JP2000514001A - モジュラーフィルターバグケージ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 開示された装置は、フィルターバグケージ（１０）であり、エンドキャップ(１２，１４)、円周リング（１８）(円形状またはその他の形状)、および縦ワイヤ（１６）からモジュール式に組み立てされる。これらの縦ワイヤは、締め付けジョイント付きで個別に製造され、その結果、後組み立てを可能にする。これらのコンポーネントは、引き続いて組み立て前の束の状態で輸送、保管され、使用地点に到着するまで組み立てされることがない。

Description

【発明の詳細な説明】 モジュラーフィルターバグケージ 発明の背景 発明の分野 本発明は、フィルターバグケージに関し、特に、モジュール式で、かつ、使用 地点で組み立て可能なフィルターバグケージに関する。従来技術の記載 テクスタイルフィルターメディアから製造するフィルターバグは、ガスの流れ から微粒子を除去するために、多くの産業で使用されている。前記フィルターバ グは、たいてい、ワイヤケージまたは類似のサポートメカニズムで支持される。 このワイヤケージは、フィルターサイクル中、通常、負差圧下にある前記フィル ターバグを開放しておくのに好適である。このようなワイヤケージは、長さが２ ７フィートもあってもよく、用途次第ではさらに長くてもよい。前記ワイヤケー ジは、相隔たる円周状ワイヤ、トップキャップおよびボトムキャップが付帯する 縦スチールワイヤを用いて製造される。前記スチールワイヤとその他のコンポー ネントは、特殊な機械で溶接一体化され、組み立てユニットとして輸送される。 固有の問題として、前記組み立てフィルターバグケージの容積は大きくなるが 、前記フィルターバグケージの全容積について言えば、前記組み立てフィルター バグケージは、比較的少量の材料から組み立てされる。特に、前記フィルターバ グは、製造現場で溶接一体化したメタルワイヤから組み立てされる。その結果、 扱いにくい形態が出来あがり、そのものは、製造現場から使用地点へ輸送するの が困難であり、かつ、輸送中に損傷を被る可能性が高い。 同じく、このようなフィルターバグケージは、保管頻度が高い。フィルターバ グケージが大きいので、しばしば、高価な屋内保管と、フィルターバグケージを エレメントに分解したり損傷を被ったりするより安価な屋外保管との間での選択 を余儀なくされる。発明の目的および概要 したがって、本発明の第一の目的は、製造現場から使用地点へ搬送する間に扱 いにくい形状を具備しないフィルターバグケージを提供することにある。 本発明の他の目的は、輸送の際の損傷の機会を少なくした状態で輸送できるフ ィルターバグケージを提供することにある。 本発明のさらにまたの目的は、少ない容積で保管できるフィルターバグケージ を提供することにある。 本発明の別の目的は、製造プロセスにおいて生産コストが実質的に上昇しない フィルターバグケージを提供することにある。 本発明のこれらの目的およびその他の目的は、モジュール式のフィルターバグ ケージ、特に、接続用コンポーネントを含めて、縦スチールワイヤまたは類似の サポート、円周リング、およびエンドキャップからなるフィルターバグケージを 提供することで達成される。本発明のフィルターバグケージは、後組み立てでフ ィルターバグケージを作るために、適当な固定部材付きの複数のワイヤとして個 別に製造される。固定部材付きの複数のワイヤは、個別に使用地点へ向けてコン パクトな形状で輸送される。ユーザーは、使用地点で前記ワイヤをフィルターバ グケージに組み立てる。 図面の簡単な説明 本発明のさらなる目的および利点は、後続する記載、請求の範囲、および添付 図面から明らかになる。 図１は、典型的なフィルターバグの応用例の側面図であり、そこでは従来技術 のフィルターバグケージまたは本発明のフィルターバグケージが使用される。 図２は、典型的な従来技術のフィルターバグケージの側面平面図である。 図３は、本発明の典型的なフィルターバグケージの側面平面図である。 図４は、本発明に係る典型的なフィルターバグケージの図３の平面４−４に沿 った断面端面図である。 図５は、本発明の典型的な締め付けジョイントの側面平面図である。 図６は、本発明のフィルターバグケージの典型的な円周リングの正面平面図で ある。 図７は、本発明のフィルターバグケージの典型的な円周リングの側面平面図で ある。 図８は、本発明のフィルターバグケージの典型的な縦ワイヤの側面平面図であ る。 好適な具体例の詳細な記載 図面について詳細に述べるに際し、複数の図面に亘って、同じ数字は同じエレ メントを表わす。図１は、フィルターバグケージの典型的な応用例を表し、そこ では従来技術のフィルターバグケージまたは本発明のフィルターバグケージが使 用されている。封じ込め容器２００には、ろ過しようとする微粒子の流れを導入 する下部の側部入口２０１が付いている。複数のフィルターバグケージ２０２、 ２０３、２０４、２０５は、対応する複数のフィルターバグ２０６、２０７、２ ０８、２０９を支えて、フィルターバグ２０６−２０９を微粒子の流れに曝した り、また、フィルターバグ２０６−２０９がつぶれないようにしている。この微 粒子の流れは、フィルター２０６−２０９を通過する時、ろ過される。ろ過後の 流れは、上部の側部入口２１０を介して系外へ出る。ろ過された微粒子は、フィ ルターバグ２０６−２０９に蓄積し、最終的に封じ込め容器２００の逆円錐状下 部２１１に落下し、掻き出し装置２１２で排出される。 図２は、従来技術のフィルターバグケージ２０２の典型的な形状を表わす。フ ィルターバグケージ２０２には、対向する中空円形またはドーナツ形エンドキャ ップ２１４、２１６が両者間に張り巡らされた縦ワイヤ２１８と一緒に付いてい る。縦ワイヤは、さらに中間円形円周リング２２０（円形以外の形状も用途次第 で使用できる）で支持される。一般的に、フィルターバグケージ２０２のコンポ ーネントは、全て、金属製であり、また、組み立ての際に溶接一体化し、引き続 いて輸送、保管し、据え付けする。 図３は、本発明の典型的なフィルターバグケージ１０を表し、これには、図２ の場合と同じ方向に、エンドキャップ１２、１４、縦ワイヤ１６および円形円周 リング１８が付いている(エンドキャップ１２、１４は、用途次第では削除でき る)。しかしながら、各種のコンポーネントは、溶接一体化されず、むしろ締め 付けジョイント２０（以下、図５を参照する）で保持してある。このような理由 により、（オプションとしての）エンドキャップ１２、１４、縦ワイヤ１６およ び円形円周リング１８は、個別に製造され、引き続いて使用地点へ向けて組み立 て前の束として輸送、保管される。据え付け業者は、使用地点で、各種のコンポ ーネントを組み立て、次いで締め付けジョイント２０を用いてこれらのコンポー ネントを固締一体化し、さらに図１に示すごとき形状と同じ形状の前記フィルタ ーバグケージ１０を据え付ける。 図４は、図３の平面４−４に沿った断面図を表し、特に、縦ワイヤ１６と円周 ワイヤ１８との典型的な関係を表わす。 図５は、典型的な締め付けジョイント２０（その他の締め付けジョイントを用 いてもよい）を表し、円形（または他の形状）の円周リング１８またはエンドキ ャップ１２、１４をまっすぐな縦ワイヤ１６に連結するためにこれを使用する。 円周リング１８またはエンドキャップ１２、１４の外縁を形作る環状ワイヤ１８ は、下部ノッチ２６付きの長方形部分２４と連結する。縦ワイヤ１６は、長方形 部分２４の下部ノッチ２６と相補的な関係にあるガイド部２８と連結する。ガイ ド部２８は、縦ワイヤ１６と連結するものであり、組み立て後に、円周リング１ ８またはエンドキャップ１２または１４と連結する長方形部分２４の下部ノッチ ２６に嵌合する。ボルト３０または類似の締め付け手段は、その後、長方形部分 ２４とガイド部２８とを貫通し、それによって縦ワイヤ１６を円周リング１８ま たはエンドキャップ１２または１４に固締する。 図６および図７は、それぞれ、本発明のフィルターバグケージ１０の典型的な 円周リング１８（円形または他の形状でもよい）の正面図および側面図を表す。 締め付けジョイント２０の長方形部分２４は、縦ワイヤ１６を締め付けジョイン ト２０のガイド部２８の側へ固締しそれによって支持するように、前記リング１ ８の周縁全体に一定の間隔を置いて列設される。 図８は、典型的な縦ワイヤ１６を表し、これには、円周リング１８を長方形部 分２４の側へ固締しそれによって支持するように、縦ワイヤ１６のスパンに沿っ て一定の間隔を置いて列設される締め付けジョイント２０のガイド部２８が付い ている。 本発明のフィルターバグケージを使用するために、エンドキャップ１２、１４ 、縦ワイヤ１６および円形（または他の形）の円周リング１８は、製造現場で個 別に製造され、引き続いて組み立て前の束の状態で輸送、保管される。使用地点 で、前記したような締め付けジョイントを用いて各種の部品が組み立てされる。 この組み立てにより、据え付けが予定される図３のフィルターバグケージができ あがる。典型的な据え付け例を図１に示す。 このようにして複数の前記目的および利点が最も効率良く達成される。本発明 の好ましい実施例が１つ開示され詳細に記載されているが、本発明は、決してそ れによって限定すべきものではなく、また、その範囲は添付する請求の範囲によ って決定されると解すべきである。

【手続補正書】 【提出日】平成１２年３月２７日（２０００．３．２７） 【補正内容】 請求の範囲 １．複数の縦部材と複数の支持部材とからなるフィルターバグケージであって、 前記複数の縦部材が係口部材の第一ポーションを含み、 前記複数の支持部材が係口部材の第一ポーションをそれぞれ係合させるための 係口部材の第二ポーションを含み、 そこにおいて前記係口部材の第一ポーションと第二ポーションが結合して前記 複数の縦エレメントと前記複数の支持部材から構成される前記フィルターバグケ ージを形成することを特徴とする前記フィルターバグケージ。 ２．前記複数の縦エレメントがワイヤまたはロッドであり、前記複数の縦エレメ ント と前記複数の支持部材が個別に製造され使用地点で組み立てされることを特 徴とする請求項１に記載の前記フィルターバグケージ。 ３．前記複数の縦エレメントが前記複数の支持部材に対して垂直に支持されるこ とを特徴とする請求項２に記載の前記フィルターバグケージ。 ４．前記係口部材の第二ポーションが前記エレメントに対して垂直である長方形 部分を含み、前記長方形部分がさらにノッチを含み、そこにおいて前記係口部材 の第一ポーションが前記ノッチに対して相補的な関係にあるガイド部を含み、前 記ガイド部が前記縦ワイヤに対して平行であることを特徴とする請求項３に記載 の前記フィルターバグケージ。 ５．さらに前記係口部材が前記係口部材の第一ポーションを前記係口部材の第二 ポーションに固締するための手段を含むことを特徴とする請求項４に記載の前記 フィルターバグケージ。 ６．前記支持部材が前記縦ワイヤの端部に近接した係合用エンドキャップ部材を 含むことを特徴とする請求項５に記載の前記フィルターバグケージ。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，Ｉ Ｔ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＧＷ，ＭＬ， ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，Ｋ Ｅ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＺ，ＵＧ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ) ，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ， ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，Ｄ Ｋ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＧＨ，ＧＭ，ＨＲ ，ＨＵ，ＩＤ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ， ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，Ｌ Ｖ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ， ＳＫ，ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，Ｕ Ｚ，ＶＮ，ＹＵ，ＺＷ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．複数の縦ワイヤ部材と複数の支持部材とからなるフィルターバグケージであ って、 前記複数の縦ワイヤ部材が係口部材の第一ポーションを含み、 前記複数の支持部材が係口部材の第一ポーションをそれぞれ係合させるための 係口部材の第二ポーションを含み、 そこにおいて前記係口部材の第一ポーションと第二ポーションが結合して前記 複数の縦ワイヤエレメントと前記複数の支持部材から構成される前記フィルター バグケージを形成することを特徴とする前記フィルターバグケージ。 ２．前記複数の縦ワイヤエレメントと前記複数の支持部材が個別に製造され使用 地点で組み立てされることを特徴とする請求項１に記載の前記フィルターバグケ ージ。 ３．前記複数の縦ワイヤが前記複数の支持部材に対して垂直に支持されることを 特徴とする請求項２に記載の前記フィルターバグケージ。 ４．前記係口部材の第二ポーションが前記エレメントに対して垂直である長方形 部分を含み、前記長方形部分がさらにノッチを含み、そこにおいて前記係口部材 の第一ポーションが前記ノッチに対して相補的な関係にあるガイド部を含み、前 記ガイド部が前記縦ワイヤに対して平行であることを特徴とする請求項３に記載 の前記フィルターバグケージ。 ５．さらに前記係口部材が前記係口部材の第一ポーションを前記係口部材の第二 ポーションに固締するための手段を含むことを特徴とする請求項４に記載の前記 フィルターバグケージ。 ６．前記支持部材が前記縦ワイヤの端部に近接した係合用エンドキャップ部材を 含むことを特徴とする請求項５に記載の前記フィルターバグケージ。