を意味しており、温度および塩濃度を含んでいる。 ”アクリジニウムエステル誘導体(acridinium ester de rivative)”または”AE”とは、アクリジニウム環と脱離基をC9位 で結合している、標識エステルまたはエステル様結合を持つアクリジニウム環か ら誘導される化学発光性化合物の一群を意味している。脱離基は好適にはアリー ルまたは置換アリール基である。アルキル(例えば、メチル)アルコキシ(例え ば、メトキシ)、アリールおよびハライド(例えば、BrおよびF)のような置 換をアクリジニウム環または脱離基の片方または両方に行ってもよい。そのよう なアクリジニウムエステルの例は図1に提供されている。 本発明の方法および組成物は、オリゴヌクレオチドが与えられた標的に対して より高いTmを持つように修飾された一つまたはそれ以上のヌクレオチドを含ん でいるオリゴヌクレオチド(修飾がなければ非修飾オリゴヌクレオチドと比較し ても同一である)は非修飾オリゴヌクレオチドと比較してより速い速度で与えら れた標的にハイブリダイズするであろうという予期されなかった発見の結果であ る。修飾オリゴヌクレオチドのハイブリダイゼーション速度の最大の増加は、ヌ クレオチドの”クラスター”が修飾された場合に起こる。”クラスター”とは少 なくとも約4から5の連続したヌクレオチドがそのように修飾されていることを 意味している。従って、修飾および非修飾ヌクレオチドの混合物を含んでいるオ リゴヌクレオチドも、100%修飾ヌクレオチドを含んでいるオリゴヌクレオチ ドが標的ハイブリダイゼーション速度を増加させるのと同様に有効である。本発 明の態様は、修飾および非修飾ヌクレオチドの両方を含んでいる”キメラ”オリ ゴヌクレオチドを特色としている。 本明細書の文脈で使用される場合、”標的”核酸とはオリゴヌクレオチドとハ イブリダイズされることが試みられている核酸である。そのような核酸は天然に 存在する核酸(例えば、リボソームRNA)であってもよいし、PCRまたは以 下により詳細に説明される転写に基づいた増幅法のような核酸増幅法の生成物( 即ち、”アンプリコン”)であってもよいし、または他の合成オリゴヌクレオチ ドであってもよい。 従って、本発明は同一塩基配列の非修飾オリゴヌクレオチドよりもオリゴ:標 識ハイブリダイゼーション速度の増加を示す修飾オリゴヌクレオチドを含む診断 法および組成物に関している。 好適な態様において、本発明はデオキシリボフラノシル(またはリボフラノシ ル)環の2’位での修飾を利用している。2’−修飾にはリボフラノシル環の2 ’位での水素またはヒドロキシル以外の基の置換が含まれている。置換の性質に 関わらず、相補的ヌクレオチド塩基配列を持っている一本鎖オリゴヌクレオチド へハイブリダイズする、一つまたはそれ以上のそのようなヌクレオチド修飾を含 んでいるオリゴヌクレオチドの能力を立体的に妨げてはならない。一つの鎖がそ のような修飾を含んでいる、相補的二本鎖核酸のハイブリダイゼーションは、ど ちらの鎖もそのように修飾されていない状態と比較すると著しく増加している。 修飾されたオリゴヌクレオチドが”増加した”または”より大きな”親和性ま たは速度を持っていると呼ばれる場合、修飾されたオリゴヌクレオチドのハイブ リダイゼーション速度または親和性が、同一標的に対する同一の長さおよび塩基 配列の非修飾オリゴヌクレオチドのハイブリダイゼーション速度または結合親和 性よりも大きいことを意味している。 特に好適なオリゴヌクレオチドは2’糖位置がメトキシ基で置換されているも のである。これらの2’−修飾オリゴヌクレオチドはTmおよびハイブリダイゼ ーション速度論の両方に関して、RNA標的と同一の配列を持っている(しかし 、TはUで置換されている)DNAよりもRNAに対する優先性を示した。別の そのようなオリゴヌクレオチドは本分野で既知である。 本明細書に記載したように修飾されたオリゴヌクレオチドに結合された複合体 分子はこれらのオリゴヌクレオチドの標的への結合親和性およびハイブリダイゼ ーション速度をさらに増加させるように機能するであろう。そのような複合体分 子には、例えば、カチオン性アミン、インターカレーティング色素、抗生物質, タンパク質、ペプチド断片および金属イオン錯体が含まれる。普通のカチオン性 アミンとしては、例えば、スペルミンおよびスペルミジン(即ち、ポリアミン) が挙げられる。本分野で知られているインターカレーティング色素には、例えば 、エチジウムブロミド、アクリジンおよびプロフラビンが含まれる。核酸に結合 で きる抗生物質には、例えば、アクチノマイシンおよびネトロプシンが含まれる。 核酸に結合できるタンパク質には、例えば、制限酵素、転写因子およびDNAお よびRNA修飾酵素が含まれる。核酸に結合できるペプチド断片には、例えば、 SPKK(セリン−プロリン−リジン(アルギニン)−リジン(アルギニン)) モチーフ、KHモチーフまたはRGG(アルギニン−グリシン−グリシン)ボッ クスモチーフが含まれるであろう。例えば、Suzuki,EMBOJ:7 97−804(1989);およびBund,et.al.,Science, 265 :615−621(1994)を参照されたい。核酸に結合する金属イオ ン錯体には、例えば、コバルト ヘキサミンおよび1,10−フェナントロリン −銅が含まれる。例えば、生じたハイブリッドが三つまたはそれ以上の核酸を含 んでいる場合、オリゴヌクレオチドはさらに別の種類の複合体分子を意味してい る。そのようなハイブリッドの例は、標的核酸、標的にハイブリダイズしたオリ ゴヌクレオチドプローブおよびプローブにハイブリダイズしたオリゴヌクレオチ ド複合体分子から成る三重鎖であろう。複合体分子は、インターカレーション、 グルーブ相互作用、静電結合および水素結合を含む種々の手段により(これらに 制限されるわけではない)オリゴヌクレオチドに結合される。当業者は本発明の 修飾オリゴヌクレオチドに結合できる他の複合体分子を認識するであろう。例え ば、Goodchild,Bioconjugate Chemistry (3) :165−187(1990)を参照されたい。さらに、複合体分子は、 ヌクレオチドまたは複数のヌクレオチドを含んでいるオリゴヌクレオチドの合成 前または後にヌクレオチドまたは複数のヌクレオチドへ結合またはつなぐことが できる。 出願人はまた、標的への修飾オリゴヌクレオチドのハイブリダイゼーション速 度の観測された増加量は、特に標的がオープンまたは折り畳まれていない構造を 持っている場合、またはヘルパープローブが存在する場合には連続した修飾ヌク レオチドの数を増加させても、必ずしも無限には増加しないことを予想外にも発 見した。そのような状況下では、オリゴヌクレオチド中に実質的に連続した配置 での(即ち、5つの連続したヌクレオチドの内の約4つ)修飾ヌクレオチドの配 置、続いての相補的標的へのハイブリダイゼーションは、与えられた数の修飾ま でのみ、ハイブリダイゼーション速度の増加を生じるであろう。この数を超えた クラスターへの修飾ヌクレオチドの追加は、一般的に、ハイブリダイゼーション 速度を実質的にさらには増加させないであろう。 2’−O−メチル−置換ヌクレオチドを用いる現在のところ好適な修飾におい て、約8つの連続した修飾残基のクラスターを持つオリゴヌクレオチドで最適の ハイブリダイゼーション速度が得られている。発見が修飾オリゴヌクレオチドが ハイブリダイゼーション速度を増加させることができるということだとすれば、 この効果がそのような追加が寄与するTmの増加とは必ずしも一致しないことは 予想外のことであった。即ち、速度−至適クラスターサイズを超えた修飾オリゴ ヌクレオチドの追加は引き続いてTmを増加させるであろう。 出願人は理論に縛られるのを望んでいるわけではないが、そのようなクラスタ ーは、律速段階において、オリゴヌクレオチドまたは核酸が水素結合する最初の 領域である”核形成中心”として機能し、続いて残りの塩基の急速な水素結合が 起こることが信じられている。全オリゴヌクレオチドまたは核酸がそのように修 飾されているとしても、最適クラスターサイズを実質的に超えることによりハイ ブリダイゼーション速度を増加させる利点はほとんど得られないようである。 しかしながら、標的の構造が天然には閉じているまたは折り畳まれている場合 、およびヘルパープローブが含まれていない場合、オリゴヌクレオチドおよび標 的間のハイブリダイゼーション速度は一般的に、修飾ヌクレオチドをオリゴヌク レオチドに約4つの連続したヌクレオチドを超えて加えることにより改良される ようである。好適な態様において、構造的に閉じた標的に相補的なオリゴヌクレ オチド中のヌクレオチドの実質的にすべてが修飾されているであろう。 2つの相補的一本鎖核酸の溶液中ハイブリダイゼーション速度は、核酸の濃度 、ハイブリダイゼーション温度および溶媒溶液の性質(塩濃度のような)のよう な種々の因子に依存している。種々の方法論がハイブリダイゼーション速度を増 加させるために用いられてきたが、それらの大多数は混和しない溶液の乳濁液を 形成させることによる;核酸沈殿剤(例えば、Kohneら、米国特許第5,1 32,207号)または体積排除剤(ポリエチレングリコールのような)を用い ることによる;または核酸鎖濃度を増加させることによるように溶液系を変化さ せ ることを含んでいる。 診断アッセイにおいて後者の方法に付随する問題は、標的核酸が通常非常に少 量しか存在しないことである。従って、核酸濃度を増加させるためには過剰のオ リゴヌクレオチドの使用を必要とし、費用および試薬廃棄物が増加し、およびも しオリゴヌクレオチドが標識されているならば受容できないほどの高いバックグ ラウンドの危険性が生じる。多数の溶媒および試薬(ポリエチレングリコールの ような)の使用を必要とするような他の方法には、過度の試料操作および時間の ような実施上の困難が存在するであろう。 それ故、本発明の一つの側面は、リボフラノシル環の2位に置換を持つヌクレ オチドを含むオリゴヌクレオチド(”2’−修飾オリゴヌクレオチド”、好適に はアルコキシ置換、最も好適にはメトキシ置換)を用いることによるRNA標的 に対するオリゴヌクレオチドのハイブリダイゼーション速度並びに結合親和性を 増加させるための手段を提供する。これらの特性は、ハイブリダイズする核酸濃 度の同時の増加、ハイブリダイゼーション溶液の性質および組成の変化、Hog an & Milliman、米国特許第5,030,557号に開示されてい る”ヘルパーオリゴヌクレオチド”の添加、またはハイブリダイゼーション温度 の増加を必要とせずにそのようなオリゴヌクレオチドのハイブリダイゼーション の速度および程度を増加させることにより、診断ハイブリダイゼーションアッセ イ様式において、そのようなオリゴヌクレオチドを用いる方法を有用にしている 。米国特許第5,030,557号は本発明と共通の所有権を保持しており、本 明細書において援用される。それでもなお、本発明の方法は、核酸ハイブリダイ ゼーション速度の増加が都合がよいであろう方法において、一つまたはそれ以上 のこれらの他の方法を補うものとして使用されるであろう。 前に説明したように、本発明のこの側面の利点はDNAよりもRNAに優先し てハイブリダイズする2’−O−メチル修飾オリゴヌクレオチドの能力に関して いる。この特質はRNAを標的とするオリゴヌクレオチドの設計を可能にする。 プローブは、たとえDNA配列がRNA標的配列と同一であっても(ただし、T はDNA配列においてはUで置換されている)、ストリンジェント条件下ではD NAへ結合する傾向がないように作製できる。そのような特性は、RNAの特異 的検出が都合がよいであろう多くの異なった形式で使用できる。例えば、特定の RNA種(例えば、特異的mRNA種)の転写速度の変化を示すおよび測定する ため、与えられた治療の有効性をモニターするため、tRNAまたはrRNAを これらのRNA種をコードしている遺伝子に優先して特異的に探査するため、お よび大量の染色体DNAを含んでいる核酸調製試料中のRNAウイルスを特異的 に検出するために(たとえDNA調製試料がウイルス配列のDNA版を含んでい ても)使用できる。 このおよびその他の側面のさらなる利点は、オリゴヌクレオチドがデオキシオ リゴヌクレオチドである標的:オリゴハイブリッドのTmと比べて、2’−修飾 ヌクレオチドのような修飾オリゴヌクレオチドを用いた場合の増加した標的:オ リゴTmである。”標的:オリゴ”とは水素結合した、一本鎖オリゴヌクレオチ ドから成る二本鎖核酸複合体を意味している。標的:オリゴ複合体の安定性はプ ローブ中に含まれている2’−修飾ヌクレオチド残基の数が増すにつれて増加す る。対照的に、ハイブリダイゼーション速度の増加は約8の2’−修飾ヌクレオ チド残基のクラスターを持っている核酸で最適であるようであり、この数以上の 連続的修飾オリゴヌクレオチド残基の追加によっても有意に増加しない。さらに 、少なくとも一つのそのようなクラスターを持っている”キメラ”オリゴヌクレ オチドが、標的に対して全体としてオリゴヌクレオチドのTmを有意に増加させ る必要なしにより速いハイブリダイゼーション速度を持つように設計できた。 増加したTmは核酸二重鎖の加えられた安定性が望まれる診断法に利用される であろう。例えば、より高いハイブリダイゼーション温度がハイブリダイゼーシ ョン速度を促進するために使用できる。より高いTmはまた、これまで実際的で あったオリゴヌクレオチドより実質的に短いオリゴヌクレオチドの使用を可能に し、従ってハイブリダイゼーション並びに前記の他の利点のためのオリゴヌクレ オチド産生に付随する費用を節約することができる。 本発明の他の側面および実施態様において、キメラオリゴヌクレオチドは、標 的核酸に結合するように設計された修飾部分を含んでいてもよく、およびまた固 相−結合オリゴヌクレオチドへ直接または間接的に結合できるデオキシヌクレオ チド部分も含んでいてもよい。例示のためであるが(制限するためではない)、 そのようなオリゴヌクレオチドとは標的核酸に結合するように設計された(例え ば、溶液中で)標的捕捉オリゴヌクレオチドであり、結合した標的核酸を、ビー ズ、マイクスフェアー、アガロースまたはデキストランのようなポリマー性物質 または磁化粒子のような誘導体化固相マトリックスへ連結する。そのようなマト リックスに連結されている誘導体には抗生物質、リガンドまたは捕捉オリゴヌク レオチドまたは中間体オリゴヌクレオチドを結合するように設計されたホモポリ マー管のような特異的ヌクレオチド配列を持つ全体的にまたは部分的に一本鎖の オリゴヌクレオチドが含まれる。結合された標的は次にさらにプローブ(RNA 、DNAまたは修飾)とハイブリダイズでき、標的核酸の存在を検出する前に固 定化標的:プローブ複合体から非結合プローブを洗い流す。 ある種の例においては修飾オリゴヌクレオチドをその標的へハイブリダイズさ せるために温度を上げることが都合がよい。前に説明したように、ハイブリダイ ゼーション温度が所望のハイブリッドのTmよりも十分に低い限り、ハイブリダ イゼーション温度を上げるにつれて、ハイブリダイゼーション速度も増加する。 その非修飾相対物よりも高いTmを持っている修飾オリゴヌクレオチドを用いる 本明細書で特許請求されたハイブリダイゼーション法は非修飾相対物を使用する よりも高い温度で実施できる。そのような場合、修飾物単独に付随する速度増加 は、温度を上げることによりさらに増加される。 以下は本発明の態様の実施例であり、それらに本発明の範囲を制限するものと 理解してはならない。当業者は容易に本明細書に含まれている開示に基づいて追 加の態様を理解するであろう。追加の態様もまた本明細書で結論づける請求の範 囲内に含まれている。修飾核酸ハイブリダイゼーションアッセイプローブ 核酸ハイブリダイゼーションアッセイは検出が考えられている核酸を標的とす る(即ち、実質的に相補的なヌクレオチド塩基配列を持っている)一つまたはそ れ以上の核酸プローブを利用する。しばしば、プローブは、与えられたヌクレオ チド配列を持つように合成的に作製されたオリゴヌクレオチド(約10から約1 00ヌクレオチドの間の長さを持つ一本鎖核酸)から成っているであろう。”実 質的に相補的”とは、オリゴが適当な選択的条件下でその標的に結合し、水素結 合した二重鎖を形成することを意味している。 ハイブリダイゼーションアッセイプローブは一般的には検出可能な標識に連結 されるであろうが、プローブは非標識にでき、プローブ:標的ハイブリッドを例 えば、UV吸光度、HPLCクロマトグラフィー、ゲル電気泳動および続いての 核酸ハイブリッドの染色または本分野でよく知られている他の方法により検出で きる。ハイブリダイゼーションアッセイにおいて、プローブおよび標的は、安定 で特異的なハイブリダイゼーションを可能にする条件下でお互いに接触させる。 生じたハイブリッドは次に非標識ハイブリッドから分離して標識を検出するか、 または、非標識プローブの存在下でハイブリッドの検出を可能にする条件下、標 識が検出できる。 ゲル排除クロマトグラフィー、逆相クロマトグラフィーおよびハイドロキシア パタイト吸着のような核酸を分離する方法は本分野では既知である。標識ハイブ リッドおよび標識非ハイブリダイズプローブが二重らせん形成のおかげで化学的 に識別できるアッセイ形式が推薦される。特に好適なアッセイ形式はハイブリダ イゼーション保護アッセイ(HPA)(Arnoldらによる米国特許第5,2 83,174号を参照されたい)であり、標識非ハイブリダイズプローブは選択 的に検出不可能にでき、一方、ハイブリダイズプローブは相対的に影響を受けな い。従って、この形式における標識の検出は、標識ハイブリッドの指標である。 これらの態様において、本発明はハイブリダイゼーションアッセイにおけるプ ローブとしての修飾オリゴヌクレオチドの使用を含んでいる。一つの実施態様に おいて、同一塩基配列の非修飾オリゴヌクレオチドよりも高い標的特異的Tmを 持っている修飾オリゴヌクレオチドが、同一塩基配列の非修飾オリゴヌクレオチ ドを用いたアッセイと比較して、アッセイのハイブリダイゼーション速度を増加 させるために使用された。そのようなアッセイ法は、非修飾オリゴヌクレオチド を用いた場合に実行可能であるよりも高いハイブリダイゼーション温度を利用で きる。より高いハイブリダイゼーション温度はさらにハイブリダイゼーション速 度を増加でき、および交差ハイブリダイゼーション(プローブと非標的配列との ハイブリダイゼーション)の量を減少させることができ、それによりアッセイの 特 異性が増加する。 本発明のプローブは、非修飾残基と混合された、約4またはそれ以上の実質的 に連続した修飾ヌクレオチド残基のクラスターから成っているであろう。もしく は、プローブは100%の修飾残基を含んでいてもよい。好適な実施態様におい て、修飾はリボフラノシルヌクレオチド部分の2’炭素へのアルキル、アルコキ シおよびハライド置換のような2’置換である。特に好適な実施態様において、 置換はメトキシ基である。 2’−O−メチル置換を含む特定のプローブ修飾は、RNA標的に対して増加 した親和性および増加したハイブリダイゼーション速度を持つが、DNA親和性 またはプローブ:DNAハイブリッド形成の速度にはほとんど影響を与えないオ リゴヌクレオチドを生じさせる。再び、このRNAに対する優先性は、オリゴヌ クレオチドが少なくとも一つの約4から約8の修飾塩基から成るクラスターを持 っている場合に最適であることが観察された。 本明細書で説明したように、修飾されたオリゴヌクレオチドは劇的に増加した ハイブリダイゼーション速度を持っているので、そのような修飾オリゴヌクレオ チドプローブは、標的に対するプローブのハイブリダイゼーション速度を増加さ せる手段としての非標識”ヘルパープローブ”(Hogan、上記文献に記載さ れている)を添加する必要なく多くの場合に使用される。しかしながら、いくつ かの場合にはそのような修飾オリゴヌクレオチドおよびヘルパープローブを併せ て使用すると、協力して作用しハイブリダイゼーション速度をさらに速くするこ とが観察された。どちらの場合でも、診断法におけるそのような修飾オリゴヌク レオチドの使用は生物学的被検体のより迅速な同定を導き、順に、例えば、その ような被検体により起こされるまたは示される疾患状態のより有効な処置を導く 。 以下により詳しく説明するように、RNA標的に対して優先的親和性を示して いるプローブは同一の配列のDNAよりもRNA(ただし、RNA配列において UはTに置換されている)を特異的に検出するために使用されうることを出願人 は見出した。そのような方法は、例えば、ウイルスゲノムのDNA版を含んでい る細胞中でのRNAウイルスの特異的検出、または細胞中のRNA転写レベルの 検出に応用される。 プローブはまた、標的相補的配列並びに追加の標的非相補的配列の両方を含む ようにも考案された。これらの標的非相補的配列は別の機能を持っている。例え ば、この配列は別のオリゴヌクレオチドまたは標的核酸に相補的でありうるし、 またはプロモーター配列および制限部位のような機能的特性を持っていてもよい 。従って、プローブは一つより多い機能を持っていてもよく、そのただ一つが標 的存在の指標として検出されるべきものである。 さらに、標的核酸にハイブリダイズできる少なくとも二つの別々の標的−相補 的配列を持つ少なくとも一つの核酸鎖を持つようにプローブを設計してもよい。 そのようなプローブの例はHoganらによる、米国特許第5,424,413 および5,451,503号(これらは本出願と共通した所有権を保持しており 、特に本明細書において援用される)に記載されている。Hoganらにより開 示されたプローブはさらに、標的とはハイブリダイズしないが、お互いにハイブ リダイズ可能な相補的領域を持つ少なくとも二つの異なったアーム領域を含んで いる。これらのアーム領域は、適したハイブリダイゼーション条件下、それらの 相補的配列がハイブリダイズするために標的の存在を必要にするように設計でき る。従って、プローブの標的相補的配列は相補的アーム領域がお互いにハイブリ ダイズできる前に標的へハイブリダイズしなければならない。生じた構造は分岐 核酸と称されている。 標的に特異的に結合できない他のプローブが設計されるであろう。標的の検出 に有用であるためには、これらのプローブは標的を(直接または間接的に)結合 できる別の核酸とハイブリダイズできなければならない。一つのそのような配置 において、核酸は少なくとも第一のおよび第二の重なり合わないヌクレオチド塩 基配列領域を含むように構築でき、ここで第一のヌクレオチド領域は標的のヌク レオチド塩基配列と相補的であり、および第二のヌクレオチド領域はプローブの ヌクレオチド塩基配列と相補的である。この配置において、核酸の第二のヌクレ オチド領域は、核酸の第一のヌクレオチド領域に標的がハイブリダイズするまで は、プローブとの結合には利用できないであろう。核酸および標的の結合は核酸 のコンフィグレーションを変化させ、核酸の第二のヌクレオチド領域がプローブ と結合するのを可能にする。図2を参照されたい。もちろん、この配置は核酸お よび標的間が間接結合するように修飾でき、一つまたはそれ以上の介在または結 合核酸により達成でき、核酸の第二のヌクレオチド領域をプローブとの結合に利 用可能にするであろう。修飾核酸増幅オリゴヌクレオチド さらに別の態様において、本発明は核酸増幅のために修飾オリゴヌクレオチド プライマー、プロモーター−プライマーおよび/またはスプライス鋳型を用いる 方法、およびそのようなオリゴヌクレオチドから成る組成物を含んでおり、ここ でオリゴヌクレオチドはハイブリダイゼーション速度の増加を起こす少なくとも 一つの修飾塩基のクラスターを含んでいる。 プライマーを用いる増幅法にはポリメラーゼ連鎖反応法(PCR)およびその 変法が含まれる(米国特許第4,683,195、4,683,202および4 ,800,159号、欧州特許出願第86302298.4、86302299 .2および87300203.4号および155 Methods in En zymology 、335−350(1987)を参照されたい)。PCR方法 論は当業者には現在では普通の知識である。 PCR反応で使用されるプライマーの一つ内へプロモーター配列を取り込むこ とによりPCRをRNA転写と結合させ、PCR法により増幅後、一本鎖RNA の転写のための鋳型として二本鎖DNAを使用する(例えば、Murakawa ら、DNA:287−295(1988)を参照されたい)。 他の増幅法はRNA−指向性DNA合成およびDNAまたはRNA標的を増幅 するための転写の多数回サイクルを使用する。例えば、Burgら、米国特許第 5,437,990;89/1050号;Gingerasら、WO88/10 315号DaveyおよびMalek,EPO公開第0 329 822号;M alekら、WO91/02818号;KacianおよびFultz、米国特 許第5,480,783号;McDonoughら、WO94/03472号; およびKacianら、WO93/22461号(これらの特許の後ろの三つは 本出願と共通の所有権を保持しており、本明細書で援用される)を参照されたい 。Urdeaら、WO91/10746号はT7プロモーター配列を用いて信号 増 幅を達成する方法を記載している。 これらの方法の各々は与えられた問題とするヌクレオチド配列にハイブリダイ ズまたは接近できる一つまたはそれ以上のオリゴヌクレオチドプライマーまたは スプライス鋳型を使用している。プライマーのハイブリダイゼーション後、標的 −相補的核酸鎖は、プロモーター−プライマーまたはプライス鋳型を用いるプラ イマーの3’末端伸長または転写により、酵素的に合成された。PCRのような いくつかの増幅法において核酸ポリマー化酵素によるプライマー伸長のラウンド は相補的核酸鎖の熱変性により変化させた。Kacian & Fultz(上 記文献)、McDonoughら(上記文献)、Kacianら(上記文献)の 方法のような他の方法は等温転写に基づいた増幅法である。 しかしながら、各々の増幅法において、プライマーの非標的配列へのハイブリ ダイゼーションにより起こされる副反応は、標的−特異的反応の感度を減少させ るであろう。これらの競合する”ミスマッチ”は温度を上げることにより減少す るであろう。しかしながら、温度を上げることはまた同様に標的−特異的プライ マー結合の量を減少させるであろう。 従って、本発明のこの態様に従うと、高い標的親和性を持ち、および標的結合 領域に修飾ヌクレオチドを含むプライマーは、上昇させた温度、および従って標 的分子へのハイブリダイゼーションの増加した速度のおかげで、一方、非特異的 プライマー結合により競合する副反応(交差反応性)の程度を減少させたので、 より感度よく検出するおよび少量の標的核酸配列を増幅する核酸増幅法で使用さ れる。好適なオリゴヌクレオチドは少なくとも一つの修飾塩基のクラスターを含 んでいるが、好適なオリゴヌクレオチドにおいてはほとんどすべてのヌクレオチ ドが修飾されている。 別の好適な態様において、修飾オリゴヌクレオチドプライマーは、標的核酸が RNAである核酸増幅反応に使用される。KacianおよびFultz(上記 文献)を参照されたい。標的は試料中に最初に存在している核酸、または核酸増 幅反応の中間体であってよい。この実施態様においては、2’−O−メチルヌク レオチドを含んでいるオリゴヌクレオチドのような好適な2’−修飾プライマー の使用は、同一配列のデオキシオリゴヌクレオチドと比較して、ハイブリッドに 与えられた相対的に高いTmのため、より高いハイブリダイゼーション温度での それらの使用を可能にしている。また、そのような2’−修飾オリゴヌクレオチ ドのDNAよりもRNAに対する優先性のため、試験試料中の非標的DNA配列 によるプライマー分子に対する競合もまた減少しているであろう。さらに、同一 (UおよびTが等価であると仮定すると)核酸配列を持つDNA分子集団の真ん 中にある特異的RNA配列が検出されるべきと試みられている応用において、R NAに対して動力学的および平衡優先性を持っている修飾オリゴヌクレオチドプ ライマーの使用は、試料中のDNAの存在を克服してRNAの特異的増幅を可能 にする。試料加工 本発明により、非修飾類似体と比較して増加した標的特異的ハイブリダイゼー ション動力学および結合親和性を持っている修飾オリゴヌクレオチドは種々のハ イブリダイゼーションアッセイ試料加工方法論において使用されうるであろう。 試料加工(sample processing)とは被検体および非−被検 体核酸の識別を可能にするまたは促進する方法を意味している。そのような方法 には、例えば、不均一アッセイにおける液相からの核酸またはオリゴヌクレオチ ドの直接的または間接的固定が含まれる。そのような方法のいくつかでは、その ような固定を生じるには2回またはそれ以上のハイブリダイゼーションが含まれ ているであろう。 例えば、Rankiら、米国特許第4,486,539および4,563,4 19号、は標的相補的配列を持つ固相結合核酸および標的核酸の離れた場所に相 補的な標識核酸プローブの使用を含む一工程核酸”サンドイッチ”ハイブリダイ ゼーション法を議論している。Stabinsky、米国特許第4,751,1 77号は、固体支持体からの固定化オリゴヌクレオチドの漏出に付随するRan ki法の感度の問題を克服したと伝えている”仲介物(mediator)”ポ リヌクレオチドの使用を含んだ方法を議論している。 他の方法は固定化オリゴヌクレオチド、例えば、ポリTまたは単純な短い反復 配列のようなホモポリマー管を含んでいるオリゴヌクレオチド、二つまたはそれ 以上の結合オリゴヌクレオチド(その一つは固定化オリゴヌクレオチドへハイブ リダイズでき、その異なった一つは標的に特異的にハイブリダイズできる)を用 いている。各々の結合オリゴヌクレオチドは少なくとも一つの他の結合オリゴヌ クレオチドに結合できる。もし、結合オリゴヌクレオチドが標的または固定化オ リゴヌクレオチドと相補的である配列を含んでいないとすれば、少なくとも二つ の他の結合オリゴヌクレオチドに同時にハイブリダイズできる。固体支持体は、 ニトロセルロース、ポリアクリルアミドまたはデキストランのようなポリマー性 物質、金属製物質または制御孔ガラスを含む物質から成っているであろう。支持 体はシート、膜または粒子のような形で存在していてもよい。更に、固相支持体 は、試料の回収および/または未結合の核酸もしくは他の試料成分の洗浄を容易 にするために、磁気を帯びていても良い。 固定されたオリゴヌクレオチドの固相支持体への結合は、アッセイ段階の間中 、固定されたオリゴヌクレオチドを結合し続けるような方法のいずれを使用して 行ってもよい。更に、固相支持体をアッセイに使用すべき場合、アッセイ条件下 では、非標的オリゴヌクレオチドもしくは核酸の非特異的結合または吸収が本質 的になされないことは重要である。 一般的な固定化法には、核酸またはオリゴヌクレオチドのニトロセルロース、 誘導体化されたセルロースまたはナイロン、および同種の物質への結合がある。 これらの物質のうち後者二つは固定されたオリゴヌクレオチドと共有結合性相互 作用を生成し、前者は疎水的相互作用を介してオリゴ(oligo)と結合する。こ れらの物質を使用する場合、ウシ血清アルブミン(BSA)のようなタンパク質 を含有するような“遮断”溶液、またはサケ精子DNAのような“キャリアー” 核酸を使用して、アッセイに使用する前に固相支持体上の残存する結合可能部位 をふさぐことが重要である。 他の固定化法では、例えばN−ヒドロキシスクシンアミド(NHS)およびそ の誘導体のようなリンカーアームを使用してオリゴヌクレオチドを固相支持体に 結合してもよい。そのような方法における一般的な固相支持体はシリカ、ポリア クリルアミド誘導体、および金属物質であるが、それらに限定されるものではな い。そのような方法においては、リンカーの一方の末端は固相支持体と共有結合 する反応基(アミド基のような)を含有してもよく、一方、リンカーの他の末端 はオリゴヌクレオチドと結合して固定化できるような別の反応基を含有してもよ い。特に好ましい態様では、オリゴヌクレオチドはその3’末端でリンカーと結 合する。好ましくはリンカーは実質的に、固相支持体の表面からある程度離れた 位置に固定されたオリゴヌクレオチドを配置する直鎖の炭化水素である。しかし ながら、キレート化または抗原−抗体複合体のような非共有結合を使用して、固 相支持体にオリゴヌクレオチドを結合してもよい。 後者のアッセイ系の好ましい態様は、二つのカップリングオリゴヌクレオチド を含む:(i)例えば固定されたオリゴ上のポリT配列に相補的なポリAヌクレ オチド配列を有する、固定されたオリゴヌクレオチドに十分相補的であるヌクレ オチド配列を含有する第一のカップリングオリゴヌクレオチド、および(ii)標 的核酸、検出可能な標識されたプローブ、またはその両方に十分相補的なヌクレ オチド配列を含有する第二のカップリングオリゴヌクレオチド。好ましい態様で は、第二のカップリングオリゴヌクレオチドは標的核酸に十分相補的なヌクレオ チド配列を含有する。更に、好ましい態様においてそれぞれのカップリングオリ ゴヌクレオチドは、アッセイ条件下で第一および第二のカップリングオリゴヌク レオチドが互いにハイブリダイズできるような別のヌクレオチド配列を含有する 。しかしながら、一個またはそれ以上の更なるカップリングオリゴヌクレオチド を系に導入し、これらの更なる介在型カップリングオリゴヌクレオチドによって 第一および第二のカップリングオリゴヌクレオチドを間接的に結合させてもよい 。更なるカップリングオリゴヌクレオチドは、アッセイ条件下で、標的核酸、検 出可能な標識オリゴヌクレオチドプローブ、または固定されたオリゴヌクレオチ ドのいずれとも実質上ハイブリダイズできないものである。 使用が容易かつ迅速であるという実用的な利点を有する更に別のアッセイ系は 、捕獲オリゴヌクレオチドに相補的な部分を有する固定されたオリゴヌクレオチ ドを含有してもよい。捕獲オリゴヌクレオチド(捕獲プローブ)は標的とハイブ リダイズできる塩基配列を含有する。また捕獲オリゴヌクレオチドは、標的が結 合するヌクレオチド配列領域内、またはその近傍に結合する、置換された、また は置換されていないアクリジニウムエステルのような標識を有し、これを均一ま た は準均一アッセイ系に使用して、捕獲プローブそのもののような一本鎖の核酸を 検出することなくハイブリッド核酸を特異的に検出してもよい。出願人が好まし いと考える系はHPATMであり、これは上記で検討し、参照により組み込まれる 。HPATM形式では、標的とハイブリダイズしていない捕獲プローブ上に含有さ れる標識は塩基を添加して加水分解し、一方、標的:捕獲プローブハイブリッド はこれと結合する標識を加水分解から保護する。 この後者のアッセイ系に対する利点は、標的を検出するために、ここに記載す る他の試料処理法におけるような二つの標的特異的ハイブリダイゼーションの事 象(捕獲プローブ:標的、および標識されたプローブ:標的)ではなく、一つの そのような事象(標識された捕獲プローブ:標的)しか必要でないことである。 標識された標的が捕獲される全速度は最も遅くハイブリダイズするプローブによ って制限されるので、アッセイにおけるオリゴヌクレオチドが少ないほどアッセ イは迅速かつ単純となり、最も効果的となる。更に、これらの他のアッセイ系に おいて、捕獲オリゴヌクレオチドに相補的な標的の部分は標的のプローブ結合領 域ほど特異的である必要はない一方、この塩基配列は、捕獲プローブが非標的核 酸で有意に飽和することを防止するのに十分なだけ稀なものでなければならない 。従って、二つの独立した特異的な標的の配列の選択により、そのようなアッセ イが向けられるべき適当な標的を見出す上で制約を受けうる。対照的に、後者の アッセイでは、同一のヌクレオチド配列が標的核酸の固定化および検出に同時に 機能するので、そのような標的配列を一つしか必要としない。 使用するアプローチにかかわらず、アッセイに必要とされる要素は所望の標的 の検出方法である。当業者に知られる多くの選択肢が可能である。そのような選 択肢の一つは標識された核酸プローブを直接使用することである。そのようなプ ローブは、興味のある標的核酸と特異的にハイブリダイズでき、かつ十分相補的 であるヌクレオチド配列領域を有する。標的へのハイブリダイゼーションおよび 標的:プローブハイブリッドの固定化と同時に、結合していないプローブを洗浄 または不活性化し、残存する標識ハイブリッド結合体を検出および/または測定 することができる。 別の選択肢は、検出および核酸増幅の要素を合わせ持つ。そのような系では、 例えば(それに限定されるものではないが)上記のアッセイ法において、標的核 酸を記載したように固定化する。標的核酸の特定の領域とハイブリダイズできる 、プライマー、プロモーター−プライマー、またはスプライス鋳型のような、一 個またはそれ以上の増幅オリゴヌクレオチド(例えばKacianら,国際特許公開WO 93/22461号を参照すること)を、核酸増幅の条件下で(例えば一個またはそれ以 上の核酸ポリメラーゼ、およびリボおよび/またはデオキシリボヌクレオチド三 リン酸の存在下で)固定された標的核酸と接触させてもよい。 生成するポリヌクレオチド鎖(増幅子(amplicon))は、標識されたハイブリ ダイゼーションアッセイプローブと特異的にハイブリダイゼーションさせて検出 するか、または核酸増幅の条件下でポリヌクレオチド鎖を一個またはそれ以上の 更なる増幅オリゴヌクレオチドとハイブリダイズさせて更に増幅するために、直 接利用できるようにすることができる。後者の選択肢を選ぶ場合、所望の水準の 増幅が達成されるまで増幅反応を継続することができ、その後、固定された標的 核酸の少なくとも一部、固定された核酸の少なくとも一部に相補的なポリヌクレ オチド、またはその両方のコピーを含有しうる生成した増幅子を、一個またはそ れ以上の標識されたオリゴヌクレオチドプローブを使用して検出することができ る。標的を固定化する間に増幅反応が行われる場合、増幅子の鋳型として使用す べき標的分子の部分が、標的核酸の固定化に必要なヌクレオチド配列領域を含有 しないことが重要である。いずれかまたは両方のセンスの増幅子を標識されたプ ローブで検出することができるが、好ましい態様では、固定された標的に対して 逆のセンスの、すなわち相補的な増幅子のみを検出する。 臨床粗試料は増幅反応を阻害または干渉する物質を含有しうるので、このよう な不均一系の標的捕獲法は特に有用である。従って、標的核酸をそのような干渉 物質から分離することにより、核酸増幅を可能にするか、またはその感度を向上 することができる。 この固相結合型増幅機構を、上記のものを含む多くのアッセイ系に使用するこ とができる。現在のところ出願人は、標的核酸を固相支持体に間接的に結合する ことができる、上記のような一個またはそれ以上のカップリングオリゴヌクレオ チドを使用するアッセイ系が好ましいと考える。また、固相に結合するオリゴヌ クレオチドの相補的なヌクレオチド配列領域、およびそれにハイブリダイズする ように設計された捕獲オリゴヌクレオチドが少なくとも部分的にホモポリマーで あるか、または単純な繰返しヌクレオチド配列を含有することによって、迅速な ハイブリダイゼーションを促進することも好ましい。更に、または、そのかわり に、固定されたオリゴヌクレオチドおよび捕獲オリゴヌクレオチドのいずれか、 またはその両方のこれらの領域を、本明細書に一致する方法で修飾し、これらの オリゴヌクレオチド間のハイブリダイゼーション速度を増加させてもよい。その ような系では、固定されたオリゴヌクレオチドにハイブリダイズする前に、標的 捕獲オリゴヌクレオチドおよび標的核酸を溶液中でハイブリダイズさせるのが好 ましい。現時点での好ましい態様では、固定された標的を洗浄し、核酸増幅条件 下で増幅オリゴヌクレオチド(単数または複数)を固定された標的と接触させ、 そして増幅に次いで標識された増幅子指向性(amplicon-directed)プローブを 添加および検出する。 出願人は、すでに参照により組み込まれたKacian & Fultz(上記)に記載され る転写に基づく増幅法を使用するのが好ましいと考える。この方法に従って、標 的の一部および5’領域に相補的な3’領域を有するプロモーター−プライマー 、および標的の一部と同一のヌクレオチド配列を有するプライマーを標的RNA 分子と接触させる。プライマーおよびプロモーター−プライマーにより、標的分 子およびその相補体に存在するセンスの両方を含む、増幅されるべき標的領域の 境界が定められ、従って増幅子の長さと配列が定められる。この好ましい態様で は、増幅オリゴヌクレオチドおよび固定された標的RNAを、有効量のモロニー マウス白血病ウィルス由来の逆転写酵素およびT7RNAポリメラーゼの存在下 で、リボヌクレオチドおよびデオキシヌクレオチド三リン酸、そして必要な塩お よび補助因子と42℃で接触させる。これらの条件下で、核酸が増幅され、標的 核酸と逆のセンスのRNA増幅子が主に生成される。その後、例えば標的核酸と 同じセンスのアクリジニウムエステルで標識したハイブリダイゼーションアッセ イプローブを使用して、すでに参照により組み込まれたArnold(上記)に開示さ れるハイブリダイゼーション保護アッセイでこれらの増幅子を検出する。 この好ましい態様では、出願人は、固定されたオリゴヌクレオチドの3’末端 、 標的捕獲オリゴヌクレオチド、およびカップリングオリゴヌクレオチドを“キャ ッピング”または遮断して、それらが核酸ポリメラーゼ活性の鋳型として使用さ れるのを防止または阻害するのが好ましいと考える。キャッピングは、3’デオ キシリボヌクレオチド(コルジセピンのような)、3’,2’−ジデオキシヌク レオチド残基、Arnoldら(上記)に開示されるような非ヌクレオチドリンカー、 アルカン−ジオール修飾、または非相補ヌクレオチド残基の3’末端への添加を 伴ってもよい。 出願人は現在のところ、プライマーを標的に接触させた後に標的を固定化する のが好ましいと考えるが、標的捕獲オリゴヌクレオチドを添加すると同時に標的 核酸およびそれに相補的な少なくとも一個のプライマーを合一すれば、ハイブリ ダイゼーション速度に利点がありうる。出願人は、核酸が固定されている場合に 比較して溶液中の方がより迅速にハイブリダイゼーションを行うことができるの で、標的の固定化の前に溶液中で標的のハイブリダイゼーションを行うのが有利 であると考える。 更に、出願人は、標的と逆のセンスの増幅子を生成および検出するのが好まし いと考えるが、どちらか、または両方のセンスの増幅子を生成および検出しては いけないという理由はない。更に、臨床粗試料中に含有される標的核酸を増幅す る場合、試料中に存在する物質による酵素の阻害および/または核酸の分解を防 止するために、増幅段階に先立って洗浄段階を実施することが重要と考えられる 。 この方法論が、記載したように、または明らかな修飾を伴って、ポリメラーゼ 連鎖反応を含む種々の他の増幅機構に従うことは、当業者に明白であろう。試料処理(sample processing)における修飾型オリゴヌクレ オチド 相補的な標的に増加された速度でハイブリダイズすることができる修飾型オリ ゴヌクレオチドを、上記の標的捕獲法を含む核酸ハイブリダイゼーションを使用 する試料処理法に使用してもよい。本明細書の観点から、そのような部分的に、 または完全に修飾されたオリゴヌクレオチドを、これらの系においてハイブリダ イゼーションアッセイプローブまたは増幅オリゴヌクレオチドとして使用しても よいことは明白である。更に、核酸ハイブリダイゼーションを使用する不均一系 アッセイにおいて、標的へのハイブリダイゼーション速度が増加された完全また は部分的修飾型オリゴヌクレオチドを固定されたオリゴヌクレオチド、標的捕獲 オリゴヌクレオチド、そして/または一個またはそれ以上のカップリングオリゴ ヌクレオチドとして使用してもよい。例えばそのような修飾を使用して全アッセ イ時間を短縮するか、またはアッセイのハイブリダイゼーション段階を単一の温 度で行ってもよい。それによって得られる臨床上でのアッセイの時間短縮および 操作の簡便さの利点は当業者に明白であろう。 更に、RNAまたはDNAのような特定の型の核酸に好適なハイブリダイゼー ション速度および/または平衡を有するようにオリゴヌクレオチドを修飾しても よい。上に開示したように、例えば、2’−O−メチルオリゴヌクレオチドはD NAよりRNAと優先的にハイブリダイズする。従って、2’−O−メチルヌク レオチドを含有する標的捕獲オリゴヌクレオチドを使用して、オリゴヌクレオチ ドがそのゲノム型にハイブリダイズするのを促進しない条件下で、mRNAまた はrRNAのようなRNA標的核酸を特異的に捕獲してもよい。更に、2’−O −メチル修飾型増幅オリゴヌクレオチドおよび/または標識されたプローブを設 計し、それによってDNAよりRNAを上記のような増幅および/または検出の 標的にすることができる。修飾型ヘルパーオリゴヌクレオチド ヘルパーオリゴヌクレオチドはHogan(上記)に記載されている。一般にヘル パーオリゴヌクレオチドは標識されておらず、標識されたハイブリダイゼーショ ンアッセイプローブと共に使用して、二次構造に関係しうる標的ヌクレオチド配 列領域を「開裂(opening up)」し、その結果それらの領域が標識されたプロー ブとハイブリダイゼーションできるようにすることにより、標識されたプローブ のTmおよびハイブリダイゼーション速度を増加する。 本明細書の観点から、それに対応する非修飾型のものより速い速度で標的核酸 とハイブリダイズするように修飾されたヘルパーオリゴヌクレオチドの使用によ り、その標的への標識されたプローブのハイブリダイゼーション速度を更に増加 することができることは、当業者に容易に認識される。従って、そのような修飾 型ヘルパーオリゴヌクレオチドを使用するオリゴヌクレオチドの検出のための方 法および組成物は、本発明の範囲に含まれるものである。好ましいヘルパーオリ ゴヌクレオチドは、DNAよりRNAとより強く結合するような修飾を有する。 好ましい態様では、そのような修飾は少なくとも約4個の2’−O−メチルヌク レオチドのクラスターを含有する。特に好ましい態様では、そのような修飾は約 8個の2’−O−メチルヌクレオチドのクラスターを含有する。診断キット ここに記載される方法はまた、明らかに、そのような方法に使用するために特 別に処方された診断キットを示唆する。これらのキットは、診断用の核酸ハイブ リダイゼーションアッセイに使用されるべきオリゴヌクレオチドを一個またはそ れ以上含有する。これらのオリゴヌクレオチドの少なくとも一個は、他の点は同 一であるオリゴヌクレオチドより速い速度で標的核酸領域にハイブリダイズする ように設計された、少なくとも約4個の修飾型ヌクレオチドのクラスターを含有 する。 そのような診断キットは、ここに記載されるプローブ、増幅、ヘルパー、およ び試料処理オリゴヌクレオチドを一つまたはいずれの組合せで含有してもよいが 、それらに限定されるものではない。 本発明の好ましい態様では、キットは、少なくとも約4個の隣接する2’−修 飾型ヌクレオチド残基のクラスターを一個またはそれ以上含有する領域を有する 標識されたオリゴヌクレオチドプローブを少なくとも一個含有する。更に好まし い態様では、領域は約8個の2’−修飾型ヌクレオチドのクラスターを一個また はそれ以上含有する。 出願人は現在のところ、非放射性標識としてアクリジニウムエステル誘導体を 使用し、そして2’の修飾としてメトキシ基を添加するのが好ましいと考える。 特に好ましい態様では、少なくとも一個の修飾型オリゴヌクレオチドは、少なく とも約4個の2’−O−メチルヌクレオチドのクラスターを一個またはそれ以上 含有する。更に好ましくは、少なくとも一個のオリゴヌクレオチドは約8個の2 ’−O−メチルヌクレオチドのクラスターを一個またはそれ以上含有する。 ここに開示される修飾型オリゴヌクレオチドを一個またはそれ以上含有するキ ットを、本発明の診断用ハイブリダイゼーションアッセイ法のいずれか、または 関連する増幅法に使用するために販売できるかもしれない。そのようなアッセイ では、キットに含有される修飾型オリゴヌクレオチドの少なくとも一個は、標的 核酸とハイブリダイズすることができるプローブとして機能する。修飾型プロー ブが標的核酸を含有する試料と接触すると、プローブは、同一の塩基配列を有す る非修飾型プローブより向上されたハイブリダイゼーションの特性を表す。例え ば、同一のハイブリダイゼーションアッセイ条件下では、標的およびプローブ間 のハイブリダイゼーションの結合の親和性は、標的および非修飾型プローブ間の ハイブリダイゼーションの結合の親和性より大きいであろう。更に、同一のハイ ブリダイゼーションアッセイ条件下では、標的およびプローブ間のハイブリダイ ゼーション速度は、標的および非修飾型プローブ間のハイブリダイゼーション速 度より速い。 プローブのハイブリダイゼーションの特性を更に向上するために、一個または それ以上の共役分子が、好ましくは、少なくとも約4個の修飾型ヌクレオチドの クラスターを含有する領域で、プローブに結合してもよい。また、本発明の診断 用ハイブリダイゼーションアッセイにおいて一個またはそれ以上の修飾型オリゴ ヌクレオチドを使用するための説明書をキットに同封することも考えられる。目的 従って、一個またはそれ以上の修飾型ヌクレオチド、好ましくは約4個または それ以上、より好ましくは約8個の修飾型ヌクレオチドのクラスターを有するプ ローブ分子を利用して、診断用核酸プローブおよびその標的核酸間の結合力およ びハイブリダイゼーション速度の両方を向上するための方法を提供することが、 本発明の目的である。好ましい態様では、修飾はリボフラノシル環の2’修飾を 含有する。最も好ましい態様では、修飾は2’−O−メチル置換を含有する。 また、オリゴヌクレオチドへの多くの修飾型ヌクレオチドの取り込みによって 、一本鎖オリゴヌクレオチドの標的核酸へのハイブリダイゼーションの速度を増 加 する方法を提供することも目的である。このようにして達成されるハイブリダイ ゼーション速度の増加は、温度、塩濃度および/または核酸反応物の濃度の上昇 によって達成されるハイブリダイゼーション速度の増加より大きい。 標的の結合率を高め、DNAより速い速度でRNAとハイブリダイズするよう に修飾されたオリゴヌクレオチドの使用により、DNAよりRNAを選択的に標 的とする診断法の提供は、本発明の別の目的である。好ましい態様では、そのよ うなヌクレオチドはリボフラノシル環に2’−O−メチル修飾を含有する。 固定されたオリゴヌクレオチドを使用して直接または間接的に標的核酸を捕獲 する試料処理法の提供は、本発明の更なる目的である。好ましい態様では、その ような方法は、標的核酸と特異的にハイブリダイズすることができ、それによっ てその検出および固定化が可能となるようなオリゴヌクレオチドを一個またはそ れ以上使用する。好ましい態様では、単一の標識されたオリゴヌクレオチドによ り標的の捕獲および検出の両方が行われる。特に好ましい態様では、カップリン グまたは架橋核酸が、固定されたオリゴヌクレオチド、および標的の捕獲および 検出のためのオリゴヌクレオチドの両方に結合する。更なるカップリング核酸が 可能である。試料処理法に使用されるオリゴヌクレオチドの一部または全ては、 標的に特異的なハイブリダイゼーションの速度を増加するような修飾を含有して もよい。 同一部位にハイブリダイズするように設計されたより長い非修飾型オリゴヌク レオチドに比較して、標的に特異的な結合率を向上し、同時に標的および非標的 ヌクレオチド配列間の差を大きくするように修飾された、少なくとも約4個のヌ クレオチド、より好ましくは約8個のヌクレオチドのクラスターを好ましくは少 なくとも1個含有する、約10から約100塩基、好ましくは約10から約15 塩基、そしてより好ましくは約12から約15塩基の標的特異的オリゴヌクレオ チドの提供は、本発明の更に別の目的である。 オリゴヌクレオチドおよび標的核酸間のハイブリダイゼーション速度を増加す るように機能する修飾型ヌクレオチドを含有する一個またはそれ以上のオリゴヌ クレオチドを含有するキットの提供は、本発明の更なる目的である。本発明のキ ットは、プローブ、増幅、ヘルパー、および試料処理オリゴヌクレオチドをいず れの組合せでも含有しうる。好ましい態様では、これらのキットの修飾型オリゴ ヌクレオチドは、リボフラノシル環に約4個の2’−O−メチル修飾のクラスタ ーを少なくとも1個含有する。これらの修飾型オリゴヌクレオチドを含有するキ ットは、診断用ハイブリダイゼーションアッセイおよび増幅アッセイの両方の使 用のために供給されてもよい。そのようなキットは、診断用ハイブリダイゼーシ ョンアッセイまたは増幅アッセイのいずれか、または両方における修飾型オリゴ ヌクレオチドの使用を実務者に指導する説明書を更に含有してもよい。 従って、本発明の診断法は、結合の親和性を向上させた修飾型オリゴヌクレオ チドのハイブリダイゼーションの特性を活用するのに特に適合する。これらの方 法をいずれの標的核酸の検出または定量に使用してもよい。好ましい態様では、 標的核酸はRNAである。方法には、修飾型オリゴヌクレオチドの領域と結合し た非修飾型オリゴデオキシ−またはオリゴリボ−ヌクレオチド領域からなる“キ メラの”オリゴヌクレオチドを使用してもよく、または、完全に修飾されたオリ ゴヌクレオチドを利用してもよい。オリゴヌクレオチドは完全に修飾されていな いのが好ましい。領域は標的へのプローブの迅速なハイブリダイゼーションを促 進するようにだけ設計されてもよく、または他の機能を有してもよい。例えば、 キメラのオリゴヌクレオチドをRNAとDNAの両方と結合するように設計して もよい。そのような場合、オリゴヌクレオチドのRNA結合部位は、RNA標的 を優先的に結合するような多くの修飾型ヌクレオチドを含有してもよい。あるい はまた、修飾された残基の領域は、ハイブリダイゼーション速度を増加するため に、少量存在する標的に向けられるように設計してもよい。 本明細書に示されるように、キットを含む本発明の方法および組成物のある態 様では、得られるオリゴヌクレオチドのハイブリダイゼーションの特性、すなわ ちTmおよびハイブリダイゼーション速度に影響を及ぼす修飾を1種より多く有 するオリゴヌクレオチドを使用してもよいことは理解されるであろう。そのよう な複数の修飾は、協同で作用してハイブリダイゼーション速度を更に増加するか 、または、得られるオリゴヌクレオチドの、RNAのような与えられた型の核酸 標的に対する特異性を向上しうる。更にまた、キメラのオリゴヌクレオチドは2 ’−修飾型ヌクレオチドまたは他の修飾を有するヌクレオチドのいずれか、また は その両方を含有する、異なる修飾をされたオリゴヌクレオチドの領域を有するか 、またはそれらの領域からなるものでもよい。 ここに明記する本発明の目的および観点は、本明細書の観点から当業者に明白 である本発明の方法および組成物の目的または観点の網羅的な記載を意図するも のではない。また、上記の説明または後に記載する実施例は、そこに明記する態 様に対する本発明の制限と解釈すべきではない。実施例 特に示さない限り、以下の全ての実施例において、オリゴデオキシリボヌクレ オチド、オリゴリボヌクレオチド、および修飾型オリゴヌクレオチドは標準的な ホスフォルアミダイト化学を利用した当業者に周知の種々の方法を使用して合成 した。例えばCarruthersら,154“酵素学における方法(Methods in Enzymology )”,287(1987)(これは参照により本明細書の一部としてここに組み込まれ る)を参照されたい。ここで特に記載しない限り、修飾型ヌクレオチドは2’O −メチル−ヌクレオチドであり、ホスフォルアミダイト類似体として合成に使用 した。出願人はExpedite 8909 DNA Synthesizer(PerSeptive Biosystems社、Fr amingham、マサチューセッツ州)を使用してオリゴヌクレオチドを調製した。 また、特に示さない限り、標識された、と表されるオリゴヌクレオチドはアク リジニウムフェニルエステルを含有する。アクリジニウムフェニルエステル化合 物は四級窒素の中心を有し9位が誘導されてフェニルエステル部分となったアク リジンの誘導体である。しかしながら、フェニル部分以外の脱離基は当業者に周 知のものである。アクリジニウムエステルは過酸化水素と反応して、アクリジニ ウム環のC−9炭素を含むジオキセタン環を一時的に生成し、次いで励起された アクリドンを生成する特性を有する。励起されたアクリドンの放射緩和により発 光が生じる。アクリジニウムエステルの合成は、その化学発光標識試薬としての 使用の一般的な説明と同様に、Weeksら,“イムノアッセイにおける高比活性標 識としてのアクリジニウムエステル(Acridinium Esters as High Specific Act ivity Labels in Immunoassays)”,Clin.Chem.,29:1474-1478(1984)に記 載されており、これは参照によりここに組み込まれる。 これらの実施例では、標準的な化学技術を使用して、アクリジニウムエステル 部分に結合する第一級アミンの“リンカーアーム”を有する非ヌクレオチド単量 体単位にアクリジニウムエステルを結合させ、これをオリゴヌクレオチドの化学 合成の際にヌクレオチドの隣接する配列間に挿入するか、またはオリゴヌクレオ チドの末端の位置に配した。Arnoldら,“ヌクレオチドプローブのための非ヌク レオチド結合試薬(Non-Nucleotide Linking Reagents for Nucleotide Probes )”,EPO Publication No.EPO 313219(これは本発明と共通の所有権を有し、 参照によりここに組み込まれる)を参照されたい。しかしながら、2’−修飾型 オリゴヌクレオチドのRNA標的に対する選択性、およびDNA標的とのハイブ リダイゼーション速度に対する修飾型オリゴヌクレオチドの効果が標識の存在ま たは特性によって決定されないことは理解されるところである。従って、当業者 には、本発明の方法で使用されるオリゴヌクレオチドが種々のラベルで標識され てもよく、または、例えば増幅プライマーもしくはヘルパーオリゴヌクレオチド として使用される場合、または捕獲アッセイに使用される場合は、標識されなく てもよいことは認識されるであろう。 当業者に周知の技術を使用して、アクリジニウムエステル誘導体をリンカーア ーム:ハイブリダイゼーションプローブ複合体に結合してもよい。好ましくは、 出願人はNelsonら,“非同位体プローブ技術における化学発光によるアクリジニ ウムエステルの検出(Detection of Acridinium Esters by Chemiluminescence in Non-Isotopic Probe Techniques)”,(Academic Press 1992)、および、A rnoldら,“ヌクレオチドプローブのための非ヌクレオチド結合試薬”,EPO Pub lication No.EPO 313219(すでに参照によりここに組み込まれている)に記載 される方法を使用する。 更に、特に示さない限り、全ての標的核酸はRNAである。 しかしながら、ここに開示する本発明の意図から逸脱することなく他の標識を 本発明の方法および組成物に使用してもよいことは、本明細書の観点から当業者 に明白である。実施例1: プローブ:標的ハイブリッドのTmに対する2’修飾の効果 種々の量の2’−O−メチルヌクレオチドを含有する同一配列のオリゴヌクレ オチドプローブを、それぞれ独立して、完全に相補的に合成した同じ長さのRN A標的とハイブリダイズさせた。プローブの配列はSEQ ID NO:1を有し、標的の 配列はSEQ ID NO:2を有した。これらのオリゴヌクレオチドのヌクレオチド塩基 配列は以下の通りである: 以下に説明するように、2’−O−メチルヌクレオチドを含有しない(プロー ブA)、全て2’−O−メチルヌクレオチドを含有する(プローブB)、または デオキシ−および2’−O−メチルヌクレオチドを組み合わせて含有する(プロ ーブC,D、およびE)ように、プローブを合成した。プローブCは、リンカー 結合部位のそれぞれの側に直接隣接する4個の連続したデオキシリボヌクレオチ ドを、そして他の全ての塩基に2’−O−メチルリボヌクレオチドを含有し;プ ローブDはリンカー結合部位のそれぞれの側に直接隣接する4個の連続した2’ −O−メチルヌクレオチドを、そして他の全ての塩基にデオキシリボヌクレオチ ドを含有し;そして、プローブEはリンカー結合部位のそれぞれの側に直接隣接 する8個の連続した2’−O−メチルヌクレオチドを、そして他の全ての塩基に デオキシリボヌクレオチドを含有する。それぞれのハイブリッドのTmは化学発 光法および光学法の両方を使用して測定した。化学発光法 化学発光法を使用して、RNA標的約1pmol、および上記のように“標準 的な”アクリジニウムエステル(4−(2−スクシンイミジルオキシカルボニル エチル)フェニル−10−メチルアクリジニウム9−カルボキシレートフルオロ スルフォネート)で標識したそれぞれのオリゴヌクレオチドプローブ0.1pm olを、30μlのコハク酸リチウム緩衝液(1.5mM EDTA(エチレン ジアミン四酢酸)、1.5mM EGTA(エチレングリコール−ビス(β−ア ミノエチルエーテル)N,N,N’,N’−四酢酸)、310mM ラウリル硫 酸リチウム、0.1M コハク酸リチウム(pH5.2))中で60℃、60分 間、ハイブリダイズさせた。その後、得られた溶液をコハク酸リチウム緩衝液で 500μlに希釈し、その50μlアリコートを種々の温度で7分間インキュベ ートした。次いでそれぞれの試料を氷上で更に7分間冷却した。190mM N a247(pH7.6)、7%(v/v)TRITONR X−100(ポリオ キシエチレンp−t−オクチルフェノール)、および0.02%(w/v)ゼラ チンを含有する溶液150μlを添加し、試料を60℃で10分間加熱して、ハ イブリダイズしていないプローブ分子と結合したアクリジニウムエステルを加水 分解した。それぞれの試料の残存する(ハイブリッド結合した)化学発光を、LE ADER 50 ルミノメーター(MGM Instruments社、Hamden、コネチカット州)を使 用して、0.001M HNO3に溶解した0.1%(v/v)H22を含有す る溶液を自動注入し、次いで0.5〜2秒後に200μlの1N NaOHを注 入して測定した。生じた発光を2秒間隔で積分した。光学法 光学法を使用して、一組の同一のオリゴヌクレオチドプローブをリンカーアー ムを有するように合成し、アクリジニウムエステルでは標識しなかった。それぞ れのオリゴヌクレオチドプローブ4マイクログラムを、200mM 水酸化リチ ウム、3mM EDTA、3mM EGTA、17%(w/v)ラウリル硫酸リ チウム、および190mM コハク酸(pH5.2)を含有するハイブリダイゼ ーション緩衝液30μl中で60℃、60分間加熱し、4μgの相補的なRNA 標的とハイブリダイズさせた。ハイブリダイゼーションに次いで、ハイブリダイ ゼーション緩衝液600μlを添加し、試料を二分し、マイクロTm分析アクセ サリー(Micro Tm analysis accessory)を装備したBeckman DU640分光光度計で それぞれの試料画分の融解性を測定した。温度は、Tmに比べて10℃より多く 低い、または高い温度では毎分1℃、その他の全ての温度では0.2℃間隔で毎 分0.5℃ずつ変化させた。減色度(hypochromaticity)の変化をモニターし、 温度の関数として記録した。結果を以下の表−1に示す。表−1 nd=未実施(no data) 表−1に示すように、化学発光および光学法を使用して得られたTmのデータ は互いによく一致した。化学発光法で観測されたTm値がやや低いのは、光学法 に対して化学発光法ではより低い濃度の核酸を使用したためであると考えること ができる。データは、プローブAの全てのデオキシリボヌクレオチド残基を2’ −O−メチルヌクレオチドで置換することにより(プローブB)、プローブ:R NA標的ハイブリッドのTmが約20.4℃上昇したことを示している。プロー ブC、D、およびEでは、それぞれ15℃、4℃、および11.6℃のTm上昇 を示した。それぞれの2’−O−メチルヌクレオチド置換のTmに対する効果を 算出することにより、2’−O−メチルオリゴヌクレオチド:RNA標的ハイブ リッドのTmはそのような置換毎に約0.8℃上昇することが明らかとなった。 この効果は、試験した置換数の範囲でほぼ直線的であった。実施例2: プローブ:rRNAハイブリッドのTmに対する2’−修飾型ヌク レオチドの効果 3組の異なる長さおよび配列のオリゴヌクレオチドプローブを合成し、それぞ れの組は同一の塩基配列のオリゴヌクレオチドを2個含有させた。プローブFの 長さは17塩基で、チミン塩基およびアデニン塩基の間にある部位に結合するア クリジニウムエステル標識を含有する。プローブGの長さは18塩基で、同様に 、チミン塩基およびアデニン塩基の間にある部位に結合するアクリジニウムエス テ ル標識を含有する。プローブHの長さは20塩基で、チミン塩基およびグアニン 塩基の間にある部位に結合するアクリジニウムエステル標識を含有する。 それぞれの組のプローブは、完全にデオキシリボヌクレオチドからなるオリゴ ヌクレオチドと、2’−O−メチルヌクレオチドのみを含有する別のオリゴヌク レオチドを含有する。その後、それぞれのプローブを対応するリボソームRNA にハイブリダイズさせ、生じたハイブリッドのTmを上記の化学発光法で測定し た。結果を以下の表−2に示す。表−2 データは、デオキシリボヌクレオチドの2’−O−メチルヌクレオチドでの置 換により、生じるプローブ:RNA標的ハイブリッドのTmが上昇することを示 し、実施例1の結果が確認された。更に、3個のプローブの修飾型ヌクレオチド 当たりのTm上昇の平均値を計算したところ、それぞれの修飾型ヌクレオチドの 寄与は、修飾型ヌクレオチド当たり0.8℃の上昇であった。実施例3: プローブ:DNAハイブリッドのTmに対する2’−修飾型ヌクレ オチドの効果 この実施例では、プローブ:DNA標的に対する2’−修飾の効果を検討した 。種々の量の2’−O−メチルヌクレオチドを含有するプローブIを同じ長さの 完全に相補的なDNA標的にハイブリダイズさせ、生じたハイブリッドの融解性 を上記の化学発光法で測定した。プローブIの長さは29塩基で、チミン塩基お よびグアニン塩基の間にある部位に結合するアクリジニウムエステル標識を含有 す る。 プローブIは(i)全てデオキシリボヌクレオチド;(ii)全て2’−O−メ チルヌクレオチド;および(iii)標識結合部位のそれぞれの側に隣接する4個 のデオキシリボヌクレオチド以外は全て2’−O−メチルヌクレオチド:からな るように設計した。Tmの測定結果を以下の表−3に示す。表−3 データに示されるように、プローブJおよびKにおいてデオキシリボヌクレオ チドを2’−O−メチルヌクレオチドで置換することにより、標識されたプロー ブ:DNA標的のTmは2’−O−メチル残基当たり約0.3℃上昇した。 3組の異なるオリゴヌクレオチドを使用して同様の試験を行った。それぞれの 組は同一の塩基配列を有する2つのオリゴヌクレオチドを含有し、その一つはデ オキシリボヌクレオチドを含有し、もう一方は2’−O−メチルヌクレオチドを 100%含有する。プローブJの長さは16塩基で、チミン塩基およびアデニン 塩基の間にある部位に結合するアクリジニウムエステル標識を含有する。プロー ブKの長さは18塩基で、同様に、チミン塩基およびアデニン塩基の間にある部 位に結合するアクリジニウムエステル標識を含有する。プローブLの長さは29 塩基で、チミン塩基およびグアニン塩基の間にある部位に結合するアクリジニウ ムエステル標識を含有する。 それぞれの場合で、合成DNA標的は完全にプローブに相補的とした。結果を 以下の表−4に示す。表−4 表−3および4に含まれるデータは、2’−O−メチル置換をプローブに導入 した場合のDNA標的のTmの増加の程度は、RNA標的より有意に少ないこと を示している。実施例4: 異なる型の核酸ハイブリッドの安定度の分析 DNA、RNA、および2’−O−メチルヌクレオチド鎖を種々の組合せで含 有するハイブリッドの相対的な安定度を比較するために、SEQ ID NO:1(上記の 実施例1を参照すること)のアクリジニウムエステル標識オリゴヌクレオチドプ ローブを、完全に相補的な塩基配列を有する合成標的にハイブリダイズさせた。 100%リボヌクレオチド(RNA)、100%デオキシリボヌクレオチド(D NA)、または100% 2’−O−メチルヌクレオチドを含有するプローブお よび標的の組み合わせを表−5に示した。それぞれの試験したハイブリッドの化 学発光または光学法のいずれかを使用して測定した融解性を以下の表−5に示す 。表中の一より多いデータは独立した重複実験を示す。表−5 nd=未実施 従って、この実験は、標識されたプローブ:標的ハイブリッドの安定度は以下 の順に従うことを示している:2’−O−メチル/2’−O−メチル ≧ 2’ −O−メチル/RNA > RNA/RNA > DNA/DNA > 2’− O−メチル/DNA > DNA/RNA。実施例5: 安定度を向上した2’−修飾型オリゴ(2'-modified oligo):R NAハイブリッドのRNAを特異的に標的とする能力 実施例4に示すように、2’−O−メチル:RNAハイブリッドは2’−O−メ チル:DNAハイブリッドよりかなり安定度が高い。この安定度の相違を診断ア ッセイに利用して同一配列を有する(しかしDNA中のチミンはRNA中ではウ ラシルに置き換わっている)DNA分子よりRNA分子を特異的に検出すること ができることを示すために、以下の実験を実施した。 100% 2’−O−メチルヌクレオチドからなるSEQ ID NO:1(上記の実施 例1を参照すること)のアクリジニウムエステル標識オリゴヌクレオチドプロー ブを、完全に相補的な合成RNAまたはDNA標的にハイブリダイズさせた。オ リゴヌクレオチドを標識したこと以外は、ハイブリダイゼーションおよびTmの 測定は、実施例1の光学法の項目に記載する通りに実施した。結果を上記の表− 5に示し、図−3に更に図示する。 図−3に示すように、81.6℃で2’−O−メチルオリゴヌクレオチドはR NA標的と検出可能なハイブリッドを形成したが、DNA標的とはしなかった。 対照的に、表−5は、同一配列の標識されたDNAオリゴヌクレオチドが同一の RNAまたはDNA標的とハイブリダイズする場合、生じるハイブリッドはかな り類似した融解性を有することを示している。 従って、ここに記載する本発明の観点から、容易に決められるハイブリダイゼ ーション条件下でDNA標的よりRNA標的を特異的に検出することが可能であ る。非限定的な例として、そのような方法を使用して、アッセイする生体のゲノ ムDNAに存在する同一配列の干渉を受けることなくmRNA、tRNA、また はrRNAのような種々のRNA類を特異的に検出してもよい。そのような方法 は、特定の遺伝子産物の発現率のモニタリングを含む適用に有用でありうる。2 ’−修飾型オリゴヌクレオチドのこの能力を利用した他の使用は当業者に明白で ある。実施例6: オリゴヌクレオチドのハイブリダイゼーション速度に対する2’− 修飾型ヌクレオチドの効果 ハイブリダイゼーション速度に対する2’−修飾型ヌクレオチドの効果を4つ の異なる方法を用いて例証した。この実施例で使用したプローブ分子は上記のよ うに標準的なアクリジニウムエステルで標識した。 a) 第一のアプローチでは、2fmolのSEQ ID NO:1(上記の実施例1を 参照すること)を有するアクリジニウムエステル標識プローブを種々の量の完全 に相補的なRNA標的と一定時間ハイブリダイズさせ、次いで標識を分別加水分 解(differential hydrolysis)および検出した。ハイブリダイゼーションは本 質 的には実施例1の化学発光法の項目に記載する通りに実施したが、相違点は以下 の通りである。種々の量のRNA標的を標識されたプローブと60℃で45分間 ハイブリダイズさせた。図−4にこの実験結果を示すが、図中、プローブはDN Aオリゴヌクレオチド(□)または完全に2’−O−メチルヌクレオチドからな るか(◆)のいずれかである:これらの結果は以下の表−6にも示す。ハイブリ ダイゼーションの程度は相対光度単位(Relative Light Units;rlu)で表す が、これはアクリジニウムエステル標識が放射する光子数の測定値である。表−6 結果は、プローブが非修飾型ヌクレオチドではなく2’−O−メチルヌクレオ チドを含有する場合、ハイブリダイゼーション速度が標的濃度の関数として有意 に増加することを示している。これは試験した標的濃度の範囲を通して当てはま る。比較のために、これらのデータの初期勾配を使用して、デオキシ−(勾配= 1.0)および2’−O−メチル(勾配=2.5)オリゴヌクレオチドプローブ の相対ハイブリダイゼーション速度を評価した。 b) 第二のアプローチでは、上記a)で使用したものと同一の標的の一定量 (2fmol)を種々の量の完全に相補的なプローブと一定時間ハイブリダイズ させた。図−5にこの実験結果を示すが、図中、プローブはDNAオリゴヌクレ オチド(□)または完全に2’−O−メチルヌクレオチドからなるか(◆)のい ずれかである。ハイブリダイゼーションおよび検出段階は、ハイブリダイゼーシ ョン反応を45分間ではなく30分間実施した以外は、上記a)に記載されるも のと同一である。データを以下の表−7に示す。表−7 ここでも、この実施例の結果は、プローブが非修飾型ヌクレオチドではなく2 ’−O−メチルヌクレオチドを含有する場合、プローブ濃度の関数であるハイブ リダイゼーション速度は有意に増加することを示している。これらのプロットの 勾配は図−4のものと同様であり、プローブ濃度または標的濃度が多様であるか どうかに関わらず、2’−O−メチル/DNAおよびDNA/DNA相互作用間 のハイブリダイゼーション速度の差は同じであった。この実験で、DNAプロー ブを含有する反応の初期勾配は1.0であり、2’−O−メチルプローブを含有 する反応のそれは3.1であった。 c) 2’−修飾型オリゴヌクレオチドのハイブリダイゼーション速度増加能 力の第三の例証として、一定量の修飾型または非修飾型プローブのいずれか(1 fmol)と標的(100amol)を種々の時間でハイブリダイズさせた。そ れ以外は、ハイブリダイゼーションおよび検出のプロトコールはb)と同様であ る。図−6に結果を示すが、図中、プローブはDNAオリゴヌクレオチド(□) または完全に2’−O−メチルヌクレオチドからなるか(◆)のいずれかである 。データを以下の表−8に示す:表−8 ここでも、曲線の初期勾配からハイブリダイゼーションの相対速度を測定する ことができる(デオキシ=1.0;2’−O−メチル=2.2)。この実験では 、DNAオリゴヌクレオチドを含有する反応の初期勾配は1.0であり、2’− O−メチルオリゴヌクレオチドプローブを含有する反応の初期勾配は2.2倍で あった。 d) 2’−修飾型および非修飾型プローブのハイブリダイゼーション速度間 の差を証明するために使用した第四の方法はCot分析である。SEQ ID NO:1(上 記の実施例1を参照すること)のアクリジニウムエステル標識プローブを使用し た。一定量のプローブおよび種々の量の標的(“プローブ過剰”)、または一定 量の標的および種々の量のプローブ(“標的過剰”)のいずれかを60℃で種々 の時間ハイブリダイズさせた。一定量のプローブまたは標的は0.25fmol であり、種々の量のプローブおよび標的は0.25〜50fmolの範囲で含有 する。ハイブリダイゼーションは、それ以外は実施例1の化学発光法の項目に記 載した通りである。 150μlの190mM Na247(pH7.6)、7%(v/v)TR ITON(r) X−100、および0.02%(w/v)ゼラチンを試料に添加 し、混合液を60℃で10分間加熱して、ハイブリダイズしていないアクリジニ ウムエステルの分別加水分解およびハイブリダイズしたプローブの検出を行った 。上記のようにルミノメーターで化学発光を測定した。最大ハイブリダイゼーシ ョン率は、観測されたrlu値を、飽和量のプローブまたは標的をハイブリダイ ゼー ション反応に使用した場合に観測される最大rlu値で除した比率と定義した。 図−7に示すCotプロットでは、ln(l−H)の量を標的濃度とハイブリ ダイズ時間の乗数に対してプロットした。H値は特定標的濃度における特定時間 後のプローブのハイブリダイゼーション率と定義する。 このプロットでは、DNAおよび2’−O−メチルオリゴヌクレオチドプロー ブのハイブリダイゼーションの相対速度は、50%ハイブリダイゼーションでの Cotの相対速度の逆数で得られる(ln(1−0.5);デオキシ=1.0お よび2’−O−メチル=2.2)。 これら4方法で測定した、完全にデオキシまたは2’−O−メチルリボヌクレ オチドからなるアクリジニウムエステル標識プローブの相対ハイブリダイゼーシ ョン速度の概要を表−9に示す。これらの実験から得られたデータは、60℃で 、完全に2’−O−メチルヌクレオチドからなるオリゴヌクレオチドが、相当す るデオキシリボヌクレオチドプローブより2.3倍速くハイブリダイズすること を示している。表−9 実施例7: 2’−修飾型オリゴヌクレオチドの更なる標的へのハイブリダイゼ ーション速度の分析 これらのハイブリダイゼーション速度の比較を他のプローブおよび標的配列に 拡大するため、上記の実施例2のプローブHを完全にデオキシまたは2’−O− メチルヌクレオチドのどちらかからなるように合成し、ヘルパープローブの存在 下でrRNAにハイブリダイズさせた。実施例6(d)のようにCot分析を実 施した。結果を以下の表−10に示す。表−10 この実施例では、完全に2’−O−メチルヌクレオチドからなるプローブは同 一配列のデオキシリボヌクレオチドプローブより3.75倍速くハイブリダイズ した。従って、2’−O−メチルヌクレオチドを含有するアクリジニウムエステ ル標識プローブによるハイブリダイゼーションの向上は、特定のプローブまたは 標的配列に限定されないと考えられる。実施例8: 2’−修飾型オリゴヌクレオチドのハイブリダイゼーション速度に 対する温度上昇の効果 上記のように、核酸のハイブリダイゼーション速度は温度の上昇により加速さ れる。しかしながら、特に診断アッセイおよび比較的短いオリゴヌクレオチド( 約10〜約50塩基の長さ)を使用する核酸増幅法においては、この加速の利点 は二本鎖型に対する温度上昇による不安定化効果によって相殺されうる。以下に 示すように、ここに記載するように修飾したオリゴヌクレオチドによって提供さ れる二本鎖の安定度の向上は、この不安定化効果を最小限にし、他に可能なもの より高い温度でハイブリダイゼーションを行うことによって、ハイブリダイゼー ション速度を更に増加することができる。従って、修飾型オリゴヌクレオチド およびより高いハイブリダイゼーション温度により、ハイブリダイゼーション速 度に対する協同効果が提供される。 完全に2’−O−メチルヌクレオチドからなるSEQ ID NO:1(上記の実施例1 を参照すること)のアクリジニウムエステル標識オリゴヌクレオチドプローブを 、上記のように同一の長さの完全に相補的なRNA標的とハイブリダイズさせた 。ハイブリダイゼーションおよびCotのプロトコールは、ハイブリダイゼーシ ョン温度が60℃または70℃のいずれかであった以外は、実施例6(d)に記 載した通りである。以下の表−11のデータが示すように、2’−O−メチルオ リゴヌクレオチドの標的へのハイブリダイゼーション温度を60℃から70℃に 上昇することにより、ハイブリダイゼーション速度は1.5倍に加速された。表−11 実施例9: 2’−修飾オリゴヌクレオチドのハイブリダイゼーション反応速度 への塩濃度増加の影響 また、ハイブリダイゼーション反応速度は、塩濃度の増加によっても加速され る。以下の例は、2’−O−メチルヌクレオチドのハイブリダイゼーション反応 速度への様々な塩、例えばLiCl、の濃度の影響について説明している。完全 に2’−O−メチルヌクレオチドからなる配列番号1のアタリジニウムエステル −標識プローブ(上記の実施例1を参照のこと)を、実施例6(d)に上記した ように、80℃で同じ長さの正確に相補的なRNA標的にハイブリダイズさせ、 そしてCot分析を行った。ハイブリダイゼーションは、2種類の異なる濃度の LiClで行われた。以下の表12に示したように、LiC1の0.5から1. 0Mへの塩濃度の増加は、ハイブリダイゼーション反応速度を2.9倍に強化し た。表12 これらの結果は、ハイブリダイゼーション反応での塩濃度を2倍に増加させる と、修飾オリゴヌクレオチドのハイブリダイゼーション反応速度が2.9倍に増 加することを、示している。実施例10塩濃度および温度の上昇によるハイブリダイゼーション反応速度 への組み合わせ影響 2’−修飾オリゴヌクレオチドのハイブリダイゼーション反応速度へのハイブ リダイゼーション温度および塩濃度を同時に上昇させた影響を証明するために、 以下の反応を行った。アクリジニウムエステル−標識DNAオリゴヌクレオチド および100%の2’−O−メチルヌクレオチドを持つアクリジニウムエステル −標識オリゴヌクレオチド(両方共、配列番号1)(上記実施例1を参照のこと )は、それぞれ別々に正確に相補的なRNA標的分子にハイブリダイズさせCo t分析を行った。ハイブリダイゼーション条件は実施例6(d)に記載した条件 に従った。ハイブリダイゼーション温度および塩濃度は以下の表13に示したと おりである。結果を以下に示す。表13 データに示しているように、ハイブリダイゼーション温度80℃および1.0 MのLiClで行った2’−O−メチルオリゴヌクレオチドのその標的へのハイ ブリダイゼーション速度は、温度60℃および0.5MのLiClの塩濃度で行 った相当するDNAオリゴヌクレオチドのハイブリダイゼーション速度より8. 6倍速かった。実施例11RNA、DNAおよび2’−O−修飾オリゴヌクレオチドがその 相補的DNAおよびRNA標的とハイブリダイズするハイブリダイゼーション速 度の比較 標識されたRNA、DNAおよび2’−O−メチル−含有オリゴヌクレオチド と完全に相補的なDNAおよびRNA標識との相対ハイブリダイゼーション速度 を、個別的に測定した。速度の測定は、上の実施例6(c)または6(d)のい ずれかに開示された方法に従って行った。標識されたオリゴヌクレオチドは配列 番号1と同一の塩基配列を持つ(上記の実施例1を参照のこと)。結果を以下の 表14に要約している。表14 列1−4に示した実験は、3fmolの標識プローブおよび0.3fmolの 標的を用いて、実施例6(c)に開示した方法に従って、行われた。列5および 6に示した実験は、実施例6(d)に記載した方法を用いて、行われた。一つよ り多い結果を示しているところでは、それぞれの値は、異なる独立的実験に該当 する。 表14の結果は、デオキシリボヌクレオチド残基を2’−OH残基(RNA) または2’−O−メチル残基のいずれかで置換すると、RNA標的へのプローブ のアフィニティーならびにハイブリダイゼーション反応速度が強められることを 証明している。それとは対照的に、デオキシリボヌクレオチド残基を2’−O− メチル残基で置換しても、DNA標的へのプローブのアフィニティーまたはハイ ブリダイゼーション反応速度は強化されなかった。 表14に示した結果は、デオキシリボヌクレオチドを2’−O−メチル残基で 置換すると、プローブのRNA標的へのアフィニティーおよびハイブリダイゼー ション速度は強化されるが、DNA標的へのアフィニティーおよびハイブリダイ ゼーション速度は強化されないことを示している。しかしながら、これらの実験 は、アクリジニウムエステル標識および/またはリンカーが、プローブに付着し たことによって、これらのハイブリダイゼーション速度特性の原因となるかもし れないと言う、可能性を除去するわけではない。アクリジニウムエステル標識お よび/またはリンカーが感知される程度の影響をハイブリダイゼーション速度に 与えないと言うことを示すために、以下の実験を行った。 アクリジニウムエステルで標識され、そしてラベルをプローブに付着させるた めの非ヌクレオチドリンカーを含む、配列番号1のRNAプローブ(上記の実施 例1を参照のこと)は、全体が2’−O−メチルまたはデオキシリボヌクレオチ ドのいずれかからなる完全に相補的な標的と完全にハイブリダイゼーションさせ ることが可能である。実施例6(d)に記載の方法に従ってハイブリダイゼーシ ョンおよびCot分析を行った。結果を以下の表15に示している。表15 これらのデータは、デオキシリボヌクレオチドを2’−O−メチル残基で置換 すると、アクリジニウムエステルおよび/またはリンカーを欠くオリゴヌクレオ チドのハイブリダイゼーション反応速度が強化されることを、表している。この ように、2’−O−メチル修飾プローブに認められたハイブリダイゼーション速 度の増加は、標識またはリンカーアームの存在によるものではなく、2’−O− メチル修飾オリゴヌクレオチド本来の性質によるものである。実施例12DNAプローブ混合物および2’−O−修飾プローブ混合物から のプローブのrRNA標的へのハイブリダイゼーションでのヘルパープローブの 影響の比較 Hogan(上記)に開示されたように、核酸、特に有意な量の二次構造を持 つ核酸、へのいくつかのプローブのハイブリダイゼーションは、「ヘルパー」プ ローブと称される、さらなるプローブの使用によって促進される。唯一の例では ないが、高度の二次構造を持つ核酸の例として、リボソームRNA(rRNA) が挙げられる。ヘルパープローブは、標的領域を覆うであろう二次構造の崩壊を 助けることができる。通常、ヘルパープローブは、プローブ標的配列の近くに位 置するが、好ましくはそれとオーバーラップしない、配列領域を標的とする。実 際には、ヘルパープローブは一般的には標識されておらず、通常、モル大過剰で 用いられる。標識されたプローブハイブリダイゼーションへのヘルパープローブ の使用の影響は、通常、Tmおよび標識プローブ:標的ハイブリッドのハイブリ ダイゼーション速度の増加として表される。 2’−修飾オリゴヌクレオチドプローブが、多量の二次構造を含む与えられた 標的領域に向けられた場合のDNAプローブのそれと同様の要求を、ヘルパープ ローブに対しても持つか否かを試験するために、以下の実験を行った。2つのプ ローブ混合物を作成した。それぞれのプローブ混合物は、上記の実施例2のプロ ーブF、GおよびHを含んでいた。一つのプローブ混合物のオリゴヌクレオチド は、100%の2’−O−メチルヌクレオチドで成り立っており、その他のプロ ーブ混合物のオリゴヌクレオチドは、その全体がデオキシリボヌクレオチドから 成り立っていた。示したように、プローブ混合物は、それぞれ33、36、41 、31、29および40の塩基の長さを持つ、非標識のDNAヘルパープローブ 1、b、c,d,eおよびfを含んでいた。 それぞれのヘルパープローブは、標識プローブの一つの標的部位のすぐ近くに あるrRNA塩基配列に向けられた。ハイブリダイゼーションの程度は、上記の ようなハイブリダイゼーション保護アッセイ(hybridization protection assay) (HPATM)を用いて測定された。結果は、相対光単位(relatibe light units) (rlu)として報告される。 以下の表16に示したように、ヘルパープローブ非存在下では、DNAプロー ブ混合物は、充分にはrRNAにハイブリダイズしない。それとは対照的に、D NAプローブ混合物と同一配列の2’−O−メチルプローブを用いたプローブ混 合物をヘルパープローブの非存在下でrRNAにハイブリダイズさせた場合、よ り高い程度のハイブリダイゼーションが認められた。さらに、ヘルパープローブ を両方のプローブ混合物と共に用いた場合に、プローブのそれら標的へのハイブ リダイゼーションは、2’−修飾オリゴヌクレオチドプローブ混合物と共に用い た場合に、より強められた。DNAプローブのrRNAへのハイブリダイゼーシ ョンは、ヘルパープローブの存在に強く依存するため、同一の2’−O−メチル プローブのハイブリダイゼーションが起こらない場合でさえ、2’−O−メチル プローブは、DNAプローブがハイブリダイゼーションできない条件下で、リボ ソームRNAのような複雑な構造を持つRNA分子と効率良くハイブリダイズす ることができる。表16 さらに、表16のデータは、2’−修飾オリゴヌクレオチドを用いた場合、プ ローブ結合を容易にするためにヘルパープローブが必要とされないことを、示し ている。実施例13単一のDNAプローブおよび単一の2’−飾プローブの、rRN A標的へのハイブリダイゼーションにおけるヘルパープローブの影響の比較 実施例12に記載の実験結果は、実施例12で同定された6つのヘルパーオリ ゴヌクレオチドの存在下または非存在下のいずれかで、3つの別々の標識プロー ブを用いてもたらされた。本実施例では、完全にデオキシリボ−または2’−O −メチルヌクレオチドからなる実施例2のプローブFおよびHを、示されたヘル パープローブの存在下または非存在下で、標的rRNAにハイブリダイズさせた 。ヘルパープローブには、上記実施例12のa、b、cおよびdを用いた。表1 7は、プローブAのDNAおよび2’−O−メチルオリゴヌクレオチドのハイブ リダイゼーションの特徴を示している。表18は、プローブHのDNAおよび2 ’−O−メチルオリゴヌクレオチドのハイブリダイゼーション特性を示している 。示された様々なヘルパープローブとヘルパープローブの組み合わせの存在下ま たは非存在下で、それぞれの標識プローブを、試験した。表17 表18 表17および18は、標識DNAプローブが、アッセイ条件下でそれらの標的 に効率良くハイブリダイズするために、ヘルパーオリゴヌクレオチドを必要とし ていたことを、示している。さらに、表18は、2’−修飾オリゴヌクレオチド はヘルパープローブ非存在下でも、付加ヘルパー存在下でDNAオリゴヌクレオ チドが同一の標的にハイブリダイズするより、より高い程度でそれらの標的にハ イブリダイズしたことを、示している。結局、2’−O−メチルオリゴヌクレオ チドは、ヘルパーオリゴヌクレオチド存在下でもより高いハイブリダイゼーショ ン特性を示した。実施例14ヘルパープローブの存在下および非存在下でのDNAプローブお よび2’−O−修飾プローブのrRNA標的へのハイブリダイゼーション特性へ の、温度の影響の比較 実施例13に示したデータは、2’−O−メチルオリゴヌクレオチドが、ヘル パープローブの非存在下で、rRNAのように高度に折り畳まれた構造のRNA 標的にさえ、検出可能な範囲でハイブリダイズすることを示している。しかし、 ヘルパープローブは、複雑な構造のRNAへの2’−O−メチルオリゴヌクレオ チドのハイブリダイゼーションを加速することができる。ヘルパープローブの効 果をさらに綿密に試験するために、デオキシ−および2’−O−メチルオリゴヌ クレオチドプローブを、ヘルパー細胞の存在下または非存在下、異なる温度で、 rRNAにハイブリダイズさせた。表19は、上記実施例2のプローブFのヌク レオチド配列を持つアクリジニウムエステル標識のプローブおよび上記実施例1 2のヘルパープローブcおよびdを用いて行った研究を示している。表20は、 配列番号1のヌクレオチド配列(上記実施例1を参照のこと)を持つアクリジニ ウムエステルー標識プローブおよびそれぞれ41および32の塩基を持つヘルパ ープローブgおよびhを用いて行った研究を示している。表19 表20 これらの実験は、60℃および75℃で、ヘルパープローブが、2’−O−メ チルプローブのそれらの標的へのハイブリダイゼーション速度を3.1−4.3 倍に強めることを示している。実施例15アクリジニウムエステル標識プローブの加水分解特性への2’− 修飾ヌクレオチドの影響 診断用プローブ分子の性能特性への修飾オリゴヌクレオチドの影響をさらに証 明するために、数多くのさらなる実験を行った。これらの実験は、HPATM検出 アッセイを用いて出願人の選択した検出方法を基にした。一つのHPATMフォー マットに従って、化学発光アクリジニウムエステルをプローブに付着させ、プロ ーブをアナライト(analyte)にハイブリダイズした。ハイブリダイゼーションの 後、ハイブリダイズしなかったプローブに関連する化学発光を、ホウ酸バッファ ー中で短時間加水分解することによって選択的に破壊する。プローブ:アナライ ト分子は、このプロセスで崩壊されないので、ハイブリダイズしたプローブに残 された化学ルミネセンスは、存在するアナライトを直接測定する。この適用では 、プローブ−アナライトハイブリッド複合体としてよりもハイブリダイズしてい ない場合により速く加水分解される、そのようなアクリジニウムエステル標識プ ローブが好ましい。プローブおよびハイブリッドの加水分解は、擬一次反応であ り、t1/2値として特徴付けることができる。このt1/2値は、プローブまたはハ イブリッドのいずれかに付着したアクリジニウムエステルの50%の加水分解に 要する時間であり、分で測定される。このように、大きな差別的加水分解(diffe rential hydrolysis)(DH)率(t1/2[ハイブリッド]/t1/2[プローブ] )を示すプローブが、非常に好ましい。 アクリジニウムエステル標識プローブの加水分解特性への修飾オリゴヌクレオ チドの影響を調べるために、異なるヌクレオチド塩基配列を持つそれぞれのセッ トおよび同一のヌクレオチド塩基配列を持つセットのそれぞれのメンバーからな る、4セットのプローブを構築した。それぞれのプローブのセットには、全体が 未修飾のヌクレオチドからなる一つのプローブおよび全体が2’−O−メチルヌ クレオチドからなるもう一つのプローブが、含まれる。用いられたプローブは、 上記実施例1のプローブAおよびB、ならびに上記実施例2のプローブF、Gお よびHであった。完全に相補的なRNA標的へのそれぞれのプローブのDH率は 、例えば、実施例1のような、上記の方法に従って、測定した。以下の表21に 示 すように、デオキシ−または2’−O−メチルヌクレオチドを含むハイブリダイ ズしなかったプローブは、非常に類似した速度で加水分解された。表21 対照的に、3つの配列で、修飾プローブ;標的ハイブリッド−関連標識は、も う一つの同一の未修飾のプローブ:標的ハイブリッドより、加水分解に対してお およそ2倍耐性であった。ある場合、アクリジニウムエステルリンカー周辺にA TAT配列を含むプローブでは、DH率は、修飾プローブ:標的ハイブリッド− 関連標識で1.4倍減少した。実施例16アクリジニウムエステル標識プローブの加水分解特性への2’− 修飾ヌクレオチドの位置的影響 アクリジニウムエステルのDH動性を強めるためには修飾ヌクレオチドが標識 付着部位の近くに位置しなければならないか否かを試験するために、アクリジニ ウムエステルリンカー部位と比較して異なる位置に2’−O−メチルヌクレオチ ドのクラスターを含む、配列番号1のアクリジニウムエステル−標識プローブを 、 相補的RNA標的とハイブリダイズさせた。2’−O−メチル置換を含むそのよ うなヌクレオチドを、下線によって以下に示している: 以下の表22に示したように、アクリジニウムエステルリンカー部位のどちら かの側への4つの隣接する2’−O−メチルヌクレオチドは、アクリジニウムエ ステル−標識プローブのDH動性を、全体が2’−O−メチルヌクレオチドから なるプローブと同程度に充分に強化することを、測定は示している。表中の一つ より多いデータ点は、独立的に行った重複実験を示している。表22 実施例172’−修飾アクリジニウムエステル−標識プローブの加水分解特 性への温度の影響 上記のように、それらのより高い熱安定性故に、本発明の修飾オリゴヌクレオ チドは未修飾のオリゴヌクレオチドより、より高い温度で標的核酸にハイブリダ イズすることができる。そのようなより高い温度では、ハイブリダイゼーション 速度は、その他の反応の速度と同様に、増加することが期待されるであろう。そ のようなその他の反応の中に、アクリジニウムエステル標識の加水分解速度があ げられる。出願人らの選択した検出方法は、上記の参照に記載され採用されてい るハイブリダイゼーション保護アッセイ(HPATM)を用いているため、ハイブ リダイゼーション速度の増加によって授けられた診断アッセイへの恩恵が、この より高い温度でのハイブリッド−関連および非関連のアクリジニウムエステル標 識のDH率の減少によってオフセットされるか否かを決定するために、以下の実 験を行った。 全体が2’−O−メチルヌクレオチドからなるアクリジニウムエステル−標識 プローブを、60℃、70℃および80℃での相補的RNA標的にハイブリダイ ズさせた。ハイブリダイゼーション条件は、前記の通りである。 以下の表23に示したように、70℃および80℃での2’−O−メチルヌク レオチドを含むアクリジニウムエステル−標識プローブは、60℃でのデオキシ リボヌクレオチドを含むアクリジニウムエステル−標識プローブに匹敵するDH 率を示した。このように、温度を上昇させても、標識の分解によるアッセイ感受 性が検出できる程は減少することなく、本発明の方法および組成物を用いる診断 アッセイに用いることができる。表23 実施例18様々なアクリジニウムエステル−標識プローブの加水分解特性へ の2’−修飾ヌクレオチドの影響 検出可能な化学発光標識として標準アクリジニウムエステルを用いて、前述の 実験を行った。標準アクリジニウムエステル以外の標識の差別的加水分解動向が 、 Tm−強化修飾ヌクレオチドによって強化されるか否かを試験するために、デオ キシ−または2’−O−メチルヌクレオチドのいずれかを含む配列番号1のプロ ーブを、標準アクリジニウムエステル、o−diBrアクリジニウムエステル、 2−Meアクリジニウムエステル、ナフチル−アクリジニウムエステル、o−F アクリジニウムエステル、2,7−ジイソプロピルアクリジニウムエステル、ま たは1−および3−Meアクリジニウムエステルの混合物で、同じ様式で同じ位 置を正確に標識し(上記実施例1を参照のこと)、そしてそれらのDH動向を試 験した。 アクリジニウムエステルの例として図1を参照のこと。以下の表24を要約し ているように、修飾ヌクレオチドプローブを用いると、結果として、試験したア クリジニウムエステル誘導体のすべてのDH率が1.1−6倍まで増加した。表24 実施例19: ハイブリダイゼーション反応速度論とプローブ配列内に含まれる 2’−修飾ヌクレチドの数との間の関係 ハイブリダイゼーション反応速度論とプローブ配列内の2’−O−メチルヌク レオチドの数との間の関係を試験するために、配列番号1(上記実施例1を参照 のこと)のアクリジニウムエステル標識プローブを合成した。これらの合成プロ ーブは、AEリンカーの両側に増加した量の2’−O−メチル残基(2’−O− メチル残基の存在を下線で示す)を含んでいる:結果を以下の表25に要約している。 表25 上に要約したように、片側のアクリジニウムエステルリンカー部位に4つづつ の、8つの2’−O−メチルヌクレオチド(プローブT)程の少なさでも、ほぼ 全体が2’−O−メチルヌクレオチドからなるプローブ(プローブV)と同レベ ルにアクリジニウムエステルプローブのハイブリダイゼーション速度を加速する のに充分であった。これとは対照的に、アクリジニウムエステルリンカー部位の それぞれの側に4つの2’−O−メチルヌクレオチドを含むプローブのTmは、 プローブがさらなる2’−O−メチルヌクレオチドを含むプローブ:標的ハイブ リッドのTmより低い。従って、本発明に従って、そのハイブリダイゼーション 速度、差別的加水分解、および融解特性に関して、アクリジニウムエステル標識 プローブの性能を最適化、または「チューニングする」ことが可能である。例え ば、アクリジニウムエステルリンカー部位のそれぞれの側に4つの2’−O−メ チルヌクレオチドを含むアクリジニウムエステル標識プローブは、最大に最適化 されたそのハイブリダイゼーション速度および差別的加水分解特性を持つであろ うが、このプローブを含むハイブリッドの融解温度は、わずかな上昇を示すのみ であろう。 実質的に隣接する2’−O−メチルヌクレオチドは、標識プローブ内のデオキ シリボヌクレオチドと置き換えるために追加されるので、プローブ:標的ハイブ リッドのハイブリダイゼーション速度および差別的加水分解特性は、実質的に一 定のまま残るであろうが、これに対してそのTmは、増加し続けるであろう。プ ローブ:標的ハイブリッドのTmへのプローブの影響を一定量ずつ増加させる能 力は、上記表25に示すように、それが密接に関係した配列と交差反応しないよ うにプローブの特異性を調整することができる。実施例20プローブ:標的ハイブリッドのTmへのプロピン−修飾の影響 核酸ハイブリダイゼーション技術の診断への応用における、本発明の組成物お よび方法の一般的有用性を説明するために、リボフラノシル部分への2’−修飾 以外の修飾を持つオリゴヌクレオチドを構築したが、それは、その標的へのプロ ーブの結合アフィニティーを増加させる原因ともなった。この実施例では、窒素 含有塩基を修飾した2つのヌクレオチドを含むオリゴヌクレオチドを合成した。 具体的には、N−ジイソブチルアミノメチリデン−5−(1−プロピニル)−2 ’−デオキシシチジン;(シチジン類似体)および5−(1−プロピニル)−2 ’−デオキシウリジン)(チミジン類似体)。これらのヌクレオチド類似体は、 例として、Glen Research(Sterling,VA)で市販され ている。 第一の縮合では、プローブWおよびY内のチミン塩基およびグアニン塩基の間 、 ならびにプローブX内の2つのチミン塩基の間に位置する部位に付着したアクリ ジニウムエステル、ならびに22の塩基を持つプローブ(変化する数のプロピン 修飾ヌクレオチドを含む)を、ヘルパープローブの存在下で標的rRNAにハイ ブリダイズし、アクリジニウムエステルハイブリッドのTmへの修飾の影響につ いて試験した。プローブWは、プロピン修飾を含んでいなかった。プローブXは 、2つのプロピン修飾を含んでおり、標識付着部位のそれぞれの側に直接隣接し ている。プローブYは、11のプロピン修飾を含み、標識付着部位の5’側も直 接隣接した4つの連続修飾を、ならびに標識付着部位から3’側に3、4、6、 9−11および14塩基離れた塩基に位置する7つの修飾を含んでいる。 ハイブリダイゼーションおよびTmの測定は、アクリジニウムエステル標識ハ イブリッド検出法を用いて、上記の方法に従って、行われた。以下の表26に要 約するように、これらのデータは、オリゴヌクレオチドのTmは、RNA標的に ハイブリダイズした場合に、プロピン−置換ピリミジンでピリミジンのすべてを 置き換えると、平均で1℃上昇した。表26 実施例21オリゴヌクレオチドハイブリダイゼーション反応速度へのプロピ ン修飾の影響 オリゴヌクレオチドのハイブリダイゼーション反応速度へのプロピン基の影響 を試験するために、実施例20のプロピン−標識ブローブのRNAへのハイブリ ダイゼーション速度を、実施例6記載の方法に従って、Cot分析によって、試 験した。以下の表27に要約するように、2つのプロピレン基を含むプローブ (プローブW)は、プロピン基を含まないプローブ(プローブX)と同じ速度で ハイブリダイズしたが、これに対して、11のプロピン基を含むプローブ(プロ ーブY)は、1.9倍より速くハイブリダイズした。表27 これらのデータは、結果としてTmを増加させるオリゴヌクレオチドへの修飾 がまた、その標的への修飾されたオリゴヌクレオチドハイブリダイゼーション速 度を、同一塩基配列の未修飾オリゴヌクレオチドと比較して上昇させる原因とな ることを証明することによって、本発明の普遍性を支えている。さらに、また、 この実施例は、そのような修飾が窒素含有塩基部分ならびに糖部分内にも起こり うることを、示している。当業者らは、そのような修飾もまた、ヌクレオチド内 結合にもた起こりうることを、認識しているであろう。 前述の開示は、本発明の好ましい実施態様について説明しているが、出願人は 、それに限定されるとは思わない。本発明が適用される当業者らは、この開示に かんがみて、さらなる実施態様を理解するであろう。さらなる実施様態もさらに 、この明細書およびそれらの均等物を含む添付請求の範囲内にある。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 少なくとも一つの核酸被検体の存在または量を検出する場合に用いるた めの診断用ハイブリダイゼーション検定において第一核酸と第二核酸との間のハ イブリッド形成速度を増加させる方法であって、ここにおいて、該第一核酸の第 一ヌクレオチド塩基配列部分は、選択的ハイブリッド形成条件下において該第二 核酸の第一ヌクレオチド塩基配列部分に対して安定してハイブリッド形成するこ とができ、 (a)該ヌクレオチド部分の少なくとも一つを、1個またはそれ以上の修飾ヌ クレオチドを含むように合成して、 (i)該第一核酸と第二核酸との間のハイブリッド形成結合親和性は、該条件 下において、修飾されていない形の該第一核酸と第二核酸との間のハイブリッド 形成結合親和性より大きく、しかも (ii)該第一核酸と第二核酸との間のハイブリッド形成速度は、該条件下にお いて、修飾されていない形の該第一核酸と第二核酸との間のハイブリッド形成速 度より大きいようにし;そして (b)工程(a)の該第一核酸および第二核酸を、該ヌクレオチド部分が安定 してハイブリッド形成できるような該条件下において接触させる工程を含む上記 方法。 2. 前記第一核酸および第二核酸が同じ核酸鎖上に含まれている請求項1に 記載の方法。 3. 前記ヌクレオチド部分の少なくとも一つが、少なくとも約4個の修飾ヌ クレオチドを有する1個またはそれ以上のクラスターを含む請求項1に記載の方 法。 4. 前記ヌクレオチド部分の少なくとも一つが、少なくとも約6個の修飾ヌ クレオチドを有する1個またはそれ以上のクラスターを含む請求項1に記載の方 法。 5. 前記ヌクレオチド部分の少なくとも一つが、少なくとも約8個の修飾ヌ クレオチドを有する1個またはそれ以上のクラスターを含む請求項1に記載の方 法。 6. 前記ヌクレオチド部分の少なくとも一つに含まれたヌクレオチドが実質 的に全部修飾されている請求項1に記載の方法。 7. 前記修飾ヌクレオチドの少なくとも一つが、 (a)窒素含有塩基に対する修飾; (b)糖残基に対する修飾; (c)リン酸残基に対する修飾; (d)ヌクレオシド間結合に対する修飾;および (e)ヌクレオチド間結合に対する修飾 から成る群より選択される一つの修飾を含む請求項3に記載の方法。 8. 前記修飾ヌクレオチドの少なくとも一つが、 (a)窒素含有塩基に対する修飾; (b)糖残基に対する修飾; (c)リン酸残基に対する修飾; (d)ヌクレオシド間結合に対する修飾;および (e)ヌクレオチド間結合に対する修飾 から成る群より選択される二つの修飾を含む請求項3に記載の方法。 9. 前記修飾ヌクレオチドの少なくとも一つが、 (a)アルキル置換; (b)アルコキシ置換;および (c)ハロゲン化置換 から成る群より選択されるリボフラノシル残基に対する2’−修飾を含む請求項 3に記載の方法。 10.前記修飾ヌクレオチドの少なくとも一つが、リボフラノシル残基に対す る2’−O−メチル置換を含む請求項3に記載の方法。 11.前記修飾ヌクレオチドの少なくとも一つが、窒素含有塩基に対するプロ ピン置換を含む請求項3に記載の方法。 12.前記プロピン置換がシチジン類似体に対する請求項11に記載の方法。 13.前記プロピン置換がチミジン類似体に対する請求項11に記載の方法。 14.前記ヌクレオチド部分の少なくとも一つの前記クラスターの一つまたは それ以上の前記修飾ヌクレオチドそれぞれが、同じ修飾を含んでいる請求項3に 記載の方法。 15.前記修飾が、リボフラノシル残基に対する2’−O−メチル置換から成 る請求項14に記載の方法。 16.前記核酸の少なくとも一つが、1個またはそれ以上の結合体分子を含む 請求項1に記載の方法。 17.前記核酸の少なくとも一つが、1個またはそれ以上の結合体分子を含み 、そしてここにおいて、該結合体分子の少なくとも一つが、前記ヌクレオチド部 分の少なくとも一つに含まれた前記クラスターの一つまたはそれ以上の中に位置 した部位で該核酸の少なくとも一つに対して結合している請求項3に記載の方法 。 18.前記第一核酸の前記第一ヌクレオチド部分が、少なくとも約4個の修飾 ヌクレオチドを有する1個またはそれ以上のクラスターを含む請求項3に記載の 方法。 19.前記第一核酸がオリゴヌクレオチドプローブを含む請求項18に記載の 方法。 20.前記プローブが、約10個〜約100個のヌクレオチド塩基から成る請 求項19に記載の方法。 21.前記プローブが、約10個〜約15個のヌクレオチド塩基から成る請求 項19に記載の方法。 22.前記プローブが、約12個〜約15個のヌクレオチド塩基から成る請求 項19に記載の方法。 23.前記プローブが、標識を更に含む請求項19に記載の方法。 24.前記標識が、 (a)放射性同位体、 (b)酵素、 (c)酵素補助因子、 (d)酵素基質、 (e)色素(dye)、 (f)ハプテン、 (g)化学発光分子、 (h)蛍光分子、 (i)リン光分子、 (j)電気化学発光分子、 (k)発色団および (l)前記条件下において前記第二核酸に対して安定してハイブリッド形成で きないヌクレオチド塩基配列部分 から成る群より選択される請求項23に記載の方法。 25.前記標識が化学発光分子である請求項24に記載の方法。 26.電子励起したN−アクリドンの基底状態への復帰の際に前記化学発光分 子が発光する請求項25に記載の方法。 27.前記化学発光分子がアクリジニウムエステル誘導体である請求項25に 記載の方法。 28.前記標識が、前記プローブの前記第一ヌクレオチド部分中に含まれた前 記クラスターの一つの中に位置した部位で該プローブに対して結合している請求 項23に記載の方法。 29.前記第二核酸が前記被検体を含む請求項19に記載の方法。 30.前記被検体がRNAから成る請求項29に記載の方法。 31.前記RNAが、rRNAまたはtRNAから成る請求項30に記載の方 法。 32.前記被検体がDNAから成る請求項29に記載の方法。 33.前記ヌクレオチド部分がそれぞれ、少なくとも約4個の修飾ヌクレオチ ドを有する1個またはそれ以上のクラスターを含む請求項3に記載の方法。 34.前記ヌクレオチド部分の少なくとも一つの前記クラスターの一つまたは それ以上の前記修飾ヌクレオチドそれぞれが、同じ修飾を含んでいる請求項33 に記載の方法。 35.前記修飾が、リボフラノシル残基に対する2’−O−メチル置換から成 る請求項34に記載の方法。 36.第一核酸を含む被検体を含有すると考えられる試料中の該被検体の存在 または量を検出する方法であって、 (a)第二核酸を含むプローブと該試料を接触させ、ここにおいて、該プロー ブは、選択的ハイブリッド形成条件下において該被検体の第一ヌクレオチド塩基 配列部分に対して安定してハイブリッド形成できる第一ヌクレオチド塩基配列部 分を含有し、そしてここにおいて、該プローブの該第一ヌクレオチド部分は、1 個またはそれ以上の修飾ヌクレオチドを含み; (b)工程(a)の成分に該条件を施して、 (i)該被検体と該プローブとの間のハイブリッド形成結合親和性は、該条件 下において、該被検体と修飾されていない形の該プローブとの間のハイブリッド 形成結合親和性より大きく、しかも (ii)該被検体と該プローブとの間のハイブリッド形成速度は、該条件下にお いて、該被検体と修飾されていない形の該プローブとの間のハイブリッド形成速 度より大きいようにし;そして (c)該試料中の該被検体の存在または量の指標として該被検体に対してハイ ブリッド形成した該プローブを検出する工程を含む上記方法。 37.前記プローブの前記第一ヌクレオチド部分が、少なくとも約4個の修飾 ヌクレオチドを有する1個またはそれ以上のクラスターを含む請求項36に記載 の方法。 38.前記プローブの前記第一ヌクレオチド部分が、少なくとも約6個の修飾 ヌクレオチドを有する1個またはそれ以上のクラスターを含む請求項36に記載 の方法。 39.前記プローブの前記第一ヌクレオチド部分が、少なくとも約8個の修飾 ヌクレオチドを有する1個またはそれ以上のクラスターを含む請求項36に記載 の方法。 40.前記プローブの前記第一ヌクレオチド部分中に含まれたヌクレオチドが 実質的に全部修飾されている請求項36に記載の方法。 41.前記修飾ヌクレオチドの少なくとも一つが、 (a)窒素含有塩基に対する修飾; (b)糖残基に対する修飾; (c)リン酸残基に対する修飾; (d)ヌクレオシド間結合に対する修飾;および (e)ヌクレオチド間結合に対する修飾 から成る群より選択される一つの修飾を含む請求項37に記載の方法。 42.前記修飾ヌクレオチドの少なくとも一つが、 (a)窒素含有塩基に対する修飾; (b)糖残基に対する修飾; (c)リン酸残基に対する修飾; (d)ヌクレオシド間結合に対する修飾;および (e)ヌクレオチド間結合に対する修飾 から成る群より選択される二つの修飾を含む請求項37に記載の方法。 43.前記修飾ヌクレオチドの少なくとも一つが、 (a)アルキル置換; (b)アルコキシ置換;および (c)ハロゲン化置換 から成る群より選択されるリボフラノシル残基に対する2’−修飾を含む請求項 37に記載の方法。 44.前記修飾ヌクレオチドの少なくとも一つが、リボフラノシル残基に対す る2’−O−メチル置換を含む請求項37に記載の方法。 45.前記修飾ヌクレオチドの少なくとも一つが、窒素含有塩基に対するプロ ピン置換を含む請求項37に記載の方法。 46.前記プロピン置換がシチジン類似体に対する請求項45に記載の方法。 47.前記プロピン置換がチミジン類似体に対する請求項45に記載の方法。 48.前記クラスターの一つまたはそれ以上の前記修飾ヌクレオチドそれぞれ が、同じ修飾を含んでいる請求項37に記載の方法。 49.前記修飾が、リボフラノシル残基に対する2’−O−メチル置換から成 る請求項48に記載の方法。 50.前記プローブが、1個またはそれ以上の結合体分子を含む請求項36に 記載の方法。 51.前記プローブが、1個またはそれ以上の結合体分子を含み、そしてここ において、該結合体分子の少なくとも一つが、該ブローブの前記第一ヌクレオチ ド部分中に含まれた前記クラスターの一つまたはそれ以上の中に位置した部位で 該プローブに対して結合している請求項37に記載の方法。 52.前記プローブが、約10個〜約100個のヌクレオチド塩基から成るオ リゴヌクレオチドである請求項37に記載の方法。 53.前記プローブが、約10個〜約15個のヌクレオチド塩基から成るオリ ゴヌクレオチドである請求項37に記載の方法。 54.前記プローブが、約12個〜約15個のヌクレオチド塩基から成るオリ ゴヌクレオチドである請求項37に記載の方法。 55.前記プローブが、標識を更に含む請求項37に記載の方法。 56.前記標識が、 (a)放射性同位体、 (b)酵素、 (c)酵素補助因子、 (d)酵素基質、 (e)色素、 (f)ハプテン、 (g)化学発光分子、 (h)蛍光分子、 (i)リン光分子、 (j)電気化学発光分子、 (k)発色団および (l)前記条件下において前記被検体に対して安定してハイブリッド形成でき ないヌクレオチド塩基配列部分 から成る群より選択される請求項55に記載の方法。 57.前記標識が化学発光分子である請求項56に記載の方法。 58.電子励起したN−アクリドンの基底状態への復帰の際に前記化学発光分 子が発光する請求項57に記載の方法。 59.前記化学発光分子がアクリジニウムエステル誘導体である請求項57に 記載の方法。 60.前記標識が、前記プローブの前記第一ヌクレオチド部分中に含まれた前 記クラスターの一つの中に位置した部位で該プローブに対して結合している請求 項55に記載の方法。 61.前記被検体がRNAから成る請求項37に記載の方法。 62.前記RNAが、rRNAまたはtRNAである請求項61に記載の方法 。 63.前記試料がDNAを更に含有する請求項61に記載の方法。 64.前記被検体がDNAから成る請求項37に記載の方法。 65.前記プローブまたは前記被検体が、固体支持体によって直接的にまたは 間接的に固定されている請求項37かまたは55に記載の方法。 66.前記接触工程が、第三核酸と前記プローブを接触させることを更に含み 、ここにおいて、該第三核酸は、選択的ハイブリッド形成条件下において該プロ ーブの第二ヌクレオチド塩基配列部分に対して安定してハイブリッド形成できる 第一ヌクレオチド塩基配列部分を含有し、 ここにおいて、前記被検体は、該条件下において該第三核酸かまたは該プロー ブの該第二ヌクレオチド部分に対して安定してハイブリッド形成できないし、そ して ここにおいて、該第三核酸は、該条件下において該プローブの該第一ヌクレオ チド部分に対して安定してハイブリッド形成できない請求項36に記載の方法。 67.前記プローブおよび前記第三核酸の前記ヌクレオチド部分の少なくとも 一つが、少なくとも約4個の修飾ヌクレオチドを有する1個またはそれ以上のク ラスターを含む請求項66に記載の方法。 68.前記プローブおよび前記第三核酸の前記ヌクレオチド部分の少なくとも 一つに含まれたヌクレオチドが、実質的に全部修飾されている請求項66に記載 の方法。 69.前記修飾ヌクレオチドの少なくとも一つが、リボフラノシル残基に対す る2’−O−メチル置換を含む請求項67に記載の方法。 70.前記プローブおよび前記第三核酸の前記ヌクレオチド部分の少なくとも 一つの前記クラスターの一つまたはそれ以上の前記修飾ヌクレオチドそれぞれが 、同じ修飾を含んでいる請求項67に記載の方法。 71.前記修飾が、リボフラノシル残基に対する2’−O−メチル置換から成 る請求項70に記載の方法。 72.前記プローブおよび前記第三核酸の少なくとも一つが、1個またはそれ 以上の結合体分子を含む請求項66に記載の方法。 73.前記プローブおよび前記第三核酸の少なくとも一つが、1個またはそれ 以上の結合体分子を含み、そしてここにおいて、該結合体分子の少なくとも一つ が、該プローブおよび該第三核酸の前記ヌクレオチド部分の少なくとも一つに含 まれた前記クラスターの一つまたはそれ以上の中に位置した部位で該プローブお よび該第三核酸の少なくとも一つに対して結合している請求項67に記載の方法 。 74.前記プローブが、標識を更に含む請求項67に記載の方法。 75.前記標識が、 (a)放射性同位体、 (b)酵素、 (c)酵素補助因子、 (d)酵素基質、 (e)色素、 (f)ハプテン、 (g)化学発光分子、 (h)蛍光分子、 (i)リン光分子、 (j)電気化学発光分子、 (k)発色団および (l)前記条件下において前記被検体かまたは前記第三核酸に対して安定して ハイブリッド形成できないヌクレオチド塩基配列部分 から成る群より選択される請求項74に記載の方法。 76.前記標識が化学発光分子である請求項75に記載の方法。 77.電子励起したN−アクリドンの基底状態への復帰の際に前記化学発光分 子が発光する請求項76に記載の方法。 78.前記標識がアクリジニウムエステル誘導体である請求項76に記載の方 法。 79.前記標識が、前記プローブの前記第一ヌクレオチド部分中に含まれた前 記クラスターの一つの中に位置した部位で該プローブに対して結合している請求 項67に記載の方法。 80.前記被検体がRNAから成る請求項67に記載の方法。 81.前記被検体および前記第三核酸の一つが、固体支持体によって直接的に または間接的に固定されている請求項67かまたは74に記載の方法。 82.前記接触工程が、第三核酸と前記被検体を接触させることを更に含み、 ここにおいて、該第三核酸は、選択的ハイブリッド形成条件下において該被検体 の第二ヌクレオチド塩基配列部分に対して安定してハイブリッド形成できる第一 ヌクレオチド塩基配列部分を含有し、 ここにおいて、前記プローブは、該条件下において該第三核酸かまたは該被検 体の該第二ヌクレオチド部分に対して安定してハイブリッド形成できないし、そ して ここにおいて、該第三核酸は、該条件下において該被検体の該第一ヌクレオチ ド部分に対して安定してハイブリッド形成できない請求項36に記載の方法。 83.前記プローブおよび前記第三核酸の前記ヌクレオチド部分の少なくとも 一つが、少なくとも約4個の修飾ヌクレオチドを有する1個またはそれ以上のク ラスターを含む請求項82に記載の方法。 84.前記プローブおよび前記第三核酸の前記ヌクレオチド部分の少なくとも 一つに含まれたヌクレオチドが、実質的に全部修飾されている請求項82に記載 の方法。 85.前記修飾ヌクレオチドの少なくとも一つが、リボフラノシル残基に対す る2’−O−メチル置換を含む請求項83に記載の方法。 86.前記プローブおよび前記第三核酸の前記ヌクレオチド部分の少なくとも 一つの前記クラスターの一つまたはそれ以上の前記修飾ヌクレオチドそれぞれが 、 同じ修飾を含んでいる請求項83に記載の方法。 87.前記修飾が、リボフラノシル残基に対する2’−O−メチル置換から成 る請求項86に記載の方法。 88.前記プローブおよび前記第三核酸の少なくとも一つが、1個またはそれ 以上の結合体分子を含む請求項82に記載の方法。 89.前記プローブおよび前記第三核酸の少なくとも一つが、1個またはそれ 以上の結合体分子を含み、そしてここにおいて、該結合体分子の少なくとも一つ が、該プローブおよび該第三核酸の前記ヌクレオチド部分の少なくとも一つに含 まれた前記クラスターの一つまたはそれ以上の中に位置した部位で該プローブお よび該第三核酸の少なくとも一つに対して結合している請求項83に記載の方法 。 90.前記第三核酸がヘルパープローブである請求項83に記載の方法。 91.前記プローブが、標識を更に含む請求項83に記載の方法。 92.前記標識が、 (a)放射性同位体、 (b)酵素、 (c)酵素補助因子、 (d)酵素基質、 (e)色素、 (f)ハプテン、 (g)化学発光分子、 (h)蛍光分子、 (i)リン光分子、 (j)電気化学発光分子、 (k)発色団および (l)前記条件下において前記被検体かまたは前記第三核酸に対して安定して ハイブリッド形成できないヌクレオチド塩基配列部分 から成る群より選択される請求項91に記載の方法。 93.前記標識が化学発光分子である請求項92に記載の方法。 94.電子励起したN−アクリドンの基底状態への復帰の際に前記化学発光分 子が発光する請求項93に記載の方法。 95.前記標識がアクリジニウムエステル誘導体である請求項93に記載の方 法。 96.前記標識が、前記プローブの前記第一ヌクレオチド部分中に含まれた前 記クラスターの一つの中に位置した部位で該プローブに対して結合している請求 項91に記載の方法。 97.前記被検体がRNAから成る請求項83に記載の方法。 98.前記プローブおよび前記第三核酸の一つが、固体支持体によって直接的 にまたは間接的に固定されている請求項83かまたは91に記載の方法。 99.前記接触工程が、前記被検体および前記プローブと第三核酸を接触させ ることを更に含み、ここにおいて、該第三核酸は、 (a)選択的ハイブリッド形成条件下において該被検体の第二ヌクレオチド塩 基配列部分に対して安定してハイブリッド形成できる第一ヌクレオチド塩基配列 部分;および (b)選択的ハイブリッド形成条件下において該プローブの第二ヌクレオチド 塩基配列部分に対して安定してハイブリッド形成できる第二ヌクレオチド塩基配 列部分を含有し、 ここにおいて、該被検体は、該条件下において、該プローブの該第二ヌクレオ チド部分かまたは該第三核酸の該第二ヌクレオチド部分に対して安定してハイブ リッド形成できないし、 ここにおいて、該プローブは、該条件下において、該被検体の該第二ヌクレオ チド部分かまたは該第三核酸の該第一ヌクレオチド部分に対して安定してハイブ リッド形成できないし、そして ここにおいて、該第三核酸は、該被検体の該第一ヌクレオチド部分かまたは該 プローブの該第一ヌクレオチド部分に対して安定してハイブリッド形成できない 請求項36に記載の方法。 100.前記プローブおよび前記第三核酸の前記ヌクレオチド部分の少なくと も一つが、少なくとも約4個の修飾ヌクレオチドを有する1個またはそれ以上の クラスターを含む請求項99に記載の方法。 101.前記プローブおよび前記第三核酸の前記ヌクレオチド部分の少なくと も一つに含まれたヌクレオチドが、実質的に全部修飾されている請求項99に記 載の方法。 102.前記修飾ヌクレオチドの少なくとも一つが、リボフラノシル残基に対 する2’−O−メチル置換を含む請求項100に記載の方法。 103.前記プローブおよび前記第三核酸の前記ヌクレオチド部分の少なくと も一つの前記クラスターの一つまたはそれ以上の前記修飾ヌクレオチドそれぞれ が、同じ修飾を含んでいる請求項100に記載の方法。 104.前記修飾が、リボフラノシル残基に対する2’−O−メチル置換から 成る請求項103に記載の方法。 105.前記プローブおよび前記第三核酸の少なくとも一つが、1個またはそ れ以上の結合体分子を含む請求項99に記載の方法。 106.前記プローブおよび前記第三核酸の少なくとも一つが、1個またはそ れ以上の結合体分子を含み、そしてここにおいて、該結合体分子の少なくとも一 つが、該プローブおよび該第三核酸の前記ヌクレオチド部分の少なくとも一つに 含まれた前記クラスターの一つまたはそれ以上の中に位置した部位で該プローブ および該第三核酸の少なくとも一つに対して結合している請求項100に記載の 方法。 107.前記プローブが、標識を更に含む請求項100に記載の方法。 108.前記標識が、 (a)放射性同位体、 (b)酵素、 (c)酵素補助因子、 (d)酵素基質、 (e)色素、 (f)ハプテン、 (g)化学発光分子、 (h)蛍光分子、 (i)リン光分子、 (j)電気化学発光分子、 (k)発色団および (l)前記条件下において前記被検体かまたは前記第三核酸に対して安定して ハイブリッド形成できないヌクレオチド塩基配列部分 から成る群より選択される請求項107に記載の方法。 109.前記標識が化学発光分子である請求項108に記載の方法。 110.電子励起したN−アクリドンの基底状態への復帰の際に前記化学発光 分子が発光する請求項109に記載の方法。 111.前記標識がアクリジニウムエステル誘導体である請求項109に記載 の方法。 112.前記被検体がRNAから成る請求項100に記載の方法。 113.前記プローブおよび前記第三核酸の一つが、固体支持体によって直接 的にまたは間接的に固定されている請求項100かまたは107に記載の方法。 114.前記接触工程が、次の成分、 (a)第三核酸と前記プローブ、ここにおいて、該第三核酸は、選択的ハイブ リッド形成条件下において該プローブの第二ヌクレオチド塩基配列部分に対して 安定してハイブリッド形成できる第一ヌクレオチド塩基配列部分を含有する;お よび (b)第四核酸と該第三核酸、ここにおいて、該第四核酸は、選択的ハイブリ ッド形成条件下において該第三核酸の第二ヌクレオチド塩基配列部分に対して安 定してハイブリッド形成できる第一ヌクレオチド塩基配列部分を含有するを接触 させることを更に含み、 ここにおいて、前記被検体は、該条件下において、該プローブ並びに該第三お よび第四核酸の該第二ヌクレオチド部分のいずれに対しても安定してハイブリッ ド形成できないし、 ここにおいて、該プローブは、該条件下において、該第三核酸および該第四核 酸の該第二ヌクレオチド部分のどちらに対しても安定してハイブリッド形成でき ないし、 ここにおいて、該第三核酸は、該条件下において該プローブの該第一ヌクレオ チド部分に対して安定してハイブリッド形成できないし、そして ここにおいて、該第四核酸は、該条件下において該第三核酸の該第一ヌクレオ チド部分に対して安定してハイブリッド形成できない請求項36に記載の方法。 115.前記プローブ並びに前記第三および第四核酸の前記ヌクレオチド部分 の少なくとも一つが、少なくとも約4個の修飾ヌクレオチドを有する1個または それ以上のクラスターを含む請求項114に記載の方法。 116.前記プローブ並びに前記第三および第四核酸の前記ヌクレオチド部分 の少なくとも一つに含まれたヌクレオチドが、実質的に全部修飾されている請求 項114に記載の方法。 117.前記修飾ヌクレオチドの少なくとも一つが、リボフラノシル残基に対 する2’−O−メチル置換を含む請求項115に記載の方法。 118.前記プローブ並びに前記第三および第四核酸の前記ヌクレオチド部分 の少なくとも一つの前記クラスターの一つまたはそれ以上の前記修飾ヌクレオチ ドそれぞれが、同じ修飾を含んでいる請求項115に記載の方法。 119.前記修飾が、リボフラノシル残基に対する2’−O−メチル置換から 成る請求項118に記載の方法。 120.前記プローブ並びに前記第三および第四核酸の少なくとも一つが、1 個またはそれ以上の結合体分子を含む請求項114に記載の方法。 121.前記プローブ並びに前記第三および第四核酸の少なくとも一つが、1 個またはそれ以上の結合体分子を含み、そしてここにおいて、該結合体分子の少 なくとも一つが、該プローブ並びに該第三および第四核酸の前記ヌクレオチド部 分の少なくとも一つに含まれた前記クラスターの一つまたはそれ以上の中に位置 した部位で該プローブ並びに該第三および第四核酸の少なくとも一つに対して結 合している請求項115に記載の方法。 122.前記プローブが、標識を更に含む請求項115に記載の方法。 123.前記標識が、 (a)放射性同位体、 (b)酵素、 (c)酵素補助因子、 (d)酵素基質、 (e)色素、 (f)ハプテン、 (g)化学発光分子、 (h)蛍光分子、 (i)リン光分子、 (j)電気化学発光分子、 (k)発色団および (l)前記条件下において前記被検体並びに前記第三および第四核酸のいずれ に対しても安定してハイブリッド形成できないヌクレオチド塩基配列部分から成 る群より選択される請求項122に記載の方法。 124.前記標識が化学発光分子である請求項123に記載の方法。 125.電子励起したN−アクリドンの基底状態への復帰の際に前記化学発光 分子が発光する請求項124に記載の方法。 126.前記標識がアクリジニウムエステル誘導体である請求項124に記載 の方法。 127.前記標識が、前記プローブの前記第一ヌクレオチド部分の前記クラス ターの一つの中に位置した部位で該プローブに対して結合している請求項122 に記載の方法。 128.前記被検体がRNAから成る請求項115に記載の方法。 129.前記第四核酸が、固体支持体によって固定されている請求項115か または122に記載の方法。 130.前記接触工程が、次の成分、 (a)第三核酸と前記被検体、ここにおいて、該第三核酸は、選択的ハイブリ ッド形成条件下において該被検体の第二ヌクレオチド塩基配列部分に対して安定 してハイブリッド形成できる第一ヌクレオチド塩基配列部分を含有する;および (b)第四核酸と該第三核酸、ここにおいて、該第四核酸は、選択的ハイブリ ッド形成条件下において該第三核酸の第二ヌクレオチド塩基配列部分に対して安 定してハイブリッド形成できる第一ヌクレオチド塩基配列部分を含有する を接触させることを更に含み、 ここにおいて、該被検体は、該条件下において、該第三核酸かまたは該第四核 酸の該第二ヌクレオチド部分に対して安定してハイブリッド形成できないし、 ここにおいて、該プローブは、該条件下において、該被検体並びに該第三およ び該第四核酸の該第二ヌクレオチド部分のいずれに対しても安定してハイブリッ ド形成できないし、 ここにおいて、該第三核酸は、該条件下において、該被検体または該プローブ の該第一ヌクレオチド部分に対して安定してハイブリッド形成できないし、そし て ここにおいて、該第四核酸は、該条件下において該第三核酸の該第一ヌクレオ チド部分に対して安定してハイブリッド形成できない請求項36に記載の方法。 131.前記プローブ並びに前記第三および第四核酸の前記ヌクレオチド部分 の少なくとも一つが、少なくとも約4個の修飾ヌクレオチドを有する1個または それ以上のクラスターを含む請求項130に記載の方法。 132.前記プローブ並びに前記第三および第四核酸の前記ヌクレオチド部分 の少なくとも一つに含まれたヌクレオチドが、実質的に全部修飾されている請求 項130に記載の方法。 133.前記修飾ヌクレオチドの少なくとも一つが、リボフラノシル残基に対 する2’−O−メチル置換を含む請求項131に記載の方法。 134.前記プローブ並びに前記第三および第四核酸の前記ヌクレオチド部分 の少なくとも一つの前記クラスターの一つまたはそれ以上の前記修飾ヌクレオチ ドそれぞれが、同じ修飾を含んでいる請求項131に記載の方法。 135.前記修飾がリボフラノシル部分に対する2’−O−メチル置換からな る請求項134の方法。 136.前記プローブ並びに前記第3及び第4核酸の少なくとも1つが1つ以 上の結合分子を含む請求項130の方法。 137.前記プローブ並びに前記第3及び第4核酸の少なくとも1つが1つ以 上の結合分子を含み、かつ該結合分子の少なくとも1つが前記プローブ並びに前 記第3及び第4核酸の少なくとも1つに、前記プローブ並びに前記第3及び第4 核酸の少なくとも1つの前記ヌクレオチド領域に含まれる1つ以上の前記クラス ターの内に位置する部位で結合する請求項131の方法。 138.前記プローブが標識をさらに含む請求項131の方法。 139.前記標識が a)放射性同位体、 b)酵素、 c)酵素補因子、 d)酵素基質、 e)染料(dye)、 f)ハプテン、 g)化学発光分子、 h)蛍光分子、 i)リン光分子、 j)電気化学発光分子 k)発色団、及び l)前記条件の下で前記分析物(analyte)並びに第3及び第4核酸の いずれとも安定にハイブリダイズすることができないヌクレオチド塩基配列領域 、からなる群より選択される請求項138の方法。 140.前記標識が化学発光分子である請求項139の方法。 141.電子的に励起したN−アクリドンが基底状態に戻る際に前記化学発光 分子により光が放射される請求項140の方法。 142.前記標識がアクリジニウムエステル誘導体である請求項140の方法 。 143.前記標識が前記プローブに、前記プローブの前記第1ヌクレオチド領 域の前記クラスターの1つの内に位置する部位で結合する請求項138の方法。 144.前記分析物がRNAからなる請求項131の方法。 145.前記第4核酸が固体支持体によって固定化されている請求項131又 は138のいずれかの方法。 146.前記接触工程が、 a)前記分析物を第3核酸と接触させ、ここで、該第3核酸は選択的ハイブリ ダイゼーション条件下で前記分析物の第2ヌクレオチド塩基配列領域に安定にハ イブリダイズすることが可能な第1ヌクレオチド塩基配列領域を含み; b)前記プローブを該第3核酸と接触させ、ここで、該第3核酸は選択的ハイ ブリダイゼーション条件下で前記プローブの第2ヌクレオチド塩基配列領域に安 定にハイブリダイズすることが可能な第2ヌクレオチド塩基配列領域を含み;か つ c)該第3核酸を第4核酸と接触させ、ここで、該第4核酸は選択的ハイブリ ダイゼーション条件下で該第3核酸の第3ヌクレオチド塩基配列領域に安定にハ イブリダイズすることが可能な第1ヌクレオチド塩基配列領域を含む、 ことをさらに包含する請求項36の方法であって、 前記分析物は該条件下において前記プローブの該第2ヌクレオチド領域、該第 3核酸の該第2及び第3ヌクレオチド領域、及び該第4核酸のいずれとも安定に ハイブリダイズすることができず、 前記プローブは該条件下において前記分析物の該第2ヌクレオチド領域、該第 3核酸の該第1及び第3ヌクレオチド領域、及び該第4核酸のいずれとも安定に ハイブリダイズすることができず、 該第3核酸は該条件下において前記分析物の該第1ヌクレオチド領域又は前記 プローブの該第1ヌクレオチド領域のいずれとも安定にハイブリダイズすること ができず、かつ 該第4核酸は該条件下において該第3核酸の該第1又は第2ヌクレオチド領域 のいずれとも安定にハイブリダイズすることができない方法。 147.前記プローブ並びに前記第3及び第4核酸の前記ヌクレオチド領域の 少なくとも1つが少なくとも約4個の修飾ヌクレオチドを有するクラスターを1 つ以上含む請求項146の方法。 148.前記プローブ並びに前記第3及び第4核酸の前記ヌクレオチド領域の 少なくとも1つに含まれるヌクレオチドの実質的に全てが修飾されている請求項 146の方法。 149.前記修飾ヌクレオチドの少なくとも1つがリボフラノシル部分に対す る2’−O−メチル置換を含む請求項147の方法。 150.前記プローブ並びに前記第3及び第4核酸の前記ヌクレオチド領域の 少なくとも1つの前記クラスターの1つ以上の前記修飾ヌクレオチドの各々が同 じ修飾を有する請求項147の方法。 151.前記修飾がリボフラノシル部分に対する2’−O−メチル置換からな る請求項150の方法。 152.前記プローブ並びに前記第3及び第4核酸の少なくとも1つが1つ以 上の結合分子を含む請求項146の方法。 153.前記プローブ並びに前記第3及び第4核酸の少なくとも1つが1つ以 上の結合分子を含み、かつ該結合分子の少なくとも1つが前記プローブ並びに前 記第3及び第4核酸の少なくとも1つに、前記プローブ並びに前記第3及び第4 核酸の少なくとも1つの前記ヌクレオチド領域に含まれる1つ以上の前記クラス ターの内に位置する部位で結合する請求項147の方法。 154.前記プローブが標識をさらに含む請求項147の方法。 155.前記標識が a)放射性同位体、 b)酵素、 c)酵素補因子、 d)酵素基質、 e)染料、 f)ハプテン、 g)化学発光分子、 h)蛍光分子、 i)リン光分子、 j)電気化学発光分子 k)発色団、及び l)前記条件の下で前記分析物並びに第3及び第4核酸のいずれとも安定にハ イブリダイズすることができないヌクレオチド塩基配列領域、 からなる群より選択される請求項154の方法。 156.前記標識が化学発光分子である請求項155の方法。 157.電子的に励起したN−アクリドンが基底状態に戻る際に前記化学発光 分子により光が放射される請求項156の方法。 158.前記標識がアクリジニウムエステル誘導体である請求項156の方法 。 159.前記標識が前記プローブに、前記プローブの前記第1ヌクレオチド領 域の前記クラスターの1つの内に位置する部位で結合する請求項154の方法。 160.前記分析物がRNAからなる請求項147の方法。 161.前記第4核酸が固体支持体によって固定化されている請求項147又 は154のいずれかの方法。 162.前記接触工程が、 a)前記プローブを第3核酸を含む第1カップリング核酸と接触させ、ここで 、該第1カップリング核酸は選択的ハイブリダイゼーション条件下で前記プロー ブの第2ヌクレオチド塩基配列領域に安定にハイブリダイズすることが可能な第 1ヌクレオチド塩基配列領域を含み; b)第4核酸を含む第2カップリング核酸を第5核酸と接触させ、ここで、該 第5核酸は選択的ハイブリダイゼーション条件下で該第2カップリング核酸の第 1ヌクレオチド塩基配列領域に安定にハイブリダイズすることが可能な第1ヌク レオチド塩基配列領域を含み; 及び、その代わりに、 i)該第1カップリング核酸を該第2カップリング核酸と接触させ、ここで、 該第2カップリング核酸は選択的ハイブリダイゼーション条件下で該第1カップ リング核酸の第2ヌクレオチド塩基配列領域に安定にハイブリダイズすることが 可能な第2ヌクレオチド塩基配列領域を含み;又は、 ii)該第1及び第2カップリング核酸以外の1つ以上の任意のカップリング 核酸を接触させ、ここで、該任意のカップリング核酸の各々は選択的ハイブリダ イゼーション条件下で少なくとも2つの他のカップリング核酸に安定にハイブリ ダイズすることが可能であり、該他のカップリング核酸の少なくとも1つは該第 1及び第2カップリング核酸の少なくとも1つであってもよく、かつ該他のカッ プリング核酸の各々は該第5核酸及び前記分析物に直接もしくは間接的に結合す る、 ことをさらに包含する請求項36の方法であって、 前記分析物は該条件下において前記プローブの該第2ヌクレオチド領域、該第 1及び第2カップリング核酸、該第5核酸、並びに該任意のカップリング核酸の いずれとも安定にハイブリダイズすることができず、 前記プローブは該条件下において該第1カップリング核酸の第2ヌクレオチド 領域、該第2カップリング核酸、該第5核酸、並びに該任意のカップリング核酸 のいずれとも安定にハイブリダイズすることができず、 該第第1カップリング核酸は該条件下において該プローブの該第1ヌクレオチ ド領域、該第2カップリング核酸の該第1ヌクレオチド領域、及び該第5核酸の いずれとも安定にハイブリダイズすることができず、 該第2カップリング核酸は該条件下において該第1カップリング核酸の該第1 ヌクレオチド領域に安定にハイブリダイズすることができず、 該第5核酸は該条件下において該第2カップリング核酸の該第2ヌクレオチド 領域又は該任意のカップリング核酸のいずれとも安定にハイブリダイズすること ができず、かつ、 該任意のカップリング核酸は該条件下において該第1もしくは第2カップリン グ核酸のいずれかの該第1ヌクレオチド領域に安定にハイブリダイズすることが ない方法。 163.前記プローブ、前記第1及び第2カップリング核酸、前記第5核酸の 前記ヌクレオチド領域、並びに前記任意のカップリング核酸のいずれか1つのヌ クレオチド塩基配列領域の少なくとも1つが少なくとも約4個の修飾ヌクレオチ ドを有するクラスターを1つ以上含む請求項162の方法。 164.前記プローブ、前記第1及び第2カップリング核酸、前記第5核酸の 前記ヌクレオチド領域、並びに前記任意のカップリング核酸のいずれか1つのヌ クレオチド塩基配列領域の少なくとも1つに含まれるヌクレオチドの実質的に全 てが修飾されている請求項162の方法。 165.前記修飾ヌクレオチドの少なくとも1つがリボフラノシル部分に対す る2’−O−メチル置換を含む請求項163の方法。 166.前記プローブ、前記第5核酸、及び前記カップリング核酸のいずれか の少なくとも1つの前記ヌクレオチド領域の1つ以上の前記クラスターの前記修 飾ヌクレオチドの各々が同じ修飾を有する請求項163の方法。 167.前記修飾がリボフラノシル部分に対する2’−O−メチル置換からな る請求項166の方法。 168.前記プローブ、前記第5核酸、及び前記カップリング核酸のいずれか の少なくとも1つが1つ以上の結合分子を含む請求項162の方法。 169.前記プローブ、前記第5核酸、及び前記カップリング核酸のいずれか の少なくとも1つが1つ以上の結合分子を含み、かつ該結合分子の少なくとも1 つが前記プローブ、前記第5核酸、及び前記カップリング核酸のいずれかの少な くとも1つに、前記プローブ、前記第5核酸、及び前記カップリング核酸のいず れかの少なくとも1つの前記ヌクレオチド領域に含まれる1つ以上の前記クラス ターの内に位置する部位で結合する請求項163の方法。 170.前記プローブが標識をさらに含む請求項163の方法。 171.前記標識が a)放射性同位体、 b)酵素、 c)酵素補因子、 d)酵素基質、 e)染料、 f)ハプテン、 g)化学発光分子、 h)蛍光分子、 i)リン光分子、 j)電気化学発光分子 k)発色団、及び l)前記条件の下で前記分析物、前記第5核酸、及び前記カップリング核酸の いずれとも安定にハイブリダイズすることができないヌクレオチド塩基配列領域 、からなる群より選択される請求項170の方法。 172.前記標識が化学発光分子である請求項171の方法。 173.電子的に励起したN−アクリドンが基底状態に戻る際に前記化学発光 分子により光が放射される請求項172の方法。 174.前記標識がアクリジニウムエステル誘導体である請求項172の方法 。 175.前記標識が前記プローブに、前記プローブの前記第1ヌクレオチド領 域に含まれる前記クラスターの1つの内に位置する部位で結合する請求項170 の方法。 176.前記分析物がRNAからなる請求項163の方法。 177.前記第5核酸が固体支持体によって固定化されている請求項163又 は170のいずれかの方法。 178.前記接触工程が、 a)前記分析物を第3核酸を含む第1カップリング核酸と接触させ、ここで、 該第1カップリング核酸は選択的ハイブリダイゼーション条件下で前記分析物の 第2ヌクレオチド塩基配列領域に安定にハイブリダイズすることが可能な第1ヌ クレオチド塩基配列領域を含み; b)第4核酸を含む第2カップリング核酸を第5核酸と接触させ、ここで、該 第5核酸は選択的ハイブリダイゼーション条件下で該第2カップリング核酸の第 1ヌクレオチド塩基配列領域に安定にハイブリダイズすることが可能な第1ヌク レオチド塩基配列領域を含み; 及び、その代わりに、 i)該第1カップリング核酸を該第2カップリング核酸と接触させ、ここで、 該第2カップリング核酸は選択的ハイブリダイゼーション条件下で該第1カップ リング核酸の第2ヌクレオチド塩基配列領域に安定にハイブリダイズすることが 可能な第2ヌクレオチド塩基配列領域を含み;又は、 ii)該第1及び第2カップリング核酸以外の1つ以上の任意のカップリング 核酸を接触させ、ここで、該任意のカップリング核酸の各々は選択的ハイブリダ イゼーション条件下で2つの他のカップリング核酸に安定にハイブリダイズする ことが可能であり、該他のカップリング核酸の少なくとも1つは該第1及び第2 カップリング核酸の少なくとも1つであってもよく、かつ該他のカップリング核 酸の各々は該第5核酸及び前記分析物に直接もしくは間接的に結合する、 ことをさらに包含する請求項36の方法であって、 前記分析物は該条件下において該第1カップリング核酸の該第2ヌクレオチド 領域、該第2カップリング核酸、該第5核酸、及び該任意のカップリング核酸の いずれとも安定にハイブリダイズすることができず、 前記プローブは該条件下において前記分析物の該第2ヌクレオチド領域、該第 1及び第2カップリング核酸、該第5核酸、並びに該任意のカップリング核酸の いずれとも安定にハイブリダイズすることができず、 該第第1カップリング核酸は該条件下において前記分析物の該第1ヌクレオチ ド領域、該第2カップリング核酸の該第1ヌクレオチド領域、及び該第5核酸の いずれとも安定にハイブリダイズすることができず、 該第2カップリング核酸は該条件下において該第1カップリング核酸の該第1 ヌクレオチド領域に安定にハイブリダイズすることができず、 該第5核酸は該条件下において該第2カップリング核酸の該第2ヌクレオチド 領域又は該任意のカップリング核酸のいずれとも安定にハイブリダイズすること ができず、かつ、 該任意のカップリング核酸は該条件下において該第1もしくは第2カップリン グ核酸のいずれかの該第1ヌクレオチド領域に安定にハイブリダイズすることが ない方法。 179.前記プローブ、前記第1及び第2カップリング核酸、前記第5核酸の 前記ヌクレオチド領域、並びに前記任意のカップリング核酸のいずれか1つのヌ クレオチド塩基配列領域の少なくとも1つが少なくとも約4個の修飾ヌクレオチ ドを有するクラスターを1つ以上含む請求項178の方法。 180.前記プローブ、前記第1及び第2カップリング核酸、前記第5核酸の 前記ヌクレオチド領域、並びに前記任意のカップリング核酸のいずれか1つのヌ クレオチド塩基配列領域の少なくとも1つに含まれるヌクレオチドの実質的に全 てが修飾されている請求項178の方法。 181.前記修飾ヌクレオチドの少なくとも1つがリボフラノシル部分に対す る2’−O−メチル置換を含む請求項179の方法。 182.前記プローブ、前記第5核酸、及び前記カップリング核酸のいずれか の少なくとも1つの前記ヌクレオチド領域の1つ以上の前記クラスターの前記修 飾ヌクレオチドの各々が同じ修飾を有する請求項179の方法。 183.前記修飾がリボフラノシル部分に対する2’−O−メチル置換からな る請求項182の方法。 184.前記プローブ、前記第5核酸、及び前記カップリング核酸のいずれか の少なくとも1つが1つ以上の結合分子を含む請求項178の方法。 185.前記プローブ、前記第5核酸、及び前記カップリング核酸のいずれか の少なくとも1つが1つ以上の結合分子を含み、かつ該結合分子の少なくとも1 つが前記プローブ、前記第5核酸、及び前記カップリング核酸のいずれかの少な くとも1つに、前記プローブ、前記第5核酸、及び前記カップリング核酸のいず れかの少なくとも1つの前記ヌクレオチド領域に含まれる1つ以上の前記クラス ターの内に位置する部位で結合する請求項179の方法。 186.前記プローブが標識をさらに含む請求項179の方法。 187.前記標識が a)放射性同位体、 b)酵素、 c)酵素補因子、 d)酵素基質、 e)染料、 f)ハプテン、 g)化学発光分子、 h)蛍光分子、 i)リン光分子、 j)電気化学発光分子 k)発色団、及び l)前記条件の下で前記分析物、前記第5核酸、及び前記カップリング核酸の いずれとも安定にハイブリダイズすることができないヌクレオチド塩基配列領域 、からなる群より選択される請求項186の方法。 188.前記標識が化学発光分子である請求項187の方法。 189.電子的に励起したN−アクリドンが基底状態に戻る際に前記化学発光 分子により光が放射される請求項188の方法。 190.前記標識がアクリジニウムエステル誘導体である請求項188の方法 。 191.前記標識が前記プローブに、前記プローブの前記第1ヌクレオチド領 域の内に位置する部位で結合する請求項186の方法。 192.前記分析物がRNAからなる請求項179の方法。 193.前記第5核酸が固体支持体によって固定化されている請求項179又 は186のいずれかの方法。 194.前記接触工程が、 a)前記プローブを第3核酸を含む第1カップリング核酸と接触させ、ここで 、該第1カップリング核酸は選択的ハイブリダイゼーション条件下で前記プロー ブの第2ヌクレオチド塩基配列領域に安定にハイブリダイズすることが可能な第 1ヌクレオチド塩基配列領域を含み; b)前記分析物を該第1カップリング核酸と接触させ、ここで、該第1カップ リング核酸は選択的ハイブリダイゼーション条件下で前記分析物の第2ヌクレオ チド塩基配列領域に安定にハイブリダイズすることが可能な第2ヌクレオチド塩 基配列領域を含み; c)第4核酸を含む第2カップリング核酸を第5核酸と接触させ、ここで、該 第5核酸は選択的ハイブリダイゼーション条件下で該第2カップリング核酸の第 1ヌクレオチド塩基配列領域に安定にハイブリダイズすることが可能な第1ヌク レオチド塩基配列領域を含み; 及び、その代わりに、 i)該第1カップリング核酸を該第2カップリング核酸と接触させ、ここで、 該第2カップリング核酸は選択的ハイブリダイゼーション条件下で該第1カップ リング核酸の第3ヌクレオチド塩基配列領域に安定にハイブリダイズすることが 可能な第2ヌクレオチド塩基配列領域を含み;又は、 ii)該第1及び第2カップリング核酸以外の1つ以上の任意のカップリング 核酸を接触させ、ここで、該任意のカップリング核酸の各々は選択的ハイブリダ イゼーション条件下で2つの他のカップリング核酸に安定にハイブリダイズする ことが可能であり、該他のカップリング核酸の少なくとも1つは該第1及び第2 カップリング核酸の少なくとも1つであってもよく、かつ該他のカップリング核 酸の各々は該分析物、該プローブ及び該第5核酸に直接もしくは間接的に結合す る、 ことをさらに包含する請求項36の方法であって、 前記分析物は該条件下において前記プローブの該第2ヌクレオチド領域、該第 1カップリング核酸の該第1及び第3ヌクレオチド領域、該第2カップリング核 酸、該第5核酸、並びに該任意のカップリング核酸のいずれとも安定にハイブリ ダイズすることができず、 前記該プローブは該条件下において前記分析物の該第2ヌクレオチド領域、該 第1カップリング核酸の該第2及び第3ヌクレオチド領域、該第2カップリング 核酸、該第5核酸、並びに該任意のカップリング核酸のいずれとも安定にハイブ リダイズすることができず、 該第第1カップリング核酸は該条件下において前記分析物の該第1ヌクレオチ ド領域、前記プローブの該第1ヌクレオチド領域、該第2カップリング核酸の該 第1ヌクレオチド領域、及び該第5核酸のいずれとも安定にハイブリダイズする ことができず、 該第2カップリング核酸は該条件下において該第1カップリング核酸の該第1 もしくは第2ヌクレオチド領域のいずれにも安定にハイブリダイズすることがで きず、 該第5核酸は該条件下において該第2カッブリング核酸の該第2ヌクレオチド 領域又は該任意のカップリング核酸のいずれにも安定にハイブリダイズすること ができず、かつ、 該任意のカップリング核酸は該条件下において該第1カップリング核酸の該第 1及び第2ヌクレオチド領域並びに該第2カップリング核酸の該第1ヌクレオチ ド領域のいずれにも安定にハイブリダイズすることがない方法。 195.前記プローブ、前記第1及び第2カップリング核酸、前記第5核酸の 前記ヌクレオチド領域、並びに前記任意のカップリング核酸のいずれかのヌクレ オチド塩基配列領域の少なくとも1つが少なくとも約4個の修飾ヌクレオチドを 有するクラスターを1つ以上含む請求項194の方法。 196.前記プローブ、前記第1及び第2カップリング核酸、前記第5核酸の 前記ヌクレオチド領域、並びに前記任意のカップリング核酸のいずれかのヌクレ オチド塩基配列領域の少なくとも1つに含まれるヌクレオチドの実質的に全てが 修飾されている請求項194の方法。 197.前記修飾ヌクレオチドの少なくとも1つがリボフラノシル部分に対す る2’−O−メチル置換を含む請求項195の方法。 198.前記プローブ、前記第5核酸、及び前記カップリング核酸のいずれか の前記ヌクレオチド領域の少なくとも1つの前記1つ以上のクラスターの前記修 飾ヌクレオチドの各々が同じ修飾を有する請求項195の方法。 199.前記修飾がリボフラノシル部分に対する2’−O−メチル置換からな る請求項198の方法。 200.前記プローブ、前記第5核酸、及び前記カップリング核酸のいずれか の少なくとも1つが1つ以上の結合分子を含む請求項194の方法。 201.前記プローブ、前記第5核酸、及び前記カップリング核酸のいずれか の少なくとも1つが1つ以上の結合分子を含み、かつ該結合分子の少なくとも1 つが前記プローブ、前記第5核酸、及び前記カップリング核酸のいずれかの少な くとも1つに、前記プローブ、前記第5核酸、及び前記カップリング核酸のいず れかの少なくとも1つの前記ヌクレオチド領域に含まれる1つ以上の前記クラス ターの内に位置する部位で結合する請求項195の方法。 202.前記プローブが標識をさらに含む請求項195の方法。 203.前記標識が a)放射性同位体、 b)酵素、 c)酵素補因子、 d)酵素基質、 e)染料、 f)ハプテン、 g)化学発光分子、 h)蛍光分子、 i)リン光分子、 j)電気化学発光分子 k)発色団、及び l)前記条件の下で前記分析物、前記第5核酸、及び前記カップリング核酸の いずれとも安定にハイブリダイズすることができないヌクレオチド塩基配列領域 、からなる群より選択される請求項202の方法。 204.前記標識が化学発光分子である請求項203の方法。 205.電子的に励起したN−アクリドンが基底状態に戻る際に前記化学発光 分子により光が放射される請求項204の方法。 206.前記標識がアクリジニウムエステル誘導体である請求項204の方法 。 207.前記標識が前記プローブに、前記プローブの前記第1ヌクレオチド領 域の内に位置する部位で結合する請求項202の方法。 208.前記分析物がRNAからなる請求項195の方法。 209.前記第5核酸が固体支持体によって固定化されている請求項195又 は202のいずれかの方法。 210.第1核酸を含む分析物の存在又は量を、該分析物を含むことが疑われ る試料において検出するための方法であって、 a)i)該試料を第2核酸と接触させ、ここで、該第2核酸は選択的ハイブリ ダイゼーション条件下で該分析物の第1ヌクレオチド塩基配列領域に安定にハイ ブリダイズすることが可能な第1ヌクレオチド塩基配列領域を含み;及び ii)第3核酸を含むプローブを該第2核酸と接触させ、ここで、該第2 核酸は選択的ハイブリダイゼーション条件下で該プローブの第1ヌクレオチド塩 基配列領域に安定にハイブリダイズすることが可能な第2ヌクレオチド塩基配列 領域を含む工程であって、 該第2核酸は、該第2核酸が該分析物と安定にハイブリダイズする場合を除い て該プローブに安定にハイブリダイズすることができず、 該分析物は該条件下において該プローブ又は該第2核酸の該第2ヌクレオチド 領域のいずれにも安定にハイブリダイズすることができず、 該プローブは該条件下において該第2核酸の該第1ヌクレオチド領域に安定に ハイブリダイズすることができず、 該第2核酸は該条件下において該分析物の該第1ヌクレオチド領域に安定にハ イブリダイズすることができず、かつ 該プローブ及び該第2核酸の該ヌクレオチド領域の少なくとも1つは1つ以上 の修飾ヌクレオチドを含む工程; b)工程a)の成分を選択的ハイブリダイゼーション条件に処する工程であっ て、それにより、 該プローブの該第1ヌクレオチド領域及び該第2核酸の該第2ヌクレオチド領 域の少なくとも1つが該修飾ヌクレオチドを1つ以上含む場合には、 i)該プローブと該第2核酸との間のハイブリダイゼーション結合親和性が、 同一のハイブリダイゼーション条件下において、非修飾形態の該プローブと該第 2核酸との間のハイブリダイゼーション結合親和性よりも大きく、かつ、 ii)該プローブと該第2核酸との間のハイブリダイゼーション速度が、同一 のハイブリダイゼーション条件下において、非修飾形態の該プローブと該第2核 酸との間のハイブリダイゼーション速度よりも大きく、及び 該第2核酸の該第1ヌクレオチド領域が該修飾ヌクレオチドを1つ以上含む場 合には、 i)該分析物と該第2核酸との間のハイブリダイゼーション結合親和性が、同 一のハイブリダイゼーション条件下において、該分析物と非修飾形態の該第2核 酸との間のハイブリダイゼーション結合親和性よりも大きく、かつ ii)該分析物と該第2核酸との間のハイブリダイゼーション速度が、同一の ハイブリダイゼーション条件下において、該分析物と非修飾形態の該第2核酸と の間のハイブリダイゼーション速度よりも大きい工程;並びに c)該第2核酸とハイブリダイズした該標識プローブを該試料における該分析 物の存在又は量の指標として検出する工程、 を包含する方法。 211.前記プローブ及び前記第2核酸の前記ヌクレオチド領域の少なくとも 1つが少なくとも約4個の修飾ヌクレオチドを有するクラスターを1つ以上含む 請求項210の方法。 212.前記プローブ及び前記第2核酸の前記ヌクレオチド領域の少なくとも 1つが少なくとも約6個の修飾ヌクレオチドを有するクラスターを1つ以上含む 請求項210の方法。 213.前記プローブ及び前記第2核酸の前記ヌクレオチド領域の少なくとも 1つが少なくとも約8個の修飾ヌクレオチドを有するクラスターを1つ以上含む 請求項210の方法。 214.前記プローブ及び前記第2核酸の前記ヌクレオチド領域の少なくとも 1つに含まれるヌクレオチドの実質的に全てが修飾されている請求項210の方 法。 215.前記修飾ヌクレオチドの少なくとも1つが、 a)窒素性塩基に対する修飾; b)糖部分に対する修飾; c)リン酸塩部分に対する修飾; d)ヌクレオシド間連結に対する修飾;及び e)ヌクレオチド間連結に対する修飾、 からなる群より選択される修飾を含む請求項211の方法。 216. 前記修飾ヌクレオチドの少なくとも1つが、 a)窒素性塩基に対する修飾; b)糖部分に対する修飾; c)リン酸塩部分に対する修飾; d)ヌクレオシド間連結に対する修飾;及び e)ヌクレオチド間連結に対する修飾、 からなる群より選択される2つの修飾を含む請求項211の方法。 217. 前記修飾ヌクレオチドの少なくとも1つが、 a)アルキル置換; b)アルコキシ置換;及び c)ハロゲン化物置換 からなる群より選択される、リボフラノシル部分に対する2’−修飾を含む請求 項211の方法。 218.前記修飾ヌクレオチドの少なくとも1つがリボフラノシル部分に対す る2’−O−メチル置換を含む請求項211の方法。 219.前記修飾ヌクレオチドの少なくとも1つが窒素性塩基に対するプロピ ン置換を含む請求項211の方法。 220.前記プロピン置換がシチジン類似体に対するものである請求項219 の方法。 221.前記プロピン置換がチミジン類似体に対するものである請求項219 の方法。 222.前記プローブ及び前記第2核酸の少なくとも1つの前記ヌクレオチド 領域の1つ以上の前記クラスターの前記修飾ヌクレオチドの各々が同じ修飾を有 する請求項211の方法。 223.前記修飾がリボフラノシル部分に対する2’−O−メチル置換からな る請求項222の方法。 224.前記プローブ及び前記第2核酸の少なくとも1つが1つ以上の結合分 子を含む請求項210の方法。 225.前記プローブ及び前記第2核酸の少なくとも1つが1つ以上の結合分 子を含み、かつ該結合分子の少なくとも1つが前記プローブ及び前記第2核酸の 少なくとも1つに、前記プローブ及び前記第2核酸の少なくとも1つの前記ヌク レオチド領域に含まれる1つ以上の前記クラスターの内に位置する部位で結合す る請求項211の方法。 226.前記プローブが約10ないし約100個のヌクレオチド塩基からなる オリゴヌクレオチドである請求項211の方法。 227.前記プローブが約10ないし約15個のヌクレオチド塩基からなるオ リゴヌクレオチドである請求項211の方法。 228.前記プローブが約12ないし約15個のヌクレオチド塩基からなるオ リゴヌクレオチドである請求項211の方法。 229.前記プローブが標識をさらに含む請求項211の方法。 230.前記標識が a)放射性同位体、 b)酵素、 c)酵素補因子、 d)酵素基質、 e)染料、 f)ハプテン、 g)化学発光分子、 h)蛍光分子、 i)リン光分子、 j)電気化学発光分子 k)発色団、及び l)前記条件の下で前記分析物又は前記第2核酸のいずれとも安定にハイブリ ダイズすることができないヌクレオチド塩基配列領域、 からなる群より選択される請求項229の方法。 231.前記標識が化学発光分子である請求項230の方法。 232.電子的に励起したN−アクリドンが基底状態に戻る際に前記化学発光 分子により光が放射される請求項231の方法。 233.前記化学発光分子がアクリジニウムエステル誘導体である請求項23 1の方法。 234.前記標識が前記プローブに、前記プローブの前記第1ヌクレオチド領 域に含まれる前記クラスターの1つの内に位置する部位で結合する請求項229 の方法。 235.前記分析物がRNAからなる請求項211の方法。 236.前記RNAがrRNA又はtRNAである請求項235の方法。 237.前記試料がDNAをさらに含む請求項235の方法。 238.前記分析物がDNAからなる請求項211の方法。 239.前記分析物、前記プローブ及び前記第2核酸の少なくとも1つが固体 支持体によって直接又は間接的に固定化されている請求項211又は229のい ずれかの方法。 240.第1核酸を含む分析物の存在又は量を、該分析物を含むことが疑われ る試料において検出するための方法であって、 a)i)該試料を第2核酸を含むプローブと接触させ、ここで、該プローブは 選択的ハイブリダイゼーション条件下で該分析物の第1ヌクレオチド塩基配列領 域に安定にハイブリダイズすることが可能な第1ヌクレオチド塩基配列領域を含 み; ii)該分析物を第3核酸と接触させ、ここで、該第3核酸は選択的ハイ ブリダイゼーション条件下で該分析物の第2ヌクレオチド塩基配列領域と安定に ハイブリダイズすることが可能な第1ヌクレオチト塩基配列領域を含み;かつ iii)該第3核酸を第4核酸と接触させ、ここで、該第4核酸は選択的 ハイブリダイゼーション条件下で該第3核酸の第2ヌクレオチド塩基配列領域に 安定にハイブリダイズすることが可能な第1ヌクレオチド塩基配列領域を含む工 程であって、 該第3核酸は、該第3核酸が該分析物と安定にハイブリダイズする場合を除い て該第4核酸に安定にハイブリダイズすることができず、 該分析物は該条件下において該第3核酸の該第2ヌクレオチド領域又は該第4 核酸のいずれにも安定にハイブリダイズすることができず、 該プローブは該条件下において該分析物の該第2ヌクレオチド領域並びに該第 3及び第4核酸のいずれにも安定にハイブリダイズすることができず、 該第3核酸は該条件下において該分析物の該第1ヌクレオチド領域に安定にハ イブリダイズすることができず、 該第4核酸は該条件下において該第3核酸の該第1ヌクレオチド領域に安定に ハイブリダイズすることができず、かつ 該プローブ並びに該第3及び第4核酸の該ヌクレオチド領域の少なくとも1つ は1つ以上の修飾ヌクレオチドを含む工程; b)工程a)の成分を選択的ハイブリダイゼーション条件に処する工程であっ て、それにより、 該プローブの該第1ヌクレオチド領域が該修飾ヌクレオチドを1つ以上含む場 合には、 i)該分析物と該プローブとの間のハイブリダイゼーション結合親和性が、同 一のハイブリダイゼーション条件下において、該分析物と非修飾形態の該プロー ブとの間のハイブリダイゼーション結合親和性よりも大きく、かつ、 ii)該分析物と該プローブとの間のハイブリダイゼーション速度が、同一の ハイブリダイゼーション条件下において、該分析物と非修飾形態の該プローブと の間のハイブリダイゼーション速度よりも大きく、 該第3核酸の該第1ヌクレオチド領域が該修飾ヌクレオチドを1つ以上含む場 合には、 i)該分析物と該第3核酸との間のハイブリダイゼーション結合親和性が、同 一のハイブリダイゼーション条件下において、該分析物と非修飾形態の該第3核 酸との間のハイブリダイゼーション結合親和性よりも大きく、かつ ii)該分析物と該第3核酸との間のハイブリダイゼーション速度が、同一の ハイブリダイゼーション条件下において、該分析物と非修飾形態の該第3核酸と の間のハイブリダイゼーション速度よりも大きく、 該第3核酸の該第2ヌクレオチド領域及び該第4核酸の該第1ヌクレオチド領 域の少なくとも1つが該修飾ヌクレオチドを1つ以上含む場合には、 i)該第3核酸と第4核酸との間のハイブリダイゼーション結合親和性が、同 一のハイブリダイゼーション条件下において、非修飾形態の該第3核酸と第4核 酸との間のハイブリダイゼーション結合親和性よりも大きく、かつ ii)該第3核酸と第4核酸との間のハイブリダイゼーション速度が、同一の ハイブリダイゼーション条件下において、非修飾形態の該第3核酸と第4核酸と の間のハイブリダイゼーション速度よりも大きい工程;並びに c)該分析物とハイブリダイズした該標識プローブを該試料における該分析物 の存在又は量の指標として検出する工程、 を包含する方法。 241.前記プローブ並びに前記第3及び第4核酸の前記ヌクレオチド領域の 少なくとも1つが少なくとも約4個の修飾ヌクレオチドを有するクラスターを1 つ以上含む請求項240の方法。 242.前記プローブ並びに前記第3及び第4核酸の前記ヌクレオチド領域の 少なくとも1つが少なくとも約6個の修飾ヌクレオチドを有するクラスターを1 つ以上含む請求項240の方法。 243.前記プローブ並びに前記第3及び第4核酸の前記ヌクレオチド領域の 少なくとも1つが少なくとも約8個の修飾ヌクレオチドを有するクラスターを1 つ以上含む請求項240の方法。 244.前記プローブ並びに前記第3及び第4核酸の前記ヌクレオチド領域の 少なくとも1つに含まれるヌクレオチドの実質的に全てが修飾されている請求項 240の方法。 245.前記修飾ヌクレオチドの少なくとも1つが、 a)窒素性塩基に対する修飾; b)糖部分に対する修飾; c)リン酸塩部分に対する修飾; d)ヌクレオシド間連結に対する修飾;及び e)ヌクレオチド間連結に対する修飾、 からなる群より選択される修飾を含む請求項241の方法。 246.前記修飾ヌクレオチドの少なくとも1つが、 a)窒素性塩基に対する修飾; b)糖部分に対する修飾; c)リン酸塩部分に対する修飾; d)ヌクレオシド間連結に対する修飾;及び e)ヌクレオチド間連結に対する修飾、 からなる群より選択される2つの修飾を含む請求項241の方法。 247.前記修飾ヌクレオチドの少なくとも1つが、 a)アルキル置換; b)アルコキシ置換;及び c)ハロゲン化物置換 からなる群より選択される、リボフラノシル部分に対する2’−修飾を含む請求 項241の方法。 248.前記修飾ヌクレオチドの少なくとも1つがリボフラノシル部分に対す る2’−O−メチル置換を含む請求項241の方法。 249.前記修飾ヌクレオチドの少なくとも1つが窒素性塩基に対するプロピ ン置換を含む請求項241の方法。 250.前記プロピン置換がシチジン類似体に対するものである請求項249 の方法。 251.前記プロピン置換がチミジン類似体に対するものである請求項249 の方法。 252.前記プローブ並びに前記第3及び第4核酸の少なくとも1つの前記ヌ クレオチド領域の1つ以上の前記クラスターの前記修飾ヌクレオチドの各々が同 じ修飾を有する請求項241の方法。 253.前記修飾がリボフラノシル部分に対する2’−O−メチル置換からな る請求項252の方法。 254.前記プローブ及び前記第3核酸の少なくとも1つが1つ以上の結合分 子を含む請求項240の方法。 255.前記プローブ及び前記第3核酸の少なくとも1つが1つ以上の結合分 子を含み、かつ該結合分子の少なくとも1つが前記プローブ並びに前記第3及び 第4核酸の少なくとも1つに、前記プローブ並びに前記第3及び第4核酸の少な くとも1つの前記ヌクレオチド領域に含まれる1つ以上の前記クラスターの内に 位置する部位で結合する請求項241の方法。 256.前記プローブが約10ないし約100個のヌクレオチド塩基からなる オリゴヌクレオチドである請求項241の方法。 257.前記プローブが約10ないし約15個のヌクレオチド塩基からなるオ リゴヌクレオチドである請求項241の方法。 258.前記プローブが約12ないし約15個のヌクレオチド塩基からなるオ リゴヌクレオチドである請求項241の方法。 259.前記プローブが標識をさらに含む請求項241の方法。 260.前記標識が a)放射性同位体、 b)酵素、 c)酵素補因子、 d)酵素基質、 e)染料、 f)ハプテン、 g)化学発光分子、 h)蛍光分子、 i)リン光分子、 j)電気化学発光分子 k)発色団、及び l)前記条件の下で前記分析物並びに前記第3及び第4核酸のいずれとも安定 にハイブリダイズすることができないヌクレオチド塩基配列領域、 からなる群より選択される請求項259の方法。 261.前記標識が化学発光分子である請求項260の方法。 262.電子的に励起したN−アクリドンが基底状態に戻る際に前記化学発光 分子により光が放射される請求項261の方法。 263.前記化学発光分子がアクリジニウムエステル誘導体である請求項26 1の方法。 264.前記標識が前記プローブに、前記プローブの前記第1ヌクレオチド領 域に含まれる前記クラスターの1つの内に位置する部位で結合する請求項259 の方法。 265.前記分析物がRNAからなる請求項241の方法。 266.前記RNAがrRNA又はtRNAである請求項265の方法。 267.前記試料がDNAをさらに含む請求項265の方法。 268.前記分析物がDNAからなる請求項241の方法。 269.前記第4核酸が固体支持体によって固定化されている請求項241又 は259のいずれかの方法。 270.第1核酸を含む分析物の存在又は量を、該分析物を含むことが疑われ る試料において検出するための方法であって、 a)i)該試料を第2核酸と接触させ、ここで、該第2核酸は選択的ハイブリ ダイゼーション条件下で該分析物の第1ヌクレオチド塩基配列領域に安定にハイ ブリダイズすることが可能な第1ヌクレオチド塩基配列領域を含み; ii)該分析物を第3核酸を含むプローブと接触させ、ここで、該プロー ブは選択的ハイブリダイゼーション条件下で該分析物の第2ヌクレオチド塩基配 列領域と安定にハイブリダイズすることが可能な第1ヌクレオチド塩基配列領域 を含み;かつ iii)該プローブを該第2核酸と接触させ、ここで、該第2核酸は選択 的ハイブリダイゼーション条件下で該プローブの第2ヌクレオチド塩基配列領域 に安定にハイブリダイズすることが可能な第2ヌクレオチド塩基配列領域を含む 工程であって、 該プローブは、該第2核酸が該分析物と安定にハイブリダイズする場合を除い て該分析物及び該第2核酸に安定にハイブリダイズすることができず、 該分析物は該条件下において該プローブの該第2ヌクレオチド領域又は該第2 核酸の該第2ヌクレオチド領域のいずれにも安定にハイブリダイズすることがで きず、 該プローブは該条件下において該分析物の該第1ヌクレオチド領域又は該第2 核酸の該第1ヌクレオチド領域のいずれにも安定にハイブリダイズすることがで きず、 該第2核酸は該条件下において該分析物の該第2ヌクレオチド領域又は該プロ ーブの該第1ヌクレオチド領域のいずれにも安定にハイブリダイズすることがで きず、かつ 該プローブ並びに該第2核酸の該ヌクレオチド領域の少なくとも1つは1つ以 上の修飾ヌクレオチドを含む工程; b)工程a)の成分を選択的ハイブリダイゼーション条件に処する工程であっ て、それにより、 該プローブの該第1ヌクレオチド領域が該修飾ヌクレオチドを1つ以上含む場 合には、 i)該分析物と該プローブとの間のハイブリダイゼーション結合親和性が、同 一のハイブリダイゼーション条件下において、該分析物と非修飾形態の該プロー ブとの間のハイブリダイゼーション結合親和性よりも大きく、かつ、 ii)該分析物と該プローブとの間のハイブリダイゼーション速度が、同一の ハイブリダイゼーション条件下において、該分析物と非修飾形態の該プローブと の間のハイブリダイゼーション速度よりも大きく、 該第2核酸の該第1ヌクレオチド領域が該修飾ヌクレオチドを1つ以上含む場 合には、 i)該分析物と該第2核酸との間のハイブリダイゼーション結合親和性が、同 一のハイブリダイゼーション条件下において、該分析物と非修飾形態の該第2核 酸との間のハイブリダイゼーション結合親和性よりも大きく、かつ ii)該分析物と該第2核酸との間のハイブリダイゼーション速度が、同一の ハイブリダイゼーション条件下において、該分析物と非修飾形態の該第2核酸と の間のハイブリダイゼーション速度よりも大きく、及び 該プローブの該第2ヌクレオチド領域及び該第2核酸の該第2ヌクレオチド領 域の少なくとも1つが該修飾ヌクレオチドを1つ以上含む場合には、 i)該プローブと第2核酸との間のハイブリダイゼーション結合親和性が、同 一のハイブリダイゼーション条件下において、非修飾形態の該プローブと該第2 核酸との間のハイブリダイゼーション結合親和性よりも大きく、かつ ii)該プローブと第2核酸との間のハイブリダイゼーション速度が、同一の ハイブリダイゼーション条件下において、非修飾形態の該プローブと第2核酸と の間のハイブリダイゼーション速度よりも大きい工程;並びに c)該分析物とハイブリダイズした該標識プローブを該試料における該分析物 の存在又は量の指標として検出する工程、 を包含する方法。 271.前記プローブ及び前記第2核酸の前記ヌクレオチド領域の少なくとも 1つが少なくとも約4個の修飾ヌクレオチドを有するクラスターを1つ以上含む 請求項270の方法。 272.前記プローブ及び前記第2核酸の前記ヌクレオチド領域の少なくとも 1つが少なくとも約6個の修飾ヌクレオチドを有するクラスターを1つ以上含む 請求項270の方法。 273.前記プローブ及び前記第2核酸の前記ヌクレオチド領域の少なくとも 1つが少なくとも約8個の修飾ヌクレオチドを有するクラスターを1つ以上含む 請求項270の方法。 274.前記プローブ及び前記第2核酸の前記ヌクレオチド領域の少なくとも 1つに含まれるヌクレオチドの実質的に全てが修飾されている請求項270の方 法。 275.前記修飾ヌクレオチドの少なくとも1つが、 a)窒素性塩基に対する修飾; b)糖部分に対する修飾; c)リン酸塩部分に対する修飾; d)ヌクレオシド間連結に対する修飾;及び e)ヌクレオチド間連結に対する修飾、 からなる群より選択される修飾を含む請求項271の方法。 276.前記修飾ヌクレオチドの少なくとも1つが、 a)窒素性塩基に対する修飾; b)糖部分に対する修飾; c)リン酸塩部分に対する修飾; d)ヌクレオシド間連結に対する修飾;及び e)ヌクレオチド間連結に対する修飾、 からなる群より選択される2つの修飾を含む請求項271の方法。 277.前記修飾ヌクレオチドの少なくとも1つが、 a)アルキル置換; b)アルコキシ置換;及び c)ハロゲン化物置換 からなる群より選択される、リボフラノシル部分に対する2’−修飾を含む請求 項271の方法。 278.前記修飾ヌクレオチドの少なくとも1つがリボフラノシル部分に対す る2’−O−メチル置換を含む請求項271の方法。 279.前記修飾ヌクレオチドの少なくとも1つが窒素性塩基に対するプロピ ン置換を含む請求項271の方法。 280.前記プロピン置換がシチジン類似体に対するものである請求項279 の方法。 281.前記プロピン置換がチミジン類似体に対するものである請求項279 の方法。 282.前記プローブ及び前記第2核酸の少なくとも1つの前記ヌクレオチド 領域の1つ以上の前記クラスターの前記修飾ヌクレオチドの各々が同じ修飾を有 する請求項271の方法。 283.前記修飾がリボフラノシル部分に対する2’−O−メチル置換からな る請求項282の方法。 284.前記プローブ及び前記第2核酸の少なくとも1つが1つ以上の結合分 子を含む請求項270の方法。 285.前記プローブ及び前記第2核酸の少なくとも1つが1つ以上の結合分 子を含み、かつ該結合分子の少なくとも1つが前記プローブ及び前記第2核酸の 少なくとも1つに、前記プローブ及び前記第2核酸の少なくとも1つの前記ヌク レオチド領域に含まれる1つ以上の前記クラスターの内に位置する部位で結合す る請求項271の方法。 286.前記プローブが約10ないし約100個のヌクレオチド塩基からなる オリゴヌクレオチドである請求項271の方法。 287.前記プローブが約10ないし約15個のヌクレオチド塩基からなるオ リゴヌクレオチドである請求項271の方法。 288.前記プローブが約12ないし約15個のヌクレオチド塩基からなるオ リゴヌクレオチドである請求項271の方法。 289.前記プローブが標識をさらに含む請求項271の方法。 290.前記標識が a)放射性同位体、 b)酵素、 c)酵素補因子、 d)酵素基質、 e)染料、 f)ハプテン、 g)化学発光分子、 h)蛍光分子、 i)リン光分子、 j)電気化学発光分子 k)発色団、及び l)前記条件の下で前記分析物又は前記第2核酸のいずれとも安定にハイブリ ダイズすることができないヌクレオチド塩基配列領域、 からなる群より選択される請求項289の方法。 291.前記標識が化学発光分子である請求項290の方法。 292.電子的に励起したN−アクリドンが基底状態に戻る際に前記化学発光 分子により光が放射される請求項291の方法。 293.前記化学発光分子がアクリジニウムエステル誘導体である請求項29 1の方法。 294.前記標識が前記プローブに、前記プローブの前記第1ヌクレオチド領 域に含まれる前記クラスターの1つの内に位置する部位で結合する請求項289 の方法。 295.前記分析物がRNAからなる請求項271の方法。 296.前記RNAがrRNA又はtRNAである請求項295の方法。 297.前記試料がDNAをさらに含む請求項295の方法。 298.前記分析物がDNAからなる請求項271の方法。 299.前記分析物、前記プローブ及び前記第2核酸の少なくとも1つが固体 支持体によって直接又は間接的に固定化されている請求項271又は289のい ずれかの方法。 300.第1核酸を含む分析物の存在又は量を、該分析物を含むことが疑われ る試料において検出するための方法であって、 a)i)該試料を第2核酸を含むプローブと接触させ、ここで、該プローブは 選択的ハイブリダイゼーション条件下で該分析物の第1ヌクレオチド塩基配列領 域に安定にハイブリダイズすることが可能な第1ヌクレオチド塩基配列領域を含 み; ii)該プローブを第3核酸と接触させ、ここで、該第3核酸は選択的ハ イブリダイゼーション条件下で該プローブの第2ヌクレオチド塩基配列領域に安 定にハイブリダイズすることが可能な第1ヌクレオチド塩基配列領域を含み;か つ iii)該第3核酸を第4核酸と接触させ、ここで、該第4核酸は選択的 ハイブリダイゼーション条件下で該第3核酸の第2ヌクレオチド塩基配列領域に 安定にハイブリダイズすることが可能な第1ヌクレオチド塩基配列領域を含む工 程であって、 該分析物は該条件下において該プローブの該第2ヌクレオチド領域並びに第3 及び第4核酸のいずれにも安定にハイブリダイズすることができず、 該プローブは該条件下において該第3核酸の該第2ヌクレオチド領域又は該第 4核酸のいずれにも安定にハイブリダイズすることができず、 該第3核酸は該条件下において該プローブの該第1ヌクレオチド領域に安定に ハイブリダイズすることができず、 該第4核酸は該条件下において該第3核酸の該第1ヌクレオチド領域に安定に ハイブリダイズすることができず、かつ 該第3核酸の該第1ヌクレオチド領域は該条件下において該第4核酸に安定に ハイブリダイズすることができない工程; b)工程a)の成分を選択的ハイブリダイゼーション条件に処する工程;及び c)該分析物とハイブリダイズした該プローブを該試料における該分析物の存 在又は量の指標として検出する工程、 を包含する方法。 301.前記プローブが標識をさらに含む請求項300の方法。 302.前記標識が前記プローブに、前記プローブの前記第1ヌクレオチド領 域内に位置する部位で結合する請求項301の方法。 303.前記第4核酸が固体支持体によって固定化されている請求項300又 は301のいずれかの方法。 304.第1核酸を含む分析物の存在又は量を、該分析物を含むことが疑われ る試料において検出するための方法であって、 a)i)該試料を第2核酸を含むプローブと接触させ、ここで、該プローブは 選択的ハイブリダイゼーション条件下で該分析物の第1ヌクレオチド塩基配列領 域に安定にハイブリダイズすることが可能な第1ヌクレオチド塩基配列領域を含 み; ii)該分析物を第3核酸と接触させ、ここで、該第3核酸は選択的ハイ ブリダイゼーション条件下で該分析物の第2ヌクレオチド塩基配列領域に安定に ハイブリダイズすることが可能な第1ヌクレオチド塩基配列領域を含み;かつ iii)該第3核酸を第4核酸と接触させ、ここで、該第4核酸は選択的 ハイブリダイゼーション条件下で該第3核酸の第2ヌクレオチド塩基配列領域に 安定にハイブリダイズすることが可能な第1ヌクレオチド塩基配列領域を含む工 程であって、 該分析物は該条件下において該第3核酸の該第2ヌクレオチド領域又は第4核 酸のいずれにも安定にハイブリダイズすることができず、 該プローブは該条件下において該分析物の該第2ヌクレオチド領域並びに該第 3及び第4核酸のいずれにも安定にハイブリダイズすることができず、かつ 該第3核酸の該第1ヌクレオチド領域は該条件下において該第4核酸に安定に ハイブリダイズすることができない工程; b)工程a)の成分を選択的ハイブリダイゼーション条件に処する工程;及び c)該分析物とハイブリダイズした該プローブを該試料における該分析物の存 在又は量の指標として検出する工程、 を包含する方法。 305.前記プローブが標識をさらに含む請求項304の方法。 306.前記標識が前記プローブに、前記プローブの前記第1ヌクレオチド領 域内に位置する部位で結合する請求項305の方法。 307.前記第4核酸が固体支持体によって固定化されている請求項304又 は305のいずれかの方法。 308.第1核酸を含む分析物の存在又は量を、該分析物を含むことが疑われ る試料において検出するための方法であって、 a)i)該試料を第2核酸を含むプローブと接触させ、ここで、該プローブは 選択的ハイブリダイゼーション条件下で該分析物の第1ヌクレオチド塩基配列領 域に安定にハイブリダイズすることが可能な第1ヌクレオチド塩基配列領域を含 み; ii)該分析物を第3核酸と接触させ、ここで、該第3核酸は選択的ハイ ブリダイゼーション条件下で該分析物の第2ヌクレオチド塩基配列領域に安定に ハイブリダイズすることが可能な第1ヌクレオチド塩基配列領域を含み; iii)該プローブを該第3核酸と接触させ、ここで、該第3核酸は選択 的ハイブリダイゼーション条件下で該プローブの第2ヌクレオチド塩基配列領域 に安定にハイブリダイズすることが可能な第2ヌクレオチド塩基配列領域を含み ;かつ iv)該第3核酸を第4核酸と接触させ、ここで、該第4核酸は選択的ハ イブリダイゼーション条件下で該第3核酸の第3ヌクレオチド塩基配列領域に安 定にハイブリダイズすることが可能な第1ヌクレオチド塩基配列領域を含む工程 であって、 該分析物は該条件下において該プローブの該第2ヌクレオチド領域、該第3核 酸の該第2及び第3ヌクレオチド領域、並びに該第4核酸のいずれにも安定にハ イブリダイズすることができず、 該プローブは該条件下において該分析物の該第2ヌクレオチド領域、該第3核 酸の該第1及び第3ヌクレオチド領域、並びに該第4核酸のいずれにも安定にハ イブリダイズすることができず、かつ 該第3核酸の該第1及び第2ヌクレオチド領域は該条件下において該第4核酸 に安定にハイブリダイズすることがない工程; b)工程a)の成分を選択的ハイブリダイゼーション条件に処する工程;及び c)該分析物とハイブリダイズした該プローブを該試料における該分析物の存 在又は量の指標として検出する工程、 を包含する方法。 309.前記プローブがさらに標識を含む、請求項308の方法。 310.前記標識が、前記プローブの前記の第一のヌクレオチド領域内に位置 する部位で、前記プローブと結合する、請求項309の方法。 311.前記の第四の核酸が固体支持体により固定されている、請求項308 または309の方法。 312.第一の核酸を含む分析物(analyte)を含むと思われる試料中 の前記分析物の存在または量を検出する方法であって: a)次の構成要素を接触させ: i)前記試料と第二の核酸を含むプローブ、ここで前記プローブは 、選択的ハイブリダイゼーション条件下で、前記分析物の第一のヌクレオチド塩 基配列領域と安定してハイブリダイズできる第一のヌクレオチド塩基配列領域を 含む; ii)前記プローブと第三の核酸を含む第一の共役する核酸、ここ で前記の第一の共役する核酸は、選択的ハイブリダイゼーション条件下で、前記 プローブの第二のヌクレオチド塩基配列領域と安定してハイブリダイズできる第 一のヌクレオチド塩基配列領域を含む; iii)第四の核酸を含む第二の共役する核酸と第五の核酸、ここ で第五の核酸は、選択的ハイブリダイゼーション条件下で、前記の第二の共役す る核酸の第一のヌクレオチド塩基配列領域と安定してハイブリダイズできる第一 のヌクレオチド塩基配列領域を含む;および、また別に、 (a)前記の第一の共役する核酸と前記の第二の共役する核酸、 ここで前記の第二の共役する核酸は、選択的ハイブリダイゼーション条件下で、 前記の第一の共役する核酸の第二のヌクレオチド塩基配列領域と安定してハイブ リダイズできる第二のヌクレオチド塩基配列領域を含む;または (b)前記の第一および第二の共役する核酸以外の、1つまたは それ以上の所望の共役する核酸、ここで前記の所望の共役する核酸はそれぞれ、 選択的ハイブリダイゼーション条件下で、少なくとも2つの他の共役する核酸と 安定してハイブリダイスでき、前記の他の共役する核酸の少なくとも1つは、前 記の第一および第二の共役する核酸の少なくとも1つであってもよく、そして前 記の他の共役する核酸のそれぞれは、選択的ハイブリダイゼーション条件下で、 前記 プローブおよび前記の第五の核酸と直接または間接的に結合する、 ここで前記分析物は、前記条件下で、前記プローブの前記の第二の ヌクレオチド領域、前記の第一および第二の共役する核酸、前記の第五の核酸お よび前記の所望の共役する核酸全てのいずれとも安定してハイブリダイズできず 、 前記プローブは、前記条件下で、前記の第一の共役する核酸の前記 の第二の領域、前記の第二の共役する核酸、前記の第五の核酸、および前記の所 望の共役する核酸全てのいずれとも安定してハイブリダイズできず、 前記の第五の核酸は、前記条件下で、前記の第一の共役する核酸、 前記の第二の共役する核酸の前記の第二のヌクレオチド領域、および前記の所望 の共役する核酸全てのいずれとも安定してハイブリダイズできず、 前記の第一の共役する核酸は、前記条件下で、前記の第二の共役す る核酸の前記の第一のヌクレオチド領域と安定してハイブリダイズできず、そし て 前記の第二の共役する核酸は、前記条件下で、前記の第一の共役す る核酸の前記の第一のヌクレオチド領域と安定してハイブリダイズすることがで きない; b)段階a)の構成要素を選択的ハイブリダイゼーション条件にさ らし;そして c)前記分析物とハイブリダイズした前記プローブを検出し、前記 試料中の前記分析物の存在または量の指標とする 段階を含む前記方法。 313.前記プローブが標識を含む、請求項312の方法。 314.前記標識が、前記プローブの前記の第一のヌクレオチド領域内に位置 する部位で、前記プローブと結合している、請求項313の方法。 315.前記の第五の核酸が固体支持体により固定されている、請求項312 または313の方法。 316.第一の核酸を含む分析物を含むと思われる試料中の前記分析物の存在 または量を検出する方法であって: a)次の構成要素を接触させ: i)前記試料と第二の核酸を含むプローブ、ここで前記プローブは 、選択的ハイブリダイゼーション条件下で、前記分析物の第一のヌクレオチド塩 基配列領域と安定してハイブリダイズできる第一のヌクレオチド塩基配列領域を 含む; ii)前記分析物と第三の核酸を含む第一の共役する核酸、ここで 前記の第一の共役する核酸は、選択的ハイブリダイゼーション条件下で、前記分 析物の第二のヌクレオチド塩基配列領域と安定してハイブリダイズできる第一の ヌクレオチド塩基配列領域を含む; iii)第四の核酸を含む第二の共役する核酸と第五の核酸、ここ で前記の第五の核酸は、選択的ハイブリダイゼーション条件下で、前記の第二の 共役する核酸の第一のヌクレオチド塩基配列領域と安定してハイブリダイズでき る第一のヌクレオチド塩基配列領域を含む;および、また別に、 (a)前記の第一の共役する核酸と前記の第二の共役する核酸、 ここで前記の第二の共役する核酸は、選択的ハイブリダイゼーション条件下で、 前記の第一の共役する核酸の第二のヌクレオチド塩基配列領域と安定してハイブ リダイズできる第二のヌクレオチド塩基配列領域を含む;または (b)前記の第一および第二の共役する核酸以外の、1つまたは それ以上の所望の共役する核酸、ここで前記の所望の共役する核酸はそれぞれ、 選択的ハイブリダイゼーション条件下で、少なくとも2つの他の共役する核酸と 安定してハイブリダイスでき、前記の他の共役する核酸の少なくとも1つは、前 記の第一および第二の共役する核酸の少なくとも1つであってもよく、そして前 記の他の共役する核酸のそれぞれは、選択的ハイブリダイゼーション条件下で、 前記プローブおよび前記の第五の核酸と直接または間接的に結合する、 ここで前記分析物は、前記条件下で、前記の第一の共役する核酸の 前記の第二のヌクレオチド領域、前記の第二の共役する核酸、前記の第五の核酸 、および前記の所望の共役する核酸全てのいずれとも安定してハイブリダイズで きず、 前記プローブは、前記条件下で、前記分析物の前記の第二のヌクレ オチド領域、前記の第一および第二の共役する核酸、前記の第五の核酸、および 前記の所望の共役する核酸全てのいずれとも安定してハイブリダイズできず、 前記の第五の核酸は、前記条件下で、前記の第一の共役する核酸、 前記の第二の共役する核酸の前記の第二のヌクレオチド領域、および前記の所望 の共役する核酸全てのいずれとも安定してハイブリダイズできず、 前記の第一の共役する核酸は、前記条件下で、前記の第二の共役す る核酸の前記の第一のヌクレオチド領域と安定してハイブリダイズできず、そし て 前記の第二の共役する核酸は、前記条件下で、前記の第一の共役す る核酸の前記の第一のヌクレオチド領域と安定してハイブリダイズすることがで きない; b)段階a)の構成要素を選択的ハイブリダイゼーション条件にさ らし;そして c)前記分析物とハイブリダイズした前記プローブを検出し、前記 試料中の前記分析物の存在または量の指標とする 段階を含む前記方法。 317.前記プローブがさらに標識を含む、請求項316の方法。 318.前記標識が、前記プローブの前記の第一のヌクレオチド領域内に位置 する部位で、前記プローブと結合している、請求項317の方法。 319.前記の第五の核酸が固体支持体により固定されている、請求項316 または317の方法。 320.第一の核酸を含む分析物を含むと思われる試料中の前記分析物の存在 または量を検出する方法であって: a)次の構成要素を接触させ: i)前記試料と第二の核酸を含むプローブ、ここで前記プローブは 、選択的ハイブリダイゼーション条件下で、前記分析物の第一のヌクレオチド塩 基配列領域と安定してハイブリダイズできる第一のヌクレオチド塩基配列領域を 含む; ii)前記プローブと第三の核酸を含む第一の共役する核酸、ここ で前記の第一の共役する核酸は、選択的ハイブリダイゼーション条件下で、前記 プ ローブの第二のヌクレオチド塩基配列領域と安定してハイブリダイズできる第一 のヌクレオチド塩基配列領域を含む; iii)前記分析物と前記の第一の共役する核酸、ここで前記の第 一の共役する核酸は、選択的ハイブリダイゼーション条件下で、前記分析物の第 二のヌクレオチド塩基配列領域と安定してハイブリダイズできる第二のヌクレオ チド塩基配列領域を含む; iv)第四の核酸を含む第二の共役する核酸と第五の核酸、ここで 前記の第五の核酸は、選択的ハイブリダイゼーション条件下で、前記の第二の共 役する核酸の第一のヌクレオチド塩基配列領域と安定してハイブリダイズできる 第一のヌクレオチド塩基配列領域を含む;および、また別に、 (a)前記の第一の共役する核酸と前記の第二の共役する核酸、こ こで前記の第二の共役する核酸は、選択的ハイブリダイゼーション条件下で、前 記の第一の共役する核酸の第三のヌクレオチド塩基配列領域と安定してハイブリ ダイズできる第二のヌクレオチド塩基配列領域を含む;または (b)前記の第一および第二の共役する核酸以外の、1つまたはそ れ以上の所望の共役する核酸、ここで前記の所望の共役する核酸はそれぞれ、選 択的ハイブリダイゼーション条件下で、少なくとも2つの他の共役する核酸と安 定してハイブリダイスでき、前記の他の共役する核酸の少なくとも1つは、前記 の第一のおよび第二の共役する核酸の少なくとも1つであってもよく、そして前 記の他の共役する核酸のそれぞれは、選択的ハイブリダイゼーション条件下で、 前記プローブおよび前記の第五の核酸と直接または間接的に結合する、 ここで前記分析物は、前記条件下で、前記プローブの前記の第二の ヌクレオチド領域、前記の第一の共役する核酸の前記の第一および第三のヌクレ オチド領域、前記の第二の共役する核酸、前記の第五の核酸、および前記の所望 の共役する核酸全てのいずれとも安定してハイブリダイズできず、 前記プローブは、前記条件下で、前記分析物の前記の第二のヌクレ オチド領域、前記の第一の共役する核酸の前記の第二および第三のヌクレオチド 領域、前記の第二の共役する核酸、前記の第五の核酸、および前記の所望の共役 する核酸全てのいずれとも安定してハイブリダイズできず、 前記の第五の核酸は、前記の第一の共役する核酸、前記の第二の共 役する核酸の前記の第二のヌクレオチド領域、および前記の所望の共役する核酸 全てのいずれとも安定してハイブリダイズできず、 前記の第一の共役する核酸は、前記条件下で、前記の第二の共役す る核酸の前記の第二のヌクレオチド領域と安定してハイブリダイズできず、そし て 前記の第二の共役する核酸は、前記の第一の共役する核酸の前記の 第一または第二のヌクレオチド領域どちらとも安定して結合することができない ; b)段階a)の構成要素を選択的ハイブリダイゼーション条件にさ らし;そして c)前記分析物とハイブリダイズした前記プローブを検出し、前記 試料中の前記分析物の存在または量の指標とする 段階を含む前記方法。 321.前記プローブがさらに標識を含む、請求項320の方法。 322.前記標識が、前記プローブの前記の第一のヌクレオチド領域内に位置 する部位で、前記プローブと結合している、請求項321の方法。 323.前記の第五の核酸が固体支持体により固定されている、請求項320 または321の方法。 324.第一の核酸を含む標的を増幅する方法であって: a)前記標的を含むと思われる試料を第二の核酸と接触させ、ここ で前記の第二の核酸は、増幅条件下で、前記標的の第一のヌクレオチド塩基配列 領域と安定してハイブリダイズできる第一のヌクレオチド塩基配列領域を含み、 そして、前記の第二の核酸の前記の第一のヌクレオチド領域は1つまたはそれ以 上の修飾ヌクレオチドを含む; b)段階a)の構成要素を i)前記標的および前記の第二の核酸間のハイブリダイゼーション 結合親和性が、前記標的および前記の第二の核酸の未修飾型間のハイブリダイゼ ーション結合親和性よりも大であり、 ii)前記標的および前記の第二の核酸間のハイブリダイゼーショ ン速度が、前記標的および前記の第二の核酸の未修飾型間のハイブリダイゼーシ ョン速度よりも大である ように前記増幅条件にさらし;そして c)段階a)の構成要素を前記増幅条件下でインキュベートし、前 記標的が増幅されるようにする 段階を含む方法。 325.前記の第二の核酸の前記の第一のヌクレオチド領域が、少なくとも約 4つの修飾ヌクレオチドの集団を1つまたはそれ以上含む、請求項324の方法 。 326.前記の第二の核酸の前記の第一のヌクレオチド領域が、少なくとも約 6つの修飾ヌクレオチドの集団を1つまたはそれ以上含む、請求項324の方法 。 327.前記の第二の核酸の前記の第一のヌクレオチド領域が、少なくとも約 8つの修飾ヌクレオチドの集団を1つまたはそれ以上含む、請求項324の方法 。 328.前記の第二の核酸の前記の第一のヌクレオチド領域中に含まれる、実 質的に全てのヌクレオチドが修飾されている、請求項324の方法。 329.前記修飾ヌクレオチドの少なくとも1つが: a)窒素性塩基への修飾; b)糖部分への修飾; c)リン酸部分への修飾; d)ヌクレオシド間結合への修飾;および e)ヌクレオチド間結合への修飾 からなる群より選択される修飾を1つ含む、請求項325の方法。 330.前記修飾ヌクレオチドの少なくとも1つが: a)窒素性塩基への修飾; b)糖部分への修飾; c)リン酸部分への修飾; d)ヌクレオシド間結合への修飾;および e)ヌクレオチド間結合への修飾 からなる群より選択される修飾を2つ含む、請求項325の方法。 331.前記修飾ヌクレオチドの少なくとも1つが: a)アルキル置換; b)アルコキシ置換;および c)ハロゲン化置換 からなる群より選択される、リボフラノシル部分への2'修飾を含む、請求項3 25の方法。 332.前記修飾ヌクレオチドの少なくとも1つが、リボフラノシル部分への 2'-O-メチル置換を含む、請求項325の方法。 333.前記修飾ヌクレオチドの少なくとも1つが、窒素性塩基部分へのプロ ピン置換を含む、請求項325の方法。 334.前記プロピン置換がシチジン類似体(analog)へのものである、請求 項333の方法。 335.前記プロピン置換がチミジン類似体へのものである、請求項333の 方法。 336.前記の第二の核酸の前記の第一のヌクレオチド領域の、1つまたはそ れ以上の前記集団の前記修飾ヌクレオチドのそれぞれが、同じ修飾を含む、請求 項325の方法。 337.前記修飾がリボフラノシル部分への2'-O-メチル置換からなる、請求 項336の方法。 338.前記の第二の核酸が1つまたはそれ以上の結合体分子を含む、請求項 324の方法。 339.前記の第二の核酸が、1つまたはそれ以上の結合体分子を含み、そし て前記結合体分子の少なくとも1つが、前記の第二の核酸の前記の第一のヌクレ オチド領域中に含まれる、1つまたはそれ以上の前記集団内に位置する部位で、 前記の第二の核酸と結合している、請求項325の方法。 340.前記接触段階がさらに、前記の第二の核酸をヌクレオチド三リン酸お よび少なくとも1つの核酸ポリメラーゼと接触させることを含む、請求項325 の方法。 341.前記の第二の核酸が、少なくとも1つの前記ポリメラーゼにより、3 '末端に付加されたヌクレオチド塩基を有することが可能である、請求項340 の方法。 342.前記接触段階がさらに、前記標的を第三の核酸と接触させることを含 む、請求項325または341の方法であって、前記の第三の核酸は、選択的ハ イブリダイゼーション条件下で、前記標的の第二のヌクレオチド塩基配列領域と 安定してハイブリダイズできる第一のヌクレオチド塩基配列領域を含み、 前記の第二の核酸は、前記ハイブリダイゼーション条件下で、前記 標的の前記の第二のヌクレオチド領域または前記の第三の核酸のどちらとも安定 してハイブリダイズできず、そして 前記の第三の核酸は、前記条件下で、前記標的の前記の第一のヌク レオチド領域と安定してハイブリダイズできない、 前記方法。 343.前記条件下で、前記の第三の核酸および前記標的間の安定したハイブ リッド形成が、前記標的の増幅を減少させ、または妨げる、請求項342の方法 。 344.前記標的の前記の第一および第二のヌクレオチド領域が、実質的に同 じヌクレオチド領域を構成する、請求項342の方法。 345.前記の第三の核酸の前記の第一のヌクレオチド領域が、1つまたはそ れ以上の修飾ヌクレオチドを含む、請求項342の方法。 346.前記の第三の核酸の前記の第一のヌクレオチド領域が、少なくとも約 4つの修飾ヌクレオチドの集団を1つまたはそれ以上含む、請求項342の方法 。 347.前記の第三の核酸の前記の第一のヌクレオチド領域中に含まれる、実 質的に全てのヌクレオチドが修飾されている、請求項342の方法。 348.前記修飾ヌクレオチドの少なくとも1つが、リボフラノシル部分への 2'-O-メチル置換を含む、請求項347の方法。 349.1つまたはそれ以上の前記集団の前記修飾ヌクレオチドのそれぞれが 。同じ修飾を含む、請求項347の方法。 350.前記修飾がリボフラノシル部分への2'-O-メチル置換からなる、請求 項349の方法。 351.前記の第二および第三の核酸の少なくとも1つが、1つまたはそれ以 上の結合体分子を含む、請求項342の方法。 352.前記の第二および第三の核酸の少なくとも1つが、1つまたはそれ以 上の結合体分子を含み、そして前記結合体分子の少なくとも1つが、前記の第二 の核酸の前記の第一のヌクレオチド領域、および前記の第三の核酸の前記の第一 のヌクレオチド領域の少なくとも1つの中に含まれる、1つまたはそれ以上の前 記集団内に位置する部位で、前記の第二および第三の核酸の少なくとも1つと結 合している、請求項346の方法。 353.前記の第二の核酸が、前記条件下で、前記標的と安定してハイブリダ イズできない5'ヌクレオチド塩基配列領域を含む、請求項342の方法。 354.前記標的および前記の第二および第三の核酸のいずれも、直接または 間接的に、固体支持体により固定されている、請求項353の方法。 355.核酸分析物を含んでいると思われる試料中の前記分析物の存在または 量の検出に使用する核酸プローブを含むキットであって、前記プローブが選択的 ハイブリダイゼーション条件下で、前記分析物の第一のヌクレオチド塩基配列領 域と安定してハイブリダイズできる第一のヌクレオチド塩基配列領域を含み、そ して前記プローブの前記の第一のヌクレオチド領域が、少なくとも約4つの修飾 ヌクレオチド塩基を含む、 a)前記条件下で、前記分析物および前記プローブ間のハイブリダ イゼーション結合親和性が、前記分析物および前記プローブの未修飾型間のハイ ブリダイゼーション結合親和性より大であり、 b)前記条件下で、前記分析物および前記プローブ間のハイブリダ イゼーション速度が、前記分析物および前記プローブの未修飾型間のハイブリダ イゼーション速度より大である ような前記キット。 356.前記プローブの前記の第一のヌクレオチド領域が、少なくとも約6つ の修飾ヌクレオチドの集団を1つまたはそれ以上含む、請求項355のキット。 357.前記プローブの前記の第一のヌクレオチド領域が、少なくとも約8つ の修飾ヌクレオチドの集団を1つまたはそれ以上含む、請求項355のキット。 358.前記プローブの前記の第一のヌクレオチド領域中に含まれる、実質的 に全てのヌクレオチドが修飾されている、請求項355のキット。 359.前記修飾ヌクレオチド塩基の少なくとも1つが: a)窒素性塩基への修飾; b)糖部分への修飾; c)リン酸部分への修飾; d)ヌクレオシド間結合への修飾;および e)ヌクレオチド間結合部分への修飾 からなる群より選択される修飾を1つ含む、請求項355のキット。 360.前記修飾ヌクレオチド塩基の少なくとも1つが: a)窒素性塩基への修飾; b)糖部分への修飾; c)リン酸部分への修飾; d)ヌクレオチド間結合への修飾;および e)ヌクレオチド間結合部分への修飾 からなる群より選択される修飾を2つ含む、請求項355のキット。 361.前記修飾ヌクレオチドの少なくとも1つが: a)アルキル置換; b)アルコキシ置換;および c)ハロゲン化置換 からなる群より選択される、リボフラノシル部分への2'修飾を含む、請求項3 55のキット。 362.前記修飾ヌクレオチドの少なくとも1つが、リボフラノシル部分への 2'-O-メチル置換を含む、請求項355のキット。 363.前記修飾ヌクレオチドの少なくとも1つが、窒素性塩基部分へのプロ ピン置換を含む、請求項355のキット。 364.前記プロピン置換がシチジン類似体へのものである、請求項363の キット。 365.前記プロピン置換がチミジン類似体へのものである、請求項363の キット。 366.前記プローブが1つまたはそれ以上の結合体分子を含み、そして前記 結合体分子の少なくとも1つが、前記プローブの前記の第一のヌクレオチド領域 中に含まれる1つまたはそれ以上の前記集団内に位置する部位で、前記プローブ と結合している、請求項355のキット。 367.前記プローブが約10から約100ヌクレオチドからなる、請求項3 55のキット。 368.前記プローブが約10から約15ヌクレオチドからなる、請求項35 5のキット。 369.前記プローブが約12から約15ヌクレオチドからなる、請求項35 5のキット。 370.前記プローブがさらに標識を含む、請求項355のキット。 371.前記標識が: a)放射性同位元素、 b)酵素、 c)酵素補因子、 d)酵素基質、 e)色素、 f)ハプテン、 g)化学発光分子、 h)蛍光化学発光分子、 i)りん光分子、 j)電気化学発光分子、 k)発色団、および l)前記条件下で、前記分析物と安定してハイブリダイズできない 塩基配列領域 からなる群より選択される、請求項370のキット。 372.前記標識が化学発光分子である、請求項371のキット。 373.電子的に励起したN-アクリドーン(N-acridone)が基底状態に戻る際 、前記化学発光分子から光が放出される、請求項372のキット。 374.前記標識が、アクリジニウムエステル誘導体である、請求項372の キット。 375.さらに固体支持体を含む、請求項355または370のキット。 376.前記プローブが、前記固体支持体により、直接または間接的に固定さ れている、請求項375のキット。 377.さらに1つまたはそれ以上の核酸コントロールを含む、請求項355 または370のキット。 378.さらに1つまたはそれ以上のハイブリダイゼーション試薬を含む、請 求項355または370のキット。 379.第二の核酸を含む分析物を含むと思われる試料中の前記分析物を増幅 できる第一の核酸を含むキットであって、前記の第一の核酸が、増幅条件下で、 前記分析物の第二のヌクレオチド塩基配列と安定してハイブリダイズできる第一 のヌクレオチド塩基配列を含み、前記の第一の核酸の前記の第一のヌクレオチド 領域が、少なくとも約4つの修飾ヌクレオチドを含む、 a)前記条件下で、前記分析物および前記の第一の核酸間のハイブ リダイゼーション親和性が、前記分析物および前記の第一の核酸の未修飾型間の ハイブリダイゼーション親和性よりも大であり、 b)前記条件下で、前記分析物および前記の第一の核酸間のハイブ リダイゼーション速度が、前記分析物および前記の第一の核酸の未修飾型間のハ イブリダイゼーション速度よりも大である ような前記キット。 380.前記の第一の核酸の前記の第一のヌクレオチド領域が、少なくとも約 6つの修飾ヌクレオチドの集団を1つまたはそれ以上含む、請求項379のキッ ト。 381.前記の第一の核酸の前記の第一のヌクレオチド領域が、少なくとも約 8つの修飾ヌクレオチドの集団を1つまたはそれ以上含む、請求項379のキッ ト。 382.前記の第一の核酸の前記の第一のヌクレオチド領域中に含まれる、実 質的に全てのヌクレオチドが修飾されている、請求項379のキット。 383.前記修飾ヌクレオチド塩基の少なくとも1つが: a)窒素性塩基への修飾; b)糖部分への修飾; c)リン酸部分への修飾; d)ヌクレオシド間結合への修飾;および e)ヌクレオチド間結合部分への修飾 からなる群より選択される修飾を1つ含む、請求項379のキット。 384.前記修飾ヌクレオチド塩基の少なくとも1つが: a)窒素性塩基への修飾; b)糖部分への修飾; c)リン酸部分への修飾; d)ヌクレオシド間結合への修飾;および e)ヌクレオチド間結合部分への修飾 からなる群より選択される修飾を2つ含む、請求項379のキット。 385.前記修飾ヌクレオチドの少なくとも1つが: a)アルキル置換; b)アルコキシ置換;および c)ハロゲン化置換 からなる群より選択される、リボフラノシル部分への2'修飾を含む、請求項3 79のキット。 386.前記修飾ヌクレオチドの少なくとも1つが、リボフラノシル部分への 2'-O-メチル置換を含む、請求項379のキット。 387.前記修飾ヌクレオチドの少なくとも1つが、窒素性塩基へのプロピン 置換を含む、請求項379のキット。 388.前記プロピン置換がシチジン類似体へのものである、請求項387の キット。 389.前記プロピン置換がチミジン類似体へのものである、請求項387の キット。 390.前記の第一の核酸がさらに1つまたはそれ以上の結合体分子を含み、 そして前記結合体分子が、前記の第一の核酸の前記の第一のヌクレオチド領域中 に含まれる1つまたはそれ以上の前記集団内に位置する部位で、前記の第一の核 酸と結合する、請求項379のキット。 391.さらに固体支持体を含む、請求項379のキット。 392.前記の第一の核酸が、前記固体支持体により、直接または間接的に固 定されている、請求項391のキット。 393.さらに、ヌクレオチド三リン酸および少なくとも1つの核酸ポリメラ ーゼを含む、請求項392のキット。 394.前記の第一の核酸が、少なくとも1つの前記の核酸ポリメラーゼによ り、3'末端に付加されるヌクレオチド塩基を有することが可能である、請求項 393のキット。 395.さらに1つまたはそれ以上の増幅試薬を含む、請求項379のキット 。 396.さらに第三の核酸を含む請求項379のキットであって、前記分析物 が選択的ハイブリダイゼーション条件下で、前記の第三の核酸と安定してハイブ リダイズできるように、前記の第三の核酸が、前記分析物の第二のヌクレオチド 塩基配列領域と安定してハイブリダイズできる第一のヌクレオチド塩基配列領域 を含み、 前記の第一のオリゴヌクレオチドが、前記ハイブリダイゼーション 条件下で、前記分析物の前記の第二のヌクレオチド領域または前記の第三の核酸 のいずれとも安定してハイブリダイズできず、 前記の第三の核酸が、前記ハイブリダイゼーション条件下で、前記 分析物の前記の第一のヌクレオチド領域と安定してハイブリダイズできない 前記キット。 397.前記条件下での、前記の第三の核酸および前記分析物間の安定したハ イブリッドの形成が、前記分析物の増幅を減少させ、または妨げる、請求項39 6のキット。 398.前記分析物の前記の第一および第二のヌクレオチド領域が、実質的に 同じヌクレオチド領域を構成する、請求項396のキット。 399.さらに1つまたはそれ以上のハイブリダイゼーション試薬を含む、請 求項396のキット。 400.少なくとも約4つの修飾ヌクレオチドの集団を1つまたはそれ以上含 むヌクレオチド塩基配列領域を含む核酸プローブであって、前記ヌクレオチド領 域中に含まれる前記集団の1つの中に位置する部位で、前記プローブと結合する 標識を少なくとも1つ含む、前記プローブ。 401.前記プローブの前記ヌクレオチド領域が、少なくとも約6つの修飾ヌ クレオチドの集団を1つまたはそれ以上含む、請求項400のプローブ。 402.前記プローブの前記ヌクレオチド領域が、少なくとも約8つの修飾ヌ クレオチドの集団を1つまたはそれ以上含む、請求項400のプローブ。 403.前記プローブの前記ヌクレオチド領域中に含まれる、実質的に全ての ヌクレオチドが修飾されている、請求項400のプローブ。 404.前記修飾ヌクレオチドの少なくとも1つが: a)窒素性塩基への修飾; b)糖部分への修飾; c)リン酸部分への修飾; d)ヌクレオシド間結合への修飾;および e)ヌクレオチド間結合への修飾 からなる群より選択される修飾を1つ含む、請求項400のプローブ。 405.前記修飾ヌクレオチド塩基の少なくとも1つが: a)窒素性塩基への修飾; b)糖部分への修飾; c)リン酸部分への修飾; d)ヌクレオシド間結合への修飾;および e)ヌクレオチド間結合への修飾 からなる群より選択される修飾を2つ含む、請求項400のプローブ。 406.前記修飾ヌクレオチドの少なくとも1つが: a)アルキル置換; b)アルコキシ置換;および c)ハロゲン化置換 からなる群より選択される、リボフラノシル部分への2'修飾を含む、請求項4 00のプローブ。 407.前記修飾ヌクレオチドの少なくとも1つが、リボフラノシル部分への 2'-O-メチル置換を含む、請求項400のプローブ。 408.前記修飾ヌクレオチドの少なくとも1つが、窒素性塩基へのプロピン 置換を含む、請求項400のプローブ。 409.前記プロピン置換がシチジン類似体へのものである、請求項408の プローブ。 410.前記プロピン置換がチミジン類似体へのものである、請求項408の プローブ。 411.1つまたはそれ以上の前記集団の、前記修飾ヌクレオチドのそれぞれ が、同じ修飾を含む、請求項400のプローブ。 412.前記修飾がリボフラノシル部分への2'-O-メチル置換からなる、請求 項411のプローブ。 413.前記プローブが、1つまたはそれ以上の結合体分子を含み、そして前 記結合体分子の少なくとも1つが、前記プローブの前記ヌクレオチド領域中に含 まれる1つまたはそれ以上の前記集団内に位置する部位で、前記プローブと結合 している、請求項400のプローブ。 414.前記プローブが約10から約100ヌクレオチド塩基からなるオリゴ ヌクレオチドである、請求項400のプローブ。 415.前記プローブが約10から約15ヌクレオチド塩基からなるオリゴヌ クレオチドである、請求項400のプローブ。 416.前記プローブが約12から約15ヌクレオチド塩基からなるオリゴヌ クレオチドである、請求項400のプローブ。 417.前記プローブがさらに標識を含む、請求項400のプローブ。 418.前記標識が: a)放射性同位元素、 b)酵素、 c)酵素補因子、 d)酵素基質、 e)色素、 f)ハプテン、 g)化学発光分子、 h)蛍光化学発光分子、 i)りん光分子、 j)電気化学発光分子、 k)発色団、および l)前記条件下で、前記分析物と安定してハイブリダイズできない ヌクレオチド塩基配列領域 からなる群より選択される、請求項417のプローブ。 419.前記標識が化学発光分子である、請求項418のプローブ。 420.電子的に励起したN-アクリドーンが基底状態に戻る際、前記化学発光 分子から光が放出される、請求項419のプローブ。 421.前記化学発光分子が、アクリジニウムエステル誘導体である、請求項 419のプローブ。
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